トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカルの映画化『イン・ザ・ハイツ』より、日本版予告映像と日本版ビジュアルが到着した。SNSにて、アリアナ・グランデが「この映画がなぜこんなに美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え。とてもとても、美しい」と投稿し、ヒュー・ジャックマンは「舞台のミュージカルは観ていなかったんだけれど、映画を観て圧倒された」と絶賛。Rotten Tomatoesでは驚異の98%フレッシュを記録と、公開を前にして本国ではすでに高評価を得ている本作。そんな中今回公開されたのは、街のシンボル、ジョージ・ワシントン・ブリッジを背景に、ウスナビとヴァネッサ、ベニーとニーナ、主役4人が手を取り踊るシーンが描かれている。また併せて到着した予告編では、ウスナビ(アンソニー・ラモス)の回想からスタート。歌とダンスであふれたワシントンハイツでの日常が展開され、その歌の一つにラップが使用されていることが印象的。後半では、建物の外壁で垂直に踊るシーンや、人々が一斉にプールや路上で踊る躍動感あふれる群舞シーンなど、圧巻のパフォーマンスが盛り込まれ、さらに歌詞には力強いメッセージが込められており、エモーショナルな仕上がりに。そして、ウスナビが意中のヴァネッサに玉砕する場面も登場しており、劇中の恋模様も気になる映像となっている。『イン・ザ・ハイツ』は7月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:イン・ザ・ハイツ 2021年7月30日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年05月27日『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ監督による傑作ブロードウェイ・ミュージカルの映画化『イン・ザ・ハイツ』の日本公開が7月30日(金)に決定。合わせてUS版ビジュアルも到着した。本作は、「ハミルトン」のリン=マニュエル・ミランダによる同名ミュージカルが原作。N.Y.を舞台に、圧巻のダンスと最高の音楽で贈る注目のミュージカル映画だ。米国では、本作はすでに試写が行われており、アリアナ・グランデは自身のInstagramのストーリーズに「この映画がなぜこんなに美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え。とてもとても、美しい」と投稿。ほかにも早くも絶賛の声が多く寄せられている。今回到着したUS版ビジュアルは、街のシンボルであるジョージ・ワシントン・ブリッジを背に、大勢が踊る映画のワンシーンを使用。主人公のウスナビ(アンソニー・ラモス)を中心に、調和の取れた力強いダンスを披露する、躍動感溢れる一枚となっている。『イン・ザ・ハイツ』は7月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:イン・ザ・ハイツ 近日公開予定
2021年05月01日4月3日より大阪、名古屋と上演してきたBroadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』の東京公演がTBS 赤坂 ACT シアターにて4月17日に開幕。『ハミルトン』で全世界に新風を贈ったブロ-ドウェイの異端児リン=マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲を手掛けた出世作「イン・ザ・ハイツ」。ラップ、サルサ、ヒップホップと魅力溢れるラテンのリズムに乗せて多くの観客を魅了するエネルギッシュなミュージカル作品で、日本版の上演は初演以来約7 年ぶりとなる。Wキャストで初演に引き続き主人公のウスナビを演じるMicro[Def Tech]は、「今回、本当にまったく違うものに生まれ変わっています。サウンドもそうですし、中身もすべて刷新して、これが本当の『イン・ザ・ハイツ』だと僕は確信しています」と自信をみせる。「セリフの中でもスペイン語がかなり足され、内容を含めて、より本国の『イン・ザ・ハイツ』を届けられる」と、初演から変わった点を述べた。物語のもう一人の主人公であるウスナビの幼馴染・ベニーをW キャストで演じるのは、林翔太と東啓介。劇中楽曲にラップが多いことについて、林は「櫻井翔くんとか、自然と先輩のラップ映像を観ちゃいましたね」と、ジャニーズ事務所の先輩のラップを気にかけていたことを明かしつつ、「Microさんから最初に『自分の声でラップを録音して、それをオリジナルのテンポよりも速いテンポで聴いて練習すると覚えやすいよ』とアドバイスしてもらったので実践していました」と語り、 他にも家でラップのように発声練習をしていた様子を報道陣に披露した。一方、東は「シンプルに音楽を楽しむことであったり、台本に書かれている伝えたいものを素直に表現することが大事なのかなと思っていて。ラップの表現は海外のアーティストの方を見たり、本家の音楽をたくさん聴いたり、自分なりに解釈しながらやっていました」と振り返った。また、毎公演全楽曲を楽しみにしているというソニー役の阪本奨悟は、「今回、生のバンドが入ってお届けしているんですけど、全曲が良いバランスで絶妙に照らし合っているというか、作品のカラーが濃く出ているので楽しみにしていただきたいです」と本作ならではの演出についても触れた。上演は4月28日(水)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。取材・文・撮影:能一ナオ公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ脚本:キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付:TETSUHARU翻訳・訳詞:吉川徹歌詞:KREVA音楽監督:岩崎 廉出演:Micro、平間壮一(Wキャスト) / 林翔太、東啓介 (Wキャスト) / 田村芽実 / 石田ニコル / 阪本奨悟 / エリアンナ / 青野紗穂 / エリック・フクサキ / 山野光 / 戸井勝海 / 未来優希 / 田中利花 / 他上演中~2021年4月28日(水)会場:東京・TBS赤坂ACTシアター
2021年04月19日エイミー・アダムス主演のNetflix映画『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』より、戦慄に満ちた展開の一端が収められた予告編が公開された。家の外に出ることを極端に怖がる広場恐怖症を抱え、独りで籠りきりの生活を送る心理学者のアナ(エイミー・アダムス)。向かいの家に越してきたジェーン(ジュリアン・ムーア)と知り合い、その夫アリスター(ゲイリー・オールドマン)との生活を覗き見始めるが、ある日、ジェーンが恐ろしい暴力に遭遇する瞬間を目撃。通報するもアリスターは何も起きていないと主張し、警察も病を抱えるアナの証言を受け入れず、さらにはジェーンを名乗る別な女性までもが現れ、自分自身への疑心暗鬼に陥ってしまう――。本作は、A・J・フィンによる全世界100万部突破の人気同名小説が原作。広場恐怖症を抱え、籠りきりの生活を送るアナが、隣人の恐ろしい事件を目撃したことから、不可解な出来事に翻弄されていくサスペンス・スリラー作品。到着した予告編は、衝撃的な事件を目撃し、どんどん不安定になっていくアナの姿が描かれていく。事件を目撃したのは彼女だけ。本当に起きたことなのか、それとも彼女の幻覚なのか…終始、手に汗握ること必至の映像だ。広場恐怖症を抱えるアナを演じたエイミーは「闇と秘密を抱えて葛藤する、というアナのキャラクターに興味を持ちました。ライト監督のことも大好きで、前々から一緒に仕事をしたかったので、すごくワクワクしたし、作品のテーマにもものすごく惹かれるものを感じました」と思いを明かす。一方ジュリアンは、初共演のエイミーについて「私は彼女のファンだったので、共演のチャンスに飛びつきました。彼女は傑出した役者だし、人柄も素敵。彼女と仕事ができることにスリルを感じました」とふり返っている。エイミーとジュリアンのほかにも、本作には名優ゲイリー・オールドマンや、アンソニー・マッキー、ワイアット・ラッセルらが出演している。Netflix映画『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』は5月14日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年04月10日当時のソ連の政治体制を皮肉り、熱狂的なファンを生んだカルト映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』を監督ゲオルギー・ダネリヤ自らがアニメ化した『クー!キン・ザ・ザ』が公開決定、その予告編が解禁となった。著名なチェリストのチジョフとDJ志望の青年トリクは、雪に覆われたモスクワの大通りで裸足の宇宙人と遭遇する。そして思いがけずキン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクにワープしてしまった!そこは見渡す限りの砂漠に覆われ、身に着けるズボンの色によって階級が分かれた場所。ほとんど「クー!」(名詞・形容詞・副詞・感嘆詞など)しか言葉が存在しない異星人たちを相手に、地球に帰ろうと2人は奮闘を始めるが…。1989年、2001年、2016年と三度劇場公開され、「クー!」という意味不明な言葉でカルトSF映画の傑作として世界中で多くのファンを生んだ、実写版『不思議惑星キン・ザ・ザ』をダネリヤ監督自ら、アニメ化した本作。社会主義体制の真っ只中で制作された実写版を、レトロ感溢れながらSFタッチの未来を感じさせるアニメで再構築した。“キン・ザ・ザ”界を象徴する釣鐘型宇宙船の浮遊感は、ダネリヤ監督が実写版では再現できなかったアニメならではの珍妙なリアルさを描き出している。この度解禁された予告編からも、ロシア・アニメの伝統を継承したようなアニメならではのキッチュなキャラクターに置き換え、実写版以上にシュールさが加速する様子がうかがえる。合い言葉「クー!」から始まり、実写版の象徴ともいえる釣鐘形宇宙船も3Dグラフィックスを交えて独特の浮遊感で登場、実写版の音楽も担当したギヤ・カンチェリのサウンドトラックが鳴り響く映像が完成した。実写版は当時のソ連の政治体制を皮肉めいた視点で描いたと評されたが、本作『クー!キン・ザ・ザ』は大きな変革の波にあった現代のロシアを戯画化して風刺。ダネリヤ監督は本作の完成後、2019年に88歳で逝去し、遺作となっている。アニメ版『クー!キン・ザ・ザ』は4月4日(日)にヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺にて追悼先行上映、5月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クー!キン・ザ・ザ 2021年5月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© CTB Film Company、Ugra-Film Company、PKTRM Rhythm
2021年03月31日ブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』のプレビュー公演が3月27日(土)、28日(日)に鎌倉芸術館 大ホールにて上演、本公演は4月7日(水)から28日(水)まで大阪、愛知、東京にて上演される。ウスナビ役・Micro[Def Tech](平間壮一とWキャスト)、ベニー役・林翔太(東啓介とWキャスト)の公開ゲネプロをレポートする。“ブロ-ドウェイの異端児”リン=マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲を手掛けた本作は、オフ・ブロードウェイで上演成功後、ブロードウェイに進出し、トニー賞の最優秀作品賞、グラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞をはじめ数々の賞を受賞したヒット作。日本版は初演以来7年ぶりの上演となり、演出・振付は初演同様TETSUHARU、サルサやヒップホップの楽曲が中心となる本作の日本語詞はヒップホップアーティストのKREVAが手掛けている。また、主人公ウスナビ役は、初演から続投のMicro(マイクロ)と、今作より参加の平間壮一がWキャストで演じる。マンハッタン北西部、移民が多く住む町「ワシントンハイツ」を舞台に、ドミニカ系移民で両親の遺した雑貨店を守るウスナビ(Micro/平間)や、幼馴染のベニー(林/東)、ハイツの希望の星として名門大学に進学して町を出たニーナ(田村芽実)、ウスナビが思いを寄せるヴァネッサ(石田ニコル)、ウスナビの従兄弟で弟分のソニー(阪本奨悟)たちが、問題や悩みを抱えながらもそれぞれの“居場所”を見つけていく姿を描く。音楽は、登場人物たちのルーツ同様ラテン系で、ミュージカルではあまり聴くことのないラップも多く取り入れられているが、トニー賞もグラミー賞も受賞している楽曲はどれも秀逸。耳に楽しく、心にやさしく、すんなりと作品の世界に引き込んでくれた。Microのハスキーで温かな歌声はこの作品の魅力そのもので、そこに林をはじめ田村、石田らの生き生きとした歌声、山野光らのキレのいいダンスが賑やかに加わり、この『イン・ザ・ハイツ』の物語が色とりどりに輝いていく。劇中、登場人物たちはそれぞれに岐路を迎える。そこから一歩踏み出す様を描く楽曲や表現は、ミュージカルそのものの魅力をも感じさせるもので、物語としても、エンターテインメントとしても、幅広い人に薦めたい作品だと感じた。本公演は4月3日(土)・4日(日)に大阪・オリックス劇場、4月7日(水)・8日(木)に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、4月17日(土)~28日(水)に東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演。文:中川實穂
2021年03月31日現代のブロードウェイを代表する才能、リン=マニュエル・ミランダが原案と作詞作曲を手がけて主演も務め、2008年のトニー賞に輝いたミュージカル『イン・ザ・ハイツ』。ミランダのアメリカでの名声がどれほどかというと、2015年に生み出した大傑作『ハミルトン』が“ミュージカル界”の枠には収まり切らない人気と話題を博し、Time誌の「最も影響力ある100人」特集号で表紙を飾ったほどだ。そんな彼のあふれる才気を存分に感じ取ることができ、また彼のラップ詞を見事に日本語にしたKREVAの偉業にも触れることができる日本版『イン・ザ・ハイツ』が、3月27日より7年ぶりに再演されている。Wキャストのうち、平間壮一がウスナビ役を、東啓介がベニー役を務めた2日目のゲネプロを取材した。舞台はマンハッタン北西部、ヒスパニック系移民が多く住む町ワシントンハイツ。独立記念日前後の3日間にそこで起こった様々な出来事が綴られていく物語だが、一般的なミュージカルのように、“物語をドラマチックに盛り上げるために歌がある”のではない。ハイツの日常、宝くじ当選騒動、停電の喧噪を、それぞれたった1曲で伝え切ってしまう《In the Heights》、《96,000》、《Blackout》。登場人物一人ひとりが葛藤や決断を吐露するなかに、各々の歩んできた人生や信念までもが浮かび上がってくるソロナンバー群。ウスナビとヴァネッサ(石田ニコル)、ベニーとニーナ(田村芽実)というふた組のカップルの関係性の変化を、局面ごとに異なる曲調が表すラブソングたち。『イン・ザ・ハイツ』は、そもそも“ドラマチックな歌に導かれるようにして物語が編まれていく”ミュージカルなのだ。登場人物の人種や世代に応じても曲調が使い分けられているとは言え、身体を突き動かすようなラテンのリズムに貫かれている点は全曲に共通しており、日本版キャストにとっては挑戦だっただろう。そんななか、平間はラップに違和感なく感情を乗せてどこかいたずらっ子的なウスナビを造形し、東は持ち前の豊かな声量でベニーの野心と恋心を熱く表現。田村と石田の日本人離れした声帯の強さとリズム感、大人チーム(田中利花、戸井勝海、未来優希)のさすがの表現力、阪本奨悟の軽やかな存在感なども印象に残る。わけても出色はダニエラ役のエリアンナで、彼女が中心となって歌う第二幕の《Carnaval del Barrio》は、TETSUHARUによる情熱的な振付ともあいまって大きな見どころ――ならぬ、“つい一緒になって身体が動いてしまうどころ”となっていた。4月3日(土)・4日(日)に大阪・オリックス劇場にて上演、その後愛知・東京公演を予定している。取材・文:町田麻子撮影:源賀津己公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ脚本:キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付:TETSUHARU翻訳・訳詞:吉川徹歌詞:KREVA音楽監督:岩崎 廉出演:Micro、平間壮一(Wキャスト) / 林翔太、東啓介 (Wキャスト) / 田村芽実 / 石田ニコル / 阪本奨悟 / エリアンナ / 青野紗穂 / エリック・フクサキ / 山野光 / 戸井勝海 / 未来優希 / 田中利花 / 他【大阪公演】2021年4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場【愛知公演】2021年4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール【東京公演】2021年4月17日(土)~2021年4月28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット情報:
2021年03月31日オーイシマサヨシの新曲「インパーフェクト」「ロールプレイング」が、4月21日(水)のCD発売に先駆け先行配信されることが決定した。「インパーフェクト」は4月3日(土)から、「ロールプレイング」は4月5日(月)から、各音楽配信サービスよりダウンロード&サブスクリプションサービスが開始される。「インパーフェクト」は、4月2日(金)より放送開始のアニメ『SSSS.DYNAZENON』OP主題歌に、「ロールプレイング」は、4月4日(日)より放送開始のアニメ『ドラゴン、家を買う。』OP主題歌と、どちらもTVアニメの主題歌となっており放送開始翌日での先行配信となる。両楽曲ともに、Apple Musicではプレアド(先行追加)、SpotifyではPre-saveが受付スタートしている。■先行配信情報「インパーフェクト」4月3日(土)より先行配信先行配信URL: 「ロールプレイング」4月5日(月)より先行配信先行配信URL: ■CD情報「インパーフェクト」4月21日(水)発売 6th Single通常盤:1,400円(税込)アニメジャケット盤:1,400円(税込)ピザラジ・きゃにめ限定盤:1,900円(税込)「ロールプレイング」4月21日(水)発売 7th Single通常盤:1,400円(税込)アニメジャケット盤:1,400円(税込)
2021年03月30日NYのヒスパニック・コミュニティに生きる人々の人間模様をラテンのリズムに乗せて描く、2008年のトニー賞受賞ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』。その日本版の7年ぶりとなる再演で、主人公ウスナビ役に平間壮一が、その幼馴染のアフリカ系青年ベニー役に東啓介がそれぞれ挑む。稽古場のふたりを直撃すると、“なかなかないほど最高のカンパニー”がすでに立ち上がっているようで……?初対面の時から空気感が合っていた――まずはご出演が決まった時の、“楽しみだったポイント”と“不安だったポイント”をお聞かせください。平間楽しみだったのは、ラップができることですね。自分がずっと触れてきた文化なので。東あ、そうなの?平間うん、ダンスとかのストリート文化っていう意味で。ラップ自体も、“やっていた”とまでは言わないけど、役者になる前、自分で韻を踏んだ歌詞を書いていた時期もあって。東へ~、だからうまいんだ。壮ちゃんのラップ、マジでカッコイイっす!平間やったー!(笑) 不安だったのは、MicroさんとWキャストだってこと。Def Techは憧れのアーティストさんだったから、同じ役っていうのはやっぱりプレッシャーでした。東僕は壮ちゃんと逆で、ラップは今まで全く触れてこなかった分野。だからそこが不安ポイントで、楽しみだったのは共演者の皆さんですね。特に壮ちゃんとは、同じ役をWキャストでやったことはある(編集部注:2020年『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』出演時)けど共演は初めてだから、新たな一面を見られるのがすごく楽しみでした。――とても仲が良さそうですが、きっかけはそのWキャストの時?平間そうですね。初対面の時からなんか、空気感が合う感じがあって。稽古を通して仲が深まったというより、最初から深くてそこからずっと同じという感じです(笑)。東年齢的にはね、壮ちゃんのほうがすごく先輩なんですけど。平間でもとんちゃん(25歳)が落ち着いていて、僕(31歳)がちょっと年下に見られるタイプだから、今はふたりとも28歳くらいとして接してる感じじゃない?(笑)東確かに(笑)。自粛期間中もふたりで、毎日のように電話したりネットつないでゲームしたりしていて。大体いつも、今日の報告から始まり(笑)。平間何時に起きたよ~、こんなことがあったよ~って(笑)。東だからもう、仕事仲間っていうより地元の友達みたいな感じなんですよ。平間そうだね。今回は役も地元の幼馴染って設定だから、すごく自然にお芝居ができていて。東うん、本当にやりやすい。ウスナビの従弟のソニー(阪本奨悟)も含めた3人の関係性が、すでに成り立ってる感じがします。こんなにやりやすいの初めて(東)困っていることが全然ない(笑)(平間)――そんな仲良しのおふたりが思う、お互いの役者としての魅力とは?東壮ちゃんはね、ズルイんですよ。ふわ~って来てうぇ~いってやるのにちゃんと出来てて、どこでスイッチ入ったの!? みたいな(笑)。Wキャストの時もそうで「とんちゃん先いいよ~」って言うから俺からやったら、あとからパッパーってやって持ってっちゃうから、ちょっとちょっと! と思ってました(笑)。多分、自分の持ってるもので役を作るのが上手いんでしょうね。かけ離れた役を演じる時でも、自分が近寄るんじゃなく、自分を投影してやってるんだろうなって。平間そうですね。最初に台本を読む時から、自分がこの状況に置かれたら何て思うだろうって思いながら読んで、1回そこで自分が経験しちゃうから、演じてるつもりがあんまりないんですよね。とんちゃんはわりと、その場その場で感じたことを重視してる気がする。東そうだね。相手が投げかけてくれたことに対して、じゃあこう行くぜ、みたいな感じ。平間どっちにしても、台本を教科書みたいには思ってない。そこはなんか、似た感覚を持ってるのかなと思います。台本がそのまま歩いてるみたいな芝居は目指してないというか。東そうそう、台本通りでいいならAIが演じればいいじゃん、みたいな(笑)。そこが似てるから、今回すごくやりやすいのかな。俺、こんなにやりやすいの初めてなんですよ。平間僕も、困っていることが全然ない(笑)。ふたりが合っていて、ふたりともそれぞれの役に合っていて、この作品にも合ってるってことなのかな~と思います。得意のラップでド直球になるウスナビは“こち亀”の本田速人タイプ?!――改めて、ウスナビ役とベニー役について今、感じていることを教えてください。平間ウスナビはですね、難しいなと思ってるのが、「俺はこれがしたいんだ!」という明確なものがないところ。自分のホームを見つけたいっていうふわっとした夢はあるんですけど、それに向けてどう動くとかがないんです。ピュアで不器用で、なのにラップはうまいっていう設定を持ってるから、その擦り合わせが難しいなって。東確かに。しかもラップになるとさ、結構ド直球にものを言ったりするじゃない。セリフの時は「いや……」みたいな感じなのに、ラップになると「俺はこうするんだ!」ってなる。平間そう! 大好きなヴァネッサ(石田ニコル)にも、普段は気持ちを伝えられないのに、ラップだと結構ストレートに言っちゃうから(笑)。東あれじゃない? バイクに乗ると豹変する(漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の)本田速人タイプ(笑)。平間あ~、ラップになると豹変するみたいな(笑)。日本語に訳してる難しさもあると思うんですけど、そのあたりを今は探っている最中ですね。ベニーは?東何かをバネに生きてるな~って感じがすごくする人ですね。ウスナビに比べると分かりやすくて、ニーナ(田村芽実)と付き合いたい! 自分の会社を持ちたい! 人種差別を越えたい! っていうのがはっきりあるから、熱量は出しやすい。演じてて楽しいです。平間うん、楽しそう(笑)。でもベニーって、バックグラウンドはあんまり描かれてないでしょ。東そうだね、アフリカ系なのにヒスパニックのコミュニティにいる理由が書かれてないから、そこは自分で考えなきゃいけない。今のところは、差別されることもあるけど、味方もいるから居心地がいいのかなって。それに、どこに行っても差別は受けるから、だったらここで頂点に立ってやるぜ! みたいなのがあるのかなって思ってます。個性豊かなキャスト4名で演じる全く異なるウスナビ&ベニー――おふたりともWキャストですが、お稽古はどのように進んでいるのですか?東今は初日チーム(Micro&林翔太)と2日目チーム(平間壮一&東啓介)に分かれてすることが多いですね。だからMicroさんのウスナビと組む時には、ベニー像も変えたほうがいいのかもしれないなとは思います。平間演出・振付のTETSUHARUさんの作り方として、この役はこういう設定だからこうしてください、っていうのがあんまりないんですよ。役者の個性を引き出そうとしてくださるから、今はウスナビとベニーがふたりずついるっていうより、4つの役があるみたいな感じで(笑)。東ほんっとそう! 翔太君と僕では、体格も声質も全然違いますし。平間とんちゃんは夢に熱く向かってる人で、林君は真面目な好青年っていう感じだよね。東翔太君はなんか、頭がいい感じ。で、俺はパワープレイみたいな(笑)。平間Microさんと僕も持ってるものが違うから、どうしたって全くの別物になる。もちろんある程度のバランスはこれから取っていくと思いますけど、組み合わせによって全然違う関係性になるっていうのも、今回の面白さかもしれないですね。『イン・ザ・ハイツ』のコミュニティさながらのカンパニー――この作品の大きな魅力である、音楽についてもお聞かせださい。聴く側をノセる力が絶大だと思うのですが、歌う側としてはどんな感覚なのでしょう?平間僕も初演を観た時、弾まずにはいられない音楽がすごいなって思いました。それってどこから来るのかなと思っていたら、今回のキャストのエリック(・フクサキ)君っていうペルー出身の子に、向こうの人はどんな曲も「タッタッタ、ンタタ」ってリズムを取るんだって教わって。言われてみたら『イン・ザ・ハイツ』の曲って、全部にそのリズムが潜んでるんですよ。東確かに、裏にずっといるね、そのリズム。平間だからマジックにかけられたみたいに乗っちゃうんだろうなって。東歌う側の感覚ってことで言うと、稽古ピアノよりカラオケ音源のほうがやりやすいっていう珍しい作品ですね。「タッタッタ、ンタタ」を見失うと歌えなくなっちゃうんですよ。平間なるね~。だから今日、気持ち良かったもんね、初めてカラオケでやって。東マジで気持ち良かった! お客さんも絶対にノセられちゃうと思います。平間エリック君がいてくれることで、『イン・ザ・ハイツ』の信憑性が増す気がするよね。音楽だけじゃなく、スペイン語のこととかも色々教えてもらえて、すごく勉強になってます。――音楽以外の魅力、みどころについてはいかがですか?平間この作品の魅力はもうね、なんか本当、人間味!(笑) かわいい人ばっかりだけど、なかでも一番魅力的なのはやっぱりアブエラかな。東そうだね、本当に象徴だと思う。演じる(田中)利花さんがまた、めちゃくちゃ素敵で!平間ね~! 利花さんが初めて稽古場に入ってきた瞬間、みんな「アブエラー!」みたいになっちゃって、帰る時には利花さんも「みんな愛してるよー!」とか言ってて(笑)。東最高だったよね!平間音楽監督さんなんか、利花さんが台本を持って歌った段階からもう泣いちゃってたし(笑)。とにかく愛おしい方だなあって思います。東しかも、パッションもめちゃくちゃあって。利花さんを中心に本当のコミュニティみたいになってて、最高のカンパニーだなって思います。なかなかないですね、稽古が終わる時「ああもうちょっとここにいたかったなあ」って思うこと。平間うん、なかなかない環境。稽古場に行く時も終わって家に帰る時も、“ホームに帰る”みたいな感覚になれるんです。――最高の環境で作られる『イン・ザ・ハイツ』、まずます楽しみです! 最後に、宝くじが当たったかもしれないという場面で歌われる大ナンバー「96,000」にちなんで。もし1千万円当たったら、おふたりなら何に使いますか?東……とりあえず、いい家具を揃えて自分の住んでる場所を完璧にする(笑)。平間ああ、冷蔵庫をグレードアップさせたりね(笑)。東あとなんか、一本の木でできた机を買ったり(笑)。平間そしたら僕は、ゲーム機を揃える……ヤバいな、ふたりとも答えがインドア派すぎる(笑)。でもね、1千万ってちょっと微妙じゃないですか? もっと大きな額だったら、人助けというか、きれいな水が出ない国に井戸を掘ったり出来るなぁって。東ちょっと、そういうのやめてもらっていい? 俺がめちゃくちゃ自分のことしか考えてない人みたいになるんだけど(笑)。平間いや(笑)、それするには1千万じゃ足りないってことを言いたかったの。東確かに、自分で使うしかないくらいの額なんだよね。平間そうそう。それなのにハイツの人たちは、当たったらカーニバルしちゃおうぜ! くらい盛り上がってて、本当にかわいいなって。だからやっぱり、この作品の魅力は人間味!(笑)東そうだね。人間味あふれる『イン・ザ・ハイツ』、早く皆さんに観てもらいたいです!取材・文:町田麻子撮影:源賀津己平間壮一さん、東啓介さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント! ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=5c2c1b60-a6ad-4d6f-b16a-c6299ec560a7&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ脚本:キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付:TETSUHARU翻訳・訳詞:吉川徹歌詞:KREVA音楽監督:岩崎 廉出演:Micro、平間壮一(Wキャスト) / 林翔太、東啓介 (Wキャスト) / 田村芽実 / 石田ニコル / 阪本奨悟 / エリアンナ / 青野紗穂 / エリック・フクサキ / 山野光 / 戸井勝海 / 未来優希 / 田中利花 / 他【神奈川公演(プレビュー公演】2021年3月27日(土)・28日(日)会場:鎌倉芸術館 大ホール【大阪公演】2021年4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場【愛知公演】2021年4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール【東京公演】2021年4月17日(土)~2021年4月28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアター公式サイト: チケット情報:
2021年03月13日ブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』が4月17日(土)から28日(水)にかけて東京・TBS赤坂ACTシアターで上演される。この度、メインキャストの姿を収めたビジュアルが完成した。公式サイトではメインカットに加えてメインキャストの個別カットも公開されている。本作は、アレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップで描いた革新的なミュージカル『Hamilton』で全世界にその名を轟かせた鬼才リン=マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲を手掛けた出世作。オフ・ブロードウェイからオン・ブロードウェイに登りつめると、観客や批評家達から注目を浴びて2008年のトニー賞をはじめ数々の演劇賞を受賞し、2021年夏には映画も公開される予定の人気戯曲を21年春に日本で再上演する。演出・振付は、安室奈美恵やSMAP、AKB48などJ-POPの振付師としても知られ、ミュージカル『刀剣乱舞』振付やオリジナル・ミュージカル『THE CIRCUS!』シリーズの企画・構成・演出・振付と幅広く活躍するTETSUHARUが、初演から引き続き手がけ、ラップ、サルサ、ヒップホップと魅力溢れるラテンのリズムに乗せて多くの観客を魅了する、エネルギッシュな“新王道”ミュージカルを創り出す。主人公・ウスナビ役は初演に引き続き、卓越したラップスキルと温かな演技で観客を魅了するMicro(Def Tech)と、ミュージカル『RENT』での好演も記憶に新しい注目の実力派平間壮一がWキャストで務める。物語のもう一人の主人公である、ウスナビの幼馴染ベニー役のWキャストには、ミュージカルからストレートプレイまで幅広いジャンルで活躍する林翔太と、TVドラマや映画など映像分野へも躍進する東啓介。共演には、高い歌唱力と表現力で話題作への出演が続く田村芽実、モデル・女優・バラエティと幅広く活躍中の石田ニコル、舞台でも存在感を見せるシンガーソングライターの阪本奨悟、さらに、エリアンナ、青野紗穂、エリック・フクサキ、山野光、戸井勝海、未来優希、そして『レ・ミゼラブル』など数々の作品に出演し、圧倒的な印象を残す演技で定評のある田中利花といった、華と実力を兼ね備えた布陣となっている。■公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』<鎌倉・プレビュー公演>日程:3月27日(土)・28日(日)会場:鎌倉芸術館 大ホールチケット料金:S席 12,000円、A席 8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可<大阪公演>日程:4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場チケット料金:全席指定 12,000円(税込)※未就学児入場不可<名古屋公演>日程:4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールチケット料金:全席指定 12,000円(税込)※未就学児入場不可<東京公演>日程:4月17日(土)~28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット料金:S席 12,000円、A席 8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可公式サイト: <キャスト>ウスナビ(Wキャスト):Micro(Def Tech)/ 平間壮一ベニー(Wキャスト):林 翔太 / 東啓介ニーナ:田村芽実ヴァネッサ:石田ニコルソニー:阪本奨悟ダニエラ:エリアンナカーラ:青野紗穂ピラグア・ガイ:エリック・フクサキグラフィティ・ピート:山野光ケヴィン・ロザリオ:戸井勝海カミラ・ロザリオ:未来優希アブエラ・クラウディア:田中利花ハイツの人々:菅谷真理恵、ダンドイ舞莉花、SATOKO MORI、戸塚慎、ICHI、TokoLefty、東間一貴、加藤さや香<全国共通>チケット一般発売日:2月20日(土)※本公演につきましては、公益社団法人全国公立文化施設協会や緊急事態舞台芸術ネットワークのガイドライン等の新型コロナウイルス感染対策の方針に従って上演いたします。※お客様から新型コロナウイルス感染者が発生した場合などにおける濃厚接触者の特定等の目的で、必要に応じて保健所等の公的機関へお客様の氏名及び緊急連絡先をご提供させていただく場合がございます。※出演者が変更になる場合がございます。その場合の払い戻しはいたしませんので予めご了承ください。※公演中止など主催者がやむを得ないと判断する場合以外の払い戻しはいたしません。※収容率50%で販売いたしますが、今後追加で販売する可能性がございます。予めご了承ください。※今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては開演時間が変更になる可能性がございます。
2021年03月02日1984年に公開された、ジブリ映画の不朽の名作『風の谷のナウシカ』。作中に登場するシーンを再現した2枚が、Twitterで「この発想はなかった!」と話題になっています。「その者、青き衣をまといて金色の猫に降り立つべし」同作の終盤、主人公・ナウシカが、金色の野原のようになった王蟲(オーム)の触手の上を歩く姿は、感動するシーンですよね。投稿者(@nekono_paw)さんが、そんな名シーンを再現した写真がこちらです!その者青き衣をまといて金色の猫に降り立つべし。 #猫のいる暮らし #猫好きさんと繋がりたい #風の谷のナウシカ #粘土細工 pic.twitter.com/R1FOsevEG3 — ねこのぽぅ (@nekono_paw) February 9, 2021 猫の毛が野原に…!!粘土で作られたナウシカが立っているのは、まさかの猫の上!1枚目を見ただけでは、猫だと気が付かなかった人もいるのではないでしょうか。金色の野原を演じたのは投稿者さんの愛猫、にゃんたくん。投稿者さんによると、にゃんたくんが日光浴をしている時、金色に輝いた毛を見て思い付いたのだそうです。猫の毛を作中の野原に見たてるという、投稿者さんの発想が素敵ですよね。ネット上では、投稿を見た人からさまざまな声が上がっています。・猫の毛だったとは…。協力する猫ちゃんの姿もかわいいですね!・この発想は思い付きませんでした!私も猫の毛に埋もれてみたい…。・これ、私もマネしたい!センスが大好きです!感動的な名シーンを愛猫と再現した、こちらの投稿。こんなフカフカな毛の上を歩くことができるナウシカが、うらやましい限りですね![文・構成/grape編集部]
2021年02月12日劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が現在、東京・自由劇場で上演中だ。原作はイギリスの作家デボラ・インストールの小説。2016年のベルリン国際映画祭では「映画化したい一冊」に選ばれた、世界中で愛されている物語を、台本/作詞・長田育恵、演出・小山ゆうなという、今もっとも演劇界で注目される気鋭のクリエイターが舞台化。劇団四季のオリジナルミュージカルとしては、ファミリーミュージカルをのぞき、16年ぶりの新作となる。アンドロイドが人間の仕事を担い、その恩恵に預かる人もいる一方、職を奪われた人もいる近未来のイギリス。両親を事故で失ったことから無気力に日々を過ごしているベンは、庭に旧式のロボットが迷い込んだのを見つける。タングと名乗ったその壊れかけのロボットになぜか心惹かれるベン。一方で妻エイミーはそんなベンに愛想をつかし家を出ていってしまう。喪失感や葛藤を抱えながらも、このままだとまもなく止まってしまいそうなタングを修理するために、ベンはタングとともに旅に出る……。近未来を舞台にしながら、描かれるのは、自分の思いを大切にすることだったり、相手を思いやることだったりと、アナログでプリミティブなテーマ。旅の中で様々な人や出来事と遭遇し、自分の人生に背を向けていたベンは少しずつ再生していく。ベンを演じる田邊真也は、四季の看板俳優のひとり。もともと芝居力の高い人だが、傷を抱えながらも心優しい青年という役どころを力みなく演じていて、魅力的だ。四季の地力が発揮されるダンスシーンなどの華やかさと、丁寧に紡がれていく登場人物たちの感情の繊細さが見事に融合し、質の高いオリジナルミュージカルが誕生した。そして何といっても秀逸なのは、ロボットのタングだ。大きな四角い頭、まんまるレンズの目、無骨な鉛色の3頭身くらいの身体……まずビジュアルが最高に可愛らしい。その上、時に癇癪を起こすし、暴走もする、何ならちょっと拗ねたりもする、なんとも人間臭いところもいい。照明の光が反射しキラキラ輝くその目には、時折涙すら見えるような気すらしてくる。パペットデザイン&ディレクションは『リトルマーメイド』も手掛けたトビー・オリエ。俳優2名が息を合わせ操るさまも見事で、ちょっとした動作ひとつとっても感心しきり。それにしても、心のないはずのロボットにここまで感情移入をしてしまうのはなぜなのだろう。無機物に心があるように感じるのは、観る側の勝手な妄想か。いや、勘違いでもいいじゃないか。勝手に人間側がタングに影響されて、何かを教えられたような気になってしまった、それでもいい。タングは、こんがらがってしまった人間関係や、こんがらがってしまった心を優しくほぐす。そして、一歩ずつでも地に足をつけて歩き出すことの大切さを教えてくれる。そこには温もりが確かにある。とにかく可愛いタングに会いに、ぜひ、劇場へ。東京公演は3月21日(日)まで同劇場にて、チケットは発売中。(取材・文:平野祥恵)
2021年01月29日映画版では描かれなかった宮崎駿の名作漫画全7巻の壮大な物語全てを新作歌舞伎化した「風の谷のナウシカ」のBlu-ray&DVDが、本日1月20日(水)リリースされた。この度、必見の名シーンが映像で到着した。宮崎作品初の歌舞伎舞台化、同時にスタジオジブリの関連作品歌舞伎舞台化も初となった本作。主人公ナウシカを尾上菊之助、ナウシカと対する皇女クシャナを中村七之助が演じ、新橋演舞場で上演された本作のチケットは即日完売、全国の映画館でディレイビューイングとして上映もされ話題となった。今回到着した映像は、<火の7日間>で世界を焼き尽くした「巨神兵」が、歌舞伎の舞台でも姿を現す必見の名シーン。巨大な産業文明は滅び、大地のほとんどは巨大な蟲が生き、有毒な瘴気を発する菌類の森、腐海に覆われる。それでも人間同士の争いは止むことがなく、トルメキア王国と土鬼諸侯国連合帝国の2大国が対立。そして、土鬼帝国の聖都・シュワの奥深くでは、兵器「巨神兵」が目を覚まそうとしていた。巨神兵と対峙するのは皇兄・ナムリス(坂東巳之助)。弟・ミラルパ(坂東巳之助/2役)を亡き者にして土鬼神聖皇帝の座についたナムリスは、旧世界の兵器を手中にし、世界をも手に入れるべく動き出す。そして旧世界の英知を封印した、古代文字で覆われたシュワの墓所。ついに辿り着いたナウシカたちに主は世界の再建について語りかける――。声を担当したのは、重要無形文化財保持者(人間国宝)の中村吉右衛門だ。世界の再建の秘密を知り、それでも墓所を倒し、闇へ帰すことを選択したナウシカ。本作では蘇った旧世界の兵器「巨神兵オーマ」と、シュワの「墓所」との戦いを、それぞれ「オーマの精」(尾上右近)と「墓の主の精」(中村歌昇)として顕現させることで表現している。なお、今回リリースされるBlu-ray&DVDには、昼の部を前編、夜の部を後編として収録。名場面を収めたフォトブック、映像特典なども収録されている。(cinemacafe.net)
2021年01月20日先日2021年春の再演が決定したブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』の全キャストと公演の詳細が発表された。本作は、アレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップで描いた革新的なミュージカル「Hamilton」で全世界にその名を轟かせた鬼才リン=マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲を手掛けた出世作。オフ・ブロードウェイからオン・ブロードウェイに登りつめると、観客や批評家達から注目を浴びて2008年のトニー賞をはじめ数々の演劇賞を受賞し、2021年夏には映画も公開される予定の人気戯曲を21年春に日本で再上演する。今回発表されたキャストは、ダニエラ役にアニメ『進撃の巨人』の挿入歌やNintendo Switch『ARMS』公式テーマソングを歌い、ミュージカル界からもオファーが続出しているエリアンナ、カーラ役に14歳でN.Y.アポロシアターのボーカルコンテストで優勝し、圧倒的な歌唱力で音楽活動のみならず舞台でも活躍する青野紗穂、ピラグア・ガイ役にスペイン語・英語・日本語の3ヶ国を使いこなすマルチシンガーソングライターのエリック・フクサキ、グラフィティ・ピート役に幼少期からJAZZダンスやコンテンポラリーダンスを習い、現在「ミュージカル『新テニスの王子様』The First Stage」でもその実力を発揮している山野光、ケヴィン・ロザリオ役に映像作品のみならず、近年はミュージカルにも確かな演技力で精力的に出演する戸井勝海、カミラ・ロザリオ役に元宝塚男役スターで、退団後も豊かな表現力と歌唱力で数々のミュージカル作品に出演している未来優希、アブエラ・クラウディア役には「レ・ミゼラブル」など数々の作品に出演し、その演技力に定評のある田中利花といった豪華出演。存在感と実力を兼ね備えたキャストの出演で、届けるミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』は3月27日(土)より、鎌倉芸術館・大ホールにてプレビュー公演がスタートする。その後、大阪・名古屋・東京で順次上演。チケットは2月20日(土)から発売となるので、詳細は公式サイトでチェックしてほしい。【公演情報】Broadway Musical「IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ」<キャスト>ウスナビ(Wキャスト):Micro(Def Tech)/ 平間壮一ベニー(Wキャスト):林 翔太 / 東啓介ニーナ:田村芽実ヴァネッサ:石田ニコルソニー:阪本奨悟ダニエラ:エリアンナカーラ:青野紗穂ピラグア・ガイ:エリック・フクサキグラフィティ・ピート:山野光ケヴィン・ロザリオ:戸井勝海カミラ・ロザリオ:未来優希アブエラ・クラウディア:田中利花ハイツの人々:菅谷真理恵、ダンドイ舞莉花、SATOKO MORI、戸塚慎、ICHI、TokoLefty、東間一貴、加藤さや香●鎌倉・プレビュー公演日程:3月27日(土)・28日(日)会場:鎌倉芸術館 大ホールチケット料金:S席 12,000円、A席 8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可●大阪公演日程:4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場チケット料金:全席指定 12,000円(税込)※未就学児入場不可●名古屋公演日程:4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールチケット料金:全席指定 12,000円(税込)※未就学児入場不可●東京公演日程:4月17日(土)~28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット料金:S席 12,000円、A席 8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可<全国共通>チケット一般発売日:2月20日(土)※本公演につきましては、公益社団法人全国公立文化施設協会や緊急事態舞台芸術ネットワークのガイドライン等の新型コロナウイルス感染対策の方針に従って上演いたします。※お客様から新型コロナウイルス感染者が発生した場合などにおける濃厚接触者の特定等の目的で、必要に応じて保健所等の公的機関へお客様の氏名及び緊急連絡先をご提供させていただく場合がございます。※出演者が変更になる場合がございます。その場合の払い戻しはいたしませんので予めご了承ください。※公演中止など主催者がやむを得ないと判断する場合以外の払い戻しはいたしません。※収容率50%で販売いたしますが、今後追加で販売する可能性がございます。予めご了承ください。※今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては開演時間が変更になる可能性がございます。
2021年01月12日ザ・ギンザ(THE GINZA)から日本限定で「ザ・ギンザ パルファム」と「ザ・ギンザ オードパルファム」が登場。「ザ・ギンザ パルファム」と「ザ・ギンザ オードパルファム」を2021年1月8日(金)より日本国内の直営店にて先行発売、「ザ・ギンザ オードパルファム」を2月1日(月)より国内空港免税店にて発売する。"菩提樹の花"の香りザ・ギンザから、初のフレグランスがラインナップ。香りは、銀座に咲き誇る菩提樹(リンデン)の花の香りを一つひとつ採取して再現した。国産スダチの天然香料がフレッシュに香り立つトップノートから始まり、フローラルブーケを身に纏うかのようなミドルノートへと移行。ラストは、柔らかく深みのあるムスキーな香りと、三温糖の軽やかな甘みが広がる。"オーロラ"のようなボトルデザイン「ザ・ギンザ パルファム」のボトルデザインは、フレグランスならではの"ゆらぎ"を表現した。裏面の造形にオーロラ蒸着を施すことで、面の角度によって色が変わる奥ゆかしくも華やかな佇まいに。また、精巧で繊細な同デザインは、全9工程に及ぶ過程を経て日本の職人が一から手作業で作り上げた。【詳細】■「ザ・ギンザ パルファム」20ml 40,000円+税発売日:2021年1月8日(金)取扱店舗:ザ・ギンザ コスメティックス 銀座 / 資生堂ビューティ・スクエア/資生堂 ザ ストア / ザ・ギンザ帝国ホテル店 / ザ・ギンザオンラインショップ■「ザ・ギンザ オードパルファム」 50ml 18,000円+税先行発売日:2021年1月8日(金)発売日:2021年2月1日(月)取扱店舗:<先行発売>ザ・ギンザ コスメティックス 銀座 / 資生堂ビューティ・スクエア/ SHISEIDO THE STORE / ザ・ギンザ帝国ホテル店 / ザ・ギンザオンラインショップ<一般発売>国内空港免税店
2021年01月10日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」の年末のラインアップが発表。『怪盗グルーのミニオン危機一発』と『風の谷のナウシカ』の放送が決定した。12月18日は、ミニオンズが活躍する『怪盗グルーのミニオン危機一発』を放送。世界一の怪盗の名声を手に入れたグルーは、3姉妹といたずら好きな黄色い軍団ミニオンたちと一緒に平和に楽しく暮らしていた。しかしある日、相棒のネファリオ博士、そして、仲間のミニオンたちが何者かに誘拐されてしまう…というストーリー。スピンオフを含め、これまで4作品が公開されている人気シリーズの第2作。日本では興行収入25億円を記録し、世界中で大ヒットとなった。声の出演として、笑福亭鶴瓶、芦田愛菜をはじめ、中島美嘉、山寺宏一、宮野真守、中井貴一と豪華メンバーが参加しているところも注目だ。そして12月25日、2020年最後の作品は、1984年に公開され、35年以上経ったいまでも全く色褪せることない宮崎駿監督の大傑作ファンタジー『風の谷のナウシカ』を放送。人間にとって毒となる“瘴気”を出す森、「腐海」。自然が生み出した脅威に対しマスクの装着を余儀なくされた世界で、危機に対峙する人々の姿を描いた本作は、いま私たちが直面している状況とよく似ている。なお、『怪盗グルーのミニオン危機一発』は本編ノーカット、『風の谷のナウシカ』はノーカット、30分拡大で放送する。金曜ロードSHOW!『怪盗グルーのミニオン危機一発』は12月18日(金)21時~、『風の谷のナウシカ』は12月25日(金)21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)■関連作品:風の谷のナウシカ 1984年3月11日より公開怪盗グルーのミニオン危機一発 2013年9月21日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2020年11月20日劇団四季の新作オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が、11月22日(日)、23日(月)に動画配信サービス「U-NEXT」にて配信されることが決定した。なお、劇団四季が公演の模様をオンラインで配信するのは、今回が初の試みとなる。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は、劇団四季が一般向けのオリジナルミュージカルとして16年ぶりに制作した新作。世界中でロングセラーとなっているイギリスの作家デボラ・インストール氏の小説を原作としている。人間に代わってアンドロイドが仕事をする近未来を舞台に、心に傷を抱えた男ベンが壊れかけのロボット・タングを修理するために世界中を旅し、自らの再生とタングの成長が描かれる。2016年にはベルリン国際映画祭で「映画化したい1冊」に選出。実際に、映画化決定も決まり、作品自体への注目度も急激に高まっている。同作は、10月3日より東京・自由劇場でスタート。新型コロナウイルス感染拡大によりライフスタイルが変化していく中、より多くの観客に作品を楽しんでもらうべく、劇団四季は同社初となるオンライン配信を決定した。今回の取り組みについてU-NEXT代表取締役社長・堤天心と、四季株式会社代表取締役社長・吉田智誉樹は下記のコメントを寄せている。●U-NEXT 代表取締役社長 堤天心コメントU-NEXTは映画・ドラマ・アニメのみならず、電子書籍や音楽ライブなど、ユーザーの趣味趣向に合わせて様々なジャンルのエンターテイメントを提供してきました。これに加えてこの度、日本を代表する劇団四季さんの初のオンライン公演を提供することができ、大変嬉しく思っています。より多くの方に劇団四季さんの素晴らしいミュージカルをお届けしますので、これまで劇場内でしか味わうことができなかった感動を、ぜひU-NEXTを通じてお楽しみください。全国のファンの皆さんに、生の感動をお届けいたします。●四季株式会社 代表取締役社長 吉田智誉樹氏コメントこのたびU-NEXT様はじめ複数の企業様のお力をお借りして、劇団四季としては初のライブ配信を行わせていただきます。「心と心の結びつき」を描いたこの物語の温もりこそが、今の時代に最も求められているもののような気がしてなりません。ぜひ多くのお客様に、本作をお楽しみいただけたらと思います。本ライブのチケットは11月5日(木)10時よりU-NEXTのサービスサイト( )にて販売予定。なお、本ライブは、U-NEXTの月額会員でなくても視聴可能(※視聴方法はこちら: )。また、U-NEXTでは11月13日(金)~26日(木)までの2週間限定で、原作小説『ロボット・イン・ザ』シリーズ4作品(『ロボット・イン・ザ・ガーデン』『ロボット・イン・ザ・ハウス』『ロボット・イン・ザ・スクール』『ロボット・イン・ザ・ファミリー』)が30%オフになるキャンペーンが実施される。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』【配信期間】●配信ライブ1.2020年11月22日(日)12:00開場 / 13:00配信開始2.2020年11月23日(月・祝)12:00開場 / 13:00配信開始●見逃し配信1.2020年11月22日(日)配信準備完了次第〜11月23日(月・祝)23:59まで2.2020年11月23日(月・祝)配信準備完了次第〜11月24日(火)23:59まで※配信開始時間は変更になる場合があります。【販売期間】1.2020年11月5日(木)10:00~11月23日(月・祝)20:59まで2.2020年11月5日(木)10:00~11月24日(火)20:59まで【会場】自由劇場(東京・竹芝)【視聴料】3,800円(税込)※ライブ終了後、見逃し配信のみ購入する場合も、3,800円(税込)です。【視聴可能デバイス】・スマートフォン / タブレット(U-NEXTアプリ)・パソコン(Google Chrome / Firefox / Microsoft Edge / Safari)・テレビ(Android TV / Amazon FireTV / FireTV Stick / U-NEXT TV / AirPlay)※配信には1時間に最大約5.5GBの通信量を消費します。当日はWi-Fi環境での視聴を推奨します。【U-NEXT】
2020年10月30日ザ・ロウ(THE ROW)が2021年スプリングコレクションを発表。>>その他のザ・ロウの記事はこちらから
2020年10月07日劇団四季の新作オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が10月3日(土)から東京・自由劇場で開幕した。劇団四季にとっては2004年『ミュージカル南十字星』以来、およそ16年ぶりの一般オリジナルミュージカルの製作となる。本作はイギリスの小説家デボラ・インストールの同名小説が原作。2015年に出版され、同年のベルリン国際映画祭で「映画化したい1冊」に選出された小説だ。日本でも16年に小学館文庫より出版され、人気シリーズとなっている。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』撮影:阿部章仁AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に就くアンドロイドが日々モデルチェンジをしている近未来が物語の舞台。不慮の事故で両親を失った主人公のベンは、親から譲り受けた家で無為に日々を過ごし、弁護士の妻エイミーとの関係も芳しくない。そんなある日、自宅の庭に壊れかけのロボット・タングが現れる。「四角い胴体に四角い頭」という何とも時代遅れな格好だが、タングから他のアンドロイドたちにはない何かを感じたベン。タングを作った人物を探すため、ベンとタングは旅に出てーー。長い旅の中で出会った人々との交流を通して、ベンやタングの心の成長、家族の絆、明るい未来への祈りが描かれる。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』撮影:阿部章仁今回のミュージカル化にあたり、各界で活躍するクリエイターが集結した。台本・作詞は人の心をつかむ筆致で多くの話題作を手がける長田育恵、演出はウィットに飛んだ翻訳劇などで注目を集める小山ゆうな。作曲は数々のドラマ音楽を手がけるヒットメーカー・河野伸、音楽監督は劇団OBでこれまでもさまざまな作品を支えてきた清水恵介、装置デザインは国内外で高い評価をされている土岐研一、パペットデザイン・ディレクションは英国を拠点に活動するトビー・オリエ。そこに四季クリエイターも加わり、本作が完成した。主人公ベンを演じる田邊真也は、「新たなオリジナルミュージカル創作に、一から携わることができたことは望外の喜びです。(中略)旅中での人々との出逢い、そしてタングとの心の交流によって、彼(ベン)の人生は大きく変わっていきます。人生は素晴らしく、生きるに値する。数々の四季レパートリーと同様のメッセージが湛えられた作品だと思います。国内一線級のクリエイターの方々と四季のメンバーが固く手を携え、創り上げました。作品の感動をお客様にお届けできるよう、誠心誠意努めていきたいと思っています。」と語る。東京公演は11月29日(日)まで。心温まる新作ミュージカルをぜひお見逃しなく。ミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』上演中~ 11月29日(日)会場:東京・自由劇場文:五月女菜穂
2020年10月07日ナタリー・ポートマン主演で、女性宇宙飛行士が自分を見失っていく様を描いた実話を描く『ルーシー・イン・ザ・スカイ』が本日8月5日(水)よりデジタル配信開始されることが決定した。本作はNASAの宇宙飛行士リサ・ノワックによる実話を基にした物語。宇宙に魅せられ、宇宙での超越的な経験をした後、地球での現実の世界に適応できず、不倫の恋に落ちた結果、精神を病み取り返しのつかない罪を犯してしまう主人公の姿を描いた衝撃作。主人公ルーシーを、『ブラック・スワン』『ポップスター』など多数の代表作で知られる、アカデミー賞女優のナタリー・ポートマンが熱演。“宇宙”という非現実的な世界と、“地球”での現実世界で生きる上での不安定な心理状態や、内なる心に秘めた狂気を見事に表現。また、『トップガン マーヴェリック』『ベイビー・ドライバー』のジョン・ハムや、『美女と野獣』『野性の呼び声』のダン・スティーヴンス、『ジョーカー』『デッドプール2』のザジー・ビーツら脇を固めるキャストにも豪華な顔ぶれが集結。監督・製作は、人気TVドラマ「BONES ボーンズ -骨は語る-」「FARGO/ファーゴ」「レギオン」などを次々と手掛け、世界中から注目を浴び続けてきたノア・ホーリーが本作で映画監督デビュー。さらに製作には、アカデミー賞女優のリース・ウィザースプーンも名を連ねている。ストーリー宇宙飛行士ルーシーは、広大な宇宙でひとり浮遊していた。そこから見える青く小さな地球に畏敬の念を抱くルーシー。ミッションを終え、地球に帰還するが、宇宙で超越的な経験をしたいま、地上での生活はひどく退屈に思えた。再び宇宙に戻るための訓練に勤しむルーシーだったが、ある日、同僚のマークと出会う。日々の生活に物足りなさを感じていたルーシーは、社交的で野心的なマークに惹かれ始めるのが――。『ルーシー・イン・ザ・スカイ』はデジタル配信中。(text:cinemacafe.net)
2020年08月05日7月18日から28日まで、東京・Bunkamura シアターコクーンで上演されている舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』。演出・白井晃、主演・安田顕より、公演に向けてのコメントが到着した。Q. 初日開幕ですが、お二人から意気込みをお願いいたします。白井晃: 50%とはいえ、やっと観客の皆さんに劇場で作品を見ていただくことができます。出演者と観客の皆さんが一緒にいる、この劇場の空気感を味わえることを楽しみにしています。安田顕: 困難な状況の中、まずは初日を迎えるにあたって、関わってくださった皆様に感謝申し上げます。全身全霊で、マイケルという役を務めさせて頂きます。Q.これまでも何度か日本でも上演し続けられてきた作品ですが、今回の作品の大きな違いはどこでしょうか。白井晃: 今までの上演は二幕ものでしたが、今回は一幕通しになっています。私は、青井先生の演出での上演を拝見できていないので、残念ながら比べることができません。ただ、50年前に初演されたこの作品が、今の日本にも通じる問題であることを大きく意識して創っています。Q. 安田さんは稽古前にも大変な下調べをされていたようだと白井さんも舌を巻かれていたそうですが、主人公を演じるにあたっては何か特別な思いがございましたか?安田顕: 自分が役を演じるからには、その人物のことを愛したいのですが、マイケルに関して並べる言葉は、実はマイナスな部分が多かったんです。孤独で、雄弁で、傍観者で、自分が傷つきたくないから人を傷つけてしまう。でも、なんだか憎めない人だなと。この人間臭いところが、共感できるところであり、不思議と愛せるところでもありました。Q. 今回の環境下では、ソーシャルディスタンスを意識して、演出的な部分でどういった部分に配慮されましたか?白井晃: キスなどの行為は無しにしました。また、ハグも顔を離しての軽めのものにしたり、対面の演技の場合、出来うる限り向き合う時間を無くすように心がけています。また、パーティーシーンでの食事は全てフェイク物で、タバコなども本火は使わず、口にはつけずに食べたり吸ったりしているように見える形で演技をしてもらっています。さらに、舞台美術を通常より、舞台面奥に設定し、観客席との距離を取るように図っています。Q. これからご覧になられる方々へ、お二人が感じる作品の見どころを教えてください。白井晃: 50年前、LGBTを扱った作品としては画期的なものだった本作は、社会の中でマイノリティとされた人々の苦しみと悲しみに満ちています。誰がマイノリティになるかは、その線引き次第でいつでも変化します。安田さん演じる主人公の切なさを、自分たちの問題として考えていただけたらと思います。全く個性の異なる9人の男優たちによる、舞台上での化学反応を楽しんでいただけたらと思います。安田顕: お客様には、役者同士のぶつかり合いの芝居の中で出てくるエネルギーや思いを生で感じていただければと思います。
2020年07月22日東宝は、スタジオジブリの『風の谷のナウシカ』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ゲド戦記』の4作品を、2020年6月26日(金)より全国372の映画館にて上映する。スタジオジブリの4作品がスクリーンに蘇る公開されるのは、原作・脚本・監督を宮崎駿が手掛けた1984年公開の『風の谷のナウシカ』、1997年公開の『もののけ姫』、2001年公開の『千と千尋の神隠し』の3作品と、岡田准一が主人公の声を務めたことでも話題を呼んだ宮崎吾朗監督作品『ゲド戦記』。宮崎駿による3作品は、音楽を久石譲が手掛けている。今回は、全国の映画館が再開を迎える中、名作4つを大スクリーンで堪能できる貴重な機会となる。『風の谷のナウシカ』『風の谷のナウシカ』原作・脚本・監督:宮崎駿プロデューサー:高畑勲音楽:久石譲声の出演:島本須美、納谷悟朗、松田洋治、永井一郎、榊原良子、家弓家正公開日:1984年3月11日※制作はトップクラフト『もののけ姫』『もののけ姫』原作・脚本・監督:宮崎駿プロデューサー:鈴木敏夫音楽:久石譲主題歌:米良美一声の出演:松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、小林 薫、西村雅彦、上條恒彦、美輪明宏、森 光子、森繁久彌公開日:1997年7月12日『千と千尋の神隠し』『千と千尋の神隠し』原作・脚本・監督:宮崎駿プロデューサー:鈴木敏夫音楽:久石譲主題歌:木村弓声の出演:柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、上條恒彦、小野武彦、菅原文太公開日:2001年7月20日『ゲド戦記』『ゲド戦記』原作:アーシュラ・K・ル=グウィン原案:宮崎駿脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子監督:宮崎吾朗プロデューサー:鈴木敏夫音楽:寺嶋民哉主題歌:手嶌葵声の出演:岡田准一、手嶌葵、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林薫、菅原文太公開日:2006年7月29日【詳細】上映開始日:2020年6月26日(金)会場:全国372館にて上映公開劇場一覧:
2020年06月21日東宝が、スタジオジブリ映画『風の谷のナウシカ』(1984)、『もののけ姫』(1997)、『千と千尋の神隠し』(2001)、『ゲド戦記』(2006)の4作品を、6月26日(金)から全国372館で上映することを発表した。作品の詳細については以下の通り。■作品情報『風の谷のナウシカ』原作・脚本・監督:宮崎 駿プロデューサー:高畑 勲音楽:久石 譲声の出演:島本須美、納谷悟朗、松田洋治、永井一郎、榊原良子、家弓家正公開日:1984年3月11日※制作はトップクラフト『もののけ姫』原作・脚本・監督:宮崎 駿プロデューサー:鈴木敏夫音楽:久石 譲主題歌:米良美一声の出演:松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、小林 薫、西村雅彦、上條恒彦、美輪明宏、森 光子、森繁久彌公開日:1997年7月12日『千と千尋の神隠し』原作・脚本・監督:宮崎 駿プロデューサー:鈴木敏夫音楽:久石 譲主題歌:木村 弓声の出演:柊 瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、上條恒彦、小野武彦、菅原文太公開日:2001年7月20日『ゲド戦記』原作:アーシュラ・K・ル=グウィン原案:宮崎 駿脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子監督:宮崎吾朗プロデューサー:鈴木敏夫音楽:寺嶋民哉主題歌:手嶌 葵声の出演:岡田准一、手嶌 葵、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林 薫、菅原文太公開日:2006年7月29日
2020年06月18日英ロックバンドのザ・ローリング・ストーンズが日本時間24日、約8年ぶりとなる新曲「リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン」を世界同時配信リリースした。また、同日日本時間3時には、公式YouTubeでオフィシャル・ビデオも公開した。ミック・ジャガー&キース・リチャーズによるストーンズらしさ全開の同楽曲は、オリジナルとしては2012年の「ドゥーム・アンド・グルーム」と「ワン・モア・ショット」以来8年ぶりとなる新曲。ニュー・アルバム用に取り組んでいた楽曲を、この機にメンバー各自が個別に作業を行って仕上げ、全世界に向けて発信することになった。新曲について、メンバーもそれぞれメッセージを寄せた。ミック・ジャガー「ロックダウンの前に、ストーンズはスタジオで新曲をレコーディングしていた。その中に、いま現在の状況に共鳴するような曲があったんだ。だから、それぞれが個別に作業してこの曲を仕上げた。その曲がこの『リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン』だ。気に入ってもらえると嬉しいよ」キース・リチャーズ「長い話を短く説明しよう。この曲は1年以上前にLAでレコーディングしていた。以前から作業しているニュー・アルバムに入る予定の曲だった。そしてこの事態になって、ミックと、あの曲を早急に仕上げて出そうということになった。そういうことで『リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン』をリリースすることになった。みんな、気をつけてくれよ!」チャーリー・ワッツ「この曲を仕上げるのは楽しかった。現状を表していると思うし、聴く人もそう感じてくれるといいなと思っている」ロニー・ウッド「この数週間、多くの人たちからメッセージをもらっている。本当にありがとう。君たちが音楽を楽しんでくれているということは、俺たちにとって、すごく大事なことなんだ。今日は皆に新曲を届けるよ。楽しんでもらえるといいな。頭に残る特徴的なメロディの『リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン』だ」なお、同楽曲は、5月29日にユニバーサルミュージックストア限定でCDシングルが発売され、6月26日にユニバーサルミュージックストア限定で10インチ・パープル・カラー・ヴィニール、そして一般店では10インチのオレンジ・カラー・ヴィニールが発売予定となっている。
2020年04月24日昨年末に上演され、大きな注目を集めた新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』のディレイビューイングが開催されている。昼の部を“前編”、夜の部を“後編”として舞台の模様を収録した映像を映画館の大スクリーンで上映。新橋演舞場の公演チケットは即日完売しており、映画館にも多くの人が足を運ぶことになりそうだ。『風の谷のナウシカ』は、宮崎駿の同名漫画、ならびアニメーション作品で、日本だけでなく海外の観客からも熱狂的な支持を集めている。歌舞伎版は全7巻の漫画を2部の通し新作歌舞伎として上演したもので、壮大な世界観、重厚なドラマ、哲学的な主題を古典歌舞伎の技法を用いながら描いている。主人公ナウシカを尾上菊之助、トルメキアの皇女クシャナを中村七之助が演じ、丹羽圭子と戸部和久が脚本を、G2が演出を手がける。前編は2月20日(木)までの上映で、28日(金)から3月5日(木)まで後編を上映する。新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』ディレイビューイング前編2月20日(木)まで後編2月28日(金)から3月5日(木)まで
2020年02月15日ミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ』が2021年7月30日(金)に全国公開される。名作ミュージカルを映画化原作となるミュージカル「イン・ザ・ハイツ」は、最優秀作品賞などトニー賞を4冠、グラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞し、センセーションを巻き起こした名作。多くの人が夢をもち集う場所、ニューヨークを舞台に、エネルギッシュなラテンのリズム、ラップ、ヒップホップなどに乗せて、夢を諦められない全ての人達に元気と勇気をくれるミュージカルだ。胸を衝くパワフルなナンバーと、圧巻の群舞シーン、魂を揺さぶるようなメッセージに注目したい。ウスナビ役 - アンソニー・ラモスニューヨークの一角、ラテン系の移民が多い″ワシントンハイツ“に住むウスナビ。飲食雑貨店を営んでいる。特に際立った取り柄があるわけではないが、「いつかは有名になる」という夢を抱えている。でも日々直面するのはNYの厳しい現実。それでも自分を信じ続けて夢を掴むための一歩を踏み出そうとする。アンソニー・ラモスは、ウスナビ役で第79回ゴールデン・グローブ賞 コメディ・ミュージカル部門<主演男優賞>にノミネートされた。原作 リン=マニュエル・ミランダ「イン・ザ・ハイツ」の生みの親であるリン=マニュエル・ミランダは作曲家、劇作家、ミュージシャン、俳優と幅広く活躍。ピューリッツアー賞、グラミー賞、エミー賞、トニー賞を受賞。エンタメ業界にその名を轟かせている。彼は同じく社会現象を起こしたブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」を制作したことでも知られている。映画『イン・ザ・ハイツ』ではプロデューサーとして名を連ねている。映画『イン・ザ・ハイツ』あらすじニューヨーク、“ワシントン・ハイツ”は、道端に置かれたラジカセ、アパートの窓、カーラジオなどからいつも⾳楽が流れる、実際にある賑やかな移⺠の街。その街で育ったウスナビ、ヴァネッサ、ニーナ、ベニーはつまずきながらも⾃分の夢に踏み出そうとしていた。ある時、街の住⼈たちに住む場所を追われる危機が訪れる。これまでも幾度と様々な困難に⾒舞われてきた彼らは今回も⽴ち上がるが―。突如起こった⼤停電の夜、街の住⼈達そしてウスナビたちの運命が⼤きく動き出す。【作品詳細】映画『イン・ザ・ハイツ』公開日:2021年7月30日(金)原題:In the Heights監督:ジョン・M・チュウ製作:リン=マニュエル・ミランダ出演:アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレース、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス、ジミー・スミッツ全米公開日:2021年6月11日(金)配給:ワーナー・ブラザース映画
2020年01月24日もうすぐ新橋演舞場にて上演される宮崎駿の漫画「風の谷のナウシカ」の歌舞伎化が、来年ディレイビューイングとして映画館で上映されることが決定した。12月6日(金)より公演が始まる新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」は、1984年にアニメ映画化され、世界中で愛されている宮崎駿の名作漫画を基に、映画版では描かれなかった全7巻の壮大な物語全てを新作歌舞伎化。キャストには、ナウシカ役を尾上菊之助、ナウシカと対する皇女クシャナ役を中村七之助。ほかにも、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、尾上右近、中村種之助らが出演する。脚本は、「ゲド戦記」「借りぐらしのアリエッティ」など数々のスタジオジブリ作品を担当した丹羽圭子と戸部和久(松竹)、演出は新作歌舞伎「NARUTO-ナルト-」も手掛けたG2が担当する。そんなチケット即日完売となった本作が、上演からわずか2か月でディレイビューイングし、より多くの人たちに届ける今回の企画。新橋演舞場にて昼の部・夜の部通しで上演される本作を、映画館では昼の部を前編、夜の部を後編として公開する。『新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」ディレイビューイング』は前編:2020年2月14日(金)~、後編:2020年2月28日(金)~東劇・新宿ピカデリーほか全国にて各1週間限定上映。※一部映画館では上映期間が異なる場合あり(cinemacafe.net)
2019年12月05日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「イントロ」です。イントロとは曲の前奏部分ですね。最初の導入の部分でこれをどういう塩梅で作るかというのはとても難しいところ。曲の気分を伝えないといけないので、こだわりが必要なんですが、あくまで最初の出だしですから、本編が始まる前にあまりに凝りすぎて長くなってもいけない。個人的な感覚で言うとイントロが40秒以内くらいがちょうどいいんじゃないかなと思いますね。あまりにも長いと“それ、いる?”と思ってしまいます。でも、イントロの長さに美学を持ってやっているアーティストもいらっしゃると思うので、まあ一概には言えないところでもあります。僕の場合、頭から順番に曲を作っていくので、最初にイントロを手がけます。イントロを作るときに気をつけているのは、やっぱり期待感を持たせること。ライブなんかで、ギタリストがイントロのギターリフを弾くと客席が「きたーーーーっ!」と沸くシーンとかあるじゃないですか。あれはやっぱりゾクゾクするほどかっこいい。そんな印象的なイントロを作りたいなといつも思ってます。あと、イントロは当然ながら楽器がメイン。僕は、サビと同じコードを使ってイントロを考えることが多いですが、人が歌うサビとは違い、イントロでは人の声域では出ない高い音や低い音を使うことができます。盛り上げるならやっぱりキーの高い音を入れると、高揚させるような雰囲気が出る。高めのシンセの音を使ってガツンと盛り上げるイントロが僕は得意かもしれません。個人的に好きなイントロで真っ先に思いつくのが、ヘヴィメタルバンドのスリップノットの「Surfacing」。高い、引っ掻き音みたいな、叫び声のようなギターリフが印象的です。爆弾でも落ちてくるんちゃうか、というような不穏な空気感でばくばくと心拍数が上がる。それが音楽的興奮と結びついて、高揚感を煽られます。また、それとは真逆でしっとりした楽曲は低めの、落ち着いた音を使ったイントロが印象に残ります。僕の楽曲だと「鴨川等間隔」とかそっち側かなと。ちょっと切なめなギターリフが繰り返される感じがすごくいいんですが、これは実は、知り合いのギタリスト、クズノくん(the PARTYS)が考えてくれたものなんです。あのイントロあってこその曲だと思うので、彼のメロディリフを作るセンスがめちゃくちゃ活きた一曲だといえます。ぜひイントロに注目して聴いてみてほしいです。おかざきたいいく初の映像作品である、6/9のたまアリでのワンマンコンサートのDVD&Blu‐rayが発売中。来年2/11、エディオンアリーナ大阪で、ワンマンライブ「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」開催!※『anan』2019年11月13日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年11月12日歌舞伎俳優・尾上菊之助が新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』に挑む。宮崎駿の全7巻の漫画を原作に、映画版では描かれなかったすべてのストーリーを、昼の部・夜の部通しで上演。あの壮大な物語がどう歌舞伎になるのか。座頭として一座を率いながらナウシカを演じる菊之助の挑戦に、期待が募る。【チケット情報はこちら】宮崎駿が『風の谷のナウシカ』の連載を始めたのが1982年。原作の2巻の途中までを映画化して話題となったのが1984年だった。描かれているのは、戦争によって産業文明が滅んでなお、人間同士が争う世界。主人公の少女ナウシカは、人々が恐れる巨大な蟲や有毒な瘴気を発する腐海と親しみながらその世界に希望を求めていく。「宮崎監督が原作を書かれてから30年以上経ちましたが、このディストピア(反理想郷)のなかで描かれる、環境、エネルギー資源、遺伝子操作、核、戦争といった問題は、変わらず考えていかなければいけない普遍的なテーマだなと改めて思います。歌舞伎もまさしく普遍的なテーマを持つものが古典として残ってきました。また、歌舞伎には『仮名手本忠臣蔵』『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』など丸1日かけて上演する通し狂言という上演方法があり、この物語のスケールの壮大さはそれに匹敵すると思ったんです」。この作品を歌舞伎にしたいと考えた理由を菊之助はこう語る。確かに、歌舞伎と『風の谷のナウシカ』、意外に遠くないのかもしれない。では、具体的にどのように進めてきたのか。「たとえばナウシカの衣裳に関しては、パッと観た瞬間にナウシカだとわかるように漫画に寄り添っていこうと思っています。漫画そのままではなく、青い色、ブーツ、手袋などのエッセンスを抽出して歌舞伎と上手く融合できればと思っています。それから、王蟲や巨神兵といった大きな生き物たちは、歌舞伎でもキツネや猪などのいろんな生き物が出てきますので、その延長線上の表現方法で考え、登場させようかと考えています。また、映画版に登場した音楽も、古典歌舞伎の黒御簾音楽をベースに、一部和楽器の編成で演奏します」と、菊之助のなかにはすでに構想がある様子。そして何より頼もしいのが、「古典の技法が必ず力になると思っているんです」という言葉だ。「新作歌舞伎を創作するときに助けになるのは、やはり古典の蓄積だと思っています。『風の谷のナウシカ』のあらすじをざっと大づかみして来ていただければ、あとはもう歌舞伎の世界にどっぷり入って楽しんでいただけるはずです」。400年もの間、様々な人間と物語を表現してきた歌舞伎である。『風の谷のナウシカ』の真髄がそこに見えてきても不思議はない。公演は12月6日より新橋演舞場にて。チケットは10月19日(土)より一般発売。取材・文:大内弓子
2019年10月18日気鋭のスタジオ「A24」が放つ、若いシングルマザーとその息子を襲う得体の知れない恐怖を描いたアイルランド産ホラー『ホール・イン・ザ・グラウンド』のブルーレイ&DVDのリリースが2020年1月8日(水)に決定。12月11日(水)より先行デジタル配信開始される。本作は、アリ・アスター監督の『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』、心理スリラー『イット・カムズ・アット・ナイト』などエッジの立った話題作を世に放ち世界から熱視線を浴びる「A24」がピックアップした、アイルランド産ホラー。愛した息子が、知らない"何か"になっていく…。穏やかな日常が、静かにひたひたと不穏な空気に侵されていくミステリアスで独特なテンションはサンダンス映画祭上映時に称賛を浴び、加えて解釈の分かれる衝撃のラストシーンは話題騒然となった。全米辛口批評家サイト「ロッテントマト」では85%FRESHという高スコアを記録(※8月時点)。主演は“アイルランドのスカーレット・ヨハンソン”と呼ばれるサーナ・カーズレイク。孤立無援の中、恐怖に対峙する母親役を繊細かつ力強く体現。そのほか「ゲーム・オブ・スローンズ」のジェームズ・コスモほか実力派キャストが集結。監督は、本作が長編劇場映画デビューとなる注目株リー・クローニンがつとめる。セルブルーレイとDVDには、リー・クローニン監督や主演のサーナ・カーズレイクほか、スタッフ・キャストのインタビューを織り交ぜた撮影の舞台裏の模様を収録する予定。ストーリー木々が生い茂る静かな田舎町で息子クリスと2人で暮らしているシングルマザーのサラ。あるとき彼女は、クリスの不審な行動を目の当たりにし、得体のしれない奇妙な“何か”が息子にとり憑いているのではと感じはじめる。そして、彼らが住む家の裏、大きく広がる森の奥に、巨大なシンクホール(陥没穴)を見つけ、この穴が息子の異常な行動と何かしら関係を持っているのではないかと疑い始めるのだが…。(text:cinemacafe.net)
2019年10月16日