上川隆也(52)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「遺留捜査」が13日に2時間SPでスタート。初回平均視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。 「テレビ朝日の木曜午後8時枠『木曜ミステリー』は、他局の連ドラが苦戦するのをよそに安定した視聴率を記録しています。同枠の前作『警視庁・捜査一課長』は全10話のうち1ケタを記録したのが1回。終盤に向けて視聴率が伸び、全話平均で12.1%を記録。この数字は同じクールだと『緊急取調室』(テレ朝系)や『小さな巨人』(TBS系)に続く第3位でした。『遺留捜査』もかなり上位に食い込みそうです」(テレビ局関係者) 「遺留捜査」は11年からスタートし、今回は2年ぶりに復活。遺留品を調べて事件解決に導いていくマイペースで変わり者の刑事・糸村(上川)の活躍を描く。 大筋はこれまでと同じだが、なぜか前シリーズまでは警視庁月島中央署の刑事だった糸村が今シリーズから京都府警に。初回ではその経緯について詳しく触れられることがなかったが、異動にはテレ朝の“お家事情”が深く関わっているようだ。 「放送される『木曜ミステリー』の枠は基本的に東映京都撮影所の仕切り。そのため京都を舞台にした人気シリーズが多いんです。この撮影所、かつては時代劇の撮影で潤っていたものの時代劇の撮影が激減。ただでさえ仕事量が少ないうえ、『警視庁・捜査一課長』のように東京が舞台でないと成立しない作品では仕事が回らない。そこで少しでも同撮影所の仕事を増やすため、『遺留捜査』の舞台を変更したようです。今後も同じような流れになるシリーズ物が増えそうですね」(民放キー局のドラマ班スタッフ) 果たして、次に活躍の場を移すのはどのシリーズの主人公になるのだろうか。
2017年07月15日小栗旬と西島秀俊が国家の危機に立ち向かう公安機動捜査隊特捜班の隊員に扮した「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」が6月13日放送された第10話で最終回を迎え“緊急ニュース”の放送シーンで終了というラストシーンにネットは騒然となっている。本作は直木賞作家、金城一紀が原案・脚本を担当、小栗さんと西島さんの所属する特捜班の隊員役で田中哲司、野間口徹、新木優子らが出演するほか、新興宗教団体に潜入している公安の協力者役で眞島秀和、その妻で石田ゆり子、特捜班を立ち上げた警察庁の警備局長・鍛治役で長塚京三らが出演した。最終回では小栗さん演じる稲見の自衛隊時代の同期で、特殊部隊員の結城(金子ノブアキ)がテロを企て逃亡。特捜班は結城の恋人が1年前に起きたガス爆発事故で死亡、その事故が実際は閣僚の誰かが絡んだ“事件”である可能性にたどり着く。その矢先、結城は岸部総理大臣(竜雷太)を弓で狙撃する。実は1年前のガス爆発は総理の息子が加担したテロであり、結城の目的は総理を見舞うため日本に帰国した息子への復讐だった。総理の息子の罪を隠ぺいした警察に不信感を抱く特捜班に鍛治は息子の護衛を命じる。稲見は結城と死闘を繰り広げ逮捕に成功するが、連行中に結城は武装した警官隊に狙撃され殺害。岸部と鍛治は自らの息子をえさに結城を誘い出し特捜班に逮捕させたところで殺害するつもりだった。ラストは警察に対し反旗を翻す準備をしているような特捜班のメンバーらが映し出された後、「緊急ニュース」が始まるカットで幕を閉じた。明確な決着をつけずあえて消化不良のまま、今後を想像させるような終わり方に対し、放送直後からネットでは様々な意見が飛び交っている。まるで次回があるかのような終わり方で放送が終了すると「CRISIS終わり方やべぇだろwwww」「緊急ニュースとは?」「え、crisis?え???」などあっけにとられた視聴者が続出。少し時間が経つと冷静になった人々の「あの終わりじゃ悲し過ぎるよ」「納得いかない!」といった稲見、田丸ら特捜班が“報われない”展開に対する感想から「モヤモヤとまらない、、、」「ラストは誰がなにをしたのー」と“何が起きているのかわからない”といった声や「特捜班の反逆みたかったな」「続きあるってこと?」など続編を希望するツイートなどがタイムラインに溢れだした。続編希望の声のなかには「絶対続きあるやろ!!映画こい!」「映画かドラマがまたあってほしい」「映画あるかもな」といった“映画化”要望の投稿も数多く見受けられた一方で反対に「これで至高そんな気もするこんな終わり方ありなんや衝撃すぎる」「あれ以上は描かれないこそのCRISISのように思います」とあえて今後を想像させるラストを評価するツイートも多かった。終わり方も含めて「良い意味で規格外で本当に凄いドラマだった」という感想も多数上がっており、「毎週見れていた映画レベルの演出見れなくなるの辛さしかない」と早くも“CRISISロス”の視聴者も続出している様子だった。(笠緒)
2017年06月13日直木賞作家・金城一紀が原案・脚本を手掛け、小栗旬扮する稲見朗、西島秀俊扮する田丸三郎を始めとする“公安機動捜査隊特捜班”の活躍を描いた「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」が、6月13日(火)今夜15分拡大でついに最終回を迎える。この度、最終話に向けて小栗旬と西島秀俊からコメントが到着した。前回の第9話では、稲見の自衛隊時代の同僚・結城(金子ノブアキ)が何らかのテロを計画し、特捜班オフィスに侵入。閣僚の個人情報を奪い、特捜班メンバーもろともオフィスを爆破してしまう。最終話では、結城と戦うことを決心した稲見を始めとした特捜班が反撃を開始!特捜班に足取りを追われる中、結城は総理大臣の岸部(竜雷太)の狙撃を目論んで…というストーリーだ。ドラマのクランクアップは、放送が始まる前の2月中旬。爆破された特捜班オフィスセットにて、全話の撮影を終えた西島さんは、共に作品を引っ張ってきた小栗さんから花束を渡され、笑顔で抱擁。西島さんは「いま終わってみて、改めてこれだけ順調に撮影ができたのは、スタッフの皆さん全員の力だと思います。皆さんとご一緒できてうれしかったです。こんなに達成感のある現場はいままでありません!より一層、俳優として頑張っていきます」と挨拶。一方、小栗さん最後の撮影はその翌日、最終話ではなく、第1話の稲見の自衛隊時代シーン。このために髪を短く刈り込んで撮影に臨んだ小栗さんは、「本当にこのスタッフじゃなければ成立しなかった数か月だと思います。皆さん本当にありがとうございました。そして最後まで辿りついてホッとしております。こうしてクランクアップが出来てうれしいのと、なかなかイカれたドラマが作れたんじゃないかと思っております」とコメントした。さらに最終話について小栗さんは、「稲見と結城のバトルは、技術と技術のぶつかり合いから一瞬の隙が命取りになるような殺し合い、そして最後は高校生のようなケンカになります。泥臭い男の戦いをご覧いただければ」と話し、「正義とは何だろう、自分が命をかけて行う仕事は本当に国のためになっているのか、と国家に対して不信感を持つ稲見が、自分自身と決着をつけようとしますが…。とても面白い話になっていますので、最後までお楽しみに」とメッセージ。西島さんも、「小栗君と金子君の壮絶なアクションシーンを楽しみにしています。稲見の過去や本音も明らかになっていく中で、最後まで規格外のドラマになっています。怒とうの展開をぜひお楽しみください」と期待高まるコメントを寄せている。またこれまで、ドラマ本編で一度も発砲をしていない特捜班のメンバー。第3話では、大物政治家を射殺した犯人を一度逃してしまった特捜班について、鍛治が「撃つときは仕留めるとき。あいつらはそれをわかってて無駄弾を撃たなかった。さすがだよ」と語ったように、特捜班が引き金を引くときは相手の射殺を意味する。第9話では「もし結城がおまえに銃口を向けたら、そのときは躊躇するな。おまえが先に引き金を引け。国家の秩序のために、結城を撃つんだ」と鍛治から指示された稲見。予告では結城に対して銃口を向ける稲見の姿が映っていたが、一体それは何を意味するのか…。ドラマの制作発表会見では、主演の小栗さんが「第1話の1,000倍面白い」と語った最終話。予告映像で「規格外のラストにあなたは戦慄する」とうたわれた衝撃の展開をぜひ見逃さないでいて。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年06月13日「捜査員のみなさんから、『処女ですか?』と質問されました。『なんのための質問ですか?』と聞いたら、『聞かなくてはいけないことになっている』と。捜査のガイドラインに載っているんだと思いますが、そうならとてもおかしいことだと思います」 そう話すのは、元TBSのジャーナリスト山口敬之氏(51)から、レイプ被害を受けたと訴えているジャーナリストの詩織さん(28)。詩織さんは5月29日、山口氏が不起訴処分になったことを受け、検察審査会に不服申し立てをしたあと“実名・顔出し”の記者会見を行い、注目を集めた。 記者会見後は、「売名行為だ」といったバッシングもあり、「1週間ほど固形物が喉を通らなかった」と言うほど、詩織さんは強いストレスを受けていた。しかし、冒頭のような警察の捜査態勢をはじめとする、性犯罪被害者がバッシングを受けるような状況を「変えないといけない」という強い思いから、記者会見から約1週間後の6月7日、詩織さんは再び心境を語る決意をした。 「捜査の過程では、被害者として耐えられないことがたくさんありました。所轄の高輪署では、男性警官がいる前で私が床に寝転がり、大きな人形を相手にレイプされたシーンを再現させられました。さらにそれを写真に撮られるんです。口頭で説明すれば状況はわかることなのに、なんでこんな屈辱的なことをしなくちゃいけないのか。ほんとうに苦しかった……」 詩織さんの口からはまさに“セカンドレイプ”のような捜査の実態が語られた。8日、性犯罪に関する刑法の厳罰化に向けた法改正が衆議院で可決された。しかし詩織さんは「こういう捜査の方法から変えていかないと、被害者が警察に届け出できない。いくら性犯罪の法律が厳罰化されても救われない」と指摘する。 とくに詩織さんのように知人からレイプ被害を受けたと訴えた場合、「合意があったのでは?」と被害を受けた側が疑われ、被害届を受理されるのすら難しいという現実がある。 今回はホテルの防犯カメラの映像をチェックした警察が、事件性があることを認めた後ですら「君の経歴に傷がついてしまう。いままでがんばってきた勉強も全部水の泡。あなたも傷つく、家族も傷つく」などと言われ、詩織さんは何度も、警察から被害届を出すのを思いとどまるように説得された。 「私は被害を受けた時点で十分傷ついています。そこを受け入れてもらえないと知ったときは、もっと残念に思いました。日本には、性被害について語ることは“タブー”っていう空気があって、被害者自身が話せない状況が作り上げられている。このタブーを壊して話せる社会にしないと被害者は助かりません」 こうした無理解に加え、大きな問題なのは、社会に根深く残る性犯罪被害者に対する“偏見”だ。5月29日に行った記者会見のあと詩織さんは、着ていたシャツの「胸元が開きすぎている」と非難を受けた。つまり「そういう隙のある服装をする被害者が悪い」という被害者に責任を押しつける風潮があるのだ。詩織さんは、幼いころにも同じような非難を受けたことがあった。 「10歳のとき、母に初めて買ってもらったビキニを着て友人と波のプールで泳いでいたら、男性に後ろから体を触られたんです。でもそのとき友人の母親から『そんなのを着ているからよ』と言われて、とてもショックでした。着ているもので責められる。日本の性犯罪被害者に対する認識はいまも遅れたままだと思います」 気丈な詩織さんだが、「家族に心配や迷惑をかけるのは、本当に辛かった」と話す。 「けど、私がだまっていたら現状を変えられない。将来、自分の子どもや大切な人に同じことが起こったら、すごく後悔すると思ったんです。いまここで、なぜきちんとこの話を伝えて、変えようとしなかったんだろうって。まちがっていることは、まちがっていると、きちんと話せる社会にしたいんです」 (取材・文/和田秀子)
2017年06月08日小栗旬や西島秀俊をはじめ、田中哲司、野間口徹、新木優子ら「公安機動捜査隊特捜班」の活躍を描く「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」。5月30日(火)今夜放送される第8話では、そんな「特捜班」の5人が150人近い信者がいるカルト教団に突入し、規格外の“7分30秒”ノンストップバトルを展開!西島さんと石田ゆり子の禁断愛も激しく動き出すという。今回は、西島さん演じる田丸の手引きによって、カルト教団でスパイ活動を行う林智史(眞島秀和)がテロの情報を手に入れる。長期間のスパイ活動に疲れ果てた林は、情報を伝える代わりにスパイを辞めて妻の千種(石田ゆり子)の元へ帰りたいと持ちかける。千種に対して特別な感情を抱く田丸は動揺するが、上層部はその申し出を承諾。林が入手したテロの決行日時、警備を任された特捜班だったが、そこには意外な展開が待ち受けていて…というストーリーだ。そんな第8話の見どころは、カルト教団に乗り込んだ特捜班5人が、150人近くいる出家信者を相手に繰り広げる7分30秒のノンストップバトル!すでにバトルの最後に稲見と田丸を待ち受ける敵役として、現役の人気プロレスラー、後藤洋央紀(新日本プロレス)と土井成樹(ドラゴンゲート)の出演が発表されている。このアクションシーンについて小栗さんは、「『CRISIS』はアクションが売りではありますが、これまでアクションで話を終わらせることはありませんでした。でも第8話だけはとんでもない、日本のテレビドラマ史に残るアクションをやって終わらせます」と話し、「これまで種を蒔いてきたことを回収しながら第8話、第9話、第10話が進んでいきます。西島さんのファンにとっても、第8話の田丸さんを見ればすごく納得してくれると思います。この第1話から最終話まで一貫した覚悟を持った脚本はやはりすごいと思います」と絶賛。西島さんも、「小栗君がプロデューサーに『もっと強い敵を用意してくれ!』と言っていたら、今回本当に最強の男たちと対決することになりました。後藤選手も土井選手も文字通り規格外な人でした」と明かし、「小栗君をはじめとしたキャストとスタッフの覚悟が詰まったシーンになっています。特捜班5人対150人の美しく壮絶なバトルをぜひご期待下さい」と自信を覗かせている。さらに、第8話を担当した白木啓一郎監督は、いち早く完成した第8話を見た小栗さんから「狂ってるね。ヤバすぎる。スゴすぎる。見た人は、絶対にビックリするよ」と電話が掛かってきたと明かし、「20年以上のテレビマン人生で、間違いなく一番大変な撮影」「後にも先にも、こんなシーンが撮影できるのは『CRISIS』だけ」と熱の入れ様も相当大きかったと話している。またアクションだけでなく、今回は田丸と石田ゆり子演じる千種の禁断愛もクライマックスを迎える。夫を待つ身でありながら田丸への思いを隠しきれない千種と、倫理観で千種に対する思いを抑えつけ、あと一歩が踏み出せない田丸。しかし、これまで教会での密会を繰り返してきた2人の関係が、急転!これまで物静かだった千種の言葉が次第に熱を帯びていき、田丸を求めていく。さらに林が入手したテロ計画によって、千種の身にも危険が…。果たして、そのとき田丸が千種のために下す決断とは?原案・脚本を手掛けた金城一紀は、「この7分30秒は田丸が千種に捧げる愛情表現」と語り、「田丸の抑えつけられた千種への情念を言葉ではなくアクションで表そうとしたら、ぴったりストーリーにハマったんです。不器用な田丸の愛が爆発する、そして特捜班のほかのメンバーもそれを成就させようと付き合うことで、美しいチームワークが生まれる。本当に『CRISIS』を象徴するような7分30秒になると僕は思います」と自信を見せる。一方、西島さんは石田さんとの撮影をふり返り、「田丸にとって核となる恋愛のシーンだったので、集中して臨みました。千種役の石田ゆり子さんの表情の素晴らしさに毎シーン強く引き込まれました」と話し、「田丸と千種の恋の結末に、ご期待ください」とアピールした。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月30日全米での放送を前に、日本でも早くも話題沸騰中の「ツイン・ピークス The Return」。このほど、先日のローラ・パーマーとクーパー捜査官らのビジュアルに続き、前シリーズファンにはたまらない、デヴィッド・リンチ自らが演じる捜査官たちの新たな場面写真が到着した。TVシリーズの最終回で、ローラ(シェリル・リー)がクーパー捜査官(カイル・マクラクラン)に「25年後に会いましょう」と告げた通りに、25年後の世界を描く本作。前作同様、リンチが監督を務める本作は、米SHOWTIME局で5月21日にスタートする。先日、WOWOWでの放送日が7月22日(土)に決定した本作。それに合わせて、25年前、無惨に殺されてしまったローラ、その事件の捜査のためにやってきたFBIのクーパー捜査官がツイン・ピークスの町を象徴する森の中に映し出されたキービジュアルと、“名物チェリーパイ”を出す「ダブルRダイナー」のノーマ(ペギー・リプトン)とシェリー(メッチェン・エイミック)が顔を見合わせている場面写真がお披露目。さらに、ローラと密かに交際していたジェームズ(ジェームズ・マーシャル)らとリンチ監督のメイキング写真も解禁された。そして今回は、女装癖のあるDEA捜査官デニスを本作でも演じる「X-ファイル」でもお馴染みのデヴィッド・ドゥカヴニー、クーパーの上司であり極度の難聴のFBI捜査官ゴードン・コール役を務めるリンチ監督と、さらに鑑識担当で毒舌屋のアルバート・ローゼンフィールド役を務めていたが、1月にこの世を去ったミゲル・フェラーの場面写真が登場。当時も話題を呼んだ個性が強すぎる顔ぶれの再登場に、ますます期待が高まるばかりだ。「ツイン・ピークス The Return」は7月22日(土)21時~WOWOWプライムにて独占放送(全18話・第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ツイン・ピークス [海外TVドラマ]
2017年05月19日アメリカの「麻薬戦争」史上、最も大胆にして最も成果を上げた“潜入捜査作戦”に参加した捜査官による回顧録を、ブライアン・クランストン主演で映画化した『潜入者』。本作で、ブライアン扮する潜入捜査官の“婚約者”に扮した女性捜査官ダイアン・クルーガーの美しすぎる七変化が到着した。1980年代、史上最大規模ともいわれる犯罪帝国を築いたコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバル。当時アメリカに流入するドラッグのほとんどが、彼の組織を経由したものだといわれていた。事態を重く見たアメリカ政府は、エスコバルの息の根を止めるため、大規模な潜入捜査作戦を計画する。それはベテラン捜査官のロバート・メイザーを架空の大富豪に仕立てあげ、資金洗浄をエサに組織に取り入り、内側から組織を崩壊させるという大胆不敵なものだった――。およそ5年間に及ぶ危険な潜入捜査の実態を余すことなく書き記した、ロバート・メイザー本人による回顧録を原作にした本作。主人公となるメイザーを演じるのは、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』でアカデミー主演男優賞にノミネートされた遅咲きの名優、ブライアン。4度のエミー賞に輝いた大ヒットTVシリーズ「ブレイキング・バッド」では、ウォルター・ホワイトこと麻薬王“ハイゼンベルグ”として名を馳せた彼が、本作では一転、麻薬組織を壊滅に追い込むべく、命の危険と隣り合わせのなかで潜入を続けるベテラン捜査官を熱演する。あるとき、ブライアン演じるメイザーは、潜入捜査の渦中で「婚約者がいる」と口をすべらせてしまう。そのため、上層部が新たに“偽りの婚約者”として手配したのが、新人女性捜査官キャシー・アーツだ。彼女もまた実在の人物であり、演じているのは、『イングロリアス・バスターズ』『マリー・アントワネットに別れをつげて』『バツイチは恋のはじまり』などで知られるダイアン。彼女は、本作のブラッド・ファーマン監督作とは初タッグとなったが、彼女自身、監督の前作『リンカーン弁護士』に感銘を受けており、監督と初めてミーティングしたときのことを「ブラッドには会いたかったの。とても楽しくランチをして、(役作りの)自由裁量権をくれたわ。すごく楽しくてクリエイティブなプロセスだった」とふり返っている。本作では、大富豪の婚約者らしく、80年代の煌びやかなファッションを着こなすダイアンの姿も見逃せない。彼女が演じるキャシーもまた、麻薬組織の幹部やその妻にも取り入ったり、果てはメイザーとの“結婚式”に彼らを招待したりと、命を賭けて潜入捜査に挑んでいく。「女性にとっては面白い役柄だと思ったわ」とダイアン。「間違いなく――80年代ではなおさら――男性優位の世界にいる。彼女は自分の爪跡を残そうとしていて、ブライアン・クランストン演じる人物の中に素晴らしいパートナーシップを見出し、彼とすごいチームを組むのよ。この2人は、2年もの間、刺激的で活気のある人生を送ったと思う。思う、というより、送ったと確信しているわ」と語り、その壮絶な日々に思いを馳せている。『潜入者』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年05月13日主演の小栗旬が演じる稲見朗、西島秀俊が演じる田丸三郎をはじめとする“公安機動捜査隊特捜班”の活躍を、直木賞作家・金城一紀が描いた骨太なアクションエンターテインメントドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の第5話が、5月9日(火)今夜放送される。小栗さんや西島さんをはじめ、田中哲司、野間口徹、新木優子らが出演する本作。劇中で繰り広げられる大迫力のアクションシーンと衝撃のストーリー展開は、毎回大きな注目を集めている。第5話では、政治家恐喝の証拠を手に入れることを命じられた稲見が、暴行罪を装って警察の留置場に潜入捜査を行う。しかし、今回が初の潜入捜査となる稲見は、自分を弟分として可愛がってくれる暴力団員・沢田(杉本哲太)と接していく内に、次第に人を騙すことに罪悪感を抱くようになってしまう。さらに、この任務の背後には、少女買春にまつわるジャーナリスト殺害事件が起きた第2話で登場した官房長官・神谷(石黒賢)の邪悪な思惑が…。そんな中、組の一員として認められた稲見は沢田らと共に、危険が伴う薬物の取引現場に同行することになり…というストーリー。本話について小栗さんは、「今回の稲見は嘘をつく自分に対して罪悪感をすごく持ちながら潜入捜査を行っています。哲太さんとは何度か共演していますが、今回もすごく役に徹してくれたので、稲見と沢田はとても面白い関係性になっています」とふり返った。2人のやり取りにも注目だ。また今回は稲見の潜入捜査をはじめ、いくつもの“嘘”が張り巡らされたストーリーに。事前の告知映像では、稲見の「もし私が権力に逆らったら、殺しますか?」という意味深なセリフが印象的だったが、任務に翻弄される稲見の“怒り”もテーマの一つ。小栗さんも、「『もし私が権力に逆らったら、殺しますか?』という言葉を稲見に喋らせるって、やっぱりすごい作品」と話し、「第5話では稲見の怒りを皆さんに感じてもらえるんじゃないかと思います。最後の最後、結末をお楽しみに」と期待煽るコメントを残している。なお、第3、4話の放送後に行われたTwitterでのスペシャル企画を、今夜も実施することが決定。放送終了の21時54分から当日22時30分までの36分間、Twitterで「第5話に関する質問」を募集し、応募の中から選ばれた質問に対して、原案・脚本の金城氏や監督・プロデューサーなどのスタッフが公式Twitter上で回答していくというこの企画。今回は出演者ゲストとして、松永芳役の野崎萌香が登場予定となっている。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月09日不登校とは出典 : 一般的に不登校とは、子どもが病気やケガ、経済的事情ではない理由で、長期間学校を休み続ける状態のことを呼びます。クラスメートや家族などの身近な人や自身が経験者である場合も含め、おそらく現代の日本ではほとんどの人が不登校の存在を知っているのではないでしょうか?不登校について、文部科学省は以下のように定義しています。連続又は断続して年間30日以上欠席し、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況である(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)このような不登校状態が継続し、十分な支援が受けられない期間が続くことは、学力の停滞、自己肯定感の低下や健康状態の悪化など、本人の学習や社会的自立を妨げる、様々な問題に繋がります。一方で、子どもが不登校になる要因には、社会環境や学校環境、家庭環境の様々な要因が影響しており、無理やりに子どもを再登校させようとするとかえって問題が悪化するおそれもあります。また、不登校問題の「解決」といっても、元々通っていた学校に再登校すること、別の学校に転校をしてリスタートすること、フリースクールや通信制高校といったその子に合った学びの場を見つけることなど、様々な選択肢が考えられます。今日、子どもの不登校問題は日本が抱える社会問題の一つとなっており、その要因を踏まえた適切な対策を行うことが求められています。Upload By 発達障害のキホン図表出典:「平成28年版子供・若者白書」このグラフは、1991年以降の不登校生徒数の推移を表したものです。不登校の子どもの数は2000年ごろまで上昇を続け、その後も高水準で推移していることがわかります。平成27年度現在、不登校の子どもの数とその割合は、小学生:2万7581 人(0.42%、228人に1人)中学校:9万8428 人(2.83%、35人に1人)高校生:4万9591 人(1.49%、67人に1人)となっています。中でも割合の高い中学生に関しては、40人のクラスに約1人以上の不登校児がいる計算となっています。出典:平成 27 年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」「平成 27 年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」(速報値)について」不登校の実態を知る上で重要な背景としては、まず一つに近年の子どもたちの社会性等に関する課題が挙げられます。例えば、自己の将来に対する夢や希望を持てずにいることや、自尊感情が低いこと、コミュニケーション上の困難さがあったり、ストレスへの対応が難しかったりするなどの傾向が指摘されています。二つ目に、社会的背景の影響を受けた保護者側の課題にも注目する必要があります。近年、少子化・核家族化・地域内での人間関係の希薄化により家庭が孤立するケースが多くなっています。そして、そのような家庭においては、保護者の不安感も大きくなり、育児をする上での自信を喪失したり、意図せずして過保護・過干渉になることが多いとも言われています。また、長期的不況の影響により生活の余裕がなくなり、保護者が精神的なゆとりを失ってしまい、結果、子どもにもネガティブな影響が生じてしまう、といった傾向も指摘されています。このような社会的背景を受けて、保護者が抱える課題も不登校問題と関連があるのではないかと考えられています。その他、学校に通わせるのが絶対ではないという保護者の間での価値観の変化なども、不登校の増加に影響しているのではないかという見方もあります。出典:「不登校児童生徒への支援に関する中間報告」参考:「不登校児童生徒への支援に関する最終報告 」不登校になりやすい子どもの特徴・傾向はあるの?出典 : 平成4年、文部科学省による報告において不登校は子どもに特有の問題があることによって起こることではなく「誰にでも起こりうる」という認識が示されました。参考:不登校への対応について(文部科学省HP)しかしその一方で、不登校になりやすい子どもにはいくつかの共通した傾向が見られるとも言われています。具体的には以下のような特徴・傾向が指摘されています。・わがまま、自己中心的、非協調的・非社交的・内向的・自発性、自主性、決断力がない・忍耐力のなさ・友人関係がほとんどない・手がかからないですが、上記で不登校は「誰にでも起こりうる」と述べた通り、子どもたちがこのような特徴や傾向を備えるに至った背景や経緯(生育環境や人間関係)についても注意が必要です。また、手のかからない子どもが不登校になるというのは意外に思われるかもしれませんが、まじめで成績も優秀な子どもがある日、なにかをきっかけに不登校になるケースも少なくないようです。子ども自身が持つこれらの特徴・傾向は、次章で説明する不登校発生メカニズムにおける「様々な要因」のひとつとなります。参考:伊藤美奈子「思春期の心さがしと学びの現場―スクールカウンセラーの実践を通して」2000年、北樹出版不登校と発達障害の関連は?出典 : 発達障害がある子どもであるからといって必ずしも不登校や引きこもりになるわけではありません。しかし、周囲の理解のなさや不適切な対応により人間関係がうまく構築できない、学習についていけないといった状況が進み、結果として不登校に至ってしまう可能性が指摘されています。不登校の解決を目指すうえで、その背景に発達上の特性や精神疾患による困りごとが存在していないかどうかを見極めることは非常に重要です。なぜなら、不登校が発達障害や精神疾患による困りごとに起因している場合、そうした困難性への対処を行わない限り根本的な解決は望めないと言われているからです。例えば、発達障害のひとつである学習障害の影響によって文字をうまく読むことができないため授業についていけず、試験で悪い点を取ってしまったことをきっかけに不登校になっている生徒のケースを考えてみましょう。この場合、様々に努力して再登校まで漕ぎつけたとしても、根本となっている学習障害へ対処がないまま授業を受けるとしたら、また同じ困難を抱えて、不登校になってしまう可能性があります。こうしたケースでは、保護者は学校側の協力を得て、文字を読みやすいよう工夫したり、文字以外の方法(レコーダーなど)で学びを支援したりといった手段を取ることで根本的な原因に対処することが求められます。子どもに発達障害があることがわかっている場合であれば、事前に担任の先生などに子どもの特性を伝えることで、子どもがどのような状況下においてどのような困りごとを感じるのかを知ってもらえるよう努力しましょう。そのようなコミュニケーションを取ることで、学校側も適切な配慮をしやすくなります。また、子どもの特性に合わせた具体的な対処法に関しては、医療機関を含めた専門機関による助言や指導に従うとよいでしょう。参考:「不登校児童生徒への支援に関する中間報告」参考:海野和夫「Q&A不登校問題の理解と解決」日本評論社2016年参考:「発達障害が疑われる不登校児童生徒の実態」中野明德不登校が発生するメカニズム出典 : By 発達障害のキホン多くの場合、不登校は様々な要因が合わさり蓄積され下地となった状態に、なんらかのきっかけが加わることで引き起こされると考えられています。要因の種類としては社会・家庭の要因、個人の要因のほか、(本人にとっての)学校環境の魅力の乏しさ、教師の対応能力の乏しさ、他の生徒との関係性構築の難しさといった学校生活上の要因などが挙げられます。参考:伊藤美奈子「思春期の心さがしと学びの現場―スクールカウンセラーの実践を通して」2000年、北樹出版例えば、親子関係上の問題という家庭の要因、学歴偏重社会という社会の要因が絡み合い下地となった状態で、友人関係のトラブルなどの出来事がきっかけとして加わることで不登校になってしまうなどという可能性が考えられます。きっかけとなるのは学校関連の事柄であることが多く、・授業での不適応・成績低下・友人関係のトラブル・いじめ・部活動での不適応・転校などが報告されています。また、適切な対処がなされないまま不登校状態が継続すると、学習の遅れや生活リズムの乱れという新たな要因が生じ、解決の難度が高くなる傾向があります。さらに、家庭内暴力やアルコール中毒など他の問題へと結びつくリスクも上昇します。そのため、解決を目指す上では学校やその他関係機関の協力を得ながら早期対処を行っていくことが求められます。参考:「不登校児童生徒への支援に関する中間報告」不登校の経過出典 : 不登校の経過は、小・中学校、高校共通に1. 前駆期2. 開始・進行期3. 混乱・引きこもり期4. 回復期と辿るのが一般的と言われています。しかし、上記の順番ですべての時期を通過しなくても、周囲が各時期において適切なかかわり合い・支援を行うことで次の時期に進むことなく再登校は実現されます。ただし、以上はあくまで一般論であり必ずしもこうした経過を辿るわけではなく、また発達障害などが絡む場合、求められる対応が異なることに注意してください。前駆期は「学校に行こうか、どうしようか」と葛藤する時期です。学校に行きたくない素振りを見せたり、頭痛や腹痛、吐き気などといった体調不良を訴えたりします。朝起きられない、パジャマを脱がない、制服を着ない、トイレに何回も入り独占する、何回もカバンの中を確認する、前日学校の準備をゆっくりする、といった行為が見られることもあります。この時期の適切な対応は、気分の良い学校生活を送れるよう配慮し、真剣に本人の話に耳を傾けることです。開始・進行期には「学校に行けない」「行かない」という意思を明らかにする「不登校宣言」が行われます。家庭での身体状態は前駆期とほとんど同じですが、子どもによっては症状が変化することもあります。朝目を覚まさない、目を開けても起きない、布団から出ない、教科書や制服などに見向きもしなくなるといった姿勢・行為が特徴で、適切な対応がなされなければ本格的に学校を休み始めます。この時期には、本人が感じている罪悪感や自責の念などに考慮しながら精神の安定を図り、目標設定から具体的な行動化を目指す方策を考案・実行していくことが適切な対処法と言われています。目標設定の仕方と意義については次章で解説します。混乱・引きこもり期は怒りを根源とした荒い言動、沈黙、引きこもり、無気力化が顕著になる時期です。粗暴な言動をする子どものほか、自室に引きこもって食事を運ばせたり、入浴や下着の交換をせずに過ごす子どももいます。また、長期間に渡り欠席を続けたことで久々に登校することへの様々な不安を抱え、再登校の意欲が低下してしまうことも多いです。適切なかかわりがないと、自己制御ができなくなり粗暴な言動を示し、それが落ち着くと引きこもるという流れが多いようです。また、中学2年生以上、特に高校生レベルで暴力が目立つ不登校の事例では、精神疾患があることを疑う必要があり、そうした場合は医療優先の対応が必須となります。この時期には登校意欲を上げるような働きかけや、目標と目標実現のための具体的な行動計画を設定する対応が求められ、放置したり、誤った対応を取ったりすると長期化へとつながる可能性があります。回復期は、子どもが少しずつ自信を取り戻した結果、登校に対して前向きな感情を持つようになる時期です。髪を切ったり、参考書を買いたい、学校の友達に会いたいと言い出したりした場合、それは回復期に入ったサインであることが多いと言われています。本人の自己決定を尊重して書店に連れて行ったり、望まれたら本代を与えるといった配慮をするとよいでしょう。このとき、子どもが動き始めたのを喜び、親はしばしば先回りして世話を焼きがちになります。しかし、そうした家族の過度な世話焼きによって状況が後退してしまう可能性もあるため、注意が必要です。家族のために何かをする、例えば洗濯や料理、掃除などの手伝いなども状況が回復へと向かっていることのサインです。親がこうしたささやかな行動や心遣いに気づいて、「ありがとう。うれしい。」と本人に伝えることで家族間での肯定的な感情交流が生まれ、子どもの自己肯定感にもつながっていきます。参考:海野和夫「Q&A不登校問題の理解と解決」日本評論社2016年不登校から問題解決へ向けて 合意形成と目標達成へのステップ出典 : ある子どもが不登校となった場合、その問題の「解決」とはどのような状態を指すのでしょう。元々通っていた学校に再登校すること、別の学校に転校をしてリスタートすること、フリースクールや通信制高校といったその子に合った学びの場を見つけること、様々な選択肢が考えられます。何より大事なのは、子どもの自尊感情を高め、「学校へ行く」「フリースクールに行く」といったその子の選択のサポートをしていくことです。なぜなら、多くの場合不登校の問題の所在は「自分はだめな人間」という心情にあるからです。具体的には、自信のなさ、集団に参加できない社会化不全、他者への過剰な遠慮や不必要な羞恥心などの否定的な感情です。そのため、解決を目指すうえでは子どもが自分のよさに気づき、それまでより自分に自信を持てる機会を積み重ねていくことが必要です。保護者の姿勢としては、そうした子どものよさを引き出すことに努め、そのために肯定的に関わっていくことが大切です。より具体的には、家族相互の感情交流を増やすことと家族の問題を解決するための目標の設定と実現方法を考案することが求められます。また、親子の関係を見直し、子どもとのより良いかかわり方を探す手段として「ペアレントトレーニング」に参加してみるのもよいでしょう。不登校の解決を目指すうえで目標設定を行うことには大きく2つの意義があります。一つは具体的かつ達成可能な目標を設定することで、問題解決の進展に対する評価と、その評価に基づいたフィードバックを行えるようになるということです。設定された目標に対してどのように向き合い、その結果どうなったのかを判断できるようになるため、現在の対応策を見直したり新たな対応策へのヒントを得たりすることができます。もう一つの意義は、達成に合わせて小さな目標を設定し続けることで、少しずつ本人の自信を育みながらステップアップしていけるということです。本章の冒頭で述べた通り、不登校解決に向けて取り組むうえで重要なのは、子どもの「自分はダメだ」という感情を取り除き、自尊心や自己肯定感を高めることです。何かに向けてがんばった結果、目標を達成することができたという成功体験は子どもの自信を育み、次のステップへとつながっていきます。目標設定の例としては、・学校に間に合う時刻に起床する・制服に着替える・家庭学習に取り組む・家事の手伝いをする・学校の友達と会ってみる・休日に登校する・誰もいない教室に入ってみる・職員室に行くなどがあります。どのような目標を立てるのかを決める上で重要なのは、子どもの意思を尊重することです。本人の考えに耳を貸さず、親の思いを一方的に押し付けてしまうと、子どもの自尊心を傷つけてしまう恐れがあります。また、子どもが目標を達成できたときには、素直に努力をほめてあげましょう。できて当たり前と思えることでも、様々な感情を抱え葛藤している子どもにとっては大きな1歩です。一つ一つの成功体験を自信とつなげていけるよう、家族全員でサポートしていきましょう。教育機会確保法と不登校出典 : 教育機会確保法は、不登校の子どもたちの教育支援を目的として2017年に施行された新しい法律です。不登校生徒数が一向に減らない現状を背景に提出された本法では、学校に通えていない子どもの教育を受ける機会を確保するための施策を国や自治体の責務として、必要な財政上の措置を講じることを求めています。様々な議論の対象となっている教育機会確保法ですが、本章では中でも第十三条に注目して、この法律における2つの重要ポイントについて解説します。第十三条国及び地方公共団体は、不登校児童生徒が学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性に鑑み、個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ、当該不登校児童生徒の状況に応じた学習活動が行われることとなるよう、当該不登校児童生徒及びその保護者(学校教育法第十六条に規定する保護者をいう。)に対する必要な情報の提供、助言その他の支援を行うために必要な措置を講ずるものとする。(太字筆者)まず、1つ目のポイントは「休んでもよい」ということです。無理な通学はかえって状況を悪化させる懸念があるという事実を踏まえ、「休養の必要性」が正式に認められました。2つ目のポイントは「学校以外の場における学習活動の重要性」を認めたことです。学校以外の学習の居場所となっているフリースクールなどの役割がこれまで以上に重要視されるようになりました。どのような支援が行われるのかなど、具体的な内容が決まるのはこれからですが、上記の2点が国によって正式に認められたことは、不登校の子どもやその家族にとって大きな意義を持つのではないでしょうか。不登校でも卒業できるの?学校以外の学びの場は?出典 : 子ども不登校が続くと、「勉強の遅れは取り戻せるのか」「ちゃんと進級・卒業できるのか」といった不安を感じることもあるのではないのでしょうか。本章では不登校の子どもの学びの場として大きな役割を果たしているフリースクールと、学習支援を行う通信制高校について解説します。不登校の支援機関の一つであるフリースクールは、しばしば「不登校の子どもたちの居場所・学びの場」と形容されます。フリースクールでは自分の好きなこと・得意なことを中心に学んだり、他の子どもやスタッフとの交流を通してソーシャルスキルを身につけたり、他者と協力することの楽しさを知ることができます。フリースクールは、文部科学省が定めるところの学校機関ではないため設置基準がありません。そのため、規模や運営方式、在籍生徒の学年、などは施設ごとに異なります。自由で独創的な教育を実践しているところも多く、既存の学校になかなか馴染めない子どもにとって新たな選択肢となっています。フリースクールに通う子どもたちは、義務教育期間中はもともと通っていた学校に籍を置いたままフリースクールを利用することになります。また、在籍校の校長による許可が出ればフリースクールへの登校も義務教育上の出席日数として承認される場合もあり、卒業に必要な単位が出席日数単位を満たすことにより、義務教育上の小中学校の卒業資格を得ることができます。平均的なフリースクールの費用や子どもに合ったフリースクールの見つけ方に関しては、以下の関連記事をご覧になってください。参考:小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査通信制高校は、テレビなどの通信手段を使った自宅での学習が中心の高校のことです。以下で挙げる条件を満たしたうえで必要な単位を修了することで高校卒業資格を取得することができます。3年間の間に必要な単位を取得していれば卒業できる「単位制」と、毎年進級に必要な単位を取得しなければ次の学年に上がることができない「進級制」の通信制高校が存在しますが、現在ではほとんどが前者となっています。通信制高校を卒業するためにはスクーリング、レポート、試験の3つが必要です。スクーリングとは、登校して先生の指導を受けることで、科目によって単位をとるために必要な日数が異なります。また入学式や卒業式などの行事に参加することもスクーリングとしてカウントされます。スクーリングの出席日数に加え、定期的なレポートと期末試験によって、単位の認定がされます。通学型の通信制高校では、レポート指導の時間が設けられていることが多いため、無理なく取り組むことができるようです。通信制高校には他にも「私立・公立」「必要な出席日数」といった方法でも分類することができます。詳しくは以下の関連記事をご参照ください。子どもの不登校に関する相談先は?出典 : 文部科学省は、子どもが不登校になった場合にはまず第一に在籍校と十分に連絡を取ることを推奨しています。教育委員会では「教育センター」や「教育相談所」で子どもの教育に関する相談を行うための窓口を設けているほか、「教育支援センター(適応指導教室)」では不登校に関する相談活動や不登校の子どもに対する通所指導(カウンセリング・教科指導・体験活動)を行っています。また、東京都教育委員会が運営する東京都教育相談センターでは、子どもの教育に関する相談電話を平日であれば午前9時から午後9時まで、土日祝日は午前9時から午後5時まで受け付けています(ただし閉庁日・年末年始をのぞく)。東京都教育相談センター厚生労働省が運営する「児童相談所」「保健所」「保健福祉センター」などでも教育相談をすることができます。ただし、地域によって名称が異なるので、詳しくはお住まいの都道府県・市区町村に問い合わせるとよいでしょう。まとめ出典 : 不登校に限らず、思春期の子どもとの接し方に悩む親御さんは数多くいるのではないでしょうか。また、なかには子育てと同時に自分自身の両親の世話や介護も行っており、大きな負担を抱えている方もいると言われています。思春期に起きる子どもの変化は、時として親子関係にも変化をもたらします。そうしたタイミングで子どもが不登校になったとき、親としての責任を感じて自分を責めたり、子育てに自信を失ってしまったりすることもあると思います。子どもの不登校をきっかけにお子さんとの関わり方や親子関係を見直すことは決して悪い事ではありません。しかし、不登校を解決する上で重要なのは状況に応じて具体的なアクションを起こすことです。また、多くの場合、不登校の原因は一つではなく、様々な要因が複雑に絡み合っています。言い換えれば、子どもが不登校になるのは、必ずしもすべて親の責任というわけではないということです。さらに、本記事でもふれた通り、「不登校は誰にでも起きる」「休息は必要」という考えは文部科学省によって支持されており、今後も社会に広がっていくはずです。フリースクールなど、学校に通っていなくても学び成長できる場の役割も大きくなりつつあります。子どもとの対話を通して、前向きに、少しずつでも前に進んでいけることを願います。
2017年04月30日こんにちは、恋愛カウンセラーの木田真也です。長く叶うことのない片思いは、それだけ時間をかけてきたぶん、諦めるのが難しいものです。自分なりに何度も諦めようとしたけれど、諦めきれなくて辛い・・・という人もいるのではないでしょうか?恋は理屈ではなく感情の問題ですから、余計に難しいのだと思います。しかし、どんなに思い続けてもかなわない、どんなにアプローチしてもかなわない。そんな風に、諦めるべき恋があるのも確かです。今回は、長かった片思いを諦める方法について、効果的なものを4つお伝えしていきます。■1.あなたの気持ちをしっかりと伝え、玉砕する。人は未完了な気持ちが残っていると、いつまでも引きずってしまいます。たとえば、好きな人に告白できなかったというのは、自分の思いが未完了であるということになるので、いつまでも好きな人が忘れられません。もし、相手に気持ちを伝えず、今も引きずっているのであれば、気持ちを完了させるために、告白した方が良いでしょう。そして、ハッキリと断られることが出来れば、諦めがつくかもしれません。ただし、相手の方があいまいな返事をすると更に、片思いを長引かせてしまうこともあります。告白する前に、ハッキリ言ってほしいこと、ハッキリ言われないと次に進めないことを伝えるのがポイントです。■2.片思いの相手と、目に触れる機会を減らしていくこと。片思いの相手と会う、見る機会を減らしていきましょう。彼がいる集まりには出かけないなど、リアルの場で会わないようにしたり、SNSなど、ネット上でも目に触れないようにするのです。もちろん、こちらから連絡も取らないようにしますし、相手からも連絡が来ないようにします。片思いの人の情報が入ってこなければ、時間とともに自然と思いは小さくなっていくはずです。■3.片思いの相手を思い出させるものを全て遠ざける。片思いの相手を思い出せるものを捨てたり、遠ざけましょう。例えば、彼を思い出させる思い出の品、音楽、映画、場所などなど・・・・・・。あなたの身の回りや生活圏内にありませんか?彼と関連するものが全くない環境であれば、彼を思い出すことも少なくなりますからね。あとは、時間がたてばたつほど、彼への思いは小さくなっていくことでしょう。■4.新しい出会いを探すこと。新しい出会いは、過去の恋を忘れさせる特効薬と言いますが、まさにその通り。積極的に合コンや紹介など、新しい出会いを探し、彼を忘れるようにしましょう。特に女性は一般的に言われているように、恋は上書き思考です。新しいで会いが始まれば、きっと長い片思いも忘れられることでしょう。行動あるのみです。■おわりに特にオススメなのが、1つめの「気持ちをしっかり伝え、玉砕すること」です。ずっと片思いを引きずっているケースは、告白していなかったり、告白してもあいまいな返事しかもらっていないがゆえに、気持ちが未完了であることが多いのです。少し勇気のある行動ですが、これが一番効果的なのです。このあとに2つめ、3つ目とつづくこともやっていくと、新しい気持ちで次に進めるのではないでしょうか。今後の参考になさってくださいね。(木田真也/ライター)(ハウコレ編集部)(平尾優美花/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2017年04月26日主演の小栗旬をはじめ、西島秀俊、田中哲司、野間口徹、新木優子ら公安機動捜査隊特捜班の活躍を描く「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の第3話が、4月25日(火)今夜放送される。初回放送では、新幹線爆破を目論むテロリストとの対決と、外務大臣の息子が人質にとられる事件が描かれ、小栗さんと西島さんが繰り広げる大迫力のアクションシーンと衝撃のストーリー展開が話題を呼び、また第2話では、小栗さん演じる稲見と対峙する殺し屋との高速格闘シーンが展開され、注目を集めている本作。今夜放送の第3話では、贈収賄事件に関与した疑惑の議員が、顔を隠した3人組の男らに襲われ、報道陣の目の前で射殺。直後に犯行声明を出した“平成維新軍”は、この先も権力を利用して私腹を肥やす者たちを排除すると、テロの続行を宣言。特捜班は犯人を逮捕してテロを未然に防ぐよう命じられる。班長の吉永(田中哲司)から、襲撃犯が使用していた特殊な拳銃をたどって実行犯を洗い出すよう指示された稲見と田丸(西島秀俊)は、銃器マニアの暴力団組長が同じ型の拳銃を買い集めていたとの情報を得る。裏取り捜査を進めると、やはり使われた拳銃は組長が所持していたもので、しかも保管していた拳銃はすべて組長の息子の譲(大和孔太)に盗まれていたことが分かる。そして、譲は少年院を出所後に人が変わり、「社会のシステムを変えてやる」と言っていたという組長の証言から、稲見は何者かが譲をそそのかして、今回のテロ行為に及ぶよう誘導したのではないかと考える。やがて譲の潜伏先を突き止めた特捜班は、拳銃を装備して現場へと向かう。吉永、樫井(野間口徹)、大山(新木優子)が建物の周囲を固め、稲見と田丸が部屋へ近づくと、ちょうど外出しようとしていた譲に出くわす。次の瞬間、譲は部屋の中の仲間に「逃げろ!」と叫び、同時に素早く拳銃を抜き、近づいてきた稲見と田丸に銃口を向けて――!?というストーリー。徐々に明らかになる特捜班メンバーの過去や、ついに始まった謎のテロ組織・平成維新軍との対決…。今後の物語の行方を占う重要な回となる第3話も見逃せない。さらに今夜は第3話放送に合わせて、公式Twitterでスペシャル企画を実施することが決定。放送終了の21時54分から22時30分までの36分間、Twitterで「第3話に関する質問」を募集(ハッシュタグ「#ドラマCRISISに質問」必須)。応募の中から選ばれた質問に対して、原案・脚本の金城一紀や監督・プロデューサーなどのスタッフが公式Twitter上で回答!またスペシャルゲストとして、主演の小栗さんと大山玲役の新木さんも登場する。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年04月25日2013年に実際に起きた、世界を震撼させたボストンマラソン爆弾テロ事件の犯人特定から逮捕まで驚くべき裏側を描いた映画『パトリオット・デイ』。本作のタイトルである“パトリオット・デイ”は、今年は本日4月17日(月)で、今回もボストンマラソン大会が開催。この度、“パトリオット・デイ”がボストンの人々にとっていかに大事な日だったか、この日がテロのターゲットとなったのはどういう意味を持つのか、映画スタッフや事件捜査官たちからの証言をまとめた特別映像が到着した。2013年4月15日。殺人課の刑事トミー(マーク・ウォルバーグ)は、朝からボストンマラソンの警備に駆り出されていた。突如、群衆の真っ只中で大爆発が起こり、歓声は悲鳴に変わる。到着したFBIのリック(ケビン・ベーコン)は、現場を見ると「これはテロだ」と断言。やがて、監視カメラに映る不審な“黒い帽子の男”と“白い帽子の男”が容疑者として浮上する。彼らの犯行と思われる市民の拉致事件と市街での銃撃戦まで勃発、市長は異例の措置で街を完全に封鎖する――。主演を務めたのは、『バーニング・オーシャン』『ローン・サバイバー』のマーク・ウォールバーグ。監督のピーター・バーグとは、この2作に続いて3度目、またも社会的な事件をベースにした実録ドラマでタッグを組んでいる。“パトリオット・デイ”は、「愛国者の日」と日本語に訳され、ボストンのあるマサチューセッツ州、そしてメイン州とウィスコンシン州の3州において、アメリカ独立戦争の勝利を記念して制定された、毎年4月の第3月曜日にあてられた祝日。それにあたる今月17日(月)は、事件から4回目の“パトリオット・デイ”となる。このほど到着した映像では、バーグ監督、プロデューサー、事件当時のマサチューセッツ州知事、ウォータータウン署巡査部長、FBI特別捜査官、警視総監らが「レキシントン・コンコードの戦いとアメリカ独立戦争を祝う日」「マラソンが開催され、春の訪れを告げる日」「誰もが仕事を休んで楽しむ」「街の一員であることを謳歌する重要な日」などと思い思いに“パトリオット・デイ”について語っている。また、映画の冒頭で若い夫婦が「パトリオット・デイにしていいことは、マラソンを見る、マラソンに出る、野球を観戦する、それだけ」と語り合っているように、ボストン市民にとって愛する人と一緒にのんびりと過ごす大切な休日だった。マラソン大会や、ボストン・レッドソックスの試合に人々が集まり、子どもから大人までみな笑顔で過ごしている映像からも、いかにこの日を楽しみにしているのかが伝わってくる。しかし、事件はこの日を狙って起こってしまった。バーグ監督は、「この日が選ばれたのは偶然ではないだろう。自由に対する攻撃だ」と怒りを抑え解説。ボストンマラソン爆弾テロ事件は、単に大勢が集まるというだけでなく、この日を狙うことによって、より人々に衝撃を与える意図がテロリスト側にあったということが浮かび上がってくる。『パトリオット・デイ』は6月9日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パトリオット・デイ 2017年6月9日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) 2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2017年04月17日小栗旬と西島秀俊が民放連続ドラマで初共演し、国家の危機に立ち向かう公安機動捜査隊特捜班の活躍を描く「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」が4月11日(火)今夜から放送スタート。冒頭開始16分35秒から息もつかせぬアクションが展開する第1話の見どころは!?直木賞作家、金城一紀が原案・脚本を担当し、小栗さんと西島さんをはじめ、田中哲司、野間口徹、新木優子、石田ゆり子、飯田基祐、眞島秀和、長塚京三といったキャストが共演。物語は主人公の稲見朗(小栗さん)や田丸三郎(西島さん)が所属する各分野のスペシャリストが結集した警察庁警備局長直轄の秘密部隊・公安機動捜査隊特捜班が、国家転覆をたくらむテロリストや新興宗教団体、軍事スパイ、麻薬密売組織、そして本来国民を守るべき政治家たちまで…うごめく巨悪と政治的な思惑とが絡まり合う国家の危機に立ち向かっていく――というもの。これまでの警察ドラマの常識を超える“規格外”のスケールが話題を呼ぶ。第1話ではある日、高層ビルが立ち並ぶ広場に、首に爆弾を巻かれた宇田川圭介(白洲迅)が現れ、辺りは騒然となる。圭介はこれまで薬物や傷害など数々の罪を親の権力によって免れてきたいわくつきの人物。犯人は外務大臣に公開謝罪を要求。さもなければ公衆の面前で圭介を処刑するという。タイムリミットが刻々と迫るなか稲見と田丸は事件の鍵を握る人物に接触。そこである驚きの事実を知る。さらに稲見は犯行現場に関して"ある疑問"を抱いて――というストーリーだ。その第1話だが冒頭から稲見と田丸の2人がテロリスト相手に、走行中の新幹線の中で息を飲むようなバトルを繰り広げるクライマックスのような展開。今回、小栗さんと派手な格闘シーンを演じた三元雅芸は昨年の「ジャパンアクションアワード」で最優秀ベストアクション男優賞を受賞した日本アクション俳優界の第一人者。その彼が「こんなに速い格闘アクションを日本ドラマでできる日が来るとは思わなかったので、アクション俳優として嬉しい!」と喜びの声をあげた圧巻の格闘シーンは必見。本作のために1年前からアクション訓練を受けてきたという小栗さんと西島さん。撮影をふり返り「いまのドラマ界に風穴を空けられるドラマが作れたと思っているので、『つまんねぇなテレビドラマ!』と思っているお客さんたちにも楽しんでいただける作品ができたんじゃないかな」(小栗さん)、「いままで見たことがない連続ドラマになっている」(西島さん)と2人が胸を張るその“規格外ぶり”をお楽しみに。開始冒頭16分35秒。小栗さんの役者魂を存分に感じられるノンストップシーンに目が釘付けになること間違いなし。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は4月11日(火)より毎週火曜21時~カンテレ・フジテレビ系で放送。初回15分拡大。(笠緒)
2017年04月11日小栗旬と西島秀俊が共演する、公安機動捜査隊特捜班の活躍を描く4月スタートの新ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」。この度、本作のポスタービジュアルが公開され、併せて重厚感溢れる豪華ゲスト出演者が発表された。主人公・稲見朗(小栗旬)や田丸三郎(西島秀俊)が所属する公安機動捜査隊特捜班は、各分野のスペシャリストが結集した警察庁警備局長直轄の秘密部隊。常識では計れない事件に脅かされる現代で、高度な政治的案件を扱うとともに、時には国家の「汚れ仕事」もこなす組織。国家転覆をたくらむテロリストや新興宗教団体、軍事スパイ、麻薬密売組織、そして本来国民を守るべき政治家たちも時として彼らの敵に…。うごめく巨悪と政治的な思惑とが絡まり合う国家の危機に、規格外の男たちが立ち向かう――!直木賞作家の金城一紀が、主演の小栗さんが演じる稲見朗や西島さん演じる田丸三郎をはじめとする“公安機動捜査隊特捜班”の活躍を鮮やかに描き出す、骨太なアクションエンターテインメント作「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」。元自衛隊員の稲見、元外事警察の田丸といった高い格闘スキルを持った2人のほかにも、特捜班のメンバーとして田中哲司、野間口徹、新木優子らが顔を揃えている。このほど到着したポスタービジュアルは、こちらをジッと見据える稲見と田丸の表情に加えて、『善も悪も、同じことを言う「この国の、未来のために」』というキャッチコピーが目を引く一枚。国家転覆をたくらむテロリスト、新興宗教団体、そして政治家といった“規格外”の敵を相手に、善悪が入り乱れた危機的状況と向き合っていく“特捜班”の姿が表現されている。さらに、ゲスト出演者として石黒賢、小市慢太郎、杉本哲太、嶋田久作、金子ノブアキ、竜雷太の出演も決定。一体彼らは特捜班の敵なのか?それとも味方なのか?役どころは後日発表されるようだ。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は4月11日(火)より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年03月15日2004年9月に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人死体遺棄事件、通称「大牟田一家4人殺害事件」を、『全員死刑』として今秋映画化されることが決定。主演には、今作が初主演となるいま人気の若手俳優・間宮祥太朗を迎え、日本映画史に新たな衝撃を与える“狂悪”なエンターテインメント作品が誕生する。鬱屈した日々を暮らす兄弟とその家族。ある日、近所の資産家一家が脱税して溜め込んでいる現金があることを知り、その金を強奪する計画が提案される。それはあまりにも無謀な計画。ひとりを殺害したのを機に、事態はエスカレート。最狂最悪の殺人家族の暴走が狂いに狂い咲いて行く――。「大牟田4人殺人事件」は、裁判で被告である家族4名全員に死刑判決が下った特異な事件。金銭トラブルが原因で連鎖的な殺人、死体遺棄に至ったと推測されているが、未だ真相は解明されていない。その事件を、「ヤクザと原発:福島第一潜入記」の著者・鈴木智彦が獄中の「死刑囚」である次男の手記を基に「我が一家全員死刑」を執筆。この獄中手記と事件を基に映画化する。そんな事件の映画化を切望したのが、本作の監督・小林勇貴。本物の不良を出演させ、数々の映画祭、評論家の中で大きな評判を受け熱狂と異例のヒットを記録した青春群像問題作『孤高の遠吠』で注目を浴びた弱冠26歳の新人監督。そして、『冷たい熱帯魚』『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』で日本のみならず世界中に激震を与えた日活のプロデューサー・千葉善紀と『東京残酷物語』『蠱毒ミートボールマシン』など過激な残酷表現で世界中に熱狂的なファンを持つ映画監督・西村喜廣がその才能に惚れ込み、本作で商業映画デビューを果たす。『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』『帝一の國』『トリガール!』など話題作への出演が続く間宮さんが務めるのは、次男・タカノリ。「この作品の話を聞いたときは期待も好奇心もありましたが、実在する事件の内容から緊張感と懐疑心も覚えました」と話す間宮さんは、監督に会い「何故撮ろうと思ったのか、如何にして撮るのかだけではなく監督が日々感じている怒りや喜びを聞き、その話している姿と眼差しを見てこの作品に主演で立つ決意が固まりました」と出演決定の経緯を語る。小林監督は「人生でいつか商業映画を撮ってみたい!いつかこの原作で撮りたい!その両方が1作目で一度に叶いました。あまりの過激さにyahooニュースのコメント欄が荒れるだけでは済まないと思います。世界中で炎上騒ぎが起きることでしょう!いいことです!15歳未満から死に損ないの老人まで楽しめる最高のエンターテインメントになっています!」と自信を見せている。さらに、長男・サトシ役を『ケンとカズ』で2016年スポニチグランプリ新人賞を受賞した毎熊克哉、父役に六平直政、母役には入絵加奈子、タカノリの彼女役に清水葉月と新旧実力派俳優が決定している。『全員死刑』は2017年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月01日小栗旬と西島秀俊が民放連続ドラマ初共演を果たし、公安機動捜査隊特捜班の活躍を描く、4月スタートの新ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」。この度、本作の新たなキャストとして、長塚京三と飯田基祐の出演が決定した。主人公・稲見朗(小栗旬)や田丸三郎(西島秀俊)が所属する公安機動捜査隊特捜班は、各分野のスペシャリストが結集した警察庁警備局長直轄の秘密部隊。常識では計れない事件に脅かされる現代で、高度な政治的案件を扱うとともに、時には国家の「汚れ仕事」もこなす組織。国家転覆をたくらむテロリストや新興宗教団体、軍事スパイ、麻薬密売組織、そして本来国民を守るべき政治家たちも時として彼らの敵に…。うごめく巨悪と政治的な思惑とが絡まり合う国家の危機に、規格外の男たちが立ち向かう――!直木賞作家の金城一紀の原案・脚本で描く本作は、これまでの警察ドラマの常識を超える規格外の事件ばかりが登場し、刻々とタイムリミットが近づく危機的状況で奮闘する特捜班の姿を、臨場感と迫力ある映像によって描き、見る人があたかも特捜班の一員になったような気分でハラハラドキドキを味わえるエンターテインメント作品。特捜班メンバーには、稲見演じる小栗さんと田丸演じる西島さんのほか、田中哲司、野間口徹、新木優子が集結している。そして今回、新たに決定した長塚さんが演じるのは、稲見らが所属する公安機動捜査隊特捜班を自身直轄の秘密部隊として組織した、いわば特捜班の生みの親、警察庁警備局長・鍛治大輝役。国家を揺るがすテロ事件との対峙を迫られ、高度な政治的案件も飛び交う中、極めてドライかつ合理的な考え方をする切れ者で、主に自身の忠実な部下である青沼祐光を介して特捜班に任務を言い渡すが、誰もその本心をうかがい知ることはできない…という役どころ。また、鍛治の忠実な部下である青沼祐光役は飯田さんが演じる。長塚さんは自身の役について、「特捜班のことをどう考えているのか、彼らを使ってどうしようとしているのか、非常に自制心が強い人間なので絶対に表に出さない。そこがすごく怖い男です。掴みどころのない重層的な役柄は難しいのですが、逆に言えば、そこが面白いです」とコメント。また「彼らのようなアクションシーンはありませんが、代わりに青沼をはじめとした登場人物と向かい合い、動きがない中で行うやり取りや長ゼリフが、僕にとってのアクションのようなもの」と語ってるように、青沼や特捜班メンバーを相手に鍛治が言い放つ言葉の数々は、淡々とした口調とは裏腹に、見る者をゾクゾクさせる底知れない怖さが。物静かな佇まいと静かな笑みをたたえながらも、腹の内は決して見せない鍛治の怪演に注目だ。また本作の放送に先駆け、金城氏原案の設定を基に新進気鋭の作家・周木律が描く、ドラマとは異なる完全オリジナルストーリーの小説版が3月25日(土)に角川文庫より発売されることが決定。舞台は武装集団に占拠され、宿泊客550名が人質に取られた高層ホテル。そこで事件を秘密裏に解決しようとする特捜班の姿を描く。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は4月期より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月27日主演・小栗旬、共演に西島秀俊と豪華タッグが発表された4月期放送ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(仮)。この度、本作のキャストとして新たに田中哲司、野間口徹、新木優子の出演が決定した。本作は、小栗さん演じる稲見朗を始めとする公安機動捜査隊特捜班の活躍を、直木賞作家の金城一紀が描く骨太なアクションエンターテインメント。また、稲見と共に特捜班に所属する田丸三郎役を西島さんが演じ、1話完結型ストーリーで展開していく。公安機動捜査隊特捜班は、各分野のスペシャリストが集結した警察庁警備局長直轄の秘密部隊。常識では計れない事件に脅かされる現代で、政治家殺害をたくらむテロリストや新興宗教団体、軍事スパイ、麻薬密売組織、そして本来国民を守るべき政治家も時として彼らの敵に…。うごめく巨悪と政治的な思惑とが絡まり合う国家の危機に、規格外の男たちが立ち向かう物語。これまでの警察ドラマの常識を超える規格外の事件ばかりが登場し、刻々とタイムリミットが近づく危機的状況で奮闘する特捜班の姿を、臨場感と迫力ある映像によって描き、見る人があたかも特捜班の一員になったような気分でハラハラドキドキを味わえるエンターテインメント作品となっている。元自衛隊員の稲見や元外事警察の田丸を始め、特捜班には各分野のスペシャリスト5人が集結。激しく華麗なアクションも見どころの一つだが、このドラマは特捜班の5人が自身の正義感と残酷な現実の間に挟まれ、苦悩しながらも事件にぶつかっていく姿を描いた群像劇でもある。そんなそれぞれがスネに傷を持つ一癖も二癖もある特捜班メンバーに決定したのが田中さん、野間口さん、新木さん。まず田中さんが演じるのは、特捜班の班長・吉永光成。彼は元警視庁捜査一課の刑事で、取り調べの名手。仲間思いで常に冷静に班を指揮するリーダーという役どころだ。また野間口さんが演じるのは、元機動隊爆発物処理班の特捜班メンバー・樫井勇輔。抜群の嗅覚を持ち、匂いが色分けされて見える「共感覚」と呼ばれる特殊能力の持ち主でもある樫井は、爆発物の処理だけではなく製造にも精通。しかし、クールで皮肉屋な人物。そして、すご腕の元ハッカーでサイバー情報分析のスペシャリスト・大山玲役として新木さんが出演。今回は本格アクションに初挑戦するとともに、クールに振る舞いながらも心に闇を抱えた役どころを熱演する。すでに撮影が行われているという本作。これまでの撮影をふり返り田中さんは、「小栗君や西島君に比べたら全然ですけど、アクションはなかなか強烈ですね。普段アクションをやる機会が少ないので楽しい」と話し、「とにかく小栗君や西島さんを見ているのも楽しいし、一緒に演じるのも楽しいし、金城さんが書いた面白い脚本が立体化する楽しさもありますし」と楽しいことばかりだとコメント。今回の役どころについて新木さんは、「私自身、大山のような心に闇を抱えた役を演じることが初めてだったので、いままでの自分の殻を破るような挑戦をどんどんしていきたいと思いました」と話し、「いままで応援してくださった方々には、また違った新木優子の一面を見せられる作品だと思います。これまで見たことのない衝撃と、私自身演じていて『こんな感情があるんだ』って知るようなシーンがたくさん詰まった作品です」とアピール。また、シリアスなドラマ本編とは違い、撮影現場は楽しいと話す3人。新木さんは、「本番では緊張感を持ちつつ、でも現場は本当に和気あいあいとした雰囲気で良い意味でリラックスしながら撮影を進めています」と明かし、田中さんは「小栗君はチームを大事にするので、そのチーム感が良いですよね。それに西島君はクールな顔とは違う面を一つも二つも持っていて、しゃべっていると面白いです。ドラマの特捜班5人もそうですが、キャストもみんなキャラクターが違うので話をしていて楽しいです。もちろん本番では集中していますが、特捜班5人は仲良くなり過ぎていますね(笑)」と雰囲気はとても良いとコメントした。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(仮)は4月期より毎週火曜21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年01月28日フランス留学するには何が必要か? 前回は 短期留学 についてまとめてみました。今度は長期滞在ビザの申請が必要な90日以上の滞在です。1年間留学すると仮定して、プランを考えてみましょう。どんなビザを取ればいいのか?日本のパスポートを持っている場合、90日を超えるフランス滞在には長期滞在ビザの申請が必要です。そして同ビザを携帯してフランスへ入国した後、現地で滞在許可証を取得します。詳しい必要書類は、まずフランス大使館に問い合わせましょう。留学を目的として取得する長期滞在ビザは学生ビザです。またはビジタービザでも可能です。学生ビザで入国し現地の滞在許可証を取得した場合、年間964時間の労働が許されるため、学びながら仕事もできます。ビジターは労働が一切許可されません。今は移民に対する政策が厳しいため、申請しても内容次第(通う学校が信用のおける機関か、入国目的が労働ではないか等々)で、学生ビザの申請が通らないこともあります。学生、ビジターどちらの身分で申請するにせよ、もっとも重要視されるのは、お金です。今フランスは不景気で失業率も高いため、労働目的の外国人に対してはとても厳しい環境にあります。フランスに滞在する1年間、きちんと暮らしていけるだけの経済証明がとても大切になります。学生ビザの場合は、学校への登録と1ヶ月あたり最低615ユーロの留学資金を持っていることの証明がいります。ビジタービザの場合は労働が許可されていないため、1年間であれば仏SMIC(全産業一律スライド式制最低賃金)の年額相当である1万7344.60ユーロ(現時点の日本円換算で約201万円)の滞在資金があるという証明が必要です。家族が同行する場合は、その人数に応じて増額します。時期はいつがいいかフランスの学校は9月が新年度です。語学学校などは年中、入学できますが、専門学校や大学の場合は、9月から1年が始まります。そのため9月の入学に合わせるのが現実的です。大学や一部専門学校は、入学に際してフランス語力を証明しなければいけません。試験(DELF/DALF:仏国民教育省認定の公式フランス語資格)を前もって受験し、これも用意しておきます。また子どもがいる場合、現地の学校に通わせるにしても、やはり9月入学であれば、溶け込みやすいでしょう。現地についたらすべきことまずは滞在許可証の申請、銀行口座の開設、電力会社との契約、携帯電話の取得など。これらがないと、すべての作業が進みません。ビザとは入国許可であり滞在許可ではないため、ビザで入国したら滞在許可証を申請します。フランスはカード社会であり、小切手も頻繁に使われます。そのため現地での口座開設は必須。あわせてデビットカード機能(またはクレジットカード機能)付きキャッシュカードを発行してもらいます。電力会社(またはガス会社など)が発行する料金の領収書は、自分が現在住んでいる住所を証明するものとなります。この公共料金の明細書は、どのような手続きをするにしても、毎回必ず提出を求められる大変重要なものです。テーマ別に細かなことを説明したら、それこそ本一冊くらいの量になってしまいますが、とにかくもっとも大切なことは、フランスはすべてが日本のようにスムーズに運ばないということ。日本では数日で済んでしまうことでも、フランスだと1ヶ月以上かかることは多いのです。加えて語学の壁もあり、準備は早過ぎるかなと思うくらいで、結果的にちょうど良くなります。8月はバカンス時期で、フランス社会ではすべての作業がストップします。そのため9月の留学を目指すなら、6月末を目処に、また何か遅れてしまっても7月前半くらいまでに収まるよう、スケジュールを組みましょう。
2017年01月17日TBSは11月16日、夕方のニュース番組『Nスタ』の特集コーナーで数々の事件や疑惑を徹底取材してきた特命取材班、通称"マルトク"奮闘を映す特番『張り込みスクープ24時 激撮!ワルの(秘)事件簿』(19:56~21:54)を放送する。今回マルトクは、ネット上で女性のスカートの中などを隠し撮りする人が多発する盗撮スポットと指摘する声もあがっている京都・清水寺で、その実態を解明するために張り込み取材を敢行。不審な男の姿、そして、盗撮の瞬間、逮捕までの一部始終を激撮スクープする。また、日本一の歓楽街・新宿歌舞伎町の交番前で堂々と客に暴力的なぼったくり請求をしている飲食店従業員を追跡し、番組ではマルトク記者とぼったくり店員との1年以上に及ぶ闘いが明らかに。TBSキャスターの竹内明は、マルトクとともに振り込め詐欺グループを直撃取材し、その実態を暴く。そのほか、日本有数のマツタケの産地、長野県・豊丘村で例年出没するマツタケ泥棒や、中国人による深夜の福袋争奪戦なども徹底取材する。(C)TBS
2016年11月15日『ミュージカル★マーダー・バラッド』東京公演が11月11日、天王洲 銀河劇場で開幕した。NYのバーを舞台に、男女の愛憎劇のすえに起こった未解決殺人事件を描く物語。キャストは4人のみで、中川晃教、平野綾、橋本さとし、濱田めぐみという、歌唱力抜群の4人が揃う。11日、初日を控えた4人が取材に応じた。『ミュージカル★マーダー・バラッド』チケット情報作品のキャッチコピーに「HOT&SEXYな90ミニッツ」とあるように、刺激的な作品だ。トム役の中川は「まるで昼ドラを見ているような内容。ブロードウェイ発の4人ミュージカルですが、とてもカッコいい音楽に乗せてお届けする愛憎劇です」と見どころを話す。トムと不倫の恋に落ちるサラ役の平野は「演じていて、どんどん作品にのめり込んでいく。今まで(の出演作)とちょっと違うような感覚があります。観終わったあと、お客さまも“マーダー・ロス”になるだろうなというくらい、すごく中毒性のある作品」、ナレーター役の濱田は「これをテーマにしてはいけないのではというものだらけの90分。ある意味エグい作品だと思いますが、皆さんが(観て)どのような感覚をお持ち帰りされるのか、楽しみ」とそれぞれ作品の魅力を語った。歌唱力に定評のある4人が揃ったという面でも、ミュージカルファン必見の舞台になっているが、サラの夫・マイケル役の橋本も「なかなか今まで集まることがなかったし、これからもあるかわからないような素敵なキャストが集まった。僕らにしか出来ない空気感を堪能してほしい」と、この奇跡の共演をアピール。その魅力を「カリスマ性のある濱田さん、セクシー&ワイルドの晃教君、そして、見てのとおり“荒くれナイスボディー”綾ちゃん!」と紹介すると、平野が「そういう歌詞があるんです!」と慌てて補足説明をする一幕も。そんな平野はセクシーな衣裳に金髪という、今までにないビジュアルで登場。「ここまでキスシーンが多かった舞台はなかったし、その一歩先、「あっ」とつい目をそらしたくなるようなシーンも演じたことがなかった。私にとってかなりの挑戦の役」と語っていた。公演は11月27日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演。チケットは発売中。
2016年11月14日織田裕二が主演を務め土屋太鳳、ディーン・フジオカらが共演。IQ246という驚異の頭脳を持った貴族の末裔が難事件を解決していくTBS系日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」の第2話が10月23日(日)今夜放送される。本作は貴族の流れを汲みながら時の権力とは無関係に、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔で現当主の法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)が、嫡子だけに連綿と受け継がれる“IQ246”という異能を武器に、世にはびこる難事件を鮮やかに解決するミステリー。織田さんが沙羅駆を独特のキャラクターで演じ、沙羅駆の警護を担当する刑事・和藤奏子(わとう・そうこ)を土屋さんが、法門寺家に代々仕える当代の執事・賢正(けんせい)をディーンさんが演じる。また沙羅駆の推理能力に魅了されファンになってしまう法医学専門医監察医・森本朋美を中谷美紀が、“バレエ王子”として人気の「Kバレエカンパニー」プリンシパル・宮尾俊太郎が警視庁捜査一課の刑事・山田次郎を演じる。さらに今作では毎話登場するゲストも注目ポイント。前回放送の第1話では石黒賢がゲスト出演。石黒さん演じるCMクリエイターがゴーストライターの部下を殺害した事件の謎を沙羅駆が暴いた。今夜放送の2話には佐藤隆太がゲストで登場。佐藤さん演じる塾講師と織田さん演じる沙羅駆との対決が描かれる。若者を中心に流行中の漫画「キルリスト」を真似した連続自殺事件が発生。キルリストは法では裁けない悪人の名前をそのリストに書くと、悪魔が悪人を自殺に追い込むといった内容。事件では過去に悪事をしたとおぼしき人たちが裁きを受けており「殺しのリスト」が実在するのではないかとネットやワイドショーで話題になっていた。その噂を知った沙羅駆は「悪魔が自殺に追いやったわけではない。れっきとした殺人だ」と言い放つ。都内で起きた3件のキルリスト事件の被害者からは同じ毒薬が検出され、過去に子供を虐待死させた容疑者という共通点があった。警察は被害状況から自殺だと判断するが、沙羅駆は三人の死に興味を抱き捜査に足を踏み入れる。沙羅駆は死んだ三人の共通点からある一人の人物に強い興味を抱く。その人物は塾講師の前川公平(佐藤さん)。塾生から「前川っち」とニックネームを付けられるほど気さくな人柄の前川だが、実は十年前に幼い妹を殺害されるという凄惨な過去の持ち主でもあった…というストーリー。ちなみに1話のゲストで登場した石黒さんと織田さんはかつて人気ドラマ「振り返れば奴がいる」で共演したことでも有名だが、1話では奏子が沙羅駆に豆乳を買いに行かされるシーンで、奏子に「振り返っても奴はいない」と言わせるなど共演を意識した“小ネタ”も。Twitterでも「振り返っても奴はいないって奏子ちゃんに言わせた」「やっぱぶっ込んできた(笑)」「振り返っても奴はいない!に笑いました」など話題になっており、今夜の2話にも“小ネタ”が仕込まれているのか、期待が高まる。「IQ246~華麗なる事件簿~」第2話は10月23日(日)今夜21時~放送。15分拡大。(笠緒)
2016年10月23日織田裕二演じる“IQ246”の知能を受け継いだ貴族の末裔が、難事件を膨大な知識と鮮やかな推理で解決するドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」が10月16日(日)今夜スタートする。本作で織田さんが演じるのはやんごとなき貴族の流れを汲みながら、時の権力とは無関係に、代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の末裔で、現当主の法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)。物語は織田さん演じる沙羅駆が嫡子だけに連綿と受け継がれる“IQ246”という異能を武器に、世にはびこる難事件を鮮やかに解決するという1話完結型ミステリーとなる。織田さん演じる沙羅駆の護衛を任されることになる刑事・和藤奏子には「お迎えデス。」や『青空エール』への出演、出演最新作『金メダル男』の公開も控える土屋太鳳。先日放送されたTBS系「オールスター感謝祭」の「赤坂ミニマラソン」での快走も感動をよんだ土屋さん。恋愛体質で“いまどき”女子の刑事という設定の奏子をどう演じるのかにも注目が集まる。法門寺家に代々仕える当代の執事・賢正にはディーン・フジオカ。沙羅駆の道楽につき合わされ調べ物をしたり、「恐れながら…」と言いつつ時に推理してみたり、アスリートばりの運動能力を持ち武芸をたしなみ、いざとなれば体を張って沙羅駆を守るスーパー“執事”を、世界的に活躍するディーンさんがスマートで華麗に演じる。沙羅駆の推理能力に魅了される法医学専門医監察医・森本朋美には中谷美紀。沙羅駆の推理能力に魅了されすっかりファンになり沙羅駆に頼まれると嫌と言えずいろいろ融通してしまう。検死しながらビーカーで味噌汁を飲んだりと少し変わったところも。検視が終わると死体に死化粧を施す…という役どころ。また人気バレエ団「Kバレエカンパニー」のプリンシパルで“バレエ王子”として人気の宮尾俊太郎が、警視庁捜査一課の刑事・山田次郎役で出演。超インテリな上、拳銃、柔術などにも長け数か国語を操るという優秀な刑事だが、自身が担当する事件に沙羅駆が首を突っ込んできて振り回された上、地味な名前をイジられたりしてプライドを踏みにじられるという。久々の連続ドラマレギュラー出演となる宮尾さんのイジられキャラぶりも楽しみだ。さらに第1話のメインゲストには石黒賢が出演。石黒さんと織田さんといえばかつて伝説的ドラマ「振り返れば奴がいる」で“ライバル”の医師役で共演した間柄。今回石黒さんはCMクリエイターという役柄で登場するそうだが織田さんとどのような関係性のキャラクターなのか。こちらも第1話の見どころになりそうだ。本作では今後も第2話に佐藤隆太が塾講師・前川公平役で、第3話に観月ありさがカリスマ主婦モデル・滝乃川美晴役で、第4話に国仲涼子がピアニスト・二本松由里役でゲスト出演するということで、毎回登場する豪華ゲストも見逃せない。注目の第1話では、奏子が突然捜査一課に配属され沙羅駆の護衛を担当することになり、法門寺家を訪れ執事の賢正に出会い、執事がいること自体に驚く。そして暇を持て余す沙羅駆はタクシーでこっそり家を抜け出し事件現場に偶然出くわす。女性の他殺体を一目見て被害者の人となりや犯行の手口などを鮮やかに言い当てる沙羅駆だが無銭乗車の罪で連行。沙羅駆逮捕の報を聞いて賢正と奏子は警視庁を訪れる。存在自体が国家機密のため解放された沙羅駆は、何食わぬ顔で2人の前に現れ初対面の奏子の生活レベルや心情などをズバリ言い当てる。その頃変わり者の法医学専門の監察医・森本朋美は運び込まれた遺体を検分、加害者をある程度絞り込むが、沙羅駆が全く同じ見立てをしたことを聞き、まだ見ぬ沙羅駆に心躍らせる。邸宅に戻った沙羅駆のもとに大金持ち・桜庭家の奥様がやってきて、住み込みで働いていた寿司職人・宮島がいなくなったので探して欲しいという。イヤイヤながら聞き込みを始める沙羅駆だが、厨房で宮島が愛用していた包丁と砥石を見つけると急に目を輝かせる。そのまま桜庭家のディナーに同席することになった沙羅駆は主賓のCMプランナー・早乙女と知り合う。宴が続く中で早乙女の携帯電話が鳴った。会社に強盗が入り部下が殺されたというのだ。失意の早乙女は会社に戻ると出て行くが、沙羅駆はなぜかその後を追いかけ…というストーリーが展開。ドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」第1話は10月16日(日)今夜21時~スタート。初回20分拡大。(笠緒)
2016年10月16日俳優のブラッド・ピットが、FBIから捜査を受けることはないようだ。先日、プライベート機の中で息子マドックス(15)と喧嘩になったとして、ロサンゼルス警察がFBIへと捜査が移行したと報じられていたが、「マドックスは怪我をしておらず、ブラッドは故意的に接触したわけではないという目撃者の情報」があったことから、FBIは捜査の対象として取り上げなかったとTMZは報じている。FBIの関係者らはTMZに対し、その一件はFBIに持ち込まれたこと自体が不適切であったとコメントしているようだ。そんなブラッドは先日、アンジェリーナ・ジョリーが9月19日に2年間の結婚生活の末に離婚届を提出して以来初めて、子供たちと面会する機会を与えられていた。アンジェリーナは子供たちに対する一時的な親権を認められており、2人はカウンセリングを受けることを裁判所から命じられているほか、プライベート機の中で起こった長男マドックスと喧嘩がきっかけでアンジェリーナが離婚を決めたと言われるブラッドは、自主的なドラッグとアルコールの検査を実施している。現在施行されている一時的な処置は、今月20日まで有効となっている。今回の離婚申請において、アンジェリーナは単独親権を求める一方で、ブラッドは共同親権を求めている。(C)BANG Media International
2016年10月11日「勇者ヨシヒコ」や「孤独のグルメ」を生みだしてきたテレ東深夜ドラマがこの秋送る“刑事”と“アイドル”を組み合わせた異色の新感覚クレイジーコメディー「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」が10月8日(土)今夜から放送開始となる。物語の主役は、芸能界で起きている事件を解決するために場当たり的に組まされた潜入捜査アイドル「デカダンス」。新人刑事の辰屋(タツヤ)すみれは刑事ドラマに出てくるような熱血刑事になることを夢見ていた。しかし、上司からの初命令は“事件捜査のためアイドルとしてある番組に潜入すること”だった…。しかも、急遽組んだメンバーは元詐欺師・コミュ障の引きこもり・売れない元子役・超バカなバイトなど、個性豊か過ぎる面々!最初は芸能界という特殊な世界に戸惑い衝突しながらも、事件を解決するたびになぜか売れていってしまう「デカダンス」。そして、徐々に増してくるアイドルとしての自覚。背後には謎の巨悪が。なぜか感動のステージも待っている――!熱血刑事(デカ)になることを夢見るも偽アイドルとして潜入捜査にあたることになるすみれを演じるのは、この夏放送されたTBS系ドラマ「せいせいするほど、愛してる」の宮沢役が女性視聴者を中心に人気となった中村蒼。「なぞの転校生」以来約2年半ぶりにテレビ東京でドラマ主演を務めることも話題だ。また中村さんとともに「デカダンス」のメンバーを演じるのは大東駿介、横浜流星、森永悠希、立花裕大の4人。人を丸め込むのが得意で女性にもてる元詐欺師・黒澤裕也(ユーヤ)を公開中の『グッドモーニングショー』への出演や『曇天に笑う』の公開も控える大東さんが、同じくネット事情に詳しくコミュ障で元引きこもりの堺章吉(ショウ)を「烈車戦隊トッキュウジャー」の横浜さんが、13年間芸能界にいた元子役、星輝男(テル)に「お迎えデス。」や『ちはやふる』の森永さんが、歌がうまい能天気バカ、出川てつや(D)を俳優やモデルとして活動する立花さんがそれぞれ熱演。その他、辰屋が所属する警視庁警備部特殊芸能課第1係、篠原課長に近藤芳正、同じく警視庁警備部特殊芸能課第1係で「デカダンス」のマネージャーも務める島崎進に野間口徹、婦警ピコ役に福地桃子、そして変幻自在のアイドルとして青山美郷も出演する。脚本は「ウレロ」シリーズなどのオークラ、土屋亮一と「SMAP×SMAP」「水曜日のダウンタウン」などの構成に参加している大井洋一が担当。監督は「戦国鍋TV」や「実在性ミリオンアーサー」で知られる住田崇。個性的な作品を生みだしてきたスタッフがテレビ東京の深夜に新たな伝説を刻む。「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」は10月8日(土)今夜0時20分~テレビ東京系での放送。Amazonプライム・ビデオでは放送1週間前から独占先行配信。(笠緒)
2016年10月08日写真週刊誌で、芸能&事件班とグラビア班を取り仕切る副編集長にして、次の編集長の座を狙うライバル同士。吉田羊と滝藤賢一がこの役を演じると聞いただけで、よく知りもしない写真週刊誌の編集部の様子がなぜかリアルにイメージできてしまう。校了前の“戦場”と化した編集部で、大声を張り上げ、互いのやり方を認めずに丁々発止の激論をぶつけ合う。実は若いときからなぜか対抗意識を持っていて…そんな、時間を超えたドラマ性まで妙にリアリティをもって想像させてしまうのは、この2人の演技力の高さ、絶妙な存在感ゆえである。この数年、次々と話題の作品に出演して注目を浴び、いまや日本映画界に欠かせない引っ張りだこの人気俳優となったという点でも共通している2人が、映画『SCOOP!』および、お互いについて、知られざる、とっておきの特ダネも…?――普段は、パパラッチに狙われる側であるお二人が本作では狙う側の写真週刊誌の副編集長を演じられていますね。滝藤:僕なんて狙われたことないよ!――いやいや、きっと虎視眈々とパパラッチが狙ってますよ(笑)。滝藤:そうなの(笑)?吉田:演じてみて「こういう風に(スクープの撮影を)やっているのか!」と興味深かったですね。実際、本物の張り込みの現場の様子の映像なども見せていただいたんですけど「こんなに手の内を見せていいのかな?」となぜか心配までしつつ(笑)。――写真週刊誌に対してイメージは変わりましたか?吉田:最初は二階堂ふみちゃんが演じた野火と一緒で「こんな仕事…」とか思ってたんですけど、演じる中で「なにがなんでもスクープ撮ってやるぞ!」って気持ちになってくるし、世間の反応を見て「自分は世の役に立っているんだ」なんて正義感まで芽生えてくる。それが原動力であり、大義名分にさえなってくるんですよね。映画の撮影が終わる頃には、私自身の感覚がちょっとすり替わっているのに気づいて怖くなりましたね。――お金とか部数増加のためではなく…吉田:お金に関係なく、自分がやったことが世の中を動かしたり、世間をあっと言わせたりする快感や興奮があるんでしょうね。理解したくないけど、ちょっと理解をしてしまったり…(苦笑)。滝藤:そりゃ、撮られるよりも撮る側の方がいいですよね。吉田:世間の「知りたい」という欲って底知れないもので、どんなに撮っても「その次が見たい!」ってなるんですよね。滝藤:僕はそこまで図太くないから無理だなと思いました。本人を前に直撃したりなんてできない!繊細ですから(笑)。だから僕は、グラビア班でよかった…。――グラビアといえば、映画の中でも“袋とじ”グラビアが出てきますね。滝藤:夢があっていいのかなぁ…(笑)?僕は破らずに、こうやって(隙間からのぞくように)見ます。吉田:そこで袋とじを破るか?破らないかの差、一線を超えるかどうかの基準って何?好きなタレントかどうか?――さすが芸能・事件班担当の副編集長!切り込みますね(笑)。滝藤:いや、破ったら見たってわかっちゃうでしょ?跡を残したくないんですよ。奥さんに知られるのはいいけど、僕の楽屋に置いてあった週刊誌の袋とじが破れていたら「滝藤賢一が袋とじを見た」ってなるわけでしょ。吉田:滝藤さん的には見たい欲求はあるけど、周りにどう見られるかを意識して…(笑)?滝藤:そう。僕は他人に対する壁が高いというか、シャットアウトしようとする気持ちが強いんでしょうね。――週刊誌の繰り出す芸能ネタに熱狂する人々の気持ちは理解できますか? 「見たい人がいるから、撮る人がいる」という論理もありますが…。滝藤:欲求はあるでしょうね。ただ、僕は常に「逆を問う」ことを大事にしています。「こういうニュアンスで書かれているけど、本当なのか?もしかしたら逆だったり、都合よく切り取られたりしてるだけなんじゃないか?」と。全てを鵜呑みにするんじゃなくて。――もしご自分に関する記事が出たら、どう受け止めますか?滝藤:僕の記事ですか?もし真実ならば、しょうがないですよね。でもそうじゃないなら…反論したくなるなぁ。吉田:しますか?滝藤:しないでしょうね。反論したらしたで、それがまたニュースになって…。そうならないように努力するしかないのかな?だいたい、そんな努力する必要あるのかな?僕の場合、そんなこと意識したのは「半沢直樹」直後だけでしたよ。――いまでは、もしも何かあれば一斉に飛びつきますよ(笑)!滝藤:何かあればね。何もないもん。吉田:うまくやっているから(笑)?滝藤:違う(笑)!家族がいるし、仕事しかないから!結局、そこでリスクを冒してまで、仕事の運気を変えたくないんです。僕は自分のことが大好き人間だから(笑)。――今回、お二人が演じたのは、同じ雑誌内でライバル関係にある定子と馬場という副編集長でした。お互い、これまで共演経験も多くて互いをよく知っていらっしゃるとは思いますが…。吉田:実は、そんなに以前から何回も共演経験があるわけではないんですよね。しっかりとお芝居で絡めたのはこの映画とWOWOWの「コールドケース」くらい?ただ、もともと、舞台出身ということで、似たようなスタンスでこの世界を生きている仲間意識、同じニオイのする同族意識があるのかな?滝藤:嬉しいですね。僕は勝手に“ライバル”だと思っているから(笑)。吉田:そうなの?滝藤:同じようにずっとやってきて「なんで売れないんだ?」って思ってた。自分のことも、羊さんのことも。だから『HERO』で羊さんがガツンと来たときは「ほら来た!」って(笑)。僕だけでなく、周りで見てきた俳優さんはみんなそう思ってたと思いますよ。――お互いを「似ている」「同族」と思うのはどういった部分で…?吉田:何でしょうね…どこかで「自分は何かを成し遂げられるかもしれない」って根拠のない自信を持っているところ…ありません?滝藤:あります(笑)。あとは、ひたすら現場で腕を磨いてきたっていうところ。小さな役でもひとつひとつ、積み重ねてきた自負がある。一作一作が勝負なんです。映画『八日目の蝉』でも、羊さんはラストだけだったでしょ?でもあれ見て「やっぱりすげーな!」って思ったもん。吉田:そういえば「傍聴マニア」もありましたね!滝藤:検事と被告人の関係でしたね。吉田:この時点で、私の中では『クライマーズ・ハイ』の印象があったんですよね。滝藤さんといえば、出る作品ごとに存在感を示していて、しかもいい作品ばっかり出てる!この人みたいになりたいなって憧れていました。「傍聴マニア」で共演したとき、私のアドリブにこれ以上ないっていうくらいのベストな返しをしてくださって、これだけ柔軟で、対応力があるからこそ求められているんだなって肌で感じました。――お二人とも様々な作品に出てこられましたが、世間的な意味で“全国区”の知名度を得たのはこの数年ですね。お話を伺っていると、売れる以前と以降でやっていること自体は変わってないように思えますが、売れる・売れないの差はどこにあるんでしょうか?滝藤:(指でこちらを指しながら)運!そうじゃないかなぁ?だって、うまくても埋もれている人もいっぱいいますし。発見してもらえなければ、世間に出てこられない。努力はしていて当たり前だし、才能がある人なんてゴロゴロいる。あとは運とか巡り合わせじゃないかしら?吉田:タイミングとか巡り合わせはあるよね。滝藤:自分がタイミング合わずにお断りした役で、別の俳優さんが助演男優賞を獲ったこともありますし(苦笑)。いつ何があるかわからないから、常に準備をしておく――結局、一作ずつを大切にしていくしかないんですよ。全てをチャンスと思ってやっておかないと、誰が何を見てくれているかわからない。積み重ねがなければチャンスすら来ないですしね。(無名塾時代の恩師の)仲代達矢さんは「チャンスは人生で3度来る」っておっしゃっていました。――そんなお二人から見て、今回の主演の福山雅治さんの存在は…?滝藤:僕とは見てきた世界が全く違う。持って生まれたもの、運命もあるんだろうし…カッコいいですよ。こちらが真似のしようのないお芝居をされますよね。吉田:でも、いい意味で変わらない方ですよねオンもオフも。「俺は福山だから」ってところがないんですよ。今回、特にカッコ悪い役ですけど、そこでカッコよく見せようって意識や欲が全くないのがカッコいい。私が見てきた、第一線で走ってきた人たちに共通することでもあります。自分ならカッコよく見せようとしちゃう気がします(笑)。滝藤:福山さんは気さくに話しかけてくださるんですけど、こっちは緊張しますよ、どこかでやはり…。吉田:わかる!わかる(笑)!やっぱりみんな、福山雅治のファンなんだもん!――お二人の中で福山雅治といえば…吉田&滝藤:チイ兄ちゃん(「ひとつ屋根の下」)!滝藤:「何なら、店ごと買い占めるか」ってしびれましたよ!(※妹の小梅がキャバクラに乗り込んでのセリフ)。吉田:あった!あった(笑)!!テレビ見ながら叫んでました。滝藤:あの福山雅治さんと共演しているって…いまだに不思議な気分です(笑)。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年09月30日木村文乃が主演を務め、昨年、大好評を博した本格クライムサスペンス・連続ドラマW「石の繭殺人分析班」。このほど、シリーズの第2弾となる「水晶の鼓動殺人分析班」からポスタービジュアルが解禁となった。警視庁捜査一課十一係の刑事、如月塔子(木村さん)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもそのときの“トラウマ”に苦しんでいた。ある日、深紅に染まった部屋での猟奇殺人事件が発生する。現場に残された手掛かりをもとに捜査を進める塔子や警部補の鷹野秀昭(青木崇高)だが、見知らぬ男に尾行されていることに気付く。その男を捕らえようとした瞬間、近くの建物で爆発が起こる。未曾有の危機に直面する警察。果たして、これは偶然なのか?そして塔子は刑事としての最大の危機を乗り越えられるのか?木村さんが女性刑事に扮した「石の繭」に続く待望の続編となる本作。今回は新たな猟奇殺人事件と連続爆破事件が発生し、シリーズ史上、最も大胆かつ複雑な事件の衝撃の全貌に迫っていく。解禁されたポスタービジュアルでは、今回の事件の鍵となる深紅に染められた部屋を意識した妖艶な色合いに、「その紅い部屋は、何を意味するのか?」とのコピーがあしらわれている。ひび割れたガラスに横たわる木村さん演じる如月塔子の姿も、美しくもシリアスな表情で目を引く。禍々しさを感じさせる本ビジュアルからは、殺人分析班メンバーが直面する、一筋縄ではいかない猟奇殺人事件を連想させ、大好評だった前作にも勝る緊迫感あふれる物語を予感させている。また、前作に引き続き、古川雄輝、神野三鈴、仲村トオルらの続投と、新たに『だれかの木琴』の勝村政信の出演が決定。ポスターにも、それぞれ緊迫の表情が配されている。「石の繭」では“セメント漬けの殺人事件”、そして本作「水晶の鼓動」では“深紅に染められた部屋での殺人事件”と、それぞれ特殊な事件を印象的にビジュアル化した「殺人分析班」シリーズ。今後の続報にも注目していて。日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」は 11月13日(日)より、毎週日曜22時~放送(全5話、第1話無料放送)。前作「石の繭 殺人分析班」は11月6日(日)18時~一挙放送。(text:cinemacafe.net)
2016年09月24日昨年、大ヒットを記録した本格クライムサスペンス「石の繭 殺人分析班」の待望の続編、「水晶の鼓動 殺人分析班」が放送されることが決定。本ドラマには、木村文乃、青木崇高らお馴染みのキャストが集結することも分かった。警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子(木村文乃)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもその時に受けた“トラウマ”に苦しんでいた。ある日、真紅に染まった部屋での猟奇殺人事件が発生する。現場に残された手掛かりをもとに捜査を進める塔子や警部補の鷹野秀昭(青木崇高)だが、見知らぬ男に尾行されていることに気付く。その男を捕らえようとした瞬間、近くの建物で爆発が起こる。未曾有の危機に直面する警察。果たして、これは偶然なのか? そして塔子は刑事としての最大の危機を乗り越えられるのか? シリーズ史上最も、大胆かつ複雑な事件の全貌とは? その衝撃のラストへのカウントダウンがいま、始まる――。本ドラマは、作家・麻見和史の描く「警視庁殺人分析班シリーズ」シリーズが原作。昨年放送の「石の繭殺人分析班」に続く第2弾として放たれる本ドラマ「水晶の鼓動殺人分析班」は、原作シリーズの中でも最も大胆かつ複雑な事件に挑む「水晶の鼓動警視庁殺人分析班」を映像化。監督には、前作で緊迫感あふれるサスペンスとリアルな警察描写を演出した内片輝が再び務めている。本作で主演を務める刑事・如月塔子役の木村さんは、「『石の繭』では、役としてちゃんと立っていたい私と、揺れていて欲しい監督、というように、“塔子”は内片監督と一緒に作っていると言う感覚があります」と前作をふり返り、「『水晶の鼓動』は(『石の繭』から)1年後のストーリーになるので、監督との感覚を上手くミックスしてより人間味のある塔子にできたらと思っています」と意気込んだ。また、「全編通して張りつめた緊張感がありつつも、事件が起きて刑事が動くという話だけではなく、そこに関わる人たちの生活や形作るものもしっかり描かれていると思いました。前作として『石の繭』がありますが、『水晶の鼓動』は『水晶の鼓動』としてお楽しみいただけると思います」とメッセージを寄せた。一方、監督は木村さんについて「キャラクターとしては、一生懸命だが不器用な塔子が、前回の事件からの1年間どうやって生きてきたのか。刑事として、またひとりの人間としての成長を見せて欲しい」と話し、「現場としては、今回も『塔子ならできる!』を合言葉に、ほかのキャスト、スタッフとともに大活躍してもらうつもりです。女優“木村文乃”の魅力は、まだまだ底を見せません。だからこそ、本当にご一緒するのが楽しみなんです」と語っていた。日曜オリジナルドラマ連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」は11月13日(日)22時~放送開始(1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2016年08月18日ジョージ・ハリスンの未発表曲がリリースされるという。ビートルズとしても活躍したジョージは、2001年に58歳で他界した際多くの未完成曲を遺しており、妻オリヴィアと息子のダーニがそれらの曲を完成させてファンの元に届けようとしているようだ。オリヴィアはビルボード誌のオーバーハード欄に、「未完成の曲がたくさんあるの」「たくさんのプロジェクトがあるんだけど、私がそれに取り掛かる時間が必要なだけよ」と話した。ダーニは自らもアーティストとして活動しており、2002年にリリースされたジョージの遺作アルバム『ブレインウォッシュド』にも参加していた。ジョージは今年にリリースされたエリック・クラプトンのアルバム『アイ・スティル・ドゥ』に収録された「アイ・ウィル・ビー・ゼア」でも新曲を発表するかたちになっていた。同アルバムの発売前、収録曲一覧にはジョージが1969年のクリームのアルバム『グッバイ・クリーム』の収録曲「バッジ」にギターで参加した際に使用したランジェロ・ミステリオソという名前が記載されていた。ジョージとクラプトンは60年代とても親しく、クラプトンはビートルズの1968年発表作『ザ・ビートルズ』の「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」でギターのソロを演奏していたほどだった。しかし、クラプトンが当時ジョージの妻であったパティ・ボイドと浮気をした後、1979年に結婚するに至ったことで友人関係に亀裂が生じていた。しかし結局はその後に2人は仲直りをして、また親しい友人になっていた。そんな中、ビートルズの1962年から1966年にかけての活動を描いたロン・ハワード監督作『ザ・ビートルズ:エイト・デイズ・ア・ウィーク』が9月から公開される予定になっている。(C)BANG Media International
2016年07月28日吉田羊を主演に迎えた世界的人気ドラマの日本版、連続ドラマW「コールドケース ~真実の扉~」。このほど、本作が連ドラ初主演となる吉田さんと共に、未解決事件に挑む捜査チームの豪華キャスト陣が明らかになった。「コールドケース」は、米フィラデルフィア市警を舞台に未解決の殺人事件、通称“コールドケース”に挑んでいく捜査チームを描いた、全7シーズンにわたる大ヒットドラマ。本作では舞台を神奈川県警に移し、吉田さん演じる捜査一課の警部・石川百合とチームのメンバーが、毎話異なる未解決事件の真相をたどり、事件を解決していく。今回解禁となったのは、吉田さんとタッグを組む捜査一課のメンバーで、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、そして三浦友和という、映画にドラマ、舞台と様々な分野で活躍する実力派俳優たち。それぞれが個性あふれる魅力的な刑事を熱演しており、吉田さん自身も捜査一課の面々を「奇跡のチーム」と絶賛している。まず、永山さんが演じるのは、野心家で生意気な31歳の巡査部長・高木信次郎。異動してきた直後は未解決事件に携わることにネガティブだったが、百合と共に事件に触れていくうち、考え方を改めるようになっていく。「最初にオリジナル版を見たとき、日本のドラマにはない発想がたくさん詰まっていて面白いなと感じました。そのドラマが日本という国を舞台にしてどういう作品になるのかがすごく楽しみです」と、永山さん。「このキャストメンバーに入れていただけて、最初から安心感がありました。5人がそれぞれタイプも違うし、セリフの言い回しも面白いし、全部リアクションしてくれるし、演じてて面白いです。吉田羊さんとは末っ子同士の波長が合っている感じがして、すごく心地よく相棒を演じることが出来ました」とコメントを寄せている。また、滝藤さんが演じるのは同僚の立川大輔警部補。真っ直ぐな性格だが、短気な一面もあり、妻に愛想を尽かされ、現在は別居生活を送っているという人物だ。滝藤さんは、「正直言って、立川を演じることに、最初はものすごく葛藤がありました(笑)」と吐露、「でも演じていくうちに、共演者の皆さんが面白可笑しく立川という役をいじってくださって、自分自身も彼に愛着が湧いてきました。愛すべきキャラクターとして皆さんの目に映れば嬉しいです。捜査一課の5人は、芸達者が集まっています。居心地が良過ぎて集中力散漫にならないように、というのが撮影中の課題でした」と抜群のチームワークを明かしている。光石さんが演じる金子徹は、長年の交番勤務経験から土地勘を武器にする警部補。冷静沈着で豊富な捜査経験と知見で事件を分析するチームの支えとなっており、あだ名は「ねこさん」。光石さんは、「犯人を追いかけたり、銃を使ってのドンパチや派手なアクションがあったり…そんないわゆる刑事ドラマではありません(笑)」と本作を語り、「人の心と心の葛藤や対峙をしっとりと描いています。金子は一人っ子で一時期不良に憧れて道を外しそうになるというバックグラウンドがあるのですが、僕も同じ経験をしているので、そういった思い出が役作りの手掛かりになればと思って演じさせていただきました」と語った。このチームを束ねる指揮官で頼れるボスとなるのが、三浦さん演じる警視・本木秀俊。厳格ではあるが、部下への思いやりを持ち合わせている上司で、「課長代理」という役職柄、百合たちからは「代理」と呼ばれている。三浦さんは、「オリジナル版でボスを演じているジョン・スティルマンは僕と同じ歳くらいなのに、本編では10歳くらい上に見えるんですよ。皆さんを一手にまとめている風格が貫禄になっているんでしょうね。そういった面で彼には勝てないと思うので、僕が演じるボスはちょっと違ったキャラクターにしようと思って演じました」と明かし、「オリジナル版と日本の融合がうまくいくといいなと思って、皆で努力しながら作っています」と期待を込めている。近日中には、最高のチームワークを魅せる捜査一課の面々の姿を描いた予告動画も解禁される予定。こちらも楽しみに待ちたい。連続ドラマW「コールドケース~真実の扉~」は10月22日(土)22時より、毎週土曜WOWOWにて放送(全10話、※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2016年07月25日内藤了の「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズを原作に、主演・波瑠で贈るドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」。この度、第3話からの新キャストとして、佐々木希が出演することが明らかになった。警視庁刑事部捜査第一課に配属された新人刑事・藤堂比奈子(波瑠)は、事件の情報をイラストに描きとめれば決して忘れない、という驚異的な記憶力の持ち主。本作は、心に「ある闇」を抱えた比奈子が、敏腕先輩刑事やオタク鑑識官、さらには死神と呼ばれる女性監察医など、個性豊かなメンバーたちに支えられながら、次々と起こる不可解な猟奇殺人事件の捜査にあたっていく猟奇犯罪ミステリードラマだ。次週26日(火)放送の3話では、比奈子の自宅の近所の、近隣住民から幽霊屋敷と呼ばれている廃墟で、それぞれ体の一部が切り取られた4体の遺体が発見される。被害者はいずれも若い女性で、犯人は殺害後、遺体に自らが用意した服を着せ、切り取った体の一部を持ち去ったと見られる。先日の冷凍殺人の一件で、 中島(林遣都)が犯人像の特定に一役買ったことを 東海林(横山裕)から聞いた 厚田(渡部篤郎)は、今回の事件のプロファイリングを中島に頼むことに。一方、倉島(要潤) と聞き込みに行った比奈子は、遺体発見の前日、幽霊屋敷に雨合羽を着たオバケがいるのを見たと証言する少女・ 吉田遙香(住田萌乃)に出会う。さらに遙香は、1週間前にも自宅近くで同じオバケを見たという。聞き込みを進める中で、比奈子と倉島は遙香とその母親・ 佐和(中島亜梨沙)と親しい仲で近所のクリーニング屋を営む 佐藤都夜(佐々木希)と知り合う。都夜は、佐和が以前から男性のストーカーに付きまとわれており、雨合羽を着たオバケとの関係しているのではと比奈子と倉島に相談する。やがて、遺体に着せてあった服が、あまりに被害者にぴったりのサイズだったことから、犯人がデザイナーではないかと推理した比奈子。そのうえ、遺体を切り取った道具が、デザイナーが使うような特殊なハサミだったことも判明する。そんな中、 妙子(原田美枝子)は先日、自殺と思われる不審な死を遂げた3人に共通点を見つけたと比奈子に話す。3人の脳内には、同じ箇所に腫瘍が発生していたというのだ。しかし、その原因はいまだ謎のまま…。その頃、捜査本部には中島がやって来て――。第1話では、篠田麻里子演じる比奈子の親友・鈴木仁美が殺害されたことで視聴者に大きな衝撃を与え、第2話では間宮祥太朗が、殺害した家族の遺体を凍結するという異常犯罪者役を怪演するなど、ゲスト出演者にも注目が集まる本作。そして今回、第3話からの新たなキャストとして、『星ガ丘ワンダーランド』『嫌な女』『カノン』など出演作が続く佐々木さんの出演が決定。彼女が演じるのは、女性変死体事件の現場近く、比奈子の自宅の近所でクリーニング屋を営む女性・佐藤都夜。店の客である佐和と親しく、忙しい佐和の代わりに遥香の面倒を見る女性で、捜査の過程で比奈子と知り合い、同年代ということで打ち解けていく。遥香の証言を元に、雨合羽を着た男を追う捜査班と、猟奇殺人事件と佐和のストーカー被害との関連性を危惧する都夜が、真相に迫るキーパーソンとなっている。3話からの参加に、で少し緊張していたと話した佐々木さんだが、「波瑠さんとは以前にもお仕事をご一緒させていただいていましたし、波瑠さんが温かく迎えてくださったので、実際の現場は良い緊張感で臨むことができました」と語る。また、「私もこういったサスペンスやミステリー作品は好きなのですが、視聴者の皆さんも、誰が犯人なのか、誰が殺されてしまうのか、色んな見方でこの作品をご覧いただけたらと思います」とコメントを寄せていた。今回は、幽霊屋敷と呼ばれる洋館で遺体の一部を持ち去られた若く美しい女性の変死体が次々と発見されるという異常犯罪の発生。果たして、犯人が遺体の一部を持ち出した理由とは? そして犯人の正体とは? 今回も衝撃的な展開にゾクゾクすること間違いなし!「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」は毎週火曜日22時~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年07月19日