映画『波紋』が5月26日(金) より公開される。ある日、突然夫が失踪した。壊れゆく妻が救いを求めたのは、新興宗教だった――。放射能汚染の恐怖。義父の介護。パート先にやってくるモンスタークレーマー。そして、息子の結婚。千々に心が乱れるほど、妻はまた宗教にすがり、常軌を逸していく。妻・依子役に筒井真理子、夫・修役に光石研ら実力派キャストが揃う中、聴覚障害の女性を連れて帰省する息子・拓哉役を演じるのは、磯村勇斗。荻上直子監督が描いたある一家の崩壊を、磯村勇斗はどのように捉えたのだろうか。周囲に新興宗教にのめり込む人が現れたら1回は止めるでしょうね磯村勇斗は、今、若手の中で最もエッジーな作品選びをしている俳優の1人だ。『PLAN 75』では<プラン75>の申請窓口で働く市役所職員役で存在感を示し、長編映画初主演となった『ビリーバーズ』ではカルト宗教の信者役を無邪気と狂気のはざまで演じ抜いた。作品規模や役の大小にかかわらず、自分が演じたいと思う役に、自由に挑戦しているように見える。磯村勇斗の俳優としての嗅覚は、一体何に反応しているのだろうか。「脚本を読んでの感覚的な部分もありますけど、やっぱり多少の社会性を孕んでいる方が興味は持ちますね。今作で言えば、新興宗教や東日本大震災という社会的な問題を含んだ上で、ちゃんとエンターテインメントとして映画にしている。そこが面白いなと思って、参加させてもらいました」社会と生活は切り離せない。今を生きる30歳の青年として、磯村自身も社会にさまざまな思いを寄せるからこそ、自然と社会的なメッセージを帯びた作品に心惹かれるようになった。「日々ニュースを見ていく中で、僕もおかしいと思うことがある。それを映画で問題提起してくれていると乗っかりたいという気持ちが生まれるんでしょうね。やっぱり映画の持つ力って偉大だと思うので。全部が全部そうあるべきとは思わないけど、日本や世界が抱えている問題をどこかに取り入れた作品の方が、自分も届けたい、一緒につくりたいという気持ちになります」そういう意味では、『波紋』もまた刺激的な作品だ。作品の軸を貫くのは新興宗教。公に語ることを思わずためらってしまうようなアンタッチャブルな題材を、荻上直子は真ん中に据えた。「信仰は個人の自由だと思うので、宗教そのものを否定はしないですけど、それでも懐疑的になるような事件が日本でも起きていて。これだけ負のエネルギーが向いてしまうと、どうしてもイメージが悪くなってしまいますよね。実際、新興宗教に対して良くないイメージを持っている方は多いと思うんです」主人公・依子も新興宗教の代表(キムラ緑子)に言われるがまま、科学的に何の効果も証明されていない品々に財産を投じていく。「宗教にすがることで、その人が生きようと思えるなら、他人に迷惑をかけない限り、それはそれでいいのかなと僕は考えています。でも、できるなら何かに依存するよりもまず自分自身と向き合う時間をつくってほしい。だから、周囲にそういう人が現れたら1回は止めるでしょうね。きっと拓哉も最初は母親を引き戻そうと頑張ったと思うんですよ。でも、ダメだった。だから母親を置いて九州へ行った。それは単に見捨てただけじゃなくて、距離を置くことでもしかしたらなんとかなるかもって希望がちょっとあった気もするんですよね。息子として、拓哉はいろいろ葛藤していたのだろうなと思います」どの家庭でも、どの人でも起きることを映画は描いているそんな中、家を出たきり何の音沙汰もなかった修が帰ってくる。宗教にハマった母と、家族を捨てて突然消息を絶った父。傍から見れば、つながりを絶ちたくなるような両親と拓哉は再び向き合うこととなる。「母親と、父親と、婚約者の珠美。拓哉は、この3つの軸で見せる顔がそれぞれ違う。そこは明確に表現したいなと思いました。母に対しては、変わってしまったことへの寂しさもありながら、拓哉はとても優しい子なので、わりと距離は近く接していこうと。逆に父に対してはすごく嫌いなので、最初は離れたところから始まって。がんを患っているという、ある意味弱みみたいなものをぶつけられて、徐々に距離が縮んでいく。そういうイメージが頭の中にありました」どんなに母が宗教にのめり込んでも、拓哉は母を見捨てない。ただ優しい子だけでは説明できない何かが、そこにあるように見えた。「それはやっぱり今まで母親から愛情を受けてきたからだと思います。これが、母親が宗教に依存する前からグチャグチャの家族だったら、拓哉はさっさと家族を捨てていたと思うんですよ。でもそうじゃない。あの家は、昔はごく普通の家族だった。母親は息子を大事に育ててくれたし、父親だってそれなりに愛情を注いでくれたはず。そういう思い出が、拓哉をとどめさせているんじゃないかな」逆に言えば、どんなにちゃんとしているように見える家族でも、何かが狂った瞬間、簡単に崩壊してしまう可能性があるということだ。「僕の身近にも道を踏み外した人たちはいるので。だから、ここだけの話じゃないというか、本当にどの家庭でも、どの人でも起きるようなことをこの映画は描いていると思います。きっとそれだけ世の中全体が危うくなっているということなんでしょうね」お互いに同じパーセンテージの愛があれば、家族だと思う修が失踪する前まで、依子は必死に「良き母」「良き妻」という役割を務めようとしていたように見える。拓哉もまた家族の前では「良き息子」であろうと自らに課しているようだった。「自分がちゃんとしなきゃってところはたぶんあったと思いますね。拓哉はもうこれ以上母の心を崩したくなかった。だから、一生懸命いい息子を演じていたというか。でもそれってみんなそうだと思うんですよ。僕も実家に帰ったときは息子を演じているところがあるので。それと同じなんじゃないかなと」そうした固定観念が、時に人を追いつめる。因習的な役割規範に、時代遅れの価値観や社会ルール。それらから脱するだけで、この生きづらさから人はもっと解き放たれることもあるのかもしれない。「僕はもっとみんな自由になった方がいいと思いますね。僕たちは小さい頃から学校などの集団生活でいろんなルールと共に過ごしてきましたけど、もうその考えが今の時代にそぐわないところもあると思うんです。今はそうあるべきという固定概念に囚われない方がむしろ新しいアイデアを生むこともある。世の多くの人は、枠から飛び出ていく人を非常識だと怒るかもしれないですけど、今の若い人たちにはそんな声に負けず、(生きづらさを我慢せずに)もっと自由に立ち向かってほしいです」『波紋』もまた、そんな息苦しさに溺れている人たちの手を引き上げるような映画だ。依子にとって、家族という共同体はもはや自分を救ってくれるものとして機能しない。代わりに、依子は家以外の場所に拠り所を見つけていく。いわゆる家族再生のドラマとなっていないところに、『波紋』の清々しさがある。磯村もまたこの家族のありさまを見ながら、家族について考えをめぐらせた。「何をもって家族と言うかですよね。それを最近よく考えるんです。だって、養子で迎え入れた子どもも親からすれば大事な家族。つまり、血がつながってなくても家族になれるんです。家族のあり方については僕も模索している最中で。家族って何なんだろうねというところで今のところ思考は止まっています」そこで言葉を区切った磯村にあえて聞いた。暫定的な解答でもいい。家族を家族せしめるものがあるとすれば、それは何かと。「クサいですけど、やっぱり絆なのかな。お互いに対して同じパーセンテージの愛があれば、それはもう家族と言っていいんじゃないかなと僕は思いますけどね」僕にとって傷は個性であり、運命『波紋』の中には、さまざまな女性たちが描かれている。依子もまたパート先では真面目な店員。とても宗教にのめり込んでいるようには見えない。そして、そんな他人には見えない心の歪(ひず)みを抱えた人物は、他にも登場する。たとえ気丈そうに見える人でも、どんな傷を抱えて苦しんでいるかはわからない。今、自分の隣にいる人もまた社会から転げ落ちるギリギリの断崖で踏みとどまっている人かもしれないのだ。「一度深くついた傷ってなかなか癒えないですからね。しかもいくら話したところで他人に理解できないことってあるじゃないですか。だから、僕は自分のデリケートな部分には無理に入ってきてほしくないタイプ。自分がほっといてほしい人間だから、そういうふうに人が身近にいても同じようにしちゃうかも。あんまり自分からお節介は焼きたくない。その上で、もしその人が何か打ち明けてきたときは、ちゃんと聞いてあげられるスタンスでいるようにはしていますね」傷が簡単に癒えぬものならば、人は傷と共に生きていくこととなる。心についた深い傷と私たちはどう向き合っていけばいいのだろうか。「僕は、傷って時間が解決していくものだと思っています。僕自身も、小さい頃に傷ついたこととかはいまだに心に残っていますけど、でもそれが逆にエネルギーになっているところもある。何度もパンチをしていれば、拳も厚くなってくるように、ダメージを受けた分だけ、人は絶対成長する。傷が修復することで、強くなれることはあると思います。そこに至るまでは苦しいけど、でもそれを乗り越えたら前の自分より強くなっていることを僕は知っているから、それを信じて進んでるという感じです」傷ついた分だけ強くなれる。そう言い切れるまでに、磯村もまた長い時間を要した。「そう言えるようになったのは、大人になってからですね。東京に来て、いろんな人と出会って、いろんなことを話して、その積み重ねで少しずつ強くなれた。今の自分にとって、傷は個性であり、運命。苦しいこともきっと何かの試練だと思って、一つひとつ乗り越えていくことで、頑張ったな自分って自分を称えてあげられる。傷つくことは避けられないからこそ、そうやって考える方が生きやすいのかなって。そんなふうに思います」この社会を覆う生きづらさ。いつも手足を鎖で縛られているような不自由さが、私たちを疲弊させている。けれど、もう物わかりのいい顔をして口をつぐんでいる時代は終わった。鎖なら、自らの力で引きちぎればいい。傷も苦しみも乗り越えたその先に、私たちは自分らしい人生を掴み取るのだ。取材・文:横川良明、撮影:映美<作品情報>映画『波紋』5月26日(金) 全国公開
2023年05月24日日本初の大型サウナトラック「クドチ ラグジュアリー サウナ トラック(KUDOCHI Luxury sauna Truck)」が誕生。移動式大型サウナトラックで“極上のととのい体験”「クドチ」は、リラックスするだけでなく“高揚”と“癒し”を同時に体験し、極上のととのいを感じられるラグジュアリーなサウナ空間を提供するブランド。新たに登場する「クドチ ラグジュアリー サウナ トラック」は、“極上のととのいと非日常のサウナ体験”が可能な移動式サウナとなっている。日本全国希望する場所で「クドチ ラグジュアリー サウナ トラック」は、日本全国どこでも、希望する場所で楽しめるのがポイント。海や山だけでなく、都会の夜景を眺めながら心置きなくサウナを堪能できる。フィンランドの人気サウナブランド製ストーブなど10トントラック内に設備された移動式サウナながら、本格的なサウナを楽しめるのが嬉しい。最高110°Cまでカスタマイズ可能なフィンランドの人気サウナブランド「HARVIA」製サウナストーブ、水風呂、オーバーヘッドシャワー、ソファなどを完備。また、サウナマットやタオル類、ポンチョなども用意しているため、少ない荷物でサウナ体験が可能だ。プライベート空間のため、セルフロウリュもし放題。好きな時に好きな温度と湿度に調整できるのに加え、3種のアロマ水が用意されているため、好みの香りも楽しめる。【詳細】「クドチ ラグジュアリー サウナ トラック」プラン開始日:2023年5月16日(火)料金:12時間貸切 198,000円※以降1時間ごとに16,500円※走行距離200kmまで、10kmあたり+3,300円が追加されるプラン内容:・トラック 1台・専属ドライバー 1名・アロマ水 3種類・インフィニティチェア 4台・リネン類 3名分(ポンチョ、バスタオル、フェイスタオル、サウナマット)※リネン類追加1名あたり+1100円※レンタル水着1名あたり+550円【予約・問い合わせ先】HP:
2023年05月20日映画『最後まで行く』(5月19日公開)の大公開初日舞台挨拶が19日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督が登場した。同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばすが、妻からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた一人の男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。登壇者陣は客席通路から登場し、歓声で迎えられる。しかし岡田は「(映画本編を)観終わった後だから、綾野くんが入ってこられた時に、どういう風に見ていいのかわかんないんじゃないかな? 狂気の役なので、(観客が)『キャ〜!』と言ってたのが、『わ〜、いた!』なのか『こわ〜い』というキャーなのか、気になるなと」とコメント。「黄色い声援」か「恐怖の悲鳴」だったのかを観客に拍手で示してもらい、岡田は「半々くらいですかね」と面白がっていた。また作品にちなみ、俳優として「最後まで行きたい」かを聞かれると、綾野は「何が最後なのか」と困惑しつつも「一生映画や作品を作る、その目標を一緒に叶えたいと思っている仲間たちや、まだなかなか想像できないけども、皆さんと一緒に見たい景色がそれぞれにあると思うので、ひとつひとつ丁寧に叶えていきたいと思います」と回答。一方で大ベテランの柄本は「需要と供給の問題でね。こっちがいくら供給しようとしても需要がなけりゃしょうがないからね。それだけですよ」と答え、岡田も「ものすごい現実的」とつっこむ。柄本は自身の需要について「もうないんじゃないか〜? まあなんとかもうよくわかんないですね」と表し、笑いを誘っていた。
2023年05月19日映画『最後まで行く』(5月19日公開)の大公開初日舞台挨拶が19日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督が登場した。同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばすが、妻からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた一人の男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。今回、岡田演じる工藤に車で跳ね飛ばされる謎の男を演じた磯村は「死んでることが多かったので、息を止める」と役作りに苦労した様子。「一連で撮る時は息がどうしてももたないんですよ。その時に思いついたんですよね。普通に肺で呼吸しちゃダメなんですよ。そうすると動いちゃうので、口でちょっとずつ息をすると、全く動かないんですよ。それに今回気づけたので、死体役やってよかったと思いました」と死体役のコツを明かした。広末は「向いてたんだね。『おくりびと』とかも死体オーディションありましたもん。どんなに息を止めても、静脈とかめっちゃ出ちゃう人はわかっちゃうんだって。向いてるんだよ、また来るよきっと」と感心し、磯村は「オーディション、あったら僕やりたいです」とやる気を見せる。岡田は「マニアックな話だけど、俺のお母さん役の人もめっちゃうまかった。びくともしなかった。『うまいっすね』って言ったくらい」と死体役談義に花が咲いていた。また作品タイトルにちなみ、俳優として「最後まで行く」かどうかを聞かれると、磯村は「死んだことすらも『あいつ芝居なんじゃね?』と思える最後までは行きたいと思いますね」と答える。先輩の多い環境について聞かれると「偉大なる先輩方とご一緒させていただいたので、めちゃくちゃ緊張感のある中で実りある時間をいただけたのかなと思っていますので……最後まで皆さんからいただいた愛情をもって、墓場に入りたいと思います」と少し詰まりながら話すと、綾野が「最後ノープランだったの?」と尋ね、「びっくりしました」と笑顔を見せていた。
2023年05月19日映画『最後まで行く』(5月19日公開)の公開初日舞台挨拶が19日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督が登場した。同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばすが、妻からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた一人の男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。綾野について、岡田は「本当にぶっ飛んだ役柄でいらっしゃったんですけど、現場では優しいし、現場を見られてる方で、ひらパー(ひらかたパーク)のCMの話になって、『准一さん、やられてますよね。出たいです』と言ってくれて。『ひらパーは綾野くん出られないんじゃないの?』と言ったら、忘れられないのが『僕はトライストーンのアンタッチャブルなんで大丈夫です』と言ってて」と振り返る。「ものづくりに対する情熱が真摯で、それが映画の中でもずっとあったから、共演してて本当に楽しかったです。いいもの作るためのことしか考えたくないスタンスなんだなというのが心地よかったです」と感謝した。広末が「ちょっと、ひらパー推しすぎじゃないですか? この映画の宣伝なのに毎回ひらパーの話」とつっこむと、岡田と綾野は2人で「おま」とひらパーのポーズを披露し、会場は拍手。岡田は逆に「涼子ちゃん、今日手紙をくれたんですよ。ケーキを持ってご挨拶してくれて、『岡田さんとはまた共演すると思いますので』みたいな感動的なこと言って手紙までくれて、なんていい人なんだと思って。でも『書いてる途中で来ちゃって』とか言って横で書き出して『締めがあるから』って、書いたら岡田准一の准がちがう“じゅん”だった。松本潤の、潤ってる方のじゅんだった」と指摘する。広末は「そう言われれば! ごめんなさいファンの皆さん!!」と恐縮し、「潤ってねーから!」と吠える岡田。広末は「准一さんって呼ばれてるみたいなんだけど、“岡田くん”って呼んでて。昔弟役で、23年前にドラマで共演させていただいて、当時SMAPさんとかTOKIOさんとかと共演することが多くて、アイドルの方ってご自身より若い役が恋人とか結婚相手になるじゃないですか。今回妻役というのが意外で、『いいんですか?』と思って。だから当時のまま、“岡田くん”のままなんですよね。准一というのが、いまいち(ピンとこない)」と弁解し、綾野は「何の話してるんでしたっけ?」とつっこんでいた。
2023年05月19日女子プロサッカーリーグ・WEリーグ所属のちふれASエルフェン埼玉は、1枚のタオルがサウナの楽しみ方を拡張する「サウナハットタオル(源商店)」を株式会社GEN(本社:神奈川県横浜市、代表:武田 智幸)に別注し、2023年5月21日(日)のINAC神戸レオネッサ戦(14:00キックオフ・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)より販売開始します。告知キービジュアル■チームカラーのネイビー&チームロゴ刺繍入りの、限定ELFENサウナハットタオルが登場ELFENサウナハットタオルちふれASエルフェン埼玉は、昨年登場して売り切れが続出したサウナハットタオルを展開する源商店と初コラボ。ちふれASエルフェン埼玉カラーの別注サウナハットタオルが誕生しました。スポーツタオルのように首にかけたり、両手で広げて選手を観戦する試合応援タオルとしてだけでなく、自分好みにサウナ活動を楽しむタオルや、アウトドアで使うタオルとして等、幅広いシーンで活躍します。ELFENサウナハットタオルで選手の熱戦を応援し、日々のサウナ活動の相棒としてもお楽しみください。■サウナハットタオルについてサウナハットタオルとは、入浴時の必需品であるタオルに「カバーする」という概念を取り込み、快適なサウナ体験を追求して作られたサウナアイテムです。熱くなりすぎない素材を使用した7つのボタンが付いており、ボタンの留め方ひとつで様々な使い方が可能です。頭や髪を熱から守るサウナハットのように使えるだけでなく、サウナ室での息苦しさを大幅に低減するサウナマスクとしても機能するなど、自分好みのカバー方法で、より快適にサウナをお楽しみいただけます。※本リリースの下部にもサウナハットタオルの詳しい内容を記載ELFENサウナハットタオルの特徴■コラボの経緯 なぜサウナハットタオルとコラボしたのか?ちふれASエルフェン埼玉 グッズ担当 袴田様:日常生活でも使えるファングッズを作りたいと思い、人気のサウナに目をつけました。サウナ好きな選手や知人に話を聞いて周り、紹介してもらったのがサウナハットタオルです。1枚で様々な使い方ができるというコンセプトは目新しく、すぐにコラボしたいと思いました。サポーターの方々にはエルフェンの試合を応援する時だけでなく、ぜひ日常生活でサウナや銭湯に行く際にもご利用いただきたいと思います。スポーツ応援・サウナ用タオルちふれASエルフェン埼玉所属のサウナ好きの選手3名に、サウナの魅力やサウナハットタオルを利用してみた感想を伺いました。■なぜサウナに通うのか?選手にとってのサウナの魅力とは?山本選手7番 山本 絵美選手 サウナ歴約8年疲労回復やリラックス効果を期待して、時間を見つけてはサウナに通っています。サウナに入った日は疲れの残り方が明らかに違いますし、ぐっすり眠れるようになりました。サウナで声をかけられることも多く、仲良くなった方に会いに行けるのも楽しみの一つです。荒川選手9番 荒川 恵理子選手 サウナ歴約2年山本選手に誘われてサウナに入るようになってから、その気持ちよさにはまっていきました。練習後にスポーツジムのサウナに入るのが日課になり、代謝が良くなったように感じています。今ではサウナで知り合った友達とのサウナ巡りも楽しみです。岸選手20番 岸 みのり選手 サウナ歴約6ヶ月以前はサウナでの息苦しさが苦手だったのですが、山本選手と荒川選手にサウナに連れていっていただき好きになりました。友達やチームメイトとおしゃべりをしているとあっという間に時間が過ぎていって。疲労回復効果はもちろんですが、おしゃべりでストレス発散するのが楽しいです。■ELFENサウナハットタオルを使った感想・おすすめのポイントとは?サウナハットタオル着用写真山本選手:タオルで口を覆うのになんとなく抵抗があって、息苦しさにも耐えながらサウナに入っている時もありました。サウナハットタオルは1枚あればいろんな使い方ができ、息苦しさも軽減されるので、よりサウナを楽しめると思います。荒川選手:口元や顔をカバーすると息苦しさがなく体が温まり、しっかり汗もかけるので水風呂が気持ちよく感じます。特にロウリュなど、温度の高いサウナ環境ではサウナハットタオルが大活躍すると思います。岸選手:息苦しさから開放されるだけでなく、熱さで耳が痛くなるのもタオル1枚で防げるので、今までよりも楽にサウナに入ることができます。生地の厚みもちょうどよく、髪全体をカバーしてくれるので、髪へのダメージを心配することなく安心してサウナを楽しめると思います。■ELFENサウナハットタオルが発売されるINAC神戸レオネッサ戦に向けた意気込み、ファンへのメッセージ山本選手:今シーズンのホームゲームも残り2試合なので、ぜひ熊谷に足を運んでいただき、ELFENサウナハットタオルを持って応援してもらえると嬉しいです。荒川選手:今シーズンは苦しい試合が続いていますが、会場に足を運んでくださるサポーターの方々の応援がエネルギーになっています。残りの試合も頑張るので、ぜひELFENサウナハットタオルで応援をよろしくお願いします。岸選手:いつもサポーターの方々の応援に励まされながらプレーをしています。残りの試合もみなさんの応援を糧に最大限頑張るので、ELFENサウナハットタオルを持って応援をお願いします。■ELFENサウナハットタオル販売情報商品名 :ELFENサウナハットタオルサイズ/素材:約W880×H300mm/綿100%販売日 :5月21日(日)vsINAC神戸レオネッサ戦(14:00キックオフ)販売場所 :熊谷スポーツ文化公園陸上競技場場外オフィシャルグッズショップ販売時間 :12:00~16:20頃まで※天候によって変更する場合がございます。予めご了承ください。販売金額 :4,180円(税込)サウナハットタオルに関する詳しい情報はこちらのニュースを参照ください。新発想!1枚のタオルがサウナ体験を変える。「サウナハットタオル」発売開始 発売時のキービジュアル■ちふれASエルフェン埼玉についてちふれASエルフェン埼玉ロゴちふれASエルフェン埼玉は、WEリーグ(女子プロサッカーリーグ)所属のサッカークラブです。1985年に埼玉県狭山市で、地域の少女チーム「狭山市地域少年団アゼィリアFC」として発足し、女子サッカーの可能性を信じて、女子に特化したクラブ作りを38年間続けてきました。その信念は、選手たちだけではなく、監督・コーチングスタッフ・フロントスタッフの積極的なチームの女性登用にも反映されています。ちふれASエルフェン埼玉は、クラブの拠点エリアである狭山市、飯能市、日高市、そしてホームスタジアムがある熊谷市を中心とする埼玉県から全国に、夢や感動を感じていただけることを目的に、女子プロサッカーリーグ・WEリーグに参戦しております。■源商店について源商店ロゴ源商店は、企業・商品・サービスのブランディング/販売促進施策の設計・実務支援などを手がける、株式会社GENが取り組む商品開発事業。国内外のファクトリーの魅力ある資源を活用して「日常の良品を届ける」をコンセプトに、新たなプロダクトの企画・開発・販売を展開。既成概念や商品に縛られず、新たな市場とそこにあるヒントを見つめ、ファクトリーが持つ魅力的な資源を有効活用し、私たちの日常を豊かにする製品開発・販売に取り組みます。2022年11月に1stプロダクト「サウナハットタオル(実用新案登録済・商標登録申請中)」を発表し、現在も全国で販売を拡大中です。■ちふれASエルフェン埼玉別注タオルに関するお問合せ先株式会社エルフェンスポーツクラブメール : info@as-elfen.co.jp 受付時間 : 平日10:00-17:00Webサイト: Twitter : Instagram: YouTube : ■サウナハットタオルに関するお問合せ先株式会社GEN〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目21-1317(東京営業所)メール : contact@gen-firm.jp 受付時間 : 平日10:00-17:00(土日祝を除く)Webサイト: Twitter : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月19日風男塾&武器屋桃太郎・赤園虎次郎・瀬斗光黄今年デビュー15周年を迎えた唯一無二の男装ユニットのパイオニア・風男塾(ふだんじゅく)が、本日5月18日に池袋サンシャインシティ噴水広場にて、32ndシングル「君日和」(ヨミ:きみびより)の発売記念スペシャルイベントを行った。風男塾が活動を開始した2008年からの初期メンバーで、15周年PR大使となった3名、武器屋桃太郎(ぶきやももたろう)、赤園虎次郎(あかぞのこじろう)、瀬斗光黄(せとこうき)が時空を超えて男装を解禁しゲスト参戦。現役メンバーがオリジナル楽曲の披露のほか、PR大使の3人が参加し今流行りの ChatGPTを使って、AIが面白おかしく本人達を解説し、会場に集まった約1,500人のファンを笑いの渦に巻き込んだ。イベント内のMCで、新曲「君日和」が、TBS系列で放送中の大人気番組「プレバト!!」6〜7月度のエンディングテーマに決定したことや、またカップリング曲には「はなわ」による書き下ろし曲『ガンバーレ!』の収録情報も発表となった。同楽曲には15周年PR大使の武器屋桃太郎、赤園虎次郎、青明寺浦正(せいじょうじうらまさ)、瀬斗光黄、愛刃健水(あいばけんすい)も参加することも告げられ、会場内は様々な発表が行われ大きく盛り上がりをみせた。『ガンバーレ!』は風男塾の活動理念でもある『人を元気にする』にピッタリな曲となっており、イベント来場者からはPR大使5人が出演する9月3日LINE CUBE SHIBUYA公演での実演を望む声が大きかった。また、プロスポーツチームからも試合前のセレモニーで歌唱して欲しいとの声も届いているようだ。さらに、32ndシングル「君日和」のショートMVも公開されたのでこちらも併せてチェックしてみてほしい。15周年を迎え、ますます勢いが増していく風男塾に要注目だ。【official】風男塾(Fudanjuku) / 「君日和」Music Video short ver.【柚希関汰コメント】現実で本当に起こりえるだと思えるくらい幸せなイベントでした。9月3日のLINE CUBE SHIBUYA公演がさらに楽しみになりました。本日はありがとうございました!【武器屋桃太郎コメント】皆さんからみても不思議な時間だったと思います。夢のような時間だったと思います。9月3日はまた違う風男塾を披露できるように頑張りたいと思います。皆さん楽しみにお待ちください!【赤園虎次郎コメント】この現役メンバーと並んで立って良いのか?と卒業したメンバーは考えていました。本当に不安でしかなかったのですが、ステージに立つ前に顔の修正お願いしますとか、本当にどうしようかと思っていたのですが、皆さんにいいなと思ってもらえるような15周年にしたいので気合いを入れて、イベントに参加しました。15周年は前から知っている人にも、今のファンにも全員に風男塾って良いなと思ってもらえるような周年にしたいと思うので、是非応援よろしくお願いします!【瀬斗光黄コメント】今の風男塾とこのユニットを大きくしたいという気持ちで本日のステージに立ちました。めちゃくちゃ緊張したんですけど、皆さんとお会いすることができて、安心に変わって、これから9月3日にむけてすごく意欲的に感じ、絶対に良いライブにしたいと思いました!リリース情報2023年6月14日発売32ndシングル「君日和」初回限定盤A初回限定盤B通常盤【初回限定盤A】TECI-933/価格¥2,000(税抜 ¥1,818)/シングルCD+DVD1.君日和2.ガンバーレ!3.The Sky1.君日和 Music Video2.君日和Music Video メイキング3.特典映像「どうする風男塾 日本一にあやかってヒット祈願」【初回限定盤B】TECI-934/定価¥1,700(税抜 ¥1,545)/シングルCD1.君日和2.ガンバーレ!3.The Skyフォトブック(12P)※PR大使の撮り下ろし画像付き【通常盤】TECI-935/定価¥1,300(税抜 ¥1,182)/シングルCD1.君日和2.ガンバーレ!3.The Sky4.君日和(Instrumental)5.ガンバーレ!(Instrumental)6. The Sky (Instrumental)ランダムトレーディングカード(全8種)"ライブ情報<15th Anniversary 風男塾 LIVE『十二乃風』>■6月4日(日)東京/ 八王子RIPS (胡桃沢鼓太郎プロデュース公演)【1部】開場 12:00/ 開演 12:30【2部】開場 16:00/ 開演 16:30■7月9日(日)神奈川/ F.A.D YOKOHAMA (柚希関汰プロデュース公演)【1部】開場 12:00/ 開演 12:30【2部】開場 16:00/ 開演 16:30■7月22日(土)大阪/ ESAKA MUSE (愛刃健水プロデュース公演)【1部】開場 12:00/ 開演 12:30【2部】開場 16:00/ 開演 16:30<15th Anniversary 風男塾 LIVE『十二乃風』番外編>■7月17日(月・祝)京都/ FANJ【1部】開場 12:00/ 開演 12:30【2部】開場 16:00/ 開演 16:30■8月19日(土)広島/ SECOND CRUTCH【1部】開場 12:00/ 開演 12:30【2部】開場 16:00/ 開演 16:30<風男塾 LIVE 15th ANNIVERSARY FINAL>■2023年9月3日(日)東京/ LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)【時間】開場 16:00/ 開演 17:00【出演】風男塾【ゲスト】武器屋桃太郎、青明寺浦正、赤園虎次郎、瀬斗光黄、愛刃健水風男塾 / IMPERIAL RECORDS : 男装ユニット 風男塾(ふだんじゅく)オフィシャルサイト : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月18日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年4月スタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の見どころをつづります。「過去は変えられない」…ドラマや映画でよく耳にする言葉がある。自分が過去にしてしまったことは後悔しても、変えることはできない。しかし、それを受け止めることで、その失敗を糧に、自分自身を成長させることができる。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』第5話は、そんなメッセージが込められているようだった。今回はドラマが伝えたかったメッセージと共に、係長となった磯村勇斗演じる目黒元気にも注目する。目つきが違う!新係長になった目黒ドラマ冒頭、第4話で退職した江戸係長(古田新太)の席に座っていたのは、なんと横浜みなとみらい署のエース、目黒(磯村勇斗)だった!いつもは思わず英語を口にしたりと少しお茶目だった目黒だが、今日はなんだか雰囲気が違う。変わらず馴れ馴れしく話しかける仲井戸(桐谷健太)に険しい顔をしていた。もともと、誰よりも自信とプライドを強く持ち、仕事に専念していた目黒だが、着実に昇進し、責任感も強くなっているのだろう。磯村勇斗の鋭い目つきはとても魅力的だ。江戸元係長の席につく彼の目は、早くも係長の貫禄が見えた。思わず息をのむ、磯村勇斗の取り調べのシーン係長となった目黒の責任感が見ることができたのは、犯人候補である唐沢吾郎(忍成修吾)の取り調べシーン。被害者に抱いていた恨みを述べる唐沢に自白を求め「唐沢!」と怒鳴るシーンは思わず息をのむ場面となった。こんなに怒りの感情をあらわにした目黒は初めてである。「確かなのは、お前が殺人犯で最低な人間だってことだ」と一喝する姿は、係長という役職を背負い、また一つ成長した目黒なのだと感じた。恋に仕事に順調な目黒の変化に今後も注目していきたい。淡い初恋の結末今回は、伊藤淳史演じる横浜みなとみらい署の署長・牛島正義の高校の同窓会が舞台となっていた。牛島は高校時代に片想いをしていた城山由希子(黒川智花)と再会し、39歳で署長になったことを褒められ、嬉しく思っていたが、事件が起こり、捜査をしていくうちに、城山が被害者と不倫関係にあり、さらに妊娠していることが発覚。あんなに可憐で、清楚で、透明感のあった彼女が結婚していないなんて何か理由があるとは思ったが、まさか不倫だったとは…。牛島がショックを受けたのは確かだろう。しかし、事件解決後も「印象は変わらない」と告げる彼は、なんだか初恋の思いに区切りをつけたような気がした。ドラマ冒頭のおどおどした印象はまるでなく、彼女を見送る眼差しは、優しいものであった。ドラマが伝えたかったメッセージ同窓会での殺人事件、王道の展開であったが、その分『変えられない過去と変わり続ける未来』というメッセージ性が伝わりやすいストーリーになっていたと思う。最後、別れを告げた牛島も城山も過去にケジメをつけ、きっとこれから未来へと進んでいくのだろう。ドラマは生きることや人との関わり方、人生の意味や価値、社会問題などについて考えるきっかけを提供してくれる。クスッと笑えて、疲れが癒されるような場面ももちろん良いが、ドラマを通して、自分と向き合い、新しい気づきや価値観を得ることができると思う。人情味溢れる『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』、これからも私たちに様々な気づきをくれるに違いない。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』Tverで配信中視聴はコチラから[文・構成/grape編集部]
2023年05月17日荻上直子監督の最新作に、主演・筒井真理子、共演に光石研、磯村勇斗、柄本明、キムラ緑子、木野花ら日本を代表する実力派俳優らが集結した映画『波紋』。5月15日、本作のプレミア上映会舞台挨拶が都内で行われ、筒井さん、磯村さん、木野さん、キムラさん、そして荻上監督が登壇した。『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』『川っぺりムコリッタ』などで知られる荻上監督だが、「これまでの作った作品からいい人だと勘違いされているけれど、私は意地悪で本当に嫌な奴です。その邪悪な部分を今回の作品にすべて詰め込みました」と、自身も歴代最高の脚本と自負する本作での新境地を宣言。「台本も素晴らしく、共演者も名優揃い。皆さんにゆらゆらとゆすってもらってリアクションをして受けていました」と回想するのは、主人公の須藤依子を演じた筒井さん。一方、依子のひとり息子・拓哉役の磯村さんは、ベテラン俳優陣に挟まれての登壇に「ずっと今日までソワソワしていました。自分一人挟まれてどういう風にしたらいいのだろうかと…」と恐縮しながら「舞台袖で皆さんが盛り上がっていて、そのお話の中に入れなかった」と苦笑いすると、筒井さんからは「アウェーな感じでしたね」との言葉が。そんな磯村さんについて、依子がパートタイムで働くスーパーの清掃係・水木役の木野さんは「普通の役で何かをしているというわけではないのだけれど、素敵な方だと思った。佇まいが素敵。将来を期待しちゃいました」と絶賛、当の磯村さんは「背中に汗が…恥ずかしいです」と恐縮しきりだった。依子が拠り所にしている新興宗教・緑命会のリーダーを演じているのはキムラさん。「リーダー役は難しい。徳がないとやれない感じがして。私は徳もないし人にも慕われないから…」と難役だったと回想。すると木野さんは「そんなことありません。緑子さんはいい人だと思った。いい人が滲んで騙しきれないところや踊るところなんて最高でした」と讃えていた。主演の筒井さんと木野さんは、意外にも映像での共演は初めてというが、プライベートでは約30年の付き合いだそう。木野さんは筒井さんについて、「若い頃は天然真理子と言われていてどうなることかと思ったけれど、ちゃんと頑張っていると思った。大人になっていて時間の流れをしみじみと感じました」と感慨。そして筒井さんは、木野さんを「本当の恩人」と表し、「舞台の芝居で自信がなくなったときに、私が一番苦手とする怒る役をつけてくれた。本番中も稽古してくれて檄を飛ばしてくれて愛情を感じた。そして木野さんから『何か変わったね』と言われたときに、この仕事を続けてもいいんだと思った」と俳優人生の転機を与えてくれた人だと打ち明けていた。筒井真理子「ずっと我慢している方々」へ「一緒に絶望を笑って」また、作品の内容にちなみ、絶望の対処法を聞かれると、筒井さんは「嫌なことを朝まで引きずったら、布団の中で叫んで箱根に行って日帰り温泉」と回答し、木野さんは「ストレスを抱えたときに自分にかける呪文がある。それは“なるようにしかならない!”というもの。野望や野心を持ってしまうと、それが手に入らないときに絶望する。自分の思うようにならないから絶望する。なるようになると思えば絶望なんてない!」と達観のコメント。キムラさんは、「20年前くらいに絶望を味わい、己が悪いと自分を責め続け究極の孤独を味わった。9年くらいかけて徐々に忘れてやっと今の私になった」と回想。ベテラン勢の深い人生訓を前に磯村さんが「先輩方が凄すぎて、これ以上のエピソードはありません。自分の絶望はちっぽけ」とこぼすと、木野さんは「いい絶望を味わってください。一回か二回みんなきつい目に合うべき。だって若いって傲慢だから」とエールを送っていた。金言が満載となった舞台挨拶の最後には、主演の筒井さんは“絶望を笑え”というキャッチコピーに触れて「ずっと我慢している方々に観ていただき、一緒に絶望を笑っていただきたい」とアピール。荻上監督も「顔合わせの本読みの段階で、これは狂った女たちの物語だと確信した。私の脚本以上のことを皆さん演じてくださって、本当に面白い映画になりました。観て笑っていただけたら嬉しいです」と、観客の反応に期待をしていた。『波紋』は5月26日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年05月16日桐谷健太主演「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第5話が5月11日オンエア。忍成修吾の出演に「期待を裏切らない」「ミスリードかと思ったけど、そのまんま」といった反応が続出。磯村勇斗演じる目黒の「What!?」にも「最高に面白い」といった声が上がっている。本作は「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」以来3年ぶりとなる続編。元体育教師の異色“情熱系”刑事の仲井戸豪太と、立会事務官の妹である仲井戸みなみ。この兄妹と彼らを取り巻く刑事と検事、判事たちのサスペンス&ユーモアにあふれる大人のビターな群像劇が展開中だ。元高校教師で、高校生をワルの道へと誘う悪人たちを根絶したいと思い警察官に転職した仲井戸豪太を桐谷さんが演じ、豪太の妹で、検事とともに事件を調べていく立会事務官の仲井戸みなみには比嘉愛未。判事の美沙子に想いを抱き始めている様子の目黒元気には磯村勇斗。美沙子の元カレだった判事・二階堂俊介に北村有起哉。「氷点下100度の女」の異名を持つ判事の諸星美沙子に吉瀬美智子。みなとみらい警察署の初代署長に抜擢された牛島正義に伊藤淳史といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。牛島が初めて高校の同窓会に出席。高校時代に片想いをしていた同級生・城山由希子(黒川智花)と久々に再会を果たす。由希子から39歳という若さで署長を務める今の自分を褒められ、うれしさで胸がいっぱいになる牛島だが、牛島の目の前で同窓生・津川亮太郎(敦士)が赤ワインを口にした瞬間、泡を吹いて倒れ亡くなってしまう。津川の死因はワインに混入された劇薬による急性中毒だった。出席者の一人が撮影していた動画や聞き込みから、津川が同窓生の誰かからワイングラスを受け取ったことも分かる。犯人候補は牛島も含む同窓生49人。署長が捜査対象者になるという前代未聞の事態に豪太らは戸惑う…というのが今回のおはなし。冒頭の同窓会シーンで牛島とともに忍成修吾演じる唐沢吾郎が登場すると「忍成さんいるじゃん犯人かな(まだ事件も起きてません)」「えっと...忍成くんが犯人かな?」「犯人ぽい忍成くんがいるw」などといった声が続出。その後唐沢が犯行を自供すると「期待を裏切らない忍成さん大好き」「怪しすぎるから、ミスリードかと思ったけど、そのまんまやったわ」といった反応がタイムラインに殺到。一方、豪太から、二階堂が由希子が付き合っていたことを知った目黒は思わず「What!?」と英語で驚きを口にする…このシーンにも「メグちゃんのWhat!?いただきました」「メグちゃん知らなかったww」「衝撃でつい英語になっちゃう目黒係長」といった反応とともに、そのカメラワークにも「ケイジとケンジ、カメラアングル最高に面白い」といった声が送られている。【第6話あらすじ】高架下の広場で矢口久志(舟津大地)という男がケンカの末に暴行を受ける事件が起こる。加害者の男は止めに入ったホームレスを突き飛ばして逃走。強行犯係の面々は覚醒剤の売買をめぐるトラブルだとにらむが、早々に捜査は暗礁に乗り上げてしまう。ホームレスは加害者の顔までは覚えておらず、さらに矢口も面識のない人間とケンカになったと証言したきり、黙秘に転じてしまったのだ…。「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2023年05月12日俳優の生田斗真が11日、都内で行われた映画『渇水』(6月2日公開)の完成披露試写会に出席し、自身が雨男であることを明かした。同作は河林満氏による同名小説の実写化。刊行から30年の時を経て初の映画化となった。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎七海、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。この日のイベントには主演を務めた生田のほか、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子、山崎七海、柚穂、高橋正弥監督、企画・プロデュースを務めた白石和彌氏が参加。生田との撮影を振り返った磯村が、「この撮影は雨が多かったんですけど、(生田さんと)社用車に乗るシーンでは唯一晴れたので、印象に残っています」と話すと、生田は「『渇水』という映画は、雨が降らなくていつになったら雨が降るんだという話なんですが、撮影中はずっと雨だったんです(笑)」と明かして笑いを誘う。さらに、「その原因が生田斗真なんじゃないかって、さっき(舞台)袖でみんなに詰められて(笑)! 麦ちゃんから『私、撮影場所と3往復しましたよ!』とか言われて……」と雨男疑惑をかけられていたそう。そして、奇しくもイベント当日のきょうも雷雨であるとMCから水を向けられると、生田は「どうしよう(笑)。これ公開するが6月2日。雨降るぞぉ! 気を付けろ!」と集まった観客に声をかけた。また、高橋監督は、雨ばかりだった撮影中に山崎と柚穂からもらったという、手作りのてるてる坊主を舞台上に持参。「撮影がほとんど雨で撮影中止になった日もあって、そんな僕の顔を見た2人が『監督のために』って作ってくれて。僕はこれを台本に挟んで持ち歩いて『今日は晴れるぞ!』と思いながら臨んでいました」とほっこりするエピソードを明かした。これを聞いた生田は、「そうかぁ……2人が監督のために作ってくれたんだ。いやぁ~ごめんね、なんだか……俺の雨男パワーがゴリゴリに勝っちゃって。申し訳ない!」とタジタジ。柚穂から「全然平気です!」と許しの言葉をもらうと、「ありがとう~! 優しいね!」と顔をほころばせた。しかし、その後MCから「雨続きで大変でしたか?」と聞かれた柚穂は、「はい……」と遠慮がちに返事をしながら生田の方をチラリ。生田も「なんで俺見た!? 雨続きで~って言われて俺見たでしょ!」とツッコむなど、仲睦まじいやり取りを見せた。フォトセッションでも、カメラマンからの要望に応え、生田が柚穂の乗る台の位置を調整する姿も。和気あいあいとした雰囲気のまま、イベントは幕を閉じた。
2023年05月11日映画『渇水』(6月2日公開)の完成披露試写会が11日に都内で行われ、主演の生田斗真をはじめ、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子、山崎七海、柚穂、高橋正弥監督、白石和彌氏が登壇した。河林満氏による同名小説を、刊行から30年の時を経て初の映画化。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。同作の撮影方法は特殊で、生田が「(山崎と柚穂を指し)この2人の女性陣には台本が渡っていなくて。その場で監督がセリフを与えてお芝居をしてもらうというスタイルでした」と明かす。「なので、この女優さん2人は、ある日突然、僕と磯村勇斗が家の前にやってきて『水道止めます!』とか言われるんです……。リアルな生々しいお芝居が求められていたので、僕自身も彼女たちのシーンが浮かないように生っぽいお芝居を心がけていました」と自身の役作りについても話した。また、高橋監督やプロデューサーからキャスト陣に「山崎・柚穂と親しくなり過ぎないように」という指示があったといい、「長い撮影期間、いろんなお話しをしたいんですけど、監督とかプロデューサーとかが『あの子たちとはしゃべっちゃダメ!』って罪なことを言うんですよ……」と恨み節。ただ、それを知らない山崎と柚穂が、学校での出来事を話しかけてくれたこともあったそうで、「でもしゃべっちゃダメって言われてるから、『そうなんだぁ』くらいしか……。すごい罪なことをしている申し訳ない気持ちがあって……心苦しかったです」と申し訳なさそうな表情で2人に視線を送る。これに対し、山崎は「私もすごい人見知りすぎて話せないということもあって、どう関係を作っていいのか分からずにいたんですけど、そこが(作品にとっては)よかったんじゃないかな」と大人顔負けのコメントで返し、キャスト陣をうならせていた。
2023年05月11日北海道当麻町にて運営中の大自然の中でアースバッグサウナ、バレルサウナ、サウナカーが味わえるサウナ・宿泊・キャンプ場の複合施設である“Koti Private SAUNA Cottage”(運営:株式会社リムズキャピタル)がリニューアルオープン後の利用者はリニューアルオープン前に比べて400%増の予約受付となり人気急上昇となっております。さらに今回、2023年7月の営業開始を目指し、日本初となるヘンプを使った小屋で作られる“ヘンプサウナ”が設置されます。施設画像1【空き家を活用した複合型施設】“Koti Private SAUNA Cottage”は、株式会社リムズキャピタルの地方創生プロジェクトにより築四十年以上の空き家となっていた古民家を宿泊施設・サウナ施設に再生してオープン、その後、旭川で人気の銀座サウナを運営するアサヒサウナがプロデュースする形で昨年リニューアルオープンしました。キャンプスペース・RVパークも備え、当麻町とも連携し運営しています。当サウナ施設は、その土地の土や砂を用いて造られるアースバッグ工法によって建設された、洞窟のようなサウナ2棟とフィンランドから伝わる樽型のバレルサウナ2棟、そして新感覚の軽トラの荷台に載るサイズのサウナ室のあるサウナカーがあり、温度感も雰囲気も違うサウナが楽しめます。今回、そこに新たなサウナとしてヘンプサウナが設置されます。【ヘンプサウナとは】ヘンプサウナとは、ヘンプを基にしたヘンプクリートを壁材として建築するサウナです。ヘンプクリートとは、大麻の茎(オガラ)と石灰を混ぜて作られ、ヨーロッパ、アメリカなどで注目されている新しい建材です。ヘンプシード、ヘンプオイル、CBDオイルなど健康推進や医療でも注目されている大麻ですが、建材としても今後の普及が期待されるカーボンネガティブな素材です。この材料は、断熱性があり耐火性能も有し、ヘンプクリート自体はアルカリ性の為、害虫被害もないという天然素材であり、ホルムアルデヒドとも無縁です。うまく利用すれば暖房効率を最大限に上げ、理想の快適空間を作ることが可能な素材です。これを今回、北海道ヘンプ協会の協会員であり、ヘンプクリートの普及に努める株式会社リムズによる施工監修の下、クラウドファンディングにより集めさせていただいた資金を活用し、地域ボランティアの方々そして応募いただいた皆様とヘンプサウナを制作し、日本で初めてのサウナとして利用します。ヘンプクリート参考【“ととのい”ブームで利用者が400%増】四季により景色も変わる大自然の中で様々なサウナを楽しめる上に、密を避けながらサウナでととのうこともできると利用者が急増しています。コロナ下では道内の利用者が中心でございましたが、徐々に道外の利用者も増え、リニューアルオープン前に比べ400%増となっています。【今後の展開】アフターコロナでも、密を避けたアウトドアや屋外型施設で楽しもうとする傾向は今後も増加することが予測されます。“Koti Private SAUNA Cottage”ではより多くのお客様のご希望に応えられるように、当麻町及び地域の方々と連携し、サービス内容の質の向上やコンテンツの充実を進めていく予定です。《Koti Private SAUNA Cottage概要》URL : 所在地 : 〒078-1334 北海道上川郡当麻町北星2区5537-1定休日 : 不定休(祝日営業、振替休業あり)電話番号: 080-3504-3577(午前11時から午後9時まで)EMAIL : koti.toma0722@gmail.com 施設画像2施設画像3《会社概要》会社名:株式会社リムズキャピタル代表 :三平 裕毅所在地:東京都千代田区神田錦町2-7 南部ビル4階 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月10日この夏のTBS金曜ドラマは、「Snow Man」目黒蓮主演で「トリリオンゲーム」(原作:稲垣理一郎/作画:池上遼一)をドラマ化。佐野勇斗も出演し、正反対の最強タッグを組む。「トリリオンゲーム」は、「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載中の漫画。6巻まで刊行され、「マンガ大賞2022」のノミネート作品にも選ばれた。主人公である“世界一のワガママ男”のハルと、“まじめで不器用なエンジニア”のガクという正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで、この世の全てを手に入れようと成り上がる前代未聞のノンストップ・エンターテインメント作品となっている。昨年放送された「silent」で大きな注目を集め、現在、主演映画『わたしの幸せな結婚』が公開中の目黒さんが演じるのは、主人公のハル(天王寺陽)。類まれなるコミュニケーション能力で老若男女あらゆる人からモテる、まさに天性の人たらし。人間関係が絡み合う未知の世界にも果敢に飛び込み、その度胸と流れるような口八丁で人心掌握術を遺憾なく発揮していく。ハッタリばかりの楽天家に見えて、その実、計算高く、悪いことにもブレーキの利かない危険な男だ。日本最大の老舗IT企業「ドラゴンバンク」の内定を内定式の最中に辞退し、その会社を飲み込んで1兆ドルを稼ぎ出し、この世のすべてを手に入れようと目論むことから、「トリリオンゲーム」が開幕する。目黒さんが連続ドラマで単独主演を務めるのは今作が初となり、TBSの連続ドラマに出演するのも初めて。世界一のワガママ男として新境地を開拓する目黒さんは「ハルというキャラクターは自分自身と真逆のキャラクターなので、自分がどれだけ演じられるのか不安もありますが、ワクワクしています」と心境を明かし、「原作を知っている方は『トリリオンゲーム』の面白さをご存知かと思いますが、ドラマ化をきっかけにこの作品をもっとたくさんの人に共有して面白さを分かち合いたいです」とコメントしている。また、現在公開中の『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』ではチームの一員として活躍する佐野さんが演じるのは、ハルとタッグを組むことになるガク(平学)。人とのコミュニケーションは苦手だが、優れたプログラミングスキルが武器のパソコンオタク。しかし、その能力や人柄は就職活動においては全く評価されず、ずっと憧れていた「ドラゴンバンク」も不採用。そんなとき、中学時代の同級生・ハルと再会し、1兆ドルを稼ぐ夢へと挑戦することになる。ガクとは反対に、「僕自身は機械が苦手」と話す佐野さんは、「タイピング含め、色々とガクに近づくために練習しています(笑)」と言い、「ブレーキの利かないハルとタッグを組む、人とコミュニケーションをとることが苦手なガクは、自分の強みであるプログラミングスキルを使って、どのように1つ1つのミッションを仲間たちとこなしていくのか、そこに注目して金曜日の夜を過ごしていただければと思います。僕も原作ファンの一人なので、ファンの方にも楽しんでいただけるよう全力で演じきりたいと思います。楽しみにしていてください」とメッセージを寄せている。金曜ドラマ「トリリオンゲーム」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年05月09日クボタスピアーズ船橋・東京ベイの歴史を、この男が動かす。24歳のWTB木田晴斗である。パワフルでスピーディなランは、まどろみやうつつを寄せつけない。2022年度の新加入選手としてS東京ベイに加入した彼は、立命館大学卒業後の同年4月に行なわれた『NTTジャパンラグビー リーグワン2022』で公式戦デビューを飾った。アーリーエントリーの立場ながら2試合目から背番号11を着け、デビューから5試合連続でピッチに立った。実質的なルーキーイヤーである『NTTリーグワン2022-23』では、リーグ2位の16トライを奪取した。最多トライゲッターの尾崎晟也(東京サンゴリアス)には2トライ及ばなかったものの、ベストラインブレイカーに輝く。S東京ベイにとって過去最高となる2位での『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメント進出に、大きく貢献したのだった。「トライについてはずっと言っていることですけど、周りの選手のスキルが素晴らしいので、自分の力だけではありません。SOのバーナード・フォーリー選手は得点王になっていますし。トライ王はシーズンが終盤になっていくにつれて、やっぱり意識しました。取るためには能動的になっていかないといけない。ということで、ボールをもらえたらトライが取れるという場面では、しっかりパスを受けられるように意識していました」。キャプテンでCTBの立川理道も、木田のプレーから精神的な変化を読み取っている。「昨シーズンも4月の入団からすぐに試合に出て、活躍をしてくれました。コミュニケーションの部分だったり、ボールを持っていないときでもどんどんもらいにいく姿勢だったりとかは、今シーズンすごく伸びたところですね」。爆発的なスピードとフィジカルを生かしてインゴールへ飛び込むだけではなく、キックパスをトライへ結びつけることもできている。木田自身も「この一年で成長できたところです」と話す。「キックパスが飛んできた時に、先に落下地点に入ると相手と競り合うだけになってしまう。そういう場面が多かったのでプレシーズンから練習をして、実際の試合でいい感覚を得ることができたんです」。2月19日の第8節・三菱重工相模原ダイナボアーズ戦だった。34-8とリードした51分、フォーリーのキックパスを高いポイントでキャッチする。着地した瞬間には相手CTBより前へ身体を滑り込ませ、そのままトライを決めたのだった。翌9節の東芝ブレイブルーパス東京戦でも、相手WTBと競り合いながらキックパスを確保してトライへ結びつけた。「勢いをつけてジャンプして、キャッチポイントに飛び込む。相手が競り合ってきたら身体をあずけにいく。そういうイメージでしっかりキャッチすることで、空中で相手に当たっても何もさせない。当たったときには相手との間合いができていたりするので、ジャンプの勢いが大事かなと」。5月14日(土) に行なわれる『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメント準決勝で、S東京ベイは東京SGと激突する。レギュラーシーズンでは昨年12月の開幕節と4月22日の最終節で対戦し、S東京ベイが31-18と39-24で勝利した。2004年を最後に18年も勝利できなかった天敵を、連破しただけではない。試合内容も自信を深めるものだった。最終節では後半途中にふたりがシンビンを課せられたものの、13人対15人の時間帯にトライを奪って逆転勝利を収めている。「サントリーとはシーズン3度目の対戦になりますけれど、1度目は開幕節だったので、かなり時間が空いています。逆に2度目の対戦は最終節で、トライ王を争っていた尾崎さんと自分には、取らせないように戦っていたと思うんです。その結果として、サントリーは外へ意識がいって、真ん中がいつもより空いていたのかなと。僕に取らせないという意識は、相手の動きを見ていても感じました。ディフェンスのシステムのなかですけれど、尾崎さんと自分をマークする気持ちは、お互いにメチャクチャ強かったと思います」。S東京ベイは、尾崎晟にトライを許さなかった。木田は、東京SGの牙城を崩した。トイメンの尾崎を振り切り、日本代表のFB松島幸太朗のタックルを跳ねのけて、トライを取り切った。開幕節では2トライを挙げており、2試合連続で相手の守備網を切り裂いたのだった。「相手にマークされたなかでトライをするのは、なかなか難しいと思うんですね。その意味で、最終節のトライは個人的にうれしかったです」。準決勝を「三度目の正直」ではなく、「二度あることは三度ある」舞台とするために。木田は「トイメンのところとは、今回も色々な駆け引きがあると思います」と、引き締まった表情を浮かべる。「トイメンとの勝負を楽しんで、何か特別なことをすることはないです。最終節とはまた違う雰囲気になると思うので、しっかり準備して臨みたい。プレシーズンからホントにいろんなことを学んできて、とくにアシスタントコーチの田邉(淳)さんに色々なことを教えてもらいました。自分はまだまだ改善しなきゃいけないところだらけで、何かができたら何かが疎かになってしまう。完璧にできていないので、まずはサントリー戦でできるだけ完璧に近付けるようなパフォーマンスを出したい。プレーオフは今シーズンの集大成なので、これまで学んできたことも発揮するだけでなく、その場その場に合ったプレー選択を心掛けたい。ルーキーらしく、泥臭く、自分の強みであるランで、派手に活躍したいと思います」。木田にとってのプレーオフトーナメントは、リベンジの機会でもある。昨季も準決勝に出場し、前半17分に負傷交代を余儀なくされた。チームも埼玉ワイルドナイツに10-24で敗れたのだった。今季の第10節の対戦でも、15-30で屈した。木田はフル出場したが、トライをあげることはできなかった。「まずは準決勝のサントリーに勝って、という気持ちですけれど、去年の準決勝でケガをしているので、決勝でパナソニックとやりたいというのはあります。10節の試合も、自分のなかではやり切れなかったので」。埼玉WKは2020年1月から続けてきた公式戦不敗記録が、4月の第15節・静岡ブルーレヴズ戦で途切れた。しかし、リスタートとなった直後の東芝ブレイブルーパス東京戦では、力の差をきっちりと見せ付けて勝利している。「パナソニックはもちろんいいチームですけれど、対戦した試合では自分たちの良さを出せなかったというのが僕自身の印象です。出させてもらえなかったという考えもあるでしょうが、必要以上に相手を大きく見ることはないですし、積み上げてきたものが出せなかったから負けたと。決勝戦で対戦することになっても、いつも通りのプレーを意識して、楽しんでいけたらと思います」。決勝戦は国立競技場で行なわれる。日本のスポーツの「聖地」に立ちたいとの思いも、プレーオフトーナメントに挑むモチベーションとなっている。「自分はまだ国立でプレーしたことがなくて、決勝戦は1シーズンで2チームしか立てない場所で、国立は日本のスポーツでも特別な舞台です。そこで自分の好きなラグビーができる。それを経験したい。そのためにサントリー戦で自分の役割をしっかり遂行して、チームの勝利に貢献ができたらと思います」。プレーオフで活躍した先には、まだ見ぬ景色が広がっているかもしれない。9月開幕の『ラグビーワールドカップ(RWC)2023フランス』に出場する日本代表入りだ。「4年前の『RWC』当時は大学生で、チームメイトとバーで観たりしていました。4年後は自分が出るという思いは、そのときからありました。目標として口に出していたので、『関西リーグでやっている大学生が何を言っているのか』と思われたかもしれません。でも、自分のなかではずっと意識してきたもので、『日本代表になる』『海外のクラブでプレーする』『スーパーラグビーでプレーする』と言ってきました。まだまだ何も結果が出ていないですけれど、本気で狙ってきましたし、日本代表入りは大きなターゲットなので、もしそうなったら感慨深いですね。メチャクチャ高い目標なのは分かっていて、自分を信じてやってきたので」。S東京ベイと木田自身にとっての名誉も、プレーオフトーナメントにかかっている。2021年の金秀隆、2022年の根塚洸雅に続くリーグ新人賞の受賞だ。4月24日に行なわれた『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメント メディアカンファレンスで、木田は新人賞について聞かれている。立川主将とともに登壇した24歳は「狙っていないです」と切り出し、「トライ王も狙い過ぎて取れなかったので、しっかりチームに勢いをつけられたらあとからついてくるかな、と言っておきます」と笑みを浮かべながら話した。「そんなふうに言ったらどうなるかな、と思って言ってみたんです(笑)。チームから2年連続で出ているということで、そればかり意識していたわけじゃないですけど、形として残るのは光栄なことですから、3年連続で取れたらいいなと思っていました。国内最高峰のリーグの新人賞ですから、もちろん簡単に取れるとは思っていません。今シーズンは試合に出ている1年目の選手が多くて、ライバルはたくさんいると思いますので」。レギュラーシーズン終了からプレーオフトーナメント準決勝まで、3週間の空白期間があった。リラックスした時間も過ごしながらコンディションを整える日々は、身体の芯で闘争心が育まれていく時間だった。「オフは友だちと遊んだりしてリラックスしますけれど、試合がある週のほうが生きがいを感じるというか。トライを取った時、相手を抜き去ったときの爽快感は、正直に言って何ものにも変えることができないですね。ラグビーの試合で活躍しているときが、一番アドレナリンが出る。それこそが、今の自分の生きがいかなと思います」。S東京ベイの最高成績は、2021年と2022年の3位だ。14勝1分1敗の2位でレギュラーシーズンを終えた今シーズンは、歴史を塗りかえる好機と言っていい。そのためのタレントは揃っている。木田のトライが流れを変え、引き寄せ、勝利を決定付ける。取材・文=戸塚啓撮影=スエイシナオヨシ<NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント>■準決勝5月13日(土) 14:35埼玉ワイルドナイツ(D1 1位)×横浜キヤノンイーグルス(D1 4位)■準決勝5月14日(日) 12:05クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(D1 2位)×東京サンゴリアス(D1 3位)>■3位決定戦5月19日(金) 19:00秩父宮ラグビー場■決勝5月20日(土) 14:35国立競技場チケット情報はこちら:リーグワン観戦ガイド 2022-23 特別版ラグビー観戦初心者も安心! はじめてのポストシーズン
2023年05月08日「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」の4話が5月4日放送。目黒から食事に誘われた美沙子の“対応”に、視聴者からは「諸星検事に転がされている?」「転がされてるめぐちゃんが可愛い」などといった反応が寄せられている。2020年放送の「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」以来3年ぶりの続編となる本作は、桐谷さん演じる体育教師から刑事となった仲井戸豪太と、立会事務官をする妹の仲井戸みなみ。彼らを取り巻く刑事と検事、判事たちの姿をユーモラスに描きつつ、大人のビターな群像劇が展開中。横浜の私立高校で8年間体育教師として勤め、生徒たちを悪の道に誘う悪人たちを根絶するため警察官に。己の足と勘と情熱で捜査にあたる仲井戸豪太役に桐谷さん。豪太の妹で、検事とともに事件を調べる立会事務官をしている仲井戸みなみ役に比嘉愛未。アメリカの日本大使館に警備担当外交官として2年間赴任して、妙に英語の発音がきれいになった目黒元気には磯村勇斗。横浜地方検察庁みなと支部の検事で、東京地検特捜部に上がろうと野心を抱いている矢部律子に中村アン。刑事たちの捜査の不備を指摘し「氷点下100度の女」という異名を持つ諸星美沙子に吉瀬美智子。諸星と過去に交際していたことが明かされた判事の二階堂俊介に北村有起哉。徹底した現場主義を貫いてきたベテラン刑事の江戸一に古田新太といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。目出し帽で顔を隠した3人組の男が無人餃子店から126パックもの冷凍餃子を盗んだ上、鉢合わせになった女性を突き飛ばして逃走する事件が発生。豪太らは盗まれた餃子がフリマアプリに出品されているのを発見、出品者の大学生・三鷹蒼(濱田龍臣)を取り調べる。しかし三鷹はアカウントが乗っ取られたと主張し、事件があった時刻もバイト先で知り合った女子高生とボイスチャットをしながらソーシャルゲームをしていたと主張する。しかもボイスチャットの相手が江戸一の娘、陽葵(飯沼愛)だったことが判り、彼女に共犯の疑いがかけられる…というのが今回のストーリー。前回、美沙子の護衛をするなかで彼女と食事することになった目黒だが、今回のエピソードでは「またごはんに行きませんか?」と、改めて美沙子を食事に誘う。裁判官と警察官がプライベートで会うのはまずいと答える美沙子だが、「…でも、偶然ランチで一緒になるとかだったらいいかもね」と続ける…。「メグちゃんが諸星判事にアタック……偶然を装ってならOKが出た!」「諸星判事に転がされてるめぐちゃんが可愛い」「思わせぶり諸星検事に転がされている?」など、美沙子と目黒の“恋”に多くの視聴者からコメントが集まる。一方、陽葵の疑いが晴れたものの、ますます嫌われることになってしまった江戸一は、改めて陽葵に謝罪。刑事を辞めパン屋を始めると明かす。ラストではキッチンカーでパンを売る江戸一と陽葵の姿も映し出され、視聴者からは「これからはパン屋さんで出演?」「パン屋さんが事件に巻き込まれるとかあるの?」といった反応も寄せられている。【第5話あらすじ】横浜みなとみらい署署長・牛島正義(伊藤淳史)が高校の同窓会に出席、高校時代片想いしていた同級生・城山由希子(黒川智花)と久々に再会する。ところが突如、牛島の目の前で同窓生の津川亮太郎(敦士)が赤ワインを口にした直後、亡くなってしまう。犯人候補は牛島を含む同窓生49人、署長が捜査対象者になるという前代未聞の事態となり…。「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2023年05月04日朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作を、岸善幸監督が映画化する『正欲』。この度、磯村勇斗、佐藤寛太(劇団EXILE)、東野絢香の出演が明らかになり、場面写真も公開された。本作は、家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なった選べない背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのか、というテーマを炙り出していく衝撃的なストーリー。稲垣吾郎と新垣結衣が、息子が不登校になった検事・寺井啓喜と、特殊性癖を持つことを隠して生きる桐生夏月を演じる。今回新たに出演が発表された磯村さんが演じるのは、両親の事故死をきっかけに中学3年まで暮らしていた広島に戻ってきた佐々木佳道。夏月の中学時代の同級生で、誰にも言えない秘密を共有している。佐藤さんが演じるのは、大学生でダンスサークルに身を置き、準ミスターに選ばれ、一見華やかな場所にいるように見えるにも関わらず、人との交流を避ける諸橋大也。また、連続テレビ小説「おちょやん」で注目を浴びた東野さんが、大也と同じ大学に通い、学祭実行委員として大也が所属するダンスサークルにイベント出演依頼をする神戸八重子役で、映画初出演。通学中や講義中も、八重子は異性と目を合わさぬよう、触れることがないようにやり過ごそうとする。一見、無関係に見えるそれぞれの人生だが、ある事件をきっかけに交差することになる。磯村さんは「自分の指向とは異なる人物を演じなければならなかったので、その感覚を体に馴染ませるのが難しかったです」と話しつつも、「『前科者』でご一緒させていただいた岸監督とだったので、信頼しながら作り上げていきました。クランクイン前や現場で監督と話し合い、丁寧に佐々木佳道に寄り添っていきました」とふり返る。佐藤さんは「この映画観てくれたひとがみんな傷つけばいいのに、傷ついてハッとして人にやさしくなればいいのにって思います」と語り、東野さんは「あの日、カメラの前に立ったあの瞬間は、心からなにかを愛せたと思います。1秒1秒がスローモーションに感じたあの時間や空間を、私は生涯忘れません。この作品が、誰かにとっても、そう記憶される映画になればと、万感の思いでいっぱいです」とコメントしている。『正欲』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:正欲 2023年公開予定
2023年05月01日稲垣吾郎と新垣結衣が出演する映画『正欲』の追加出演者が発表された。原作小説は、2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013年『何者』では直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた渾身の作品。家庭環境、性的指向、容姿など、様々に異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるものは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーだ。稲垣は息子が不登校になった検事・寺井啓喜役を、新垣は特殊性癖を持つことを隠して生きる・桐生夏月役をそれぞれ演じる。今回出演がアナウンスされたのは、磯村勇斗、佐藤寛太(劇団EXILE)、東野絢香の3人。両親の事故死をきっかけに中学3年まで暮らしていた広島に戻ってきた佐々木佳道役を磯村、一見華やかな場所にいるように見えるにも関わらず、人との交流を避ける大学生・諸橋大也役を佐藤、そして大也と同じ大学に通い、学祭実行委員として大也が所属するダンスサークルにイベント出演依頼をする神戸八重子役を本作が映画初出演となる東野が務める。併せて、登場人物5人それぞれの場面写真が公開された。■磯村勇斗 コメント今回の作品では、自分の指向とは異なる人物を演じなければならなかったので、その感覚を体に馴染ませるのが難しかったです。ですが『前科者』でご一緒させていただいた岸監督とだったので、信頼しながら作り上げていきました。クランクイン前や現場で監督と話し合い、丁寧に佐々木佳道に寄り添っていきました。難しい題材ではあるものの、今の時代に問う作品になっていると思います。■佐藤寛太 コメント自分の身体の目に見えるところに傷をつけられたような、今後一生自分が向き合っていくことになるものだと気づかされた。というか知らされた、知らしめられたという感覚でした。準備期間前に自分が当たり前だと思っていた価値観が崩れる不思議な体験でした。杭を一本一本打ちながら登っていく力強さを大也に感じたから、それは誰にでもあるものじゃないから、勇気をもらうじゃないけど、今までにない感じ方をした役柄でした。岸監督の演出のなにがすごいって、遠回りをさせてくれる。簡単に答えを出さないから、遠回りして見た景色を現場の本番というゴールに来た時にもうひとつ昇華させてくれる、一緒に考えてくれる。欲しい言葉をくれるというのもあるけど、絶えず考えさせてくれるし、信頼してくれてるのがすごく分かるから、気張るという意味ではなく、応えたいと思うし、この監督が創る作品のなかで、重要なピースでいたい。と気持ちよく思わせてくれる。今回ご一緒させていただいて、ここに呼ばれるように自分を削っておきたいな、と思いました。どこかでまあこれでいいかと思わず、ずっと削っておきたいです。こんな組に携われることはなかなか無いから、ここでできることは全部出しときたいな、この作品、この役に悔いを残したく無いな。と思いました。この映画観てくれたひとがみんな傷つけばいいのに、傷ついてハッとして人にやさしくなればいいのにって思います。■東野絢香 コメント原作を読んだ時に感じた、喉の奥に広がる苦さが逃げないよう、丁寧に撮影を重ねて挑みました。全てを愛する事は、難しいです。ですが、あの日、カメラの前に立ったあの瞬間は、心からなにかを愛せたと思います。1秒1秒がスローモーションに感じたあの時間や空間を、私は生涯忘れません。この作品が、誰かにとっても、そう記憶される映画になればと、万感の思いでいっぱいです。<作品情報>映画『正欲』今秋公開予定(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会関連リンク公式サイト::
2023年05月01日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年4月スタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の見どころをつづります。整った顔立ちと強い目力、でもどこか子犬のような可愛がりたくなる要素もあり、多くの女性から支持を集めている磯村勇斗。若手俳優としては珍しい、さまざまな役に完璧になりきる演技力の高さを持っている。映画やドラマでの役柄に応じて、自然で魅力的な演技を見せてくれる彼は、現在放送中のドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』に出演中である。磯村勇斗が演じる目黒元気は、エリート刑事なのに、どこか天然でピュアな一面がある。2023年4月27日木曜日に放送された第3話ではそんな目黒のピュアな一面を見ることができた。目黒は警備担当外交官として2年間アメリカへ赴任していた経歴がある。時折「yes sir(イエスサー)」などの英単語が飛び出してくるのはそのためだ。今回も強行犯係の刑事たちと仕事終わりに一杯飲みに行こうと盛り上がるシーンでは、「またあの居酒屋ですか?もっとオシャレなレストランバーで…」と強行犯係がよく利用しているいわゆる雑多な居酒屋に難癖をつけていた。「何、気取ったこと言ってんだよ」と主人公・仲井戸豪太(桐谷健太)に突っ込まれていた。第1話から、捜査もコスパ重視と言っており、アメリカが染み付いている様子がうかがえる。目黒のピュアさが垣間見れたシーンに注目!第3話では、横浜地方裁判所みなと支部の裁判官・諸星美沙子(吉瀬美智子)が、行き交う人々でごった返す駅近くの街路で、腕を切りつけられるという事件が発生。これまでの事件においては毎度ゲストが登場していたところ、今回は被害者がレギュラーメンバーであることにも驚きだ。そして、目黒は被害者である諸星の護衛につくことになった。すると『氷点下100度の女』の異名を持ち、仕事中は感情を一切見せない諸星が「お腹すいちゃった」と食事の誘いをする。目黒のいう『オシャレなレストランバー』と思われる場所で二人は食事をすることに。普段、業務中でしか関わらない刑事と判事がまさかの急接近し、見ているこちらもなんだかソワソワしてしまう。諸星の「かっこいい」「(判事や検事より)目黒さんたちの方がすごいと思う」など、意識させる嬉しい言葉の連発に動揺する目黒が非常に面白い。その後も仲井戸との電話で「これからは僕が判事を守ります」「彼女のこと、理解してますから」と諸星の護衛をすると伝えた目黒。たった一度の食事で諸星にハートを掴まれたのか?そうだとしたら、チョロすぎるのだが、普段はスマートな目黒が恋愛においてはピュアだったという面はギャップは非常に魅力的である。目黒というキャラクターの新たな一面を見ることができた。これまではアメリカかぶれの少々鼻につく彼だったが、可愛らしい一面も見れたことでさらに愛着も沸き、このドラマを一層盛り上げてくれている存在であると確信した。これまで恋愛要素が少なかった本作なだけに、「あれ?この雰囲気はなんだろう?」と思った視聴者も多いはず。恋愛要素あり?今後の展開が気になる!そしてなぜか、男性を立てることが非常に上手い諸星にも興味が湧いてしまう。女性らしい気品があふれるたたずまいと、会話術は『モテる女』感がすごかった。そんな諸星と諸星と横浜地方検察庁みなと支部の検事・二階堂俊介(北村有起哉)が過去に恋人関係にあったという衝撃の事実もカミングアウトされた。多くは語られなかったが、お互いのことをよく知っているような会話を見せた二人に、どうして別れたのか、どれぐらい付き合ってたのかなど、聞いてみたいことが盛りだくさんだ。目黒と諸星の今後の関係も気になるところだが、近い距離に元カレの二階堂俊介(北村有起哉)がいるとなると、刑事・検事・判事の三角関係が出来上がってしまう。事件の展開も王道で楽しめる本作だが、恋愛を匂わせるシーンにまた一つ楽しめる要素が追加された。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』Tverで配信中視聴はコチラから[文・構成/grape編集部]
2023年04月30日劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(4月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に都内で行われ、鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、 仲里依紗、石田ゆり子、松木彩監督が登場した。2021年7月期に放送されたTBS系日曜劇場ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。喜多見幸太(鈴木)率いる救命救急プロフェッショナルチーム「TOKYO MER」が、“一人も死者を出さないこと”をミッションに最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、重大事故・災害・事件の現場などに果敢に飛び込んでいく。劇場版となる今作では、TOKYO MERメンバーや、新たなライバル・YOKOHAMA MERの縦横無尽な活躍を描いている。「最近助けられたできごと」を聞かれたフォンチーは、「大変な撮影が続いてたんですけど、佐野くんが気づいたら机の上においしいドリンクを置いてくれたりして、すごく”優男”でした」とエピソードを披露したものの、「女子メンバーにすごく媚び売るように……」と添えたため、佐野は「おかしくない!?」と動揺。男性陣が「いっつも女子メンバー」「やられたことない」と責めると、フォンチーは「特に菜々緒さんによく媚び売るんですよ」と明かし、賀来は「飼われてんの? 菜々緒さんに飼われてるの?」とつっこむ。菜々緒が「帰る時に置き手紙書いてあって『菜々緒さん愛してます』って」と暴露すると、佐野は「ちょっと待ってくださいって! 語弊がある! 僕のファンもいるんだからここに! みんなびっくりしちゃう」と慌てた様子になり、賀来は「菜々緒さんに調教されてる」とコメント。中条も佐野の行動について「菜々緒さんの1番好きなお菓子を持ってきてて、それを覚えてて『嬉しい』って言ったらそっから調子に乗って何回も……」と語り、フォンチーは「私とポーちゃん(中条)にはしょぼいちっちゃなスナックみたいな感じなのに、菜々緒さんだけでかめのおいしそうなチョコレートあげたりしてて」と文句を言う。この出来事に、鈴木が「菜々緒さんと我々との差はなんなの?」と尋ねると、佐野は「菜々緒さんは特別ですよ。菜々緒様だから」と開き直る。「一切ないですよね」(鈴木)、「ないですよ」(小手)と訝しがる男性陣に、佐野は「僕はみんな平等ですよ、みんな大好き」と弁解していた。
2023年04月28日桐谷健太主演「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第3話が4月27日オンエア。磯村勇斗演じる目黒が美沙子を「守ります」と宣言!?視聴者からは「判事に惚れちゃった?」「目黒くんに幸せになってほしい」といった声が上がっている。「ケイジとケンジ所轄と地検の24時」から3年ぶりの新シーズンとなる本作。横浜の私立高校で8年間体育教師として勤め、高校生をワルの道へと誘う悪人たちを根絶したいと思い警察官に転職した仲井戸豪太に桐谷さん。横浜地方検察庁みなと支部の立会事務官で豪太の妹。しっかり者で仕事もできるが男運にはちっとも恵まれない仲井戸みなみに比嘉愛未。かつて豪太のバディだったが、アメリカの日本大使館に警備担当外交官として2年間赴任。一日も早く県警本部へ行くことが願いの目黒元気には磯村勇斗。元ミス東大という経歴を持つ横浜地方検察庁みなと支部の検事で、一日も早く東京地検特捜部に上がろうと考えている矢部律子に中村アン。枯れ専で豪太や目黒に男の魅力を感じていない、みなとみらい署強行犯係の刑事・原口奈々美に岡崎紗絵。刑事ドラマに憧れて警察官になったという刑事で、毒舌で一見ヤル気がなさそうに見えるが実は面倒見がいい岸本凛に長井短。「氷点下100度の女」の異名を持ち、仕事中は感情を一切見せない横浜地方裁判所みなと支部の判事・諸星美沙子に吉瀬美智子。諸星判事のことを“美沙子”と呼び、過去に何か関係がある様子の二階堂俊介に北村有起哉といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。美沙子が駅近くの街路で腕を切りつけられる。裁判官襲撃という事態に、みなとみらい署は検察にも初動捜査から加わるよう要請。二階堂が指揮を執り、豪太ら強行犯係の刑事たちと共に捜査に乗り出す。当初、過去に美沙子が判決を下し、2週間前に出所したばかりの男に疑惑の目が向けられるが、真犯人は美沙子の熱烈なファンである傍聴マニアの男の“妻”だった…というのが今回のおはなし。これまでの言動から美沙子と何かしら繋がりがあると思われた二階堂だが、ラストで過去に2人が付き合っていたことが判明。もしかして美沙子と二階堂が夫婦だったのでは?という予想もされていただけに、視聴者からは「付き合ってただけなんか。元嫁かと思った」「諸星判事、二階堂検事の元嫁かと思ってた。付き合ってただけなのか」といった反応多数。一方、豪太と日替わりで美沙子を護衛していた目黒だが、美沙子の食事に同行した帰り、明日も自分が護衛すると告げ「これからは僕が判事を守ります」と口にする…。「あらら、判事に惚れちゃった?」「今回は目黒くんに幸せになってほしいです」「目黒くん惚れちゃったのねぇwww」など、目黒の行動も多くの視聴者の注目を集めている模様だ。【第4話あらすじ】目出し帽で顔を隠した3人組の男が無人餃子店に侵入。126パックもの冷凍餃子を盗んだ上、鉢合わせになった女性を突き飛ばして逃走。捜査を開始した豪太らは、盗まれた餃子がフリマアプリに出品されているのを発見。出品者が大学生・三鷹蒼(濱田龍臣)であることを突き止める。しかし三鷹は「アカウントを乗っ取られた」と主張する…。「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2023年04月28日映画『最後まで行く』(5月19日公開)の大階段スペシャルフォトセッション、および完成披露試写会が26日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督(リモート)が登場した。同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)が危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばしていると、妻(広末涼子)からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。作中では主人公の妻を演じ、イベントにはブラックのパンツスーツで登場した広末。後ろを振り向くとざっくり背中の開いたデザインで、映画館に集まった観客を魅了する。今回初の藤井組参加となったが「本当に勢いのあるチームで、スピード感、熱量、若さ、どれをとってもキラキラしていて、皆さんがプロフェッショナルでカッコよかったですね。ここ数年こんなハードな現場を見たことがないです。すごかったです」と振り返った。広末はさらに「映画を観終わった時に、お二人が現在に生還してくれていて良かったなと思うくらい。岡田くんと綾野くんじゃなかったら生還不能くらい」とハードな内容に触れ、岡田はタイトルにかけ「最後まで行けてました?」と尋ねる。広末は「行けてるね、生きてるから」と答え、岡田は「テーマだったんだよね。『最後まで行く』表現ができるかというのが」とホッとした様子に。広末は試写を観た感想についても「興奮というといい言い方なんですけど、疲弊もした気がするくらい。息をするのを忘れてたんじゃないかなと思って。ぐっと力が入ってたので、皆さんちゃんと息をしてください」と観客に語りかけた。
2023年04月26日映画『最後まで行く』(5月19日公開)の大階段スペシャルフォトセッション、および完成披露試写会が26日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督(リモート)が登場した。同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)が危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばしていると、妻(広末涼子)からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。柄本は今回メガホンを取った藤井監督について「僕ね、藤井監督を知ってるんですよ。うちのガキどもと、小学生かな中学生かな? 渋谷に金王道場という剣道の道場があるんですけどね。そこにうちの長女、長男(佑)、次男(時生)が行ってたんですよ。だからうちの長女は一緒のチームで戦ってるんじゃないかな」と驚きの関係を明かす。さらに柄本は「その時はわかりませんよ、藤井監督だってことはわからない。『オー! ファーザー』という映画に出た時に、(監督が)『僕はかのこさんや佑さんと一緒に剣道やってたんです』と。それにこの人、強いんだよね。剣道世界一になってんだよね」と明かし、客席からも「ええ〜!」と声が上がる。柄本は「優男なんだけど、すごい強いの。危険なんですよ。岡田准一と1度戦うといいです」と勧めていた。
2023年04月26日映画『最後まで行く』(5月19日公開)の完成披露試写会が26日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督(リモート)が登場した。同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばすが、妻からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた一人の男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。岡田は初タッグとなった藤井監督について、「信頼しかないし、すごかったですね。藤井監督率いる藤井組のスタッフ全員が面白い。それをまとめきれている藤井監督のあり方というのは、新しい映画の作り方というか、ニュージェネレーションの映画監督、映画界の光、希望みたいなものを感じます」と絶賛する。一方、藤井監督は「10代からずっと憧れの存在で、『学校へ行こう!』だったり、『木更津キャッツアイ』だったり、どちらかというとキュートな岡田さんをずっと追いかけて、最近は日本代表みたいな岡田さんが多いなと思っていたんですけど、今回の企画を見た時にキュートな岡田さんを撮りたいとプロデューサーにお伝えして」とキャスティングの経緯を明かす。「現場ではもう、兄貴って感じですね。僕らスタッフは若いんですけど、全員引っ張ってくれるような兄貴で、本当に楽しい夢のような時間でした」と振り返った。今回がっつり対峙することとなった綾野について、岡田は「13年前に、『SP』という作品にちょっとだけ出ていて、そのときは『これから売れる方です』とご紹介いただいて、それから時が経っても知り合いを通じて『一緒に共演したいです』とお声がけいただいたりすることがけっこうあって、やっと実現した作品になります」と明かす。実際に共演してみて「面白かったですね。薄皮一枚、敏感になるように皮膚を剥いで現場に立ってるような役者さん。心血を注いでいるのがわかる。面白いもののために現場に立っていることをやられている俳優さん」とさまざまに表現。「あとは覚悟を強いてくる役者さん。本当に車をぶつけてくるかもしれない。『よーい、スタート』と言われたら、どうでも良くなっちゃいそうじゃないですか。何かあっても役柄として生きる覚悟があるので、共演していい役者さんだなと思いました」と表した。綾野は岡田について「『SP』の時に初めてお会いして、その時にかけていただいた言葉も全部ずっと覚えていて、自分が成長した姿で共演したいというのが目標だったので、この作品が叶えてくれたことも嬉しかった」と喜ぶ。「何より大変だったのが、現場で准一さんに対するリスペクトが、役を通して漏れてしまわないか。でも、目の前で准一さんの芝居を観れている喜びは、ただただ幸せでしたね」と互いに称えあっていた。またキャスト陣は試写を観た時のエピソードも披露。コミカルなシーンでは広末がかなり笑い声を上げていたそうで、岡田が「横に綾野さんがいて、1個飛ばしてたんですよね。で、広末さんが来たから『ここ空いてるよ』と言ったら『いやだ! 絶対やだ!』とか言って、前に行かれて……」と状況を説明すると、広末は「嫌ですよね、2人の間で観るなんて絶対嫌ですよね?」と苦笑する。岡田は「俺が磯村くんの真似するところとかで、笑ってくれたんですけど。僕はその前に綾野くんのシーンで、絶対に笑うとこある」と主張。綾野は「准一さんってちょっと天然なところもあるじゃないですか。『いやあそこ最高だったよ』と言われて、『そうすか、ありがとうございます』って」と納得がいっていないようだったが、観客へのネタバレを避けオフマイクで磯村に確認すると、磯村が「面白いです」と太鼓判を押し、岡田は「よかった」と安心していた。
2023年04月26日俳優の岡田准一が4月26日、都内で行われた主演作『最後まで行く』の完成披露試写会に、共演する綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明とともに出席。脚本も手がけた藤井道人監督は、新作のロケ地である台湾からリモート登壇した。事故を起こし、ある男をはねてしまった刑事・工藤(岡田さん)と、事故を隠そうとする工藤を追い詰めるエリート監察官・矢崎(綾野さん)が繰り広げる緊迫の96時間を描いたクライムサスペンス。中国やフランスなど各国でもリメイクされた2014年の同名韓国映画を、『新聞記者』『ヴィレッジ』の藤井道人監督がメガホンをとり、日本独自のアレンジを加えてリメイクした。岡田さんは、悪いときに悪いことが重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事という役どころ。一方の綾野さんは、そんな工藤を追い詰める、狂気じみたエリート監察官を演じている。二人は『SP 野望篇』(2010年公開)で1シーンのみ共演しており、本作で満を持して、本格的な共演が実現した。「ときどき、知り合いを通じて、共演したいとお声がけいただき、やっと実現した」と喜ぶ岡田さんは、綾野さんについて「役者として生きる覚悟を強いてくる役者さん。本当に車でぶつかってきそうな(笑)。『綾野じゃなくて、矢崎なんで、何か?』みたいな感じで」と役柄に対する没入感を絶賛し、「共演してみて、やはりいい役者さんだなと思った」と語った。そんな岡田さんの言葉を受けて、綾野さんは「初めてお会いしたときに、かけてくださった言葉をいまも覚えていて。そのときから『成長した姿で共演したい』というのが、目標だった」と感無量の面持ち。対峙し、追い込む役柄だけに「現場で准一さんへのリスペクトが漏れ出てしまわないか心配だった」とふり返り、「それでも、目の前でお芝居を見られる喜びを感じ、ただただ幸せでした」としみじみ。本格的な共演が実現した岡田さん&綾野さんが、互いを称え合う様子をファンも静かに見守っていた。また、岡田さんは、藤井監督と初タッグを組み「僕のほうが年上ですけど、芝居と映画を愛していて、信頼しかない。若いスタッフが集まる、新しい映画の作り方は、ニュージェネレーションというか、映画界の光であり、希望」と全幅の信頼感。「台本の段階から言うことなくて、『SP』『永遠のゼロ』のように公開前からいい匂い(ヒットの予感)がする」と期待を寄せていた。藤井監督は、10代の頃から岡田さんのファンだといい「僕のほうから、(主演は)岡田さんがいいですとお話した。最近では日本を代表する俳優さんというイメージですが、『学校に行こう!』や『木更津キャッツアイ』のようなキュートな岡田さんを撮りたいと思った」とキャスティングの意図を説明。「現場ではアニキという感じで、若い現場を引っ張ってくれた」と感謝を示していた。本作では、広末さんが工藤の別居中の妻で、一人娘を育てながら工藤との関係に苦悩する美沙子、磯村さんが工藤の車にはねられ、物語の鍵を握る重要人物・尾田創、柄本さんが工藤と関係を持つヤクザの仙葉組組長・仙葉泰をそれぞれ演じている。『最後まで行く』は5月19日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最後まで行く(2023) 2023年5月19日より全国にて公開©2023映画「最後まで行く」製作委員会
2023年04月26日映画『最後まで行く』(5月19日公開)の大階段スペシャルフォトセッションが26日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明が登場した。同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばすが、妻からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた一人の男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。小雨が降る中、豪華キャスト陣が大階段に登場。主演の岡田は「お忙しい中、そして足元の悪い中お越しいただきましてありがとうございます」と報道陣を労う。「『最後まで行く』という、僕たちにとって会心の出来、ボス戦での会心の一撃が出るような、喜びにあふれる作品が出来上がりました」と自信を見せ、「観ていただければ、本当に面白い作品だと思ってもらえると自負しております。ぜひ5月19日、映画館で待ってますので、映画館でご覧ください」とメッセージを送った。
2023年04月26日サウナ施設の運営及びコンサルティングを行う株式会社サウナ東京(所在地:東京都港区、取締役:赤沼 和哉)は、2023年4月24日(月)午前11時に東京都港区赤坂にて関東最大級のサウナ施設を有する「サウナ東京」をグランドオープンいたします。ととのんサウナハットまた、当施設地下1階に、休憩所兼飲食スペースを増設することが決定しました。2023年6月にオープン予定です。さらに、サウナ東京では「【サウナアニメ】ととのん」のオリジナルグッズを順次販売いたします。オープン日の4月24日(月)には、ベストサウナハットとコラボレーションした、ととのんのサウナハットを数量限定で販売します。2023年4月24日(月)13時から販売開始販売価格:9,800円(税込)※店頭でのみの販売となります。※サウナ東京は男性専用施設ですが、女性の方もフロントでグッズをお買い求めいただけます。■施設概要施設名 : サウナ東京(Sauna Tokyo)所在地 : 東京都港区赤坂3-13-4営業時間: 24時間営業(9時から10時は入浴不可)定休日 : 不定休URL : ■施設紹介・オートロウリュサウナ「蒸喜乱舞」蒸喜乱舞・セルフロウリュサウナ「手酌蒸気」手酌蒸気・メディテーションサウナ「瞑想」瞑想・スチームサウナ「戸棚蒸風呂」戸棚蒸風呂・スーパードライサウナ「昭和遠赤」昭和遠赤・温度が違う3つの水風呂と冷気浴水風呂冷気浴・炭酸泉「特濃炭酸泉」特濃炭酸泉・約60人がくつろげるととのいスペースととのいスペース各施設の詳細は、こちらのプレスリリースを御覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月24日俳優の磯村勇斗が19日、東京・表参道で行われた「フェンディ ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛」展のレセプションに登場した。磯村は、ブルーのジャケットがさわやかなコーディネートで登場。「ジャケットがレーヨンの素材で、シャツがシルクなんですけど、夏が近いということで清涼感あるコーディネートにしたのと、ストリートっぽさを出したかったので、少し緩く着てみました」と説明した。同展については「美術館に来たような感覚になりました。アートを見ているような感覚になって、僕アート好きなので非常に興奮しました」と感想を語った。そして、ゴールデンウィークの予定を聞かれると、「つまらない答えになりますが、撮影ですね(笑)」と回答。「今は仕事しかないのでGWをすっかり忘れていました。欲しいです、休みが」と言い、もし休みがあったら「温泉入りに行きたいです。お湯に癒やされたいです」と話していた。イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランド・フェンディ(FENDI)は、4月20日~5月8日に東京・表参道で同展を開催。フェンディのアイコンバッグ「バゲット」をはじめ、 世界各地から選ばれたアーティストや文化人がフェンディのもうひとつのアイコンバッグ「ピーカブー」をキャンバスに見立ててカスタマイズする「アーティスト ピーカブー プロジェクト」の作品の数々も展示する。
2023年04月19日俳優の生田斗真が主演を務める映画『渇水』(6月2日公開)の場面写真が13日、公開された。同作は河林満による同名小説の実写化作で、刊行から30年の時を経て初の映画化となった。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作は、ある日停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。今回解禁となった場面写真では、主人公・岩切俊作(生田斗真)、そして岩切を取り巻く登場人物たちが苦悩や葛藤を抱えながらも懸命に生きる様子が切り取られている。給水制限により休業となった空の市民プールを金網越しに見つめる幼い姉妹(山崎七海、柚穂)、母親から渡されたわずかな現金を水道代の足しにと差し出す姉妹と、その真っすぐな瞳と規則の間で揺れ動く岩切。またドレスアップをして“仕事”へと出かける前に、川沿いで遊ぶ子供たちを気にかけ声をかける姉妹の母親である有希(門脇麦)や、一方で岩切と対峙し「あんたの家族は幸せなの?」と厳しく問い詰める有希の姿も。さらに岩切の妻で、実家に帰ったきり戻ってこない和美(尾野真千子)が息子と2人、どこか険しい表情で誰かを見つめる様子、岩切と同僚の木田拓次(磯村勇斗)が物憂げに佇む姿など、合計7点の場面写真が公開された。岩切と木田が姉妹とともに軒先に並びアイスを食べる様子からは、厳しい現実を生きる登場人物たちに訪れた束の間の穏やかな時の流れが感じられる。登場人物たちが葛藤の末どんな結末に辿り着くのか、気になる場面写真となっている。(C)「渇水」製作委員会
2023年04月13日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんが、2023年4月スタートのテレビドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の見どころをつづります。話題となっていたあのドラマが、3年ぶりに帰ってきた。2023年4月13日(木)夜9時から『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)がスタート。2020年に放送された『ケイジとケンジ所轄と地検の24時』の続編となっており、今回は刑事と検事だけでなく、判事も加わり、ユーモアあふれる登場人物たちが事件をさまざまな角度から紐解いていく。3年ぶりとは思えない、主演・桐谷健太演じる仲井戸豪太の熱血ぶりも、前作を見ていた人は当時を思い出して懐かしい気持ちになっただろう。ユーモアあふれる登場人物たちが大集合なんといっても見どころは個性あふれるキャラクターである。元体育教師の刑事という異色の経歴を持つ豪太を中心に、横浜みなとみらい署強行犯係には目黒元気(磯村勇斗)をはじめとする個性派が勢揃い。冒頭でアメリカ赴任から帰ってきたばかりの目黒に自己紹介するシーンでは、みなとみらい署強行犯係の雰囲気が一瞬でわかっただろう。前作でも豪太とバディを組んでいた目黒元気を演じるのは磯村勇斗。ミスをせず要領よく仕事を片付けようとするいわゆるコスパ重視な目黒。若くて優秀。豪太が「めぐちゃん、めぐちゃん」と連呼することに対しても、クールに返す姿が印象的だ。スマートで自信に満ち溢れている様子が伝わる磯村勇斗のたたずまいは、主演に劣らない存在感を放っていた。また、豪太の妹、比嘉愛未演じる立会事務官の仲井戸みなみも、猪突猛進な豪太にテキパキとツッコミを入れる良いスパイスとなっている。しっかり者で、仕事もできて、美人なのに男運に恵まれないところも応援したくなるポイントだ。同居する豪太とのきょうだいバトルでは、彼の無神経な言葉にムキになって言い返す。2人の掛け合いはテンポがよく、とても面白い。行きつけの店に呼んで新しい検事を紹介したり、なんだかんだ仲が良いところもほっこりする場面である。初回ゲスト『なにわ男子』大橋和也の演技が光った第1話初回のゲストは今、ドラマやバラエティでも大人気のアイドルグループ『なにわ男子』の大橋和也だ。可愛らしい笑顔とハスキーな声が魅力的で、なんといってもあの無邪気な少年らしさが強く印象に残る。そんな彼が今回は事件の最重要となる被疑者役として登場。豪太と目黒に事情聴取をされている最中も、何かを隠している様子がありながら、自分は事件に関与していないと必死で訴えるシーンは迫真の演技であった。学生であるため、警察の事情聴取はきっと怖いはず。そんな思いがひしひしと伝わってくる怯えた声と縮こまった姿勢、大橋和也の繊細な演技力に驚かされたのは事実である。豪太が高校時代のバスケ部の話をすると、少し笑顔を見せ、打ち解ける様子も自然で子供らしさが出ているところが非常によかった。今回はゲスト出演だったが、視聴者の記憶に残る重要な役どころを見事に演じきった。ドラマ『年下彼氏』(テレビ朝日系)や『メンズ校』(テレビ東京系)など、話題のドラマに出演してきた彼だが、今後、俳優としてさらに花開く予感がした今作であった。クスッと笑えて、胸がアツくなる群青劇はじまる!個性あふれるキャラクターと豪華な俳優陣が繰り広げる『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』。被疑者と事件と、必死に真正面から向き合おうとする熱血な刑事の姿。時に彼の言葉が胸に刺さる、そう、これは群像劇なのだ。またクスッと笑えて木曜日の疲れを忘れさせてくれるようなシーンも魅力的である。アメリカ赴任から帰ってきたばかりの目黒の、ルー大柴なみの英語混ざりな口調。真面目なシーンで不意に飛び出す英単語に何度笑っただろうか。今後も目黒のアメリカかぶれっぷりは、ドラマの中で一服の清涼剤になってくれるはずだ。また、検事・二階堂(北村有起哉)とのやりとりの中で「前にここにいた、でっかい検事も同じこと言ってましたよ」など、少し踏み込んだ小ネタも交えていたところも制作の遊び心を感じた。前作からのファンも大事にされていることが伝わるワンシーンである。初回からアクセル全開でスタートを切った『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』今後の展開にますます目が離せない![文・構成/grape編集部]
2023年04月13日