歌手の福山雅治が、テレビ朝日のリオ五輪中継に出演することが19日、明らかになった。2000年のシドニー大会から5大会連続の出演となり、前大会に続きテーマソングも担当する。福山は「スペシャルキャスター」として、開幕式前日の8月5日(20:00~21:54)に放送される「開幕直前スペシャル」を皮切りに出演。カメラを手に、ファインダー越しに競技を見つめ、メインキャスターの松岡修造、フィールドリポーターの寺川綾とともに、現地から熱戦を伝える。また、前回のロンドン五輪に続き、テーマソングを担当することも決定。曲名は「1461日」で、前回大会からの日数を表している。福山は「毎回なんですが、見ていてこちら側が緊張で全身が固まります。と同時にとても興奮します」と、本番に向けてテンションが上がっている様子。「"熱"を"感動"をブラジル・リオデジャネイロからお届けしたい。そして一緒に楽しみたいと思っています」と意気込みを語っている。
2016年07月19日今年初め、ロシア人の救急隊員ロマン・ブルトセフさんが「レオナルド・ディカプリオにそっくり!」と話題になり、気を良くしたロマンさんはインスタグラムにアカウントを開設。レオになりきって、『タイタニック』や『レヴェナント:蘇えりし者』の名場面を再現した写真を載せるなど、ロシアのディカプリオとしての地位を築いた。そんな努力が実ってか、このたびウォッカ「Pyat Ozer Vodka」のコマーシャルに抜擢され、注目を集めている。「偽ディカプリオ」らしく、偽BMWを走らせ、偽モデルの彼女を助手席に乗せ、偽iPhoneを使用。着ているものは偽アディダスのジャージとすべてが「偽仕様」…。しかしルームミラーには本物のディカプリオの写真が貼ってあり、本物のBMWが偽BMWを軽く追い抜かしていくという強烈な皮肉が効いている。自分の生活が偽物であふれていると気が付いた偽ディカプリオ。偽BMWを停めると、すべての偽物に別れを告げ、本物のウォッカを手に取り、1人ボートで湖を進んでいく。突然置き去りにされた偽彼女が、遥か遠くにいる偽ディカプリオに靴を投げつけるも届かず湖に落ちてしまうというストーリーだ。さて、こちらの偽ディカプリオのロマンさん。本物のディカプリオがたまに見せるたるんだ身体のさらに上をいく「ゆるみ」具合で、CMでも披露している太鼓っ腹がお見事だが、レオよりずっと若い33歳。痩せれば本物にかなり近付きそうな風貌をしている。これからの活躍にも期待!(Hiromi Kaku)
2016年07月11日テレビ朝日系列では、きょう3日(19:34~)と7日(19:00~)に生中継するサッカー日本代表戦「キリンカップサッカー2016」のハーフタイム中に、データ放送でのクイズ企画を実施する。この企画では、ハーフタイム中に、リモコンのdボタンを押すとクイズ画面が表示され、「キリンカップサッカー」の歴史にちなんだ問題など10問を出題。全て正解すると、「一番搾り」や「生茶」といったキリン商品のプレゼント応募に必要なキーワードが取得できる。クイズは、ハーフタイムから試合終了まで挑戦可能で、「テレ朝サッカー」などのウェブサイトで、ヒントになる情報を掲載。データ放送画面上には、松木安太郎、川平慈英、テレ朝の女性アナウンサーたちが登場し、視聴者を応援する仕掛けも用意されている。今回のキリンカップは、初日の3日にブルガリアと対戦。勝てば優勝をかけ、ボスニア・ヘルツェゴビナ×デンマークの勝者と対戦し、負けた場合は7日の3位決定戦に臨むことになる。
2016年06月03日ドイツのファッションブランド、ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)が、ヨーロッパ選手権(ユーロ)を控えるドイツ代表サッカーチームに公式スーツを提供する。2014年に開催されたブラジルワールドカップでは、ヒューゴ ボスの公式スーツと共に見事優勝を果たしたドイツ代表。今回、ユーロ大会期間中の公式行事において代表メンバーが身に纏うのは、新たに導入された「クリエイト・ユア・ルック」ラインのスリムカットでダークグレーのボス・スーツだ。このコレクションの目玉は、トラウザーとジャケットのサイズとフィット感をスリム/エクストラスリムの中から組み合わせて、着用者それぞれの体形に完璧にマッチしたスーツ・スタイルを選べるという点。最適なサイズのセットアップに、100%コットンの白いシャツ、黒のネクタイ、エレガントなポケット・チーフにベルト、シューズ、黒のコートというコーディネートで仕上げれば、隙のない、モダンかつクラシックな装いの完成だ。また、監督のヨアヒム・レーヴ率いるコーチング・スタッフにも、贅沢な素材と最上級のクラフツマンシップを駆使した「ボス・メイド・トゥ・メジャー」によるカスタムメイドのスーツが提供されている。なお、これを記念して、2016年6月10日(金)から7月10日(日)までのサッカーヨーロッパ大会期間中に、ジャケットとトラウザーのセットアップを購入すると、ドイツ代表監督のオリジナルフィギュアがプレゼントされる。【アイテム詳細】発売日:2016年6月10日(金)価格:ジャケット 95,000円+税、パンツ 33,000円+税取扱店舗:全国のボス ストア各店【問い合わせ先】ヒューゴ ボス ジャパンTEL:03-5774-7670
2016年05月22日ダミアーニ(DAMIANI)は、ロシア・ロマノフ家の末裔ニコレッタ・ロマノフとのコラボレーションジュエリー「フィオッコ(FIOCCO)」を2016年6月1日(水)より発売する。ロマノフ家は、約300年もの間ロシアを統治し、ロシア史上最後の王朝と呼ばれている。その末裔のニコレッタは、現在映画、TV、雑誌と活躍の場を広げる女優 / ファッションアイコン。今回、高貴で華麗なるロマノフ家の世界観をインスピレーション源に、彼らが長年親しんできた「蝶結び」のモチーフに採り入れた「フィオッコ」が生まれた。ベースとなったピンクゴールドまたはホワイトゴールドのリボンモチーフに、ダイヤモンドをふんだんにあしらい、遊び心溢れるデザインに仕上げた。熟練職人の匠の技とダミアーニの個性的なデザインを共存させたジュエリーは、ネックレス、ピアス、リング、ブレスレットとバリエーション豊富なラインナップで展開される。【アイテム詳細】ダミアーニ「フィオッコ」発売日:2016年6月1日(水)<アイテム例>・リング PG×ダイヤモンド(XS) 390,000円・リング PG×ダイヤモンド(S) 535,000円・ピアス PG×WG×ダイヤモンド(XS) 600,000円・ブレスレット PG×ダイヤモンド×サテンストラップ(S) 645,000円・ネックレス PG×ダイヤモンド(XS) 390,000円・リング WG×ダイヤモンド(XS) 710,000円・ネックレス WG×ダイヤモンド(XS) 710,000円※XS、Sはボウ(リボン)のサイズ表記。【問い合わせ先】ダミアーニ 銀座タワーTEL:03-5537-3336
2016年05月19日みなさんは1日に何杯のコーヒーを飲みますか?朝は目を覚ますために、仕事中は集中力を高めるために飲むかたも多いと思いますが、コーヒーを1日2~3杯飲むだけで、腸のがんが防げるという説が発表されました。■1日数杯のコーヒーで腸のがんリスクが下がるアメリカの南カリフォルニア大学で、一日ほんの数杯のコーヒーで大腸がんや直腸がんが防げるという新しい研究結果が出たのです。腸のがんは、アメリカでは男女ともにかかりやすいがんの第3位。日本でも1980年ごろにくらべ、特に大腸がんの死亡者数は男女ともに約3倍に増えています。もしもコーヒーを飲むだけで、リスクを下げることができるなら、こんないい話はありません。■がん患者と健康な人のコーヒー消費量を調査!アメリカ癌学会によれば、この1年だけで95,000人以上が結腸がんに、39,000人以上が直腸がんの診断を受けていて、腸のがんは依然増える傾向にあります。研究者たちは、過去6ヶ月以内に腸のがんと診断を受けた5,100人の男女と、腸のがんの既往歴のない4,000人の男女とを対象に比較調査。参加者達は1日に飲んだエスプレッソやインスタントコーヒー、また、ノンカフェインのコーヒーおよびフィルターコーヒーなど、どんな種類のコーヒーでもすべて報告することになっていたそうです。さらに、がん患者の家族歴、食生活、運動と喫煙の有無等も調べました。その調査結果によると、コーヒーを飲むことで、腸のがんのリスクを減らすことがわかったというのです。1日に1~2杯飲むだけでも、腸のがんのリスクは26%下がり、1日に2杯以上飲むと50%まで下がるそうです。■カフェイン入りもノンカフェインも効果は同じさらに、カフェイン入りかノンカフェインかに関係なく、どちらのコーヒーにもリスクを減らす効果があることもわかりました。コーヒーに含まれる他の物質が人の腸の健康を高めているようです。カフェインやポリフェノールは抗酸化作用があり、潜在的な結腸がん細胞の成長を阻んでいるのではないかと研究者たちは考えています。たとえば、コーヒーの焙煎の過程で生じるメラノイジンが腸の可動性を促進し、またジテルウペン(コーヒーのエキスに含まれるカフェストールとカフェオールという物質)には人体の酸化的損傷を防ぐ効果があるため、がんの発病が免れるのではないかというのです。■どんなコーヒーでも腸のがんリスクを減らせるこの研究論文の第一著者であるステファニー・シュミット博士は、「コーヒーにどれくらいガンに効く成分が含まれているかは、コーヒーの豆、焙煎、醸造方法によって変化します。また、都合のよいことに、コーヒーがどんなフレーバーであろうと、どんな形態であろうと(たとえば、カプチーノやエスプレッソなど)、関係なく腸のがんにかかるリスクを減らせるということです」と述べました。南カリフォルニア大学と共同で、この研究をさらに大規模に進めているのがイスラエルの国立癌コントロールセンターのレナート博士です。「イスラエルでは、コーヒーの消費量がアメリカより少ないのですが、バリエーションはアメリカよりも多く、いろいろなコーヒーがあります。それでも結果は、アメリカと同じでした」と述べています。グラバー博士は、「コーヒーががん予防になることを証明するためには、さらなる調査研究が必要になります」とし、最後に「コーヒーが健康に悪影響をもたらすことはほとんどありません。毎日のコーヒーが腸のがんにかかるリスクを減らす可能性が高いので、コーヒー好きの人にはどんどんコーヒーを楽しんでほしいです」といっています。*欧米型の食事が定着して以来、日本でも大腸がん患者はうなぎのぼりに増えています。もしこの研究成果が本当なら、多くの人の命がコーヒーによって助かることになるかもしれません。みなさんもがん予防のために、コーヒー習慣を取り入れてみませんか?(文/スケルトンワークス) 【参考】※How a few cups of coffee a day may cut the risk of bowel cancer by HALF (and that includes decaf)−Mail Online
2016年04月18日日本代表とタイ代表 著者撮影4月12日、FIFAワールドカップ2018ロシア大会のアジア最終予選(3次予選)グループ分け抽選会が行われた。6大会連続のワールドカップ出場を目指す日本はB組となり、オーストラリア、サウジアラビア、UAE、イラク、そして急激な成長で注目を集める「東南アジアの雄」タイと対戦することが決まった。 著者撮影日本は2次予選でもカンボジア、シンガポールという東南アジアの2カ国と同グループを戦ったが、ワールドカップ出場に直結するいわゆる「アジア最終予選」で東南アジアの国と対戦するのは史上初の出来事。最終予選はホーム&アウェイの総当たりで開催されるレギュレーションで、まずは9月6日にタイ、来年3月28日に日本を舞台にワールドカップをかけた日本対タイの真剣勝負が行われる。著者撮影東南アジアの国々にとって、ワールドカップは遠い存在だった。歴史を遡れば1938年の第3回大会にオランダ統治時代のインドネシア(オランダ領インド)がアジア初の代表として出場しているが、それを除けば東南アジアからの出場はなし。それどころか東南アジアの国がアジア最終予選に駒を進めた例も2002年大会予選のタイが唯一で、同大会は日本と韓国がホスト国のため予選に出場していなかったことなどラッキーな面も大きかった。著者撮影対して今回のタイは2次予選で中東の強豪であるイラクを抑え、堂々のグループ首位で最終予選進出を決めている。東南アジアの国が、正真正銘の「力」でアジアのファイナルラウンドに進んだ初の例と言えるだろう。日本と韓国をはじめとする東アジア勢と伝統的にサッカー強国がそろう中東、それに近年はオーストラリアやウズベキスタンらが絡んで上位争いを演じてきたアジアのサッカー勢力図に一石を投じたかたちだ。 著者撮影タイの躍進は、偶然の産物ではない。経済の成長にあわせてここ数年、タイのスポーツ界は目覚ましい発展を遂げてきた。バレーボールやバスケットボールなどこれまでタイでは存在感の薄かった競技でも本格的な国内リーグが誕生し、オリンピックでも2000年代に入ってからは回を追うごとにメダル数が増えるなど国際舞台での活躍も目立つようになった。なかでもサッカーは、急成長するタイのスポーツ界のシンボルともいえる存在だ。著者撮影サッカーのタイリーグも、2010年頃から大きな成長を遂げてきた。リーグの規模が拡大してプロリーグとしてのステイタスが確立され、短期間で人気、実力ともに急上昇。近年、「タイ最強クラブ」の地位を不動のものにしつつあるブリーラム・ユナイテッドはアジアトップレベルの大会でも存在感を見せるようになり、実力の上昇にともなってイングランドのプレミアリーグに集中していたファンの関心も次第に自国リーグにも向けられるようになった。著者撮影世界最強を誇るセパタクロー(足で行うバレーボールのような競技)が文化として根付いていることもあり、タイはもともと足を使う競技には強さを見せる。歴史を振り返ればサッカーも、実はかつてオリンピックに2度出場(1956年メルボルン大会と1968年メキシコ大会)するなど実績を残してきた。もともと一定の基盤があったところに国の発展にともなうスポーツ文化の開花が重なり、今回のワールドカップ予選における躍進は生まれた。著者撮影アジア2次予選では、タイ以外にも東南アジアの国々がこれまでとはひと味違う輝きを見せた。現在、東南アジアではタイに次ぐ実力国であるベトナムや代表強化に力を入れているフィリピンなどが一定の結果を残し、かつてはアジアトップレベルのサッカー強国だったミャンマーや、育成に力を入れるカンボジアなども今後の躍進が期待される。こういった国々が近い将来、タイに続く可能性は大いにあるだろう。タイのワールドカップアジア最終予選進出は、経済の成長とともに東南アジアに豊かなスポーツ文化が花開きつつあることの最初のシグナルかもしれない。 (text & photo : 本多 辰成 ) スポーツコラム「スポーツが繋ぐ! 東南アジアと日本の新時代」>その他の記事はこちら
2016年04月13日ロシア国営宇宙会社Roskosmosは3月19日、国際宇宙ステーション(ISS)に向かう3人の宇宙飛行士を乗せた「サユースTMA-20M」宇宙船の打ち上げに成功した。サユースTMA-Mの飛行は今回で最後となり、今後は新型の「サユースMS」が使用される。サユースTMA-20Mを載せた「サユースFG」ロケットは、日本時間3月19日6時26分(現地時間3月19日3時26分)、カザフスタン共和国にあるバイカヌール宇宙基地の第1発射台「ガガーリン発射台」から離昇した。ロケットは順調に飛行し、約9分後に宇宙船を軌道に投入した。宇宙船は太陽電池パドルやアンテナの展開にも成功。徐々に高度を上げつつISSに近付き、打ち上げから約6時間後の12時9分58秒にISSの「ポーイスク」モジュールへドッキングした。その後、ハッチの気密確認や、宇宙船とISSとの間の気圧の調整などが行われ、13時55分にハッチが開かれ、宇宙飛行士らはISSへ入室した。○サユースTMA-20MサユースTMA-20Mにはロシアのアリクセーイ・アフチーニン宇宙飛行士と、アリェーク・スクリーパチュカ宇宙飛行士、米国のジェフリー・ウィリアムズ宇宙飛行士の3人が搭乗していた。アフチーニン飛行士は1971年生まれの44歳で、今回が初の宇宙飛行ながら、宇宙船のコマンダーを務めた。スクリーパチュカ飛行士は1969年生まれの46歳で、2010年にサユースTMA-01M宇宙船でISSに長期滞在した経験を持つ。今回が2回目の飛行となる。ウィリアムズ飛行士は1958年生まれの58歳で、これまでに、スペースシャトル「アトランティス」のSTS-101ミッション(2000年)、サユースTMA-8(2006年)、サユースTMA-16(2009年)で宇宙飛行した経験を持ち、今回が4回目の宇宙飛行となる。この3人は第47/48次長期滞在員として、ISSに約6か月間滞在する。ISSには昨年12月から、ロシアのユーリィ・マレーンチェンカ飛行士、欧州のティモシー・ピーク飛行士、ティモシー・コプラ飛行士が滞在しており、3人が合流することで、ISSは6人体制での運用となる。今回打ち上げられた3人は、今年9月6日ごろに地球に帰還する予定となっている。帰還時にも、今回と同じサユースTMA-20Mに搭乗する。○最後のサユースTMA-M、今後はMS型にサユースTMA-M宇宙船は、ロシアの傑作宇宙船サユースの最新型で、2010年に1号機が打ち上げられた。TMA-Mは従来型と比べ、搭載コンピューターなどの機器が一新され、性能向上の他、軽量化と消費電力の低減が行われた。また、コクピットのコンソールも新しくなり、船体構造も見直されている。さらに軌道修正の精度が上がったことで、それまで約2日も掛かっていた打ち上げからISS到着までの時間が、わずか6時間に短縮された。サユースの船内は狭く、2日もの間、3人がその中で過ごすのは決して快適ではなく、宇宙飛行士からは大きく喜ばれた。ただ、6時間で到着するためには、打ち上げ日時など、いくつか条件があり、打ち上げ前、あるいは軌道投入後に、何らかの事情で予定が変わった場合は、2日かかる飛行プロファイルに変更せざるを得ない。新型コンピューターなどの改良点の多くは、有人のサユースへの採用に先立ち、2008年から運用が始まった無人の補給船「プラグリェースM-M」に適用され、試験が行われた。しかし、1号機「サユースTMA-M」(*1)では、打ち上げ時に船内で酸素漏れが発生し、またコンソールに一部のデータが表示されないなど、いくつかのトラブルが発生。その後も、TMA-12Mではスラスターの噴射がうまくいかなかったり、TMA-14Mでは太陽電池パドルが開かなかったりなど、細かなトラブルがたびたび発生した。ただ、人命にかかわるほどの大きな事故は起こしていない。サユースTMA-Mは、今回の20号機で最後となり、今後はさらに大幅な改良が加えられた「サユースMS」が使われる。1号機の打ち上げは今年6月21日ごろに予定されており、ロシアのアナトーリィ・イヴァニーシン飛行士、米国のキャスリーン・ルービンズ飛行士、そしてJAXAの大西卓哉飛行士が搭乗する。サユースMSは、サユース宇宙船シリーズの最新型にして、そして最後となる予定で、現在まったく新しい後継機の「フィディラーツィヤ」の開発も進められている。ロシアの宇宙開発では近年、ロケットの打ち上げ失敗や衛星の故障などの問題が続いており、信頼性の低下が叫ばれている。しかし有人宇宙開発に関しては、無人機よりも慎重に進められていることもあり、前述のような細かなトラブルを除けば、大きな事故は起きていない。今後、サユースMSの運用、そしてフィディラーツィヤの開発で、その技術を維持することができるかどうかが注目される。【脚注】*1: ロシアの宇宙機の多くは、1号機に「1」という数字は付かず、機体名をそのまま呼ぶ。なお、2号機以降は数字が振られ、たとえばサユースTMA-Mの2号機は「サユースTMA-02M」である。【参考】・・・Launch, Docking Returns International Space Station Crew to Full Stren | NASA・New Crew Launches and Heads to Space Station | Space Station・New Expedition 47 Crew Arrives at Station | Space Station
2016年03月25日女優のキーラ・ナイトレイが、バーブラ・ストレイサンドがメガホンを取る『キャサリン・ザ・グレート』に出演することになりそうだ。ロシア女帝エカチェリーナ2世のピョートル3世との荒廃した結婚生活を経て女帝にのぼりつめるまでの人生をたどった同作品の中で、キーラはエカチェリーナ2世での出演で交渉を行っているという。出演交渉はすでに昨年から始まっていたものの、進展にかなり時間を要しているとザ・ハリウッド・レポーターは報じている。まだ映画化されていない脚本に贈られるブラック・リスト賞を2014年に獲得した脚本家クリスティーナ・ローレン・アンダーソンが同作品のペンを取るという。歌手、そして監督として知られるバーブラは、1996年作『マンハッタン・ラプソディ』以来の20年ぶりの監督業となる。バーブラはこれまでに1983年作『愛のイエントル』、1991年『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』などの監督業をこなしており、今までにアカデミー賞で14回ノミネートされた実績を持つ。そんなキーラは今年公開予定の新作『コラテラル・ビューティー』にウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、ヘレン・ミレンらと出演している。また、キーラの出演しているフランス人作家シドニー=ガブリエル・コレットの人生を描く伝記映画『コレット』は、今年のベルリン映画祭で最も受賞を有力視されている作品となっているようだ。(C)BANG Media International
2016年02月19日著者撮影来年開催される野球の世界最強国を決める大会、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の予選が2月11日にスタートする。同大会で日本は、2006年の第1回大会と2009年の第2回大会で連覇を果たしており、2013年に行われた前回大会でもベスト4に進出。世界ランキングでも1位に君臨しており、日本は誰もが認める世界屈指の野球王国だ。前回大会の本戦でグループリーグ3位までに入った計12カ国は、今大会の予選を免除される。もちろん日本もそこに含まれており、予選には中南米、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、アフリカと世界各地から計16カ国が参加。東南アジアからは唯一、フィリピンが出場する。前回大会の予選にはタイも出場していたが、残念ながら今回はタイに替わってパキスタンに出場資格が与えられた。著者撮影野球不毛の地である東南アジアにあって、唯一の例外といえるのがフィリピン。歴史的にアメリカ文化の影響を色濃く受けていることもあり、古くから野球が愛されてきた。1934年に造られた首都・マニラのリザール・メモリアルスタジアムは、伝説の野球選手であるベーブ・ルースがプレーした現存する数少ない球場のひとつ。1954年に行われた第1回のアジア選手権では決勝で日本を下して初代王者に輝くなど、フィリピン野球は東南アジアどころかアジアでも屈指の伝統を誇る。著者撮影戦前から戦後にかけて、野球はフィリピンの国技ともいえる存在だった。ところが、同じくアメリカのスポーツであるバスケットボールの人気に押されて次第に衰退。プロリーグも存在せず今ではマイナースポーツのひとつに成り下がってしまっているが、長い歴史が積み重ねてきた財産は、依然として東南アジアでは別格の輝きを見せている。そんなフィリピンの野球は、日本とのつながりも深い。10年ほど前にフィリピンで野球教室を開いたのが縁で関わることになった板倉国文氏は、代表監督などを歴任してフィリピン野球の発展に尽力。他の東南アジア諸国でも日本人の指導者が伝道者として活躍しているが、アメリカ野球に起源を持つフィリピンでも近年は日本野球の血が注がれてきた。著者撮影さらに、WBCの誕生がまた違った形での日本とのつながりも生んでいる。WBCは他の国際大会に比べてナショナルチームの基準が緩やかで、たとえば両親のどちらかが国籍を有していればその国の代表としてプレーすることができる。フィリピンの場合、海外に多くの「フィリピン系選手」が存在するため、そういった選手たちをナショナルチームに招集することが可能だ。たとえば、メジャーリーグで最高の投手に贈られるサイ・ヤング賞を受賞したことのあるティム・リンスカム投手はフィリピン系メジャーリーガーの代表格。その他にも、マイナーリーガーまで含めればかなりの数の選手たちがフィリピン代表資格を有している。著者撮影そして、日本の野球界にもフィリピン代表として戦う資格を持つ選手が複数いる。実際、前回のWBC予選ではフィリピン人の母を持つ小川龍也投手(中日ドラゴンズ)がフィリピン代表として出場しており、その他にも山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ)、戸根千明(読売ジャイアンツ)の両投手も同じくフィリピン人の母を持ち、資格がある。プロ選手以外にも該当選手は多く、一昨年に18Uアジア選手権で18Uフィリピン代表監督を務めた高橋将人さんも今回、代表入りを目指して選考合宿に参加した。「母親がフィリピン出身なので、育ててもらった野球を通して母の母国に恩返しができれば、という気持ちがあった」とフィリピン代表への思いを語る。今回は残念ながら、結果的に日系選手の代表入りはならなかった。メンバー発表直前に噂された現役メジャーリーガーの代表入りも実現しなかったが、海外でプレーする多くのフィリピン系選手たちが実際にメンバー入りを果たした。フィリピン代表が予選で対戦するのは、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの3カ国。本戦出場への道は非常に険しいが、東南アジア野球を引っ張る存在としてフィリピンの健闘を祈りたい。( text : 本多 辰成 )スポーツコラム「スポーツが繋ぐ! 東南アジアと日本の新時代」>その他の記事はこちら
2016年02月09日ロモジャパンは、ロシアレンズ「Jupiter 3」の改良版となる新製品「New Jupiter 3+(ニュー ジュピター3プラス) 1.5/50 L39/M」の販売を「ロモグラフィーオンラインショップ」にて開始した。価格は6万9,260円(税別)。「New Jupiter 3+ 1.5/50 L39/M」(以下、New Jupiter 3+)は、1940年代に発表され1988年に生産を終了したロシアの銘玉。「Jupiter 3」の昔ながらのコンパクトデザインやクラシカルな風格はそのままに、光学レンズ設計を現代のフォトグラファーのために再開発し、その改良版としてロモグラフィーから復活したもの。焦点距離は50mmで、絞り開放はf/1.5と明るく、Jupiter 3の伝統であるシャープな写り、なめらかさ、自然な発色、美しいボケはそのままに、レンズ設計に改良が加えられている。主な改良点として、オリジナルのJupiter 3の最短撮影距離が1mに対し、同製品は0.7mとより被写体に接近して撮影できるようになったほか、マルチコーティングが施されたことでフレアが減少。レンズボディの素材も、オリジナルはアルミニウムを採用していたが、同製品には真鍮を使用することで耐久性も向上しているという。加えて、レンジファインダー連動レンズのため、レンジファインダー機での焦点合わせも快適に行えるようになっている。なお、レンズマウントは「L39マウント」(Mマウント用変換リング付属)を採用し、レンジファインダーカメラやデジタルカメラでの利用が可能となっている。また、同製品の販売サイトでは、オプションとして「Leica M to Sony NEX Mount Adaptor」(7,280円)も用意されている。
2016年01月25日ロシア連邦で1月1日、ロシア連邦宇宙庁が解体され、新たに国営宇宙開発企業「ROSKOSMOS」が設立された。これは2015年12月28日にプーチン大統領が署名し、1月1日に発効された大統領令に基づくもので、ロシアでは近年、ロケットの打ち上げ失敗や衛星の故障といった問題が相次いでいることから、この改革によって宇宙産業の立て直しを図る意図がある。宇宙庁を国営企業化する動きは昨年1月から始まり、7月13日にはロシア議会で、ロシア連邦宇宙庁とロシアのすべての宇宙企業を1つにまとめ、新たに国営企業とする設立することを定めた法律が成立。今回の大統領令はこれに従うものとなる。また8月には、ROSKOSMOSの初代CEOに、宇宙庁の長官を務めていたイーガリ・カマローフ氏が就くことも発表されていた。ロシア連邦宇宙庁は2004年に、それまでのロシア宇宙庁(1992年~1999年)、またロシア航空宇宙庁(1999年~2004年)を引き継ぐ形で設立された機関で、「ロシア版NASA」のような存在として、宇宙開発を取り仕切ってきた。また2014年3月5日には、ロケットを製造しているRKTsプラグリェース社やGKNPTsフルーニチェフ、有人宇宙船を製造しているRKKエネールギヤなど、それまで独立していたロシアの宇宙関連企業を一挙に束ねる形で「統一ロケット・宇宙会社(ORKK)」が設立されたが、同社もこのROSKOSMOSに組み込まれることになる。ロシアの省庁が企業化するのは今回が初めてではなく、2007年にはロシア連邦原子力庁がROSATOMに再編されている。同社はロシア国内における原子力発電所の建設を進める一方、国外に対しては原子力の輸出を積極的に行っており、着実に成果を残している。メドヴェージェフ首相は2015年1月、このROSATOMの成功を例に挙げ、ROSKOSMOSの成功にも期待をしていると語っている。○ロシアの宇宙産業は立て直せるかロシアではここ数年、ロケットの打ち上げ失敗や人工衛星の故障などが相次いでおり、抜本的な対策の必要性が叫ばれていた。昨年だけでも、4月には「プラグリェースM-27M」が打ち上げに失敗し、5月には「プラトーンM」ロケットが打ち上げに失敗。7月には日本人の油井宇宙飛行士が乗った「サユースTMA-17M」が、打ち上げ後に太陽電池パドルの片方が開かないという問題を起こした。12月には「サユース2.1v」ロケットが衛星の分離に失敗する事故を起こしている。その原因として、ソヴィエト連邦崩壊後の混乱やロシア連邦の財政難による、技術者の頭脳流出や、経験者の不足、後継者の育成失敗などが挙げられる。こうした状況を受けて、ロシアでは数年前から宇宙庁長官や宇宙企業社長の交代や、産業構造の再編といった対策が打たれてきたが、目立った改善は果たせなかった。2014年に設立されたORKKも、当初は宇宙計画を進める宇宙庁と、実際にロケットや衛星を開発、製造するORKKで、完全に役割を分けることで改革が図られたが、責任の所在や主導権をどちらが握るかといった問題で揉めることとなり、結局良い成果は出なかった。今回のロシア連邦宇宙庁の解体と、それに伴う国営企業化は、この一連の改革の中でも最も大きなもので、これによりロシアの宇宙産業の立て直しと強化ができるかに注目が集まっている。【参考】・・Executive Order abolishing Federal Space Agency • President of Russia・The Russian space agency, Roskosmos・・
2016年01月08日『第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会』が、いよいよ大詰めを迎える。残る2戦で、王者が決まるのだ。12月29日(火)・準決勝の組み合わせは、浦和レッズ×柏レイソル(味の素スタジアム)、ガンバ大阪×サンフレッチェ広島(ヤンマースタジアム長居)となった。【チケット情報はこちら】浦和はヴィッセル神戸との8強戦を3-0で圧勝した。まるで赤子の手をひねるように、神戸の守備陣を揺さぶった。まずは、FW・李忠成のスルーパスに反応した興梠慎三が左足一閃。さらにその3分後には1点目をアシストした李がループシュートで追加点をあげた。前半32分、神戸のDF・三原雅俊が2枚目のイエローカードで退場すると、MF・宇賀神友弥のダメ押し弾で前半のうちに試合を決め、9大会ぶりのベスト4入りを果たした。対する柏は、ベガルタ仙台のホームに乗り込み土壇場を制した。MF・秋野央樹の退場により数的不利を強いられる中、今季リーグ戦14得点のクリスティアーノが直接FKでハットトリックという偉業を成し遂げた。2-2で迎えた延長戦開始早々に失点を喫するも、終了間際の116分・クリスティアーノの右足が火を噴き、望みを繋いだ。PK戦では豪胆さを見せた。キッカー全員がきっちりと決め、優勝した2012年以来3大会ぶりの準決勝進出となった。G大阪はラスト万博できっちりと勝ち星をあげた。MF・倉田秋からのロングパスをピタリとトラップし、すぐさま左足を振りぬいた宇佐美貴史の技ありゴールで先制。後半初めにはサガン鳥栖の波状攻撃に苦しめられながらも、宇佐美は79分に2点目をマークし、1分後に決まったFW・長沢駿のゴールをアシストした。9月26日の『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第12節以降得点から遠のいていたエースの活躍で、2連覇へ一歩近づいた。一方の広島は、FC東京の粘り腰を振り切った。前半37分、FC東京に自慢の鉄壁をこじ開けられ先制を許したが、61分にスピードスター・浅野拓磨を投入すると状況は一変。退場者を出した敵の隙を突きMF・柏好文が上げたクロスを、浅野が打点の高いヘッドで合わせた。そして、1-1で迎えた延長前半終了間際、またも浅野が頭で逆転弾を産んだのだ。最終的に9人となったFC東京の追撃を抑え、2冠達成にむけ士気を高めた。準決勝を勝ち抜き、元日決勝へと駒を進めるのは果たして。12月29日(火)・『天皇杯』準決勝のチケットは、2016年1月1日(金・祝)・決勝とともに発売中。
2015年12月28日全国2377チームの頂点を決める『第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会』準々決勝が、12月26日(土)にキックオフを迎える。ベスト8に名乗りを上げたのは全てJ1クラブとなった。対戦カードは以下の通り。【チケット情報はこちら】【準々決勝対戦カード】ヴィッセル神戸×浦和レッズ・ヤンマースタジアム長居ベガルタ仙台×柏レイソル・ユアテックスタジアム仙台ガンバ大阪×サガン鳥栖・万博記念競技場FC東京×サンフレッチェ広島・長崎県立総合運動公園陸上競技場『CWC』でアジア王者・広州恒大を撃破し3位となった広島以外は、約1か月ぶりの公式戦となる。神戸は、12月12日に行った京都産業大学との練習試合を3-0で勝利している。主力組として出場したFW・渡邉千真のヘッド弾とレアンドロの2ゴールで攻撃陣の好調をアピールした。対する浦和は、12月19日にFC東京とトレーニングマッチを実施。FW・李忠成が2得点、興梠慎三、ズラタンらが1点ずつ決め6-2で快勝をおさめた。両軍の対戦成績は16勝5分11敗と浦和がリードするが、準々決勝を制するのは果たして。ホームで柏を迎え撃つ仙台は、12月12日・19日に仙台大学と練習試合を行った。12日はMF・ハモン ロペスの4発を含めた10-0で、19日は3-1で仙台大を圧倒した。一方の柏は12月12日、FW・エデルソンが得点も1-2で水戸ホーリーホックに敗れた。しかし、DF・鈴木大輔が出場停止の中、ケガで離脱していた増嶋竜也が復帰したことが光明だ。両軍の対戦成績は、柏の6勝5分3敗。仙台がホームの利を、柏が相性の良さで勝利を掴むか。G大阪は、『ACL』『ナビスコ杯』『明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ』などによる過密日程で負傷者が続出し状況は苦しい。今季19得点の宇佐美貴史、12得点のパトリックの攻撃力に期待がかかる。鳥栖は、12月5日の練習試合で鹿屋体育大学を相手に1-4と苦杯を舐めたが、その後のミニキャンプで連携を確認した。両軍の対戦成績は4勝1分1敗と鳥栖が強さを見せる。G大阪はホーム・万博での最後の一戦をものにできるか。浦和との練習試合で敗れたFC東京は、その戦いでMF・中島翔哉、羽生直剛が得点した。6失点を喫した守備を修正し4強入りを目論む。広島は唯一、12月以降もコンスタントに公式戦を戦っており、良いリズムで試合に挑む。Jリーグ年間表彰式でMVPに輝いた青山敏弘の正確な楔、ベストヤングプレーヤー・浅野拓磨のスピードで勝利を掴むのみ。対戦成績は広島が13勝5分8敗と優位に立つが、一発勝負は何があるか分からない。8強を制し準決勝への切符を手にするのはどのクラブか。12月26日(土)・『天皇杯』準々決勝のチケットは、12月29日(火)・準決勝、2016年1月1日(金・祝)・決勝とともに発売中。
2015年12月25日40年近くもの間、「プラグリェース」と名付けられたロシアの無人補給船は、「サリュート」や「ミール」、そして国際宇宙ステーションといった宇宙ステーションに向けて、「宇宙の定期便」として運用に必要不可欠な補給物資を送り届けてきた。プラグリェースは有人宇宙船「サユース」をもとに開発され、サユースが改良されると共に、プラグリェースも改良を、あるいはその逆もまた然りと、両者は常に一心同体となって、宇宙開発の歴史を歩み続けてきた。そして12月21日、最新の、そしておそらく最後となる改良が施された「プラグリェースMS」が宇宙に飛び立った。プラグリェースMSとはどんな補給船なのか、従来のプラグリェース補給船から何が変わったのか。そして、その先にどんな意味があるのかについて見ていきたい。○プラグリェースMSロシア連邦宇宙庁は12月21日、新型補給船「プラグリェースMS-01」を搭載した「サユース2.1a」ロケットの打ち上げに成功した。2日後の23日には国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングにも成功し、2436kgの補給物資を送り届けた。ロケットは日本時間12月21日17時44分39秒(カザフスタン時間12月21日14時44分39秒)、カザフスタン共和国にあるバイカヌール宇宙基地の第1発射台(通称「ガガーリン発射台」)を離昇した。ロケットは順調に飛行し、約9分後にプラグリェースMS-01を軌道に投入した。プラグリェースMS-01はその後、太陽電池パドルやアンテナの展開に成功。そして約2日間の飛行を経て、23日19時27分にISSの「ピールス」モジュールにドッキングした。プラグリェースMS-01はこの後2016年7月までISSに係留される。プラグリェースMSはロシアのRKKエネールギヤ社が開発した新しい補給船で、今回が初めての飛行であった。シリーズとしては初期型、M型、そして現行のM-M型に続く第4世代になる(厳密にはもう少し細かい種類がある)。MS型の外見は従来のプラグリェースとあまり変化はない。しかし部品から機体の構造全体に至るまで、さまざま箇所に改良が加えられている。ロシア国産の自動ランデヴー・ドッキング・システム「クールスNA」プラグリェースも、また有人のサユースも、宇宙ステーションとのランデヴー(接近)とドッキングには「クールス」と名付けられた装置を使用している。この装置は「2AO-VKA」、「AS-VKA」、「2ASF1-M-VKA」、そして3基の「AKR」の、合計6基のアンテナからなり、電波を使ってドッキング相手のステーションとの相対的な距離や速度、角度などを測り、そのデータをコンピューターで処理。その結果に基づき宇宙船は自動で操縦される。これまでサユースやプラグリェースに使われていたクールスは、正確には「クールスA」と呼ばれているが、このクールスAは大きく2つの欠点がある。まず1つはアンテナが展開式、あるいは可動式であり、故障によってアンテナの展開や格納、可動ができなければ、ランデヴー・ドッキングができなくなる危険性を抱えている。実際に、大きな失敗や事故にはつながらなかったものの、アンテナが展開できない、あるいは格納できないという問題が過去に発生している。また、クールスAの電子機器を製造しているのはウクライナの企業であり、ロシアにとっては入手しづらいという問題もあった。クールスが開発されたのはまだソヴィエト連邦が存在したころであったが、ソ連崩壊後に独立したウクライナは、ロシアに対してクールスAの価格を吊り上げるようになった。クールスAはサユースやプラグリェースにとって必要不可欠な装備であり、ロシアは言い値で購入しなければならない状態となり、かつては一度使用したクールスAの電子機器を取り外し、スペースシャトルで持ち帰って再使用するといったことも行われていた。そこでロシアは2003年から、クールスAと互換性をもたせつつ、部品をすべてロシア製にし、かつ可動部を少なくした、「クールスNA」の開発に着手した。外見も大きく変わり、クールスAの2AO-VKAと3基のAKR-VKAの合計4基のアンテナが、AO-753Aと呼ばれる1つのアンテナに置き換えられている。AO-753は機体に固定されているため、展開機構に起因する問題が起こり得なくなる。さらに測定誤差も小さくなり、消費電力も少なくなるなど、性能も向上している。クールスNAは2012年に打ち上げられた「プラグリェースM-15M」と、2013年の「プラグリェースM-21M」に試験的に搭載され、実際にISSとのドッキングで使われた。このときの試験結果は芳しくなく、何度かの試験の中で失敗と成功が半々ぐらいというものだったが、今回のプラグリェースMS-01では問題は起きず、無事にISSとのドッキングを果たした。新型飛行制御システム「ASN-K」新型の飛行制御システム「ASN-K」は、ロシアの全地球測位システム「GLONASS」を利用し、自身の軌道を測定することができる。これまでプラグリェースやサユースにそうした機能はなく、地上から軌道を観測し、そのデータを送るしかなかった。また、このASN-Kと、サユース2.1aロケットの高い軌道投入精度とを組み合わせることで、打ち上げからISS到着までの所要時間を、最短で4時間ほどにまで短縮することも可能だという。新型通信システム「EKTS」従来のプラグリェースやサユースは、ロシア国内にある地上局のアンテナとしか通信ができなかったため、ロシアの上空を通過すると通信ができなくなるという制約を抱えていた。しかしプラグリェースMSでは新たに衛星通信用のアンテナを装備し、静止軌道に配備されたロシアの通信衛星「ルーチ5」を中継することで、1日のうち83%ほどは、ロシアの地上局と通信ができるようになるという。また、従来の「クヴァーントV」と呼ばれる通信システムはウクライナ製だったが、EKTSはロシア製となる。この他にも、次のような点が改良されている。新しい太陽電池パドルによる出力の向上。外部に超小型衛星を搭載、放出できるコンテナーを搭載(10 x10cmのキューブサットで最大24機まで搭載可能)。尾部にある軌道変更用スラスターを改良。エンジンを4基搭載し、そのうち1基が壊れてもドッキング可能に、また2基が壊れても安全に軌道離脱が可能。映像システムが新しくなり、外部カメラからの映像がより鮮明に。新型のバックアップ制御システム「ブーク」の追加。スペース・デブリ(宇宙ゴミ)や宇宙塵などとの衝突に備えたシールドの強化。LEDを使った照明システムの搭載。角速度センサーの改良。ドッキング機構にバックアップ系統を追加し、ISSのドッキング面との結合の信頼性が向上。これらの改良点は有人宇宙船のサユースにも採用されることになっている。改良されたサユースは「サユースMS」と呼ばれ、2016年6月に初飛行を行う予定となっている。サユースMSではまた、以下の改良も施される。これらはプラグリェースMSには必要ないため、サユースMSだけの改良点となる。GLONASSと米国のGPS受信機を装備し、大気圏再突入後の帰還カプセルの位置を正確に測定可能に。また予定外の地域に着陸した場合の捜索活動も容易になる。宇宙飛行士が船外を見るための光学式のペリスコープ(潜望鏡)を廃止し、映像を見て操縦する形に。○ロシア宇宙開発、復活の狼煙となれるか新技術をふんだんに盛り込んだプラグリェースMS-01の成功は、実は完璧なものではなかった。サユースとプラグリェースには、クールスが問題を起こした場合に備え、「TORU」という手動のドッキング・システムが搭載されているが、プラグリェースMS-01がISSに接近する際、このTORUが使えなくなるという問題が発生した。もしクールスNAがなんらかの問題を起こしていれば、ドッキングができなかった可能性もある。もちろん、宇宙船という複雑なシステムであればひとつやふたつの故障は起こるものであり、そのために冗長系と呼ばれる、予備の部品や装置が用意されている。今回もクールスNAのバックアップであるTORUの故障だったからこそ、ドッキングそのものには影響は出なかった。それでも本来は起こるべきものでなく、やや不安は残る。現在、ロシアの宇宙技術が低迷していることは、すでに多くの人が認識している。今年だけでも、4月には「プラグリェースM-27M」が打ち上げに失敗し、5月には「プラトーンM」ロケットが打ち上げに失敗。7月には日本人の油井宇宙飛行士が乗った「サユースTMA-17M」が、打ち上げ後に太陽電池パドルの片方が開かないという問題を起こした。12月には「サユース2.1v」ロケットが、衛星の分離に失敗する事故を起こしている。ロシアのロケットや衛星の打ち上げ数の多さは考慮する必要はあるが、しかし、ほぼ同じ打ち上げ数である米国や中国の失敗の少なさを考えると、ロシアの失敗数の多さは際立っている。ロシアでは数年前から宇宙産業の改革が始まっているが、今のところ目立った変化はまだ現れていない。とくに新しい技術は失敗の原因となりやすいことを考えると、今後プラグリェースMSが2号機、3号機、4号機……と、今回のTORUの一件のような問題を起こさず成功を重ねることができるか、そしてサユースMSの運用も無事に軌道に乗るかが、この改革が成功したか否かを見極める試金石となるだろう。また、現在ロシアはサユースに代わる、まったく新しい宇宙船「PTK NP」の開発も進めており、プラグリェースMS、サユースMSの技術も活用されることになっている。PTK-NPの初飛行は2021年ごろに予定されている。プラグリェースMS、サユースMSが成功するかどうかは、PTK NPにたすきをつなぐためにも、そして何よりロシアの宇宙開発の威信回復のためにも、重要な意味をもっている。また、ISS計画に参加する米国や欧州、そして日本にとっても他人事ではない。とくにサユースMSの1号機には大西卓哉宇宙飛行士が搭乗することになっており、その後も日本人が搭乗する機会があるだろう。なにより、有人宇宙船は人の命がかかっていることもあり、今後の動向を注意深く見守っていく必要がある。【参考】・・・Progress-MS cargo ship・Progress MS Spacecraft begins Debut Mission to ISS with successful Launch atop Soyuz Rocket | Spaceflight101・Kosmonavtika - par Nicolas Pillet - Le système radar de rendez-vous Kours
2015年12月25日今季限りでの現役引退を表明した澤穂希のプレーが、まだ見られる。12月19日に行われた『第37回 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会』準々決勝、澤が所属するINAC神戸レオネッサはASエルフェン埼玉に2-0で勝利し、12月23日(水・祝)・等々力陸上競技場での準決勝に進出したのだ。第37回皇后 杯全日本女子サッカー選手権大会 チケット情報スタメン入りした澤はフル出場を果たし、ゴールこそ奪えなかったが、中盤の位置から積極的に攻撃参加し2本のシュートを放った。澤が起点となり、前半9分に先制点を挙げたDF・近賀ゆかりが試合後に「澤さん、また澤さん。澤さんって何人いるんだろうと思った」とコメントしたように、ピンチの場面には必ず顔を出し、体を張って敵の攻撃の芽を摘み、守備にも貢献した。90分間、誰よりもピッチを縦横無尽に走り回った。また、I神戸には澤以外にも、GK・海堀あゆみ、DF・近賀、MF・鮫島彩・田中明日菜・中島依美、FW・川澄奈穂美・大野忍・高瀬愛実・京川舞・増矢理花と、なでしこジャパンに名を連ねる顔ぶれが揃う。「最後にこのメンバーで『皇后杯』で優勝して笑顔で終わりたい」という澤の願いは、メンバー全員の願いでもある。準々決勝で2点目を決めた高瀬が「今シーズン積み重ねたものを、試合でしっかり出せれば優勝できる」と語った通り、一丸となり持てる力を余すことなく発揮すれば、澤の現役引退の花道を飾れるはずだ。準決勝では、浦和レッズレディースをPK戦の末に撃破したベガルタ仙台レディースと対峙する。今季のベガルタは攻守両面で主力を失いながらも、『なでしこリーグ・エキサイティングシリーズ』を2位で終えた。今シーズン得点ランク3位タイの9得点を挙げたMF・川村優理を筆頭に、DF・坂井優紀、FW・有町紗央里ら日本代表メンバーがチームを牽引している。今季『レギュラーシリーズ』ではホーム・アウェイともにI神戸に敗北を喫しているが、10月24日に行われた『エキサイティングシリーズ』では4-2で勝利を収めた。両軍ともに、相手にとって不足はない。女子サッカー界のレジェンドの有終Vまであと2つ。『第37回 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会』準決勝は、12月23日(水・祝)・等々力陸上競技場にて第一試合・ベガルタ仙台レディース×INAC神戸レオネッサのほか、第二試合・日テレ・ベレーザ×アルビレックス新潟レディースの試合が行われる。決勝は12月27日(日)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケット発売中。
2015年12月22日●芸術性VSハイセンスで激突都内・台場のガンダムフロント東京にて20日、「ガンプラ」世界一を競う「ガンプラビルダーズワールドカップ 2015 世界大会決勝戦」表彰式が行われ、世界中からノミネート作品が一堂に会した。「ガンプラビルダーズワールドカップ」は、バンダイが展開する「ガンプラ」の純正キットを用いて行われる、造形や彩色の技術などを競うコンテスト。世界13の国と地域で開催される大会で、オープンコースと14歳以下が応募できるジュニアコース各1名の代表が選出され、各代表による世界決勝戦が行われる。既報の通り、オープンコースチャンピオンにはタイ代表のヴィチャユス・エイアム・オンさんの「ANOTHER LATE NIGHT」、2位には香港代表のンー・ショ・ワイさんの「NIGHTINGALE(Long Distance Support Type)」、3位にはマレーシア代表のホー・イック・インさんの「The Angel」。ジュニアコースのチャンピオンにはインドネシア代表コーネリアス・シーザー・ウィジャジャさんの「Build Fighters Season 3」、2位には日本代表の畑めいさんの「THE LAST SHOOTING」、3位にはタイ代表ナチャ・ワイピマイさんの「OPERATION DESERT STORM」が選出された。なお、特別賞の「ガンダムVISAカード賞」にはイタリア代表リカルド・フォルニさんの「RX 93 Gesshoku - Lunar Eclipse」、「シャア専用オーリスII賞」はオープンコース2位にも選ばれた香港代表のンー・ショ・ワイさんの作品が受賞した。○オープンコースオープンコースでは『ホビージャパン』編集長の木村学氏が、「ヴィチャユスさんの作品は『ガンプラ』を芸術作品にまで高めている」と絶賛。2位になったンーさんの作品については、「ベースキットに情報量・パーツを足していくという昨今の『ガンプラ』でトレンドの手法だが、ディテールの精度、パーツの選択、追加するキットのセンスがずばぬけている。ネオ・ジオン系列のナイチンゲールとシナンジュ・スタインでまとめているところもうまい」と、その驚異的な完成度の高さが評価されたという。3位のホーさんの作品については「自分の世界観をもっており、その世界観の表現においてドールヘアを用いたところなどが効果的だった」とコメントした。(C)創通・サンライズ(C)創通・サンライズ・テレビ東京各ショップでプレミアムポイントがもらえる!?【PR】●「ガンプラ」は世界でも男女問わず楽しめるホビーに○ジュニアコース審査員を務めたバンダイホビー事業部の安永亮彦氏は、ジュニアコースについて「全体として発想力がすごい」と評し、チャンピオンとなったコーネリアスさんの作品は「工作技術・塗装技術・作品の見せ方、すべてにおいて高次元でまとめられている」と説明した。また、昨年に続き、2年連続で2位となった畑さんの作品については「奥行きを使った空間の見せ方への評価が高かった」と語り、3位のナチャさんの作品には「ベアッガイIII(さん)を使用するなど、アイデアが光っています」とコメント。さらに「受賞者3人中2人が女性ということで、『ガンプラ』が世界でも男女問わず楽しめるホビーになりつつあることを感じました」とまとめた。(C)創通・サンライズ(C)創通・サンライズ・テレビ東京各ショップでプレミアムポイントがもらえる!?【PR】
2015年12月21日W杯で24年ぶりの勝利。しかも相手は強豪南アフリカという大金星。今大会で一躍注目を浴びたニッポンのラグビー。現在行われている企業チームによるトップリーグのチケットも完売続出だ。興味はあるけれどルールが分からない、用語が難しそう。二の足を踏んでいるアンアン読者に、「ラグビーは、シンプルなゲーム。しかもサッカーでいうゴールや野球でいうホームランのシーンが、毎分のようにあります。格闘技とボールゲームのふたつの要素を楽しむことができるのも魅力」と、日本代表のウィングを務めた山田章仁選手。ラグビーのイロハの手ほどき、お願いします。■ラグビーは、陣取りゲームである。最初に知っておきたいのは、長方形のグラウンドの真ん中にあるハーフウェイラインを境に、敵と味方の陣地が分かれているということ。「インゴール」という敵地の“城”にあたるエリアの地面にボールをつければ、陣取り完了。「ラグビーは陣取りゲームなので敵地深く進むほど有利。サッカーのようにボールを自陣に戻さず、ひたすら前に進むスポーツです。最終的にゴールラインを割った方が勝ち。シンプルでしょう?」■選手は、ポジションによって背番号が決まる。ラグビーのメンバーは、基本的には15人。1番から15番までポジションによって背番号が決まっている。「1番から8番がフォワード。ガツガツボールを取りに行ったり敵に当たったりするポジションで、カラダが大きい縁の下の力持ちです。9番から15番はバックス。パスを回して得点を狙うので、機動力が重要。ちなみに僕は11番か14番、バックスの中でもウィングといって、トライを決めるポジションです」■ボールを運ぶのに手も足も使っていいが、決まりがある。敵陣に向かって前へ前へボールを運んでいくといっても、その運び方には決まりがある。ボールを前方に投げるのは反則。投げる方向は真横か後ろ。落としたボールが前に進んでしまったり、手や腕に当たったボールが前に進んでしまった場合も反則をとられる。ただし、キックでボールを前方に進めるのはOKだ。「ボールを前に投げてしまうことをスローフォワード、前に落としてしまうことをノックオンといいます。ただ、どちらも手が滑ったりつい落としてしまうわけで、反則というよりはミスに近いプレーと見なされます」◇やまだ・あきひとパナソニック ワイルドナイツ所属。慶應義塾大学で頭角を現し、ホンダ、三洋電機を経て現在のチームに。トップリーグでは過去3回優勝、3度のプレーオフトーナメントMVPに。※『anan』2015年12月16日号より。写真・土佐麻理子イラスト・福家聡子文・石飛カノ
2015年12月13日水分は、毎日欠かさず摂取するもの。お好みの飲みものがある方も多いでしょうが、選ぶ飲みものによってそれぞれの健康効果が期待できたらうれしいですよね。毎日3~5杯の紅茶や緑茶を飲むと、心臓によい効果があると健康のエキスパートたちは主張します。フルーツやハーブのお茶は効果が期待できないので、スタンダードなお茶がよいのだとか。今回は『Mirror』の記事を参考に、紅茶の健康効果をまとめてみました。■オランダでは1日3~5杯のお茶を推奨中特に英国などで伝統的なティータイムは、健康面でいえば脳卒中のリスクを下げるキーポイントになるかもしれません。また、糖尿病についてはもっと前向きな効果が得られると科学者は見ています。じつはイギリスの新聞『The Daily Telegraph』も、「1杯のお茶が血圧に関するリスクを下げる」という科学者の意見を報じているのです。議会に助言する立場であるオランダの保健医療協議会は、健康のために、毎日お茶を3~5杯飲むことを推奨しています。お茶といっても最初に触れたとおり、フルーツやハーブのお茶ではなく、スタンダードな紅茶や緑茶じゃないといけません。オランダでは、政府が子どもたちのランチタイムのドリンクについてアドバイスをしています。専門家の意見を参考に、炭酸飲料やジュース、牛乳などよりもお茶を推奨しているのです。■1日3~5杯のお茶に期待できる健康効果保健医療協議会は、過去10年分の科学文献をさかのぼり、お茶がたしかな健康効果を持っていると主張します。たった「1日3~5杯のお茶」がもたらす健康効果は、血圧や糖尿病、脳卒中のリスクを下げるという素晴らしいもの。お茶に関する諮問機関である団体も、この調査結果を支持します。この団体の見解によれば、先に述べた効果だけではなく、心血管疾患や脳卒中のリスクも下げる結果があるそうです。他の研究でも、お茶の健康効果や、さまざまな病気のリスクを下げる効果が注目されています。毎日のお茶習慣は、心臓の健康を守るためにかなりの効果を期待できそうです。しかしいま、お茶の国イギリスでは、過去5年間で6%もお茶の売り上げが急落しているという統計が出ています。*日本でも、日本茶の存在が埋もれてしまうほどに、膨大な種類の飲みものを選べる時代になりました。当然のように家庭で飲まれていたお茶ですが、ひと昔前よりは飲む頻度が下がったのかもしれません。今回紹介した健康効果についての認識が高まれば、お茶の需要は高まるはずです。お茶業界、市場もいま以上に盛り上がることでしょう。(文/スケルトンワークス)【参考】※Drinking 5 cups of black tea every day could cut risk of stroke and diabetes-Mirror
2015年11月28日JALは11月12日より、アディダス ジャパン(以下、adidas)との共同企画のもと、羽田・成田の一部空港スタッフが新デザインのレプリカユニフォームを着用して、サッカー日本代表を応援している。JALは1999年からサッカー日本代表サポーティングカンパニーとして、日本代表チームが空路で移動する際のサポートをしている。2014年からは日本代表の試合開催日ならびに選手が航空機で移動する出発日に合わせて、空港スタッフが当社ロゴ入りレプリカユニフォームを着用してきた。今回はadidasの協力のもと、新ユニフォームへの変更に伴っていち早く当社ロゴ入りレプリカユニフォームを用意し、アウェイの海外の地でワールドカップ予選を戦うサッカー日本代表を応援する。初お披露目となった11月12日には、17:00より羽田空港 国際線ターミナル JALカウンターにて、W杯アジア2次予選 シンガポール戦(日本時間20:15キックオフ)に合わせ、ユニフォームを着用した。また17日はW杯アジア2次予選 カンボジア戦(日本時間20:30キックオフ)に合わせ、羽田空港 国際線ターミナルと成田空港 国際線第2ターミナルのJALカウンターにて、終日スタッフがユニフォームを着用する。
2015年11月13日公益財団法人 日本サッカー協会(JFA)は11月12日、「SAMURAI BLUE」(日本代表)の新ユニフォームを発表した。「2018 FIFAワールドカップロシア」を3年後に控え、世界の頂点を目指した戦いに備えるため一新された今回のユニフォームは、「『11の個性』を発揮して世界で勝つ」というコンセプトを表現したという。世界と戦う上で必要とされる、「個のチカラ」をデザイン面で表現する事を念頭に開発した新ユニフォームは、日本代表史上最も濃い「青」を用い、ボディーの前面に11人の選手の個性を表す、11本の異なる「青」で構成したボーダーを配している。また、中央の赤のラインは12本目のライン、すなわち12人目のプレーヤーであるサポーターを表しているとのこと。また、「なでしこジャパン」(日本女子代表)およびフットサル日本代表の新ホームユニフォームも同時に発表。中央にある一本のラインがSAMURAI BLUEとは色が異なる。
2015年11月12日スイスの高級時計ブランドであるウブロは、サッカー日本代表とプロバイダー契約を締結。サッカー日本代表チームに対して、サッカー日本代表モデルの時計「ビッグ・バン ブルーヴィクトリー」を提供することを発表した。加えて、同じデザインのモデルを一般向けに発売する。「ビッグ・バン ブルーヴィクトリー」は、ケースとベゼルの素材に強固なタングステンを採用した、機械式(自動巻き)クロノグラフ。ダイヤルとストラップには、サッカー日本代表チームのカラー「SAMURAI BLUE」からインスパイアされたというブルーカラーを用いた。さらに、ユニフォームを思い起こさせるロノグラフ針の「赤」や、ホワイトのスティッチをアクセントにしている。ケースバックには、サッカー日本代表チームのエンブレムをプリント。世界を相手に戦うサッカー日本代表チームのための、特別なタイムピースに仕上げたとしている。今回の「ビッグ・バン ブルーヴィクトリー」は、サッカー日本代表チームのヴァイッド・ハリルホジッチ監督、コーチ、選手へと、順次提供される予定だ。なお、日本限定で一般販売される「ビッグ・バン ブルーヴィクトリー」(301.SX.5123.VR.FCJ15)は、2015年12月の発売予定。税込価格は1,555,200円となる。ケースとバンドの素材がスチール(サテン仕上げ)になっているほかは、サッカー日本代表モデルとほぼ同等。ベゼルにはH型フラットシェイプのチタニウム製ビス(6個)を配し、ガラスとケースバックはサファイアガラス、ベゼルラグとケースサイドはブラックグラスファイバーだ。ストラップは、ブルーカーフストラップ(ホワイトダブルステッチ入り)×ブラックラバー。防水性は10気圧(100m防水)、パワーリザーブは約42時間となっている。
2015年11月12日10月22日、『第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会』ラウンド16の組み合わせ抽選会が行われた。抽選の結果、昨年の覇者・ガンバ大阪は川崎フロンターレと、元日決勝の舞台・味の素スタジアムがホームのFC東京はJ2・水戸ホーリーホックと、J3勢で唯一勝ち残っているFC町田ゼルビアは『明治安田生命J1リーグ』1st王者・浦和レッズと対戦することが決まった。ラウンド16の組み合わせは以下の通り。【チケット情報はこちら】【ラウンド16組み合わせ】ヴィッセル神戸(J1)×横浜F・マリノス(J1)FC町田ゼルビア(J3)×浦和レッズ(J1)ベガルタ仙台(J1)×松本山雅FC(J1)柏レイソル(J1)×ヴァンフォーレ甲府(J1)川崎フロンターレ(J1)×ガンバ大阪(J1)サガン鳥栖(J1)×モンテディオ山形(J1)FC東京(J1)×水戸ホーリーホック(J2)徳島ヴォルティス(J2)×サンフレッチェ広島(J1)ドロワーを務めた元日本代表・福西崇史は、「面白い対戦がたくさんある。J2のチームはJ1上位のチームと戦うので、対策も練ってくるのではないかと思う」とコメントし、注目カードを聞かれると、「攻撃で言えば川崎F×G大阪。鳥栖×山形の守備から組み立てるチームも、どちらから攻撃に出てくるのかというのが楽しみ。特徴のあるチーム同士は面白い試合になりそう」と語った。同じくドロワーの日本サッカー協会・原博実専務理事は、「面白いと思うのは、FC東京×水戸。水戸は(リーグ戦で)少し苦しんでいるけれど、鹿島(アントラーズ)を破ってきた。徳島は一発勝負に強そうなので、広島との試合も楽しみ。全体的にはバランスが良い組み合わせになった」と、『天皇杯』名物のジャイアントキリングに期待を寄せた。J2クラブの水戸・徳島、J3・町田の下克上はなるか。はたまたFC東京、広島、浦和がJ1の意地を見せるのか。元日決勝に駒を進めるのは、果たして……。なお、『天皇杯』ラウンド16の会場、チケット発売日は未定。日程は11月11日(水)・14日(土)・15日(日)のいずれかに開催となり後日発表される。
2015年10月23日1試合で10km以上にもおよぶ距離を走るサッカー選手。その練習は過酷で、引き締まった体を持つプレーヤーが多い。そんなサッカー選手たちにダイエット指導を受けてみたら、しっかりと"結果"も伴ってきそうだ。「精神論バリバリのど根性トレーニング」「科学的データに基づいた効率的な運動」など、指導する人によって課されるメニューはさまざまだろうが、誰ならば最もダイエット成功に導いてくれそうと思えるのだろうか。今回はマイナビニュースの男性会員200名に「ダイエット指導を受けたいサッカー選手」に関して聞いてみたので、理由と併せて紹介しよう。>>女性編も見るQ.あなたがダイエット指導を受けてみたいサッカー選手(OB含む)を教えてください1位: 本田圭佑(16.0%)2位: 長友佑都(11.0%)3位: 三浦知良(8.0%)4位: 中山雅史(6.5%)5位: 香川真司(6.0%)5位: 中田英寿(6.0%)■本田圭佑・「妥協無く理想の体形を目指せそう」(26歳男性/農林・水産/技術職)・「的確なアドバイスを受けられそうだから」(27歳男性/情報・IT/技術職)・「自分にも相手にも厳しい指導をしてくれそうなので」(35歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「ストイックだから」(33歳男性/運輸・倉庫/営業職)・「自分の考えをしっかりと持っていそうだから」(33歳男性/電機/技術職)■長友佑都・「体幹にこだわったダイエットができそう」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)・「努力家なので、ダイエットにおいても努力の大事さを教えてくれそう」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「熱く指導してくれそうなので」(50歳以上男性/その他/クリエイティブ職)・「インナーマッスルが鍛えられそう」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)・「朗らかなので楽しく指導してくれそう」(47歳男性/その他/クリエイティブ職)■三浦知良・「人生のことも勉強になりそうだから」(31歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「長く現役を続けられる秘訣を教えてもらえそうだから」(38歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「かなりのベテランで説得力がありそう」(34歳男性/学校・教育関連/専門職)・「長年の確かな経験をもとに指導してくれそうだから」(27歳男性/医薬品・化粧品/技術職)■中山雅史・「絶えず元気づけてくれそうだから」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)・「結果が出にくい時に、うまく背中を押してくれそう」(35歳男性/金属・鉄鋼・化学/その他)・「面白おかしく指導してもらえそうなので」(42歳男性/自動車関連/技術職)■香川真司・「丁寧そう」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「親切に粘り強く教えてくれそうだから」(33歳男性/学校・教育関連/専門職)・「人柄が良さそうだから」(36歳男性/情報・IT/技術職)■中田英寿・「理論派で食生活にも気をつけていそうだから」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「ダイエット指導を受けながら海外のさまざまな話をしたい」(27歳男性/医薬品・化粧品/技術職)・「トレーニング中に名言が聞けそう」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)■その他・「松木安太郎: 情熱的な指導を受けられて楽しそうだから」(32歳男性/商社・卸/事務系専門職)・「クリスティアーノ・ロナウド: スポンサーのトレーニング器具を使って丁寧に指導してくれそう」(50歳以上男性/その他/その他)・「ヴァヒド・ハリルホジッチ: 体脂肪にも厳しく、日本代表を変えようとする意志の強さもあるので教わりたい」(44歳男性/情報・IT/技術職)■総評1位に輝いたのは本田圭佑選手。ストイックに限界まで自分を追い込んでいるイメージを本田選手に持っている回答者が多く、ダイエットも同様に指導してもらうことでしっかりとやせられそうと考えているようだ。また、「好きな選手だから」という声も目立った。2位は長友佑都選手となった。体幹を徹底的にトレーニングしていることが広く知られているため、「体幹が鍛えられそう」というコメントが多かった。そのほかには「実力派だから」「努力家だから」などがあった。3位には三浦知良選手がランクインした。「キング・カズ」の愛称で親しまれている三浦選手は、現在48歳ながらいまだにプロとしてプレーをしており、自身が持つJリーグの最年長ゴールを更新し続けている。それだけに、体のメンテナンス術を知りたいという人や、カリスマに指導を受けたいという人からの支持を集めた。今回のトップ5のうち、三浦選手と中山選手は日本サッカー界では言わずと知れたビッグネームで、中田さんもFIFAの親善大使を務めるなど、そのカリスマ性には定評がある。また、Jリーグ黎明期に活躍したラモス瑠偉さんも7位タイに入る人気だった。女性は同様の質問に対し、アラサーのイケメン選手を支持していたが、男性は40代、50代のサッカー界のレジェンドを好むという、はっきりと違いが出る結果になった。調査時期: 2015年9月9日~9月13日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年10月05日イギリスで開催中のラグビーのワールドカップ。今までW杯で1勝しかしていない日本代表が、9月19日(日本時間20日深夜)、過去2度の優勝を誇り、今大会も優勝候補の南アフリカに勝ちました!ネット上では「桐谷美玲がレスリングで吉田沙保里に勝つようなこと」などと喩えられ、イギリスのニュースでも「史上最大の番狂わせ」と報じられた歴史的な勝利。その裏でここ数年、ラグビー好きの女子“ラグ女”が増えているってご存知ですか?そしてこの“ラグ女”、実はかなりのモテ力を発揮するツワモノなのだとか。◆“ラグ女”のモテ力の秘密は?“ラグ女”がなぜモテるのか。その秘密は、男性に無理なく「コイツわかってるな」感をアピールできる点にあります。サッカーや野球に比べ、よりマニアックで、グッと「男の世界」のイメージが強いラグビー。そんなラグビーに興味を持つ女性は「他の子よりも意識が高く、男ゴコロをわかってくれそう」と思わせることができるのです。“ラグ女”の切り札は、一般の女性が知らないラグビーの知識やルールをネタにして、男性のハートのふか~い部分を突く“ほめトーク”を繰り出せるところ!彼女たちは、男性が密かに認めてほしいと思っている部分や、彼ら自身も気づいていない一面を、あるときは女子マネのように優しく、またあるときはハードなタックルを浴びせる日本代表のように刺激する術を持っているってわけ。ラグビー人気が沸騰している今、この“ラグ女”のテクニックを使わない手はありません。◆ラグ女流・男のほめワザ1ボールを後ろの人に渡しながら、前に進む!ラグビーの一番の特徴は、ボールを前に投げてはいけないこと。ボールを前へ前へと進めて相手ゴールをめざしつつも、前に投げるのはNGという不思議なスポーツなのです。だからボールを持った選手は、敵チームの陣地めがけて突進し、相手に捕まりそうになったら、後ろにいるチームメイトにボールをパス。もしくは、敢えて敵チームの選手にぶつかっていき、相手を自分に引きつけておいて後ろの味方にボールを渡します。また、味方がボールを持って敵チームの陣地に突進しているときは、次にボールを受け取ることができるよう、後ろをサポートして走ります。【おすすめのほめ方】この基礎知識を活かし、日々、上司やクライアントからのプレッシャーと戦いながら仲間と仕事をしているカレをこんなふうにほめてみましょう。「次々にボールを渡しながら相手陣地をめざしていくって、〇〇くんが今取り組んでる仕事に似てるね。チームワークを大事にしつつ、自分のやるべきことをやって、次のメンバーに仕事を託していくってカッコいい!」◆ラグ女流・男のほめワザ2ボールを持った人が先頭を走る[その1]で説明した「ボールを後ろの人に渡しながら、前に進む!」と同じ意味なのですが、これはつまり、ボールを持った人が常に最前線、敵にイチバン近い場所にいることを意味します。ラグビーはよく「紳士のスポーツ」と言われます。理由は諸説ありますが、防具をつけず生身で激しくぶつかり合うので、フェアに戦うことが大前提。「紳士としての精神を持っていること」が必要なんですね。また、中世ヨーロッパでは戦争のとき、身分の高い騎士が先頭に立って敵陣に切り込んで行きました(映画でも、王様が先陣を切って突進していくシーンが描かれていたりしますね)。ラグビーも、ボールを持った人=イチバン重要な選手が、真っ先に敵陣に突進していきます。その姿が騎士、後の紳士の振る舞いを象徴しているというわけです。【おすすめのほめ方】いろいろなことに積極的に取り組んでいるカレの姿勢をラグビーのスピリットと重ね合わせて、こんなふうにほめてみましょう。「ラグビーってボールを持った人がイチバン前に出て相手チームに向かっていくんだよね。いつも責任を持って難しい仕事にチャレンジしてる〇〇くんって、ボールを持った選手みたい」◆ラグ女流・男のほめワザ3キックが重要!3つめは詳しく説明するとややこしくなるので、思いきって簡単に言います。ラグビーはパスや相手にぶつかりながらボールを前に進めていきますが、実は「キックが重要!」なのです。今回のワールドカップでも、南アフリカ戦で大活躍したイケメンラガーマン・五郎丸選手のキックが注目を集めています。主に相手が反則した時に、ペナルティキックの権利が与えられ、ゴールを狙ったり、ボールを敵陣深くまで蹴り込んだりして次の攻撃を始めることができます。このペナルティキックをする役目は、各チームでほぼ特定の選手に決まっています。ラグビー日本代表チームの場合は、前述の五郎丸選手です。力強く正確なキック力を武器に、学生時代から活躍しています。【おすすめのほめ方】ラグ女直伝の男のほめワザ、3つめはこれです。「ペナルティキックを蹴る選手って決まってるんだよね。大勢が見つめる中で1人でキックするって、すごいプレッシャーだと思う。でもそのプレッシャーに負けないでいるから、今の〇〇くんがあるんだよね!」いかがですか?彼氏や気になる男性とのトークに使ってみてはいかがでしょうか。いきなり試すのは難しそう…?その場合、ラグビー好きは実はちょっと年配の人に多いので、上司に試してみるのもオススメ。ただし、効き目がありすぎて、妙な気を持たれないようご注意を!ちなみに、今日の夜、地上波でサモア戦の生中継が放送される予定です。とりあえずそちらを見て、予習しておくのもいいかもしれませんね。(文=マサル)あの人が恋人に求めること【無料占い】
2015年10月03日愛媛大学は10月1日、ロシア・シベリアの巨大隕石クレーターで発見されたダイヤモンドが天然のナノ結晶ダイヤモンドであることがわかったと発表した。同成果は同大学地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の大藤弘明 准教授、入舩徹男 教授(東京工業大地球生命研究所兼任)らと、ロシア科学アカデミーのK. D. Litasov 教授らの日露共同研究チームによるもので、10月1日の英科学誌「Scientific Reports」オンライン版に掲載された。シベリア北部にある直径100kmにおよぶPopigaiクレーターは、1970年代に周辺で通常より硬いダイヤモンドが発見されており、ダイヤモンドが大量に存在する可能性のあるエリアとして注目されてきた。今回の研究では、GRCの集束イオンビーム微細加工装置と透過型電子顕微鏡を使用しPopigaiダイヤモンドの特徴と生成過程を詳しく調べた。その結果、研究で調べた10個のダイヤモンドうち、黄色味を帯びた透明のダイヤモンドが、数十nmの微粒の純粋なダイヤモンドで構成されている「ナノ多結晶ダイヤモンド」であり、隕石衝突時の超高圧・高温により地表付近に存在していた単結晶グラファイトが変化してできたことがわかった。極めて高い硬度を持つことで知られる「ナノ多結晶ダイヤモンド」は2003年に入舩教授らによって人工的に合成できることが発表されており、今回の研究によって実験で合成されるものと同様の純粋な「ナノ多結晶ダイヤモンド」が天然にも存在することが明らかとなった。
2015年10月02日ロシア映画としては『戦争と平和』以来、実に半世紀ぶりにゴールデングローブ賞「外国語映画賞」を受賞、さらにアカデミー賞にもノミネートされ、カンヌ国際映画祭では「脚本賞」を受賞した『裁かれるは善人のみ』(原題:Leviathan)が、いよいよ10月31日(土)より公開となる。本作で監督を務めたのは、本国で最も優れた監督の一人として知られ、熱狂的なファンも多いアンドレイ・ズビャギンツェフだ。今年は、巨匠アレクセイ・ゲルマン監督の遺作『神々のたそがれ』のロングランヒットも記憶に新しいロシア映画だが、まだまだ足を踏み入れにくいイメージが多少なりともある。だが、その歴史を紐解くと、実は日本文化と深い関わりがあることが分かってきた。■プーチン大統領も賞賛するロシアが誇る鬼才入り江のある小さな町で、自動車修理工場を営むコーリャは、若い妻リリア、そして先妻との間に生まれた息子・ロマと共に、住み慣れた家で暮らしている。一方、1年後に選挙を控えた市長のヴァディムは、権力に物を言わせ、彼らの土地を買収しようと画策。自分の人生の全てともいえる場所を失うことが耐えられないコーリャは、強行策に抗うべく、旧知の弁護士のディーマをモスクワから呼び寄せ、市長の悪事の一端を掴み、明るみに出そうとするのだが…。ロシア北部の町を舞台に、自分の大切なものを守るべく誠実に生きる人々と、権力を振りかざす市長との対立を描く、普遍の人間ドラマとなる本作。CMやテレビ業界で活躍していたズビャギンツェフ監督が、2003年に発表した『父、帰る』は、長編デビュー作にしていきなりヴェネチア国際映画祭「金獅子賞」&「新人監督賞」をW受賞、世界にその名を知らしめた。長編デビュー作にして「金獅子賞」受賞は、ロシア映画としては巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督『僕の村は戦場だった』(’62)以来、41年ぶりの快挙。まるで油絵の絵画のような美しい自然描写と、緊張をはらんだ緻密な展開、そして宗教的隠喩などの作風は、デビュー作とは思えないほど完成度が高く、世界中の評論家や映画ファンを驚かせ、「タルコフスキーの再来」とも言われた。『父、帰る』の劇場公開当時には、プーチン大統領も「ロシア映画の多大な創造性とその精力的な展開の可能性の証拠を示した」と絶賛のコメントを出したほどだ。その後、発表した『ヴェラの祈り』『エレナの惑い』では、連続してカンヌ国際映画祭をはじめ世界中の主要映画祭で受賞を果たし、昨年、日本でも連続公開された。最新作の『裁かれるは善人のみ』は、ロシア映画では『戦争と平和』(‘68)以来、半世紀ぶりとなるゴールデングローブ賞を受賞し、彼は再びロシアの映画史にその名を刻むことになった。■ロシアの映画監督は日本文化から影響を受けている「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」などを記したトルストイ、「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」のドフトエフスキー、「桜の園」「かもめ」の劇作家チェーホフ。ロシア文学って難しそう、ロシア映画ってよく分からない…など、ちょっと敷居の高いイメージがあるロシア。とはいえ、重厚で荒涼とした美しいロケーションとその静ひつな作風は、どこか往年の日本映画を感じさせる。●アンドレイ・ズビャギンツェフ<芭蕉と北野武から影響受けた!>翻訳された松尾芭蕉を愛読していたというズビャギンツェフ監督。芭蕉の「優れた俳句は、読む者が想像する余地のある句である」という言葉に胸を打たれ、必要以上の説明を排し、観客に想像の余地を残す自身の作風にも反映させている。黒澤明や溝口健二からの影響はもちろん、「北野武の存在が大きい」とも明かしており、青を基調とする重めの色味の画は、その影響を感じさせる。ちなみに、『父、帰る』は、ヴェネチアで北野監督の『座頭市』を抑えての受賞となった。また、そんな日本びいきのズビャギンツェフ監督が、映画監督になる前に作ったTVドラマのタイトルが「ブシドー」というのは、ほとんど知られていないエピソードだ。●アンドレイ・タルコフスキー<俳句・クロサワ・ミゾグチ大好き!撮影は日本で!>映像の詩人と呼ばれていたタルコフスキーは、若いころから俳句に親しみ、自身の映画論でも「短詩の表現こそ映画の目指すべきもの」と語っている。また、黒澤明と溝口健二を敬愛しており、新作の撮影前には必ず『七人の侍』『雨月物語』を観ていたという逸話も残る。代表作『惑星ソラリス』では東京の首都高速道路の光景を撮影、遺作となった『サクリファイス』でも尺八の音色が使用されていたり、主人公が着物をガウンのように羽織ったりと日本から受けた影響が色濃く出ている。●セルゲイ・エイゼンシュテイン<歌舞伎・漢字・日本カルチャー大好き!>『戦艦ポチョムキン』をはじめ、数々の名作を生み出してきたロシアを代表する映画監督エイゼンシュテイン。若いころに日本語を学習しており、日本文化にも興味があったエイゼンシュテインは、モスクワ公演があった際に歌舞伎を鑑賞。そこで観た、歌舞伎独特の役者の仕草やスローモーション的な演技に衝撃を受け、『イワン雷帝』では、登場人物たちが“見得”を切り、表情が際立つ照明が工夫され、歌舞伎の影響が色濃く出ている。また、漢字が抽象的な概念を組み合わせて文字としてデザインされていることに興味を示し、それを基にモンタージュ理論を開発。『戦艦ポチョムキン』でも、一見関係のないものを交互に映して意味を持たせるなど、自身の映画に反映させた。●アレクサンドル・ソクーロフ<日本でドキュメンタリー3本撮影、旭日双光章を受賞>ヴェネチア「金獅子賞」受賞作『ファウスト』など、ロシアを代表する映画監督のひとりアレクサンドル・ソクーロフ。歴史上の重要人物を扱った「権力者4部作」の第3部作『太陽』では、主演にイッセー尾形を起用して大日本帝国時代の昭和天皇を描いた。さらに、もともと日本に関心のあったソクーロフは、『オリエンタル・エレジー』『穏やかな生活』と日本についてのドキュメンタリーを相次いで製作。作家・島尾敏雄の妻、島尾ミホの生き様を描いた『ドルチェ 優しく』など、現代の日本に寄り添った作品も数多く、こうした日露両国間の相互理解を深めることに貢献したとして、2011年には旭日双光章を受賞している。辿れば辿るほど、日本とゆかりの深いロシア映画。『裁かれるは善人のみ』にも、その影響は色濃く映し出されているはずだ。『裁かれるは善人のみ』は10月31日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日●いざ復活へ - 打ち上げ再開と待ち受ける難関2015年5月16日、カザフスタン共和国のバイカヌール宇宙基地から打ち上げられたロシアの「プロトーンM」ロケットが打ち上げに失敗し、搭載していたメキシコ合衆国の通信衛星「メクスサット1」と共に失われた。プラトーン・ロケットは、ロシアにとって大型衛星を打ち上げられるほぼ唯一のロケットで、また世界的な人工衛星の商業打ち上げ市場においても高い存在感を放ち、さらに国際宇宙ステーションの建設でも活躍するなど、ロシアの宇宙産業がもつ技術の高さの象徴でもあった。しかしここ数年は打ち上げ失敗が相次いでおり、今や斜陽化の象徴と化してしまっている。本シリーズの初回では打ち上げ失敗の概要について紹介、また前々回は、プラトーンがどのようなロケットなのかについて紹介した。そして前回は、5月29日にロシア連邦宇宙庁(ロスコースマス)から発表された、今回の事故調査結果について見た。第4回となる今回は、いよいよ発表されたプラトーンMの打ち上げ再開の計画と、プラトーンMの今後について見ていきたい。○8月28日に打ち上げ再開へロシア連邦宇宙庁(ロスコースマス)は7月29日、プラトーンMロケットの打ち上げ再開日を8月28日に設定したと発表した。5月29日に事故原因が発表された後も、ロスコースマスや、ロケットを開発したGKNPTsフルーニチェフ社ではさらに調査が続けられ、また事故の再発防止に向けた、問題箇所の設計や素材の変更、そしてその評価などが続けられていた。そしてロスコースマスはそれらを踏まえた上で、打ち上げ再開の向けた計画を承認した。またプラトーンMの商業打ち上げサーヴィスを担っているインターナショナル・ローンチ・サーヴィシズ社も、この発表と同じ日に、独自の調査委員会による調査を終えて打ち上げ再開に向けた準備を開始すると発表した。この打ち上げ再開1号機では、英国インマルサット社の通信衛星「インマルサット5 F3」が搭載される。この打ち上げは、離昇から衛星分離まで15時間31分間もかかる長時間のミッションで、近地点高度(軌道の中で最も地球に近い点)が4341km、遠地点高度(最も遠い点)が6万5000km、軌道傾斜角(赤道からの傾き)が26.75度の、スーパーシンクロナス・トランスファー軌道と呼ばれる軌道に衛星を投入する。8月25日の時点で、打ち上げ準備は順調に続いており、すでにロケットは発射台に設置された。打ち上げ日時は、カザフスタン時間8月28日17時44分(日本時間8月28日20時44分)に予定されている。この打ち上げに成功すれば、その後は9月から11月にかけて、プラトーンMの打ち上げが続々と行われる予定となっている。打ち上げ予定はまだ公式には発表されていないが、ロシアのインテルファークス紙は8月3日に、ロケット産業筋からの情報として、8月から11月までの間に、6機のプラトーンMが打ち上げられると報じている。記事によると、まず8月28日のインマルサット5 F3の打ち上げを皮切りに、9月14日に通信衛星「エクスプリェースAM8」を、10月6日に通信衛星「トルコサット4B」を、さらに10月中にロシア国防省の軍事衛星、そして11月中に通信衛星「ユーテルサット9B」と「エクスプリェースAMU-1」を打ち上げるという。また、この6機以外にも、12月にはインテルサット社の通信衛星の打ち上げが計画されている。当初、これらの衛星の打ち上げは、今年5月から8月にかけて行われるはずだったが、失敗のあおりを受けて延期されていた。1年間に数機しか打ち上げられない日本のロケットを見慣れていると、約3か月の間に6機が打ち上げられるというのは、かなり忙しいスケジュールのように思えるが、実のところプラトーンMの歴史の中でも相当な過密スケジュールだ。一番最近でも2000年にあったぐらいで、プラトーン・ロケットの運用が始まった1960年代から見ても、数えるほどしか例がない。少しでも遅れを回復しようという焦りが見える。さらに、これらの打ち上げのほとんどには、「ブリースM」という上段が使われるが、エクスプリェースAM8だけに限っては「ブロークDM-03」という上段が使われることになっている。この両者はまったく異なる機体で、ただでさえ忙しい中に、勝手が異なる2種類のロケットが入ってくることになる。2010年には、いつもと違う上段の打ち上げ準備において、作業員がいつもと同じように推進剤を入れたところ、規定値を超えて入れ過ぎてしまい、それが原因で打ち上げが失敗するという事故が起きており、やや不安なところではある。そしてさらに、2016年1月7日から27日の間には、欧州とロシアが共同で開発した火星探査機「エクソマーズ2016」の打ち上げも予定されている。もちろん失敗も許されないが、何よりも他の衛星と違い、火星探査機は地球と火星の軌道の都合上、打ち上げられるタイミングは約2年2カ月ごとにしか巡って来ず、何らかの理由で打ち上げが延び、2016年1月を逃すことも許されない。またエクソマーズ2016は、その2年後に打ち上げられる「エクソマーズ2018」で計画されている火星探査ローヴァーの技術実証も兼ねている。もし失敗や打ち上げ延期となれば、エクソマーズ2018の打ち上げ時期が遅れるだけはなく、計画そのものにも大きな影響が出るだろう。●失われつつあるロシアの宇宙開発技術○失われた信頼は取り戻せるかかつてのプラトーンMは、シリーズ通算で約400機も打ち上げられている実績と、それに裏打ちされた信頼性、またその強大な打ち上げ能力と、ブリースMという稀有な性能をもつ上段のおかげで、衛星打ち上げ市場の中で大きな存在感を示していた。何より、米国や日本の企業の衛星を打ち上げた実績があることがそれを証明している。だが、近年では目に見えて打ち上げ失敗が増えており、その信頼は失われつつある。たとえば2014年は8機中2機が、また2013年は10機中1機が、2012年は11機中2機が、墜落したり、目的の軌道へ衛星を投入できなかったりといった失敗を起こしている。プラトーンは年間10機前後という、他のロケットより比較的多く打ち上げられていることは考慮すべきではあるものの、それにしてもこうして連続しているというのは、明らかに異常だ。プラトーンMのライヴァルにあたる、あるロケットの関係者からは「誰が1年に1機落ちるようなロケットを使いたがるのか。もはやプラトーンに信頼性はない」という声を聞いている。なぜ、このようなことになってしまったのだろうか。その原因として挙げられるのは、ソヴィエト連邦崩壊後の混乱やロシア連邦の財政難による、技術者の頭脳流出や、経験者の不足、後継者の育成失敗などだろう。ロシアの宇宙開発におけるロケットや宇宙機の多くは、ソヴィエト連邦時代に開発された技術を受け継ぎ、少しずつ改良しながら維持されてきた。ロシア連邦が成立してから新しく造られたものは数少なく、そしてその数少ないもののうちいくつか、例えばブリースMや、最新鋭の偵察衛星「ピルソーナ」は、打ち上げ後に故障するといった問題を多く起こしている。そればかりか、プラトーンなど、過去に開発されたロケットや衛星の製造でも、指定された部品が使われていなかったり、部品を取り付ける向きを間違えたりといった理由で失敗や故障が起きてもいる。つまり、現在のロシアの宇宙開発には、新しいものを造り出す技術のみならず、すでに開発済みのものを正しく製造し続ける技術も失われつつあることがわかる。このような状況から立て直すのは至難の業となるだろう。現在ロシアでは、組織の再編などを手始めに、宇宙産業の改革が進められてはいるが、それが完了しても、すぐにロケットの成功率が上がるようなことは起きえず、ようやくスタートラインに立てるということにすぎない。ひとつ、明るい希望があるとすれば、それはプラトーンMが数年以内に引退し、「アンガラーA5」という新しいロケットと入れ替わるということだろう。アンガラーA5はプラトーンMと同等の打ち上げ性能を持っており、またロシアが建設中のヴァストーチュヌィ宇宙基地には、プラトーン・ロケット用の発射台は建設されず、正確な日付はまだ不明だが、今後5年から10年以内の間には完全に代替されることになるはずだ。一般的に、新しく造られたロケットは、最初の数機で失敗が起こりやすいが、これまでにアンガラーはシリーズを通して2機が試験飛行で打ち上げられ、2機とも成功している。多少荒療治にはなるだろうが、プラトーンからアンガラーへの世代交代を通じて、現場の技術者の世代交代も進み、ロケットの運用ノウハウの再構築ができれば、まずは大型ロケットから再興を果たせるかもしれない。
2015年08月26日8月24日、『FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015』の大会公式エンブレムが発表された。今大会の公式エンブレムは、『FIFAクラブワールドカップ』のオフィシャルトロフィーの中心に、日本のシンボルである富士山が配されたデザインとなっている。トロフィーの地球を模した部分には書道のタッチで、太陽が力強く描かれている。G大阪×全北現代 チケット情報12月10日(木)~20日(日)・横浜国際総合競技場と大阪長居スタジアムで開催される2015年大会。3年ぶりに日本で開催されるクラブ世界一決定戦には、ヨーロッパ代表のFCバルセロナ(スペイン)をはじめ、南米代表・リバープレート(アルゼンチン)、北中米カリブ海代表のクラブ・アメリカ(メキシコ)、オセアニア代表のオークランド・シティーFC(ニュージーランド)が出場を決めている。11月21日(土)に出場クラブが決まるアジア代表は現在、『AFCチャンピオンズリーグ2015』準々決勝目前である。日本からはガンバ大阪と柏レイソルが勝ち残っている。もし、両クラブが勝ち残らなくても、開催国代表として『2015J1リーグ』チャンピオンクラブが『FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015』に出場できるが、G大阪と柏としては、アジア代表として胸を張って12月の決戦に臨みたいところ。柏は8月25日(火)・ホームでアジア随一のビッグクラブ・広州恒大を迎え撃ち、9月15日(火)にアウェイへ乗り込む。G大阪は8月26日(水)に全北現代のアウェイに向かい、9月16日(水)・ホームで2戦目を迎える。G大阪は3位入賞を果たした2008年大会以来、柏は4位となった2011年大会以来となる2度目の『FIFAクラブワールドカップ』出場を睨む。9月16日(水)・『AFCチャンピオンズリーグ2015』準々決勝・G大阪×全北現代・万博記念競技場のチケットは発売中。
2015年08月25日2年ぶりに元日決勝となる『第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会』が、8月29日(土)に開幕となる。今年もノックアウト方式で戦う全88チームが、8月23日に出揃った。『第95回天皇杯』の切符を手にした都道府県代表のうち、ラインメール青森(青森)、北陸大学(石川)、徳島大学ヒポクラテス(徳島)、東海大学熊本(熊本)、J.FC MIYAZAKI(宮崎)の5チームが初出場、16チームが大学チームとなった。天皇杯全日本サッカー選手権大会 チケット情報昨年は国立競技場が改修工事のため12月に横浜で決勝を開催したが、今回は2016年1月1日(金・祝)・味の素スタジアム(東京都)にて決勝を迎える。日程は以下のとおり。■1回戦:8月29日(土)・30日(日)■2回戦:9月5日(土)・6日(日)・9日(水)■3回戦:10月10日(土)・11日(日)・14日(水)■ラウンド16(4回戦):11月11日(水)・14日(土)・15日(日)■準々決勝:12月26 日(土)■準決勝:12月29日(火)■決勝:2016年1月1日(金・祝)3回戦は、2回戦の結果によって、対戦カードに関連のあるスタジアムで実施する。また、ラウンド16(4回戦)以降の組合せを決める抽選会は10月22日(木)を予定している。第89回(2009年)大会から設けられた、ジャイアントキリングを起こし『天皇杯』を象徴するゴールを表彰する“SURUGA I DREAM Award”は今回も健在。大会を一層盛り上げる。公益財団法人日本サッカー協会 大仁邦彌会長は、「『AFCチャンピオンズリーグ』の出場権もかかっているので、アジア、またその先にある世界を見据えて『天皇杯』の歴史に残る激しくもフェアな戦いを繰り広げてほしい」と語った。前大会王者のガンバ大阪・遠藤保仁は今大会について「一番古い、歴史のある大会だし、『ACL』にも繋がる非常に重要な大会。連覇もかかっていますし、連覇する難しさも十分分かっています。連覇できれば、チームにとっては大きな意味を持つタイトルになる」とコメントした。全国2377チームの頂点を決める『天皇杯』は、8月29日(土)より開幕。今年は1回戦からJ1・2クラブ、J2全クラブがお目見えする。『天皇杯』1回戦および2回戦はチケット発売中。
2015年08月24日