映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が、「第73回毎日映画コンクール」の監督賞を受賞し14日、川崎・カルッツかわさきで行われた表彰式に登壇した。上田監督は「実は去年、観客席にいまして…」と、昨年、妻のふくだみゆき監督が自主制作アニメ『こんぷれっくす×コンプレックス』でアニメーション映画部門を受賞した姿を見ていたことを明かし、「観客席から豆粒のような妻のスピーチを見ておりました。次は俺の番だと心に誓っていたんですけど、まさか翌年、この場に立てるとは思いませんでした」と感慨深げに語った。そして、昨年の妻・ふくだ監督の受賞を振り返り、「自分が本当に面白いと思えるものを作れば壁は壊せるんだなと、あの日の光景を見て実感しました。その実感があったからこそ『カメラを止めるな!』がここまで壁を破ってこられたのかなと思っています」としみじみ。「なので『毎日映画コンクール』に本当に感謝しています」と述べ、「浮き足立ち過ぎず、振り回され過ぎず、自分が面白いと思うものを作っていきたいと思います」と誓った。ステージにはキャスト・スタッフが集結。本作にも参加していたふくだ監督も登壇して夫婦2ショットを披露し、「まさか2年連続で夫婦で立たせてもらえると思わなかったのでびっくりしています」と笑顔で挨拶した。なお、『カメラを止めるな!』と『こんぷれっくす×コンプレックス』は、どちらも夫婦2人とも関わっているとのこと。表彰式後の囲み取材で、上田監督は「二人三脚でやってきている。でも去年は妻が目立って、今年は僕が目立って、イーブンになってよかったです」と笑った。○「第73回毎日映画コンクール」受賞一覧■作品部門日本映画大賞:『万引き家族』是枝裕和日本映画優秀賞:『菊とギロチン』瀬々敬久外国映画ベストワン賞:『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー■監督・脚本部門監督賞:上田慎一郎『カメラを止めるな!』脚本賞:野尻克己『鈴木家の嘘』■俳優部門男優主演賞:柄本佑『きみの鳥はうたえる』女優主演賞:安藤サクラ『万引き家族』男優助演賞:塚本晋也『斬』女優助演賞:樹木希林『万引き家族』スポニチグランプリ新人賞:玉置玲央『教誨師』スポニチグランプリ新人賞:木竜麻生『菊とギロチン』田中絹代賞:白川和子■スタッフ部門撮影賞:月永雄太『モリのいる場所』美術賞:原田満生。堀明元紀『日日是好日』音楽賞:Hi’Spec『きみの鳥はうたえる』録音賞:吉田憲義『日日是好日』■ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞:『廻り神楽』遠藤恊■アニメーション部門アニメーション映画賞:『若おかみは小学生!』高坂希太郎大藤信郎賞:『リズと青い鳥』山田尚子■TSUTAYA プレミアム映画ファン賞日本映画部門:『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』西浦正記外国映画部門:『ボヘミアン・ラプソディ』ブライアン・シンガー■特別賞特別賞:戸田奈津子(字幕翻訳家)
2019年02月15日俳優の柄本佑が、「第73回毎日映画コンクール」で男優主演賞を受賞し14日、川崎・カルッツかわさきで行われた表彰式に登壇。妻で女優の安藤サクラも女優主演賞を受賞したが、NHK連続テレビ小説『まんぷく』の撮影のため欠席し、ビデオメッセージを寄せた。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。柄本は『きみの鳥はうたえる』、安藤は『万引き家族』での演技が評価されて受賞した。柄本は「この映画は自分の中で記念碑的な、これからの人生においても宝物。その作品でこの賞をいただいてうれしいです」と喜び、夫婦受賞について「うれしいです。でも恥ずかしいです」と照れ笑い。「でも、こんなことは一生に一度しかないことですし、家族にとっても、亡くなったうちの母ちゃんにとっても喜びは倍々ゲームで、非常にうれしいと思ってくれていると思います」と、昨年10月に亡くなった母で女優の角替和枝さんにも触れながら語った。安藤はビデオメッセージで、自身の受賞について喜びと感謝の思いを伝えてから、「夫が男優主演賞をいただくことになって、それが『きみの鳥はうたえる』という作品で、すごくうれしいというか、感慨深いというか、この作品の撮影中に娘が生まれたので。『万引き家族』は産後、お乳をあげながら参加した作品なので、家族にとっても特別な賞になりました。本当にうれしいです。ありがとうございます」と夫婦受賞を喜んだ。なお、安藤の代理として、『万引き家族』で共演した城桧吏と佐々木みゆが出席した。○「第73回毎日映画コンクール」受賞一覧■作品部門日本映画大賞:『万引き家族』是枝裕和日本映画優秀賞:『菊とギロチン』瀬々敬久外国映画ベストワン賞:『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー■監督・脚本部門監督賞:上田慎一郎『カメラを止めるな!』脚本賞:野尻克己『鈴木家の嘘』■俳優部門男優主演賞:柄本佑『きみの鳥はうたえる』女優主演賞:安藤サクラ『万引き家族』男優助演賞:塚本晋也『斬』女優助演賞:樹木希林『万引き家族』スポニチグランプリ新人賞:玉置玲央『教誨師』スポニチグランプリ新人賞:木竜麻生『菊とギロチン』田中絹代賞:白川和子■スタッフ部門撮影賞:月永雄太『モリのいる場所』美術賞:原田満生。堀明元紀『日日是好日』音楽賞:Hi’Spec『きみの鳥はうたえる』録音賞:吉田憲義『日日是好日』■ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞:『廻り神楽』遠藤恊■アニメーション部門アニメーション映画賞:『若おかみは小学生!』高坂希太郎大藤信郎賞:『リズと青い鳥』山田尚子■TSUTAYA プレミアム映画ファン賞日本映画部門:『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』西浦正記外国映画部門:『ボヘミアン・ラプソディ』ブライアン・シンガー■特別賞特別賞:戸田奈津子(字幕翻訳家)
2019年02月14日今月24日(現地時間)開催のアカデミー賞授賞式において、監督&出演した『アリー/ スター誕生』で主演男優賞、作品賞、脚色賞などにはノミネートされたものの、監督賞の候補入りを逃したブラッドリー・クーパー。監督賞を受け取る可能性がなくなり、「恥ずかしい」となげいたブラッドリーに朗報だ。火曜日、PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)が独自に開催している“オスキャット賞”で、ブラッドリーが監督賞に選ばれた。PETAはブラッドリー選出の理由を「ブラッドリーは虐待的な扱いをする犬の訓練施設を通さず、愛犬のチャーリーを『アリー/スター誕生』に出演させました。犬は小道具ではありません。家族の一員なのです」と、“俳優犬”を使わなかったことを評価したと説明している。オスキャット賞は、昨年からPETAが始めた「アニマル・フレンドリー」な作品や人を表彰する賞。今年は監督賞のブラッドリーのほか、作品賞は『ブラックパンサー』、男優賞と女優賞はそれぞれベジタリアンのウィンストン・デューク(『ブラックパンサー』)とナタリー・ポートマン(『Vox Lux』原題)が受賞した。(Hiromi Kaku)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2019年02月14日イーサン・ホーク主演、巨匠ポール・シュレイダー監督による『魂のゆくえ』。本年度アカデミー賞脚本賞にノミネートされている問題作から、予告編とポスタービジュアルが公開された。本作は、戦争で失った息子への罪悪感を背負って暮らす牧師が、自らの所属する教会が社会的な問題を抱えていることに気づき、徐々に信仰心が揺らいでいく様子を衝撃的に描く問題作。聖職者でありながら内なる葛藤を抱える主人公トラー牧師を実力派俳優イーサン・ホークが熱演。ヴェネチア国際映画祭でお披露目された本作は、ポール・シュレイダー最高傑作と評されて批評家から絶賛を浴び、アメリカでは気鋭の配給会社「A24」による公開でスマッシュヒットとなった。この度、解禁された予告編は、美しくも物悲しい愛国歌「リパブリック讃歌」を背景に、イーサンが演じる牧師トラーが、息子をイラク戦争で失った過去を打ち明ける場面から始まる。その死によって彼は傷つき、自分を苛み続けているのだ。そんな中、礼拝で出会った女性信徒メアリー(アマンダ・セイフライド)の夫マイケルが、トラーに問いかける。「2050年の地球はどうなっていると思う?俺たちが生きているうちに最悪な時代が来るんだ」。次第にメアリーと心を通わせていくトラー。しかし、彼が自らの教会「ファースト・リフォームド」の運営に意見すると、上層部から「立場をわきまえろ」と一蹴されてしまう。ほどなくして、メアリーに耐え難い不幸が訪れる。トラーは「誰かが行動しなければいけない!」と声を張り上げ、祈りにも似た叫びが、次第にトラーを駆り立てていく。「神の意思だと思って割り切れ」と助言する司祭に背くように、トラーはある決心をする――。同時に発表されたポスタービジュアルでは、黒い背景に浮かぶトラーの静かなる意志を感じさせる横顔の上を直線状の炎が横切っている。真っ赤に縁取られた輪郭が、燃えているのは多数の木々と教会であることを明らかにしている。その意味とは一体…。イーサン演じる牧師トラーの行動の真意が気にならずにいられない映像とビジュアルに仕上がった。『魂のゆくえ』は4月12日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魂のゆくえ 2019年4月12日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開© Ferrocyanide, Inc. 2017. All Rights Reserved
2019年02月14日アカデミー賞主演女優賞受賞のジュリア・ロバーツが母、アカデミー賞助演男優賞ノミネートの若手実力派ルーカス・ヘッジズが息子を演じる『ベン・イズ・バック』。この度、本作の日本版予告編とポスタービジュアルが到着、さらに公開日が5月24日(金)に決定した。今回到着した予告編は、クリスマス・イヴの朝、ケガの治療のための鎮痛剤の過剰投与でドラッグ依存症に陥ってしまった息子のベン(ルーカス・ヘッジズ)が療養施設から突然帰宅、母のホリー(ジュリア・ロバーツ)が抱きしめる再会シーンから始まる。ベンの帰宅を喜びつつも、不安を拭い切れないのかホリーはこっそり家中の薬を隠し、妹のアイヴィー(キャスリン・ニュートン)と継父(コートニー・B・ヴァンス)もベンが再び問題を起こすのではないかと懐疑的な様子。幸せな時間を取り戻そうとするベンだったが、過去の過ちの報いが忍びより、彼を放っておいてはくれない。自らが家族を危険に晒していると思い悩み、家族の前から姿を消してしまうベン。ホリーはベンを無事見つけ出し、家族の絆を取り戻すことができるのか――。「どのお墓に入りたい?」と息子ベンに詰め寄ったり、警察に息子の捜索を必死に訴えたり、“キャリアの頂点”と称される熱演を見せるジュリアは、「大変な役だったから色々なことを考えないようにしていたように思う」とふり返る。「大人になった子を持つ母親役は新鮮だったの。自分の意見を持っていて、親とは別の生活がある。(家族を演じた俳優たちと)時間を経ても誤魔化しなくお互いを大好きでいられるのは、それだけ全てをこの作品に込めた証ね」とコメント。さらに、彼女自らの指名で出演が決まったという、ベンを演じるルーカスの存在感と繊細な演技にも注目せずにはいられない映像となっている。併せて到着した本ポスタービジュアルは、真剣な表情の母ホリーにすがるように抱き着くベンの姿を捉えたもの。「救えるとしたら、私しかいない」というキャッチコピーからも、不運にも薬物依存に陥ってしまった息子を全力で守ろうとする母の決死の覚悟が浮かび上がるビジュアルとなっている。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年02月14日キャサリン妃が、故ダイアナ妃の遺品のイヤリングをつけて10日に開催された英国アカデミー賞式典に出席した。ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された同式典のレッドカーペットに登場したキャサリン妃は、人目を引くアレキサンダー・マックイーンの白のワンショルダードレスに、故ダイアナ妃が1995年に脳性麻痺連合基金から人道主義者賞を受賞した際に着用したことで知られるダイアモンドと真珠があしらわれたイヤリング、シンプルなアイボリーのボックスクラッチバッグ、ラメが輝くジミーチュウのパンプスといった装いで登場した。英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)の会長を務める夫ウィリアム王子は、妻が見守る中、名誉ある同アカデミーのフェローシップ賞を映画監督セルマ・スクーンメイカーに授与し、同団体が「新しい才能」の支援を目的にした数々の方針を打ち出していることを明らかにした。「BAFTAは最優秀のものを見つけ、その創造性を応援することで知られています。その軸には優秀な才能をインスパイアし、育成する団体なのです」「私はBAFTAの熱心な支援者です。映画界の新人達に対する支援を大幅に増やすこの野心的な計画を大変誇りに思います」「この計画の実現のために現在BAFTAは旗艦となる本部を再構築中であり、多くの寄付をして下さった全ての方に感謝いたします。このことにより、クリエイティブな才能を持つものが、どのような出生や家庭環境であれ、輝く機会を与えられるのです。今夜のノミネートリストは、BAFTAが新たな才能の発掘支援を賛助していることを真に証明するものです」(C)BANG Media International
2019年02月13日第91回アカデミー賞授賞式まで残すところあとわずかとなった。上限10作品まで選出が許されている作品部門賞の候補だが、今年は計8本。ズバリ、どの作品がオスカー像をモノにするか?日本でも大ヒット! 『ボヘミアン・ラプソディ』まずは、世界中で大ヒット御礼中の『ボヘミアン・ラプソディ』。伝説的ロックバンドの「クイーン」のボーカリストで、45歳のときにエイズでこの世を去ったフレディ・マーキュリーの激しくも切ない半生を描いたロック・エピック。アカデミー賞が興行収入に比例した結果であればオスカー像の行方を占うのは簡単だが、受賞への道のりには様々な障害物が横たわっているのがアカデミー賞レースだ。現在この人気作品は監督ブライアン・シンガーのセクハラ疑惑のせいで、監督の愚行とは全く無関係な映画自体が不公平な色眼鏡で見られている。スキャンダルに敏感なアカデミー賞なだけに、本作の作品賞は危ぶまれている。実話を基にした社会派の2作品役作りが話題に『バイス』クリスチャン・ベイルがチェイニー副大統領になりきった政治ドラマ『バイス』は、ゴールデングローブ賞をはじめ、軒並み主要カテゴリーでの映画賞を受賞し話題となっている。アカデミーが好きな文芸大作といったジャンルではないものの、出演者それぞれの演技は素晴らしく、作品賞も含めて何部門で受賞するか、授賞式当日の行方が楽しみ。冗談のような実話『ブラック・クランズマン』スパイク・リー監督作品『ブラック・クランズマン』は70年代始め、実際に行われた冗談のようなおとり捜査が舞台となる。米国で黒人人権問題が頂点に達していたころ、黒人の刑事が白人至上主義団体KKKの実態を探るためのおとり捜査を提案する。周囲の反対を押し切って、白人になりすましてKKKの責任者に電話をかけて入団を取り付けたかと思うと、現場潜入は相棒の白人刑事にまかせるという大胆すぎる潜入操作を開始する、というお話。映画の舞台から現在まで50年近くの時が経っているにもかかわらず、いまだに社会の根底にくすぶる人種差別問題は70年代以来あまり変わっていないことが見て取れる。もし本作が作品賞を受賞したら大変なニュースになるだろう。人気俳優×世界的歌姫で話題沸騰『アリー/ スター誕生』人気アクターのブラッドリー・クーパーが主演・監督でミュージック界の女王レディー・ガガが往年のクラシック映画リメイクに挑戦するということで公開前からかなりの話題をさらっていた『アリー/ スター誕生』。ブラッドリー演ずるロックスターのジャクソンが、ツアー途中に立ち寄ったバーで出会ったガガ演じるウエイトレスのアリー。その美貌のみならず類まれな彼女の歌唱力に惚れ込み、恋に落ちるとともに彼女を育成することになるが、2人の幸せは束の間。アリーがスターダムを駆け上っていくのに反比例するかのようにアルコールに溺れ自己破壊の道を辿るジャクソン。2人の行く手には悲しい結末が待っているわけだが、この悲恋の物語はこれまでにも2回映画化されている名作。巷ではガガとブラッドリーの歌曲賞受賞はほぼ確実とうわさされているが、リメイク作品である映画自体の作品賞受賞は果たしていかに?女の闘いを滑稽に描く『女王陛下のお気に入り』『女王陛下のお気に入り』の舞台となるのは1708年英国。アン女王の統治下にあったイギリスはフランスとの戦争に明け暮れていたが、宮廷はといえば女王の幼なじみから側近に成り上がったサラが政治を牛耳っていた。病気がちで世嗣ぎもいない女王は、政治にほとんど興味を失い、ゲームと贅沢に明け暮れていた。そんなある日、サラの従姉妹アビゲールが職を求めて訪ねてくる。ギャンブル中毒の父親のせいで貧乏の奈落に貶められていたアビゲールは、従姉妹のサラを差し置いてでも自分の地位奪回のチャンスを狙っていた。自分の地位に驕り高ぶっていたサラは、一瞬の隙を突かれてアビゲールに女王の寵愛を奪われる。醜い女の争いの行方には何があるのか?ドロドロとした女のバトルを滑稽に描いて注目を集めているが、主演アン女王を演じたオリヴィア・コールマンの怪演は特筆に値するものの、本作を作品として『ROMA/ローマ』や『グリーンブック』と比べた場合、特にノリに乗っている『ROMA/ローマ』を尻目にオスカー像を得られるかどうかが見ものだ。大本命はこの3作品!アメコミ映画初の快挙なるか『ブラックパンサー』そして、最終オスカー争いはこの3作品に焦点が集まると見ている。紹介するまでもない『ブラックパンサー』は、マーベルのスーパーヒーローもの。とはいえ、その中に現代の排他的な政治の様相や人種差別などをさりげなく盛り込んだストーリーはほかのアクションヒーローものとは一線を隔ている。過去には大人気の『スターウォーズ』や『ET』ですら作品賞を取れずアクションやSFに冷たいと言われ続けているアカデミーだ。もしも『ブラックパンサー』が作品賞を受賞したら、やっとアカデミーにも新時代が訪れたと言える大ニュースとなる。笑いと感動のロード・ムービー『グリーンブック』『グリーンブック』は、去年のアカデミー助演男優賞受賞者マハーシャラ・アリとヴィゴ・モーテンセン共演の人間ドラマ。昔あった『ドライビング・ミス・デイジー』のドライバーを白人にしてミス・デイジーを黒人ミュージシャンにした感じといえば見ていない方にも分かりやすいだろうか。筆者の周囲でこの映画を見て気に入らなかったという人は1人もいないことから考えて、これがアカデミーの投票にも当てはまればこの作品がオスカーを手にする事態も十分ありえる。各地の映画賞を席巻『ROMA/ローマ』だが今年いちばんの強豪は『ROMA/ローマ』だ。とにかく「旬」という言葉がピッタリの映画だ。トランプ政権になってから、不法入国・滞在などの問題から不当な扱いを受けているメキシコ。その国出身の監督アルフォンソ・キュアロンが自分の生い立ちをもとに、メイドの視点から描いたポエムのような映画で、主人公にはメキシコ原住民の新人女優を起用して白黒で撮影敢行という、アカデミー賞受賞のために作られたような“芸術”映画である。現在の風向きから言うと『ROMA/ローマ』が作品賞を受賞する公算が高い様相だが、本作は外国語映画賞候補にもなっていることから、作品賞でも受賞したら前代未聞の大ニュースになる。今年も最後まで目が離せないアカデミー賞となりそうだ。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherアリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Foxグリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.ブラック・クランズマン 2019年3月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.Netflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始
2019年02月12日2月11日(月)(現地時間10日)、アメリカ・ロサンゼルスのステープルズ・センターにて世界最高峰の音楽の祭典「第61回グラミー賞授賞式」が開催。この度、今回最多受賞となったチャイルディッシュ・ガンビーノの楽曲「This Is America」ミュージックビデオを手掛けたヒロ・ムライや、最優秀新人賞を受賞したデュア・リパらのコメントが到着した。今回最多受賞となったのは、年間最優秀レコードと年間最優秀楽曲含む4部門で受賞したチャイルディッシュ・ガンビーノ(授賞式には出席せず)と、年間最優秀アルバムを含むノミネートされた4部門全てで受賞したケイシー・マスグレイヴス。次いで3部門で受賞したのは、『アリー/ スター誕生』の主題歌「シャロウ ~『アリー/ スター誕生』愛のうた」の圧倒的パフォーマンスを披露したレディー・ガガと、最優秀アメリカン・ルーツ・ソングなどを受賞したブランディ・カーライル。最優秀新人賞を受賞したデュア・リパは、最優秀ダンス・レコーディングとの2部門での受賞に。前回の第60回授賞式では最優秀ラップ・アルバムなど全5部門を受賞し、今回唯一となる最多8ノミネートとなったケンドリック・ラマー(授賞式には出席せず)は、最優秀ラップ・パフォーマンスのみの受賞という結果となった。■ケイシー・マスグレイヴス:年間最優秀アルバムほか4部門を受賞!女性受賞者が多かった今回の授賞式について、「音楽にとって必要なこと」というケイシーは「(今回の女性の活躍)に加われて嬉しい。全ての人が女性による音楽を好きではないかもしれないけど、女性の声がみんなに届く機会になれば良いと思う」とコメント。■デュア・リパ:最優秀新人賞ほか2部門受賞!「イギリス出身のアーティストにとってグラミー賞は特別」と語るデュアは、「もっともっと頑張らなきゃ、そして、謙虚な気持ちにもなる、そんな今までにない素晴らしい気持ちだわ」とコメント。授賞式では途中でスピーチが切られてしまったが、「感謝を伝えたかった名前があるのに、全て思い出せなくて。ファンには感謝しています」と話し、「最後に、どこ出身でどんな背景があろうとも、夢は追い求められる、って言いたいわ」と改めて伝えた。■ブランディ・カーライル:最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンスほか3部門受賞!「アメリカのルーツの賞をもらったことは大きな意味がある」というブランディ。彼女も女性たちの受賞について触れ、「90年代は女性が活躍した時代だった。コンサートでもラジオでも女性があふれていた。それから20年は女性の活躍がなくて悲しかった。今年はこれからの未来に希望を与える年になった。ゲイで娘を持つ母親にとってもね」とコメント。■ヒロ・ムライ:最優秀ミュージック・ビデオを受賞!最優秀ミュージック・ビデオを受賞したムライさんは「This Is America」に込めたメッセージについて「アメリカで起こっている悲劇だけを伝えたいわけではなく、そこには喜びも含まれている。全ての感情がビデオには含まれている」と説明。「日本からもこのビデオやドラマへの感想やメッセージをたくさんもらってとても喜んでいます。自分の作品が日本にまで届いて嬉しい。日本は私の母国ですからね」と改めて喜びを語っていた。リピート放送「第61回グラミー賞授賞式」は3月31日(日)15時~WOWOWライブにて放送。(※字幕版)(text:cinemacafe.net)
2019年02月12日2月10日(現地時間)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで第72回英国アカデミー賞授賞式が開催された。主催のBAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)の会長を2010年から務めているウィリアム王子は、今年もキャサリン妃を伴って来場。「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)」のドレスや故ダイアナ妃のピアスでドレスアップしたキャサリン妃は、レッドカーペットに花を添えた。作品賞、監督賞は『ROMA/ローマ』に譲るも、最多7冠を獲得したのは『女王陛下のお気に入り』。外国語作品賞にノミネートされていた『万引き家族』は惜しくも受賞ならず。こちらも『ROMA/ローマ』が受賞した。主な受賞作品&受賞者は以下の通り。作品賞『ROMA/ローマ』監督賞アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)主演男優賞ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)主演女優賞オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)助演男優賞マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)助演女優賞レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)英国作品賞『女王陛下のお気に入り』作曲賞ブラッドリー・クーパー、レディー・ガガ、ルーカス・ネルソン(『アリー/スター誕生』)アニメ賞『スパイダーマン:スパイダーバース』(Hiromi Kaku)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCスパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century FoxNetflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始
2019年02月12日2月24日(現地時間)に開催される第91回アカデミー賞授賞式において、撮影賞、編集賞、短編映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4つの賞が、コマーシャル中に授与されることが明らかになった。授賞式を主催する映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが、メンバーたちにこの計画をメールで伝えたという。「Variety」誌などが報じた。今年のオスカーは、テレビでの生放送の時間を例年の4時間弱から3時間へと大幅に短縮。そのため、アカデミーはどこをどう削るかに苦戦しているとみられ、先日、候補者を集めて行われたランチパーティーでも、ベイリーはこんな“注文”を口にしたという。「(受賞して)舞台に向かうときは急いでください。早く舞台に上がりたいという感じを見せて…」。というのも、受賞者の名前が呼ばれてから舞台に上がり、スピーチを終えるまではたった90秒しかないからだそうだ。また、歌曲賞にノミネートされている5曲中、2曲のパフォーマンスしか行われないといううわさも出た。この件については現時点でアカデミーが5曲中4曲のパフォーマンスの確定を発表しているため、全曲が披露されるとみられる。ベイリーは、テレビの生放送では見ることのできない4部門の賞の受賞スピーチなどは、編集した録画を授賞式後に放送し、オスカーの公式HPやSNSでも公開すると話している。(Hiromi Kaku)
2019年02月12日第91回アカデミー賞では俳優部門を総ナメし、計8部門にノミネートされている『バイス』。この度、クリスチャン・ベイル演じる米副大統領ディック・チェイニーの妻リン・チェイニーと、彼女を演じたエイミー・アダムスの激似写真をシネマカフェが独占入手。さらにアカデミー賞に6度目のノミネートとなったエイミーのコメントが到着した。『マネー・ショート華麗なる大逆転』のアダム・マッケイが監督し、ブラッド・ピットがプロデュースを手掛けた本作。ベイルがディック・チェイニーの20代から70代までを、体重を約20キロ激増して熱演、ゴールデン・グローブ賞では主演男優賞に輝いたことでも話題となった。そのチェイニーの妻、リンを演じたのが『アメリカン・ハッスル』や『メッセージ』のエイミー・アダムスだ。■「またクリスチャン・ベイルと共演できるのは魅力だった」エイミーが演じたリンは、のちに米副大統領となったディック・チェイニーとは高校時代からの付き合いで、成績はオールAだったという才女。チェイニーと結婚してからは彼を支え、選挙キャンペーンでは病院で静養を余儀なくされた彼に代わり、心に響くスピーチで夫の地盤ワイオミング州の人々を魅了するなど、切れ者の妻と知られている。「マッケイ監督が私を推してると、脚本を読む前の段階で聞いてたの。それにまたクリスチャン・ベールと共演できるのは魅力だった」とエイミー。「でも脚本を読んで難しい挑戦だと感じたわ。リンの20歳~70歳までを演じ分ける必要があるもの。それだけじゃなく同時に共感できる人物像にしなきゃならない。1つの事に全力で向かう女性よ。そして野心を持ち、信頼と尊敬を集めてる」と、ディック・チェイニーの妻役を引き受けた心境を語る。■アダム・マッケイほど「入念に準備する監督はいない」妻役をエイミーに決めたマッケイ監督は、「リン役は慎重に選ぶ必要があった。重要な役だから才能ある女優がよくてね。リンの愉快な人柄を表現できるユーモアを持っていて、一方で現実味のある演技ができる人だ。エイミーは初日から完ぺきだったよ!」とふり返る。夫を演じたベイルも、「エイミーは才能にあふれた大胆な女優なんだ。今回で共演は3度目だから、とても息を合わせやすかった」と“相性”の良さに触れた。エイミーは「この作品に参加を決めた時、彼(アダム・マッケイ)に伝えたわ。『現場で加わるセリフや、事実確認などの全面で、監督を信頼してる』ってね。そうすると自由に演技できる。彼ほど入念に準備する監督はいないわ。細部までこだわることで役が生き生きとして、皮肉も表現できるの。現場は驚きに満ちてる。それが好きだし監督を信頼してるの」と、全面的な信頼をもって撮影に挑んだことを明かしている。『バイス』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
2019年02月11日2月8日、2018年に最も注目されたブロガーに贈る「BLOG of the year 2018」が発表され、最優秀賞を市川海老蔵(41)が受賞した。「BLOG of the year 2018」は、著名人から一般人まで、アメーバブログの中で2018年に最も注目されたブログを表彰するもの。「BLOG of the year 2018」特設サイトによると、今年度は、最優秀賞を海老蔵が受賞。2013年4月からブログを開始し、初代「MVB(モスト・バリュアブル・ブロガー)」に認定され、累計投稿数は5万件以上。家族への思いがたくさん詰まった温かいブログは、現在も多くの人に読まれ続けている。今回の受賞について海老蔵は、「私のブログを通して歌舞伎に興味を持っていただき、初めて劇場に足を運んでくださった方も多いようで大変嬉しく思っています」と喜び、「舞台のこと、家族のことなど日々感じたことを気のむくままに綴ってまいりますので、これからも宜しくお願い致します」とコメント。さらにこの日、自身のブログを更新し、都内で行われた表彰式の様子を報告。壇上で挨拶する姿や、表彰される様子を写真を投稿し、最後に「ありがとう御座いまする」とつづった。この投稿には5,000を超えるいいね!が付き、コメント欄には「最優秀賞おめでとうございます~そして毎日素敵なブログをありがとうございます」「最優秀賞おめでとうございます!私もうれしいでーーす」と祝福のコメントが寄せられた。また優秀賞は、稲垣吾郎(45)、岡田結実(18)、ドラマ「今日から俺は!!」、工藤遥(19)、杉浦太陽(37)、NMB48、桃(33)の7組に贈られた。
2019年02月08日俳優の稲垣吾郎が、2018年に注目されたブログに贈られる「BLOG of the year 2018」の優秀賞を受賞し8日、都内ホテルで行われた授賞式に出席した。稲垣は2017年11月にブログを開始してから瞬く間に人気ブロガーとなり、「BLOG of the year 2017」の最優秀賞を受賞。今年度も優秀賞に選出され、「去年に引き続き2度目の受賞ということで、読んでくださるみなさまのお力があってのことだと思っています。ありがとうございます。これからもアイドルの日常をみなさんと共感しあいたいなと」と自分の言葉に吹き出しながらあいさつし、会場から笑いが起こった。そして、ブログに寄せられるコメントについて「読んでいます」と言い、「SNSを始めることによって一人ひとりの方とつながりをもてる。コメントを読むことによって感じられるので、本当に楽しみにしています。今まではファンレターとかしかなかったのですごく新鮮ですね」とうれしそうに話し、また、「教えていただくことも多くて。意見交換とかをして学ばせていただいています」と語った。さらに、今年1月1日にブログを開設した香取慎吾へのアドバイスを求められると、「先輩といっても1年ちょっとしか」と笑い、「投稿する時間とかをたまに間違えて、前の晩に書いた時間のまま送っちゃったり、未来設定になっちゃったり、そういうのもSNSを通じてファンの方から学んでいるみたいですよ」とにっこり。「香取くんのタレントとしてのイメージとか最近の彼のアートとか、ポップで華やかなものとはちょっと違った、心の奥にあるものをのぞけるような、芯に迫った部分が見ることができると思います」と魅力を伝えた。「BLOG of the year」は、著名人から一般の方まで、「Ameba」の中でその年に最も注目されたブログを表彰するアワード。2006年に日本記念日協会から認定を受け、2月6日を“ブログの日”に制定し、その年より2月6日“ブログの日”の前後に受賞者を発表してる。2018年度は、最優秀賞は市川海老蔵、優秀賞は俳優の稲垣吾郎、タレントで女優の岡田結実、日本テレビ系ドラマ『今日から俺は!!』、元モーニング娘。の工藤遥、タレントの杉浦太陽、アイドルグループ・NMB48、元『あいのり』出演者でブロガーの桃の7組が選出され、『今日から俺は!!』は代表して鈴木伸之、NMB48は代表して川上千尋、川上礼奈、谷川愛梨が授賞式に登壇した。司会はお笑いコンビのニッチェが務めた。
2019年02月08日歌舞伎俳優の市川海老蔵が、2018年に注目されたブログに贈られる「BLOG of the year 2018」の最優秀賞に選出され8日、都内ホテルで行われた授賞式に登壇。2017年6月に乳がんで亡くなった妻・小林麻央さんも「BLOG of the year 2016」の最優秀賞を受賞しており、「妻と同じ賞をいただけたことは本当にうれしいことだと思います」と喜んだ。海老蔵は、受け取った金のトロフィーを見ながら、「実はもう1個あるんですよ。妻が受賞していたのでうちに1個あり、とった気でいました」と話し、「並べて家に飾れることが一番うれしいです」と笑顔を見せた。そして、ブログについて「日々何気なく自分のことや子供たちのこととか、思いをつづらせていただいていて、一番大事だなと感じているのは、書いたものが将来残っていく。私が何十年後かにいなくなっても、子供や家族が、私がどういう生活を送っていたのか、どんなことを考えていたのか、後にもわかるのことが続けている価値があるのではないかと感じています」と続ける意味を熱く説明。「今日はこのような賞を、私も妻と同じ賞をいただけたことは本当にうれしいことだと思います」と語った。「BLOG of the year」は、著名人から一般の方まで、「Ameba」の中でその年に最も注目されたブログを表彰するアワード。2006年に日本記念日協会から認定を受け、2月6日を“ブログの日”に制定し、その年より2月6日“ブログの日”の前後に受賞者を発表してる。2018年度は、最優秀賞は市川海老蔵、優秀賞は俳優の稲垣吾郎、タレントで女優の岡田結実、日本テレビ系ドラマ『今日から俺は!!』、元モーニング娘。の工藤遥、タレントの杉浦太陽、アイドルグループ・NMB48、元『あいのり』出演者でブロガーの桃の7組が選出され、『今日から俺は!!』は代表して鈴木伸之、NMB48は代表して川上千尋、川上礼奈、谷川愛梨が授賞式に登壇した。司会はお笑いコンビのニッチェが務めた。
2019年02月08日デンゼル・ワシントンの息子ジョン・デヴィッド・ワシントン、『スター・ウォーズ』シリーズのアダム・ドライバーがスパイク・リー監督とタッグ、本年度アカデミー賞6部門にノミネートされている『ブラック・クランズマン』。この度、“ノリと勢い”だけの(!?)危険すぎる潜入捜査を映し出した本予告と本ポスタービジュアルが解禁となった。黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査するという、大胆不敵でキケン過ぎる事件を克明に綴った同名ノンフィクション小説を鬼才スパイク・リー監督が映画化した本作。第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞の『万引き家族』の次点となるグランプリを受賞し、第76回ゴールデン・グローブ賞には作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞と4部門にノミネート、さらに第91回アカデミー賞では作品賞、監督賞、助演男優賞ほか6部門にノミネートされている。■史上最も危険な潜入捜査、2人のテンションが違いすぎ!?解禁となった本予告映像は、黒人新米刑事であるロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)がKKKを相手に、電話で「俺は黒人が嫌いだ。ユダヤ人もメキシコ人、アイルランド人、イタリア人や中国人も…だが何たって黒人が一番嫌いだ」と白人以外の人種を言葉の限りディスり始め、「白人のアメリカ万歳」と締めくくり、署内の刑事たちを騒然とさせる衝撃の場面からスタート。黒人襲撃を計画しているといううわさが立つKKKの陰謀を暴くため、潜入捜査に名乗り出るロン。だが、黒人のロンがKKKとどうやって対面するのか?その潜入方法は、ロンが白人のふりをして電話をかけ、ロンの代わりに白人刑事のフリップ・ジマーマン(アダム・ドライバー)が彼らと対面、2人でロンを演じるという驚くべきものだった。熱烈な白人至上主義者と認められ電話で話を進めていくロンと、KKKのメンバーの信頼を得つつ深部へと潜入していくフリップの型破りなコンビネーションで、難なく進むかと思われた潜入捜査。だが、ついに「お前 潜入か?」とフリップの正体を疑う、過激派構成員フェリックス(ヤスペル・ペーコネン)が登場し緊張が走る…!「人種差別と戦うのだ!」と一致団結するブラックパンサー党の党員たち、そして、異様な熱を帯びるKKKの構成員たち。拳を力強く掲げ激しくぶつかり合う「ホワイト・パワー」VS「ブラック・パワー」、両者の行く末は一体どうなる!?コミカルかつ、軽快なタッチで潜入捜査を描きながらも時に実話である緊張感を交え、観るものに強烈なメッセージを突きつけていく。併せて、解禁となった本ビジュアルには、「俺たちが、すべてを暴く。」と構える黒人のロンと白人のフリップの刑事コンビ、さらに、その背後からはKKKの象徴である三角白頭巾がその不気味な顔を覗かせている…。KKKを相手に2人の刑事が挑む、史上最も危険な潜入捜査にドキドキしながらも期待が高まる。『ブラック・クランズマン』は3月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・クランズマン 2019年3月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.
2019年02月08日女優の松岡茉優が「2019年第43回エランドール賞」の新人賞を受賞し、7日、都内ホテルで行われた授賞式で喜びを語った。映画『万引き家族』や、ドラマ『コウノドリ』(TBS)、『黒井戸殺し』(フジテレビ)などでの活躍を評価された松岡。「『万引き家族』と『黒井戸殺し』は、私にとって思い入れのある作品でした。私は高校生のときから、是枝(裕和)監督と、三谷(幸喜)監督の作品に出るということを目標にやって参りましたので、昨年1年間は本当に私にとって夢のような時間でした」と感慨深く語った。しかし、「三谷さんの舞台に出させてもらって、そのご飯会で中村獅童さんが『君は是枝組にするのか、三谷組にするのか、どっちにするんだ!』と言われて(笑)。なのでこれからは、私の大好きなお2人にも、そしてまだ出会ったのことのない監督さんにも愛されて、『◯◯組と言えば松岡だね』って言われるようなところがたくさんある女優さんになりたいと思いますし、そうなるために、人としても、女優さんとしても、精進して参りたいなと思っています」と成長を誓った。そして、松岡の受賞をお祝いするゲストが登場する前に、松岡が注意事項を連絡。この直前、永野芽郁の受賞に佐藤健、中村倫也の受賞に菅田将暉が駆けつけるというサプライズがあったが、松岡は「さっきからプレゼンターが華やかで…。でもすごい尊敬していて、大事な先生なんですけど、イジりにくくて…」と前振りをして、『コウノドリ』原作者の鈴ノ木ユウ氏が登場した。鈴ノ木氏は第一声で「(『コウノドリ』主演の)綾野剛じゃなくてすいません」と恐縮し、松岡が「髪型はそっくりです」とフォローする中、「どんどん遠い存在になっていくんでしょうけど、応援しています(笑)。大事な作品は『万引き家族』と三谷監督の作品かもしれないですけど、僕にとってはずっと『コウノドリ』の下屋加江先生なんで、これからも頑張ってくださいね」と、エールを送っていた。○「2019年第43回エランドール賞」受賞者●新人賞志尊淳、葵わかな、田中圭、永野芽郁、中村倫也、松岡茉優●プロデューサー賞映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』増本淳(元フジテレビ)テレビ『半分、青い。』勝田夏子(NHK)●プロデューサー奨励賞映画『カメラを止めるな!』上田慎一郎(監督)・市橋浩治(ENBUゼミナール)テレビ『おっさんずラブ』三輪祐見子(テレビ朝日)・貴島彩理(同)・神馬由季(アズバーズ)・松野千鶴子(同)●特別賞『万引き家族』製作チーム●アクターズセミナー受賞者島丈明、梛野里佳子、林大樹、東野絢香、牧田哲也
2019年02月07日アリアナ・グランデが、10日(現地時間)に行われるグラミー賞授賞式を欠席することが明らかになった。原因は、授賞式の主催者側とパフォーマンスする曲について折り合いがつかなかったためだという。「Variety」誌などが報じた。アリアナはパフォーマンスで「7 Rings」を歌うつもりだったが、主催者側はこれを却下し、「メドレーの一部としてならアリ」と妥協案を提示した。さらに2曲目に歌う曲は主催者側が選択すると主張。アリアナは、「そんな制限はほかのアーティストたちには課されていないのに!」と侮辱されたと感じたという。その結果、アリアナは2部門でノミネートされていながらも授賞式に出ないことを決めたのだとか。こうした“事件”は昨年、ロードにも起きていた。ソロ・パフォーマンスを希望していたロードだが、オファーされたのは「故トム・ペティの追悼ステージで複数のアーティストと歌うこと」だったため、出演を取りやめたのだ。その一方で、主催者側は新たにレディー・ガガ、デュア・リパ、トラヴィス・スコットらがパフォーマンスすることを発表。ガガは、マーク・ロンソンと共演するもよう。すでにパフォーマンスの披露が決定しているアーティストはショーン・メンデス、マイリー・サイラス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズら。(Hiromi Kaku)
2019年02月07日アカデミー賞女優のジェニファー・ローレンス(28)が、昨年6月頃から交際を開始したアートギャラリーのディレクター、クック・マロニー(34)と婚約した。ジェニファーの代理人が「People」誌に認めたという。先日、ニューヨークのフレンチレストランでデートしている姿が目撃されたジェニファー&クック。目撃者によれば、ジェニファーの指には「巨大なダイヤモンド」が光っていたそうだ。「ものすごく大きなダイヤでした。2人は何かをお祝いしていたようで、周りの人も2人について話していたみたいです。指輪は目につきましたね。2人は後ろの隅に座っていたんですけど。ジェニファーは黒の生地に白の水玉模様のドレスを着ていました」と語っている。昨年6月に交際が発覚してから、特にその関係を隠すこともなくデートを重ねていた2人。8月には旅行でパリとローマを訪れ、「すごく幸せそうで、ときどき手もつないでいた」との目撃情報があった。9月にはジェニファーはクックを連れてニューヨーク映画祭へ。元カレのニコラス・ホルトや親友のエマ・ストーンが出演している『女王陛下のお気に入り』のプレミアに出席した。ジェニファーからの正式コメントはまだない。(Hiromi Kaku)
2019年02月06日第91回アカデミー賞で作曲賞、衣裳デザイン賞、歌曲賞、美術賞の4部門にノミネートされているディズニー映画『メリー・ポピンズ リターンズ』の完全日本語吹き替え版でメリー・ポピンズを演じる平原綾香、マイケル・バンクス役を務める谷原章介が取材に応じた。平原綾香「納得できるメリー・ポピンズを探し求めることが重要」デビュー15周年を迎えた昨年、平原さんは日本初上陸を果たしたミュージカル版『メリー・ポピンズ』にてメリー・ポピンズ役を好演したばかり。その分、役柄への思い入れも深いと言い「今回、完全日本語吹替版のお話をいただき、思いも寄らぬ幸せを感じると同時に、これまでにない難しさもありました」とふり返る。「メリー・ポピンズは誰よりも人間らしい存在ですし、(1964年製作の)オリジナル版に主演されたジュリー・アンドリュースさんの印象も強いはず。ミュージカル版もありますし、ご覧になる皆さんのなかに、それぞれのメリー・ポピンズ像があると思うので、わたしが声で演じることで『これはメリー・ポピンズじゃない』って思われるのは避けたかったですね。ですから、自分でも納得できるメリー・ポピンズを探し求めることが重要ですし、難しい作業でした」(平原さん)その上で大切にしたのが、失意のバンクス家に“大切な何か”を思い出させるための「優しさと厳しさの共存」だった。「主演のエミリー(・ブラント)さんの声質に合わせて、日本語で発声すると少し口調がキツ過ぎてしまって。『あぁ、単純なものまねではダメなんだな』って…。いろいろなパターンを試して、家族に審査してもらったことも。最終的には自分なりのメリー・ポピンズにたどり着けたと思います」と役作りを語ってくれた。谷原章介「子どもの寝顔はかわいいですし、見ていると幸せ」一方、洋画の吹き替え声優に初挑戦した谷原さんが演じるマイケル・バンクスは、愛する妻を亡くし、残された3人の子どもたちの良き父であろうと悪戦苦闘するという役どころ。約20年ぶりにメリー・ポピンズと再会し、生きる希望とピュアな心を取り戻す“変化”をセンシティブに表現している。「天真らんまんだった少年時代とは打って変わって、常に悩みを抱えているキャラクターなので、大変でしたね。大人になったマイケルは、妻に先立たれ、住む家は差し押さえのピンチ…。せっかく、メリー・ポピンズが再びバンクス家に舞い降りてくれたのに、楽しい時間をほとんど過ごせていませんから」(谷原さん)実生活では6人のお子さんの父親として、日々子育てに奮闘中。「もしも、本当にメリー・ポピンズがいてくれたら、やんちゃな子どもたちをしつけてほしいですね(笑)。ときには僕がしかりつけることもありますけど、子どもの寝顔はかわいいですし、見ていると幸せだなと思います」と目を細める谷原さんの愛情は、声を通して、確かにマイケルの父親像に注がれている。今回はミュージカルにも挑戦し「歌いながら、心情を表現する難しさがあった」そうだが、歌唱のプロフェッショナルである平原さんは「わたしは谷原さんが歌う楽曲で号泣してしまいました」と太鼓判を押す。『メリー・ポピンズ リターンズ』から受け取ったものは…先日発表された第91回アカデミー賞のノミネーションでは、メリー・ポピンズが歌う“The Place Where Lost Things Go”が歌曲賞の候補にあがった。日本語タイトルは「幸せのありか」。平原さんも「今回、映画のために書き下ろされた9曲のうち、いちばん好きです」とべた褒めの同曲は、亡き母に思いをはせるバンクス家の子どもたちに向けて「目に見えないからと言って、大切なものがなくなるわけじゃない」というメッセージを伝えている。「お母さんはここにいないだけで、ずっと見守っているのよって…。そんな歌詞はもちろん、メロディも本当にすばらしいですね。前作には忘れられない名曲がたくさんありますが、今回生まれたこの曲も、きっと何十年もと色あせない名曲になるんだろうなと思うと、その第一歩を見届けることができて、うれしいです」(平原さん)谷原さんは『メリー・ポピンズ リターンズ』を通して、「日常を幸せにするきっかけは、いまを大事にすること」というメッセージを受け取ったのだとか。「朝、仕事に遅刻しそうなマイケルに、メリー・ポピンズがこう言うんですよ。『まだ遅刻したわけじゃないでしょ』って。いまの僕らの生活って、ついつい目先のスケジュールにばかり気持ちが向いてしまって、肝心な“いま”を疎かにしがちですからね。メリー・ポピンズが魔法で子どもたちを楽しませるのも、逆にきちんと片づけをさせたり、お風呂に入れたりするのも、何が本当に大切なのか、教えてくれているんですね」(谷原さん)(text: Ryo Uchida/photo:You Ishii)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年02月06日2月24日(現地時間)開催の第91回アカデミー賞授賞式は、司会を立てずに行われることが明らかになった。賞を主催する映画芸術科学アカデミーのパブリシストが「Fox News」などのメディアに認めたという。昨年12月5日、コメディアンのケヴィン・ハートが今年のアカデミーの司会を務めることが発表され、ケヴィンもツイッターで「何年も願っていたこと」と喜びを爆発させた。しかし、ケヴィンはわずか2日後に「降板」を宣言。理由は過去のケヴィンの「同性愛嫌悪」を示すツイートが明るみになり、「人を傷つけてしまった」ため。有名司会者のエレン・デジェネレスなどが「謝罪もしたのだし、あなたは成長した。もう一度考え直しては?」とケヴィンをなだめるも、彼の意志は固く、首を縦に振ることはなかった。ケヴィンの降板後、アカデミーは新たな司会候補者探しに奮闘していると伝えられたが、これまで候補者の「決定」は報じられず、「Variety」誌は「今年のオスカーは司会者不在のまま開催される見込み」と報道。それが現実のものとなった。司会者のいないオスカーは、これまでに1989年の1度きり。今回が30年ぶり、2度目となる。残念ながら1989年の第61回アカデミー賞授賞式は評判が悪く、当時の大スターのジュリー・アンドリュースやポール・ニューマンがアカデミーに手紙を送って苦言を呈したほど。特にオープニングでロブ・ロウらが『白雪姫』の11分間のミュージカルを行ったショーは不評で、手紙には「第61回アカデミー賞授賞式のショーは、アカデミーにとっても映画業界にとっても恥でしかない」と書かれていたそうだ。(Hiromi Kaku)
2019年02月06日今年のアカデミー賞授賞式は、司会者不在のまま開催されることになりそうだとnprなど米メディアが報じている。受賞式を生中継するABCエンターテインメントのキャリー・バーク社長は5日、テレビ批評家協会のプレスツアーで、ケヴィン・ハートの降板後に混乱があったことを認めた上で、「今年の授賞式は視聴者を釘付けにするでしょう」と断言。昨年12月、司会者に決まっていたコメディアンのケヴィン・ハートが、過去に同性愛に対する差別的な思想をTwitter上で発言していたことが明らかとなり降板。その後、代役も検討されたが、結局司会者なしのオスカーナイトを迎えることが決まってしまったようだ。この決断を、バーク氏は「賢明な判断」と自賛する。「プロデューサー陣は、司会者を立てず、プレゼンターと映画にスポットをあてるということに賢明にも立ち戻ったのです」近年、受賞式の司会者にはコメディアンの起用が続いており、シニカルでコメディ色の強い番組になっていたことを暗に批判。「映画の祭典という基本に立ち戻った」ことを強調し、「とてもエキサイティングなオープニングになるでしょう」と自信を覗かせた。司会者のいない受賞式は史上2回目で、前回は1989年に行われた。当時、NPRのマンダリット・デル・バルコは「オープニングでは俳優のロブ・ロウと白雪姫をフィーチャーした残念な歌とダンスが披露された」とレポートしている。第91回アカデミー賞授賞式は米国時間2月24日、ハリウッドのドルビーシアターで行われる。
2019年02月06日身近にあるものの美しさに、ドキッとさせられることはありませんか?何気ない日常のなかには計算し尽くされた素晴らしい要素を持つものがたくさんあります。それは美しいだけじゃなく、使い手が快適に心地よく過ごせるような工夫に満ちているもの。今回ご紹介するのは、調理用品やビューティケア商品を展開する『貝印』のグッドデザイン受賞アイテムです。 「グッドデザイン賞」とは? グッドデザイン賞は公益財団法人日本デザイン振興会主催で年1回おこなわれている賞のこと。産業の発展とくらしの質を高めるデザインを伝えることを目的にしたもので、デザインが優れたモノやコトに贈られているそう。その対象は工業製品、建築物、サービスや各種活動など、多岐にわたっています。 今回ご紹介する『貝印』の「SELECT100 ボウル」と「プリティー 敏感肌用フェイスL」は、なんと2018年度のグッドデザイン賞を受賞!貝印グループとしては2010年から9年連続の受賞となっているそうです。 コンセプトは満足度100%!「SELECT100 ボウル」 SELECT100シリーズは満足度100%をコンセプトに、プロの料理家でも納得の機能性の高さと手になじみやすいシンプルデザインを叶えたもの。25cm 、 21cm 、17cm 、13cmとサイズ展開が豊富なボウルは「泡立てる」「和える」「混ぜる」にベストなカーブと深さ、持ちやすさにこだわっているそう。 一般的なボウルのフチは幅が均一になっているものが多いですよね。でもSELECT100 ボウルはフチを三角形状にすることでグリップ性、別の器への流し込みやすさを向上させているそうです。三角形にすることで、ボウルをいくつか重ねて収納しているときにも取り出しやすいというメリットも! また接地面との間にすき間ができる形状になっているので、洗い終わったあとにふせておいたものの「内側がなかなか乾かない…」といった悩みも解消できそう! ボウルの内側は食材のすくいやすさ、水分やニオイ残りを考えて鏡面仕上げに。外側は傷が目立ちにくいサテン(ヘアライン)仕上げを施してあるのも使い手の目線に立ったこだわりといえますね。30年以上のロングセラー!「プリティー敏感肌用フェイスL」 「プリティー敏感肌用フェイスL」は、『貝印』の30年以上のロングセラーブランド「プリティー」から発売されている、肌へのやさしさとなめらかな剃り心地を追求した敏感肌用カミソリです。 特徴は、刃がふれるときの肌表面の凹凸を軽減し、肌あたりをやわらかくしたこと。肌への刺激が心配な人を安心させる「やさしさ」を感じさせてくれます。 ヘッド部分は肌との接地面が少ないスムースヘッド形状を採用しているので、肌に塗っていたクリームなどの抜けも良いようです。皮膚に貼り付く…といったカミソリ特有のトラブルも防いでくれますね。 ハンドル部分を見てみると、広い範囲がやわらかな樹脂で覆われているのが分かります。さらに彫刻のような凹凸模様が入っているので、女性用カミソリとしての繊細さが感じられるのもうれしいところ。 樹脂素材と凹凸模様は使用時のグリップ性を向上させるメリットもあり、さらに持ちやすさを考慮してハンドルは後端に向け、上向きに角度が付けられているそうです。 肌をとことんいたわりながら、しっかりケアできる。やさしさと質の高さが「グッドデザイン賞受賞」の理由になっているのかもしれませんね。 貝印 ボウルプリティー敏感肌用フェイスL
2019年02月06日4日(現地時間)第91回アカデミー賞にノミネートされている候補者たちのための昼食会が、ロサンゼルスの「ザ・ビバリー・ヒルトン」で開催された。「人気映画部門」の新設の延期、授賞式の放送時間の大幅短縮、歌曲賞のパフォーマンス曲数をめぐる騒動、そしてケヴィン・ハートが司会を辞退してからいまだ新たな司会者が発表されることなく、30年ぶりに「司会者不在」で当日を迎えそうな今年の授賞式。例年に比べて混乱続きではあるが、“良い変化”もあったようだ。映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが昼食会で、「今年は女性の候補者数が過去最高」と述べ、今後も人種、民族性、性別などの多様性を受け入れていくと発言した。(とはいえ、「Daily Mail」紙は、「集合写真に写る候補者のほとんどはいまだ白人男性ばかり」と指摘している)。出席者はレディー・ガガ、ブラッドリー・クーパーら俳優や監督、プロデューサー、衣装デザイナーなど24部門の候補者が集結。日本からは外国語映画賞にノミネートされている『万引き家族』の是枝裕和監督、長編アニメ映画賞にノミネートされている『未来のミライ』の細田守監督らが出席。是枝監督は、巨大なオスカー像の前で像と同じポーズを取って記念撮影をするなど、昼食会を楽しんだもよう。細田監督とのツーショット写真も撮影されていた。(Hiromi Kaku)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年02月05日2日夜(現地時間)、UCLAのロイスホールにて、アニメ界のアカデミー賞と称されるアニー賞受賞式が開催された。最多7冠に輝いたのは『スパイダーマン:スパイダーバース』で、作品賞、キャラクター・アニメーション賞、キャラクター・デザイン賞、監督賞、美術賞、脚本賞、編集賞とノミネートされていたすべての7部門で受賞するという快挙を遂げた。日本の作品としては、細田守監督の『未来のミライ』が長編インディペンデント作品賞を見事受賞。同賞の他ノミネート作品は『Ce Magnifique Gateau!』(原題)、日仏合作で西見祥示郎監督作の『ムタフカズ』、『Ruben Brandt, Collector』(原題)、『Tito and the Birds』(原題)だった。インディペンデント作品賞とは、全米で上映数が1,000館未満の作品または、ASIFA(国際アニメーションフィルム協会)が認定している世界4大国際アニメ―ションフェスティバルのいずれかで作品賞を受賞した作品を対象としている。『未来のミライ』は脚本賞にもノミネートされていたが、こちらは受賞を逃した。『未来のミライ』は、24日(現地時間)に行われるアカデミー賞の長編アニメ部門にもノミネートされている。賞をともに競うのは、『スパイダーマン:スパイダーバース』、『インクレディブル・ファミリー』、『犬ヶ島』、『シュガー・ラッシュ:オンライン』。(Hiromi Kaku)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年02月03日アカデミー賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』や巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督×メリル・ストリープ×トム・ハンクスの『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』、ジェシカ・チャステイン主演により映画ファンの話題をさらった『女神の見えざる手』など、政治とスキャンダルが絡み合った“実話”の映画化には近年、熱い視線が注がれている。情報が操作されフェイクニュースが蔓延、もはや何を信じていいか分からない――。そんな現代に警鐘を鳴らすべく、“いまだからこそ”観てもらうべきと信念ほとばしる作品が2019年も続々公開を控えている。膨大で緻密なリサーチを重ねることで作り上げられたリアリティ、人気実力派俳優たちの渾身の演技は胸に迫ること間違いなし。話題の3本をピックアップした!■『フロントランナー』裏切ったのはマスコミか、国民か、それとも彼自身か――2月1日(金)より全国にて公開1988年、米国大統領選挙。コロラド州選出のゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)は46歳の若さで最有力候補=“フロントランナー”に躍り出る。知性とカリスマ性を兼ね備えた彼は、ジョン・F・ケネディの再来として大衆に愛され、当選は確実視されていた。しかし、マイアミ・ヘラルド紙の記者が掴んだ“ある疑惑”が一斉に報じられると、事態は一変。勝利を目前にして、ハートの築き上げた輝ける未来は一気に崩れ去る…。あの日、一体何が起きたのか――。『グレイテスト・ショーマン』の大ヒットも記憶に新しいヒューが、これまで演じたことのない複雑なキャラクターを熱演。選挙キャンペーンスタッフ、報道の信念をもったジャーナリスト、特ダネが欲しい記者、ハートの妻と娘、12人の視点で描かれるドラマは、圧倒的なスピード感と臨場感で観客を当時の現場に引きずり込む。監督は『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞監督賞と脚本賞にノミネートされたジェイソン・ライトマン。前作のシャーリーズ・セロン主演『タリーと私の秘密の時間』から一転、スキャンダル報道の真実に迫るサスペンスドラマを描く。■『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』真実は、誰のためにあるのか――3月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開2002年、ブッシュ米大統領は、イラクが核兵器をはじめとする大量破壊兵器を開発及び保持していると非難。アメリカ国内でも愛国心が強まり、イラクへの侵攻が始まろうとしていた。地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局で働く記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベルは、政府の発する情報に疑問を持ち、証拠を探り真実を暴こうと取材を続けていく。『スリー・ビルボード』でアカデミー賞にノミネートされたウディ・ハレルソン、『X-MEN』「ウエストワールド」のジェームズ・マースデンほか、トミー・リー・ジョーンズ、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェシカ・ビールら人気実力派キャストの共演が実現。『スタンド・バイ・ミー』をはじめとする数々の名作を世に送りだしてきたロブ・ライナーが監督を務め、自身もナイト・リッダー社ワシントン支局長として出演。「イラク戦争開戦時から構想していた」というライナー監督渾身の1作となっている。■『バイス』アメリカ史上最強で最凶な副大統領の裏側を描く仰天の実話!4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開クリスチャン・ベイル主演×アダム・マッケイ監督×ブラッド・ピット製作の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』チームが再集結。体重を約20キロ激増したベイルは、ディック・チェイニーの20代から70代までを見事ななりきりぶりで熱演する。チェイニーの妻リン役には『メッセージ』『アメリカン・ハッスル』のエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役に『フォックスキャッチャー』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のスティーブ・カレル、ブッシュ大統領役に『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェルとアカデミー賞常連の実力派キャストが共演。ワイオミングの田舎の電気工から“事実上の大統領”に上り詰め、アメリカを自在に支配し、米史上最も権力を持ったチェイニー副大統領。その前代未聞の裏側を描いた社会派エンターテインメントは、本年度アカデミー賞で作品賞など8部門にノミネートされている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フロントランナー 2019年2月1日より全国にて公開バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
2019年02月02日革新的で創造力豊かなファンタジー映像が世界を魅了した『メリー・ポピンズ』(1964年)。アカデミー賞13部門にノミネートされ5部門を制した不朽の名作が現代に舞い戻る『メリー・ポピンズ リターンズ』はただいま好評公開中だ。前作の大ファンだというロブ・マーシャル監督による本作では、前作の世界観はそのままに、バンクス家の子どもたちと“ちょっと上から目線”のメリー・ポピンズのマジカルな活躍がさらにパワーアップしている。もちろん『~リターンズ』からでも彼らの陽気な歌&踊りと予測不能の不思議な世界にワクワクさせられること請け合いだが、今回は知っていたらもっと楽しめる『メリー・ポピンズ』の世界を紹介しよう。原作はPLトラヴァースの児童文学「メアリー・ポピンズ」『メリー・ポピンズ』は空から舞い降りてきたナニー(乳母&家庭教師)のメリー・ポピンズが、ピンチの家族を救うマジカルムービー。原作はパメラ・L・トラヴァースの児童文学「メアリー・ポピンズ」シリーズだ。1934年に「風にのってきたメアリー・ポピンズ」で初めて魔法使いのナニーが登場して以降、50年以上の歳月をかけ彼女の冒険の数々を記した7冊の続編が出版されている。『~リターンズ』ではそれら続編書籍から印象的なエピソードを抽出して紹介。シリーズを通じてのテーマとなる「大人になるといつの間にか失ってしまう“子ども心”の大切さ」が描かれ、観る者の心をじんわりと温かくしてくれる。『~リターンズ』の舞台は、前作から20年後の世界メリー・ポピンズが駆けつけるのは、いまも昔も同じロンドンの桜通り17番地に自宅を構えるバンクス一家だ。1910年だった前作では、厳格で融通のきかない父ジョージと、女性参政権運動に夢中になっている母ウィニフレッド、そして姉ジェーンと弟マイケルといういたずら盛りの子どもたちがその家で暮らしていた。『~リターンズ』ではその20年後の1930年の世界を舞台に、大人になったマイケル(ベン・ウィショー)&ジェーン(エミリー・モーティマー)と、マイケルの子ども3人のバンクス一家が主人公になっている。また彼ら以外にも家政婦のエレン(ジュリー・ウォルターズ)、そしてご近所さんで“時間に厳しい元海軍の提督”など、前作でバンクス一家の生活をにぎやかに盛り上げた個性豊かな面々も再び登場。月日が流れたことを感じさせながらも、『~リターンズ』でも相変わらずのマイペースぶりを発揮している。メリー・ポピンズは空から舞い降りる!バンクス一家がピンチに陥ると、彼女は風に乗って雲の上からやってくる。前作ではジェーンとマイケルのいたずらが原因で、4か月間に6人ものナニーが辞めてしまい困っている一家のため、空から舞い降りてきた。『~リターンズ』では母を亡くした3人の子どもたちのため、そして妻を亡くし、家を失う危機に陥ったマイケルと彼らを心配するジェーンのためメリー・ポピンズが再びバンクス家のナニーに。前作では小さな傘で風に乗ってきたメリー・ポピンズは、今回バンクス家の一番小さな弟・ジョージが空高くあげた凧にぶらさがりやってくる。もう片方の手には前作そのままに「何でも入っているドクター・バッグ」と「オウムの柄がついた傘」を持ち、昔と変わらない美しい姿で登場。彼女が時間を超越した存在であることを映している。また前作でもマイケルとジェーンが持っていた凧。家族の絆を取り戻したバンクス一家は家族で “凧あげ”をするのだが、その一家団欒の象徴である凧が『~リターンズ』でも再びキーアイテムとして登場しているのにもニヤリとさせられる。このほかにも、ユニークな“階段のぼり”や鏡の中に映るもう1人のメリー・ポピンズ、そして実写とアニメーションが融合されたファンタジー映像など。ロブ・マーシャル監督の『メリー・ポピンズ』愛を感じさせる演出も随所にちりばめられているので、ぜひチェックしてみて欲しい。女優エミリー・ブラントが挑んだ新たなメリー・ポピンズ像前作でメリー・ポピンズを演じたのは『サウンド・オブ・ミュージック』のマリア役でも知られるジュリー・アンドリュースだ。この往年の名女優の後を継いで『~リターンズ』でメリー・ポピンズに扮したのは、昨年大ヒットとなったジョン・クラシンスキー監督作『クワイエット・プレイス』で主演を務めたエミリー・ブラント。『プラダを着た悪魔』(2006年)での編集長のアシスタント役で注目され、近年ではトム・クルーズと共演した『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年)でタフな女兵士役にも挑戦。シリアスからアクションまでジャンルを問わず演じ分ける実力派女優だが、今回メリー・ポピンズを演じるにあたり「恐怖感もあった」と初来日してのぞんだシネマカフェのインタビューでも語ってくれている。役作りのため原作のシリーズ8冊を読み返したというブラント。そこで感じたエキセントリックでちょっと無礼でユーモアあふれる印象を基に、自分なりのメリー・ポピンズ像を作り上げていったという。「彼女は一見、気難し屋で上から目線だったり、鏡に映る自分の姿を気にしたりする部分を持ってるけど、一方で人間性と共感力の高いキャラクターなの。彼女が人間性を垣間見せる瞬間もきちんと見せたいとロブ・マーシャル監督には伝えたわ。冒険にみんなを連れ出す瞬間に、彼女自身も喜びを感じている表情を見せたりね」もう一人の主役!? ポピンズと親友による陽気な歌と踊りまた忘れてはならないのが、もう1人の主役とも言えるメリー・ポピンズの親友の存在。バンクス家の子どもたちとポピンズのマジカルな冒険の旅に同行したり、彼らが困った時には手を貸してくれたりと何かと頼れる男友達だ。ちなみに前作の友人は、大道芸人で煙突掃除夫のバート(ディック・ヴァン・ダイク)。楽器演奏や絵画が得意で、彼が書いたストリートアートがポピンズたちの冒険の入り口になっていた。またバートと煙突掃除夫の仲間たちがシャープなダンスと共に披露した楽曲「チム・チム・チェリー」は、第37回アカデミー賞(主題歌賞)を受賞する名曲となり、いまでも人々に愛されている。そして『~リターンズ』の友人の名は、街灯点灯夫のジャック(リン=マニュエル・ミランダ)。凧あげに手こずるジョージに手を貸し、迷子になったメリー・ポピンズと子どもたちを助け、またある時は壊れた壺を入口にして一緒に冒険の旅に出る。ファンタジー世界で披露したメリー・ポピンズとジャックの華麗なる歌とダンスは、前作をはるかにしのぐスケールで『~リターンズ』の見どころの1つ。またその一方で破産寸前のバンクス家を救うために、仲間を総動員して協力してくれる頼もしい存在でもあるのだ。前作から続投。ディック・ヴァン・ダイク実は前作に出演し、『~リターンズ』でもカメオ出演を果たした俳優がいる。それは前述のメリー・ポピンズの親友・バート役とバンクス家の父親が務めた銀行の頭取ミスター・ドース・シニアの二役を務めたディック・ヴァン・ダイク。『~リターンズ』では前作で演じたミスター・ドース・シニアの息子ミスター・ドース・ジュニアに扮している。短いシークエンスながらかなりインパクトのある人物なのでお見逃しなく。ヒロイン像にほれ込んだウォルト・ディズニーが熱望し、映画化された『メリー・ポピンズ』。いまでも観る者の心を打つのは、陽気な歌とダンスがふんだんに盛り込まれ、物語の根底に普遍的な家族の幸せのあり方が描かれているからだろう。その前作を丸ごと踏襲し、さらに新たな魅力を追加した『メリー・ポピンズ リターンズ』。半世紀以上の時を経ても、変わらずに“日常の楽しみ方”と“人生をハッピーにする方法”を教えてくれるメリー・ポピンズに会いに行こう。(text:足立美由紀)(text:Miyuki Adachi)■関連作品:メリー・ポピンズ 2013年8月24日よりMOVIE ON やまがたにて上映メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年02月02日先週、2月24日開催のアカデミー賞授賞式において、歌曲賞にノミネートされている5曲のうち、パフォーマンスが披露されるのは「All the Stars」(『ブラックパンサー』)と「Shallow」(『アリー/スター誕生』)の2曲のみになると「Variety」誌などが報じた。映画芸術科学アカデミーは、この件に関して詳細を語らず「まだ決まっていない」としていたが、木曜日(現地時間)、授賞式でジェニファー・ハドソンが「I’ll Fight」(『RBG』原題)、“サプライズ・スペシャル・ゲスト”が「The Place Where Lost Things Go」(『メリー・ポピンズ リターンズ』)を歌うことを発表した。残りの1曲である「When a Cowboy Trades His Spurs for Wings」(『バスターのバラード』)のパフォーマンスの有無はまだ明らかになっていないが、同誌は「それぞれが90秒の短縮版になるが、5曲全曲演奏される」と報じている。2曲しか演奏されないと報道された先週、リン=マヌエル・ミランダはツイッターで「音楽の少ない、司会のいないオスカーなんて!」と嘆いた。ジョシュ・ギャッドも「同感。見た目がすごく悪いよね」とリンに同意。授賞式を楽しみにしている一般人ファンたちも「5曲中2曲だけを演奏するなんて、不公平すぎる」と不満をあらわにしていた。授賞式は、今回から生放送の時間を4時間弱から3時間へと大幅に短縮することが決定しているため、歌曲賞のパフォーマンスはその影響を強く受けているようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherメリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCNetflixオリジナル映画「バスターのバラード」
2019年02月01日“スパイダーマン映画史上最高傑作”と大絶賛のアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』。先日、スパイダーマン映画シリーズで初めてアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞(アニメーション作品賞)も受賞したことで話題の本作から、この度本編映像が公開された。今回到着した映像では、“唯一の女性スパイダーマン”グウェン・ステイシー/スパイダー・グウェンが登場!自己紹介をしつつ、突如N.Y.に“出現”した経緯を説明。さらに、本映像ではスパイダースーツのマスクを外したグウェンの素顔が初公開されている。スパイダーマンであるが、未だその力をコントロールすることができない少年マイルス・モラレスの住む世界に、歪められた時空から全く異なる次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマンたちが集まってくる本作。グウェンは、その中のひとりの女性スパイダーマン。人気声優の悠木碧が声を吹き替えているグウェンは、自分の世界ではドラマーであり、音楽やバレエを愛してきたため、スパイダーマンとしてのスーパーパワーに加え、バレリーナのような優雅さとロックスターのようなクールさを持ち、スイングや宙返りを繰り出す華麗なるスパイダーウーマンなのだ。そして、映像最後にはマイルス(小野賢章)の「スパイダー人間は何人…?」という疑問に、ピーター・パーカー(宮野真守)が「コミコンで聞け!」と、クスっとさせられる陽気な掛け合いも挿入されている。『スパイダーマン:スパイダーバース』は3月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開
2019年02月01日アカデミー賞4 部門にノミネートされている話題作『メリー・ポピンズ リターンズ』前夜祭イベントが1月31日(木)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、浅田真央によるオリジナル・パフォーマンス「魔法のエキシビション」がお披露目された。浅田真央が圧巻のパフォーマンス!浅田さんは現役時代、2012~2013年シーズンのエキシビション・ナンバーで『メリー・ポピンズ』の楽曲を使用するほど、本シリーズの大ファン。「振付師の方が“これで滑ったらどう?”と提案してくれたんです。そのとき、悩みもあってうまくいかない時期で…。『メリー・ポピンズ』は曲自体がすごく明るくて元気をもらえるので、滑っていて楽しかったです」と、調子も上がったと当時をふり返った浅田さん。さらには、本作を「3回観た(笑)」というほど、映画を観て感動した浅田さんが自身でイメージを膨らませ、楽曲を厳選し、全体構成や振り付けも自ら考えたのが「魔法のエキシビション」。「こんな大きなスクリーンで…!」と感激の面持ちで観客と3分ほどのエキシビジョンを観た浅田さんは、圧巻のパフォーマンスを映像の中で披露し、終了後には万雷の拍手を受けて、うれしそうに瞳を輝かせていた。『メリー・ポピンズ リターンズ』はディズニーが55年のときを経て現代に蘇らせる、新たなメリー・ポピンズの物語。大恐慌を迎え、暗く厳しい時代のロンドンで生活を送るマイケル・バンクスは、妻を亡くし3人の子どもたちと哀しみに暮れていた。そんなとき、20年前と同様に空から魔法使いのメリー・ポピンズが舞い降りてくる。浅田真央、「もしも魔法が使えたら?」メリー・ポピンズのように、「もしも魔法が使えたら?」と尋ねられた浅田さん。パッと表情を明るくすると、「本当に食べることが大好きなので、たくさん食べられる胃袋があと、ふたつくらい(ほしい)。食べても太らない魔法を自分にかけたいです(笑)」と、何ともユニークな回答。「色気ゼロ…」という突っ込みを司会者から受けた浅田さんだったが、「(色気のある回答は)思いもしませんでしたね…遠いですね。いつになるんでしょうか(笑)」と、ニコニコ微笑んでいた。『メリー・ポピンズ リターンズ』は2月1日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年01月31日第91回アカデミー賞の主要4部門にノミネートされ、ますます注目を集める『メリー・ポピンズ リターンズ』。この度、本作の日本語吹き替え版でメリー・ポピンズを演じた平原綾香について、世界各国の吹き替え版の監修を行い、収録現場にも立ちあったリック・デンプシーが語るコメントがシネマカフェに到着した。30年以上に渡り、ディズニー・キャラクター声優監修の総指揮を務め、全世界における外国語版のキャスティングも指揮するリック。『メリー・ポピンズ』は、50年以上に渡り大切にされてきた作品とあって、完全日本語吹き替え版を製作するにあたり、英語版でメリー・ポピンズを演じるエミリー・ブラントと同じレベルで演技ができる女優を見つけることが必須だったという。今回、オーディションで同役を勝ち取った平原さん。そんな彼女のアフレコ現場に立ち会うため、異例の来日を果たしたリックは「メリーは厳しさがある反面、愛情深く温かい優しい心を持っている個性的なキャラクターなんだ。だから意地悪な印象にならないようハッキリとした物言いでありつつ、温かい心を感じさせる“バランス”を上手く表現しなければメリー・ポピンズにならないんだ」とメリー役に必要なポイントを明かしつつ、「平原さんはそのニュアンスを上手く表現しながら、エミリーが演じたメリー・ポピンズのレベルに達していて、本当に素晴らしい女優だと思ったよ」と平原さんの演技を絶賛。さらにリックは平原さんの演技を見て、エミリーの演技に近づけるのではなく、平原さんなりのメリー・ポピンズを作り上げることができると考えたそう。先日行われたジャパンプレミアでは、平原さんはリックとのやりとりをふり返り、エミリーの歌い方や言い方を変えるなど、吹き替え版なりのメリー・ポピンズ像を作り上げていったことを明かしている。結果、リックは「平原さんはメリー・ポピンズが日本で愛されるためのオリジナリティーを持たせてくれた」「ミュージカル版でも『メリー・ポピンズ』を演じている平原さんだからこそ、彼女なりの素晴らしいメリー・ポピンズを演じてくれて、本当に素晴らしいものが出来上がったよ」と満足げに語っている。ロブ・マーシャル監督が“最高の歌声”と語り、海外で高く評価されているエミリー演じるメリー・ポピンズはもちろん、平原さん演じるもうひとりのメリー・ポピンズにも注目だ。『メリー・ポピンズ リターンズ』は2月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年01月30日