みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやくシミ姉ちゃんという心強いお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。そんなK先生の態度に園長先生は大激怒! 反省したK先生は施設を去ることになるのでした。ようやく平和な日常を取り戻したと思いきや、今度は親友のシミ姉ちゃんから理由もなく無視されるようになったみかんさん。そんなとき偶然、先生とシミ姉ちゃんが話しているところに遭遇し、シミ姉ちゃんが施設を出てお母さんのところに戻ることを知ります。シミ姉ちゃんが冷たくしていたのは、みかんさんを思う優しさからだったようで……?「私がいなくなったら泣いちゃうから、それなら嫌われようと思ったの」そう先生に話すシミ姉ちゃん。突然無視されるようになり、正直腹が立っていたミカンさんですが、シミ姉ちゃんのやさしい気持ちを知って涙が止まりません……。仲直りできないままシミ姉ちゃんと離れたくない…! 先生とシミ姉ちゃんの話を聞いて、なぜシミ姉ちゃんが自分を避けていたのかを理解したみかんさん。 このまま仲たがいを続けるわけにはいきません。勇気を出してシミ姉ちゃんにもう一度、話しかけることにしたようです。 ところが「一緒におやつ食べよ」というみかんさんを相変わらず無視して、どこかへ行こうとするシミ姉ちゃん。そんなシミ姉ちゃんを引き留めようと、みかんさんは必死です。 とうとうシミ姉ちゃんを強引に抱っこすることにしたみかんさん! これにはシミ姉ちゃんもびっくりし思わず「はなしなさいって!!」と叫びます。 その言葉通りシミ姉ちゃんを離したみかんさん。急に離されたことで尻もちをついたシミ姉ちゃんが振り返ると、そこには大粒の涙を流すみかんさんの姿が……。 シミ姉ちゃんへの思いがこらえ切れず、涙があふれてしまったのでしょう。少々強引な手段ではあったものの、ようやくシミ姉ちゃんと久しぶりに会話できたみかんさん。 きっとシミ姉ちゃんも冷たい態度を貫き通すのは辛いことでしょう。大切な友だちとしてどちらもお互いを思いあっている姿に涙が出そうです。みかんさんは自分の思いをシミ姉ちゃんにしっかり伝えられるといいですね! 著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年02月16日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやくシミ姉ちゃんという心強いお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。そんなK先生の態度に園長先生は大激怒!反省したK先生は施設を去ることになるのでした。ようやく平和な日常を取り戻したと思いきや、まともや事件が発生。これまで姉妹のように仲良く遊んでいたシミ姉ちゃんから、理由もなく無視をされます。シミ姉ちゃんと話さなくなってから、みかんさんはシミ姉ちゃんが先生と話しているのを聞いてしまいます。一方的にみかんさんを無視した、その理由にはシミ姉ちゃんの意外な本音が隠れているようで……?シミ姉ちゃんの思いを知ったみかんさんは… もともとお母さんからの虐待がきっかけで施設にきたシミ姉ちゃん。先生がお母さんのところに戻るのを心配するのも当然です。 それでも、シミ姉ちゃんはお母さんと暮らすのを心待ちにしていました。お母さんと新しい生活が始まることに、全く不安はないようです。 それよりもシミ姉ちゃんが心配していたのは、みかんさんのこと。いなくなって悲しい思いをさせるくらいなら、嫌われてしまおうと考えたのですね……。ここ最近シミ姉ちゃんがみかんさんを無視し続けていたのは、みかんさんを大切に思うからこそ。そんなシミ姉ちゃんの本音を知り、みかんさんは涙が止まりません。 相手を思いやるあまり、本音を隠した行動をとってしまったのでしょう……。 偶然の盗み聞きでわかったシミ姉ちゃんの本音。すれ違いを解消できるよう、お互いが自分をさらけ出して話し合えるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年02月15日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやくシミ姉ちゃんという心強いお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。そんなK先生の態度に園長先生は大激怒!反省したK先生は施設を去ることになるのでした。ようやく平和な日常を取り戻したと思いきや、またもや事件が起こります。これまで姉妹のように仲良く遊んでいたシミ姉ちゃんが、無視し始めるのです……。無視を続けるシミ姉ちゃんに怒ったみかんさんが理由を尋ねるも、「ウザいんだよ、もう話しかけてこないで」 と冷たく言われてしまいます。初めてのケンカ。その理由は…? ある日突然、みかんさんを無視するようになったシミ姉ちゃん。理由もなく「もう話しかけてこないで」と言うなんて、正義感の強いシミ姉ちゃんらしくありません。 さすがにショックを受けたみかんさんは、売り言葉に買い言葉で「もうシミ姉ちゃんのことなんて知らない!」と去ってしまいます。 これまで姉妹のように仲が良かっただけに、シミ姉ちゃんの行動には疑問を抱かずにいられませんね……。 ミカンさんとシミ姉ちゃんが口を聞かなくなってから数日後、シミ姉ちゃんと先生が話しているのを見つけたみかんさん。思わず盗み聞きしてしまいます。 「シミちゃんお母さんのところに帰るの不安じゃない?」 「ぜんぜん不安じゃないよ! でもみかんの事が……すごく心配なの」 そう言いながら大粒の涙をこぼすシミ姉ちゃん。すでに施設を出ることが決まっていたのですね……。 シミ姉ちゃんがみかんさんを無視していたのは、ただきらいになったという理由ではなさそうです。何か、シミ姉ちゃんに考えがあってのことなのでしょうか……。 盗み聞きで偶然シミ姉ちゃんの思いを知ってしまったみかんさん。冷たい言葉の裏に隠れている、本当の気持ちを見逃さないようにしたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年02月14日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやくシミ姉ちゃんという心強いお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。そんなK先生の態度に園長先生は大激怒!ようやく反省の言葉を口にしたK先生を見て、みんなをバカにしたことが許せなかったと語る園長先生。園長先生の深い愛情に触れ、本当の家族を手に入れた子どもたち。ところが、シミ姉ちゃんとの別れが近づいているというのです……。いじわるなK先生が施設から去ったことで、ようやく穏やかな日常を取り戻した子どもたち。ですが、またもや悲しい出来事が待ち受けているとは……。仲良しのシミ姉ちゃんに無視されるように… K先生が去り、穏やかで幸せな時間が戻ってきました。そんな矢先、またもや事件が発生。 姉妹のように仲良く、いつも一緒に遊んでいるシミ姉ちゃんが、なぜかみかんさんを無視するようになってしまったのです。 ショックを受けつつも、めげずにシミ姉ちゃんに話しかけるみかんさん。それでもシミ姉ちゃんは頑なに、返事をしようとしません。 無視されることにだんだんと腹が立ってきたみかんさんは、シミ姉ちゃんに訳を尋ねます。 「なんで無視するの!?」 「はっきり言って!」 するとシミ姉ちゃんの口から、信じられない言葉が飛び出します……。 「お前、ウザいんだよ」 一体シミ姉ちゃんはどうしてしまったのでしょうか……。理由もなく、人を嫌うような子ではありません。シミ姉ちゃんが変わってしまったのには何か原因があるはず。早く仲直りして、いつものように楽しく遊べる日が来るといいですね……。大人でも理由を告げられず無視されたり、逃げられたりしたら嫌な気分になりますよね。無視や逃げるのではなく、別の方法を見つけることは難しかったのでしょうか。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年02月13日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。そんなK先生の態度に園長先生は大激怒! 先生と子どもたちは園長先生のあまりの迫力に、固唾を飲んで見守ります。ようやく反省の言葉を口にしたK先生を見て、責任感からみんなに頭を下げる園長先生。みんなをバカにしたことが許せなかったと語る園長先生の目には涙が浮かびます。みんなを大切な家族だと思っているという、園長先生の深い愛情に触れた子どもたちは……? 一難去ってまた一難…? 毅然とした態度で、K先生を更生させた園長先生。普段は温厚な園長先生が激しい怒りを見せたのは、みんなのことを家族として大切に思っていたからなのですね。 生まれてすぐ施設に預けられ、本当の家族を知らずに育った子どもたち。楽しく過ごしているように見えても、家族に対して憧れや羨望の気持ちを抱いていたようです。 ところが園長先生の大きな愛を受けて、うらやましいと思っていた家族は、すでに自分たちも手に入れていたことを知ります。本当のお父さんにするように、園長先生に抱きつく子どもたち。 園長先生も、困惑しながらどこか嬉しそうです。そんな園長先生にミカンさんとシミ姉ちゃんは感謝の気持ちを伝えます。 「ありがとう。お父さん」 2人の言葉がよほど嬉しかったのか、園長先生は泣き出してしまいました。K先生のいじわるはつらい経験でしたが、雨降って地固まるとは、このことかもしれません。 トラブルの元だったK先生も施設を去り、ようやく平和な日常が戻ってきたようです。 ですが、一難去ってまた一難。シミ姉ちゃんとの別れが近づいているとのこと。 姉妹のように仲が良かっただけにお別れはつらいですが、一生の友だちであることに変わりはありません。人の出会いは一期一会といいますが、別れもまた突然やってくるもの。考えたくはないですが、いま一緒にいる時間を大切にして、突然そんなときがきても納得できるよう2人には過ごしてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年02月12日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。いきすぎた行動を指摘されるも開き直ったK先生に対し、園長先生は激怒。さらにK先生がやってきた本当の理由は、前の園で評判最悪だったからと明かします。普段は温厚な園長先生のあまりの迫力に、ようやく謝罪の言葉を口にするK先生。それを見た園長先生も、責任感からかみんなに頭を下げるのでした。園長先生がK先生に怒った理由は…… 2人のやりとりを、固唾を飲んで見守っていた先生や子どもたちは、園長先生のあまりの迫力に思わず沈黙してしまいます。そんなみんなに園長先生が述べたのは、謝罪の言葉でした。 「すまなかった! 私のせいで……」 と頭を下げる園長先生。K先生に激しく怒った理由についてみんなに説明します。 「許せなかったんだ。みんなをバカにされるのは」 「だってみんな私の大切な家族だから」 涙ながらにそう語る園長先生から、子どもたちは愛情の深さを知ったようです。どんな事情であれ施設にいるのは、親の愛情を知らずに育った子どもたちばかり。いじわるなK先生を更生させ、全力で守ってくれる園長先生はまるで本当の親のようです。 施設を統括する園長先生が愛情深い人で良かったと、思わずにはいられませんね。これからはどんな困難があっても、施設にいる間は園長先生がみんなをしっかり守ってくれることでしょう。 著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月24日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。いきすぎた行動が園長先生にバレるも開き直ったK先生。あまりの言い分に園長先生は激怒し……子どもたちや先生たちがバカにされたことに対して涙する園長先生。K先生がこの施設に来た、本当の理由について話します……園長先生が話す本当の理由に一同驚愕…… K先生がこの施設にやってきた本当の理由を話す園長先生。 実は、K先生は前に働いていた園での評判が悪かったため、この施設に来ることになったそう……。 「これ以上、みんなをバカにすることは私が許さない」 K先生を叱責する園長先生。これにはK先生も驚きを隠せない様子です。自分の意見に園長先生が同調してくれるとでも思っていたのでしょうか……。子どもたちや先生も、激怒している園長先生の迫力に固唾を飲みます。 園長先生に詰め寄られたK先生は、「申し訳ございませんでした……」 と謝罪の言葉を口にしました。K先生から謝罪の言葉を聞いた園長先生はしばらく黙った後、子どもたちのほうへ振り返ります。 「みんな、私のせいですまなかった!」 子どもたちや先生たちに頭を下げ謝罪する園長先生。もしかすると自分の大切な人たちを守れなかったという思いがあるのかもしれませんね。施設の先生はいろんなところに目を配りながら管理をしていかなといけないので大変ですね。そんな先生方には頭が下がる思いです。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月23日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。いきすぎた行動が園長先生にバレてしまったK先生。しかし開き直ったK先生は「しつけのためにしたことだ」といって、他の先生たちや子どもたちに暴言を吐き続けるのでした…。濡れ衣を着せられそうになる施設の子どもたちを守るため、状況を知る他の先生たちも真実を語りはじめました。説明を求められて窮地に立たされたK先生は、ついに本性を現わします。「最低なこの施設を変えるためにした。むしろ私に感謝してほしいくらい」と言い放ち、園長先生に同意を求めますが…。K先生の言い分に、園長先生は…? 今までしてきた子どもたちへの嫌がらせを謝罪するのではなく、「しつけのためにやった。むしろ私に感謝してほしい」と言い放ったK先生に対し、園長先生は小声で何かを言います。 K先生が園長先生に聞き返すと「お前が無能だっていってるんだよ!!」とブチギレ!これにはその場にいた全員が驚きます。 「先生たちは大変な仕事なのに、頑張ってくれている」「子どもたちだって素直でかわいい。私の立派な子どもたちだ」と話す園長先生。続けて「私は頼りない園長かもしれないが、みんなのことをバカにするのは許せない!」と涙を目に溜めて言いました。K先生が、自分の大切にしている他の先生や子どもたちをバカにした発言が本当に許せなかったのでしょうね。 そして、K先生がこの施設に来たのは、自分から来たわけではないことが判明。なんとK先生が前に勤めていた園での評判が最悪だったため、この施設に来ることになったというのです。これにはK先生も意表を突かれたことでしょう。 それにしても、子どもたちや先生たちのために涙を流せるなんて、素敵な園長先生ですね。K先生の異常な言動から守ってくれた園長先生。この園長先生の施設であれば、今後も何かあったとき子どもや従業員をしっかり守ってくれそうですね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月22日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。しかし子どもたちに対するいきすぎた行動が多いK先生によって、苦しめられることになるのでした。K先生は子どもたちを嘘つき呼ばわりし、身に覚えのない濡れ衣を着せようとしますが、他の先生たちが子どもたちをかばいます。園長先生にどういうことが聞かれたK先生は本性を現わすのでした…。あの手この手を使って言い逃れをしてくるK先生でしたが、他の先生たちの証言もありK先生の嘘が明らかになりました。最初はK先生を信じていた園長先生も、他の先生たちの意見が全く違うことに戸惑い、事実の説明を再度求めますが…。「説明してもらってもいいですか?」K先生は黙ったかと思うと… 「私たちが本当のことをお伝えします」と他の先生たちからの声で、濡れ衣から逃れられた子どもたち。混乱した状況に園長先生は「一体どういうことか説明してもらえますか?」とK先生に説明を求めます。 K先生は黙った後、これ以上言い逃れできないと思ったのか、狂ったように大笑いします。ゲラゲラと笑った後に「たしかに私がしつけのためにやりました」と、シミ姉ちゃんのケーキをぐちゃぐちゃにしたことを認めました。 そして「お前たちが無能だから、仕方なく私がしつけてやったの!」と先生たちに罵声を浴びせます。そして子どもたちにも「出来損ない」「しつけないと調子に乗る」と嫌悪感を露わにして話し続けるK先生。 今までK先生が行ってきた子どもたちに対するひどい対応の理由。それは「最低な施設を変えるために私が来た」と、あまりにも身勝手な言い分でした。 それだけではとどまらず、「むしろ私に感謝してほしいくらいだよ」と話すK先生。そして園長先生にも同意を求めます。あまりにも勝手な言い分ですね。 子どもたちや先生たちに言い寄られたことで、ついに本性を現わしたK先生。自身の非を認めて、子どもたちに謝罪するのかと思いきや、反省する様子もなく罵倒し続けました。園長先生に同意を求めていますが、園長先生はこの状況をどう判断するのでしょうか。横柄な態度をとるK先生から、子どもたちを守ってくれることを願います。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月21日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。子どもたちに対するいきすぎた行動が多い施設のベテラン先生・K先生。みかん高校生さんの友だち・シミ姉ちゃんのことも嘘つき呼ばわりし、身に覚えのない濡れ衣を着せようとします。しかし、そんなシミ姉ちゃんを助けてくれる存在が現れ……!シミ姉ちゃんとみかん高校生さんの身の潔白を証言する「施設の子どもたち」。ところがK先生は、怒鳴ったり、泣き落としをしたり、あの手この手で状況を覆そうとしてきます。「私たちが本当のことをお伝えします」一体ほかに誰が…? 「私たちが本当のことをお伝えします」そういって声をあげたのは、同じ施設に勤めるA先生とM先生でした。 「子どもに言われて、ゴミ箱の中から見つけました」2人は、K先生がシミ姉ちゃんに出したぐちゃぐちゃでアリがのっているケーキを園長先生の前にさしだします。 実は、子どもたちだけでなくほかの先生たちも、K先生のいきすぎた行動が気になっていたようです。 「早く言ってあげられなくて、みんなごめんね……」 そんな2人の先生に救われた子どもたち。一気に表情が明るくなると同時に、中には安心して涙ぐむ子もいたのでした……。 子どもたちだけでなく、一緒に働く先生からも告発を受けたK先生。もう言い逃れができない状況で、園長先生から説明を求められます。 大人であり先生という立場もありますが、過ちを犯してしまったときにはプライドを捨てて誠意のある姿を見せることが大切だと思います。K先生もいい加減素直に自身の非を認めて、子どもたちにきちんと謝罪の意を示してほしいですね。 たとえ間違ったことをしてしまったとしても、大人として、先生として、ごまかすことなく子どもたちのお手本となるような行動をとってほしいものです。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月20日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。正義感が強いシミ姉ちゃん。そんな彼女は、いつも子どもたちに意地悪ばかりするK先生に目をつけられていました。ある日、ぐちゃぐちゃにしてアリをのせたケーキがおやつの時間に出されたシミ姉ちゃんは、部屋の外へと飛び出してしまいます。しかし、すぐにK先生に連れ戻され、園長先生の元へ。そこでシミ姉ちゃんとみかん高校生さんはK先生に濡れ衣を着せられてしまいます……。園長先生に嘘の報告をするK先生。シミ姉ちゃんは園長先生に真実を伝えようとしますが、K先生に遮られてしまします。そこへ、ともに立ち向かおうとする人物があらわれ……。「K先生いつもいじわるだよ! 」シミ姉ちゃんを後押しする声! 「シミちゃん、先生が言っていることは本当なのかな?」反論する勢いを失ってしまったシミ姉ちゃんに、園長先生が真相を尋ねていたそのとき……! 「違うよ」 同じ施設で過ごす子どもたちが一斉に声をあげたのです! 「K先生がシミちゃんのケーキぐちゃぐちゃにしてアリさんのせてたよ!! 」思わぬ告発を受け、さらに声を荒くして怒鳴るK先生。 しかし、それでもめげない子どもたちは、それぞれにK先生のさらなる悪態を申告します。 「これはどういうことなんですか? 」予期せぬ事態にK先生に真意を問う園長先生。 追い詰められたK先生は「最近、この子たちは気にくわないことがあるとすぐにこうやって責めてくるんです……」そう言ってさっきまでの強気な態度を一変!涙をこぼしながら訴えはじめたのです……。 再びK先生のペースに流されかけ、子どもたちは絶体絶命! ところがそのとき、「本当のことをお伝えします」という声が上がりました。果たしてこの声の主は一体誰なのでしょうか……? 子どもたちの人権が左右される今回の問題。K先生からの圧力に対し、友だちを助けるために勇気をもって立ち向かったどもたちは本当に立派ですね。子どもたちのこの必死な思いが少しでも園長先生やK先生の心に響くことを願います。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月19日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。いつも明るく元気なシミ姉ちゃん。しかし、彼女には、母親から包丁で刺されて施設へやってきた壮絶な過去があったのです……! そんな彼女の話を聞いたみかん高校生さんは、離ればなれになったときの目印として、シミ姉ちゃんへ大事にしていたキーホルダーをプレゼントしたのでした。施設でともに育ったみかん高校生さんとシミ姉ちゃん。複雑な境遇を抱える2人は、家族同然の絆を確かめ合っていたのですが……。「早くおりてこい!! 」怒鳴りつける声の主は……? 「私たちは永遠に家族だから」施設でともに育ってきたみかん高校生さんからの言葉に、思わず涙があふれるシミ姉ちゃん。 「ありがとう、一生大切にする」みかん高校生さんから家族の証として受け取ったキーホルダーをギュッと握りしめて、シミ姉ちゃんはそう約束したのでした。 「ちょっとあんたたち!! 」「何やってんの!! 早くおりてこい!! 」そこへ現れたのは、シミ姉ちゃんに嫌がらせをしていたK先生! 2人は園長先生の元へと連れて行かれてしまいます。 そしてなんとK先生は、園長先生に2人がおやつのケーキをひっくり返して外へ逃げたととんでもない嘘をつきます。すかさず反論するシミ姉ちゃんでしたが「また口ごたえする!! 」とK先生に怒鳴られて、口を閉ざしてしまいました。 園長先生からも改めて話の内容の真偽を問われたそのときです。 「違うよ」 そう声をあげた子が現れたのでした……。 子どもに対して、ここまで声を荒くして怒鳴るK先生。本来、子どもの声を聞くべき立場である人物がこのような態度では、子どもたちの人権も完全に失われてしまいますよね。 今の仕事を続けるというのであれば、少しでも子どもたちのことを思いやり、守ってあげられるような対応をとるように考え直してほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月18日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。いつも明るく元気なシミ姉ちゃん。しかし、彼女には、母親から包丁で刺されて施設へやってきた壮絶な過去があったのです……! そんな彼女の話を聞いたみかん高校生さんは、ある決心をします。お母さんへの強い思いを明かすシミ姉ちゃん。そんなシミ姉ちゃんに対し、みかん高校生さんも涙ながらに自分の気持ちを伝えます。シミ姉ちゃんは私が守る!!離れてもずっと一緒! 「私たちは家族なんだから」それがみかん高校生さんがシミ姉ちゃんを守っていくと決意した理由でした。 みかん高校生さんは、「これから先、離ればなれになったときの目印だよ」大切にしていたキーホルダーの1つをシミ姉ちゃんに託します。 「私たちは永遠に家族」「離れても必ず探しに行くよ」みかん高校生さんはキーホルダーを渡しながら、大切な友だちであるシミ姉ちゃんにそう伝えたのでした。 血のつながりこそありませんが、ともに施設で育った2人には家族と同等あるいはそれ以上の絆がうまれているようです。 お母さんを待つシミ姉ちゃんも、みかん高校生さんからの言葉に救われたのではないではないでしょうか。これほどまでに自分のことを思ってくれる友だちは、一生の宝ものとして大切にしたいものですね。 この先も2人の絆が強く結びついたまま過ごしていけることを願います。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月17日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。いつも明るく元気いっぱいなシミ姉ちゃん。しかし、そんな彼女はある日、みかん高校生さんに自分が母親に包丁で刺されたことによって施設へやってきたことを明かします。そんな壮絶な体験をしたシミ姉ちゃんでしたが、母親への思いは強く、心に決めていることもあるようです。みかん高校生さんと木の上で語りあかすシミ姉ちゃん。その切実な思いはみかん高校生さんにも伝わったようで……。「それから一度もお母さんに会えてないの」それでも彼女は… 母親に包丁で刺され、児童相談所から施設へと渡り歩いてきたシミ姉ちゃん。実の母親からとんでもない仕打ちを受けていますが、彼女はそれでもお母さんが大好きでした。 しかし、児童相談所に預けられてからは一度もお母さんに会えていないと悲しそうに言います。 「お母さんは忙しいんだと思う…」それでも彼女は、いつか母親が迎えにきてくれることを信じて、待ち続けているのですね。 シミ姉ちゃんは、「施設を出たら子どもだけがいる世界に行きたい」とも話していました。しかし、やはりお母さんだけは何があっても特別なよう。「お母さんなら子どもの世界に入れてあげてもいい」と無邪気に話します。 そんな彼女の話を聞いていたみかん高校生さんは、シミ姉ちゃんの手をギュッと握ります。 「みかんが守るよ」みかん高校生さんは、大好きなシミ姉ちゃんの壮絶な過去を知り、そう心に決めたのでした。 シミ姉ちゃんのお母さんが今現在どうしているのかはわかりません。しかし、いつか本当にシミ姉ちゃんの思いが報われて、お母さんと再会できる日が来ることを願わずにはいられませんね……。 いずれにしても、みかん高校生さんの存在は、これからのシミ姉ちゃんにとって大きな支えとなるのではないでしょうか。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月16日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。いつも明るく、正義感が強いシミ姉ちゃん。しかし、彼女は壮絶な過去を抱えていました……。木の上で施設を出た後のことについて語り始めたシミ姉ちゃん。それと同時にみかん高校生さんに自分が施設に来た理由を明かします。「ママに包丁で刺されて施設に来たの」彼女が抱えている苦しみは…… 「ママに包丁で刺されて施設へきたの」 幼いながらも壮絶な過去をもつシミ姉ちゃん。シミ姉ちゃんは、怒ったお母さんに思わず包丁を向けられ、傷つけられてしまったそう。 お母さんもわれに返った後は謝りながらすぐに手当てしてくれたようですが、彼女にとっては心に深く印象づけられる衝撃的な出来事だったに違いありません。 それでも、お母さんが大好きだったシミ姉ちゃん。泣きながら自分を抱きしめるお母さんを許してあげたそうです。 しかし、その後シミ姉ちゃんとお母さんは離れ離れになってしまったよう……。それでシミ姉ちゃんが施設に来ることになったんですね。 何よりシミ姉ちゃんが辛かったのは、包丁で傷つけられたことよりも大好きなお母さんと離ればなれになってしまったことだったのではないでしょうか。どんなことがあっても、子どもにとって母親が特別な存在であることには変わりないと思います。 いつかお母さんがシミ姉ちゃんを迎えに来てくれるといいですね。それまでシミ姉ちゃんには、元気で明るく過ごしていってほしいです。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2023年01月15日このお話は作者きなこすさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじなぜかキザ山の赤ちゃんのことを気にする反田。不安を覚えつつも無事に産まれたと噂で聞いたと伝えると、なぜか反田は震えだしたのでした。無事に産まれてよかった…心からキザ山の子どもの無事な誕生を喜ぶ反田。以前の彼女とは違うことが幸木にも伝わります…。次回に続く 「既婚者ハンターの末路」(全35話)は22時更新!
2023年01月01日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。そのころ、施設のK先生がご飯を残した子ども意地悪をしているところを目撃してしまったみかん高校生さんとシミ姉ちゃん。シミ姉ちゃんは勇敢に先生に抗議をしますが、その日を境に先生の嫌がらせの標的にされてしまいます……。つらい思いをしたシミ姉ちゃんがある日、施設から走り出し木の上に登ってしまいました。飛び降りかと心配するみかん高校生さんにシミ姉ちゃんは「怒ったからお菓子を食べていた」と返事をします。そんなパワフルなシミ姉ちゃんでしたが、みかん高校生さんに伝えたいある思いがあるようで……。 「みかん、私ね...」シミ姉ちゃんの思いとは...? 「早く施設を出たい」いつも明るく元気いっぱいなシミ姉ちゃんは、意外な言葉を口にしたのです。「施設を出たら、みかんとたくさん遊ぶ!」「みかんは何したい?」養護施設を出てからの想像をふくらませていくふたり。さらに、シミ姉ちゃんは「大人がいない世界に行きたい」と話します。どこか不穏な影が見え隠れするシミ姉ちゃんですが、その発言にはとんでもない理由があったのです…。「みかん...私ね...」「ママに包丁で刺されて施設にきたの」いつもの明るいシミ姉ちゃんからは想像もできない発言ですね。もしくは、壮絶な経験があったからこそ、普段から人一倍明るくふるまっているのでしょうか…。 さまざまな事情があって養護施設に預けられている子どもたち。中には、シミ姉ちゃんのように親との同居が危険だと判断されてやってくる子もいます。傷ついた心は、そう簡単に癒えるものではありません。シミ姉ちゃんのもつ、自分自身で状況を変えていきたいという気持ちを大切に守っていきたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月31日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。そのころ、施設のK先生がご飯を残した子ども意地悪をしているところを目撃してしまったみかん高校生さんとシミ姉ちゃん。シミ姉ちゃんは勇敢に先生に抗議をしますが、その日を境にシミ姉ちゃんは先生の嫌がらせの標的にされてしまいます……。つらい思いをしたシミ姉ちゃんは、ある日、施設から走り出し木の上に登ってしまいました。飛び降りるつもりなのかと心配しましたが、シミ姉ちゃんはただ木の上でお菓子を食べていただけでした……。みかん高校生さんがほっとしたのもつかの間、シミ姉ちゃんが驚きの言葉で呼びかけます。みかん高校生さんの心配もよそに、「登っておいで~」と煽るように呼びかけてくるシミ姉ちゃん。言われた通りに木に登った先でみかん高校生さんが目にした光景は…。「みかん、みて!」その視線の先に広がっていた光景とは...? 「泣き虫みかんのぼっておいで~」心配するみかん高校生さんの気持ちを知ってか知らずか、みかん高校生さんをあおりはじめるシミ姉ちゃん。イラついたみかん高校生さんは、シミ姉ちゃんの後を追って木に登ります。やっとのことで木の上にたどり着いたみかん高校生さん。それを待っていましたと言わんばかりに、シミ姉ちゃんは「見て!」と目の前の光景を指さします。 そこに広がっていたのは、夕日で輝く一面のひまわり畑。シミ姉ちゃんはこの光景を見せるために、わざとみかん高校生さんを煽ったのですね。「先生に怒ったからポテチ食べてた」木の上からの絶景を眺めながら、シミ姉ちゃんはそう答えたのでした。 どこまでも強いメンタルをもつように見えるシミ姉ちゃん。心配するみかん高校生さんの不安を吹き飛ばすような心の広さも感じられます。みかん高校生さんがシミ姉ちゃんのことを好いているのも、この頼もしさと優しさからかもしれませんね。このままふたりでいっしょに嫌なことも乗り越え続けていけるといいのですが...。ふたりには、この先どんな未来が待っているのでしょうか?著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月30日たとえ夫婦とはいえ、知らない間に夫に裏切られたことはありませんか?今回はそんな「自分勝手な人」をテーマにした漫画<500万もの借金を抱えた最低夫の末路>を紹介します!『500万もの借金を抱えた最低夫の末路』主人公のリンは、夫と二人暮らし。ある日、ポストでとんでもないものを発見してしまいます…。ポストには…出典:Youtubeまさかの、夫に500万もの借金があることが判明…!夫を問い詰めると、ギャンブルの資金にするために借りたと悪びれもなく話してくる始末…。反省の様子も、行動を改める様子も全くない夫に衝撃を受けたリンは離婚を決意。その後、夫の「さまざまな悪事」を暴き、夫の身内にすべてを暴露し反撃するのでした。悪びれもなく借金をする夫に唖然…知らない間に借金を作られるなんて…。家族としては不信感しかないですよね…。リンさんが今後幸せに暮らせますように…。(lamire編集部)(イラスト/Lineドラマ)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらのお話はフィクションです。"
2022年12月30日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。そのころ、施設のK先生がご飯を残した子どもに意地悪をしているところを目撃してしまったみかん高校生さんとシミ姉ちゃん。シミ姉ちゃんは勇敢に先生に抗議をしますが、その日を境に先生の嫌がらせの標的にされてしまいます……。おやつの時間に、自分だけぐちゃぐちゃのケーキを用意されたことが我慢できずに逃げ出してしまうシミ姉ちゃん。心配して追いかけるみかん高校生さんの目に映るのは、今にも木から飛び降りてしまいそうなシミ姉ちゃん!たまらず「だめー!」と声をかけますが…。ようやく見つけたシミ姉ちゃんがいたのはなんと木の上!?シミ姉ちゃんがそこにいた理由は?シミ姉ちゃんを心配して追いかけるミカンさんの目に映るのは…! K先生のいじわるから逃げるように教室を飛び出したシミ姉ちゃん。心配したみかん高校生さんは慌ててシミ姉ちゃんを追いかけます。追いついた先でみかん高校生が目にしたのは、なんと今にも飛び降りてしまいそうなシミ姉ちゃんの姿!?みかん高校生さんは思わず大声で呼び止めます…! ところが、シミ姉ちゃんはまさかの木の上でお菓子を食べていただけ…!「大声出すからびっくりした」というのんきな発言まで飛び出します…。 安堵感からか「バカ!いなくなったらどうしようかと思った!」とシミ姉ちゃん責めながら泣きじゃくるみかん高校生さん。本当にほっとしたのでしょうね…。 木から飛び降りる気はないようですが、シミ姉ちゃんはどんな気持ちでお菓子を食べていたのでしょう。気丈にふるまっていますが、ショックを受けたことには変わりなかったのではないかと思います。大人でもとても耐えがたい仕打ち、まだ子どものシミ姉ちゃんにはきっとつらい体験になってしまったでしょうね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月29日みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、養護施設の子どもたちにとってヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。そのころ、施設のK先生がご飯を残した子どもに意地悪をしているところを目撃してしまったみかん高校生さんとシミ姉ちゃん。シミ姉ちゃんは勇敢に先生に抗議をしますが、その日を境にシミ姉ちゃんへの意地悪が始まってしまいます。ある日おやつの時間にとても食べられないぐちゃぐちゃのケーキを用意されてしまい…!シミ姉ちゃんが…!いなくなっちゃう…!! 正義感が強く、養護施設で一緒に暮らす子どもたちにとって、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃん。そんなシミ姉ちゃんが気に入らないのか、K先生はあろうことかシミ姉ちゃんにだけ、とても食べられないぐちゃぐちゃのケーキを用意…!いつも気丈に振る舞うシミ姉ちゃんも、まだ小さな子どもです…。耐えきれる状況ではなかったのでしょう、その場から走り去ってしまいます。 そんなシミ姉ちゃんの様子を、不気味な笑みを浮かべながら見つめるK先生。みかん高校生さんはたまらず、K先生をにらみつけ、シミ姉ちゃんを追いかけます。追い詰められたシミ姉ちゃんが、悪いことを考えていないといいのですが…。しかし、無情にもみかん高校生さんの不安は的中。木の上でたたずむシミ姉ちゃんを発見してしまいます。 大人による理不尽な仕打ちに太刀打ちすることができないシミ姉ちゃん。こんなことをされると心が折れてしまいますよね。自分のいうことを聞かない子どもを力でねじ伏せるのではなく、まずど子どもの心に寄り添って、どうしたいいか、一緒に解決策を出していきたいですね。シミ姉ちゃんは本当にこのまま飛び降りてしまうのでしょうか。みかん高校生さんさんの声が、シミ姉ちゃんの耳に届くことを祈るばかりです。 著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月28日さまざまなやむを得ない理由で赤ちゃんを育てられないお母さんたち。そんなお母さんたちが頼る希望の場所が「赤ちゃんポスト」です。これは赤ちゃんポストに預けられたことで命を繋ぐことができたみかん高校生さんのお話です。乳児院を離れ養護施設に移ったみかん高校生さん。ある日のおやつの時間。その日はみんなが喜ぶケーキが出されましたが、施設で仲良しのお友達(シミ姉ちゃん)のケーキだけぐちゃぐちゃでアリがたかっているというひどい状態…。この異様な光景を前にしてみかん高校生さんがK先生に訴えるも先生は見て見ぬふりで…。楽しいおやつの時間のはずが、シミ姉ちゃんのショートケーキだけグチャグチャに。みかん高校生さんが先生に訴えるも…。グチャグチャになったケーキを見て、シミ姉ちゃんは… ある日のおやつの時間。シミ姉ちゃんのおやつだけがグチャグチャにされ、しかもアリがたかっているという異様な状況が起きました。あまりのひどさに、みかん高校生さんはK先生にシミ姉ちゃんのおやつのことを訴えます。しかし先生は見て見ぬふりで「そんなことない。早く食べなさい。」とグチャグチャのケーキをシミ姉ちゃんに食べるよう指示します。 この状況に、いつも元気で強いシミ姉ちゃんも涙を浮かべ、教室を出て行ってしまいました。自分のおやつだけがグチャグチャになっていて、それでも先生に食べろと言われ、さぞ辛かったでしょうね…。シミ姉ちゃんが飛び出したのを見ても、K先生は笑いながら「放っておきなさい」と冷たい言葉をかけるのでした。 大好きなシミ姉ちゃんが出て行ってしまい、K先生の言葉にもたまらなくなったみかん高校生さん。教室を飛び出し、シミ姉ちゃんを追いかけます。シミ姉ちゃんは一体どこに行ってしまったのでしょうか…。周りに助けてくれる大人がいない状況の今、みかん高校生さんの存在が少しでもシミ姉ちゃんの支えとなってくれるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月27日さまざまなやむを得ない理由で赤ちゃんを育てられないお母さんたち。そんなお母さんたちが頼る希望の場所が「赤ちゃんポスト」です。これは赤ちゃんポストに預けられたことで命を繋ぐことができたみかん高校生さんのお話です。乳児院を離れ養護施設に移ったみかん高校生さん。ある日養護施設のK先生は、なかなかご飯を食べ終えられない女の子に対し、無理やりごはんを食べさせようとします。それを見た施設のお友達(シミ姉ちゃん)は勇気を出してK先生に抗議!するとK先生は「勝手にしなさい」と告げて去っていきました。少しの不安も覚えつつも、K先生とのやりとりが無事に納まったみかん高校生さんとシミ姉ちゃんでしたが……。K先生の行動に抗議したシミ姉ちゃんでしたが、その後は特にK先生から何かされることなく過ごしていました。しかし、ある日のおやつの時間に事件が起きてしまいます。楽しみなおやつの時間。でもシミ姉ちゃんの前には… K先生とのシミ姉ちゃんとの口論から数日後のある日のおやつの時間のこと。K先生から「おやつの時間よ」と呼ばれ、わくわくして集まる子どもたち。その日のおやつはショートケーキで、みかん高校生さんは嬉しくてシミ姉ちゃんに話しかけます。 しかし、シミ姉ちゃんの様子がおかしい…。変に思ったみかん高校生さんは、シミ姉ちゃんの前に置いてあるおやつを見て衝撃を受けます。なんとシミ姉ちゃんの前に出されたショートケーキは、グチャグチャになっており、アリがたかっているひどい状態でした。 そんな様子を見て「さぁ、食べましょう」と微笑むK先生。これは誰の仕業か、言うまでもなく明らかですね…。シミ姉ちゃんに反発された腹いせだとしても、ひどい仕打ちです。本来子どもたちを導く立場であるはずの先生が、子どもに嫌がらせをするなんて信じられませんね…。これにはさすがのシミ姉ちゃんもショックを受けたのではないでしょうか。大人と言う立場を利用して理不尽な対応をするのは卑怯ですね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月26日さまざまなやむを得ない理由で赤ちゃんを育てられないお母さんたち。そんなお母さんたちが頼る希望の場所が「赤ちゃんポスト」です。これは赤ちゃんポストに預けられたことで命を繋ぐことができたみかん高校生さんのお話です。乳児院を離れ養護施設に移ったみかん高校生さん。ある日養護施設のK先生は、なかなかご飯を食べ終えられない女の子に対し、無理やりごはんを食べさせようとします。それを見た施設のお友達(シミ姉ちゃん)は勇気を出して「イヤな事はしちゃダメ!」と伝えます。しかしK先生は謝るどころか…。無理やりご飯を食べさせられ、泣いている女の子が見過ごせなかったシミ姉ちゃん。K先生の異様な行動に対し勇気を出して反論しますが…「そんな生意気なこと言うんだ」先生の冷たい眼差し… ご飯を食べられない子に無理やり食べさせようとするK先生。そんな様子を見ていたシミ姉ちゃんは、勇気を振り絞ってK先生に抗議します。大人にも臆せず「間違ってるよ」と言えるシミ姉ちゃん、友だち想いで勇気がありますね。 しかし、シミ姉ちゃんの思いはK先生にはどうやら届かなかったよう…。「先生にそんな生意気言うんだ」「そんな悪い子だとは知らなかった」と逆に威圧するかのような言葉をかけてくるK先生。正論を述べたシミ姉ちゃんに対して、謝る様子すらありません。 K先生は「もう勝手にしなさい」とだけ言い残し、その場を去っていきます。その場に残されたのは涙が止まらない女の子とそれをなだめるシミ姉ちゃん、そしてみかん高校生さんの3人。なんとかその場は納まったものの、みかん高校生さんは言いようのない不安に駆られていました…。K先生の去り際の言葉…誰が聞いても不安がよぎってしまいますよね。幼いみかん高校生さんでさえそう感じていたのであれば、よほど不穏な雰囲気が漂っていたのでしょう。しかもその不安が残念なことに的中してしまったんだそう…。このあとのふたりにいったい何が起こったのでしょうか。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月25日大切な友人のパートナーを好きになってしまったら、どうしますか?“諦める”という人が大半かと思いますが、恋は人を狂わせてしまうことも…!?今回はそんな“友人のパートナーを好きになった女”のトラブルを描いた漫画、「妻の浮気を誤解した夫の末路」を紹介します。『妻の浮気を誤解した夫の末路』主人公のソラは、夫・エンジとの間に赤ちゃんが産まれたばかり。ある日、大学時代の友人・ヒサメが出産祝いに来て、「赤ちゃん元カレに似ている」と意味深な発言。その言葉を信じたエンジは、赤ちゃんによそよそしくなったり、ソラの携帯を盗み見したりとおかしくなっていきます。そして、ソラが勤務するショッピングモールに元カレもいることを発見したエンジは早とちり、「俺の子じゃないなら離婚だ!」とソラに離婚を言い渡します。実はこの一連の行動、ソラの結婚式でエンジに一目惚れしたヒサメの引き金だったのです…!その後、離婚を言い渡したエンジが、ヒサメと浮気をしていることが発覚!ソラはすぐさま行動に出ます。反撃開始!ソラは興信所に行き、2人が浮気している証拠を掴みます。それから、エンジの母クルミに協力を仰ぎDNA鑑定、正式にクルミの孫だと証明されます。それを突きつけ、慰謝料と養育費をキッチリもらい反撃成功するのでした。友人の夫を狙うなんて…いくら一目惚れしてしまったとはいえ、友人の夫を狙うなんてひどいですね…。最終的にはこんな友人とも浮気した夫とも縁を切ることができたようで、ホッとしました。(lamire編集部)(イラスト/モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年12月25日さまざまなやむを得ない理由で赤ちゃんを育てられないお母さんたち…。そんなお母さんたちが頼る希望の場所が「赤ちゃんポスト」です。これは赤ちゃんポストに預けられたことで命を繋ぐことができたみかん高校生さんのお話です。乳児院を離れ養護施設に移ったみかん高校生さん。食事の時間、苦手な食べ物が食べられない女の子に養護施設のK先生は無理やりにでも食べさせようとします。それをそばで見ていたシミ姉ちゃんは「無理矢理はかわいそう!」と抗議します。その言葉に「今なんて言った?」と、シミ姉ちゃんを威圧するような態度で返すK先生。それでも「嫌なことはダメ!」と果敢に立ち向かうシミ姉ちゃんでしたが…。正義感の強いシミ姉ちゃんは、嫌がる女の子に無理強いをするK先生に必死に抗議します。シミ姉ちゃんの必死の訴えを聞いたK先生は…。「嫌なことはしちゃダメ!!」その言葉に対してK先生は... 「その子がかわいそう」とK先生に立ち向かっていくシミ姉ちゃん。しかし、K先生は「食べないこの子が悪い」とシミ姉ちゃんの声に耳を傾けようとしません。「先生の言い分もわかるけど、嫌なことはしちゃダメ!」と再度必死に訴えるシミ姉ちゃん。相手の思いも汲み取って返している時点で、シミ姉ちゃんの方がよっぽど大人の対応をしているように感じますね…。 シミ姉ちゃんに強く反論されたK先生は「先生に向かってそんな生意気なことを言うんだ」「そんな悪い子だとは知らなかった」と意味深な言葉をつぶやきます。明らかに自分の非を認めるような態度ではありませんが、シミ姉ちゃんの思いは先生にどれほど伝わったのでしょうか…?先生の態度からは「大人が正しい。逆らっちゃいけない」という雰囲気さえも感じます。K先生とは、この調子で今後うまくやっていくことができるのでしょうか……。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月24日さまざまなやむを得ない理由で赤ちゃんを育てられないお母さんたち…。そんなお母さんたちが頼る希望の場所が「赤ちゃんポスト」です。これは赤ちゃんポストに預けられたことで命を繋ぐことができたみかん高校生さんのお話です。養護施設でこれまでのびのびと育ってきた子どもたち。ところが、ベテランのK先生がやってきたことで、平和な日常が一変してしまいました。苦手なものが食べられずなかなか食事が終えられない女の子。そんな女の子にK先生は「食べないなら先生が食べさせる」と威圧するような言葉をかけます。それでも食事をすすめることができない女の子にK先生は…。ご飯がなかなか食べ終えられない女の子に「早く食べなさい」と急かすK先生。それでも食べ進めることができない女の子にK先生はある手段をとります。先生に従うのがルール!反論なんて許さない…! なかなかご飯を食べ切れない女の子に「早く食べなさい」「食べないなら先生が食べさせる」とプレッシャーを与えるような声かけをするK先生。それでもなかなか食べ進めることができない女の子に、K先生はついに無理矢理食べさせるという強行手段をとりました。口の中に食べ物を押し込まれ、嫌々ながら頑張って飲み込む女の子。女の子は飲み込んだ後にとても苦しそうな表情を浮かべていました…。 苦手で食べられない、というだけでも女の子にとっては相当なストレスだったかと思いますが、それを無理矢理口に放り込まれるなんてかなりのダメージだったのではないでしょうか。これでは、女の子も嫌いな食べ物をもっと嫌いになってしまいそうですよね…。 そんなやりとりを近くで見ていた、施設でできた仲のいいお友達のシミ姉ちゃんとみかん高校生さん。やさしいシミ姉ちゃんは、思わず「無理やりはかわいそうだよ!」と先生に抗議しました!シミ姉ちゃんの言葉を聞くや否や、K先生は「今なんて言った?」と厳しい言葉と視線を返します。子どもとはいえ、今回の件ではシミ姉ちゃんの言うことの方が正しいですよね。嫌がる子どもに無理やり強要させるのは、正しいこととは言えないと思います。ましてや、子どもを支える「先生」という立場の人であれば、なおさらではないでしょうか。ベテランとして赴任してきたK先生。K先生の子どもとの接し方は、これが普通なのでしょうか…?著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月23日さまざまなやむを得ない理由で赤ちゃんを育てられないお母さんたち…。そんなお母さんたちが頼る希望の場所が「赤ちゃんポスト」です。これは赤ちゃんポストに預けられたことで命を繋ぐことができたみかん高校生さんのお話です。施設の仲良しのお友達「シミ姉ちゃん」は、ミカンさんにとって養護施設でできた初めての親友です。毎日一緒に絵を書いたり、かけっこしたり、一緒に過ごす時間は幸せそのものでした。ところがそんな平和な日々にある日突然事件が起こります…。シミ姉ちゃんと幸せな毎日を過ごすみかん高校生さん。そんなある日、養護施設にベテランのK先生がやってきて…? 平和で幸せな日常が一転! 始まりはある先生の赴任から… なかなか馴染めなかった養護施設で、初めてみかん高校生さんにできた親友のシミ姉ちゃん。みかん高校生さんにとって、シミ姉ちゃんは唯一心を許せる存在だったのかもしれませんね。みかん高校生さんはシミ姉ちゃんを本当の姉のように慕い、毎日幸せな日々送っていました。 ところが、そんなふたりの日常にある変化が起こり始めます。そのきっかけは、ベテランのK先生が他の養護施設から赴任してきたことでした。 事件は、ある日の食事の時間。ふたりがご飯を食べ終わり「ごちそうさま!」と手を合わせていたころ、嫌いな食べ物がなかなか食べられない女の子がいました。箸が進まない女の子にK先生は「はやく食べない」と一喝します。しかし、それでも女の子はどうしても食べ進めることができません。そんな女の子を見かねたK先生は「食べないなら先生が食べさせる」とポツリ。このままだと無理やりにでも食べさせる、という脅すかのような催促の仕方をしてきたのです。 ベテランだからこそ、苦手なことに直面している子どもには楽しく乗り越えていけるような工夫をしてあげてほしいですよね。今回のK先生の言い方は、子どもに無理強いをさせようとしているとしか感じられません…。大人からしてみれば少し我慢すればいいだけと思うだけかもしれませんが、子どもにとっては苦手なことに向き合うだけでもかなりの勇気が必要になるのではないでしょうか。大人の都合を押し付けるのではなく、子どもの気持ちに寄り添った対応をしてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月22日赤ちゃんポストとは?育てるのが難しい赤ちゃんを受け入れるシステム子どもを育てられない、深刻な事情を抱えた人の赤ちゃんを匿名で受け入れるために設置されているのが赤ちゃんポストです。本来はすべての命が望まれて誕生し、親の保護のもとたくさんの愛を受けながら育つのが理想といえるでしょう。しかし社会から隔絶された状態で予期せぬ妊娠に悩む女性や、親による虐待で命の危険にさらされている子どもがいることも事実です。赤ちゃんポストは、生きることが難しい環境にある赤ちゃんとその母親を救済するための手段として、世界的にも取り組みが進められています。日本では1ヶ所のみで設置日本で自治体から許可を受けて運営されている赤ちゃんポストは、熊本県にある慈恵病院の1ヶ所のみです。慈恵病院では赤ちゃんポストの設置に先駆けて「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」を開設し、電話とメールによる相談を受け付けていました。こうした取り組みと医療機関としての実績をもとに「子どもの安全確保」「相談機能の強化」「公的相談機関等との連携」の遵守を条件として設置されたのが、慈恵病院の赤ちゃんポストです。その活動については、こうのとりのゆりかご専門部会によって検証が行われています。慈恵病院の赤ちゃんポストは「こうのとりのゆりかご(ゆりかご)」と呼ばれています。「小さな命を守りたい」という思いから2007年に設置されました。2007年5月から2020年3月までに預けられた赤ちゃんの数は、累計で155人にのぼっています。(※1)。赤ちゃんポストができた背景慈恵病院で赤ちゃんポストを設置するにいたった背景には、当時10代や20代前半の若い女性による乳児の殺害・遺棄事件が相次いだことにあります。こうした痛ましい事件を受け、赤ちゃんの尊い命を救うための解決策として導き出されたのが赤ちゃんポストなのです。赤ちゃんポストの設置から15年を経た今も、母親が生まれたばかりの赤ちゃんを殺害し遺棄するといった悲しい事件は、日本全国で後を絶ちません。2020年(令和2年)4月から3月までの1年のあいだに、虐待により命を絶たれた子どもの数は、把握されているだけで77人(66例)にのぼります(※2)。子どもの年齢は0歳が最も多く、3歳未満が7割を超える状況でした。どうすれば赤ちゃんの命を救えるのでしょうか。社会的に孤立し、相談するあてもなく悩む母親を助けられるのでしょうか。その問いに答えることは容易ではないでしょう。慈恵病院のこうのとりのゆりかごが150人以上の命を救ってきたことを踏まえ、赤ちゃんポストの意義と問題点について、真剣に考える必要がありそうです。赤ちゃんポストに預けるとどうなる?慈恵病院では、こうのとりのゆりかごを「いざというときの赤ちゃんの避難場所」と位置づけています。マリア館の、聖母マリア像が見守る位置にあるのが受付の窓口です。窓口の扉を開けたところには、赤ちゃんを預ける前に読んでほしいと記された手紙が置いてあります。手紙には「赤ちゃんの将来のために、預ける前に相談してほしい」と書かれていて、窓口の脇にはインターホンが設置されています。ここで意思が変わらなければ、奥にある保育器に赤ちゃんを寝かせ、扉を閉めたら預け入れが完了です。赤ちゃんの連れ去りなどを防止するため、一度閉めた扉は外からは開けられません。スタッフにはブザーで知らせが届き、赤ちゃんを保護する流れとなります。保護された赤ちゃんは医師による健康チェックを受け、問題がなければ乳児院に託されます。乳児院に入所した子どもは養子縁組をして新しい親に引き取られたり、里親のもとで育てられたりするのが一般的です。新しい家族のもとで暮らすことが難しい場合は、児童養護施設に入所することとなります。赤ちゃんポストの問題点孤立出産や育児放棄赤ちゃんの命が救われている一方で、赤ちゃんポストの設置をめぐってはいくつかの問題点が指摘されています。そのひとつが、母親の孤立出産や育児放棄の助長につながるのではないかという点です。赤ちゃんポストの存在により「自分で育てられなければ預ければ良い」という選択肢が生まれることが危惧されています。赤ちゃんポストに預ける前に、自治体による妊娠や出産支援へつなげることが大切だといえます。子どもの出自を知る権利子どもの「出自を知る権利」が害されることにも批判の声があがっています。自分の遺伝子上の親が誰なのかを知ることは、アイデンティティーにかかわる重要な権利です。しかし赤ちゃんポストは匿名で預かるため、子どもは親の名前を知ることができません。ただ慈恵病院での実態は、このような声とかけ離れているともいえます。なぜなら、慈恵病院で受け入れた赤ちゃんのうち、後から親が名乗り出たり社会的な調査で親が判明したりするケースは76.8%にものぼるのです(※1)。病院としては「匿名性でなければ親子で命を絶っていた」という声に耳を傾ける必要性を感じており、匿名性への理解を促しています。一方で熊本市の専門部会は、子どもの権利を確保するためにできる限り預け入れ者と接触することが望ましいという立場をとっています。法的な規制法的な規制がないことも課題といえるでしょう。赤ちゃんポストは、預け入れの際の安全性が確保されているという点で、「保護責任者遺棄には当たらない」と判断されています。しかしこれまでには、安全が確保されていない扉の外に赤ちゃんが置かれるケースや、低出生体重児などの医療的ケアが必要な赤ちゃんが預けられるケースが出てきています。安全性が確保されている前提が危うい場面もあるのが現状です。特別養子縁組が成立した後に実親が引き取りを希望するケースなどもあり、法的な整備が求められています。海外の赤ちゃんポストの取り組みフランスやドイツでは、匿名で出産や出生登録できる法制度があります。アメリカには出産後に子どもを匿名で引き渡すことが可能な法律があり、乳児避難所に赤ちゃんを預けることを認める法律が全州で定められています(※3)(※4)。赤ちゃんボックスの設置数が多く、慈恵病院がこうのとりのゆりかごを開設する際に見本としたドイツでは、「ベビークラッペ」と呼ばれる赤ちゃんポストが2008年時点で90ヶ所以上設置されていました(※5)。アメリカでも100ヶ所以上で赤ちゃんポストが運用されています。こうした取り組みについては、日本と同様に海外でも肯定的な意見と反対意見があがっています。たとえば赤ちゃんポストの先進事例として世界から注目を集めていたドイツでは、子どもの出自を知る権利を守るために赤ちゃんポストの廃止が勧告されるといった動きもあるようです。厚生労働省の見解は?厚生労働省はこれまでのところ、公的には賛否を明確にしていません。慈恵病院の赤ちゃんポスト設置の際には「医療法上の構造設備基準に係る変更許可を認めないという合理的理由はない」という立場を示しました。同時に「子どもを置き去りにする行為は、本来あってはならない」ことから、赤ちゃんポストを一般化すべきではないという緊急の文書を全国の都道府県向けに通知しています。厚生労働省としては、出産や育児に悩む人のための相談体制の整備などが先決だと考えているようです。赤ちゃんポストの在り方を考えよう日本国内における乳幼児の遺棄・殺害事件や虐待の件数を考えると、赤ちゃんの命を救うための赤ちゃんポストは、非常に意義のある取り組みといえます。その反面、赤ちゃんポストの存在が命を軽く扱うきっかけにならないよう、正しい在り方について議論し、周知を図る必要があるでしょう。預け入れにいたるには生活の困窮や周囲の反対といった理由があります。こうした背景を取り除くためにも出産を起点とした支援ではなく、妊娠を起点とした支援が欠かせません。早急な行政による支援策が待たれます。また、子どもに正しい性の知識や命に対する考え方を伝えていくことも重要です。もしもママ自身が妊娠・出産の悩みを抱えているなら、まずは自治体の窓口に相談して解決策を見つけていきましょう。※この記事は2022年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2022年12月22日さまざまなやむを得ない理由で赤ちゃんを育てられないお母さんたち…。そんなお母さんたちが頼る希望の場所が「赤ちゃんポスト」です。これは赤ちゃんポストに預けられたことで命を繋ぐことができたみかん高校生さんのお話です。施設でできた初めてのお友達「シミ姉ちゃん」にはいつも負けてばかり…。そんなみかん高校生さんですが、唯一シミ姉ちゃんに勝てる特技がありました。シミ姉ちゃんも「こればかりは敵わない」とみかん高校生さんを絶賛します!そんなふたりはこれからも仲良く、幸せな時間を過ごしていけるかと思われましたが…。。何をしてもシミ姉ちゃんに勝てないみかん高校生さん...。しかし、そんなみかん高校生さんにもシミ姉ちゃんが唯一負けを認めるものがありました! 「本当に上手だね、敵わないや」負けっぱなしの私が唯一勝てたのは… 何でもできるシミ姉ちゃんに、いつも勝負を挑んでは負けてばかりだったみかん高校生さん。そんなみかん高校生さんが唯一シミ姉ちゃんに勝てたのは、「絵を描くこと」でした。「絵はかなわない」そうつぶやきながらシミ姉ちゃんが見せてきたのは、お世辞にもじょうずとは言えないパンダの絵。みかん高校生さんも思わず笑いながら「シミ姉ちゃん下手っぴ」と声をもらしたのでした。 ずっと絵を描くことが好きだったみかん高校生さん。その特技は、今のみかん高校生さんが漫画を描きながら思いを発信していることの原点にもなっていたのですね。 シミ姉ちゃんと関わってくことで養護施設での生活にも慣れはじめ、幸せな時間を過ごしていたみかん高校生さん。しかし、そんな養護施設の中で、ある時事件が起きたそう…。一体何があったのでしょうか?楽しく、幸せな時間を過ごしているみかん高校生さんたちに、何も影響が及ばなければいいのですが...。著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
2022年12月21日