一人でも友達同士でも気軽に入れる和み系インドカフェ京都・木屋町にある「ラジャ カフェ」は、インド料理と占いカフェのお店です。緑を取り入れることでゆったりと癒され、訪れた人が元気になれる空間づくりを意識したという店内。インテリアのチョイスや配置など、すべてオーナーであるラジャ氏のアイデアです。色鮮やかな電飾や店内装飾で、賑やかな温かみのある雰囲気になっています。友人たちとのおしゃべりを楽しむのに最適なソファ席に、一人でも気軽に過ごせるカウンター席。常連客やリピーターで店内はいつも賑わっています。インド人オーナーが占う、インド手相占いが人気!店名にもなっているオーナーのラジャ氏は、10年以上前に来日。はじめはIT関係の仕事に就いていましたが、人のためになる仕事や日本人にインド文化を伝えたいというかつての夢を叶えるため、このカフェをオープンしました。オーナーによる手相占いはよく当たると評判で、お忍びで芸人さんも訪れているようです。今の自分を知り、人生を前向きに導いてくれるインド手相、気になる方はぜひ受けてみてはいかがでしょうか。みんなで食べたい! スパイスが効いた創作オムレツおすすめのフードメニューは、「トルティーヤオムレツ」(1,000円 税込)。数種のスパイスとチーズ、たまごをミックスした生地を、トルティーヤで包んだ創作オムレツです。トルティーヤとオムレツの異なる食感がやみつきになります。チリソースにつけて、気軽に手でつまんで食べるスタイルも好評です。ピリ辛のチリソースとまろやかなオムレツの相性はバッチリ。切り分けられて提供されるので、複数人でシェアしやすい一皿です。栄養たっぷり! スムージーのオリジナルカクテル「オリジナルスムージーカクテル」(アルコールあり 1,000円/アルコールなし 700円 各税込)は、ここでしか飲めないスムージーカクテルです。「ベリーバナナ」は、バナナにイチゴ、ブルーベリー、ヨーグルトで作られ、女性に大人気です。飲みやすくて、栄養たっぷりの爽やかドリンク。リキュールの入っていない、ノンアルコールスムージーもあります。キュートなイラストが入ったメイソンジャーに思わず写真に収めてしまうこと間違いなし!明るく温かいオーナーの笑顔がみんなを幸せにする「ラジャ カフェ」は友人同士での利用が多く、20代を中心に人気です。21:00~24:00や、金・日曜は多くの人で賑わうため予約がおすすめ。オープン当初は大変だったそうですが、人と人とのつながりでこれまでやってこられたと話すオーナー。感謝の気持ちを忘れず、いつも温かい笑顔でお客さんを迎えてくれます。訪れた人が元気でハッピーな気持ちになれる、パワースポットのようなお店です。お店は、阪急京都本線「河原町駅」から徒歩およそ5分です。出入口3から河原町通を歩き、ふたつ目の角を右折。次の角を左に曲がったところの右手に見えてくる錦会館の2階にあります。「ラジャ カフェ」で元気をチャージして、また明日から頑張りましょう!スポット情報スポット名:ラジャカフェ住所:京都府京都市中京区高瀬川筋四条上ル紙屋町365 錦会館2F電話番号:080-1514-0349
2017年10月31日ユニークな看板が目印「レインボウスパイス」東京の立川にある「マサラカリー レインボウスパイス」は、ジェット機のキャノピーを再生利用したユニークな看板と、店名のレインボウにちなんで外壁に描かれた虹が印象的です。席はカウンターのみで、DIYで作り上げられた内装がキュートな雰囲気。こじんまりとしたあたたかみのある空間が、たくさんの人に親しまれています。店内には本場のスパイス瓶が並び、本格派の味わいを期待させます。店名の由来は空に架かる虹のような7色のスパイス店名の「レインボウスパイス」は、たくさん組み合わせて使用するスパイスを7色の虹に例えて名づけられました。本場のスパイスを独自にブレンドしたカレーは、市販のカレールーやカレー粉を使用しないのが特徴です。小麦粉不使用なので、ボリュームはありながらヘルシーで胃もたれしないと好評。高校生から年配の人まで、幅広い年代に愛されているお店です。カレー2種盛り! 「ランチタイムサービスダブルカリー」好きなカレーを2種類選べる「ランチタイムサービスダブルカリー」は、ランチタイムの人気メニュー。ボリュームしっかりありながら、ヘルシーにぺろりと食べられ好評です。ディナータイムは、その日の気分によって4種類の中から好きなカレーを選べる「ディナータイムダブルカリー」がおすすめです。じっくり煮込んだ「ゴア風ポークビンダルー」赤ワインビネガーとスパイスで漬け込んだ豚肉をやわらかく煮込んだマサラカリーが、「ゴア風ポークビンダルー」です。辛味と酸味が絶妙にマッチしていると好評です。じっくり時間をかけて煮込まれたこのカレーは、「レインボウスパイス」の人気メニューです。ごはんは、カレーによく合うカリフォルニアの中粒米、カルローズ米が使用されています。独自の配合でブレンドした本格インドカレーが魅力ユニークな看板が目を引く「レインボウスパイス」は、本場のスパイスを独自にブレンドしたインドの本格カレーが味わえるお店です。じっくり時間をかけて煮込んだカレーは、それぞれの素材に適したスパイスの配合を調整しています。多種類のスパイスが使われていても、サラリと胃もたれしにくいのが特徴です。手作りのガラムマサラで高められた香りが、さらに食欲をかきたてます。「マサラカリー レインボウスパイス」は、JR各線「立川駅」南口徒歩1分。ぜひ、本格インドカレーを味わってみてください。スポット情報スポット名:マサラカリー レインボウスパイス(MASALA CURRY RAINBOW SPICE)住所:東京都立川市柴崎町3-3-4 英ビル 1F電話番号:042-524-3117
2017年10月29日家族連れでも利用しやすいカジュアルな店構えカジュアルな店構えで、家族連れでも利用しやすい「インド食堂 アンジュナ」。ランチタイムは行列ができていることも珍しくありません。扉を開けると食欲を刺激するスパイスの香りが立ち込めています。所々にインドらしいインテリアが飾られ、インドの雰囲気を醸し出している店内。まるでインドの食堂で食事をしているように感じられ、料理を引き立てます。インド全域で食べ歩きをしたオーナーがオープン東京を中心としたインド料理有名店で修業し、インド全域を食べ歩いた経歴をもつオーナーが2000年4月にオープン。オーナーは現在もインド各地の料理の研究や、新しいインド料理の可能性を追求しています。店名の「アンジュナ」は、インドの西海岸ゴアにあるアンジュナビーチから命名。南インド料理を中心に、インド料理全般を幅広く提供し、東京で本格的なインド料理を味わえると評判のレストランです。絶妙なスパイス加減はカレー通も唸らせる味インド食堂 アンジュナで一番のおすすめメニューは「マトンカレー」。羊の肉と玉ねぎ、トマトを、10種類以上のスパイスと一緒に羊の肉が柔らかくなるまでじっくり煮込んで作られています。口いっぱいに広がる南インド風の辛口カレー。程よい苦みのあるクローブの風味と、粗挽きの黒コショウがたっぷり入っていて食欲を刺激します。インド食堂 アンジュナを訪れたら、ぜひとも注文したい一品です。カレーと相性抜群のタンドール釜で焼き上げたナンマトンカレーのほかに、「キーマカレー」と「バターチキンカレー」もおすすめ。「キーマカレー」は、鶏ひき肉をしっとりジューシーに南インド風に仕上げてあります。辛さが苦手な人におすすめなのは、全く辛くない「バターチキンカレー」。北インド風のクリーミーなカレーです。種類がたくさんあるカレーと、本格タンドール窯で焼き上げたナンとの相性は抜群。とろけるチーズ入りのナンや、アーモンドとレーズン入りのナン、玉ねぎとトマトが入りのピザ風のナンなど、ナンの種類もたくさん用意されています。幅広い年齢層から支持を集める人気のインド料理店「インド食堂 アンジュナ」が目指しているのは、0歳から90歳まで、幅広い年齢層に愛されるお店。激甘から激辛までいろいろな種類のインドカレーを用意し、家族連れでも利用しやすいお店です。カレーとの相性抜群のナンを焼くタンドール釜は、インド料理全般を幅広く提供できるように工夫されていて、スパイスを効かせた伝統的なインド料理のほか、牡蠣やサンマなど日本の食材を使ったオリジナルメニューもいろいろと開発。期間限定のカレーも揃えるインド料理レストラン。京王線高幡不動駅南口より徒歩1分。駅を出て右の線路沿いを左折し、まっすぐ進むと左側にお店があります。絶妙なスパイス加減でカレー通も唸らせるカレーを味わってみませんか?スポット情報スポット名:インド食堂 アンジュナ住所:東京都日野市高幡3-7 ユニバーサルビル 101電話番号:042-593-3590
2017年09月22日元吹奏楽っ子(担当:Euphonium)の音楽好きharakoが、大人になってから、改めて音楽の楽しみ方を見つける連載です。第3回目は、ドイツで2年間の留学経験を持つトランペット奏者の瀧本雅文さんに、留学前と後で変わった音楽に対する価値観の変化を教えていただきました。変化①演奏を聴きにきてくれた人への想い【大人の音楽LOVER♪】vol. 3harako音楽に対する理解の違いは、地域や国によってあるものですか?瀧本さんかなりあると思いますよ。日本とヨーロッパで大きく違うと感じたのは、音楽や芸術がいかに生活の中にあるかどうかですね。ヨーロッパでは、ストリートミュージシャンが本当にたくさんいて、技量がある、ないに関係なく、チップを入れて “まずは聴いてみよう!” と言う、トライ精神が強いです。いっぽうで、日本は興味がある人や、名が知れた人の演奏を聴きに行く習慣がベターな気がします。だからこそ、日本に帰国後、演奏を聴きに来てくれた人に対しては、何か気持ちの変化を持ち帰って欲しい!と、心から感じるようになりましたね。日本にヨーロッパの習慣をいきなり取り入れる、と言うのは非現実的かもしれませんが、演奏者側が意識を変えることはできると思うんです。変化②環境や人を変えるより、自分が変わることharako留学する目的って、環境を変えてみたい!という動機だったのでしょうか?瀧本さん私も最初はそういう考えでしたが、現地で生活していくうちに、考えが変わって行きました。「日本ではなく外に出てみたい! 環境や関わる人を変えてみたい! 」と言う気持ちが先行していたのですが、徐々にむしろ逆なんじゃないか?って、思うようになったんです。始めは、新しい環境や周りの人たちにワクワクしていたのですが、やっぱり自分は日本人にかわりはない。そんな気持ちになってからは、結局は自分が変わらないと、いくら留学しても、自分は自分のままだと思うんですよ。確かに初めての土地や環境、言語も不安が全くなかったか?と聞かれたら、内心はいろいろ葛藤がありましたよ。でも、自分の殻をどんどん破ることが、ひと皮向けて日本に帰ることができた要因だと思います。変なところで勇気がある性格だから、自分から積極的に行動したり、現地ではアクティブにアンテナを常に張っていたのは確かですね。でも、日本に帰ってきたら、留学前に比べて謙虚さが減ったよなー!なんて先輩に言われることもしばしば……(苦笑)。でも、僕は良い傾向だと思っていて、ベルリンで自己開示をすることが、培われたと思ってポジティブに捉えていますよ。変化③複数の先生につくことで見える、本当の方向性harakoレッスンは、どんなスタイルだったんですか? 日本だと、ひとりの先生につくという風習があると思うのですが……。瀧本さん確かに。日本では、複数の先生につくのがNGという、暗黙のルールがありますよね。門下から抜けてはいけない! みたいな……。でも、留学中ついた先生は、ベルリンで二人、ハンブルク一人、アウクスブルク一人。決して、ひとりだけにレッスンをしてもらったわけではないんです。確かに、アンブシュアや息の入れ方など、ひとりひとりのレッスン内容に多少の違いがあり、少し戸惑いました。しかし、多方面からの意見が聞けて、先生方が助言してくださったことを総合して取り組むことによって、自分の足りない部分を成長させてもらえましたね。それは、経験や知識として今も活かせていて本当に良い勉強になりました。あと、日本の学生は、同じジャンルの奏者でも、異なる音色が濃く出ることがあります。いっぽうで、ドイツでは、どのジャンルであっても、互いに調和の取れる同じ音色になっていくんですよ。日本のレッスンではこの曲を完成させよう!と、奮起する傾向が強いですが、ドイツのレッスンは、個々の奏者のトランペットをピアノのような完成されたものにすること。自由自在に楽器を操ることに力を入れ、音楽表現を柔軟に取り組めるようにする指導法が、印象的ですね。harakoピアノのように音が揃う段階まで技量が上がれば、あとは個々の感性で勝負なんですねー!実際に現地でしか味わえない、音の感覚の感想が聞けて大変貴重です……。「音楽=内面」で作られるharako留学に行って一番良かったな、と感じるポイントはどこですか?瀧本さんベルリン留学での収穫は、楽器のテクニックや演奏の向上より “内面を磨く” と言う部分が、大半を占めていると思います。完成された音楽を聴いていると、それに近づきたい! と思う気持ちが先行して、表面的なテクニックを磨こうとしがちだけど、根本的な解決策はそこではないことを深く学びました。教養や考え方、心の中が音になって現れるような感覚。僕は、普段から映画や絵画鑑賞をよくするんですが、ベルリン留学は、自分にとってまさに映画の世界に浸っているようでした。自分の内面に入り込んで、将来を考える良い時間になったと思います。ディズニーやジブリなど、音楽と映画が合わさった世界が大好き!という瀧本さん。留学先の経験が、さらに内面を磨く要素になったと、キラキラした眼差しでお話されていました……!今回の音楽LOVERは……♪瀧本 雅文さんトランペット奏者♪音楽を、ひと言で表すと?「もう一人の自分」千葉県船橋市出身、武蔵野音楽大学卒業。4歳からリトミック、7歳からピアノを始め、10歳からトランペットを始める。14歳の時に吹奏楽連盟個人コンクールで金賞受賞。中学時代より指揮、高校生から編曲、作曲を独学で始める。大学入学時、福井直秋特別奨学金を得る。在学中より、多岐に渡り活動を始めるのと同時に、学校指導、個人レッスン等後進の指導にも精力的にあたっている。卒業後、単身でドイツに渡り研鑽を積み、クラシック音楽を中心にジャズ、ロック、ポップス等の演奏活動も行う。今までに、井上雄二、Tamás Velenczei、Prof.Konradin Groth、Miroslav Kejmar、Prof.Uwe Kleindienst に師事。また、Miroslav Kejmar、Prof.Konradin Groth、Andre Schochのマスタークラスに参加。(C) marrio31/Gettyimages(C) Mercedes Rancaño Otero/Gettyimages(C) Teraphim/Gettyimages
2017年08月18日ネット配信、音楽動画、ストリーミング…音楽カルチャーが日々進化。みんなどんなふうに楽しんでる?新しい音楽の楽しみ方について、anan総研のアンケート結果を発表します!Q. 新しい音楽を手に入れるなら?A. 動画共有サイト(YouTubeなど)を利用…41%、定額制ストリーミングサービスを使う…18%、ネットで購入してダウンロード…17%、CDをレンタルする…12%、CDを買う…8%、その他…3%、友人・知人にCDを借りる…1%ネット系のツールを合計すると76%。なかでも動画共有サイトが人気。「今はほとんどの曲が動画共有サイトにアップされていて、しかも無料なのだから多数派を占めるのは納得です。ストリーミングも手頃さで飛躍」(音楽プロデューサー・福嶋麻衣子さん)Q. どんな方法で音楽をディグってる?A. インターネットで人気曲を検索…49%、音楽情報番組を見る…23%、その他…13%、ストリーミングサービスで見つける…11%、CDショップで試聴する…4%新しい音楽を探す方法もやっぱりネットがトップ。「なかでもYouTubeを使っている人が圧倒的。今流行っている曲を検索すると、あとは似たカテゴリーのものがどんどん引っかかり、自分好みの音楽が一瞬にして手中に」(音楽ジャーナリスト・鹿野淳さん)Q. 定額制ストリーミングサービスは、何を使ってる?A. Apple Music…39%、LINE MUSIC…20%、Spotify…18%、AWA…12%、Google Play Music…5%、その他…6%「海外の音楽を厚く聴きたい人や、もともとiPhoneの人が、Apple Musicを使っている印象。あとは海外系ではSpotifyも、勢いがあります。邦楽を聴いたり、友達と音楽をシェアしたい人はLINE MUSIC」(福嶋さん)Q. 普段、音楽を聴く頻度は?A. ほぼ毎日…66%、週4~5日…15%、週2~3日…10%、週1日…4%、月に2~3日…3%、全く音楽を聴かない…2%今どきの女子は音楽をよく聴くことが判明。「とはいえコアな音楽ファンというわけではなく、ネットで気軽に聴ける環境が整ったことで、BGMのように音楽を生活に自然と取り入れている人が多い表れだと思います」(鹿野さん)Q. どんな時に音楽を聴く?(複数回答)A. 通勤中…22%、家で暇な時間…17%、仕事中…12%、散歩中…11%、家事の最中…10%、その他…7%、運転中…6%、夜寝る時…6%、朝起きた時…6%、食事中…3%音楽と向き合うというより、聴き流している人が多い模様。「だからこそ、作り手側には1曲で耳を引く楽曲作りが求められます。その意味で、今は一曲一曲に趣向が凝らされている、聴きごたえのある曲がそこかしこに」(福嶋さん)Q. よく聴くジャンルは?(複数回答)A. ポップス…27%、ヒップホップ…11%、R&Bやソウル…11%、ダンス・クラブミュージック…11%、ロック…10%、クラシック…7%、アニメソング…7%、ジャズ…4%、その他…4%、サントラ…3%、ハードロック・メタル…2%、歌謡曲…1%、フォーク…1%、レゲエ…1%多数派はポップスとはいえ、ジャンルを意識していないのが実情ではと2人とも分析。「最近は、耳なじみのいい曲が好まれる傾向があるので、もしかしたらそれを全てポップスと捉えているフシもあるかも」(福嶋さん)Q. リピートの多いアーティストは?A. テイラー・スウィフト、ブルーノ・マーズ、アリアナ・グランデ、ジャスティン・ビーバー、ONE OK ROCK、水曜日のカンパネラ、宇多田ヒカル、サカナクション、Yogee New Waves、tofubeats、Suchmos、米津玄師鹿野 淳さん音楽ジャーナリスト。音楽雑誌『ROCKIN’ON JAPAN』の編集長などを経て独立。出版社「FACT」を設立し、音楽雑誌『MUSICA(ムジカ)』を発行。毎年GW開催のフェス「VIVA LA ROCK」のプロデューサーとしても知られる。福嶋麻衣子さん音楽プロデューサー。もふくちゃんの愛称でも知られ、「PUFFY」や「でんぱ組.inc」などの楽曲プロデュースおよびクリエイティブを担当。最近は、サウナについてのトークショーにも登壇するなどサウナにどハマり中。※『anan』2017年8月9日号より。イラスト・Cheeeee!!!文・保手濱奈美間宮寧子(by anan編集部)
2017年08月05日日常に潜む、旅のスイッチわたしは独身の頃から旅をするのが大好きでした。わたしの旅はほとんどの場合が「人と食」がメインテーマ。食文化を追うと自然とローカルな生活や人々の暮らしに入っていけますし、作り、食べる、食べてもらうという気持ちは世界共通で「おいしいね」という笑顔と共に、少し深く関われると思うからです。数年前の今頃、日本の梅雨を抜け出して、ますます暑い国インドにはじめて行ったときも空港からすでにスパイシーな空気に満ちていて心がワクワクしたのを思い出します。日常の中にあるふとした瞬間の湿度や音や匂いは旅の記憶と繋がっていて、一瞬であの時、あの場所に連れ戻されるような……記憶や味が鮮明によみがえるような、そんなスイッチが隠れていますよね。最近のむしーーとした暑さでインドを思い出しながらこのジメジメした蒸し暑さに負けない元気な夏おやつを考えました。夏バテ防止にも、エネルギー量の高いおやつを!おにぎりを添えればそのまま食事にも、パパのおつまみにもなる夏のおやつ。小腹が空いたときにぴったり!夏バテ防止にしっかり食べて元気に過ごして欲しいですね!■インドの旅おやつ①「とうもろこしのサマーサモサ」サモサは、インドの屋台でも売られている軽食、スナックのひとつです。野菜とひき肉を香辛料たっぷりに混ぜ合わせ三角形の皮に包んで揚げたもの。子供が大好きな「とうもろこし」を使って、甘くてスパイシーな味わいにします。添えるソースを変えれば、大人用にもアレンジ可能です。<材料>約20個分・生のとうもろこし1本・豚ひき肉200g・玉ねぎ4分の1・カレー粉小さじ半分・塩小さじ半分・砂糖小さじ1・餃子の皮(厚めのモチモチ系がおすすめ)20枚・揚げ油適量<作り方>1、とうもろこしは包丁で実を削ぐ2、玉ねぎはみじん切り3、材料を全てボールに入れ手でよく混ぜる4、餃子の皮の真ん中に丸く丸めて置いて、まわりの皮を三方向から中心に持ってくる5、水をつけて皮どうしをくっつける※穴があると揚げる時はねるのでしっかり押さえるように包む6、フライパンに2cmほど油を入れる7、170度くらいの油でこんがりきつね色になるまで揚げて完成!そのままでもおいしいし、レモンを絞っても爽やかでGood!子供ならケチャップ、大人あ、スイートチリソース+タバスコ+レモンソースをお好みで付けて、いろいろアレンジを楽しんでくださいね。インドの旅おやつ②「マンゴーラッシー」インドの夏の始まりは「マンゴーサマー」と呼ぶ程に、マンゴーのおいしい季節なんです。道端の屋台で飲むマンゴーラッシーのおいしさは今でも鮮明に覚えているほど!ヨーグルトを使用しているラッシーは栄養価も高いです。うちの娘はヨーグルトが苦手ですが……カレー屋さんでのむラッシーは大好き!苦手なものを克服すべく、一緒に作っておいしさを実感してもらえたらうれしいですね。<材料>・マンゴー缶1個分(生のマンゴーを使ってもOK)・ヨーグルト150gくらい・牛乳 or 水 150~200くらい(牛乳だと濃厚に!お水だとさっぱり!)・氷3~4個・レモン汁少々(お好みで)<作り方>ミキサーに材料を全部入れ、よく混ぜて完成!サモサにもぴったり!夏はおいしい果物がたくさん!スイカ、スモモ、ぶどう……果物を変えていろんな味のラッシーを楽しんでみてください!楽しくおいしく旅する毎日!スパイシーな夏おやつを作ってみてくださいね♪
2017年07月15日フェスティバル規模の演奏会や著名な指導者による音楽クリニックを展開する、過去に類を見ない世界初の音楽の祭典「東京国際音楽祭」が2018年に開催される。本大会に先駆け、「東京国際音楽祭 プレ大会」が、5月5日(金・祝)・6日(土)に東京ビッグサイトとイーストプロムナード 石と光の広場で開催されることが発表になった。東京国際音楽祭プレ大会 チケット情報「東京国際音楽祭」は、吹奏楽、マーチング、オーケストラ、弦楽合奏、合唱、Jazz and Popsの6つの音楽ジャンルにおける国内外のトップクラスが集結し、フェスティバル、クリニック、コンテスト、展示、会議など、音楽に関する様々な取り組みを通じて、音楽文化の魅力を伝える新しい試み。5月のプレ大会は、レセプションホール(1F)と国際会議場(7F)で演奏会やシンポジウム、3つの会議室(6F)で楽器別クリニック、イーストプロムナードでマーチングが同時進行でおこなわれる。クリニックの講師には、南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団に15年間首席トランペット奏者として在籍した山本英助や、ジャズサックス奏者の松元啓祐らが決定。演奏会には、数多くの音楽従事者を輩出している幕張総合高校、東海大高輪台高校の出演も決定した。チケット発売中。
2017年04月20日南インド料理を堪能! 「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」地下鉄永田町駅を降りて徒歩1分ほどの「東京ガーデンテラス」2階にあるのが、本場の南インド料理が堪能できるレストラン「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」です。ランチでは自慢のカレーやビリヤニが食べられ、夜には本場南インドのおつまみとお酒を堪能できます。おしゃれでカジュアルな空間なので、女性一人でも入りやすい雰囲気です。野菜の風味を堪能できる! 「ベジタブルビリヤニ」「ベジタブルビリヤニ」(1,000円)は、スパイスの程よい辛さと味わい深さがクセになる一品。南インドの聖地ともいわれるハイデラバードのクラッシックスタイルで重ね蒸しをして、オーダーごとに一人前ずつ丁寧に仕上げて提供しています。独自のスパイス使いが野菜本来の風味を引き出した、野菜好きにはたまらないビリヤニです。ラム肉の旨味がじゅわっ! 「ラムビリヤニ」ハイデラバードのクラッシックな重ね蒸しスタイルで作られる「ラムビリヤニ」(1,390円)は、旨みたっぷりのラム肉が絶品の一品。インドの最高級香り米であるバスマティライスに、青唐辛子がメインのスパイシーなマサラとこだわりのハーブやスパイスを加え、香り豊かで贅沢なごちそう炊き込み御飯になっています。一人前ずつ仕上げているので、時間に余裕を持って注文すると◎。南インド料理の真骨頂! 「日替わり菜食カレー」「日替わり菜食カレー」(500円)は、その時々の旬の野菜を使った一品です。撮影時は「ゴビマサラ」。南インドではとてもポピュラーだそうで、カリフラワーをメインにした菜食カレーです。ドライでスパイシーな仕上がりが思わずクセになる一品! お試しで食べたい人にはプチサイズ(200円)がおすすめです。日本にいながら本場の味が堪能できるお店に、足を運んでみてください。スポット情報スポット名:エリックサウス 東京ガーデンテラス店住所:東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 2F電話番号:03-6272-5529
2017年04月09日音楽療法とは?出典 : 音楽療法とは、音楽のさまざまな力を利用して、対象者が抱えている困りごとの改善を促したり、よりよい生活を送ったりすることができるようにアプローチする療法です。日本音楽療法学会では、次のように定義しています。音楽療法とは、音楽のもつ生理的・社会的・心理的はたらきを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的・計画的に使用することです。ここでいう「生理的・社会的・心理的はたらき」とは、以下のことを指します。・生理的働き:音楽を通してリラックスしたり興奮したりする状態をもたらすはたらき・社会的働き:コミュニケーション手段(言葉・表情・身振り・まなざし)を引き出すはたらき、人間関係の形成を促すはたらき・心理的働き:ストレスや不安を軽減するはたらき音楽療法は、音楽療法士という資格をもった音楽療法の専門家が行います。対象者の目的に合わせたプログラムを組み、音楽を演奏したり対象者が音楽に触れる手助けをしたりします。音楽療法では、対象者が音楽を学ぶことを目的としているわけではありません。音楽療法の目指すところは、音楽をきっかけにソーシャルスキル(コミュニケーション・社会性など)を習得できるよう促したり、心身の発達を援助したりすることです。音楽療法の現状出典 : 現在の日本では、音楽療法は未だ発展途上の段階です。保険の適用や法整備はまだ実現されておらず、資格も国家資格ではなく、日本音楽療法学会をはじめとしてさまざまな団体や自治体が民間資格として打ち出しています。加えて音楽療法士の資格のみで就職するには難しく、非常勤での雇用が常勤より多いのが現状です。一方、現在の音楽療法の発祥の地と言われるアメリカでは、音楽療法は日本より普及しています。民間の保険が導入されているため、保険会社の了承を得られれば保険給付を受けることもできます。アメリカでも音楽療法士の資格は民間資格ではありますが、日本と違ってアメリカ音楽療法学会American Music Therapy Association (AMTA)が資格を一括管理しているため、音楽療法士という社会的地位は日本と比べるとしっかりと確立されています。音楽療法士の資格を取得しても、就職枠をめぐる競争は激しいですが、就職形態は常勤の形態が多いようです。参考:音楽と人間との新しい関わり~音楽療法とその周辺~資格や制度ではアメリカと差異がありますが、日本における音楽療法そのものは、高齢者施設、児童施設、病院などの、福祉・教育・医療分野などを中心に積極的に取り入れられてきています。ほかにもメンタルヘルスケアや、精神保健、健康の維持のためにも応用されるなど、幅広い分野で活用されています。音楽療法の対象は?出典 : 音楽療法はだれが受けられるのでしょうか。音楽療法では心身の障害の回復だけでなく、機能の維持改善、行動の変容、生活の質の向上を目的としています。それゆえ、その対象者は幅広くいます。・身体・発達障害児(者)・精神障害者・認知症を患う高齢者・終末期の患者・不登校、引きこもりの児童や生徒これは一例であり、音楽療法はさまざまな場面で、さまざまな人に利用されています。とくに子どもにとって音楽は親しみを持ちやすく、また非言語表現であるために受け入れられやすい傾向にあります。発達障害のある子どもも、楽器の音やさわり心地、リズムに合わせて動くことに興味をもつことが多く、そのため療育の一環として音楽療法を取り入れることは子どもにとって良い刺激となるかもしれません。そこでここからは、発達障害のある子どもが音楽療法を受ける場合の目的、また具体的にどんなことをするのかに関してご紹介します。発達障害のある子どもが音楽療法を受ける目的は?出典 : 音楽療法を受けることは、発達障害のある子どもにとって、どんなスキルの成長、症状の改善が見こまれるのでしょうか。ソーシャルスキルとは、人が社会で生きていくうえで必要な技術のことを言います。例えば、ルールを守る、あいさつをする、他の人の気持ちを考えながら会話をする、などが挙げられます。通常、このソーシャルスキルは人との出会いや関わりの中で無意識に身につけていくことが多いのですが、発達障害のある子どもの場合、ソーシャルスキルのスムーズな獲得が難しい場合があります。音楽療法においては、音楽療法中の音楽療法士とのやりとり、その場で一緒に音楽療法を受けている子どもとの関わりの中で、他の人との関わり方や協調する必要性などを肌で感じられるような環境をつくり、ソーシャルスキルの獲得を促します。発達障害のある子の中には、運動機能の発達がゆっくりであったり、年齢相応の運動機能の獲得につまづきがある子どももいます。運動機能でのつまづきといっても、姿勢を一定時間保つことができない、手と手、手と目、足と手などの個別の動きを一緒に行う協調運動ができない、変化にすぐ反応して動く即時反応がうまくできないなど、子どもによってどんな動きが苦手なのか異なってきます。音楽療法では、子ども一人ひとりを見つめ、何ができるようにするかという目標設定と振り返りを細やかに行うことで、子どもそれぞれの苦手を伸ばしていけるようなプログラムづくりをします。運動機能に関して困りごとのある子どもに対しては、歌詞に合わせた振りをつけながら歌を歌う、リズムに合わせて簡単なダンスをするというような活動をプログラムに組み込み、運動機能が伸びるよう促します。歌ったり、楽器を演奏したり、ダンスをしたりと、音楽は自己表現力が求められる場面が多くあります。音楽療法を通して、自分から何かを表現することへの苦手意識を減らしていく、想像力を豊かにしていくことが期待できます。発達障害のある子どもの中には、なかなか発声・発語がうまくいかない子どももいます。そのような子どもに歌や楽器の音を聞かせることで、子どもへの刺激となり、発声や発語を促すきっかけになると考えられます。このように、発達障害のある子どもへの音楽療法には、たくさんの目的があります。また、実際に発達障害のある子どもの療育に音楽療法を取り入れて、はさみの使用やひも結びなどの細かな手先の運動能力が向上したり、発語回数が増えたりしたという結果が出た事例もあります。自閉症児における音楽活動を介した支援の効果について―自閉症児に対する行動療法的音楽療法の事例を通して―倉田裕子・安部博史著知的障害児における音楽療法の事例研究―音を使用したケアデザイン―長田 有子著ただここで注意したいことは、子どもそれぞれの特徴や性格、また音楽療法に何を望むかによって、変化が出るまでの期間や変化の程度が変わってくるということです。音楽療法を始めてすぐ、子どもに目に見える変化が表れるということはなかなかありません。保護者としては、音楽療法に子どもがどのように取り組んでいるかをよく理解し、音楽療法士とも細かく情報共有をすることで、子どもの成長を長い目で見守ることが重要です。音楽療法って具体的にどんなことをするの?出典 : 音楽療法には活動内容や一緒に受ける人数によって以下の種類に分けられます。音楽療法が行われる施設や音楽療法士の数、そして音楽療法の対象となる子どもにあった方法が適用されます。・能動的音楽療法能動的音楽療法では、子ども自身が音楽活動を行います。例えば歌を歌う、楽器を演奏する、ダンスなどの身体を使って音楽に触れる、作詞・作曲をしてみる、といったことをします。・受動的音楽療法受動的音楽療法では、音楽鑑賞、つまり子どもに音楽を聴かせることを主な活動としています。リズム性の強い音楽を聴かせることで子どもの感情表出を促したり、反対にゆったりとした音楽を聴かせることで緊張をほぐしたりします。・個人音楽療法子ども1人に対し、音楽療法士1人が向き合い、音楽活動を行います。子ども一人ひとりがこれまでどのように音楽とかかわってきたか、どのように生活していてどんな困りごとがあるのか、好き嫌い、ニーズなどを考慮して、その子どもにあった療法内容を検討できるうえに、 きめ細かい対応が可能です。・集団音楽療法5人以下の小集団から、50人以上の大集団などさまざまな人数で行います。集団音楽療法では、他の子どもと一緒に音楽活動をすることで、集団の中で行動するときに必要な社会性や協調性を育てることが期待できます。実際の音楽療法の現場では、個人音楽療法×受動的音楽療法、集団音楽療法×能動的音楽療法などのように、子どもに合わせて、一緒に音楽療法を受ける人数と活動内容との組み合わせを決めます。・リトミックを取り入れた音楽療法また、「リトミック」という音楽教育方法を音楽療法に応用して使っているケースもあります。リトミックとは、リズム運動を音楽活動に取り入れ、子どもに音楽を体感させることで感受性や想像力を高めることを目的としている教育方法です。あくまでもリトミックは教育方法、音楽療法は治療法です。この点を正しく理解したうえで、子どもに合う音楽療法を選択しましょう。『音楽療法総論』渡辺恭子著風間書房出典 : では、音楽療法は実際どのように行われるのでしょうか。音楽療法を実施するうえでは、「子どもが興味を持たないことを無理やりはさせない」ということを基本的な考え方としています。子どもが「やってみたい」と思えるような音楽活動を音楽療法士が提案し、子どもの興味に寄り添って実践しているのです。◇音楽療法の流れ1. 情報収集、子どもの今の状態を知る・対象の子どもを細かく観察し、どのような困りごとを抱えているのかを把握したり、保護者から子どもの普段の様子などの情報を得たりすることで、子どもの現状を把握します。また、幼稚園や保育園の先生、学校の先生、主治医からの情報提供、医学的・心理的検査などの実施を通して、対象の子どもに対する情報を集めていきます。2. 目標設定子どもの現状や集めた情報を総合的に判断し、音楽療法を通して子どもに何を実現させるか、何を育ててあげたいかといった目標を設定します。合わせて、目標達成のための手段や手順も考えます。3. 音楽療法の実施情報収集や目標設定などの事前準備ができたら、実際に音楽療法を対象の子どもに行っていきます。音楽療法では、現場で対象者と行う音楽療法活動をセッションと呼びます。設定した目標のもと、音楽療法士はセッションを円滑に進めつつ、個人・集団に関わらず子ども一人ひとりをしっかり観察します。そして、ちょっとした変化も見逃すことなくほめてあげるよう心がけます。また、セッションの様子はビデオなどで記録したり、筆記で残したりします。4. 振り返りセッションを通して子ども一人ひとりの目標設定や与えた課題が適切であったかを振り返ります。1セッションでの反省などをどう生かすか、どう改善していくかを念頭に今後の取り組みを考え、次のセッションへの準備に取りかかります。音楽療法を受けるには出典 : では、音楽療法を受けたい場合、どうすればよいのでしょうか。実施施設や実施までの仕組み、費用についてご紹介します。◇音楽療法を実施している施設社会福祉法人や特定非営利活動組織(NPO)が運営する障害児入所・支援施設や発達支援施設、デイサービスセンターなどで音楽療法を実施している施設があります。参考:音楽療法を実施している施設◇音楽療法を実施している病院病院では、小児科、精神科、リハビリテーション科で音楽療法が受けることができます。webサイトで受診科など明示している病院もあります。参考:音楽療法を実施している病院施設・病院どちらを選ぶにしても、音楽療法士が常勤なのか非常勤なのか、ボランティアとしての実施者がいるのかどうか、受けられる頻度、1回の療法時間などを確認したうえで施設や病院に連絡をしてみましょう。とりあえず見学してみたい、という希望があれば受け付けている施設・病院もあります。また、音楽療法を実施する前に、会員登録や子どもの状況把握のための面接といった機会を設けている施設や病院もあります。どの施設・病院で、どの種類で音楽療法を受けるかによってかかる費用は異なってきます。例として、福祉施設・病院それぞれでの音楽療法に具体的に必要な費用を紹介します。ある福祉施設では、1回あたり700円~1030円で利用できます。MOYO【音楽療法推進センター/児童発達支援多機能型事業所】18才『未満』の方は児童発達支援事業所の下記3事業を利用することができます。◎児童発達支援事業利用料:約845円/1回◎放課後等デイサービス利用料:約700円/1回◎保育所等訪問支援利用料:1030円/1回*利用者さんの所得状況により、利用者負担額に上限が設けられています。*その他変更や加算により料金が変更になる場合があります。18才『以上』の方は研究事業として音楽療法を受けることができます。個人セッション3500円から(1セッション30分)障害のある子どもが福祉施設で音楽療法を受ける場合は、児童福祉法に基づき、障害児給付費の対象として、国や自治体から費用負担が受けられます。各市区町村ごとにサービス利用料の月額上限を定めている場合が多いため、世帯収入などによっても自己負担額が変わってきます。加えて教材費、施設外活動費などの活動に必要な実費がかかる場合もあります。以下のサイトにて、福祉施設で音楽療法を受ける一例として、放課後デイサービスで実施されている音楽療法に参加する場合に、障害児給付費がどのように適用されるかを紹介しています。そのほかにも、音楽療法はさまざまなサービス・事業の一環として行われていて、それぞれ費用補助が異なってきますので、実際に音楽療法を利用する前によく確認しましょう。障害者福祉:障害児の利用者負担厚生労働省また、病院では自由診療の項目として「音楽療法は1回いくら」等と明示しているところもあります。病院ごとにそれぞれで費用は異なってきますが、個人で利用するのか、集団で利用するのかなどで細かく料金設定をしている場合があるようです。事前にホームページで調べてみたり、直接医師や音楽療法士に聞いてみたりすることをおすすめします。参考:筑波こどものこころクリニックホームページ音楽療法を受けた体験談出典 : 現状、日本ではまだまだ音楽療法は普及段階にあります。それゆえ、音楽療法に興味はあるけど受けるかどうか迷っている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。ここでは実際に音楽療法を受けた、という保護者の体験談をご紹介します。次男が自閉症で、月二回程度音楽療法を受けてます。次男のような典型的な自閉症の子から、高機能の子、ダウン症の子、自閉症でもダウン症でもない知的障害の子で運動機能面の発達の遅れもある子等が一緒に受けていて、年齢も様々で、次男は年中の終わり頃から通い始めこの四月から三年生ですが、年中の頃から上は小学六年生の子まで一緒に受けてます。次男が受けているものは、見た感じとしては一般的なグループ療育の課題が、全て音楽に関わったものといった感じです。先生(音楽療法士)が楽器を演奏してそれに合わせて体を動かしたり声を出したりといったことと、楽器を演奏するといったことを組み合わせて課題になっていて、障害の状態や年齢に合わせて課題を若干変えたり、子供同士の組み合わせを工夫したりといった形でやってます。数を数えながら楽器を叩いたり、フリップに書かれていることを読んでそのとおり演奏したりもします。太鼓やマラカスのような良く見る楽器から、普段あまり見慣れない外国の楽器、ちょっと特殊な楽器、洗濯板やコップのような楽器以外のものなんかもつかっています。セッションでは毎回息子の行動に関する目標を立て、それを達成するために音楽療法士の先生方がセッションをアレンジしてくださっています。目標は様々で、例えば「気持ちの切り替えができるようにする」「先生の真似をしてみる」「順番を待てるようにする」「アイコンタクトをしてみる」などです。「話すときは顔を見なさい!」と頭ごなしに叱ったところでパニックを起こしてしまうだけ。音楽療法のセッションの間は、音楽を演奏したりゲームをしたりする中で、ふっと子どもが音楽療法士の顔を見る瞬間を作るのです。その瞬間を療法士は見逃しません。すぐに褒めてくれるのです。こういったセッションを繰り返すことで、息子は自然にアイコンタクトが出来るようになりました。まとめ出典 : 音楽療法とは、音楽という非言語的アプローチを用いて心身の発達を援助したり、より豊かな生活を送ることができるようにしたりする療法です。音楽という楽しみながら参加できる活動なので、子どもにとっては遊びの延長のような感覚でさまざまなスキルを身につけることができます。音楽療法という療育方法は、日本ではまだまだ発展途上にあることも事実です。ですが、音楽療法によって発達障害がある子どもの困りごとが改善されたという声も多くあり、これからもっと利用されていくであろう療法の一つでもあります。保護者が音楽療法について理解することで、子どもによりよい療育機会を提案することができ、療育の選択肢を増やすことにつながります。そのうえで、子どもの「やりたい」という気持ちに寄り添うことを大切にしながら子どもの成長をサポートしていきたいですね。
2016年12月27日著者撮影皆さんはタイ・バンコクにもインド人街があることをご存知ですか?バンコクの中華街であるヤワラートを抜けた先のパフラットと呼ばれるエリアには、インド人が経営する布地屋が多く、行き交う人々もサリーを着ていたり立派なひげを蓄えていたりと一味違っています。今回はそんなパフラットについてご紹介します。 誰でも無料で朝食がいただけるシーク教寺院著者撮影まずはインドのお寺を見学してみましょう。こちらはシーク教のお寺なのですが、実は朝8時から10時半ごろまで誰でも無料の朝食をいただくことができるんです。こちらはシーク教徒でなくても、日本人でも、誰でもウェルカムという懐の広いお寺。せっかくなので無料の朝食をいただいてみましょう。お寺に入ったらまずは靴を預けます。階段付近で黄色のバンダナを配っているので、お借りしましょう。これをしっかりと頭に装着します。シーク教徒は頭にターバンを巻く習慣があるので、ビジターである我々もそれに習ってバンダナを巻くわけです。今回は私が訪れた際には、ラッキーな事に親切なシーク教徒の方に中を案内していただくことができました。彼に連れられてやってきたのは4階にある広間です。まずはこちらでお参りをします。前にある祭壇の前で土下座をしてお参りをし、そして心ばかりのお布施を箱にいれます。それが終わったら係の方が私の手にペースト状の食べ物をよそってくれました。これは何だろう?とドキドキしましたが、とってもあまーいお菓子でした。お参りを済ませたら2階の朝食会場へ。銀色のお盆を受け取ったらバイキング方式で食べ物をよそっていきます。ここでは自分が食べきれる分だけを取るのがルール。いただいた食べ物を粗末にせずに、しっかり食べきりましょう。著者撮影私は食べきれるか不安だったのちょっとだけよそったのですが、実際に食べてみると辛さが苦手な方でも全く問題ない味で、とっても美味しかったですよ。衛生面でも問題なさそうです。ちなみに、右下のボールはドーナツのシロップ漬けのような甘いお菓子で、左上はチャイです。 路地裏のインド料理店著者撮影シーク教寺院の裏口から出てみると、細い路地の一帯が市場のようになっていました。その中で目についたのがこちらのお店。ショーケースの中にカラフルなお菓子が並んでいます。著者撮影見ていると、お店の方にお茶を飲んでいかないかと誘われたので、ちょっと寄っていくことにしました。お店の中はインド系の方々でいっぱい。地元の人に愛されているお店のようです。著者撮影ここでいただいたのは生姜とスパイスがガツンときいた本格的なチャイ。ここに居るとバンコクを飛び出してインドに来ちゃったみたいに感じます。 インド人街のデパート・インディアエンポリアム著者撮影最後にシーク教寺院の横にあるデパート、インディアエンポリアムへ。ここにはサリーなどのインド系の民族衣装や布地が売っています。ここも異国に迷い込んだようで見応えがあります。トイレが比較的綺麗なのでトイレ休憩にも使えます。ただしトイレットペーパーは備え付けられていないので持参してくださいね。最上階はフードコートになっておりインド料理の店が軒を連ねていましたので、こちらでランチもいいですね。■India Emporium営業時間:9時~18時皆さんもバンコクの中の小さなインド、パフラットに出かけてみてくださいね。
2016年07月07日音楽がキーとなる映画作品の上映イベント「観る音楽、聴く映画」が、4月24日(日)に下北沢レインボー倉庫にて開催される。映画と音楽が交差し、様々な交流ができる空間を目指し開催される同イベント。音楽がキーとなっている短編・中編映画やミュージック・ビデオの上映をはじめ、DJ(音楽)とVJ(映像)のコラボレーションや、監督とミュージシャンのトークなどを通して作品の魅力を深めることができる。上映作品には、様々なミュージック・ビデオに出演しているモデルのアリスムカイデ主演の『H◎LE』や、「plenty」の楽曲にインスパイアされて作られた『東京』などの短編映画・MV作品がラインアップ。さらに、「COUNTRY YARD」のミュージック・ビデオ「Starry Night」の続編をイメージした『眩しくて見えなかったから長い瞬きを繰り返した』の監督であり映像作家の池田圭と、映像クリエイターで日本初の野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」の代表・佐藤大輔のトークや、「MOOSIC LAB2016」に参加することが決まった劇団「□字ック」主宰の山田佳奈が初監督した『ワールドワールド ワールド』の上映と、「THEラブ人間」の金田康平とのトークも行われる。当日は、雑誌「なんとなく、クリティック」「nu」「DO」の編集者3人によるリトルプレス「なnD」第4号や、2015年9月に発刊された旅行誌「モウタクサンダ・マガジン」の販売をはじめ、フォトブース、展示、フード・ドリンクコーナー、オリジナルカクテルが用意される。「観る音楽、聴く映画」は。4月24日(日) 14:00~21:00まで下北沢レインボー倉庫にて開催。料金は2,000円(+入場時1ドリンク500円)。(text:cinemacafe.net)
2016年04月23日インドに全長3メートルを超すマイケル・ジャクソンの石像が登場した。1枚の黒色花こう岩からできたこの石像は、マイケルの大ファンだという石材店の社長がVels 大学総長にプレゼントしたものだという。この石像の制作にはおよそ270万円が費やされたそうで、インドのマイケル・ジャクソンと呼ばれるダンサーのプラブー・デーヴァによって披露された。(C)BANG Media International
2016年04月12日東芝は4月7日、インドの送変電・配電事業の拠点である東芝電力流通システム・インド社内に、鉄道車両向け電気品などの製造拠点となる新部門を設立したと発表した。同国の鉄道分野は世界上位の需要規模を有しており、政府による貨物輸送力強化に向けた専用鉄道の建設や主要都市でのメトロ敷設計画の増加など、鉄道車両需要が急増している。また、政府が進める「メイク・イン・インディア」活動を背景に、鉄道関連品の国産化を求める動きも存在する。東芝は今後、東芝電力流通システム・インドの敷地内に電力変換装置および車両制御情報システムの製造ラインを建設し、2017年4月から製造を開始する予定。これより、現地生産によるコスト競争力の確保および部品供給やメンテナンスなどインド市場の要求に適した体制を構築することで同国での受注拡大を目指すとしている。また、将来的には中近東やアフリカ市場など周辺国の需要対応も視野に、グローバル製造拠点としての機能も見込んでいるという。
2016年04月07日フードライターの平野紗季子さんがオススメするお店をご紹介。今回教えてくれたのは『インド富士子』の二種類盛りカレーです。***東小金井のカレーの名店『インド富士』の2号店が高円寺にオ ープンした。その名も『インド富士子』。ってそのネーミングちょっと可愛すぎやしませんか、ずるいぞ富士子、突然の親近感が出てしまう。というわけで街の人々に早速愛されている富士子。「ここで店をやるって想像したら、なんだかいい予感しかしなかったんです」と言うオーナーの小城正樹さんの予感は的中で、2月に開店したばかりとは思えないほど角のとれた居心地の良さが既に醸成されている。ガッと食べてサッと帰るのもいいけれど、小技の光るインドなおつまみをあれこれ、スパイスたっぷりのインド富士ソーダ(まるでインドのコカ・コーラ!サワーもあるよ)を飲み飲みしつつ、のんびりカレーをいただくまでのゆらり流れる一連の富士子タイムはいい感じ、としか言いようがない。小城さんがインドを旅しながら(とりわけ南インドを中心に)出会った味をベースに仕上げられたカレーは、辛みと油分をそっと抑えたなんともリラックスな味わい。世の中には“カレーと俺のボクシング”的な強烈カレーに汗をかきかき挑む楽しさもあるけれど、ふーっと肩の力を抜いてさらさらカレーを頬張ってスパイスの香りに揺られているのもまた幸福なこと。「お茶漬け系って感じかなー」という小城さんの言葉がじーんと沁みた。◇ひらの・さきこ1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。◇東京都杉並区高円寺南3‐59‐11TEL:非公開18:00~23:00火曜休Twitter(@indfjk)でその日の営業状況が確認できます。※『anan』2016年4月6日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子
2016年04月04日●現地での仕事に必要なコトバ、ネットワークの状況は?インドがIT産業に力を入れていることを知っている人は多いだろうが、インドに行って仕事をするという機会は少ないと思う。今回、エンジニアである筆者はインドを訪問したので、その経験から、IT事情を含め、インドの最新情報をお伝えしたい。現在、インドは自国の産業を育成することに力を入れており、旧来の文化と最新の科学技術が混在した状況にある。そのため、産業は発展している一方、社会インフラの整備は遅れ気味で、大気汚染や産廃処理、上下水道の整備、電力網などには課題が多い。こうした事情をまず押さえておきたい。○ビザの申請 - 頻繁に変わる法律に注意インドに渡航する場合、ビザを取得する必要がある。インドのビザは複数の種類があり、目的に応じて適切なビザを取得しなければならない。インドのビザを発行する機関に足を運べるなら、申請書類を作成して提出するとして、1週間前に取りかかっても何とかなるだろう。しかし、郵送でやりとりする必要がある場合は、少なくとも2週間、何度か失敗した場合を考慮して3週間は期間を見ておいたほうが安全だ。また、インドのビザに関する法律はちょくちょくかわる。このため、古い情報は参考にならないことがある。ビザを申請する段階での最新の情報を調べてから、作業に取り掛かるようにしたい。本稿執筆時点では、Webの申請書作成フォームから必要書類を作成して印刷したものを提出する必要がある。手書きによる書き直しは受け付けてくれないため、間違えていたらまた作り直し。入力フォームのセッションタイムも長いとは言いがたく、操作にもたつきがあれば最初からやり直しになるので、注意したい。申請の受け付けも必ずしも日本語が流暢な人が出てくるとは限らない。日本語と現地の言葉が混ざった状態でやり取りが行われていたりする。したがって、期間に余裕があり、経費をかけてもよい場合は代行業者に申請を頼んでもよいと思う。○英語とヒンディー語 - 長期滞在ならヒンディー語も習得IT関連の業務なら、英語が通じればインドでも仕事はこなせる。中途半端にヒンディー語を覚えるよりは、その分英語の勉強をしておいたほうがよい。インドでは宗教が多様であり、習慣も多岐にわたっているいるので、言葉によるコミュニケーションが不自由な状況に慣れているところがある。よって、中途半端な英語でもコミュニケーションする意志を持っていれば、仕事はこなせると思う。インド人の英語で注意したいのが発音だ。LとRの発音が本来の英語よりも巻いているので、理解できないことがある。また、ヒンディー語にRLの連続音をさらに丸めた上に発射するような音があるので、これを頻発されるとかなり理解しにくい。そういう時は、別の言葉で話してくれと伝えるなりして、意思の疎通を図ればよいだろう。ただ、英語を理解しない人と会話をしたほうが仕事が円滑に進む状況にあるなら、ヒンディー語を学んだほうがよいと言われたこともある。○ネットワークの確保 - 2G/3G/4Gが展開中コンベンションセンターや現地企業の会議室であれば、何らかの方法でインターネット接続は提供されるだろう。問題はそれ以外の場所での接続だ。一定以上のランクのホテルであればインターネット接続が提供されているが、このインターネットが必ず使えるとは考えないほうがよい。部屋によってはつながらないし、つながっても宿泊客が増える時間帯になると事実上使えなくなることがある。1カ月未満の滞在であれば、日本の空港でWi-Fiルータをレンタルしていくことをお薦めしたい。場所によっては4Gが入るので、運が良ければホテルの部屋から4G経由でインターネットに接続できる。通信量制限が存在するので日本と同じような感覚では使えないが、メールのチェックやsshでログインしての作業など、テキストベースの作業であればWi-Fiルータの通信量上限内でも十分仕事はできる。画像や動画など大量の通信が発生する作業は、残念だがWi-Fiルータ経由での使用は諦めておこう。SIMフリーのスマートフォンやタブレット端末を持っている場合、海外でSIMカードを購入して使用する手もある。欧米ではWi-Fiルータを借りるよりもこの方法のほうが簡単なこともあるが、インドではまだ簡単ではないようだ。いずれ状況は変わると見られるが、現在は日本からWi-Fiルータをレンタルしていく方法が確実だ。○電力 - 頻繁に発生する停電インドに限らず、電力網が十分に発展していない国や地域では停電が頻発する。インドも例外ではなく、いきなり停電することがあるが、大抵しばらくすると復旧する。海外出張であれば、バッテリーを搭載したノートPCを持っていくだろうから、突然の停電が問題になることはないはずだ。停電がよくあるということだけ覚えておきたい。○時間 - 気長に待つこれは取引対象となる企業の文化や人そのもの、もしくは相手が行政の関係者であるか政治関係者であるか、またはその立場がどの程度の人なのかに依存しているが、必ず約束した時間通りに話が運ぶとは思わない方が、なにかとスムーズに進むところがある。時間通りに話が進まないときは、じゃぁ待とうか、くらいの心持ちでいる方がうまくいくようだ。○食事と水 - 水には特に注意どの国を訪れる時も同じだろうが、現地の料理と馬が合えば幸運だ。インド料理は体に良いものも多く、日本にいる時よりもたっぷり野菜を食べる生活を送ることができるかもしれない(もちろん宿泊するホテルや利用するレストランのグレードによる)。気候のせいか、利用しているミルクの違いのせいか、インド風のミルクティ「チャイ」がおいしい国でもある。1つ気を付けたいのが「水」だ。生水は飲まないことを鉄則にしていただきたい。欧米に渡航している時の感覚で水に接すると腹を下し、場合によっては仕事どころではなくなる。体に入れる水はミネラルウォーターや、少なくとも一度沸騰させた水に限定しておきたい。外食する際はある程度覚悟しておく必要がある。シャワーや歯磨きでも水を飲まないように気をつけたい。●日本の仕事をこなしつつ、インドに数カ月滞在するのもいいかも!?○人によっては居心地のよいインドインドは人によって好みが大きく分かれると言われる。都市部のストリートに積み上がったゴミの山や牛がゴミをあさっている姿、日常風景になっている立ちションや、大量の野良犬と野良猿。2車線の道路がなぜか5車線以上の使われ方をするクラクションまみれの道路に、日本と比べると大きく遅れている公共インフラの整備。衛生状況はお世辞にもよいとは言い難く、日本の生活を当たり前だと思っていると面食らうだろう。しかし、全体に流れる人間そのものの力の強さや雑多感、人なつっこさ、文化的な面白さ、それに日本と比較してかなり廉価な物価など、魅力的な側面も多い。インターネットを介して日本の仕事をこなしながら、インドで数カ月間過ごすというのは悪くない選択肢だ。インターネットの接続性はそれほど悪くないので、十分に仕事はできる。日本から欧米へ渡航するように、日本からインドに渡航して仕事をする機会が増えるかどうかは、今後の世界経済の発展に依存しているところがあるため何とも言えないが、面白い国ではある。欧米に飛ぶ機会が多いのなら、ビザの申請はちょっと面倒だが、一度インドに飛んで文化の違いを体験してみるのもよい経験だと思う。○おまけ:国際スーラジクンドクラフトメラ2016インドのニューデリーから自動車で1時間ほど南方へ移動した場所に「スーラジクンド」と呼ばれる場所がある。1000年ほど前にデリーおよびその周辺地域へ向け生活用水を確保する目的で大きな人工ため池のある地域だ。スーラジは太陽、クンドはため池という意味で、スーラジクンドで太陽の池という意味になる。現在、そのクンド(ため池)は生活用水確保の目的ではすでに使用されておらず、観光資源として活用されているそうだ。スーラジクンドが属するハリヤナ州はこの観光地に目を付け、ため池周辺で30年前からインド中の工芸品を集めて一堂に展示および販売する祭りを開催するようになった。インドでは2月が春に相当して気候がよいことから、毎年2月1日~15日の日程でイベントを開催。 スーラジクンド祭りは地域の関係者も巻き込んで大きくなり、周辺各国からクラフトマン、アーティスト、演奏者を招いて大規模なイベントを開催するようになった。30周年を迎えたスーラジクンド国際クラフトメラ2016では、約30カ国からクラフトマンやアーティストを招いてイベントが開催された。2016年2月、筆者はIT関連の業務ではなく、このイベントで演奏する演奏者としてインドに渡航していた。もともとは中国の関係者が招待されていたようだ。インドと中国は2015年にパートナーシップ・ネーション(協力関係にある国家)となり、今回の祭りには中国からクラフトマンやアーティスト、演奏者を招待していた。これに関しては、2015年10月にインターネット上の複数のメディアに掲載されているニュースで確認できる。それがどうも開催を目前にして、立ち消えてしまったらしい。祭りの最中に発行された新聞には、ビザの発行に関する問題が発生したため関係者が渡印できないといった理由が述べられていたが、インドが日本方式の新幹線を採用したことや安倍首相とインド首相の会談があったタイミングなどを考えると、どうもそれだけが理由ではなさそうに思える。コーディネーターの人は、「こっちの人は日本人と中国人の見分けがつかないから、対応策として急遽日本人を呼んだんだよ」と、冗談とも本気ともつかないことを言っていたが、あながち間違っていないかもしれない。祭り前日の記者会見では、当局関係者や司会者が「パートナーネーション・チャイナ」という言葉を使っていたが(重要度の高い言葉として使われていた)、初日には似たようなニュアンスを持った言葉としてフォーカスカントリー・ジャパンという言葉が使われ、2日目にはフォーカスカントリー・ジャパン&チャイナという言葉が使われるようになっていた。苦肉の策としてひねり出された新しい言葉が「フォーカスカントリー」(注目している国)だったのだろう。最初から日本の招待を目的の1つにしていたような言葉遣いに徐々に変えていった辺り、当局の運営の巧みさを覚えた。なお、この祭りに日本からのクラフトマンやアーティスト、演奏者が参加したのは初めてだそうだ。●日本の仕事をこなしつつ、インドに数カ月滞在するのもいいかも!?○人によっては居心地のよいインドインドは人によって好みが大きく分かれると言われる。都市部のストリートに積み上がったゴミの山や牛がゴミをあさっている姿、日常風景になっている立ちションや、大量の野良犬と野良猿。2車線の道路がなぜか5車線以上の使われ方をするクラクションまみれの道路に、日本と比べると大きく遅れている公共インフラの整備。衛生状況はお世辞にもよいとは言い難く、日本の生活を当たり前だと思っていると面食らうだろう。しかし、全体に流れる人間そのものの力の強さや雑多感、人なつっこさ、文化的な面白さ、それに日本と比較してかなり廉価な物価など、魅力的な側面も多い。インターネットを介して日本の仕事をこなしながら、インドで数カ月間過ごすというのは悪くない選択肢だ。インターネットの接続性はそれほど悪くないので、十分に仕事はできる。日本から欧米へ渡航するように、日本からインドに渡航して仕事をする機会が増えるかどうかは、今後の世界経済の発展に依存しているところがあるため何とも言えないが、面白い国ではある。欧米に飛ぶ機会が多いのなら、ビザの申請はちょっと面倒だが、一度インドに飛んで文化の違いを体験してみるのもよい経験だと思う。○おまけ:国際スーラジクンドクラフトメラ2016インドのニューデリーから自動車で1時間ほど南方へ移動した場所に「スーラジクンド」と呼ばれる場所がある。1000年ほど前にデリーおよびその周辺地域へ向け生活用水を確保する目的で大きな人工ため池のある地域だ。スーラジは太陽、クンドはため池という意味で、スーラジクンドで太陽の池という意味になる。現在、そのクンド(ため池)は生活用水確保の目的ではすでに使用されておらず、観光資源として活用されているそうだ。スーラジクンドが属するハリヤナ州はこの観光地に目を付け、ため池周辺で30年前からインド中の工芸品を集めて一堂に展示および販売する祭りを開催するようになった。インドでは2月が春に相当して気候がよいことから、毎年2月1日~15日の日程でイベントを開催。 スーラジクンド祭りは地域の関係者も巻き込んで大きくなり、周辺各国からクラフトマン、アーティスト、演奏者を招いて大規模なイベントを開催するようになった。30周年を迎えたスーラジクンド国際クラフトメラ2016では、約30カ国からクラフトマンやアーティストを招いてイベントが開催された。2016年2月、筆者はIT関連の業務ではなく、このイベントで演奏する演奏者としてインドに渡航していた。もともとは中国の関係者が招待されていたようだ。インドと中国は2015年にパートナーシップ・ネーション(協力関係にある国家)となり、今回の祭りには中国からクラフトマンやアーティスト、演奏者を招待していた。これに関しては、2015年10月にインターネット上の複数のメディアに掲載されているニュースで確認できる。それがどうも開催を目前にして、立ち消えてしまったらしい。祭りの最中に発行された新聞には、ビザの発行に関する問題が発生したため関係者が渡印できないといった理由が述べられていたが、インドが日本方式の新幹線を採用したことや安倍首相とインド首相の会談があったタイミングなどを考えると、どうもそれだけが理由ではなさそうに思える。コーディネーターの人は、「こっちの人は日本人と中国人の見分けがつかないから、対応策として急遽日本人を呼んだんだよ」と、冗談とも本気ともつかないことを言っていたが、あながち間違っていないかもしれない。祭り前日の記者会見では、当局関係者や司会者が「パートナーネーション・チャイナ」という言葉を使っていたが(重要度の高い言葉として使われていた)、初日には似たようなニュアンスを持った言葉としてフォーカスカントリー・ジャパンという言葉が使われ、2日目にはフォーカスカントリー・ジャパン&チャイナという言葉が使われるようになっていた。苦肉の策としてひねり出された新しい言葉が「フォーカスカントリー」(注目している国)だったのだろう。最初から日本の招待を目的の1つにしていたような言葉遣いに徐々に変えていった辺り、当局の運営の巧みさを覚えた。なお、この祭りに日本からのクラフトマンやアーティスト、演奏者が参加したのは初めてだそうだ。
2016年03月07日ブイキューブは3月4日、インドのWeb会議サービス事業者であるINTELLISYS(インテリシス)と、ビジュアルコミュニケーション分野において提携することを発表した。INTELLISYSは、狭帯域でも映像と音声のスムーズな送受信を可能とする独自技術を持ったWeb会議サービス「Vennfer」を提供しており、インド国内では商務省などの政府機関や金融機関向けにUS$40M(約45億円:US$1=113円換算)規模のWeb会議サービス事業を展開している。同社は、「Vennfer」がこれまで対応できなかったインドの市場ニーズを充足するサービスとして、ブイキューブのビジュアルコミュニケーションサービス「V-CUBE」を、インド国内で販売を開始するという。ブイキューブは今後、INTELLISYSと提携し、インド国内を中心にアジア地域での事業展開を共同で推進していくとしている。
2016年03月07日●日本が手にしたインド市場先行者の特権インド政府は同国初の高速鉄道整備プロジェクトで日本と協力することを決めた。新幹線が海外で採用されるのは台湾に続き今回で2件目。建設工事や車両などで日本企業の大型受注が見込まれるインフラ輸出の目玉案件だ。高速鉄道計画が林立するインドでは、中国企業や欧州勢なども自国のシステムを売り込んでいる模様。2路線目以降のシステム選定は予断を許さない状況だが、インド市場に先行して乗り込む日本勢は、他の路線にも新幹線を導入することができるのだろうか。○新幹線採用の裏側新幹線の採用が決まったのは、ムンバイとアーメダバードを結ぶ約500km、全12駅の路線。総事業費9,800億ルピー(約1.6兆円)が見込まれる大規模なプロジェクトで、日本政府は総事業費の最大81%を金利年率0.1%、償還期間50年の好条件で貸し付ける。線路は東海道新幹線などと同じように、在来線が乗り入れない専用の軌道となる。車両の営業最高速度は時速320kmだ。インドで新幹線の採用が決まった理由は、日本政府が提示した破格の資金援助だけではない。日本政府は高速鉄道整備の調査段階からインド政府を巻き込み、新幹線の優位性を売り込んでいた。ムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道の事業性調査(フィージビリティスタディ)は、日本政府とインド政府が費用を出し合って共同で実施した経緯がある。調査を行った国際協力機構(JICA)によると、日本側は世界の高速鉄道システムを比較しつつ、日本方式の安全性、省エネ性能、定時運行率の高さなどを説明し、インド政府の新幹線採用を後押ししたという。○新幹線採用の成否を分けたポイントは日本が調査を行ったという意味ではインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画も同じだが、新幹線採用の成否を分けたポイントはどこにあったのだろうか。国土交通省によると、インドでは相手国政府に調査費用の一部を負担させたことで、調査段階からインド政府を「責任ある立場」に引き込むことができたのが大きかったという。インドネシアの調査では、日本側が費用を全額負担していた。日印両国政府は調査期間中、定期的に会合を開き、実際の調査にあたる日本企業チームから報告を受ける場を設けていた。この機会を捉え、日本勢は新幹線の優位性をインド政府に説明していた。結果的に、ムンバイ~アーメダバード間では複数の国による入札もなく新幹線の採用が決まった。○制度づくりに関与できるのは日本の特権インド版新幹線の建設に向け、日本が手始めに取り組むのが近く開始予定の制度設計支援プロジェクトだ。JICAがコンサルタントを雇用し、高速鉄道の強度、耐震性、運行速度、安全基準などの制度設計に助言を行う。日本の助言を受けてインド側が策定する新制度は、ムンバイ~アーメダバード間を走行する高速鉄道の設計基準となる。JICA南アジア部で南アジア第一課 課長を務める田中 耕太郎氏の話では、日本は調査の段階から、高速鉄道整備の前提となる制度設計の重要性をインド側に訴えていたという。インドの高速鉄道に関する制度設計に参加できるのは、同国初の路線を獲得した日本の特権だ。新幹線の更なる売り込みに向け、高速鉄道整備の最上流ともいえる制度づくりに関与できる立場を日本が活用しない手はない。●気になるインド版新幹線の事業性線路の長さで日本の倍以上のネットワークを有する鉄道大国のインドだが、最高時速が300kmを超えるような高速鉄道を整備するのは今回が初めて。当然ながら、高速鉄道事業の根拠となる法律や制度などは一から作る必要がある。高速鉄道事業の根拠法を策定するのはインド側だが、新幹線をモデルに最初の路線を建設する以上、制度づくりで日本を参考にするのは理にかなった判断だ。日本としても、インドの新幹線がスムーズかつ安全に動かなければ、世界の高速鉄道市場で信用を失いかねない状況であることを考えると、制度づくりからインドと歩みを共にする意義は大きいといえる。○日本の安全基準がインド高速鉄道市場を左右?新幹線と同等の安全基準が適用されれば、インドを舞台に過熱する高速鉄道の受注合戦にも影響がでるものと考えられる。今後の新規路線建設プロジェクトにおいて、乗客の死亡事故が開業以来1件も起きていない新幹線と同レベルの安全性が求められるとすれば、鉄道システムの提案が可能な国は限られてくるものとみられるからだ。JICAの制度設計支援が徹底したものであればあるほど、インドの高速鉄道市場に海外勢が参入する際の技術的なハードルは上がる。日本の助言を受けて策定する新幹線整備に関する新制度を、インドが全国に適用するかは現時点で未知数だ。ムンバイ~アーメダバード間を含め計7路線の高速鉄道を計画するインド政府が、路線によって違う規格のシステムを採用し、それに合わせた制度を個別に策定する可能性もゼロではない。山形新幹線と秋田新幹線を走る「ミニ新幹線」のように、日本でも路線によって違う規格が採用されている例はある。しかし、7本の高速鉄道を計画するインドが、路線ごとに異なった制度を用意するのは合理的ではないというのが一般的な見方だ。ムンバイ~アーメダバード間のインド版新幹線は、制度を含めてインド高速鉄道市場のデファクトスタンダードになる可能性がある。日本の基準がインドのスタンダードになれば、後続案件に新幹線を売り込む日本勢の優位性は高まる見通しだ。日本が全面的に協力するインド版新幹線だが、同国で採用が拡がるには、ムンバイ~アーメダバード間の評判が重要になってくる。安全性は当然として、気になるのは鉄道事業として同路線が上手くいくかどうかだ。高速鉄道経営の難しさは、台湾新幹線の現状を見ても明らか。インドに新幹線は時期尚早とする見方も根強く存在する。両都市を結ぶ高速鉄道に需要がなければ、インド初の高速鉄道とはいえ、物好きな富裕層の乗り物になってしまう可能性も否定できない。●東海道新幹線を建設した日本の経験を活用○東海道新幹線との不思議な符合JICAの田中氏によると、現在のインドの所得水準は、世界銀行から融資を受けて、東海道新幹線の東京~新大阪間を建設した1960年代の日本と似ているという。アジア開発銀行(ADB)の「アジア経済見通し2015年改訂版」をみると、インドの実質GDP成長率は2015年が7.4%、2016年が7.8%の見通し。10%前後で推移していた当時の日本には及ばないが、経済の拡大期に新幹線の導入を決めたのは両国の類似点といえる。東京~新大阪間とムンバイ~アーメダバード間は、距離的にも約500kmと同程度。ムンバイとアーメダバードが古くからの商都であることも、インド版新幹線の事業性を予測するうえで見逃せないポイントだ。日印の類似点だけを数え上げてインド版新幹線の将来を見通すのは危険だが、東海道新幹線がドル箱路線と呼ばれるまでに発展している現状をみると、このタイミングでインドが高速鉄道を導入するのも決して早すぎるとは言えないだろう。○日本の比ではない沿線人口2004年に日本貿易振興機構(JETRO)が行った調査によると、ムンバイは東京都に匹敵する約1,200万人の人口を抱えている。アーメダバードの人口は約580万人で、大阪市に比べれば2倍以上の規模だ。両都市を結ぶ新幹線の沿線人口は約1.8億人と膨大で、途中には100万都市が点在しているため乗降需要も見込める。在来線を利用する場合、ムンバイからアーメダバードまでの所要時間は最速で7時間。新幹線は約2時間で両都市を結ぶ。同区間を飛行機で移動するなら所要時間は約1時間半だが、新幹線の運賃設定は飛行機の半額程度が見込まれるため、既存の交通手段に対する競争力は十分に発揮できそうだ。運賃が飛行機の半分と聞くと、インド版新幹線を運賃収入だけで黒字化するのは難しそう。インド側は旅客輸送以外の収入源を探っている模様で、駅および駅周辺の開発についても関心を示している。JR東日本が展開する「エキナカ」事業や鉄道事業者による不動産開発の事例がインド側の参考になるかもしれない。○建設工事がスムーズに進むかは未知数日印共同の事業化調査によれば、インド版新幹線の着工は2018年、完工は2023年の予定。制度設計支援プロジェクトが2017年10月頃まで続くことを考えると、インド側は施工業者や車両・システムメーカーの選定を短期間で速やかに進める必要があるだろう。建設工事やシステム整備には日本企業が関与する見通しだが、どのような入札が実施されるかは現時点で未知数。鉄道ビジネスに携わる日本企業に話を聞くと、海外で長い線路を建設する工事は時間が掛かるうえ儲けが少ないため、単純にビジネスとして見た場合は割に合わないという。日本企業が建設工事を請け負うには、現地のゼネコンと組むなどの工夫が必要だろう。システム面では、新幹線のノウハウを握るJRがどのような形で関与するかも気になるところ。「メイク・イン・インディア」を推進したいインド政府は高速鉄道の技術移転を求めているため、車両・システム整備を行う日本企業は、現地企業とのアライアンスにも気を配る必要がある。インドの高速鉄道市場で有利な立場を獲得した日本だが、同国で新幹線輸出の実績を積み上げるためには、ムンバイ~アーメダバード間の整備を着実に進めることが不可欠だ。
2016年02月19日スズキのインド子会社マルチ・スズキは、3日からインドで開催された「オートエキスポ2016」(一般公開は5日~9日)において、力強いダイナミックなエクステリア、充実した快適・安全装備、豊富な車体色、多様なオプションパーツを特徴とする都市型の新コンパクトSUV「ビターラ ブレッツァ」を発表した。エクステリアは、16インチホイールを収めた特徴的な四角張ったホイールアーチ、力強いフロントフェイスや、はっきりとしたダイナミックなサイドの造形により、都会で際立つデザインとした。また、2トーンルーフ仕様車を含む9パターンの車体色を用意したほか、ユーザーのライフスタイルに合わせたオプションパッケージを用意して様々なニーズに対応する。装備には、スマートフォン連携ディスプレイ、クルーズコントロール、バックカメラなどの快適装備を採用し、全車に運転席エアバッグの標準装備も行われている。エンジンは、1.3Lディーゼルエンジンを搭載し、駆動方式は2WD、変速機はMTを採用した。インドのユーザーの好みや価値観をより重視して開発された同車は、インド国内で販売する予定。なお、「オートエキスポ2016」には、コンパクトクロスオーバー「コンセプト イグニス」とプレミアムハッチバック「コンセプト バレーノRS」のコンセプトカー2台、マルチ・スズキの市販車、二輪子会社スズキ・モーターサイクル・インディアの125ccスクーター「アクセス125」なども出品される。
2016年02月03日シマンテックは1月24日、過去3カ月の間に発見されたインド所得税局(Income Tax Department of India)のスパムメールについて、セキュリティブログで解説を行った。この悪質なメールは、添付されているマルウェアやトロイの木馬でPCに侵入し、利用者のキーストローク情報を盗み出そうとする。トロイの木馬の場合は、開いているウィンドウのタイトルやOSのバージョンを収集して、攻撃者のC&Cサーバへ送信する。メールは2種類あると見られており、最も多く広まっているのが、受信者の銀行口座から所得税として数千ルピーを引き落としたと通知してくるもの。メールには「支払いの領収証」と称するZIPファイルが添付されており、誤って受信者が開くとマルウェアに感染する。もう一方は、所得税局から送信された実際の通知のテンプレートを複製したもの。本文内に、インドで納税者の識別情報として使われる「PAN(個人アカウント番号)」についての記載がある。こちらも添付されているZIPファイルにトロイの木馬が入っている。2種類のメールは、信ぴょう性を持たせるためにインド所得税局が所有するメールアドレスのドメインを詐称していた。メールの送信元は、43%がインド国内、英国(14%)であった。国外から送信されているのは、インド国籍のユーザーの多くが他の国に在住しているためと見られている。マルウェアの一部は、Visual Basicで作られており、ソースコードは、ヒンディー語とスペイン語の関数が混在しており、ほかのソフトウェアからコピーされたものと見られている。インドの所得税局が納税者にメールを送る場合は、添付ファイルが受信者にしかわからないパスワードで保護されている。パスワードは納税者のPANと、個人の場合は年月日、法人の場合は設立日とを組み合わせている。
2016年01月26日オーランド・ブルームが19日(現地時間)、インドから国外退去させられた。オーランドは仕事でイギリスからインドのデリーに赴き、ガンジー国際空港に降り立ったが、ビザに問題があるとして入国を拒否され、折り返し便でロンドンに戻った。インド政府の観光事業プロモーションの一環で国賓として招かれていたオーランドは、数週間前にビザ取得の手続きをしていたが、入国時に無効を言い渡された。インド側の担当者によると、オーランドは11月にビザを申請し、返事をもらわないまま出発日を迎えたが、オーランドのオフィス側は現地到着時にビザを受け取るものと考えていたという。オーランドはインドへ向かうフライト中に胃痛を訴え、午前1時30分にデリーに到着後は医師から入院をすすめられたが、午前4時の便でロンドンに戻るはめになった。事態を受けて、インドの外務大臣は直ちにビザ発行の便宜を図り、オーランドは翌20日にインド入国を認められた。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月22日情報通信研究機構(NICT)のワイヤレスネットワーク研究所は11月24日、インド工科大学ボンベイ校(IITB)と共同で、ネットに接続するための無線通信インフラをホワイトスペース技術に基づくLTEシステムの構築実証実験で実証を行ったと発表した。インド国ムンバイ(旧ボンベイ)近郊のネット通信が困難な地域で、集落内の家庭においてWeb検索や子供の教育ビデオ視聴を行った。今回の実験は、NICTが平成24年度から平成26年度の間に総務省から受託した「複数周波数帯の動的利用による周波数有効利用技術の研究開発」の成果を利用したもの。ケーブルなどの通信インフラは、世界のあらゆる場所で十分に展開されておらず、高速なネット接続が利用可能な地域は限られている現状がある。これによって情報の格差が生じ、教育や雇用の機会が不平等になるなどのデジタルディバイド問題が深刻になっている地域があるという。特にインドでは、集落を単位として居住地域が分散して町が形成されており、敷設が高額な光ケーブルをすべての家庭に届けることは現実的ではない。こうした状況からNICTは、インド国内において既にホワイトスペース実証実験の準備を進めていたIITBと共同研究契約を締結し、ホワイトスペースを用いて、家庭にネット接続の提供が可能になる実証実験を準備してきた。今回の実験は、10月7日~15日まで、ムンバイから北に50km離れた郊外Palghar(パラー)の集落において、NICTが開発したホワイトスペース用LTEシステムを利用して実施。ネット接続用の有線ネットワークは集落中心部の電波塔にのみ敷設されており、この電波塔にLTEシステムの基地局とそのアンテナを設置して、集落内の民家からホワイトスペースを利用してこの基地局を介してネットに接続した。今回の実験で、電波塔から半径約5kmの範囲の集落において、1チャネルあるいは2チャネルを同時に使って、下り最大8.2Mbpsと16.5Mbpsを計測した。また、民家においてルーターを介してWi-Fiに切り替えて、市販のPCやスマートフォン、テレビからネットに接続して、Web検索や教育ビデオが視聴可能になったほか、Palgharの集落だけでなく、大都市ムンバイ市内においても、車による時速60kmでの移動通信に併せて成功している。インド国内で、通信効率が良いLTEシステムを用いてホワイトスペース通信の実証を行ったケースは初だという。世界には有線ネットワークの敷設費用などの理由から通信インフラが整備されない地域が多い中で、テレビ帯のホワイトスペースは、地形や障害物に対する電波の伝わり方の特性などから障害物等の影響を受けにくく、都市郊外の広域通信にも適しているため、デジタルディバイド(情報格差)問題の解消に向けての利用が期待されている。
2015年11月25日日立製作所は10月27日、パワーエレクトロニクス製品の事業拡大に向け、インド共和国の子会社「Hitachi Hi-Rel Power Electronics(日立ハイレル)」の創業家および従業員の保有するすべての株式を取得し、完全子会社とすると発表した。日立ハイレルは2011年10月にインドにおけるパワーエレクトロニクス製品の事業強化およびグローバル展開に向けた事業拠点の構築を目的にHi-Rel Electronicsを子会社化することで設立され、Hi-Relがそれまで製造・販売してきた産業用無停電電源装置(UPS)などの電機製品に、産業用高圧インバータ、大規模太陽光発電設備用変換装置(PCS)、大容量UPSなどの製品を拡充してきた。今回の完全子会社化を機に同社では、今後、日立と日立ハイレルがより緊密な一体運営を行い、グループの持つ顧客基盤や販売・サービスネットワークを日立ハイレルで最大限に活用するとともに、日立ハイレルの研究開発・設計・製造体制の強化による製品競争力の向上や応用分野の拡大を図ることで、さらなる事業強化を目指すと説明している。
2015年10月27日スズキのインド子会社マルチ・スズキは26日、新型小型車「バレーノ(Baleno)」をインド国内向けに販売開始するとともに、世界各国へ輸出するとを発表した。バレーノは、スズキが2015年9月のドイツ・フランクフルトモーターショーに出品した、ダイナミックでエレガントなスタイリング、最適なパッケージング、高いパフォーマンスを調和させた新しい小型車。インド国内向けモデルには、1.2Lガソリンエンジンと1.3Lディーゼルエンジンを搭載している。マルチ・スズキでは、同車をプレミアムハッチバック車として、プレミアム車の新販売網「NEXA」にて26日より販売を開始した。「NEXA」で取り扱うプレミアム車としては新型クロスオーバー「S-CROSS(エスクロス)」に次いで2車種目となり、バレーノの投入によりインド市場でのさらなる拡販を図っていく。なお、2015年4月から9月の上半期におけるマルチ・スズキのインド市場における卸販売台数は628,963台(前年比113%、乗用車市場のシェアは47.3%)となった。スズキは、このバレーノをグローバルカーとしてマルチ・スズキのマネサール工場で生産し、欧州をはじめとする世界各国へ順次輸出していく計画。
2015年10月27日深夜2時。僕は、中国人のジャックと、インディラ・ガンディ国際空港で送迎車が来るのを待っていた。日本からインドに行こうと思うと、深夜着の便しかない。インドで一番やっかいなのがこの深夜着問題。交通手段がタクシーしかないので、乗らざるを得ないのだが、目的の宿に連れて行ってもらえないのだ。必ずツーリストオフィスに連れて行かれて、高額のツアーを申し込まないといつまでも宿には辿りつけない。仕方なくバックパッカーは、朝まで空港で過ごす。インドは女性のひとり旅が圧倒的に多い。彼女たちが空港で朝を待つ光景を眺めながら、僕はタバコを吸い、不思議な気持ちで送迎車を待つ。ホントは僕もあっち側だったのだ。ひとり旅のほうが出会いがある僕は7年前、休暇を利用してひとりでインド旅行に出かけた。成田発、北京経由、ニューデリー行き。北京での乗り継ぎでひとりの中国人青年と出会った。僕が読んでいた小説を不思議そうに眺めながら、それは誰だい?と話しかけてきたのだ(ちなみに読んでいたのは舞城王太郎のディスコ探偵水曜日)。向こうは英語ペラペラで、僕は英語が苦手。彼の話を必死に聞き取り、質問を投げた。彼はジャックと名乗った。中国の天津生まれで天津大学を卒業したあと、中国のIT企業としては最大手になる華為(ファーウェイ)という会社に就職した技術者で、年齢は26歳。メガネをかけていて、細身の体。見た目は日本人とあまり変わらない。インドにある支社で3ヶ月間開発を行うためにムンバイに行く予定だが、その前にデリーで打ち合わせがあるためにこの飛行機に乗ったということだった。年齢も比較的近かったので(このとき僕は29歳だ!)なんとなく波長があった。とりとめのない話を続けていると「今日のホテルはどこなんだ?」と彼が聞いて来た。僕は、ホテルは決めてない。デリーの街に出てから適当に探すと答えると、凄くびっくりしたようだった。「それは危ないよ。よかったら、僕の社宅の部屋にひとつ空きがある。そこに泊まればいい」と彼は言った。僕は渡りに船と快諾し、深夜の空港につくと、路上で寝ているインド人をかき分け、送迎車が来る場所まで向かった。車はどんどん郊外へ走る。もやっとした熱気で街の灯がぼやけて見える。高速道路の標識には「グルガオン」の文字。そうか、僕はグルガオンに向かっているのか。インドの別の顔として知られIT系の企業が密集し、巨大スーパー、タワーマンションと、イメージのインドとはかけ離れた近代的な、まるで箱庭のような街。着くと巨大なマンションに入り、疲れていたのかすぐに寝た。郷に入っては郷に従え朝起きるとなんだか騒がしい。リビングに向かうと中国人が10人くらいいた。少しびっくりした。一人暮らしではなかったのだ。一部屋を借りて、そこでみんなで暮らしているとジャックは言った。ごはんはもちろん自炊。まるでタコ部屋じゃないか。最大手企業でも、現実はこのようなものなのか。ジャックは図らずも、僕に、インドと中国、ふたつの国の矛盾を見せてくれた。ジャックはそのことについてどう考えているんだろう。悲しいかな、僕の語学力ではどうにもならなかった。この、一見幸せで優雅な街に、どのような無数の物語があるのだろう。そんなことを考えながら、僕はいよいよ、本物のインドに出会うべく、ニューデリー駅に向かった。まずは朝食。近くのメインストリート、パハールガンジを歩いていると、日本人の女の子に話しかけられた。ひとりでバックパッカー的な旅をしているそうだった。朝食を一緒に食べることになった。しかし、カレーしかない。仕方なく、カレーを食べることにした。カレーと言っても日本のいわゆるカレーではない。ルーはサラサラしているし、ごはんではなくナンだし、日本のインド料理屋のインドカレーのほうが正直旨い。しかも、ハエが飛び交い、衛生的には最悪の店。郷に入っては郷に従えのふたりは、手で食べ、出てきた生水を飲んだ(これによって僕は腸チフスに感染し、日本で1ヶ月入院することになる、彼女は大丈夫だった)。ひとり旅に出て思うことは、圧倒的な女性の強さだ。騙されたら男はすぐ泣き寝入りするけど、女性は粘る。途中から合流した大学生の男子は、騙されて高額ツアーを買わされていたのだが、彼女が事務所に乗り込んで抗議し、解約することができた。おひとりさまというのはバイタリティが必要だ。誰に頼ることもできない。何も知らない海外、ましてやインドで。非日常で自分を捨てることができるからだろうか。男性は内弁慶でなかなかそれができない。そんな彼女たちは、間違いなくカッコいい存在といえる。このあと、僕は昼の電車でバラナシに向かうことにしていた。ガンジス河で有名な街だ。切符を買い、ホームで電車を待つが、時間が来てもまったく来る気配がない。それを見越して、弁当売りがホームを回り始める。乗せられて僕は一つ買ってしまった。サフランライスにちょっとしたカレー(またカレーだ)。ここはインドなんだ。電車が来ないのは当たり前。日本の価値観に縛られすぎては、インドに来た意味がない。1時間経過。来ない。2時間経過。全然来ない。3時間経過。やっと来た!電車に乗ると、隣の席のインド人がラジカセを持込大音量で音楽をかけて踊っていた。それを見て、僕はちょっとだけノッてみた。ゆっくりからだをゆらした。なかなか気持ちよかった。だってここはインドなのだ。絶対的価値観などこの世の中にはないのだ。Text/神田桂一
2015年10月23日吉祥寺のジュエリーアトリエショップ「福永宝飾店」は、日本におけるインド細密画の第一人者インサーフ・アリ氏の展示販売会「インサーフ・アリのインド細密画展」を開催する。会期は10月30日(金)~11月9日(※会期中は無休)。営業時間は11:00~19:00(※最終日は16時まで)。入場無料。インサーフ・アリ氏は、幼少よりインド細密画を修行し、現在は日本で宝石商のかたわら絵筆を握っている画家。インド細密画の絵の具の原料にはルビーやサファイアなどの鉱物の粉末が使用されており、その色彩の豊かさや鮮やかさなどは、まさに「描かれた宝石」と呼ばれるにふさわしいものとなっているとのこと。なお、インド細密画は15世紀から19世紀を最盛期として、インド各地で描かれた絵画。リスの尻尾から作る極細の絵筆を使って、小さなものは数センチ四方、大きくてもA4サイズ程度のキャンバスに緻密に描かれ、キャンバスも紙だけにとどまらず、象牙(現在では入手不可)や大理石、革なども用いられる。ヒンドゥー文化圏で描かれた「ラージプト絵画」や、イスラム文化圏で描かれた「ムガール絵画」など、文化や描かれた土地によって画法やモチーフなどが異なる。インサーフ氏は「ムガール絵画」の流れを汲む作風で、主に花鳥風月、宮廷の生活、神話のワンシーンなどを描くことが多いということだ。
2015年10月13日写真提供:タイ国政府観光庁タイでは珍しくインドの寺院をモデルに建てられたという「ワット・ジェット・ヨード」。“ジェット・ヨード”とは“7つの塔”という意味で、四角い基壇となる建物の上に、中央の高い仏塔を6つの低い仏塔が取り囲むような形になっているのが特徴的。周囲の壁に彫られた天上の神々の浮き彫りが有名で、これらもインドの仏美術の影響を受けたものだ。正式名称を「ワット・ポタラムマハヴィハーン」といい、緑豊かな境内には大きな菩薩の木が植えられていることから、地元では「ワット・ポータラーム」(菩薩の寺)とも呼ばれている。1456年、ランナー王朝第11代王のティロカラート(1442~1460年)が仏教の聖地とされているインド・ブッダガヤの「マハーボディ寺院(大苔提寺)」を参考につくらせたという伝え。完成後、ティロカラート王はインドそしてスリランカに次ぐ第8度の三経編纂会を執り行い、仏教の伝承に務めようとした。大きな仏塔には、王の遺骨が納められている。チェンマイ市内からソンテウ(ミニバス)で約20分。ワット・ジェット・ヨード(Wat Ched Yod)・住所:Chiang Mai-Lampang Super Highway, Chiang Mai・利用時間:8:00~17:00・拝観料:無料
2015年10月02日三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行はこのたび、10日付でインド共和国(以下インド)タミル・ナドゥ州政府の投資促進機関である産業誘致・輸出促進局(Guidance Bureau)との間で投資促進に関する業務協力の覚書に調印したと発表した。○タミル・ナドゥ州は諸外国の産業界から注目されている地域タミル・ナドゥ州(州都チェンナイ)は、南インドに位置し、チェンナイ港、エンノール港等の大型港湾を有し、自動車・自動車部品をはじめ電子部品、IT、機械等各種産業が発達している。インドの中でも経済成長著しい地域の一つであり、充実した産業インフラ、豊富な労働力、東南アジアに近接する地理的な魅力に加え、積極的な外資誘致により、日本のみならず諸外国の産業界から注目されている地域だという。今後、工業団地開発や港湾・道路の整備拡張など、さらなるインフラ整備・開発が見込まれている、インドで最も経済成長の著しい地域の一つとしている。三菱東京UFJ 銀行は、1953年にインドに進出して以来、インドで活動する顧客に対して、各種金融サービスの提供に努めてきたという。このたびの業務提携の締結により、同州におけるビジネス環境や有望プロジェクトなどの情報提供を更に強化し、同州で事業展開を検討する顧客へのサポートをより一層充実させていくとしている。〈みずほ〉は2010年2月にGuidanceBureauとの間で日系企業進出支援に関する業務協力覚書を締結してきたが、このたびの覚書の締結を通じて、これまで以上に日系企業のタミル・ナドゥ州への投資促進を積極的に推進していくという。具体的には、(1)マネジメント間での定期的な直接意見交換の実施、(2)Webなどの情報提供ツールを活用した情報発信機能の拡充、(3)勉強会やセミナーの開催、といった取り組みをさらに強化していくという。〈みずほ〉は、同覚書締結により、インドならびにタミル・ナドゥ州の経済発展に貢献するとともに、同地への新規進出や事業拡大を検討する顧客の事業展開を従来以上にサポートしていくとしている。
2015年09月14日スズキは5日、同社のインド子会社であるマルチ・スズキが、インドで初のプレミアム・クロスオーバー車となる「SX4 S-CROSS」(インド名 : S-CROSS)の販売を開始すると発表した。S-CROSSは、新型プラットフォームに、高いトルク値を発揮するとともに低燃費・低排出ガスを特長とする新設計の1.6Lディーゼルエンジン「DDiS 320」、および1.3Lディーゼルエンジン「DDiS 200」を搭載。デザイン、ユーティリティー、走行性能、燃費の全てを高い次元で満たし、セダンの快適さとSUVの性能を併せ持つクロスオーバー車。同車は、新たに設定した販売網「NEXA(ネクサ)」で販売する第一弾の車種となる。「NEXA」は今年度中に100店舗を目指し、今後も店舗数を増やしていく計画だ。SX4 S-CROSSの生産はハンガリーや中国でも行われており、インドが3カ国目の生産国となる。マルチ・スズキでは、製品ラインアップにクロスオーバー車「S-CROSS」を加えることで、インド市場でのシェアの維持・拡大を図っていくとのこと。
2015年08月05日ジェーシービーの海外業務を行う子会社、ジェーシービー・インターナショナル(以下総称してJCB)は29日、インドのNational Payments Corporation of India(以下NPCI)と、同国のNPCIネットワーク傘下のATM及びカード加盟店におけるJCBカードの取扱いと、NPCIメンバー銀行によるJCBカードの発行について合意した。NPCIはインドの中央銀行が設立した国内決済ネットワーク運営主体で、400以上のメンバー銀行を抱え、同国内のほぼ全てのATM及びカード加盟店と接続しているという。また、国内向け決済サービスである「RuPay」を提供し、2015年5月末時点で約1.6億枚の「RuPayデビットカード」がNPCIメンバー銀行より発行されている。同提携により、2016年前半より順次、インド国内のほぼ全てのATM及びカード加盟店(NPCIネットワーク傘下のATM約20万台とカード加盟店約100万店)でJCBカードが利用できるようになる予定。また、2016年中には同国初となるJCBブランドのデビットカード「RuPay/JCBデビットカード」がNPCIメンバー銀行より発行開始となる予定だという。また、2017年以降「RuPay/JCBクレジットカード」の発行を予定している。このたびの提携は、インドでのJCBカードの利便性向上並びに、市場成長が期待される同国でカード発行事業を通じて会員基盤を拡大したいJCBと、国際ブランドとの提携により「RuPay」に国際通用性を持たせたいNPCIの狙いが合致し実現した。今後もJCBは、各国の金融機関との提携を拡大・強化し、JCBカードの利便性向上に努めていくとしている。
2015年06月30日ソフトバンク、バーティ・エンタープライゼズ・リミティッド、フォックスコン・テクノロジー・グループは6月22日、インドでクリーンかつ安全なエネルギー供給を促進する合弁会社「SBG Cleantech Limited」を設立する計画に関して合意したと発表した。新会社はインドにおける太陽光と風力発電の先駆的な役割を担う会社となるという。2022年までに太陽光で100GW、風力で60GWの発電を目指すというインドの首相が掲げる目標に沿って、インドの全地域を対象に投資し、再生可能エネルギーの発電所を展開していく予定。また、インド政府が掲げる、2022年までに全国民へ24時間365日途切れない電力の供給と再生可能エネルギーの普及目標に貢献していくこととし、2015~2016年次のインド全国レベルや州別の太陽光発電事業の入札への参加を予定している。新会社の取締役会長には、最近までバーティで新規事業部門を率いていたManoj Kohli氏が、また、CEOにはRaman Nanda氏が就任する予定。
2015年06月23日