「スター・ウォーズ」の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」の最新エピソード、第5話が1月24日(金)より「ディズニーデラックス」にて配信開始。大人気ドラマ「マーベル エージェント・オブ・シールド」のミンナ・ウェンが凄腕の殺し屋役で出演し、さらに「スター・ウォーズ」ファンにはお馴染みの惑星が登場することが分かった。第5話の配信に先がけ、今回は1月17日(金)より配信開始となった第4話の公式場面写真とあらすじ、そして主人公を演じるペドロ・パスカルらの貴重なキャストインタビュー映像が到着。物語は後半に突入し、これからの展開がますます気になるばかりとなっている。■配信中第4話あらすじ追っ手から逃れるためにザ・チャイルドと共に僻地の惑星に来たマンダロリアンは、旧知の元軍人キャラ・デューンと再会。争いを避けるため出て行こうとするマンダロリアンだったが、地元民から村を侵略者から守ってほしいと依頼される。報酬は少なかったが、隠れ家を探していたマンダロリアンは依頼を受け、キャラ・デューンも誘って村に向かう。だがそこで敵が帝国軍の兵器AT-STまで備えていることを知り、とても勝ち目はないと悟ったマンダロリアンたち。一時は依頼を断ろうとしたが、村人たちに懇願されて再び作戦を練って戦うことに。その一方で、ザ・チャイルドを狙う新たな賞金稼ぎの気配もすぐそこまで忍び寄っていた――。僻地の惑星で村人たちと触れ合うザ・チャイルドの可愛さも話題にもなった第4話。今回初登場となったキャラ・デューン役を務めるのは『ワイルド・スピード EURO MISSION』や『デッドプール』などに出演したジーナ・カラーノ。格闘家としても知られる彼女の豪快なアクションシーンにも注目だ。■1月24日(金)配信第5話見どころ第5話は、第1話と同じくデイブ・フィローニが監督。「スター・ウォーズ」のアニメシリーズを長年手掛けてきた彼は、お馴染みのある惑星を登場させている。そして、初登場となるキャラクター凄腕の殺し屋フェネックを演じるのは、「マーベル エージェント・オブ・シールド」でメリンダ・メイ役を演じているミンナ・ウェン。1998年に公開され、現在ディズニーデラックスでも配信中の長編アニメーション作品『ムーラン』では主人公のムーランの吹き替えも務めている。彼女が演じる“凄腕の殺し屋”とは一体どんな人物なのかも気になるばかり。また、キャストたちの貴重なインタビュー映像が到着。マンダロリアン役を務めるペドロ・パスカル、賞金稼ぎギルドのリーダーであるグリーフ・カルガ役を務めるカール・ウェザース、キャラ・デューン役ジーナ・カラーノが作品やキャラクター、製作総指揮のジョン・ファヴローやフィローニ監督について語っている。「マンダロリアン」はディズニーデラックスにて配信中。第5話は1月24日(金)より、毎週金曜日に1話ずつ配信(全8話)。「マーベル エージェント・オブ・シールド シーズン6」は1月24日(金)よりディズニーデラックスにて国内最速配信。(text:cinemacafe.net)
2020年01月23日映画『スター・ウォーズ』をテーマにしたディズニーパークス史上、最大級の敷地面積を誇るテーマランド「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」。同エリアの2番目の大型アトラクションとなる「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」が、カリフォルニア現地時間、1月17日稼働。昨年のフロリダに続いて、晴れて本格稼働した。稼働初日はパークが午前8時オープンのところ、現地メディアが徹夜待ちゲストの様子をSNSに上げたところ、またたく間に地元ゲストが集まり、午前5時45分には開場。「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」に乗るためには公式アプリ経由のバーチャルQの登録が必要なので、“開園の8時”までパーク内で全員待機する展開となった。現地メディアによれば8時のバーチャルQ受付開始とともに90秒足らずでデジタル整理券がなくなり、予備軍のバックアップグループも15分足らずでなくなるど、熱狂的な人気を記録。並べば乗れるいわゆるスタンバイ制度がないため、しばらくはデジタル整理券獲得を目指して熾烈な競争となりそうだ。幸運にもレジスタンスとともにファースト・オーダーとのバトルに参加する権利を得た選ばれしゲストは、おおよそ9時にライドへの搭乗を開始。現地メディアや公式パークス・ブログなどが見守るなか、チューバッカやR2-D2などの人気キャラクターが出迎え、中には号泣するゲストの姿も。「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」とは、8人乗りのライドに乗り、スター・デストロイヤーのハンガーベイでの戦いに参加するというもの。ファースト・オーダーとレジスタンスによる壮絶な戦いのなかに巻き込まれ、ゲストはかつてないバトルを体験する。このアトラクションの稼働をもって、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」は、フロリダ、カリフォルニアの両パークとも完成したことになる。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は、予告なく、変更になる場合があり得ます。(text:cinemacafe.net)
2020年01月20日タイカ・ワイティティが、さらに深く『スター・ウォーズ』のユニバースに関わるかもしれない。Disney+が配信する『マンダロリアン』でも監督のひとりに選ばれたが、『The Hollywood Reporter』が伝えるところによると、今後の『スター・ウォーズ』映画を手がけてほしいとアプローチされているようなのである。ワイティティが監督した『マイティ・ソー バトルロイヤル』を製作したケヴィン・ファイギにも『スター・ウォーズ』から声がかかっているが、それと同じプロジェクトなのか、あるいはまた別のプロジェクトなのかは、わからない。『スター・ウォーズ』映画の製作は、現在公開中の『スカイウォーカーの夜明け』をもって、一旦停止状態に入っている。しかし、スカイウォーカーサーガが終わっても『スター・ウォーズ』が終わるわけではなく、ディズニーは、今後、このユニバースをどう拡大していくか模索しているところだ。ワイティティがそこにどんな味をプラスするか、気になるところである。文=猿渡由紀
2020年01月17日『マイティ・ソー バトルロイヤル』、『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督が、『スター・ウォーズ』の映画を撮ることに興味を示しているという。「Variety」誌が初期段階の交渉に入っていると報じた。ワイティティ監督は、『スター・ウォーズ』の世界を舞台とした「マンダロリアン」にドロイド「IG-11」の声優として出演したり、シーズン1の最終話を監督したりという形で、『スター・ウォーズ』に関わっている。『スター・ウォーズ』の新しい映画といえば、マーベルの社長ケヴィン・ファイギが手掛けるプロジェクトがあると報じられているが、ワイティティ監督が関わる作品が、ファイギのプロジェクトと関連性があるのか、まったくの別企画なのかは不明。先日、「Variety」誌に『スター・ウォーズ』の新しい映画への関わりについて尋ねられたワイティティ監督は、「まだなにもわからない。でも、『マンダロリアン』はストームトルーパーと共演するいい機会だった」と語った。そして、『スター・ウォーズ』の映画を監督したいかと聞かれると、「もちろんやりたいよ。とりあえずは(『マンダロリアン』で)IG-11がヒーローであることに専念するけど」と言い、お茶を濁しつつも映画への意欲を見せた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年01月17日「スター・ウォーズ」初の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」から、女優ブライス・ダラス・ハワードが監督を務める最新第4話の配信に先がけ、日本では初公開となるうわさの“あのキャラクター”の秘蔵写真が到着した。ディズニー公式動画配信サービス「ディズニーデラックス」にて1月17日(金)より配信開始となる注目の第4話は、映画監督ロン・ハワードを父に持ち、『ジュラシック・ワールド』シリーズや『ロケットマン』など数々の名作に出演、女優としても大活躍しているブライス・ダラス・ハワードが監督を務めるエピソード。ひと足早く配信スタートしているアメリカにおいては、「ブライス・ダラス・ハワード監督はファンタスティックな仕事をした」(Forbes)、「父親の映画作りの遺伝子を受け継いでいる事を証明した。私は彼女の演出したエピソードをもっと観たい」(JoBlo’s MovieEmporium)など批評家や海外メディアから絶賛を寄せられている。また、ファンからは“ベイビーヨーダ”と呼ばれ、日本でも第1話配信直後から「あのキャラは何?」と話題となっていた“ザ・チャイルド”の秘蔵写真が公開。主人公の賞金稼ぎマンダロリアン(マンドー)がクライアントから依頼された“獲物”であるザ・チャイルドがその姿を現した瞬間と、マンダロリアンとザ・チャイルドが触れ合おうとする場面のもの。ザ・チャイルドが初登場したこのシーンは、配信直後から「可愛すぎる!」とSNSを賑わせている。■配信中第3話あらすじマンダロリアンはザ・チャイルドをクライアントの元に届け、大量の報酬を受け取る。報酬を元手にアーマーを修理し、次の仕事を求めにブローカーのグリーフ・カルガの元に行ったマンダロリアンは、ザ・チャイルドがその後どうなったか気になり尋ねるが、解答は得られなかった。だが、ザ・チャイルドのその後が気になるマンダロリアンは、ストームトルーパーたちが待ち構えるクライアントの元へ乗り込んで行く。激しい戦闘が繰り広げられストームトルーパーたちを圧倒したマンダロリアンだったが、今度は大勢の賞金稼ぎに追い詰められてしまう。孤立無援の戦いとなり、諦めかけた次の瞬間…。■1月17日(金)配信第4話見どころ新たな戦士キャラ・デューンが登場する第4話。彼女は銀河内戦を生き延びたベテランの兵役経験者だが、現在では社会復帰できない“はみ出し者”として生きている。実は元反乱軍の“ショック・トルーパー”という過去を持つ彼女。百戦錬磨の戦闘員で、軍隊で学んだスキルを頼りに傭兵となり、新しい人生を築いている。そんな彼女はマンダロリアンの敵なのか?味方なのか?新登場となるキャラ・デューンの左目の下にある黒い点にも要注目。また、演じているのは、格闘家としても有名な女優のジーナ・カラーノで、スタントマンなしの豪快なアクション・シーンも必見となっている。第4話を監督しているブライス・ダラス・ハワードといえば、父親はジョージ・ルーカス原案作品『ウィロー』、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(両作品ともにディズニーデラックスにて配信中)などの監督を務めたロン・ハワード監督。1973年のルーカス監督の出世作『アメリカン・グラフィティ』の主人公の1人をロン・ハワードが演じており、2人は旧知の仲。ということでブライス・ダラス自身も子どもの時から父の友人であるルーカスの話を聞いて育ったそうで、今回の監督としての起用も納得といえる。今回は、キャラ・デューン役のジーナにアドバイスをする姿と、撮影現場で笑顔をみせる姿のブライス・ダラス監督の写真が到着。女優としての目線も持ち合わせた彼女の手腕にも注目だ。併せて、第3話のエピソード監督を務めたデボラ・チョウ監督のインタビュー映像も届いた。チョウ監督は「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター“オビ=ワン・ケノービ”(ルーク・スカイウォーカーの師)を主役にした実写ドラマシリーズの監督にも抜擢されている。「マンダロリアン」はディズニーデラックスにて配信中。第4話は1月17日(金)より、毎週金曜日に1話ずつ配信(全8話)。(text:cinemacafe.net)
2020年01月16日映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念した「スター・ウォーズ」OH MY CAFEが、2020年1月17日(金)より順次、東京・大阪・名古屋・北海道・福岡に、期間限定でオープンする。ストーリーに登場するフードやモチーフを再現したメニュー「スター・ウォーズ」OH MY CAFEは、『スター・ウォーズ』シリーズのコンセプトアートを使用した、ミュージアム形式のスペシャルカフェだ。ダース・ベイダーをはじめ、レイやBB-8など、人気キャラクターをイメージしたメニューを展開する。フードメニュー「はるか彼方の銀河系カレー」は、ピリ辛の黒いカレーで宇宙を表現した1品。中央に飾ったスター・ウォーズロゴは、モナカで表現している。竹炭で炊いたご飯でダース・ベイダーを表現した「深紅ローストビーフプレート」。周りにローストビーフを添え、ボリュームのあるメニューに仕上げた。また、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』劇中に登場する「ブルーミルク」や、液体を混ぜるとふわっと膨らむ「ポーションパン」など、新3部作らしい特別メニューも楽しめる。ドリンクさらに、キャラクターがもつライトセーバーの色をイメージしたドリンクも展開。メロン風味の「ヨーダ」、ブラッドオレンジ風味の「ダース・ベイダー」、ラムネ風味の「ルーク・スカイウォーカー」の3種類を用意する。ライトセーバーに見立てたストローが付属するファンにはたまらないメニューだ。ここでしか買えない限定グッズもここでしか手に入らない限定グッズにも注目。カフェの内観にも使用されているコンセプトアートを使用したアクリル素材のキーホルダーや、キャラクターの相関図を落とし込んだアクリルスタンドなど、コレクションしたくなるグッズが多数登場する。【詳細】「スター・ウォーズ」OH MY CAFE■東京期間:2020年1月18日(土)~2月23日(日)場所:OH MY CAFE TOKYO住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3 東急プラザ表参道原宿店 3F■大阪期間:2020年1月17日(金)~2月23日(日)場所:kawara CAFE&DINING心斎橋店住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目4-3 心斎橋オーパ 9F■名古屋期間:2020年1月23日(木)~2月25日(火)場所:kawara CAFE&KITCHEN名古屋パルコ店住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目29-1 名古屋パルコ 南館5F■北海道期間:2020年1月24日(金)~2月24日(月)場所:コーチャンフォー新川通り店 カフェ インターリュード住所:北海道札幌市北区新川3条18丁目1-1■福岡期間:2020年1月24日(金)~2月26日(水)場所:kawara CAFE & DINING キッテ博多店住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街9-1 9F〈メニュー例〉・〈スター・ウォーズ〉はるか彼方の銀河系ブラックカレー 1,590円+税・〈ダース・ベイダー〉深紅のローストビーフプレート 1,690円+税・〈BB-8〉海老ービーエイト・グラタン 1,690円+税・〈R2-D2とC-3PO〉仲良しバーガープレート 1,990円+税・ポーションパン 500円+税・ブルーミルク 650円+税・〈ヨーダ / ダース・ベイダー / ルーク・スカイウォーカー〉ライトセーバードリンク 各600円+税 / コースター付 各1,300円+税※公式サイトより事前予約可(1名 650円+税、「オリジナルA5クリアファイル(ランダム25種)」の特典付き)
2020年01月11日2019年も、多くの俳優や監督がそれぞれの自信作を引っさげて来日した。現在、話題沸騰中の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のキャスト陣に、エミリー・ブラントやタロン・エジャトンなどファン待望の初来日を果たしたスターも。揃っての来日は初めてとなったレオナルド・ディカプリオとクエンティン・タランティーノ監督、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンのコンビなど、今年の来日スターたちをブレイバック。1~3月:エミリー・ブラントら初来日&親日家のセレブも続々55年ぶりの続編『メリー・ポピンズ リターンズ』で待望の初来日となったのが、エミリー・ブラント。「いままで演じた役柄のなかでも、『自分に似ていたら、うれしいのに』って一番思えるキャラクター」とメリー・ポピンズについて語っていたのが印象的。ジャパンプレミアには日本語吹き替え版でメリー・ポピンズを演じた平原綾香、マイケル・バンクスを演じた谷原章介も参加した。『アクアマン』で、ジェイソン・モモア演じる主人公アクアマン/アーサー・カリーの最強の相棒として人気を集めたメラ役のアンバー・ハード。出演作のプロモーションとしては初来日。アクアマンと共に海底帝国アトランティスの地上征服を食い止めようと奮闘するヒロインの造形は共感を呼び、「こんな役を私はずっと望んできたの。映画の世界では珍しい役だから」と本人もインタビューで語っていた。ジェームズ・キャメロン製作で木城ゆきとの「銃夢」を実写映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』からは、ロバート・ロドリゲス監督、主人公アリータ役で注目を集めたローサ・サラザールと、アリータの父親代わりの医師役クリストフ・ヴァルツが来日。日本語吹き替え版では上白石萌音がアリータ役の声優を務めた。『グレイテスト・ショーマン』の大ヒットも記憶に新しいヒュー・ジャックマンが、1988年の米国大統領選挙で、“ジョン・F・ケネディの再来”と言われるほど人気がありながら失脚した実在の政治家役に挑んだ『フロントランナー』。かつてない役柄もさることながら、ヒュー初となるワールドツアー「The Man. The Music. The Show」についての話題でも盛り上がった。「14歳のときに(『トゥルー・グリット』のPR)はじめて日本に来て以来、本当に大好きなの!」と語っていたのが、『バンブルビー』主演のヘイリー・スタインフェルド。歌手活動やファッションの仕事でも何度か来日しているが、「トランスフォーマーの聖地・日本に、カワイイバンブルビーと来られて本当に嬉しい!」と嬉しそう。着物姿で登壇した日本語吹き替えキャストの土屋太鳳が英語であいさつしたときにも大感激していた。ディズニーアニメーションの名作を実写化した『ダンボ』ティム・バートン監督とコリン・ファレルが揃って来日。バートン監督は2年1か月ぶり、コリンは実に14年ぶりの日本。『ファンタスティック・ビースト』シリーズへの出演などでファン層を広げたコリンは、大声援に対し「温かく歓迎してくれて、本当に感謝している」と語っていた。4~6月:日本生まれのアイコン映画化でキャスト来日!「ストレンジャー・シングス」からも「ポケモン文化への愛情とリスペクトをこめた作品を、ここ東京でお披露目できてうれしい」と語ったのは、『名探偵ピカチュウ』でピカチュウを熱演したライアン・レイノルズ。主演のジャスティス・スミスや共演のキャスリン・ニュートンと渡辺謙、日本語吹き替えキャストの竹内涼真と飯豊まりえが参加したイエローカーペットは大盛り上がりに。『デッドプール2』でライアンと共演した忽那汐里も飛び入り参加した。その約1か月後には、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のブルーカーペットが同じ新宿・歌舞伎町にお目見え。今作にも出演した渡辺さんほか、チャン・ツィイー、マイケル・ドハティ監督、さらに日本語吹き替えキャストの芦田愛菜、木村佳乃、田中圭らが参加し、劇中のゴジラさながら「ガォー」と咆哮。なお、チャン・ツィイーは10月の東京国際映画祭でコンペティション部門審査委員長を務めた。約1年半ぶりの来日となったのが、『アラジン』のジーニー役で歌って、踊って、ラップもして、改めて最高のエンターテイナーであることを示してくれたウィル・スミス。アニメ版で名優ロビン・ウィリアムズが演じたジーニー役について「敬意を示しつつ、自分らしいスタイルにもこだわった」と語り、「30年間のキャリアで培ったスキルを、すべて発揮できた」と自信満々。映画も興行収入120億円超えの記録的ヒットに。さらに、世界的人気を誇るNetflixオリジナルシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」からは、メインキャストのウィル役ノア・シュナップ。ダスティン役ゲイテン・マタラッツォ、ルーカス役ケイレブ・マクロクリン、そしてマックス役セイディ・シンクが来日!イレブン役のミリー・ボビー・ブラウンもファンミーティングのために先んじて初来日しており、さらにロビン役のマヤ・ホークは11月にシンガーとして来日し、話題を振りまいた。そして、2018年アルゼンチンでメガヒットを記録した、実在の若き強盗殺人犯をモデルにした『永遠に僕のもの』からは、新星ロレンソ・フェロが初来日。ポケモンやマリオが大好きだという彼は日本の最旬若手俳優・神尾楓珠とも意気投合。神尾さんは「カルリートスの“若さゆえのふてぶてしさ”や、“悪意の感じない無邪気さ”が上手に表現されていて、単純にカッコいいなって思いました」とロレンソの演技を絶賛していた。7~9月:初来日タロン、レオ&タラ、キアヌ、ブラピに日本沸く夏休みにはビッグネームが次々とやってきた。まず、荘厳な映像美が話題を呼んだ超実写版『ライオン・キング』からは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で“ハッピー・ホーガン”を演じていたジョン・ファヴロー監督。「2019年のいま、世界はどんどん狭いところになっているので、みんながいかにつながっているか感じていただきたい、そんな意味も込めています」と作品に込めたメッセージに触れた。『ロケットマン』でゴールデン・グローブ賞や全米映画俳優組合賞にノミネートされているタロン・エジャトンがついに初来日、デクスター・フレッチャー監督とPRを行った。「天才の半生を描いた作品だけど、抱える悩みは僕らと一緒だし、きっと共感してもらえるはず」と思いを込めて語るタロン。吹き替えなしでエルトン・ジョンの楽曲を歌い上げた歌唱力も高い評価を受けている。同じく賞レースを席巻している『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を引っさげ、タランティーノ監督が『ジャンゴ 繋がれざる者』以来6年半ぶり、レオナルド・ディカプリオは『レヴェナント:蘇えりし者』でオスカーを獲得して以来約3年半ぶり、コンビでは今回が初めての来日に。レオは今作で相棒となったブラッド・ピットについて、「お互いに成功はしているけど、ハリウッドの“メインストリーム”からは一歩引いた存在。そういう立ち位置は、今回のキャラクターにも共通しているかもしれない」とコメントした。9月には、やはり“メインストリーム”とは一線を画すキアヌ・リーブスが、『ジョン・ウィック:パラベラム』のチャド・スタエルスキ監督と来日。ジャパンプレミアで監督は、「キアヌも僕も黒澤監督の映画やサムライ映画が大好き」と日本の影響が色濃い今作についてコメント。キアヌは「にんじゃりばんばん」が劇中に起用されたきゃりーぱみゅぱみゅと、本物のニンジャとともに大ヒット祈願の“忍術”を披露してくれた。さらには、ブラッド・ピットも12度目の来日を果たし、宇宙を舞台にした1人の男性の葛藤と自問の物語『アド・アストラ』のPRを行った。「実はいま、日本の鯉が大好きなんだ。できれば、養殖している場所を見学したい。鯉の話なら、1時間はできる!」と、意外なハマっていることも告白。『永遠の門ゴッホの見た未来』で謎多き孤高の画家フィンセント・ファン・ゴッホを演じ、アカデミー賞にノミネートされたウィレム・デフォーは、監督のジュリアン・シュナーベルと9月に来日。なんとデフォーは、2002年『スパイダーマン』のプロモーション以来、実に17年ぶりの日本となった。10~12月:アンジー&サムに「I’ll be back」のシュワちゃんら怒涛の来日ラッシュ『マレフィセント2』では製作総指揮・主演のアンジェリーナ・ジョリーと共に、“カラス”ディアヴァル役のサム・ライリーが待望の初来日を果たし、ファンを喜ばせた。アンジーは前作『マレフィセント』以来、約5年ぶり9度目。ジャパン・プレミアでは韓国の大学に進学していたアンジーの長男マドックスに、長女ザハラも合流し、終始ニコニコ。日本で「最初に行くのはキディランド(笑)」なのだそう。「夢のようなことでした。こうして完成して三人で壇上に並んでいるのが、本当に信じられないです」と語ったのは、是枝裕和監督。『真実』に出演したフランスの“大女優”カトリーヌ・ドヌーヴと、その娘を演じたジュリエット・ビノシュが来日、日本語吹き替えキャストの宮本信子、宮崎あおいと対面した。ドヌーヴはこのひと月後に脳卒中で入院したとの報道が出て日本のファンも心配していたが、現在は自宅療養中と伝えられている。なんと1年の内に2度も日本に来てくれたのがウィル・スミスだ。ウィル本人の演技をベースに、フルCGの20代のウィルが生み出され、前代未聞の“ウィル・スミスVSウィル・スミス”を描いた『ジェミニマン』。アカデミー賞監督アン・リーとハリウッドのヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーは共に6年ぶりの来日となった。第32回東京国際映画祭のオープニングレッドカーペットイベントに参加し、華やかに盛り上げてくれたのが、アカデミー賞女優アリシア・ヴィキャンデル。特別招待作品のNetflix映画『アースクエイクバード』で「EXILE/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」小林直己と共演、濃密なラブシーンほか、日本語のセリフも披露した。「日本語を話すということは、日本の文化を知ることだと思いました。おソバを食べたり、日本の文化を体験して、たくさんの冒険をしました」と明かしていた。女性たちの活躍が支持を集めた『ターミネーター:ニュー・フェイト』からは、シュワルツェネッガーが2015年以来4年ぶり、サラ・コナー役リンダ・ハミルトンはプロモーションとしては初来日。グレース役で人気となったマッケンジー・デイヴィスや、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ティム・ミラー監督も初来日だったが、一番はしゃいでいたのはシュワ。リンダにたしなめられ、大笑いし合うひと幕もあった。カンヌ国際映画祭パルムドールに輝き、映画賞レースでもひと際注目を集める『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督が、日本の最速試写会にサプライズ登壇。「ただ純粋に面白い映画を撮りたかっただけ」と語りながらも、「私たちの周りにいるリアルな存在」を描いたことで結果的に『ジョーカー』や『万引き家族』などと同様、国を超えたメッセージ性を放つ作品となったと話した。なお、ジュノ監督と主演ソン・ガンホの鉄板コンビは12月27日(金)の特別上映に合わせて改めて来日することが決まっている。11月22日(金)~24日(日)に開催された「東京コミコン」も例年以上の豪華な顔ぶれが実現。クリス・ヘムズワースにジュード・ロウ、ザッカリー・リーヴァイ、イアン・サマーホルダー、ルパート・グリント、ダニエル・ローガン、そしてオーランド・ブルーム、マーク・ラファロまで。特にクリスは、ソーの武器ムジョルニアのおもちゃを手にして“鏡割り”!当日会場に行けなかったファンもSNS上で盛り上がっていた。そして、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』からはJ.J.エイブラムス監督をはじめ、レイ役デイジー・リドリー、フィン役ジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役オスカー・アイザック、C-3PO役アンソニー・ダニエルズ、プロデューサーでルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディらが来日。来日記者会見では、前作『最後のジェダイ』で示されたレイの出自について「“答え”が出る」とデイジーが明言し、「スター・ウォーズ」“最後”の来日は、師走の日本を熱く盛り上げた。2020年の話題作からも、すでに続々と新情報や予告映像が解禁されている。その中からいったい、誰が来日してくれるのか、楽しみにして待ちたい。(text:Reiko Uehara)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.アリータ:バトル・エンジェル 2019年2月22日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporationアリータ:バトル・エンジェルバンブルビー 2019年3月22日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro. © 2018 Hasbro. All Rights Reserved.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定アクアマン 2019年2月8日より全国にて公開© 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reservedゴジラキング・オブ・モンスターズ 2019年5月31日より全国にて公開© 2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.フロントランナー 2019年2月1日より全国にて公開アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.永遠の門ゴッホの見た未来 2019年11月8日より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開© Walk Home Productions LLC 2018名探偵ピカチュウ 2019年5月3日より全国にて公開予定(C) 2019 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.(C) 2019 Pokemon.マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.ジョン・ウィック:パラベラム 2019年10月4日より全国にて公開®, TM & © 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ジェミニマン 2019年10月25日より全国にて公開© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED永遠に僕のもの 2019年8月16日より渋谷シネクイント、 ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開©2018 CAPITAL INTELECTUAL S.A / UNDERGROUND PRODUCCIONES / EL DESEO真実 2019年10月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA【Netflix映画】アースクエイクバード 2019年11月15日よりNetflixにて全世界同時配信開始
2019年12月30日1977年から始まった『スター・ウォーズ』シリーズが、現在公開中の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でついに幕を閉じた。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長がプレミアにて、「今後」について語った。「The Playlist」が報じた。「いまはいろんな感情が入り混じっている。素晴らしい時間があっという間に過ぎていった。5年の間に3本の映画を作ったから」と感慨深げに語り、「『スター・ウォーズ』サーガは完結したけれど、必ずしもスカイウォーカー家を終わらせる必要はないということに気が付いた。なんらかの形で、再登場させてもいい。いまのところは終了という形をとるけど」と発言したという。「The Playlist」は、キャスリーンのこの発言は、現在進行中の様々な『スター・ウォーズ』関連企画、たとえば「Disney+」で配信が決定しているオビ=ワンのドラマなどに、スカイウォーカー家のメンバーが出演する可能性を示唆していると指摘。『スター・ウォーズ』からは、今後さらなる映画三部作が製作されるが、こちらはスカイウォーカー家とは全く関係のないキャラクターが主人公になると伝えられているため、可能性は低いだろう。(Hiromi Kaku)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月27日先日公開を迎えた『スター・ウォーズ』完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。世界中が熱狂する「スター・ウォーズ」だが、なぜこんなにも長きに渡り愛されているのか、それを探る番組「まるごと STAR WARS ~いよいよ完結スペシャル~」が2020年1月10日(金)に放送されることが決定した。1977年の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のUS公開以来、42年間にわたり続いてきた映画『スター・ウォーズ』シリーズ。第1弾の公開時から、ジョージ・ルーカス監督は「9つのエピソードからなる物語」と語ってきたこともあり、まさに世界の注目を集めるこの完結編。今回放送が決定した番組では、大の「スター・ウォーズ」ファンだという「Hey! Say! JUMP」中島裕翔を案内役に迎えた。作品が生まれる場である、サンフランシスコのルーカスフィルム、スター・ウォーズの世界を完全再現したディズニーランド(カリフォルニア)の「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」、そしてそのアトラクションを開発したウォルト・ディズニー・イマジニアリングなど、普段見ることができない貴重な取材を敢行。さらに、作品を彩ったセレブが一堂に集うワールドプレミアも紹介しながら、その魅力に迫っていく。今回案内役を務めることとなった中島さんは「いよいよスカイウォーカー・サーガが完結します。ルーカスフィルムはじめ、その創作の源の取材を通して、壮大な神話の一部を垣間見る幸運に恵まれたことに興奮しています。視聴者の皆さんにスター・ウォーズの魅力をしっかり伝えたいと思います」と興奮と意気込みを語っている。「まるごと STAR WARS ~いよいよ完結スペシャル~」は2020年1月10日(金)22時~NHK総合テレビにて放送予定。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月25日12月20日(金)についに封切られた『スター・ウォーズ』完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、興行収入15億7,046万円、動員101万8,851人を記録で本年度実写映画No.1の3日間オープニング記録を樹立したことが分かった。全国378劇場962スクリーンで公開された本作。今回この前夜祭上映を含めたオープニング3日間の記録は、今年の実写映画のオープニング記録の『アベンジャーズ/エンドゲーム』の初日3日間の14億6,980万円、動員97万人を塗り替え、さらに最終的に興行収入120億円を突破した『アラジン』の13億9,660万円、動員95万人の記録をも超え、2019年度No.1に。なお、初日は平日にも関わらず多くの人が劇場に殺到。初日へと日付が変わる午前0時以降の上映に参加し、一睡もせず学校や会社へ向かう人々も。結果、初日金曜日は5.3億円、35万人動員を記録し、金曜日対比で2019年日本劇場公開作品No.1、ディズニー史上No.1、そして『スター・ウォーズ』シリーズNo.1を獲得。「40年の伏線が全て回収された!JJ監督ありがとう!」「えっ!えっ!えっー!の連続でした」「寂しいけど最高のエンディング!」「10年分泣きました」「自分が生きてるうちに最後まで観れてこれ以上の幸せはない!」などと絶賛の声が相次いでいる。また、世界中でも続々と初登場No.1を記録しており、北米では週末で1.7億ドルを超え、中国やドイツ、ブラジルなど約50の国と地域で驚異的な成績で初登場No.1。全世界のオープニング興行収入は3.73億ドル(約410億円)を超えた(Box office mojoより1ドル=110円)。J.J.エイブラムス監督は「僕は大きな責任を感じている。これまで応援してくれたファンに最高なものを届けたい。そして新たなファンとも出会いたい。何千時間も費やして作り上げて、すべての皆さんに“感動を与えたい“んだ」と語った通り、世代を問わず世界中のファンを感動の涙で包み、SNS上では「#ありがとうスター・ウォーズ」ハッシュタグも誕生している。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月23日12月21日、22日の全国映画動員ランキングは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から始まった新3部作の完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(全国378館)が初登場で首位を飾った。4週連続1位の『アナと雪の女王2』(全国382館)は公開5週目は2位に。堀越耕平の人気コミックを原作にしたアニメシリーズの劇場版第2弾『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(全国313館)は初登場3位になった。令和最初のTVシリーズ『仮面ライダーゼロワン』と平成の人気作『仮面ライダージオウ』をクロスオーバーさせた『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(全国327館)は初登場4位。公開2週目の『屍人荘の殺人』(全国311館)は先週3位から5位になった。そのほか、新作では2010年に公開され、日本でも大ヒットを記録した長編アニメシリーズの第3弾『ヒックとドラゴン聖地への冒険』(全国301館)が初登場10位になった。次週は『尾崎豊を探して』『男はつらいよお帰り 寅さん』『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』『パラサイト 半地下の家族』『燃えよスーリヤ!!』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』2位『アナと雪の女王2』3位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』4位『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』5位『屍人荘の殺人』6位『午前0時、キスしに来てよ』7位『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』8位『ジュマンジ/ネクスト・レベル』9位『ルパン三世THE FIRST』10位『ヒックとドラゴン聖地への冒険』
2019年12月23日『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に、ハリー・スタイルズがカメオ出演しているかもしれない。同作のプレミアが行われた日、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルが「ついにあの機能不全な家族の物語が幕を閉じるよ。今回は、だれが#シークレットストームトルーパーになっているかな?いままでを考えると、みんなUKのスーパースターだった(2人の王子に2人の俳優)。でもまだ歌手はいないよね。すべてのヒントは一つの方向(ワン・ダイレクション)を指している。#スタイルズトルーパー」とツイート。過去にカメオ出演したウィリアム王子&ヘンリー王子(出演シーンは公開前にカットされた)、ダニエル・クレイグ、トム・ハーディの顔がストームトルーパーの胴体に合成された写真に加え、ハリーがあるパーティーでストームトルーパーのコスプレをしたときの写真を掲載した。そして本日、数時間前にマークは「みんなにどうか、本当に、お願いだからネタバレしないでねと頼んだぼくが、#シークレットスタイルズトルーパーのネタバレをしちゃったことを、深く謝罪します。でもまだ謎は残っている。どれがハリーかな。もう口を閉じておくよ」とツイートした。マークの一連のツイートが「ジョークなのか本気なのかわからない」とやきもきするファン続出。いずれ、ハリーの口から真相が明らかになるかもしれない。(Hiromi Kaku)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月20日東京ディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」が20日(金)、期間限定で映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のシーンを追加したスペシャルバージョンで運航が始まった。2020年3月19日(木)までの91日間。映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、42年間に渡って続いたスカイウォーカー家の物語を描く、スター・ウォーズの完結編で、これまでにもシリーズの公開にあわせて、「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」も特別仕様に。今回も映画の中で印象的なシーンが追加され、映画と連動して盛り上がりそうだ。これを受け、12月2日(月)~トゥモローランドの「コズミック・エンカウンター」横のウィンドウに、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で初登場となるドロイド「D-O」のフォトポイントが登場したほか、同じく12月2日(月)~東京ディズニーランドの一部の店舗で、映画『スター・ウォーズ』と「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」に関連したグッズを発売している。全部で約20種類が販売となり、パークならではの手法で完結編を盛り上げる。※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショー内容など異なる場合もあります。また紹介したイベント、メニューなどすべての情報は予告なく変更になる場合があります。詳細は公式サイトを参照ください。(C) Disney(C) Disney (C) &TM Lucasfilm Ltd.(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月20日「金曜ロードSHOW!」では『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念してシリーズを連続オンエア中。12月20日(金)今夜は完結編に直接繋がる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を地上波初、本編ノーカットでオンエアする。“全9作”によるサーガの8番目の物語となる本作は、1977年~83年にかけ公開された『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』から『エピソード5/帝国の逆襲』、『エピソード6/ジェダイの帰還』の“オリジナルトリロジー”から30年後が舞台。「ファースト・オーダー」が再び銀河を手に入れようと暗躍。レイア姫率いる「レジスタンス」との攻防が繰り広げられるなか、ファースト・オーダーの兵士だったフィンが少女・レイと出会い、伝説のスターシップ「ミレニアム・ファルコン」に乗り込んだことで、新たなる戦いが始まる物語が描かれた『エピソード7/フォースの覚醒』に続くのが本作。「ファースト・オーダー」とレジスタンスの戦いが激化するなか、水の惑星オク=トーに向かったレイ(デイジー・リドリー)は、古代の建造物が残る島で伝説のジェダイ・ルーク(マーク・ハミル)を見つけ出す。レイはルークにレイア(キャリー・フィッシャー)のもとに戻るよう頼むも門前払い。だがルークの弟子だったカイロ・レン(アダム・ドライバー)が父親のハン・ソロ(ハリソン・フォード)を殺しダークサイドに堕ちたことを知ったルークは、レイにフォースの操り方を伝授することに。その頃、カイロ・レンはレイアを昏睡状態に陥れる。レイアに代わってレジスタンスのリーダーに就任したホルド提督(ローラ・ダーン)だったが、ホルドを信用できないポー(オスカー・アイザック)はフィン(ジョン・ボイエガ)と整備士のローズ(ケリー・マリー・トラン)と共に、極秘で「ファースト・オーダー」の戦艦に潜入しようとする。戦艦の防御シールドのコードを破る達人がいるというカント・バイトを訪れたフィンとローズは、謎の男・DJ(ベニチオ・デル・トロ)と出会うが…というのが本作のあらすじ。本日公開された完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に直接繋がる物語だけに、本作を見ることでより『スカイウォーカーの夜明け』が理解できるのは間違いない。本作を見てから最新作を観るのも、最新作の興奮を劇場で体感してから本作を視聴するのも、どちらもおすすめだ。金曜ロードSHOW!『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月20日(金)、通常より放送時間を早め19時56分~、地上波初、本編ノーカットでオンエア。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)本日より全国にて公開。(笠緒)■関連作品:スター・ウォーズ/最後のジェダイ 2017年12月15日より全国にて公開ⓒ 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月20日史上空前のエンターテインメント「スター・ウォーズ」が完結する『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、ついに12月20日(金)より日米同時公開。この度、永きに渡り紡がれてきた歴史を貴重なメイキング映像と共にふり返る、感涙必至の特別映像が解禁された。今回解禁となった映像は、“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルをはじめ、ハン・ソロ役のハリソン・フォード、レイア役のキャリー・フィッシャーの超貴重な3ショットや、オビ=ワン・ケノービを演じたアレック・ギネスとユアン・マクレガーなどの姿、新世代のJ.J.エイブラムス監督やフォースを覚醒させたレイ役デイジー・リドリー、祖父ダース・ベイダーの意志を継ぐカイロ・レン役アダム・ドライバーなど新旧キャストが登場。旧三部作の撮影裏やメイキングシーンなど、貴重なショットが収められ、「スター・ウォーズ」ファン必見の映像となっている。ジョージ・ルーカスが生んだ「スター・ウォーズ」シリーズは、銀河を巻き込んだ壮大なスケールでスカイウォーカー家の“愛と喪失の物語”が描かれてきた。ルークを演じたマーク・ハミルが「シリーズ全ての映画の本質はどこまでも続くもので止まることはない。『スター・ウォーズ』の全ての映画には“希望”がある」とプレミアで語ったように、そのテーマは『新たなる希望』から『スカイウォーカーの夜明け』まで9作品全てを通して変わっていない。テーマだけではなく、CGに頼らない撮影手法やキャストの仲の良さも受け継がれている。マークがライトセーバーを持ちアクションを練習しているが、ユアンやデイジー、アダムも同様に数か月に及ぶトレーニングを受けて、アクションシーンを自ら熱演。さらに、ミレニアム・ファルコンのコックピットにマークやハリソンらが乗って撮影されているが、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では巨大なミレニアム・ファルコンそのものを制作して撮影を敢行。C-3PO役のアンソニー・ダニエルズやチューバッカ役のピーター・メイヒューとヨーナス・スオタモが実際にマスクやスーツを身に着け、撮影する手法も全く変わっていない。そしてマーク、ハリソン、キャリーの3人が肩を組んだり、ふざけて笑い合ったりする仲の良い撮影裏の様子が収められているが、デイジーやフィン役のジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役のオスカー・アイザックらも撮影の合間に仲良く談笑する姿を見せ、劇中でもその関係性がキャラクターにいい影響を与えていることは間違いないだろう。ハリソンが「本シリーズの物語を新しい世代へと伝えていきたい」と語るように、脈々と受け継がれた「スター・ウォーズ」シリーズはいよいよ本作で完結。レジェンドたちの思いも乗せたシリーズを締めくくる衝撃の結末を、ぜひスクリーンで確かめてみてほしい。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月20日伝説の完結を描いた『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を引っさげ、約4年ぶりの来日を果たした女優デイジー・リドリーが取材に応じ、「奇妙だし、ほろ苦い」とシリーズに別れを告げる心境を語った。“家族”との出会いで、試練に向き合えた2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』以来、壮大なサーガの中心に身を置いてきたデイジーは「いまは満足した気持ち。すばらしい完結になったと自負している」と誇らしげだ。「そう思えることに、純粋に感謝したい。アイコニックな役柄だから、イメージの定着を心配してくれる声も聞くけど、レイを愛しているから気にならない。ただ、この5~6年は訓練、撮影、プロモーションとすべてが『スター・ウォーズ』を基準に動いていたから、それがなくなるのは奇妙だし、ほろ苦い気持ちもある」レイとの別れ以上に、「仲間たち…、いえ家族たちとの別れが悲しい」とも。「レイは砂漠の惑星ジャクーで孤独に生きていた。それが信じがたい冒険を通して、フィンやポー・ダメロン、ルーク・スカイウォーカーにハン・ソロ、それにレイアといった家族のような存在と出会った。だからこそ、自分を探すという試練に向き合えたんだと思う。その点は、私自身も同じだった。『スター・ウォーズ』の主人公を演じる重圧も、彼らのおかげで乗り越えることができたんだから」レイの出生にまつわる真実が「もちろん、明かされる」その上で「レイの成長が私に、そして私の変化がレイに影響を与え合った」と明かす。「レイを演じていて、すばらしいのは喜怒哀楽、すべての感情を表現できること。非常に立体的で、演じがいがあった。最終章では、より自分の内面からあふれ出る“何か”に突き動かされ、長年探し求めていた答えに歩みだす。強烈でエモーショナルな旅路だった」答えとはもちろん、レイの出生にまつわる真実であり、デイジー本人も「もちろん、明かされる」と断言する。「前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が提示した答えに、私自身は納得していたけど、レイはフラストレーションを感じているの。演じるうえでも、その点はとても意識した」ヒロインの台頭も「戦いは続いていく」デイジーが演じたレイの存在によって、近年、女性が活躍するアクション映画が増え、クオリティも向上しているのは紛れもない事実だろう。「すべての女性を代弁することはできない」と前置きし、デイジーは「映画業界では以前から、たくさんの女性たちが働きながら、戦ってきた。私はいいタイミングで、レイというポジションに立てたんだと思う」と真摯に語る。同時に、こうしたヒロイン台頭の時代を「まだ理想的な状況ではない」と指摘。「この戦いは続いていく。新たな『スター・ウォーズ』3部作では、前作から出演しているケリー・マリー・トラン、そして今回初出演するナオミ・アッキーらの存在が、多様性の象徴している。誰もが誰かの“ヒーロー”…性別は問わずね、ヒーローになれるのは、すばらしいことだと思う」と力強く語った。銀河を駆け抜け、家族と出会い、自分自身を探求したレイ=デイジー・リドリーのまなざしは、早くも新たな未来を見つめている。(text:Ryo Uchida)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月20日世界中のファンが期待と不安の入り混じったまま公開を待っていた超大作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』がついに本日から世界各地で一斉に公開となる。120年ほどの映画の歴史の中で、最も成功したシリーズは何か?多くの人がおそらく『スター・ウォーズ』(以下、SW)を思い浮かべるのではないだろうか。1977年にアメリカで公開された『SW』は、全世界で驚異的なヒットを記録し、映画の作り方やビジネス、ファン文化の在り方にまで大きな影響をもたらした。この映画がなければ、現在の映画界はかなり違った姿になっていたことは間違いない。そんな巨大なシリーズがついに完結する。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から始まる最後の三部作の主人公レイは、辺境の星で孤独に暮らしていた女性だ。彼女はいなくなった両親が帰ってくるのをずっと待っていたが、あるきっかけから反乱勢力に加わり、帝国軍の残党によって結成された新たな悪の勢力“ファースト・オーダー”と戦うことに。その中で彼女は自分の中に不思議な力“フォース”が覚醒するのを感じ、ジェダイ騎士ルーク・スカイウォーカーの下で修行を積む。そんな彼女に対峙するのはファースト・オーダーの戦士カイロ・レン。強力なフォースを持ちジェダイ騎士になるも、自身の怒りや恐れを制御できずに暗黒面に堕ちてしまったアナキン・スカイウォーカー=ダース・ベイダーを祖父に持つカイロは、迷いや不安を制御できない若者で、孤独や苦痛を力に変えることで憧れの祖父ベイダーに近づこうとしている。ちなみにアナキンとルークは親子の関係。つまり、最後の三部作はアナキンの道を追うカイロ・レンと、ルークからジェダイの教えや道を継いだレイの物語でもある。なぜか両者はお互いに“通じ合うもの”を感じているが、それは一体なぜなのか……最終作で明らかになるのかもしれない。本作は三部作の完結編にして、スカイウォーカーの一族の物語を描いてきた9部作の最終章。『スター・ウォーズ』シリーズはすでに多数の派生作品を生み出しており、この映画が最後になることはないが、40余年に渡って続いてきた壮大なサーガの結末は全世界から注目を集めている。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より公開
2019年12月20日サーティワン アイスクリームから映画『スター・ウォーズ』をイメージしたアイスクリームケーキ「スター・ウォーズ / ギャラクシーパレット」が、2020年1月1日(水)より数量限定で発売される。「スター・ウォーズ / ギャラクシーパレット」は、スター・ウォーズの世界観と、人気フレーバーを同時に楽しめる贅沢な一品。ケーキは、ポッピングシャワーやキャラメルリボン、チョコレートフレークとチョコレート、ミルクチョコレートのアイスケーキなど、6つのフレーバーで構成されている。それぞれのフレーバーには、R2-D2をはじめ、ダース・ベイダーやC-3PO、ヨーダ、BB-8、ストームトルーパーといったチョコプレートを、キャラクターにあったカラーのホイップと共にデコレーション。自由に飾って楽しめるライトセーバーのピックも付属する。さらに、台紙には、映画でおなじみのデススターやミレニアムファルコンなどをデザインし、作品の舞台となる銀河系の世界観をイメージ。ケーキの周りのフィルムにも、ロゴやアイコニックなキャラクターをデザインするなど、スター・ウォーズの魅力を詰め込んだスイーツに仕上がっている。【詳細】スター・ウォーズ / ギャラクシーパレット発売日:2020年1月1日(水)※数量限定、なくなり次第終了。サイズ:5号(直径約16cm×高さ約5cm)価格:3,600円(税込)※店舗により価格が異なる。【問い合わせ先】B-R サーティワン アイスクリームTEL:03-3449-0336
2019年12月19日全世界公開を控える『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を観た。素直に「最高のフィナーレ」だった。歴史を誇るサーガの完結編、という看板に正直身構えてもいたが、結果的に42年の時を経て「シリーズ最高傑作」と心から言えるのがうれしい。以下、本稿では『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の見どころをネタバレなしで紹介する。本作の最大の魅力はズバリ…「面白い!」ということに尽きる。そりゃ、そうでしょという気もするが、これまでの伏線を回収しつつ、スピーディな展開で新たな発見と興奮が毎秒、毎分押し寄せる。躍動するキャラクターたちと同期した、スリリングな語り口は、再登板となったJ.J.エイブラムス監督の真骨頂だ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のテンポ感がよみがえっている。本作のキーワードを挙げるとすれば「希望(Hope)」だろう。人々を駆りたて、勇気づける魔法の言葉であると同時に、ときに失望や絶望にも転じてしまう目に見えない力。まるでフォースだ。もちろん、希望という言葉は、原点である『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に呼応しており、ついにシリーズ全体が希望という輪で結びついた。美しい光景である。■やはり“異端児”『最後のジェダイ』は必要だったその上で、シリーズ史上最も賛否が分かれた前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、やはり必要な存在だったと断言したい。ライアン・ジョンソン監督が、フォースやジェダイといった“聖域”に鋭くメスを入れ、切り開いた伝説の新たな可能性。それをJ.J.エイブラムスは見事に継承し、活かしきっている。この継承もまた、『スター・ウォーズ』にとって重要な要素だ。確かにピュアで無邪気な『フォースの覚醒』に比べると、『最後のジェダイ』はまるで反抗期に突入したティーンのようでもあった。だが、シリーズの“異端児”として「そもそも、ジョージ・ルーカス抜きで『スター・ウォーズ』映画を作る意味ってあるの?」という疑問に真正面から取り組んだのも事実。だからこそ、『スカイウォーカーの夜明け』には、ある種の成熟が感じ取れるのだ(それはキャラクターの成長とリンクしている)。■「旧三部作」と「新三部作」の和解、9作品で“ひとつの家族”ご存知の通り、『スター・ウォーズ』はルーク・スカイウォーカーの冒険と成長を描いた「旧三部作」、ルークの父親であるアナキン・スカイウォーカーが暗黒面に落ちる宿命を掘り下げた「新三部作」、そして2015年に幕を開けた「続三部作」という9つのエピソードで構成されている。世代や好みの違いによって、これまで「旧三部作」と「新三部作」の間には少なからず分断・断絶・確執があった(前者は昭和、後者は平成に製作された)。そして、令和元年にスクリーンに躍り出た『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、「旧三部作」と「新三部作」が投げかけた問いに真摯に答え、スカイウォーカー家の運命に見事な決着をつけることで、両者を含めた全9作品を“ひとつの家族”にまとめ上げた。親子の問題を、孫世代である「続三部作」が和解させたのだ。この意義は大きい。ファンもまた然り。『スター・ウォーズ』は常に最高だったが、それゆえ求める“希望”も人それぞれ。だからこそ、新作が公開されるたびに賛否・議論・考察が白熱するのだが、そんなコミュニケーションを通して、わたしたちは“ひとつの家族”として、血に勝る絆を深めた。『スター・ウォーズ』が現代の神話といわれるゆえんだ。フォースと共にあらんことを!『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より全国にて公開。(text:Ryo Uchida)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月18日映画ファンのみならず、誰もが認める映画史に残る超人気シリーズ『スター・ウォーズ』が、この冬ついにフィナーレを迎える。ジョージ・ルーカスが生み出した伝説は、数十年の時を超えてJ.J.エイブラムス監督(「フォースの覚醒」)、ライアン・ジョンソン監督(「最後のジェダイ」)に引き継がれ、まったく新しい『スター・ウォーズ』として始動した。新たな三部作は“思っていたスター・ウォーズと違う”として、ぱっくり評価も割れ、激しい議論を巻き起こしたこともあったが、泣いても笑っても本作で最後。手放しで激賞するも、厳しく文句をつけるも、今後はもう列島熱狂のイベントはやって来ない。この、公開直前爆速レビューも最終回だ。ズバリ、完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)は、ちょっとでも何か言うとネタバレになりそうな、情報過多な内容だった。受け止めたい情報量が多いだけでなく、テンポも速く、あっという間に2時間22分が過ぎ去っていく(やや大げさではあるが)。大変気を使う完結編であるが、この点、もともとエイブラムス監督は“ファンが待っているもの”を無難にブチ込んでくるテクニックに長けているため、今回はどうなんだ……と明かすこともネタバレと言えばネタバレであり、そこで映画を鑑賞するにあたり、3つのポイントに絞って(途中レビューでもなんでもない、鑑賞する上での準備・心構えもあり)お役立情報をお知らせしたいと思う。それも嫌、まっさらな状態で観たいという人はここで離脱を。○【1】過去作の鑑賞をぜひ! 7と8だけでもまず前提として本作は、2000年代の3部作、42年間の9部作の最終章で完結編であり、過去作を踏まえていないわけがない。エイブラムス監督も「終わりの終わりは比較的ラクなもので、終わりの頭が、元になるところが非常に難しかった」と言っていただけあり、過去作を踏まえていないとお楽しみ半減と言っていいだろう。その一方、「知らない人が観ても、ちゃんと独立した作品にしたかった。まったく知らない人でも楽しめるようなね」とも言っていたが、大変僭越ながら、それは一個の映画として、娯楽作として楽しめる(アクションがスゴイ! とか)ということであり、本質的なSW味を享受できるものではないと筆者は思う。今から過去8作のマラソンはしんどかったら、7と8だけでも観てから出かけてみてほしい。○【2】集大成の多幸感受け止める気持ちも重要!?次に心構え。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は完結編とうたっているだけに、誰が何を言おうと完結に向かって進行する映画である。つまり、そこにはスカイウォーカー物語の42年間をしめくくるドラマがあるわけで、すなわち(いろいろな意味で)感動要素があることになり、SWファンであれば幸せな気持ちになるというものだろう。取り急ぎ1回目を観た直後で冷静な判断がしかねる脳状態ではあるものの、筆者は本音でおおむね満足いく展開だった。「満足しよう」と思う心が大事なのかもしれないが、前述のエイブラムス監督の“ファンが待っているもの”をどうぞどうぞ! の連続ビームにやられてしまったこともまた確かである。やがて時間が経ち、冷静になった時に評価が変わってくることもあるかもしれないが、それはどの映画でもあり得ることなのでここでは考えない。○【3】ネタバレを避けたい! 最大限の対策をネット記事で何を言っていると思われるかもしれないが、本作は完結編ということもあり、鑑賞前に知ってしまうと感動が半減する要素が山ほど出てくる。この記事が世に出る頃にはレビューや感想投稿なども山ほど出てくるが、その数に応じてネタバレの危険度も上がるというもの。ここはぜひ、映画館で観るまで好奇心に負けて情報収集しすぎないなど自衛を講じたいところ。それと、映画館も朝イチの上映会がおすすめだ。フォースの覚醒の時、劇場を出てくる観客の感想でネタバレを食らったという前例もあり、十分な注意を払いたい。たとえば「ミッキーマウスがさあ!」「ミッキーマウスがねえ……」というキーワードの感情的な言い方が耳に入っただけでも、カンがいい人はある程度の予想がついてしまうので、本当に気をつけてほしい。今回は42年続いたサーガの終焉であり、ファンにとって満足のいく終わり方になっていると言っても、そう思わない人ももちろんいることだろう。であれば、ここは心構えとして作品の質を評価してやろうと思って臨むのではなく、自分にとってどういう内容であれ、さようならやありがとうを言うために映画館へ足を運ぶくらいの気持ちのほうが、ストレスフリーではなかろうか、ということを最後に提案したい。ちなみに東京ディズニーランドのアトラクション「スターツ・アーズ」も毎度おなじみ、最新映画バージョンに公開日以降変わるので、完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』とともに年末年始の遊びの二大予定にしてみては?(C) 2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月18日ついにアメリカで行われたプレミアで初披露され、日本でも20日(金)から『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開になる。9つのエピソードで描かれた壮大なサーガはどんな物語で完結を迎えるのだろうか? 公開を楽しみに待っている人のために具体的な内容には可能な限り触れずに紹介する。本作は2017年冬に公開された『最後のジェダイ』に続く物語で、スカイウォーカー家の最後のエピソードだ。銀河の自由と平和を守るジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーの下で修行を積んだ女性レイと、ルークの父アナキン・スカイウォーカー=ダース・ベイダーを祖父にもつカイロ・レンはお互いに通じ合うものがありながら、悪の道を共に歩もうと手を差し伸べるカイロの誘いをレイは拒絶した。しかし、カイロが所属する悪の組織ファースト・オーダーの力は強大で、レイたちレジスタンスは窮地に陥っている。幼い頃に両親とはなればなれになり、両親に会いたい一心で数奇な冒険をすることになってしまったレイはこの先、どこへ向かうのか?これから映画が公開になるため、その内容は一切、明かせないが、本作は三部作の完結編であり、壮大なシリーズの最終章だけに過去で描かれた様々な設定やキャラクター、テーマが全編に渡って展開され、観客がアッと驚くサプライズが随所に仕掛けられている。レイを主人公にした三部作は彼女だけでなく、カイロ、ポー、フィンら主要なキャラクターがまだ成長途中で、それぞれに問題を抱えているが、最新作では主要なキャラクターの間で起こる”化学反応”が前2作以上に重要な要素として描かれる。レイ、フィン、ポーはいつしか仲間を超えた家族のような存在になり、共に助け合い、戦う中で確かな絆を築き上げていく。レイとカイロは対立し、一騎打ちを繰り広げる相手でありながら、カイロはレイを自分の世界に引き込むことを諦めていない。そしてレイは自分が何者なのかわからず、カイロを、そして何よりも自分自身に恐怖を感じている。彼らの関係は物語が進むにつれてこれまで以上にダイナミックに変化し、それぞれのキャラクターが相手との関係性の中で成長を遂げていく。そして、映画ではこれまで明かされてこなかったいくつかの謎がついに明らかになる。レイはどこからやってきたのか? カイロはどこへ向かうのか? レジスタンスはこのまま敗北するしかないのか?ポイントになっているのは、本シリーズが血でつながったスカイウォーカー家の物語を描きながら、同時に自身の血やファミリーツリーに抗うキャラクターを描いてきたことだ。思い返せば、一番最初に公開された『スター・ウォーズ』の主人公ルークは辺境の惑星で暮らす何も持たない青年だった。彼は育ての親を失い、数々の危機を乗り越えて帝国軍の要塞デス・スターを破壊することに成功する。しかし、物語が進むにつれて、彼にはフォースの強い家の血が流れていることが明らかになる。そして自分の父が銀河を恐怖で制圧するダース・ベイダーであることも。ルークの中にはベイダーの血が流れている。銀河を支配する皇帝はルークに父と共に悪の道に進めと誘う。しかし、ルークは先天的に与えられた素質よりも、自分が今なにをするべきかを自分で選択して、ジェダイの騎士で居続けることを選ぶ。かつてベイダーはアナキンと呼ばれ、強いフォースを発揮できそうな血が流れた有望な少年だった。しかし、彼は執着や恐怖を克服することができずに暗黒面に堕ちてしまった。スカイウォーカーの一族には同じ血が流れている。しかし父と息子は正反対の選択をした。そこにどんな血が流れていようとも、先天的にどんな素質が備わっていようとも、人は自分のした選択によって進むべき道を見出していく。先にも述べた通り、最終作ではレイの過去が明かにされる。多くのファンもそのことが気になっているはずだ。しかし、それよりも大事なのは、レイが何を選択するか? ではないだろうか。本作の脚本家チームはそのことを重視しており、様々な謎が解き明かされる中で、その真実に対してキャラクターがどのように振る舞うか? に物語のピークポイントを置いている。誰もが親から生まれた。人は生まれた時から何かを引き継いでいる。でも、それよりも大事なのは、自分が何を選ぶかで、もし自分がどこから来たのかわからなければ、自分の行動と選択によって作り出せばいいのではないか?三代に渡るスカイウォーカー家の物語は、血のつながりを描きながら、同時に先天的に備わった素質や、生まれた時から背負ってしまった宿命を乗り越えて、自分で自分の道を選びとっていこうとする想いの強さを描き出す。レイはすべてを知り、自分がどこからやってきたか知った後で、どのように振る舞うのだろうか? 前2作で積み上げられたあまりにも多い宿題を片付け、2時間22分で完結させようとする最終章は、展開的にかなりアクロバティックな部分や、散らかった状況の“片付け”に苦心していることが伺える部分もあるが、かつて辺境の地でふたつの太陽を見つめていたルークの中に宿っていた強い意思=自分で自分の道を切り拓きたい、という想いはしっかりと引き継がれている。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より公開
2019年12月18日42年にわたり紡がれ、世代をまたいで受け継がれてきた「スター・ウォーズ」がついに完結する『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。そのワールドプレミアがハリウッドにて開催され、ハン・ソロ役ハリソン・フォード、ルーク・スカイウォーカー役マーク・ハミルらレジェンドも参加、さらにスティーブン・スピルバーグ監督も駆けつけた。日本時間12月17日(火)、ロサンゼルスのハリウッドで開催されたワールドプレミアには、先日の来日も大きな話題となった主人公レイ役のデイジー・リドリー、フィン役のジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役のオスカー・アイザックをはじめとするキャスト陣に加え、ダース・ベイダーの遺志を受け継ぐカイロ・レン役のアダム・ドライバーをはじめ、ケリー・マリー・トラン、ナオミ・アッキー、ケリー・ラッセル、リチャード・E・グラント、ヨーナス・スオタモらの姿も。さらに、この伝説を象徴するルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、『フォースの覚醒』で息子カイロ・レン(=ベン・ソロ)の刃に倒れたハン・ソロを演じたハリソン・フォードが登場。レジェンドたちの降臨に、「スター・ウォーズ」という伝説の結末がついに明らかになる歴史的なイベントは大盛況となった。いま様々な憶測を呼びながら、伝説の結末に熱い視線が送られている本作。そんな歴史的なワールドプレミアを取材しようと全世界から取材陣も集結。会場はイベント開始前からファンたちの熱い熱気に包まれ、キャストやスタッフ陣がレッドカーペットに姿を現すたびに大きな歓声が巻き起こった。中でも、ルークを演じたマーク、ハン・ソロを演じたハリソン、C-3POを演じたアンソニー・ダニエルズ、ランド・カルリジアンを演じたビリー・ディー・ウィリアムズ、暗黒卿パルパティーンを演じたイアン・マクダーミドらレジェンドの登場は、キャスト陣も驚くほどの最高潮の盛り上がりとなった。デイジー・リドリー、感情的になって「泣いてしまった」「これから、世界中に映画が公開されるのよね、というワクワク感がすごい」と語るデイジーは、周囲から“終わり”について言われることが増え、「私は悲しくて酷いくらい感情的に『うえええーーん』という感じで泣いてしまったの。人々にはこの作品を観てもらいたいけれど、終わってしまうというのは…とても不思議な感じがします」とコメント。「(ライトサイドorダークサイド)どちらのサイドに着くとしても、その一部になりたいと思わせてくれるし、もし観客として観てもその物語の一部になって楽しめる。『スター・ウォーズ』は誰が観ても楽しめる普遍的なストーリーがあると思うの」と語る。「スター・ウォーズ」が愛されてきた理由は「キャラクター」と語るアダムもまた、「(ルーク・スカイウォーカーの)物語は、彼の家族について語り、その家族からは誰も逃れられず、物語はその全てと家族との関わりを描くのです。逃れられないと感じられる運命、そして変えてしまいたいと思う宿命、そしてそこにある大きなテーマ、それらすべてがこの物語を時代とともにある存在にしていると思います」と、物語の普遍性に触れた。「『スター・ウォーズ』の映画には希望がある」とマーク・ハミルルーク役のマークは、ファンに対して「どんなに感謝してもしきれるものじゃありません。彼らは単なるファンじゃなく、もっと家族というものに近い存在なんだ。ファンの方々がいなければ、いま私たちはここにはいないでしょうね」と言いながら、泣きまねで会場の笑いを誘うひと幕も。そして「『スター・ウォーズ』の映画には希望がある。これらの映画が語っているのは、自分に嘘をつかず、自分を信じて、自分だけのためでなく、自分の周りの人々のために行動をすれば勝利を手に入れることができるということ。これはおとぎ話なんです。ただその舞台が宇宙だったんだ」と、レジェンドとしてコメント。C-3PO役のアンソニーは、「ジョージ・ルーカスの行ったすばらしいことのひとつは、この『スター・ウォーズ』をみんなの『砂場』のようなものにしたこと。人々もそれを受け入れて、三世代にもわたって、この『砂場』で遊び、物語を作り、衣装を作り出し、ダークサイドだろうがライトサイドだろうが喜びを共有してきたことです。映画には、みんなのための何かが、誰かがいつもそこにあるのです」と、世代を超えて愛されたシリーズについて語った。さらにこの日は、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督をはじめ、『フォースの覚醒』や『エピソード5/帝国の逆襲』『エピソード6/ジェダイの帰還』の脚本家ローレンス・カスダン、『アイアンマン』『ライオン・キング』ジョン・ファヴロー監督といった名だたるフィルムメーカーたちも続々と来場。「完結した『スター・ウォーズ』を前に、この40年以上の類まれなる旅がもたらしてくれた素晴らしい贈り物への誇りと感謝を感じている」と、シリーズの完結についてコメントしている映画史に名を刻むレジェンド的作曲家ジョン・ウィリアムズも姿を現し、ファンを大いに沸かせた。また、日本からは「スター・ウォーズ」ファンの1人、「Hey!Say! JUMP」の中島裕翔もカーペットゲストとして来場。全世界から集まった熱いファンと共に、完結編の最初の目撃者の1人となった。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月18日2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で、多くの謎を持つ主人公レイに抜擢されたデイジー・リドリー。その後『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、そして最新作にして新3部作のラストを飾る『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でもヒロインを務めたが、いよいよその人物像が明かされるときがきた。本シリーズへの出演は本作が最後というデイジーに、公開直前の心境を聞いた。ほぼ無名の状態から、大抜擢される形で『スター・ウォーズ』シリーズに参加したデイジー。最新作は12月20日に日米同時公開を迎えるが、作品に携わった約6年という歳月について「作品に出演したことがきっかけで、ほかの仕事につながることが多く、いろいろな場所に赴くこともできました。その旅が終わってしまうことは少し寂しい気持ちです」と心情を吐露した。『スター・ウォーズ』シリーズと言えば、映画史上に残る大ヒットSF映画。デイジー自身も「私の人生と『スター・ウォーズ』という映画は切っても切り離せない」と特別な作品であったことを強調すると「映画に起用されたことはもちろんですが、現場での信じられないような貴重な経験は大きな財産になりました。こんな幸運なことはない」と作品との出合に感謝を述べる。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、スカイウォーカー一族の壮大な物語の完結編と位置づけられている。ある意味でこれまで以上に注目を集める作品で主演を務めるというのは、想像を絶するプレッシャーなのではないだろうか――。しかしデイジーは「普通に考えれば、大きなプレッシャーを感じるはずなのに、現場ではものすごくリラックスして臨めたんです」と意外な回答を口にする。その大きな要因となったのが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』以来の再タッグとなったJ・J・エイブラムス監督の存在だ。「『フォースの覚醒』のとき、監督が『キャスティングが大変だった』と話していたのですが、現場ではすごくオープンに接してくれて、私たちが感じたことを話せば、しっかりと答えてくれる。スムーズに撮影ができたし、遊び心も満載。とても居心地がいい最高の監督です」と称賛は止まらない。また、作品を通してキャリー・フィッシャーさんと出会えたことも、女優という仕事を続けていくうえで、大きな影響を受けたという。「私は現場で『聞きたいことがあるんです!』というようなタイプの振る舞いをしたくなかったので、割とクールに接してしまっていたんです。いま考えると、キャリーにも、ハリソン(・フォード)にも、マーク(・ハミル)にももっと積極的に話をすればよかったなと思うのですが、彼女たちの行動や雰囲気を間近で共有できただけでも、多くのことが学べたんです」としみじみ語る。さらに、デイジー自身がキャリーさんにある企画で、直接インタビューする機会があったというと、そのときのエピソードを披露してくれた。それは『スター・ウォーズエピソードVI/ジェダイの帰還』でのビキニシーンについてだった。「キャリーが映画のなかでビキニを着たことに触れると、彼女は『ほかのみんなが着なくていいように私がビキニを着たのよ』と話してくれたんです。そういう意味でもキャリーは先駆者でした。彼女は遊び心を持ち、聡明かつ謙虚な女性。彼女がいたから私たちもこの作品に続くことができたんです」。映画公開まで作品についての全貌は明らかにされていない。しかし予告編では“仲間”というキーワードが読み取れる。実際、デイジー演じるレイは、仲間たちと共に過酷な戦いに挑むが「まさに“仲間”というのが大きな意味をなす作品です。レイもフィンもポーも、それぞれ仲間がいるからこそ、その力を最大限まで発揮できる。そういう関係性がこの映画のひとつのテーマでもあるのです」と作品を読み解くヒントを与えてくれた。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より公開取材・文:磯部正和撮影:堤博之
2019年12月17日スカイウォーカー家の物語を描く「スター・ウォーズ」完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の吹き替えキャストが明らかになった。今回発表されたのは、完結編を締めくくる11名の日本版声優。フォースを覚醒させたレイ役の永宝千晶をはじめ、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぐカイロ・レン役を津田健次郎、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカー役を、1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』からルークを演じてきた島田敏、人気ドロイドC-3PO役の岩崎ひろし、レイア役は高島雅羅、フィン役は杉村憲司、ポー・ダメロン役は小松史法が続投決定。また、ランド・カルリジアン役には『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のソフト版以来、約20年ぶりに若本規夫が担当する。さらに、本作から新しく登場する未だ謎に包まれた存在、ゾーリ役を、『ワンダーウーマン』ガル・ガドットや「ゴシップガール」ブレイク・ライヴリーなどの声を担当する甲斐田裕子。プライド元帥役を、多くの海外作品で吹き替えを担当する金子由之。悪の根源とも言えるシスの暗黒卿パルパティーン役は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでギブス航海士(ケヴィン・マクナリー)の声を担当する青森伸が本作から演じることに決定した。声優キャストコメント●永宝千晶(レイ役)『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が公開されてから 42 年。時代、世代を超えて多くの人から愛されてきた作品が完結するということに寂しさを抱きつつも、この歴史に関われたことをとても光栄に感じています。レイがかけがえのない仲間たちと出会い、葛藤を抱えながらも前向きに力強く成長していく姿に、私自身とても勇気づけられました。完結せず、スカイウォーカー家の物語がこの先もずっと続いてほしいという気持ちもありますが…。私たちの記憶にいつまでも残るエンディングを期待します!●津田健次郎(カイロ・レン役)壮大な物語が遂に完結を迎える事は、色んな想いが溢れて上手く言葉に出来ません。最後を迎えることはとてもとても寂しいですが、このシーズンの完結まで参加する事が出来て嬉しく思います。幼少期、画用紙で黒い仮面を作り、棒の切れ端をライトセーバーに見立てて闘っていました。大好きな「スター・ウォーズ」、大好きなダース・ベイダーの流れを汲むカイロ・レンを演じる事の出来る歓びをいつも感じています。強いカイロ・レン、完成されていない不安定なカイロ・レン、どのカイロ・レンも僕にはとても魅力的でした。物語が何処に向かっていくのか?カイロ・レンは何処に向かっていくのか?ファンとして楽しみながら、出来るだけ彼に寄り添える様に演じようと心掛けて来ました。今回の完結編は、物語の完結ではありますが、カイロ・レンの旅の完結でもあります。とても寂しいですが、最後まで一緒に旅を出来た事を嬉しく思います。この壮大なる物語の完結がファンの皆様のご期待に添えるものであります様に。「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」が皆様に愛され続けます様に。カイロ・レンが皆様に愛され続けます様に。May the force be with you .●杉村憲司(フィン役)2015 年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から 4 年も経ったのかと思うと、とても感慨深いです。1977 年の初公開から、たくさんのキャスト・スタッフが関わり、40 年以上経っての完結。思いを引き継いでここまで来たのかと思うと、本当に感動します。「FN2187」から「フィン」と名前をもらった時の興奮した表情が印象深かった。一体のストームトルーパーから一人の人間になる。「ファースト・オーダーから逃げたい」という考えから「大切な人を護りたい」という考えに変化していき、どんどん戦士になっていく。僕はフィンと一緒に成長させてもらったと感じてます。ファンの方も納得の結末になっているのではと思います。「フォースの覚醒」から観始めた方も、「スカイウォーカーの夜明け」で初めて観る方も、喜んでいただけたら嬉しいです。●小松史法(ポー・ダメロン役)個人的にですが、こんなにも人気があって歴史ある作品が終わって欲しくないという思いは大いにあります。もっともっと色んな形で続けばいいのになぁと。ポー ・ダメロン役の吹替を務めさせて頂きましたが、毎回違った面が出てきて本当に楽しく、興味深く演じさせて頂きました。たまに「おっ、かっこいいな」と見せるシーンもあれば、しょんぼりげんなりなシーンもあったり、コミカルな部分が出てきたりしてますよね。作品を重ねるごとにポーの魅力が増してきたような気がします。同時にポーを演じるオスカー・アイザックにどんどん惹きつけられていきました。一つのものが終わりを迎え、それが新しい始まりを生み出すのであれば、それはまた新しい世界を僕らも期待していいんじゃないでしょうか。きっとファンの皆様の中にそれぞれの「スター・ウォーズ」があり、終わることのない世界が皆様の胸の中にあり続けることと思います。●甲斐田裕子(ゾーリ役)最新の技術で再現されたジェダイ達の戦い。その夜明けの時に、滑り込みで参加できた事がとても嬉しいです。(ゾーリは)とても魅力的なキャラクターです。最後の締めくくりに相応しい、最新鋭技術の戦いと、42 年分の答えや希望が見られるのでしょうか…早く完成を見たいです!●金子由之(プライド元帥役)僕がこの仕事を始めるずっと昔、少年の頃から、この宇宙の物語に慣れ親しんできました。それが終わりをむかえるなんて寂しいの1語につきます。(プライド元帥は)単純な部下ではなく、その下にもうひとつの顔をもつ魅力的な役です。完結編とは言わず10年後でもいいので、是非復活して物語を紡いで欲しいと切に願います。●島田敏(ルーク・スカイウォーカー役)それぞれのストーリーが見事に紡ぎあい、ピッタリはまって行く興奮と快感に期待したいです。ファンの皆様と同じく、公開日を最大のワクワクドキドキ感で待っています。若きルーク・スカイウォーカーから歳月が流れ、完結編を迎えるにあたって、この超超雄大な作品に携われたことを誇りに思っています。 『スター・ウォーズ』永遠なれ!!!●岩崎ひろし(C-3PO役)いつかその日が来る…とは思っていましたが、やはりとても淋しいです…。でも、また、『スター・ウォーズ』の新たな世界が始まることを信じています!フォースと共にあらんことを!『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のオーディジョンで選ばれてから 20 年、私にとってはなくてはならないキャラクター。大好きです!最近『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では目立った印象がなかったので、今回はC-3POの活躍に期待しています!●若本規夫(ランド・カルリジアン役)長く長くファンに愛されてきた「スター・ウォーズ」シリーズがついに完結すると思うと、泣けてくらぁ。ランド役のビリー・ディー・ウィリアムズさんもまたランド役を演じると聞いた時は、まさかおいらも演じることになるとは思わなかったぜよ。ランド・カルリジアンを再び演じることができて光栄ではあるが、お互いじじいになりましたとさ…。予告編のランドとチューバッカのミレニアム・ファルコンに乗っている姿を見ただけで、当時の記憶がジワァーっと蘇り少年に戻ったような気持ちになったよなぁ。ランドの活躍にもどうぞご期待ください。●高島雅羅(レイア役)ストーリーが終わるなんて信じられません。美しさと力強い性格を持った聡明なレイア姫と呼ばれていた頃から年齢を重ねて、その強さに加え心の優しいチャーミングで思いやりのあるリーダーでありレジスタンスの将軍レイア・オーガナへと…。30 年以上にわたって、この魅力的なキャラクターを演じさせて頂けたことに感謝しています。思い出深く残っているのは、『スター・ウォーズ エピソード 6/ジェダイの帰還』で氷漬けにされてジャバ・ザ・ハットに捕らえられていたハン・ソロをルーク達と共に救出する場面です。こういう作品で大好きな、集結して一緒に冒険していくシーンにワクワクしたのをよく覚えています。壮大な冒険を通して、絆が強くなっていく瞬間・瞬間を感じてもらえれば…。そして、出来るならば、ソロやルークや懐かしいキャラクター達との場面を観てみたいです。●青森伸(パルパティーン役)『スター・ウォーズ』シリーズには初めて声優として参加させて頂きますが、パルパティーン皇帝を演じられてとても光栄です。42年に渡り描かれてきた「スター・ウォーズ」シリーズがついに完結を迎えますが、すべての悪の根源であるシスの暗黒卿パルパティーン皇帝が一体どんな活躍を見せるのか?私も最後の「スター・ウォーズ」がどんな完結を迎えることになるのか期待が膨らみ、劇場で観るのを楽しみにしております。日本中のファンからの期待に応えられるよう演じましたので、ぜひご注目ください。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月17日「スター・ウォーズ」シリーズをひと言で説明するならば、銀河を舞台にしたある家族の壮大な愛と喪失の物語だ。その家族とは、最新作にして完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のタイトルにもなっている、ルークやレイアらスカイウォーカー家のこと。これまでに解禁されてきた今作の映像では、まさに“終わりの始まり”を告げるシーンが連続、期待に胸膨らむファンをヤキモキさせている。そこで、12月20日より日米同時公開される(一部劇場では先行公開も)伝説の完結に備えるべく、2015年の『フォースの覚醒』、2017年の『最後のジェダイ』で紡がれてきた物語をスカイウォーカー家を中心にふり返ってみた。※以下『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』のネタバレを含む表現があります。ご注意ください。孤独なレイの運命的な出会い!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)「スター・ウォーズ」シリーズの大ファンというJ.J.エイブラムスを監督に迎えた、ディズニー製作の新たな三部作の1作目でエピソード7にあたる。新三部作と呼ばれるエピソード1・2・3(1999~2005)は、アナキン・スカイウォーカーが暗黒面に惑わされダース・ベイダーへと堕ちるまで、旧三部作と呼ばれるエピソード4・5・6(1977~1983)では、その息子ルーク・スカイウォーカーが父ダース・ベイダーと対決し、救済するまでが描かれた。ところが、『エピソード6/ジェダイの帰還』から約30年後といわれる今作の主人公は、砂漠の惑星でたったひとり、廃品を拾って生計を立てているレイ(デイジー・リドリー)という女性だ。迷子のドロイドBB-8を介してストームトルーパーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)と偶然出会ったことで、行方知れずになっている“最後のジェダイ”ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)を探す旅に巻き込まれていく。世は、かつてダース・ベイダーが君臨した銀河帝国の残党「ファースト・オーダー」と、ルークの双子の妹レイア(キャリー・フィッシャー)率いる「レジスタンス」が新たな戦いを繰り広げているさなかだ。キュートすぎる新ドロイドBB-8が新規ファン獲得に貢献ストームトルーパーの“中の人”を、葛藤を抱えた1人の人間として描いたことも新鮮だったが、自ら追っ手を倒した上「手を放して、自分で走れる」というレイの姿は、現代の自立したヒロイン像としてその後のディズニー作品にも受け継がれていくことになった。また、新登場したドロイドBB-8は、コロコロと転がって猛ダッシュする姿や感情表現が豊かな(?)様子が「かわいい!」と一躍人気となり、新しい層のファン獲得にもひと役買った。カイロ・レン、キライになれない!? 脆弱な悪役が話題にさらに、レイの思いがけない冒険の途中で出会ったのが、かつてルークやレイアと共に平和と自由のために戦ったハン・ソロ(ハリソン・フォード)とチューバッカ。「反乱軍の将軍」として知られているハンは、若いレイとフィンに光と闇の両側面を持つフォースやジェダイの存在は、まことしやかに語られる“まやかし”ではなく、全て事実であると告げる。そしてルークが姿を消したのは、新世代のジェダイを育てていたが、ある少年の裏切りがあったためだと言うのだ。その少年の成長した姿が、赤い十字型のライトセーバーを手に、ダース・ベイダーを意識したマスクを被り、冒頭から凄まじいフォースを見せつけるカイロ・レン(アダム・ドライバー)だ。彼の本名はベン・ソロ、レイアとハンの間に生まれたフォースの強いスカイウォーカーの血を引く者で、ダース・ベイダーは彼の祖父にあたる。朽ち果てた“あのマスク”を前に「あなたの始めたことを終わらせる」と意味深な言葉を放ちつつ、「光の誘惑をまた感じてしまいました」と揺れ動く様子も。また、ルークの所在のヒントを知るBB-8を部下が取り逃がしたとわかるや、ライトセイバーを振り回してブチ切れる姿は、圧倒的悪のベイダーとはまるで異なる、脆さのある悪役として注目を集めた。ハン・ソロの旧友であり、ルークのライトセイバーをレイに託したマズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)が言うように、カイロ・レンが傾倒するフォースの暗黒面は常に姿を変えて存在してきた。シス、帝国、そしてファースト・オーダー。やがてカイロ・レンとの死闘の中でフォースが覚醒したレイは、ファースト・オーダーと対峙するべく、ついにルーク・スカイウォーカーのもとへとたどり着く。新展開が衝撃を呼んだ『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)エピソード8にあたる今作では、前作の勝利もつかの間、レイア率いるレジスタンスにファースト・オーダーが迫り、彼らは壊滅寸前の状態となっていた。レジスタンスにはいまこそ、“伝説のジェダイ騎士”ルーク・スカイウォーカーが必要だった。レイは、辺境の星で隠れるように暮らしているルークとようやく出会うが、彼はある人の死にも気づかなかったほど、フォースから心を閉ざしてしまっていた。強力なフォースの持ち主レイは何者かそんな彼を説得したのが、旧友チューバッカであり、かつて幾多の冒険を共にくぐり抜けてきた“盟友”のドロイドR2-D2だ。『エピソード4/新たなる希望』で若きルークの人生が(銀河の運命も)一変するきっかけとなったレイアのホログラムを映し出すという、心憎い行動に出る。だが、ルークはレイが強力なフォースの持ち主であることを知ると、「これほどまでのフォースを持つのはベン・ソロただひとり」となぜか恐れを見せる。さらに、レイがずっと知りたかった両親の影を追い求めるあまり、暗黒面に導かれるようなひと幕も…。前作『フォースの覚醒』で両親に置き去りにされるヴィジョンを見たレイだが、彼女の“両親は誰か”という問いに示された答えは、『エピソード5/帝国の逆襲』の「私がお前の父親だ」の衝撃と比べると予想外ともいえるものだった(でも完全に信じていないファンも多数)。レイとカイロ・レンの特別な結びつきが注目を集めるレジスタンスのピンチを救うため、フィンと整備士のローズ(ケリー・マリー・トラン)、BB-8が別行動をとって奮闘する一方、レイとカイロ・レンははるか遠くに離れていながらフォースによってつながりを持つことに。脚本も手がけたライアン・ジョンソン監督が「フォース」や「ジェダイ」について新たな解釈を取り入れたことは物議を醸したが、この2人の結びつきはかえってファンたちの心を乱すことになった。前作でルークのライトセイバーを目にしたカイロ・レンは「それは俺のものだ」といきがるも、フォースが覚醒したレイに痛手を負わされ敗北。フォースによって“再会”するや罵倒するレイに対しても、まるで自分を“モンスターと呼んでくれ”と言わんばかり。しかし、ダークサイドを垣間見て、いっそう孤独を深めたレイを理解できるのは自分だけ、といったそぶりも見せるのだ。カイロ・レンことベン・ソロは、前作で父ハンを手にかけたが、今作で母レイアを目前にしたときには明らかにためらいが見られた。「あなたは変われる」、レイはかつてルークが父ダース・ベイダーを信じたように彼を信じようとするが、「その時が来れば、変わるのはお前だ」とベン。古きものを滅ぼし、共に手を取って銀河に秩序をもたらそうと言う。かつてベイダーと化したアナキンがパドメを、そして我が子ルークをも誘ったように。だが、レジスタンスを追い詰め、ついにルークと対峙したカイロ・レン/ベンは、その圧倒的なまでのフォースを思い知ることになる。「再び反乱軍が立ち上がる。戦いは始まったばかり。そして私は最後のジェダイではない」、そう言い残してルークは亡くなり、レイとカイロ・レンの決別も決定的となった。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』では何が起こる…!?カイロ・レンとの戦いやルーク・スカイウォーカーとの出会いによって、ますます強大なフォースを身につけたレイ。両親から捨てられたと感じ、最初はハン・ソロに、そしてルークやレイアにその思いを重ねていたが、フィンやポー・ダメロン(オスカー・アイザック)、ドロイドのBB-8たちがいるレジスタンスという居場所を見つけた。『最後のジェダイ』では揺れていた心情を映すようにダークな色合いの装いだったレイが、最新作では白い衣装に替わったことにも表れている。一方、フォースの強いスカイウォーカー家の血筋に生まれ、ジェダイの騎士となることを運命づけられながらもファースト・オーダーの最高指導者スノークの誘いから暗黒面を強め、ベン・ソロであることを捨てて、いまではスノークをも倒したカイロ・レン。予告編などでも登場しているように、完結編では「この時を待っていた…」というシスの暗黒卿ダース・シディアスことパルパティーン皇帝(イアン・マクダーミド)が、彼らの運命に大きく関わっていくことになるだろう。レイとカイロ・レンの荒波立つ場所でのライトセイバーの戦いは、『エピソード3/シスの復讐』のクライマックス、炎の惑星でのアナキンとオビ=ワンの激闘を彷彿とさせる。どちらかがフォースで見たヴィジョンなのか、レイとマスクを被ったカイロ・レンが何か肖像のようなものを破壊するシーンも印象的だ。2人の対決に象徴されるように、レジスタンスとファースト・オーダーも総決戦を迎える。『最後のジェダイ』が遺作となってしまった在りし日のキャリー演じるレイアの姿は嬉しい限りだが、フィンと動物に乗って共闘する新キャラクター・ジャナ(ナオミ・アッキー)は何者なのか、『エピソード6/ジェダイの帰還』以来の再登場でミレニアムファルコンに乗り込んでいるハン・ソロの悪友ランド・カルリジアン(ビリー・ディー・ウィリアムズ)の役回りもいまだ不明。赤い眼をしたC-3PO(アンソニー・ダニエルズ)も気になる。また、『最後のジェダイ』でヨーダがルークの前に霊体として現れたように、「私はお前と共にあるお前の父と同じように」とカイロ・レンに言い残したルークが、彼やレイの前に現れる可能性は大いにある。オビ=ワンや、アナキンまで現れることがあるのかも!?もしかしたらフォースの暗黒面に通じたパルパティーンもそのような形で登場するのかもしれない。思えば、ルークの前に現れたヨーダは、老いてもなお弟子である彼を前に「レジェンドは超えられるためにそこにある」と伝えていた。果たして、今作は伝説を超えてくる結末となるのか。すべてはまもなく明らかになる。フォースと共にあらんことを…。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より全国にて公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開© 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rightsスター・ウォーズ/最後のジェダイ 2017年12月15日より全国にて公開ⓒ 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月14日シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開を記念して、「金曜ロードSHOW!」ではシリーズ2作を連続放送。12月13日(金)今夜は“エピソード7”となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をお届けする。今月公開される『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で全9作に及ぶ伝説がいよいよ完結を迎えるスター・ウォーズサーガ。その公開を記念して本番組では同作につながる2作品を続けて放送、公開を盛り上げていく。今夜放送の『フォースの覚醒』は全9作のなかで公開順としても劇中の時系列でも7番目に当たるストーリー。ルークとダース・ベイダーらの闘いから30年後、ルークが姿を消した銀河ではベイダーが率いていた帝国軍の残党が軍隊「ファースト・オーダー」を結成、ルークを倒し再び銀河を手に入れようと暗躍し始めていた。対するレイア姫が将軍を務める「レジスタンス」のパイロット・ポーは、ルークの居場所を示す地図を求めてある村を訪れるが、そこにカイロ・レン率いるファースト・オーダーが現れる。相棒のBB-8に地図を託し逃がしてファースト・オーダーの捕虜になるポーだが、ファースト・オーダーのある兵士が彼を救出、脱走する。ポーは彼に“フィン”と名付けるが、2人が乗った戦闘機は惑星ジャクーの砂漠に不時着。墜落現場でポーを見失ったフィンは彼のジャケットを着てジャクーの中心部を目指す。その頃ジャクーに住む少女・レイはBB-8と出会っていた。市場でフィンと出会ったレイはファースト・オーダーの急襲を受け、そこにあった伝説のスターシップ「ミレニアム・ファルコン」でジャクーを脱出、ミレニアム・ファルコンの元の持ち主であるハン・ソロとチューバッカと出会うことになる…という物語。本作からはレイという新ヒロインを軸に、フォースを巡る新たな“家族の愛と喪失の物語”が描かれる。レイアやハン・ソロ、そして“あのジェダイ”とエピソード4~6で活躍したキャラクターも出演。過去のシリーズと新たな未来の冒険の橋渡しとなるストーリーが展開する。「金曜ロードSHOW!」では、今夜の『フォースの覚醒』に続いて次週12月20日(金)にエピソード8となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を地上波初放送。20日(金)同日には最新作にして完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』がついに劇場公開される。金曜ロードSHOW!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月13日(金)今夜21時~日本テレビ系で本編ノーカット放送。(笠緒)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開© 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2019年12月13日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から始まった新たなるサーガの最終章であり、スカイウォーカー家の伝説を描いた9つからなるエピソードの完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。本作の脚本と監督を務めたJ.J.エイブラムスが、作品への熱い思いを語った。これまでのシリーズ作品同様、本作の内容もほとんどがベールに包まれている。頼りになるのは、予告編を含めた数少ない情報のみだ。まず予告編について。脈々と受け継がれてきたスカイウォーカー家のルーツに立ち返るようなイメージが喚起されるが、エイブラムス監督は「エピソード9という位置づけなので、いままで起きたことに触れないことはありえません。8本を繋げる意味もあり、さまざまなことが完結していきます」とヒントと与えてくれる。作品にどんな結末が訪れるかは定かではないが、作品のエンディングについては「すべてではないですが、構想の初期段階からある程度の結末は決まっていました」と語る。そこから時間をかけてブラッシュアップされていったという。一方で作品の入りとなる冒頭部分は非常に時間を要したと生みの苦しみを明かしていたが、出来上がったものは「これしかない」というほどの自信作になったと断言する。また、過去8作すべてに登場し、『スター・ウォーズ』シリーズを語るうえで欠かすことができないC-3POが、本作では大きな見せ場があるという報道も耳にした。エイブラムス監督は「大活躍していますよ」と笑顔を見せると「これまでのなかで最高の見せ場があります。(C-3POを演じている)アンソニー・ダニエルズは本当に素晴らしい俳優。シリーズを通してずっと登場するレジェンド的な方で、彼と仕事ができることは、この上ない興奮なんです。楽しみにしていてほしい」と大いに期待を煽った。「スカイウォーカーの夜明け」というタイトルが示すとおり、スカイウォーカー家の血の宿命が物語の中心に据えられていると思われるが、一方でジェダイに宿る超常的な力であるフォースの定義についても、どんな結末を見せてくれるのか注目が集まる。「作品のなかでフォースの存在は、かなり大きな割合を占めています。この物語はスカイウォーカー家の話ではありますが、そこには必ずフォースが付いて回る。もちろんフォースを抜きにしても物語は構成できますが、フォースの持つ意味を考えることは、物語をグッと深いものにしてくれるのです」。『スター・ウォーズ』シリーズと言えば、日本の伝統や文化から影響を受けているシーンやキャラクターが多数登場しているが、師であるスノークを倒しファースト・オーダーの最高指導者に上り詰めたアダム・ドライバー演じるカイロ・レンが前作で破壊したマスクが、本作では日本の伝統技術である“金継ぎ”(割れた陶器を漆で接着し、接合部分に金属粉で装飾して仕上げる修復技法)によって修復されていることも判明している。エイブラムス監督は「仮面が壊れたということは恥ずべきことではなく、それを礎にさらに新しく作り直すという意味で、とてもパワフルな存在になっているということを暗示しているんです」と語ると、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で登場した“レン騎士団”も再度出番があるという。「僕は“レン騎士団”が大好きなんです。あれも黒澤明監督に影響を受けています。“サムライ”っぽいでしょ」と秘話を明かしていた。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より公開取材・文・撮影:磯部正和
2019年12月13日「スター・ウォーズ」シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日日米同時公開)の来日記者会見が12日、都内で開催され、主演のデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アンソニー・ダニエルズ、J.J.エイブラムス監督、プロデューサーのキャスリーン・ケネディ、脚本家のクリス・テリオが出席。人気キャラクターのR2-D2、BB-8、さらに新キャラクターのD-Oも登場した。昨晩盛況に終わったレッドカーペットの疲れも見せず登壇した一行は、登壇すると元気よく、それぞれ会場にあいさつ。いまの心境を聞かれたエイブラムス監督は、「2年間撮影して、ようやく公開です。みなさんと共有できることをうれしく思います。俳優みなの演技が素晴らしく、映像面でもILM史上最高のVFX。わくわくしています!」とファンに報告した。主人公を演じるデイジーも、「最高の現場でした。私たちは世界観に楽しく入って、演じることができました。終わってしまうことの寂しさはあるけれど、みなさんと分かち合えることへわくわくもあるの!」と言うと、オスカーが「まだ公開しなくていいね? さよならをすることになるからね。もう少し作品を仕上げない?」と切り出し、笑いを誘っていた。これを聞いて大笑いのジョンは、「最初の『フォースの覚醒』の時は、3作に関わるとは思ってもいなくて、シュールな現実になったよ」と感慨深い表情に。「世界中で公開されると、自分たちのものではなくなるから悲しくはなるよ。撮影は最高の体験で、ヨルダンのロケも楽しかった。でも公開されて、オスカー、デイジーと顔を合わせなくなるなることは寂しいよ」としみじみ。C-3PO役のアンソニーも、「8作出ましたが、9作目は最も重要でした。ほかの作品よりも劣ってしまうことにもなりかねないですから。しかし世界を熟知している彼ら(監督と脚本)が、見事なものを作り上げたと思います」と完結編に太鼓判を押すと同時に、公開を迎えることについて、「世界中に秘密にしていたことを守らなくてよくなるので安心しています(笑)」とプレッシャーからの解放をジョークで表現した。アンソニーに話を振られたクリスは、「非常に疲れていますが、でもわくわくもしています」と率直な気持ちを吐露した後、「映画は4つの命があると思います。まず脚本。そして才能あるキャストとJ.J.たちが作っている段階。3つ目はポストプロダクション、4つ目の段階が観客が観ること。その段階を寂しく思うと同時に、ぜひ楽しみにしてください」と語った。また、ルーカス・フィルムのキャスリーンは同シリーズの完結を迎え、「私たち全員が大きな責任を負っていると感じています。42年以上にわたる神話で、映画の歴史を作っている一部でもあり、多くの人たちが結ばれている大事な作品なのです。そこにかかわっていることを光栄に思う。でも彼らのおかげで大切な作品になり、いま観てもらえることにも感謝しています」と説明。責任者として大仕事をまっとうしたと報告した。なお、本作の撮影前に亡くなったレイア役のキャリー・フィッシャーの話も飛び出し、本作にキャリー演じるレイアを登場させることがどれほど重要なことだったかという問いには、「サーガを終わらすためには、レイアなしではできないですよね」とエイブラムス監督は即答。続けて、「これは非常に重要なことで別のキャストはなく、デジタルもダメでしょう。そこで『フォースの覚醒』の時に撮りためたフッテージ映像を使って作りました。これは感傷的で奇妙な感じもしたけれど、みんなキャリーとレイアが大好きなのさ。悲しい出来事だったけれど、最後にまた会えるので、楽しんでほしいです!」と熱弁した。本作は、1977年に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が全米で公開されてから今年で42年。その完結編であり、スカイウォーカー家の物語を描く最後の「スター・ウォーズ」となる。
2019年12月12日全世界が注目するシリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の来日記者会見が12月12日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、脚本も手がけるJ.J.エイブラムス監督をはじめ、デイジー・リドリー(レイ役)、ジョン・ボイエガ(フィン役)、オスカー・アイザック(ポー・ダメロン役)、シリーズ全作品に出演するアンソニー・ダニエルズ(C-3PO役)、プロデューサーでルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ、共同脚本のクリス・テリオが出席した。新たな3部作の幕開けを告げた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に続き、メガホンをとったエイブラムス監督は、「ここにいるキャスト陣がすばらしい仕事をしてくれた分、これでお別れなのはさみしい気持ち」と胸中を語り、“結末”に関しては「最高のものにしようと議論を重ねた。非常に難しいプロセスだったが、大変でなければ、良いものにはならない」と自信をのぞかせた。16年末に亡くなったキャリー・フィッシャーさん(レイア役)は本作にも出演しており、「レイア抜きで伝説は終われない。デジタル再現はしたくなかったから、『フォースの覚醒』で撮りためたフッテージを利用した」と舞台裏に言及。「本人がいないのに、出演シーンを作るのだから、それは奇妙だし、感傷的にもなったが、ファンの皆さんには再会を楽しみにしてほしい」と話していた。主演を務めるリドリーは、前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が示したレイの生い立ちにまつわる“真実”について「私自身は満足しているが、レイはフラストレーションを感じている。失ったものを取り戻す過程で、真実も明かされます」と宣言。自身にとって、共演者やクルーは「まさに家族」だといい、「ジョンやオスカー、それにキャリーとの美しい関係性を得られた。これで終わってしまう寂しさもある」と複雑な心境を語った。1977年に製作された『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で最初に登場するC-3POをシリーズ全作で演じたダニエルズは、「若い共演者たちは、私のキャリアを見ながら育ったわけで、不思議な気持ちがする」。すでに公開されている予告編では、C-3POの変化に注目が集まっており「彼が悪者だって?(笑)ファンの皆さんの想像力はすばらしいね。真実は数日後(公開日)には分かるはずだよ。別れも示唆しているが、確かに私は、本作の公開で皆さんとお別れしなければいけない」としみじみ。「彼は1度も顔を見せることなく、声とパフォーマンスで作品のトーンを決定づけた」(エイブラムス監督)、「C-3PO、そしてアンソニーこそが映画のハートであり魂」(テリオ)と脚本家チームは、最大限のリスペクトを示していた。取材・文・写真:内田涼『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』12月20日(金)より公開
2019年12月12日映画史に輝く伝説の“結末”を描く注目作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の来日記者会見が12月12日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。「レイア抜きで伝説を終わらせることはできない」会見には脚本も手掛けた J.J.エイブラムス監督をはじめ、デイジー・リドリー(レイ役)、ジョン・ボイエガ(フィン役)、オスカー・アイザック(ポー・ダメロン役)、シリーズ全作品に出演するアンソニー・ダニエルズ(C-3PO役)、プロデューサーでルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ、共同脚本のクリス・テリオが出席した。エイブラムス監督は、シリーズ完結を見届けることなく、この世を去ったキャリー・フィッシャー(レイア役)について言及。「レイア抜きで伝説を終わらせることはできない」と断言し、「デジタルでの再現はしたくなかったので、『フォースの覚醒』で撮りためたフッテージから、新たなシーンを生み出した」と舞台裏を告白。「本人がいないのに、出演シーンを作るのは奇妙だし、感傷的にもなったが、ファンの皆さんには、再会を楽しみにしてほしい」としみじみ語った。C-3POは悪役?「数日後にはわかります」新たな3部作で主演を務めたデイジーは「皆さんに映画を見てもらえるワクワクと、自分の中で映画との縁が終わってしまう悲しさがある」と複雑な思い。「でも、撮影を通して出会ったみんなが家族だから。レイにとって、フィンやポー、それにレイアのようにね」と語った。また、レイの出自については「前作の答えに、私自身は納得しているけど、レイはフラストレーションを感じている。失ったものを探し求めるし、“答え”も出る」とアピールした。また、伝説の目撃者といえるC-3PO役のアンソニーは、予告編で話題になっている「最後にもう一度だけ、友人たちに」というセリフについて、「いろんな意味に解釈できるし、何より美しいセリフ」。一方、予告編に登場した目が赤いC-3POに対し、一部ファンが「真の悪役なのでは?」と予想していることに「ファンの想像力はすばらしい」と驚きの表情。「金ピカなのは、悪だくみを隠すためかもね(笑)。数日後(公開日)には分かりますよ」とけん制した。C-3POは第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で最初に登場するキャラクターでもあり、エイブラムス監督は「彼こそ歴史であり、伝説だ。映画の中では、1回も顔を見せることなく、声とパフォーマンスだけで、キャラクターはもとより、作品そのもののトーンも決定づけた」と最大限の尊敬を示していた。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より日米同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月12日