くらし情報『【インタビュー】PFFアワード2022入選作品『暮れる』竹田優哉監督が映画づくりを通して模索した「折り合いのつけ方」』

2022年12月27日 13:30

【インタビュー】PFFアワード2022入選作品『暮れる』竹田優哉監督が映画づくりを通して模索した「折り合いのつけ方」

Photo by cinemacafe.net


竹田優哉監督『暮れる』は、“真実の映画”だ。映画監督への登竜門と呼ばれる自主映画のコンペティション、ぴあフィルムフェスティバルの「PFFアワード」は、1977年から続く歴史の中で、黒沢清監督や諏訪敦彦監督など日本映画界を牽引する映画監督を数多く輩出してきた。今年開催されたPFFアワード2022で京都会場のグランプリ「京都観客賞」を受賞したのが『暮れる』だ。

主人公は祖母と愛犬と暮らす無職の青年。将来への不安を抱えながら静かな日常をおくっている。ある日彼は犬の散歩中に原因不明の腹痛に襲われ、犬のリードを離してしまう。迷子になってしまった犬を探して辿り着いた自然の中で、彼はキャンプ中の男性と出会い、そこで一夜を過ごすことになる。

痛みは、湖の水面や火の音と同じように、全てリズムなのだ。
少し掴みづらいリズムもあるというだけだ。世界に隠された優しい真実を見せてくれた竹田監督は、どのような眼差しで世界を見つめ、映画にしたのだろうか。竹田監督が本作に込めた思いを伺った。

【インタビュー】PFFアワード2022入選作品『暮れる』竹田優哉監督が映画づくりを通して模索した「折り合いのつけ方」

――『暮れる』を製作した経緯を教えてください。

大学院で長期間留学に行く予定だったんですが、コロナで中止になってしまって1年間ほど空き時間ができたというのが大きな理由です。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.