アンリアレイジ(ANREALAGE)のデザイナー森永邦彦とオンワード樫山による、バッグ・アクセサリーの新ブランド「アンエバー(ANEVER)」がデビュー。2021年3月17日(水)より、アンリアレイジ 渋谷パルコなどで販売される。“ドライフラワーを閉じこめた”「アンエバー」「アンエバー(ANEVER)」は“ドライフラワーを閉じ込めたアクリル樹脂”をポイントにしたバッグ、アクセサリーを提案するブランド。花が最も美しく咲く瞬間を永遠に閉じ込めた、ファンタジックなデザインが特徴だ。ドライフラワーを散りばめ、樹脂で固めるという生産手法の特性上、一つとして同じデザインがなく、“1点もの”のような特別感を与えてくれる。クリアな樹脂から色鮮やかな花々がのぞくロマンティックなデザインは“まるで花のアクセサリーを纏っている”ような高揚感も。季節に合わせて、そのシーズンに適した色合いやデザインを考え、中に入れる花は変化させていくという。ファーストシーズンでは、6種類のドライフラワーを使用。それぞれの花言葉から連想し、「花が一つとして同じものが無いように、それぞれの個性を大切にする人、自分らしい選択ができる人」の背中を押すようなメッセージ性を込めたという。<花言葉>デルフィニウム:幸福を振りまく、自由カスミソウ:清らかな心スターフラワー:変わらぬ心サンフォルディ:光輝くクリスパム:特別な存在バッグ&アクセサリーを展開アイテムラインナップは、アクリル樹脂のハンドルが特徴のミニハンドバッグ「カトレア(CATTLEYA)」やバケットバッグ「ルピナス(LUPINUS)」など。ボディ全体をアクリル樹脂のビーズで構成し、キルティング風のデザインに仕上げたハンドバッグ「ダリア(DAHLIA)」もある。バッグだけでなく、キューブ状のビーズを連ねたネックレスや、トライアングル型のフープイヤリングにも注目だ。なお、ブランド名の「アンエバー(ANEVER)」は、“一瞬 A NEVER”と“永遠 AN EVER”を繋ぎ合わせた造語。“対極の概念をつなぐプロダクト開発”をコンセプトに、自分自身で豊かな生活を開花させ続けられる女性たちに向けてアイテムを展開していく。平手友梨奈×吉田ユニのビジュアルもアンエバーは、アンリアレイジ2021年春夏コレクションでオープニングモデルを務めた平手友梨奈が出演するビジュアル&ムービーも公開。アートディレクションは吉田ユニが担当した。さらに、ブランドの制作工程やビジュアル撮影の舞台裏をおさめたムービーも制作。映像音楽はパリコレクション同様、サカナクションの山口一郎やNFの青山翔太郎が手掛けている。【詳細】【詳細】アンエバー(ANEVER)発売日:2021年3月17日(水) ※オンラインストアは12:00~取扱い店舗:アンリアレイジ 渋谷パルコ、アンリアレイジ公式オンラインショップ、オンワードグループ公式ファッション通販サイト「オンワード・クローゼット」アイテム:バッグ8型、アクセサリー13型 ※Tシャツを5月より展開予定価格例:・【LUPINUS】BUCKET BAG 49,500円・【CATTLEYA】MINI HAND BAG 49,500円・【DAHLIA】BEADS KNITTING BAG 165,000円・FLOWER HEXAGON BANGLE 7,700円・FLOWER C DOME BANGLE 3,300円・TRIANGLE HOOP PIERCINGS 4,400円・TRIANGLE HOOP EARRINGS 4,400円※価格は全て税込。
2020年10月03日森永邦彦によるアンリアレイジ(ANREALAGE)が、2021年春夏コレクションを発表。今季のテーマは、“HOME”。今回のコレクションには、アンリアレイジの出発点であり、原点ともいえるテーマを凝縮。2009年春夏コレクション「〇△□」、2013年春夏コレクションの「BONE」、2016春夏コレクションの「REFLECT」、2019年春夏コレクションの「CLEAR」そして、ショーはラストルックに近づくと面が多面につなぎ合わされ、パッチワークとなる。本コレクションは、過去のコレクションから離れ、遠くへ行きたいと願いながら制作され、結果的にアンリアレイジの“原点回帰”と呼ぶにふさわしいシーズンに。なお、コレクションショーに先駆けて公開されたオープニング映像には、元欅坂46の平手友梨奈が登場したことでも話題になった。>>その他のアンリアレイジの記事はこちらから
2020年10月01日アンリアレイジ(ANREALAGE) 2020年秋冬コレクションが2020年2月25日(火)、フランス・パリにて発表された。「ブロック」をテーマに今季のシーズンテーマは「ブロック」。“服”をテーマに、ディテールのデフォルメやアングルの変容など、あらゆるアプローチで洋服を捉えてきたアンリアレイジが、今季はワードローブを“作って、こわす”新たな試みに挑戦。一般的なワードローブのパーツを積み木の形に変換して、組み換え可能なモジュール構造の洋服を提案する。異なるパーツが交じり合う先に例えば、ショーの始まりと共に姿を表したトレンチコートやMA-1ブルゾン、ジャケットの3つのピースを例に取ろう。今季のコレクション全てに共通することだが、これらのアイテムは円柱、半円柱、直方体、三角柱といった幾何学的なパーツで形成されたもの。そしてそれらのパーツの一つ一つは、ラインドホックで結合されているため、MA-1ブルゾンの身頃に、トレンチコートの肩、ブレザーのスリーブ、そして袖先にはMA-1ブルゾンのリブ…といった具合に、他のピースとドッキングさせた自由な着こなしを楽しむことができるのだ。可能性に満ち溢れたディテールまたこれらのパーツはディテールの役割をこえた組み換えができるのもポイント。袖口ひとつをとっても、アームにも襟にも、裾にも、スカートの一部にも変化。さらに積み木のような3Dの奥行きをもつパーツ同士の融合によって、従来のピースとは大きくかけ離れたボリューミーなシルエットを描き出しているのも特徴だ。結合から生まれる統一感素材、柄、パーツと全てが自由なスピリットでミックスされることで、そのユニークな表情はより一層加速。これはトップス×ボトムスに分かれた2つのピースなのか?それともアイテムを組み合わせることで生まれたひと繋ぎのピースなのか?ショーが進むごとに、ピースごとの複雑さは増していき、客席からだけではその“正解”さえも分からなくなってくるほど、1つのスタイリングとして馴染んでいることにも気付かされる。ピュアな発想力を起点に作ってはこわし、こわしては作る。子供の頃に誰もが親しんだ積み木遊びのアイディアが、デザイナーのヒントとなり、近未来的な新たなクリエイションを生み出した。心躍るファッションの創作に必要なのは、一歩先に進んだ発想なのではなく、童心に戻るようなピュアなアイディアからなのかもしれない。
2020年02月28日アンリアレイジ(ANREALAGE)とトラベルギアブランド・トゥーアンドフロー(TO&FRO)がコラボレーション。新作レインウェアやバッグなどが、2020年5月30日(土)より一般発売される。トゥーアンドフローは軽量・コンパクトといった機能性の高さをコンセプトに展開するトラベルギアブランド。アンリアレイジとのコラボレーションでは、生地開発からタッグを組みレインコート、アノラックパーカ、傘、パッカブルトート、オーガナイザーの計5アイテムを揃える。コラボレーションのコンセプトは「PIXEL SKY」。遠くから見ると空の景色に見え、近くで見るとデジタルな粒子の塊に見える、対象物との距離によって見え方の変化するテキスタイルとなっている。爽やかな青空や夕焼け、夜空など、時の移り変わりを思わせる3色を展開する。また、撥水性と透湿性に優れた機能性にも注目。透けるほど薄くて軽く、柔らかな質感のため、雨の日も快適に過ごすことが可能だ。レインコートは、サイドポケットや胸ポケットなど小物の収納ができる仕様になっている他、バックにヨークを配し、スタイリッシュなシルエットに。ヨーク裏にも収納ポケットが配されている。【詳細】アンリアレイジ×トゥーアンドフロー発売日:2020年5月30日(土)販売店舗:トゥーアンドフロー 羽田店(東京都大田区羽田空港3-4-2 東京モノレール羽田空港第2ビル駅 B1F)、渋谷店(東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア11F 中川政七商店渋谷店内)、ニュウマン横浜店(神奈川県横浜市西区南幸1-1-1)、公式オンラインストア 他※ニュウマン横浜店は、2020年6月24日(水)~オープン。アイテム:レインコート、アノラックパーカ、傘、パッカブルトート、オーガナイザー
2020年02月08日アンリアレイジ(ANREALAGE)の2020年春夏コレクションが、2019年9月24日(火)に、フランス・パリにて発表された。テーマは「アングル」デザイナー森永邦彦は、2019-20年秋冬コレクションから「服」そのものにフォーカスした新しい実験をスタートした。「ディテール」をテーマに服の細部をデフォルメした前シーズンに対して、今シーズンは「アングル(ANGLE)」をコンセプトに据えている。森永が注目したのは、画像化したデジタルな洋服のイメージが、カメラアングルによってその形を変容させる点。立体的な3Dの洋服を、平面的な2Dの画像イメージに変え、それをハイアングル、ローアングル、サイドアングルといった視点から見つめ直すことで、新しい洋服の構造を模索している。定番服を3つの視点から見つめ直すステージに登場するのは、オックスフォードシャツやカレッジTシャツなど誰もが目にしたことのあるベーシックウェア。ただし、様々なアングルで捉えたその洋服たちは、斬新なシルエットに再構築されている。エンブレム付きのブレザーを例にとると、ハイアングルから見たピースは、肩幅やアームホールをオーバーサイズに、ウエストや袖口をスリムに仕立てることで、逆三角形のフォルムへと導いている。サイドアングルから捉えたものは、右袖が前身頃に、左袖が後ろ身頃に移動したかのようなアシンメトリーなシルエットが印象的。ローアングルから再構築したピースは、首回りを極端に小さく設計し、裾に向けて緩やかに広がっていくAラインシルエットに仕上げた。襟やボタンといった細部にいたるディテールまでデフォルメされている。立体?平面?だまし絵のような服また、身に纏うと立体的な“洋服”であることに間違いはないのだが、平面的なイメージからパターンを起こしているため、折り畳むとフラットな“和服”のようになる点も面白い。トレンチコートのショルダー部分に注目すると、本来ならば肩に沿うようなパターンが用いられるはずが、森永が仕立てた服は平置きした時に真っ平らになる設計が施されている。バッグなどの小物においてもそれは顕著で、キャンバストートやキルトレザーのハンドバッグなど通常厚みのあるバッグが、薄いフラットなバッグに姿を変えて登場。遠近法を巧みに使った“だまし絵”のようなビジュアルとなっており、ウェアに負けないほどの存在感を放っていた。演出にもこだわりショーの演出にも、アンリアレイジらしい感性が光る。1つのベーシックウェアをベースとした3体のルックを同時にランウェイに登場させることで、それぞれの違いを浮き彫りにしたのだ。また前シーズンに引き続き、ショー前にインスタグラムでコレクションピースを公開するという斬新な手法を取った。通常“ネタバレ”となってしまうような行為だが、アンリアレイジにとっては、これもゲストを楽しませるための1つの仕掛け。インスタグラムで公開されたトロンプルイユのような画像を目にした人は、これは立体なのか、果たして平面なのか…疑問を拭えぬままショーに向かったはずだ。なおショーミュージックは、以前より森永と親交の深いサカナクションの山口一郎と、山口が代表を務めるNFの青山翔太郎が担当。世界最古の電子楽器テルミンなどを用いて今シーズンの世界観を表現した。
2019年09月28日隈研吾×サカナクション山口一郎×アンリアレイジ森永邦彦による「クリエイションの未来展 _ more than Reason」を7月20日から9月24日まで、LIXILギャラリーにて開催する。LIXILギャラリーでは、2014年9月より日本の建築・美術界を牽引する4人のクリエイター、清水敏男(アートディレクター)、宮田亮平(金工作家)、伊東豊雄(建築家)、隈研吾(建築家)を監修者に迎え、それぞれ3ケ月ごとの会期に独自のテーマで現在進行形の考えを具現化した展覧会企画「クリエイションの未来展」を開催している。今回はその一環として「クリエイションの未来展 _ more than Reason」を建築家の隈研吾、ミュージシャンの山口一郎(NF/サカナクション)、アンリアレイジデザイナーの森永邦彦が、建築とファッションと音楽の境界を越境したコラボレーション作品を発表する。意味や解釈、理屈を超えた体験を作ることを目指した作品が展示される。【展示会情報】more than Reason 隈研吾+山口一郎(NF/サカナクション)+森永邦彦(ANREALAGE)展会 期:2019年7月20日〜9月24日会 場:LIXILギャラリー場所:東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビルLIXIL:GINZA 2F時間:10:00〜18:00休館日:水曜日、8月10日〜15日、25日入場無料
2019年07月18日アンリアレイジ(ANREALAGE)が、2019-20年秋冬コレクションを2019年3月19日(火)に渋谷ヒカリエにて発表した。今まで「光」を追い続けてきたデザイナーの森永邦彦が、2019-20年秋冬コレクションから新しい“実験”をはじめている。フランス・パリでも2019年2月に発表した同シーズン。テーマは「ディテール(DETAIL)」だ。ディテールとは何か――「光」という現象的なことを追い続け、デジタルな服を提案してきたアンリアレイジにとって、今季提唱した「ディテール」というテーマでのコレクションは、180度逆の極めてアナログな試みだろう。一方で「神は細部に宿る」という言葉があるように、森永は自身の服作りの中で“ディテール”を大切にしてきた。だからこそ、ディテール、つまり細部にフォーカスし、拡大化することは、その言葉自体の概念を覆し、自分が信じてきたものを裏切ることでもあると森永は話す。コートのボタン、ブーツのジッパー、ダッフルのトルグ、モッズコートのフード、ジャケットのポケット……すべてがデフォルメされ、通常ならデザインとして存在しないはずのものが、“ディテールを見落とすな”と言わんばかりの大きさで主張している。今季のアンリアレイジでは、ディテールはシルエット、さらには服そのものを構成した。この極端なデザインには、普段、通り過ぎてしまうようなちっぽけなことに価値を見出せたら――という森永の想いが込められている。ディテールの巨大化から気づくものは何か――服という三次元のものを二次元である画面上で見ることが多くなってしまった現代に、森永はその画面では感じることのできない服のスケール感を感じてもらいたいとも思った。服は立体感、動き、素材感があってこそのもの。しかしながら画面から伝わる洋服は、悪く言えばその人の空想・想像の限りだ。ディテールをデフォルメし、強調することは、現代人が見落としそうになっている服の良さを強調することでもある。MA-1の袖はベアトップのワンピースとなり、トレンチコートはエポレットや襟が肥大化されている。ニットはざっくり過ぎるほどのローゲージを採用していて、レザージャケットはまるでポンチョのようなフォルムだ。さらに新たな試み、日本で魅せたメンズウェアの提案パリでの発表時とは大きく異なり、今回のランウェイでは新たにメンズウェアを提案。ウィメンズが300%の拡大率であるのに対し、メンズは150%の拡大率で製作したという。メンズモデルが着用するワードローブは、比較的ウィメンズよりアンバランスな印象は薄いが、そんな中、拡大化せず素直に“ディテール”を感じさせるブランドの真骨頂、パッチワークのテキスタイルは目立って見えた。しかしこれは、素直に捉えるべきものではないはずだ。チェック柄やレザーなどマルチなファブリックからなるシャツ、パンツ、ブルゾン、ジャケットといった過度にファブリックの多様性を見せたアイテム群は、素材を再認識させるための、誇張された“ディテール”表現のようにも感じられる。
2019年03月22日アンリアレイジ(ANREALAGE)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年2月26日(火)に発表された。「服」をテーマに新章幕開けこれまで「光」を追い続けてきたアンリアレイジだが、昨シーズンの東京開催でのショーを「光」の集大成とし、今季より新たなテーマに挑む。新章のテーマは「服」。洋服ブランドが掲げるテーマとしては潔くてシンプルな印象だ。ショー前にインスタグラムで洋服を公開!?新ステージの幕開けと共に、トライしたのは、ショーの前に全ての洋服を公式インスタグラムで公開するという斬新な試み。並んだクローズアップショットからは、ニットの網目、アウターのボタンやトグルなどの装飾、ブレザーのエンブレムなど細かなディテールがしっかりと確認できる。ここにはー“服でしか表現できないテーマ、服でしかみつけられない発見、普段見慣れている定番的な服の中にこそ、非日常への入り口があると信じ進みます。”と、デザイナー森永邦彦の大きなメッセージが込められていた。画面で見た服とは「全く異なる」サプライズショーに登場する洋服は、インスタグラムで得た第一印象とは大きな差異があった。本来洋服の一部である袖口やポケット、襟は大きくデフォルメされ、一つの洋服として登場している。ディテールが服に変わる白シャツの手首を通すはずの“穴”からはボディ全体が飛び出ていて、ワンピースに変身。トレンチコートのポケット“だったはずのもの”は、物を入れる代わりに身体を通すことで、ケープジャケットに変わっている。デニムジャケットの襟も拡大され、頭だけを通すはずの穴から身体が通り、ポンチョコートとして新しい命が宿されているのだ。ブランド名やサイズ表記の目的であるネームタグも、身体全体を包み込めるほどビッグサイズになり、ブランケットやマフラーに変身。手袋は、指を通す穴から顔・両腕が出ていてニットワンピースに様変わりしている。現代に発信するメッセージ画面上では想像することのできないビッグサイズに洋服を変更することで、伝えたのは現代に向けたメッセージ。「画面の上では伝えられない服を。画面の上ではわからない服を。」ネットを介して新しいものに触れることの多い現代に、本物に触れないとわかならいこともある…という力強いメッセージを吹き込んでいる。
2019年03月02日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、欅坂46の平手友梨奈が出演する2019年春夏新作「CLEAR」のコンセプトムービーを発表。アンリアレイジ、9度目となるパリコレクションで発表した2019年春夏シーズンは、「CLEAR」と題し、黒から透明への変化を希求するような服を展開した。太陽光に当たると黒くなり、時間とともに黒から透明に変化する服は、「淀みが透き通り、曇りなく晴れていく様」を表現している。そんな2019年春夏コレクションが、店頭展開を迎える季節。発売に伴って公開された映像には、欅坂46の平手友梨奈を起用した。平手が纏った服が、黒から透明に変化をする様子を中心に、オイルアートや服のパーツ、平手の動きや表情で、コレクション同様「淀みを透き、曇りなく晴らす」を抽象的かつ感情的に表現している。監督は、サカナクションのMVを手がける田中裕介とアンリアレイジのMVを手がける鯨井智行が共同で担当。音楽は、これまでアンリアレイジのパリコレクション発表に際して幾度となくショー音楽を提供してきたサカナクション/NFの山口一郎とNFの青山翔太郎が手掛けている。【詳細】アンリアレイジ 2019年春夏コレクション※販売は順次スタート。一部商品は予約を受付中。
2019年02月22日伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区にて、アンリアレイジ(ANREALAGE)のブランド設立15周年を記念したポップアップイベントを、2月13日から19日まで開催する。昨年10月にAmazon Fashion Week TOKYOにて開催されたプログラム「AT TOKYO」にて、15周年を振り返るコレクション「A LIGHT UN LIGHT」を発表したアンリアレイジ。本イベントでは、ブランド設立15周年を記念し、過去のコレクションに登場したアーカイブの柄やギミックを落とし込んだ限定アイテムや、同ブランドの象徴的デザインを展開するライン「アンシーズン(ANSEASON)」などのアイテムが揃う。なお、限定品の販売を行うポップアップイベントは、今回が初の開催となる。「AGE」ロングスリーブTシャツ 1万2,960円(反射後)ブランドの専用ARアプリをかざすと「AT TOKYO」で使用されたサカナクションの「ユリイカ」のカバー曲とともに、15年間のルックがすべて登場したショーのフィナーレ動画が流れるロングスリーブTシャツは、特に注目のアイテム。両袖のロゴには、2016年春夏コレクション「REFLECT」で登場した、光を反射する特殊素材を採用。背面には、「AT TOKYO」でのショー演出にちなんで、暗闇で光る蓄光素材を使用した「AGE」のロゴが施されている。まさに、同ブランドならではのグラフィックとギミックが落とし込まれた、スペシャルな一品となっている。アーカイブ柄ball shirts dress 各3万240円アーカイブテキストブルゾン 各4万3,200円アーカイブテキストスカート 各3万2,400円左上から時計回りに、パッチワークコート 30万2,400円、パッチワークジャケット 27万円、デニムライダースジャケット 16万2,000円、ナイロンパーカー 21万6,000円また、今までに発表してきた多彩なグラフィックを使用したアーカイブの柄をパッチワーク状に転写プリントした、代表作のボールシャツワンピース、ブルゾン、スカートや、パッチワーク素材を使用した1点ものの過去のアーカイブアイテムも販売。「”CLEAR”イヤリング」4,104円(変色前)最新コレクションの、2019年春夏コレクション「CLEAR」からは、紫外線によって、無色透明から黒へと色が変化する特殊素材を用いたアクセサリーがラインアップ。そのほか、「A LIGHT UN LIGHT COLLECTION」をまとめたブランドブック『15th book ANREALAGE 26』なども販売され、15周年という節目の年にふさわしいイベントとなっている。※全て税込価格
2019年02月08日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、ブランド15周年を記念する写真集『15th book ANREALAGE 26』を2019年1月25日(金)に出版。それに伴い、同日より2019年2月3日(日)まで西麻布・ギャラリーウォーター(GALLERY WATER)では記念展を開催する。アンリアレイジの『15th book ANREALAGE 26』は、15周年の集大成として、2018年、4年ぶりに東京で発表したショー「A LIGHT UN LIGHT-光の中に潜む闇、そして闇の中に射す光」をまとめたブランドブックだ。なかには、コレクションのタイトルのもと、順光と逆光を入り混ぜて、ブランド設立からの全コレクションを100体で見せ切った同ショーの模様を収録している。井上嗣也がアートディレクション、レスリー・キーがフォトグラファーを担当した。そして、写真集の販売に際して開催される「15th book ANREALAGE 26」出版記念展は、その写真集を、アンリアレイジの世界をそのまま体感できる展覧会。これまでの歩みを振り返る写真を観覧できることはもちろん、井上嗣也がデザインしたアンリアレイジの限定Tシャツとトートバッグも購入できる。【詳細】「15th book ANREALAGE 26」15,000円+税 ※300部限定発売日:2019年1月25日(金)販売場所:ギャラリーウォーター / アンリアレイジ旗艦店 / アンリアレイジ公式オンラインストア著者:森永邦彦 寄稿:生駒芳子撮影:レスリー・キー アートディレクション:井上嗣也判型:39.6×30 cm総頁:160PP■展覧会概要「15th book ANREALAGE 26」出版記念展会期:2019年1月25日(金)~2019年2月3日(日) 13:00~20:00 ※会期中無休会場:GALLERY WATER(東京都港区西麻布2-7-5-4FTEL: 03-5843-9128・展覧会販売アイテム限定Tシャツ 12,000円+税トートバッグ 8,000円+税
2019年01月21日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、ブランド15周年の集大成として発表した「A LIGHT UN LIGHT COLLECTION」をまとめたブランドブック『15th book ANREALAGE 26』の出版記念展を1月25日から2月3日まで開催する。ブランドブック『15th book ANREALAGE 26』(1万5,000円)アンリアレイジは昨年、4年半振りにブランド設立からの全コレクションを100体で見せ切った渾身のショーを東京で開催。当日のバックステージを、フォトグラファーのレスリー・キーが撮影。井上嗣也がアートディレクションを担当し、コレクションタイトル「A LIGHT UN LIGHT-光の中に潜む闇、そして闇の中に射す光」という言葉のもと、15年間のルックを収めた大判の写真集をまとめた。このブランドブック『15th book ANREALAGE 26』(1万5,000円)のタイトルにつけられた26はアンリアレイジを象徴するロゴAZの26文字を表し、全ページ綴じられることなく単独ベージに分けられる構造となっている。また、出版記念展では井上がデザインしたアンリアレイジの限定Tシャツ(1万2,000円)とトートバッグ(8,000円)も販売する。【展覧会情報】『15th book ANREALAGE 26』出版記念展会期:1月25日〜2月3日会場:GALLERY WATER住所:東京都港区西麻布2-7-5 4F時間:13:00〜20:00会期中無休【書籍情報】『15th book ANREALAGE 26』著者:森永邦彦、寄稿:生駒芳子、撮影:レスリー・キーアートディレクション:井上嗣也160ページ/39.6×30cm発行:2019年1月25日価格:1万5,000円部数:300部限定
2019年01月21日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)とのコラボレーションスニーカー第2弾「モンテ クリース スリッポン(MONTE CREASE SLIP-ON)」(1万5,800円)を、12月8日より発売する。今回のコラボレーションは、オニツカタイガーの1950年代の登山用シューズのデザインベースとした「MONTE CREASE」を、アンリアレイジデザイナーの森永邦彦がサボタイプにアップデート。アンリアレイジの2018年春夏パリコレクションのテーマ「POWER」を表現するエッセンスを取り入れ、アッパー(甲被)のベルト部分には屈曲や伸縮などの外部から加えられた力によるエネルギーを、光として放出する性質を持つ特殊材料「応力発光材」を採用しており、スニーカーを履いているときに加わった力が暗闇の中で光へと転換され、瞬間的に発光するユニークなデザイン。応力発光材とは、力が加わると蓄えたエネルギーを光として放出するもので、電源を必要とせず、力がかかった場所を光に変えて教えてくれるもの。歩いたり、走ったり、日常的な動作によってシューズに加わる力が、暗がりにおいて、光により可視化され、加わった力の姿を見られるシューズとなっている。この「モンテ クリース スリッポン」は、ホワイト×ホワイト、ブラック×ブラックの2色展開で、12月8日から国内外のオニツカタイガー直営店、オニツカタイガーマガジンオンラインストア、アンリアレイジ本店およびANREALAGE WEB SHOP、ANREALAGE ZOZOTOWNで発売する。
2018年12月04日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、ブランド立ち上げ15周年の節目となるコレクションを、Amazon Fashion 東京撮影スタジオにて2019年10月19日(金)に発表した。東京でショーを開催するのは4年ぶりのこととなる。光の中に潜んでいる闇、闇の中に射す光東京のために開催された、コレクションのタイトルは「A LIGHT UN LIGHT COLLECTION」。ファッションにテクノロジーを連携させて、「光の中に潜んでいる闇、闇の中に射す光」を浮き彫りにする。アンリアレイジがパリに進出した2015年春夏コレクション以降、コレクションの音楽を担当しているサカナクションの山口一郎率いるNFが音楽を担当し、ライゾマティクスリサーチが演出を手掛けた。会場内にまず最初に起こったアクションは、エモーショナルなピアノの旋律。会場の集中力が一気に高まった。暗転するとともに、抒情的な音楽から重低音に切り替わり、会場に設置された巨大なスクリーンにレーザーが投影され、音と連動しながら光が「A LIGHT UN LIGHT」の文字を描き出した。最初に登場したのは、2019年春夏コレクションの、“クリア”なパーツをあしらったドレス。太陽に当たると黒くなり蛍光灯の下では透明になるスパンコールやスタッズ、パールを幾何学的かつ繊細に散りばめている。モデルが歩を進める度に、“クリア”パーツがじゃらじゃらと音をたてながら揺れ動く。間を開けてランウェイに現れたモデル達が、スクリーンを背にして静止すると会場内が暗転。グラフィックが映し出された。目がくらむ程の光がモデルに向けて照射されると、モデルが立ち去った後もその影が残っている。光と残像、映し出される映像の反復によって、果たして目の錯覚で影が見えているのか、それともそこには本当に影が映し出されているのかの判別がつかなくなってくる。また、光によって服の色が変わっているのか、服そのものの色彩はどういう色だったのかもだんだん曖昧になってくる。これまでのアーカイブが登場その後、アーカイブのルックに身を包んだモデルが次々に登場。2017年秋冬コレクションの「Roll」をテーマにした、構築的なドレスや、2015-16年秋冬コレクションの、顔まで前進を真っ黒にし、中心に光を当てたようなデザインのジャケット、2016年春夏コレクションの万華鏡のような模様を描きながら光を放つドレス……。最終的にはこれまでのシーズンのウェアを着たモデルが勢揃い。スクリーンには歩んできた軌跡を記すかのように、年数がレーザーによって描かれ、15年目の節目ならではのメモリアルなエンディングを迎えた。
2018年10月22日アンリアレイジ(ANREALAGE)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2018年9月26日(火)に発表された。テーマは「クリア」「日常と非日常の境界線」をテーマにクリエーションを行うアンリアレイジは、これまで対極にあるもの狭間を様々な形で表現してきた。今季のテーマは「クリア(CLEAR)」。光を完全に吸収する黒とその対極にある光を完全に透過する透明の2色を繋ぐ。また、テクノロジーにフォーカスを当てて創作活動を行ってきた彼らであるが、今季はその対極ともいえる手仕事にも着目。人の手がなければ完成しえない繊細な装飾もポイントだ。黒から透明に変わるテクニカル素材黒と透明をコネクトするツールとして起用したのは、三井化学と共同開発したフューチャリスティックな素材・クリアブラックフォトクロミックだ。このマテリアルは太陽光にあたると真っ黒に変化し、蛍光灯の下では黒がだんだんと透けていき透明に変化する。このクリアブラックフォトクロミックを使ってボタンやスタッズ、パール、スパンコールなどを製作。ドレスや2ピース、コートなどには、円形や花の形、三角、四角など様々な形のパーツが1着あたり5000以上施されている。歩みに合わせて“ジャラジャラ”と揺れ動くさまは、洋服というより芸術作品に近い感覚だ。ランウェイに登場した時は黒だった洋服も、時間とともに徐々にその色を薄め、淡いグレーのような色味に変化する。さらに、ファーストルックからの7体はフィナーレで再登場するのだが、その時にはほぼ透明に近いクリアな姿に変化していた。色と質感が変わる定番アウターまた、色の変化だけでなくテキスタイルの変化もショーの中では紹介された。ミリタリージャケットやデニムジャケット、トレンチコートなどの定番アウターが、途中から透明に変わるというアウターシリーズ。頭に近い襟口などは不透明で本来の色彩をしっかりと持っているが、下にいくにつれてその色彩はホロホロとくずれるように曖昧になり、裾にかけては透明に変化している。カラーだけでなくテクスチャーそのものも連動させて変化させ、ハリのある生地がコットンのようにソフトなテキスタイルへと姿を変えるというから驚きだ。オニツカタイガーとコラボスニーカーフットウェアにはニュースが2つ。一つは、オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)とのコラボレーションスニーカー。これにもクリアブラックフォトクロミックが起用されているので、洋服同様に色の変化が楽しめる。竹ヶ原敏之介のオーセンティック・シュー&コーがシューズデザイン開始また、シューズデザイナー竹ヶ原敏之介率いるオーセンティック シュー&コー(AUTHENTIC SHOE & Co.)がシューズデザインを開始。プラットフォームのレザーシューズなどが初披露されていた。
2018年09月29日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、ロックとクリエーターとの関わりに焦点を当てた展覧会「ROCK:POWER,SPIRIT&LOVE」において、ザ・ブルーハーツをテーマとする洋服の展示を行う。展覧会は、美術館「えき」KYOTOにて6月9日から7月1日まで開催。ROCKは20世紀が生んだ最大のカルチャー。単に音楽の1ジャンルというだけではなく、そのパワーやスピリットが多くの創造者(クリエイター)たちに影響を与え、それが人生や作品へと反映されていった。本展は、音楽、文学、演劇、美術、写真、さまざまなジャンルで活躍する創造者たちの過去から現在へと至るROCKとの関わりを、レコードジャケットや書籍をはじめとして、自己の作品を展示する。レコード視聴コーナーも開設予定。クリエイターたちが影響を受けてきたROCKの世界が表現される。このなかでアンリアレイジは、ザ・ブルーハーツをテーマにした洋服の展示を行う。2003年から2018年までにつくった洋服を、青い透明ゴミ袋の中に入れて展示。「日常通り過ぎてしまうちっぽけなことや、ゴミのように捨てられてしまう価値観こそ、自分たちの信ずるもの。ドブネズミのように美しくありたい。」アンリアレイジデザイナーの森永邦彦が、「美しさとはこうあるべき。それを教えてくれたのはブルーハーツでした。」と敬愛するザ・ブルーハーツをテーマにした展示を、目にしてみては?本展には他にも多くの豪華クリエーターが参加。出展者は以下の通りとなっている。いのうえひでのり(劇団☆新感線 主宰・演出家)、江國香織(小説家)、岸田繁(くるり・作曲家)、小林武史(音楽プロデューサー)、小籔千豊(お笑いタレント)、シシド・カフカ(ミュージシャン)、篠山紀信(写真家)、鋤田正義(写真家)、SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)、Char(ミュージシャン)、手塚眞(ヴィジュアリスト)、徳岡邦夫(京都吉兆 総料理長)、奈良美智(画家・彫刻家)、古田新太(俳優)、布袋寅泰(ミュージシャン・ギタリスト)、松尾レミ(GLIM SPANKY)、松任谷由実(シンガーソングライター)、ヤノべケンジ(現代美術作家)、山本里美(LIMI feuデザイナー)、行定勲(映画監督)、吉田大八(映画監督・CMディレクター)【展覧会情報】ROCK:POWER,SPIRIT&LOVE会期:6月9日~7月1日(会期中無休)会場:美術館「えき」KYOTO時間:10:00~20:00(入館は閉館30分前まで)料金:中学生以上690円 ※「障害者手帳」を提示の本人と同伴者1名は490円
2018年06月12日アンリアレイジ(ANREALAGE)が、2018年秋冬パリコレクションにて、アシックスが展開するブランド「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」とコラボレーションしたスニーカー「オニツカタイガー×アンリアレイジ タイガーエムエイチエスシーエル(Onitsuka Tiger×ANREALAGE TIGER MHS CL)」を発表。今季のアンリアレイジのコレクションのテーマは“PRISM”。オニツカタイガーのオリジナルモデル「TIGER MHS CL」をベースに、光を分けて虹色を生み出すプリズム現象を応用して、光源の位置と視る角度により、青〜緑〜黄〜赤と変化する特徴を持つプリズムテキスタイル(分光素材)を新開発。光を虹色に変えて、色が移ろうマルチカラーを発色し、歩いたり、走ったり、日常的な動作によってアッパーに施されたプリズムテキスタイルが変化して多様な表情を魅せるシューズは、今回のショーのために特別に製作された。コラボレーションモデルのデザインは、「MEXICO 66」のアイコンを取り入れながら現代的なデザインへとアレンジされたもの。オニツカタイガーストライプを使用しない代わりに、大胆なラインをデザインへ取り込み、クリーンなイメージに。また、レザーの質感やステッチ加工にこだわり、カジュアルとフォーマルをシームレスに対応できる現代人のためのスニーカーに仕上げている。クラシカルなシャークソールをアップデートして快適な履き心地を追求し、中敷にはオーソライトを採用し足入れ時のクッション性を高めている。
2018年03月05日アンリアレイジ(ANREALAGE)の2018-19年秋冬コレクションが、フランス・パリで2018年2月27日(火)に発表された。テーマは「プリズム」。光を屈折・分散させ、周囲とは屈折率の異なる三角柱の空間という意味を持つ分光をテクニカルテキスタイルを用いてファッションとして表現する。初めに登場したのは、プリズムPVCと呼ばれるシースルテキスタイルを使ったコートドレス。レンズのようにこの素材を通して中をのぞくと、見た像が二重に変化するという。会場中央に設置されたライトにモデルたちが近づくと、インナーが変化。白い光に当たると桃色の光がドレスの中を充満するように広がってみえ、ブルーライトに近づくと青く見える。そしてモデルがくるくると回転すると、合わせてドレスの中のインナーも変化してみえる。続くのは光の三原色赤、緑、青の3色を使った幾何学的な柄のルック。千鳥格子やタータンチェック風にその3色が組み合わされているが、色の重なり方によって黄色や橙色のような本来の3色とは異なる色が現れる。さらに、その上にはレンズコーティング素材と呼ばれるシースル素材をアタッチ。多眼効果を持つレンズフィルムをコーティングしたというこの素材は、幾何学的な模様をより立体的に映し出していく。玉虫色に変化するメタリックヤーンを織り込んだというオーロラカラーのワイドパンツ、万華鏡のような幾何学模様のジャカードニット。そういったパワフルなピースを挟んで、フィナーレに向けて登場するのは、開発したオリジナルのプリズム素材。光の位置と見る角度によって七色に変化するというこのテキスタイルは、明るい光の元では、三角形が羅列した姿や幾何学的な模様をほんのりと映し出すが、ブルーライトにあたると明るく発色。その光り方はソフトで空のようにゆっくりと変化する。
2018年03月03日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、2018-19年秋冬パリコレクションにて、アシックスが展開するブランド「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」とコラボレーションしたスニーカー「オニツカタイガー×アンリアレイジ タイガーエムエイチエスシーエル(Onitsuka Tiger×ANREALAGE TIGER MHS CL)」を発表。前シーズンから引き続き登場するアンリアレイジとオニツカタイガーとのコラボレーション。今季は、オニツカタイガーのオリジナルモデル「TIGER MHS CL」をベースに、アンリアレイジのシーズンテーマである「プリズム(PRISM)」を表現する、新開発されたプリズムテキスタイル(分光素材)を用いた。プリズムテキスタイルは、光を分けて虹色を生み出すプリズム現象を応用して、光源の位置と視る角度により、青から緑へ、さらには黄から赤へと変化する特徴を持つ。光を虹色に変え、色が移ろうマルチカラーを発色する幻想的かつ近未来的なテキスタイルだ。歩いたり、走ったり、日々の何気ない動作を伴うことによって、プリズムテキスタイルは瞬く間に表情を変える。ベースとしている「TIGER MHS CL」には、象徴的なオニツカタイガーストライプをせず、大胆なラインをデザインへ取り込むことで、クリーンなイメージに仕上げた。レザーの質感やステッチ加工もこだわり尽くすことで、カジュアルとフォーマルの両方で活躍する1足へと昇華している。【詳細】オニツカタイガー×アンリアレイジ タイガーエムエイチエスシーエル発売時期:2018年秋
2018年03月03日アンリアレイジ(ANREALAGE)が富山県美術館で行われる「素材と対話するアートとデザイン」展に参加。会期は、2017年11月16日(木)から2018年1月8日(月)まで。「素材と対話するアートとデザイン」展は、木や金属から最先端のものまで、様々な「素材」の魅力や可能性を探るもの。4つのセクションを通して、素材の魅力とそれに触発されて生まれるアートとデザインを紹介する。アンリアレイジのアイテムが展示されるのは「革新×素材」、「素材のきほん」の2パート。2016年春夏コレクション「REFLECT」のドレスが「革新×素材」に登場する。受けた光を跳ね返し色や柄が現れるという再帰性反射を応用した特殊な素材を使用したものだ。「素材のきほん」に展示されている「PHOTOCHROMIC AGING PANTS」は、光を浴びると新品のホワイトデニムが古着のインディゴブルーデニムの表情に変化する、フォトクロミック技術を採用したデニムパンツ。高岡伝統産業青年の為に製作をした特別な逸品だ。本来は時間をかけて経年変化し古着になっていく過程を見せることで、古着と新品の境界線を越えるような表現に挑戦した。同展示会にはリアリティ・ラボ イッセイ ミヤケ(REALITY LAB. ISSEY MIYAKE)やゴールドウイン(GOLDWIN)なども参加する。【展示会概要】「素材と対話するアートとデザイン」展会場:富山県美術館住所:富山県富山市木場町3-20TEL:076-431-2711会期:2017年11月16日(木)~2018年1月8日(月)時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)入場料:当日券一般1,300(1,000)円/大学生950(750)円/前売券一般1,000円※高校生以下無料、括弧内は20名以上の団体料金
2017年11月20日アンリアレイジ(ANREALAGE)による“光”をテーマにした展覧会「A LIGHT UN LIGHT」が11月9日から26日まで、東京・池袋PARCOのパルコミュージアムにて開催される。アンリアレイジは、デザイナーの森永邦彦が2003年に設立。デビュー以来、「服を通じて、日常(A REAL) と非日常(UN REAL)への気づきを同時に喚起する」というテーマに取り組んでおり、「神は細部に宿る」という信念のもとに作られた色鮮やかで精巧なパッチワークや身体のラインに捉われない独創的なシルエット、異分野や先端のテクノロジーを積極的に取り入れた斬新なデザインが特徴。現在、パリコレクションで発表を行い、国内外50店舗で取り扱われている。本展覧会では、2014年にコレクション発表の場をパリに移して以降の「SHADOW」「LIGHT」「REFLECT」、そして最新コレクション「POWER」 の4つにフォーカスし、本来、洋服にとって避けるべき存在である“光”と密接にかかわり、その既成概念を揺さぶるべく向き合ってきたブランドの“格闘”の記録を紐解いていく。また、本展のインタラクションデザインを担当したアーティスト・デザイナー・エンジニアで構成されるクリエーター集団のライゾマティクスリサーチと、サウンドディレクションを担当したサカナクションの山口一郎、NFの青山翔太郎とのコラボレーション作品も展示する。さらに会場では、本展覧会の開催を記念して出版される書籍『A LIGHT UN LIGHT』(2,000円/PARCO出版)を11月30日の一般発売に先駆けて先行発売。デザイナー・森永邦彦の思考と気鋭の写真家・奥山由之の感性が呼応した同書は164ページにわたり、アンリアレイジの実像に迫る貴重な瞬間を収めたものだ。なお、本展覧会は東京での開催を皮切りに、2018年にロサンゼルスでの開催が決定しており、その後も世界各都市に巡回する予定となっている。【展覧会情報】ANREALAGE EXHIBITION “A LIGHT UN LIGHT”会期:11月9日~26日会場:PARCO MUSEUM住所:東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋PARCO 本館7F時間:10:00~21:00(最終日は18:00閉場)※入場は閉場の30分前まで料金:一般500円、学生400円、小学生以下無料
2017年11月05日アンリアレイジ(ANREALAGE)の展覧会「A LIGHT UN LIGHT」が、新作のプリズムを追加して、2018年5月18日(金)から6月10日(日)までの期間、名古屋パルコ 西館のパルコギャラリーにて巡回展を開催する。なお、サカナクションの山口一郎とライゾマティクスリサーチも参加している。「服を通じて、 日常(A REAL)と非日常(UN REAL)への気づきを同時に喚起する」というテーマに取り組んできたアンリアレイジが贈る「A LIGHT UN LIGHT」。同展は、池袋パルコにて2017年11月に開催された。その際は、“光”をテーマに、パリデビューを飾った「SHADOW」、続く「LIGHT」と「REFLECT」、そして「POWER」、4つのコレクションを展開。ファッション史が紡いできたストーリーを根底から刷新する、アンリアレイジならではのアイディアを紹介した。そして、今回はそこに最新コレクションとして2018年2月にパリにて発表した「PRISM」を加えて開催。本来は洋服にとって避けるべき存在である“光”をあえて結びつけ、その概念を揺らすべく戦ってきたデザイナーの森永邦彦の思考を展示品から探っていく。本展のインタラクションデザインにはアーティスト、デザイナー、エンジニアからなる集団「ライゾマティクスリサーチ」を起用。さらに、サウンドディレクションにはこれまでも幾度となくアンリアレイジの作品と関わってきたサカナクションの山口一郎、彼とともに2018年春夏コレクション「POWER」では共同ディレクションをしたNFの青山翔太郎を迎える。また、池袋開催時も販売された書籍『A LIGHT UN LIGHT』を出版。デザイナー・森永邦彦の紡ぐ言葉と、写真家・奥山由之の写真を1冊にした同書では、光と影でファッションを変えたアンリアレイジの実像を描いている。【詳細】ANREALAGE EXHIBITION “A LIGHT UN LIGHT”会場:パルコギャラリー住所:名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ 西館6F期間:2018年5月18日(金)~6月10日(日)時間:10:00~21:00 最終日は18:00閉場 / 入場は閉場の30分前まで入場料:一般 500円 学生 400円 小学生以下無料インタラクションデザイン:ライゾマティクスリサーチサウンドディレクション:山口一郎(sakanaction/NF) / 青山翔太郎(NF)アートディレクション:武藤将也(NO DESIGN)■書籍『A LIGHT UN LIGHT』詳細価格:2,000円+税著者:アンリアレイジ写真:奥山由之発行:PARCO出版仕様:B6判・並製・164ページ
2017年10月30日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、トヨタ車体とコラボレーションを実施。トヨタ車体の小型モビリティにアンリアレイジのデザインをプラスしたコンセプトモデル「ワンダー・カプセル・コンセプト(WONDER-CAPSULE CONCEPT)」が、「第45回東京モーターショー2017」に参考出展車として出展される。会期は2017年10月28日(土)から11月5日(日)まで。「ワンダー・カプセル・コンセプト」は、キュービックシルエットが特徴的な、2人乗りの超小型カプセルモビリティ。カーシェアリングやライドシェアリングの時代を想定し、シェアリングの機能性、利便性を備えた、誰もが気軽に移動を楽しむことが出来る乗り物だ。コラボレーションモデルは、フロント・ウィンドウを支える支柱の部分に特殊なフィルムを使用。フラッシュライトが当たるとシルバーのフィルムから「WONDER-CAPSULE CONCEPT」の文字が浮かび上がる。また、シートとドアトリムの表皮には、UVライトが当たると白からカラフルな柄が浮かび上がる仕様のテキスタイルを使っている。シートとドアトリムに浮かび上がる柄は、「ワンダー・カプセル・コンセプト」のシルエットに着想を得たキューブ柄。まるで光が反射するかのように、そのキューブ柄をトライアングルやサークル模様に展開させている。異なる価値が反射し合いながら共存する柄は、多様な価値観が混ざり合う様子を表現。多様な価値観を乗せて、光の反射のごとく多方面へ拡散し続けるように、という未来への願いが込められている。また、「東京モーターショー」のトヨタ車体ブースにて、「ワンダー・カプセル・コンセプト」を担当するキャストの衣裳も、アンリアレイジが手掛ける。【詳細】アンリアレイジ×トヨタ車体 ワンダー・カプセル・コンセプト全長:2,500mm全幅:1,300mm全高:1,600mm乗車定員:2人■第45回東京モーターショー2017日時:10月28日(土)~11月5日(日) 一般公開日 10:00~20:00(月~土曜日※祝日含む)、10:00~18:00(日曜日)場所:東京ビッグサイト住所:東京都江東区有明3-11-1
2017年10月15日アシックス(ASICS)とアンリアレイジ(ANREALAGE)のコラボレーションコレクション「カレイドスコープ・コレクション(KALEIDOSCOPE COLLECTION)」が登場。発売は2017年10月16日(月)から。「カレイドスコープ・コレクション」では、カレイドスコープ、つまり、万華鏡のように様々な色や形が浮かび上がり、カラフルなデザインの変化が楽しめるアイテムがラインナップ。展開されるアパレル、シューズ共にホワイトがベースのボディと、幾何学調のグラフィックを施したリフレクトプリントを採用。夜に光が当たると、昼とは違った表情を見せるそれぞれのアイテムたちは、ナイトランニングやナイトウォークに映えるデザインだ。シューズでは、アッパーだけでなく、靴紐にもリフレクト素材が用いられ、より一層夜に輝く仕様に。アシックスのシューズにおいて象徴的なロゴデザインと、アンリアレイジが手掛けるグラフィックが共存するアッパーは、コラボレーションならではのスペシャルな雰囲気を纏った仕上がりになっている。【詳細】アシックス×アンリアレイジ 「カレイドスコープ・コレクション(KALEIDOSCOPE COLLECTION)」発売日:2017年10月16日(月)展開店舗:アシックス原宿フラグシップ、アンリアレイジ青山店、アシックスストア各店、オンラインストア展開アイテム:■KALEIDOSCOPE JACKET 価格:30,000円+税 展開サイズ:メンズ XS、S、M、L、XL レディース XS、S、M、L(共にアシックス海外サイズ)■KALEIDOSCOPE TEE 価格:13,000円+税展開サイズ:メンズ XS、S、M、L、XL レディース XS、S、M、L(共にアシックス海外サイズ)■fuseX Rush KALEIDOSCOPE 価格:14,000円+税展開サイズ:22.5~29cm、30cm
2017年10月13日アンリアレイジ(ANREALAGE)がパリウィメンズファッションウィーク初日、現地時間の9月26日(日本時間では9月27日0時から)に開催した2018年春夏コレクションショーにて、アシックス「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」とのコラボレーションスニーカー「メカノクロミック・モンテクリース (MECHANOCHROMIC MONTE CREACE) 」を発表した。今季のコレクションのテーマは、“POWER”。服と身体と力の関係性を考察し服の力を可視化するというアプローチを試みた。ショーのために特別に製作されたこのコラボレーションシューズは、オニツカタイガーのオリジナルモデル「MONTE GRACE」をベースに、“メカノクロミック(応力発光)”と呼ばれる力を光に変える現象を素材に用いてスニーカーに応用することで、歩く際の屈曲部にかかる応力や、靴紐を結ぶ際にシュータンにかかる応力が瞬間的な発光に変化する。応力発光体とは、力がかかると蓄えたエネルギーを光として放出するもので、例えば、建築構造物に入るヒビ、つまりは力の集中する場所(劣化部位)を可視化するセンサーとして、橋やトンネルなどの社会インフラの健全性を調べることやセキュリティー用途で期待されている材料のこと。電源を駆動力とせず、力がかかった場所を光に変えて教えてくれる。歩いたり、走ったり、日常的な動作におけるシューズへの圧力が、暗がりにおいて、光により可視化され、力の姿を見ることができる全く新しいシューズとなっている。コラボレーションモデルのデザインは、1950年代の登山用シューズからインスパイアされた「MONTE POKHARA」をベースに、アウトドアテイストをそぎ落としファッショナブルに仕上げたシューズ。オリジナルの特徴的な履き口の形状をキープしつつ、履きやすいモノソック構造となっている。ヒモの結び方など履き方のバリエーションがあり、自分流にカスタマイズできるデザインもポイント。
2017年10月01日アンリアレイジ(ANREALAGE)とオニツカタイガー(Onitsuka Tiger)のコラボレーションスニーカー「メカノクロミック・モンテクリース」が発表された。アンリアレイジの2018年春夏コレクションに登場した新作スニーカー「メカノクロミック・モンテクリース」。オニツカタイガーのモデル「MONTE CREACE」に、今季のコレクションのキーワードである”応力発光”を融合した。暗がりで自動的に光を放つ、ハイブリッドで未来的なシューズだ。「応力発光」とは、力がかかると蓄えたエネルギーを光として放出するシステム。新作シューズでは、この「応力発光」を素材に使用した。歩いたり走ったりすると、シューズの圧力がかかっている部分が発光するユニークな仕組みになっている。アッパーからベロまでを一体化させた「MONTE CREACE」のシームレスでミニマムなデザインと、発光体が放つ柔らかな緑の光がマッチ。アシンメトリックにかけられた靴紐で、よりファッショナブルに仕上げた。明るい場所ではスポーティで都会的なシューズに、そして暗がりではフューチャリスティックな存在感を放つシューズに表情を変える。【詳細】アンリアレイジ×オニツカタイガー「メカノクロミック・モンテクリース」発売時期:未定【問い合わせ先】アンリアレイジTEL:03-6416-0096
2017年09月30日アンリアレイジ(ANREALAGE)の2018年春夏コレクションが、パリ・ファッション・ウィーク1日目の2017年9月26日(火)に発表された。テーマはPOWER=力。「力を見る。誰も見たことのない服の力。力を着る。誰も着たことがない服の力。服に力を。」デザイナーの森永邦彦は、ショーの前メッセージをくれていた。パリ左岸のPalais des Beaux-Artsで行われたショーは、真四角な空間に直線的なランウェイ。アンリアレイジにしてはシンプルな空間が今季の舞台のようだ。先陣を切って現れた、メッシュ地のドレス。華美な装飾はないが、アームの膨らみと重量感、そして何よりぐるぐるに巻かれたテープが目に付く。メッシュだけでなく、シフォンのワンピースやアンリアレイジロゴ入りのTワンピース、スウェットパーカードレスなど、素材・シルエットを変えて様々なドレスが続くが、ぐるぐる巻きのテープは継続的に起用されている。このテープが時間と共に変化する。アンリアレイジロゴ入りリボンへの変幻を境に、テイストも変化。比較的ガーリーな印象だったコレクションは、スポーツシックへと転換され、クロップドパンツ、フルジップトップス、フード付きジャンパー、トレーニングシーンで活躍するウェアが並んだ。と同時に、身体中に巻きついていたテープは解き放たれ、星のような形を作ったりデコレーションとしての役割を果たすようになる。テープに新しい機能を見つけた後は、再びライトな素材で作ったガーリードレスへと興味関心を戻す。次々にカラフルなテープを使って装飾を。あるいは、肌に直接ジオメトリックな模様を描いてインナーのような役割に。アーム部分は、テーマである”パワー”を象徴しているのか、たっぷりと膨らみそして広がり、ストロングな印象を観客に植え付けていく。”カンカンカンカン”ー高音の音が鳴り響くと同時に場内はライトダウン。同時に暗闇から、発光したテープのみのシルエットが浮かび上がった。そうぐるぐる巻きテープの正体は力を加えることで発光する「応力発光」素材。歩いていたモデルたちも、ランウェイ上で屈伸をしたり、腕を曲げ伸ばしたり。こうしてテープまたはテキスタイルに力を加えると、服全体やテキスタイルが光輝き、新しいファッションの形を作り上げていた。
2017年09月30日9月26日、アンリアレイジ(ANREALAGE)がパリにて2018年春夏コレクションを発表した。会場はパリ6区、国立高等美術学校に隣接する美術館内。服のあり方を問い、服の可能性を押し広げる試みを続けているデザイナーの森永氏による今季のテーマは、“POWER”。コレクションノートには「力を見る。誰も見たことがない服の力。力を着る。誰も着たことのない服の力。服に力を。」と記し、Tシャツの形をした何の変哲もない小さなシートを配布した。暗い場所でシートに力を加えると、ホタルの光のように輝きだす仕掛けだった。不思議なシートに気を取られていると間もなく、サカナクションの山口一郎が手掛けた音楽とともにショーがスタートした。序盤では、メッシュ地にガムテープのようなバンドを巻きつけて、ギャザーやラッフルを作ったドレスが登場し、無作為に大きく膨らんだりシワが寄ったり異なる表情を見せた。体の動きを制限し、縛っているようにも見えるバンドだが、ルックが進むにつれて洋服に馴染んでいき一体化していく。クロップドパンツ、アンリアレイジロゴ入りのワンピース、フード付きジャンパーなどカジュアルウェアにも相変わらずバンドが巻きついている。束縛と解放を楽しむかのように、膨らみ広がるガーリーなドレスが続いた後は、PVC素材のレインコート風のルックへと変貌。バンドがカラフルなジオメトリックな柄へと装飾の役割を担い、ルックごとに意思を持って自由に形を変えているようにも見える。最後の6ルックは全身白い服にバンドを巻きつけたモデルが登場し、会場が暗くなると服が蛍光の輝きを放つ演出だった。身につけているのは洋服とバンドだけで、間近で見ても何の仕掛けもない。モデルは曲げ伸ばしあたり屈伸をしたり、ストレッチ素材のバンドであることを強調した。驚きと感動と称賛の拍手が森永氏に向けられ、ショーは締めくくられた。
2017年09月28日スイスの時計ブランド、ラドーとアンリアレイジの森永邦彦がコラボレーションが実現。時が過ぎると盤面が透明に変化、内部が露わになるスケルトン時計を発表した。ラドー取扱店にて2017年11月より発売予定。価格は215,000円(+税)で限定1000本。ダイアルがブラックから透明に - 見えないものを見えるようにする影の中に一筋の光を輝かせるというコンセプトのもと、RADO×森永邦彦による誕生した時計“トゥルーシャドー(TRUE SHADOW)”。ラドーのクラシックなコレクション“TRUE”の洗練された外観とハイテク構造に、光と色彩に対するアンリアレイジならでは着想を組み合わせたもの。太陽の下ではダイアル(文字盤)はブラックカラー。しかし日が沈むと、ブラックのダイアルはゆっくりと薄らいでいき、グレーを経て、そして、最後には透明に変化。時計の神髄とも言うべき内部のムーブメントが現れる。腕時計のスケルトン構造を浮かび上がらせ、偉大な職人の技術と美を見せてくれるのだ。自身のブランドアンリアレイジにて、過去、色の有無、そして色の変化、また、そのプロセスの表現にトライしてきた森永。彼が今回試みたのは、紫外線をベースに色が変化するということ。フォトクロミックレンズを使うことで、“移ろう” 時の本質にアプローチした。トゥルーシャドーのケーストゥルーシャドーの光輝く濃厚なブラックのケースはポリッシュ仕上げハイテクセラミックス。このラドーを代表するこのマテリアルは、その美しさ、心地よさ、耐久性が高く評価されている。トゥルーデザイナーシリーズなお、森永が参加したのは、“トゥルーデザイナーシリーズ”と呼ばれるもので、さまざまな分野で活躍する世界の有名デザイナーがラドーの「トゥルー オートマティック」をベースにオリジナル時計をデザインする限定エディションだ。【問い合わせ先】ラドーサービスセンター東京都中央区銀座7-9-18Nicolas G. Hayek Center 7FTEL:03-6254-7330
2017年09月16日アンリアレイジ(ANREALAGE)本店が、東京・神宮前から南青山へ移転。2017年7月1日(土)に新住所にてリニューアルオープンする。コンセプトはこれまで神宮前で7年間に渡り営業をしてきた店舗と変わらず、ブランドの根にある「日常・非日常」。フルコレクションラインを販売するだけでなく、常時、限定アイテムを導入する。限定アイテム第1弾は、ブランドがまだアンリアレイジとして発表をする前、名のない時代に発表した最初のテーマ「an REAL UNDER THE UNREAL」のTシャツ。実に17年ぶりの復刻となる。Tシャツには、表裏、上下という概念を取り払うかのようなロゴを、当時と同じように1点ずつ手刷りでプリントで前後に渡って配した。折り畳んで初めて、文章が繋がってみえる仕組みだ。なお、すべてにロットナンバーも施される。店舗設計は、YUSUKE SEKIが担当する。洋服の原点となる糸を店舗のメインマテリアルとし、全ての洋服をハンガーラックではなく、糸に吊るして見せる。集約された細く、繊細な糸が不思議な影を落とし、重力によって垂れ、意図的に創り出せない魅力を生み出す空間。そこには「技術と共に未来へ進むアプローチをするアンリアレイジに対し、空間をデザインするにあたり、過去に視線を向けることで、アンリアレイジのプロダクトと空間が対等に立ち向きあえる店舗を創り出す」という、YUSUKE SEKIの意図があるようだ。【概要】アンリアレイジ本店リニューアルオープン日:2017年7月1日(土)新住所:東京都港区南青山 4-9-3 ANREALAGE BLDG.1FTEL:03-6447-1400営業時間:12:00〜20:00定休日:木曜日■限定アイテムan REAL UNDER THE UNREAL TEE 9,000円+税カラー:BLACK、WHITE、GRAY
2017年04月30日