岡田健史と南沙良がW主演を務めるショートドラマ「これっきりサマー」が8月、NHKで放送決定。名手・木皿泉が、高校生男女の“これっきり”の夏を描く。夏の甲子園大会が中止になり、町中から同情されている高校球児の薫(岡田健史)。うんざりしているところに、ロックが大好きな同級生・香(南沙良)が現れる。香もまた、夏フェスが中止になってがっかりしていた。会話を交わしはじめたふたりだが、常にソーシャルディスタンスを保ち、マスクに阻まれている。やがて、それぞれにかける相手の本当の思いに気がついた薫と香は――。夏の甲子園への出場と夏フェスへの参加、それぞれかけがえのない青春の1ページを奪われてしまった2人の高校生が出会い、不器用に近づいていくふたりを描く本作。「中学聖日記」が大きな注目を集め、現在放送中の「MIU404」の九重役もいま話題の岡田さんが演じるのは、高校球児・藤井薫。「2020年の全高校野球児の姿を具現化できるように、自分の記憶、そして今、目の前で起きている事実を拾って精一杯演じきりました」と出演した感想を語った岡田さんは、「この作品が2020年という時代を胸に刻み、後世に語り継がれるひとつの原動力となる作品になりますように」と願う。一方、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』『無限ファンデーション』などに出演する南さんは、ロックが大好きな水守香を演じる。「実際にマスクを着用し距離感を守りながら臨むお芝居は初めてでしたので新鮮に感じました」と撮影をふり返り、「こういう時だからこそ、ご覧になった方が、少しでも明るく晴れやかな気持ちになってくだされば、と思います」とコメントしている。またこの2人のほかにも、一木美貴子、村上ショージが出演している。大阪発ショートドラマ「これっきりサマー」は8月、NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2020年08月04日アメリカの女子サッカープロリーグ「ナショナル・ウーマンズ・サッカーリーグ」(以下「NWSL」)は、ナタリー・ポートマンらセレブが新しい女子サッカーチームを設立することを発表した。チーム名はまだ決定していない。ナタリーは「NWSL」を通して声明を発表。「今日、私たちはワクワクするような一歩を踏み出しました」「素晴らしい方々とパートナーシップを結び、ロサンゼルスにプロの女子サッカーチームを設立する機会に恵まれ、とてもうれしく思います」と語った。オーナーはナタリーのほかにエヴァ・ロンゴリア、ジェニファー・ガーナー、ジェシカ・チャステイン、アメリカ・フェレーラ、テニスプレイヤーのセリーナ・ウィリアムズら女性セレブが大半で、なんと、セリーナの2歳の娘アレクシス・オリンピアちゃんまでもが名を連ねており、男性メンバーにはセリーナの夫アレクシス・オハニアンがいる。オハニアンは出資者となった理由を「女性のためのスポーツの機会を作り出すことは、私と妻にとって非常に大切なこと。娘のためにも、よりよい未来を作る一部になりたいのです」と語っている。オーナーメンバーの多くは、昨年女子サッカーのアメリカ対ベルギーの試合を観戦し、「Time’s Up」と連動して選手たちの性別による賃金格差の解消を訴えていたメンバーでもある。(Hiromi Kaku)
2020年07月22日トップアスリートがゲームで真剣勝負する“eスポーツ”に日本サッカー協会(JFA)が本格参戦!日本代表プレイヤーも誕生したということで、JFAのeスポーツ担当・森田恭平さんに詳しくお話を伺いました。現役サッカー選手とコラボで早くも話題に!4月、日本サッカー協会(JFA)は、新たな日本代表のカテゴリー「サッカーe日本代表」に2名を選出した。2人は自粛期間中にオンラインで開催されたJFA主催や協力の大会やイベントに参戦し、元日本代表の岡崎慎司選手とタッグを組んだり、なでしこジャパンの岩渕真奈選手と対戦したりして、多くの視聴者にその華麗なテクニックを印象づけた。「彼らは本来なら5月に開催予定だった国際サッカー連盟(FIFA)主催の国別対抗eスポーツ大会『FIFA eNations Cup』に出場するために選ばれました。2人とも世界に通用する実績を持つ凄腕。ランクでいうなら日本サッカーと同じくらいの位置にいると思います。コロナ禍において大会は中止となりましたが、今回のオンラインイベントで素晴らしい活躍をしてくれました」と、JFAのeスポーツ担当・森田恭平さん。有名選手と一緒に出場したことも収穫だったという。「昨年の同大会を視察したのですが、eスポーツの強豪であり先進国のフランスでは、サッカーe代表がエムバペ選手など世界的なスター選手と対戦し、それをSNSで発信してe代表をアピールしていました。いずれe日本代表も広く知ってもらえたらと考えていたので、ちょうどいい機会になったと思います。今後も代表選手×サッカーe日本代表でできることを模索していきたいですね。また、オンラインの国際試合や、いずれはオフラインの全国大会開催も考えています。そして、リアルのサッカー代表戦の前座のような立ち位置で、試合前に同カードのゲーム対戦をやるのも面白いかなと。サッカーe日本代表の新しいイメージを作っていきたいですね」FIFA eNations Cup 2019(ロンドン)森田さんが視察した、FIFAによる初の国別対抗eスポーツ大会。20か国が招待された。©Getty Images森田恭平さんJFAマーケティング部所属。「eスポーツの魅力は性別や年齢、障害のあるなしに関係なく楽しめること。女性でも仮にサッカーで彼氏に勝てなくても、eスポーツなら勝てます!」※『anan』2020年7月15日号より。取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2020年07月16日サッカーでは、試合中に攻守が目まぐるしく変わり、予想外の事の連続です。そんなとき、いちいちピッチ外の監督やコーチの指導を仰ぐことはできません。だからこそ、自分で判断し動くことができる選手になることが大事になります。自分で考える力はサッカーだけでなく社会においても必要なスキルです。今回は、「幼少期から常に自分で考えることを意識していた」というU‐23世代の注目選手、三好康児選手(ロイヤル・アントワープFC/ベルギー)にお話を伺いました。(取材・文:松尾祐希写真提供:UDN SPORTS)自分のプレーを掘り下げて「どうして」を追求していたという三好選手のサッカーノートの書き方は、上達するためにも必要な思考力をつける書き方なので参考にしてください■小学生時からスパイクは自分で管理現在はベルギーのアントワープでプレーする三好康児選手。U‐23日本代表でも主軸を担っており、来年開催予定の東京五輪でも活躍が期待されるプレーヤーです。そんな三好選手がサッカーと出会ったのは今から小学校1年生の時でした。三好選手はお兄さんの影響を受けて地元・川崎の中野島FCでサッカーを始め、小学校5年生の時に川崎フロンターレU‐12に入団をしました。当時から自分で何でもこなす性格だったそうで、3人兄姉の末っ子でご両親やご家族に頼れる環境があっても過度に甘えることはなかったと振り返ります。「小さい頃は兄と姉がおり、親も含めて色々と身の回りの面倒を見てくれていました。ただ、常に『自分のことは自分でやるように』と言われていましたし、特に川崎フロンターレのアカデミーに入ってからはその意識が強くなりました。クラブの方からも『人間として自立しないと選手として上に行けないぞ』と常に言われていたんです」中でも三好選手が小学校時代から気を遣っていたのが、スパイクの管理です。練習後は汚れを落とし、常に自分で手入れをしていたそうです。なぜ、三好選手が道具の管理を徹底したかというと、私生活とプレーがリンクしていると考えていたからでした。「自分が使う道具なのでスパイクを大事にしていました。スタッフからも、そうした細かい気配りが『プレーの最後に出るんだぞ』と教わっていましたし、『サッカーの部分だけではなく、私生活の取り組みがピッチに出る』と言われ続けていたんです。そこから自分で様々なことを考えるようになりました。たとえば、『ゴミ拾いをすることでその行いが良いプレーに繋がるかもしれない』。そういう考えを自ら持って、やっていたのを今でも覚えています」■「なぜそのプレーをしたのか」サッカーノートで自分のプレーを掘り下げていた"勝負の神様は細部に宿る"。そうした想いでサッカーに取り組むのと同時に、三好選手が重視していたスタンスがありました。"常に考える"ことです。そう思うようになったのは川崎フロンターレに入団してからだったそうで、サッカーノートを付けながら自身と向き合っていたと言います。「川崎フロンターレに入ってからは毎日サッカーノートを付けていました。おこったことや自分の感想を書き連ねる日記みたいに書くのではなく、どういうことが起こって、どうしてそういうプレーをしたのか、なぜそう考えたのか。一つの行動に対して掘り下げていく。そんな風にサッカー面以外も含めて、どういう思いでアクションを起こしたのかを整理していました。それまでは気持ちよくプレーしているだけだったのですが、プロのサッカーチームのアカデミーに入ったことで一気に意識が変わりましたね」小学校の時から自立に向かって歩き始めていた三好選手。中学では早くから頭角を表し、中学校2年次には飛び級で川崎フロンターレU‐18に昇格しました。周りの仲間たちよりも一足早く高校生の舞台に足を踏み入れる環境はサッカー面で大きな意味を持ちましたが、ピッチ外での経験も自身の自立をより促したと言います。「中学生と高校生の間にある数年は大きな差を持っています。その中で高校に進学するといろんな誘惑があるのを目の当たりにし、サッカーをやる上で何が大事かを確認できました。中学から高校に進級すると、大人に近づくのでいろんな誘惑が絶対に生まれます。その中でどれだけ流されないでいられるか、自分自身を持って何が必要なのかを常に考えるようになりました。僕自身はサッカーに夢中だったし、プロになりたいと思っていたので遊びたい欲求やほかの様々な誘惑をそんなに感じていませんでしたし、僕は惑わされることはなかったです。中学2年生からU‐18チームでプレーしていて、早くトップチームのカテゴリーに昇格したいと思っていたので遊びたい欲はあまりなかったですね」■私生活で人を手伝う、助けるなどのスタンスはピッチでも出るまた、中学時代に海外遠征へ行った経験も三好選手を子どもから大人に成長させる大きな要因になりました。特に世代別日本代表でプロを目指す仲間と切磋琢磨できた環境や、異国の地で味わった様々な体験は小学校時代から培ってきた考え方をさらに深めるきっかけになったと言います。「世代別代表ではA代表のように何から何まで揃っているわけではありません。ウェアなどは揃っている部分はありましたが、シューズの手入れも含めて色んなことを自分でやらないといけなかったんです。荷物の管理なども選手の仕事。だからこそ、よりチームのために何が必要なのかを考えて行くようになりました」徐々に自立していく三好選手ですが、すべてが順調にいったわけではありません。失敗を重ねながら成長をしてきました。特に今でも覚えているのが、代表合宿中の出来事です。「U‐16かU‐17の代表合宿中に怒られた経験があります。練習前にグラウンドへ荷物を運ぶ分担をみんなで決め、僕は水を運ぶ係りに決まったんです。行きは水を持って行ったのですが、帰りは水を消費したので何も持たずに宿舎へ戻りました。すると、スタッフの方から『どうして何も持たずに帰っているの?』と聞かれたんです。そこで、『水がなくなって持つものがありません』と答えると、『そういうことではないだろ』と怒られました。その時はただ自分の分担していたものがなくなったから持たなくて良いと思ったんです。当時は中学生だったので、指摘されてムッとした部分もあったのですが、よくよく考えてみたら、チームを思えば、できる行動はあったんですよね。他の誰かを手伝ったり、重い物を持っている人を手伝うとか。そういうスタンスはピッチで出ます。プレーでも人を助けることで自分を助けてもらえるかもしれません。サッカーは助け合いのスポーツですから。そういうチームスポーツの大切さを私生活の部分から学びましたね。上に行けば、行くほど細かいことを言ってくれる人は少なくなりますし、サッカーの面でも周りから言ってもらえるのは、期待をされている証拠でもあります。何も思っていなければ言ってもらえないので、自分は本当に恵まれていました」■活躍するために重要なのは自分自身を理解すること三好選手は高校進学後、川崎フロンターレU‐18でプレーし、2014年の8月に翌シーズンのトップチーム昇格を勝ち取りました。誰もが幼少期を経て多感な思春期を歩みます。その中でいかに大人になっていくのか。自立をする上で、 "常に考える"ことが大きな役割を果たしました。その結果、三好選手は"自分を理解する"ことに繋がったと言います。「一番は自分自身を理解することです。現在のチームメイトは全員プロなので、試合へ出るために競争があります。その中で自分が試合に出て、結果を残すことを考えていかないといけません。そういう意味では、幼い頃からプロになるために何をすべきかを考えてきたので、その習慣がプロになってより生きたと思います。中には何も考えずに能力だけでプロになれる人もいるかもしれませんが、プロになった時に周りはいろんな特徴を持った選手がいます。自分よりも強力な武器を持っていたり、身体の強さを持っていたり。そういう選手に対し、どう戦っていくかを考えなければいけません。自分がどうすべきか、監督にどうやったら認めてもらえるか。でも、周りみんなライバルで、誰もが自分を使ってほしい、自分が一番だと思っているわけで、僕が何をしたらいいかなんてほとんど言ってくれません。だからこそ、小中高で自分で考える力を身に付けることが大事だと思います後編では海外でプレーするために必要な力と語学の重要性について迫ります。
2020年06月18日スマホやパソコンなどに搭載されたカメラと音声機能を使い、離れた相手とも連絡がとれるようになるサービス『Zoom』。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響により、飲み会から仕事の会議まで、さまざまな場面で活用されるようになりました。そしてついに、スポーツ観戦でも『Zoom』が活躍するように…!「圧迫感やばい」「選手は、これでいいのか?」とネット上がザワついた、デンマークのサッカーリーグの試合風景がこちらです。フィールドの周囲に設置された画面上には、サポーターらしき人たちの姿が!それぞれ自宅で観戦している姿が映し出され、その光景は異様でもあり、新鮮でもあります。【ネットの声】・こういう観戦スタイルがあったらいいな~と、まさに思っていました。・これぞ本当に『ホーム感』。・新しくてワクワクしますね!コロナウイルスの影響により、無観客試合が強いられているスポーツ業界。その逆境をばねに新たな観戦スタイルを模索する姿勢は「素晴らしい」のひと言です!今後、この観戦スタイルが継続されるのかは分かりませんが、新たなスタンダードになる可能性も考えられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月01日『T‐34 レジェンド・オブ・ウォー』『バーフバリ』『魔界探偵ゴーゴリ』の最高峰クリエーターが集結したロシア発のゴシック・サスペンス&アクション『THE NINTH』が、邦題『殺人狂騒曲 第9の生贄』として公開することが決定した。日本で大ヒットし、ロングラン上映された『T‐34 レジェンド・オブ・ ウォー』や、インド映画『バーフバリ』シリーズのVFXを手掛けたFilm Direction FX社がVFXを担当した注目作。19世紀末、ロシア・サンクトペテルブルクで起きた連続猟奇殺人の捜査に、2人の男性刑事と、凄腕の女霊媒師が挑む。9人目の犠牲者の魂が、死の国の扉を開く――。監督は、『アイスブレイカー 超巨大氷山崩落』でロシアのアカデミー賞「ゴールデン・イーグル賞」4部門(作品賞・視覚効果賞・編集賞・音楽賞)にノミネートされた気鋭のフィルムメーカー、ニコライ・ホメリキ。脚本家とアクションチームには、ロシアの傑作ミステリー『魔界探偵ゴーゴリ』シリーズのスタッフが集結。事件の謎を追う2人の刑事には、『ラフマニノフ ある愛の調べ』に主演した実力派俳優エフゲニー・ツィガノフと、『スターリングラード 史上最大の市街戦』のドミトリー・リセンコフ。ヒロインの霊媒師オリヴィアには、『アンダーワールド ブラッド・ウォーズ』で処刑人アレクシアを演じた英国女優デイジー・ヘッド。ほか、TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ 第四章」に登場したユーリ・コロコルニコフが脇を固める。今回、公開決定に併せて日本版ポスターも解禁。中央に圧倒的な存在感でこちらを睨む霊媒師、その後ろには漆黒の闇の中で不気味に燃え盛る魔術の印<ペンタグラム>が配され、映画のミステリアスな世界観が伝わるビジュアルとなっている。『殺人狂騒曲 第9の生贄』は7月31日(金)よりシネマカリテにて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年05月28日『アベンジャーズ』『バーフバリ』、そして日本でも熱狂的ファンを生み出した『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の最精鋭VFXチームが集結したロシア映画『THE BLACKOUT』(英題)が『ワールドエンド』として、近日公開することが決定した。『インデペンデンス・デイ』や『宇宙戦争』などハリウッド作品にも負けないクオリティを誇る“ロシアン・エンタメ映画”から、新たに上陸するのは、“異星人侵略SF”大作の決定版。圧倒的スケール感のVFXや、リアリティに満ちたアクションも見どころだが、何といっても意表を突くストーリー展開に興奮必至。20万年におよぶエイリアンの陰謀、人類誕生の秘密、そして地球の運命とは?驚天動地のクライマックスまで、一瞬も目が離せない。監督は、ロシアで3部作すべてが国内興収初登場1位を記録した『魔界探偵ゴーゴリ』シリーズで、新たなるヒット・メーカーとして大注目のイゴール・バラノフ。キャストも、『スターリングラード/史上最大の市街戦』のピョートル・フョードロフ、『ナイト・ウォッチ』アレクセイ・チャドフ、『オーガストウォーズ』スヴェトラーナ・イワノーワ、『バトルロイヤル』ルケリヤ・イリヤシェンコ、『ポリーナ、私を踊る』クセニヤ・クテポヴァ、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』ユーリー・ボリソフら、現在のロシア映画界で活躍する旬なメンバーが揃った。さらには、全編の70%におよぶVFX映像を手がけた製作チームには、ロシア・エンタメが全世界に注目された伝説の『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』から近年のロシア映画ヒット作『T-34』『ガーディアンズ』『アトラクション/制圧』『メトロ42』、インド映画『バーフバリ』『サーホー』、マーベル映画『アベンジャーズ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズに参加したスタッフまで、まさに最精鋭スタッフが集結!STORY…20万年にわたる異星人の侵略計画遠くない未来、文明の終末は突然訪れた。全世界で電力が喪失する“ブラック・アウト”が発生し、通信は途絶。異変は宇宙空間から飛来した放射線によるもので、月の陰になっていたモスクワを含むロシア西部と周辺国だけが、“生存サークル”として被害を免れた。ロシア軍特殊部隊“スペツナズ”のオレグやユーラたちは、事態の調査を開始。だが、“ホットゾーン”の住民は謎の死を遂げており、さらに偵察部隊は正体不明の敵の襲撃を受け、次々と全滅してゆく。そんな時、“イド”と名乗る謎の男が出現。その正体は20万年前に地球にやって来た異星人。異星人たちはやがて消滅する母星から、地球への移住を計画。当時地球を支配していた先住民族を駆除するため、自らと似たDNAを持つ“人類”を生み出し、生物兵器=ウィルスとして地球に送りこんだ、と言うのだ。そして20万年が経ち、計画の仕上げとして人類を奴隷化して、地球を手に入れるようとする。巨大UFOの“移住船”は、明日にも地球に到着する。“イド”は仲間を裏切り、人類を救おうとしていた。そのためには、奴隷を操っている“ラー”というエイリアンを倒すしかない。残された数少ない兵士たちは、決死の作戦を開始。敵は、エイリアンに操られた無数の大群衆だ。壮絶な戦闘の果て、高層ビルの屋上で指令を発する“ラー”を発見。最後の戦いが迫る中、不気味な雲を割って、巨大UFOがその姿を現した……。『ワールドエンド』はヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺、イオンシネマ板橋ほか全国のイオンシネマにて近日公開。(text:cinemacafe.net)
2020年05月24日ダイエット・コレステロール担当医の新刊3月11日、毎日1杯飲むだけでやせられるという出汁を紹介している新刊『毎日1杯、体すっきり! 不調も治る! やせる出汁』が発売された。著者は福岡県みやま市の工藤内科副院長で、ダイエット・コレステロール外来を担当している工藤孝文氏である。同書にはかつお節や煮干しなど、4つの材料だけで作ることができる「やせる出汁」を掲載。A4判で64ページ、TJMOOKとして宝島社から880円(税別)の価格で発売中である。材料はかつお節・煮干し・刻みこんぶ・緑茶だけ福岡大医学部卒の工藤孝文氏は、アイルランド、オーストラリアへの留学経験があり、専門は糖尿病、高血圧、ダイエット治療などで、現在は工藤内科の副院長を務めている。同氏はNHK「ガッテン!」、日本テレビ系「世界一受けたい授業」などのテレビ番組の出演でもよく知られている。また、『毎朝こんぶ茶を飲んだら2週間で3kgやせた』や『医者の新常識 病気にならない最高の食べ方』などの一般向け書籍も多数著している。新刊ではかつお節と煮干し、刻みこんぶ、緑茶というこれだけの材料で作ることができる「やせる出汁」を紹介。この出汁により、やせるだけでなく、肥満やお通じ、高血圧など、体の不調の改善効果も期待できるという。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※毎日1杯、体すっきり! 不調も治る! やせる出汁 - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2020年03月18日ロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルスを主演に迎え、『ニキータ』『レオン』『LUCY/ルーシー』のリュック・ベッソン監督が新たな最強ヒロインを放つ『ANNA/アナ』が、5月8日(金)より全国公開されることが決定した。1990年を舞台にソ連KGBとアメリカCIAを相手にする、主人公の暗殺者アナ役には、16歳でランウェイデビューを果たし、「シャネル(CHANEL)」「ディオール(Dior)」「ヴァレンチノ(Valentino)」などのハイブランドのモデルを務めたロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルス。ベッソン監督『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』にも出演していた彼女は、本作では5分で40人を倒す、リアルかつ壮絶なファイティングシーンを見事に演じきった。アナを殺し屋として育てたKGBの上司オルガ役には『グッドライアー 偽りのゲーム』『クィーン』のアカデミー賞女優ヘレン・ミレン、アナを支える同胞アレクセイ役には『美女と野獣』『ワイルド・スピード ICE BREAK』のルーク・エヴァンス、CIA捜査官レナード役には『ダンケルク』『ダークナイト』のキリアン・マーフィと、それぞれ独自の世界を切り開く演技派が顔を揃えている。今回解禁された場面写真は、ギャングの集会場所となっているレストランに乗り込み、ひとりで40人の猛者たちを相手に戦う主人公アナの姿を捕えたもの。手に持つグロック拳銃のほか、あらゆる武器を駆使して次々と大男たちをなぎ倒していく圧巻のシーンは、本作の見どころのひとつとなっている。ストーリー1990年、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋、アナ。ファッションモデルやコールガールなどの複数の顔を持つ彼女の使命は、国家にとって危険な人物を次々と消し去ること。その明晰な頭脳とトップクラスの身体能力を駆使して、アナは国家間の争いを左右する一流の暗殺者への進化を遂げる。そんな中、CIAの巧妙な罠にはめられ、捜査官レナードから驚愕の取引を迫られることに…。最大の危機を前にしたアナは、さらなる覚醒を果たし、世界の命運を握る二大組織KGBとCIAの脅威へと化していく――。『ANNA/アナ』は5月8日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月12日サッカーのプレーでよく聞く「判断力」。最近のサッカーではとくに重視されるものですが、サッカー経験のない保護者には「判断力」と言われてもよくわからないもの。そこで今回は三菱養和サッカースクールU‐12の田中大蔵コーチ、U‐11の冨田将司コーチに、判断力とはなにか?そして判断力を高めるためにどうすればいいのかをうかがいました。(取材・文:鈴木智之写真:新井賢一)自分がいま何をすべきか考えて行動できる選手は、中学以降にグッと伸びることもあると田中監督は言います<<前編:育成の名門、三菱養和サッカークラブに聞いたサッカー上達につながる「判断力」の身につけさせ方■サッカーだけがうまくても良い選手にはなれない――判断力のある選手とは、どのような選手でしょうか?田中:判断力がある=賢い、状況にあったプレーを選択ができる選手だととらえています。そのためには当然ですが、技術も必要になります。チームとして狙っているサッカーがあり、それを「プレーモデル」というのですが、コーチが「こういうプレーをしてみよう」「このスペースを使うことを意識してみよう」と提示する中で、状況に応じて一番良いプレーを選ぶことのできる選手が、賢い選手だと思います。冨田:U‐11もU‐12と同じ考えのもとに指導しているので、私も田中コーチと同じ意見です。三菱養和のジュニアでは、小学5年生が選手育成コースのスタートになります。サッカーでは、基本的な技術や判断を大切にするのですが、サッカー外のところも大事にしていてます。子ども達はサッカーをする一面と、小学生という一面を持っているので、サッカーだけがうまくて、学校生活がダメな子はゆくゆくはいい選手になれないと思っています。たとえば、試合に行くときに、公共の場で他の人に迷惑をかけるような行動をしてはいけないですよね。サッカー面以外の日常生活で、しっかりとした行動ができるのも、判断力だと思います。――日常生活とサッカー面での判断力は、どの程度、関係していると思いますか?田中:2019年度の『全日本U‐12 サッカー選手権大会 東京都中央大会』で準優勝したのですが、大会の優秀選手に選ばれた選手は、日常生活でもしっかりとした行動ができる子たちでした。我々指導者が、合宿でその振る舞いを見て「各部屋のリーダーだな」と納得した子たちが、ピッチの中でも良いプレーをしています。やはり、自分がいま何をすべきかを常に考えて行動ができる子は、試合中も自分で考えて判断して、プレーしていると思います。そのような人としてのベースがあれば、小学生時代に結果を残せなくても、中学生になってグッと伸びることもあります。冨田:日常生活がサッカーに通じることは、たくさんあります。たとえば、練習が終わったあとに、用具をどこに片付ければいいかを考えて実行できる選手は、試合中もよく考えて動いています。私は養和のOBなので、「考えて行動する」という部分を大切にしてきた歴史を肌で感じてきました。いまはコーチの立場として、選手になにか伝言をするときにも「この選手に頼めば、自分の意図が他の選手たちにしっかり伝わるだろう」といったことも考えています。■コーチが言ったプレーがベストとは限らない。選手自身が判断することが大事――サッカー面で判断力を高めるために、どのようなアプローチをしていますか?田中:まずはコーチがチームとしての方向性を整えますが、最終的には「ボールを持って判断して、実行するのはキミだよ」という形です。 そこでいいプレーをすると褒めますし、「いまはのタイミングだと、少し遅かったぞ」「背後のスペースに走ってもいい状況だったよね」といった会話を積み重ねていきます。練習の前には、トレーニング状況の説明と目的を話します。小学生にどこまで理解できるかは未知数ですが、それを積み重ねることで理解が深まっていくのだと思っています。冨田:判断を良くするためには、判断をする材料を持っている必要があります。三つある判断材料の中で、一番良い判断をするという風にすれば、小学生にも伝わりやすいのかなと思っています。ボールを持った選手が、前に行くのか、斜めなのか、横なのか。サッカーはゴールを奪い、ゴールを守るスポーツなので、優先順位はゴールです。ゴールを目指したいけど、前にいる相手にボールを取られたくない。その中で、良い判断をすることが大切で、プレーを成功させるためには技術も必要になります。右足しか使えない選手は両足を使える選手と比べて、選択肢が減ってしまいますよね。そのために、右足も、左足も使えるように練習に取り組んでいます。コーチが言ったプレーとは違う選択をしても、選手自身の決断を削がないようにあえて何も言わないこともあるという冨田コーチ――判断力を高めるために、指導をする上で気をつけていることはなんでしょうか?田中:コーチの言うことが、すべて正解と受け取られないように、気をつけています。サッカーは相手の逆をとると、チャンスになります。難しい局面でも、自分が行けると思えば、ドリブルを仕掛けてもいいわけです。そこで「こうしなさい」と命令はしません。チームが狙っている形をコーチが示して、「だから、このコースを狙っていこう」「状況が変わったら、このスペースも使えるよね」と選択肢を持てるようにしてあげて、そこから選手がベストの選択ができるように働きかけていきます。すべて自由にプレーさせると収拾がつかなくなってしまうので、チームとしてのプレーのイメージ、目指す方向性の中で、選手がよい判断ができるようにアドバイスを送っていきます。冨田:コーチが「こうプレーしよう」と言うと、選手たちはそればかりをしようとするんですね。でも、サッカーは相手があり、状況が変わるスポーツなので、すべての局面でコーチが言ったプレーがベストとは限りません。たとえばパスのことを言い過ぎると、前のスペースが空いていた状態でも、ドリブルではなく、パスをしてしまう。そこには選手自身の判断がありません。プレーを外から見ていて、アドバイスをしたくなることもありますが、あえてなにも言わないこともあります。選手が自分で判断して、決断することを削がないように気をつけています。「目的は何か」を常に考えながら練習に取り組むことで理解力、判断力もついてくるのです田中:いまの話で言うと、試合中、みんながボールを受けに行こうとしすぎてしまうことがあります。でも「ボールを受ける目的は何ですか?」と考えると、ボールを受けて、ゴールに向かっていくことですよね。ボール保持者がフリーであれば、相手のディフェンスラインの裏を狙えばいいわけです。最初はまず、選手たちにやらせてみて、プレーの中で「サッカーの目的は何?」と聞きながら、気づかせていきます。そうすると、相手の背後でボールを受けるようなプレーが増えていくので「ナイスプレー」と褒めて、そこを狙っていこうと伝えます。チームとして、今いる選手の特徴、やりたいサッカーに合わせて、良い判断や選択肢も変わってくると思うので、そこは指導者として常に意識しています。いかがでしょうか。判断力を高めるためにはサッカーのどんな練習をすればいいのか、と思いがちですが、実は学校や家での過ごし方も大事なのです。まずは自分の事を自分で決断する習慣を身につけること、コーチが言ったことをそのままプレーするのではなく、その選択がベストなのかを常に考えながらトレーニングに臨むことで、判断力がついていくということです。ついつい親が色々先導してしまいたくなることもあるかと思いますが、自分で考えて動ける選手になってほしいのであれば、まずは家でも自分で決断させることから始めてみてください。<<前編:育成の名門、三菱養和サッカークラブに聞いたサッカー上達につながる「判断力」の身につけさせ方三菱養和サッカースクールヨーロッパ諸国のクラブをモデルとして創立した日本サッカーのパイオニア的サッカースクール。一貫指導システムによる、発育・発達に応じた練習内容で、段階的な育成を行っている。U‐18年代は日本クラブユースサッカー選手権で優勝3回、準優勝7回、高円宮杯全日本ユース(U‐18)サッカー選手権大会(現高円宮杯 JFA U‐18サッカーリーグ)では3位が2回など輝かしい成績を残している。U‐18年代は高円宮杯 JFA U‐18サッカープリンスリーグでプレーしており、2019シーズンは関東4位。巣鴨と調布でサッカースクールを運営。小中学生年代でも多くの実績路残している。育成クラブとしての成績もさることながら、永井雄一郎、田中順也、加藤大、小川佳純、相馬勇紀、中村敬斗ら多くのJリーガーを輩出している。三菱養和サッカースクールのクラス内容、カレンダーはこちら>>田中大蔵(たなか・だいぞう)三菱養和サッカークラブ巣鴨ジュニア監督武南高等学校サッカー部キャプテンとして、全国高校サッカー選手権大会に出場。東京経済大学に進学し、2004年から三菱養和サッカースクールで指導を始める。巣鴨ジュニアコーチ、巣鴨ジュニアユースコーチを経て、2019年より巣鴨ジュニア監督を務める。日本サッカー協会公認B級ライセンス冨田・将司(とみた・まさし)三菱養和サッカークラブ巣鴨ジュニアコーチ三菱養和SC巣鴨ジュニアユース、ユースチーム出身。ユース時代にはキャプテンとして高円宮杯U‐18プレミアリーグを戦った。その後専修大学に進学し、3度の関東リーグ優勝を経験。大学を卒業とともに現役を引退し指導者の道へ進む。三菱養和SCのスクールコーチ、サポートコーチを歴任し2018年より巣鴨ジュニアU‐11コーチに就任。日本サッカー協会公認C級ライセンス
2020年02月10日ふわふわのファー素材はコーデの冬気分を盛り上げるキーアイテム。大人が取り入れるのももちろん可愛いけど、キッズならもっと可愛い! そんなファー素材の「ロシア帽」が今おしゃれキッズの間で流行中。大人顔負けのお手本コーデを紹介します。(ロシア帽のキッズコーデ 01)厚みのあるボリューミーなファーが見るからにあったかくて気持ちよさそう。根本は黒、毛先は茶など様々な色が混ざった毛色はどんなコーデにも合わせやすい。首元はタートルで少しカジュアルさを軽減。▼全身コーデうさおくん・4歳ジャンプスーツや袖が手袋型になったダウンジャケットなど、ひと癖効いたアイテムをベーシックな色味で違和感なくまとめ。ダウン、帽子、リュック/以上3点すべてマウンテン、ジャンプスーツ/ボボショーズ、スニーカー/ザ・ノース・フェイス(ロシア帽のキッズコーデ 02)姉妹でお揃いにした帽子は「スリーコインズ」のものでコスパも満足! 2人で被れば可愛さも倍増♡ お姉ちゃんはまとめ髪ですっきり、妹はダウンヘアでそれぞれ変化をつければバランスも◎。▼全身コーデ仁菜ちゃん・7歳、桃菜ちゃん・4歳ボアアウターやコーディガン、チェックのスカート&ワンピースなどガーリーな雰囲気にロシア帽が好マッチ。姉:コート/ビーミングbyビームス、スウェット、シューズ/ともに(韓国子ども服)、スカート/(ハンドメイド)、ファーキャップ/スリーコインズ妹:カーディガン/無印良品、ワンピース /(ハンドメイド)、シューズ/(韓国子ども服)、ファーキャップ/スリーコインズ親子コーディネート:(ロシア帽のキッズコーデ 03)ブラウンのベーシックなロシア帽は、素材の可愛らしさもありつつどこかシックな空気が漂う。前髪はあまり出さずにすっきりと被れば、より大人っぽい印象に。▼全身コーデはやとくん・5歳、りおちゃん・1歳きれいめのコートとホワイトボトム・シューズのきれいめなスタイルに、ポイントで入れたロシア帽が程よいアクセント。兄:コート/コンビ、パンツ/アウトレットシューズ、帽子/3コインズ、シューズ/?妹:コート/プティマイン、ショートパンツ/(ハンドメイド)、ソックス/西松屋、シューズ/べべ親子コーディネート:随時更新中! おしゃれな親子のコーデSNAP /Toshiyuki Tanaka
2020年01月29日お笑いタレント・ビートたけしが認めた若手芸人をたけし自ら表彰するお笑いコンテスト「たけしが認めた若手芸人 ビートたけし杯『お笑い日本一』」の第2回大会が27日、東京・浅草の東洋館で開催され、今回はグランプリも準グランプリも該当者なしという結果となった。同コンテストは、たけしの「つまらない奴が審査しても面白くない、その日一番ウケた奴に賞を贈る」という考えのもと、真の若手芸人日本一を決めるもの。観客、放送作家の高田文夫氏、お笑いコンビのナイツが審査を務めた。関東圏内に所在する芸能事務所または区内演芸場等の推薦を受けた芸歴10年以下の若手がエントリーし、1次審査(映像審査)、2次審査(実演審査)を経て、8組が本戦に出場。おせつときょうた、オッパショ石、ザ・パーフェクト、ザ・マミィ、バオバブ、バジトウフー、マリオネットブラザーズ、まんじゅう大帝国がネタを披露した。8組とも全力で挑戦したが、たけしは「一番考えないといけないのは、我々はお金をとって芸を見せる。お客が笑わないというのはその価値がない。お客さんを見て合わせないといけないが、稽古したネタをそのままやってしまっている」と指摘し、「というわけで、優勝者なし。準優勝もなし」と発表。「面白い部分もあるけど、現場としてまるっきりウケてなかったからこれは失格だろう」と加え、優勝賞金30万円について「我々がもらいます。俺はかみさんにとられちゃったんだよ」と離婚をネタに笑いを誘った。
2020年01月27日参加者が多い人気の大会春の爽やかな潮風を受けながら走る「麒麟獅子マラソン大会」は、2020年5月24日(日)に兵庫県新温泉町で開催されます。海の幸、山の幸、温泉に恵まれた地で、食べて、走って、温泉でくつろいではいかがでしょうか。海に山、そして浜坂大会が開催される新温泉町は、兵庫県の北部、日本海に面しおり、兵庫県内でも有数の温泉地で海と山に囲まれた美しい自然環境の魅力がある町です。世界ジオパークに認定された山陰海岸ジオパーク内にあり、海・山・川そして田園の素晴らしい景色が堪能できます。暑さ対策は万全に麒麟獅子マラソン大会の種目は、ハーフ、10km、5km、3kmで、海・山・川・田園の自然豊かな平坦なコースを走ります。日陰の少ないコースなので、日差し対策が必要にはなりますが、海からの心地よい風は最高です。この大会の魅力には、自然を満喫できる以外にも地元の村おこし的な暖かさもあり、獅子舞、郷土芸能など前夜祭などもあります。(画像は大会公式サイトより)【参考】※麒麟獅子マラソン大会公式サイト
2020年01月17日その電話は、思いがけないタイミングでかかってきた。11月1日、調布市の東京スタジアムでのラグビーW杯日本大会の3位決定戦が終了して、まだ間もない時間帯のこと。この試合には、先ごろ譲位された上皇上皇后両陛下が、ご観戦に訪れていた。美智子さまからの電話を取ったのは、岩手県八幡平市在住で、絵本編集者の末盛千枝子さん(78)。美智子さまの講演録『橋をかける』の編集を手がけ、今年3月には『根っこと翼皇后美智子さまという存在の輝き』を出版するなど、文学を通じて30年以上の親交がある末盛さんは、この電話で、感慨を抱いたという。「それにしても、試合が終わって戻られて、本当にすぐという感じのお電話で。そんなことからも、ああ、陛下がご譲位なさって、少し余裕も出てこられたのだなぁと思ったんです」この9日後には、令和の御代を迎えての、天皇皇后両陛下の御即位祝賀パレードが行われた。「驚くような報道があると思うけれど、そういうことだから」末盛さんに、美智子さまからそんな電話があったのは、16年夏。その数週間後、『天皇陛下退位』の速報に接して、「このことだったのか」と合点がいったという。その意義について、歴史学者で静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さん(67)は語る。「高齢となられた天皇が公務を担えなくなるという人間的な課題を自ら表明し、それに国民が共鳴して、天皇の“生前退位”を実現させたことは、長い歴史の中でも最も画期的なことでした」そして今年5月、平成の天皇は譲位されて上皇となり、30年以上もの間、皇后として共に歩んできた美智子さまも上皇后となられた。譲位後、上皇ご夫妻は、3食を必ずご一緒にとられ、早朝の東御苑などでの散歩を日課にされていると、10月の美智子さまのお誕生日に宮内庁から発表があった。ふり返れば、常にマスコミにも注目され続けた60年間だった。長くジャーナリストとして皇室を取材してきた渡邊満子さん(57)はこう話す。「皇室は、日本の縮図でした。そんな中で、美智子さまは、広く報道にも目を通されて、国民の思いを感じ取り、全身全霊でどう行動すれば良いかと考えるプロデューサーでもいらっしゃった。皇室に嫁がれて以降の美智子さまの真摯なお姿に心服し、応援する国民も増えていったのだと思います」前出、小田部雄次さんは語る。「皇室だけでなく、戦後日本の生活様式をけん引したという点では、天皇陛下(上皇陛下)や皇室全体の意向を、美智子さまが民間出身としての立場を生かしながら、国民との接点を広げ、かつ強めていったといえるでしょう」12月4日に、令和の天皇陛下のご即位に関するすべての儀式が終了した。令和元年の年末には、台風19号の被災地を、即位後初めて両陛下で訪問されるとの発表もあった。平成流は、確実に、天皇陛下と雅子さまに受け継がれている。美智子さまが、祈りとともに各地でかけ続けた橋は、これからも、いまを生きる人々と次世代にとっての確かな支えとなるだろう。最後に、18年のお誕生日に際しての、美智子さまのご感想から。《私も陛下のおそばで、これまで通り国と人々の上によきことを祈りつつ、これから皇太子と皇太子妃が築いていく新しい御代の安泰を祈り続けていきたいと思います》美智子さまは、これまでにもどれほどのご自分の時間を国民のために使ってこられたか。それを思うと、今後は、お好きな読書や庭作りのお時間が少しでも多くあらんことを願うばかりだ。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月28日連日の興奮も記憶に新しい、2019年ラグビーW杯(ワールドカップ)日本大会。その快進撃を支えたのは、厳しい重圧の中で培われたチーム力だった。不動の司令塔として仲間を鼓舞し続けてきた田村優選手に、日本中にめくるめく高揚をもたらしたその舞台裏をインタビュー。柔らかなウールのスーツに身を包み、カメラの前に立つ田村優さん。フィールドでの凄み漂う姿とは対照的に穏やかな表情だけれど、鍛えられた体と深い眼差しからは、圧倒的な存在感がにじみ出てくる。日本中が注目したラグビーワールドカップ2019年大会の余韻がまだ残る、11月の初旬。2015年に続き、自身2度目のW杯を戦い終えた田村さんは言う。「準々決勝で敗退してしばらくは、夢と現実の間で浮遊している感覚でしたね。決勝戦を観て、『自分たちもここで戦っていたんだ』とようやく実感できたくらい」無我夢中の1か月半。そこに至る道のりは、厳しいものだった。決められたスケジュールを休まずにこなし、1日数時間にも及ぶ負荷の高いトレーニングに耐え…。「練習もハードでしたけど、それよりきつかったのがプレッシャーとの戦いです。ノーマークだった前回大会と違って、今年は強豪国扱いで研究されていた。しかも自国開催で、ベスト8入りを期待されていました。何より、負けたら日本のラグビーも終わってしまうという危機感があった。みんな、相当な重圧を感じていました」ともすれば押しつぶされてしまいそうなプレッシャーを、力に変えたもの――。それが、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)が掲げた「ONE TEAM」の発想だった。「みんなで考えて実行し、失敗も成功も全員で共有する。それを徹底することで、互いに認め合えたし、尊敬し合えた。このメンタリティがあったからこそ、ここまで来られたんだと思います」とくに田村さんが担う「スタンドオフ」は、攻撃のパターンを決定するチームの“要”であり、「みんなに信頼してもらって初めて成り立つポジション。自分のプレーで誠意を見せるだけでなく、周りと常にコミュニケーションをとることを大事にしてきました」練習のないときも仲間と食事やコーヒーブレイクに出かけて意見を交わしたり。そんな地道な積み重ねで、信頼関係を築いてきた。そうして迎えた開幕のロシア戦。「直前は眠れなかった」と田村さんも振り返るほどの緊張の中、日本のチーム力が相手を圧倒。そこから重圧を一気にはねのけ、「爆発しました。みんな全開で、すべての試合を100%楽しんでいた」。1次リーグ4試合を全勝してグループ1位で決勝トーナメントに進み、初のベスト8入り。まさに爆発という言葉がふさわしい快進撃に、日本中が歓喜と熱狂の渦へと巻き込まれていく。最後は優勝した南アフリカに敗れて終わったけれど、「ただ『やりきった』という思いしかありませんでした」。試合後の涙も、その思いから?「あれはみんなが泣いていたので…もらい泣きです(笑)。でも、本当にいいチームでした」信頼する仲間全員でこじ開けた、ベスト8への扉。その先には、ベスト4の新たな壁が待っている。「次回ワールドカップはさらにプレッシャーがかかるはず。その中で何かを残すことが、代表として活動する者の使命だと思います」激闘を終え、1月に開幕する国内のトップリーグの前にしばしの休息期間を迎える田村さん。実は沖縄が大好きだそうで、「オフは沖縄の祖父母の家で数日、ゆっくりしてきます」。最後に、今回のW杯でラグビーの魅力に目覚めた女子たちへのメッセージを…とお願いすると。「僕ら選手は試合でパフォーマンスを見せることしかできない。でも、会場に来てくれたら必ず楽しませます。ぜひ生で観てほしい。TVで観るよりも興奮しますよ」再びの熱狂を、約束してくれた。たむら ゆう1989年、愛知県生まれ。國學院栃木高校時代にラグビーを始め、明治大学を経て社会人チームへ。2017年よりキヤノンイーグルスにプロ選手として所属。正確なキックと緻密な戦略で、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)からも「日本一のスタンドオフ」と信頼される。今回のW杯でも5試合すべてに出場。大のコーヒー好き。ジャケット¥310,000ニット¥203,000パンツ¥149,000ポケットチーフ¥14,000(以上エルメネジルド ゼニア/ゼニア カスタマーサービス TEL:03・5114・5300)シューズ¥79,000(エルメネジルド ゼニア クチュール/ゼニア カスタマーサービス)ジャケット¥275,000シャツ¥47,000パンツ¥57,000ポケットチーフ¥14,000(以上エルメネジルド ゼニア/ゼニア カスタマーサービス)ベルトはスタイリスト私物※『anan』2019年12月18日号より。写真・的場 亮スタイリスト・伊達祐輔ヘア&メイク・田中徹哉取材、文・新田草子(by anan編集部)
2019年12月13日ネイマール風刈上げショートバルセロナ、リオデジャネイロオリンピックで活躍する、ブラジル代表サッカー選手のネイマールをイメージしてカットしていきました。刈上げは少しだけかどをつくりナチュラル感もプラスしていきました。ネイマール風刈上げショートを見るオリヴィエ・ジルー風ベリーショート外国人風のベリーショートです。ユーロ2016に出場している、サッカーフランス代表のジルー選手をイメージしてカットしていきました。サイドバックをグラデーションに刈り上げてトップを少しのこしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。オリヴィエ・ジルー風ベリーショートを見るマルキージオ風ショートユーロ2016に出場している、イタリア代表クラウディオ・マルキージオ選手をイメージして切っていきました。サイドバックは適度に短くして、バランスをとっていきます。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。マルキージオ風ショートを見るグリーズマン風ベリーショートアトレティコマドリードで活躍するフランス代表のアントワーヌ・グリーズマンを意識してカットしていきました。周りはしっかりと刈り上げる事でメリハリをだしています。グリーズマン風ベリーショートを見るスティーヴン・ジェラード風ショートリヴァプール、イングランド代表で活躍したスティーヴン・ジェラードをイメージしてカットしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。スティーヴン・ジェラード風ショートを見るデニス・スアレス風七三ショートリーガエスパニョーラのFCバルセロナ所属するデニス・スアレス・フェルナンデス選手の髪型をイメージしてカットしていきました。あまり刈上げ過ぎずにソフトに残した刈上げはナチュラルを求める方にはとてもおススメです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。デニス・スアレス風七三ショートを見るアーロン・ラムジー風ショートアーセナルに所属するアーロン・ラムジー選手を意識してカットしていきました。周りは刈り上げてハチ上を長めに残していきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アーロン・ラムジー風ショートを見るジェラール・ピケ風ショート☆サッカー選手のジェラール・ピケをイメージしたベリーショートです☆サッカー好きの方に特にオススメです!ジェラール・ピケ風ショート☆を見るサミ・ケディラ風刈上げツーブロックユヴェントスに所属するサミ・ケディラ選手の髪型をイメージしました。サイドバックをグラデーションで刈り上げてトップを残したスタイルです。サミ・ケディラ風刈上げツーブロックを見るマルコ・アセンシオ風ベリーショートレアル・マドリードに所属しているマルコ・アセンシオをイメージしたベリーショートです。サイドバックはグラデーションで刈り上げて、トップを長く残したスタイルです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。マルコ・アセンシオ風ベリーショートを見るクリロナ風クセ毛ショートレアルマドリードに所属するポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手のラインをいれる前のベリーショートをイメージして切っていきました。高めのツーブロックで周りスッキリです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。クリロナ風クセ毛ショートを見るリオネル・メッシ風ツーブロックショートアルゼンチン代表でFCバルセロナに所属するメッシの髪型をイメージしてカットしました。刈上げのツーブロックスタイルです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。リオネル・メッシ風ツーブロックショートを見る海外サッカー選手ベリーショート特集いかがでしたでしょうか?最後はクリロナ&メッシで決まり! この投稿をInstagramで見る 中村 典嵩 (@jiji_tsukasa)がシェアした投稿 - 2020年 2月月28日午前4時57分PST
2019年12月10日「ロシア・ピアニズム」という言葉を聞いたことがおありだろうか?ロシアの2大音楽院(モスクワ音楽院とサンクトペテルブルク音楽院)を創設したアントン&ニコライ・ルビンシテインからチャイコフスキーへと継承された偉大なるロシアの音楽教育の中でも、特に際立つ個性を発揮してきたピアノ教育。それを称した「ロシア・ピアニズム」は、旧ソ連が生み出したリヒテルやギレリスの登場によって西欧諸国のピアニストたちを圧倒したことが思い出される。そのリヒテルにも薫陶を受けたピアニスト、エリソ・ヴィルサラーゼの来日公演が開催される。同時代を生きた作曲家プロコフィエフのほか、チャイコフスキーとシューマンが並べられたプログラムは、まさにリヒテルを始めとしたロシア・ピアニズムの継承者たちが好んで演奏してきた名曲ばかり。これを70代後半の円熟期にさしかかったヴィルサラーゼがいったいどのように聴かせてくれるのだろう。明確なタッチとメロディラインを浮き彫りにするテクニックを信条とする伝統の技とはいったいどのようなものなのか。様々な思いが交錯するステージが目前だ。●公演概要1月13日(月・祝)神奈川県立音楽堂(木のホール)1月15日(水)青山音楽記念館(バロックザール)1月17日(金)浜離宮朝日ホール●エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)グルジア(現ジョージア)の首都ティフリス(トビリシ)生まれ。代々グルジアの芸術文化に深いかかわりを持つ家系に生まれ育つ。ピアノの手ほどきを、祖母のアナスターシャ・ヴィルサラーゼ教授から受けた後、モスクワへ移り、ゲンリフ・ネイガウスおよびヤコフ・ザークに師事。20歳で、チャイコフスキー・コンクール3位入賞を果たし、24歳の時にシューマン国際コンクールで優勝。モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンなど、18世紀および19世紀後期の作品に対し深い愛着を持ち、とりわけシューマンの作品の最も優れた解釈を行う現代の演奏家のひとりとして、高い評価を得ている。また、現代の作曲家を含む、ロシア音楽の幅広いレパートリーを持ち、旧ソ連の権威ある芸術賞を多数受賞している。ヨーロッパの主要音楽都市にて定期的にリサイタルを行うほか、ナタリア・グートマンとのデュオ・リサイタルも各地で展開している。室内楽およびサンクトペテルブルグ・フィル、ロイヤル・フィル等のオーケストラとの共演では、北米、日本、ヨーロッパで大規模なツアーを行う他、各地の一流オーケストラと定期的に共演している。今までにルドルフ・バルシャイ、キリル・コンドラシン、リッカルド・ムーティ、クルト・ザンデルリング、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、エフゲニー・スヴェトラーノフ、ユーリー・テミルカーノフなど、多くの著名指揮者と共演。2017-18シーズンはミラノ、パリ、モスクワなどにおけるリサイタル、室内楽活動とともに、ロンドンのフィルハーモニア管、サンクト・フィルなどとの共演が予定されている。優れた教育者としても知られており、モスクワ音楽院およびミュンヘン音楽大学の常任教授を務めるほか、主要な国際音楽コンクールの審査員にしばしば招かれている。ライヴ・クラシックス・レーベルからは多くの録音をリリースしている。
2019年12月09日サッカーは自分で考えて判断するスポーツ。しかし、長年に渡り日本サッカーの育成年代に携わり、現在はFC市川GUNNERS(ガナーズ)の代表を務める幸野健一さんは「自分で考えられない子どもが増えている」と警笛を鳴らします。少子化に加え、社会の利便性がますます高くなる中、"過保護"な環境下で育ってきた現代の子どもたち。幸野さんは「従来のようにサッカークラブは"サッカーを教えるだけ"ではダメ。クラブの哲学や指導方針について親とコミュニケーションをとり、一体となって子どもが自主・自立できる環境を作っていかなければならない」と話します。そこで今回は、他のチームも参考にしていただきたい、FC市川GUNNERSが取り組む保護者とのコミュニケーション改革についてご紹介します。■サッカーは自立していないと上手くならないスポーツ千葉県市川市にある広大な人工芝グラウンド「北市川フットボールフィールド」をホームとする「FC市川GUNNERS」。スクールをはじめ、U-12、U-15、U-18、レディースのチームを運営し、400名近くの子どもたちがプレーしています。代表の幸野さんは、サッカーというスポーツにおける「自主性・自立性」の重要さを噛みしめるように説きます。「電車はいつも時間通りに動き、タクシーに乗り降りするときには自動ドアが開け閉めしてくれます。喉が乾けばすぐに自動販売機で飲み物を買うこともできる。現代の日本は便利さや快適さを追求するあまり、"適切な競争原理"が排除されつつあるんです」幸野さんは、「考えないこと」が当たり前になってきている日本の現代社会に警鐘を鳴らしつつ、親の子どもに対する関わり方が選手の育成において重要であると話します。「海外の人からよく指摘されるのは、日本では上司や親や先生の言うことを、"分かりました"と素直に聞く子=良い子という文化が昔から定着しているということです。でもサッカーというスポーツは、監督にサインを仰ぐことなく、ピッチに立てば最初から最後まで基本的に自分で判断してプレーしなければいけない。そもそも自立していないと上手くならないスポーツです」「そして戦後70年以上が経過した現代、学歴社会や年功序列の考え方は変わりつつあり、今の子どもたちに求められるものは一人一人の"付加価値"です。"自分にしかできないこと"、"自分にしかない価値"を子どもたちは身につけていかなければいけません。そういう意味では、僕らが子どもだった頃よりはるかに生きていくのが難しい時代になってきました」■クラブと保護者の関係を大きく変えていく必要がある加えて少子化が進む中、日本ではどうしても子どもを大事に大事に育てる傾向が年々強くなってきていると幸野さんは話します。「それはもちろん素晴らしいことですが、それだと子どもたちの自主性や自立性は育まれません。親御さんは、子どもと適切な距離を図りつつ、手を出しすぎず、成長するのを見守っていかなければいけません。だから、うちのクラブでは"ただサッカーを教えます"ではなく、保護者としっかり連携して子どもの自立心を育む環境をつくっていかなければならないと考えています」そのためには、クラブと保護者がお互いの考えを理解し信頼を深めていく必要があります。市川GUNNERSでは、定期的に、保護者向けの説明会や面談を実施し、クラブの哲学や指導方針を保護者に伝える機会を設けているそうです。しかし、市川GUNNERSの選手数は400名近く。現実的には、全員に考えをきちんと伝えるのが難しい部分もあったと言います。「正確な情報とクラブの価値共有を通じて、誤解を減らし、お互いの信頼を築くことで、クラブの考えを理解し、親御さんが安心して子どもを預けられると感じてくれれば、親の過干渉も減らすことができるかもしれません。そうすれば、コーチも安心して子どもの指導に集中でき、子どもたちも自ら成長できる環境を得られる。そういった観点からクラブと保護者のコミュニケーションの方法を大きく変えていく必要があると感じていました」■コミュニケーションを改善する新しいツールの導入では、具体的に市川GUNNERSでは、どのような改革を行ったのでしょう?幸野さんに聞いてみました。「以前は、保護者との情報共有やコミュニケーションはメールやLINEを使っていました。しかし、メールは届いたのか開封されたのか分かりませんし、LINEは情報がどんどん流れていってしまい、後から確認することが大変でコミュニケーションに大きなストレスを感じていました。また、ファイルや画像も保存期限が切れると削除されるので、過去のデータを蓄積することがほとんどできません。そのため、途中から入団してくる選手の親御さんには同じことを共有しなければなりませんでした。そこでよりよい方法を探していたところ紹介されたのが『BAND』でした」市川GUNNERSが導入したのは「BAND」という無料のグループコミュニケーションアプリです。しかし、チームのツールを変えることはとても大変な作業。コーチや保護者の抵抗はなかったのでしょうか?「常により良い、最新のツールを使いながら選手の育成に取り組んできた僕らからすれば、BANDの導入は自然な流れでした。これまではLINEのグループを各チームで作り、連絡を取り合ってきましたが、LINEからの切り替えも親御さんへのアナウンス一回だけで完了できスムーズでした。使い方もLINEに似たようなところがあり、移行には苦労しませんでしたね。無料で使えるという点もメリットでした」■わずか3ヶ月で大きな手ごたえを実感BANDを使い始めてから3ヶ月という市川GUNNERSでは、すでに様々な面での変化を実感しているそうです。「基本的な使い方はBANDもLINEとあまり変わらないのですが、BANDには掲示板機能があり、シェアしたい情報を投稿していくことができます。そこで、クラブが取材された記事を投稿したり、親御さんに読んでほしい情報などをシェアしています。プッシュ通知も届くし、Facebookのタイムラインのようにインターフェイスも見やすいので、親御さんに読んでいただける確率は以前より高くなったと思いますね。加えてBANDの場合だと閲覧の有無を全て把握できるので、普段から誰が読んでくれているかも分かるようになりました(笑)うちのクラブでは全ての試合映像をBANDで共有しているのですが、どの家庭が見ているか、見ていないかも分かるので、サッカーへの取り組み方が既読を通して把握できるようになり、個別にフォローできるようになりました。また、BANDは動画のアルバムも作成できますし、写真や動画を半永久的に残すことができるため、親御さんからも非常に好評です。クラブとして持っている過去のデータをBANDで蓄積していくことができるので、アーカイブとしても今後役立つと思います」さらに、コミュニケーションの改善だけでなく、保護者とやりとりするコーチにとっても大きなメリットだったと幸野さんは話します。「これまでコーチと親御さんのコミュニケーションで最も時間がかかっていたのが、出欠管理でした。バスの送迎有無など個別にLINEで届くメッセージをとりまとめ、集計するだけでも骨の折れる作業でした。しかし、BANDでは、掲示板以外にもカレンダーの共有や出欠確認のツールなどあらゆる機能が揃っているので、コミュニケーションの効率化を図ることができ、本来コーチが時間を割くべきところに力をかけられるようになりました」まだ導入して間もないので、改革はまだまだこれから!と話す幸野さんですが、選手、コーチ、そして保護者が『三位一体』となった育成に力を注げるよう、いろいろな機能を試しながら今後もコミュニケーションの質を高めていきたい! と、力強く語ってくれました。★あなたもクラブ運営の達人に!【BANDを導入すべき理由4選】①掲示板に投稿するだけでメンバーに伝えたい情報が漏れなく届く②情報のやりとりが簡単になり、メンバーとのコミュニケーションロスも解消③クラブの様々なデータ、写真や動画が容量制限・期限切れなく保存できる④カレンダー、出欠確認機能でコーチの負担を減らし、効率的な運営を実現BANDのアプリダウンロードはこちら>BANDの詳しい説明や導入事例を知りたい方はこちら>
2019年11月28日長い間、日本サッカー界を牽引してきた中村俊輔選手と松井大輔選手による、夢の対談が実現。あのW杯秘話を交えながら、二人の関係のほか、三浦知良選手や中澤佑二さんとの思い出、海外での人との付き合い方など、たっぷりと絆を語ります!僕にとって中村俊輔は、憧れでしかなかった。「もう撮っているんですか?僕ら焼き肉の話をしていました(笑)」と、笑いながらボールを蹴り合う中村俊輔選手と松井大輔選手の二人。この日は本格的な秋の訪れを感じさせる寒さだったが、彼らを囲む空気だけは、春のように暖かく柔らかかった。二人の絆は、どのような時を経て培われたのだろうか。彼らを通してアスリート特有の人間関係を解く。中村俊輔選手(以下、中村):俺らの出会いはいつだったかな。松井大輔選手(以下、松井):確か僕が京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)に入った2000年に、俊さん(中村)のいる横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)と対戦したときですね。俊さんはすでに日本代表に入られていて、トップとして活躍中の人だったので、憧れでしかなかった。僕ら世代はみんな俊さんのまねをしていましたからね。僕からしたら、もう神レベルの人なんです。――松井選手が崇拝するほどの存在である中村選手は、言わずと知れた「天才レフティー」。フリーキックの名手であり、利き足の左足で蹴られたボールがゴールに吸い込まれるさまは、芸術的に美しい。Jリーグ、日本代表、海外クラブと3つの舞台で活躍するなかで、数々の記録を打ち立て、観る者に驚きと感動を与えてきた。一方、中村選手の3歳年下である松井選手も、「天才ドリブラー」として名を馳せるファンタジスタのひとり。日本代表はもちろん、8つもの海外クラブを渡り歩き、厳しい環境で経験を積み重ねてきた。あの頃の日本代表は、みなギラギラしていたね。松井:僕は最初の出会いを覚えていますけど、俊さんは記憶にないでしょう?(笑)もっと言うと会話できたのは、オシム監督時代の日本代表で、スイス遠征(2007年)が最初ですよ。僕が俊さんの部屋に押しかけたんです。中村:そうだった?(笑)でも、当時の日本代表はピリピリした空気で、みんなギラついていたよね。連絡先の交換なんてしないし、言い方が悪いかもしれないけれど、“周りはみんな敵”のような感じに近かったのかもしれない。松井:そうですね。代表と所属クラブの雰囲気は全然違って、代表は同世代がいると話はしますけど、自分のポジションを守るために必死でしたよね。僕は、嫌われてもいいから、とにかく憧れの人から何かを得たかった。なんとかコミュニケーションをとって、サッカーや試合に対してどういうイメージを持っているのか、あわよくば盗んでやろうと思って、俊さんに近づきましたね。中村:部屋に来た、という印象はあるかも(笑)。でも俺が松井を身近に感じられるようになったのは、忘れもしない、2010年の南アフリカW杯のときだね。あの大会はとても大きな経験になった。まさかのスタメン外れ。南アフリカW杯の明暗。――「歓喜、興奮」と「絶望、失意」。ベスト16の成績を残した南アフリカW杯は、二人を「明」と「暗」に分けた、忘れられない出来事だ。中村:予選までは10番を背負ってスタメンで出ていたのに、本大会は外されたからね。そして、俺の代わりに松井が出ることになった。いくらタイプは違うとはいえ、要はポジションを取られたわけだから、そりゃ悔しいのが普通。これが代表落選なら、現場に行けないから気持ちの切り替えをして吹っ切れる。でも、試合に出られないのにその場にいなきゃいけないというのは、正直、酷だった。松井:でも、俊さんは僕によく声をかけてくれましたよね。僕は、俊さんをライバルだなんておこがましくて思えなかった。初のW杯で、自分のことしか考えられなかったんです。緊張もしていて、俊さんの言葉に助けられました。中村:やっぱりプロのアスリートの世界というのは、味方であっても、例えばポジション争いをしている相手に対して、「あいつ、ミスすればいいのに」と多少なりとも思う選手がほとんどだと思う。俺も、悔しい思いはあったけれど、それまでの松井のサッカーに対する姿勢やプレー、何気ない会話などから、素直に頑張ってほしいと思えたんだよね。松井はかわいい系なんだよ(笑)。憎めないというか、心から応援したくなるヤツっている。それが松井なんだよね。――中村選手が「素直に言葉をかけられた」のは、松井選手のサッカーに対する熱い思いを感じられたのと同時に、ある経験があったからとも言う。それは……。中村:ジーコ監督時代のアジアカップのとき。俺は、南アフリカW杯の松井と似たような立場だった。松田直樹さんや三浦淳寛さんといった俺より上の人たちが、練習で対戦相手役になってプレーをしてくれるの。監督はずっと俺たちレギュラー組を見るわけだから、先輩たちは当然ストレスが溜まるはず。それでも、暑かったら水を持ってきてくれたり、凍っているタオルなどを渡してくれたりと世話をしてくれた。それを見てきた俺は、南アフリカであの状況に立たされたときに、あ、サッカーの神さまは俺を試しているな、とも思ったんだ。だから、松井にパッとエールを送れたことが、俺にとっては大きな経験になったよ。松井:プレー直前やハーフタイムに、ドリブルをガンガンしかけろとか、相手を怖がらずに攻めろ、勝てるぞとか。岡田監督のほかに、もうひとり監督がいるようでした(笑)。でも、その言葉が本当にありがたかったですね。中村:でも、そこから2017年に俺がジュビロ磐田に移籍したときに、今度は、先にいた松井が俺にいろいろ教えてくれたね。ベテランって、普通はチームに1~2人なんだけど、最年長だった松井のさらに上の俺が来たことで、松井の居場所を奪ってしまった。結果、松井の出番が減ってしまい、松井はいまの横浜FCへ。そこは、俺たちはリスペクトし合う、いわば戦友のようなもの。申し訳ないと思っているんだ。松井:僕は俊さんが来るのを楽しみにしていましたよ。機械的な動きをしがちな現代サッカーにおいて、俊さんが来ることによって面白くなれると思った。居場所がなくなったら違うところに行けばいいんです。僕はずっと一ファンとして、俊さんを見ています。中村:俺たちは、お互いが敬意を払って、リスペクトし合える、戦友のようなものだよね。松井もだけど、横浜F・マリノスでずっと一緒だった、ボンバー(中澤佑二さん、2018シーズンで現役引退)もそう。俺よりもサッカーが好きなんじゃないかと思えるくらい、考え方が熱かったね。会話がなくても通じ合えるというか、それこそ絆がある関係だと思う。松井は、そういう人を挙げるとしたら?松井:俊さんに戦友と言ってもらえて光栄です。南アフリカW杯から時を隔ててジュビロ磐田、いまの横浜FCとふたつもクラブが同じになることは、そうないので俊さんとは運命を感じます。そういった意味でいうと、カズさん(三浦知良選手、横浜FC)もですね。僕が18歳で加入した京都パープルサンガでご一緒して、そこから巡って20年目となる年にここ横浜FCでまたプレーできるとは。昔、雑誌『Number』の企画で、カズさんから手紙をいただいたんです。そこには「ドリブルでガンガンいってほしい」と書かれてあって、勇気づけられましたね。海外クラブで実感した、プロのシビアな世界。――ここまで、同じ日本人同士の絆と呼べる関係を語ってもらったが、海外生活が長かった二人は、外国籍選手とはどのように結びつきを強めていったのだろう。松井:僕が海外で初めて行ったのがフランスのル・マンというクラブでした。フランス人になろうと思い言葉も覚えて、接してみたらフレンドリーになれましたね。でもね、結果がすべてなんですよ。コミュニケーションをとることで、最初は試合でパスを出してくれたりと効果はありますが、そこでシュートを決めたり、ボールを奪ったり、アシストしたりと自分の仕事をしなければ信頼関係は築けない。もうボールが僕に来なくなるんです。それが海外の厳しさだと思いますね。中村:確かに結果さえ出せばいいと言えるね。俺も、最初に行ったイタリアでは、向こうに合わせることを心がけた。でもね、彼らは夜の9時に食事をしだすんだよ。で、終わりが12時なの。翌日は試合もあるし、本当は早く寝たかったけど、頑張って3か月間はチームメイトにくっついていた。そうしたら、俺の人となりをわかってくれて、パスをもらえるようになった。だから、そこから無理に付き合うのはやめたのだけれど(笑)、でも、いいプレーをし続けなければ、またボールをもらえなくなってしまう。ピッチ外で信頼関係を築けても、いい仕事をしないとダメなんだ。そのへん、彼らは容赦ないからね。あと、ズケズケとよく物を言うよね。松井:そうそう、ストレートに言いますよね。他の選手同士で言い合いになり、練習中に乱闘になったこともあります。中村:日本では考えられないよ。最初はパスをよこせ、と言われて、ごめん、と謝っていたけれど、そのうち俺も、うっせーよ!と言い返して(笑)。でも、実際にパスを出すと、ちゃんと決めてくれるんだよ。だから、仲は決して良くないけれど、勝つというひとつの目標に向かっている同志なんだよね。お互い文句を言い合いながらも、ピッチ上では、リスペクトし合う関係になっていたと思う。松井:自分の代わりとなる者はいくらでもいますからね。日本よりもはるかに競争が激しい。中村:だから、生き残るためには、いい意味で、したたかにずる賢くならなきゃいけない。イタリアで仲良くなった選手が2人いたのだけれど、毎年移籍などでチームメイトが変わるから、2人とも口を揃えて「みんな敵だと思っている」と言っていた。それが、海外サッカーの厳しい現実だよね。松井:とはいえ、すべての国がそうシビアとは限りませんよね。中村:うん、ひと括りにはできないね。例えば、日本だと「気をつけ、前ならえ」でその通りにすればいいのだけれど、イタリアやスペインは逆。違う方向を向いているヤツのほうが面白がられるし、結果を出していれば時間にルーズでも許される。でも、スコットランドは日本と似ている部分があって、だらしなければいくら点を決めていても評価されにくい。あと、国民性として日本よりも親切な人が多い印象を受けたね。松井:文化や国民性の違いから、国によって、選手間の人間関係の築き方というのも変わりますね。さぁ俊さん、いろいろ話してきましたけど、最後に、僕らベテランという共通項があるわけですが、今後をどう考えていますか?中村:どうって(笑)、松井は俺にどうしてもらいたいの?松井:カズさんを目指してほしいです。少なくともあと10年くらいは現役でいていただきたい。中村:えぇ、カズさん!? あと10年か…考えておく(笑)。お前も、41歳の俺だって試合に出られるん だから、続けろよ。松井:ついていきますから、二人で頑張りましょう!二人が所属する横浜FCの試合に注目!ただいま明治安田生命J2リーグで3位(10月21日現在)とJ1リーグ昇格圏内の横浜FC。11月24日は、愛媛FCとホーム戦があります。2019シーズンは残り3試合、二人の活躍を観に、ニッパツ三ツ沢球技場へ行きましょう!Jリーグをもっと楽しみたい人は、Jリーグ公式アプリをダウンロードすると試合やチケット情報などがわかり便利です。まつい・だいすけ1981 年5 月11日、京都府生まれ。横浜FC所属。ポジションMF 。元日本代表。2010年W杯で活躍。京都パープルサンガからフランス、ロシア、ブルガリア、ポーランドで計8クラブを経験。帰国後ジュビロ磐田、2018年から現在。なかむら・しゅんすけ1978年6月24 日、神奈川県生まれ。横浜FC所属。ポジションはMF。元日本代表。W杯は2006年と2010年に出場。海外は3クラブを経験。直接フリーキックゴール数はJ1歴代最多の24得点。Jリーグ史上初、2度のMVPを受賞。※『anan』2019年11月13日号より。写真・金 玖美取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2019年11月10日アメリカを感じる大会横田基地で行う「フロストバイトロードレース」は、2020年1月19日(日)に開催します。日本で開催する大会ですが、耳に入る言葉は、英語だらけのアメリカンな雰囲気のマラソン大会です。日本にいながらアメリカの大会に参加しているように感じるかもしれません。寒い、風が強いフロストバイトロードレースは、毎年1月に米軍横田基地内で開催されます。種目は、ハーフ、5km、2km(キッズラン・ファミリー)になります。横田基地内の滑走路脇を走る平坦な走りやすいコースですが、滑走路がだだっ広く、さえぎる物が何もありません。吹き付ける北風は、身を切るような冷たさに感じると思います。十分な寒さ対策が必要かもしれません。豪快なステーキ&ハンバーガーを味わえる毎回大人気なのが、本場のアメリカンフードを食べることができる飲食ブースです。その場でグリルされたハンバーガーやホットドッグなどボリュームのある味を楽しむことができます。走るだけでなく、スタッフもアメリカ人中心で英語でのコミュニケーションも楽しめる珍しい大会に参加してみませんか。(画像は公式サイトより)【参考】※第38回フロストバイトロードレースの公式サイト
2019年10月21日ラグビーW杯、観ていますか?初の決勝トーナメント進出を決めたスコットランド戦、ラスト10分は呼吸もできないくらいテレビに齧りついていた…なんて方も多かったのでは?極度の運動音痴で、野球やサッカーのルールもろくに知らないココロニプロロ編集部員も、流行りに乗って、すっかりラグビーファン化しています。■あの選手の2019年10月の運勢を占う!屈強な男たちが全力でぶつかり合い、トライを決めた仲間と笑顔でハグし、ときに男泣きを見せる…なんて姿にキュンキュンしっぱなし。画面を通して彼らの熱を感じ、まるで恋でもしているような気分になることも!恋…そう、ココロニプロロは「恋愛×占い」サイト。せっかくなので、10月20日の準々決勝「南アフリカ戦」を前に、気になる(というか、ときめいた)選手たちの「基本性格」と「2019年10月の運勢」をチェックしてみました。用いた占いは、テレビや雑誌で大人気の占い師・水晶玉子さんの「オリエンタル占星術」です。水晶玉子さんは、あのゲッターズ飯田さんが「唯一尊敬する」と言うカリスマ占い師で、月の運行から占う「宿曜占星術」をもとに、オリジナルの「オリエンタル占星術」を編み出しました。【「宿曜占星術」とは?】インド発祥とされる東洋のホロスコープ「宿曜経」を用いた占術。生年月日によって、27種類の「宿」に分類され、宿ごとに性格や吉凶を占えます。宿の組み合わせで観る相性占いも人気の占いのひとつ。同じ占星術でも、西洋占星術とは違った視点で占いを楽しめますよ。ご自身の宿を知りたい方は「水晶玉子のオリエンタル占星術で占うあなた宿と基本性格【無料占い】」をお試しください。■選手4人の性格、そして運勢は?気になる選手だらけなので、正直、誰の占い結果を載せるか、かなり迷いました…。が、今回はこの4名で!◎リーチ・マイケル(主将)--------------------------【軫宿の性格】たくさんの人とのまじわりを好む27の宿のうちナンバーワンの社交家タイプ。たくさんの人からエネルギーをもらうことで、自分も元気になっているでしょう。周囲が無意識に認めてしまうタイプの人です。【10月の運勢】自分の気持ちと周囲の状況が美しく調和します。この月は物事が成就しやすい状態なので、今までがんばってきたことが実を結ぶでしょう。それと同時に、新しい流れが始まる時でもあります。--------------------------頼れるキャプテン、リーチ主将はこんな結果でした。ボールを持つと会場中の人が「リーーーチ!」と叫ぶ様子は、まさに『たくさんの人からエネルギーをもらうことで、自分も元気になっている』という占い結果通り。私たちもテレビの前で叫ばなくては!『がんばってきたことが実を結び、新しい流れが始まる』って、もしや準々決勝も勝ち越して次の段階に進めるってこと!?◎稲垣啓太(FW)--------------------------【亢宿】信念をつらぬく革命家タイプ。自分の思い描く高い理想や夢を絶対に曲げようとはしません。ひとりで反抗するのではなく、たくさんの仲間と一緒に既存の価値観を打ち破ろうとするでしょう。その頑固さは27宿中ナンバーワンです。【10月の運勢】悩みから解放され、不安定な状況が落ち着いていく月です。動揺した気分が収まり、進むべき道が明確になるでしょう。様々な事情があり、今まで取り組めなかったことがあるなら、ぜひこの時期に進めてください。思っているよりも簡単に進むかもしれません。想像以上の成功を収めることもありえるでしょう。--------------------------ワイルドでコワモテ。笑わないことで有名だけど、たまーに笑顔を見せる。洋服が好きで“おしゃれ番長”と呼ばれるなど、ギャップありまくりのモテ男・稲垣選手。『様々な事情があり、今まで取り組めなかったこと』というのは前回のW杯での苦渋、予選敗退の話?でも今月は『思っているよりも簡単に進むかも』『想像以上の成功を収める』との占い結果。この南ア戦はもちろんですが、今後の進展も期待できそうです。◎福岡堅樹(BK)--------------------------【危宿】自分に嘘をつけない性格です。根が悪くなく人当たりがいいのでいつも人気者になります。苦しい人生も楽しい人生も、同じ人生ならとことん楽しもうというタイプ。その瞬間瞬間を大事にしていきます。今、ここにいる自分が一番大事なのです。【10月の運勢】望みどおり、あるいは、それ以上の展開になりますから、楽しみにしていてください。とはいえ、何もしなければ何も起こりません。できることから始めましょう。穏やかな気分で進めることができますから、最初の一歩を踏み出せば、あとは自然な形で展開していきます。--------------------------引退後は医師の道に進むという福岡選手。『望みどおり、あるいはそれ以上の展開』とは?現在4トライ。この試合でもトライを決めるのでしょうか?どういった結末を迎えるのかワクワクしますね!◎松島幸太朗(BK)--------------------------【觜宿】普段は無口でも、話さなければいけない場面ではしっかり弁が立つでしょう。知識も豊富な松島幸太朗さんのことなので、どんな人が来ても話し相手になれます。目上の人のウケがいいようです。よく引き立てられます。そして立派に期待に応える人。【10月の運勢】ときめくことやうれしいことが多い時。目の前にチャンスが来たら、それがどのような結果につながるのか、いったん立ち止まって考えたほうがいいでしょう。ピンチとチャンスが紙一重の時期ですから、感覚を研ぎ澄ませましょう。能力が飛躍的に伸びる可能性も。--------------------------とにかく俊足!というイメージが強いのでは?大会トップタイの5トライを決めた松島選手は、今大会のトライ王を狙いたいと言っているようですね。占い通り『感覚を研ぎ澄ませ』ば、それも夢ではないかも?■彼らは「きっとやる!」なんともアツい占い結果にドキドキしてしまいました。『想像以上の成功』とか『望みどおり』の展開とか…。この選手たちは「きっとやる!」そんな気がしてきませんか?こうなったらもう、恋する乙女モード全開で応援しなくちゃ。日本中が熱のこもったエールを送れば、選手たちだってパワーを受け取り、元気が倍増するはずです。いよいよ始まる「南アフリカ戦」ではどんなプレーが展開されるのか。本当に本当に楽しみですね!監修者紹介水晶玉子幼いころから占いに興味をもって、東洋、西洋の枠を超え、数々の占術を研究。オリジナルな視点にたった解説は的中率も高く、またわかりやすいことから、多くのファンを持つ。人気占い師ゲッターズ飯田氏が”唯一尊敬する占い師”。
2019年10月19日幅広いレパートリーを武器に、ピアノ音楽の様々な可能性を切り開いてきたロシアの俊英ヴォロディンが来日する。そのヴォロディンの今回のテーマは、自らのルーツと言える“ロシアの作曲家たちの音楽”だ。20世紀前半似活躍したニコライ・メトネルのロマンティックな小品集「おとぎ話」に、チャイコフスキーの名高いバレエ組曲「眠れる森の美女(プレトニョフ編)」。そして締めくくりには、ピアノ音楽の中でも最高の技巧が求められる難曲、バラキレフの「イスラメイ」というプログラムには、ロシア伝統のロマンティシズムと気高いピアニズムの香りが充満する。「日本の聴衆は、真摯に演奏家の心に寄り添ってくださる。来日公演を重ねる度に、皆様がより身近な存在になっているのを実感する」と語るなど、親日家の側面も持つヴォロディンが描き出すロシアピアニズムの“凄さ”を体験したい。●公演概要10月21日(月)紀尾井ホール「アレクセイ・ヴォロディン ピアノ・リサイタル」●アレクセイ・ヴォロディン非常に繊細なタッチと華麗な技巧が高く評価されているヴォロディンは、桁外れに多様なレパートリーを有し、ベートーヴェン、ブラームスからチャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、さらにガーシュウィンからシチェドリン、メトネルまで自在に弾きこなす。1977年レニングラード生まれ。モスクワのグネーシン音楽大学で学んだ後、モスクワ音楽院でヴィルサラーゼに師事した。2003年、チューリヒで行われたゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクールでの優勝を機に国際的にその名が知られることとなった。ゲルギエフ、アシュケナージ、ナガノ、インキネンらの指揮のもと、マリインスキー劇場管、ロシア・ナショナル管、SWR響、モントリオール響、N響、中国国家大劇院管などと共演、リサイタルはウィーン・コンツェルトハウス、マリインスキー劇場、フィルハーモニー・ド・パリ、チューリヒのトーンハレなどのホールで定期的に演奏。室内楽にも力を入れ、ボロディン弦楽四重奏団、モディリアーニ弦楽四重奏団、ヤンセン、ラクリン、マイスキー、ガベッタらと共演している。2019/20年シーズンは、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管、シドニー響、ハンブルク・フィル、ロイヤル・フィル、サンクトペテルブルグ・フィルなどに招かれ、ロンドンのサウスバンク・センターで開催される「インターナショナル・ピアノ・シリーズ」やウィグモア・ホール、アムステルダムのコンセルトヘボウでの「マスター・ピアニスト・シリーズ」にも登場する。最新の録音は、マリインスキー・レーベルからリリースされたゲルギエフの指揮によるプロコフィエフのピアノ協奏曲第4番。チャレンジ・クラシックス・レーベルでラフマニノフ、シューマン、ラヴェル、スクリャービンのソロ作品も録音している。ショパンの作品を録音したCDは、クラシカ誌のショック賞とディアパゾン誌の5つ星を受賞した。スタインウェイの専属アーティストである。
2019年10月16日1900年にロシアの劇作家アントン・チェーホフにより発表され、『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『桜の園』とともに“チェーホフ4大戯曲”として広く知られる『三人姉妹』。その名作を全編手話で演じるという、ロシアはノヴォシビルスクのレッドトーチ・シアターによる実験的な舞台が、10月18日(金)に東京芸術劇場 プレイハウスで開幕する(ロシア手話上演/日本語・英語字幕付き)。声のない演技がチェーホフの人間ドラマの核心をかえって際立たせると、本国のみならずヨーロッパ各国の芸術祭でも話題となった作品だ。演出を手がけたのは、まだ30代に入ったばかりだった2015年に同劇団の芸術監督に就任して以来、数々の話題作を生み出してきたティモフェイ・クリャービン。街でろう者が手話で話しているのを見かけ、「何について話されているのかは分からなかった一方で、彼らを完全に理解しているという感覚を得た」ことが、本作の出発点だったと言う。『三人姉妹』が日本でも人気があることに触れ、「日本の観客の皆さまも、私たちの『三人姉妹』に出会い、新しいチェーホフ劇の側面を発見できるものと確信しています」と自信を見せるクリャービン。チェーホフの国だから生まれた舞台を日本で味わえる、貴重なチャンスの到来だ。文:町田麻子
2019年10月15日ダノンネーションズカップ実行委員会が、12歳以下の世界一を決めるサッカー国際大会「ダノンネーションズカップ2020 in JAPAN」の開催決定を発表しました。そして、日本国内大会20回目を迎えスポーツ機運が高まる2020年大会の節目の年に開催されるこの大会のアンバサダーに元日本代表の前園真聖さんの就任が決定しました。3年連続3回目の就任となった前園さんは、アンバサダーとして自身のSNSやブログを通して大会の情報を発信していくほか、一部地方予選や2020年3月に開催する本大会で決勝戦の解説などを務める予定です。また、今大会からは、より多くの女子選手に参加していただけるよう、複数のチームから構成される「女子合同チーム」でのエントリーを認定(※詳細は大会HPにて)しました。年々女子が参加できる大会としての規模を拡大し、日本の女子選手にとって世界の舞台で戦う希少な機会を手に入れることができる唯一の国際大会となっています。たくさんのサッカー少年少女の参加をお待ちしております。予選参加チームのエントリーはこちら>>前園さんのコメント「昨年に引き続き、今年もダノンネーションズカップ国内大会のアンバサダーに就任させていただき、とても嬉しく思っています。今年で3度目のアンバサダーですが、毎年世界に挑戦する子どもたちの頑張る姿を見させていただき、僕自身もとても刺激をもらっています。また、過去のダノンネーションズカップでは、東京オリンピック世代として日本代表で活躍する選手たちも数多く参加していたとも聞いていますので、この大会が登竜門になるよう、一緒に大会を盛り上げていきたいと思います。この3年で参加する女子選手も増えてきました。そして今大会、より多くの女子選手に参加してもらえる環境ができたことで、一人でも多くの選手が活躍できるよう期待しています。」
2019年10月09日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。いよいろ20日から始まったラグビーW杯。そこで、今回はイケメンラガーマンをイケメン評論家の沖直実さんに教えてもらいました!「イケメンラガーマン探しはお宝発掘感がすごい!そのなかでもハグされたいたくましい肉体を持つ男らしさと、きらきら王子系の部分を併せ持っている選手をご紹介しますね!」と沖さん。まずはラグビー選手のイメージをくつがえすような日本代表選手2人から。■流大(27)「レモンのような爽やかさ!笑顔がかわいいベビーフェースなきらきら系ラガーマンとして私のイチオシです!」(沖さん・以下同)■姫野和樹(25)「『anan』で肉体美を披露したり、バラエティ番組にも登場したりして、ラグビー界の女性人気を高めてくれる日本の至宝よ」そして、海外の代表も甘いマスクを持つ選手の宝庫でした。■AJ・マクギンティ(29)「アメリカ代表選手。一緒に散歩したくなる癒し系なルックスです。子役経験があって、アンジェリーナ・ジョリーと共演したことも!」■ボーデン・バレット(28)「名門ニュージーランド・オールブラックスの選手。司令塔であり顔もいいだなんて天は二物を与えてしまったのね」ほかにも、田村優選手、ロブ・カーニー選手(アイルランド)などたくさん。イケメンを切り口にW杯を楽しんでみて!
2019年09月30日ラグビーW杯、盛り上がっていますね。みなさんもご覧になってますでしょうか。実際に観戦に行かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。今回も、ラグビーをはじめサッカー以外のスポーツの例も挙げながらお送りします。サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに5万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧|次回>>スポーツでは相手への敬意と思いやりをもった態度が求められるのです(写真は少年サッカーのイメージです)■「ノーサイドゲーム」が伝える、今この時代だからこそ必要な精神初めての日本開催となったラグビーW杯が、予想以上の盛り上がりを見せています。開幕前は、日本代表選手が「今一つ盛り上がっていない」とこぼしていたと聞きますが、始まれば会場はどこも満員で、テレビの視聴率は日本戦以外も高い数字をマークしているそうです。その盛り上げに一役買ったのが、TBS系で放送されたドラマ「ノーサイドゲーム」ではないでしょうか。ラグビーのゲーム映像もとても迫力のあるものでした。実はドラマの中で、印象的だったセリフがあります。「ラグビーはこの会社や日本に必要だろうか」ラグビー部のGMである君嶋(大泉洋さん)へ、天敵だった上役の滝川(上川隆也さん)が尋ねます。すると、君嶋はこう答えます。「理不尽がまかり通る時代になっています。ノーサイドという精神は日本ラグビーのおとぎ話かも知れない。でも、今、この世界だからこそ必要なんだと私は思います」理不尽と言えば、ブラック部活が問題になったときのこと。私の仕事を手伝ってくれているライターさんがブラックな部活で苦しむ生徒の親を取材したところ、「社会が理不尽なのだから、理不尽を経験することは悪いことではない」と言われたそうです。ライターさんは「理不尽に耐えることが美徳になったら、理不尽な社会を変える力を持てないじゃないですか」と反論したそうです。理不尽を変える力。これを身につけることは、スポーツの意義のひとつだと思います。それは、子どもや若者が人としての正しさが求められるスポーツマンシップを学べるからです。■大阪なおみ選手が見せたスポーツマンシップ私がドイツ留学前、まだグッドルーザーの大義など知らなかったころ。私は接戦で勝って喜び合う学生たちに言いました。背後では敗れた相手が地面に膝をついて泣きじゃくっています。「喜ぶのはロッカールームに行ってからにしよう。相手も君たちと同じぐらい死に物狂いで練習してきたんだ。気持ちを察しよう」教育とか、スポーツマンシップ云々ではなく、ただ自分の感覚で自然に出た言葉でした。加えて、テニスの4大大会最終戦・全米オープンの4回戦で敗れ、大会連覇を逃した大坂なおみ選手が、「全米オープン・スポーツマンシップ賞」に選出されました。3回戦で15歳の米国選手、コリ・ガウフに勝利したさと、号泣したガウフのもとに歩み寄って慰めたうえ、自分と一緒にインタビューを受けるよう促し会場から喝采を浴びました。この振る舞いがスポーツマンシップのお手本に値するとして、受賞が決まりました。彼女がプレーするテニスや卓球などは、ポイントごとに歓喜の声を出すプレーヤーがいますが、時にそれは対戦相手に背を向けて行われることがあります。どちらの選手も、対戦相手がミスしたときは基本的にガッツポーズをしません。また、卓球では、台の角に当たって決まる「エッジボール」の際は、エッジボールによってポイントを手にした選手は相手に対して謝るようなしぐさをします。それは暗黙のマナーです。女子サッカーW杯で日本代表が米国代表を下して優勝したとき、米国のエースであるアビー・ワンバック選手が涙を流して喜ぶ日本選手のもとへ自ら駆け寄り握手を求めていました。このように、スポーツの世界では、フェアで相手への敬意と思いやりを持った態度が求められます。それこそがスポーツマンシップです。スポーツマンシップのひとつの定義がこれです。「楽しかったから、また君たちと試合をしたいと、相手から言われる振る舞いをする」それを実現するには、審判に抗議したり、相手を過度に威嚇したり、試合後に勝敗に関係なく相手をさげすむような発言や態度をとることはなりません。ところが、日本のスポーツ現場では、選手にスポーツマンシップとは真逆の教育をしてはいないでしょうか。少し前に高校球児が試合後の握手をしなかったことが話題になりました。あるスポーツでは、選手は試合終了後に礼をしたらすぐに自分のベンチに戻って片付けていました。普通は、礼をしたら、握手をして相手ベンチにあいさつに行く習慣があります。でも、どの試合もみんな握手もハグもせず、試合終了の余韻にひたることもなくサッサと片付けて退散します。その徹底ぶりは、どうやらテレビ中継の時間に合わせるため、試合進行を遅れさせられないのではないか、大人の都合なのではないかと憶測したくなるほどでした。日本の部活動は教育の一環と言われますが、その風景だけを見ると一体何が教育なのかと思ってしまいます。■「理不尽を変える力」を育てるために指導者が学ぶべきものスポーツマンシップを学ぶことが大事なのです(写真は少年サッカーのイメージです)この「教育」がスポーツの現場に正しく継がれていったのが、ラグビーなのかもしれません。生身で体をぶつけ合うラグビーは「紳士がする野蛮人のスポーツ」などと揶揄されることもあります。歴史をひもとくと、1823年、イングランドの有名なパブリックスクールであるラグビー校でのフットボールの試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリスがボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出したことがラグビーの起源とされています(諸説あります)。以来、「ドリブリングゲーム」がサッカーに、「ハンドリングゲーム」はラグビーへと枝分かれしました。サッカーは、工場労働者が休暇などに試合をしているうちに、みんなが見に来るようになり、工場が「プレーする時間分の給料を出す」と言ってチームが増え、リーグが作られて世界に広まっていきました。対するラグビーは、パブリックスクールごとにチームが作られたことから、教育的な意味を持って「ノーサイド」の精神が残ったと言われています。その態度は正しいか否か。スポーツマンシップに反するか否か。まずは、指導者のみなさんがスポーツマンシップを学びましょう。そのうえで、理不尽を変える力を育ててあげてください。<<前回|連載一覧|次回>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2019年09月27日いよいよ開幕し、大いに盛り上がっている日本開催のラグビーW杯。日本の初戦・ロシア戦が行われた9月20日には、TRFのDJ KOO(58)がパブリックビューイング「爆音ラグビー」でDJをつとめた。高校時代はラグビー部でポジションがスタンドオフだったというDJ KOO。各スポーツ紙によると観衆の真ん中で声援を送り、日本が勝利の瞬間には周囲とハイタッチ。「先制点を取られても向かっていく気持ちが良かった。それにしても松島ハンパねぇ」と語り、3トライの松島幸太朗選手(26)を絶賛したという。「KOOさんはTRFでの活動時はDJブースにいるので体格がよく分からなかったのですが、間近で見ると元ラガーマンらしいがっしりした体型!千葉の日体大柏高でプレーしており、昨年5月に開催されたW杯開幕500日イベントで元ラガーマンの過去が知れ渡りました。今年のW杯大会期間中はスケジュールがぎっしりで、“ラグビーバブル”のような状態だそうです」(音楽関係者)またラグビーW杯開幕前に話題になっていたのが内閣改造だが、経済産業相として初入閣を果たした菅原一秀衆院議員(57)とTRFのSAM(57)はダンス仲間だったという。実際、SAMは自身のツイッターで《無二の親友菅原一秀が入閣。彼の努力の継続をずっと見ているので心から嬉しかった。おめでとう!いい世の中にして下さい!》と祝福した。「2人は大学時代ダンスユニットを組んでいたそうで、一時期は同居してダンスの練習に明け暮れていたほど。今後、番組での共演にも期待が集まっています」(芸能記者)KOOやSAMに判明した、意外な事実。2人とも、ある意味で“持っている”といえそうだ。
2019年09月24日世界的なハーフマラソン今回で74回目を迎える伝統ある「香川丸亀国際ハーフマラソン大会」は、2020年2月2日(日)に開催されます。例年、海外の招待選手に加えて、実業団・学生のトップランナーが多数参加する大会です。1万人規模の市民ランナーも参加する日本最大級のハーフマラソン大会です。コースは、平坦な折り返し香川丸亀国際ハーフマラソンは、世界新記録も出たことがある「超高速コース」と言われており、ハーフマラソンで自己ベストを狙うランナーが多く参加します。また、フラットで走りやすいコース、長めの制限時間(3時間)設定であることから、マラソン初心者にも挑戦しやすいと人気があります。一流ランナーと同じコースを走る大会のコースは、Pikaraスタジアム(香川県立丸亀競技場)を発着とし、丸亀市、宇多津町を通り、坂出市で折り返します。この大会の魅力の1つが折り返しコースのため先に出発した一流ランナーの走りを間近で見ることです。一流ランナーたちの本気の走りを見て、途切れることがない沿道の声援を背に受け走ることが出来るハーフマラソン大会です。(画像は公式サイトより)【参考】※大会公式サイト
2019年09月22日いよいよ9月20日よりラグビーワールドカップが始まる。前回大会、南アフリカに歴史的勝利を挙げ、世界を驚かせたジャパン。2016年、ジェイミー・ジョセフがヘッドコーチに就任して3年、過去に例を見ないほどの強化を進めてきた。「この3年間で信じられないくらい強くなっています」とは、ラグビージャーナリストの村上晃一さん。過去最強といわれる日本代表への期待度を村上さんにズバリ伺った。「選手層も厚くなったし、戦い方のプランも選手たちが理解して、かなり精度高くできるようになっている。フィジカルもフィットネスもレベルアップ。何より、この4年間、ニュージーランドやイングランド、ウェールズなどティア1と呼ばれる最強の10か国すべてと対戦しました。これは過去の日本ラグビー史上なかったこと。本当に世界のトップレベルと戦うことにものすごく慣れたと思います。強豪国と真っ向勝負をするなかで、初めて現実的にベスト8を狙えるところに来たと思います」しかし、前回、3勝しながらも決勝トーナメントに進めませんでした。「4トライ以上に与えられるボーナス勝ち点を取りながら勝つことが大事ですね。前回のジャパンは得点力が高くなかった。強豪国相手に守り勝つのも難しい。なので、いかに攻めの時間を多くし、ずっと日本のペースで試合を進められるか、そこを目指してチームを作ってきました。今のジャパンはどこからでもトライを取れるチームに変わりました」その必勝パターンに持ち込むには、誰がキーマンですか?「10番、スタンドオフの田村優ですね。攻撃パターンの選択、キックの精度、パス、すべてがずば抜けています。彼がいかにゲームをコントロールできるか。それとフォワードです。特にラインアウトでボールを確保できるかどうかが、勝敗に直結してくるでしょう。リーダーはトンプソン ルーク。スローワーの堀江翔太と共に、スクラムも含めてセットプレーの要です。そしてジャパンのアタッキングラグビーにおいて活躍が欠かせないのが、リーチ マイケルやマフィらフォワード第3列の選手たち。相手のタックルをかわして前に出ていく突破力に注目してください」『ラグビーワールドカップ2019日本大会』9月20日(金)~11月2日(土)全国12会場で開催。20チームが5チームごと4プールに分かれ予選リーグを戦い、各プール上位2チームが準々決勝に進む。NHK、日本テレビ、J SPORTSにて放送。日本の試合日程と対戦相手9/20(金)19:45 ロシア9/28(土)16:15 アイルランド10/5(土)19:30 サモア10/13(日)19:45 スコットランド※『anan』2019年9月25日号より。写真・AFP/アフロ(by anan編集部)
2019年09月20日9月20日にラグビーのW杯が開幕しますね。みなさんも観戦を楽しみにしているのではないでしょうか。サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに5万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧|次回>>負けを認め相手を称えることは、自分の成長にもつながる(写真は少年サッカーのイメージです)■前回大会の南アフリカが見せた「一流のスポーツマンのこころ」ラグビーW杯、自国開催のこの大イベントに私も大いに注目しています。振り返ると、ラグビー日本代表が日本で耳目を集めたのは前回2015年のイングランド大会でした。予選プールの初戦で優勝候補の南アフリカを下す金星を挙げ、世界のスポーツ史上「もっとも人々を驚かせた試合」と言われました。無理もありません。イングランドの地元紙の勝敗予想で「日本が勝つ可能性は1%」とまで言われていたのですから。今回のW杯前、南ア戦で日本が逆転トライを決めた映像はテレビで何度も流れているので、目にした方は多いでしょう。勝利の瞬間、ベンチにいた日本選手もプレーしていた仲間に駆け寄り大喜びでした。そのなかで、チームメイトとは別の視点を持っていた選手がいました。前キャプテンで控えだった廣瀬俊朗選手です。彼は感動的な幕切れの中で印象的だったことを、メディアのインタビューでこう話しました。「南アフリカの選手の態度が素晴らしかった。僕らに負けて悔しいはずなのに、自分たちから日本の選手に駆け寄って健闘を讃えていた。すごいと思いました」彼は続けて「このようなノーサイドの精神がラグビーというスポーツにはある。あらためてラグビーは素晴らしいスポーツだと実感した」と述べています。これこそが「グッドルーザー」の姿です。この連載で何度もお伝えした「スポーツマンのこころ」の大きな柱のひとつです。「負け」という望まない出来事から生じる悔しさや、自分のふがいなさといったマイナスの想いにとらわれることなく、まず先にともに戦った相手をリスペクトする。敬意を示す態度こそが、一流のスポーツマン。そして、それは、プロだけではなく、高校生、中学生、さらには少年スポーツでもあるべき姿です。■負けを糧にできる選手たちの特徴なぜそうあるべきか。自分を負かした相手を潔く称えることができる選手は、負けたことを貴重な体験として自分のなかで認められるので、そのあと強くなることができます。つまり、敗戦から学ぶことができるのです。片や、悲嘆にくれるだけで相手を認める気持ちを持てない選手や集団は、「お前のミスが」とか「相手が卑怯」とか「審判が・・」などと負けた言い訳を探す傾向が強いようです。そうなると、負けたことを糧にできません。日本のスポーツシーンでは、まだまだ後者の傾向が強いようです。そのため、廣瀬選手も「ノーサイドがあるラグビーは素晴らしいスポーツだ」と言ったのでしょう。しかしながら、実際はすべてのスポーツにノーサイドの精神は存在します。私が留学したドイツや欧州ではサッカーやほかのスポーツすべてに「グッドルーザー」の考え方が根付いていたように思います。日本では、ほとんどの選手が「グッドルーザー」という考え方自体を理解していませんから、当然実行できるわけがありません。そして、当然ですが指導者も「グッドルーザー」を理解していないので指導できません。■目の前の子どもたちよりも「自分」が軸になってしまう大人たち少年サッカーでも、負けたあとに審判にクレームをつけたりするコーチがいませんか。高校野球では、試合後に握手をしなかったチームが話題になったことがありました。なぜ日本のスポーツ選手やそれにかかわる大人は、グッドルーザーになれないのでしょうか。講演やセミナーで大人の方に質問すると、「みんな勝ちたいから。勝利至上主義だから」という意見が多いです。その通りだと思います。では、なぜ、何よりも勝つことを優先させる勝利至上になるのか。その理由の一つは、その人たちにとって、スポーツがあまりにも日常に入り込んでいるからです。少年サッカーのボランティアコーチをしている方で、よくあるのがこんな話です。「週末の試合に負けると、翌週はずっと悔しくて仕事が手につかない」「負けると気分が悪くて(お酒を)飲みすぎる」ある大学の先生が、少年スポーツの指導者講習で講義をした際「みなさんは、なぜ子どものスポーツ指導をしておられるのですか?」と尋ねたら、ひとりの男性が「自分の生きがい。自分が元気であり続けるためにやっている」と笑顔で意見を述べたそうです。つまりは「勝っておいしいお酒を飲むためにやっている」ということ。目の前の子どもたちよりも「自分」が軸です。だから、負けることは認められないのでしょう。■スポーツを正しくとらえれば「サッカーだけで勉強しない子」は出てこない大人たちがスポーツを正しくとらえなければならないのです(写真はイメージです)以前にもお伝えしましたが、スポーツは非日常のもの(ゲーム=遊びの一種)だととらえなくてはいけません。非日常だと大人たちが受け止めていれば、「サッカーばかりして勉強しない子ども」は出てきません。児童、生徒にとって、勉強は日常ですから、非日常のサッカーと同一線上に置いて議論すること自体ナンセンスだからです。無論、勉強は苦手だけどサッカーは得意という子はいるでしょう。サッカーシーンで存在感を示すことはその子の自尊感情を高めます。だからこそ、そこで「サッカーをやり抜くことができるのだから、苦手な勉強でやり抜ければ、もっとサッカーがうまくなると思わないかい?」と大人が問いかけてあげてください。『(非日常で)一流のアスリートである以前に、(日常で)一流の人間であれ!』言葉の上では、ずっとずっと昔から言い続けられています。しかし、そんなことを言葉だけでなく、子どもが自分で実感したり、他の人のありようを可視化して学ぶことが必要です。そのためには、世界の一流アスリートが一堂に会するラグビーW杯を見ることは、子どもたちにとってよい勉強になるでしょう。一緒にテレビ観戦する機会があれば、グッドルーザーやスポーツマンシップの視点からぜひ伝えてあげてください。<<前回|連載一覧|次回>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2019年09月18日