最近は少なくなってきたとはいえ、少年サッカーの現場で怒鳴る指導スタイルは存在します。周囲のチームにも影響されて大声で怒鳴る指導スタイルになっているお父さんコーチの方もいるのでは。今回は、かつては怒る指導をしていたけれど「サカイク」に出会って指導スタイルがガラッと変わったお父さんコーチにお話を聞きました。チームの保護者にも「180度変わった」と言われ、我が子との親子関係にも変化があったそうです。写真は少年サッカーのイメージサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>■違和感を感じつつも、周囲と同じように怒る指導をしていた和歌山県の岩出市サッカースポーツ少年団でお父さんコーチとして活動する谷さんは、お子さんがチームに所属したことでお父さんコーチとしてサッカーに関わるようになりました。「サカイク」に出会って指導スタイルが「180度変わった」以降サッカーの魅力にますますハマり、子どもたちがサッカーを楽しめるようにと指導者ライセンスやレフェリーの資格取得など日々学び続けていますが、かつては「怒る指導者」だったそうです。「違和感は感じつつも、 よそのチームも結構怒鳴って怒っている指導者もまだまだいて、先輩たちがそうしているからと自分も怒ることが多かったです」と語る谷さん。実際、厳しい指導をしているコーチが見ている学年は県大会で上位に入ったり、結果を残していたこともあり、結果だけ見たら厳しい指導をした方が勝てるのかなと思っていた時期があったそう。■厳しい指導を受けた子たちがサッカーをやめていくのを聞いて......ですが、ずっと違和感を感じ続けていたそう。子どもたちの競技人生を考えた時に、小学生年代から厳しい指導を受けた子たちが高校、大学、社会人になってもサッカーを続けているかというとそうでないことに気づいたのだとか。強豪校に進学して選手権やインターハイに出場した子が、大学以降サッカーをやめてしまったり「もうサッカーはいいや」と離れてしまう子たちがいるのを目の当たりにして、サッカーは元々楽しいからやるのに、厳しい指導や出場機会の問題でサッカーが面白くなくなってしまうことに心を痛めていたと教えてくれました。■サカイクの考え方の方がしっくり来たもともと谷さん自身が「自分の子とは自分で決めさせる」という親御さんの考えのもとに育ってきたこともあり、「怒って指示する指導で子どもたちが伸びるのか」という疑問を持っていたと言います。そんな時にたまたま「サカイク」に出会って、サッカー少年少女の保護者の心得10か条を知り、「育成に対する考え方とか、自分にとってはこっちのほうがしっくりくるかもと思ったんです」と振り返ります。「子どものことを否定せず、大人は見守り環境を作る考えに共感した」と、サカイクを知って以降は色んな記事を読んで情報をアップデートしている毎日だそう。■勝ち負けも大事だが「サッカーって楽しい」が大前提サッカーには勝敗があり、プレーする選手は勝ちたいと思うもの。監督やコーチ、保護者のみなさんだってわが子のチームに勝ってほしいと思うのは当然です。ですが、何をしても勝てばいい、というものではありません。その年代ごとのサッカーの理解であったり、原理原則をしっかり押さえて勝利を目指す。それが指導者としての力量であり、中学、高校と競技人生を続けていくために大事なことではないか、と谷さんは言います。「チームとして勝ち負けも大事だけど、サッカーって楽しいよね」が大原則にあるうえで、攻撃や守備の目的を教えるスタンスで指導にあたっているとのこと。サッカーを始めたころから辛い思いでしかなければ、それを続けたいとは思わないものですよね。「サッカーって楽しい」という気持ちを育むことは、やる気やサッカーに取り組む姿勢にも影響するものなので、指導者や保護者の皆さんは大事にしてほしいものです。■保護者の方にも「180度変わったね」と言われた谷さんはサカイクに出会い、自分が抱えていた違和感は間違いじゃなかったと確信したそうです。子どもたちを伸ばす大人の在り方に共感し、指導スタイルを変えたと言います。以前は違和感を感じながらも周囲のチームの影響もあり、怒る指導をしていましたが、サカイクに出会ってからは怒らなくなったそう。簡単なミスに対して指摘したり、失点した際はハーフタイムで叱責したりしていたのを全く言わないようにして、選手たちにどうして失点したのかを考えさせ、話を聞いてから谷さんがアドバイスをするようなやり方に切り替えたのだとか。それまでの指導方法と真逆のやり方に、最初は保護者も「どうしたの?」と戸惑いがあったそうですが、谷さんが指導についての考え方やスタンスを伝えていくことで「そういうのが良いよね。コーチ、180度変わったね」と言ってくれたそう。他のチームの指導者からも「子どもに対するジャッジが適切になったよね」「選手にとって何が良くて何がダメか分かりやすくなってる」と言われたのだと谷さんは嬉しそうに教えてくれました。■親たちの声かけも変わった谷さんの指導スタンスに保護者の多くも共感してくださり、今では応援の声かけも変わったそう。以前はそこまで保護者の声援がなかったとのことですが、最近は「ナイスプレー」などポジティブな声かけが増えたそうです。谷さんが変わったことで、保護者の皆さんも子どものサッカーに楽しんで関われるようになっているようです。■我が子との関係性にも変化が谷さんの周囲の変化はチームの保護者だけではありませんでした。以前は親子で同じチームに所属していましたが、指導者目線と親目線もあり息子さんに厳しく当たってしまうこともあったそう。ですがサカイクに出会って「親は子どもを応援しよう」という基本スタンスを改めて心に刻み、プレーへのダメだしはしない、勝とうが負けようが褒めるところはちゃんと褒める、試合後の会話は「今日も一生懸命だったね」から始めるなど、接し方を変えたそう。息子さんがチームを移籍したこと、谷さんが変わったことなどタイミングが重なったのはあるかもしれませんが、以前より息子さんが本音で話してくれるようになった気がする。「親子関係が良くなりました」と谷さん。サッカーの話も含めて、いろんな話ができるようになったことを嬉しそうに話してくれました。大人の接し方次第で子どもが変わり、チームも雰囲気が良くなった体験でした。皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>
2024年04月17日みなさんはお子さんのサッカーで一番期待することは何ですか?とにかく上達してほしい、試合に勝たせたい、プロになってほしい、など技術や成果に期待することもあるでしょう。もちろん上手くなれば本人も楽しいし、試合に勝てば嬉しいもの。ですが、育成年代である小学生の保護者の皆さんには「勝たせたい」「上達させたい」の前に、大事にしてほしいことがあります。サカイクでは、サッカー歴や上手い下手、チームの強弱に関わらずすべてのサッカー少年少女の保護者に大事にしてほしい親の心得として「サカイク10か条」を発表しています。ページをDLしてチームの保護者に配布することもできるので、入団時に配布しているチームもあります。今回はサカイク10か条を保護者に配布したチームに、その後の変化などを伺いました。写真はサカイクキャンプサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>■卒団式、保護者会で10か条配布これまでサカイクの理念に共感いただき、チームでもその考えで育成に携わっているという野登SC(三重県)の堀口さん。保護者の皆さんにも知っていただきたいと、昨年の保護者会で10か条を配布し、オンラインでサカイクキャンプの菊池健太コーチからサッカー少年の親としての在り方をお伝えする機会を設けました。保護者に10か条を伝えて約1年、チームには変化があったようです。■保護者に10か条を教えたいと思った理由堀口さんが「保護者会での10か条説明」に応募したきっかけは、親御さんたちに「子どもファースト」とはどんな応援のスタンスなのかを知って欲しかったからだそう。昨今は、保護者の応援マナーや親の方が熱くなってしまいわが子を潰してしまうケースについての情報を目にすることもあり、サッカーをする子どもを応援したいけど、どんな風にするのが良いのかわからない......。と感じている方も多いもの。そういった保護者のみなさんに、10か条のチラシをお渡しし、どうしてそれが大事なのかをサカイクのコーチが説明することで「なるほど、そういう感じなんだ」と理解いただくことが出来たようです。「今では声のかけ方なんかも含め、10か条の考えをベースに子どものサッカーを見てもらえているのかな、と思います」と堀口さんは嬉しそうに教えてくれました。■親も子どものサッカーを楽しもう子どもがサッカーを始める時は、ただ純粋に楽しんでくれればいい、サッカーを通じて幸せになって欲しいと思っていたはず。それなのに、気づくと「自主練しない」「やる気が見えない」「ケガで休んでる間みんなから遅れるのが不安」など、どんどんイライラや焦りが出てきて子どものサッカーが楽しめなくなることもよくあります。子どもの方も、保護者の過度な期待や焦りを感じてしまうとサッカーを心から楽しむことが出来ませんよね。小学生年代はまだまだ育成の入り口。「サッカーが楽しい」という気持ちを育てることが、その後の成長にもつながるのです。そのためには、親御さんももっと気を楽にして子どものサッカーを楽しむことが大事なのです。それをサカイク10か条ではお伝えしています。この新チームがスタートしたタイミングで、保護者のみなさんと共有していただければ幸いです。【4/12(金)まで】希望チームへの10か条配布を受け付けていますお申し込みはこちらから>>サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>
2024年04月09日サカイクではただいま公式LINEの友達登録キャンペーンを実施中です。最新ニュースやサカイクのイベント、お役立ち情報がLINEで受け取れます。新規でお友だち登録いただいた方の中から、1万円までのadidasジュニア用サッカースパイクを抽選で5名様にプレゼントします!※ご希望のサイズ、商品の在庫状況によってはイメージ写真とは別のモデルのプレゼントとなります。ご了承くださいエントリーはサカイク公式LINEアカウントをお友だちに登録するだけ!サカイク公式LINEアカウントでは、人気のサカイク主催イベントや、サッカーグッズのキャンペーンなどお得な情報を配信中!【キャンペーン期間】2024年3月13日(水)~3月19日(火)ぜひ、この機会にご登録ください!【注意事項】※本キャンペーンへのご応募には、LINEへの登録(無料)が必要です。※抽選結果は当選者のみへLINEにてご連絡いたします。※プレゼント対象商品は商品代1万円(税別)を上限としたadidas社のジュニア用サッカースパイクです。尚、市場に欠品中のモデルやサイズによってはご希望の商品とは別のモデルのプレゼントとなることをご了承ください。※ご応募は、お一人様につき1回とさせていただきます。複数アカウントのご応募が確認された場合は、当選資格を無効とさせていただきます。※発想の都合上、ご応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
2024年03月12日子どもたちが自分で考えプレーし、サッカーを心から楽しめる環境づくりをサポートしたい。そんな思いから昨年実施した「あなたの(開催する)大会をサカイクが応援します!【サカイク大会応援プロジェクト】」。主催者がサカイクの考えに賛同していること、参加チームが6チーム以上の大会を条件に、オフザピッチ、オンザピッチ問わず、大会期間中、もっとも選手自身が考え行動できていたチームに送る「サカイク賞」としてサカイクサッカーノートと賞状、サカイク10か条の大会掲出用ポスターを提供するプロジェクトを昨年2回実施しましたが、このたび1年を通じて実施することが決定しました。下記をご覧の上、お申し込みください。昨年実施したチームがクラブのSNSなどにアップしてくれた写真昨年当選したチームに、大会を開催してみてどんな反響があったかを伺ったのでご紹介します。■大会で初めて「サカイク10か条」を知るチーム・保護者も大会では、サッカーノートと賞状・ポスター以外に、参加選手の保護者には「サカイク10か条」を記載したチラシをお渡ししていただきました。埼玉県の川越ライオンズさんは、6年生の親善試合で応募いただきました。普段からクラブのFacebookなどで記事をシェアしてくれているそうですが、今回改めて保護者の方にサカイク10か条などを周知したいというのが応募のきっかけだと教えてくれました。普段から記事をシェアしてくれていることもあり、チームの保護者の方は10か条のポスターやチラシに大きな反応はなかったそうですが、対戦相手のチームの方などは初めてサカイクを知った様子の方はいらしたとのこと。川越ライオンズさんは、個性を活かした『サッカーを通しての自立』を目指すことを掲げているチームで、小学生のうちは楽しむことを大事にしています。最近は親御さんの方が熱量が高く、わが子の才能を信じて強豪クラブに移籍し、そこでBチームになり出場機会を失う子どもがいる実情もあるそうで、心を痛めているそう。今回のプロジェクトを実施しての感想を伺うと、「まだサカイクを知らない方々が、このようなプロジェクトでサカイク10か条を知って、子どもが楽しむ姿勢を見守ってくれるのが当たり前になるといいですね」とコメントを寄せてくれました。■10か条を見て「うちのチームでも取り入れたい」という保護者も神奈川県で活動しているAZスポーツクラブさんは、U-8とU-12年代で実施。それぞれ12チームずつご参加いただきました。クラブの代表を務める加藤さんがサカイクのサービス開始当時からその理念に賛同していただいていることもあって、今回このプロジェクトを知って、保護者の皆さんたちにももっとサカイクの理念が広がってほしいとご応募いただいたとのこと。U-12年代ではすでにサカイクを知っているチームばかりだったそうですが、U-8年代では、サカイクの存在をこの大会で知った方も少なくなかったそう。保護者にお配りしたチラシや、掲出ポスターでサカイク10か条を初めて目にした方もいたそうですが、「(10か条)こういうの、いいですね」と共感して下さる方や、「うちのチームでもサカイクの考えを取り入れたいと思うのですが、どうしたらいいでしょう」と本部テントに相談にいらした保護者もいたと教えてくれました。■申し込みはこちら子どもたちが自分で考えプレーし、サッカーを心から楽しめる環境づくりをもっともっと進めていくために「あなたの大会をサカイクが応援します!【サカイク大会応援プロジェクト】」を通年で実施することを決定いたしました。当日のお写真や、大会結果などをお送りいただければ、サカイクのサイトやSNSでご紹介します。自分たちの大会にぜひ、というチームの皆さん、この機会にぜひご応募ください。お申し込みフォーム>><<サカイクからお渡しする内容>>◆サカイク賞の賞品・賞状:1枚・サカイクサッカーノート:20冊(1チーム分)◆サカイク10か条のポスター:5枚(A3サイズ)◆保護者へのサカイク案内チラシ:大会参加人数分(A4サイズ)※大会参加者の皆さんにお渡しくださいお申し込みフォーム>>サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」
2024年03月08日「子どもの足のにおいが酷い」というのは、スポーツをする子どもの親の困りごとですよね。試合の合間の雑談でも話題が耐えないテーマではないでしょうか。先日サカイクで行ったオンラインミーティングでも大盛り上がりとなったこのテーマ。その後、SNSでも約40%の方が悩んでいることがわかり、自宅でどんな対応をしているかアンケートを行ったところ、たくさんのリアルな声が寄せられました。(アンケートの結果はこちら)みなさんから寄せられた対策が本当に効くのか、五本木クリニックの桑満おさむ院長に医学的な観点からお答えいただきました。(取材・文:小林博子)子どもの足のにおい対策、読者が実践している対策は本当に効果的なのか専門家に聞きましたサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■読者から寄せられたエピソードを専門家がチェックオンラインミーティングでの盛り上がりを経て、サカイクが行ったのは、全国の親御さんへのアンケート。募集期間は短期間だったのにも関わらず、多くの回答が寄せられ、その関心の深さ(悩みの深さとも言えますね......)が伺えました。みなさんが実施している対処法は多種多様。「うちではこうしています」のバリエーションの多さにまずは驚くところです。すべてではありませんが、1つ1つご紹介すると共に、それがどれくらい効果的かを理由と共に解説していただきました。読者の皆さんが実践している「足のにおい対策」はこちら■練習終了後~帰宅までの対策編【濡れタオル、除菌シートで足を拭く】★練習後は足拭きシートで足を拭いて、デオドラントスプレーをしてから新しい靴下に履き替えてもらい、家に入る前に濡れタオルで足を拭く★除菌シートで足を拭いてデオドラントスプレーをしてから新しい靴下を履く桑満先生の回答「おおむね正しい対策と言えますが、除菌シートではなく、濡れタオルやウエットティッシュなどでもOKです。デオドラントスプレーは、香りでにおいをごまかすタイプのものもあるので選び方が大切。汗を抑える制汗作用や、殺菌効果のあるものが良いと思います。ただしスプレーを噴射する時に、足先はやりすぎると凍傷になる恐れも。足専用のデオドラントクリームを使うのが安心です」サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■帰宅後編【足を洗う①】★帰宅後、すみやかに足をゴシゴシ洗う桑満先生の回答「足を清潔にすることはにおい対策の有効手段なので、こちらもおおむね正解です。ただし乾燥していたり、皮膚が固くなっている足の先は強く洗うと傷がついてしまい、そこからばい菌が繁殖してしまうことも。"ゴシゴシ"とではなく泡でやさしく洗うほうがおすすめです」今回のアンケートで一番多かったのが「帰宅したらお風呂に直行、すぐに足を洗う」という回答です。中には足用のブラシを使って洗うと言う方もいましたが、泡立てた石鹸やボディソープで優しく洗うと良いと教えてくれました。【足を洗う②】★足指の1本1本をかなり丁寧に洗わせている★専用の足洗いマットで入念に洗う桑満先生の回答「最もにおいが強くなるのは足の指の間なので、"足指を1本1本丁寧に洗う"が正解。指と指の間もしっかり洗ってください。なお、足洗いマットは指の間は洗いにくいので、におい対策のために使っているとしたら、それだけでは不十分かもしれません」【足の爪まわり】★爪の間まで洗えるブラシでしっかり2回洗う★足の爪の中をブラシで清潔にする桑満先生の回答「爪の間の泥や汚れはばい菌のエサになりますので、きれいにしておくのはかなり有効です。ただ、ブラシは使わなくても。少し前までは有効とされた手段ですが......。というのも、固いブラシで擦ることで、皮膚の表面に傷がついてしまうかもしれないから。小さな傷から雑菌が繁殖してしまいやすいためです。汚れが目に見えなくても爪の間は垢がたまりやすくにおいのもととなりますので、泡が行き渡るように洗うことは大切です」★爪をこまめに切る桑満先生の回答「爪をこまめに切り、適切な長さをキープしておくことはにおい対策にも良いことです。爪切りは少し奮発して切れ味の良いものを使いましょう。また、爪の形は角があるスクエアカットより、足の指に爪が喰い込みにくいラウンドカットが正解。角が当たって傷ができてしまうのを防ぎましょう」【石鹸にこだわる】★殺菌効果のあるボディソープで足を洗う★足専用の石鹸で帰宅後すぐに洗う★においを分解する成分配合のボディソープで足をブラシで擦って洗う★ボディソープを柿渋タイプに変えたら足のにおいが結構マシになりました桑満先生の回答「足のにおい対策アイテムとしていろいろな石鹸やボディソープがありますが、正直なところ普通の石鹸やボディソープでいいのではと思っています。何を使うかより、どう洗うかに着目を。前述した"泡でやさしく洗う"を実践してみてください」【デオドラント】★皮膚科で処方されたデオドラントジェルを塗っています★市販の足専用のデオドラントクリームを塗ってからソックスを履く桑満先生の回答「意味がないわけではありませんが、足のにおいの元となるのは汗とばい菌なので、制汗と除菌作用があるかどうかを見極めてください。デオドラントの代わりに、後編でもご紹介する"消毒用アルコール"を、足のにおい対策に代用することを私はおすすめしています」【シューズの中に消臭効果のあるアイテムを入れる】★使用後のシューズに10円玉を入れておくようにしたら、シューズを脱いだ後のにおいが軽減された★炭をシューズの中に入れている桑満先生の回答「これはあまり効果的ではなさそうです。10円玉は銅イオンによる消臭効果が、炭は脱臭や蒸れ対策によいとされることから使っているのだと思いますが、どちらも大幅な消臭効果は期待できません。試験管の中レベルでは実証されている効果ですが、子どもの強い足臭にはあまり効かないかと思います」【シューズの乾かし方】★サッカーシューズは消臭スプレーをして玄関外の干すスペースで乾燥させる★オゾン消臭機能のあるシューズドライヤーで乾かす★同じサイズの色違いのシューズ3足をローテーションして同じシューズを何日も履かないようにしている桑満先生の回答「この中で可能であればぜひやってもらいたいのは3つ目の靴を寝かせること。3足とは言わずとも、2足をローテーションするだけでも違います。消臭スプレーは根本となる菌を殺菌する効果があればいいのですが、ただ単ににおいをごまかす程度であれば、すぐに臭うようになってしまうかも。シューズドライヤーを使う場合は、オゾン消臭よりも高温で短時間で乾かすことができるかに着目を」【ソックス】★厚手でふかふかの靴下を履かせる★ソックスは洗濯石鹸で洗う★脱いだ靴下はジップロックで密封して持ち帰らせる桑満先生の回答「厚手でふかふかの靴下は、汗を吸い取ってくれるので良いと思います。また洗濯石鹸を使うのはダメではありませんが、それよりも裏返して洗うことのほうが重要です。汚れや皮脂は肌に面した部分についていますので。ジップロックに入れて持ち帰るのはにおいが漏れないためと、他の洗濯物ににおいや菌をうつさないためどちらも有効かと思います」桑満おさむ 五本木クリニック 院長泌尿器科専門医。1997年に東京都目黒区に一般医療と美容医療の総合クリニックである五本木クリニックを開院。著書に『"意識高い系"がハマる「ニセ医学」が危ない! 』(扶桑社)があるほか、自信のYouTube「桑満おさむちゃんネル」やTwitterなどで、日々情報発信を続けている。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年10月10日サカイクで『蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~』を連載中の島沢優子さんが、大阪にて『オシムの遺産(レガシー)彼らに授けたもうひとつの言葉』刊行記念イベントを開催します。イベントのゲストとしてサカイクで『あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]』を連載中の池上正さんを迎えます。ふるってご参加ください。<開催概要>・日程6月16日(金)19時~(OPEN /18:30START/19:00)・会場大阪・梅田ラテラル・チケット観覧:前売 ¥2,000 / 当日 ¥2,500配信:¥2,000■観覧前売りチケットはLivePocket or 当店HP予約から※入場はLivePocket 整理番号順→HP予約→当日の順となります。※要1オーダー¥500以上■配信チケット※受付期間は6/28(水)まで。アーカイブは6/28(水)23:59まで視聴可能※画質の調整が可能。ご自宅の通信環境に合わせてお楽しみください※配信内容の録画やスクリーンショット、再配信などの行為は禁止チケット購入はこちらをご確認ください>>・出演島沢優子さん(スポーツライター、『オシムの遺産』著者)池上正さん(NPO法人I.K.O市原アカデミー代表)【MC】ケチャップ河合さん・イベント詳細2003年からの4年間で、日本サッカーの発展に多大な影響を与えたイビチャ・オシムさん(享年80)。そんなオシムさんから人知れずフォロソフィー・言葉を受け継いだ11人、彼らに迫った書籍『オシムの遺産(レガシー)彼らに授けたもうひとつの言葉』。今回は著者の島沢優子さんと、ゲストには書籍でも取り上げられ、過去にジェフユナイテッド市原で育成年代コーチを務めた池上正さんをお招き。オシムさんが残したモノとそれらが今後日本サッカーにもたらす事とは?質問コーナーあり。お気軽にご参加ください。※下記の画面が表示されて詳細に行けない方は、画像右上の×印(赤枠部分)を押してください。
2023年06月02日「自分で考えるサッカーを子どもたちに」をテーマに、子どもたちの自立をサポートする保護者のための情報を発信する「サカイク」が、保護者セミナーを開催。サッカーをする子どもを伸ばしたい、今の時代の子育てに情報をアップデートしたい保護者の皆さんが参加しました。質疑応答では多くの保護者の方から、子どものために家庭でできることは何?過干渉・過保護にならないようにサポート方法を知りたいという声をお寄せいただきました。その様子の一部をお伝えします。(構成・文:前田陽子)サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■親は子どもが選択、決断できる環境作りを今回講師を務めたのは、サカイクキャプのヘッドコーチを務める菊地健太コーチ。シンキングサッカースクールのコーチとして、週に300人を超える子どもたちにサッカーを教えています。また自身も4児の父でもあり、親として心がけていることも教えてくださいました。申し込みの際にいただいていた質問で多かったのが、「主体性と放置の境目がわからない」というもの。自分でできるようになってほしいと思う反面、何もしないことは放置になってしまわないかというお悩みです。それに対して菊地コーチからのアドバイスは、「子どもを伸ばすために親ができることは、子どもが選択、決断できる環境を作ることが大切」というもの。5年生だからここまでやれるはず、できなければならないというハードルを設けず、子ども一人ひとりの成長に合わせて選択の種類や決断の種類を親が見極めること。そして、日頃の生活の中で、親が一方的に決めて子どもにやらせるのではなく、小さなことから対話をして子ども自身が決めていくことが大事だそう。小さなことでも少しずつ自分で決めることで、自分で決断ができるようになり主体性が育まれてくるとコーチは言います。例えば「明日の試合は8時集合」ということだけを子どもに伝えます。そして「何時に家を出たらいいかな」とか、「送って行く?」「朝ごはんは何時に食べる?」など、子どもに問いかけをして決めさせるのです。もちろん、子どもなので寝坊をしたり、時間を守れなかったりという失敗はあります。失敗から学ぶことは多いので、そこは気にせずまずは、選択する環境作りを意識することが大事だと語ります。■子どもが決めたことを否定すると、思考停止してしまうそして、子どもが決めたことは尊重してあげることが大切なポイントだそうです。サッカー中でも生活面でもそうですが、子どもたちは意図をもって行動しています。それを否定してしまうと、考えることをやめてしまったり、「別に」「ふつう」という言葉だけしか返って来ないようになったりしてしまうのだそう。子どもの考えたことを「すばらしいね」「やってみよう」と尊重することで、約束を守ろうとするようになるそうです。日常生活でも、親がやった方がスムーズな場面はたくさんあります。けれど、それをしてしまうと指示を待つ人になってしまう可能性も。そんな時こそ「手を出さずに目をかけるのです」とコーチは言います。親は困っていること自体を解決するのではなく、困っていることを理解した上で遠くから目をかけるのが大事なのだそう。見守るということは、決して放置や放任ではありません。子どもは悩んでいる時間の中で考える力が付いてきて、悩みを解決できるようになり、より前向きに取り組めるようになるのです。■子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えよう親が子どものためにできることとして、菊地コーチから「サカイク10か条」の解説がありました。第1条の「子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えること」は菊地コーチもご自身のお子さんと接する際に一番気を付けているそう。子どもの試合を見に行くとつい過剰な応援やアドバイスというより押し付けるような指示出しをしたくなりますが、それは絶対にNGです。子どもが発言したらイヤだなと感じることは、口にしないこと、と断言します。サッカーをしている子どもの考えやチャレンジを尊重して見守ることが何よりも大切だからです。子どもの力を信じることは、時に親にとってガマンが必要になります。子どもの忘れ物に「親は何をしているんだ」と言われることもあるかもしれません。ですが、失敗から学ぶことはたくさんあります。菊地コーチのお宅でも「準備はできているの?」「できているよ」と試合に行った息子さんが、試合用とは別のソックスを持って行って、試合に出られないという状況になったことがあったそうです。この経験が元になり、息子さんは忘れ物をしなくなったと同時に、いろいろなことを自分で解決できるようになってきたとのこと。親が先回りすることで、子どもの"失敗"という貴重な体験を奪ってしまう場面は多々あります。親が手を出さないことは放置ではないので、失敗という経験をさせていきましょうと、コーチの経験からの話もありました。■子どもとの時間は思いの外短い。親子の楽しい時間を大切に質疑応答では次のようなやりとりがありました。一部を紹介いたします。<忘れ物をしても堪えない、それでも見守る?>質問:小3の子どもが、忘れ物などをしても本人は全く堪えていません。それでも見守るべきでしょうか回答:忘れ物をしても、誰かに貸してもらえたりして、失敗を痛感していないんだと思います。例えば、寝坊をしていても起こさない。ユニフォームなどを忘れても「貸さないでください」とコーチや周囲の人に事前にお願いをしておいて、試合に出られない、チームのみんなに迷惑をかけてしまうという経験をさせるのがいいかもしれません。チームの方に迷惑をかけることにもなるので、事前にお話しをしておいてでも、そういう苦い経験を早いうちにできると、この先大きなトラブルにならないと思います。周囲に協力いただいて大きな失敗を経験させてみてください。<応援が過剰な熱い保護者、どうすればいい?>質問:試合中に過剰な応援をする親がいるのですが、放っておいた方が良いですか回答:プレイをしている子どもに影響があるなら、改善が必要です。応援が心地よくて子どもたちがパフォーマンスを発揮できればいいですが、試合中にピッチサイドの親御さんにチラチラと顔が行く、声掛けに萎縮して子どもの考えているプレイができないようであれば、チームで応援の仕方について、話し合っていただきたいですね。<自ら率先して動かない>質問:小3の子が、自分から率先して行動ができません。どうしたらいいでしょうか回答:サカイクキャンプでは「リーダーシップ」というアプローチをしています。自分が前に立って積極的にチャレンジできる子は、たくさんの経験をしているように感じます。経験値を元に自信が付き、トライできるようになります。まずはいろいろな経験をすることが必要。またお皿を運んでくれたというような些細なことでも見逃さず「こういうことも気がついてできるんだね」と伝えてあげると、自分の行動に自信が持てて、さまざまなことを率先して行動ができるようになっていきます。菊地コーチからは「子どもと一緒の時間はあっという間。思ったより短く感じます。だから子どものことを第一に考えて、親御さん自身もサッカーにかかわるのを楽しみながら、悔いのない時間を過ごしてほしいなと思います」と皆さんへのアドバイスもありました。子どもがサッカーを楽しく取り組めるように、親としての関わり方もアップデートして有意義な日々を過ごしていきましょう。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年03月15日読者のみなさんと編集部で、サカイクでやってほしい企画、読んでみたい記事のアイデアを出し合うオンラインミーティング「読者編集会議」を開催します。その参加者を募集いたします。参加者の皆さんからいただいた提案を採用して、後日記事を配信します。サッカー少年少女の保護者が、本当に読みたい記事はどんなものか、あなたのアイデアをお聞かせください。開催日時:3月20日(月)19:30~20:15(45分)人数:数名形式:オンライン(Zoom)以下よりアンケートにお答えいただき、ご応募ください。応募はこちら>>応募締め切り:3月15日・この会議は、みなさんの意見を聞きながら、読者が本当に読みたい企画案を生み出すことを目的とします。会議の場で企画の優劣や採用・不採用を決めることはしません。・参加をお願いする方には、編集部よりご連絡させて頂きます。
2023年03月13日「自分で考えるサッカーを子どもたちに」をテーマに、「シンキングサッカースクール」や「サカイクキャンプ」などを通じて子どもたちの成長をお手伝いするサカイクが、サッカーを頑張る子どもをどうサポートすればいいかお伝えする保護者セミナーを開催します。(オンライン開催)サッカーをする子どもを伸ばしたいけど家庭でどんなことができるの?、主体性を大事にして挑戦を見守るけど「放置している」とみられるのが悩み......。今の時代の子育てを知りたい、情報をアップデートしたい。という保護者の皆さんを対象にしたセミナーです。――――――――――――――――――――――――・主体性が大事なのはわかるけど、放置との境目は?さじ加減が分からない・自分で自分のことをやるチーム理念に共感しているけど、試合会場で熱い親たちを目の当たりにすると新年が揺らぐ。親としてどうすればいい?・自分で考えてプレーしてほしいけど、考える力が足りない。家庭でも考える力を身につけさせる方法が知りたい・失敗を恐れずチャレンジしてほしいけど、なかなかうまくいかない。どう声掛けすればいい?・つい、子どものサッカーに口出しすぎてしまう・子どもをどの程度サポートすればいいのか、過保護・過干渉にならないさじ加減が分からない・サッカーにおける親と子の接し方が分からない――――――――――――――――――――――――といった悩みをお持ちの方に、家でどんなふうに子どもに接すればいいか、どう見守ればいいかをお話します。きっと皆さんの悩みを解決するヒントがあるはずです。事前に皆さんからいただいたご質問にお答えする時間を設けますので、サッカーでの子育ての悩みをご入力ください。質問タイムでは、みなさんと一緒に考える機会も用意します。ぜひこの機会にご参加ください。<開催概要>日時2月26日(日)19:00~20:20形式オンライン(無料)定員50名参加費 無料※後日オンライン(Zoom)のURLをお送りいたします※事前質問の回答は20:00までに行います。セミナー中にチャットでお送りいただいた質問には、20:00~20:20にできる限りお答えしますので、質問を投稿していなくても20:00以降も聞きたい方は引き続きご参加いただければ幸いです。※セミナーのテーマに沿っていないご質問にはお答えいたしかねますのでご了承ください。>>>お申込はこちら※お申込はLINEアプリを使用してのお申込みとなります。下記の画面が表示されて応募フォームに行けない方は、画像右上の×印(赤枠部分)を押してください。■お申し込み方法LINE予約にてお申し込みを承っております。サカイクLINEアカウントのフォローをお願いいたします。※既にお友だちとなっていただいている方でフォームに入れない場合は、スタンプをLINEに投稿していただくとフォームに入れるようになります。講師プロフィール菊池健太(きくちけんた)サカイクキャンプヘッドコーチ。約20年にわたり未就学児から小学生まで指導。私生活では4児の父。4人ともサッカーをしており、サッカー選手を育てる保護者でもある。<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝■お問い合わせ先サカイクイベント事務局info@sakaiku.jp営業時間:平日10:00~18:00
2023年02月10日もうすぐワールドカップが開幕。11月1日には日本代表のメンバーが発表されます。サカイクではそれに先がけて、みなさんが子どもと一緒に考える「理想のスタメン」を募集しました。みなさんからの投票の結果を発表します。あくまで読者のみなさんがお子さんと話し合いながら「こんなスタメンが見たいね」と投票いただいたものなので、ご理解ください。★サカイク読者が選ぶ「日本代表理想のスタメン」はこちら!いかがでしたか?予想と当たった!という方もいれば、あのポジションは意外だった!という結果もあるかもしれません。みなさんから寄せられた応援コメントの一部もご紹介します。----------------------------------------------------勝ってください!ただそれだけです!個々の輝きと連携のとれたパスサッカー楽しみにしてます一つでも多く勝ってワクワクさせて下さい ガンバレニッポン!しっかりゲームマネージメントをしながら、戦って欲しい期待してます!厳しいグループだけど行けると思う。頑張れ日本代表ずっと寝ないで観ます。応援してます。----------------------------------------------------明日選出されるワールドカップ出場メンバーの皆さんには、悔いのない戦いをしてきてほしいですね。みなさんも4年に1度のワールドカップを親子で楽しんでください。
2022年10月31日「自分で考えるサッカーを子どもたちに」をテーマに、「シンキングサッカースクール」や「サカイクキャンプ」などを通じて子どもたちの成長をお手伝いするサカイクが、サッカーを頑張る子どもをどうサポートすればいいかお伝えする保護者セミナーをオンラインで開催します。サッカーをする子どもを伸ばしたい、成長させたいけど家庭でどんなことができるかわからない、という保護者の皆さんを対象にしたセミナーです。――――――――――――――――――――――――・自分で考えてプレーしてほしいけど、考える力が足りない。家庭でも考える力を身につけさせる方法が知りたい・失敗を恐れずチャレンジしてほしいけど、なかなかうまくいかない。どう声掛けすればいい?・つい、子どものサッカーに口出しすぎてしまう・子どもをどの程度サポートすればいいのか、過保護・過干渉にならないさじ加減が分からない・サッカーにおける親と子の接し方が分からない――――――――――――――――――――――――といった悩みをお持ちの方に、家でどんなふうに子どもに接すればいいか、どう見守ればいいかをお話します。きっと皆さんの悩みを解決するヒントがあるはずです。質問タイムでは、皆さんからのご質問に答えるだけでなく、一緒に考える機会も用意します。ぜひこの機会にご参加ください。<開催概要>日時11月5日(土)19:00~20:00形式オンライン(無料)定員50名参加費 無料※後日オンライン(Zoom)のURLをお送りいたします※進行状況により、終了時間は前後致します>>>お申込はこちら※お申込はLINEアプリを使用してのお申込みとなります。■お申し込み方法LINE予約にてお申し込みを承っております。サカイクLINEアカウントのフォローをお願いいたします。※既にお友だちとなっていただいている方でフォームに入れない場合は、スタンプをLINEに投稿していただくとフォームに入れるようになります。※LINEアカウントをお持ちでない方は事務局までお問い合わせください。講師プロフィール菊池健太(きくちけんた)サカイクキャンプヘッドコーチ。約20年にわたり未就学児から小学生まで指導。私生活では4児の父。4人ともサッカーをしており、サッカー選手を育てる保護者でもある。<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝■お問い合わせ先サカイクイベント事務局info@sakaiku.jp営業時間:平日10:00~18:00
2022年10月18日2022年の夏休み、サカイクとFC東京がコラボしたキャンプを行います。その名も「FC東京×サカイクSummer Camp」。なぜFC東京がサカイクとコラボし、子ども向けのキャンプを行うのでしょうか?FC東京サッカースクールのクリニックマスター・中村淳コーチに話をうかがいました。キーワードは「ライフスキル」です。(取材・文鈴木智之)■ライフスキルの向上を目指してFC東京はこれまで、東京都内で短期キャンプを行ってきました。今回、サカイクとは初のコラボになります。その理由を、中村コーチは次のように説明します。「これまで我々は、サッカーのスキルアップを中心に、短期キャンプを行ってきました。当然ですが、サッカー選手として成長するためには、サッカーの技術戦術に加えて、人間性の部分も大切になります。その考えのもと、サカイクさんと話をする中で、ライフスキルの向上にも力を入れているとのことでしたので、ぜひ一緒にできないかということで、今回のキャンプが実現しました」サカイクキャンプでは「5つのライフスキル」をテーマに、サッカーのトレーニングに加えて、自ら進んで考え、行動するといった自立心を大切にしています。その源となるのが、5つのライフスキル「考える力」「リーダーシップ」「感謝の心」「チャレンジ」「コミュニケーション」です。<サカイクライフスキル>・考える力・リーダーシップ・感謝の心・チャレンジ・コミュニケーションFC東京とサカイクのコラボキャンプでは、サッカー面に加えて、これらのライフスキルを身につけることができます。中村コーチはサカイクが大切にするライフスキルについて、次のように考えているそうです。・考える力「サッカーは試合が始まると、ピッチの中で自ら考えて判断し、決断しなくてはいけません。監督やコーチに指示を受けてプレーするのではなく、自分で考え、状況に応じたベストな選択をすることは、とても大切な能力です。(中村コーチ。以下同)・リーダーシップ「リーダーシップというと、周囲を引っ張るイメージがありますが、それだけではなく自分で自分を鼓舞することや、率先して行動することも含まれます。考える力と同じで、誰かの指示を待っているだけでは、良いプレーをすることはできません。自らリーダーシップを持ち、物事に取り組む力は、成長する上で欠かすことができないものだと思います」・感謝の心「サッカーに限らず、すべてのものに感謝の気持ちを持つことは、人としてとても大切なことです。日頃から子どもたちには『サッカーができることは、当たり前ではないんだよ』という話をしています。保護者はもちろん、チームメイトやコーチに感謝しながらサッカーに取り組む気持ちは、普段から持っておいてほしいです」・チャレンジ「チャレンジのないところに成功はない。私はそう思っています。できるかできないか、ぎりぎりのことにチャレンジし、成功したときに成長につながります。簡単なこと、できることだけやっていても成長にはつながりませんよね。子どもたちには、常にチャレンジ精神を持って、サッカーや日常生活に取り組んでほしいです」・コミュニケーション「サッカーは仲間と一緒にプレーする、コミュニケーションがとても大切なスポーツです。周りの仲間と関わって、コミュニケーションをとることが、結果的には自分や仲間の良いプレーにつながっていきます。これは社会に出たときにも同じことが言えるので、サッカーを通じて、今のうちにどんどん高めていってほしいです」【2022夏休み通い開催】FC東京×サカイクSummer Camp>>■サカイクライフスキルと青赤キッズの心得中村コーチは「5つのライフスキルは、サッカーだけでなく、学校生活や社会生活、人間形成にも通じることですよね」と話し、こう続けます。「FC東京には『青赤キッズの心得』というスローガンがあります。FC東京のチームカラー、青赤(あおあか)に当てはめて、『あいさつ』『おもいやり』『あきらめない』『かんしゃ』の4つを大切にしています。サカイクライフスキルは青赤キッズの心得に通じるものがあるので、一緒にやることで、より良いものができるのではないかと思っています」<青赤キッズの心得>・あ...あいさつ・お...思いやり・あ...諦めない・か...感謝FC東京とサカイクのコラボキャンプ。指導はサカイクキャンプのコーチに加えて、FC東京のコーチ陣も参加します。FC東京のメインコーチは大島翼コーチです。プロサッカー選手として4つのクラブでプレーし、昨年はベトナムのサイゴンFCでも指導をするなど、豊富な経験を持っています。中村コーチは指導スタッフについて「プロ選手としてJクラブでプレーしていた人や、FC東京のアカデミー出身で、大学を経てコーチになった人など、様々な経歴を持つ人がいます」と話します。さらには、「FC東京のトレーニングとサカイクさんのライフスキル、両方に刺激を受けることで、夏休み明けには、自チームの監督さんやチームメイトに『夏休みに大きく成長したね』と言ってもらえるだけの成果が得られる場にしたいです」と、充実した内容になることを約束してくれました。いつもとは違うコーチ、チームメイトと触れ合うことで、サッカーの知識や経験が増えるとともに、新たな仲間ができるのも、短期キャンプの醍醐味です。サカイク×FC東京キャンプはサッカー選手として、人として成長するため、普段とは違った刺激を得られる場になるでしょう。コーチ、スタッフ一同、キミの参加を楽しみに待っています!【2022夏休み通い開催】FC東京×サカイクSummer Camp>>
2022年05月14日サカイクではサッカーを通した教育をテーマとして少年サッカーに関わる保護者の皆さんへ役立つ情報をお届けしてきました。このたび、サッカーをする小学生のお子さんを持つ保護者のみなさんが、子どものサッカーに求めること、どんなコンテンツであればより一層保護者のみなさまに役立つのかを参考にさせていただきたく、以下のアンケートを実施することとなりました。おひとりおひとりの声を聞いてこれからのサカイクの運営に生かしたいと考えております。ぜひご協力のほどよろしくお願い申し上げます。【回答にあたってのお願い】・本アンケートでは、小学生のお子さんについての回答をお願いします。・小学生の子どもが複数いて、どちらもサッカーをしている場合、学年が上の子について回答してください。お答えいただいた方の中から抽選で「テクダマ」や「タニラダーアドバンスドシングルセット」をプレゼントします。アンケートの最後に、欲しい商品を選択してご応募ください。【プレゼント景品】1.テクニック上達専用ボール「テクダマ」(1名様)2.正しい姿勢でストレッチできる「フレックスクッション」(1名様)3.1分乗るだけで体幹にスイッチが入るマット「メトリクスフォーム」(1名様)4.ジュニアアスリート専用サプリ「キレキレ」(1名様)5.中村憲剛が解説「KENGO Academy~サッカーがうまくなる45のアイデア~中村憲剛監修」(1名様)6.DVD付きタニラダーアドバンスドシングルセット(1名様)■回答フォームアンケートの回答はこちら>>受付期間:9月5日(日)まで■本件に関するお問合せサカイク編集部:info@sakaiku.jp
2021年08月31日サカイクでは定期的に「保護者の本音」を調査しています。子どもたちのサッカーを日々サポートする保護者は、どのようなことを感じ、どんな悩みを持っているのでしょうか?今回、本音調査に協力してくれたのが、埼玉県で活動するFCリアルの保護者のみなさんです。ぜひ、ここだけの「リアルな話」を聞いて、ご自身のお悩みの参考にしてみてください。(取材・文:鈴木智之)<<関連記事:子どものサッカーで保護者が知りたいのは「自主練メニュー」「強豪チームの子の過ごし方」サカイク本音調査自主トレにも最適テクニック上達専用サッカーボール「テクダマ TEKUDAMA」>>■試合の映像を見てダメ出ししたくなる......FCリアルの保護者の方々に話を聞くと「子どものプレー映像を見て、ダメ出ししたくなる。どうすればいいですか?」というお悩みがたくさん寄せられました。あるお母さんは言います。「子どもが小学3年生までは、試合の様子をビデオで撮っていました。それを見るのが親としても楽しみだったんですけど、子どもから撮るなと言われて、次第には、試合にも来るなと言われるようになりました」さらに、こう続けます。「パパがサッカー経験者なので、プレッシャーを感じているというか、『もっとこうしたほうがいいのに』とか思われているんじゃないかというのがあったみたいです。『撮られるとやりづらい』って」そう言われて撮影を止め、いまではチームメイトのお父さんが撮影した動画を、お子さんに隠れて見ているそうです。「映像を見たことを、子どもには言わないです(笑)」と話してくれました。■プレーの指摘には「わかってるから言わないで」ほかにも「うちの子も、一緒に映像を見るのは嫌がります」という方もいました。「試合を見ながら『ここはこうすればよかったんじゃない?』と言うと『わかってるから言わないで』って反発されます。本当は試合を見て、あれこれ言いたいけど、言うと子どもから『止めて』って返ってくることがわかっているので、最近はただ見るだけにしています。それも、子どもがいないときに見るようにしています」やはり、自分のプレーについてあれこれ言われるのは嫌なようです。言いたくなる保護者の気持ちも、言われて嫌になるお子さんの気持ちも、両方あるあるですね。「もともとサッカーが好きで、子どもが生まれたらサッカーをさせたかった」というお母さんは、こんな話をしてくれました。「練習後に『今日はどうだった?』と聞いて、子どもが『自分的にはこうだった』という話をするので、『ママはこう思ったよ』と言っています。うちの子はパスを出したがるので、『自分で行けるところもあったよね』とか『もうちょっと相手を引きつけてからパスした方がいいんじゃない?』などと言うのですが、わりと素直に聞いてくれますね」父親は土日に仕事があるためノータッチだそうです。「小さい頃は見に来ていましたけど、子どもが自分の思うように動かないことにイライラして、見に来なくなりました(笑)」とのことでした。■父親からのプレーの指摘は......なかには、こんなご家庭もありました。「パパはサッカー経験者なので、昔はプレーに関して意見を言っていましたが、息子が5年生になって自我が出てきたので、あまり言わないようにしているみたいです」「私がいい場面だと思ってお父さんに映像を見せると、ダメ出しが来ることがあります。違うところが気になるみたいです」別のお母さんは、こう話してくれました。「私自身、サッカーを知らないのもあるのですが、学年が上がるにつれて、考えてサッカーをするようになるので、低学年の頃ほど言えなくなりました。高学年になると、子どものサッカー観が出てきますよね。それも成長なのかなと思います」ほかには「私が言ったことにうんうんと返事しているけど、その場から逃れるために返事しているんだなと思う」「コーチに任せると決めているので、一切口出ししません」という保護者もいました。高学年になるにつれて、子どもたちの自立心が高まっていきます。それに応じて、コミュニケーションの仕方や距離感を変えるのがポイントのようです。■つい他の子と比べてしまう他の子と比べてしまったり、集中力の欠如が気になるお母さんも多いようです。「低学年の頃はサッカーというよりも、遊んでふざけていることが多かったんです。他の子みたいに、ちゃんとやりなさい! という気持ちになっていました(笑)。最近は見ていると口出ししたくなるので、あまり見ないようにして、遠目から見ています」ふざけているように見えても、子ども自身は楽しんでサッカーをしているケースもあるので、一方的に決めつけるのはよくないのかもしれません。さらに、こう続けます。「子どもに『練習どうだった?』と聞くと、『楽しかった!』と返ってきます。そこでは、『良かったね、えらかったじゃん』と褒めるようにしています。『ママ、見てなかったでしょ?』と言われるんですけど、『見てたよ』って答えています(笑)」■サッカーを好きなままでいてほしい他のお母さんは、お子さんの心境の変化に悩みながらも、「見守るようにしています」と話してくれました。「うちの子は一時、気持ちが落ち込んで、サッカーから離れたいと言ったこともありました。ブランクがあるので、周りの子と比べて体力が落ちていると感じることもあります。もっとがんばれって言いたくなることもありますけど、本人がやる気になっているので、何も言わないでおこうかなと。サッカーを好きなままでいてほしいので」保護者のサポートなくして、ジュニアサッカーは成り立ちません。親と子、互いに様々な思いを抱えながら、サッカーと向き合っているようです。サカイクでは今後も、悩める保護者、お子さんの課題を解決できるように、情報発信していきたいと思います。また保護者だけでなく、がんばっている指導者の方々にもお悩みを聞く機会などを設け、お互いの悩みを解決する橋渡しができればと思っています。「うちのチームに来て欲しい」「私たちの話を聞いてほしい」という方は下記よりご連絡ください。連絡先:info@sakaiku.jp自主トレにも最適テクニック上達専用サッカーボール「テクダマ TEKUDAMA」>>
2021年08月23日サッカーをする子どもたちの保護者に向けて様々な情報を発信している「サカイク」ですが、読者のリアルなニーズに対応しているのだろうか、ということで情報発信に役立てるべく、定期的に「保護者の本音」を調査しています。子どもたちのサッカーを日々サポートする保護者は、どのようなことを感じ、どんな悩みを持っているのか。今回、本音調査に協力してくれたのが、埼玉県で活動するFCリアルの5年生の保護者のみなさんです。これを読んだあなたにも、きっと共感できる考え、悩みがたくさんあるはずです。(取材・文:鈴木智之)自主トレにも最適テクニック上達専用サッカーボール「テクダマ TEKUDAMA」>>■子どもの身体づくりへの関心が高いお子さんがサッカーをする上で知りたい情報として、多かったのが「身体作り」についてです。「プロテインは飲んだほうがいいの?」「補食は何を食べさせればいい?」「週に5日サッカーをするのはやりすぎですか?」など、成長期ならではの疑問が多く寄せられました。あるお父さんはこう話してくれました。「プロテインについて賛否両論あるのは知っていますが、大きくなるためにとった方がいいのかを調べて、うちは飲ませています。周りにも飲んでいる子はいます。練習や試合の前後に何を食べればいいのか。どうすれば身体が大きくなるのかが知りたいです。いまは練習後におにぎりを食べるようにしていて、成長期というのも大きいとは思いますが、プロテインの影響もあるのか体つきが変わってきたように感じます」■強豪チームの子どもの過ごし方、タイムスケジュールが知りたい他の保護者からは、こんな意見がありました。「強いチームの子たちが、どんな生活をしているのかが知りたいです。何時間寝て、何を食べて、どんな練習をしているのか。他の習い事は何をしているのか。子どもの条件はあまり変わらないのに、なんで差が出るのかが知りたいです」「週に2、3日しかサッカーをやっていないのに上手な子がいる。その差はなんなのか、気になります」「サッカーのやりすぎはいけないと聞くけど、どれぐらいがやりすぎなのかが知りたい。体の大きさによって、運動の量も違うと思う。練習し過ぎで背が伸びないとか、怪我しやすくなるのも嫌なので、適正な量を知りたいです」どの保護者からも、子どもの体を気遣う様子がうかがえました。上達スピードには個人差があることは理解していても、上手い子たちが1日、1週間をどう過ごしているのか、自分の子との違いは何かといった部分が気になるという声が聞かれました。■自主練メニューが知りたいほかに多かったのが、自主練についてです。「自主練をまったくしないので、やらせたいんだけど、何て言えばいいのかわからない」「自主練で何をすればいいかが知りたい」「You Tubeで見たものを同じようにやるのは難しいので、親としてはこれをやるといいというメニューがあると助かる」「地味な自主練だとやる気が起きないようなので、やる気を引き出す方法が知りたい」といった声が寄せられました。なかには「自主練ができるように用具を揃えたけど、強制になると、子どもはやらない。本人がやる気にならないとしょうがないので、撤去しようかと思っている」というものや「テクダマを買ってから、やるようになった」など様々でした。親御さんの中には「他の子よりできてないんだから、自主練してほしい」など、自主練している姿を見ることで(親が)安心したいという気持ちもあり、わが子の自主練姿勢やメニューについてどうにかしたい、という声が多く聞かれます。■子ども自身、サッカーも勉強も頑張りたい小学校高学年になると、進路や勉強の悩みも出てくるようです。「クラブチームでサッカーをするか、勉強と両立するために部活にするか、考え始めています」という話を数人の保護者から聞きました。「小4から勉強を頑張るようになり、サッカーの時間がいい息抜きになっています。勝ち負けというよりも、楽しくやれているのでいいかなと思います。『中学で受験する道もあるよ』と言ったら、『やってみたい』と本人が言いました。勉強がイヤじゃないようで、サッカーと塾に通っています」「平日は塾に行っていて、宿題がたくさん出ます。それをやるのが忙しく、土日はサッカーの時間がまずあって、その合間で何をするかを考えています。何時までに終わらせないとサッカーに間に合わないよねとか。『ゲームしたいのに』と言うこともありますけど、自分で勉強をがんばると決めたことなのでやっています」「(サッカー以外に)テニスと英語を習っています。週末はサッカーがあるので、テニスは週1のスクールに通っています。両方楽しいと言っています。サッカーは集団スポーツで持久力がつきます。テニスは個人スポーツで自分との戦いです。それぞれに良さがあるので、得るものがあるようです」と、サッカーも勉強もほかのスポーツも楽しみながら、頑張りたいと思っている実態を教えてくれました。■選択肢を与えたいほかにも「自分の子がどういうサッカースタイルに向いているのか。チーム選びの方法が知りたい。レールを引くのではなく、選択肢を与えたい」と考える保護者もいました。どの保護者の方も、小学校高学年ぐらいから、子どもの将来についてイメージを描き始めるようです。学校や勉強、サッカー、習い事など、やることが多く、忙しい現代の子どもたち。なかには「週に6日サッカーをしている」というお子さんもいました。いかがでしょうか。同じような興味関心や悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ほかの親御さんの声を知ることで、正解はなくとも心がすっと軽くなることもあると思います。誰しも悩みを抱えながらも頑張り、サッカーや生活に向き合っているかと思います。サカイクではこれからも、みなさんの役に立つ情報を発信していきます。次回の記事は「子どもとの接し方」について、さらに掘り下げていきます。自主トレにも最適テクニック上達専用サッカーボール「テクダマ TEKUDAMA」>>
2021年07月13日このたびサカイクでは、これまでよりさらに読者の皆様に寄り添ったコンテンツを提供するため、リアルな読者の声を聞く場を設けました。今回は読者の生の声を聞く『オンライン座談会』を開催しました。参加者のみなさんは、お子さんのサッカーについて様々な悩みをお持ちで、サカイクのコーチ陣が質問やお悩みに回答させてもらいました。ここでは、その一部を紹介します。「これは私と同じ悩みだな」「こんな考え方もあるんだな」など何かを感じて、少しでもお役に立てたらうれしいです。(構成、文:鈴木智之)サカイクコーチが読者のご相談に回答しました■「戦力外通告」受けているチームから移籍した方が良いの?【お父さんからの質問】(小3、街クラブ所属)息子は小学3年生で、来年度に向けて、チームの選手コースを目指しています。現状は、チームの選抜にギリギリ選ばれたり、外れたりする状況です。本人は4年生になっても、そのチームで友人と一緒にサッカーをしたいと言っていますが、コーチからは「戦力として見ていない」と言われています。また、コーチにびびって気軽に話せないことがあり、コーチとの関係性を築けていないようです。親としては、その状況で来年も同じチームに行かせるかどうか悩んでいます。コーチに厳しめに見て貰えているのはありがたいことなのですが、ちょっとしたことで交代を命じられたり、先発からベンチに変更させられることがあります。その状況下でサッカーを続けて、本当に楽しめているのかな? と思うことがあります。他のチームを探すべきでしょうか?【サカイクコーチの回答】私の子どもも似た境遇だったので、お気持ちはすごくわかります。私の子は小学校低学年のときにスクールでサッカーを始めて、3年生のときに選手コースに選ばれました。最初ははりきっていたのですが、次第に「行きたくない」「足が痛い」と言い出すようになりました。よくよく聞いてみると、コーチにプレーのダメ出しをされることが多く、プレッシャーからサッカーを楽しめなくなっていたのです。私はそこで「もしクラブを辞めたかったら、辞めてもいいよ」と言いました。親としては、子どもがいきいきと楽しんでサッカーをすることが、何よりも大切だと感じたからです。ただし、「クラブを辞めさせることが、はたして正解なのだろうか?」と、たくさん悩みました。そこで思ったのが、「小学生のときに、プレッシャーを感じながらサッカーをすることの是非」です。サッカーを続けるのであれば、中学、高校とカテゴリーが上がるにつれて、嫌でもプレッシャーはついて回ります。だからこそ、何も小学生の時から、厳しい環境でサッカーをしなくてもいいのではないかと思ったのです。最終的には子どもの意見を尊重し、クラブを辞めることになりました。そのことをコーチに伝えると「逃げるのか?」と言われたり、周りの保護者からは「一緒にやろう」と言われましたが、サッカーが嫌いになることが一番良くないことだと思ったので、そのクラブを辞めて、別のクラブを探して入りました。その甲斐があり、いまでも楽しくサッカーをしています。相談者さんは、まずお子さんの気持ちがどうなのかを聞いてあげてほしいと思います。試合に出られなくても、本人が楽しくできていれば、まだ3年生なのでチームを変える必要はないと思います。お子さんの将来、5年後、10年後のことを考えて決断してみてください。■ワンマンで傲慢な指導者のもと、実戦経験を積めないのを何とかしたい【お父さんからの質問】(小3、スポーツ少年団所属)小学3年生の息子が、40年近く続いている少年団に通っています。クラブの代表がかなりのワンマンで、人の言うことを聞きません。昔から傲慢だったようで、他のチームから敬遠されています。そのため、練習試合や招待試合などのお誘いが少なく、試合の機会が限定されています。大会などで知り合った、他チームのコーチから試合を申し込まれることもあるのですが、その旨を代表に伝えても「あそことはやらない!」など一蹴されてしまいます。そのため、実戦経験が乏しい状況です。息子の学年の子たちはみんな意識が高く、保護者も含めていいメンバーだと思っているので、チームを移るのは最終手段だと思っています。子ども自身は楽しくやっているのですが、どうすればいいでしょうか?【サカイクコーチの回答】指導者と保護者の意見が食い違うことは、よくあるケースです。保護者同士の関係性は良さそうなので、子どものために何ができるかを話し合いながら、根気強く、積極的に意見を交換し合うのが、子どもたちのためになると思います。そこでポイントなのが「子どもたちのために」という視点から、指導者に働きかけることです。その際に、言い方や伝え方には、とくに気を配ると良いと思います。ベテラン指導者は保護者に意見されると、自分がやってきたこと全体を否定されていると感じ、感情的になってしまうことがあります。そうではないことをしっかりと伝えて、対話を続けていってみてください。大変だとは思いますが、いまこそ保護者間のチームワークを発揮するときです。■子どもの積極性を引き出す声かけのポイントは「未来の話」【お父さんからの質問】(小3、スポーツ少年団所属)小3の息子は聞き分けが良い一方、親としてはもう少し、積極性がほしいと思っています。その辺りのことを私が指摘すると、すねてしまいます。うまく言葉をかけてあげたいと思いつつ、3年生は自我が出てくるので子どもになんて声をかければいいか、距離感に悩んでいます。【サカイクコーチの回答】お気持ちはお察ししますが、なるべく子どもにあれこれ言わないことです。まずはそこが出発点だと思います。そのうえで、どうしても言いたいことがあるのであれば、試合後に反省会をするのではなく、「次の試合で、どう頑張るか」について話してみてください。良くなかったプレーは、お子さん自身が一番よくわかっています。それについて、お父さん、お母さんがあれこれ言っても「わかってるよ、うるさいなぁ」となってしまいます。なので、できなかったことに対して言うのではなく、「今度の試合はどんなプレーをする?」「どんな気持ちでプレーしたらいいかな?」など、未来の話をしてみましょう。そうすると「3点取る」とか「守備を頑張る」など、子どもは話してくれると思いますよ。■勝ちにこだわる指導になっていじめを受けた。この状態から抜け出すには?【お母さんからの質問】(小3、スポーツ少年団所属)小学3年生長男のことです。赤ちゃんの頃から人一倍敏感で、恐いことや、痛いことが嫌いです。保育園の友達がたくさん入るからと、1年生からサッカークラブに入ったのですが、親から見ると、サッカーが向いているとは思えず、夢中になっているとは言い難い面があります。そのため、上達も遅いです。でも本人は友達とワイワイやっているのが楽しく、友達と遊びたいからサッカーをやっているという状態です。それでも体力はついてきているし、友達と一緒に過ごせて、楽しそうにしていました。しかし、3年生になるとレベル別でチームを分けることになり、お父さんコーチ達がやりたかった、勝ちにこだわるサッカーが始まってからは、練習や試合中に怒鳴られる事が多くなり、チームメイトにも責められるようになりました。ついには、一緒に朝練をしている別のチームの子からいじめを受けました。その時に「この状況から抜け出すには、みんなから離れるか、サッカーが上手くなるしかないんじゃない?」という話をしたら、「みんなと一緒にいたいしサッカーもやめたくない」とのこと。それならば、もう少し練習しようかとなり、朝10~20分程度、一緒に練習をする事になりました。長くなりましたが、うちのような子でもサッカーで変われたケースありますか?また、上達するための練習メニューを知りたいです。【サカイクコーチの回答】サカイクには「親子でできる練習メニュー」がたくさん掲載されているので、ぜひそちらを参考にしてみてください。ただ、ひとつ心に留めておいてほしいのが、「お子さんの気持ちはどうなっているか?」です。ちょうどいま、成長のための根っこを生やしている段階だとしたら、必要以上に水を与えてしまうと腐ってしまうので、保護者のペースで水をあげないようにしましょう。「この子はどういう風に成長していくんだろう」と楽しみに、長い目で見ると良いと思います。突然、試合に負けたことで練習を始めたり 「上手くなりたい!」という気持ちが芽生えることがあるので、その瞬間を見逃さず、大事にしてあげてほしいと思います。<サカイク3分動画トレーニング>「リフティングが苦手」という悩みを改善するトレーニング■「速いだけだな」など傷つく事ばかり言うコーチ【お母さんからの質問】(小4、クラブチーム所属)コーチの声かけがひどいんです。「このやろう、何やってんだ」なんて当たり前。息子は足がすごく早いのでチームで一軍というかトップにいますが、指導者に「お前は早いだけで何もできない」「走ることしかできないんだろう」など、しょっちゅう心ないことを言われるんです。ちょっと体調を崩したら「小さいヤツだな」など、子どものメンタルを傷つけることが多いコーチで。チームは足技を重視していて、技ができなかったり、リフティングも既定の回数ができないと練習に参加させてもらえません。全国を目指すチームなので求める水準が高いのは理解していますが、コーチの指示通りに動かないと次の試合に出してもらえなかったりするので、いつも委縮して思い切りプレーできず伸び悩んでいます。そんなことが日常茶飯事なので、楽しくプレーできていない。折れそうな心を親がどう支えていけばいいのでしょうか。【サカイクコーチからの回答】正直リフティングは時間と努力でみんなできるようになります。サッカーという競技はどうしても数値で表せない要素が多いので、評価ポイントの一つとしてリフティングを重視するチームもあると思うのですが、今現在それほどリフティングができなくても大丈夫です。ボール遊びとしてはリフティングは良いのですが、クラブの規定などを設けることによって苦にならないと良いですね。回数を気にするのでなく、遊びとして楽しくやれれば良いです。私が教えているスクールの生徒たちもそんなにたくさんリフティングできませんよ。10歳ぐらいからゴールデンエイジに突入するので、技術や技の習得はこれから追いついてきます。今は楽しい気持ちをもたせてあげることを優先してください。お子さんにとっては、親御さんが一番の味方でファンであることが大事だと思います。試合後に「どうだった?」「こうしたほうがよかったんじゃない?」など反省会を始めてしまうと、子どもの逃げ場もなくなるので、先ほど別の質問で回答したように「未来の話」をするとよいですね。いかがでしょうか。今回の「オンライン座談会」は、当初の予定時間をオーバーするほど、たくさんのトピックが寄せられました。参加者のみなさんは、お悩みをサカイクキャンプコーチに話すことで、心が軽くなったり、改善のヒントを得ることができたようでした。今後もこのような場を設けていく予定ですので、「私もこんな相談がしたい」「話を聞いてほしい」という方がいらっしゃいましたら、ご参加をお待ちしています。
2020年11月10日2010年12月6日にオープンしたサカイクは、今日で10年目を迎えました。この10年目という節目に、あらためて読者のみなさんにお願いしたいことがあります。■子どもの楽しいを大人が邪魔しているオープン最初の月はわずか4,000人しか訪れなかったサイトも、今では月間40万から50万人の方々にご利用いただいています。これまで支えてくださった読者の皆様、取材にご協力いただいた皆様、制作パートナーの皆様、そして我々の考えに賛同いただきサポートしてくださっているスポンサー企業の皆様、すべての方々に心よりお礼申し上げます。サカイクは「自分で考えるサッカーを子どもたちに。」をスローガンにしたジュニアサッカーの保護者向けメディアです。サカイクをオープンさせる前、調査として様々な大会現場に足を運びました。プレーが途切れるごとにグラウンドに大声が響き、子どもたちはボールではなくその声の主を目で追いかける。コーチはベンチから指示を出し、指示通りに進まなければ 怒鳴り声をあげる。「シュートだよ!」 「パスだパス!」 保護者も大声で子どもたちへ激を飛ばす。試合が終われば罰走や反省会。そんな環境でプレーしている子どもたちの顔は、決してサッカーを楽しんでいるようには見えませんでした。『子どもの「サッカーが楽しい!」を大人が邪魔しない世界をつくっていきたい』そんな思いからサカイクはスタートしました。子どもが好きではじめたサッカーなのに、周囲の大人たちは余裕をなくし、目の前の結果にこだわってしまう。一生懸命やればやるほど子どもたちは追い詰められていく。子どもからサッカーの本当の楽しさを奪っているのは、周囲の大人たちが作り出す環境にあるのではないか...。■サカイクを読んで欲しい人には届かない「子どもが心からサッカーを楽しむことが、やる気につながり、子どもの自立や成長を導く。大人がやらせるではなく、子どもが自発的にプレーし、成長していける環境をつくっていくためには?」サッカーの現場で起きる問題はサッカーの世界、スポーツの世界だけの問題ではなく、子どもたち自身の問題、そして親やコーチ、周囲の大人の問題、広く社会の問題に直結しています。様々な問題に関する情報、考え方や解決の方法を伝えていくことで、変わるきっかけにしてもらいたい。サカイクはこの10年間で約13,500本の記事を配信し、300万冊以上のフリーマガジンを配布してきました。オープン当初は、子どもファーストな考え方に批判的な意見をいただくこともありましたが、おかげさまで、多くの賛同者を増やすことができました。少しずつですが、少年スポーツの価値観や、スポーツや子育てに対する考え方が変わってきていることを日々実感しています。しかし、残念ながら今でもスポーツ界の悲しいニュースは後を絶ちません。指導者による暴力・暴言は根強く残り、九州のあるバレーボールチームでは、指導者の体罰を保護者が隠蔽していたというニュースもありました。目に見える数は少なくなったのかもしれませんが、未だに変わらない現実が至るところに存在しています。まだまだ変えていかなければなりません。ただ、そのためには、私たちの力だけでは実現できません。なぜなら本当に変わってほしい人は、なかなかサカイクを読んでくれないからです。変えていくためには現場に関わっていらっしゃる皆さんの力が必要です。皆さんの声で発信し、賛同者を増やしていくことが大事なのです。■サカイクをみんなのハブに。10年目のアクション2017年4月、サカイクは、子どもが心からサッカーを楽しむための「サカイク10か条」を作成しました。子どもを「勝たせたい」「うまくさせたい」よりも先に、大人が大切にしてほしい"10の心得"です。子どもが心からサッカーを楽しむための「サカイク10か条」1.子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えよう2.今日の結果ではなく、子どもの未来に目を向けよう3.子どもの力を信じて、先回りせずに見守ろう4.子どもは小さな大人ではないことを理解しよう5.コーチやクラブの考えを聞いてみよう6.ダメ出しや指示ではなく、ポジティブな応援をしよう7.あなたが子どもの良いお手本になろう8.子どもの健康や安全に気を配ろう9.サッカー以外のことを大切にしよう10.笑顔で子どもとサッカーを楽しもうチームなどで配っていただけるよう、サカイクのサイトからPDFをダウンロードできるようになっています。すでに多くのチームが保護者会や大会現場などで配布してくださっています。「サカイク10か条」のダウンロードはこちら>>以前、サカイクでもおなじみの池上正さんが「サカイクをうまくハブに使えばいい」という話をしてくださいました。面と向かって言いにくいことも「サカイクにこう書いてあるよ」とか、記事をシェアするだけでも目にしてもらえる機会になりますし、それが考えを変えるきっかけになるかもしれないと。サカイク10か条は、メールやLINEでシェアしていただいても、チームのホームページからリンクしていただいても構いません。ぜひ、自由に使っていただき、この考えを一緒に広めていっていただきたいのです。サカイクは10年目のアクションとして、この10か条を多くの方に知っていただくことと、サカイクの考えに賛同いただける方をパートナーとして迎え入れ、さらに活動の幅や影響力を大きくしていきたいと考えています。また、サッカー界だけではなく、他競技とも連携していき、日本のスポーツ界全体を変えていくアクションにつなげていきます。そのためには、現場のリアルにもっと向き合っていかなければなりません。今後はさらに皆さんの意見や考えについても話を聞かせていただく機会を増やしていくつもりです。ぜひ、ご協力ください。そして、サカイク10年目の2020年は東京オリンピックの開催年でもあります。日本人のスポーツに対する価値観や考え方が大きくパラダイムシフトする年になるかもしれません。この絶好のタイミングに、もっと多くの子どもたちが心からサッカーを、スポーツを楽しめる環境をつくっていけるよう、一緒に取り組んでいきましょう。
2019年12月06日