トリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS) 2021-22年秋冬コレクションが発表された。愛らしい少年らしさを引き立てて大ぶりのフリルやリボン、レースなど、ブランドならではのフェミニンなディテールを取り入れながら、いつもよりボーイッシュなスタイリングが目立つ今シーズン。チェック柄のケープ×フリル付きのトップスを合わせたルックは、ストライプ柄のベロアパンツで、少年のような可愛らしさをプラス。またレオパード柄のエコファージャケットには、サイケデリックなフラワーモチーフのセットアップを差し込むことで、甘さを抑えたストリートスタイルを描き出しているようにも感じられる。ユニークなハーネス風アクセサリー今季の象徴的なアクセサリーとして取り入れられたのは、フリース素材のスリーブとドッキングしたユニークなハーネス。ふんわりとボリューミーなスリーブデザインは、トップスやアウターの上から重ねることで、簡単にスタイリングをアレンジすることが可能だ。クラシカルな丸襟がポイントのピースと合わせたルックは、柔らかなシルエットを実現しながら、ベルトが持つエッジィな表情によって絶妙なスパイスをもたらしている。リバーシブルのアウターまた秋冬の主役となるアウター群には、リバーシブルで着用できるデザインが散見された。例えば今季のキーカラーとなった‟赤”のオーバーサイズのジャケットは、裏地のシームを残したようなラフな表情が印象的だが、裏返すことでクリーンなペールピンクへと変化する仕組み。生地もフリース×コットンなど、異素材で切り替えているのが特徴で、シーンに合わせた秋冬の着こなしを楽しむことができる。アニマルモチーフチェック柄や水玉模様、フラワーモチーフなど、アイコニックなパターンと共に並んだのは、様々な動物を描いたアニマルモチーフだ。‟ニットウェア”を得意とするトリコ・コム デ ギャルソンならではの豊富なセーターには、大きな犬や小鳥をモチーフにした温かみ溢れるラインナップが登場。また今季は‟レオパード”柄も多用されていて、エコファーのアウターやヘッドピースとなって、楽し気なリズムをコレクションにもたらしていた。
2021年03月26日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)とコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の川久保玲による、コラボレーショントートバッグ「バッグ ウィズ ホールズ」の新たな限定モデルが発売される。ルイ・ヴィトン×川久保玲「バッグ ウィズ ホールズ」に新たな限定モデルが登場この、端が切りっぱなしになっていて、穴が開けられたトートバッグ「バッグ ウィズ ホールズ」が誕生したのは、2014年のこと。ルイ・ヴィトンの象徴である“モノグラム”に、6名の革新的なアーティストたちが独自の解釈を加えて創り上げる「アイコンとアイコノクラスト:Celebrating Monogram」と呼ばれるコラボレーション企画において、川久保玲が打ち出したアイテムだ。同企画には、川久保玲をはじめ、カール・ラガーフェルド、クリスチャン・ルブタンといった誰もが知る著名なファッションデザイナーのほか、写真家兼映画監督であるシンディ・シャーマン、プロダクトデザイナーのマーク・ニューソン、建築家のフランク・ゲーリーが参加している。新作は、ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店のオープンを記念して登場。「バッグ ウィズ ホールズ」の新たな限定モデルとして、7年前に登場したバッグのフォルムを生かしながら、しなやかなブラックのグレインカウハイドレザーに、エンボス加工でモノグラム・パターンが施されたスタイルに。また、内装には、取外し可能なテキスタイル製のポーチが付属する。サイズは、たっぷりとアイテムを収納できるオリジナルの「MMサイズ」に加え、ストラップ付きでクロスボディバッグとしても楽しめる、一回り小ぶりな「PMサイズ」の2モデルで展開。こちらの「MMサイズ」の他、一回り小ぶりな「PMサイズ」もなお、今回の「バッグ ウィズ ホールズ」は、抽選での販売となっている。抽選への参加方法は、ルイ・ヴィトンのLINE公式アカウント()を友だち追加し、3月1日から3月7日までの期間に、LINEアンケートに回答することが必須。そして、その回答者を対象に抽選が行われる。応募の詳細については、3月1日に、ルイ・ヴィトンのLINE公式アカウントにて発表予定。>>その他のルイ・ヴィトンの記事はこちらから
2021年02月26日プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME des GARÇONS)の「プレイ トゥギャザー (PLAY TOGETHER)」シリーズよりナイキ(NIKE)とのコラボレーションアイテムが登場。2021年2月19日(金)より、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、全国のコム デ ギャルソン・ポケットほかにて販売される。プレイ・コム デ ギャルソンの「プレイ トゥギャザー」シリーズ第2弾プレイ・コム デ ギャルソンの「プレイ トゥギャザー」は、2020年夏よりスタートした“元気の出る新企画”を届ける新シリーズ。今回、日本で第1弾発売となったザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)に続き、第2弾としてナイキとのコラボレーションが実現された。ハート×スウッシュを配したTシャツとパーカー登場するのは、メンズ・ウィメンズともにシンプルな白Tシャツとグレーのパーカーの2種類。それぞれのフロントには、フィリップ・パゴウスキーがデザインしたプレイ・コム デ ギャルソンのハートモチーフアイコンと、ナイキを象徴するスウッシュをプリントした。また、バックにもさりげなくハートがあしらわれている。【詳細】プレイ・コム デ ギャルソン×ナイキ販売日:2021年2月19日(金)取り扱い:ドーバー ストリート マーケット ギンザ、全国のコム デ ギャルソン・ポケット、ドーバー ストリート マーケット イーショップ価格:・Tシャツメンズ(S.M.L.XL.XXL) 8,400円+税、レディース(XS.S.M.L) 8,000円+税・パーカーメンズ(S.M.L.XL.XXL) 22,000円+税、レディース(XS.S.M.L) 21,000円+税※サイズによって入荷時期が異なる。
2021年02月22日コム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇONS SHIRT)の2021-22年秋冬コレクションよりKAWSとのコラボレーションアイテムが登場する。コム デ ギャルソン・シャツが現代アーティストKAWSとコラボコム デ ギャルソン・シャツとコラボレーションしたKAWSは、現代を象徴するアーティストとして、あらゆるアートジャンルの垣根を越えて活躍の場を広げている。ファッション分野での活動も多く、これまでディオール(DIOR)をはじめとするブランドとコラボレーションを遂げてきた。総柄のグラフィックには、バッテンの目を特徴とするアイコニックなKAWSのキャラクターCOMPANIONと、“CDG”のロゴをアレンジしたオリジナルキャラクターなどが登場する。グリーン、イエロー、ピンクなどのカラフルなパターンだけでなく、モノクロのデザインも採用した。ラインナップは、チャイナジャケット風のアウターとベストをはじめ、パーカー、シャツ、Tシャツ、バッグなど多彩なバリエーション。特にブランドの核を担うシャツは、大胆な総柄やパターンの切り替えなど種類豊富に揃えている。【詳細】コム デ ギャルソン・シャツ×KAWS発売日:2021年8月頃(予定)
2021年02月07日コム デ ギャルソン・オム ドゥ(COMME des GARÇONS HOMME DEUX)とポータークラシック(PORTER CLASSIC)によるコラボレーションバッグが、2021年2月2日(火)よりコム デ ギャルソン 青山などで順次発売される。寝具の老舗・昭和西川「muatsu(ムアツ)」ふとんを採用したバッグ「ニュートン」シリーズをベースに、第1弾、第2弾、第3弾とコラボレーションを展開してきたコム デ ギャルソン・オム ドゥとポータークラシック。4回目となる今回登場するのは、ビジネスシーンでの使用を想定したリュックサックだ。ショルダーストラップ部分には、荷物の圧力を分散させ、“荷物が軽く感じる”よう設計された昭和西川の「muatsu(ムアツ)」を採用している。ボディには、傷や汚れがつきにくく、通常のナイロンの7倍の強度を持つコーデュラナイロンを使用。ジップには、雨を防ぐ止水ファスナーをあしらった。また、収納はメインのほか、15インチまで対応するパソコン専用ポケットや小物用ポケットなど、ビジネスで必要なものを整理できるポケットを多数配置している。カラーは、ネイビーとブラックの2色展開となる。【詳細】ビジネスリュックサック発売日・販売店舗:・2021年2月2日(火)コム デ ギャルソン(青山店・大阪店)・2月4日(木)コム デ ギャルソン(丸の内店・京都店・福岡店)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ・2月5日(金)その他各店価格:70,400円(税込)色:ネイビー/ブラック表地:コーデュラナイロン1000裏地:ナイロン100%PU加工本体サイズ(外寸):幅32cm×縦44cm×奥行19.5cm【問い合わせ先】コム デ ギャルソンTEL:03-3486-7611
2021年02月05日ア ベイシング エイプ(A BATHING APE)とコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)によるコラボレーションアイテムが、2020年10月24日(土)よりベイプ ストア コム デ ギャルソン大阪にて発売される。第1弾、第2弾に続き3度目のコラボレーションとなる両ブランド。これまでモノトーンのカラーリングをメインに展開してきたが、今回は、モノクロの加えてバイカラーやビビッドなレッドを使用。ジップアップパーカーのほかスウェットパンツ、Tシャツの3型をラインナップする。ジップアップパーカーには、第2弾同様、ア ベイシング エイプの“APE HEAD”に吹き出し調の“COMME des GARCONS”ロゴを組み合わせたグラフィックを胸元にオン。カラーは、オールブラックの他、新色のオールレッドやグレー×ネイビーのバイカラーを展開する。ジップアップパーカーとセットアップで着用できるスウェットパンツも用意。フロントに、両ブランドのロゴを組み合わせたコラボレーションロゴをあしらっている。クルーネックTシャツは、“COMME des GARCONS”のロゴで“APE HEAD”のシルエットを模ったオリジナルデザインや、吹き出し調グラフィックなどをフロントにあしらった3種類のデザインを用意する。【詳細】ア ベイシング エイプ × コム デ ギャルソン発売日:2020年10月24日(土)販売店舗:ベイプ ストア コム デ ギャルソン大阪価格例:・ジップアップパーカー 25,000円+税・スウェットシャツ 20,000円+税・スウェットパンツ 19,000円+税・ポケットTシャツ 10,000円+税・Tシャツ 9,000円+税■販売方法抽選期間:10月21日(水)15:00~10月22日(木)15:00内容:下記URLのinstagramプロフィール欄に記載のURLより応募。※携帯キャリアメールからの応募は返信できない可能性あり。注意事項:・当選された方のみ入場整理券及び入場予備券のメールを配布。・入場整理券持参でも希望の商品が購入できない場合あり。・入場整理券持参者の案内終了後、入場予備券持参者の案内を実施。入場予備券持参者は、商品を購入できない可能性あり。・当日、写真付きの身分証明書(パスポート・運転免許証・マイナンバーカード)とフォーム内容の確認を実施。写真付きの身分証明書を持っていない場合、購入不可。・購入は1型につき1人各色1点まで購入可能。購入後の返品交換は不可。・トラブルを起こした人、警備員及びスタッフの指示に従えない人、代理購入の人への販売は行わない。【問い合わせ先】コム デ ギャルソン大阪TEL:06-4963-6150
2020年10月24日ニューバランス(New Balance)と、コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARÇONS HOMME)によるコラボレーションスニーカー「コム デ ギャルソン・オム× ニューバランス プロコート カップ(COMME des GARÇONS HOMME×New Balance PRO COURT CUP)」が、9月11日より発売される。「コム デ ギャルソン・オム× ニューバランス プロコート カップ」(2万9,000円)カラー:WHITE / BLACKサイズ : 1(25cm) / 3(26cm) / 5(27cm) / 7(28cm) / 9(29cm)5サイズ展開、ハーフサイズなし本作は、ニューバランスから70年代に登場したコートシューズにインスパイアされた「プロコート カップ(PRO COURT CUP)」をベースにアレンジを加えたモデル。1970年後半、シンプルなコートスタイルにハイスペックな装備を搭載し登場した「CT400」のフォルムを継承しつつ、グリップ性に優れたラバーカップソールと、オーソライト(OrthoLite)製のインソールでクッション性や耐久性をブラッシュアップした「プロコート カップ」。今回のコム デ ギャルソン・オムとのコラボレーションでは、このプロコート カップのアッパーを上品なオールレザー仕様にアップデート。ミッドソールに入ったバイカラーのステッチワークと、インソール全体に配された“COMME des GARÇONS HOMME”のロゴがアイキャッチになっている。脱いだ時もクールな佇まいだ。取り扱いは、全国のコム デ ギャルソン・オム取り扱い店舗にて。>>その他のニューバランスの記事はこちらから
2020年09月07日コム デ ギャルソン・オム ドゥ(COMME des GARÇONS HOMME DEUX)とポータークラシック(PORTER CLASSIC)によるコラボレーションバッグ第3弾「ニュートン ブリーフケース」が登場。2020年8月4日(火)からコム デ ギャルソン 青山店、大阪店より順次発売開始となる。コラボレーション第3弾は2-WAYブリーフケース寝具の老舗・昭和西川の「muatsu(ムアツ)」ふとんをショルダーストラップに採用したバッグ「ニュートン」シリーズをベースに、コラボレーションを展開してきた両者。第1弾のリュックサック、第2弾のトートバッグに続く今回は、ビジネスシーンでも使用できるブリーフケースが登場する。ショルダーストラップ部分には、これまで同様「muatsu(ムアツ)」を配し、重い荷物でも快適に持ち運ぶことができるようにした。また、通常ナイロンの7倍の強度を持つ光沢のあるコーデュラナイロンと高級感のあるナイロンテープをボディに使用し、シンプルで品のあるデザインに。サイズは、15インチのパソコンがぴったり収納できるサイズに仕立てた。バッグ内側には、財布やカードケースに適したインナーポケットを複数配している。また、幅広いシーンに対応できるよう、手持ち・ショルダーの両方に対応する2-WAY仕様なのもポイント。カラーは、ブラック・ネイビーの2色展開となる。【詳細】コム デ ギャルソン・オム ドゥ×ポータークラシック ブリーフケース発売日:2020年8月4日(火)販売店舗:コム デ ギャルソン 青山店、大阪店より順次発売開始。カラー:ネイビー、ブラック表地:コーデュラナイロン 1000裏地:ナイロン 100%PU 加工サイズ(外寸):幅41cm×縦30cm×奥行8cm価格:57,200円(税込)【問い合わせ先】コム デ ギャルソンTEL:03-3486-7611
2020年08月06日近年、飲食店では店員に直接注文をするのではなく、タッチパネルを導入して注文するシステムの店が増えています。Twitterユーザーのワガハイ(@decidethematter)さんが訪れた、大手ファミリーレストラン『ガスト』でもタッチパネルが導入されていました。通常、店のメニューなどをタッチパネルから注文しますが、ガストで見つけたシステムは誰もが「わずらわしい」と思ったことも店員を呼ばずにできるようになっていたのです。そのシステムがこちら!ガストのタッチパネル「お皿を下げて欲しい」「注文したデザートを持ってきて欲しい」という項目が用意され、タッチパネル方式の利点を最大限に活かしている pic.twitter.com/ru8VKqZ5Nj — ワガハイ (@decidethematter) June 9, 2020 お皿を下げてほしい時、デザートを持ってきてほしい時は、店員を呼ばずにタッチパネルですべてできるというもの。これなら、店員にわざわざひと言だけ伝えるために呼びだすわずらわしさや、「申し訳ない」という気持ちも解消されるでしょう。投稿には、「これはいい」といった声が寄せられていました。・このシステム、ずっと欲しかった!いつも忙しい中、店員を呼ぶのが申し訳なかった。・店員としては、デザートのタイミングを見測らなくていいから助かる!・このサービス導入してくれる店が増えると嬉しい!店員と話す機会が減るため、新型コロナウイルス感染症の対策としても効果がありそうなこのシステム。今後、店にタッチパネルが導入されていくにつれ、このようなシステムも増えていくかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月11日プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME des GARÇONS)とコンバース(CONVERSE)がコラボレーションした、メンズ・ウィメンズの限定スニーカーが登場。2020年4月29日(水)にドーバー ストリート マーケット ギンザ オフィシャルECサイトにて先行発売された後、5月15日(金)よりプレイ・コム デ ギャルソン取扱全店にて発売される。コラボレーションスニーカーには、プレイ・コム デ ギャルソンのアイコニックなモチーフを総柄でプリント。サイドのモチーフのみレッドにカラーリングされており、デザインにアクセントを効かせている。カラーは白・黒の2色を用意し、それぞれハイカット・ローカットで展開される。【詳細】プレイ・コム デ ギャルソン×コンバース発売日:2020年5月15日(金)※4月29日(水)~ドーバー ストリート マーケット ギンザ オフィシャルECサイト DSMG E-SHOPにて先行販売展開場所:プレイ・コム デ ギャルソン取扱全店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ オフィシャルECサイト DSMG E-SHOP価格:ハイカット 15,500円+税、ローカット 15,000円+税サイズ展開:22cm~30cm※ドーバー ストリート マーケット ギンザ 実店舗は、臨時休業(2020年4月22日(水)現在)。最新の営業状況は、オフィシャルサイトにて確認を推奨。
2020年04月25日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS) 2020年秋冬コレクションが、2020年2月29日(土)フランス・パリで発表された。“無音”で始まったランウェイ不気味なほど真っ赤なネオンライトによって染まったショー会場。始まりの合図はなし、気が付けばその異様な空間に漆黒に包まれたモデルが登場していた。音響障害だろうか?通常ショー演出の1つとして大切な役割を担うサウンドはなく、“無音”という斬新な演出で、モデル達が歩みを進めていく。ランウェイに浮かび上がるのは、ブラックの“レザー”を取り入れたスタイリング。その会場の色彩によって、ワードローブのディテールをみることは困難だが、レザーの持つハードな表情を感じることは確か。静まりかえったランウェイに、更なる緊張感を生み出している。レザーの可能性を探る突然これまでの演出を覆すようなポップなサウンドが会場に鳴り出したかと思えば、照明も白へと変わり、コレクションの全容を鮮明に映し出していく。なるほど、今季はロックなテイストを交えた、レザーの可能性を探求するアプローチが行われているようだ。ベースとなるのは、ブランドの得意とするテーラリングジャケット。その上には、鮮やかなレッドへと代わったレザーアイテムが、私を見て!といわんばかりにそのユニークなスタイリングを提案している。従来のイメージを覆す例えば、マニッシュなレザージャケットは、タフなショルダーラインを残したままスカートへと変身。クラシカルなトレンチコート×レザーや、フェミニンなレースを差し込んだレザースカートなど、本来出会うはずのない要素を掛け合わせたピースも登場した。レザーという硬質な素材を使用しながらも、美しいドレープやプリーツを生み出しているのもブランドならではの成し得る技だ。ロックテイストなテーラードジャケット美しきシルエットのテーラリングジャケットにも、ロックなアレンジを加えて。レオパード柄のシャツには、ジャケットのアームだけをくりぬいた斬新なスタイリングを提案。両肩を繋ぎ合わせるように、ハーネスベルトが装飾として取り入れられている機能的な“ハーネスバッグ”そしてこうしたハーネスは、機能的な一面を持ったアクセサリーとなっていたのも印象的。従来よりもベルトの本数を増やし網目模様を描いたそのモチーフは、ベルトが行きつく先にバッグをオン。ウエストの両サイドやショルダーという至るところまで、最大4つのバッグが現れた。
2020年03月03日トリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS)が、バッグブランドのテンベア(TEMBEA)へ別注した特別な「BAGUETTE TOTE」を3月6日に発売する。バッグは、TEMBEAの定番である「BAGUETTE TOTE」に、トリコ・コム デ ギャルソンのアイコン的な花モチーフの刺繍を施したデザイン。ベーシックサイズの「BAGUETTE TOTE」(4万1,000円)に加え、小さい「BAGUETTE TOTE SMALL」(2万8,000円)も登場する。取り扱いは、伊勢丹新宿店を始めとするトリコ ・コム デ ギャルソン取扱店舗にて。3月6日より販売開始。
2020年02月26日トリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS)は、日本のバッグブランド「テンベア(TEMBEA)」に別注した「バゲットトート(BAGUETTE TOTE)」を2020年3月6日(金)より発売する。トリコ・コム デ ギャルソンのコレクションにおいて、フラワーモチーフは欠かせない存在のひとつ。特に、2020年春夏コレクションでは、てんとう虫をあしらったストライプやポップなドット柄を交えて、愛らしくノスタルジーに表現した。その世界観を纏う今回の別注アイテムは、「テンベア」の最も定番的なキャンバス素材のバゲットトートがベース。生地の耳を活かしたディテール、シワ加工を施し、大胆かつ立体的な花の刺繍をあしらってアレンジを加えた。サイズは2種。カラーは生成と黒の単色、またはその組み合わせで各3色ずつを展開する。【詳細】バゲットトート 41,000円+税発売日:2020年3月6日(金)カラー:黒×黒×黒、生成×黒×黒、生成×生成×白バゲットトート スモール 28,000円+税発売日:2020年3月6日(金)カラー:黒×黒、生成×黒、生成×生成取り扱い店舗:伊勢丹新宿店およびトリコ・コム デ ギャルソン取り扱い店舗
2020年02月25日ステューシー(Stüssy)40周年記念の第1弾企画として、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とコラボレーションした限定ジャケットをリリース。ブラックカラーのメルトンウール地で仕立てたバーシティジャケットには、CDGレーベルの刺繍の下にはそれぞれブランドのダブルネームがあしらわれ、また右胸にはステューシー40周年を表す「1980 - 2020」が記されている。袖やバックには、シェニールパッチを配したデザインだ。「Stüssy & COMME des GARÇONS Varsity Jacket」限定ジャケットは、原宿、代官山、名古屋栄、大阪南のステューシー チャプター(Stüssy Chapter)と、CDG Storeにて1月15日より販売開始。
2020年01月15日コム デ ギャルソン・ガール(COMME des GARÇONS GIRL)初の単独店が、2019年11月22日(金)、新生・渋谷パルコにオープンする。コム デ ギャルソン・ガール初の単独店2015年春夏シーズンに誕生した、ガーリーな世界観で人気を博すコム デ ギャルソン・ガール初の単独店は、渋谷パルコの1階、渋谷公園通りに面する場所に位置する。店内では、コム デ ギャルソン・ガールのシーズンアイテムのほか、「コム デ ギャルソン・ガール スペシャル」と題した店舗限定アイテムをラインナップ。「CDG」などコム デ ギャルソンブランド同士のコラボレーションも初めて実現する。“初単独店だけ”の注目アイテムミッキー&ミニーモチーフの限定アイテム中でも最も目を引くのが、ミッキーマウスやミニーマウスモチーフのシリーズ。ストライプ柄の上にミッキーマウスと手書き風フラワーモチーフのグラフィックをあしらった、フルジップのフーディ、ブラウス、スカートを揃えた。また、Tシャツは、ミッキーマウスとミニーマウスを仲良く描いたデザインと、花に囲まれたミニーマウスを描いたデザインを展開する。ホワイトアトリエ バイ コンバースとのコラボ「オールスター」ホワイトアトリエ バイ コンバース(White atelier BY CONVERSE)とのコラボレーションスニーカーは、2018年に誕生した新ブランド「CDG(シーディージー)」とのトリプルタッグで実現。真っ白なキャンバス生地のオールスター(ALL STAR)をベースに採用し、ワンポイントに、“CDG GIRL”とドットのグラフィックを配している。CDGとのタッグによるコーチジャケットCDGのタッグでは、その他コーチジャケットも用意した。ピンク、レッド、ネイビーの3色を用意する。バッグにアイコニックなロゴを配したデザインで、軽やかな素材感が特徴。プレイ・コム デ ギャルソンとのタッグで限定ワンピースプレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME des GARÇONS)とのコラボレーションでは、限定でポロワンピースとカットソーフーディを用意した。いずれもシンプルなデザインで、胸元にはお馴染みの赤い“ハートロゴ”があしらわれている。ルイスレザーズとのコラボレーションライダースルイスレザーズ(Lewis Leathers)とのコラボレーションでは、ピンクとレッドのレザーライダースを展開する。重厚感のあるレザーながら、色合いがポップなので、フェミニンなコム デ ギャルソン・ガールのアイテムとも相性抜群。人気のショッパーバッグ&復刻バッグが登場人気のショッパーバッグも限定デザインでラインナップ。ちょっとしたお出かけにも最適なA4サイズで展開する。また、メッシュ素材のメッセージバッグや、エナメルハンドバッグの復刻版など豊富にバリエーションが揃うバッグ類には注目だ。2019年秋冬コレクションもチェック2019年秋冬コレクションからは、“女の子”とリボンを描いたとびきりキュートなワンピースやブラウスを用意している。コム デ ギャルソン・ガールらしいドリーミーな新作アイテムも要チェックだ。【詳細】コム デ ギャルソン・ガールオープン日:2019年11月22日(金)住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ 1階■限定アイテム例・ディズニー ブラウス 26,400円(税込)・ディズニー ミニーマウス ロングTシャツ 12,650円(税込)・ディズニー ミッキーマウス&ミニーマウス Tシャツ 11,000円(税込)・ルイスレザーズ コラボレーションライダース 264,000円(税込)・ホワイトアトリエ バイ コンバース コラボレーションスニーカー 19,800円(税込)・CDGコーチジャケット 38,500円(税込)・ショッパーバッグ 14,000円(税込)
2019年11月23日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。今季はコム デ ギャルソン・オム プリュス 2020年春夏コレクションから続く、イギリスの小説家、ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』をテーマとした物語の第2幕。『オーランドー』は、男性として生まれた青年が女性に変身し、女性として生きる歓びに目覚めていくという物語だ。なお、コム デ ギャルソンは、ウイーンの国立オペラ座150周年記念に上演されるオペラ『オーランドー』の衣装を担当。このオペラ座での上演の“第3幕”で完結する3部作のコレクションとなっている。ボリューミーなシルエット2019年春夏コレクションから、ブランドとしては比較的“静かな”コレクションを展開してきた川久保玲だが、今シーズンは巨大なシルエットや豪華絢爛なファブリックなど、ここ2シーズンとは全く異なる雰囲気が感じられる。アウター、ドレス、トップス、スカートなどあらゆるコレクションピースが、ランウェイ上でモデルが避け合うのも難しいほどボリューミーなものだ。たとえばファーストルックとして現れた西洋画のように優美な花柄のドレスには、ショルダーから肘に向かって緩やかな弧を描くふっくらとしたフォルムのパフスリーブを採用している。光沢感のあるストライプを走らせたスカートには、パニエのようなパーツを配して立体感を出した。パフスリーブやパニエ、裾に向かって広がっていくフレアシルエットのスカートなどは、中世ヨーロッパの貴族が纏うドレスを彷彿とさせる。コム デ ギャルソン・オム プリュスでは物語の鍵を握るジェンダーにフォーカスした川久保だが、今シーズンはヴァージニア・ウルフが生涯モットーとした“変革”と“開放”の精神をベースに、エレガンスを再解釈したもののように感じた。豪華絢爛な装飾やファブリックふんだんに散りばめた装飾や、華やかなファブリックも、今季の世界観を作り上げているものの1つ。ピンクのボトムスにはロマンティックなフラワーモチーフや立体的なフリルを贅沢にあしらっている。ジャケットは、ボディにプリントした“COMME des GARÇONS”のブランドロゴから、無数のフリンジを垂らした。きらきらと輝く糸を織り込んだオリエンタルな花柄ジャカードや、クラシカルな花柄を描いたキルトなどもコレクションに奥行きを生む。ボトムス&シューズにも存在感ボトムスに目をやると、ぽっこりとした立体パーツを配したり、太いロープを足に巻きつけたりしたかのようなパンツが顔を出している。かと思えば、太ももをくり抜いたハーフパンツやひざ部分にカッティングを施したボトムスも姿を現わした。ナイキ&レペットとコラボレーション足元にはナイキ(NIKE)とのコラボレーションスニーカーの他にも、写実的な絵画のようなグラフィックを全面にプリントしたレペット(Repetto)のショートブーツなどが登場した。
2019年10月02日グッチ(GUCCI)とコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)のコラボレーション第2弾となる新作バッグが登場。9月初旬にグッチ公式オンラインショップ(Gucci.com)とドーバー ストリート マーケットで展開される。グッチとコム デ ギャルソンのコラボレーション第2弾となる新作バッグは、コム デ ギャルソンのショッパー型バッグをベースに、ブラウンのクラフト紙の「インナー」にトランスペアレントの「殻」をまとわせたスタイル。インナーにはコム デ ギャルソンのロゴ、殻にはグッチのウェブ ストライプに加え、ブラック ローズ プリントがあしらわれている。グッチならではの装飾的なフラワープリントと、乗馬の世界とのつながりやアルチザンの歴史を物語るウェブ ストライプに、トランスペアレントな殻を組み合わせることによって、コンテンポラリーでインダストリアルな表情が際立ち、その結果、2つのブランドを代表するコードが融合したユニークなMade in Japanのアイテムが完成した。バッグには専用のパッケージを用意。ブラウンの薄紙で包まれ、バッグと同じブラック ローズ プリントが施されたスペシャルボックスに収められる。このバッグは、9月初旬、ドーバー ストリート マーケットで展開。また、エディションナンバー ラベル付きのスペシャルエディションが、グッチ公式オンラインショップ (Gucci.com)のみで数量限定発売される。
2019年09月04日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とバカラ(Baccarat)は、コム デ ギャルソン 青山店にてイベント「クリスタリゼーション バカラ アット コム デ ギャルソン(CRYSTALLIZATION Baccarat at Comme des Garçons)」を2019年5月31日(金)から6月28日(金)まで開催する。「クリスタリゼーション バカラ アット コム デ ギャルソン」では、バカラのアイコニックなアイテムである「アルクール」グラスを、川久保玲が特別に手掛けたデザインで販売。1841年の発表以来、世界中の人々に愛用されてきたバカラのシンボルが、ドット柄を纏うことで、エレガントかつアヴァンギャルドな装いとなって店頭に並ぶ。また、ロゴ入りのスペシャルTシャツのほか、選りすぐりのビジューも展開。会場は、バカラのシャンデリアやビジューを飾ったゴージャスなインスタレーションで飾られる。クリスタリゼーション=“結晶”が煌めくような幻想的な空間で、ショッピングを楽しんでみては。【詳細】クリスタリゼーション バカラ アット コム デ ギャルソン期間:2019年5月31日(金)~6月28日(金)会場:コム デ ギャルソン 青山店住所:東京都港区南青山5-2-1・イベント内販売商品アルクール グラス(H9.4cm) 46,000円+税Tシャツ レディス S/M/L 10,000円+税、メンズ S/M/L/XL 11,000円+税
2019年05月24日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年3月2日(土)に発表された。お人形モデルがペアで登場今季は”双子ルック”のモデル2名が同時に登場し、2つのデザインを一緒に見せる演出を実施。モデルたちは”ぐりんぐりん”の巻き髪をツインテールにして、まるでお人形のようだ。花柄ワンピースをどう着る?キーピースとなるのは、色とりどりの花々をのせたロング丈のワンピース。軽やかな風を運ぶフレアシルエットのもの、クラシックな印象のプリーツタイプなど、様々なスタイルで提案されているのだが、”何か”が変わっている。どのワンピースも2つのワンピースがドッキングされていて、前後でまたは左右で違う柄、形のワンピースが顔を出している。正面から見ると2枚のワンピースを重ね着しているようだが、バックスタイルをみると、1枚のワンピースになっていたり、見る角度によって驚きがある。中盤からは、ワンピースだけでなく、アウターやニット、スウェットトップスなど、様々な種類のファッションアイテムと花柄ワンピースが交わる。前からから見るとレイヤードしているのに、後ろではセパレートしていたり、やはり見る角度によって表情が違うのが特徴だ。共通しているのは、いずれも洋服をリメイクしたような温かみがあること。MA-1やダブルのコートなどは、2人のモデルが表と裏、リバーシブルで着用。表では、ワンピースの上にアウターを重ねているのに、裏を返すとアウターがワンピースのインナーになっていたりと、洋服をひっくり返すことで、アイテムそのものの役割も変わっている。足元はウエスタンブーツで統一。柔らかさのあるウェアが続いた今季、フットウェアで統一。スタッズをたくさん取り付けられていたり、ブランドらしいパンクな雰囲気を感じられた。
2019年03月06日コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)の2019-20年秋冬コレクションが1月18日、パリで発表された。コレクションの全体のテーマは「Finding Beauty in the Dark」。暗闇を通らなければ新しいことはない、という意味合い。暗闇の中、大音量なノイズでスタートしたコレクションは、黒のロングジャケットにインナーはメッシュの黒のワンピース。首から下げられた悪役プロレスラーを思わせる棘棘モチーフのロングネックレス・スタイルが続く。レーザーカットの人工スウェード、ベロア、スパンコールをはじめ、箔押し、グリッター、ウレタンなどのオーバープリントで表現される光沢感が、暗いランウェイと中指を突き立てたモデルによって妖しく動く。鎧のようにカットされたビニールが重ねられたドレス。ネックラインはレース。そのドレスから素足を出した男たちを覆うロングコート。内側がカットされたショートパンツ(チャンプ)はこのブランドらしい新しいアイテム提案だ。左半身だけにベロアのジャケットが重ねられ、ロングジャケットには錦繍のスペンサーが重ねられる。ツイードのジャケットは裾がバイアスにカットされ、前後、左右が違う表情。ウィメンズとメンズの境界線を探るかのようなすべてがソリッドで、ハンドメイドの重みが際立ったコレクション。Text by Tatsuya Noda
2019年02月08日川久保玲によるコム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇONS SHIRT)が2019-20年秋冬コレクションを発表。
2019年02月07日コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARÇONS HOMME)が、2019-20年秋冬コレクションを発表。
2019年02月07日グッチ(GUCCI)が、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とのコラボレーションバッグを発表した。コム デ ギャルソンはファッションに対するデザイン主導のミニマルなアプローチで、グッチはその折衷的でデコラティブなスタイルで知られており、共通点はないように見える2つのブランド。しかし今回、クリエイションの新しい可能性を探るという欲望に突き動かされている点で重なるものがあり、グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)とコム デ ギャルソンの創始者、川久保玲はともに挑戦することを決めた。コム デ ギャルソンのバッグをベースに、グッチのグリーン・レッド・グリーンのウェブ ストライプを縦に配してカスタマイズ。ブラウンのクラフト紙に独特なビニールの「殻」をまとわせることによって、コンテンポラリーでインダストリアルな要素をたずさえたショッパー型バッグに、乗馬の世界とのゆかりとアルチザンの歴史を物語るグッチのウェブ ストライプがあしらわれている。結果、2つのブランドを代表するコードが組み合わさった、ユニークなメイド イン ジャパンのバッグが完成した。このバッグは、11月23日にホリデーコレクションのひとつとして日本のコム デ ギャルソンとドーバー ストリート マーケットギンザで先行販売され、すでに完売。12月6日からは、各国のコム デ ギャルソンでも展開され、グッチはフィレンツェのグッチ ガーデン(Gucci Garden)でのみ取り扱う予定。
2018年12月05日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。ファーストルックは、満開の花のようなドレス。ふわっと360度広がったスカート部分は、中に白いチュチュを仕込むことでドラマティックな表情になっている。エレガントで女性らしい、しかし素材はフェミニニティとは遠い存在のデニム。裂かれ継ぎはぎされ、華やかな世界に強いインパクトを投じる。ロックの中で見つけるロマンチシズム今シーズンは、本来出会うはずのないロックとロマンティックという2つの要素が、運命的に出会い、恋に落ちるように溶け合っていく。ロマンティックを表現するのは、ウエディングドレスの技術を使って作り上げたドレスで、そこにデニム生地やワークウェア、デイウエアをミックスすることで、ロックな精神を表現する。ヴィンテージ風に仕上げたオリジナルデニムデニムは全てオリジナルで仕上げた。ヴィンテージ風にみえるものも、全てストーンウォッシュ、ケミカルウォッシュなど洗いの方法を変えて作り上げている。パッチワークした端のほつれも一つひとつ細かく作り出し、横糸だけを残して内側にレースやチェック柄のテキスタイルを差し込んだパーツなどもある。ワークウェアとドレスの出会いオーバーオールは、シルクプリントのプリーツスカートやレースのスリップドレスとドッキングされた。サイドから見ると男性的なワークウェアであるのに、逆サイドから見るとフェミニンなスタイルだ。フレアシルエットのドレスは解体され、スカートの後ろ部分をカットオフ。トップスは白T、中にはデニムパンツを仕込んで、前からみるとドレス後ろから見るとラフなスタイルと意外性のある表情をつくっている。曖昧な境目デニムワンピースとボーダーのTシャツワンピースは、両者の境目が曖昧だ。テキスタイルが前に後ろに右に左に、複雑に交差してそのシルエットを作り上げている。また、シューズは今季もバッファローボブズ(BUFFALO BOBS)とリーボック(Reebok)とコラボレーション。バッファローとのシューズは“超厚底”になっていてボリューム満点だ。
2018年10月06日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。変化し続けるコム デ ギャルソンコム デ ギャルソンは、10シーズンに渡ってランウェイで芸術作品のようなショーピースを発表し、そのエッセンスを落とし込んだコマーシャルピースを展開する、という方法を行ってきた。しかし、今季からはよりシンプルな考え方に回帰した。ポイントは「ハサミを入れること」川久保玲が「静かなコレクション」と表現する今季の特徴は、カッティング。彼女が考える上質なもの、仕立てのよいクラシックなものにハサミを入れ、新しいものを作り上げる。そこには、今までのものを捨て、新境地へ臨む意気込みのようなものが感じられる。多くはテーラードがベースとなっていて、上質な素材のジャケットやジャンプスーツが並ぶ。中には総刺繍を施した生地も。カットされた位置はピースによって異なり、ウエストを真っ二つに切ったもの、ジグザグにカッティングしたもの、サイドにスリットのように入れたものなどがある。新しい肌に直接纏う隙間からのぞいているのは、タトゥのようなボディスーツ。ブランドのロゴや数字、ローズなどが薄手の素材に描かれている。まるで新しい肌に服を直接纏っているようだ。トレンチコートのアシンメトリーに長くなった身頃は、ロール状にまとめたり、蛇腹に畳んだりして、ベルトで留めるなど、様々な“纏い方”をアレンジできる。ハサミを入れた、ナイキコラボシューズシューズは、ナイキ(NIKE)とのコラボレーションによるもの。NIKE SHOXの凹凸ヒールにチェーンを通して、ブランドロゴのゴールドチェーンをあしらった。ナイキのロゴマーク周りやタンの部分が切りっぱなしになっている点からも、ハサミのエッセンスが感じられた。
2018年10月06日パリと郊外の境界線に程近い、エスパス・ルフェーヴルでショーを開催したジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)。特にテーマを設定してはいないが、「ロックの中のロマンティック」というイメージをコレクションに投影している。特筆すべきはデニムのアイテム。全てオリジナルで、一から作り上げ、ヴィンテージ素材は一切用いていない。無数のパーツで構成されているドレスやコートについては、非常に複雑な工程を経ている。布の横糸だけを残したデニム地の裏からレースやチェック地を貼り、ミシンでステッチをかけて固定し、ローエッジの風合いを出すために洗いをかけ、その工程を経たパーツ同士を縫合している。ジャカードでモチーフを表現したデニムのアイテムも登場。それぞれにTシャツがコーディネートされ、ドレスのような、キャミソールのような、ビスチェのようなアイテムを組み合わせてアシメトリーのルックを提案。バンドTシャツをイメージさせるプリントTシャツや、パンキッシュな有刺鉄線のプリントTシャツ、あるいは刺々しいチェーンネックレスなど、ロック的なディテールと、クチュール的なロングシルエットのドレスの組み合わせは、そのまま「ロックの中のロマンティック」を体現していた。
2018年10月04日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Purple #30』2018-19年秋冬号にあたるPurpleの今号は、この10年間でロサンゼルスへの関心が高まり、クリエイティブな人々が街に集まる中、この街の特有の神話、伝説、価値観、イメージ、夢、古今をテーマとする。エディ・スリマン(Hedi Slimane)のお気に入りモデルとして知られるグレース・ハーツェル(Grace Hartzel)を淡いシャーベットカラーで包んだコム デ ギャルソン(COMME des GARÇON)のエディトリアルページ他、ファッションページも充実。ボリュームあるハードカバーのスタイルがすっかり定着し、今回は白いクロス装に14種類の表紙ジャケットが制作された。【書籍情報】『Purple #30』出版社:Purple Institute言語:英語ハードカバー/492ページ/330×240mm発刊:2018年価格:5,800円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Purple #30』を購入する
2018年09月29日川久保玲によるコム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)が2019年春夏コレクションを6月23日、パリファッションウィークで発表した。残念ながら、今回シートは得られずショーはスタンディング。2重のスタンディングの後ろから最初に見えたのは、モデルの髪型。黒のジャケットにモデルの頭頂部はグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)のようなフラットのリーゼント。白人なら80年代キース・ヘリング(Keith Haring)やケニー・シャーフ(Kenny Scharf)と良くつるんでいた、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)回りで良く紹介されていたパフォーマーのジョン・セックス。懐かしい80年代のNYアートシーンを回想していると、ショーが進むうちにそれがソフビ人形のようなウィッグ、かぶりものであることに気付かされる。マルチカラーのボーダーのスーツはシャーリングが施され、サテンのピンクシャツ、グリーンのタイ、フラットヘッドではないが、ポマードで固めたウェービーなヘア。まるでダギー・フィールズ(DUGGIE FIELDS)、日本では資生堂のパーキージーンで覚えている方もいるかもしれない英国のイラストレーターだ。花柄やカラフルなボーダーにボウタイ、ショートパンツのルックはピーウィー・ハーマン(Pee-Wee Herman)でお馴染みのポール・ルーベンス(Paul Reubens)まで思い浮かべてしまう。日本の証券会社のCMにも起用されていた彼がセクシャルな話題で公から姿を消したことが、昨今の「me too」の問題提起につながるのか考えさせてしまうのが、コム デ ギャルソンというブランドの面白いところ。ここまで挙げたさまざまな人物の共通点は、彼らがアバンギャルド。ヒップなアウトサイダーな表情をしていながら、パブリックイメージはスーツで登場していたことだ。今シーズンのテーマは「クレージースーツ」。カモフラ柄シフォンのパーツを重ねたスーツや。身頃、袖にシャーリングを施したエドワーディアンスタイルのロングジャケットや、メッシュのアスレチックシャツを解体し、ハイテク素材で再構築したアスレジャーへの解答とも取れるデザインなど、スーツという枠に固定しながら、現在のあらゆるファッションの要素をコラージュしている。首にチェーンを巻き、ケージを背景にしたモデルたちがケージの中から出てきたのか。入ってきたのかは想像次第だ。Text: Tatsuya Noda
2018年07月10日コム デ ギャルソン・シャツ ボーイ(COMME des GARÇON SHIRT BOY)が、2019年春夏コレクションを発表した。
2018年07月05日川久保玲によるコム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇON SHIRT)が2019年春夏コレクションを発表した。
2018年07月04日