●coconalaのビジネスモデルモノをシェアする「mercari」、スペースをシェアする「airbnb」。近年、シェアリングエコノミーという言葉が広まりつつあるが、こうした形あるものをシェアするだけではなく、無形のものをシェアするビジネスもスタートしている。ココナラは、知識・スキルに着目し、これまでにないニーズを取り込んだサービスを展開している。ココナラが運営するのは、個人間のスキル売買サイト「coconala」。占い、心の悩み、似顔絵、画像、文章など、各分野でスキル・知識を持った人がこのプラットフォーム上で出品し、サービスを提供する。たとえば、占い師による占いサービスのほか、「ロゴデザインを引き受けます」「売れるキャッチコピーを作ります」など。利用者がサービスを買い、売買が成立すると、出品料に応じて手数料を取るのが同社のビジネスモデルだ。2012年にスタートした同サービスは、登録ユーザー数、出品数、売上ともに増大傾向にある。登録ユーザー数は11月現在約20万人、出品数は同約5万件にのぼり、様々な分野のスキル・知識が買える。売上も右肩上がりを続け、11月の月次では約5,000万円、サービス開始3年で70倍に膨れ上がったという。8月決算で黒字化のメドもついたようだ。coconalaが急成長できたのは、手軽に利用できることが一因。多くのサービスが、500円(税別)で提供されており、利用者にとって使いやすいものとなっているからだ。手軽さゆえに、5人に1人はコアユーザーとなり、サービスを継続利用、かつ、複数のカテゴリーでサービスを利用しているという。コアユーザーは購入するだけではなく、出品側に回る人も多く、こうした好循環を生み出し、一人当たりの月額利用料は約6,000円に到達しているという。1サービス500円というと、多くの出品者のモチベーションを保てなくなりそうだが、販売実績に応じて、出品者のランクがあがり、1,000円、5,000円といったように、単価をアップすることができる。今では月間65万円稼ぐ人もいるとのことだ。●coconalaの新しさ○coconalaのターゲット同社のサービスは一見すると、従来からある業務の外注のようにも見えてしまう。しかし、それでは本質を見誤ることになるようだ。本質を読み解くには、同社が狙うターゲットを見定める必要がある。coconalaのターゲットは、個人やスモールビジネスを展開する人たち。「外注は、誰にどんなものを発注したらいいのか、やるべき要件、予算などが明確に決まっているが、個人やスモールビジネスの運営者は、仮に、ホームページに掲載予定の記事の執筆を依頼したいと、coconalaを利用しても、『○のような記事が欲しいんですけど、どうしたらよいですか』という相談になってしまう」(南章行代表)という。この相談が手軽にできるのが、coconalaの強みだ。確かに、「500円であれば、とりあえず、専門家に助言をもらおう」という気になるだろう。"とりあえず相談したい"というニーズをうまく汲み取っているのだ。○"相談"が生み出す戦略この"相談"というニーズは、coconalaの今後の戦略とも強く結びつく。たとえば、占いサービスに利用においても、本質は「離婚したい、もしくは結婚したい」といった気持ちが見えてくるという。利用者の願望に一歩踏み込むことで、新たなビジネス展開ができると見込む。"離婚"を例にあげれば、サイト内に法律相談への導線をつくることで、利用者を送客が可能だ。結婚であれば、結婚式場への導線がつくれる。送客可能な分野は、翻訳サービス、不動産売買、学習塾、結婚式場、生命保険など多岐に渡る。この導線に目を付け、同社サイト内へ楽天のような出店形式、もしくは、広告掲載などで大きく収益を上げる狙いだ。現段階において、最も有望なのが、先ほど挙げた法律相談。法律相談に関するニーズが高い一方で、顧客獲得に苦しんでいるという弁護士との架け橋になることを目指す。来年初頭をメドに法律相談カテゴリーの運営も開始するという。○大きな成長へ同社は構想中の戦略を実現するために、ジャフコらが運営管理する投資事業組合、VOYAGE VENTURESより、総額5億4000万円の資金調達も完了したと24日に発表した。これまで口コミで拡大してきたcoconalaの認知度拡大のために、オンライン広告などのマーケティング投資などを本格化させるという。目指すは、2018年8月期での売上30億、登録ユーザー数100万人、そして、同年における株式の上場だ。目下、登録ユーザー数が20万人、11月の月次売上をベースに計算しても年商は6億ほど。目標と現実には大きな隔たりがある。しかし、裏を返せば、"相談"を軸にした無形のシェアリングサービスへの期待のあらわれにほかならない。同社が大きな成長を遂げれば、近年広まるシェアリングビジネスのなかでも、無形のサービスが大きく注目されることになるだろう。
2015年11月24日iOS 8.4にアップグレードすることで利用不可となる音楽のホームシェアリング機能がiOS 9で復活しそうだ。AppleのシニアバイスプレジデントのEddy Cue氏がTwitter上でホームシェアリング機能について言及した。ホームシェアリング機能は、Wi-Fiを使って、パソコン、iOSデバイス、Apple TVとストリーミング形式でiTunesライブラリのコンテンツを共有できる機能。Apple Musicの機能が実装されたiOS 8.4では、iOSデバイス上でミュージックのホームシェアリング機能が利用不可(ビデオについては依然として利用可能)となり、ユーザーから不満の声があがっていた。機能の復活については、Twitter上でそのやりとりを見ることができる。あるTwitterユーザーがAppleのシニアバイスプレジデントのEddy Cue氏に、ホームシェアリング機能の修正について問いかける形でツイートし、同氏は「We are working to have Home Sharing in iOS 9(iOS 9でホームシェアリング機能を実装するように取り組んでいる)」とTwitterで回答した。これにより、iOS 9では音楽のホームシェアリング機能が再び利用可能となりそうだ。
2015年07月08日着られなくなった子ども服をウェブ上で簡単に交換出来るシェアリングサービス「マイクル(mycle)」が5月末より本格的にサービスを開始。現在ユーザーの事前登録を受け付けている。「マイクル」は登録者同士が、サイズアウトした子ども服とジャストサイズの子ども服をウェブ上で簡単に交換出来るサービス。新しい服を買ってもすぐに着られなくなってしまう、成長期の子どもを持つ家庭が抱える負担を減らすことを目的に企画された。同サービスでは、税込1,200円で月額会員登録することで、子ども服が詰まった箱と交換出来るウェブチケットがもらえる。チケットは毎月の付与の他、自身の家庭にある小さくなってしまった子ども服をサービス側に送ることでも取得可能。服の提供は、同サイズの服をまとめて紙袋やダンボールに入れ、マイクルに任意の日時で集荷依頼するだけ。送り状を記入する手間もない。子ども服の箱は原則としてチケット1枚で交換出来るが、より内容量の多い箱やハイブランドアイテムが含まれている箱との交換には複数枚のチケットが必要となる。なお、事前登録は無料で、LINEアプリで公式アカウントを友達に追加するだけで完了する。
2015年05月10日NTTドコモ、NTT都市開発、NTTデータ、NTTファシリティーズの4社は2日、サイクルシェアリング事業を展開する合弁会社「株式会社ドコモ・バイクシェア」を設立した。新会社の資本金は7.5億円、出資比率は、NTTドコモが85%、NTT都市開発が6.7%、NTTデータが6.3%、NTTファシリティーズが2%。サイクルシェアリングは、自転車を活用した観光振興や地域の活性化を目的とした事業。ドコモは神奈川県横浜市、東京都江東区、宮城県仙台市、東京都千代田区、東京都港区において同事業を展開し、実証実験を実施しており、2月22日からは広島県広島市でもサービスを提供する予定。現在提供中のシステムでは、自転車本体に通信機能、GPS機能、遠隔制御機能(自転車の貸出・返却制御や電動アシスト機能のバッテリー残量の把握等)を備え、限られたスペースで導入が可能。また、会員情報サイトから貸し出し可能な自転車を確認・予約し、ICカードや携帯電話/スマートフォンを自転車のカードリーダーにかざすことで、その場で貸出/返却が行える。新会社では、これまでドコモが取り組んできた自治体のサイクルシェアリング事業の運営に加え、マンション等の民間施設でサービスを提供する。また、他のサイクルシェアリング運営事業者へのシステム提供やコンサルティング業務を推進していくという。
2015年02月02日シェアハウス、カーシェアリング、レンタルオフィスなど、モノを所有せずに「シェア」する人が増えています。株式会社RJCリサーチの調査によれば、「購入・所有」の今後の伸び率がマイナス31.8ポイントに対し、「レンタルサービス利用」はプラス27.6ポイントであることが分かりました。今後ますます成長が予想される「シェアリング・エコノミー」の市場。今回は「こんなものまでシェアしちゃうの?!」というおもしろいサービスをご紹介します。1.渋谷でかりれる無料のレンタル傘「SHIBUKASA」SHIBUKASAとは、企業や個人から寄付されたまだ使えるビニール傘をデザインして、無料で貸し出すサービス。渋谷のカフェやアパレル店で借りることが可能。しかも、返却すると「50円相当のアースデイマネー(ボランティアや寄付など、社会貢献をした人にプレゼントされる地域通貨)」がもらえるそうです。雨を凌ぎながら、リサイクルにも貢献できるなんて、ステキなビジネスですね。▽SHIBUKASAホームページ2.500円であこがれブランドの洋服が借り放題「Licie(リシェ)」洋服やバッグ、アクセサリー、靴などのアイテムを月額定額料金で借り放題できる女性向けサービス。選んだ洋服は最大1週間レンタル可能。これを利用すれば、パーティ用に新しい洋服を購入しなくて済むし、毎回違うドレスを着ていくこともできちゃいます。また、自分で買うには勇気がいるジャンルの服だって、お試しにコーディネートできるというメリットも。サービス開始は2015年2月に東京で出店予定。2015年6月には自宅から手軽にレンタルできるアプリも登場するようです。おしゃれ女子必見のサービス。▽Licieホームページ3.あらゆるものを個人間でレンタルする「monosea(モノシー)」「家に眠っている使わないモノを貸す」という、誰もが提供者になれるシステム。取り扱っているのは、服や乗り物といった身近なものからロボットや空間まで幅広い品揃え。そして、なんとモノだけでなく、登山ガイドや通訳さんといった人的サービスまでレンタルすることができるそうです。▽monoseaホームページ 要らなくなったものを再利用したり、使わないモノを誰かに提供するなど、モノを最大限に活用してあげるサービスが続々と出現しています。これからは所有ではなく、共有の時代。高くて購入できないけれど、お試しで使ってみたい商品がある方は、レンタルサービスを上手に利用してみてはいかがでしょうか。
2015年01月25日【前編】 では、ライフシェアリングを始める時の環境作りに関するコツをご紹介しました。【中編】では、メンタリティの保ち方についてのコツをお伝えしていきます。■3)ギブアンドテイクのルールを厳守するカップルでシェアハウスの1室に住み、できるだけ生活費用を節約して結婚に備える…というパターンが珍しくないここイタリア。何年かパートナーと一緒に住み、結婚前提だと誰もが思っていたとあるイタリア人の友人が突然「別れた」と激白。訳を聞くと、「一緒に住んでいたとき、食事を用意する以外に生活への参加をしてくれなかった。部屋を決めた時も、シェアメイトとの顔合わせに出なかったし、生活費用も私持ち。何度も頼んだけれど、聞いてくれないのにこれ以上耐えられなくて…」とのことでした。イタリアでは男性も家事や共同生活に参加するのが当たり前。生活に関することを同居人の誰かに丸投げ、というタイプの男性はまず、彼女を作るどころかライフシェアリング自体も難しめです。一緒に住む以上は楽しい時間と生活、その両方を共有するのが前提です。どちらかに偏った負担が出てくると、必ず不満が出てくるもの。しかし「費用から何から、きっちり半分づつシェア」というのはあまり現実的ではないので、代わりに「ギブアンドテイクの生活を送る」ルールをお互いに守るよう心がけてください。「何をどれくらい、相手がしてくれているのか」、マメに相手の様子を見ることがコツです。「××してくれてたんだね、ありがとう。私は××できるから、やっておくね」と声がけを忘れなければ、彼も「他に、自分にもできることがあるかな」と進んで生活を共有しようという気持ちを持ってくれるでしょう。■4)「気が利く」人にならないローマの友達の家で流れていた、ラジオの「リスナーの恋愛お悩み相談」コーナーを聞いていたときのことです。「彼が、3週間前に知り合ったばかりの女性とどこかに逃げた。10年以上一緒に住んで彼につくしたのに、なぜうまくいかなかったのか。すぐにでも復縁して、結婚してもらいたい」という相談が流れました。恋愛アドバイザー? の方が「無理無理。『ママみたいな女性と結婚したい』という男がいるはずがないもの。逃げるような相手を追うより、もっといい女になるために努力すべきよ」とバッサリ。たまたま早く帰ってきた同居人のMさんがそれを聞いていて、「僕が女性だったら絶対、相手に家事全部やらせる」とさらに厳しくツッコンでいたのが印象に残っています。一緒に生活していくにつれて、お互いの存在に慣れてきます。それにつられて、時間が経てば経つほどにいろんな部分が「なあなあ」になる可能性も否定できません。「彼が××しないなら、自分でやってしまおう」「これなら自分一人でやったほうが早いから、やっておこう」と気を利かせるのは逆効果。単なるママ代わりになってしまったら、「なんで一緒に住んでるんだろう…」とお互いの愛情を疑ってしまうことも。「彼の為=ひいては私の為」と理由づけせずに、「二人の生活は二人でやっていく」スタンスを守ってみてください。彼が苦手そうな分野は、手伝いながら教えることが理想的です。さらに二人の気持ちを深めてくれる効果も期待できるでしょう。
2014年11月23日一気に寒さが厳しくなる、ヨーロッパの冬シーズン到来ともなると、おうちライフを少しでも楽しむために、雑貨屋さんがいつも以上ににぎわいます。一緒に住み始めたばかりらしい、20代後半くらいのカップルがキャンドルを選んでいる所に出会ったことがありますが、「ベッドルームなんだから絶対グリーン系だ」とつぶやきながら彼女より真剣にキャンドルを探す彼の姿は、なんだか可愛らしく見えました。このようにイタリアでは、付き合っている期間の長短にこだわらずライフシェアリングをするカップルが一般的です。同じ家で生活を共にすることで相手のいろいろな面が見えてくるものですが、それもまた二人の関係を育てるためのステップ。二人でハッピーに暮らすための、イタリア流ライフシェアリングのコツをご紹介します。■1)一人になれる場所作り彼とライフシェアを始めて4年ほどになるイタリア人の女友達の家は、1DKのそれほど広くはない部屋です。しかし、寝室とダイニングを隔てる作り付けのスライドドアを上手に活用して、資格試験の勉強をするためにスペース作りをしていました。「ケンカで気まずくなったときもここで頭を冷やしたりするわよ」と彼女は笑っていましたが、これは私も真似したいなぁと思えるくらい、ほどよい距離感のスペースでした。仕事のため、あるいはケンカできまずくなった時…等、意外と「自分一人でいられるスペース」を必要とするシチュエーションがあるものです。その都度カフェやマックのお世話になるのは、時間も費用も無駄になりがち。リビングでも寝室でもかまわないので、割けそうな場所があれば「お一人様スペース」を作ってみてください。つい立て等を利用するのも良いアイデアです。「一人の時間を満喫した後はすぐに、二人で過ごす時間を作る」「私物を置きっぱなしにしない」等、ある程度のルールを作っておくことを忘れなければ、メリハリのあるライフシェアリングを送ることができるでしょう。■2)パートナーの友人・知人と知り合いになるチャンスを作るイタリアではお互いの友人をパートナーに紹介することが一般的です。筆者の彼も、親友とその奥様両方と深い付き合いがあるのですが、ある週末の深夜2時頃、突然その人から彼に電話がありました。「何かあったみたいだからちょっと行ってくる」と言い残して、着替えもそこそこに彼がすっとんでいったのをよく覚えています。後日、彼の親友が「夫婦ゲンカで家から追い出されたんだけど、彼が妻にとりなしてくれたおかげで家に戻ることができたんだ」と、恥ずかしそうに打ち明けてくれました。二人での生活とは言え、何かあった時に相談できる相手は多い方が安心です。すべての友人を把握する必要は無いので、お互いに信頼できる友人を紹介する機会を作ってみてください。自分の知らない、パートナーの違う一面を友人から教えてもらうこともできますし、相手とのコミュニケーション作りで困った時は相談に乗ってもらうことも可能です。お互いの友人を通して人の輪を広げていくことができれば、彼とのより強い絆を結べる効果も期待できるでしょう。
2014年11月22日株式会社ジェイティップスは、自社運営であるカーシェアリングの比較情報サイト「カーシェアリング比較360°」のデータベースを元に、同サイト掲載のカーシェアリング主要8社の市場動向報告を公開した。概要は以下の通り。2013年第二四半期(4月~6月)のステーション数は第一四半期末時点に比べ9.5%増加、ステーション車両台数は11.9%増加していることがわかりました。第一四半期の増加率(対第一四半期 ステーション数:7.5%増、同車両台数:8.4%増)に比べ、堅調に伸長。サービス提供会社間でばらつきはあるものの、今後も引き続きインフラ拡大基調はつづくものと思われる。前期同様に当該期間においても、ステーション数の伸び率に比べると車両台数の伸び率が大きく、これは稼働率の高いステーショへの設置車両の増車によるものであり、1ステーション当たりの利用者数・利用頻度が着実に増えているともいえる。業界第1位「タイムズ カー プラス」は5月に会員数20万人を突破し、ステーション数伸び率も11.5%と依然ハイペースで推移している。第2位「オリックスカーシェア」は48箇所の増加(伸び率4.3%)と第一四半期の0.4%より大きく増加。東急電鉄との提携により「トランクルームへの出店」、東京メトロ「To Me CARD」との連携、メルセデスベンツと協業し「スマートEV」の導入など、新たな顧客ニーズの開拓に余念がない。第3位の「カレコ」も、38箇所の増加(伸び率7.6%)と第一四半期の3.8%より増加している。4位以降では、6月から新料金改定したカリテコが、アース・カーとともに22箇所の増加で二桁の伸び率を見せている。記事引用元: PRTIMES
2013年08月21日駐車場事業等を手掛けるタイムズ24はこのほど、カーシェアリングサービス「タイムズプラス」を、岐阜県内5カ所のステーションで提供開始した。同サービスは、会員登録を行った利用者が、カーシェアリング車両を”好きなとき”に”15分単位”で利用できるというもの。携帯電話やパソコンからの予約後、車両を保管している駐車場でカード読み取り機に会員カードをかざすと、ドアロックが解除されクルマが利用できる。11月現在、全国3,302カ所のステーションで展開しているが、このほど岐阜県にも5カ所のステーションが新規開設された。ステーションの場所は、「タイムズ岐阜長住町ステーション」(岐阜市長住町5-5)、「タイムズ岐阜真砂町第2ステーション」(岐阜市真砂町12-7)、「タイムズ岐阜神田町ステーション」(岐阜市神田町6-22)、「タイムズ新岐阜第4ステーション」(岐阜市玉森町1)、「タイムズ住ノ江町第2ステーション」(岐阜市高砂町2-8)。利用には会員登録が必要。法人プランと個人プランがあり、利用料金はカード発行料1,500円(法人、個人共通)。月額基本料金は個人1,000円(1,000円分の無料利用分含む)・法人無料。15分単位の利用料金はベーシックが200円、プレミアムが400円。6時間、12時間、24時間のパック料金や、夜間利用向けの各種ナイトパックを用意する。その他、学生プラン、家族プランも設定されている。ステーションの位置情報、利用の詳細等は「タイムズプラス公式ページ」で確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日レンタカー事業を行っている智頭石油と岡田商店は、「全国初!県全域・産官学連携で行う鳥取式EVシェアリング」を2社共同で提案。経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「石油製品 販売業 構造改善 対策事業費 補助金(給油所 次世代化 対応 支援事業)」の募集に対し、同提案が採択されたとのこと。今回の給油所 次世代化 対応支援事業の実証実験(平成24~28年の4年間)では、電気自動車10台のレンタル事業を、鳥取市で6店舗、米子市岡田商店の4店舗で開始する。さらに、EVの全車種の貸出料金を、格安レンタカーと同価格まで引き下げるという。また、今では52カ所に増えた県内のEV充電施設を案内するナビを搭載することで、電池切れの不安も解消。これにより利用者にとってはEVを安心して利用でき、ガソリンの給油が不要な分、経済的なメリットも高くなる。一方、事業の協力機関である鳥取市では、市営の片原駐車場をレンタカー事業の拠点として提供するなどの事業推進支援を行い、鳥取大学では大学院工学研究科の石井晃教授の「ヒット現象の数理モデル(大ヒットの方程式)」を用いて、事業の宣伝広告調査・分析などマーケティング戦略のサポートを行っていく。同事業は、鳥取県全域、産学官連携で行う新しい鳥取式のEVレンタカー事業として発展することが期待される。事業開始は10月。10月3日にはセレモニーを予定しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日タイムズ24はカーシェアリングサービス「タイムズプラス」の会員5,616名を対象に、「カーシェアリングに関するアンケート」を実施。アンケートは6月29日~7月2日にかけて行われた。最初にカーシェアリングの満足している点について調査。利用者のうち81%がサービスに満足していると回答した。具体的な点については、「必要な時だけ使えて無駄が無い」が79%と一番多かった。続いて、駐車場代や燃料費など「維持費がかからない」が66%、「24時間いつでも使える」が52%と結果になった。携帯電話や音楽配信同様に、使った分だけの支払いなど、気軽な利用が支持されているようだ。続いて、カーシェアリングを利用するようになってからの行動変化について質問。すると、「行動範囲が広がった」が47%、「外出頻度が高まった」が24%と、行動意欲の高まりが見受けられた。さらに、「彼女・彼ができた」0.5%、友達、家族などと「会う機会が増えた」5%、「生活が豊かになった」14%など、絆の強化や幸福度の向上といった好循環が生まれている。車の購入意欲についての質問では、カーシェアリング利用後では、10代から50代までの全ての年代で「購入意欲あり」がアップするという結果が出た。特に「若者の車離れ」と言われる該当世代の10代~20代において、「購入意欲あり」が49.9%(利用前)から86.2%(利用後)に大幅にアップするという、興味深い結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日ビー・エム・ダブリューとタイムズ24はこのほど、電気自動車「BMW ActiveE(アクティブイー)」を使用したカーシェアリングの合同実験を行うことで同意した。タイムズ24が展開するカーシェアリングサービス「TimesPLUS」の車両として導入する。「BMW ActiveE」は1シリーズクーペをベースにEV化したモデルで、170PSという強力なモーターを搭載。最大トルクは250Nmで、電動モーターの特性によりこの大トルクを発進直後から発揮する。0~100km/h加速はわずか9秒と、電気自動車としてはきわめて高性能だ。航続距離は日常的な使用では160km。BMWとタイムズ24は持続可能なモビリティの実現という共通の企業目標を掲げ、今回の合同実験を行うことになった。タイムズ24のカーシェアリングサービス「TimesPLUS」はタイムズ駐車場を活用したもので、電気自動車として「iMiEV」をすでに採用しているのをはじめ、プリウス、ミライース、アクアといったエコカーを多数ラインアップしている。同社はタイムズ駐車場「パーク&チャージ」を展開し、EVの普及促進にも取り組む。今回、「TimesPLUS」に導入されるのは4台で、タイムズステーション有楽町イトシアに2台、タイムズステーション池袋およびタイムズステーション横浜山下町に1台ずつ配備される。BMWではこの協力体制を、「持続可能なモビリティの実現」に向けたBMWの革新的ソリューションの提案のひとつとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月23日カーシェアリングの比較情報サイト「カーシェアリング比較360°」を運営するジェイティップスは、カーシェアリング主要8社の市場動向報告の2012年第2四半期版を公開した。この市場動向報告は、「カーシェアリング比較360°」のデータベースをもとに調査したもの。ステーション数は第1四半期より7.1%増加、車両台数も6.4%増加していることがわかった。第1四半期は前年の第4四半期との比較でステーション数17%増、車両台数22%増と大幅な伸びだったが、それに比べると今回の増加率は少ない。とはいえ、カーシェアリング市場は順調に成長していることが明らかとなった。今期の伸びがやや鈍化した要因としては、昭和シェル石油が運営する「まちのりくん」が事業撤退した影響がある。しかし、そうしたマイナス要因をカバーしてなお成長が続いていることはカーシェアリングの市場拡大が確かなものである証拠ともいえる。2012年はカーシェアリング会員20万人突破が確実と見られており、「カーシェアリング普及元年」とされている。ステーション数も500カ所突破が目前に迫り、今後の成長が期待されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月22日リレーションズ(株)は9日、横浜国立大学で世界初の自転車シェアリングシステム「COGOO(コグー)」の実験導入を開始した。学内の駐輪場2カ所に自転車10台が設置され、Android対応のスマートフォンで専用アプリがダウンロードできる。順次iPhoneやiPad、フィーチャーフォンにも対応させ、2012年6月までに9カ所100台に設置規模を拡大する予定。COGOOは、数人で1台の自転車を共有し、利用者が好きな駐輪場で借りて好きな駐輪場に返せるシステム。往来の方法では(1)駐輪ラック、(2)電源、(3)通信端末、(4)精算機、(5)電子錠などが必要だったが、COGOOは電子錠を自転車に装着するだけで無人サイクルシェアリングが実現できる。電子錠に通信端末を搭載しないタイプとしては、世界で初めてのシステム。利用者は端末に専用アプリをダウンロードし、駐輪場の近くでアプリから自転車を選択して開錠、レンタルを開始できる。乗り終えたら駐輪場に自転車を止めて電子錠を装着し、アプリで施錠して返却処理を行う。これら一連の流れで、自転車の利用時間が自動的にカウントされる。自転車の鍵の開閉には、スマートフォンやタブレットなどの端末のBluetooth機能を利用する。システムは同社とイデアシステム(株) 、NCデザイン&コンサルティング(株)の3社で共同開発された。同社によると、導入コストが往来のものに比べ約1/4に抑えられ、1台から導入できるため駐車場のスペース確保も容易にするという。将来的には、放置自転車問題の解消や、環境負荷の少ない交通インフラの構築の手段にしたい考えだ。環境省の平成24年度地球温暖化対策技術開発・実証研究事業(競争的資金)にも採択されている。さらに、「COGOO(コグー)」には、「みんなと一緒に(cooperate)未来へ進もう(go)」という意思が込められており、自転車の“漕(こ)ぐ”にちなんで「コグー」と名づけられた。あらゆる人が仲間になってシェアして使ってもらいたい、明日の地球環境へ貢献していきたいという思いから、ロゴデザインは自転車で前進する3匹のシロクマがモチーフとなっている。今後は、首都圏の大学のほか、駐輪場不足や放置自転車の問題を抱えているマンション、レンタサイクル需要が高い観光地のホテル・コンビニ、既存の自転車シェアリングシステムの導入が進んでいない自治体への導入も検討されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日カーシェアリングサービスを提供する株式会社アース・カーは、2012年4月2日より業界初の新サービス「平日乗り放題」を開始した。平日の利用に限り、全国どこの車両でも一定額(月額基本料金18,000円から)で、利用することが可能になるという。カーシェアリングは、予約のみで無人の駐車場から24時間利用でき、さらにガソリン代を考える必要もないというメリットがある。しかし「料金や利用時間を気にせず、好きなときに好きなだけ車に乗りたい」という声も同社には多く寄せられたという。そこで平日の利用に限り、全国どこの車両でも一定額(月額基本料金18,000円から。車種により変わる)で利用できる「平日乗り放題」サービスを4月2日より開始した。時間を気にせず車に乗れるため、社用車やマイカーのような感覚でカーシェアリングをすることが可能になるという。同サービスで利用できる車種は、コンパクトカーからオープンカー、ミニバンなど多数。また全国各地のサービスステーションで利用できるため、出張先や旅行先などでの利用も可能。予約はパソコンや携帯電話からでき、「おサイフケータイ」「Suica」「PASMO」等を利用すれば、入会後すぐに乗車が可能とのこと。「平日乗り放題」サービスは予約制限あり。月額基本料金は車のグレードにより変わる。また、距離料金(15円~/km)は別途必要。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月04日