来年4月の日本公開が決定した、ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品『ジョン・カーター』の特報映像が公開された。『ジョン・カーター』特報本作は、ピクサー作品『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』などを手がけたアンドリュー・スタントン監督が「幼少の頃に読み感動した」という、エドガー・ライス・バローズの伝説的SF小説『火星のプリンセス』を映画化したもの。滅亡の危機に瀕した惑星“バルスーム”を舞台に、愛する妻と娘を失った地球の男ジョン・カーターの戦いを描くアドベンチャー大作だ。『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の新星テイラー・キッチュを主演に迎え、『スター・ウォーズ』や『アバター』など、のちの映画界に多大な影響を与えたと言われる古典冒険小説を、スタントン監督にとって初となる実写で描いている。今回公開された特報動画は、失踪した主人公カーターが甥に残した1冊の日記から始まり、現代での彼の悲しい過去が描写される。そして未知なる惑星に迷い込んだカーターが、4本の腕に牙を持つ緑色人のサーク族と出会うシーンや、美しいプリンセスの登場、さらに凶暴な大白猿が襲いかかってくる様などが迫力タップリに描かれていく。ミステリアスでエキゾチックな惑星の世界観や、重力から解き放たれたカーターの凄まじいジャンプ力、徒党を組んで攻め込んでくる敵にひとりで立ち向かう勇姿を見るだけでも、ワクワクするに違いない。スタントンにとって念願の企画だったという本作。アニメーションで名を成した彼が、名作小説をどのように実写化しているのか。ぜひ特報映像で確認してみてほしい。『ジョン・カーター』2012年4月13日(金)2D・3D同時公開
2011年12月16日『スター・ウォーズ』、『アバター』が多大な影響を受けたと言われるエドガー・ライス・バローズの伝説的SF小説を、100年の時を超えて映画化した注目のスペクタクル巨編『ジョン・カーター』。ウォルト・ディズニー生誕110周年にあたる2012年を飾る本作のダイナミックな世界観をいち早く楽しめる特報映像が解禁となった。滅亡の危機に瀕した神秘の惑星“バルスーム”を舞台に、愛する妻と娘を失い心に傷を負った地球の男、ジョン・カーターの驚異の戦いを描いたファンタジー・アドベンチャー超大作。監督を務めるのは、ディズニー/ピクサー作品『ファインディング・ニモ』、『ウォーリー』といった傑作アニメーションを手がけ、これが初の実写映画監督となるアンドリュー・スタントン。甘いマスクで女性の心を虜にする注目の実力派俳優、テイラー・キッチュを主演に迎え、元祖ヒーローとも言うべきジョン・カーターが戦いを通して生きる希望を見出していく姿を描き出す。まだまだ謎に包まれた本作の全貌だが、今回解禁となった映像では、その想像を超える壮大な世界観と鍛え上げた肉体で戦うジョン・カーターことキッチュの圧倒的なアクションシーンがお目見えに。冒頭では、スタントン監督自らがこちらのナビゲートをしてくれている。少年時代から夢見ていたという世界をどのような映像に仕上げているのか?期待は高まるばかりだが、まずはこちらの映像でその世界観を体験してみて。『ジョン・カーター』は2012年4月13日(金)より2D・3D公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ジョン・カーター 2012年4月13日より全国にて公開© Disney■関連記事:ブレイク必至の次世代スター、テイラー・キッチュ来日!
2011年12月16日ウォルト・ディズニー生誕110周年を記念して、エドガー・ライス・バローズの伝説的SF小説『火星のプリンセス』を実写映画化する超大作『ジョン・カーター』の特別上映会が12日に新宿ピカデリーで行なわれ、主演のテイラー・キッチュと、プロデューサーのジム・モリス氏が登壇した。その他の写真『ジョン・カーター』は、愛する妻と娘を失い、生きる目的すらわからなくなってしまった主人公ジョン・カーターが、突如、未知の惑星に迷いこみ、全宇宙を支配しようとする“マタイ・シャン”を相手に壮大な戦いを繰り広げるアドベンチャー超大作。『スター・ウォーズ』や『アバター』に多大なインスピレーションを与えたと言われているE・R・バローズの古典冒険小説を原作に、『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』を手がけたアンドリュー・スタントン監督がメガホンをとる。本作で主演を務めるキッチュは、浅野忠信が出演しているハリウッド映画『バトルシップ』や、オリバー・ストーン監督作『Savages』(原題)など、これから主演作が相次いで公開される注目の若手俳優。上映会では、撮影風景のスチール写真や、初公開となる約15分の映像を、モリス氏の説明を交えて紹介。映像は、地球にいるカーターを捉えた冒頭シーンから始まり、未知なる惑星“バルスーム”にトランスポートした主人公が、4本の腕に牙を持つ緑色人のサーク族に出会う場面などが収録されており、カーターと恋に落ちるプリンセスや、ウーラと呼ばれる獣、凶暴な大白猿などのクリーチャーなども紹介された。モリス氏はキャスティングについて「ヒーローの内面的な強さを表現できる俳優を探した」と話し、「キッチュは、心に傷を持ったダークで複雑な主人公を好演した」と絶賛した。キッチュは「とてもプレッシャーを感じたが、全力投球でやるだけのことをやった」と笑顔を見せ、「歴史ある作品の映画化なので、この役を演じられるなら何でもしたいと思ったし、素晴らしい経験ができた。僕自身も完成が凄く楽しみだ」と語った。『ジョン・カーター』2012年4月13日(金)2D・3D同時公開
2011年12月12日ハリウッドの次世代スターとして注目を集めるテイラー・キッチュが現在、ポストプロダクション中で来年4月に公開となる主演作『ジョン・カーター』の一部映像を携えて来日。12月12日(月)、報道陣向けのフッテージ上映会が行われ、プロデューサーのジム・モリスと共に質疑応答に応じた。『スター・ウォーズ』や『アバタ―』といった数々の名作に多大な影響を与えてきたエドガー・ライス・バローズの小説「火星のプリンセス」を『ファインディング・ニモ』などのピクサー作品に携わってきたアンドリュー・スタントン監督がメガホンを取って実写映画化した本作。南北戦争で愛する家族を守れずに心に傷を負った主人公ジョン・カーターが予期せぬ不思議な現象で未知の惑星“バルスーム”に迷い込み、そこに暮らす民と心を通わせ、彼らを滅亡の危機から救うべく戦う姿が描かれる。この日は5つのシーンと初公開となる日本版の予告編映像が公開され、プロデューサーのモリス氏が解説を加えた。テイラーはカナダ出身の30歳。TVシリーズの「Friday Night Lights」で注目を集め、映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のガンビット役でも存在感を示した。本作に加え、浅野忠信が出演していることでも話題の『バトルシップ』(ポストプロダクション中)でも主演を務めており、今後のハリウッドを担う存在として日本でも人気に火がつくこと必至の注目株だ。モリス氏は彼の起用について「甘いマスクはもちろん、彼の瞳に“何か”を感じたんだ。心に傷を負った男の内面を演じられると思ったよ」と説明。「実際に演じているのを見て素晴らしいと思ったのは、カーターの感情やニュアンスを微妙な表情で表現してくれたところだね。彼の葛藤や何を考えているのか?というのをしっかりと分かる演技をしてくれた」と称賛を贈った。テイラーはこのアドベンチャー大作の主役に抜擢されたことについて「すごいプレッシャーだったよ。でも、こんな素晴らしい大作で仕事を与えてもらえるというのは本当に稀なチャンスだ。アンドリュー・スタントン監督と初めて会ったときから『絶対にこの人と仕事がしたい』って強く思ったし、そのために出来る限りの準備をした。ダメだったら仕方がないと思えるくらい、やれることは全てやったうえでオーディションに臨んだよ。それで幸運なことにこうしてみなさんの前に立つことが出来ているんだ」と笑顔で明かした。戦争で守るべき大切な存在を失った男を演じるうえで「そういう思いを理解できるよう、過去に戦争に赴いた兵士たちが家族や愛する人に宛てて書いた手紙を読んだりした」と役作りについて語るテイラー。加えて6か月に及ぶ食事制限を自らに課して肉体を作り上げ、7か月もの撮影では激しいアクションもほとんどスタントなしで自らこなした。特に、巨大な“白猿”のモンスターとの戦闘シーンに触れ「5~6日の間ずっと打ちのめされてたんだ(苦笑)。その後、スピーチのシーンもあって大変だったよ」とふり返った。「こんな素晴らしい役をもらったことは名誉なことだし、素晴らしい体験だったよ」と笑顔を見せたキッチュは、「僕も完成した作品を観るのが楽しみだよ」と完成が待ちきれない様子だった。『ジョン・カーター』は2012年4月13日(金)より全国にて公開。■関連作品:バトルシップ 2012年4月13日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ジョン・カーター 2012年4月13日より全国にて公開© Disney
2011年12月12日日本で、67か国目となる初登場1位を記録し、鑑賞後の満足度という点でも驚異的な高支持を集めている『カールじいさんの空飛ぶ家』。1995年の『トイ・ストーリー』から数えて、ピクサーとして記念すべき10作目となった本作でも、キャラクター、ストーリー、そして映像世界など“ピクサーらしさ”を余すところなく発揮している。ずばり、ピクサー作品の面白さの秘密はどこにあるのか?今回監督を務めたピート・ドクターは「新しいもの、人々が観たことない作品を作リ、驚きを与えるのがピクサー」と語る。彼を含む数々のクリエイターの発想を汲み上げ、作品ごとに異なる個性を発揮しつつ、“ピクサー作品”として質の高い作品を送り出し続ける秘訣は?スタッフの立場で数々のピクサー作品に携わり、本作でもプロデューサーを務めたジョナス・リヴェラに「ピクサー映画の作り方」を聞いてみた。こちらのリヴェラ氏は大学で映画製作を学んだのち、レコードショップの店員やハードロック・バンドのメンバーを経てピクサーに入社したという変わり種。こうした人物のアイディアをどんどん取り込んでいくところにも、ピクサーが常に面白い作品を作り続ける秘密があるのかも。まずは単刀直入に、ピクサーではどのように映画作りが始まり、どのようなプロセスを辿って製作されていくのか聞いてみた。「ピクサーの作品は、常に非常に“有機的”と言えるプロセスで進んでいき、そのプロセスは毎回異なるんだ。今回はまず、(監督の)ピート・ドクターが『モンスターズ・インク』の監督の仕事を終えて、しばらくバカンスに入ったのちに、再びクリエイティブ部門に戻ってきた。3つか4つのアイディアを持っていたんだけど、そのひとつが『ウォーリー』だったんだ(※『ウォーリー』でピート・ドクターはアカデミー賞の脚本賞にノミネート)。ただ、『ウォーリー』も最初はなかなかうまく話が進まず、いったん企画を横に置いておいた時期があった。そのときに、『カールじいさんの空飛ぶ家』の原型とも言えるおとぎ話のようなアイディア――お城が空を飛ぶというイメージが出てきたんだ」。ひとつの企画を進めつつ、行き詰まったところでいったん横に置いて全く別の企画に着手。何とも面白い進め方だが、そもそも、このアイディア自体も意外なところから出てきたそうで…。「ピート自身が仕事のプレッシャーから逃げ出したいと思ってて『飛んで消えたい!』っていう願望からアイディアが浮かんできたらしいよ(笑)。彼自身、一人でいるのが好き、ということも関係しているみたいだね。そして、次のきっかけとなったのは、ピートが偶然描いたある絵なんだ。老人が風船を持っているというもので、すごく笑える絵だった。その絵と空飛ぶ城の発想を混ぜ合わせて、結果的に老人が家を飛ばすという物語になったんだ」。何と!仕事からの逃避願望が新たな仕事へのアイディアを生むとは、何と言うクリエイティビティ…“サラリーマンの鑑”である(涙)。こうして、ぼんやりとしたアイディアが物語となり、いよいよピクサー作品として映画となるにはどんなプロセスを踏むのか?ここでリヴェラ氏の口から、ピクサーの“チーフ・クリエイティブ・オフィサー”ジョン・ラセターの名が。「映画作りの最初の段階、“ラフな鼓動”とでも言うのかな、作品の大まかなコンセプトが決まった時点で、ピートとボブ・ピーターソン(本作の共同監督・脚本)がプレゼンテーションを行ったんだ。その場にはジョン・ラセターやエド・キャットムル(ピクサー社長)、アンドリュー・スタントン(『ウォーリー』などを監督)がいて、その時点では視覚的なものは一切なかったので、とにかく内容を伝えたんだ。カール・フレドリクセン(=カールじいさん)という人物が、幼い頃にエリーという女性に会って恋に落ち、一緒に年をとっていく。その妻を亡くした彼が、約束を果たすために家を飛ばす、とね。すると彼らは『物語の中核となる部分、感情的な核心があって面白い』と言ってくれた。そして、ジョン・ラセターから『(コンセプトを)絵コンテに仕上げて、映画にしてみよう』ってGOサインが出たんだ」。来日した際の記者会見では、本作について古いディズニー・アニメーションへの“オマージュ”といった言葉も聞かれた。その意図は?「純粋に文字通りのオマージュという意味ではありません。言うなれば、この作品を作る上で、ディズニーの古き良き作品――『ピノキオ』や『ダンボ』、『バンビ』など、かつての黄金時代の作品を“指針”とした、というところかな。これらの作品には、嫌味な部分や皮肉っぽさがなく、優しさ、誠実さが伝わってくる。最近のアニメーションは、最先端の技術はあるけれど、とても早いペースで進んでいくでしょ?そういうものではなく、もう少し優しさのある作品を作りたかったんだ。僕たちが子供の頃に観た作品に影響を受けたように、いまの子供たちにインスピレーションを与えるようなね」。自身の仕事を「ライン上にいる350人ものクリエイターを見守り、まとめるレフェリーのようなもの」と語るリヴェラ氏。作品ごとに異なるクリエイターと仕事をしてきた彼から見て、今回のピート・ドクター監督はどのようなタイプのクリエイターなのだろうか?「確かに、ピクサーにはそれぞれ全く違った才能を持ったクリエイターがいるからね。うん、そうだな…アンドリュー・スタントンは、まず脚本家であるという点が、彼の作品づくりの大きな特徴となっているし、ブラッド・バード(『レミーのおいしいレストラン』監督)は、“純粋主義者”といえる要素を強く持っていて、それは彼が自身の作品づくりにおいて大切にしてる部分でもある。ジョン・ラセターは“庶民派”だね。そして多くの人を率いて仕事をするという素晴らしい能力を持っている。ではピートはどうか?まず言えるのは、彼には“ハート”があって、それが彼の作品と大きく関わってるということ。ときどき、奇想天外な発想もするけど(笑)、子供のような無垢な心、無邪気さを失っていない監督だね。彼がいるからこの世は少しは素晴らしい、そんな風に思えるくらい素晴らしい感性を持っているんだ」。来年は『トイ・ストーリー3』、さらに再来年には『カーズ2』など今後も話題作が目白押し。まずは、“最初の10分で泣けること必至”と言われる『カールじいさんの空飛ぶ家』でピクサーの底力を体感してみては?■関連作品:カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.トイ・ストーリー3 2010年7月、全国にて公開トイ・ストーリー/トイ・ストーリー2 3D 2010年2月6日より2本立てにて全国公開© DISNEY / PIXARウォーリー 2008年12月5日より全国にて公開© 2008 WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.レミーのおいしいレストラン 2007年7月28日より全国にて公開© DISNEY / Pixar. All rights reserved.■関連記事:美しい映像だけでない、ストーリーにぜひ注目してほしい『カールじいさんの空飛ぶ家』公開直前!カールじいさんの家が浮かび上がる瞬間の特別映像をお届けアニメ界のアカデミー賞候補が発表!『コララインとボタンの魔女』が一歩リードノムさん、ウエディング姿の夫人を優しくエスコート「母ちゃんのおかげで私がいる」ディズニー・ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』独占試写会に30組60名様ご招待
2009年12月28日