今回ご紹介する1冊は、 『This Little Piggy』 /Jill Ackerman(著)・ Michelle Berg (イラスト)。マザーグースの詩がもとになった絵本です。 絵本そのものが足の形をしている、おもしろいデザインになっています。しかも、ページごとに親指から順番に指を動かせるようになっていて、読み聞かせをしながら、文面通りの動きを再現することができます。指を動かすと飛び出してくるブタさん(=Little Pig)も、とってもかわいらしく、どのお子さんも自分で絵本の指を動かしたくなるはず。読み聞かせだけでなく、お子さん自身が手に取って楽しめる絵本です。各指を動かしながら、5本の指を英語で言ってみる遊びもできます。詩も短く、リズムが良いので、子どもたちもすぐ覚えてしまうでしょう。詩を歌いながら指遊びをすると楽しいですよ。■読み聞かせのワンポイントアドバイス:手遊び歌を楽しもうこの絵本は手遊び歌としても有名です。「This Little Pig Went to Market」という曲名で検索すると、すぐに見つけられます。曲にのせて、お子さんの手や足の指をつまみながら楽しく手遊びできます。冬の寒い時期には、この手遊び歌を歌いながら、手足のマッサージをすることもあります。やり方は簡単。以下の通りです。♪This little pig went to market で、親指をつまむ♪This little pig stayed at home で、人さし指をつまむ♪This little pig had roast beef で、中指をつまむ♪This little pig had none で、薬指をつまむ♪And this little pig cried, で、小指をつまむ♪Wee, wee, wee, wee, wee! で、くすぐる(脇でも足の裏でもよい)♪All the way home で、おしまい子どもはママにくすぐられるのが大好き。何度も手遊びで歌っているうちに、くすぐりの前のところで、子どもさんが先に笑い出すようになりますよ。親子のスキンシップに使える歌です。なお、ブタさんが「Wee, wee, wee, wee, wee!」と鳴く箇所は、読み聞かせの声色も変化させると、さらにおもしろさが増し、さまざまな感情を表現できるポイントになりますよ。
2015年04月12日今回ご紹介する1冊は、 『David Goes to School』 /David Shannon(著)。以前、 絵本紹介6 で紹介した『No, David!』のシリーズで、手書き調のやさしい色づかいのイラストと手書きの文面が調和している、すばらしい絵本です。 『David Goes to School』は、『No, David!』では幼児だったDavidが、小学生のお兄さんになった頃のお話です。赤ちゃんの時からいたずらっ子のDavidですが、それは小学生になっても変わらず、期待通りのやんちゃぶりを示してくれます。これまでの『Oh, David!』や『No, David!』では、お母さんがやきもきしながら叱る役担当でしたが、今回はお母さんではなく、担任の先生がやきもきしています。特に「David’s teacher always said…」から始まる「NO, NO, NO」(ダメダメダメ)というフレーズの連続には、男の子を持つお母さんは、十分に共感できるのではないでしょうか。時間を守らない、おふざけが過ぎる、いつでもどこでも自由気まま…そんな子どもに向けて常日頃言っているフレーズが英語でちりばめられているので、子ども向けの絵本といえども、とても実践的な内容になっています。どうせなら、普段日本語で叱っていることを、この絵本の叱りフレーズを使って、英語で言ってみるのはいかがでしょう? そうすることで、叱り+語学(?)の効果が期待できるかもしれません。ちなみに、この絵本で私がいちばん好きなのは最後のシーン。1人居残りになってしまったDavidが完璧な掃除を見せてくれ、それを先生に褒められた時に最高の表情をする場面です。1冊の中でたくさんの感情を得ることのできるこの絵本は、本当におすすめです。■読み聞かせのワンポイントアドバイス:叱りフレーズこそ英語で言おう!? 子どもを叱る時、大切な部分はもちろん日本語で、子どもにもわかるように言う必要がありますが、ちょっとした注意、繰り返される注意には英語のフレーズを取り入れてみませんか?子どもを叱る時にあえて英語を取り入れることには、「聞き慣れたママの声が、いつもと違う言語を話している!」という刺激を子どもに与え、話を聞くための準備を整えさせられるというメリットもあります。たとえば、こんなフレーズを使ってみてはいかがでしょう。・子どもがほかのことに気を取られている時に、注意を向けるためのフレーズ「Pay attention!」(ちゃんと聞いて!)・順番を守れない子どもに対して注意するフレーズ「Wait your turn!」(順番を守って!)今日紹介した『David Goes to School』にも、すぐ使えるフレーズがたくさん載っているので、ぜひ見てみてください。
2015年04月07日今回ご紹介する1冊は、『 Yes 』/Jez Alborough(著)です。『やだ!』という邦題で、日本語訳も出版されています。 主人公は子どものチンパンジーのBOBOちゃん。ちょうど、この英語絵本紹介シリーズが始まった時に 最初にご紹介した のが『Hug』という、同じBOBOちゃんが登場するシリーズの絵本でした。『Yes』の絵本に出てくる英単語は、ほとんどが「Yes」と「No」。お昼寝の時間になってもなかなか眠りたがらないBOBOちゃんの気持ちが、いろいろな「Yes」と「No」で表現されていきます。カラフルな色づかいと、やさしいタッチのイラスト、登場する動物達の表情から、1歳の赤ちゃんでもストーリーを理解できます。絵本に出てくる英会話はそのまま、日々の育児にも取り入れられます。たとえば、お風呂の時は「Bath time, Bobo」、寝る時は「Bed-time, Bobo」。「Bobo」の部分を子どもさんの名前に替えて言ってみてください。本当にシンプルな言い方なので、英語が苦手なママでも大丈夫。答えもシンプルに「Yes」と「No」を使って、子どもさんの気持ちを代弁してあげるとよいでしょう。絵本を読み聞かせながら、読み聞かせている大人のほうも、ほろっと心温まります。毎日の寝かしつけに疲れてしまった時、お子さんと一緒に読んでみたい1冊です。■読み聞かせのワンポイントアドバイス『Yes』のように動物が登場する絵本の場合、絵本のストーリーとは別に、「登場する動物たちを楽しむ」という読み方もあります。絵本を読み聞かせた後に、「What’s this?」「この動物はなあに?」と問いかけてみたり、動物の鳴き声を英語で言ってみたり、そうしていくことで、いつのまにかたくさんの種類の動物名と鳴き声を英語でも覚えられます。動物の鳴き声については、「Old MacDonald Had a Farm(ゆかいな牧場)」という有名なKid’s Songがありますので、それを一緒に歌ってみましょう。「♪イーアイ イーアイ オー」というフレーズが印象的なので、メロディをご存じの方も多いのでは? 犬、猫、アヒルなど、鳴き声に加え、動きもまねて歌えば、子どもたちは大興奮! 遊びながら英語が吸収されていきます。英語で動物の鳴き声をたくさん覚えたら、動物園に行ってみましょう。実際の動物を見ながら、あれは何だっけ?と英語でやり取りするのもおススメです。英語を勉強と捉えるようになる前に、絵本の読み聞かせや歌を通して、楽しく英語に触れ合う時間を作っていきたいですね。
2015年03月02日キャッチーなメロディーで日本でも大ヒットしたファレル・ウィリアムスのシングル「Happy」が絵本になるようだと伝えられている。「HollywoodLife.com」によると、ファレルは「Putnam Books」と4つの絵本の出版契約を結んだようだ。その筆頭となるのが言わずと知れた大ヒット曲の「Happy」で、現地で9月22日に発売予定だ。本には世界中の子どもたちが“ハッピー”であることを祝う写真が出てくるのだという。同曲のミュージック・ビデオでは幸せそうな様子で道を歩いたりダンスする人々がたくさん出演しているが、それと似たような作りになるのだろうか。ファレルは本の出版について「このコラボレーションのおかげで、子ども達との対話をフレッシュで新しいやり方で続けられます。我々はどちらも、子どもたちの好奇心をイマジネーションで満たすことに従事します」「『Happy』の世界的な成功にかしこまっていますが、特にこの曲の若いファンにそう感じています」とコメントした。出版社の代表は「これはアメリカの才能あるスターたちとの素晴らしいパートナーシップの始まりです」「ファレルは個性と自分自身であることについての大切なメッセージを発信しました。我々は彼がそれを若い世代と共有する手助けを出来ることを誇りに思っています」とコメントし、ほかのアーティストとのコラボの可能性も匂わせた。ヒット曲をもとにした子ども向け絵本という新しい試みだが、どのようなものが出来上がるのだろうか。絵本とはいえ大きなヒットとなる可能性も高い。(text:cinemacafe.net)
2015年02月19日今回ご紹介する一冊は、大好きな我が子に愛を込めて読んであげたい絵本、 『 Countig kisses 』/Karen Katz(著)です。 私がとりわけ好きな絵本で、英語絵本読み聞かせの会でも定期的に読んでいます。驚くことに、この絵本を読み始めると、どんな時でも赤ちゃんがしーんと静まり返るんです。そんな不思議な絵本です。赤ちゃんって、眠くなるとぐずりますよね。この絵本の始まりにも、とっても眠くなって、ぐずってしまった赤ちゃんがいます。そんな赤ちゃんを寝かしつける際に、10からカウントダウンしながら、家族みんながかわるがわるキスをしていく様子が描かれています。読み聞かせながら、絵本と同じように、赤ちゃんにキスしてあげましょう。赤ちゃんはママのことが大好きなので、本当に喜びます。絵本にはそうした様子が描かれているほか、読みながら形容詞や体の部位の表現など、さまざまなことを覚えられるので、英語の勉強としても役立ちます。特に、赤ちゃん独特の上あごのくぼみにキスをするところは、読むたびにほっこりしてしまいます。■英語で『Counting kisses』を読み聞かせるポイント読み方のコツとしては、寝ぐずりしている赤ちゃんのご機嫌をとる楽しいキスから、機嫌が直り、だんだんと眠りを誘導するようなやさしいキスへ変わっていくにつれ、読み方をゆっくりやさしくしていきましょう。最後はささやき声になるくらいでもよいでしょう。実際に読み聞かせの例を聞かせられないのが残念ですが、ママが気持ちを込めて読んであげれば大丈夫。おやすみ前の絵本として毎晩読み聞かせてもいいですね。この絵本は、リズムがとりやすく読みやすい絵本でもあります。メトロノームがリズムを刻むイメージで、英語独特の強弱を練習するのにもおススメです。心の中で手拍子をとるように読み聞かせてみてはいかがでしょうか。絵本を通じたスキンシップで、親子愛を深めてください。
2015年02月16日今回ご紹介する一冊は、子どもたちが怖がりながらも大好きな恐竜の絵本、 『How Do Dinosaurs Say Goodnight?』 /Jane Yolen(著)・Mark Teague(イラスト)です。この絵本は和訳でも『きょうりゅうたちのおやすみなさい』(小峰書店)というタイトルで出版されています。 ■英語で『How Do Dinosaurs Say Goodnight?』を読み聞かせるポイント眠る時間になったのに「眠りたくない」と暴れだす子どもたちは、まるで恐竜の赤ちゃんのよう。そんな子どもたちに「恐竜たちはどうやっておやすみする?」と問いかけるスタイルで物語が進んでいきます。ページいっぱいの大きさで登場する恐竜のイラストは、絵本の見どころのひとつ。つい「我が家に本当に恐竜がいたら…」と想像してしまいます。人間サイズの部屋に狭そうに暮らしながらも、その狭さの中で私たちと同じ生活をしようとする恐竜のかわいさがたまりません。この『How Do Dinosaurs Say Goodnight?』は、「寝る前はどうするんだっけ?」と子どもに教えるのにも役立つ絵本です。前半は恐竜が行う悪い例、後半は良い例というように展開もわかりやすく、読み聞かせながら子どもの共感も誘ってみましょう。子どもに「自分で考えて行動する力」を育てたい時にも活躍するはずです。絵本に登場する恐竜は、一般的な英和辞典には載っていないようなマニアックな種類も出てきます。恐竜の名前はイラストの中にさりげなく書かれているので、読み聞かせながら見つける楽しみもありますね。好奇心旺盛なお子さんなら、恐竜の名前をバイリンガルで覚えてしまうかもしれませんよ。「恐竜」というテーマが一見男の子向けに見えますが、男女問わず楽しめる絵本です。■片付けや掃除の仕方まで、子どもの教育にも役立つ「Dinosaurs」シリーズ『How Do Dinosaurs Say Goodnight?』は、たくさんのシリーズが出ていて、数の数え方やお掃除の仕方など、絵本ごとにテーマが設けられています。シリーズの絵本の中から、私が好きな2冊をピックアップしてご紹介します。 『How Do Dinosaurs Clean Their Rooms?』 散らかった部屋をどうやって片付けるんだっけ? 読み聞かせをしながら子どもに片付けを自然に教えるのに役立つ絵本です。私もかなり読み聞かせました。 『How Do Dinosaurs Count to Ten?』 こちらは10までの数の数え方を教えられる絵本です。ミニカーを整然と並べているページが私は好きで、息子によく読んであげました。日本語で数を数え始めるようになった時、英語でも一緒に数を数えてみると効果的です。ほかにもいろいろなDinosaursシリーズの絵本がありますので、その中からぜひお気に入りの1冊を見つけてみてくださいね。
2015年01月19日今回も前回に続き、クリスマスにまつわる絵本を紹介します。クリスマスは、英語絵本の読み聞かせを始めるのに向いている季節です。書店にもカラフルな洋書絵本がたくさん並んでいますね。でも、「たくさんありすぎて迷ってしまう」という声もよく耳にします。今回紹介する絵本、 「Dear Santa」 /Rod Capbell(著)は、絵本紹介7でご紹介した 「Dear Zoo」 のクリスマスバージョンです。 子どもから「すてきなクリスマスプレゼントが欲しいです」という手紙をもらったサンタさんが、あれこれ考えてプレゼントを贈るのですが、なかなか気に入ってもらえず、返されてしまいます。返品を受け付けてくれるサンタさんというのも、おもしろいですよね。何度も返品を繰り返し、ようやく気に入ってもらえたプレゼントは…?各ページ、めくれる仕掛け絵本になっているので、それだけでも楽しめますが、最後のページには、もうひとつ仕掛けが隠されています。この本を子どもへのクリスマスプレゼントとして贈るのもおすすめです。■大人への贈り物にもおすすめのクリスマス絵本英語の絵本は、決して子どもだけのための物ではありません。洋書ならではの、芸術性の高いイラストや装丁は大人でもじゅうぶんに楽しめますし、絵本に触れる年代によって、また違う味わいがあります。人々が贈り物を交わすこのクリスマスの季節に、洋書絵本のプレゼントなんていかがですか? 飾っておくだけでも雰囲気のある、おすすめの絵本を1冊紹介します。 「Dream Snow」 /Eric Carle(著)この絵本は、おじいさんと5匹の動物が登場する、仕掛け絵本です。クリスマスイブにおじいさんが見た夢とは? 目覚めた後、おじいさんがとった行動は? それを予想しながら、楽しんで読んでみてください。最後のページでは、音の仕掛けも隠されています。穏やかな雪のクリスマスを彷彿とさせてくれる、あたたかな絵本です。
2014年12月12日街のあちこちでクリスマスのイルミネーションがきらめく季節になりました。今月はクリスマスにまつわる絵本を紹介しましょう。 クリスマスからはじめる英語絵本の読み聞かせにぴったりなのが「Spot’s FirstChristmas」/(著)です。これは絵本紹介4でご紹介した「 Where’s Spot? 」のクリスマスバージョンになります。■はじめてクリスマスを迎える子供に読んであげたい、英語の絵本「Spot’s FirstChristmas」は、同シリーズのほかの絵本同様、フリップ形式のめくれる仕掛け絵本です。主人公のワンちゃん・Spotが、イブの日にクリスマスを迎える準備をしながら、プレゼントを期待して、わくわくしているさまが描かれています。絵本を読みながら、子どもたちも同じようにわくわく感を共有できるでしょう。やんちゃなSpotがクリスマスツリーの準備をしたり、プレゼントのラッピングをしたりする場面を楽しみながら、「海外ではクリスマスツリーの下にプレゼントが置かれるのだな」とか、「クリスマスには、クリスマスキャロルを歌うのだな」といった、日本ではあまりなじみのない、海外のクリスマスイブ~クリスマスにかけての様子が絵本を通してわかるので、クリスマス文化を知らない、小さな子どもにもおすすめです。興奮してなかなか眠れなかったはずのSpotが、クリスマスの朝、早起きして枕元のプレゼントを発見して喜ぶ様子と同じように、お子さんもきっとはしゃぎ喜んでくれるでしょう。初めてのクリスマスに読んであげたい一冊です。■絵本とともにおすすめの、クリスマスBGM クリスマスといえば、「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」といったクリスマスソングもたくさん聞こえてくる季節です。絵本とともに、クリスマスソングを英語で歌ってみるのもよいでしょう。中でも、クリスマスの時期にBGMとして子ども部屋に流しておくのにおすすめなのが「Wee Sing For Christmas」です。全体的におとなしい編曲ですが、BGMとしての聞き流しに、とても向いています。選曲には、クリスマスの定番はもちろん、伝統的な曲や讃美歌も含まれています。家族や友人と過ごすクリスマスパーティーに取り入れてみてはいかがですか?
2014年12月05日保護猫カフェ「Neco Republic OSAKA shinsaibashi」では、12月14日に、子どもから猫へ絵本を読む「絵本読み聞かせ会」を行う。○子どもと猫が一緒に読書本イベントは、子どもと猫が主役。小学生と保護者を対象としており、子どもから猫へ、お気に入りの絵本を読み聞かせる。猫たちは、人間の声とぬくもりで幸せな気分になり、子どもは猫と触れ合うことで豊かな心を養えるという。当日は「ねこ型メッセージカード」の製作も予定されており、小学生の入場料もワンドリンク付きで500円と、通常より安く設定される(大人は1,700円)。4~6年生は、保護者の連絡先を持参すれば小学生だけの入場も可能。小学生の子どもを持つスタッフが対応するので安心だ。定員は保護者を含み15名程度。詳細は、「Neco Republic OSAKA shinsaibashi」にて。
2014年11月28日今回ご紹介する絵本はお子様だけでなく、ママにも読んでもらいたい絵本です。タイトルは「I Like Me!」/Nancy Carlson(著)。メスのブタさんが主人公。大きく両手を広げてバンザイしている表紙が印象的です。 女性は出産したその日から、いや、妊娠したその日から母親になります。そして、その子の成長を見届けるまでは「子育て」がつきまといます。毎日の家事、育児、仕事で落ち着いている暇がなく、時々子どもに対してヒステリックに怒ってしまったり、些細なことで落ち込んだりすることも多々あります。そんな時、「そんな自分でもいいんだよ」という力をもらえる絵本です。ほかの人にはまったく気づかれなくても、わかってもらえなくても、自分自身のことは自分が一番よくわかっている。好きな自分も嫌だと思う自分も、全部ひっくるめて「私は私」と受け入れて好きになってみると、急に晴れ晴れとした気持ちになれるような気がしませんか?ありのままの自分でいいんだと励ましてくれるこの絵本は、いつも頑張っているママにぜひ読んでほしい一冊です。読み終えたら表紙のブタさんのように、バンザイをして言ってみてください、「I Like Me!」ってね。■ワンポイントアドバイス ~バイリンガル読み聞かせで、英語も日本語も楽しもう~子どもが小さいうちから英語を親しむのはよいことですが、日本で子育てをするからには、母国語の教育も重要です。いわゆる名作と呼ばれる絵本であれば、日本語訳も出版されているので、同じストーリーやイラストを、洋書絵本でも和書絵本でも楽しんでみてもよいでしょう。今後読み聞かせる英語の絵本を、「日本語訳も出版されている絵本」という切り口で探してみるのも面白いかもしれません。今回ご紹介した絵本「I Like Me!」も、『わたしとなかよし』というタイトルの日本語訳の絵本が出版されています。英語と日本語をそれぞれ読み聞かせてみると、あぁこんな表現になるんだなぁとかえって親しみがもてるかもしれません。バイリンガル読み聞かせも、ぜひ一度お試しください。
2014年11月15日今回ご紹介する絵本は、『はらぺこあおむし』で有名な、エリック・カールさんの絵本“From Head to Toe”です。 ▲“From Head to Toe”/Eric Carle(著)エリック・カールさん独特のイラストと、ページをめくるごとに現れる動物の楽しい動き。子どもたちは動物たちの動作をまねながら、自然に英語絵本の世界にはまっていきます。各ページに、“Can you do it?” “I can do it!”のやり取りが含まれていますので、そのフレーズを覚えておくと、読み聞かせの時だけでなく、日常の育児時間の中にも“Can you do it?” “I can do it!”のやり取りを自然に含めていくことができます。動物たちの動作を表現する単語には、聞き慣れないものも多いかもしれませんが、読み聞かせの過程では何の問題もありません。次々と登場する動物と、彼らが得意とする楽しい動きをまねることで、読み聞かせの後も親子で楽しむことができる絵本です。■ワンポイントアドバイス ~歌やダンスと一緒に楽しもう~この絵本は、『できるかな?』という邦題で日本語訳も出版され、親しまれています。絵本としてだけでなく、メロディをつけたCDも発売されており、幼稚園や保育園での体操に使われることでも有名です。残念ながら、CDに入っている“From Head to Toe”の曲は日本語で訳された歌詞になっており、英語ではないのですが、カラオケ用に入っている曲を利用して英語の歌詞で歌ってみる、という方法も楽しめます。我が家では、曲をかけて、とにかく歌詞と同じ動作をしながら、サビの部分で“Can you do it?” “I can do it!”と合いの手を入れて楽しんでいます。ちょっとした運動にもなりますし、体を動かしながらリズムよく英語のフレーズも練習できるのでおすすめです。同じCDにはエリック・カールさんのほかの著書の歌も入っており、『はらぺこあおむし』の曲や“Today is Monday”という英語の歌詞で楽しめる曲も収録されています。絵本と一緒に購入するのがおすすめですよ。皆さんぜひ、読書の秋を楽しんでくださいね。
2014年11月01日絵本の読み聞かせは赤ちゃんの頃から始められる、ママと子どもとの大切なコミュニケーションツールのひとつです。子どもの心を育て、発達を促すことができるので、忙しいママにもぜひ取り入れてもらいたいところ。寝る前の絵本の読み聞かせは情緒の安定にも繋がるので、安心してぐっすりと眠ってくれるかもしれませんね。今回は、絵本の読み聞かせをすることで得られるメリットと、どんな絵本を選べばよいのかをピックアップしてみました!■絵本選びで大切なポイントとはあらゆるジャンルの絵本があり、「どれを選んだらよいか分からない」というママも少なくないと思います。絵本選びで迷ったときには、ぜひ、長年に渡って愛され続けている絵本を選んでみてください。ロングセラーの絵本を選んでみるのは、日本のものでも、海外の絵本でも同じことです。ロングセラーになっているのには、何らかの理由があるということ。内容が子どもにマッチしている、挿絵が美しい、ストーリーが広がっていくなど、それぞれの本によって魅力は異なりますが、読んでみると、きっとロングセラーの理由が分かるはずです。時々、大人からすると「何が面白いんだろう?」と疑問に感じるような内容の絵本もありますが、そういった絵本も案外子どもウケの良い絵本だったりします。子どもはその絵本からいろいろなことをイメージし、想像力を働かせてどんどん新しいものを発見していきます。それ以外でも、ママが「面白い」と思って選んだものなら、きっと子どもも満足してくれますよ。ママが心を込めて呼んでくれる絵本なので、必ず子どもにもその気持ちが通じるのです。月齢の低い子なら、仕掛け絵本や音が鳴る絵本なども良いので、ぴったりな1冊を探してみてくださいね。■絵本の読み聞かせにはメリットがたくさん!絵本の読み聞かせをすることで得られるメリットは、子どもの心の発達や情緒の安定だけではありません。読み聞かせをしている時は、ママと子どもが2人だけでゆっくりと過ごしている時間。子どもはママからの愛情を感じ、心地よさを覚えるようです。また、ママが絵本を読んでくれる言葉を脳で理解しようとするので、言葉を覚えるきっかけにも繋がりますよ。将来、本が好きな人に成長する、いろいろな物語に触れることによって感受性が高まるなど、たくさんのメリットを感じられるでしょう。そして、子どもに絵本を読むメリットは子どもだけでなくママの側にもあります。絵本を読んでいると、ママも子どもの頃に返っているようなイメージを抱くことができるはず。昔の思い出がよみがえり、「自分もこうして絵本を読んでもらっていたな」と母からの愛情を感じるきっかけにもなるかもしれませんね。普段の生活でストレスを感じていても、絵本を読んでいる時間だけは、嫌なことを忘れてゆっくりと過ごせるリラックスタイムになることでしょう。子育て中のママも、お腹に赤ちゃんのいるプレママも、可愛い我が子の成長のために、どんどん読み聞かせをしてあげてくださいね!
2014年10月19日ハロウィンの季節が来ると、必ず読みたくなるのがこの絵本、「What's in the Witch's Kitchen?」/Nick Sharratt(著)です。 © chihana - fotolia.com絵本を開く前からわくわくする表紙です。子どもたちはちょっと恐いものに興味を持ちますよね。魔女も、恐いけどとっても気になる存在。この絵本では、そんな魔女のキッチンに忍び込めます。各ページめくれる仕掛け絵本になっているのですが、この絵本のすごいところは、ただめくるだけでなく、上下または左右の両方にめくれ、めくった方向によりイラストが変わるところです。そして必ず、片方には子どもたちの大好きなものが、もう片方には嫌がるものが隠されています。たとえば、冷蔵庫を開けるページでは、左にめくると「おいしそうなチーズ」が出てきますが、右にめくると「黒いコウモリ」が現れます! 子どもたちは、嫌なほうを選ばないようにドキドキしながら、どっちにめくるか考えます。めくった後に、子どもと一緒に喜んだり、がっかりしたり、再挑戦してみたり、親子で楽しく読める絵本です。普段の生活でも、左右を選ぶ機会は多いと思いますので、そんな時はこの絵本を思い出して「Left or right?」と聞いてみてはいかがですか? ■英語で絵本読み聞かせのワンポイントアドバイス通常の読み聞かせのほかに、「What's in the Witch's Kitchen?」を使った、子どもと英語でやりとりできる楽しみ方をご紹介します。本のタイトルである「What's in the Witch's Kitchen?」を応用して、「What's in the ~?」を使ってみましょう。はじめに、好きなページを開きます。そして、親子で以下のようなやり取りをしてみましょう。ママ:「What's in the Witch's Kitchen?」(魔女のキッチンにあるのはなぁに?)子ども:「It's a fridge!」(冷蔵庫!)※下線部を選んだページごとに置き換えますママ:「What's in the fridge?」(冷蔵庫の中には何があるかな?)「Open it left or open it right?」(右に開ける? 左に開ける?)子ども:「Right!」(右!)子どもに左右や上下を選ばせて、好きなものが出てきたら「I like it!」(大好き!)や、「I did it!」(やった!)といった喜びの表現を、嫌いなものが出てきたら「Yuck!」(ゲーッ!/オエッ!/ウヘーッ!など、嫌悪を表す)などの嫌がる表現を使ってみましょう。絵本の世界を通じて、親子で楽しいハロウィンをお過ごしくださいね。Happy Halloween!!
2014年10月05日ハロウィンの季節、我が家で毎年登場するのがこの絵本、「Go Away, Big Green Monster!」/Ed Emberley(著)です。 ページを一枚一枚めくるごとにモンスターの顔ができあがっていくという仕掛け絵本。最初のページに現れる、“two big yellow eyes”から子ども達は絵本にくぎ付けになります。絵本の前半で、徐々にモンスターの顔が完成すると、後半はそのモンスター退治!「Go Away! (あっちへいけ!)」のかけ声とともに、今度はモンスターの各パーツを追い払います。日常でも使える「Go Away!」のフレーズを叫びながら、親子で一緒に読み聞かせを楽しめるはずです。具体的な方法を、次のページでご紹介しましょう。絵本の文中には難しい形容詞も出てきますが、イラストから意味が推測しやすいので、英語がわからなくても大丈夫。モンスターの顔を表現した“a big scary green face”のような<[数詞]+[形容詞] +[色]+[名詞]>という英語の語順のルールも、特に意識せず、読み聞かせの過程で自然と身についていくでしょう。読み聞かせると英語のルールが身につくとはいえ、そこはあくまでも読み聞かせ。英語を教える・覚えさせることに重きを置くのではなく、英語に自然に触れる・楽しむという視点を大切にして読み聞かせることをおすすめします。この絵本はまた、洋書独特の色使いや装丁も素敵なので、ハロウィンの時期にインテリアの一部として、本棚に表紙が見えるようにディスプレイするのもおすすめです。■英語で絵本読み聞かせのワンポイントアドバイス洋書絵本にはCD付きで販売されているものも多くあります。この「Go Away, Big Green Monster!」もCD付きバージョンが販売されています。CDには、ネイティブの発音で読み聞かせた音声のほか、メロディも収録されているので、さまざまな楽しみ方ができます。絵本をひと通り読み聞かせた後に、曲にのせて簡単な振り付けを考えて踊ってみても楽しいですよ。今年4歳になる私の息子も、昨年3歳のハロウィンの時点で、 「Go Away」の歌を振り付けありで教えたところ、言いやすいのか早速マスターしていました。しかも、今年もすでに、私が口ずさむ「Go Away」の歌に合わせて、とても元気に合いの手を打ってくれます。今回の絵本のメインとなっている「Go Away!」というフレーズそのものが、応用の効く言葉ですので、絵本をキッカケに、さまざまな場面での英語のアウトプットにつなげられると思います。子どもたちが好奇心を持って言葉を吸収し、しゃべったり歌ったりしている姿を見るのもまた楽しいものです。ハロウィンの時期、ご家庭で定番の1冊にしてみてください。
2014年10月03日今回、子どもに英語で読み聞かせするのにおすすめする絵本は、「Dear Zoo」/Rod Campbell(著)です。「どうぶつえんのおじさんへ」というタイトルの日本語訳も親しまれています。各ページがめくれる仕掛け絵本になっていて、1歳代からの子どもの好奇心をぐっとつかみます。・「Dear Zoo」/Rod Campbell(著) ストーリーは、主人公の少年が動物園のおじさん(園長さん?)にお手紙を送る形式で進んでいきます。ペットを飼いたくなった少年が、動物園のおじさんにおねだりするところから始まり、その後、さまざまな動物が少年のもとに送られてきます。でも、少年が飼うには大きすぎたり、恐すぎたりと、なかなかお気に入りの動物が見つかりません。果たして、少年が望む動物を動物園のおじさんはわかってくれるのでしょうか。各ページに現れる動物が何なのか、ちらっと見える姿が子どもの謎解き好奇心をくすぐります。イラストに描かれた、動物が梱包されているパッケージの注意書きに着目しても面白いですよ。読むフレーズは同じでも、声色を変えながら読んでいくと、子どもとわくわく楽しむことができます。クリスマスにおすすめの「Dear Santa」というシリーズ絵本も出ています。■ワンポイントアドバイス洋書絵本の楽しみ方のひとつとして、ストーリーとは別の部分を楽しむという読み方もあります。「Dear Zoo」の場合は、3つの楽しみ方があります。・各ページに登場する動物が何かを当てっこする・イラストの動物を輸送するパッケージに書かれた注意書きに注目する・too ~の後につづく形容詞に着目するたとえば、形容詞に着目した読み方をした場合、絵本の中に頻繁に出てくる「to ~ too ---(---すぎて~できない)」という構文に、読み聞かせを進めながら自然に親しめるという利点もあります。とはいえ、構文などにこだわり過ぎると、英語の絵本に苦手意識を持ってしまう可能性も。こまかいことはあまり気にせずに、洋書の持つ外国文化などに触れながら、居心地の良い読み聞かせ時間を設けてみてください。子ども自身が、読み聞かせ時間を楽しい物と認識することによって、より多くのことを吸収できるようになるはずです。一方的に読み聞かせて終了するのではなく、一通り読み終えたら、「どうだった?」「どこが一番好きだった?」など、感想を聞いてみるのもよいでしょう。
2014年09月22日英語の絵本紹介シリーズも5冊目になりました。今回は声に出して読むのにおススメの絵本“Brown bear, Brown bear, what do you see?” /Bill Martin (著), Eric Carle(イラスト)です。日本語でも「くまさん くまさん なにみてるの?」というタイトルで親しまれている絵本です。 ページをめくるたびに繰り返される“What do you see?”の問いかけを、リズムよく読むことができ、子どもたちもフレーズを何度か読み聞かせているうちに自然と覚えていきます。たくさんの生き物とたくさんの色が出てきますので、“What is this?”と何の動物か尋ねたり、“What color is this?”と色を聞いたりしてみるのもよいですね。イラストは「はらぺこあおむし」で有名なエリックカールさん。ヴィヴィットで斬新な色使いが子どもたちの五感を刺激します。こうした感性を磨けるのも、洋書絵本の魅力のひとつですね!■英語のシリーズ絵本紹介“Brown bear, Brown bear, what do you see?” には、ほかにもシリーズ絵本がいくつか出ていますのでご紹介します。“Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear?”/Bill Martin (著), Eric Carle (イラスト)は、“Brown bear, Brown bear, what do you see?”のシリーズ第2弾。こちらはWhat do you see?ではなくWhat do you hear?です。 絵本の構成、リズム感はBrown bearと同じですが、こちらは動物のいろんな鳴き声や鳴き方を表す動詞がいろいろ出てくるので、読み聞かせている大人にとっても勉強になります。発音さえ抑えておけば、リズムよく読むことができます。オーディオブックなども併用すると読み方の参考になりますよ。シリーズ第3弾の“Panda Bear, Panda Bear, What Do You See?”/Bill Martin (著), Eric Carle (イラスト) には、パンダが登場します。 こちらもBrown bearと同じようにリズムよく声に出して読めます。特徴としては、登場する動物が絶滅危惧種であるため、子どもたちに環境問題の話をしたい時に関連して選ばれることが多いようです。シリーズ第4弾の“Baby Bear, Baby Bear, What Do You See? ”/Bill Martin (著), Eric Carle (イラスト)には、赤ちゃんグマが登場します。同じくBrown bearのリズム感で読めます。 こちらには、北アメリカで暮らす動物たちが登場します。各動物の特徴的な動作を表す動詞も使われており、ちょっと難しいところもあるかもしれませんが、イラストをヒントに子どもに問いかけてみても面白いですよ。ぜひ、シリーズで英語の絵本の読み聞かせてみてください。
2014年08月19日“Excuse Me!”Karen Katz作は、「こんなとき、なんて言うの?」の英語が詰まった絵本です。げっぷしちゃったとき、欲しい物があるとき、嫌いな物をすすめられたとき、兄弟喧嘩したとき…、子どもが遭遇するよくあるシチュエーションでいいたい一言を、カレンカッツさんのカラフルで親しみやすいイラストとともに英語で覚えられます。毎ページ、“What do you say?”と問いかけているので、ひとつの言い回しとしてリズムよく読んであげると良いですね。“What do you say?”のフレーズはそのまま日常生活でも使えるのでとっても便利! 問いかけの答えがフラップをめくった中に隠されている仕掛け絵本ですので、子ども達もワクワクしながらフラップをめくって答えを発します。楽しみの中で英語フレーズを身につけていくことができる絵本です。大きくなって自分で絵本を読めるようになってからも重宝しますよ。英語絵本読み聞かせには外せない一冊です。英語絵本読み聞かせワンポイントアドバイス「英語絵本の読み聞かせはいつから始めたら良いのですか?」英語絵本読み聞かせの会を定期的にやっていてよくいただく質問です。私の答えは、「何歳から、と決まった時期はありません」です。言って見れば、やりたくなったときが始め時。英語で絵本を読んであげようかしら、と思ったその日にスタートしたら良いのです。とはいえ、生後一ヶ月の間は読み聞かせというより、この世に生誕して赤ちゃんもママも大切な時期を過ごしていると思いますので、それが落ち着く生後2ヵ月目以降または妊娠期間中から胎教として開始が良いと思います。私の教室に来たお子さんの最小年齢は生後2ヶ月!もちろんママと一緒ですが、ママに読み聞かせのコツやおすすめ絵本、発音練習などを行ってもらい、ご家庭で楽しく読み聞かせをされているようです。実際にご家庭で絵本を読むのはお母様お父様です。絵本を読むときの雰囲気作り、大好きなお母様お父様とシェアする時間を大切にしていただきたいものです。さぁ、英語絵本読み聞かせ、今日から始めてみませんか?
2014年07月02日梅雨の時期になってくると、日中に外出できず家の中での過ごし方を持て余してしまうことも多くなりますね。そんなときこそ、英語で絵本読み聞かせに挑戦してみませんか? こちらのコラムでは、毎回1冊ずつはじめての読み聞かせに最適な英語絵本の紹介をしていきます。今回紹介するのは、 はじめての1冊に最適なこの絵本。■“Hug ” Jez Alborough作主人公はBOBOちゃんというチンパンジー。BOBOちゃんが森の中を歩きながら、たくさんの動物親子の“Hug”に遭遇していきます。ここに登場する英単語は“Hug(ぎゅっ)”がほとんどですが、動物達の温かいイラストと表情からいろいろな種類のHugを感じ取れます。 英語の意味がわからなくても、子ども達の感情に視覚で訴えてくる絵本。読み聞かせをしながら、子どもの心にわき起こる感情にあわせて、“Hug”という言葉を発信してみましょう。少し大げさに、Hの音を息をたくさん吐いて「ハァーッグッ」と発声するのもきれいな発音のコツです。特に親子で読み聞かせをするときはHugといいながらギュッと抱きしめてあげてもいいですね。BOBOちゃんのシリーズは日本語訳の絵本も大人気です。“Hug”は『ぎゅっ』というタイトルで書店や図書館に並んでいます。BOBOちゃんというお名前も、日本語の絵本になるとジョジョちゃんに変わっています。名作ですので、はじめての1冊におすすめです。<ワンポイントアドバイス>今回は、英語の絵本を購入する時の注意点についてです。絵本を店頭で購入するときは実物を手に取って見定められるのでいいのですが、欲しい本が決まっているときはインターネットでの購入も大変便利です。サイトによっては、定価より安く購入することも可能です。その際の注意点として、同じタイトルの絵本でも洋書の場合「ボードブック」「ペーパーバック」「ハードカバー」と3タイプに分かれます。その違いを説明します。「ボードブック」:全てのページが厚紙でできています。破れにくく、サイズも子ども向けなので赤ちゃんや紙を破いてしまう年齢の乳児さんにおすすめです。「ペーパーバック」:全ページ薄い紙でできています。ボードブックに比べ安価です。「ハードカバー」:表紙裏表紙が厚紙、中身は薄い紙でできています。日本の多くの絵本はハードカバーですね。お子様の月齢や、用途に合わせて最適な物を選んでみてください。
2014年06月24日絵本に出てくる食べ物を真似てお料理することは、よくあるかもしれませんが、絵本からハンドメイドの世界を広げるというのも、面白いですよ。私の大好きな絵本の1つに『かばんうりのガラゴ』(島田 ゆか:著/文溪堂)があります。これは、かばん屋さんのガラゴが、「いつでもお茶が飲めるかばん」などのユニークなリクエストに答えてかばんを売っていくお話です。何とも夢があるかばんがたくさん出てきます。そんな夢のある楽しいかばん作りをご紹介します。まず、絵本を読んでその世界観を楽しんでください。次に親御さんが「雨の日も楽しくなるかばん」など、子供に注文してみてください。リクエストされることで、お子様のモチベーションが上がり、集中して作ることができます。作り方は、簡単です。綿100%のバッグにデコレーションしていきます。ノベルティなどでもらったエコバッグなどを活用するのもいいでしょう。子供でも簡単にできるデコアイデアをご紹介しますね。■デコアイデア1.シールフェルト好きな形に切って貼ります。2.リボン、ボンボンリボンボンドで貼るだけでかわいいです。3.布描きクレヨン、ペン好きな絵を描きます。4.スタンプ押すだけで、オシャレ感がアップします。写真は、こどもたちの実際の作品です。誰かのために作る喜び、贈った相手が喜こんでくれた感動、これは手作りの醍醐味でもありますよね。これをきっかけに、誰かにプレゼントするバッグを作ってみるのもいいですよね。さらにグレードアップできるデコアイディアもご紹介します。■グレードアップしたデコアイデア1.デコパージュ専用の液を使って、ペーパーナプキンのかわいい柄を貼り付けます。2.刺繍、アップリケお裁縫に興味を持ち始めたら、親子でチクチクするのもオススメです。3.アイロンプリント専用用紙に好きなデザインをプリントして、アイロンではりつけます。ちょっとした工夫で、完成度もアップ! ぜひ、オリジナルバックを作ってみてくださいね。
2014年06月20日全世界で15ヶ国語に翻訳され、30ヶ国以上で累計2億冊も売れるなど人気となっている英国生まれの絵本『Mr.Men Little Miss』。絵本の人気キャラクターをモチーフにした新商品シリーズが、21日より発売している。【画像】コチョコチョくんら、特に人気のキャラクターを紹介同キャラクターは、英国の児童文学作家ロジャー・ハーグリーブス氏が描く絵本に登場するキャラクターで、人間の持つさまざまな性格・個性を表現。個性溢れるキャラクターはミスター・ティックルやミスター・ハッピーなど80以上。そんなかわいらしいキャラクターたちが描かれた新商品シリーズは、初夏のお出かけに便利なバッグやポーチなどの小物、机まわりで活躍するメモやクリアファイルなど全18アイテムを展開する。お気に入りのグッズを見つけて、毎日にHAPPYをプラスしよう!【情報詳細】商品名:『Mr.Men Little Miss』シリーズ発売日:2014年5月21日価格:¥432~3024(税込)販売ルート:サンリオ直営店および百貨店サンリオコーナー、サンリオオンラインショップ
2014年05月22日大阪生まれの人気絵本作家・長谷川義史氏の作品を一堂に集めた展覧会『ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界』が、4月26日(土)から京都・美術館「えき」KYOTOで始まる。どこか優しくてほっとするストーリーと個性ある登場人物が、独特のタッチで描かれる作品は、子供から大人までを虜にする不思議な魅力にあふれている。「ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界」チケット情報展覧会では、デビュー作『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』をはじめ、『いいからいいから』『オツベルと象』『大阪うまいもんのうた』『だじゃれ日本一周』『おかあちゃんがつくったる』『シバ犬のチャイ』など代表作の絵本原画を中心に、スケッチや演劇ポスターなどの作品も展示。長谷川義史氏の作品と魅力を堪能できる絶好の機会となる。また、実際に絵本を読むことのできるコーナーの設置や、オリジナルグッズの販売も行われるなどのお楽しみも!子どもや家族と一緒にユニークな長谷川義史ワールドを体感しに、お出かけしてみてはいかがだろうか。■プロフィール長谷川義史(はせがわよしふみ)1961年大阪府藤井寺市生まれ。グラフィックデザイナーとして活動の後、絵本作家として活躍。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。精力的に絵本作品を発表し続けている。また、現在MBSの人気情報番組『ちちんぷいぷい』の「とびだせ!えほん」コーナー(木曜・不定期で放送)にも出演中。■『ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界』会期:4月26日(土)~5月25日(日)10:00~20:00※最終入館は閉館30分前まで。 <会期中無休>会場:美術館「えき」KYOTO料金:一般-600円 高・大学生-400円 小・中学生-200円※料金はチケットぴあでご購入いただいた場合の優待料金です。※小学生未満は無料。期間中1回有効。
2014年04月22日小さくて可愛い双子の野ねずみ「ぐりとぐら」を主人公にした絵本が誕生してから、今年でなんと50年! 福音館書店から、50周年記念企画の絵本がリリースされています。まずは『ぐりとぐらと一緒におでかけ絵本』。これは、手のひらサイズの7冊の絵本に、ミニトートバッグが付いた50周年限定セット。絵本はソフトカバーでとても軽く、トートには7冊がすっぽり入るので、子どもが持ち歩いて、お出かけ先で楽しむのにもぴったり。「あ」から「ん」まで、すべてのひらがなが出てきて、学ぶこともできる『ぐりとぐらのあいうえお』、ユニークな数え歌が楽しめる『ぐりとぐらの1・2・3』、1月から12月まで、それぞれの月を愉快なしりとり歌にした『ぐりとぐらのしりとりうた』、また“ちちんぷいの”ではじまる様々なおまじないを描いた『ぐりとぐらのおまじない』。『なぞなぞえほん 1のまき』『なぞなぞえほん 2のまき』『なぞなぞえほん 3のまき』は、なぞなぞの質問とイラストをヒントに、楽しみながら答えを導きだせる絵本。もちろん7冊とも、ぐりとぐらと仲間たちの可愛いイラストが満載です!そして、もう一冊は『ぐりとぐらの てづくりブック』。食べること、料理することが大好きな、ぐりとぐら。本書では絵本『ぐりとぐら』に出てくるフライパンで作るカステラ、『ぐりとぐらとくるりくら』のにんじんキッシュなど、実際にぐりとぐらの絵本に登場する料理のレシピを紹介。『ぐりとぐらのおきゃくさま』に登場するクリスマスケーキのレシピも紹介されているので、今年のクリスマス、子どもと一緒にてづくりに挑戦してみるのもおすすめ!さらに、ぐりとぐらの人形や折り紙のつくり方が写真とともにわかりやすく紹介されているほか、ぐりとぐらの絵本の世界を再現した「えほんのこばこ」のペーパークラフトキットが付いているのも嬉しいかぎり。“もりのさんぽ”と“ゆきのひ”、ふたつのシーンを組み立てて、ぐりとぐらの世界を立体的に楽しむことができます。ペーパクラフトにはミシン目が入っているので、子どもでも簡単に作ることができ、同じように切り取って使える動物や小物と劇遊びしたり、インテリアとして飾ったり……。お友達同士や親子で一緒に楽しめます。この季節は、クリスマスプレゼントとしても喜んでもらえるはず!また、2013年12月31日まで「ぐりとぐら」シリーズの絵本の表紙に付いているキャンペーン・シールを集めて応募すると、ぐりとぐらのすごろくやトートバッグが当たる「ぐりとぐら 50周年キャンペーン」も実施中。こちらもぜひチェックを!『ぐりとぐらと一緒におでかけ絵本』さく:中川李枝子 え:山脇百合子サイズ:13×13cm定価:3,150円発行: 福音館書店 『ぐりとぐらの てづくりブック』福音館書店編集部編サイズ:27×20cm定価:1,050円発行: 福音館書店 「ぐりとぐら」50周年キャンペーン 公式サイト 文章/田辺香
2013年12月04日モバイルビジネス コンサルティング業などを行う「ネットイヤーモビー」は、知育を目的とした文字のないiPad専用絵本アプリ「さわって学ぼう!あそべる絵本」を発表。シリーズの第1弾となる「ももたろう」「さるかに合戦」「はなさかじいさん」の3タイトルをApp Store上で公開している。同シリーズは、指でさわってあそびながら物語を進めていく、文字のない絵本アプリ。文字を無くすことで、子どもたちがそれぞれ自由に想像でき、遊びながら「考える」ことで、発想力や感情を豊かにすることを目指している。第1弾では、誰もが知っている「日本の昔話」から3タイトルをリリース。指でサクラを咲かせたり、柿の木に水をやったり、鬼を退治したりと、昔話のなかの「名場面」を、子ども自身が指で疑似体験しながら物語を進めていく。また、文字が読めなくても遊べる内容になっているため、全世界の子どもたちを対象に、言語の壁を超えて提供されるという。同社では、指でさわったり動かしたりすることで、指のトレーニングにもなり、脳を活性化する効果もあるのではと期待しているとのこと。同アプリはいずれも本編途中まで無料。以降は課金制で、価格は350円となる。なお、同商品のリリースを記念して半額セールを実施中。詳細は、ネットイヤーグループのホームページで見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日PHP研究所は、同社の絵本「香川元太郎の迷路絵本シリーズ」の10作目『乗り物の迷路』(仮題、2013年7月発刊予定)に登場するアイデアを募集する「夢の乗り物コンテスト」を実施している。「香川元太郎の迷路絵本シリーズ」は、今までも「文明の迷路」「物語の迷路」など、様々な作品を発表。このほど10作品目の刊行にあたり、本に登場する「あったらいいな、こんな乗り物」のアイデアを募集。入選作品をもとに、作者の香川元太郎氏が絵を創作するという。応募はハガキにて受け付ける。1人何点でも応募できるが、ハガキ1枚につき作品は1点とする。締め切りは2013年2月末。入選者には、2013年刊行予定の「乗り物の迷路(仮)」サイン本1冊と香川元太郎氏オリジナル迷路をプレゼントする。詳細は同社公式サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月06日絵本の企画制作・出版を手がけるえびばで号は、結婚式で両親に感謝の気持ちを伝える「ブライダル絵本」の制作サービスを開始した。「ブライダル絵本」は、結婚式で両親に贈るプレゼントとして、世界にひとつだけのオリジナル絵本を絵本作家が製作するサービス。写真や画などのビジュアル素材とインタビュー内容を基に、編集スタッフと絵本作家がゼロから構成を考え、オリジナルイラストを加えて絵本化する。一生想い出に残るプレゼントになるほか、結婚式の定番イベントである手紙の朗読の代わりに絵本を朗読し、読み上げられた絵本が実物となって両親の手元へ届く、などの演出も可能だ。78,000円のライトプランでは、フルカラー上製本(ハードカバー)16ページの絵本を3冊とオリジナルイラスト1点を制作。128,000円のベーシックプランでは、ページ数が2倍の32ページになる。取材・企画・編集・デザイン・電子化などの費用はプラン価格に含まれる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月13日ドッグフード、キャットフード販売の日本ヒルズ・コルゲートは、WEBにて絵本「7歳は『カラダ』と『食事』のチェックポイント。」を公開している。絵本では、シニア期に差し掛かった愛犬・愛猫の食事を見直すチェックポイントとして 「7歳」を掲げ、「DOG」編と「CAT」編にて、犬と猫それぞれの体調と食事の注意すべき点を、優しいタッチのイラストとリリカルな音楽に乗せて紹介している。今はまだまだ元気に見える愛犬・愛猫も、7歳を過ぎるといろいろな病気の心配が出てくる。特に症状がなくても、早めに健康チェックを受けることが必要であり、定期的な診断がシニア期の病気の早期発見・早期治療のためにも大切という。また絵本の公開と並行して、同社の「プリスクリプション・ダイエット」「サイエンス・ダイエット<プロ>」を動物病院にて購入したペットオーナー限定の、「CHECK 7 キャンペーン」も実施中。初回購入で当たる「トライアル・チャンス」、2回購入で当たる「リピート・チャンス」など、適切な食事を実現しながら、賞品が当たるキャンペーンとなっている。賞品は、「トライアル・チャンス」が「JTB旅行券10,000円分」を抽選で150名、「リピート・チャンス」が、「ダイソン ハンディクリーナーDC34」を抽選で100名となっている。応募締め切りは、「トライアル・チャンス」が9月15日まで。「リピート・チャンス」は10月31日まで。応募方法は、WEBのキャンペーンページにて確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月09日プラス株式会社の社内カンパニーであるジョインテックスは、株式会社絵本ナビと提携し、2012年3月21日より全国の幼稚園・保育園向けに絵本セットの販売を開始する。株式会社絵本ナビは、ユーザー参加型の絵本情報サイト「絵本ナビ」を運営。同サイトの月間利用者数は約57万人。紹介絵本約39,000タイトルから一般読者が評価、ランキング付けをしており、約22万件以上の絵本に関するレビューが蓄積されている。そのレビューを元に中立的な立場から人気の高い作品を選び、セットにして全国の幼稚園・保育園向けに販売されるという。絵本は6歳までの年齢別で、子供たちの成長段階にあわせた、「0~1歳用・はじめて出会う絵本セット」「1~2歳用・好奇心を育む絵本セット」などロングセラーを中心とした各2セットと、0~3歳・4~6歳の各年齢におすすめの新作絵本をセレクトした「2011年度新刊絵本」セットの2タイプ。すべて絵本ナビ編集部によるオリジナルのセレクトで計14種類。販売は、ジョインテックスが全国の教材扱い店や文具事務用品店頭を通じて展開するカタログ通販「スマートスクール」を通して行なわれる。午後5時までの注文で、2営業日後から4営業日に幼稚園や保育園へ直接配送されるという。教材や文具事務用品・日用雑貨品等も合わせて購入可能とのこと。セット内容が記載されている小冊子を全国の幼稚園・保育園約2万5千園に配布し、FAXで注文を受け付ける。2012年3月21日より販売開始。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日「支援・エコ」で昨年ご紹介した絵本『ねこよみ』を3名様にプレゼント! この『ねこよみ』に携わった、イラストレーターで作家の砂山恵美子さん、企画・ディレクションを担当された一般社団法人Think the Earthの鳥谷美幸さんのインタビューや『ねこよみ』についての記事は こちら>> 『ねこよみ』価格:¥1,470(税込)サイズ:横215×縦155mm(A5横開き・上製本)絵と文:砂山恵美子編集:Think the Earth発行:ソル・メディア アマゾンで購入する>> 【プレゼント応募は終了しました】【応募方法】1、おうちスタイルのTwitterアカウント@ouchistyleをフォローしてください。 ★フォローする★ ※当選された際にDMをお送りするために必要となります。フォロー頂かないとキャンペーン応募は無効となりますので、ご注意ください。※Twitterアカウントをお持ちでない方は、 新規登録 を行ってください。2、あなたの好きな「猫のしぐさ」をつぶやいてください。【例】「たまに舌を出しっぱなしにしてるところ」「丸まってる寝姿」・・・などあなたの“好きな猫のしぐさ”をつぶやいてください。*ハッシュタグ #ouchi_nekoyomi をつけて応募してください。 ★今すぐつぶやく★ ※1人何回つぶやいてもOKです。※応募締め切りは2012年1月24日(火)※応募にかかわる通信料は、ご利用者様のご負担となりますのでご了承ください。※当選者には応募締切後にTwitterのダイレクトメッセージで詳細をご連絡いたします。送信後48時間以内にご返信がない場合やご連絡前にTwitterのフォローを外された場合は当選が無効になります。※下記、応募要項をご確認の上、ご応募くださいますようお願い致します。【応募要項】・ご応募に際しお客様に入力いただいた情報は、ご希望いただきましたエキサイトの各種サービスのお知らせメールの送付のために、利用させていただくほかは、抽選・当選者へのプレゼント発送にのみエキサイト(株)にて使用いたします。・正確な情報をご入力いただけない場合およびご登録の内容によって任意項目が空欄である場合、サービスの全て又は一部の提供ができない場合がありますのでご了承下さい。・当選に関する個別のお問合せへの回答はいたしかねますので、ご了承ください。・当選の権利を譲渡することはできません。・プレゼント発送に際しては、ご連絡いただいた氏名・住所等をエキサイト(株)と契約している発送業者、または賞品手配を委託している賞品提供会社にて使用させていただきます。・ご連絡いただいた内容について、開示・訂正・追加・削除・利用停止・消去・第三者提供停止またはお問い合わせを希望される場合は、下記までご連絡ください。エキサイト株式会社 ヘルプセンター エキサイト株式会社個人情報保護管理者
2012年01月11日“ねこ”と“こよみ”で『ねこよみ』。下町に住む猫たちの目線で描かれたユニークな物語を通して、季節の変化を楽しむ絵本が発売となった。猫と暦にはどんな関係が? ちょっと聞いただけでは想像がつかないこの絵本の魅力について、イラストレーターで作家の砂山恵美子さん、企画・ディレクションを担当された一般社団法人Think the Earthの鳥谷美幸さんにお話を聞いた。 「下町に住んでいる主人公の猫がライバルの猫とケンカをし、町を離れて旅に出るんです。季節は巡って、それぞれの猫が豊かな自然の恵みを受けて、今度はまた別の猫が旅に出る……というストーリーを猫の目線で語っています。春には桜の花や蝶々が出てきたり、秋には菊やコオロギが出てきたり、と、イラストの中で季節感を表現しています」と砂山さん。実は、登場する猫たちは、砂山さんご自身が東京の下町に住んでいた時に、家の周りにいたという実在の猫たち。それだけに、猫同士や猫と犬、猫と人間の関係までも、リアリティ一杯に描かれている。きっと猫好きなら、随所で「あるある!」と頷いてしまう場面に出会えるだろう。 ページをめくってみると、「あっし」「でやんす」といった寅さんのような言葉を使う猫の物語と共に、見開き1ページで「立春」「夏至」など二十四節気のひとつが記されている。そして、その下には、二十四節気をさらに3つの季節に分けた「七十二侯」の言葉も。例えば、「立春」のページは、「東風凍を解く(とうふう、こおりをとく)」「鶯鳴く(うぐいす、なく)」「魚氷に上がる(うお、こおりにあがる)」とある。面白いのは、その七十二侯の言葉一つひとつが、全てのページに絵解きで隠されていること。写真の立春のページには、風や鶯、魚が描かれているのが分かるだろう。このページは比較的易しい方だが、ページによっては、驚いてしまうような隠し絵もある。ストーリーとともに、この絵解きを探しながら読み進めるのが、『ねこよみ』の面白さだ。また、季節や猫に関するまめ知識を記した「ねこらむ」や、二十四節気ごとの猫の変化についての解説なども登場し、様々な視点から読者を楽しませてくれる。「2006年からThink the Earthでは毎年、『えこよみ』という絵本を発売していますが、「n」をつけたら「ねこよみ」になる、と気付いたことから、“猫と季節に感謝する”この企画が始まりました。私は、普段暮らしの中で猫から豊かなものをもらっているので、恩返しができたらな、と思ったんです」と鳥谷さん。元々猫が好きで家でも飼っている鳥谷さんは、震災を機に猫の問題を身近に感じ、猫のシェルターでボランティア活動を始めたそうだ。さらに、動物実験や殺処分など、猫にまつわる様々な問題に対しても、「何かできることがないか」と考えていたという鳥谷さん。この思いから、絵本の売上の一部は、猫の福祉・愛護活動を行う団体に寄付することとなった。今後、一般社団法人Think the Earthでは「猫を想うことは、地球を想うこととつながっている」と考え、『ねこよみ』を皮切りに情報発信や勉強会、寄付につながるプロジェクトなどを立ち上げる予定だと言う。 イラストレーターの砂山恵美子さん(左)と、ディレクターの鳥谷美幸さん(右)猫の視点で自然や地球を見てみたら、ちょっと世界の見方も変わるかも? 猫好きの方はもちろん、和文化や自然に興味のある方や、親子でも楽しめる『ねこよみ』。年末年始の家族の団らんに、帰省の手みやげにも、一冊手に取ってみてはいかがだろう。『ねこよみ』価格:¥1,470(税込)サイズ:横215×縦155mm(A5横開き・上製本)絵と文:砂山恵美子編集:Think the Earth発行:ソル・メディア アマゾンで購入する>> 取材/池田美砂子
2011年12月28日主婦の友社から、本格的なポップアップ絵本が自分で作れる『ポップアップ じぶんでつくる とびだす絵本』が発売された。すべて簡単に取り外せるパーツがついており、切り取って、差し込んで、はるだけ!で、びっくりするような作品が出来上がる。見本にはロボットのポップアップ。作るのはドラゴン、お城、フランケンシュタイン、ジャングルなど。さらに簡単なポップアップカードの作り方も紹介されている。小学校高学年の子どもなら、作り方を見ながらどんどん作れるのではないだろうか。親子で楽しみながら作ることをおすすめしたい。小さなお子さんには、お父さんが手作りしてあげると「お父さん、すごい!」なんて言ってくれるかも?!『ポップアップ じぶんでつくる とびだす絵本』作:デザイン:ルース・ウィキングス絵:フランシス・キャッスルサイズ:256×256(特別サイズ) 12ページ価格:¥1,995プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年08月09日