映画『そして僕は途方に暮れる』(1月13日公開)の公開御礼舞台挨拶が24日に都内で行われ、藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶、三浦大輔監督が登場した。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。主役の藤ヶ谷だけ最初登場せず、登壇者陣は「逃げちゃったのかな?」「やなことあったのかな」と小芝居を打つ。すると藤ヶ谷が客席通路より登場し、劇中同様後ろを振り返る仕草も見せていた。同作については「皆さんがSNSで送ってくださった感想が僕のところに紙になってますので、僕は紙で読ませていただいている。紙は見やすいですね」という藤ヶ谷に、中尾が「なんで紙なんですか? サイトで読むとかできないんですか?」とつっこむと、藤ヶ谷は「やればできるよ! でも紙は見やすいから。表にも裏にも書いてあるから」と主張していた。藤ヶ谷は「メンバーには初めて自分の作品のチケットを渡しました」というエピソードも。「恥ずかしさもあるし、不思議と『映画、よかったら観てください』って敬語になった。自分の挑戦も見届けてもらいたいという思いで、『映画やってるから観て』じゃなくて、一人ずつ『よかったら観てください』」と周囲を驚かせた。また「ダメンズに引っ掛かる役が多い」と指摘された前田は、「続いてますね。ジャニーズのダメンズ」と、Sexy Zoneの菊池風磨と恋人役だった映画『もっと超越した所へ。』に触れる。藤ヶ谷が「俺、別にジャニーズ代表のダメンズじゃないから!」と抗議すると、前田は「そういう役(ダメンズ)の後輩くんと先輩ですね」とまとめていた。
2023年01月24日「公開されたばかりの映画『そして僕は途方に暮れる』での主人公の恋人役の演技を評価する声は多く、3月にはドラマ『ウツボラ』(WOWOW)で主演を努めます。年内にもう1本映画の出演が決まっており、前田さんは女優としてすっかり地位を確立しました」(映画関係者)業界関係者からも高い評価を受けるのは、元AKB48の前田敦子(31)。AKB時代は不動の人気を誇り、2012年8月に卒業して以降は女優として数々のドラマや映画に出演している。プライベートでは、2018年7月に俳優・勝地涼(36)と結婚。翌年3月に長男を出産するも、21年4月に離婚した。以降はシングルマザーとして、女優業のかたわら子育てに励んできた。あと数カ月で離婚から2年を迎えようとするなか、元夫・勝地のInstagramの投稿が注目を集めている。1月17日、勝地は東京ディズニーリゾートで楽しげに過ごす自身の写真とともにこう綴った。《息子っちと親子3人でシーからのトイストーリーホテルからのランドへ》前田とともに親子3人で遊んだことを明かしたのだ。投稿の最後には《本当は俺単独じゃない写真をもっと撮りたかったけどね。笑でもそうすると単独じゃない写真撮りたい的な?また行こってなる的な?それを狙ってる的なことならばお手上げさ》と、また親子3人で遊びにいく可能性をほのめかしていた。「結婚生活終盤は勝地さんが友人に『うちらはもうダメ』と語り、前田さんも勝地さんのゲーム漬けの生活に辟易とするなど関係はあまりよくありませんでした。しかし離婚後は距離が離れたことで良好な関係を取り戻し、2人ともにメディアで『2人で長電話をした』『子供と一緒に3人ででかけた』などと円満ぶりを明かしています」(芸能関係者)さらに2021年10月に行われたイベントで前田は勝地との再婚について「元旦那さんとですか?面白いですね」とした上で、「人生は何があるか分からないので、何も言わないでおきます」と含みをもたせていた。はたして、本当に再婚が現実味を帯びてきたということなのか。実際、ネット上には《お子さんもいる事ですし、家族に戻る選択は素敵な事》《子どもの気持ちになったら、パパママで再婚してくれたら嬉しいでしょ》と再婚を応援するような声もある。しかし、ここで一つ気になることが。前田の新恋人の存在だ。離婚直後の2021年8月、本誌は7歳年上のファッションデザイナーの自宅マンションからたびたび出入りする前田の姿を目撃している。当時、前田の個人事務所は本誌の取材に対して「事実無根です。コメントは控えさせていただきます」と否定をしたものの、前田がデザイナーのマンションに複数回出入りしていることへの説明は一切なかった。果たして、前田が選ぶのは勝地かデザイナー恋人か。それとも――。
2023年01月24日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める、映画『そして僕は途方に暮れる』(1月13日公開)の場面写真が21日に公開された。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。この度公開されたのは、藤ヶ谷が全身全霊で演じ切った裕一が号泣する場面写真。恋人、親友、先輩、後輩、姉、母、から逃げた裕一は最後についに父親とも言い合いになり居すわっていたアパートを飛び出す。久々に実家に戻ると、姉・香(香里奈)から「皆に言う事あるでしょ」と一喝された裕一は、逃げ続けてしまったことに初めて向き合い、号泣。「今、俺変わろうとしてます。なんか、ごめんなさい。なんかでしかないんですけど、なんか俺頑張ろうとは思ってます」と謝罪する表情が切り取られている。実はこのシーンの藤ヶ谷の演技は、監督が当初考えていた狙いとはやや違っており、他のシーン同様かなりの数のテイクを重ねていたが、藤ヶ谷の感情が溢れ出す演技に心を動かされた三浦監督が、当初のニュアンスを変えてワンテイク目を使用したという。
2023年01月21日「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔演じる平凡なフリーター・菅原裕一が、些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇『そして僕は途方に暮れる』が現在公開中。この度、藤ヶ谷さんが全身全霊で演じ切り話題となっている、裕一の号泣シーンを切り取った場面写真が到着した。恋人、親友、先輩、後輩、姉、母から逃げた裕一は、最後に父親とも言い合いになり、居すわっていたアパートを飛び出し、久々に実家に戻ると、姉・香(香里奈)から「皆に言う事あるでしょ」と一喝された裕一は、逃げ続けてしまったことに初めて向き合う。「今、俺変わろうとしてます。なんか、ごめんなさい。なんかでしかないんですけど、なんか俺頑張ろうとは思ってます」と謝罪する表情が切り取られた今回の場面写真。実は、このシーンの演技は、監督が当初考えていた狙いとはやや違っており、かなりの数のテイクを重ね、藤ヶ谷さんの完全に裕一が乗り移ったかのような感情が溢れ出す真に迫った演技に心動かされた監督が、当初のニュアンスを変えてワンテイク目を採用したそう。鑑賞者からは「完璧なクズ男になりきっていた」「凄まじい名演技」「クズ男に泣かされた」と称賛と驚きの感想が寄せられている。そして、一件落着…のように思えるが、裕一の逃避劇はここからまさかの展開を迎える。『そして僕は途方に暮れる』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2023年01月21日Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める映画『そして僕は途方に暮れる』の新たな場面写真が公開された。本作は、平凡なひとりのフリーターがほんの些細なことからあらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。主演の藤ヶ谷に加え、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平らが出演している。このたび公開されたのは、藤ヶ谷が今まで見せたことがないほど全身全霊で演じ切った、主人公・菅原裕一が号泣する場面写真。恋人、親友、先輩、後輩、姉、母から逃げた裕一は、最後についに父親とも言い合いになり、居すわっていたアパートを飛び出す。久々に実家に戻ると、姉・香(香里奈)から「皆に言う事あるでしょ」と一喝された裕一は、逃げ続けてしまったことに初めて向き合い、号泣。「今、俺変わろうとしてます。なんか、ごめんなさい。なんかでしかないんですけど、なんか俺頑張ろうとは思ってます」と謝罪する表情が切り取られている。実はこのシーンの藤ヶ谷の演技は、三浦大輔監督が当初考えていた狙いとはやや違っており、他のシーン同様かなりのテイク数を重ねていた。しかし、裕一が完全に乗り移ったかのような、感情があふれ出す真に迫った藤ヶ谷の演技に心動かされた三浦監督が、当初のニュアンスを変更し、ワンテイク目を使用することにしたという。『そして僕は途方に暮れる』は全国の劇場で公開中。<作品情報>映画『そして僕は途方に暮れる』公開中脚本・監督:三浦大輔原作:シアターコクーン『そして僕は途方に暮れる』(作・演出:三浦大輔)音楽:内橋和久エンディング曲:大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる」【出演】藤ヶ谷太輔前田敦子中尾明慶毎熊克哉野村周平/香里奈原田美枝子/豊川悦司関連リンク公式サイト:::
2023年01月21日先日公開を迎えた映画『そして僕は途方に暮れる』より、藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)演じる逃げまくる主人公のフリーター・菅原裕一が、転がり込んだ親友の家で怒られる本編映像が到着した。裕一は、同棲して5年の恋人・鈴木里美(前田敦子)に甘え、気ままな生活を送っていたが、今後のことを話し合おうと迫られ、ばつが悪くなり家を飛び出す。そこで裕一が訪れたのは、幼いころからの親友・今井伸二(中尾明慶)の部屋。転がり込んで1週間。部屋には弁当のゴミが散乱し、伸二にお構いなしに寝転んでテレビを見ながらゲラゲラ笑い、我が家のようにくつろぐ裕一の姿が。居候の身でありながら遠慮のかけらもない。挙句の果てには、「起きちゃうから朝会社行くときあんまうるさくしないでもらっていい?」「ティッシュペーパーきれそう、会社帰りにでも買っといてよ」「俺の布団敷いといて」と注文までつけだす横暴っぷり。そんな裕一の背中を眺めながら、割と温厚な伸二が「最低限なにか思わないとおかしくないか!? 人として!!」とブチギレ!そして、関係がこじれるのが面倒なため、またも逃げ出してしまう。裕一のクズっぷりが垣間見えるこの重要なワンシーンは、鑑賞者からも人気のシーン。この後裕一は、大学時代の先輩・後輩、家族のもとを訪ねては逃げての逃避劇を繰り返し、物語は急展開を迎えていく。『そして僕は途方に暮れる』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2023年01月19日■前回のあらすじ「あなたの子どもを産んだの。離婚してあなたのところへ行ったら家族になれるよね?」熱く語る結菜に祥吾はドン引き。「勘違い女が」と結菜を冷たく突き放す。結菜は「なんでもするから」とすがりつくのだが…。 >>1話目を見る 「この人は本当に僕が結婚した女性なのか…?」結菜さんの独白を聞きながら、圭人には絶望が駆け巡ったそうです。たとえ、托卵妻だとしても事情があったなら、時間をかけて受け入れることはできるかもしれない…、そう思っていた圭人。騙されていたことではなく、花音ちゃんをかけらも大事に想っていない結菜さんの言動に、どうしようもない怒りと悲しみでいっぱいだったと話していました。子どもを道具のように扱い、脅迫のために使ってきたとき、初めて怒りが湧いたと…。もうそんな女追い出して浮気相手と二人分慰謝料取りなよ!と圭人に言いましたが、仕事と家事・育児でいっぱいいっぱいで、証拠を集めたりする気力もないし、花音から血の繋がった母親を奪っていいのかわからない、と言っていました…。それじゃ圭人が我慢するばかりで悔しすぎるよ…!次回に続く(全29話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年01月19日映画『そして僕は途方に暮れる』(1月13日公開)の公開記念舞台挨拶が14日に都内で行われ、藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶、香里奈、毎熊克哉、野村周平、三浦大輔監督が登場した。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。主演の藤ヶ谷について、毎熊は「2日ぐらいしか撮影現場に行ってないんですけど、初めてお会いしてどんな人かもわからないで2人芝居で朝から次の日の夜中までずっとやっていたので、まだあと先1カ月もあるのに藤ヶ谷さんの追い込まれ方がすごすぎて、心配になって」と振り返る。「この人、ここから先、生きていけるんかなあみたいに思ってたんですけど、今日会ったら普通に復活してたんで安心しました。でもそれぐらい大変だった」と明かした。藤ヶ谷は「2日間であのしんどさですから、あれを2カ月弱やらせていただいて。でもなんか楽しかったですね。なかなかない環境ですし、振り返ると、感謝の気持ちでいっぱいですけど、やっぱり辛かったですね」と辛かった様子。前田も「最初に相手役をやらせていただいて、しばらくしてから北海道で久しぶりに藤ヶ谷さんにお会いした時にげっそりしてて、それにはちょっと驚きました。『あ、大丈夫かなあ』って、もう小鹿のようにげっそりされたので」と苦笑。藤ヶ谷自身は「痩せてましたね」とひょうひょうとした様子で、「自分もシーンに向けて痩せていこうというより、三浦組に一生懸命取り組むと勝手に痩せますね。だから僕も自分で映像見たらこんな感じだったんだと思いました」と振り返る。「自分がどうなってるのかわかってなかったです」という藤ヶ谷に、前田は「楽しそうだったので、ハイだったんだろうなと思って、終始心配でした」と訴える。藤ヶ谷は「皆さんからいろいろエピソードを聞くと、あの時の自分でどんなだったのかなと、改めて思いますね。かわいそうです」と自分自身を憐れんでいた。
2023年01月14日藤ヶ谷太輔主演、三浦大輔監督作『そして僕は途方に暮れる』より本編映像が解禁された。2018年にシアターコクーンで上演され絶賛を浴びたオリジナルの舞台を、脚本・監督・三浦大輔、主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化した本作。この度解禁となったのは、あらゆる人間関係を断ち切ってしまい行き場を無くした裕一(藤ヶ谷さん)が、北海道・苫小牧で父・浩二(豊川悦司)に10年ぶりに再会した後の本編映像。恋人・親友・先輩、後輩、姉…最後はついに母親からも逃げてしまい途方に暮れる裕一が、夜のバス停のベンチに座っていると、偶然通りかかり声をかけてきたのは、家族から逃げていった父親・浩二だった。10年ぶりに再会した親子は喫茶店で話をすることに。浩二は煙草に火をつけ、自分の近況を話し出す。家族から逃げた後、再婚したが浮気がばれてすぐ離婚、慰謝料を払うために知人から金を借りるも返せないので連絡を断って逃げているという。しかも、スマホ代も払っておらず電話は止められ「見栄だな、見栄」と、繋がらないスマホを持っていた。そんな父親を見て、逃げ続けている自分を棚に上げ戸惑いを隠せない裕一。しかし、浩二はそんな空気も読まず「いいか、逃げて、逃げて、逃げ続けろ。それでどうしようもなく怖くなったら映画の主人公にでもなったつもりでこう思うんだよ。『面白くなってきやがったぜ』」と逃げる極意をダメ息子に伝授するのだった…。まさにこの親にしてこの子ありとも言うべき、裕一のルーツが明らかになるシーンとなっている。この後裕一は、スマホの電源を切って父のアパートに転がり込み、物語は予想不可能な急展開を迎えていく。逃げ続けた先に待っているものは天国なのか地獄なのか。裕一の“人生を賭けた逃避劇”の行方は…?その後の親子の関係も気になる本編映像となっている。『そして僕は途方に暮れる』は1月13日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2023年01月13日藤ヶ谷太輔が主演を務める映画『そして僕は途方に暮れる』の先行上映会が、1月10日、ロケ地にもなった北海道・苫小牧にて開催され、三浦大輔監督が舞台挨拶に登壇。自身の出身地でもある苫小牧への想いや撮影についてたっぷりと語った。本作は、2018年に上演されたオリジナルの舞台を、三浦監督と藤ヶ谷が再タッグを組み映画化した“現実逃避型”エンタテインメント。藤ヶ谷演じる主人公の平凡なフリーター・菅原裕一がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇を描く。共演には、裕一の彼女・里美役に前田敦子、親友・伸二役に中尾明慶、父・浩二役に豊川悦司、母・智子役に原田美枝子、姉・香役に香里奈など、豪華キャストが集結している。「苫小牧の独特な雰囲気が、作品の世界観に絶妙にフィットしている」イベントでは、上映終了後、拍手喝采の中、三浦監督が登場し、「苫小牧で撮影ができて、こうやって映画になって、ここで舞台挨拶ができることを心から嬉しく思っています。ありがとうございます」と挨拶。約2年前となる撮影を思い起こし、時期は4月の初めくらいの、まだ雪もちらつく寒い時期だったことを明かす。さらに「物語上、苫小牧のシーンでも、ところどころ苫小牧で撮影していない」と、これまでに明かしてない撮影裏話も。「裕一の実家は全編、実は、東京の家です。苫小牧の方は気づくだろうなと思っていました(笑)」なぜ苫小牧で撮影を行ったのか、という問いには「藤ヶ谷くん演じる菅原裕一に僕も感情移入して撮影に入りたかったのと、ここでは土地勘もあったので、映画の時にはロケ地の選択がしやすかった」と話し、さらには「映画を撮ってみて、苫小牧は独特の雰囲気があって、裕一の故郷として繁華街とか田んぼ道の田舎ではなく、いい意味で中途半端な感じが、裕一の曖昧さや、この作品の世界観に絶妙にフィットしていると思います」とベストなロケ地であったことに自信をのぞかせた。自身の出身地で舞台挨拶を行ったことについて「とても嬉しく思っています。本当に満員になってくださって嬉しい限りでありがとうございます。藤ヶ谷くんも(撮影をした)苫小牧をすごく気に入ってくれていまして、また来たいと言っていたんですよ。今回は叶わなかったですが、それくらい気に入ってくれてました」と話した。苫小牧ならではのシーンについて「苫小牧と言えば煙突だと思います。町中にドカンとあって煙もすごく目立って、町中に充満しているような空気感というのは意外に映画のロケ地に向いている場所だと思いました」とロケ地への思い入れも語った。三浦監督から見た藤ヶ谷太輔と主人公の共通点は?『そして僕は途方に暮れる』舞台挨拶に登壇した三浦大輔監督観客とのQ&Aのコーナーでは、三浦監督から見て主人公・裕一と、裕一を演じた藤ヶ谷の似ている部分を尋ねられると「藤ヶ谷くんは、裕一と重なる部分は全くないんです。舞台でキャスティングした頃から本人も裕一のことが分からないと言っていて……」と回答。さらに「悩んだ末に、僕を真似てみようってことになったようです(笑)。監督として、裕一のクズさを引き出そうと色々言ったんですが、彼からはなかなか出てこない、いい意味で(笑)。なので、藤ヶ谷くんが演じた裕一は、本当に役になりきって作品のためにどうにかしようと全身全霊で演じ切った成果だと思っていますし、そこを評価されてほしいと思っています」と藤ヶ谷の演技をベタ褒め。続いて、舞台を映画化する上で大切にしたことについて「映像では、役者さんの表情が表現できるので、それを捉えていこうと思っていました。逃げるシーンではすべて振り返るシーンがあるのですが、表情でその時の裕一の心情を表しているので、映画の方が心情からより深くキャラクターを描けたかなと思っています」と答えた。そして、一番思い入れがあるシーンについては「本当にたくさんあるんですけどね……」といくつかのシーンについて話しつつも、最後は「新宿の街で裕一が振り返るシーンですかね。藤ヶ谷くんの振り返る表情が、僕もどれが正解なのか迷った部分もあるんですけど、物語が先に続くというか、そういう良い表情になったのかなと思っています。前向きな顔なのかどうなのか答えは皆さんの中で出してほしいんですが、彼がお客さんを見ていると思って観てください。逃げる度に、色々な登場人物を振り返って見てきた裕一がそのシーンだけは映画を観ている皆さんに振り返っていると思って観ると想像が湧き上がりやすいかなと思います」と注目ポイントについても語った。実はこのシーンは舞台には無く、映画ならではの貴重なシーンだったことも明かされた。質問が続き、予定時間を延長しながらも答え続けた三浦監督は、最後に「僕も苫小牧で生まれ育ちましたし、この映画が苫小牧から広がって盛り上がってくれればいいなと思っています。あまり肩肘張らずに、色んなところで笑えたり、気軽に観られる作品になっていると思いますので、是非観ていただいて広めていただければと強く思っております」と熱いメッセージと共に舞台挨拶を締めくくった。『そして僕は途方に暮れる』1月13日(金)公開
2023年01月11日■前回のあらすじ圭人は「妻の行動が怪しい」と菜々子に相談する。話を聞き「もしかしたら浮気かも。証拠を見つけた方がいい」とのアドバイス通りに結菜のスマホを恐る恐る確認する圭人。するとスマホから出てきたのは衝撃的な真相だった…。 >>1話目を見る このときの圭人は、何日も寝ていなかったようで、少しやつれてしまい、本当に見るに耐えませんでした。「そんなわけない…! でも…」と自問自答を繰り返していました。圭人と出会う前から結菜さんは浮気相手と繋がっていた…。でも、すぐに自分の娘が血が繋がっていないかもなんて、思うものでしょうか?私は最初、とてもではないけど信じられませんでした。次回に続く(全29話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年01月08日映画『そして僕は途方に暮れる』(1月13日公開)の公開直前イベントが7日に都内で行われ、藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶が登場した。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。3人は新春らしく着物で登場し、前田と中尾は仕事始めだったそうで「しばらくゆっくりしてて、髭も伸びて、今日和装をしたら成人式のヤンキーみたいな感じになった」(中尾)、「子供とだらだらしました。寝正月でした」(前田)と明かす。すでに仕事を始めていた藤ヶ谷は、正月の様子について「僕の家に家族と親戚が集まって、毎年うちの母がおせちとお雑煮を作ってくれるのでみんなで食べる。友人が来る年もあるけど、友人もみんな結婚したりなので、いろいろ忙しかったみたいでだんだん集まる人数が減ってきました」と語った。イベントでは2023年の抱負も発表し「映画が跳ねますように」(藤ヶ谷)、「充実」(前田)、「料理したい」(中尾)とそれぞれフリップを掲げる。さらに「2023年、逃げないこと」というテーマには藤ヶ谷が「うさ耳」と回答。卯年で年男の藤ヶ谷だが宣伝で「うさ耳をつけてくれ」と懇願されているそうで、「1回みんなでつけましたけど、1人の時もTwitterとかInstagramとかでお願いされて、『いや、大丈夫です』と言い続けてきたんですけど、このPR期間中に1回はうさ耳をつけないと」と公約する。一方で藤ヶ谷は「1回ですよ。それで今後のうさ耳は終了ですね。あとは12年後に付けるか付けないか」ときっぱり。貴重な1回については、中尾から「公開の舞台挨拶の時とかに、藤ヶ谷くんだけ」と提案され、「俺だけめっちゃ浮かれてるみたいな?」と苦笑していた。
2023年01月07日わが家には2人の子どもがいます。2人目が私のおなかにいるころ、上の娘はイヤイヤ期のピーク。お出かけ中どうしようもなくて途方に暮れていると、ある女性に話しかけられました。今思い出しても心があたたまる、忘れられないエピソードを紹介します。 妊娠中のイヤイヤ期私が2人目の子どもを妊娠しているころ、当時2歳の娘は絵に描いたようなイヤイヤ期でした。服や靴を私が選んでしまったり着せようとしたりすると嫌がり、公園やスーパーでは寝転がり泣き叫び、お風呂も寝るのもイヤイヤで、私は毎日ヘトヘト。 妊娠中で抱っこや遊び相手がいつも通りにできず、娘にいろいろと我慢させてしまう場面が多かったため、余計にイヤイヤがひどくなってしまったのかもしれません。そんなある日の午前、やっとの思いで出かける準備をして、図書館へ出かけました。 図書館へおでかけその図書館は自宅から歩いて行ける距離にあり、敷地内にすべり台など遊具もあるためよく通っていました。娘はすべり台がお気に入りでしたが、その日は前日の雨で水たまりが多く、外で遊ぶことは難しそう。私は娘がそれに気づかないよう「あの絵本あるかなー」などと言いながら図書館内へ。 幼児用スペースで、絵本を読んだりおもちゃで遊んだりして過ごしました。そしてお昼ごはんの時間になり、「そろそろ帰ろうか」と声をかけると、「すべり台行く!」という娘。珍しくイヤと言わず外へ出ることができたので、すべり台さんありがとうと思っていた私は、水たまりがあることをすっかり忘れていました。 水たまりで遊んでいると…娘は外へ出ると、真っ先にすべり台へ向かい、そばにある大きな水たまりを見つけてしまいました。水たまりには落ち葉が浮いていて、それを追いかける娘。私は「おなかすいたな」「帰ってごはん食べよう」などと声をかけましたが、娘は手や足をべちゃべちゃに濡らしながら夢中で遊んでいました。 無理に連れていこうとすればイヤイヤとなるのは目に見えていて、妊娠中なので暴れる娘を抱っこして連れていくのも難しく、私はしかたなく娘を見守ることに。すると図書館へ向かって歩いていた年配の女性がこちらへ近づき、「お母さん、待ってあげてえらいね」と声をかけてくれたのです。 待つだけでえらいんだ「えらいね」と言われ、「そんなことないです、どうしようもないだけです」と答える私。女性は「ううん、えらいえらい」と言いながらニコニコと通り過ぎていきました。しばらくすると飽きたのか、「おうち帰る」と言って家に向かって歩き始めた娘。私は歩きながら、そうか、待っているだけでいいんだ、もうそれだけでえらいんだと思い、泣きそうになりました。 このときまで私は、いつも娘がどうしたらイヤイヤにならないか、早く次のことへ進めるのかばかりを考えていたように思います。スムーズに対処できなかったときは、だめなお母さんだなと自分を責めることも。しかしこの女性の言葉を聞いてから、工夫して対処するのも大事だけど、「子どもの気が済むまで待つ」というだけで十分がんばっているんだと思えるようになりました。 私は、声をかけてくれた女性も、子どもが小さいころに苦労したのかな、と思いました。あるいはそういう人をたくさん見てきたのかもしれません。このことがきっかけで、私は自分を責めることなく、娘のイヤイヤ期を乗り越えることができました。子育てで悩んだときは、このときのことを思い出すようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2023年01月04日藤ヶ谷太輔主演映画『そして僕は途方に暮れる』より、大晦日に主人公・菅原裕一が地元のおばさんから逃亡するコミカルな本編映像が公開された。本作は、藤ヶ谷さん演じる平凡なフリーター・裕一が、些細なことからあらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。今回解禁されたのは、故郷の北海道・苫小牧に辿り着いた裕一が、大晦日に年越しそばを買って歩いていたところ、地元で自分を知る母の友人に遭遇してしまう場面。東京で裕一は恋人、親友、先輩、後輩、姉とあらゆる人間関係から逃げ続け、実家に戻るも、母とも気まずくなり、家をも飛び出した。10年ぶりの父との再会をきっかけに、スマホの電源を切り、逃避生活中だった彼は、知り合いにいきなり声をかけられたことに驚き、戸惑い、気まずくなり、また逃げてしまう。裕一を演じた藤ヶ谷さんは、「すごいクズなんですけど、それができるって意外にかっこいいのかなって。みんな逃げたいと思うこともあるけど、結局その先のことを考えてしまい、理性が働いて逃げられない。でも、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡ってあると思うんです」と、決して反感を抱くばかりのキャラクターではなく、共感してしまう部分も多い人間であることをふり返っている。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月31日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める、映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の本編映像が31日に公開された。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。この度公開されたのは、故郷の北海道・苫小牧に辿り着いた裕一(藤ヶ谷太輔)が、街で偶然会った知り合いに声をかけられるも、その場から逃げ出してしまうという本編映像。大晦日に年越しそばを買って歩く裕一は、地元で自分を知る母の友人にばったり遭遇し、「あれ、菅原さんの……裕一君でしょ!?」と声をかけられる。東京で、恋人、親友、先輩、後輩、姉とあらゆる人間関係から逃げ続け、実家に戻るも、母とも気まずくなり家をも飛び出した裕一は、10年ぶりの父との再会をきっかけにスマホの電源を切り“逃避生活中”で、知り合いにいきなり声をかけられたことに驚き、戸惑い、気まずくなりまた逃げてしまう。咄嗟に気の利いた言葉も出ず、その場から逃げ出してしまう裕一らしさ溢れるワンシーンは、本人は大真面目だからこそなんとも滑稽な姿を映し出している。主演の藤ヶ谷は自らが演じた裕一に関して、「すごいクズなんですけど、それができるって意外にかっこいいのかなって。みんな逃げたいと思うこともあるけど、結局その先のことを考えてしまい、理性が働いて逃げられない。でも、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡ってあると思うんです」と、共感してしまう部分も多い人間であることを振り返っている。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月31日2023年1月13日(金) より全国公開される映画『そして僕は途方に暮れる』より、新たな場面写真が公開された。本作は、2018年にシアターコクーンで上演されたオリジナル舞台の映画版。脚本・監督を三浦大輔、主演・藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)で再タッグを組み、平凡なひとりのフリーターがほんの些細なことからあらゆる人間関係を断ち切り、逃げて、逃げて、逃げまくる、人生を賭けた逃避劇を描く。主人公・菅原裕一を演じる藤ヶ谷は、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として新たな魅力を放つ。そのほか、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平ら、それぞれ個性的で魅力溢れるキャスト陣が集結した。今回公開されたのは、初解禁シーン含む場面写真。同棲している恋人の里美(前田)に迫られる裕一、その後転がり込む親友・今井伸二(中尾)やバイト先の先輩・田村修(毎熊)、さらには大学のサークルの後輩加藤(野村)の姿も。そして、そりの合わない姉・香(香里奈)と母・智子(原田)との写真や、かつて家族から逃げていった父・浩二(豊川)との場面など、あらゆる人間関係から逃げ続けたその“軌跡”を辿ることが出来る。<作品情報>『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金) 全国公開脚本・監督:三浦大輔原作:シアターコクーン「そして僕は途方に暮れる」(作・演出 三浦大輔)音楽:内橋和久エンディング曲:大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる」■出演藤ヶ谷太輔/前田敦子/中尾明慶/毎熊克哉/野村周平/香里奈/原田美枝子/豊川悦司公式サイト:::
2022年12月28日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める、映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の場面写真が28日に公開された。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。今回公開された場面写真では、主人公・菅原裕一(藤ヶ谷)が、あらゆる人間関係から逃げ続けたその“軌跡”を辿る。同棲して5年の恋人・里美(前田敦子)に甘えて、気ままで気楽な生活を送っていた裕一だが、些細なことをきっかけに今後のことを話し合おうと迫られるはめに。「我慢できると思ったんだけどできないから言うね」と切り出す里美に、ばつが悪くなった裕一はとんでもない言い訳をしながらその場しのぎで荷物をまとめて家を飛び出してしまう。その後、転がり込んだ親友・今井伸二(中尾明慶)の部屋では、居候の身にも関わらず、我が家のようにくつろぎ、温厚な伸二までもキレさせる。「おかしくないか、人として!」という伸二の怒りに対し、関係がこじれるのが面倒な裕一は、またもや荷物をまとめて逃げ出してしまう。次に頼ったのは、バイト先の先輩・田村修(毎熊克哉)。「真面目かよ!」とからかわれたり、気を遣う会話や酔って絡んできたりすることに嫌気がさし、田村が寝たすきにまたも逃亡し、大学のサークルの後輩で映画の助監督をやっている加藤(野村周平)に何とかしてもらおうとファミレスに呼び出す。しかし、「先輩、次はどこ行くんすか?」と先に言われてしまい、つい見栄を張ってその場を後にしてしまう。やむを得ず訪ねたのはそりの合わない姉・香(香里奈)のマンション。裕一は話を切り出そうとするが、裕一の日ごろの自堕落ぶりにうっぷんがたまっていた香は「いつまでそんなことしてんの。終わってんでしょ、普通に!」とダメっぷりをことごとく指摘。香の言葉に逆ギレした裕一は部屋をあとにし、故郷・北海道へと向かう。裕一は、夜行バス、フェリーと乗り継ぎ、母・智子(原田美枝子)が1人暮らす苫小牧へ辿り着く。広い実家で寂しく暮らす母が不憫になり同居する考えを話すも、「…じゃあ、ちょっとこれ見てもらっていい?」と母からの想像を超えるリアクションに、さすがの裕一も思わずドン引きして、雪降る街へ飛び出し途方に暮れる。するとそこに現れたのはかつて家族から逃げていった父・浩二(豊川悦司)で、「俺の家に来るか?」という誘いに裕一はスマホの電源を切り、いっさいの人間関係を断ってしまう。共感と反感が渦まく予測不能なストーリー、逃げ続けた先に待ち受けるまさかのクライマックスに、注目となっている。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月28日竹田優哉監督『暮れる』は、“真実の映画”だ。映画監督への登竜門と呼ばれる自主映画のコンペティション、ぴあフィルムフェスティバルの「PFFアワード」は、1977年から続く歴史の中で、黒沢清監督や諏訪敦彦監督など日本映画界を牽引する映画監督を数多く輩出してきた。今年開催されたPFFアワード2022で京都会場のグランプリ「京都観客賞」を受賞したのが『暮れる』だ。主人公は祖母と愛犬と暮らす無職の青年。将来への不安を抱えながら静かな日常をおくっている。ある日彼は犬の散歩中に原因不明の腹痛に襲われ、犬のリードを離してしまう。迷子になってしまった犬を探して辿り着いた自然の中で、彼はキャンプ中の男性と出会い、そこで一夜を過ごすことになる。痛みは、湖の水面や火の音と同じように、全てリズムなのだ。少し掴みづらいリズムもあるというだけだ。世界に隠された優しい真実を見せてくれた竹田監督は、どのような眼差しで世界を見つめ、映画にしたのだろうか。竹田監督が本作に込めた思いを伺った。――『暮れる』を製作した経緯を教えてください。大学院で長期間留学に行く予定だったんですが、コロナで中止になってしまって1年間ほど空き時間ができたというのが大きな理由です。どうせなら何かやろうと思って、友達と2人でアイディアを発表する会を立ち上げました。そのとき僕の頭の中にあったのが『暮れる』のような映画をつくることでした。その会を開いていた場所が友達の家族が所有していた山の近くにある空き家だったんですが、そこの環境がすごく良くて、この場所で友達と一緒に映画をつくりたいという思いが徐々に湧き、プロットを書き始めました。そのとき一緒に会をやっていた友達が『暮れる』の主演の子です。スタッフも大学の後輩や先輩や友達などを集めて撮りました。――『暮れる』は少し俯瞰的な視点から日常を描いているように感じました。そこは意識されていますか?映画の視点というのは常に意識しています。ある映画監督から、「監督の重要な仕事のひとつは、カメラポジションを最良の位置に持ってくることだ」という言葉をいただいたことがあります。それから「最良のカメラポジション」ってなんだろう…とずっと考えていました。僕は登場人物の主観やモノの肌触りを感じるような作品が好きだったので、当初は人間の目線に近い画角を意識して撮ろうと考えていました。だけど同時に、必要以上に物語に入り込みたくないという気持ちもありました。だから、手持ちカメラなどとは別のやり方で、普段感じていることを映画で表現してみようと思いました。脚本を書いたのは僕ですが、それに必要以上に縛られるとわざとらしくなってしまいます。そうならないために今回使った手法は、リハーサルを繰り返して、セリフを役者が言いやすいように変えたり、役者の普段の立ち振る舞いをもとに脚本を考えたりすることでした。撮影もどこからか眺めているような映像を目指してつくりました。――葛藤の末に生まれた視点だったのですね。PFFアワードで入選したことはやはり嬉しかったですか?めっちゃ嬉しかったです(笑)。自分が考えていることを自分なりに映画にしたら、10人中9人はつまらないと言うけど、1人くらいの心には届くんじゃないかなという期待はありました。PFFアワードの審査員の中にそういう方が1人くらいいたら、もしかしたら…と思っていたら、そのもしかしたら起きました(笑)。積極的に賞をとりにいった作品ではなかったのですが、せっかく本気でつくった映画なので、誰かに届いてほしいという思いはありました。だから入選したときは本当に嬉しかったです。――主人公が月に一度襲われる原因不明の腹痛や迷子になってしまう犬など、印象的な描写がありますが、これは竹田監督の経験に基づいたものでしょうか?腹痛は僕自身の経験です。人はコントロールできない何かとどういう風に折り合いをつけていくのかということにずっと興味がありました。それを考えているときに映画づくりでピックアップしたのが、まず自分にとって身近な腹痛、つまり身体です。犬や自然というのも、人間のコントロールから外れてしまう存在として入れました。――どうしてコントロールできない存在との関係性に興味を持ったのですか?僕はコントロールできないものとうまく折り合いをつけることができないから、興味を持ったんです。うまく生きていくことができないなとずっと思っていました。たぶんそういう人はたくさんいると思うんですけど、そういう人たちの中でもすごく楽しそうに生きている人はいるじゃないですか。彼らはどうやって楽しく生きているんだろうというのを探っていくと、やっぱり彼らなりの工夫がたくさんあることがわかりました。僕も折り合いをつけて楽しく暮らしていきたいので、そのためにまず人の生き方を観察したいという思いがありました。大学院ではそういうことを研究していました。――主人公の青年が歌う開放的なシーンがありましたが、あれは折り合いのつけ方のひとつでしょうか?あれは単純に、自己主張が苦手な青年がきっかけを与えられたことで自分を表出するというシーンを撮りたかったんです。でも、言われてみれば折り合いのひとつかもしれませんね。主演の子は歌がすごくうまかったので、これを活かさない手はない、と思っていました。もし彼が走るのが得意だったら、走らせていたかもしれないですね(笑)。――竹田監督の映画観についてお聞きしたいのですが、竹田監督にとって映画はどのような存在ですか?映画は僕にとって一番馴染みのあるメディアですし、元気をもらえたり、自分の人生を見つめ直すきっかけになったりもします。でも映像をつくる一番の理由は、考えていることを言葉でうまく伝えられないからだと思います。言葉をうまく操ることができなくても、映像だったらできそうだなと思うんです。僕はどこか自分の気持ちを隠してしまう癖を持っているので、それと向き合うためにも映画づくりが必要でした。――最後に、『暮れる』を通してどのようなメッセージを伝えたいですか?あえて言うとすれば、「みんないろいろ背負っていると思うけど、大丈夫。そのまま生きていけばいい」ということかもしれません。でも僕は、何かメッセージを伝えたいというよりは、ひとつの自律した世界のような映画を生み出したいという気持ちの方が強いです。映画を観終わったあとも、映画の世界や人物が動いているのではないかと思えるような映画をつくりたいです。そんな映画を観ると、たぶん自分を見つめ直すきっかけになるんじゃないかなと思います。僕自身、そうやって今まで映画に救われてきました。『暮れる』も、別の誰かの人生を見ることで自分の人生を考えなおす鏡のような存在になればいいなという思いでつくりました。今後もそのような映画はつくっていきたいです。そして、何かで悩んでいる人たちの考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。「PFFアワード2022」は2023年1月13日(金)まで「スカパー!番組配信」にて配信中。※視聴には、スカパー!のいずれかの有料チャンネル、プラン・セット(一部有料PPS放送を除く)のご契約が必要です。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【映画祭】ぴあフィルムフェスティバル 2013年9月14日〜20日、渋谷シネクイントにて開催
2022年12月27日「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔が主演し、2018年にシアターコクーンで上演された舞台を映画化した『そして僕は途方に暮れる』。この度、映画用に新アレンジを加え、大澤誉志幸本人が新たに歌ったエンディング曲「そして僕は途方に暮れる2023 movie version」を使用したスペシャル映像が解禁された。本作は、平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。映画のエンディング曲として起用されたのは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の同名楽曲の新アレンジとなる「そして僕は途方に暮れる2023 movie version」。そのスペシャル映像に映し出されているのは、藤ヶ谷さん演じる主人公・裕一の“逃げ続ける人生”だ。些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切って、逃げて、逃げて、逃げまくる様はもちろんのこと、逃げるごとに裕一がひとり見せる表情は、人間誰しもが一度は持ったことがある「逃げたい」という心理を、実際に「逃げてしまった」裕一を通してリアルに描く。この原曲を知っている世代にも、知らない世代にも、どこか懐かしく、そして新しいエモーショナルな楽曲にのせて、初お披露目のシーンも散りばめられた本作の魅力が詰まった映像となっている。さらには、12月16日(金)0時より楽曲の配信も開始される。三浦大輔監督は「物語と歌の歌詞が完全にリンクしているわけではないですが、交わる部分はたくさんあり、その余白も含めて、映画を観終わったあと、その先の主人公の姿に思いを馳せるエンディングになったのではと思っております」と作品とエンディング曲のシナジーに自信をのぞかせる。本作の原作となる舞台版「そして僕は途方に暮れる」を三浦監督が執筆していた段階では、実はタイトルは(仮)だった。が、あまりに「そして僕は途方に暮れる」という文言が作品の内容とフィットしていたことから“(仮)”が取れ、正式な作品名となった。「三浦監督も私たちプロデューサー陣も楽曲としての“そして僕は途方に暮れる”を使用すべきかどうかは本当に悩みました。一世を風靡した名曲なだけに、それは期待通りなのか、予定調和なのか?実際にエンドロールに原曲を仮で当ててみたり、音楽を担当された内橋(和久)さんの劇伴を当ててみたりを何度も繰り返して。最終的に監督が出した答えは、内橋さんによる映画版のアレンジで大澤さんに歌唱をお願いすること」と明かす。「結果、大澤さんの歌入れを生で聴いて感動し、ようやく映画が完成することを実感しました。内橋さんの素晴らしいアレンジと快諾してくださった大澤さんに感謝の言葉しかありません」と小西啓介プロデューサー。この楽曲のコラボレーションもまた、本作を深い味わいへといざなう大切な要素のひとつとなっている。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月16日藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)が主演を務める映画『そして僕は途方に暮れる』より、映画用に新アレンジを加え、大澤誉志幸本人が新たに歌ったエンディング曲「そして僕は途方に暮れる2023 movie version」を使用したスペシャル映像が解禁となった。本作は、2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛を浴びたオリジナルの舞台を、脚本・監督を三浦大輔、主演・藤ヶ谷太輔で再タッグを組み映画化。平凡なひとりのフリーターが、ほんの些細なことからあらゆる人間関係を断ち切り、逃げて、逃げて、逃げまくる、人生を賭けた逃避劇を描く。この度、解禁となった映像に流れるのは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」を、大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱したもの。この原曲を知っている世代にも、知らない世代にも、どこか懐かしく、そして新しいエモーショナルな楽曲にのせて、初お披露目のシーンが散りばめられた、本作の魅力が詰まった映像となっている。さらには、12月16日(金)0時より楽曲の配信も開始。三浦大輔監督は「物語と歌の歌詞が完全にリンクしているわけではないですが、交わる部分はたくさんあり、その余白も含めて、映画を観終わったあと、その先の主人公の姿に思いを馳せるエンディングになったのではと思っております」と作品とエンディング曲のシナジーに自信をのぞかせる。本作の原作となる舞台版『そして僕は途方に暮れる』を三浦監督が執筆していた段階では、実はタイトルは(仮)だった。だが、あまりに『そして僕は途方に暮れる』という文言が作品の内容とフィットしていたことから“(仮)”が取れて、正式な作品名になったようだ。今回のコラボレーションが実現した経緯について、小西啓介プロデューサーは「三浦監督も私たちプロデューサー陣も楽曲としての『そして僕は途方に暮れる』を使用すべきかどうかは本当に悩みました。一世を風靡した名曲なだけに、それは期待通りなのか、予定調和なのか?実際にエンドロールに原曲を仮で当ててみたり、音楽を担当された内橋(和久)さんの劇伴を当ててみたりを何度も繰り返して。最終的に監督が出した答えは、内橋さんによる映画版のアレンジで大澤さんに歌唱をお願いすること。結果、大澤さんの歌入れを生で聴いて感動し、ようやく映画が完成することを実感しました。内橋さんの素晴らしいアレンジと快諾してくださった大澤さんに感謝の言葉しかありません」と語っている。「そして僕は途方に暮れる2023 movie version」を使用したスペシャル映像また、三浦大輔監督からのコメントインタビューも到着。コメント全文は以下の通り。【三浦大輔監督 コメントインタビュー】①今回、『そして僕は途方に暮れる』をエンディング曲に使いたいと決められた時の監督の意図やお気持ちをお聞かせください。この物語を考えたとき、自分の中で「そして僕は途方に暮れる」という文言がずっと頭に残り、どうしても離れず、最終的にタイトル名に決定しました。もちろん、同名の大澤誉志幸さんの大ヒット曲があったからこそ、浮かんだことは周知の事実です。今回、映画化にあたって、物語を「そして僕は途方に暮れる」の楽曲で締め括りたいと願い、大澤さん自身の歌声で新たにアレンジされ、叶えられたことを心から嬉しく思っております。②楽曲の使用方法については、色々と試行錯誤をされたと伺っておりますが、内橋さんのアレンジで、大澤さんが歌唱されたエンディング曲を聞かれたときは、いかがでしたでしょうか。物語と地続きなものとして「そして僕は途方に暮れる」をエンディング曲にしたかったので、映画の音楽を担当された内橋和久さんにアレンジをお任せしました。そのアレンジも見事でしたし、さらに大澤さんの歌声が映画に一際、余韻を与えて下さりました。③今回のエンディング曲は、本作にとって、どのような意味合いや効果があったと思われますか。物語と歌の歌詞が完全にリンクしているわけではないですが、交わる部分はたくさんあり、その余白も含めて、映画を観終わったあと、その先の主人公の姿に思いを馳せるエンディングになったのではと思っております。『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金)公開映画『そして僕は途方に暮れる』エンディング曲大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる 2023 movie version」 配信先()2022年12月16日(金)配信スタート
2022年12月16日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める、映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)のエンディング曲特別映像が16日に公開された。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。映画のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を起用。大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱しているが、この度その「そして僕は途方に暮れる 2023 movie version」を使用したスペシャル映像が公開された。映像では藤ヶ谷演じる主人公・裕一の“逃げ続ける人生”が映し出されている。初お披露目のシーンも散りばめられた。16日0時より楽曲の配信も開始された。実は三浦大輔監督が舞台版を執筆していた段階では、実はタイトルは(仮)だったが、あまりに「そして僕は途方に暮れる」という文言が作品の内容とフィットしていたことから“(仮)”が取れて、正式な作品名に。小西啓介プロデューサーは「三浦監督も私たちプロデューサー陣も楽曲としての“そして僕は途方に暮れる”を使用すべきかどうかは本当に悩みました。一世を風靡した名曲なだけに、それは期待通りなのか、予定調和なのか? 実際にエンドロールに原曲を仮で当ててみたり、音楽を担当された内橋(和久)さんの劇伴を当ててみたりを何度も繰り返して。最終的に監督が出した答えは、内橋さんによる映画版のアレンジで大澤さんに歌唱をお願いすること。結果、大澤さんの歌入れを生で聴いて感動し、ようやく映画が完成することを実感しました。内橋さんの素晴らしいアレンジと快諾してくださった大澤さんに感謝の言葉しかありません」と語っている。○三浦大輔監督 コメント・今回、『そして僕は途方に暮れる』をエンディング曲に使いたいと決められた時の監督の意図やお気持ちをお聞かせください。この物語を考えたとき、自分の中で「そして僕は途方に暮れる」という文言がずっと頭に残り、どうしても離れず、最終的にタイトル名に決定しました。もちろん、同名の大澤誉志幸さんの大ヒット曲があったからこそ、浮かんだことは周知の事実です。今回、映画化にあたって、物語を「そして僕は途方に暮れる」の楽曲で締め括りたいと願い、大澤さん自身の歌声で新たにアレンジされ、叶えられたことを心から嬉しく思っております。・楽曲の使用方法については、色々と試行錯誤をされたと伺っておりますが、内橋さんのアレンジで、大澤さんが歌唱されたエンディング曲を聞かれたときは、いかがでしたでしょうか。物語と地続きなものとして「そして僕は途方に暮れる」をエンディング曲にしたかったので、映画の音楽を担当された内橋和久さんにアレンジをお任せしました。そのアレンジも見事でしたし、さらに大澤さんの歌声が映画に一際、余韻を与えて下さりました。・今回のエンディング曲は、本作にとって、どのような意味合いや効果があったと思われますか。物語と歌の歌詞が完全にリンクしているわけではないですが、交わる部分はたくさんあり、その余白も含めて、映画を観終わったあと、その先の主人公の姿に思いを馳せるエンディングになったのではと思っております。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月16日平凡なフリーターがほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇『そして僕は途方に暮れる』より、初共演の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)と豊川悦司が演じる親子の場面写真が公開された。ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男な主人公・菅原裕一(藤ヶ谷さん)は、彼女、親友、先輩、母などを次々と訪ねるも、何か気まずくなりすぐに逃げ出し、とうとう行き場を無くしてしまう。そして雪が降る中、夜のバス停のベンチで一人途方に暮れていると、10年前に家族から逃げ出し疎遠になっていた父・浩二(豊川さん)が現れる。そして、家族から逃げた後再婚したが浮気がばれてすぐ離婚、慰謝料を払うために知人から金を借りるも返せないので連絡を断って逃げたと、近況を語る。さらには「(スマホを見せ)これも持ってるけど、金を払ってないから繋がらない。持っているのは見栄だな、見栄」と裕一を上回るほどのクズっぷり。行く宛がない裕一は、浩二の誘いを受け、スマホの電源を切り、父の部屋に身を寄せることに。今回公開された場面写真は、そんな親子の自堕落な日常が切り取られ、こたつに入って久々に裕一のスマホの電源を入れてみようとしている場面や、肩を並べて苫小牧の街を歩く姿など、哀愁は漂うが少し滑稽な共同生活が写し出されている。こたつのシーンについて2人は、「なかなかOKが出ないので、15年分ぐらい入っていた(笑)」(藤ヶ谷さん)、「長かったよねぇ」(豊川さん)と撮影秘話が明らかに。初共演を受けて、藤ヶ谷さんは「もちろん、緊張もしましたし、刺激もたくさんいただきました。同じ時間を共有してお芝居できたことがすごく嬉しかったです」とふり返り、「実は息子がいる親の役は初めてだったかも…」という豊川さんも、息子役の藤ヶ谷さんを「セリフに嘘がなく、そこに居て、そこで何かを感じて、言葉を交わしていたので、本当に彼が自分の息子・裕一に見えてきたし、折れない心を持っているすごく強い俳優さんなんだなと思いました」と絶賛。撮影時に多く話すことはなかったそうだが、役者同士の厚い信頼関係を育んでいたようだ。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月09日2023年1月13日(金)公開の映画『そして僕は途方に暮れる』の完成披露試写会イベントが12月5日、都内で行われ、主演の藤ヶ谷太輔、共演の前田敦子、中尾明慶、香里奈、原田美枝子、豊川悦司、そして三浦大輔監督が登壇した。本作は、2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛を浴びたオリジナル舞台を、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔の再タッグで映画化。藤ヶ谷太輔演じる平凡なフリーター・菅原裕一がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇を描く。藤ヶ谷は「撮影は約2年前だったので、やっとこうして皆さんに見ていただけるのは本当に嬉しいです」と喜びを言葉にし、完成作には「一生懸命な滑稽さとクズぶりは笑えるし、自分ってこんな表情をしていたのかと改めて感じました。新しい一面を引き出していただけた」と新境地開拓を実感したようだった。裕一と5年間同棲をしている恋人・鈴木里美役の前田は、三浦監督について「三浦監督は謝り上手。すみません…と言いながら何テイクも重ねるんですよ。監督のこだわりを近くで見ることができて嬉しかった」と証言。裕一の幼なじみで親友・今井伸二役の中尾も「素敵な作品を作っていただけましたが……まあ撮影が終わらない!(笑)」とぶっちゃけると、10年前に家族から逃げてしまった裕一の父親・菅原浩二役の豊川も「まあ、終わらないね!」と苦笑して「僕がM気質なのか三浦監督のこだわりが気持ち良くなってくる瞬間があって、この人のために何ができるだろうか?と親みたいな気持ちになった」と笑わせた。北海道でひとりで暮らす裕一の母親・菅原智子役の原田はそんな豊川のダンディな父親ぶりに「豊川さんのお父さんぶりが素晴らしくて……(長い撮影でも)救われました」とうっとり。裕一とはなかなかそりが合わない姉・菅原香役の香里奈は、十数年ぶりの共演となる藤ヶ谷を「大ちゃんが人間としても役者としても物凄い経験を積んできたというのがお芝居にも表れていて、頼りになる座長でした」とリスペクトしていた。藤ヶ谷は豊川や原田との共演に「刺激も沢山いただきました。大先輩のおふたりと三浦組を戦い抜いたことを誇りに思っています」と感激。豊川とはこたつで肩を並べたようだが「監督からなかなかOKが出ないのでずっとこたつに入っていました。15年分くらいはこたつに入っていたはず」と明かし、その豊川は「チョコレートビスケットは100個くらい食べて、カップ麺も5杯くらい食べました」と三浦監督からの撮り直しの嵐を回想すると、藤ヶ谷は「みなさん、この後に出てきますよ!」と上映前の観客に見どころのひとつだとアピールしていた。そんな藤ヶ谷は撮影の思い出を聞かれると「メールグループを作ろうという楽しいテンションでもなかったし、今振り返ると……楽しい思い出はひとつもないです(笑)」とバッサリ。三浦監督から「撮影の合間に焼き肉食べなかった?」などと楽しいエピソードを振られると「20分くらいで食べたやつですよね?きっと自分の口から楽しいエピソードとして出なかったということは、そんなに楽しくなかったのかも」とぶっちゃけつつ「しっかりと芝居をやるという意味では最高で凄く楽しい現場でした」と撮影の充実を口にしていた。責められる一方の三浦監督は「本当に申し訳なかったという思いが募る一方ですが、皆さんの苦労の結晶はスクリーンに映っているはずです」と平謝りも、手応え十分。藤ヶ谷は監督について「クランクアップの際は凄くテンションが高くて『やった!やった!』と飛び跳ねていた。過酷な現場だったので自分もどういう気持ちになるのかと思ったけれど、それを先に監督にやられてしまうと……。そういう可愛げがあって愛くるしいのが三浦さん」とコメントした。また、作品にちなんで「2022年で1番逃げ出したかったこと」を聞かれた藤ヶ谷は「逃げ出したかったのは今日の舞台挨拶。僕を含めて2年ぶりくらいに楽しい思い出がひとつもない方々が集まるわけです。でも関係者の方々は『盛り上げて!』と好き勝手言ってくる。直前まで逃げ出したかった」と肩を落としつつも「ワールドカップの記事もいいですが、ぜひこの映画の記事も大きく太字で紹介宜しくお願いいたします!」としっかりと主演作をアピールしていた。『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金)公開
2022年12月06日俳優の中尾明慶が5日、都内で行われた映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の完成披露試写会に登壇し、妻で女優の仲里依紗とのエピソードを披露した。2018年にシアターコクーンで上演された同名舞台を映画化した同作。約6年ぶりに映画主演を務めるKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔と三浦大輔監督が、舞台に引き続き再タッグを組む。また、藤ヶ谷と同様、舞台と同役で出演となる前田敦子、中尾明慶に加え、豊川悦司、原田美枝子、香里奈ら実力派キャストが顔をそろえる。同作のタイトルにかけて、「今年逃げ出したかったこと・逃げたかったこと」の質問を受けた中尾。「つい先日なんですが、夜遅くまで飲みすぎまして……」と切り出し、「酔っぱらっちゃいまして、ほろ酔いで帰宅したんです」とある日の出来事について語り始める。「玄関を開けたら、うちの妻(仲里依紗)がいて」と緊張の瞬間を振り返り、「“え? 酔ってんの?”と言われたときは、そのまま玄関を閉じて逃げ出そうかと思いましたね」と苦笑。その場をどう切り抜けたのか聞かれると、「その一言でサーっと酔いがさめて、“ちょっと酔っちゃったな~”とか言って(笑)」と答えて笑いを誘っていた。
2022年12月05日女優の香里奈が5日、都内で行われた映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の完成披露試写会に登壇し、約10年ぶりの共演となるKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔の印象を明かした。2018年にシアターコクーンで上演された同名舞台を映画化した同作。約6年ぶりに映画主演を務める藤ヶ谷と三浦大輔監督が、舞台に引き続き再タッグを組む。また、藤ヶ谷と同様、舞台と同役で出演となる前田敦子、中尾明慶に加え、豊川悦司、原田美枝子、香里奈ら実力派キャストが顔をそろえる。フリーターの菅原裕一(藤ヶ谷)は、長年同棲していた恋人・里美(前田)と些細なことで言い合いになり、家を飛び出してしまう。親友・伸二(中尾)、大学の後輩・加藤(野村周平)、姉・香(香里奈)のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母・智子(原田美枝子)が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へ行きつく。だが、母ともなぜか気まずくなり、行き場をなくした裕一は、かつて家族から逃げていった父・浩二(豊川)と10年ぶりに再会する。2011年放送の日本テレビ系ドラマ『美咲ナンバーワン!!』以来、約10年ぶりの共演となる香里奈と藤ヶ谷。香里奈が、当時の藤ヶ谷の印象を「いちばん最初で言うと、20代の頃だったので、太ちゃん(藤ヶ谷)もトガってたし……」と告白すると、藤ヶ谷も「姉さんもトガってましたよ!」とツッコミを入れ、息の合った掛け合いを見せた。香里奈は「(Kis-My-Ft2として)デビュー前だったし、若い2人だったんですが」と当時を懐かしみ、「お互いに30代になって、この10年の間に太ちゃんが、人としても役者としてもいろんな経験を積んできたんだなと芝居を通して感じました。座長としてとても頼もしかったです」と10年での印象の変化を語っていた。
2022年12月05日映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の完成披露試写会が5日に都内で行われ、主演を務めるKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔をはじめ、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、三浦大輔監督が登壇した。2018年にシアターコクーンで上演された同名舞台を映画化した同作。約6年ぶりに映画主演を務める藤ヶ谷と三浦監督が、舞台に引き続き再タッグを組む。また、藤ヶ谷と同様、舞台と同役での出演となる前田、中尾に加え、豊川、原田、香里奈ら実力派キャストが顔をそろえる。フリーターの菅原裕一(藤ヶ谷)は、長年同棲していた恋人・里美(前田)と些細なことで言い合いになり、家を飛び出してしまう。親友・伸二(中尾)、大学の後輩・加藤(野村周平)、姉・香(香里奈)のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母・智子(原田美枝子)が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へ行きつく。だが、母ともなぜか気まずくなり、行き場をなくした裕一は、かつて家族から逃げていった父・浩二(豊川)と10年ぶりに再会する。舞台挨拶の冒頭、舞台版からの出演となる藤ヶ谷、前田、中尾の3人は撮影時のエピソードを聞かれると、そろって「三浦組の撮影は長い」と回答。映画からの参加となり、藤ヶ谷の父親役を演じた豊川も、藤ヶ谷とこたつに入るシーンで監督からなかなかOKの声が出なかったと明かし、「ず~っと(こたつに)入ってました。もうめんどくさくなってテイクの間も入ったままでした」と過酷な撮影環境だったことを告白した。その後も藤ヶ谷が「楽しい思い出が1つもなかった」とインタビューなどで語っていることに触れられると、藤ヶ谷は「本当に言葉の通りで、振り返ったときに楽しい思い出が1つもなかったなと……」と三浦監督に視線を送る。三浦監督が「楽しいに越したことはないんですけど、楽しければいいってものでもない」と返すと、藤ヶ谷も「お芝居をするという意味では最高でした!」とフォローした。また、映画のタイトルにかけて、「今年逃げ出したかったこと・逃げてしまったことは?」という質問に、藤ヶ谷は「今日の完成披露舞台挨拶」と答え、「皆さんとお会いするのも、約2年ぶり。しかも、僕をはじめ楽しい思い出のない方が集まるのに、スタッフさんは“主演なので盛り上げてください”とか好き勝手に言うんですよ」と恨み節で笑いを誘う。続いて香里奈から「“今日は日本代表戦があるので、それに負けないように”と、舞台袖でも言われていたよね」と明かされると、藤ヶ谷は「サッカー(のスケジュール)は、僕にはどうしようもないじゃないですか! サッカーももちろんですが、こちらも大きく太文字でお願いします」と報道陣に訴えた。最後に、三浦監督の「もしヒットしたら、2があるなんてことも……」と期待を寄せたコメントに、「や、やったー……」と控えめなガッツポーズを見せた藤ヶ谷。「よく見ると、ポスターとかの“途方に暮れる”の後ろにちょっとスペースあるんですよね」と続編の可能性を分析し、「あそこに2とか入れるのかなぁ……と(笑)」と笑顔を見せていた。
2022年12月05日「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔が主演を務める『そして僕は途方に暮れる』より、藤ヶ谷さんが初めて完成した作品を見たときの印象、役どころについて、撮影中の裏話など作品への想いを明かす貴重なインタビュー映像が解禁された。本作は、平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことからあらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平ら、それぞれ個性的で魅力溢れるキャスト陣が集結し、映画のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を大澤さん本人が本作のための新アレンジで歌唱、この物語の余韻を心に刻む。主人公・菅原裕一を演じた藤ヶ谷さんは、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現し、これまでのイメージを大胆に覆して俳優として新たな魅力を放つ作品となっている。この度解禁となったインタビュー映像で藤ヶ谷さんは、完成した本編を初めて観たときの感想を「正直俯瞰で観ることはできなかったんですよ。ですけど、色々な思い出が蘇りましたね。内容やキャラクター的にも笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかりと描かれているんじゃないのかな」と語る。「だけど、演じながらも、観ながらも、中盤から後半にかけては、どこか頑張れって応援している自分もいましたね」と、ダメだけどどこか憎みきれない裕一のキャラクターの一面も明かしつつ、「実際、本当に長い時間、長い距離を走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったか・・・(笑)」と過酷な撮影現場をふり返った。さらに三浦大輔監督に「実際に追い込まれていく様子が画に出ている」と言わしめるほどリアルな演技を体現した裕一について「(逃げることが)できるって意外と格好いいのかなって。結局、その先のことを考えてしまって、理性が働いてみんな逃げないけど、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡というのはあるじゃないですか。それを断っていくと最終的にどうなるのか……。皆さんが持っている欲というか、そういうのも感じていただけるんじゃないのかな…“1周回ってカッコいい”という感じですかね」と語る。そして「(裕一のことを)前半はこいつクズだなって鼻で笑っていたけれど、だんだん自分もこういうところあるかなとか、自分のこと言われてるのかなって思うから、やっぱり人間の中にはどこか今まで逃げてきたことや避けてきたことなどに、ちょっとした罪の意識みたいなものがあって、そこを三浦さんはしっかりと描いている」と本作の核心についても触れている。また、「一切妥協がなかった」という撮影を乗り越えた藤ヶ谷さんは「時間もそうですけど、精神的にも今までにないくらい追い込まれた」と告白。「今思うと素晴らしい経験をさせていただいた。三浦組を耐え抜いた男として誇りに思っています。妥協一切なしで、チームで頑張った作品ですので、本当に多くの皆さんに届いたらいいなと、心の底から思います。笑える箇所もたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので。とにかくいろんな方に見ていただきたいです」とメッセージを送り、作品への想いが溢れる映像になっている。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月02日映画『そして僕は途方に暮れる』で主人公・菅原裕一を演じた藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)のインタビュー映像が公開された。本作は、平凡なひとりのフリーターが、ほんの些細なことからあらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇で、『愛の渦』『娼年』などで知られる三浦大輔が脚本・監督を担当。藤ヶ谷は、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現している。さらに、前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平といった個性的なキャスト陣が集結。またエンディングでは、1984年にヒットを記録した大澤誉志幸の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を、大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱している。このたび公開となったインタビュー映像で藤ヶ谷は、完成した本編を初めて観たときの感想を「正直俯瞰で観ることはできなかったんですよ。ですけど、色々な思い出が蘇りましたね。内容やキャラクター的にも笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかりと描かれているんじゃないのかな」と語る。「だけど、演じながらも、観ながらも、中盤から後半にかけては、どこか頑張れって応援している自分もいましたね」と、ダメだけどどこか憎みきれない裕一のキャラクターの一面も明かしつつ、「実際、本当に長い時間、長い距離を走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったか……(笑)」と過酷な撮影現場を振り返った。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会三浦監督に「実際に追い込まれていく様子が画に出ている」と言わしめるほどリアルな演技を体現した裕一について「(逃げることが)できるって意外と格好いいのかなって。結局、その先のことを考えてしまって、理性が働いてみんな逃げないけど、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡というのはあるじゃないですか。それを断っていくと最終的にどうなるのか……。皆さんが持っている欲というか、そういうのも感じていただけるんじゃないのかな……“1周回ってカッコいい”という感じですかね」とコメント。さらには「(裕一のことを)前半はこいつクズだなって鼻で笑っていたけれど、だんだん自分もこういうところあるかなとか、自分のこと言われてるのかなって思うから、やっぱり人間の中にはどこか今まで逃げてきたことや避けてきたことなどに、ちょっとした罪の意識みたいなものがあって、そこを三浦さんはしっかりと描いている」と本作の核心についても触れている。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会また、「一切妥協がなかった」という撮影を乗り越えた藤ヶ谷は「時間もそうですけど、精神的にも今までにないくらい追い込まれた」と告白。「今思うと素晴らしい経験をさせていただいた。三浦組を耐え抜いた男として誇りに思っています。妥協一切なしで、チームで頑張った作品ですので、本当に多くの皆さんに届いたらいいなと、心の底から思います。笑える箇所もたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので。とにかくいろんな方に見ていただきたいです」とメッセージを送っており、作品への想いがあふれる内容となっている。映画『そして僕は途方に暮れる』は、2023年1月13日(金) に全国公開される。映画『そして僕は途方に暮れる』藤ヶ谷太輔インタビュー映像<作品情報>『そして僕は途方に暮れる』2023年1月13日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー脚本・監督:三浦大輔原作:シアターコクーン「そして僕は途方に暮れる」(作・演出三浦大輔)音楽:内橋和久エンディング曲:大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる」【出演】藤ヶ谷太輔前田敦子中尾明慶毎熊克哉野村周平/香里奈原田美枝子/豊川悦司関連リンク公式サイト:::
2022年12月02日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務める、映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)のインタビュー映像が2日に公開された。同作は三浦大輔×藤ヶ谷のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)は、恋人、後輩、家族を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けるが、家族から逃げていった父に出会い変わっていく。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか。共感と反感の連続、予測不能なストーリー、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す、現実逃避型エンタテインメントとなる。この度解禁となったインタビュー映像で、完成した本編を初めて観たときの感想を藤ヶ谷は「正直俯瞰で観ることはできなかったんですよ。ですけど、色々な思い出が蘇りましたね。内容やキャラクター的にも笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかりと描かれているんじゃないのかな」と語る。さらに「だけど、演じながらも、観ながらも、中盤から後半にかけては、どこか頑張れって応援している自分もいましたね」と、ダメだけどどこか憎みきれない裕一のキャラクターの一面も明かしつつ、「実際、本当に長い時間、長い距離を走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったか……(笑)」と過酷な撮影現場を振り返った。三浦大輔監督に「実際に追い込まれていく様子が画に出ている」と言わしめるほどリアルな演技を体現した裕一について、藤ヶ谷は「(逃げることが)できるって意外と格好いいのかなって。結局、その先のことを考えてしまって、理性が働いてみんな逃げないけど、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡というのはあるじゃないですか。それを断っていくと最終的にどうなるのか……。皆さんが持っている欲というか、そういうのも感じていただけるんじゃないのかな…“1周回ってカッコいい”という感じですかね」と見解を述べた。さらには「(裕一のことを)前半はこいつクズだなって鼻で笑っていたけれど、だんだん自分もこういうところあるかなとか、自分のこと言われてるのかなって思うから、やっぱり人間の中にはどこか今まで逃げてきたことや避けてきたことなどに、ちょっとした罪の意識みたいなものがあって、そこを三浦さんはしっかりと描いている」と本作の核心についても触れている。また「一切妥協がなかった」という撮影を乗り越えた藤ヶ谷は「時間もそうですけど、精神的にも今までにないくらい追い込まれた」と告白。「今思うと素晴らしい経験をさせていただいた。三浦組を耐え抜いた男として誇りに思っています。妥協一切なしで、チームで頑張った作品ですので、本当に多くの皆さんに届いたらいいなと、心の底から思います。笑える箇所もたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので。とにかくいろんな方に見ていただきたいです」とメッセージを送り、作品への想いが溢れる映像になっている。(C)2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年12月02日表紙・巻頭特集は、『そして僕は途方に暮れる』主演・藤ヶ谷太輔のスペシャルロンググラビア&インタビュー。役を模索し、格闘し、磨き込むことで見えてきた人間像。俳優としての深く濃密な世界へ、また一歩踏み出す。株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2022年12月1日(木曜日)に、映画を中心としたエンターテインメントビジュアルマガジン『パーフェクト・メモワールJ Movie Magazineジェイムービーマガジン Vol.89』を刊行いたします。J Movie Magazineは、公正な心(Justice)と独自の視点(Judgment)で、 心躍り(Joyful)グッとくる(Just)映画、舞台、ドラマの情報をお届けします。「J Movie Magazine Vol.89」書影【表紙・巻頭特集】『そして僕は途方に暮れる』独占ロンググラビア&インタビュー藤ヶ谷太輔【グラビア&インタビュー】宮舘涼太 舞台「SANEMORI」松島 聡 ドラマ「記憶捜査3~新宿東署事件ファイル~」正門良規×末澤誠也×福本大晴「THE GREATEST SHOW-NEN 舞台『ガチでネバーエンディングなストーリぃ!』」神山智洋 舞台「幽霊はここにいる」越岡裕貴『まくをおろすな!』高橋一生 ドラマ「岸辺露伴は動かない」北村有起哉『終末の探偵』【映画&ドラマ SHOOTING REPORT】目黒 蓮『わたしの幸せな結婚』中島裕翔『#マンホール』吉沢 亮『ブラックナイトパレード』竹野内 豊 映画『イチケイのカラス』平野紫耀 ドラマ「クロサギ」髙橋海人 ドラマ「ボーイフレンド降臨!」京本大我 ドラマ「束の間の一花」【好評連載】辰巳雄大のボクのMOVIE道…and more!※髙橋海人さんの「髙」は「はしごだか」になります。概要雑誌名:パーフェクト・メモワールJ Movie Magazineジェイムービーマガジン Vol.89出版社:リイド社ISBN978-4-8458-6549-9ページ数:フルカラー104ページ判型:A4変型判発売日:2022年12月1日(木曜日)社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月01日