ティモシー・シャラメのウェスト・エンドデビューが、中止になったことがわかった。ティモシーは2020年4月にウェスト・エンドのオールド・ヴィック・シアターで「4000 Miles」という劇に出演する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。それから2年が経過して、公演が中止になってしまったという。「Variety」誌などが伝えた。同シアターはチケットの所有者にメールを送付し、「パンデミックによる延期を受け、また、関係者より多大なる尽力を賜りましたが、残念ながら関係者のみなさまにとって可能な時期に製作を再開するのは不可能であるという結論に達しました」と報告。「この結論にたどり着くまで、長い道のりを経てきました。2年にわたってなんとか舞台を実現させようと頑張ってきましたが、不可能であることがわかりました。よいお知らせではなく、申し訳ありません。みなさまのご協力とご理解に感謝します」と締めくくった。ティモシーが演じる予定だったのは、夏のサイクリング旅行中に悲劇に見舞われた21歳のレオで、慰めを求めて91歳の祖母に会いに行くというストーリー。祖母役はアイリーン・アトキンスが演じる予定だった。2011年、2012年にオフ・ブロードウェイで上演され、2013年にピューリッツァー賞戯曲部門の候補となった。(Hiromi Kaku)
2022年05月06日鬼才パク・チャヌク監督が世界を震撼させた驚愕の復讐サスペンスを4Kリマスターで甦えらせた『オールド・ボーイ 4K』より、本国オリジナル予告2種とポスター、サブ写真が解禁された。この度解禁されたのは、2003年11月の韓国公開当初の本国オリジナル予告2種。本国オリジナル予告1は、はた迷惑な酔っ払い男オ・デス(チェ・ミンシク)の姿から始まり、韓国を代表する映画音楽監督チョ・ヨンウクが手掛けた本作のサウンドトラックから、ユ・ジテ演じる謎の男ウジンの複雑な感情を象徴するワルツ曲「Farewell, My Lovely」が流れ、「15年の監禁は始まりにすぎなかった」のテロップと同時に冒頭の酔っぱらい男オ・デスが復讐の怪物に変貌した姿で映し出される。また本国オリジナル予告2は、同じくサウンドトラックから、チェ・ミンシク演じる主人公オ・デスの孤独と哀愁を表現した曲「In A Lonely Place」が流れる中、オ・デスが電話を片手に「お前は誰だ」と言う場面から始まり、矢継ぎ早にキャストらの表情を切り取った場面が映し出される。最後には「二人の男の秘密」、「最高の対決が始まる」と締めくくられており、2種とも不穏なムードと謎解きサスペンス要素の高い予告となっている。韓国オリジナル予告で印象的に使われている2曲の曲名「Farewell, My Lovely」、「In A Lonely Place」は、実はどちらも映画のタイトル。「Farewell,~」はロバート・ミッチャム主演のアメリカ映画で邦題は『さらば愛しき女よ』で、「In A~」はハンフリー・ボガート主演のアメリカ映画で邦題は『孤独な場所で』だ。実はパク・チャヌク監督は、劇中で使用される曲の全てに様々な映画のタイトルを引用。引用された映画とその音楽が表現する世界観から本作を読み解くこともできるという、こだわりの強い監督ならではの仕掛けになっている。『オールド・ボーイ 4K』は5月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月24日7月期のTBS新日曜劇場は、綾野剛主演の「オールドルーキー」を放送。「HERO」「海猿」シリーズの福田靖脚本による完全オリジナルドラマとなる。本作は、サッカー以外のスキルや経験が何もない、どん底に追い込まれた主人公・新町亮太郎が、一生懸命に新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために、37歳の新人が奮闘する家族再生の物語。日曜劇場初主演となる綾野さんが演じる新町は、サッカーに人生をかけてきた底抜けに明るいプロサッカー選手。日本代表まで上り詰めたが、怪我の影響で低迷。その後、J3のチームに所属していたが、37歳で突如、現役引退に追い込まれてしまう。社会人デビューとしてはあまりに遅すぎる新町がどん底の中で出会ったのは、現役アスリートの代理人やマネージメントを行うスポーツマネージメント会社「ビクトリー」。サッカーを心底愛し、スポーツを誰よりもリスペクトしているからこそ、何よりもサッカー選手だった自分を誇りに思ってくれていた娘たちのために、新町はそこで働く決意をする。しかし、その娘たちには、引退したことを言えないでいる…。また、心のどこかでは “引退”が未だ受け入れられない自分がいて、現実の間で揺れ動いていく新町。仕事でも大きな壁に直面する――。そんな「ビクトリー」で働く個性豊かなエージェントたちが対峙するのは、顧客となる現役アスリートたち。今作では、実際のトップアスリートたちに緻密な取材を行っている。例えば、野球では現役で活躍する鈴木誠也選手に取材し、選手としての葛藤や、自身が所属しているスポーツマネージメントの話などを聞いたほか、有名アスリートたちの生の声も反映させているという。綾野さんは「脚本の福田靖さんが描く新町や登場人物に対する愛がとても深く温かく、時に苦しく、それでも前進するための人生において大切なメッセージをたくさん受け取ることができ、ドラマチームの真摯な眼差しと志と向き合いに僕自身とても勇気をいただきました。登場人物だけが主役なのではなく、作品自体が主役なのだと思える作品に出会わせていただきました」と本作について語る。また、撮影に向けてサッカーの練習中だという綾野さん。「初日はシュートも打てず、無人ゴールなのにネットを揺らすこともできず、本当に何もできないところからのスタートでした。ですが信頼するコーチ、スタッフと共に日々サッカーと向き合うことこそが本当のスタートだと毎日自身を鼓舞しています」と報告し、「毎日新たな発見があり、まさに日々成長です。やりがいが、生きがいに進化した新町が辿ってきた軌跡を、そして登場人物全ての、これからのオールドルーキーを一緒に紡いでくれるチームと全霊で挑みます」と意気込みを語っている。日曜劇場「オールドルーキー」は7月期毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年03月23日ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)は、英国の国立劇場であるロンドンのナショナル・シアターが2009年から実施している、舞台上演を撮影して映画館で上映するプロジェクトだ。基本的には舞台上演をライヴ中継し、日本のように時差のある地域では映像を後日上映する。新型コロナウイルス流行に伴い、2020年からはネット配信も開始した。ナショナル・シアターの公演を中心に、質の高い上演をしっかりした撮影で見せるのが売りである。2022年1月28日に日本公開されたサイモン・ゴドウィン演出のシェイクスピア劇『ロミオとジュリエット』は、これまでのNTLiveとは違う手法で制作された。本作は新型コロナウイルス流行のために無観客で撮影されたものであり、通しの舞台の中継映像ではない。テレビなどでの放映を想定し、劇場を使って17日間かけて撮影したもので、カットバックなどの映像的な編集技術も使っている。このため、全体の印象は舞台を撮ったものというよりは少し尖った映画やテレビドラマに近い。台本は1時間40分程度にカットし、演技力も華もある役者陣をそろえ、若者の恋をシャープかつ哀切に見せている。物語は役者たちが稽古場のような場所に集まってくるところをのぞき見るような場面から始まる。役者たちは皆現代の服装で、コの字型に椅子を並べて座り、ロレンス修道士役のルシアン・ムサマティが読み合わせの延長のようなさらりとした様子で有名なプロローグを暗唱するところに耳をすませる。既にこのプロローグで、ロミオ役のジョシュ・オコナーとジュリエット役のジェシー・バックリーは微笑みを交わしている。芝居の序盤はこのように簡素なセットで進んでいくが、雰囲気が変わるのは、ロミオとジュリエットが出会うキャピュレット家のパーティの場面だ。ここは若者たちが、それまでのセットとは違うスモークが焚かれたクラブのような会場に入るところから始まり、マイクの前で歌い踊るジュリエットにロミオが一目惚れする。この一目惚れの場面には妙にリアリティがあり、新型コロナウイルスが流行する前の混雑したクラブやライヴ会場でならふつうに起こりそうな状況に見える。ここからはもう少し手の込んだセットを使って映像作品らしくなり、結婚式の場面ではライヴの舞台ならすぐに準備できないほどの数のキャンドルに囲まれた中でロミオとジュリエットが微笑みを交わしながらキスをする。さらにここにロミオの友達であるベンヴォーリオ(シュバム・サラフ)とマキューシオ(フィサヨ・アキネイド)のキスの場面が続き、若者たちの恋の燃え上がりと、その直後に続く悲劇のギャップが強調される。最後の霊廟の場面は花が飾られた重厚なセットで展開するが、エイドリアン・レスター演じるヴェローナ公が最後の台詞を言う中、喪に服すヴェローナの人々に囲まれた2人の遺体はいつのまにか最初の稽古場に戻っている。恋が生み出すイリュージョンは終わったのだ。これはローレンス・オリヴィエが1944年に映画『ヘンリィ五世』で導入した、古典的かつ効果的なやり方の応用だ。『ヘンリィ五世』はシェイクスピアの時代のグローブ座の舞台という設定で芝居が始まるが、いつの間にか劇場を飛び出してセットの規模がどんどん大きくなり、華麗な戦争絵巻になる。何もない劇場で始まっても役者の力と観客の想像力でどんどん舞台が美しく見えるようになっていく…という、舞台特有のイリュージョンを映像で再現する技法である。NTLive『ロミオとジュリエット』はこの方法をうまくアップデートしていると言える。そして本作の一番の見所は役者陣の演技だろう。バックリーとオコナーの息はぴったりで、2人が笑顔を交わすところを見るだけで優しい情熱がひしひしと観客に伝わってくる。脇を固める俳優陣も、日本ではそれほど馴染みがないかもしれないが英国では舞台のスターであるようなベテランが多い。タムシン・グレイグ演じるキャピュレット夫人は原作におけるキャピュレット、つまりジュリエットの父の台詞も割り当てられており、上品だが有無を言わさず娘を操ろうとする母親を巧みに演じている。欲を言えばもう少しカメラを揺らさない撮影が好ましいと思われる場面もあり、また音楽を抑え気味にしたほうが良さそうなところもあるが、全体的にはとても見応えのある作品だ。NTLive「ロミオとジュリエット」はシネ・リーブル池袋/アップリンク京都にて公開中。(text:北村紗衣)■関連作品:NTLive ロミオとジュリエット 2022年1月28日より全国にて公開
2022年02月07日ロームシアター京都が「末永く上演される劇場のレパートリー演目を制作する」ことを念頭に、2017年から継続して取り組むプロジェクト「レパートリーの創造」。その第5弾として劇作家・演出家の市原佐都子が代表作『妖精の問題』の再創作を行う。ロームシアター京都<レパートリーの創造> 市原佐都子/Q 「妖精の問題 デラックス」 チケット情報2016年に起きた障害者施設での事件をきっかけに「社会においてタブー」とされていることを取り扱った本作は、事件そのものをドキュメンタリー的に取り上げるのではなく、事件を受けて、直視せざるを得なかった自身の中の偏見や生きづらさ、内なる優生思想への気付きに真正面から取り組んだ作品。妖精を「見えないもの」の隠喩とし、「世界の中で見えないもの」を浮かび上がらせ、関西では2018年、KYOTO EXPERIMENTで上演された。今回、「レパートリーの創造」では、ひとりの俳優で演じられていた『妖精の問題』を、複数の俳優でリクリエーションすることに。そしてオーディションを行い、7人の俳優がキャスティングされた。「『妖精の問題』は俳優の竹中香子さんがひとりで演じる作品として作りました。彼女と一対一の密な関係で創作し、私にとっては人と関わるということの本質を経験した非常に特別な作品です。それを複数の俳優が演じることで、作品の持っている価値が拡張されるんじゃないかと思っています。また、人それぞれの視点が、作品の価値を再発見していくのではないかとも期待しています」(市原)。本作にも市原作品の特徴である、ある視点が取り入れられている。「知らず知らずの内にユーモアというものを作品の中で大事にしているような気がします。それはおそらく世の中のルールを変えることや、ひとつのものの見方だけでなく、違う見方をすることが、ユーモアならできるということなんです。それを戯曲の中でもっと深めていきたいといつも思っています。例えば本作でも、社会のシステムの中で、勝手に弱い場所に置かれてしまっている人が、ユーモアによって笑いに変換したり、ルールを変えて乗り越えていくということが描かれています。そういう意味でユーモアと相性がいい作品じゃないかと思います」(市原)。「本来ユーモアというのは過酷な現実に対してアゲインストするためにある」とも語っていた市原は「社会問題」と「ユーモア」「笑い」を離れた領域には置かない。だから観客は「開かれた作品」としてその世界に深く浸ることができる。今回、「ユーモア」「笑い」の部分では『笑いの哲学』を著した美学者・木村覚をドラマトゥルクに迎え、音楽を手がける額田大志はバンド演奏にバージョンアップしたシーンを、舞台美術を担当する建築集団「dot architects」は観客の視点の自由度を上げたプランを構想している。作品創作のプロセスも含め「劇場の役割が広がる取り組みをしていきたい」と考える劇場と、国内外から注目される市原による本企画。公演は1月21日(金)から24日(月)ロームシアター京都 ノースホールにて。チケット発売中。取材・文:安藤善隆
2022年01月11日VANS(ヴァンズ)のスニーカー「オールドスクール(OLD SKOOL)」「エラ(ERA)」「SK8-HI(スケートハイ)」より2022年の干支“寅”をモチーフにした新作「“タイガーパターン”パック(“Tiger Pattern” Pack)」が登場。2021年12月30日(木)より、ABCマート グランドステージにて発売される。VANS“寅年”にちなんだタイガー柄人気スニーカー3型今回登場する、VANSの人気スニーカー3型「オールドスクール」「エラ」「SK8-HI」の新作は、“寅年”にちなんだタイガー柄が目を惹くデザイン。いずれもファーやハラコ素材のようなデジタルプリントを採用し、表情豊かに仕上げた。また、「オールドスクール」と「SK8-HI」は、シューズの踵部分のクッションを省いた“テイパード”と名付けられたシルエットを採用。スッキリとしたフォルムに成形することで、幅広いスタイリングに合わせることの出来る一足となっている。なお、サイズは22.0cmから30.0cmで展開。ユニセックスで着用することが可能だ。詳細VANS 「“タイガーパターン”パック」発売日:2021年12月30日(木)販売店舗:ABCマート グランドステージおよびABCマート オンラインストア価格:オールドスクール 8,250円、エラ 7,150円、スケートハイ 9,350円サイズ:22.0cm~29.0cm(0.5cm刻み)、30cm
2021年12月30日中村佳穂が、12月7日に京都・ロームシアター京都 メインホールで開催する『うたのげんざいち 2021 in 京都 ロームシアター』を「uP!!!」で独占生配信することが決定した。細田守監督作品歴代ナンバーワンヒット作となった映画『竜とそばかすの姫』で、主人公・すず / ベルの声および劇中歌を担当し一躍脚光を浴びた中村。今年はさらに全国6都市で初の全国ツアーを行うなど精力的な活動を続けている。本公演はそんな彼女が地元・京都で開催する今年最後のワンマンライブで、12月10日18時からはアーカイブ配信も予定されている。視聴チケットは本日11月19日18時より発売がスタートしており、auスマートパスプレミアム会員はお得な割引料金で購入することができる。<配信情報>中村佳穂『うたのげんざいち 2021 in 京都 ロームシアター』12月7日(火) OPEN 18:00 / START 19:00(予定)※アーカイブ(見逃し)配信:12月10日(金) 18:00~12月31日(金) 23:59まで【チケット情報】※GoToイベント適用割引価格■前売・auスマートパスプレミアム会員:税込2,400円(通常価格:税込3,000円)・一般:税込2,800円(通常価格:税込3,500円)販売期間:11月19日(金) 18:00~12月6日(月) 23:59■当日・auスマートパスプレミアム会員:税込2,800円(通常価格:税込3,500円)・一般:税込3,200円(通常価格:税込4,000円)販売期間:12月7日(火) 0:00~12月31日(金) 21:00※auスマートパスプレミアム会員はau以外をご利用の方でもご入会いただけます。(月額548円(税込)/ 初回30日間無料)※ご購入時システム手数料として別途200円が必要となります※政府によるGo Toイベントキャンペーン対象適用につき、通常の2割引の価格でご購入いただけますお申込みはこちら:中村佳穂 オフィシャルサイト:
2021年11月19日斎藤工がゲストに井浦新を招き、全国のミニシアターにエールを送るWOWOWシネマ「特集:ミニシアターに愛をこめて」にて、世界のミニシアターの秀作4本を紹介する。斎藤さんは、映画を愛する俳優たちが中心となって、コロナ禍に苦しむミニシアターを応援しようと立ち上がったプロジェクト「ミニシアターパーク」の中心人物の1人。今回の放送・配信では、かつてミニシアターで映画ファンが熱狂した4本を特集。映画の前後に案内役の斎藤さんとゲストの井浦さんを招いて2人が放送作品についてトーク。放送・配信作品となる『ユア・マイ・サンシャイン』『ポネット』『落下の王国』『仕立て屋の恋』の見どころはもちろん、それぞれの作品の公開当時のミニシアターの様子や、自身の近況も語られた。井浦さんも「ミニシアターパーク」の中心人物の1人で、「ミニシアターパーク」は井浦さんから斎藤さんへの1本の電話がきっかけでスタートしたということもあり、「この番組は井浦さんと向いている方向が一緒ではないかと思うので、ご出演いただけて非常にありがたいです」と斎藤さんは嬉しそうに語る。ミニシアターの現状について、井浦さんは映画館の経営状況を心配しながらも自身は以前よりも映画館に足を運ぶようになったという。「映画館の昼の回に来る人って少ないだろうなと思っていましたが、実際映画館に行くと、半分くらい席が埋まっていたりします。ものすごい嬉しくなるよね」と語り、斎藤さんも「お客さん同士の会話がなくても仲間のような感じがしますよね」とミニシアターならではの魅力を語った。また、チョン・ドヨンとファン・ジョンミンによる『ユア・マイ・サンシャイン』の回では、韓国の映画作りについても触れられた。2009年公開の映画『空気人形』でペ・ドゥナと共演した井浦さんは、撮影現場で彼女から「韓国では大切なシーンを撮るときに1週間かけることもある」と聞き、当時は2週間で作品を撮りきることもあったという日本映画と、1シーンに1週間かけることもある韓国映画との時間と予算のかけ方の違いを感じたと明かす。井浦さんは「時間と予算をかける撮影は映画業界を発展させることにつながるのかも」と語り、斎藤さんも「まさに最近の韓国映画がそれを表していますよね」と続けた。『ユア・マイ・サンシャイン』ほかにも『ポネット』では子役の話、『落下の王国』では同年に若松孝二監督が製作し井浦さんも出演した『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』が話題に上がり盛り上がりを見せた。このトークは各作品の前後に合わせて放送・配信。さらに、放送に入りきらなかった未公開トークをWOWOWオンデマンドにて配信する。『ポネット』「特集:ミニシアターに愛をこめて 斎藤工×井浦新」は10月18日(月)~21日(木)WOWOWシネマ、WOWOWオンデマンドにて放送・配信。(text:cinemacafe.net)
2021年10月14日『シックス・センス』『ヴィジット』など数々の衝撃作を手がけてきたM・ナイト・シャマラン監督の最新作『オールド』が本日から日本での公開をスタートした。本作は、謎のビーチを訪れた人々が体験する衝撃的な出来事の数々を描いた作品で、これまでのシャマラン作品同様、アッと驚く展開や予測不可能な物語が楽しめる。その一方で本作は不可思議な設定を用いてこれまで以上に“人間ドラマ”を描こうとしている作品でもある。「私の人生で経験したことがこの映画の中で描かれています」と語るシャマラン監督に話を聞いた。本作の舞台は美しい海と自然が広がるリゾート地。休暇を楽しむために訪れた人々は豪華なホテルで従業員から笑顔で迎えられ、美味しそうなドリンクでもてなされる。そして案内されたのは、人里離れたビーチ。人々は美しい海と空に笑みがこぼれる。しかし、謎の女性の死体が見つかり、ビーチでは奇妙な出来事が次々に発生。さらに小さな少年が気がつくと青年に成長している。逃げ出すことは不可能で、そこにいる人々は通常では考えられない速度で老いていく。一体、何が起こっているのか?本作には原案がある。ピエール・オスカー・レヴィとフレデリック・ペータースが手がけたグラフィックノベル『Sandcastle』は2010年にフランスで発行された作品で、シャマラン監督は娘たちからプレゼントされ「最初に読んだ時からミステリアスで面白いと思いました」と振り返る。「自分のアイデアでもそう思うのですが“これは面白い。このアイデアに2年ほど費やしてもいいな”と思わせてくれるものがありました。ダークコメディで面白いんけど、どこか奇妙で壮大さもあって……これは映画にしたいと思ったわけです」そこでシャマラン監督は書籍から受けたインスピレーションを基に脚本を執筆し、撮影の準備を進めていった。新型コロナの感染が広がる状況下だったが、シャマラン監督は自身でプロデューサーも務め、安全対策をしながら、悪天候などのトラブルを乗り越えて撮影を敢行した。「パンデミック(感染拡大)の時期だったので、これまで以上に自分の考えていることを紙に書き出して、壁に貼って、それらをじっくりと分析する時間がありました。私が夢見る、理想とする“映画言語”とは一体、どういうものなのかをじっくりと考える時間があったわけです。ドリー(撮影用の移動車)の上でカメラをどの角度で動かせばいいのか? ズームをどのように使うのが効果的なのか? 1970年代風のカメラの動きをするにはなにが必要なのか? そんなことを考えたりしました。あとは“カメラがキャラクターたちの動きと関係なく動く”なんてことも考えたりしましたね。あるふたりが会話している場面があるとして、通常だとそれぞれのキャラクターを映すわけですが、まるで時間が流れていくようにカメラ自身の動きが存在したとしたら……そんなことも考えました」シャマラン監督が振り返る通り、本作ではこれまでのシャマラン作品以上に計算された構図のショットや、観客を意図的に惑わせるカメラの動きが多く登場する。さらに監督はロケで撮影することにこだわったようだ。「作品に自分で資金を投じるようになったのは『ヴィジット』からだと思うのですが、資金を出すことで、自身の決断を下すことができるようになったと思います。今回の作品で私はロケーション撮影を選択しました。それは余計に予算のかかることですし、パンデミックが起こっている状況ですから、いつも以上に予算がかかることはわかっていましたが、自分でプロデューサーも務めていたことでロケが実現したわけです。経済的なリスクを背負うことで、自分の芸術性を守り、結果として出来上がった作品は、これまでより成功するようになったと思っています」シャマラン監督は、いつも“超現実的なものと、地に足のついたドラマのバランス”を重視していると力説する。「それは非常にデリケートなバランスの上に成り立っているものです。通常のドラマもあれば、ハリー・ポッターのような完全なファンタジーもありますが、ふたつのバランスをとることが私の作品では重要なのです。たとえば恐竜が現代に戻ってきたとしたら? そんな超現実的な設定を地に足のついたドラマとして語ることができれば、観客は"もしかしたら、そんなことも起こりえるのでは?”と感じてくれるでしょう。だから私はいつも目には見えないもの、手で触れられないものが、見たり触れたりできると感じられることに興味があります。子どもはそういうことを信じられますよね? 私は大人もそういうことを信じられたらいいなと思っているんです。そして私の作品にはもうひとつの特徴があります。それはすでに存在する超現実的な神話の上で、さらに自分の考えた新しい超現実的な神話を語ることです。エイリアンやゴーストやヴァンパイアは、劇場に来る前から観客が知っている神話ですよね? 私はその上でさらに新しい神話を作り出して語りたいのです。今回の映画ですと、ビーチに岩があって、その岩が人間の細胞をとても早いスピードで成長させる。このような設定を加えると観客に理解してもらうのが難しくなるのはわかっているのですが、これこそが私の映画の特徴だと思っています」美しくも奇妙なビーチを訪れた人々はすごい速度で成長していく。愛らしかった幼児はあっと言う間に成人になり、若い父親の顔には深いシワが刻まれる。まるで人生を“早送り”しているような現象が発生するが、この設定はシャマラン監督が日々の生活をおくる中で思いついたものだという。「私の人生で経験したことがこの映画の中で描かれています。たとえばですが、子どもたちの成長は本当に早くて、あっと言う間に大人になってしまうんです。私の子どもたちはすでに成人して、娘のひとりは今回の映画のセカンドユニットのディレクターをしています。その一方で、自分の親はどんどん老いて弱っていく。私の親も年老いて、歩いたり、食事するのを手伝わなければならない状況にあります。まるで赤ん坊の世話をしているようなことを自分の親に対してやっている状況なんです。ですから、“老いること=オールド”がいつも私の頭の中にあって、世の中にはいつも同じものはないんだな、家族でさえもどんどん変わっていくものなんだと感じるようになりました」その結果、本作は、誰もが人生の中で感じる時間の不思議さ、気がつくと様々な状況が変化していくことの驚きが盛り込まれた作品になった。「もし仮にものごとのスピードがものすごく早くなったとします。そうすると皮肉なことに、イヤなメールを受け取ったとか、狙っていた仕事を誰かに取られたなんてことが“それって本当に大事なことか? そんなことに執着していていいのか?”と思えてくると思うのです。逆に人は人生の中で何を楽しむべきなのか? 何が人生で大事なのか? を考えると思います。そして人は“いま現在”が最も大事なんだと感じられるのではないでしょうか? ものごとをゆっくりとしたスパンで見ていくと、ひとつひとつの大切さが見えなくなってしまうことがあると思うのです」ここまで読んだあなたは“今回のシャマラン映画はいつもと少し違うのでは?”と思うかもしれない。もちろん、本作にはシャマラン監督お得意の衝撃的な設定や展開、観客の予想を上回るラストが描かれる。その上で本作はこれまで以上に観客が考えたり、自分の引き寄せたりできる題材も扱っている。ショックやサプライズで終わらない、ありそうでなかった“新たなシャマラン映画”の誕生といえるだろう。『オールド』公開中
2021年08月27日M.ナイト・シャマラン監督がガエル・ガルシア・ベルナルら多彩なキャストを迎えた最新作『オールド』が、ついに公開。この度、シャマラン監督をはじめとした、製作スタッフ陣が撮影時の貴重なエピソードを語る特別映像が到着した。映像内で開口一番、「現場での撮影準備はまさに悪夢だった」とシャマラン監督が語る本作の撮影は、2020年新型コロナウイルスの世界的な流行によって、あらゆる主要都市がロックダウンされていた時期に行われた。本作は、場面設定はほとんど1か所のみだったため、その撮影箇所を探すことが製作者にとって最重要タスクとなった。撮影の準備として、まずは主な舞台となる美しいプライベートビーチ、そして2つ目はホテルのロケ地探しから始まり、間もなくカリブ海に目を付け、中でもドミニカ共和国が検討されることに。シャマラン監督と主なスタッフたちは3か所を候補として挙げ、最終的に息を飲むほどの美しい景観だけでなく、本作の世界観に必須となる適度な孤立感を持つサンタ・バーバラ・デ・サマナのマジェスティック・ビーチを主な撮影場所に決めた。このドミニカ共和国での撮影は、シャマラン監督において、初の試みである米国外での撮影となり、過去に『ヴィジット』(15)、『スプリット』(17)、『ミスター・ガラス』(19)といった近年のシャマラン監督作品で何度もタッグを組んできた製作のマーク・ビエンストックも「撮影は苦労の連続だった」と語るように、コロナ禍というだけでなく、撮影地がドミニカ共和国という小さな国での撮影ということで必要な備品や人材を全て準備して現地入りしたこともあり、撮影は過酷だったようだ。美術監督のネイマン・マーシャルは、「崖に周囲を囲まれ周囲と遮断されたビーチという発想は面白い仕掛けだ。視覚的にも物語的にもね」とロケ地として選ばれたサマナのビーチの魅力について語る。しかし、ようやくロケ地が決まったものの、撮影期間は運悪くハリケーンのシーズンと重なってしまったという。「文字どおり世界中を探し回ったよ、私の頭の中にあるようなビーチをね。結局カリブ海で撮ることになったが、コロナもハリケーンも保険に入れなかった。そして崖を作ったところで、ハリケーンに襲われた。リスクの多い撮影だった」と当時起こったハリケーンによる壮絶なアクシデントについてシャマラン監督は語る。しかし、そんな中「限られた時間で撮るからミスはできない。1日だって延期できない中、本作を撮り切れたことを誇りに思うよ」と語り、数々のアクシデントや制約を乗り越えて完成した本作に自信を覗かせている。本作は、コロナ禍の真最中に撮影されたことで、意図せず隔絶を強いられた世界の現状ともシンクロする内容になっている。『オールド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オールド 2021年8月27日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2021年08月27日シャーリーズ・セロン主演のNetflixのSFアクション映画『オールド・ガード』の監督が、ヴィクトリア・マホーニーに決まった。オリジナルを監督したジーナ・プリンス=バイスウッドは、今作の成功でほかからオファーがかかり、続編の監督から降板していた。昨年配信開始された『オールド・ガード』は、Netflixのオリジナル映画の中でも最も多くのアクセスを稼いだヒット作。セロンはプロデューサーも兼任する。続編には、セロンのほか、キキ・レイン、マティアス・スーナールツ、キウェテル・エジョフォーなども再登場する。文=猿渡由紀
2021年08月27日スリラー映画の名手M.ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』。本作でシャマラン監督が選んだテーマは、“時間”。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、“時間”が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われ、謎を解かなければ脱出できない家族の恐怖とサバイバルを描く。この度、シャマラン監督がこだわったキャスティングについてのコメントが到着した。本作は、ある年の父の日にシャマランが3人の娘たちからグラフィックノベル「SANDCASTLE」(原題)を贈られたことから始まった。2011年に出版されたこの書籍は、フランス人作家であるピエール・オスカル・レヴィと、アーティストであるフレデリック・ペータースが手掛けた、物悲しく瞑想的な雰囲気の作品で、いろいろと考えさせられるような内容。休暇を楽しもうと人里離れたビーチを訪れた人々が急速に年を重ねることとなってしまうというストーリーが、シャマランの想像力を刺激し、全ての人に共通する“死”についてのストーリーを映画に落とし込んだという。本作だけでなく『ヴィジット』『スプリット』『ミスター・ガラス』でも製作総指揮を務めたスティーヴン・シュナイダーは、本作の人を惹きつけるようなストーリーに深みと真正性を加えるため、シャマランは世界中のあらゆる地域から役者を加える必要があると感じ、様々な民族的バックグラウンドや国籍を持つ、勢いある役者に出演してもらおうとしたと明かす。また、シャマランは「製作に携わる全ての映画作品において、僕が今どこにいるのかを反映したものにしたいと思っています。今いる場所を表現することで、僕が移民であるという事実を知らせることができると思います」と語り、「キャリアを語る際には特別目立たせることはしないが、僕は米国で映画製作をしながらも、生まれはインドのポンディシェリ。幸運なことに、ハリウッドで映画製作をして、世界中の人々に映画を観てもらうことができています。だからか、出演者を検討するときにメキシコ訛り、ドイツ訛り、英国訛りの役者を迎えるのは素敵なことだと思います」と、自分のバックグラウンドを反映させたものを作ろうとしたことを教えてくれた。今回一家の父親ガイ役を演じたメキシコ生まれのガエル・ガルシア・ベルナル、妻プリスカを演じたルクセンブルク生まれのヴィッキー・クリープス、娘役を演じたニュージーランド出身のトーマシン・マッケンジーや、アジア系アメリカ人のケン・レオンら国際色豊かなキャスト陣のキャスティングが、シャマラン監督の理想の形であったことが分かるだろう。また、プロデューサーのアシュウィン・ラジャンにとって、国際色豊かな出演者たちを率いるという点でもガエルは理想的だったと言い、「思いやりに溢れたガエルは、ガイ役にぴったりな役者だった。命が脅かされている状況下で子供が2人いる父親であり、プリスカの夫でもあるガイを演じるには、瞬時にこの役柄に入り込めなければならない。作品全体がガイや2人の子供の視点から描かれている。その点でガエルは素晴らしく成し遂げてくれたと思う。人を惹き込むような役者だ」と、ガエルがまさに適役であったこと、そして本作での好演を絶賛している。コロナ禍でオーディションを実施し、撮影を行い、1800万ドルもの製作費も監督自らが出して製作された肝いりの本作。キャスティングにおいても一切妥協をすることなく、理想の俳優たちが集結した最新作といえそうだ。『オールド』は8月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オールド 2021年8月27日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2021年08月22日VANS(ヴァンズ)から、“湯呑み”をモチーフにしたスニーカーコレクション「VANS 鮨 SUSHI PACK」が登場。VANSのオーセンティック&オールドスクールが“鮨屋の湯呑み柄”で登場鮨屋のカウンターでお馴染み、様々な魚編の漢字を総柄であしらった湯呑みとVANSの異色のコラボレーションが実現。VANSブランドの第一作目「オーセンティック(Authentic)」と、ブランドアイコンのサイドストライプを初めて採用した「オールドスクール(Old Skool)」。アッパーの一部に鮨屋の湯呑み柄を大胆にあしらった、2つの定番モデルが展開される。カラーは、いずれのモデルもホワイト&ブラックの2色展開。USスケートカルチャーの元祖と日本の伝統パターンが融合した、ユニークでニュートラディショナルな仕上がりの一足となっている。商品情報「VANS 鮨 SUSHI PACK」発売日:2021年8月7日(土)価格:・「オーセンティック」7,700円・「オールドスクール」8,800円取扱店舗:VANSストア各店、ABC-MART一部店舗
2021年08月16日King Gnu(キングヌー)常田大希率いるミレニアム・パレード(millennium parade)が、期間限定ミニシアター「ザ ミレニアム・パレード シアター(THE MILLENNIUM PARADE THEATER)」をオープン。 2021年8月16日(月)から8月27日(金)まで、銀座ソニーパークで開催される。事前予約制、入場無料。ミレニアム・パレードによる期間限定“ミニシアター”細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』のメインテーマ「U」がヒットを飛ばしているミレニアム・パレード。そんな彼らが、2020年に展覧会「ヌーミレパーク(仮)」を開催した銀座ソニーパークと再びコラボレーションし、期間限定ミニシアター「ザ ミレニアム・パレード シアター」をオープンする。「Bon Dance」MVを大画面で上映「ザ ミレニアム・パレード シアター」の大画面で鑑賞することができるのは、デビューアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』収録の人気楽曲「Bon Dance」のミュージックビデオ。アルバムリリース時期に常田大希が「今すごい映像を創っている」と公言したまま沈黙され、ファンの間で考察が繰り広げられていた作品だ。「Bon Dance」のミュージックビデオは、夏の夜に不思議な世界に迷い込み、妖怪たちの”百鬼夜行”に遭遇する少年少女の一夜限りの思い出を描いたもの。制作は、「Fly with me」の映像制作を担当したクリエイティブディレクターの佐々木集と、デジタルアーティストの神戸雄平が手がけた。共にミレニアム・パレードと、常田大希主宰のクリエイティブレーベル・ペリメトロン(PERIMETRON)のメンバーとして活動する2人が再タッグを組む。なお、「Bon Dance」のミュージックビデオ公開にあたり、常田大希は下記の通りコメントを寄せている。<常田大希 コメント全文>今皆さんそれぞれが耐え忍ぶ毎日を送っていると思います。元通りの世の中に一刻も早く戻れる事を祈ってお盆にあの曲のMVを公開しました。無くなった夏祭りの代わりに、ささやかな我々の夏祭りをどうぞ。大密なMVになってます。“ここでしか観られない”特別映像も「ザ ミレニアム・パレード シアター」では、「Bon Dance」のミュージックビデオだけでなく、“ここでしか観ることができない”スペシャル映像も上映。ミレニアム・パレードの今後を暗示する映像作品に仕上がっているとのことで、ファンは必ず足を運びたい。コラボメニュー&ポスターも販売「ザ ミレニアム・パレード シアター」のディレクションには、ペリメトロンも参加。銀座ソニーパークの地下空間にどのような世界観を創り出すのかにも注目だ。会場では、映画上映だけでなく、ポップコーンなどのコラボレーションメニューやオリジナルポスターの販売も予定している。「ソニーパーク展」の一環としてなお、「ザ ミレニアム・パレード シアター」は、銀座ソニーパークで9月30日(木)まで実施されている体験型展覧会「ソニーパーク(Sony Park)展」の一環として開催。『映画は、森だ。/ with millennium parade』と題してイベントを行う。【詳細】Sony Park展『④映画は、森だwith millennium parade』期間:2021年8月16日(月)~8月27日(金)11:00~19:00※予約開始日:8月6日(金)正午12:00※「THE MILLENNIUM PARADE THEATER」(Park B3/地下3階)は、平日・土日ともに事前予約制場所:Ginza Sony Park(PARK B2-B4/地下2階~4階)住所:東京都中央区銀座5-3-1料金:入場無料■入場・予約について「THE MILLENNIUM PARADE THEATER」は、土日祝日のみ時間指定の事前予約制。各期間とも1人(1メールアドレスあたり)1回、2枚までの予約。詳細は公式サイト(を確認。
2021年08月09日2021年11月、大阪府松原市にオープンする「TOHOシネマズ セブンパーク天美」に2つの関西初サウンドシアターが誕生。“プレミアムシアター”と“轟音シアター”が導入されることが決定した。「セブンパーク天美」は、株式会社セブン&アイ・ホールディングスが大阪府松原市にオープンする売場面積4.5万平方メートルを誇る南大阪エリア最大級の商業施設。そのセブンパーク天美内に、「TOHOシネマズ セブンパーク天美」はオープンする。プレミアムシアターは、ハイスペックな3つの要素(プレミアムラージフォーマット、プレミアムサウンド、プレミアムシート)を兼ね備えたTOHOシネマズ独自規格のハイパフォーマンスシアターだ。この度、「TOHOシネマズ セブンパーク天美」が東京3劇場、熊本1劇場に続く、5番目の導入劇場として決定した。TOHOシネマズ独自規格による「TCX(R)」は、左右の壁いっぱいまで拡大された巨大スクリーン。大迫力の映像を巨大スクリーンに映し出すことで映画館ならではの圧倒的な映像体験を実現する。また、「TOHOシネマズ シネマズセブンパーク天美」のシアター形状に最適化した形でスピーカーをカスタマイズすることで、コンサートホールのようなプレミアムサウンドをお届け。国内有数のホールにカスタムスピーカーの納入実績を持つ(株)イースタンサウンドファクトリーと(株)ジーベックスのコラボレーションが良質な音響空間を創り出す。さらに、この劇場ではTOHOシネマズ初の試みとなる特別席の導入を計画中。プライベート空間が確保された広々とした座席は、ラグジュアリーな非日常を演出し、映画への没入感をより高めることになる。一方、轟音シアターは「音の体感・迫力あるサウンド」を意識したシアター。スピーカーユニットを向かい合わせで駆動させることで通常の1.5倍~2倍のパワーを発揮するアイソバリック方式を採用したサブウーハーを導入。TOHOシネマズ以外では体験できない、空気を震わせる体感型サウンド・シアターを実現する。今回は、TOHOシネマズ池袋、TOHOシネマズ立川立飛に続く、3番目の導入劇場として決定した。今回の情報解禁と併せて、「呪術廻戦」初の映画化となる『劇場版 呪術廻戦 0』(12月24日(金)公開)とTOHOシネマズセブンパーク天美のコラボレーション・オープニングポスターが公開された。「TOHOシネマズ セブンパーク天美」で導入される関西初の“プレミアムシアター”と“轟音シアター”。プレミアムな映画体験か、身体に響く衝撃体験か、ここでしか体験できない『劇場版 呪術廻戦 0』をぜひ堪能してほしい。
2021年08月04日『シックス・センス』『サイン』『ヴィジット』『スプリット』など、話題作を次々生み出すスリラー映画の名手M.ナイト・シャマラン監督の『オールド』。この度、全米公開に合わせてプレミアイベントが開催され、本作のメガホンをとったシャマラン監督ほか、ビーチに訪れる一家の父親役を演じた主演のガエル・ガルシア・ベルナルらが一挙に集結した。7月23日(金)より全米で公開された本作は、7月25日(日)までの週末3日間で1,651万ドル(日本円=約18億2270万円)を稼ぎ、初登場No.1を記録した(※数字は7月26日付、Box Office Mojo調べ)。プレミアイベントにはシャマラン監督、ガエルほか、アレックス・ウルフ(『ジュマンジ/ネクスト・レベル』)、エリザ・スカンレン(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)らキャストたちが、本作の舞台となるビーチをイメージした砂が敷き詰められた“サンドカーペット”に登場した。ガエルは「このような機会でプレミアを開催出来るのは素晴らしいことだよ。僕自身はよく劇場に足を運んでいるんだ。メキシコでは劇場が営業しているからね」と語り、コロナ禍で長期間多くの人が劇場から離れていたが、本作を多くの人が再開した劇場で観ることに期待を寄せた。また、シャマラン監督の作品でのお気に入りのポイントについて問われると「監督は真の映画人そのものだ。物事へのアプローチ、映画に関する知識や言語を自由自在に操ることが出来る。多くの試みをしてそれを随所に活かしている。創造力に満ちた雰囲気づくり、世界観を現場にもたらす方法を知っている。リスクも伴うけどリスクを冒してチャレンジしていかないと良いものは生まれないと思う」と魅力を明かした。シャマラン監督もまた「このプレミアの開催日を選んだ時はまだコロナ禍で、上手く行くことを願っていた」と打ち明け、プレミアを無事に開催することができたことに安堵の表情を見せ、「劇場での映画鑑賞が最高のアートである理由は、1つの空間で観客同士が影響しあうなどたくさんある」と続ける。「1人で映画鑑賞、読書をしても自分自身の世界観や感想しか生み出さないが、500人以上の見知らぬ人と鑑賞することで色々な視点を共有することが出来る」と言い、「皆が互いに影響し合う。こうやって集まれるということは素晴らしいことだ」と、劇場体験がもたらす素晴らしさについて語り、本作を多くの観客に観てもらえること、そして多くの観客が同じ空間で作品を鑑賞することによって新たな映画の視点を考えるきっかけを与えあうことに期待を寄せた。コロナ禍でオーディションを実施し、撮影を行い、1800万ドルもの製作費も監督自らが捻出したという本作。実は本作のアイディアは、シャマラン監督の娘たちが父の日にプレゼントしてくれた“サンド・キャッスル”というグラフィックノベルが原案になっているという。『オールド』は8月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オールド 2021年8月27日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2021年07月27日『シックス・センス』の監督M.ナイト・シャマランによる最新作『オールド』が、2021年8月27日(金)より全国ロードショー。M.ナイト・シャマラン最新作、“一日で老いて一生が終わる”ビーチでの謎解きタイムスリラー映画『オールド』は、“時間”をテーマに恐怖とサバイバルを描く謎解きタイムスリラー。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、[時間]が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われ、謎を解かなければ脱出できないという極限状態に陥った家族を描く。『シックス・センス』のM.ナイト・シャマランが監督メガホンをとったのは、スリラー映画の名手、M.ナイト・シャマラン。シャラマンの作品は、見るものをじわりじわりと恐怖の世界に引き込む独特の世界観を特徴とし、これまで数々の話題作を送り出してきた。なかでも『シックス・センス』は、数々の伏線の延長線上にある驚愕の結末で話題を呼んだ名作であり、シャラマンの出世作。翌年続けて発表したブルース・ウィリス主演の『アンブレイカブル』のほか、『スプリット』、『ミスター・ガラス』なども手掛けている。そんなシャマランが、今回の『オールド』では“一日で老いて一生が終わる”脅威にさらされたビーチでの恐怖を、驚愕のラストまで誘っていく。『モーターサイクル・ダイアリーズ』のガエル・ガルシア・ベルナルほか出演出演者には、『モーターサイクル・ダイアリーズ』のガエル・ガルシア・ベルナル、『ジョジョ・ラビット』のトーマシン・マッケンジー、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』のアレックス・ウルフ、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエリザ・スカンレンらが名を連ねる。【映像】脱出不可能なビーチを舞台に描かれる“一家の恐怖とサバイバル”公開された映像は、ある家族がバカンスに出かけるありふれたシーンから始まる。秘境のビーチに到着すると美しい眺望が広がり、各々が浜辺で寛いでバカンスを楽しむが、暫くすると奇妙なことが起こり始める。砂に埋もれた大量のスマートフォン、海に漂流し異常なスピードで腐敗が進む死体。子供たちは急速に成長してしまった。さらに、このビーチから出ようとすると意識を失い、脱出できないことが判明し、一家はじめこの場所に訪れた人々は狼狽しパニックに陥る。なぜ、このビーチで子供たちは急に成長し始めたのか?この場から逃げることはできるのか?【詳細】映画『オールド』公開日:2021年8月27日(金)全国ロードショー出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ヴィッキー・クリープスアレックス・ウルフ、トーマシン・マッケンジー ほか原案:「Sandcastle」(Pierre Oscar Lévy and Frederik Peeters)監督・脚本:M.ナイト・シャマラン製作:M.ナイト・シャマラン、マーク・ビエンストックほか配給:東宝東和
2021年06月14日M.ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』の公開日が8月27日(金)に決定。あわせて、日本版予告編と場面写真が公開された。『シックス・センス』(1999年)『スプリット』(2017年)ほか、話題作を次々生み出すスリラー映画の名手による本作のテーマは、“時間”。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで「時間」が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われ、謎を解かなければ脱出できない家族の恐怖とサバイバルを描く。主演には、ビーチに訪れる一家の父に実力派のガエル・ガルシア・ベルナル(『モーターサイクル・ダイアリーズ』ほか)。トーマシン・マッケンジー(『ジョジョ・ラビット』)、アレックス・ウルフ(『ジュマンジ/ネクスト・レベル』)、エリザ・スカンレン(『ストーリー・オブ・マイライフ / わたしの若草物語』)ら、フレッシュな俳優陣も出演している。公開された映像は、ある家族がバカンスに出かけるありふれたシーンから始まる。秘境のビーチに到着し、美しい眺望とともに各々が浜辺で寛いでバカンスを楽しむが、暫くすると周囲で奇妙なことが起こり始めた。砂に埋もれた大量のスマートフォン、海に漂流し異常なスピードで腐敗が進む死体。子供たちは急速に成長してしまった。さらに、このビーチから出ようとすると意識を失い、脱出できないことが判明。一家はじめこの場所に訪れた人々は狼狽しパニックに陥る。映像では、時計の時を刻む音が徐々に大きく響き、観る人の精神を蝕むように不安を煽る。なぜ、このビーチで子供たちは急に成長し始めたのか?この場から逃げることはできるのか?一家を待ち受ける驚愕のラストとは。さらに、最新映像に合わせて解禁された場面写真には一家が抱きしめ合う姿が。楽しいはずのバカンスは脅威に晒され、動揺を隠せず泣きながら抱き合う姿は結末が気になる1枚となっている。『オールド』8月27日(金)より日本公開
2021年06月11日M. ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』が、8月27日(金)より公開決定。時間が異常な速さで過ぎていくビーチを舞台にした日本版予告編が解禁された。『シックス・センス』『スプリット』などスリラー映画の名手として知られ、これまでに独特な世界観で人々を不安と恐怖に陥れてきたシャマラン監督が描く本作のテーマは、“時間”。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、“時間”が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われ、謎を解かなければ脱出できない家族の恐怖とサバイバルを描く。解禁された日本版最新予告には、ある家族がバカンスに出かけるありふれたシーンから始まる。秘境のビーチに到着すると美しい眺望が広がり、各々が浜辺で寛いでバカンスを楽しむ。だが、しばらくすると、周囲に立て続けに奇妙なことが起こり始める。砂に埋もれた大量のスマートフォン、海に漂流し異常なスピードで腐敗が進む死体。さらに、子どもたちが急速に成長してしまった!さらに、このビーチから出ようとすると意識を失い、脱出できないことが判明。一家をはじめ、この場所に訪れた人々は狼狽しパニックに陥る。予告編には、時計の時を刻む音が徐々に大きく響き、観る者の精神を蝕むように不安を煽る映像となっている。なぜ、このビーチでは時間が早く進むのか、この場から逃げることはできるのか?最新映像を合わせて解禁された場面写真には一家が抱きしめ合う姿があり、楽しいはずのバカンスが一変し、動揺を隠せず泣きながら抱き合う姿が気になる1枚となっている。ビーチを訪れる一家の父には『バベル』「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」ガエル・ガルシア・ベルナル、『ファントム・スレッド』ヴィッキー・クリープスほか、『ジョジョ・ラビット』で大きく注目されたトーマシン・マッケンジー、『ヘレディタリー/継承』『ジュマンジ/ネクスト・レベル』アレックス・ウルフ、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』エリザ・スカンレンなどフレッシュな俳優陣が出演する。『オールド』は8月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オールド 2021年8月27日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2021年06月11日日本テレビ系列の福島中央テレビでは、19日から21日まで「オンラインLiveシアター」を開催する。これは、「イマーシブシアター」と呼ばれる観客参加型の演劇を、オンラインビデオ通話システム・Zoomを使用することで、劇場ではなく自宅から観劇できるというもの。チャット機能やアンケート機能を使用したり、他のWEBページから情報を得て登場人物にアドバイスしたり、時には音声やビデオをオンにして参加することで、より深い没入感を演出する。今回のタイトルは、山本陽将氏が脚本・演出を担当する『エンド・オブ・アス―タイムリミットは60分―』。福島中央テレビで働くAD・二階堂由芽が、社内からオンライン同窓会に参加するが、そこでゾンビに噛まれてしまう。「ゾンビに噛まれた人間は、60分後に自分もゾンビになってしまう」という衝撃の事実に由芽が絶望する中、高校時代から交際し、東京にいる蓮実徹は「諦めるな、由芽! 俺がワクチンを持ってそっちに向かってる! それまでそこで持ち応えてくれ……!」と呼びかけ――。参加者は「由芽のオンライン同窓会に参加した同級生」という設定。観賞だけでなく、物語の中で得られたヒントを登場人物に教えたり、一緒に考えたり、分岐点で選択をしていくことで、登場人物たちを救うことを目指す。出演は、稲森寿世、聖矢、鈴木文健、江守沙矢。テーマソングは、音速ラインの「世界は回る」。開催は、19日が20時~、22時30分~。20日が14時~、17時~、20時~。21日が14時~、17時~、20時~の計8回(上映時間:1時間15分程度)。各回100人程度を想定し、チケット価格は1,998円(税別)。同局では、昨年12月から「新しい、楽しみを作ろう」をコンセプトに、コロナ禍でも家で安全に楽しめる新しいエンタメを月替わりで提供。12月は「オンライン大忘年会」、1月は「オンライン謎解きゲーム」、2月は「ふくしまアートエールプロジェクト」を開催している。
2021年03月07日世田谷パブリックシアターが2021年度ラインナップを発表した。国内演劇創作では、ワジディ・ムワワド×上村聡史「約束の血の4部作」、待望の第3弾となる『森 フォレ』を皮切りに、『チック』に続き小山ゆうながドイツ発の同時代戯曲に挑む『愛するとき 死するとき』、栗山民也と瀬戸山美咲による初の強力タッグで送る『彼女を笑う人がいても』(仮題)、フィリップ・リドリー×白井晃の衝撃作『マーキュリー・ファー Mercury Fur』の再演を届ける。さらに恒例企画では、芸術監督・野村萬斎の総合演出で斬新な狂言2作を上演する『狂言劇場 その九「法螺侍」「鮎」』をはじめ、夏の「せたがやこどもプロジェクト」では、サーカス、落語、ジャズコンサートを、秋の「世田谷アートタウン」では、おなじみの『三茶 de 大道芸』に加え、「フランス フェスティバル 2021-2022」公式プロジェクトとして国際共同制作によるサーカスやダンスを上演するなど、バラエティー豊かな内容となった。このほか、従来の公演形態に捉われない新たな若手演劇人育成プログラムも始動するなど、普及啓発・人材養成事業にもさらに力を入れていくとのことだ。【世田谷パブリックシアター 2021年度主催事業】ホームページ: <国内演劇創作事業・海外招聘>●4月〜5月『フリーステージ 2021』4月29日(木・祝)~5月5日(水・祝)会場:ダンス部門 世田谷パブリックシアター音楽部門:シアタートラム / 出演:世田谷区民団体約50組●6月『狂言劇場 その九「法螺侍」「鮎」』会場:世田谷パブリックシアター総合演出:野村萬斎 / 出演:野村万作 野村萬斎 野村裕基 石田幸雄 ほか万作の会●7月『森 フォレ』会場:世田谷パブリックシアター作:ワジディ・ムワワド / 翻訳:藤井慎太郎 / 演出:上村聡史『せたがやこどもプロジェクト 2021』《ステージ編》フォルモサ・サーカス・アート(FOCA)『悟空~冒険の幕開け~』7月28日(水)・7月29日(木)会場:世田谷パブリックシアター出演:フォルモサ・サーカス・アート(FOCA)●8月『せたがや 夏いちらくご』8月8日(日・祝)会場:世田谷パブリックシアター出演:春風亭一之輔 ほか『日野皓正 presents “Jazz for Kids”』8月15日(日)会場:世田谷パブリックシアター出演:日野皓正 ほか『せたがやこどもプロジェクト 2021』《ワークショップ編》●9月世田谷アートタウン2021『三茶 de 大道芸』10月16日(土)・10月17日(日)会場:キャロットタワー周辺出演:国内外のパフォーマー約50組世田谷アートタウン2021関連企画「フランス フェスティバル 2021-2022」公式プロジェクトFrench Circus Focus 2021 / フランス×日本 現代サーカス交流プロジェクト『フィアース5』10月9日(土)~10月11日(月)会場:世田谷パブリックシアター演出・振付:ラファエル・ボワテル / 出演:日本のサーカスアーティスト5名世田谷アートタウン2021関連企画「フランス フェスティバル 2021-2022」公式プロジェクトFrench Circus Focus 2021『ぶくぶくマリンパレード』10月16日(土)・10月17日(日)会場:キャロットタワー周辺アーティスティックディレクター:ギヨミット出演:プラスティシアン・ヴォランほか世田谷アートタウン2021関連企画「フランス フェスティバル 2021-2022」公式プロジェクト日仏国際共同制作ダンス公演『ゴールドシャワー』10月15日(金)~10月17日(日)会場:世田谷パブリックシアター構想・出演:フランソワ・シェニョー、麿赤兒『MANSAI◉解体新書 その参拾弐』10月27日(水)会場:世田谷パブリックシアター出演:野村萬斎 ほか●11月〜12月『愛するとき 死するとき』会場:シアタートラム作:フリッツ・カーター / 翻訳・演出:小山ゆうな出演:浦井健治ほか『彼女を笑う人がいても』(仮題)会場:世田谷パブリックシアター作:瀬戸山美咲 / 演出:栗山民也出演:瀬戸康史、木下晴香、渡邊圭祐、近藤公園ほか世田谷パブリックシアター 若手演劇人育成プログラムHatch Out Theatre ハッチアウトシアター2021『子どものためのリーディング公演+ワークショップ』会場:シアタートラム●2020年1月〜3月『マーキュリー・ファー Mercury Fur』会場:世田谷パブリックシアター作:フィリップ・リドリー / 演出:白井晃翻訳:小宮山智津子 / 出演:吉沢亮 北村匠海ほか『地域の物語 2022』会場:シアタートラム
2021年03月01日シネマカフェ2月の特集は「ミニシアターの魅力」。今回は前編・後編と分けて、コロナ禍でも開け続ける劇場の中の人に現状の取り組みや、ミニシアターの魅力を語っていただきました。新宿武蔵野館の声:武蔵野館 興行部・菅野和樹さん新宿武蔵野館について2020年6月、お蔭様で武蔵野館は開館100周年を迎えました。2016年11月5日にリニューアルオープンして、館内ロビーも劇場内もガラッと新調しております。ムサシノドック、シネマサンドなどのオリジナル商品やドリンク、ポップコーンなどが購入出来るバーカンウンター風の売店や、各上映作品の関連グッズ、武蔵野館オリジナルグッズなどが並ぶ素敵なショーウインドー、まるでスターになったような気分になれる華麗な化粧室、高級感の漂う喫煙所などなど…まるで映画のワンシーンをそのまま切り取ったような空間を再現しております。また、ロビー内、木の壁を見ていると、映画の裏側の世界、映画スタジオやセットの中にいるような気分を味わえます!映画はもちろん、是非、映画館もお楽しみくださいませ!ミニシアターの魅力とは?魅力とは、「多くの皆様の心をひきつけて夢中にさせる作品との出会い」だと思います。シネコンではあまり上映されないけど面白いインディーズ映画などを応援する気持ちで公開し、お客様の口コミで盛り上がって大きく羽ばたいていくその瞬間に立ち会えた時の喜びは、本当に「幸せ」の一言につきます!そんな魅力ある作品との出会いこそが、ミニシアターの魅力になっているんだと思います。また、館内のいたる所に設置しております上映作品のディスプレイは、武蔵野館オリジナルです!お客様に映画館そのものを少しでもお楽しみいただきたいと、各作品ごとに趣向を凝らし、驚いて&喜んで&楽しい&幸せになっていただけるようなディスプレイ作りを工夫し心がけております。ディスプレイを見て、映画をご鑑賞前のお客様には、是非観たいと思っていただければ、また、ご鑑賞後のお客様には、映画の余韻に存分に浸っていただければと思っています。武蔵野館独自のデザインによるディスプレイも是非お楽しみくださいませ。コロナ禍での現状の運営・取り組み当館では、お客様と従業員の安全を確保するため、「映画館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に沿って感染予防対策を行っております。<新宿武蔵野館・菅野和樹さんの思い出の作品はコレ!>当館での思い出の1本になりますが、2020年11月27日よりロングラン上映中の『佐々木、イン、マイマイン』が思い出の1本であり、おすすめの1本でございます。作品のプログラムにも掲載していただいていますが、『佐々木、イン、マイマイン』の監督内山拓也さんは、2013年より当武蔵野館にアルバイトスタッフとして在籍し、チケット販売、もぎり、場内清掃、売店、映写などなど、ありとあらゆる業務に関わってくれていました。武蔵野館在籍中の23歳の時に作り上げた長編初監督作品『ヴァニタス』がPFF2016観客賞を受賞し、その後も有名アーティストのPVやCMなどを手掛け、現在は『佐々木、イン、マイマイン』で数々の賞を受賞したりと大忙しの内山さんですが、実はまだ武蔵野館に在籍中なんです!(笑)そんな経緯もありまして、思い出の1本であり、おすすめの1本であり、自慢の1本でもあるんです!次のページ:ずっと居続けられる場所…シネクイント支配人が語るシネクイントの声:渋谷シネクイントの支配人・伊波剛さんシネクイントについてシネクイントは渋谷駅徒歩3分、2スクリーンのパルコが運営する映画館です。ジャンルを問わず国内外の個性的で良質な作品を上映しております。また渋谷で唯一のペアシートを導入しており「渋谷で一番、人と楽しさを共有できる映画館」として、“リアルな感動・発見のあるライブエンタテインメントの提供”にも取り組んでおります。ミニシアターの魅力とは?ずっと居続けられる場所だと思います。図書館みたいな場所。本の代わりに映画があり、静かに鑑賞できるようなところが好きです。ミニシアターで偶然に何年も会う見ず知らずの人が何人かいて、会話はないのですが、お互い知り合いのような感じになるのが面白いです。コロナ禍での現状の運営・取り組みスタッフの体調管理をはじめ、業界のガイドライン(営業時間、イベントの開催ルール、検温、消毒の徹底など)に沿って運営。お客様が不安に感じないような運営を心掛けております。課題という表現になるか分かりませんが、先頭に立って接客するスタッフへの負担をなんとか和らげられることはないかと考えております。<渋谷シネクイント・伊波剛さんの思い出の作品はコレ!>『パイナップルツアーズ』(ユーロスペースにて)3話からなるオムニバスでコミカルかつシリアスさもある物語。最初は通常上映していたはずが、方言がわからない人にも向けて字幕版を上映しだしたことが思い出に残っております。(text:cinemacafe.net)
2021年02月25日シネマカフェ2月の特集は「ミニシアターの魅力」。コロナ禍、「SAVE the CINEMA」として所属や分野を超えた映画監督やクリエイターたちが連帯したことも話題を呼んでいるミニシアター。それぞれ劇場独自の視点から選ばれ上映される映画は、世界中の“いま”を映し出し、これまで知らなかった価値観や文化、革新的な映像表現など新たな驚きや感動、問題意識に出会える作品ばかり。街の雰囲気さえも演出にする気鋭監督の最新作に酔いしれたり、思いもよらない設定やストーリーに脳内をかき乱されたり…ときには、語り継がれるカルト作がミニシアターから生まれることも。そこで今回は、3月以降の注目作をピックアップしてみた。『フィールズ・グッド・マン』ヘイトシンボルになったカエルを取り戻せ!3月12日(金)よりユーロスペース、新宿シネマカリテほか全国順次公開漫画「ボーイズ・クラブ」に登場し、大人気となったカエルの主人公ぺぺ。だが、いつからかペペのセリフ「feels good man(気持ちいいぜ)」が“ネットミーム”として悪用されはじめ、2016年の米大統領選時には匿名掲示板「4chan」で人種差別や白人至上主義のイメージとともに大拡散。ADL(名誉毀損防止同盟)からヘイトシンボルとして正式認定されてしまう。本作は、ぺぺの生みの親であるアーティスト、マット・フューリーが改変・乱用されてしまったぺぺのイメージを“取り戻す”ドキュメンタリー映画。ココが見どころ本来、お気楽なキャラクターだったはずのカエルのぺぺ。世を覆うヘイトの象徴となってしまった愛すべきカエルを取り戻すべく、マットの友人であるアーサー・ジョーンズ監督が立ち上がり、サンダンス映画祭2020で審査員特別賞新人賞を受賞。マットのパートナーであるアイヤナ・ウデセン、Netflix「ボージャック・ホースマン」「トゥカ&バーティ」のリサ・ハナウォルトら気鋭クリエイターたちも援護する。『街の上で』今泉力哉監督×若葉竜也 in 下北沢4月9日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開『愛がなんだ』『his』『あの頃。』などの今泉力哉監督が贈るオリジナル脚本の物語。下北沢の古着屋で働く青年・荒川青(あお)は、恋人に浮気された上にフラれたが、いまだに彼女のことが忘れられない。そんな青のもとに、美大生の女性監督から自主映画への出演依頼が舞い込む。行きつけの飲み屋では常連客から「それは“告白”だ!」とそそのかされるが…。ココが見どころ『愛がなんだ』ナカハラ役で注目を集めた若葉竜也が映画初主演。朝ドラ「おちょやん」や今泉監督の『あの頃。』、松居大悟監督の『くれなずめ』などで目下、大活躍中。穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚とフレッシュな女優陣や成田凌の友情出演、下北沢オールロケで今泉監督ワールドにひたれそう。『ザ・バッド・ガイズ』マ・ドンソクが暴れる韓国版「スーサイド・スクワッド」!?4月9日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開凶悪犯たちの逃亡事件を受け、元警察官のオ・グタクは刑務所の服役囚たちを集めた極秘プロジェクト、"特殊犯罪捜査課"を始動させる。"伝説の拳"と呼ばれるパク・ウンチョル、天才詐欺師のクァク・ノスン、元警察官の若手コ・ユソンのチームは、滅刑を条件に凶悪犯たちを追い詰めるが、事件の背後には国家を揺るがす巨大な陰謀が隠されていた…という韓国発のクライム・アクション・エンタテインメント。ココが見どころヒットドラマの劇場版として、一昨年の秋夕(旧暦のお盆)連休期間に公開され、観客動員第1位を記録。"伝説の拳"役は本作でも豪腕を振り回すマ・ドンソク。ベテラン俳優キム・サンジュンとの再タッグに加え、新たに『ザ・キング』のキム・アジュンや「恋愛ワードを入力してください~search WWW~」で注目度上昇中のチャン・ギヨンが参加。『スプリー』フォロワー至上主義に警鐘を鳴らすジェットコースタースリラー4月23日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかライドシェアドライバーのカートはSNSのフォロワーを増やすため、乗客を“手にかける”様子をライブストリーミング配信するという恐ろしいアイデアを思いつく。絶対バズると意気込むカートだったが、「フェイクだ」「退屈だ」という反応ばかり。やがて怒りの矛先は、拡散力を持つインフルエンサーにまで向けられ…。ココが見どころデジタルネイティブなZ世代の主人公を演じたのは、Netflix「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のスティーブ役で大人気のジョー・キーリー。そのサイコな演技は必見。ウクライナ出身の新鋭監督ユージーン・コトリャレンコはアクションカメラ「GoPro」やスマートフォン撮影を駆使し、ライブ感あふれる映像でリアルな狂気を増幅させる。『SNS-少女たちの10日間-』2,458人もの性的搾取者が群がる恐怖4月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマロサほか全国順次公開“12歳・女子”としてSNSに登録し“友達募集”をしたらどうなるか。巨大な撮影スタジオ内に造られた子ども部屋で女優が演じているとも知らず、なんと2,458人もの成人男性が彼女たちに卑劣な誘いを仕掛けてくる。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家がバックアップして撮影を続けること10日間。“12歳・女子”に対する容赦ない欲望の行動はエスカレート、SNSを通じた性的搾取の実態とその恐怖をつぶさに映し出していく。ココが見どころSNS世代とその親たちを震撼させ、本国チェコでドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録。児童への性的搾取の実態を捉えた映像としてチェコ警察が刑事手続きのために動き出すなど、犯罪の証拠ともなった大問題作が日本に上陸する。(text:Reiko Uehara)■関連作品:街の上で 2021年4月9日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国順次公開©「街の上で」フィルムパートナーズフィールズ・グッド・マン 2021年3月12日よりユーロスペース、新宿シネマカリテほか全国にて公開©2020 Feels Good Man Film LLCザ・バッド・ガイズ 2021年4月9日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開©2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVEDSNS少女たちの10日間 2021年4月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開@2020 Hypermarket Film, Czech Television, Peter Kerekes, Radio and Television of Slovakia, Helium Film All Rights Reserved.
2021年02月12日ハリウッドのレギオン・ドライブインシアターで、17日から「クリストファー・ノーラン祭り」が開催される。同シアターはロサンゼルスに住む観客にとって、昨年12月にノーラン監督の『TENET テネット』を初めて鑑賞する機会を得た劇場でもある。ドライブインシアターは、コロナ禍でも“安全に”大きなスクリーンで映画を鑑賞できるため、昨年から大人気。同シアターで『TENET テネット』のチケットは完売し、現在上映中の『ワンダーウーマン 1984』のチケットも完売が続いているという。「ノーラン祭り」では、17日に『インセプション』から始まり、25日から上映開始の『TENET テネット』で終わる。開催期間に『バットマン』3部作、『インターステラー』、『ダンケルク』も上映される。同シアターのクリエイティブ・ディレクターは、「ロサンゼルスエリアの観客に、ノーラン監督の没入感のある映画に心酔する機会をオファーできることをとてもうれしく思います。くつろげて、技術的にも優れているドライブインシアターに、ノーラン監督の作品は非常によく合うと思うのです」とコメントしている。気になる鑑賞料金は、車1台につき65ドル(約6700円)から。ひとりひとりにお菓子、ソーダ、食べ放題のポップコーンがつく。(Hiromi Kaku)■関連作品:ダークナイト 2008年8月2日、3日先行公開、8月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開TM & © DC Comics© 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedインセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights ReservedTENET テネット 2020年9月18日より全国にて公開© 2020 W arner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年01月13日常設のドライブインシアター会場「ドライブイン・ワンダーシアター」が、神奈川・横須賀に誕生。第1弾イベントとして「ドライブインシアター2020 ミーツ キント(Drive in Theater 2020 meets KINTO)」を、2020年12月25日(金)・26日(土)・27日(日)に開催する。常設のドライブインシアター会場「ドライブイン・ワンダーシアター」今回オープンする「ドライブイン・ワンダーシアター」は、シアタープロデュースチーム「ドゥーイットシアター(Do it Theater)」が手掛ける、常設のドライブインシアター会場。「ドゥーイットシアター」は、これまでにないシアター体験を提供する事をコンセプトに掲げ、2020年には様々な会場でドライブインシアターイベントを主催しており、いずれも好評を博している。「ドライブイン・ワンダーシアター」が位置するのは、三浦半島の海沿いの開放的で眺望に恵まれた長井海の手公園の一角。絶好のロケーションで、様々な団体や企業とタッグを組みながらドライブインシアターイベントを展開していく。第1弾イベントでは『時をかける少女』など人気3作品を上映そんな「ドライブイン・ワンダーシアター」の第1弾イベントとして、トヨタの提供する自動車のサブスクリプションサービス「キント」とコラボレーションしたドライブインシアター企画「ドライブインシアター2020 ミーツ キント」を開催。上映ラインナップは『秒速5センチメートル』『時をかける少女』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の3作品。新海誠、細田守、庵野秀明といった、日本アニメ映画界の巨匠たちによる人気作品を、“車の中”という特別な空間から楽しむことが出来る。【詳細】ドライブイン・ワンダーシアター住所:神奈川県横須賀市長井4丁目 長井海の手公園 特設会場■第1弾イベント「ドライブインシアター2020 ミーツ キント」開催日時:2020年12月25日(金) 20:00開演予定、12月26日(土)/27日(日) 17:30開演予定上映作品:12月25日(金)『秒速5センチメートル』12月26日(土)『時をかける少女』12月27日(日)『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』<チケット情報>発売日:12月11日(金) 18:00~※peatixにて発売。先着順。※料金及びチケットページ詳細は後日発表。
2020年11月29日シアタープロデュースチーム「Do it Theater」が、横須賀市と連携し新しいエンターテインメント・カルチャーを追求するドライブインシアター常設会場「Drive in Wonder Theater」をオープン。12月25日(金)から3日間、「ドライブインシアター2020 meets KINTO」と題したイベントで3つの映画を上映する。「Do it Theater」 は、新たなチャレンジとして、恒常的にドライブインシアターを実施できる場として「Drive in Wonder Theater」を立ち上げ。映画にとどまらず、様々なエンターテインメントとドライブインスタイルを掛け合わせることで、アップデートされたシアター体験とカルチャーの活性化を目指す実験的な取り組みだ。三浦半島の海沿いの開放的で眺望に恵まれた長井海の手公園の一角に創り出した「Drive in Wonder Theater」。「Do it Theater」が提供するシアター体験と横須賀市の観光・飲食・地域産業や資源が連動することで、地域活性の新しい形も模索していくという。「Drive in Wonder Theater」第1弾コラボレーションとして、トヨタの提供するクルマのサブスク「KINTO」とともに、クリスマスにドライブインシアターを開催。上映作品は、もはや説明不要の名作3作品。新海誠監督の連作アニメーション『秒速5センチメートル』、細田守監督がアニメーション映画化した『時をかける少女』、そして最新作が公開を控える『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(庵野秀明総監督)。いずれも、ドライブインシアターでは初めての上映となるラインアップだ。なお、本イベントのチケットは、応募受付中のKINTOプレゼントキャンペーン、もしくはpeatixにて12月11日(金)18時より購入することができる(※先着順)。「ドライブインシアター2020 meets KINTO」は12月25日(金)~27日(日)Drive in Wonder Theater(長井海の手公園 特設会場)にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開
2020年11月26日ゲイリー・オールドマンとデヴィッド・フィンチャー監督がタッグを組んだNetflix映画『Mank/マンク』が、12月4日(金)からの全世界独占配信に先駆けて11月20日(金)より日本全国の映画館で公開。その劇場が決定した。本作は、映画史に燦然と輝くオーソン・ウェルズ監督・製作・主演の名作『市民ケーン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家“マンク”ことハーマン・J・マンキーウィッツを主人公に描く物語。アルコール依存症に苦しみながら、のちに不朽の名作となる『市民ケーン』の仕上げに追われていた脚本家マンク(ゲイリー・オールドマン)。機知と風刺に富んだマンクの視点から、1930年代のハリウッドを新たな角度から描き出していく。監督を務めるのは、『セブン』『ファイト・クラブ』などの名作を生み、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞監督賞ノミネート、近年では「マインドハンター」で知られるデヴィッド・フィンチャー。Netflix映画『Mank/マンク』は11月20日(金)より一部劇場にて公開、12月4日(金)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】Mank/マンク 2020年11月20日より一部劇場にて公開、2020年12月4日よりNetflix独占配信開始
2020年11月04日ゲイリー・オールドマンが、映画『市民ケーン』(’41)の脚本家“マンク”ことハーマン・J・マンキーウィッツを演じ、のちの名作が生まれるまでの壮絶な舞台裏を描き出すNetflix映画『Mank/マンク』より、モノクロームの予告編とキービジュアルが到着した。『セブン』『ファイト・クラブ』『ゴーン・ガール』などを手掛けたデヴィッド・フィンチャーが監督を務めた本作は、映画史に燦然と輝くオーソン・ウェルズ監督・製作・主演の名作『市民ケーン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家“マンク”を主人公に描く物語。ゲイリーのほかにも、アマンダ・セイフライド、リリー・コリンズ、チャールズ・ダンス、タペンス・ミドルトン、トム・ペルフリー、トム・バークら演技派が脇を固めている。アルコール依存症に苦しみながらも、社会を鋭く風刺し続けた脚本家のマンクは、のちに不朽の名作となる『市民ケーン』の脚本の仕上げに追われていた。依存症の問題を抱えながらも、機知と風刺に富んだマンクの視点から、1930年代のハリウッドを新たな角度から描き出す。今回到着した予告編は、モノクローム映像とレトロなサウンドで構成され、名作誕生に至るまでの紆余曲折と、華やかなハリウッド黄金期の光と影が描かれていく。マンク(ゲイリー・オールドマン)をはじめ、マンクを取り巻く個性豊かなキャラクターが次々に登場し、複雑で怪しげな人間ドラマを予感させる。なお本作は、日本でも11月20日(金)より一部劇場にて公開が予定されている。Netflix映画『Mank/マンク』は12月4日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年10月22日映画好きの俳優、斎藤工が全国のミニシアターにエールを送る特集番組「特集:ミニシアターに愛をこめて」の第1弾がWOWOWシネマにて放送。かつてミニシアターで映画ファンが熱狂した世界の秀作4本を特集し、その前後には案内役の斎藤さんと俳優・永瀬正敏がトークを繰り広げる。放送作品となる『グラン・ブルー[完全版]』『さらば、わが愛~覇王別姫』『恋する惑星』『ブロードウェイと銃弾』などの見どころはもちろんのこと、それぞれの作品の上映館を中心に、斎藤さん、永瀬さんがそれぞれ通っていたミニシアターの思い出なども熱く語りあっている。永瀬正敏「僕はミニシアターに救われた」放送に先駆けて行われた収録では「個人的な話を言うと、僕はミニシアターに救われたんです」とキッパリと語る永瀬さん。「知らない国の映画に出会えたり、日本でなかなか見られなかった作品が見られたりもする、驚きやワクワク感をもらえる場所だと思っていて」とその魅力を語る。「それは多分、映画館ごとに特色を出せるからじゃないですかね。映画を選ぶ方たちの、この映画が素晴らしいからみんなにも知ってもらいたい、という思いがちゃんと伝わる場所なので。ミニシアターってあったかいんですよね。それをすごく感じる場所なんです」と熱弁した。斎藤工「永瀬さんはアジア映画のひとつの象徴」一方、斎藤さんは永瀬さんが出演してきた数々の映画をミニシアターで観てきた立場。収録中にジム・ジャームッシュ、エドワード・ヤン、クリストファー・ドイル、相米慎二など、これまで永瀬さんが一緒に仕事をしてきた国内外の映画人たちの秘話が次々と披露されると、「エリック・クーをはじめ、僕の仲の良いアジアのフィルムメーカーたちと話していると、永瀬さんの名前は必然的にあがってくる」と言い、「永瀬さんが今までされてきた仕事は僕の憧れ。永瀬さんはアジア映画のひとつの象徴であり、大いなるアイコンであると、なんだか勝手に誇らしくなっています」としみじみ。そして「永瀬さんはミニシアターを主戦場として、僕に希望を与えてくださった方。僕が色んな方の作品に、フットワークを軽くして出ているのは、永瀬さんの影響が大きい。今日は永瀬さんの大きな背中が、一段と大きくなった時間でした」と、永瀬さんとのトークに感無量の様子だった。最後に斎藤さんは、本番組ロゴの空白となっていた部分に「ミニシアター」の文字を書いてもらえないかと永瀬さんにリクエスト。斎藤さんが「永瀬さんが書かれた“ミニシアター”という文字に大いなる意味があるんです」と語る通り、本番組のロゴにも注目だ。『グラン・ブルー[完全版]』リュック・ベッソン監督永瀬:当時、すごくブームになった映画ですよね。『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』もそうでしたが、フランス映画を身近に感じさせてくれた映画だなと思います。水中撮影の美しさみたいなのもあって、みんな惹かれていったんでしょうね。斎藤:今回見直してみて、美しい映画は色褪せないなと思いましたね。ポスターもそうですが、サウンドトラックも、イルカの声が入っていたりして、ものすごく象徴的でしたよね。今年は海に行けなかった方も多いと思うので、ぜひこの1本で浸っていただけたらと思います。『さらば、わが愛~覇王別姫』チェン・カイコー監督永瀬:歴史の大きな流れに、伝統芸能が波に巻き込まれていく。この物語だけで、何本、映画が作れるんだろうと思うくらいに、いろいろなものが注ぎ込まれていて。当時、驚いた覚えがあります。この作品もレスリー・チャンさん、チャン・フォンイーさん、コン・リーさんら、主人公のお三方の芝居が見事だなと思いました。斎藤:少年期の子役の演技で掴まれてしまいましたが、その大いなるバトンを名優たちが受け継いでいて。ものすごく内容が詰まっているし、長い尺の映画ではあるんですが、これぞ映画体験と言うものを与えてくれる名作だなと思いました。そして何より絵葉書のような美しい画面というものが、アジア映画に欠かせないものだと思います。『恋する惑星』ウォン・カーウァイ監督永瀬:僕もウォン・カーウァイ作品を手がけているカメラマンのウィン・シャさんや、撮影監督のクリスさん(クリストファー・ドイル)と何度かご一緒したことがありますが、当時は映画の枠を超えて、カルチャーを変えてしまった。ファッションやヘア、美術、ライフスタイルなど、あらゆる面で、いろんな人がこの映画に影響されて、真似していましたよね。斎藤:それこそファッション、カルチャーのハブになるような作品が、ミニシアターから生まれていたという1本ですよね。僕は毎年、地元の仲間たちと『恋する惑星』を観る会というのをやっていまして。当時の映画体験というか、劇場体験がすべて蘇るんですね。僕も、ウォン・カーウァイの世界に大いに影響を受けたひとりなんです。『ブロードウェイと銃弾』ウディ・アレン監督永瀬:クリエイティビティってなんだろう、というところが、ひとつのテーマだと思うんです。そういうところをシニカルに描いているというか。翻弄されていくクリエイティビティの奥深さというか、ダークな部分が根底にありつつも、それをコメディで柔らかく描き、かつ問題提起をしている。その一連の流れがすばらしいなと思いますね。斎藤:クリント・イーストウッドとかもそうですが、ウディ・アレンも、年を重ねるにつれ、何かが発酵していくというか、どんどんエネルギッシュになっていく感じがします。彼は時代とともに、自分の見えている景色、答えを映画で提示してきた先駆者。彼の映画を観るということは、今、彼が何をどう捉えているのか、確認しに行くようなところもあります。「特集:ミニシアターに愛をこめて」は10月19日(月)~22日(木)WOWOWシネマにて放送。未公開トークをWOWOWメンバーズオンデマンドにて10月19日(月)より配信予定。(text:cinemacafe.net)
2020年10月13日10月17日(土)18時30分より、万博記念公園ドライブインシアター にて、「よしもとドライブインシアター『悪名』上映会」が行われる。本上映会は、大阪府八尾出身で、“八尾の魅力大使”を務める俳優・青木崇高の呼びかけで実現した。「『八尾の魅力大使』に任命されたからには何かやりたい」という思いを、よしもとドライブインシアターに携わる知人に相談。そこで、青木が大好きな作品である『悪名』が、主人公・朝吉の故郷が八尾であり、さらに、新聞連載されて今年で60周年、来年映画公開60周年を迎えると判明。また、映画の中で強烈な印象を残す浪花千栄子をモデルとした朝の連続テレビ小説『おちょやん』もこの秋から放送というタイミングも重なった。『悪名』は、僧侶であり直木賞作家の今東光原作の小説を、昭和を代表する名優にして怪優、勝新太郎主演で映画化。 強きをくじき弱きを助ける痛快文芸大作だ。本作のヒットでその後、全16作が作られ、主人公・朝吉の故郷、大阪の八尾はいろんな意味で一躍全国に知られるところになった。さらに相棒を演じる田宮二郎のかっこよさ、中村玉緒のキューティヒロインぶり、『おちょやん』のモデルとなった浪花の名怪演ぶりも楽しめる。上映前のトークコーナーには、青木自ら出演を希望。そして、青木の中学時代の同級生である芸人span!水本も参加が決定。青木と同じく、八尾の魅力大使を務める河内家菊水丸がオープニングアクトと、八尾尽くしのトークを繰り広げる。チケット:チケットよしもと購入サイト: 発売期間:~10月16日(金)23時59分料金:自由席 前売 5,000円主催:吉本興業株式会社
2020年10月09日