夏になると悩まされるのが、蚊、小バエ、ゴキブリなどの虫対策。しかし「市販の防虫グッズはインテリアに合わない」という人や、「強い殺虫剤は苦手」という人もいるのではないでしょうか。そんな人にオススメなのが、アロマで防虫する方法。アロマテラピーで使われる、植物の花や葉、種子などから抽出した精油(エッセンシャルオイル)の中には、虫が嫌がる香りを持ち、防虫に使えるものもあるのです。今回は、アロマティスト(R)の小泉美樹さんに、精油を使った3種の防虫対策を教えていただきました。【効果絶大!蚊除けルームスプレー】●材料・精油(レモングラス:14滴、ゼラニウム:6滴)・アルコール(無水エタノール):5ml・水(精製水orミネラルウォーター。水道水でも可):45ml●作り方1. ガラス容器にアルコールを入れ、精油を加えて、ガラスの棒やマドラーでよく混ぜ合わせます。2. 水を加え、よく混ぜ合わせます。3. ガラス製のスプレー容器に移し替えます。※精油にはプラスチックや金属を溶解・変質させるものがあるため、精油の調合・保管には、ガラス製の容器や棒を使うようにします。小泉さんの一押しは、このルームスプレー。精油を使った虫除けアイテムの中でもかなり効果が高く、使っていると不思議と蚊が寄ってこなくなるそうです。使う際は、スプレー瓶をよく振ってから、窓の網戸や玄関など、蚊が入ってきそうなところに吹きかけます。スプレーは時間が経つと揮発してしまうので、一日に何度か吹きかけるのがコツとのこと。ちなみに、精油の量を、レモングラス7滴、ゼラニウム3滴に変えれば、ボディスプレーとしても使えます。ただし、肌の弱い人は使用を避けましょう。また、体に使う場合、水は水道水ではなく、精製水かミネラルウォーターを使うようにします。【シンク下に置くだけ。ゴキブリ除け】●材料・精油(クローブ、シナモン、ペパーミントのいずれか:5~6滴)・塩:適量● 作り方ガラスまたは陶器の小皿に塩を入れ、その上に精油を垂らします。シンク周りやシンク下、キッチンの隅など、ゴキブリが出そうな場所に小皿を置きます。ゴキブリが唯一食べないと言われる塩に、苦手な香りの精油を垂らすだけの手軽なゴキブリ除けです。香りが薄まってきたら、また同量の精油を垂らせば続けて使えるそうです。市販のゴキブリ駆除グッズには、“いかにも”なデザインのものが多いですが、これなら抵抗なく使えるはず。可愛い小皿を使えば、インテリアの一部としても楽しめます。とは言え相手は強力なので、これだけで完全に撃退できなければ、使う頻度や数を減らしつつ市販のグッズと併用するのも手です。【キッチンの小バエ対策】●材料・精油(レモングラス、シトロネラのいずれか:2~3滴)●方法生ゴミを捨てる際、一緒にゴミ箱に精油を直接垂らします。小バエの発生源は、主に生ゴミが入ったゴミ箱。そのゴミ箱に精油を直接垂らすのが、もっとも簡単で効果的な対策だそう。蚊除けルームスプレーの要領でスプレーを作り、ゴミ箱やシンクに振りかけて使う方法もあります。ゴミ箱に精油を直接垂らした方が、香り自体は強いのですが、スプレーだとアルコールを含むため、除菌効果も期待できます。上記の対策でオススメした精油は、ブレンドしてもOKですが、それぞれ単体で使っても効果があります。まずはこの中から1~2種類、専門店などで気に入った香りの精油を選んで試してみてはいかがでしょう。アロマポットやディフューザーなどの道具を持っている人は、精油を焚いて、蚊取り線香のように使うこともできます。もちろん精油には、劇的な効果や、殺虫効果があるわけではありません。しかしその分、「安全で、香りを楽しみながら防虫もできるのが魅力」と小泉さん。精油の香りは、心と体にさまざまな作用をもたらしてくれるもの。防虫効果以外にも、疲れや頭痛が和らいだり、気分が落ち着いたりと、思いがけないうれしい効果があるかもしれませんよ。※注意事項・精油の香りが合わないときは、使用を中止しましょう。・精油は高温多湿を避けた場所で保管し、2~3週間以内で使い切りましょう。・ペットや赤ちゃん、妊婦さんがいる環境では、使用を控えてください。文・本居佳菜子(エフスタイル)取材協力・監修/小泉美樹さんアロマティスト(R)。モーニングアカデミア校長。メディアでアロマテラピーに関する執筆・監修のほか、講演活動も行う。著書に『すべてがわかるアロマテラピー大事典』(永岡書店)など。オフィシャルサイト:【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月19日誰しもゴキブリの出ない部屋に住みたいものですが、果たしてどんな家がゴキブリの出にくい家なのでしょうか。よく言われる「高層階ならゴキブリは出にくい」「築年数の浅い家ならゴキブリは出にくい」はどこまで本当なのでしょう?「マイナビ賃貸」では、マイナビニュース会員238名にアンケートをとってみたところ、以下のような結果になりました。■「家の階数」と「1年でゴキブリに遭遇する回数」の関係まず、住んでいる家の階数と、1年でゴキブリに遭遇する回数の関係を調べてみました。結果を見ると、1階よりは2階以上になると「見たことがない」の割合は総じて増え、逆に恐怖の「6回以上遭遇する」の割合は減っていきます。ですが、階数が上がれば上がるほど出にくくなるのかといえば残念ながら決してそうともいえない結果です。なお、11階以上の数値は、回答者数が4名と他よりも極端に少ないため、データとしての信頼度は他よりも低く、参考情報としました。決して、11階以上になるといきなりゴキブリが出やすくなるというわけではありません。■「家の築年数」と「1年でゴキブリに遭遇する回数」の関係次に、家の築年数と、1年でゴキブリに遭遇する回数の関係を調べてみました。階数のときの結果と異なり、ガッツポーズをとりたくなるほど見事に関係性が反映された結果になりました。築年数が増せば増すほど「見たことがない」の割合は減り、一方「年に6回以上」見る人も増え、グラフがきれいな階段状態になっています。このアンケート結果だけで考えると、ゴキブリは絶対に会いたくない!を最重要課題にする方は高層階よりも築浅を優先したほうがよいかもしれません。実際に、「高層階」「築浅」とゴキブリの出現率の関係はどうなのか、不動産コンサルタントの楯岡悟朗さんに聞いてみました。■高層階について「高層階に住んでいらっしゃるお客さまからは、ゴキブリを含めてセミや蚊など、虫全体を見かけない、といった声が多く寄せられています。もちろん、室内の状況によってその部屋や近隣の部屋が発生源になってしまうこともありますので、出ないとは言い切れませんが、高層階=出にくいという程度には言えるのではないかと思います。マンションですと、ゴキブリは内側にある配管やエレベーターで上に上がってくるしかありません。こうなると、ゴキブリが物理的にそこまでたどり着きにくい、ということが単純ながら大きいかと思います。」■築浅物件について「残念ながら建物の宿命として、築年数に伴いゴキブリなどの虫は発生しやすくなります。長年使ってきた配管や換気扇にはゴキブリのエサになるようなものがこびりついてきますし、建物の構造や骨組みも老朽化に伴い傷みが出てきますから、虫の進入経路も増えてきます。」やはり「築浅」は最強ですが、日々建物が年をとってしまうのは仕方のないこと。高層階の場合はそれだけで安心せず、同じ階の住環境を見極める姿勢が大切といえますね。取材協力:不動産コンサルタント/きねや不動産株式会社営業主任楯岡悟朗さん文●石徹白未亜調査時期:2012年12月14日~2012年12月20日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男女238名調査方法:インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月15日ライオン株式会社は、“もらいゴキ”の実態を明らかにするために、首都圏の20~40代の主婦および、一人暮らしの男女計400人に対して「ゴキブリに関する意識調査」を実施した。同社の「『バルサン』もらいゴキ対策プロジェクト」では、ゴキブリが活発に活動をはじめる季節に合わせ、同調査を実施。主婦やひとり暮らしの男女の約9割は「もらいゴキ」(隣家や飲食店など、屋外で発生したゴキブリが自宅に侵入してくること)の可能性を自覚していることがわかった。ゴキブリの侵入経路としては、玄関、台所の排水口、窓などが挙げられる。しかし、「もらいゴキ」への対策ができている人はわずか16%だという。同社でたちあげたWEBサイト「バルサンTown」では、「もらいゴキ」に遭遇する可能性や、自らが「もらいゴキ」の原因となる可能性を、ゲーム感覚で診断・シミュレーションできる。また、ゴキブリ活性化予報サイト「ゴキブリ天気予報~ゴキてん~」では、4段階のゴキブリ指数でゴキブリの活動の活発化した状態を発表。「ゴキてん」によれば、最高気温30度以上、最低気温25度以上のときには「ゴキブリ活動警報」レベルだという。日本各地の気象予報(天気、最高気温)とともに、全国のゴキブリ指数をチェックできる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日