ソニー損害保険(以下ソニー損保)はこのたび、新設した「熊本コンタクトセンター」で、7月1日からの業務開始に向け、4月1日付で約60名の社員を迎えたと発表した。7月までの約3ヵ月間、自動車保険の知識や電話応対、契約管理用システムの操作などの研修を行い、7月1日の業務開始に向けて準備を進めるという。また、熊本コンタクトセンターで勤務する社員を引続き地元から採用し、2015年度中に約100ブース(約100名)まで、規模を拡大する予定としている。なお、今後の採用スケジュールや概要は、順次、ウェブサイトや新聞広告、求人誌などで告知するとしている。ソニー損保のコンタクトセンターは、現在、東京都と北海道の2ヵ所で運営しており、熊本コンタクトセンター新設により3拠点体制となる。これにより、人材の安定的な確保を図り、顧客サービスの一層の品質向上に取組むという。また、事業活動の継続性を一層強化し、大規模災害が発生した場合でも顧客に迅速かつ確実にサービスを提供できる体制をさらに強固にすることを目指すとしている。○「熊本コンタクトセンター」概要業務内容:自動車保険における、電話やメールによる問合せ対応やコンサルテーション、契約に関するカスタマーサポート業務業務開始予定日:7月1日規模/要員:4月1日時点約60名、7月1日時点約60ブース/約60名(予定)、今後の予定・2015年度中に約100ブース規模、2017年度までに約200ブース規模に拡張(予定)住所:熊本県熊本市中央区花畑町12ー28アペックスビル7F
2015年04月08日ソニーは4月7日、積層型CMOSイメージセンサの生産能力の増強を目的とした設備投資を2015年度に実施すると発表した。同投資は、ソニーセミコンダクタの長崎テクノロジーセンター(長崎テック)と山形テクノロジーセンター(山形テック)に向けて総額約450億円規模で実施され、長崎テックに約240億円、山形テックに約210億円を充て、主に積層型CMOSイメージセンサに関するマスター工程と重ね合わせ工程以降の製造設備の増強が実施される計画。これによりソニーのイメージセンサの総生産能力は、現在の月産約6万枚から、2016年9月末時点で約8万7000枚まで増強されることになる予定で、これにより同社ではイメージセンサ事業におけるリーディングポジションをさらに強固なものにしていくとコメントしている。
2015年04月07日ソニーは4月1日、Bluetoothヘッドホン「MDR-ZX770BN」と「MDR-ZX330BT」を発表した。発売は4月24日。価格はオープンで、推定市場価格はMDR-ZX770BNが21,000円前後、MDR-ZX330BTが10,000円前後(いずれも税別)。○MDR-ZX770BNMDR-ZX770BNは、同時発表された密閉型ヘッドホン「MDR-ZX770」をベースにしたBluetoothヘッドホン。デジタルノイズキャンセリング機能を持つ。周囲のノイズの種類を判別して、状況に応じたノイズキャンセルモードを自動で選択する「AIノイズキャンセリング機能」も搭載している。φ40mmドライバー、300kJ/m3ネオジウムマグネットを使用。ハウジング部の上部に設けたポート(通気孔)で低域における通気抵抗をコントロールして振動板の動きを最適化する「ビートレスポンスコントロール」を搭載している。MDR-ZX770BNの対応音声コーデックはSBCとAAC、aptX。同社独自の高音質コーデックのLDACには非対応だ。NFC(近距離無線通信)に対応しており、対応スマートフォンであればワンタッチでペアリングできる。ハウジング部にはジョグスイッチを装備しており、楽曲の再生や停止、音量調整などを行うことが可能だ。電源は内蔵バッテリー。フル充電の場合、Bluetoothとデジタルノイズキャンセリングを使用した場合で約13時間、Bluetoothのみの場合で約19時間、デジタルノイズキャンセリングのみで約24時間の連続使用が可能だ。バッテリーの容量がなくなった場合でも、着脱式のケーブルを接続することで、ワイヤードヘッドホンとして使用できる。本体の質量は約245g。○MDR-ZX330BTMDR-ZX330BTは、コンパクトな密閉型Bluetoothヘッドホン。NFCに対応しており、対応スマートフォンなどとワンタッチでペアリングできる。ハウジングにはジョグスイッチを装備しており、楽曲の再生や停止、音量調整などを行うことが可能だ。対応する音声コーデックはSBCとAAC。ドライバーはφ30mm。電源は内蔵バッテリー。フル充電の場合、約30時間の連続再生が可能だ。本体の質量は約150g。
2015年04月01日ジェイアイエヌは3月27日、ソニーの透過式メガネ型端末「SmartEyeglass Developer Edition(スマートアイグラス・デベロッパーエディション)」(SED-E1)の度付きレンズ対応サービスを「JINS(ジンズ)」にて開始した。価格は税別9,000円。SmartEyeglass Developer Editionは、ソニーが3月に発売したメガネ型端末。対応スマートフォンと連携して、テキストや画像などの情報を視界に重ねて表示できる。このたびジェイアイエヌが提供するサービスは、SmartEyeglass専用の度付きレンズを作成できるというもの。希望者はJINS店舗での視力測定が必要だ。約2週間でレンズができあがり、店頭にて受け取れる。
2015年03月27日オスカー俳優の大ベテラン、アンソニー・ホプキンスにジム・スタージェス、サム・ワーシントンら豪華キャスト共演で、実際に起きた大ビール企業「ハイネケン」の経営者誘拐事件を描く映画『ハイネケン誘拐の代償』から、初の映像となる予告編が到着した。1983年、オランダ・アムステルダムで、大ビール企業「ハイネケン」の会長であるフレディ・ハイネケン(アンソニー・ホプキンス)が何者かに誘拐される。世界でも指折りの大富豪の誘拐に世間は衝撃を受け、警察も巨大組織の犯行と疑うが、誘拐したのは犯罪歴のない幼なじみの5人の若者だった。前代未聞の巨額の身代金を要求し、完璧だったはずの5人の犯行は、人質であるハイネケンの傲慢な行動に翻弄され、次第にその歯車が狂い出す…。奪われた身代金の大半の行方が解明されていないなど、いまだ謎を残している事件の裏で起こった真実を、エミー賞受賞の犯罪ジャーナリスト、ピーター・R・デ・ヴリーズのベストセラー本を基に、誘拐した者・された者の両方の視点で描き出した本作。到着した予告映像は、『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンス演じるフレディ・ハイネケンが人質の身でありながら、犯人たちを恐れるどころか「バスローブやスリッパがほしい」と要求を迫り、「これこそゲームだ」と語るなど、まるで自分が置かれている状況を楽しんでいるかのよう。5人の若者は彼の動じない態度に戸惑い、警察が動かないことに焦り始め、次第に仲間割れをしてしまう。さらには「人生には2通りある。大金を持つか、大勢の友人を持つかだ。両方はありえない」と不敵な笑みを見せるハイネケン。この“ゲーム”の代償を払うのは、人質か、犯人か…。繋がれた姿でも余裕を見せるホプキンスの重厚感与える演技からも感じる、普通とは何かが違う“誘拐事件”。映像の最後に見せる彼の笑みの真意に、思いを馳せてみて。『ハイネケン誘拐の代償』は6月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月27日ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは18日、ネットワーク&メディアストレージ「nasne」との組み合わせにより、スマートフォンやタブレット端末でテレビ番組の録画や視聴が可能になるアプリ「torne mobile」を公開した。Google Play、App Storeからダウンロード可能。「torne mobile」は、ネットワーク&メディアストレージ「nasne」と組み合わせて利用することにより、スマートフォンやタブレット端末で、地上デジタル、衛星デジタル(BS/110度CS)のテレビ番組録画や視聴ができるアプリ。外出先でも自宅の「nasne」にアクセスし、放送中や撮り溜めたテレビ番組の視聴、録画予約が行える。ユーザーインターフェースは、カラフルかつ直感的なデザインになっており、スピーディな番組表の表示、番組検索が行えるという。また、番組の録画予約をしている「torne」ユーザーの人数がわかる「トル機能」や、公式キャラクター「トルネフ」が独自にピックアップしたオススメ番組を紹介する「トルネフピックアップ」機能が搭載されている。そのほか、スマートフォンやタブレットにインストールされたカレンダーアプリにチェックした番組をセットする「カレンダー連携機能」、チェックした番組をTwitterに投稿できる「Twitter連携機能」、スマートフォンやタブレット端末でプレイステーション4の起動から「torne PS4」での録画や視聴が行える「torne PS4」リモコン機能にも対応している。アプリのダウンロードは無料だが、「テレビ視聴」や「ビデオ再生」を行うには、アプリ内で税込み500円の「視聴再生機能」を購入する必要がある。対応OSはAndroid 4.1.0以降、iOS 7.0以降。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月18日ランコム(LANCOME)は限定コレクション「アンソニー・バカレロ for ランコム」を2015年秋に発売する。このコレクションでは「ヴェルサスヴェルサーチ(Versus Versace)」のクリエーティブディレクター、アンソニー・バカレロ(Anthony Vaccarello)がデザインを担当。ブランドのアイコンアイテムをベースに、創業80周年という節目の年ににふさわしいプロジェクトが展開される。今回のコラボについてバカレロは「ランコム ウーマンのフェミニニティとカリスマ性にインスパイアされました。ランコム ウーマンには、けっしてメッキではない、いきいきとした特別なエレガンスがあります」とコメントしている。一方、ランコム インターナショナルで社長を務めるフランソワーズ・レーマンは「アンソニー・バカレロには、強く現代的なフェミニティーのビジョンを明確に表現する天賦の才があります。極めて独自な世界観を持つ彼のようなクリエーターに、選び抜いたアイコン的製品のデザインを任せることによって、過去の遺産とイノベーションを絶えず組み合わせ続けるブランドであるランコムは大いに活性化され、いっそう豊かになれるのです」と話している。
2015年03月17日ベテランのオスカー俳優アンソニー・ホプキンス、『アバター』のサム・ワーシントン、『アップサイドダウン 重力の恋人』のジム・スタージェスらが競演し、緑のパッケージカラーで知られる「ハイネケン」ビール経営者の誘拐事件を描く映画『KIDNAPPING MR. HEINEKEN』(原題)の邦題が、『ハイネケン誘拐の代償』に決定。6月13日(土)より公開されることになり、そのポスタービジュアルが解禁となった。1983年、オランダ・アムステルダム。大ビール企業「ハイネケン」の会長、フレディ・ハイネケンが何者かに誘拐された。世界でも指折りの大富豪であるハイケネンの誘拐は世間を驚かせるが、犯人は、犯罪経験のない幼なじみの5人の若者たちだった。大胆不敵な計画を実行し、当時にして史上最高額の身代金を要求する犯人グループ。だが、すべて上手くいっていたはずの誘拐は、人質であるハイネケンの傲慢な言動に歯車が狂い始めていく…。本作は、1983年に実際に起きたオランダの大ビール企業「ハイネケン」の経営者誘拐事件を基に映画化した本格サスペンス・ミステリー。奪われた身代金の大半の行方が解明されていないなど、多くの謎を残しているこの事件の裏で、いったい何が起きていたのか?エミー賞受賞の犯罪ジャーナリスト、ピーター・R・デ・ヴリーズのベストセラー本を原作に、誘拐された大富豪と、誘拐した幼なじみの5人組の両者の視点で事件を描き、知られざる“真実”に迫っていく。世界屈指の大富豪フレディ・ハイネケンを演じるのは、『羊たちの沈黙』で殺人鬼ハンニバル・レクターを演じ、アカデミー賞「主演男優賞」を受賞した英国の至宝、アンソニー・ホプキンス。本作でも抜群の存在感を発揮し、作品に重厚感を与えている。一方、誘拐犯グループを演じるのは、『アクロス・ザ・ユニバース』『クラウド アトラス』『鑑定士と顔のない依頼人』など話題作が絶えないジム・スタージェスと、『アバター』『ターミネーター4』など数々の大作に出演するサム・ワーシントン。さらに、「トゥルーブラッド」のライアン・クワンテンほか、マーク・ヴァン・エウウェン、トーマス・コックレルと若手実力派俳優が結集。今回到着したポスタービジュアルでは、誘拐犯グループのメンバーの緊迫した表情をよそに、タキシードにグラスを傾け微笑するハイネケンの姿が、どこか不気味で、不穏な雰囲気を漂わせている。人質と誘拐犯との駆け引き、誤算、落とし穴。追い詰め、追い詰められる男たちが支払う“誘拐の代償”に目が離せない。『ハイネケン誘拐の代償』は6月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は10日、発売を延期していた中国向けの「PlayStation 4」(PS4)ならび「PlayStation Vita」(PS Vita)について、3月20日に発売することを発表した。また、同時に中国語対応のゲームタイトルも発売する。当初、中国向けのPS4とPS Vitaは2015年1月11日に発売予定だったが、直前の1月8日に発売延期の発表があった。3月20日に発売されるのは、PS4とPS Vita本体とそれぞれの周辺機器、中国語に対応したローカライズ版タイトル(PS4が4本、PS Vitaが7本)。発売されるタイトルの中には「FINAL FANTASY X HD Remaster」(PS Vita)なども含まれている。このほか、中国国内にてPS4およびPS Vitaを購入されたユーザー全員に、商品修理を含む2年間の保証サービスを提供するとしている。PS4の希望小売価格は2,899中国人民元(約56,000円)。PS Vitaの希望小売価格は1,299中国人民元(約25,000円)。
2015年03月12日イオン銀行は9日、ソニー銀行とATM提携時間を延長した。同対応により、ソニー銀行のキャッシュカードを持っている顧客は、イオン銀行ATMにて「お引出し」、「お預入れ」、「残高照会」のサービスを原則24時間利用できる。利用時の手数料は現行通り、平日・土日祝ともに無料で利用できる。同行は2007年より、全国のイオンやマックスバリュなどのイオングループ各店舗を中心にイオン銀行ATMの設置(全国5,567台、2月28日現在)を進めてきたという。イオン銀行ATMでは、24時間365日いつでも利用可能なイオンカードセレクトやイオンバンクカードによる取引き、電子マネー「WAON」のチャージやポイント交換などに加え、提携金融機関のカードでの取引きにも広く利用されているという。同行はイオングループ各店舗に加え、駅や空港などグループ外施設へのATM設置も一層推進していくとしている。今後も、安心、便利でお得な金融商品・サービスの提供に努めていくとしている。
2015年03月10日ソニーは、透過式メガネ型端末「SmartEyeglass Developer Edition(スマートアイグラス・デベロッパーエディション)」(SED-E1)の発売日を変更すると発表した。発表当初は3月10日の発売を予定していたが、3月下旬に変更となった。価格は税別100,000円となっている。SmartEyeglassは、2014年9月に発表されたアプリ開発者向けメガネ型の端末。対応スマートフォンと連携して、テキストや画像などの情報を視界に重ねて表示できるデバイスだ。例えば、アプリと連携し、歩行中にナビゲーション表示を見たり、スポーツ観戦中に成績を確認したり、といった活用法があるという。
2015年03月07日ソニーは、透過式メガネ型端末「SmartEyeglass Developer Edition(スマートアイグラス・デベロッパーエディション)」(SED-E1)の発売日を3月下旬に変更すると発表した。アプリ開発者向けの製品で、価格は税別100,000円。発表当初は3月10日の発売を予定していた。SmartEyeglassは、2014年9月に発表されたメガネ型の端末。対応スマートフォンと連携して、テキストや画像などの情報を視界に重ねて表示できるデバイスだ。例えば、アプリと連携し、歩行中にナビゲーション表示を見たり、スポーツ観戦中に成績を確認したり、といった活用法があるという。
2015年03月06日ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は3月5日、「METAL GEAR SOLID V : THE PHANTOM PAIN」と特別デザインのプレイステーション 4 (PS4)およびDUALSHOCK 4をセットにした限定モデルを発表した。発売日や希望小売価格などの詳細は後日明らかにされる。METAL GEAR SOLID V : THE PHANTOM PAINは、コナミデジタルエンタテインメントが発売する人気スニーキングミッションゲームの最新タイトル。特別限定セットのPS4本体は、METAL GEAR SOLIDシリーズの主人公スネークの義手「バイオニックアーム」をイメージした赤色で、接続部分の金ラインや注意サインなど細部にもこだわったデザインとなっている。同じくDUALSHOCK 4はスネークが持つハンドガンをモチーフにしており、スネークが率いる組織「Diamond Dogs」の部隊章が記される。
2015年03月05日スペイン・バルセロナで開催中の携帯通信関連・国際展示会「MWC 2015」でソニーモバイルコミュニケーションズは現地2日、プレスイベントを行ったが、フラグシップスマートフォン「Xperia Z」シリーズの最新機種は未発表に終わった。2014年の「MWC 2014」では「Xperia Z2」が披露されたが、同社が新端末として発表したのは、5インチAndroidスマートフォン「Xperia M4 Aqua」と、10.1インチAndroidタブレット「Xperia Z4 Tablet」のみだった。これまで、2013年3月の「MWC 2013」で「Xperia Z」、9月の「IFA 2013」で「Xperia Z1」、2014年2月の「MWC 2014」で「Xperia Z2」、9月の「IFA 2014」で「Xperia Z3」が公開されており、半年の周期で「Xperia Z」シリーズが発表されてきたが、今回その周期が崩れることになった。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月03日アン・リー監督の次回作『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』の主演俳優が、イギリスの若手俳優ジョー・オールウィンに決まりそうだ。正式なオファーは出されていないが、オールウィンはリー監督の第一候補のようだ。その他の情報オールウィンは無名の新人で、まだエージェントもついていない。リーは、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でも無名の新人スラージ・シャルマを発掘している。原作は、ベン・ファウンテンが書いた小説。19歳の戦士ビリー・リンは、イラクでの激しい戦いで生き残った。その様子はカメラに納められており、アメリカに帰国後、宣伝ツアーに連れ回される。物語は、その宣伝ツアーの目玉となる、感謝祭の日のフットボールの試合に登場する日を舞台に、ビリーが戦争を思い出す形で展開するようだ。リー監督が新作を撮影するのは、2012年の『ライフ・オブ・パイ…』以来。監督は同作と『ブロークバック・マウンテン』でオスカー監督賞に輝いている。文:猿渡由紀
2015年02月27日2月26日、ソニーは東京・品川のソニー本社にて、「~これからは4Kで我が子との思い出を残そう~ ソニー 新4Kハンディカム発売記念イベント」をプレス向けに開催した。ソニーはこれに先立つ2月20日、デジタルビデオカメラ「ハンディカム」のハイエンドモデルとして、4K(3,840×2,160ドット)記録に対応する「FDR-AXP35」と「FDR-AX30」の2機種を発売した。両機種とも撮像素子に1/2.3型と大型のExmor R CMOSセンサー(裏面照射型)を採用し、画像処理エンジンは「BIONZ X」。レンズには光学10倍ズームの「ZEISS バリオ・ゾナーT*」を搭載する。空間光学手ブレ補正機能やWi-Fi接続機能を追加したほか、従来モデル(FDR-AX100)比で30%の小型化を実現。内蔵メモリは64GBとなっている。また、「FDR-AXP35」のみ、プロジェクター投影機能を内蔵している。今回のイベントは、ゲストとして招かれたタレントの藤本美貴さんが上位機種の「FDR-AXP35」で撮影した4K映像を軸に、従来のフルHDカメラの映像と比較する形で進められた。開会挨拶と商品説明のあと、ゲストの藤本さんが「FDR-AXP35」を手に携えて登場した。藤本さんは現在、2歳11カ月の長男・虎之助くんを子育て中で、「FDR-AXP35」と従来のフルHDカメラを同時に用い、公園で遊ぶ虎之助くんの姿を"ママ目線"で撮影。会場に用意された2台のディスプレイでは、それぞれで撮影した映像が並べて再生された。藤本さんは「4K映像は髪の毛の一本一本までが見えるほどに鮮明で、ツヤもすごい。虎之助の肌もきらきら輝いているし、地面のつぶつぶ感までわかる。こうして並べてみると、(フルハイビジョンカメラの映像とは)本当にちがうのがわかりますね」と、4K映像の精細さに感動。おなかにいる7月出産予定の第二子の話題にも触れ、「このカメラで子供の成長を撮っていきたい」と語った。イベントの中盤では、都内の幼稚園で子育て中の母親たちに動画撮影について聞いたアンケートの結果を紹介。4Kカメラの映像はフルハイビジョン映像に比べて「キレイで鮮明だけど、手ブレが少ない」「子供が動きまわっていても、細部まで鮮明だった」といった回答に、藤本さんも「映像がキレイだとブレやすいのかなと思っていたけど全然気にならない」とうなずいていた。この日は藤本さんの30歳の誕生日でもあり、イベントの最後にはスタッフからサプライズ・バースデーケーキのプレゼントが。ケーキの中央には、藤本さんが撮影した虎之助くんとの映像をプリントした写真があしらわれており、感激の様子だった。ちなみに、「ハンディカム」も今年が30周年。藤本さんは「三十路仲間ですね」と喜んでいた。イベント終了後には、ソニー製品を紹介するプレスツアーも開催された。カメラと顔認識技術を採用したデジタルサイネージ(電子看板)「MITENE」や、業務用4Kカメラ、3Dカメラといった製品に加え、家庭向けのデジタルカメラやモバイル製品群も紹介。さらには、空間活用の新コンセプトとしてソニーが提案する「Life Space UX」の初製品として発売された4K超短焦点プロジェクター「LSPX-W1S」の体験コーナーも用意されていた。「LSPX-W1S」は、約17cmの至近距離から最大147インチの4K映像を投影できるプロジェクターで、昨年9月にアメリカで先行発売。今年1月には日本でも発売している。デザインはリビングルームにフィットする細長いボックス型。超短焦点を実現していることから壁際にも設置でき、生活空間を有効に活用できる製品だ。投影されたのは映画『アメイジング・スパイダーマン2』でスパイダーマンがビルから落下するシーンや、海中のジンベエザメの映像など。4Kゆえの精細で立体感に富み、深い臨場感をもたらす映像を参加者たちは味わっていた。
2015年02月26日ソニー損害保険(以下ソニー損保)は23日、急発進・急ブレーキの少ない"やさしい運転"をすると保険料が戻る、新しいタイプの自動車保険「やさしい運転キャッシュバック型」の販売を開始した。3月1日以降が保険始期日となる契約が対象。「やさしい運転キャッシュバック型」は、無料で貸与するソニー損保オリジナルの小型計測器「ドライブカウンタ」で計測した、加速・減速の発生状況(運転特性)を保険料に反映させる、日本で初めてのタイプの自動車保険だという。「20歳代の方が運転する」「等級が進行していない」といった保険料が高くなりがちな顧客でも、"やさしい運転"によりキャッシュバックを受けることで、保険料の節約が可能になるとしている。販売開始に先立って2014年11月17日から12月18日の期間に実施した、ドライブカウンタによる計測を無料で試すことができる「30日間無料トライアル」には、5000人を超える顧客の申込みがあったという。また、トライアルに参加した顧客に協力してもらったアンケートでは、多くの人が、ドライブカウンタを付けることが「スムーズな運転を心掛けることにつながった」と回答するなど、安全運転の意識を高めるきっかけのひとつとなったことが、うかがえたとしている。○「30日間無料トライアル」に参加した顧客の感想【抜粋】燃費が良くなったし、安全運転になった常日頃、安全運転に心がけており、その結果が保険料に反映されることに喜びと、これからも安全運転を続けることへのモチベーションの一つになります自分の運転を客観的に見ることができて、とても良い経験になりました。日頃から安全運転は心掛けているつもりですが、より穏やかで落ち着いたアクセルワークができるようになりたいです自分の運転を知る機会になって良かったと感じた。また、安全運転に心がける意識づけになったソニー損保は引続き、顧客ひとりひとりのリスクを反映していくことで、より納得感のある保険料の実現を目指すとともに、保険商品を通じた顧客の安全運転のサポートにも取組んでいくとしている。
2015年02月24日ソニーの体験型科学館「ソニー・エクスプローラサイエンス」は、モノのしくみを学びながら、楽しく分解作業を体験できるワークショップ「第26回分解ワークショップ~モノのしくみをしろう~」を開催する。今回はビデオカメラを分解し、機器のしくみを学ぶ。開催日は3月22日、対象は小学3年生~中学3年生の生徒と保護者(応募は2人1組)、参加費用は無料だが、別途、入館料(大人500円、小人300円)が必要。このワークショップでは、親子でビデオカメラの分解作業を体験し、機器のしくみや工具の使い方を学ぶ。また、ソニーの現役エンジニアが参加し、ソニーのデジタルHDビデオカメラレコーダー「ハンディカム」や「アクションカム」のしくみについても説明する。実施日時は、3月22日(日)13時~16時半(約3時間)、会場はソニー・エクスプローラサイエンス内「サイエンスシアター」(東京都港区台場 1-7-1 メディアージュ 5F)、定員は24組(計48名)、申し込み締切は3月4日(水)。詳しくはWebページを参照のこと。
2015年02月23日ソニーは2月17日、透過式メガネ型端末「SmartEyeglass Developer Edition(スマートアイグラス・デベロッパーエディション)」(SED-E1)を発表した。アプリ開発者向けの製品で、発売は3月10日。価格は税別100,000円となっている。SmartEyeglassは、2014年9月に発表されたメガネ型の端末。対応スマートフォンと連携して、テキストや画像などの情報を視界に重ねて表示できるというものだ。歩行中にナビゲーション表示を見たり、スポーツ観戦中に成績を確認したり、といった活用法があるという。ソニーは、スマートフォン用アプリによって、上記のほかにも様々なSmartEyeglassの活用法が生まれるとしている。このたびのSED-E1によって、多様なアプリ開発を促進することを狙う。なお、一般ユーザー向けの商品化については2016年内を目指す。すでにSDK(ソフトウェア開発キット)は提供されているが、SmartEyeglass Developer Editionの発売に合わせて、正式リリース版のソフトウェアも配布される。
2015年02月17日VAIOは、2月12日からパシフィコ横浜で開催される「CP+2015」のソニー/ソニーマーケティングブースに、同社PC試作機を出展する。同社は「クリエイター向けにデザインされた試作開発品」を出展するといい、これまで米国のクリエイター向けイベントAdobe MAXや、幕張メッセで開催された放送関連展示会「Inter BEE」などで出展されたPC試作機「VAIO Prototype Tablet PC」が展示されるものとみられる。「CP+2015」の開催日程は、2015年2月12日から15日まで(12日は特別招待者およびプレス関係者向けのプレミアタイム)。開催時間は各日10時から18時までで、最終日のみ17時まで。ソニー/ソニーマーケティングのブース番号はG-30。
2015年02月09日ソニーは2月3日、肌解析システム「BeautyExplorer」を発表した。小型肌測定機と解析アルゴリズムによって肌の状態を分析するというものだ。主に美容業界に向けて、2015年3月中旬に提供開始する。税別価格は月額15,000円から20,000円になる見込み。BeautyExplorerは、手のひらサイズの肌測定機「Skin View Camera」と、肌解析技術「SSKEP(Smart Skin Evaluation Program)」によって、精度の高い肌情報を得られるシステム。Skin View Cameraはソニー製の1,300万画素・CMOSセンサーを搭載し、水分測定と肌撮影を行える。取得したデータをもとに、専用タブレット端末で結果を表示。タブレット端末では、専用の肌解析アプリ「Skin Analyzer」を用いて、肌年齢や水分量などの結果を閲覧可能だ。CMOSセンサーと、複数の波長光源を組み合わせた光学モジュールを最適に制御することによって、近紫外光から近赤外光の領域まで高感度な撮影を実現した。これにより、肌の表面だけでなく皮下の情報も取得できるようになる。表面と皮下の情報から、肌のキメ・毛穴・シミ・色み・油分、水分などの肌状態を解析する。SSKEPはクラウド上で運用する。解析精度の向上や解析項目の追加などアップデートを随時行うことで、より性能を高めていくとする。Skin View CameraのサイズはW38×D108×H53mm、重量は115g。電源は1,240mAhの内蔵バッテリーで、連続で最大110分の使用が可能だ。電源がオフの状態で充電にかかる時間は約2.6時間。IEEE 802.11b/g/n準拠の無線LANをサポートする。
2015年02月03日ソニーは2月2日、ソニーセミコンダクタにおいて、積層型CMOSイメージセンサの生産能力増強を目的とした設備投資を2015年度に実施すると発表した。今回の設備投資は、長崎テクノロジーセンター(長崎テック)と山形テクノロジーセンター(山形テック)、熊本テクノロジーセンター(熊本テック)の3拠点において実施され、主に積層型CMOSイメージセンサに関するマスター工程と重ね合わせ工程の製造設備の増強に充てられる。これにより、同社のイメージセンサの総生産能力は、300mmウェハ換算で現在の月産約6万枚から2016年6月末には同約8万枚まで増強される。これまで、同社ではイメージセンサの総生産能力を同約7万5000枚へ引き上げることを中長期の施策として掲げ、昨年3月の山形テックの設立や、各拠点での製造設備増強を積極的に推進してきたが、今回の設備投資の実施により、当初の目標を前倒し、かつそれを上回る規模で実現することになる。なお、今回の設備投資の総額は約1050億円を見込んでおり、その内訳は長崎テックに約780億円、山形テックに約100億円、熊本テックに約170億円となっている。また、ソニーセミコンダクタのLSIを中心とした半導体高密度実装の開発、生産拠点である大分テクノロジーセンター(大分テック)での事業を2016年3月末で収束することも発表された。大分テックは、1984年よりメモリの組立(パッケージ)生産をスタートし、昨今はゲーム向けLSIの先端パッケージなどの開発および生産を行ってきたが、事業環境の変化に伴い今回の決定に至ったという。大分テックの従業員の約220名は、集中領域であるイメージセンサの拠点、および大分テックの業務移管先となる他のソニーセミコンダクタの拠点への異動を予定している。
2015年02月03日ソニー銀行は2月2日、「ブラジルレアル預金フェア」を開始した。3月31日までの期間中、購入時の為替コストを通常時の半額とするほか、ブラジルレアル定期預金(期間3ヶ月)を年8%の特別金利にて提供すると発表した。詳細は以下の表の通り。
2015年02月03日ソニーは2月2日、ソニーセミコンダクタにおいて、積層型CMOSイメージセンサーの生産能力増強を目的とした設備投資を2015年度に実施すると発表した。具体的には、長崎テクノロジーセンターに約780億円、山形テクノロジーセンターに100億円、熊本テクノロジーセンターに約170億円、合計約1050億円の設備投資が見込まれている。これにより、同社のイメージセンサーの総生産能力は、現在の月間約6万枚から2016年6月末時点で約月間8万枚まで増強されるというあわせて、ソニーセミコンダクタはLSIを中心とした半導体高密度実装の開発・生産拠点である大分テクノロジーセンターでの事業を2016年3月末で収束することが発表された。大分テクノロジーセンターの従業員約220名は集中領域であるイメージセンサーの拠点および業務移管先となる他のソニーセミコンダクタの拠点への異動が予定されている。
2015年02月03日ソネットとソニーモバイルコミュニケーションズは30日、ソネットが提供するMVNOサービスの端末ラインナップに「Xperia」スマートフォンを加え、今春より発売すると発表した。また、「Xperia」とソネットのLTEと通信サービスを組み合わせた新サービスも今春より提供開始する。ソネットでは、MVNOサービスとして「So-net モバイル LTE」、「PLAY SIM」などを提供しているが、MVNO市場において、より高機能で高付加価値な端末へのニーズが高まっているという。両社が今春より開始する新サービスでは、ソネットのLTE通信サービスと組み合わせて利用できる「Xperia」を高付加価値な端末として提供する予定だ。「Xperia」に加え、ソネットでは新たな通信プランも用意するという。発売日や端末価格、通信プランを含めた月々の料金プランなどの詳細については、決まり次第アナウンスするとしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月30日ソニー・ネットワークエンタテインメントインターナショナル(SNEI)とスポティファイ(Spotify)は1月29日、グローバル規模で提携することを発表。「プレイステーション ネットワーク(PSN)」向けの新音楽サービス「プレイステーション ミュージック(PS Music)」において、Spotifyが音楽ストリーミングサービスを提供することを明らかにした。Spotifyは3,000万以上の楽曲と15億以上のプレイリストを楽しめる音楽ストリーミングサービス。PS Musicは3月29日、41の国と地域を対象に開始する。日本はPS Music開始時の対象国に含まれておらず、今後のサービス提供時期についても現時点では未定だ。PS Musicの対応機種は、「プレイステーション3(PS3)」と「プレイステーション4(PS4)」、「Xperia」スマートフォン・タブレットとなっている。○Music Unlimitedはサービスを終了PS Musicの開始日と同じ3月29日、ソニーはこれまで19カ国で展開していた「Music Unlimited」を終了する。Music Unlimitedのユーザーは2月28日から3月29日までの最大30日間、無料で同サービスを利用できるほか、Spotifyの有料会員サービスを一定期間無料で試すことができる。なお、Music Unlimitedで作成したプレイリストや、オフライン再生用に機器に保存した音楽ファイルは、3月29日で利用できなくなる。また、PS Musicスタート時の対応機種はPS3とPS4、Xperiaに限られており、液晶テレビ「ブラビア」や「BDV-S1」などのホームシアターシステム、「MAP-S1」などのオーディオ機器では、継続してサービスを受けられなくなる。ソニーによると、PS Musicの対応機種にPS3・PS4・Xperiaが選ばれたのは、Music Unlimitedのサービスを利用しているユーザーが多い機器を優先した結果。対応機種を増やす方向で検討しているが、どの機種がサービスの対象になるのかは現時点では未定とのことだ。
2015年01月29日ソニーの米国子会社Sony Network Entertainment International(SNEI)とスウェーデンSpotifyは28日、デジタル音楽で独占的提携を結んだことを発表した。提携の下、SNEIはSpotifyを土台技術に採用する新しい音楽サービス「PlayStation Music」を2015年春に開始する。端末は当初、PlayStation4/3、それにXperiaをサポートする。今回提携はグローバルなもので、Spotifyの有する3000万曲以上の楽曲カタログ、15億件以上のプレイリストをPayStation4/3、Xperiaスマートフォン・タブレット上のPlayStation Musicで利用できるようにする。2006年創業のSpotifyはストリーミング音楽の草分け的存在で、広告付きの無料サービスと広告なしの有料サービス(「Spotify Preimum」)を提供する。1月に同社が発表した数字によると、2014年末時点でアクティブユーザーは6000万人、有料サービスの利用者は1500万人と報告している。新サービスPlayStation Musicは世界41市場で提供することになっており、サービス開始と同時にSpotifyを利用できるという。PlayStation Network(PSN)のアカウントとSpotifyのアカウントをリンクさせ、PSNのウォレット機能でSpotify Premimumのサブスクリプションが可能となる。なお、PlayStation Musicが提供される予定の41市場は米国、欧州が中心、日本は含まれていない。Spotifyは日本未進出でもある。PlayStation Musicの開始と合わせて、19カ国で展開している現行の音楽サービス「Music Unlimited」は3月29日に終了する。2月28日より、Music Unlimitedのユーザーは3月29日まで最大30日間Music Unlimitedに無料でアクセスできるようにするとしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月29日ソニー損害保険(以下ソニー損保)は7日、熊本県熊本市にコンタクトセンターを開設するため、熊本県ならびに熊本市との間で、立地協定を締結した。熊本コンタクトセンター(仮称)は7月から業務を開始する予定。ソニー損保のコンタクトセンターは、顧客からの自動車保険や医療保険に関する問合せや相談に対応するほか、契約手続や契約後のケアなど、幅広いカスタマーサポート業務を担っているという。現在、東京都と北海道の2ヵ所で運営しており、熊本県での業務開始により、コンタクトセンターは3拠点体制となる。熊本コンタクトセンター(仮称)の開設により、人材の安定的な確保を図り、顧客サービスの一層の品質向上に取組むという。あわせて、事業活動の継続性を一層強化し、大規模災害が発生した場合でも顧客に迅速かつ確実にサービスを提供できる体制をさらに強固にすることを目指していくとしている。○熊本コンタクトセンター(仮称)の概要業務内容/自動車保険における、電話やメールによる問合せ対応やコンサルテーション、契約に関するカスタマーサポート業務業務開始/7月1日(予定)規模・要員/7月1日時点:約60ブース/約60名(予定)、2015年度中に約100ブース規模に、2017年度までに約200ブース規模に拡張する予定所在地/熊本県熊本市中央区花畑町12-28アペックスビル
2015年01月08日●2015年もソニーが目指すのは「KANDO」ソニーは、「2015 International CES」の開幕前日となる1月5日(北米時間)にプレスカンファレンスを開催。例年のCESと同様、他社を含めたなかでもっとも遅い時間帯にソニーのプレスカンファレンスは行われた。会場はLVCCの自社ブースで行われた。これによって、プレスカンファレンスで発表した新製品をカンファレンス後すぐに手に取ったり、体験できたりというメリットがある。会場には、上方360度のスクリーンで、舞台上の映像やプレゼンスクリーンを数カ所に映し出された(そのおかげで、席の位置によって映像が見にくくなる問題を回避できる点が筆者は気に入っている)。○平井社長が「PlayStation Vue」やソニーのセンシング技術をアピールオープニングで登場し、イベントを進行したのは代表執行役社長兼CEOの平井一夫氏。流暢な英語でスピーチを行った。平井社長がまず話を始めたのは、新サービス「PlayStation Vue」についてだ。PlayStation Vueはその名前通り、ソニー製のゲーム機である「プレイステーション」向けのクラウドサービスだが、その内容は好きなテレビ番組を好きな時に見られるというもの。放送されたテレビ番組をクラウド上に保存し、ユーザーがオンデマンドで見られるというものだ。続いて平井社長が示したのは「Surpassing human vision」という言葉だ。人間の視覚を越えた映像として、同社のミラーレス一眼カメラ「α7S」に触れた。α7Sは超高感度な撮像素子によって、今までにない暗い場所での撮影が可能となっている。これはセンシング技術のなせるワザなわけだが、ソニーは遠からず自動車にさまざまなセンシング技術を投入し、その機能を飛躍的に伸ばすことを考えていると話した。続いて、「Life Space UX」というキーワードで、生活空間のなかでのソニーをアピール。スピーカー内蔵照明を紹介した。平井社長は「今年もソニーが目指すのはKANDO(人々を感動させること)」であるとし、より細かい製品の話に移った。●BRAVIA Meets Android TV平井社長が「PlayStation 4」が世界的に成功したことに触れると、会場からは歓声があがった。そして、カメラについても多くの雑誌でアワードを受賞し、マーケットに好調に受け入れられていることをアピール。平井社長は、「α7 II」が5軸補正で強力な手ぶれ補正機能を持つこと、「α5100」などの機種では「4D Focus」技術を取り入れ高速なフォーカスが可能であるなど、その評価が技術的な裏付けがあることを説明した。そして、映画やドラマなどのコンテンツ事業でも好調であることを説明。「アメイジングスパイダーマン2」「ブラックリスト」などのヒット作を紹介した。○4K、Android、VODなど多方面の展開をみせるテレビ「BRAVIA」続いて、米Sony Electronicsのプレジデント兼COOのMike Fasulo氏が登場し、テレビについて紹介し始めた。まずは現在のソニーの大画面4Kテレビがスマートフォンの「Xperia Z3」よりも薄いとアピールした。そして、現在の4Kテレビのラインアップを紹介した後、それを支える技術として、4Kプロセッサ「X1」を紹介した。このプロセッサによって、2K映像を高精細な4K映像に変換して表示することができるという。続いてFasulo氏が掲げたキーワードは「BRAVIA Meets Android TV」。BRAVIAにAndroidを搭載したことを発表し、音声検索やさままざな機能が手軽に起動できることを強調した。話はやがて、北米で有名なビデオオンデマンド(VOD)サービス「Netflix」に移った。ここでは、NetflixのCEOが登場し、ソニーのBRAVIAについてトークを行った。ちなみにBRAVIAはNetflixに加えて、YouTube、VideoUnlimited 4K、アマゾンインスタントビデオなどのビデオ配信にも対応している。続いて、映像関連ということで、話が4Kビデオカメラの新製品に移った。新しい4Kハンディカムはよりコンパクトになり、より低価格化したという。そして、4K対応アクションカムも紹介。スノボ界の"レジェンド"であるTony Hawk氏が4K対応アクションカムで撮影した映像が流され、さらにTony Hawk本人も登場した。また、4K動画を撮影できるスマートフォンとして、XperiaZ3も紹介された。●ハイレゾ、ウェアラブル……注目分野ではソニーはどう動く?話はハイレゾオーディオに移る。ハイレゾオーディオ製品のラインアップが紹介されたのに加え、ハイレゾ対応のウォークマン新製品「NW-ZX2」も発表された。「DSEE HX」機能にも対応し、SD音源をハイレゾに拡張して高音質で視聴できるという。また、ソニー独自の高音質コーデック「LDAC」やネットオーディオサービスなどにも触れた。そして現在、ハイレゾオーディオの音源がソニーミュージックをはじめ、ユニバーサル、ワーナーなどからリリースされていることを紹介した。次にスマートフォンの話になり、Xperia Z3が従来のT-Mobileに加えて、ベライゾンでも流通しはじめたことを紹介した。また、Android OS 5.0(ロリポップ)へのバージョンアップは北米では1カ月ほど後に行われるという。いずれかの時期、日本でもバージョンアップが行われることが予想される。ウェアラブルデバイスの紹介では、現在唯一のGPS内蔵のAndroidWareとして「スマートウオッチ3」が紹介された。また、イヤホン型のウェアラブルデバイスとして「Smart B-Trainer」も紹介された。○センシングによるアドバンテージを築けるか?カンファレンスの最後は、「Be Moved」という文字が描かれたスライドで締めくくられた。2014年のCESで行われたソニーのキーノートスピーチでは今後、ソニーはセンシングに大きく舵をとるようなインパクトの大きな話があった。それを受けて、どうなる?と注目の2014年だったが、超高感度の撮像素子を搭載したα7S、AndroidWareでGPS搭載のスマートウオッチ3など、非常に地道かつ真っ当にセンシング技術を生かした製品が登場したというのが筆者の印象だった。今後は自動車向けなどのセンシング技術も登場するようだが、当面は4Kテレビ、ビデオカメラ、スマートフォンなど、従来の路線を生かしつつ、そのなかで徐々にセンシングに力を入れ、独自のアドバンテージを狙うという意外に地味なソニーの戦略が見えてきた印象だ。
2015年01月07日2015年、年明け早々ビックニュースが飛び込んできた。今年の12月18日(金)より全世界同時に公開される『スター・ウォーズ』シリーズの新章・第1弾『STAR WARS:THE FORCE AWAKENS』(原題)の邦題が決定!さらに、最新の劇中ビジュアルも到着した。昨年11月29日には、88秒間の特報映像が突然インターネット上で公開されたが、瞬く間に全世界で共有され、5日間で全世界5,820万回の再生数を記録。この数字は、2014年にYouTubeで公開された全ての予告編の中でダントツのNo,1。さらに、72時間未満での4,000万回再生は史上最速の記録となった。そんな大きな注目を集めている本作だが、日本での副題の部分『THE FORCE AWAKENS』(原題)がどのようなタイトルとなるかにも注目が集まっていた。決定したのは、『フォースの覚醒』。作品のほとんどがいまだ謎のベールに包まれているが、壮大な物語の始まりを予感させるものとなった。また先日、新キャストの役名も一部明らかに!新ヒロインと噂されるデイジー・リドリーは「レイ」、特報映像でストーム・トルーパーのコスチュームで登場したジョン・ボイエガは「フィン」、Xウイングで宇宙を駆るオスカー・アイザックは「ポー・ダメロン」。さらにキャスト名は明かされていないが、“十字型ライトセーバー”を操るキャラクターは「カイロ・レン」という名前だということも判明。そのほか、オリジナルキャストのハリソン・フォード(ハン・ソロ)、マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)、キャリー・フィッシャー(レイア)、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)、ピーター・メイヒュー(チューバッカ)、ケニー・ベイカー(R2-D2)の出演も見逃せない。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は2015年12月18日(金)より全世界同時公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月01日