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デジタルリマスター版で11月にリバイバル公開されるグレッグ・アラキ監督の代表的2作品、『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』と『ノーウェア デジタルリマスター版』。そのうち『ノーウェア…』の本編映像が公開された。自身もゲイであることをオープンにし、一貫してティーンエイジャーを主人公にして同性愛者のリアルライフを描いてきたアラキ監督。異性愛を常識とする当時の概念や、それを支えてきた映画のあり方に対抗した90年代の〈ニュー・クィア・シネマ〉ムーブメントを牽引し、インディカルチャーの旗手として知られている。『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』 (C)1995 UGC and the teen angst movie company今回上映されるのは、そんな彼がプロデューサーからの「異性愛映画を撮ったら制作予算をあげよう」という提案に対し、監督の反骨精神あふれるパンクなやり方で、「表向きは”異性愛映画”としつつも、“史上最もクィアな異性愛映画”を作りたかった」と語る『ドゥーム・ジェネレーション』と、「最も野心的な作品」と本人も語る、まるでジェットコースターのようなスピード感で若者たちの〈終末の日〉の一夜を描いた『ノーウェア』。約30年前の作品とは思えないほど、感性を刺激する魅力とパワーを放つ2作品だ。『ノーウェア デジタルリマスター版』 (C)1997. all rights reserved. kill.今回映像が公開されたのは、 ヘザー・グラハムの濃厚なキスシーンを含む『ノーウェア デジタルリマスター版』の本編で、ジーザス&メリーチェインの「In the Black」をBGMに愛の饗宴が捉えられている。若者たちの〈終末の日〉に、リリスとシャッドは「愛の饗宴を始めよう」とオープンカーで濃厚なキスを交わしていた。そこに現れたのは、今夜開かれるパーティの場所を探していた、本作のヒロイン・メルの弟ゼロと恋人のゾーイ。熱いキスを重ねるふたりにゼロはパーティー会場の場所を探ろうと「パーティーに行く?」と尋ねるが、キスの邪魔をされたシャッドは腹を立てて追い返す。ゼロたちが去った後、ふたりはさらに激しく愛し合うのだった。複雑に絡み合う人間模様を描いた本作は、多彩なキャストが集結。登場するリリスを演じるのは、ガス・ヴァン・サント、デヴィッド・リンチら名匠監督の作品に出演し、女優として人気を得たヘザー・グラハム。また、『アメリカン・ビューティー』でケヴィン・スペイシーが演じる中年男性を翻弄する小悪魔な女子高生を体現し、その高い演技力で英国アカデミー賞助演女優賞ノミネートを果たしたミーナ・スヴァーリがゼロの恋人ゾーイを演じている。彼女のデビュー作でもある本作では、スヴァーリの初々しい姿が確認できる。『ノーウェア デジタルリマスター版』本編映像<作品情報>『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』11月8日(金) 公開(C)1995 UGC and the teen angst movie company『ノーウェア デジタルリマスター版』11月15日(金) 公開(C)1997. all rights reserved. kill.公式サイト:
2024年10月22日約30年の時を経てサンダンス映画祭が再評価する90年代ニュー・クィア・シネマの旗手、グレッグ・アラキ監督の2作品『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』、『ノーウェア デジタルリマスター版』が11月より公開決定。予告編、ポスタービジュアル、場面写真が解禁となった。異性愛を常識とする概念や、それを支えてきた映画のあり方に対抗した90年代のニュー・クィア・シネマムーブメントを牽引し、インディカルチャーの旗手として知られるグレッグ・アラキの2作品がデジタルリマスター化。さらに、初公開当時の性表現から止むなくカットされたシーンを含むディレクターズカットで劇場公開が決定した。自身もゲイであることをオープンにし、一貫してティーンエイジャーを主人公にして同性愛者のリアルライフを描いてきたグレッグ・アラキ。そんな彼がプロデューサーからの「異性愛映画を撮ったら制作予算をあげよう」という提案に対し、彼なりの反骨精神あふれるパンクなやり方で「表向きは“異性愛映画”としつつも、“史上最もクィアな異性愛映画”を作りたかった」と語る『ドゥーム・ジェネレーション』。「最も野心的な作品」と本人も語る、まるでジェットコースターのようなスピード感で若者たちの〈終末の日〉の一夜を描いた『ノーウェア』。約30年前の作品とは思えないほど、いまの感性を刺激する魅力とパワーを放つ2作品だ。『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』パンクでシュールでロマンチック――かつてなく刺激的な逃避行「今夜は何か起こりそう胸騒ぎがするんだ」。今回、公開された本作の予告編(60秒)は、ロサンゼルスのクラブで若いカップルのジョーダン・ホワイト(ジェームズ・デュバル)とエイミー・ブルー(ローズ・マッゴーワン)が語り合う場面から始まる。その後、2人の予感は的中。セックス、ドラッグ、ロックで華やかに彩られた静かな夜は、危険な香りを纏った流れ者グザヴィエ・レッド(ジョナサン・シェック)の登場によって一変。途中、立ち寄ったコンビニで銃を向けられたり、会計のたびに不吉な数字「6ドル66セント」という数字が現れたり、常軌を逸した出来事ばかりに見舞われる。しかし、謎に包まれたグザヴィエはたびたび2人を窮地から救い出し、図らずも追われる身となった3人は、サイコたちが徘徊する不毛の荒野と化したアメリカを逃げ回る…。“運命共同体”としてのジョーダン、エイミー、グザヴィエのかつてなく刺激的な逃行避行が始まるのだった。旅を進めるにつれて、「君たちを愛してるよ」「私が愛するのはあなただけ」「愛してる!」と愛を叫び、性的な境界線が次第に曖昧になっていく三角関係…しかしラスト、「“愛してる”にはいろんな意味があるだろ?」というジョーダンの言葉で締め括られる映像となっている。また、劇中歌には「ピチカート・ファイヴ」「ナイン・インチ・ネイルズ」「スロウダイヴ」「ジーザス&メリー・チェイン」「コクトー・ツインズ」「エイフェックス・ツイン」「ザ・ヴァーヴ」など、音楽ファンが歓喜するミュージシャンたちが名を連ねている。また、ヒロインであるエイミーが強い視線で睨みつける写真が印象的なポスタービジュアルも新たに解禁。シーンのバリエーションの広さを感じさせる場面写真で構成されたビジュアルは、エイミーとジョーダンが寝そべる写真の上に、ジョーダンとグザヴィエが親密に顔を近づける様子もほのめかされている。『ノーウェア デジタルリマスター版』クィアでカオスでロマンチック――真実の愛を求めて街を彷徨う若者たちの青春群像行同じく今回公開された本作の予告編(60秒)では、混沌とした世界で永遠の愛をもとめて彷徨う若者たちの明るくも悲劇的な1日の様子が描かれる。舞台は太陽が燦々と降り注ぐロサンゼルス、映画監督志望の18歳の青年ダーク・スミス(ジェームズ・デュバル)は、恋人のメル(レイチェル・トゥルー)が心の底から自分に夢中になってくれることを求めている。一方のメルはダークのことを深く想ってはいるものの、紫色の髪の恋人・ルシファー(キャスリーン・ロバートソン)にも想いを寄せており、2人の間を行ったり来たりしている。そんなメルとの心許ない関係に悩まされているダークは様々な妄想で自らを慰める日々を送っているが、オッドアイの美しい瞳を持つ無垢な青年・モンゴメリー(ネイザン・ベクストン)に次第に心惹かれていく。様々な人間が入り乱れる地元の溜まり場であるコーヒーハウス“ホール”、いつものようにそこに集まり、夜の<缶蹴りゲーム>とパーティの計画を立てていたが、ダークの周囲では奇妙な出来事が起こり始める…。若さゆえの疑念や不安、思春期の恋愛、SM、ドラッグ、カージャック、殺人、エイリアン誘拐――「ひどい一日だった」という最後のダークの呟き…と、まるで世界の終わりのような絶望に満ちたひと言が想像をかき立てる映像となっている。また、『ドゥーム・ジェネレーション』同様、劇中歌には「スロウダイヴ」「マッシヴ・アタック」「ソニック・ユース」「ケミカル・ブラザーズ」「ブラー」「ポーティスヘッド」、マリリン・マンソン、「レディオヘッド」「スウェード」などのシューゲイザーやオルタナティヴロックなどの名だたるミュージシャンたちが楽曲を提供している。また、ルシファーとメルが肩を組む写真が印象的な作品個別のポスタービジュアルも新たに解禁。カラフルな色使いの場面写真から、デザインが凝ったシーンの多さを感じさせる。文字が一面に羅列された部屋で遠い目でたたずむのはバート、赤や緑のカラフルな部屋で電話をするのはメル、「GOD HELP ME」というサインの横で立つモンゴメリー、そして十字架を不思議そうに掲げ、星条旗を腰に巻いたダーク。愛を求める若者たちがカラフルな世界観で描かれる様子を感じさせる。サンダンス映画祭がいま再評価する才能2023年のサンダンス映画祭にて、このリマスター版が上映されると「今回の映画祭で見た中で最も大胆で素晴らしい映画は28年前に作られたグレッグ・アラキの『ドゥーム・ジェネレーション』だった。この作品はX世代の不安や焦燥感を描いた暴力的でエロティックな衝撃作だ」(Indiewire誌)と絶賛された。『ドゥーム・ジェネレーション』は1995年にサンダンス映画祭にてプレミア上映され、当時の“常識”を超えた性表現に、観客にも衝撃をもたらした。そこから約30年の時を経て2023年にサンダンス映画祭を主催するサンダンス協会が選出するフィルムアーカイブコレクションに『ドゥーム・ジェネレーション』『ノーウェア』が選出され、協会の支援も受けデジタルリマスターされた。このコレクションには『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999)、『リアリティ・バイツ』(1994)、『セックスと嘘とビデオテープ』(1989)など、これまでサンダンスが生んできた名作が並ぶ。グレッグ・アラキ監督作品は、これまでサンダンス映画祭をはじめ、カンヌ、ベルリン、ヴェネチア、トロントなど、名だたる映画祭で上映され、『カブーン!』(2010)では同年のカンヌ国際映画祭クィア・パルムを受賞するなど高く評価を受けている。近年では、TVシリーズ「ナウ・アポカリプス ~夢か現実か!? ユリシーズと世界の終わり」にて監督・脚本・製作を努めるほか、Netflixシリーズ「13の理由」などのエピソードを監督。さらに今年、オリヴィア・ワイルド主演、本人も監督のファンだと公言するチャーリーXCXやコッパー・ホフマンなど出演の監督作『I Want Your Sex』を準備していることが発表されている。『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』は11月8日(金)、『ノーウェア デジタルリマスター版』は11月15日(金)より渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年09月26日ジョシュ・デュアメルとグレッグ・キニアが『Off the Grid』で共演することになった。アクションスリラーで、監督は『ヴェンジェンス』のジョニー・マーティン。デュアメルが演じるのは、武器として悪用されるのを防ぐべく、実験物を隠す科学者。キニアは、そんな彼を探して実験物を取り戻そうとする仲間の科学者を演じる。インディーズ映画であるため、ストライキ中の全米映画俳優組合から許可を取り、来年1月に撮影開始の予定で製作準備が進められている。デュアメルの最近作は、ジェニファー・ロペスと共演したロマンチックコメディ映画『ショットガン・ウェディング』。キニアの最近作はApple TV+のドラマ『ブラック・バード』。文=猿渡由紀
2023年11月02日ルーク・ウィルソンとグレッグ・キニアが『You Gotta Believe』に出演する。実話にもとづくスポーツドラマで、監督はタイ・ロバーツ。舞台は2002年のテキサス州フォートワース。リトルリーグに所属する少年の父に死が迫っており、チームはその父のために頑張ろうと決める。その結果、リトルリーグのワールドシリーズで優勝するという感動の物語だ。ウィルソンは死を目前にしている父親、キニアはコーチを演じる。ウィルソンの最近作は、Netflixの『2つの人生が教えてくれること』。キニアの最近作は、Apple TV+の『ブラック・バード』。文=猿渡由紀
2023年06月23日ワーナーブラザースが海外ドラマ4作品をこの夏リリースすることを発表した。今回発表されたのは、グレッグ・バーランティが製作総指揮を手掛ける新作TVシリーズ「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」と、ファイナルを迎える「ブラインドスポット<ファイナル・シーズン>」。世界中から愛されるベストセラーをドラマ化した究極のファンタジー超大作第2章「ダーク・マテリアルズ/ライラと黄金の羅針盤 II」。コメディドラマ「ビッグバン★セオリー<イレブン・シーズン>」の4作品。羊たちの沈黙×メンタリスト×クリマイ!? 「プロディガル・サン」魅力的なキャラクターとアクション・ミステリー・サスペンスの要素を兼ね備えたクライム・スリラー作品。『羊たちの沈黙』のレクター博士を彷彿させるシリアルキラーのマーティンと、その息子「THE MENTALIST/メンタリスト」のジェーンを凌ぐ洞察力を持つ犯罪心理学者・マルコム。シリアルキラーの父を持つプロファイラー、マルコムがトラウマと戦いながら事件を解決していくストーリー。2020年の米TIME誌で「最も影響力のある100人」にも選出されたグレッグ・バーランティが製作を務め、父子役には「グッド・ファイト」のマイケル・シーンと「ウォーキング・デッド」のトム・ペインが演じている。2019年スタートの新作ドラマの中で、18-49歳層の視聴者数No.1を記録、その人気振りから放送開始からたった2週間でフルシーズンのオーダーが決定。現在は第2シーズンが本国アメリカで放映中だ。今回のリリースに先立ち、メイキング映像が到着。バーランティは「不気味なのに魅力的で、怖いけど面白い」と自信を見せ、脚本/製作総指揮のクリス・フェダクは「1つは犯罪劇の側面、もう1つは主人公を取り巻く家族劇の側面。だからこそ様々な感情を呼び起こす物語となった」と本作の魅力を語っている。大ヒットシリーズがついにファイナル・シーズンへ「ブラインドスポット」FBI捜査官と記憶を消された謎の女、襲いかかる巨大な陰謀、バーランティ製作総指揮が手掛けるサスペンス・アクション超大作がついにファイナル!前シーズンでは宿敵マデリンにより隠れ家を爆撃されたジェーンとそのチーム。前シーズンラストの続きが描かれ、戦いは最終局面を迎える。本作からは、主演のサリヴァン・ステイプルトンのインタビュー映像が到着。ファイナル・シーズンを迎えた心境や、撮影現場の雰囲気、そして本作の見どころを語っている。神秘の短剣が映像化!「ダーク・マテリアルズ」第2章『レ・ミゼラブル』や『英国王のスピーチ』を手掛けたトム・フーパーが製作総指揮をとった究極のファンタジー超大作「ダーク・マテリアルズ」シーズン2がリリース開始。本作は、3部作からなる原作の第2章「神秘の短剣」を追うストーリーが展開。2007年公開の映画では、原作の第1章の映像化だったため、その先を楽しめるのは本作だけ。なお、シーズン3の制作が決定しており、原作第3章「ライラと琥珀の望遠鏡」の内容が描かれる予定だ。また、新潮社より各作品の上下巻が4、5月連続刊行されることも決定した。人気コメディドラマ「ビッグバン★セオリー」米コメディドラマ史上最も長く続いた本シリーズ。惜しまれながらもSeason12で完結したその一つ前となる<イレブン・シーズン>が今回リリース。ついにシェルドンの兄(ジェリー・オコンネル)が登場するほか、「ウォッチメン」のレジーナ・キングが大学職員役でゲスト出演、ビル・ゲイツとマーク・ハミルが本人役で登場、キャシー・ベイツ、ウィル・ウィートンも出演している。(cinemacafe.net)
2021年04月16日2006年にサンダンス映画祭でプレミア上映されて絶賛され、第79回アカデミー賞では作品賞含む4部門にノミネートされた『リトル・ミス・サンシャイン』。この度、初のデジタル素材となって特別公開されることが決定した。サンダンス映画祭後、数々の良質作品を手掛けてきた大手映画会社フォックス・サーチライトが当時の史上最高額で劇場配給権を取得、マイケル・アーント初脚本作品にも関わらずアカデミー賞脚本賞を受賞するなど、インディ作品としては映画業界で異例な記録をつくった本作。超個性的ではちゃめちゃな家族を演じたのは、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたアビゲイル・ブレスリンに、グレッグ・キニア、ポール・ダノ、トニ・コレット、スティーヴ・カレル、そしてアカデミー賞助演男優賞受賞のアラン・アーキン。自粛期間中、誰もが家族のうっとうしさや、かけがえのない大切さなど様々な感情を感じたいまだからこそ、この家族の姿はきっと響くはず。公開当時は35mmプリントでの上映だったが、今回は劇場公開用にデジタル素材を製作して本作初のデジタル上映を実施。未来が不確かで不安がある時代に、映画は人を笑顔にし、感動させ、そして前向きなパワーを与える力があると思い出させてくれる傑作をぜひ劇場で。『リトル・ミス・サンシャイン』は7月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・ミス・サンシャイン 2006年12月23日よりシネクイントほかにて公開TM & ©2006 Twentieth Centry Fox. All rights reserved.
2020年06月10日名作の数々を平日午後にお届けする「午後のロードショー」、6月5日(金)本日はマット・デイモン主演のサスペンスアクション『グリーン・ゾーン』を放送する。ベン・アフレックと共に書き上げた脚本を映画化した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で、ベン・アフレックと共にアカデミー賞脚本賞を受賞、主演男優賞にもノミネートされたマット・デイモン。その後出演した『オーシャンズ11』『ボーン・アイデンティティー』がシリーズ化され世界的なスターになると、『インビクタス/負けざる者たち』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネート。さらに火星でサバイバル生活する宇宙飛行士を演じた『オデッセイ』でもアカデミー賞、ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされるなど、実力派俳優としての地位を確立した。そんなマット・デイモンがイラク戦争をめぐる陰謀に巻き込まれた特殊部隊員を演じた本作。共演は『バードマン』などのエイミー・ライアン、『トロイ』のブレンダン・グリーソン、『サブリナ』のグレッグ・キニアら。2003年3月19日、大量破壊兵器保持を理由にイラクに侵攻したアメリカを中心とする連合国軍は、圧倒的な軍事力でたちまち首都バグダッドを制圧した。米軍は旧共和国宮殿を中心に“グリーン・ゾーン”と呼ばれる安全地帯を構築、フセイン政権の残党狩りと大量破壊兵器捜索に全力を挙げる。大量破壊兵器捜索の任に当たる特殊部隊を率いるミラー上等准尉(マット・デイモン)は、軍情報部からの情報に従い破壊兵器があるとされる場所を何度か急襲するも、いずれも空振りに終わり、上からの情報に不信感を抱き始める。やはり新聞特派員デイン(エイミー・ライアン)、イラク担当のベテランCIAエージェント、ブラウン(ブレンダン・グリーソン)も同様に、政府高官パウンドストーン(グレッグ・キニア)からの特ダネ“マゼラン情報”に振り回されていた。ある日、捜索のため道路を掘っていたミラーは、声をかけてきたイラク人から、近所の屋敷で大物めいた怪しい人物が密会しているのを目撃したと告発を受け、現場へ直行。肝心の大物は取り逃がしてしまうが、拘束したその屋敷の主人の手帳から手がかりを発見する。しかしその手がかりをパウンドストーンに奪われてしまう…というストーリー。午後のロードショー『グリーン・ゾーン』は6月5日(金)13時35分~、テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月05日昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたイザベル・ユペール主演作『FRANKIE』(原題)が、邦題『ポルトガル、夏の終わり』として4月24日(金)より公開決定。ポルトガルの世界遺産の町を映し出した印象的な日本版予告編が解禁となった。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『エル ELLE』、クロエ・グレース・モレッツと共演した『グレタ GRETA』など、観る者を常に魅了してきたフランスの至宝イザベル・ユペール。老年のゲイカップルを描いたアイラ・サックス監督の『人生は小説よりも奇なり』(’14)に惚れ込んだユペールは、自ら監督にラブコールを送り、それを受けた監督がユペールのために本作を書き下ろした。ヨーロッパを代表する女優フランキーは、夏の終わりのバケーションと称し、ポルトガルの世界遺産の町シントラに一族と親友を呼び寄せる。自らの死期を悟った彼女は、亡きあとも愛する者たちが問題なく暮らしていけるよう、全ての段取りを整えようとしたのだ。しかし、それぞれに問題を抱えた家族たちの選択は、次第にフランキーの思い描いていた筋書きから大きく外れていき――。ユペールのほか、ブレンダン・グリーソン、マリサ・トメイ、ジェレミー・レニエ、グレッグ・キニアら豪華な実力派俳優陣が出演した本作。彼らが演じる、フランキーのワケありな親族や友人が繰り広げるドラマも見どころの1つだ。そして、本作のもう1つの主役と言えるのが、イギリスの詩人バイロン卿に“この世のエデン”と称された世界遺産の町シントラ。類稀なる美しさを誇り、このうえなく幻想的で美しい世界が、フランキーたちの人生模様を演出するかのようにスクリーンに映し出される。予告編は、「私は写真映えするもの」とトップレスでプールを優雅に泳ぐ女優・フランキーの姿で幕を開ける。これまで自分の思うままに生き、家族や大切な親友たちのこれからをプロデュースしようと考えていたフランキーだったが、その思惑とは裏腹に彼らが抱える問題や悩みが次第に明らかになり、彼女の思うようにはいかない。そんな登場人物の複雑な悲喜こもごもを世界遺産の町の息をのむほどに美しい風景の数々が包み込み、壮大な人生劇場を予感させる映像となっている。また、ポスタービジュアルでは、深い森の中をフランキーがあてどなく彷徨う姿を捉え、本作が持つポジティブなメッセージがキャッチコピーで表現されている。『ポルトガル、夏の終わり』は4月24日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月17日7月22日(月)深夜の日本テレビ「映画天国」は、ヒュー・ジャックマンら出演の2001年公開の恋愛ドラマ『恋する遺伝子』をオンエアする。ニューヨークのテレビ局に務めるジェーンは、新任プロデューサー・レイとあっという間に相思相愛になり、「一緒に住もう」の言葉に早急、引越しを…と思った矢先、レイと元カノの復活愛が発覚。アパートの解約日も迫りジェーンはしぶしぶルームメイト募集中のエディのアパートメントに転がり込み一緒に暮らすことになるのだが…という本作。ジェーン役には『エンド・オブ・ホワイトハウス』『ダイバージェント』などのアシュレイ・ジャッド、レイ役には『ユー・ガット・メール』などのグレッグ・キニア、そしてエディ役には『X-MEN』シリーズ、『グレイテスト・ショーマン』などのヒュー・ジャックマンといったキャスト。また本番組お馴染みの「さらば青春の光」によるコントは、今回は7月26日(金)より全国東宝系にて公開される映画『アルキメデスの大戦』がテーマ。同作は第二次世界大戦前夜の1930年代、超大型戦艦「大和」に期待をかける日本帝国海軍の上層部に対し危機感を抱いた海軍少将・山本五十六がこれからは航空母艦の時代と進言するも、上層部は「大和」建造に動き出す。山本は天才数学者・櫂直を海軍に招き入れ、櫂の数学的能力で「戦艦大和」建設の裏に隠された不正を暴き計画を打ち崩そうと考えるが…という物語。櫂直役には『あゝ、荒野』『火花』などの菅田将暉を迎え、櫂直に想いを寄せる造船会社の社長令嬢・尾崎鏡子に『君の膵臓をたべたい』『亜人』の浜辺美波、山本五十六には「あぶない刑事」シリーズなどの舘ひろし。さらに柄本佑、小林克也、小日向文世、國村隼、橋爪功、田中泯らも出演。映画天国『恋する遺伝子』は7月22日(月)25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)
2019年07月22日◼︎チャーミングなダーク・コメディDRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、一風変わったダーク・コメディ『ブリグズビー・ベア』。米サンダンス映画祭でグランプリにノミネートされ、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)のインディペンデント映画TOP10にも選出された作品です。主人公は、幼い頃に誘拐されたた25歳の青年ジェームス。彼は子どもの頃から毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育ちます。ある日、彼は警察に救出され、生まれて初めて外の世界に触れることとなり……。サスペンスフルな入り口のストーリー展開からは予測できない、ハートウォーミングなラストをぜひお楽しみください!◼︎『ブリグズビー・ベア』のストーリー外気から遮断された小さなシェルターで、両親と3人で暮らす25歳の青年ジェームス。子どものころから、毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育った彼は、ブリグズビーの番組研究にいそしむ日々を過ごしていた。だが、そんなある日、警察がジェームスを保護し、両親は逮捕されてしまう。実は、両親だと思っていたふたりは25年前に赤ん坊だったジェームスを誘拐し、隔離して育てていたのだった。ブリグズビー以外の番組は見たことがなく、両親だと思ってたふたり以外の人間に会ったこともないジェームスは、突然訪れた外の世界に困惑してしまう。本当の両親、高校生の妹と一緒に暮らすことになったジェームス。しかし子どもの頃から見ていた「ブリグズビー」は、逮捕された偽の両親がジェームスの教育のためだけに作っていた番組だったことを知り、今後新作ビデオが届かないことに落胆する。だが、本当の父親と映画館を訪れたジェームスは、映画作りに興味を持ち、自身で映画版「ブリグズビー・ベア」を撮ることを決意し……。◼︎VHS愛に溢れた「ブリグズビー・ベア」の世界観本作のスタッフは、毎週ジェームスの元に届く劇中番組「ブリグズビー・ベア」を、1980年代の子ども番組として、リサイクルショップで見つけた古いVHSテープの中で見たようなものに仕上げたかったと言います。1985年に発売された、元祖”おしゃべりおもちゃ”であるクマの「テディ・ラクスピン」からアイデアを得たというブリグズビー・ベア。背中に入れられたカセットに合わせて話したり、歌ったりする仕掛けを参考にしたそう。5人のイラストレーターの協力を得て、何週間もかけて完成させたというブリグズビー・ベアのデザインは、その可愛い風貌の中に、どことなく怖さも感じさせます。そんなブリグズビー・ベアが動く同番組は、傑作SF映画へのオマージュと、古き良きVHS愛を感じる世界観に溢れ、観る者に強烈なノスタルジーを呼び起こします。◼︎製作陣が描きたかったもの地下シェルターで外の世界と断絶された暮らし――そんな特殊な状況に25年間も置かれていた主人公のジェームス。誘拐犯である、偽の両親から与えられていた「ブリグズビー・ベア」ですが、救出され、本当の家族と出会ったあとも、彼のなかにはブリグズビー愛が残ります。そして、彼は映画版「ブリグズビー・ベア」を自らの手で生み出そうとすることで、友だちを作っていくのです。「この映画を見て、自分も誰かのために何かを作れるのだ、ということに気づいて欲しい。観客には、アートを創造し分かち合うことは異文化や異なる生まれの人々をつなぐことができるという考えを映画館から持ち帰ってもらいたい。アートは社会を結束する一助となり、人と違っていてもいいということを教えてくれるんだ」と、本作の制作メンバーは語っています。一風変わったストーリーながら、心にしっとりと残る温かいラストに心癒される本作。『スター・ウォーズ』シリーズの”ルーク・スカイウォーカー”ことマーク・ハミルが出演しているのもファンにはうれしいポイントです。気になった人はぜひチェックしてみてくださいね!◼︎『ブリグズビー・ベア』公開情報『ブリグズビー・ベア』6月23日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか公開監督:デイヴ・マッカリー/脚本:ケヴィン・コステロ、カイル・ムーニー出演:カイル・ムーニー、マーク・ハミル、グレッグ・キニア、マット・ウォルシュ、クレア・デインズ配給:カルチャヴィル上映時間:97分公式サイト:www.brigsbybear.jp© 2017 Sony Pictures Classics. All Rights Reserved.
2018年06月22日『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』での活躍も記憶に新しいマーク・ハミルが、「サタデー・ナイト・ライブ」(「SNL」)の気鋭たちとタッグを組み、2017年の第33回サンダンス映画祭で話題をさらった『Brigsby Bear』(原題)。本作が『ブリグズビー・ベア』として日本公開が決定し、30秒の特報映像と日本限定ビジュアルが到着した。■あらすじ物語は、外の世界から遮断された小さなシェルターで両親と3人だけで25年間暮らしてきた主人公ジェームスが、ある日突然、警察に連れ去られるところから始まる。警察がいうには「あなたが一緒に住んでいた男女は25年前にあなたを誘拐したのです」!?突如、外の世界で“本当の家族”とともに暮らすことになったジェームス。子どものころから、偽の両親によって作られた教育番組「ブリグズビー・ベア」から得た知識だけで育ってきた彼の“常識”が、やがて周囲の人間を騒動に巻き込んでいき…。『テッド』『パディントン』の次は『ブリグズビー・ベア』!?サンダンス映画祭ではUSドラマ・コンペティション部門に出品され、その独創的すぎるキャラクターと興味深いストーリーで話題沸騰となった本作。今回解禁されたティザービジュアルは、イラストレーター・作家など、多彩に活躍するアーティスト、D[di:]が特別に手がけた日本限定のオリジナルイラスト。主人公とその仲間をつなぐ重要なキーとなるキャラクター“ブリグズビー・ベア”を、D[di:]ならではの繊細でシニカルなタッチで表現。黄色単色バージョンと4色の2パターンで展開されるという。また、届いた映像では、ジェームスが25年間両親だけと過ごした「閉ざされた空間」の一部や、懐かしいVHSで流れる教育番組「ブリグズビー・ベア」の模様、外の世界で出会う仲間たちとの瞬間が切り取られ、これから始まるジェームスの冒険を予感させるものとなっている。監督を務めるのは、エマ・ストーンとも交際中といわれるデイヴ・マッカリー。コメディアンのカイル・ムーニーが主演、ケヴィン・コステロとともに脚本も手がけている。デイヴとカイルは「SNL」で大活躍し、YouTubeチャンネルで大人気のコメディユニット「GOOD NEIGHBOR」の一員でもあり、そのメンバーや『LEGO(R)ムービー』の監督コンビがプロデューサーを務めている。冒頭シーンの『ルーム』や『10 クローバーフィールド・レーン』のようなサスペンスフルなストーリー展開からは予想できない、『リトル・ミス・サンシャイン』のようなハートウォーミングなエンディングが待ち受けるという本作。外の世界を知らない純粋な主人公に心を動かされた家族や友人たちが、熱い想いに打たれてひとつの目的に向かう、愛と友情、適応と再生の物語であり、傑作SF映画へのオマージュと古き良きVHS愛を感じる「ブリグズビー」の世界観にクスッとなり、心癒やされる温かさも余韻に残るという。マーク・ハミルも絶賛「元気づけてくれる映画」主人公ジェームスを支えるキャストにも強力な顔ぶれが集結。ジェームスの育ての親テッドに『スター・ウォーズ』シリーズの“ルーク・スカイウォーカー”としてお馴染みのマーク・ハミル、カウンセラーのエミリーに海外ドラマ「HOMELAND/ホームランド」主演でゴールデン・グローブ賞とエミー賞をW受賞したクレア・デインズ、彼を保護した警官には『リトル・ミス・サンシャイン』のグレッグ・キニアが出演。そして「SNL」仲間のベック・ベネット、ニック・ラザフォード、アンディ・サムバーグなどがカメオ出演しているのも見逃せない。マークは「この映画に出演したことは、私にとっては予想以上の感動でした。とても希望に溢れ元気づけてくれる映画です。ありのままの自分でいられ、何かを信じることはとても良いことです。この映画は、私たちに人とは違うドラム奏者に合わせて行進してもよいということを教えてくれます。大半の人の伴奏をする伝統的なドラム奏者と変わらず、違うドラム奏者でも十分に通用するということを」と絶賛のコメントが到着している。『ブリグズビー・ベア』は6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月01日モンクレール(MONCLER)とアメリカを拠点に活動するアーティスト、グレッグ・ローレンのコラボレートコレクション「コライド - グレッグ・ローレン & モンクレール」が登場。限定数量にてモンクレール銀座店・青山店、ドーバーストリートマーケットギンザの3店舗で2017年7月7日(金)より発売される。モンクレール×グレッグ・ローレン今回登場するのは、モンクレールとラルフ・ローレンの甥で俳優・ファッションデザイナー・アーティストと様々な方面で活躍するグレッグ・ローレンのコラボレートコレクションだ。展開はメンズ・ウィメンズ・ユニセックスを予定。モンクレールの会長であるレモ・ルッフィーニもファンであるグレッグのセンスにより再構築された、モンクレールのダウンジャケット「マヤ」や「バディ」「モカ」やパンツ、ハット等が限定数量で販売される。デニムやヴィンテージファブリックを大胆にミックスコレクションでなんといっても目を引くのは、モンクレールのアイコニックなアイテムに大胆に組み合わされたデニム生地やヴィンテージファブリックだ。ダウンジャケットの半身に味のあるデニム生地を合わせたり、パーカの肩口に無造作なホールが開けられたり。衝突を意味する「コライド」というコレクション名にふさわしく、シルエットにベースアイテムの品の良さをのこしつつもストリートライクな雰囲気を醸すアイテムに仕上がっている。【詳細】コライド - グレッグ・ローレン & モンクレール発売日:2017年7月7日(金)取り扱い店舗:モンクレール銀座店、青山店、ドーバーストリートマーケット ギンザ価格:※一部紹介・ウィメンズBADY BLACK 363,000円HAT 38,000円LIANE RED 313,000円・メンズMAYA 363,000円MAYA PARKA 438,000円
2017年07月07日モンクレール(MONCLER)は、2017年秋冬コレクションより、アメリカを拠点に活動するアーティスト兼デザイナーであるグレッグ・ローレンとのコラボレーションコレクション「コライド - グレッグ・ローレン x モンクレール(Collide - Greg Lauren x Moncler)」を発表。2017年秋より一部のモンクレール直営店、厳選されたデパートとオフィシャルサイトで販売予定だ。画家であり、同時に彫刻家でもあるグレッグ・ローレン。彼は、自身の芸術活動の中で、ヴィンテージという特定のテーマをもとにファッションにおける創作活動を行ってきた。「“破壊されたエレガンス”と“不完全な完全”のコンセプトを中心に全てが始まる」と語る彼の手から生まれる洋服は、絶対的なユニークさとオリジナリティーを持ち合わせている。同コレクションで登場するのは、約200ピースのメンズとウィメンズ、そしてユニセックスの限定ウェアだ。それら洋服には、まさに「象徴的なことを救い上げて、解体と再構築の行為が好きだ」という彼の言葉が反映されている。赤や青のクラシカルなダウンは破壊され、失った裾をデニムとドッキングすることで補っている。また、黒のダウンはモッズコートと組み合わせられ、瞬く間にミリタリーなアイテムとして転換された。いままでにない斬新なアウターとして、私たちの秋冬の強い味方となってくれそうだ。【詳細】コライド - グレッグ・ローレン x モンクレール販売時期:2017年秋展開予定店舗:一部のモンクレール直営店、厳選されたデパートとオフィシャルサイト【問い合わせ先】モンクレール ジャパンTEL:03-3486-2110
2017年03月09日“女性の生き方”インタビューなどで素敵な女優さんたちが「年齢は単なる記号」「シワも愛してあげたい」と語っているのを目にして「そうよね、年を取ることは素敵なこと」と、前向きになっていたつもりなんですが、いざその年代の入り口に立ってみると、大人女子として中身は成長したくても老化という成長は防ぎたくなっちゃうんです(要は悪あがき)。年齢に抗いたくなる生き物なんですよね、女性って(あっさり流されてしまう悲しさよ…)。抗い方は様々ですが、外側の補修は限界があるので中身から攻めていく、というよりも守ろうとする。たとえば、かなりいいお値段のするドリンクを飲み始めたり、まあ色々です。そのなかでも女性が若々しくいるために死守したいのはエストロゲン!“美人ホルモン”と呼ばれる大切なホルモンですが、悲しいことに分泌のピークは20歳。徐々に分泌量は減っていくというじゃありませんか。たしかに最近、身体のあちこちで「あれ…?」という変化に遭遇しているような…。目尻にシワが増えた?白髪がちらほら?肌のハリがない?とか、ひとつ気になりだすとあっちもこっちも気になっちゃうんですよね。で、それを少しでも阻止するためにあれこれ奮闘するわけです。でも!何かにドキドキするだけで快楽ホルモンのドーパミンが分泌され、それに刺激を受けてエストロゲンの分泌もアップされるらしいんです。ということは、ラブストーリーをたくさん観てドキドキすればエストロゲンの分泌量が増えるってこと!?そういうこと!?それならば、恋せよ乙女!恋したくなる映画ご紹介します。本日の処方箋はリリー・コリンズ主演の『ハッピーエンドが書けるまで』。とある一家のそれぞれが抱える恋や愛の悩みを描いた物語です。愛する妻に出ていかれてしまった父親ビル(グレッグ・キニア)、そんな両親を見てきたことで愛を信じない娘サマンサ(リリー・コリンズ)、好きな娘に好きと告げられない愛に臆病な息子ラスティ(ナット・ウルフ)──この3人の恋愛を軸に、恋の切なさ、愛のあたたかさ、出会いと別れを描いていきます。そのなかで、エストロゲンを分泌させてくれるのは、やっぱりサマンサの恋。恋愛や結婚にマイナスなイメージしかないサマンサは恋に落ちることを拒絶して生きていますが、ルイス(ローガン・ラーマン)の誠実な愛によって変わっていくんです。きゃー!ルイスのような男子に出会いたいっ!女:「傷つきたくないの」男:「傷つけないよ」ってキスされたーい!なんて2人の会話にドキドキしたら、美人ホルモンはきっと出ているはず、はず、はず…。しばらく恋をお休みしておりましたが(休みたくて休んでいたわけじゃないですが…)、この映画をきっかけに「恋する乙女」復活となればいいなぁ…と、今宵の悪あがきはここまで。また次回。(Elie Furuyama)
2015年06月30日全米オープニング興行成績NO.1の大ヒット作『きっと、星のせいじゃない。』のジョシュ・ブーン監督と、アカデミー賞2部門受賞の感動作『クレイジー・ハート』の製作を手がけたジュディ・カイロが贈る映画『ハッピーエンドが書けるまで』。本作で主演を務めた若手人気女優リリー・コリンズと、その相手役を務めたローガン・ラーマンのインタビュー動画が、シネマカフェに到着した。サマンサ(リリー・コリンズ)は駆け出しの作家。家を出て若い男と暮らしている母親エリカ(ジェニファー・コネリー)を毛嫌いし、3年間話していなかった。大学で同じ授業を受けているルイス(ローガン・ラーマン)に思いを寄せられるも、両親の浮気と離婚を目の当たりにした彼女は、恋愛や結婚にマイナスなイメージしか持てず、一夜限りの関係を繰り返すばかり。また、サマンサの父親ビル(グレッグ・キニア)は有名作家だが、離婚して3年たっても別れた妻に未練があり、時折、彼女の家を覗きにいく日々。弟のラスティ(ナット・ウルフ)は学校でケイト(リアナ・リベラト)という少女に夢中だが、あるとき彼女がコカインを吸っているところを目撃してしまう……。世界中を涙で包んだ青春ラブストーリー『きっと、星のせいじゃない。』のブーン監督が、同作の前に初めてメガホンをとったのが本作。愛を信じない娘、愛を失った父親、愛に臆病な息子…それぞれ、たくさんの思いを抱えた家族が悩み、かけがえのない人たちへの愛に気づいていく物語だ。主人公のサマンサを演じるのは、『あと1センチの恋』がクチコミからロングランヒットとなったことも記憶に新しいリリー。そんな彼女に思いを寄せる、同じ大学のルイス役を演じたのは、『ウォールフラワー』『フューリー』などで好演を見せたローガン。届いた映像では、その2人がそろって登場。今回の共演を通じて友人になった2人の関係性と劇中の2人の関係の変化に共通するものがあったことや、監督と3人でセリフの言い回しや反応などを作り上げていったことを明かしている。ローガンが「彼女は才能豊かだから、共演するのが楽しい」とリリーを絶賛すれば、ふだんは回数を重ねるリハーサルは苦手というリリーも「ローガンだから気楽にできたわ」と打ち明けるなど、2人の仲のよさが伺える映像となっている。『ハッピーエンドが書けるまで』は6月27日(土)より新宿シネマカリテ、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月08日全米オープニング興行成績No.1のヒット作『きっと、星のせいじゃない。』のジョシュ・ブーン監督が、『あと1センチの恋』『白雪姫と鏡の女王』など話題作に出演が続くリリー・コリンズを主演に迎えた『ハッピーエンドが書けるまで』。本作から予告編映像、ポスタービジュアル、場面写真が一挙解禁となったことに併せ、リリーから作品愛にあふれたコメントが到着した。サマンサ(リリー・コリンズ)は大学が同じルイス(ローガン・ラーマン)から想いを寄せられてはいるものの、母親のエリカ(ジェニファー・コネリー)の浮気による両親の離婚を目の当たりにし、それ以来、恋に臆病になってしまう。そして、エリカに未練のある父親のビル(グレッグ・キニア)、初恋相手がコカインに手を出すのを目撃するラスティ(ナット・ウルフ)。愛を信じず、愛に臆病な3人が一歩踏み出したとき、人生に変化が訪れる…。かけがえのない人たちとの間にある愛がたくさん詰まった予告映像は、徐々にリリー演じるサマンサがローガン・ラーマン演じるルイスに心を許し、怯えながらも愛を信じようとしている姿が映されている。愛に振り回されて報われない彼女とその家族が、しだいに気持ちを打ち明け、それぞれが一歩進んでいるのが印象的だ。サマンサの父親・ビル役には『リトル・ミス・サンシャイン』のグレッグ・キニア、元妻エリカ役に『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞に輝いたジェニファー・コネリー、さらに弟・ラスティ役には『きっと、星のせいじゃない。』から引き続きジョシュ監督作品に出演のナット・ウルフと、リリーを取り巻く家族も豪華キャストがそろい、人間味あるキャラクターをそれぞれが演じている。世界中のマスコミからも注目され、絶賛されている本作の主演リリーからは、彼女の素直な、作品に対しての熱い気持を語ったコメントが到着した。「脚本を読んだ日を覚えてるわ。海外で撮影中、部屋に1人でいたときだった。脚本を読んだ瞬間、絶対に出たいと思ったの。1ページ目からサマンサと作品全体の雰囲気の虜になった」と、当時をふり返るリリー。「この物語はどの世代の人も共感できる。笑って泣けるし、読み終えた後ストーリーや自分のことを考えさせられる、そんな作品だと思う。そして監督は周りの意見にオープンで、役柄も一緒に考えてくれた。この物語に本当に深く関われたと感じるしサマンサとの共通点も多いわ」と明かす。「親であれば作品内の親に共感できるし、子どもなら子ども、大学生なら大学生に共感できる。それに加え、親が子どもの気持ちを学んだり、子どもは親の気持ちを学べる。父親が母親との秘密を子どもに明かすシーンとかね。新しい視点で親や子を見ることができる。自分のことではないから客観的に見やすいと思うし、人間関係が違って見える。この作品は映画館で見終えた後にこう思わせてくれる。“もしかしたら、視点を変えれば新しい世界が見えるかも”と」。愛を信じ切れなかった者たちの愛の行方を、優しい視点を描いた本作。いま世界中の女子から圧倒的支持を集めるリリー・コリンズが、不器用ながらも遠くて近い“愛”に気づいていく様を、映像からも確かめてみて。『ハッピーエンドが書けるまで』は6月27日(土)より、新宿シネマカリテ、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月28日SNSでのクチコミからロングランヒットとなっている『あと1センチの恋』のリリー・コリンズと、全米オープニング興行成績No.1を記録し、ティーンを中心にブームを巻き起こした『きっと、星のせいじゃない。』の監督ジョシュ・ブーンがタッグを組んだ感動作『ハッピーエンドが書けるまで』が、6月27日(土)より日本公開されることが決定した。サマンサ(リリー・コリンズ)は大学で同じ授業を受けているルイス(ローガン・ラーマン)に惹かれているが、母親エリカ(ジェニファー・コネリー)が父親を捨て新たな男と付き合う姿と、両親の離婚を目の当たりにし、恋愛や結婚に対してマイナスなイメージを持っていた。父親で、エリカに未練を持つ作家のビル(グレッグ・キニア)は時々エリカの家まで覗きに行く日々。サマンサの弟ラスティ(ナット・ウルフ)は学校で初恋相手のケイト(リアナ・リベラト)がコカインを吸う姿を目撃してしまい…。『きっと、星のせいじゃない。』のブーン監督と、アカデミー賞2部門受賞の感動作『クレイジー・ハート』の製作を手がけたジュディ・カイロが贈る本作。愛を信じない大学生・サマンサには『白雪姫と鏡の女王』で白雪姫役に抜擢され、チャームポイントの大きな瞳と凛々しい眉で日本でも人気のリリー・コリンズ。彼女に想いを寄せる同級生ルイスには、『ウォールフラワー』『フューリー』での好演で注目されたローガン・ラーマン。愛を失った父・ビルには、アカデミー賞ノミネート経験を持つ『リトル・ミス・サンシャイン』などでグレッグ・キニア、ビルの元妻エリカは『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞「助演女優賞」を受賞したジェニファー・コネリー。サマンサの弟で愛に臆病なラスティ役は『きっと、星のせいじゃない。』で主人公の友人アイザックを演じたナット・ウルフ。さらに、『アナと雪の女王』のアナ役の声優を担当したクリステン・ベルといった豪華キャストが、それぞれ人間味あふれるキャラクターで共演を果たしている。また、『きっと、星のせいじゃない。』のマイク・モーギスによる音楽にも注目。ボブ・ディランやニール・ヤングらの後継者として注目を集め、繊細なメロディと歌詞、歌声を持つコナー・オバーストが楽曲を提供しており、エリオット・スミス、「ボン・イヴェール」、「ザ・ナショナル」といった大御所が深みを与え、ナットの実弟アレックス・ウルフも参加。作中のムードを盛り上げ、心地よい世界へと連れて行ってくれる。愛を信じない娘、愛を失った父親、愛に臆病な息子の3人が悩み、傷ついて、一歩足を踏み出したとき、人生に変化が訪れる物語。ハリウッド注目の最旬キャストが集結したブーン監督の最新作に、いまから期待が高まる。『ハッピーエンドが書けるまで』は6月27日(土)より新宿シネマカリテ、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月07日にぎやかなハロウィンも終わり、街はすっかりクリスマス・モード。実は今年、イエス・キリストの降誕を祝うクリスマスの前から年始にかけて、“聖なる”映画が続々と公開され、早くも話題を呼んでいる。世界で最も名高く、最も多くの人々に読まれているベストセラーである「聖書」。中でもイエス・キリストの数奇な生涯の物語は広く愛され、ジョージ・スティーブンス監督の『偉大な生涯の物語』(’65)、マーティン・スコセッシ監督の『最後の誘惑』(’88)、メル・ギブソン監督の『パッション』(’04)と、映画史に残る大作のテーマにもされてきた。時代が移り変わっても、「聖書」がこれほどまでに人々を惹きつけるのは、普遍的な魅力を放つ“奇跡”を語り続けてきたから。そして2015年1月10日(土)、日本にも、キリストの“奇跡”を描き全米大ヒットとなった『サン・オブ・ゴッド』が登場する。本作は、2014年2月に全米公開されるや初登場で第2位を記録、3週連続でトップ10入りを果たし、世界各国でも大ヒットに。特に映画史上、最も端正な顔立ちのキリストとして主演し、“ホット・ジーザス”との愛称までついたポルトガルの新鋭ディオゴ・モルガドの存在は大きな注目を集めた。ローマ帝国支配下に、救い主(メシア)としてこの世に現れたイエス・キリスト。その誕生から復活までを聖書に忠実に再現しながら、歴史的背景にも触れたスペクタクル巨編となる本作は、イエスの十二使徒のひとりであるヨハネを語り部となり、「ラザロの復活」を始めとする有名なエピソードを織り込みながら、イエスが行った伝道活動の軌跡をたどっていく。一方、12月13日(土)には、一命をとりとめた少年が話し始めた天国の旅行記が聖書の内容と酷似していた、という実話を基にした『天国は、ほんとうにある』が公開される。アメリカ、ネブラスカ州。ある日、3歳になる男の子コルトンが高熱と嘔吐を繰り返し、病院に緊急搬送される。生死の境をさまようコルトンに、牧師でもある父トッド(グレッグ・キニア)は、神に祈るしかなかった。やがてコルトンは一命をとりとめたが、元気になったコルトンがトッドに語り始めたのは、手術中に天国を旅してきた話。それは、あまりにも聖書の内容と一致する、天国の描写だった…。また、旧約聖書における有名な人物モーゼにオスカー俳優クリスチャン・ベイルが扮し、リドリー・スコット監督がかつてないスケールと巨額の製作費で描いた『エクソダス:神と王』は、1月30日(金)に公開となる。舞台は、紀元前1300年。ヘブライの民を救うため、兄弟同然に育ったエジプト王・ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻したモーゼ(クリスチャン・ベイル)。砂漠でのエジプト軍との壮絶な戦い、エジプト全土を襲うさまざまな厄災に、有名な紅海の海割れなどを圧倒的映像美で実現させながら、“約束の地”を目指すモーゼの長い旅路を描き出す。加えて、全米で『天国は、ほんとうにある』、そして『ノア 約束の舟』と共にベストテンにランクインする大ヒットとなっていた、無神論者の哲学教授VS神の存在の証明に挑む大学生を描く『神は死んだのか』(12月13日公開)も登場。こちらも一連の作品に、一石を投じることになる可能性は高い。イエス・キリストにモーゼ、そして現代に起こった聖書にまつわる奇跡の実話。いままで、知っていそうで知らなかった聖書の入門編としても楽しめる“聖なる”物語に、この冬、ぜひ触れてみては?『サン・オブ・ゴッド』は2015年1月10日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月12日今年4月16日に全米2,417スクリーンで公開されるや、並みいる大作を抑え興行成績9,000万ドル(約90億円)を超える大ヒットを記録した、実話がベースの映画『天国は、ほんとうにある』が、12月13日(土)より日本でも劇場公開されることが決定した。2003年、アメリカ・ネブラスカ州。インペリアル市という小さな町で、牧師を務めるかたわら、小さな修理会社を営んでいるトッド(グレッグ・キニア)。ある日、3歳になる長男のコルトンが高熱と嘔吐を繰り返し、病院に緊急搬送される。病名は「穿孔(せんこう)虫垂炎」。2度の手術をするが、コルトンは生死の境をさまよい、医師からは「できることは何もない」と告げられてしまう。絶望の淵に立たされたトッドは、“神”に「あなたは、私の息子を奪う気か?」と叫ぶしかできなかった。だが、やがて奇跡が起こったのか、コルトンは一命をとりとめる。しかし、元気になったコルトンはトッドに「天国を旅してきた」という話を始めた。それは、聖書の内容とあまりにも一致する天国の描写だった…。900万部以上の大ベストセラー「天国は、ほんとうにある」(青志社刊)を、『ブレイブハート』『仮面の男』のランドール・ウォレスが映画化した本作。この奇跡の“実話”は、『サン・オブ・ゴッド』(2015年1月公開)、『ノア 約束の舟』などキリスト教をテーマにした作品が相次いだ今年、全米中を騒然とさせながらも大ヒットとなった。息子の臨死体験に直面するネブラスカ州の牧師・トッド役には、『リトル・ミス・サンシャイン』のグレッグ・キニア、共演に『フライト』『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』のケリー・ライリー、『サイドウェイ』のトーマス・ヘイデン・チャーチ。生死の境を彷徨った3歳の少年が「一人の男性に導かれ、天国を見てきた」と語る衝撃の実話は、公式サイトでは予告編が公開されている。クリスマスの日本でも、話題を集める1本となりそうだ。『天国は、ほんとうにある』は12月13日(土)よりヒューマントラストシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月02日「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズで、ファッショナブルなキャリアガールとして世界中の女性たちの熱い支持を得たサラ・ジェシカ・パーカー。最新作『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』ではこれまたキュートな、育児に結婚に仕事に忙しく奮闘するワーキングマザーを演じている。人生をハッピーに満たすものは何?結婚?仕事?「この映画は、多くの女性たちの日常そのもの」「この作品で描かれているのは女性の心の葛藤よ。社会の中で様々な顔を持つ女性たちは、家庭と仕事の両立という難題と常に戦っているの。この映画のテーマは決して特別なものではなく、多くの女性たちの日常そのものだと思うわ」。そう、サラもその一人。ダグラス・マクグラス監督が「この映画はサラ自身の物語」と話すように、彼女自身も女優業のかたわら3人の子供を育てるワーキングマザーだ。常に同時進行する仕事と子育て。実際、本作の撮影中のある日、サラが浮かない顔をしていたので監督が声をかけると、「子供の一人が熱を出しちゃって…」と。ワーキングマザーならば、誰もが経験あるのでは…?「良き母であり、愛と敬意にあふれる献身的な妻でありながら、キャリアでの成功も手に入れたいと願う、ケイトのような女性は珍しくない。彼女は仕事に情熱を感じ、働くことで充実感を得ているわ。自分のキャリアのために家庭がおろそかになることに対してとても罪悪感を抱いているけど、彼女の人生において仕事は明らかに重要な位置を占めているの。そういう映画のテーマに、ごく自然に共感することができたわ」。たとえサラほどのセレブ女優でも、母親業は休みなし。世のワーキングマザーと同じ悩みを身近に感じているからこそ、観客は大いに共感できるのだろう。そんな彼女について、女性共演者たちは――。「サラみたいな女性は本当に完璧に見えるわ。子供たちのいる温かい家庭を持っていて、キャリア上の夢も見事に実現している。現代を生きる女性は何事にも妥協することなく、全てを手に出来るのだと世に示してるわ」(オリヴィア・マン)、「サラはまさにケイト役にピッタリの女優だわ。だって彼女も“超人”でしょ(笑)?それにすごく温かくて好感の持てる女性だし、何事にも全身全霊でぶつかっていく人よ。そうやってもがきながら成功を手にしてるの」(クリスティナ・ヘンドリックス)、「彼女は優しくて本当に素敵な女性よ。しかも早朝でもすっごくオシャレなんだから!」(ビジー・フィリップス)と、共演者たちにとってもサラは憧れの存在!意外かもしれないが、本作は決してガールズムービーでは終わらない。結婚の酸いも甘いも描き、ワーキングマザーを妻に持つ夫の苦悩や、一緒に働く上司や部下の心情も描いているからこそ、ケイトにリアリティがあるのだ。「彼ら抜きでは物語を語れないという点では男性も共感できるはずよ。グレッグ・キニアとピアース・ブロスナンはガールズムービーには出ない俳優でしょ(笑)?これは夫婦や恋人たちが一緒に観られる映画よ」。ちなみにケイトの“デキる”上司、ジャックを演じているのが、5代目ジェームズ・ボンドことピアース・ブロスナン。撮影中、サラは彼に『007』シリーズの撮影秘話について毎日のように質問攻めにしていたとか…。サラ=ニューヨーク!「世界で一番刺激的でゴージャスな街」「SATC」ファンにとって、本作のもうひとつの楽しみは舞台として登場するニューヨーク。ケイトにとってもやはりニューヨークは特別な街である。「ニューヨークはケイトの頭の中で駆け巡る“やることリスト”作りを忘れさせてくれるの。そこでは仕事に集中できるし、世界で一番刺激的でゴージャスな街だから、いろんな素敵なレストランにも行けるわ。しかもジャックと共に過ごすのは全然苦にならない。彼はエレガントで知的だし、ケイトのプロとしての才能を高く評価してくれる。もちろん、ケイトは自分自身が楽しいと、家庭から離れていることに対しての罪悪感が増すばかりなんだけどね」。ここで撮影裏話。物語の舞台はボストンとニューヨークだが、実はほとんどの撮影はニューヨークで行われている。マンションが立ち並ぶ緑豊かなブルックリンハイツのストリートはレディ一家が暮らすボストンのバックベイ地区に、マディソンスクエアを望む20世紀初頭の建築が風格を感じさせる立派なオフィスはケイトのボストンの職場となっている。こんなところに注目しながら観るのも面白い。女性は人生に選択肢が多いが、それらを両立するのは簡単ではない。それをこなすサラはやっぱり憧れ。とりあえず、手抜きがちの早朝のオシャレから見習いましょうか…。© Mirrorpix/AFLO■関連作品:ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ) 2012年6月2日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開■関連記事:サラ・ジェシカが完璧なキャリアウーマンに!『ケイト・レディが完璧な理由』試写会に10組20名様ご招待「CHANEL and JAPAN」パーティーに、ヴァネッサ・パラディ、水原希子ら来場サラ・ジェシカが“パーフェクト”ママに!働くママ&パパに贈る最新主演作、公開!
2012年05月30日人気TVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」で大ブレイクを遂げ、女優として、ファッションリーダーとして、妻・母として、一躍“憧れの女性”として羨望を集めるサラ・ジェシカ・パーカー。そんな彼女のハマリ役とも言える最新主演作『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』が今年の初夏に日本公開されることが決定した!原作は、イギリス人ジャーナリスト兼作家のアリソン・ピアソンの同名ベストセラー小説「I DON’T KNOW HOW SHE DOES IT」。2002年に出版されて以来、「ケイト・レディは負け犬じゃない」との邦題で出版された日本を始め32か国語に翻訳され、男女共に高い支持を得て世界で400万冊以上を売り上げているベストセラーである。かのオプラ・ウィンフリーには「働く母親の国家」と言わしめた。主人公ケイト・レディは、ボストンの投資銀行に勤めるキャリアウーマン。結婚、子供、仕事、すべてを手に入れた彼女はまさに「勝ち組」の一人。だがやはり、仕事と家庭の両立は大変。実際のところ、彼女は尽きることのない“やることリスト”作りのおかげで、最後にぐっすり眠れた日を忘れるくらいだった…。同じ頃、彼女は仕事で大きなプロジェクトを任されることに。だが、その分家族との時間は減るばかり。そんな彼女の前に魅力的な上司が現れて…。昨年末に公開された『ニューイヤーズ・イブ』では思春期真っ盛りの娘をもつシングルマザーを演じ、新たな一面を見せたサラ・ジェシカ。本作では、仕事と家庭の両立に悪戦苦闘する姿を、抜群のコメディセンスをもって魅力的に演じ上げる。自身も一母親であるサラ・ジェシカだが、何事にも一生懸命なケイトについて「笑えるんだけど、すべてを持ちたいと臨むことで生まれる問題がとても誠実に描かれている」と強い共感を示している。まさに、働くママのためのコメディとも言えるが、ケイトの置かれている状況はもちろん、働くパパに置き換えても共感できるところが多い。監督は、『Emma エマ』のダグラス・マクグラス。製作はアカデミー賞受賞者、ドナ・ジグリオッティ(『恋におちたシェイクスピア』)、そして脚本には『プラダを着た悪魔』のアライン・ブロッシュ・マッケンナと、鉄板ヒロイン・ドラマを手がけてきたスタッフが集結。そして、脇を固めているのがピアース・ブロスナン、グレッグ・キニア、 クリスティナ・ヘンドリックスといった実力派キャストというのも見逃せないポイント!『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』は初夏、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。■関連作品:ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ) 2012年初夏、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開
2012年03月09日サラ・ジェシカ・パーカー主演のコメディ『I Don’t Know How She Does It』(原題)のキャストに「ゴシップ・ガール」のジェシカ・ゾアが参加、現在ニューヨークで撮影が行われている。「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリーと「ゴシップガール」のヴァネッサという、海外ドラマファン注目の共演だ。サラ・ジェシカが演じるのは2人の小さな子供を持つ、ヘッジファンドの経営者、ケイト・レディ。仕事を持つ母親の目の回るのような多忙な日常を一人称で物語るアリソン・ピアソンの同名小説の映画化で、ジェシカはケイトの子供たちのナニーを演じる。ほかにピアース・ブロスナン、グレッグ・キニア、『アイアンマン2』のオリヴィア・マン、『レオニー』のクリスティーナ・ヘンドリックスらが出演。『プラダを着た悪魔』、『幸せになるための27のドレス』のアライン・ブロッシュ・マッケンナが脚本を担当し、監督はグウィネス・パルトロー主演の『Emma エマ』のダグラス・マクグラス。2012年に全米公開予定。(text:Yuki Tominaga)写真は『I Don’t Know How She Does It』(原題)の撮影中のサラ・ジェシカ・パーカーとジェシカ・ゾア。© Press Association/AFLO■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc. セックス・アンド・ザ・シティ 2008年8月23日より日劇3ほか全国東宝洋画系にて公開© MMVlll New Line Productions, Inc. Sex and the City™ is a trademark of Home Box Office, Inc. All Rights Reserved.SEX and the CITYセックス・アンド・ザ・シティ [海外TVドラマ]ゴシップガール [海外TVドラマ]TM & © Warner Bros. Entertainment Inc■関連記事:「ゴシップガール」シーズン3放送決定!レディー・ガガ&ヒラリー・ダフら出演ジュードは家族同伴 ジョニー&あの4人組に熱狂!来日スターでふり返る1年前編【シネマモード】2010年をふり返ってみれば…シネマカフェ的海外ドラマvol.1792011年もドキドキ&メロメロ!〜注目ドラマ編〜『SATC2』特別映像サラ・ジェシカ・パーカーが結婚生活&お気に入り衣裳に言及
2011年02月24日今年のアカデミー賞において『インビクタス/負けざる者たち』で助演男優賞候補になったマット・デイモンのこれまでのキャリアを讃えて、アメリカン・シネマテーク・アワードが贈られることになり、授与式のガラ・パーティが27日、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで開催された。アメリカン・シネマテーク・アワードは、新人でも超ベテランでもなく、いま、まさに脂の乗った中堅のポジションにいる映画人が対象。『ボーン・アルティメイタム』などのアクションからドラマ、コメディまで幅広いジャンルの作品に出演し続けている近年のめざましい活躍が評価されたもの。会場には、マットの少年時代からの親友、ベン・アフレックと夫人のジェニファー・ガーナー、弟のケイシー・アフレック、シャーリーズ・セロン、ロビン・ウィリアムズ、ドン・チードル、グレッグ・キニアといった出演作の共演者たち、そして『インビクタス/負けざる者たち』のクリント・イーストウッド監督や最新作『グリーン・ゾーン』のポール・グリーングラス監督も、マットを祝福するために出席した。盟友ベンがプレゼンターを務め、賞を手渡されたマットは感激の面持ちだったが、共演者たちのお祝いスピーチはなぜかジョーク合戦に。「私とマットは2000年に『バガー・ヴァンスの伝説』でウィル・スミスと共演したけど、ウィルの出演作で大ヒットしなかったのはあの作品だけ。私と彼が組んだ『ハンコック』はうまく行ったんだけど…」とシャーリーズが言えば、ケイシーはマットと2人でプライベート旅行に出かけたときの面白写真を公開したり、とかなり自由なムードだった様子。仲良しのジョージ・クルーニー、ビル・クリントン元大統領からのメッセージも送られたこの日の模様は、アメリカのABCで来月放映を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.グリーン・ゾーン 2010年5月14日よりTOHOシネマズスカラ座ほかにて公開© 2009 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:オスカー主演男優賞のゆくえクルーニー&フリーマンの戴冠阻むは“過小評価の男”?モーガン・フリーマンの南アフリカ訪問の特別映像が到着!各地で熱狂的歓迎NAACP(全国有色人種向上協会)イメージ・アワードで『プレシャス』6冠!就活に効能アリ?『インビクタス』学生座談会で熱い意見続出【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年03月30日