夫婦で財産を一緒にしてしまうと離婚時に大変だと聞く。米国などでは、婚前にしっかり契約書を交わすカップルもいるというが、昨今の日本の夫婦の財産事情はどうなっているのだろうか。マイナビニュース既婚男性会員193名に、妻と家計を一緒にしているかどうかを教えてもらった。「夫婦の財布は一緒ですか?」という質問に、「はい」は49.0%、「いいえ」は51.0%と、ほぼ半数に分かれた。さらに、その理由や現状に対する不満点を聞いた。>>女性編も見る■家計は「別」派の理由・「自分で管理したいから」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「お金は共用するとお互いに甘えることになりそうで怖いから」(63歳男性/その他/その他)・「ある程度自由にお金を使いたいからですが、嫁のお金の使い方を見ていると、もう少し将来の貯蓄のことも考えてほしいと思います」(36歳男性/印刷・紙パルプ/技術職)・「搾取して愛人に貢いでいる」(45歳男性/生保・損保/専門職)■家計は「一緒」派の理由・「分ける必要性を感じない、特に不満点はない」(31歳男性/情報・IT/営業職)・「妻が専業主婦で稼ぎがないので」(30歳男性/機械・精密機器/技術職)・「お互いに知らないお金がある事は良くないと思うので」(31歳男性/金融・証券/営業職)・「自分は無計画にお金を使ってしまうので、妻に任せたい」(27歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■「一緒」派の不安とは・「小遣いが少ない」(56歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「やや妻がドンブリ勘定的な感覚が怖い」(49歳男性/建設・土木/技術職)・「妻が管理することにしたから、定期的に状況を教えてほしい」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)■最後にボヤキをどうぞ・「一緒にした方が貯金が貯まるので自分としては一緒にしたいが、妻に拒否されている……どちらかというと妻の方が浪費家である」(25歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「別にしておけば良かった……」(43歳男性/自動車関連/技術職)■総評「別」派は、「自分で管理したい」「自由にお金を使いたい」「干渉したくない」という理由が主だった。家計用の財布と個々の財布を用意し、家計用に2人でお金を入れるという方法が一般的のよう。給料をそっくり奥さんに渡しているという「一緒」派は、管理のしやすさ、などを理由に挙げていた。妻が専業主婦で稼ぎは夫の給料だけ、という家庭がやはり多いようだ。自分では管理できないので、奥さんに一任しているという男性も多数。「カミさんに任せておけば安心」なんて羨ましい回答もあった。「一緒」派の最大の不満はやはり「お小遣いが少ない」というもの。また、「貯める気がない」「ドンブリ勘定」など、奥さんの管理能力を不安視している男性もいた。全ての女性がお金の管理能力や節約意識が高いわけではなく、浪費家の専業主婦だっている。家計だけでなく、保険や年金、ローン、控除、税金などなど、お金のやりくりはとにかく難しい内容も多い。仕事で忙しいだろうが、「得意な方がやる」くらいの柔軟さが男性にも欲しい。「別」派の不満はほとんど見当たらず、お互いのプライバシーも保たれるし、ある程度自由にお金を使えるのでいい、という満足した回答が多かった。これは、同様の女性編アンケートでは「別」派の方が不満が多かったのと比べると、まったく正反対の結果となった。家計が一緒のためお小遣いが少ないとボヤく夫と、家計が別のため、給料を渡さないダンナに苛立つ妻……お金を自由に使いたい、という気持ちはどうやら男女共通らしい。(文・アリウープ 中嶋絵里)調査時期: 2012年11月22日~2012年11月28日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性193名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月10日夫婦は一緒に寝るのが常識? 最近話題になる夫婦別寝もアリ? 仕事や子育てなどライフスタイルとも大きく関係してくる夫婦の寝室の問題、マイナビニュースの既婚男性会員200名からその実態を探った。「夫婦の寝室は一緒ですか。別ですか。」という問いに、「一緒」と答えた人は70.5%、「別」と答えた人は28.0%、「その他」が1.5%だった。その理由と、現状に対する不満を、以下見ていこう。>>女性編も見る■寝室は「一緒」派の意見・「一緒のベッドで寝るのが当たり前だと思っているので」(43歳男性/電機/事務系専門職)・「夫婦円満の秘訣」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「他に部屋がないんですよ(笑)」(34歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■対して、寝室は「別」派の意見・「プライバシーは必要」(22歳男性/電機/事務系専門職)・「妻はベッド、自分は布団が好きだから」(33歳男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「私のいびきがうるさいのと、寝起きの時間がずれているため」(52歳男性/電機/技術職)・「子供の夜泣きがうるさいから別にした」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)■「別」派にはこんな寂しい理由も…・「仲が悪い」(27歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「気がついたら別になっていた」(28歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「おじさん臭いそうです」(50歳男性/その他/技術職)■「一緒」だと、ちょっとした不満も・「相手の歯軋りがたまに気になる」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「結婚した当初から特に不満はないが、寒いときは布団の取り合いになる」(44歳男性/医療・福祉/専門職)・「妻が暗くないと眠れないので、布団の中で読書をすることができない」(33歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)■総評妻と寝室が「一緒」と答えた人は、「夫婦だから当然」「別にする理由がない」というような回答がほとんどだった。中には、「寝る直前までおしゃべりできる」「仲良しだから」なんてラブラブな人もいたが、大半の男性は夫婦同室に関しては特にコレといった考えもなく、それが自然な状態だと感じているようだ。同様の女性編アンケートでは、夫婦同室という回答者から「いびきが」「物音」という不満を吐露する妻が続出だったが、男性の場合は不満もほとんど見られなかった。……幸せだ。寝室が「別」の人は、「夫の都合というよりは妻側からの要望? 」と思われるような理由が多かった。「子どもが夜泣きするから」「寝室が狭くて家族全員で眠れないから」「いびきがうるさいから」「仕事で帰りが遅いから」などなど。自らの希望で、自分1人になりたいから寝室が別という人は、ごく少数に限られていた。子どもの成長とともに違う部屋に追いやられていくお父さん……どことなく切ない。「その他」を選んだ人の回答には、「部屋がいくつもあるからその日の気分で寝室を変えている」というセレブな意見もあった。「(文・アリウープ 中嶋絵里) 調査時期: 2012年11月6日~2012年11月12日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日寝食を共にしている夫婦でも、お互い何を考えているのか分からないことは多いもの。ちょっとした言い争いやすれ違いの度に頭をよぎる「離婚」の二文字。男性にとって、妻のことを我慢できなくなるイライラのリミットはどのあたりにあるのだろうか。マイナビニュースの既婚男性会員233名に「離婚」について聞くと、「離婚したいと思ったことがない」を選んだ人は32%。残る68%にどんなときに離婚したいと思うかを尋ねた。>>女性編も見るQ.どんなときに離婚したいと思いますか?(複数回答)1位 食事を作らない 22.0%2位 自分の両親や親戚と不仲 21.3%3位 けんかが増えた 9.7%4位 働かない 7.7%5位 すぐに怒鳴る 6.7%■食事を作らない・「家庭的な部分がなくなるといやになる」(25歳男性/金融・証券/専門職)・「専業主婦なら専業主婦の仕事をしてほしい」(39歳男性/自動車関連/技術職)・「頭に来るから」(26歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)■自分の両親や親戚と不仲・「思いやりが必要」(49歳男性/機械・精密機器/技術職)・「イライラしてくる」(48歳男性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)■けんかが増えた・「我慢できないとしんどい」(51歳男性/自動車関連/事務系専門職)・「くだらないことが多い」(38歳男性/医薬品・化粧品/営業職)・「ものすごく冷たい感じが最近するから」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)■働かない・「お金が無くなるから」(45歳男性/情報・IT/技術職)・「正社員で働かずパートだけのくせに、偉そうに文句ばっかり言い、感謝の気持ちが全くない」(33歳男性/機械・精密機器/営業職)■すぐに怒鳴る・「家庭が安らげる場所に思えないから」(30歳男性/電機/技術職)・「子供によく怒っていて見ていてもうっとうしい」(37歳男性/情報・IT/販売職・サービス系)・「結婚失敗と感じる」(47歳男性/食品・飲料/営業職)■番外編: 妻へのボヤきをたっぷりどうぞ・「家事は自分と義母がやっていて、子供の世話だけすれば良い状況なのに、ちょっとした事で機嫌が悪くなり、子供に優しくできない」(32歳男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「帰ってきても味噌汁ひとつ温めてくれない」(46歳男性/医療・福祉/専門職)■総評離婚したいと思った理由の1位はなんと「食事を作らない」。5人に1人は、食事を作らない妻にカチンときていることが分かった。ただ家事をしない、というだけでなく、食事が用意されていないと、自分がないがしろにされている気にさえなるだろう。中には「料理を自分で作るなら一緒にいる意味がない」なんて回答まで。女性にしてみれば「私は飯炊き係じゃない! 」とは思うだろうが……。2位は「自分の両親や親戚と不仲」。1位とほぼ同数での2位となった。古くから絶えることがない嫁姑の確執は、やはり離婚まで考えさせてしまう大きな要因らしい。いくら好きでも、結婚は2人だけでするものではない、と実感させられる結果となった。3位は「けんかが増えた」。自由回答でも「いちいちうるさい」「面倒」「顔を見るのもイヤになる」など、かなりイライラしている様子がうかがえた。5位の「すぐに怒鳴る」と「けんかが増えた」は、同様の女性編アンケートでは上位に入っていた選択肢。男性の場合は「2人の気持ちのすれ違い」といった目に見えない状況よりも、食事や嫁姑の確執など、もっと具体的な部分で離婚を考える傾向があるようだ。やや意外だったのが、4位の「働かない」。経済的に、というよりも、これまでの回答と合わせると、「ダラダラ家にいて家事もせずグダグダ文句を言うくらいなら、外に出て気分転換でもしてこい! 」という男性の気持ちが透けて見えるよう。確かに、社会の厳しさに触れれば、会社から帰ってきたダンナさんに対しても、「お疲れ様」の一言と温かい食事のひとつでも用意する気持ちになる、かもしれない!?(文・アリウープ 中嶋絵里) 調査時期: 2012年10月3日~2012年10月9日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性233名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日総合探偵社「MR」は9日、同社所属の離婚カウンセラーを対象に、高嶋政伸の離婚裁判をテーマとしたアンケートを実施。「失敗しない離婚の方法」についての調査結果を発表した。「今回の離婚騒動をプロの目線からどう思うか」との質問では、「スピード婚/結婚への理解度が低かった結果」が30%で1位。「両者に責任、問題があった」が26%で2位、「プライドとお金など欲と執着が問題」が11%で3位だった。その他の回答内容では、「強烈な憎しみの内面が見え隠れする」「主張のためには証拠が必要。それがないためにドロドロになったのでは」「高嶋政伸さんに同情」「高嶋政伸さんの見る目がなかった」「パートナーの横暴に苦しむ一般人も多いのでは」などがあがった。「問題を長引かせない離婚解決法はあるか」との問いには、「離婚理由となる証拠を持つ」が32%で1位。以下「感情的にならず、お互いに歩み寄る」(28%)、「結婚時に書面作成し、未然に防ぐ」(24%)となった。その他の回答では、「妻の性格を考え怒らせないように導くべき」「不用意な言動が自身の首を絞めることになるので、興奮したり、相手の誘いに乗ったりしないようにする」「特に金銭的な面であれば、収支を明らかにする」「ごまかし、うそをなくす」などがあがった。「離婚成立後に起こりやすい問題と対処方法」についての問いには、「慰謝料、養育費などの未払い」が53%と半数を越えた。以下「財産分与」「ストーカーや嫌がらせ行為」が13%で並んだ。その他の回答には、「相手の所在不明」「子供との面接権」「離婚成立後の浮気発覚」などがあった。また、こういったトラブルへの対処方法については「公正証書を作成する」「専門家を介入させる」などがあがった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日離婚とお金の話は、切っても切れない関係。弁護士費用がいくらかかるのか紹介した前編に続いて、今回は、財産の清算や慰謝料、子どもがいる場合の養育費といった夫婦間のお金のやりとりについてとりあげる。「妻の浮気で離婚したい」という40歳会社員男性の相談をもとに、大久保八州彦弁護士に教えていただいた。40歳会社員男性、結婚10年目です。妻は兼業主婦の36歳会社員、子どもは5歳の女の子がいます。子どもが生まれた年に都内の新築マンションを買いました。価格は購入当時4,500万円で、頭金500万円、35年の住宅ローン(ペアローン)で購入しました。私は離婚後もこのマンションに住み続けたいと思っています。年収は私800万円、妻500万円です。貯蓄は500万程度で、結婚後にためたものです。他に私のへそくりが100万程度、妻は金額不明ですがそれなりの額があるようです。離婚したい理由は、妻の浮気です。浮気相手とのメールの記録があります。2年くらい関係があったようです。私は子どもの親権が欲しいと思っていて、妻は「離婚するなら親権は譲る」と言っています。養育費、慰謝料を妻に請求したいです。妻は離婚に反対しています。浮気の関係も現在は解消した模様です。離婚を考えるとき、一般的に考えないといけない重要なポイントは、(1)お互いが「離婚したい」と思っているか、離婚原因はあるのか、の確認、(2)今後の子育てはどうするのか、(3)財産の清算や慰謝料はどうするのか、にまとめることができます。具体的には、「夫は離婚したいが妻は離婚したくない」というケースでは、離婚原因の有無が主たる問題となります。また、子供がいれば、親権問題や養育費、面接交渉(面会交流)について考えなければなりません。夫婦で築いた共有財産があれば財産分与の問題が生じますし、離婚原因の内容によっては、慰謝料の問題も生じます。さて、ご相談のケースについて検討してみましょう。まず、相談者は離婚したいご意向のようですが、奥さんは離婚に反対しているため、離婚原因の有無を検討する必要があります。相談者の話では、奧さんが2年程度浮気をしていたようで、その証拠もあるようです。ここでいう「浮気」が性交渉、すなわち、民法上の不貞行為(民法第770条第1項第1号)であれば、離婚原因があると考えられます。浮気を解消した時期にもよりますが、「現在、浮気を解消している」ことは特に関係ありません。また、相談者は、奧さんの2年程度にわたる浮気により、離婚を決断せざるを得なくなったといえるため、奧さんに慰謝料を請求することができます。慰謝料の額は具体的な事情により異なりますが、2年程度浮気をしていたことに鑑みると、200万円程度が1つの基準になると考えられます。次に、相談者には奧さんとの間のお子さんが1人いらっしゃるので、まず、お子さんの親権の問題が生じます。この点、相談者は「親権が欲しい」、奧さんは「離婚するなら親権は譲る」というご意向のようなので、相談者がお子さんの親権者になることに問題はありません。相談者がお子さんの親権者になった場合、奧さんに対し、養育費を請求することができますが、養育費算定表を参考にすると、養育費の額は、月々3万円程度になると考えられます。また、相談者と奧さんには、結婚後に築いた財産として、500万円の預貯金や新築マンション等があるようですね。夫婦が婚姻中に形成した財産(結婚前に蓄えた預貯金や、相続や贈与によって取得した財産は除きます)は、原則として夫婦が協力して形成したものであり、財産形成に対する寄与の程度は、夫婦平等であると考えられています(いわゆる「財産分与の2分の1ルール」)。そのため、結婚後に築いたことが明確な500万円の預貯金は、250万円ずつ分配することが基本になります。さて、ご相談のケースで難しいのは、ペアローンで購入した新築マンションの処理です。さまざまな処理の方法が考えられますが、相談者は「今後もこのマンションに住み続けたい」という意向のようなので、別居するまでの負債は夫婦が平等に負担し、別居後は、相談者が負担することが、1つの合理的な解決策になります。これまで相談者のみがローンの支払いをしていたのであれば、返済した金額の半額を、奧さんに請求することも考えられます。ただし、この場合、ペアローンの名義変更や借り換え等が必要になると考えられるので、契約内容を確認し、住宅ローン会社とも交渉しながら、手続きを進めていくことになります。以上、相談者のケースについて一般論を基に考えてきましたが、その他に考慮すべき事情も多々あり、具体的な事案の内容によっては、上記以外のさまざまな解決が考えられます。離婚は、それまでの夫婦関係を清算して、今後の新しい人生のスタートする、人生のターニングポイントの1つになります。そこでは、(1)夫婦関係をすべて適切に清算し、(2)少しでも自己に有利な(不利にならない)条件で離婚をすることによって、気持ちよく、新しい人生をスタートすることが重要です。そのためにも、離婚問題が生じた場合には、弁護士による法律相談を受けてアドバイスをもらい、案件によっては弁護士に依頼することをお勧めします。イラスト: 野出木彩【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月18日離婚とお金の話は、切っても切れない関係。離婚することになって弁護士に依頼する場合、弁護士費用はいくらかかるのか。大久保八州彦弁護士に教えていただいた。週刊誌やスポーツ新聞には、「●●が離婚!?」といった記事が掲載されることが多々あります。このような離婚に関する記事を、いわば「対岸の火事」のように興味本位で読むことが多いかもしれません。でも、2005年には、テレビ朝日系列のドラマ「熟年離婚」が高視聴率を獲得して流行語にもなったほか、内閣府の世論調査(平成21年10月調査)によると、「結婚しても相手に満足できないときは離婚すればよい」と考えている人が50.1%もいます。実際に、近年は、1年間の離婚件数が20万件を超えています。統計上、昔に比べると、「離婚」に対する世間のイメージは変わりつつあり、特に、大都市部で生活する若い世代は、「離婚」に寛容になってきている傾向がうかがえます。私の所属する法律事務所オーセンスにも、「突然、妻から『離婚してほしい』と言われた」といった相談が数多く寄せられています。今現在は円満な夫婦生活を送っている方も、いつ何時、「離婚してほしい」と言われるか、わからないご時世です。そこで、現在離婚を検討中の方だけでなく、それ以外の方も、「実際、自分が離婚することになったら、どの程度お金がかかるか」、考えてみましょう。日本の法律上、離婚の方法として、協議離婚、調停離婚、審判離婚、裁判離婚がありますが、いずれの手続きも、離婚当事者間で行うことが可能です。ただ、離婚をめぐる法律関係は、一見簡単なようにみえて、実は複雑なことが多々あります。そのため、弁護士に依頼して手続きを進めることが適切な事案も、相当数あります。弁護士に離婚案件を依頼する場合、着手金や成功報酬金といった弁護士費用が発生することになります。(旧)日本弁護士連合会報酬基準(平成16年4月1日に廃止)では、着手金及び報酬金を、離婚調停または離婚交渉については「それぞれ20万円から50万円の範囲内の額」、離婚訴訟については「それぞれ30万円から60万円の範囲内の額」とし、「財産分与、慰謝料など財産給付を伴うときは、別途着手金及び報酬金を請求することができる」とされていました。現在でも、(旧)日本弁護士連合会報酬基準に準拠して着手金及び報酬金の額を定めている法律事務所が多いと思いますが、法律事務所ごとにさまざまな報酬体系を設けているため、弁護士に依頼する際は、着手金及び報酬金の額や算出方法を十分に確認することが重要です。なお、当事務所では、着手金を、(1)離婚交渉は20万円(税別。以下同じ)、(2)離婚調停は40万円、(3)離婚訴訟は60万円とし、報酬金を、40万円+得られた経済的利益(婚姻費用(直近2年分)、財産分与、慰謝料及び養育費(直近2年分))の10%としています(法律事務所オーセンスホームページをご覧ください)。そのほか、離婚調停を申し立てるための収入印紙代1,200円や郵便切手代800円程度が必要になるなど、弁護士費用以外の各種実費を負担することになります。多くの法律事務所は、弁護士費用をホームページに掲載していますし、離婚に関する法律相談も実施しています。一度、法律事務所のホームページをのぞいてみてください。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日リクルートが運営するブライダル総研は20日、「夫婦関係調査2012」の結果を発表した。調査は2月16日~2月21日、全国の20代から60代の既婚者2,000人を対象に実施された。20代から60代の既婚者に「結婚式は”新郎新婦のため”にするもの」と思っているかを聞いてみたところ、41.5%が「そう思う」と回答。年代別では、20代~40代では38%程度にも関わらず、50代では40.5%、60代では53.3%が「そう思う」と答えており、50代以上で「結婚式は”新郎新婦のため”にするものだ」と思っている人が多いことがわかった。さらに男女別で見てみると、50代では男性が38.0%に対して女性は43.0%、60代では男性が50.0%に対して女性は56.5%と、特に女性で「そう思う」人が多いことがわかる。一方で、「結婚式は新郎新婦の”親のため”にするもの」と思っているかを聞いてみたところ、29.5%が「そう思う」と回答。年代別に見てみると、若い世代ほど「そう思う」人が多く、20代では41.8%で、60代の15.0%とおよそ27ptの差がある。男女別では、男性より女性のほうが「そう思う」人が多く、20代の女性では約半数の49.5%が「結婚式は新郎新婦の”親のため”にするものだ」と思っていることがわかった。結婚式は、親世代は「新郎新婦のために」、新郎新婦世代は「親のために」という意識のもと行われているようだ。同社では、結婚式は親と子の関係においても、相思相愛のイベントと言えると分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日リクルートが運営するブライダル総研は20日、「夫婦関係調査2012」の結果を発表した。調査は2月16日~2月21日、全国の20代から60代の既婚者2,000人を対象に実施された。20代から60代の既婚者に「結婚式は"新郎新婦のため"にするもの」と思っているかを聞いてみたところ、41.5%が「そう思う」と回答。年代別では、20代~40代では38%程度にも関わらず、50代では40.5%、60代では53.3%が「そう思う」と答えており、50代以上で「結婚式は"新郎新婦のため"にするものだ」と思っている人が多いことがわかった。さらに男女別で見てみると、50代では男性が38.0%に対して女性は43.0%、60代では男性が50.0%に対して女性は56.5%と、特に女性で「そう思う」人が多いことがわかる。一方で、「結婚式は新郎新婦の"親のため"にするもの」と思っているかを聞いてみたところ、29.5%が「そう思う」と回答。年代別に見てみると、若い世代ほど「そう思う」人が多く、20代では41.8%で、60代の15.0%とおよそ27ptの差がある。男女別では、男性より女性のほうが「そう思う」人が多く、20代の女性では約半数の49.5%が「結婚式は新郎新婦の"親のため"にするものだ」と思っていることがわかった。結婚式は、親世代は「新郎新婦のために」、新郎新婦世代は「親のために」という意識のもと行われているようだ。同社では、結婚式は親と子の関係においても、相思相愛のイベントと言えると分析している。家族のためのウェディング
2012年06月22日リクルートが運営するブライダル総研はこのほど、「夫婦関係に満足しているか」などを聞いた「夫婦関係調査2012」の結果を発表した。調査は全国20~60代の既婚者2,000人を対象に、インターネットアンケートによって実施された。「夫婦関係に満足しているか」という質問事項に対し、既婚者全体の73.1%が満足と回答。男女別では男性76.8%、女性69.4%と、昨年調査に引き続き、妻よりも夫のほうが満足している割合が高い。性・年代別では、最も満足している割合が高いのは男女とも「20代(男性85.5%、女性79.0%)」であり、反対に最も低いのは男女とも「40代(男性71.0%、女性62.0%)」だった。昨年の結果と比べると、男性は「夫婦関係に満足している(+4.4pt)」、「大切な、かけがえのない絆がある(+3.8pt)」、「自分を犠牲にしてでも配偶者を幸せにしたい(+3.8pt)」など、多くの項目で「そう思う」と回答している。一方、女性は「自分を犠牲にしてでも配偶者を幸せにしたい(+2.0pt)」、「夫婦関係に満足している(+1.6pt)」、「配偶者のことを信頼している(+1.6pt)」は増加したものの、「この先離婚することはない(-1.8pt)」、「配偶者のことを愛している(-1.6pt)」は減少。全体として、夫と妻の気持ちの動きに違いが見られる結果になったという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日恋のから騒ぎ卒業生の内藤里奈の毒舌コラム。誰にでも物怖じしない思考と、語彙力のなさから生まれた毒舌とも言えるストレートな発言で恋のから騒ぎMVPを受賞している彼女。現在は、グラビア・モデルを中心に活動している。面白い着眼点がユーザーからの指示も厚い。同年代の女性達の心をつかむ記事をピックアップした。【内藤里奈の毒舌コラム シングル編】 ■彼を夢中にさせるための時間差トリックとは?! 「好きな人に振り向いてほしい!」「好きな人に少しでも近づきたい!」そんなあなた。焦りは禁物。すぐに誘いにのっていませんか?すぐにメールを返す、すぐに電話に出る。もし相手に少しでも気にしてほしいならそれは絶対に禁物! ■男が引く何気ない一言 私たちが普段何気なく会話で口にしている一言。しかし私たちにとってはごく普通の会話でも男性にとってはビックリ、一瞬で冷める一言が。ランキングにしてみたら以下の通り。 ■男がドキッとする、ステキな褒め方とは? なさんは自分の気になる異性を知りあった時、どのようにしてアプローチしますか?「メールでお食事に誘う」、「遊びに誘う」、「趣味や特技の話を聞く」、「世間話をして相手を知る」といろいろ方法があると思います。 ■定期接触は相手の関心を引く とある友人と男の定期接触について話していた。その友人と男友達の関係。とても共感した。先日、久しぶりに男友達から電話がかかってきた。もう4年くらいの付き合いになる彼。「元気?」となんてことない話題だった。【内藤里奈の毒舌コラム 彼がいる編】 ■20代半ばの微妙な結婚観の違い 25歳にもなると周囲でも結婚する人、子供を産む人が少しずつ現れ人生の分かれ道に差し掛かります。仕事も慣れ、遊びもどんどんと楽しくなります。 ■彼との音信不通を嘆くなら、自分も愛情を半分にすればいい 先日友達(A子)から相談を受けた。『彼氏からの連絡がいきなり切れる』という。そこで音信不通ならともかく、しばらくすると何もなかったかのように連絡が来て、会うそうだ。お互い冷めたわけでもなく、ラブラブだった。しかしA子はこう言う。 ■彼氏がいてもいなくても「いない。」と答える人の心理 「ねぇねえ。」「何?」「彼氏いる?」「彼女いる?」こんな会話、男女構わず初めて会った人同士の間でよく繰り広げられますよね。でも実際、返答は人それぞれ。 ■男の「将来脈なし」は「親に会わない」 学生時代の恋愛を思い出し、現在と重ねる時代はもう終わり。これからの恋愛、20代中盤ともなれば「将来ずっと一緒にいられるかどうか」に観点が定まってきます。ずっと同じ付き合いをしていくわけにはいきません。 ■「バツイチ」、「子持ち」との付き合い、将来はアリ? みなさんは過去に「バツイチ」、「子持ち」といわれる、離婚暦のある男性とお付き合いをしたことがありますか?恋愛トークのスペシャリストのコラムは毒舌だが、どこか親近感がある。あなたが「なるほど」となった記事はあっただろうか。
2012年05月06日元恋のから騒ぎMVPや卒業生が語る、恋愛コラムをゴールデンウィーク用にピックアップ。男性をいろいろな視点から見たモデル女子たちの毒舌コメントが今だに人気なのは、一般女子たちにも共感ができるから。【男を落とすテクニック満載?! 福山エリナの恋愛コラム】 ■『男は胃袋でつかめ!』は本当? 『男は胃袋でつかめ!』はよく言われること。けれどそれって本当?と思う方も多いのでは?私の周囲を見てみると、結論は「本当」なのです。 ■敬語ときどきタメ口で距離をグッと縮める魔法 自分を相手に印象付ける方法で、見た目のインパクトで勝負! とできればいいですが、見た目で勝負するというのは相手の好みやもともとの素質もあるので難しいですよね。 ■異性を惹き付けるための簡単な方法 異性を惹き付けるための簡単な方法は何だと思いますか?人は初対面の場合どうしても見た目で判断してしまうものです。 ■彼氏・彼女ができないと嘆く人へ 「彼氏(彼女)ができない」そういうことを言っている人がいたらこう言ってあげましょう。「その前に自分を磨いてみたら?」 【男性をいろいろな視点で観察! 東條恭子の恋愛コラム】 ■モデルが語る、完璧すぎて、結婚相手がいない40代男性の話 女性からしたら、これぞまさに“白馬に乗った王子様”とでも言いましょうか。本当に文句の付けどころがない彼。彼に初めて会った時、「奥さんはさぞかし内外共に美しい方なんだろうなぁ…」と思い…。 ■浮気をされた女性が言いがちな言葉 “まさか彼に限って…”“彼は良い人だから、よっぽど悪い女にひっかかったに決まっているよ!”“そんなことする人じゃない!” ■友達以上恋人未満の、グレーな関係のメリットデメリット この夏、某大物女優が長年事実婚していた相手を亡くされてその関係性が話題となりました。また、某歌手がヒット曲の中で“灰色の夜空”“曖昧な関係でもいい”と歌ったことも記憶に新しいものです。恋は奥が深い。モデルが見る視点は一般女子とかけ離れている?かと思いきや、意外とみんな同じような悩みを持ち、同じような恋愛をしているのだ。面白い視点が多い、モデルの恋愛コラムを要チェックして。
2012年05月05日共同通信社は28日より、人気コラム「汐留鉄道倶楽部」の選りすぐりの写真とコラムを展示した「汐留鉄道倶楽部コラム展」を、汐留メディアタワーにて開催する。「汐留鉄道倶楽部」は、同社が運営する携帯電話向けニュースサービス「NEWSmart共同通信」に週刊で掲載中のコラム。執筆陣は「いずれも自他ともに認める鉄道愛好家」(同社)で、記事にも撮り鉄、乗り鉄、音鉄、文学鉄など記者各自の嗜好が存分に反映されているという。今回の「汐留鉄道倶楽部コラム展」では、報道カメラマン秘蔵の鉄道写真を大公開。また、東日本大震災で落ち込んだ東北方面の旅行需要の活性化と、ローカル鉄道の観光客獲得を願い、記者自らが踏破した経験をもとに、東北地方のローカル鉄道を巡る旅行プランの提案を行う。入場は無料で、6月下旬まで開催される予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月10日日本記念日協会は、2月29日を「2人に、福(29)あれ」の語呂合わせから「円満離婚の日」として認定した。制定者は「離婚式」プランナーである寺井広樹氏。これを受け、NTTレゾナント株式会社が運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」は、夫婦のインターネットを介したコミュニケーションや「離婚式」の認知度について、20代~40代の既婚者1,091名を対象とした調査を実施した。夫婦間でのメール頻度は1日1~4回までが全体の約半分を占める。内訳は、1日1回程度(26.7%)が最も高く、次いで1日2~4回程度(25.4%)。若い層程メール頻度は高く、1日2回以上メールのやりとりをする夫婦は20代では44.4%と半数近いのに対し、40代では19.4%しかない。また、配偶者がSNSを使い始めても「つながりたくない派」が多数であることもわかった。今現在夫婦のいずれもコミュニティサイトを使用している場合、夫婦間でつながりがあると答えたのは約7割だったが、片方がまだサービスを利用していない場合につながりたいかを尋ねると、約8割が「つながりたくない」と回答した(ミニブログ/チャットでは7割が「つながりたくない」と回答)。理由としては「プライバシーの尊重のため」「サービスを利用しなくてもコミュニケーションがとれているため必要がない」などが挙げられた。なお、離婚を考えたことが「あるが、相手に伝えたことはない」夫婦は19.1%で、「あり、話し合ったことがある」は18.5%。「あるが、相手に伝えたことはない」と回答した人は男性(16.8%)よりも女性(21.3%)に多くみられた。親族や友人を招いて行う「離婚式」の認知度は、なんとなく聞いたことがある程度の人を含めると7割近くにのぼった。中でも20代女性は4割以上が離婚式の内容等についても詳しく記事等で読んだことがあると回答している。離婚式に流したい曲1位は年代を問わず「さよなら/オフコース(小田和正)」がダントツだった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月02日結婚、出産、子育て、就学、離婚…、ライフイベントごとに必要になるのがお金。今回は、人生の船出である「結婚」、そして、残念にもその関係が破たんした「離婚」時にかかるお金について考えてみました。■未婚率は増加傾向に。一方、結婚にかけるお金は上昇基調平成22年版厚生労働白書によると、「生涯未婚率」(50歳時点で1度も結婚したことのない人の割合)は男性19.1%、女性10.0%と公表されています。男性5.9%、女性4.3%だった1990年と比べると、20年で倍以上の増加。この数字だけをみると、結婚に対する関心がかなり薄れていると感じますが、結婚に費やすお金は年々上昇しているようです。それを裏付けるのが、「結婚トレンド調査2011」(ゼクシィ)の調査。これによると、首都圏における「結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用」の平均額は以下の通り。婚約指輪36万円結婚指輪(2人分)22万5千円挙式、披露宴・披露パーティ総額356万7千円新婦の衣裳41万4千円新郎の衣裳14万円新婚旅行55万6千円。※出典:「結婚トレンド調査2011」『ゼクシィ』(リクルート発行)調べより1部抜粋中でも、「挙式、披露宴・披露パーティ」に関しては、前年度の調査より20万2千円も増加しています。さらに、5年前と比較すると約45万円も高くなっており、晩婚化傾向とともにお金へのゆとりが生まれ、結婚費用が高くなっているのかもしれません。現在、結婚平均年齢は、夫32.4歳、妻30.1歳(平成21年厚生労働省データ)。今後も晩婚化傾向は続くと予想されています。それに伴い、結婚式にかける費用はさらに高くなると考えられます。それを考慮に入れると、「平均的な結婚でいい」と言っても、婚約から結婚まで600万円近くの準備金を二人で用意する必要がありそうです。■離婚に必要なお金は300万円!?結婚にこれだけの費用がかかるのであれば、これを無駄にしないためにも永遠に添い遂げたいものです。しかし残念ながら夫婦関係が破たんし離婚という道を選んだ場合、再びお金がかかわってきます。離婚に際して発生するお金は、大きく分けて3つ。「慰謝料」、「財産分与」、「養育費」です。「慰謝料」は離婚原因を作った当事者が、精神的苦痛を受けた相手に対して支払うお金。「財産分与」は婚姻期間中に築いた財産の精算。離婚で経済的に不安定になる側を扶養する目的も含んでいます。年収や財産によって金額は大きく異なりますが、一般サラリーマンの場合、慰謝料と財産分与をあわせて200万円ぐらいのお金が動くと言われています。これらに加え、二人の間に子どもがいる場合は「養育費」が加算されます。養育費は子どもを引き取った側(親権者)に渡すお金です。お互いの経済状況によっても異なりますが、子ども1人につき月額5万円が相場と言われています。このほか、自分たちで解決できない問題を弁護士に依頼した場合、調停・交渉については20万円~50万円、訴訟については30万円~60万円の着手金が必要となります。その後、離婚が合意成立した場合には、さらに報奨金という名目で、着手金と同じぐらいの金額を支払うことになります。これ以外にも経済的利益に対しての報酬や、実費等が弁護士費用に加算されます。※報酬規定に関しては個々の弁護士によって異なります離婚時に支払う側の立場にあるものは、最低でも約300万円のお金が必要となるでしょう。■結婚したら万が一に備えて、相手の財産状況を把握したい婚姻期間中に、離婚のことなど想像できないかもしれません。しかし、年間70万組が結婚し、25万組が離婚していると言われる今、離婚シーンを想定するのは、リスク管理の1つと言えます。離婚を想定してではないですが、もめ事を避けるためにも、できればしておきたいのが、婚姻期間中に意識したい二人の財産の"みえる化"。すなわち、お互いの財産状況を知ることです。結婚してから築いた財産は"名義にかかわらず"財産分与の対象となります。離婚時に受け取れるべきお金がきちんと手元に入るよう、特に男性より平均年収が低いとされる女性は結婚と同時に意識することは重要でしょう。初めにも述べましたが、ライフイベントにはつくづくお金がいるもの。結婚のように自ら計画できるイベント以外にも、不測の事態への対応も日ごろから考えておきましょう。そういう意味でも、少なくとも年1度は、預貯金、不動産、有価証券など、自分たちの財産を"棚卸し"して、どれぐらいの支払い能力があるのか考える機会を設けてみてはいかがでしょうか。(文/森眞奈美)■著書プロフィール森眞奈美(もりまなみ)サンダーバード国際経営大学院にて国際経営学修士号取得後、米国系再保険会社に入社。退社後ライター業をしながら、AFPを取得。現在は「保険」「クレジットカード・電子マネー」「ライフプランニング」などマネーに関するコラムを雑誌やWebで執筆中。【関連リンク】【コラム】世の中のデキレースがおもしろいほどよく分かる本【コラム】みんなにアピールしたい。わが社のオモシロ制度【コラム】「あっ!財布がない!」そんなときにはどうすればいい?
2011年12月28日生真面目なサラリーマンの夫が、ある日突然うつ病に…。『ツレがうつになりまして。』はシリアスな題材を扱いながらも、ほんわかと温かみのある感触が心地良い夫婦の物語だ。しかも、主人公夫婦を演じるのが大河ドラマ「篤姫」でも夫婦を演じた宮崎あおい&堺雅人だというのだから、もはや感動は保証済み!?そんな“安心感”を抱いたのは、観客となる私たちだけではないようだ…。互いに感じた安心感「一緒にいることが当たり前だった」(宮崎さん)「妻役があおいちゃんと聞いたときから安心感を感じましたね。病気の役を演じる場合、どうしても不安定になってしまいがちなものなんですが、安心感のある相手だとより不安定になれる。おかしな言い方ですけどね(笑)」と先に口を開いたのは堺さん。「あおいちゃんが相手で本当によかったです」と微笑みながら放った一言に、宮崎さんが続く。「『篤姫』のときの私は堺さんが家定でいてくれたから、篤姫として徳川を守ることができた。あのときの経験は本当に幸せなものだったんです。なので、今回もまた夫婦になれる嬉しさを感じましたし、何の不安もなく現場に入ることができましたね。すごく心強かったです」。目の前にきちんと並んで座り、インタビューに応じるさまは長年連れ添ったおしどり夫婦さながらで何だか微笑ましいが、撮影中も同種の光景が見られたよう。堺さんがこんな秘話を明かしてくれた。「僕は撮影の合間に本を読むことが多いんですが、『篤姫』のときはなぜか読んでいなかったんです。今回は逆にずっと読んでいたんですが、あおいちゃんも僕の隣にちょこんと座って一緒に本を読んでいたんですよね。僕はノンフィクションが好きで、あおいちゃんは現代小説が好き。好みは全然違うんですけど、特に会話もなく、一緒に読んでいる光景はちょっと面白いものだったと思いますよ」。補足するように、言葉を継ぐ宮崎さん。「『篤姫』のときの私は絵を描いていたんです。缶に入ったペンとノートを持って、真っ暗なスタジオの中でずっと絵を描いていました。現場によって本を読んだりもするんですけど、全然ページが進まない現場もあれば、今回みたいにスラスラ読める現場もあるんです。それだけ穏やかな現場だったということかもしれないですね。私の場合、夫婦を演じるときはなるべく相手の役者さんのそばにいたいなと思うんですけど、今回はそれを思うまでもなく自然に堺さんと一緒にいられました。一緒にいることが当たり前だったし、会話がなくても気を遣わない。私たち、相性がいいですよね?(笑)」。役者としての成熟、モットーは「自分に甘く」(堺さん)宮崎さんからの可愛らしい問いかけに「うん。そうだと思いますよ」と答える堺さんにはこんなプランも。「“夫婦といえば堺と宮崎!”という感じで、夫婦役の日本記録を目指すのもいいんじゃないかなって。いろんな夫婦の形があるわけですから、その中でただただ夫婦を演じ続けるという不毛な挑戦をしてみたいかも(笑)。近所のご夫婦みたいなチョイ役とか、台詞がない通行人とか…。“堺と宮崎が演じているのだから、あの通行人はきっと夫婦だろう”なんて思ってもらえたりしてね」。映画の中の2人は互いを「ハルさん」「ツレ」と呼び合い、夫の大ピンチにもめげず、夫婦の絆を強めていく。そこにあるのは理想にすら思える素敵な夫婦の形だ。「すごく素敵な夫婦ですよね。この夫婦はうつ病という壁にぶつかりますけど、2人で向き合って乗り越えていく。その姿はとても尊敬できるものですし、いろんな夫婦の形があるけれど、私は良い夫婦の形だなと思っています」と宮崎さん。堺さんも同意して言う。「自分たちの手持ちの材料を全部捨てて夫婦の完璧な理想像に近づくのではなく、いまある材料を何とか上手く使いこなしながら、騙し騙しでもたった一歩でもいいから良い方向に行きたいと努力する姿に成熟した大人の関係を感じました。答えを違うところに求めず、あくまでも自分たちの関係性の中に見出そうとするのって素敵なことだなと思いますね」。劇中には夫婦の仲睦まじさを象徴するように、うつ伏せ状態の夫の上に妻が体を重ねる亀の親子(?)的な名シーンも。「いいですよね〜。あれはとても素敵なシーンでした」と堺さん。隣で微笑む宮崎さんも満足そうだ。「いままでは自分と反対側にあるものだと思っていたんですけど、実は地続きにあるものなんだと感じましたね。歯車が狂うと、容易に到達することもある。決して他人事ではないなと思いました」と、夫を悩ませたうつ病について語る堺さん。映画の中では、どんなに辛く、心が壊れそうになっても「割れないでいることが大事」だというシンプルな答えが導き出される。では、宮崎さんと堺さんが割れないでいるためにしていることは?「自分に甘く、ですかね。この仕事をやってきて徐々にそう思えるようになったんですけど、状況によっては満点を下げることも大事なんです。例えば、晴れのシーンを撮るときに雨が降ってきたら、もう満点じゃない。でも、“雨が降っている中でどうできるかを考えようよ”と方向転換することに恥ずかしさを感じなくなってきたし、そういった臨機応変さは年の功なのかなあ…(笑)。でも、そうすることでだんだん楽になってきているし、この仕事自体をもっと好きになってきている気がします」(堺さん)。「私は“どう割れないでいられるか”を最近考えるようになりました。今まではなるようになると思って生きてきたんですけど、そうじゃなく、いろいろ考えて自分の進む道を考えていかなきゃいけないんだなっていうのをだんだん思うようになってきましたね。きっと誰しも簡単に割れてしまうから、そんな中、甘えられる場所を作ることが大事なのかなと思います。家族だったり、友達だったり、弱音を何でも吐ける場所があれば、頑張れる気がしますね」(宮崎さん)。(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ツレがうつになりまして。 2011年10月8日より公開© 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会■関連記事:『ツレうつ』原作・細川貂々が明かす、宮崎あおい&堺雅人への特別な思いとは?宮崎あおい、堺雅人と「とことん夫婦役を演じ続けるのも面白そう」堺雅人、17歳の設定は「ハードル高かった」あなたならどうする?『ツレがうつになりまして。』プレス&ポスターを5名様プレゼントあなたなら、どうする?『ツレがうつになりまして。』独占試写会に20組40名様ご招待
2011年10月05日旦那さんや奥さんに愛情表現していますか?冷めた関係の夫婦では「愛しているよ」なんて言えない。だから言った人はそれだけで勇者!但し問題は、あなたが「愛している」って言いたいかどうか……瀬尾 真一郎 カウンセラー嫁さんに「愛しているよ」って言ったのは何年ぶりでしょうか。それくらい、真剣に嫁さんと向き合うの久しぶりでした。みなさんは、旦那さんや奥さんに愛情表現していますか。「今更、愛しているって言うなんて恥ずかしい」とか、「裏切られたあの人に愛しているなんてとても言う気がしない」とか「言わなくても態度で分かるもんだ」とか「いつも嫌味を言われるのに、そんな気になれない」とか思っているとそんな事、言う気にもならないですよね。きっかけは先輩カウンセラーから聞いた“奥さんに「愛している」と言って勇者になる”という話でした。若いカップルやラブラブの関係でいるときは問題ないでしょう。でも、結婚して何年も経って、普段話すこともなく、冷めた関係の夫婦では「愛しているよ」なんて言えるはずないかもしれません。だから言った人は、それだけで勇者という事なんです。ある意味とても勇気がいります。そして重要な前提は、あなたが「愛している」って言いたいかどうかです。冷めた夫婦関係をなんとかしたいと思うならまずは自分から勇者になってみるという気持ちで表現してみてはいかがでしょうか。人間は実に多様で、複雑な感情をもっています。さまざまな感情をもってよいし、それらを表現してもよく表現してはならない感情はありません。でも普段私たちはそのように考えて生活していないようです。どこかで表現してもよい感情としてはならない感情を区別し、さらに表現してもよい人としてはいけない人がいるようです。あの人には素直になれるのに、こいつには素直になれないという認識があるなら、その原因はなんでしょう。例えば、言わなくても分かっているはずだという誤解とか妻なんだから、夫なんだから、分かってくれて当たり前という甘えだったりするのかもしれません。甘えや誤解のために、率直な気持ちが伝わらずお互いにいやな思いをするならば、いっそ勇者になってぶつかってみるのもひとつの方法です。案外、相手はあなたのそんな優しい言葉を待っているかもしれませんよ。感情は誰にでもあるもので、それを表現してはならないということはありません。誰でもどの感情でも表現してよいのです。さて、前置きはこれくらいにして我が家の場合。うちの嫁さんは、子どもが大きくなると「話すことが無くなるよね」とか「2人だけになると、どうなるか想像もできんわ~」とか熟年離婚とも取れるジャブを繰り出されていた今日この頃。私も勇者になるべく言ってみました。「いつもありがとう、○○のこと(嫁さんの名前)愛しているからね」嫁さんが洗濯物をたたんでいる時に、一緒にたたみながら勇気フルパワーで言いました。すると嫁さんは「愛してないし・・」「何を言っとるん」瞬殺でした。。。真っ向から否定されると、かなりくじけます。それでも何のために言ったのかということを考えてみるとまずは相手を尊重して「愛しているよ」ということを伝えるためです。「愛しているよ」は「愛を持って接しているよ」とか「愛を持って話しているよ」とかに心の中で言い換えてもいいかもしれません。その気持ちがあればきっと相手に届くと思います。ちなみに私の場合、1回では伝わらず2回目は食卓で子ども達のいる時に言ってみました嫁さんの答えは「あんな事言ってるけど、どう思う」と子どもに振られてしまい、3回目でようやく「一緒に生きていこうかな」という答えでした。ずっと一緒に生きていこうと思い込んでいたのは私だけだったようです。ふぅ~。危なかった。でも、これからもたくさんの困難にぶつかって行くのですからこれくらい何でもないのかもしれません。愛とはお互いの成長と幸せを願う意思なのだと思います。そして「愛しているよ」とか「愛しているから」と言って相手を甘やかすのではなく、相手と自分のことを思って時には厳しいことも言うことも愛です。相手も自分も「愛している」と言えることはとっても幸せなことなのだと思います。あなたも「勇者プロジェクト」をやってみてはいかがですか。このカウンセラーにお悩みを相談する⇒ 瀬尾 真一郎 カウンセラー
2011年07月28日「私は今現在、再婚していますが、去年まではシングルマザーでした。子どもが1歳になる前に離婚しこれからどう生きていくか?!……」佐藤 文 カウンセラー私は今現在再婚していますが、去年まではシングルマザーでした。子どもが1歳になる前に離婚し「これからどう生きていくか?!」「確実に就職できる資格をとらなくちゃ!!」と思い、とにかく勉強して資格を取得をしました。介護ヘルパー2級、医療事務、介護事務、簿記の勉強・・・ それらは「就職するため」の資格で、自分から「やりたい」と思ったことのない職業でした。生きるのに必死で「夢」とか「希望」とか「自分らしさ」とか、そんなものとはかけ離れていました。確かに、子どもを抱えるシングルマザー、「あの仕事はいや、こんな仕事もいや!」なんてわがままは言っていられません。ですが、自分のやりたいことを犠牲にして頑張るのが「子どものため!」と思い込み、カウンセラープロフィールにある「ありのままに」なんて言葉も、以前の私には全く当てはまりませんでした。以前の私の中には「何かをやりたければ、何かを犠牲にしなければならない」という鉄則があり、それが「子どもを育てるためには、自分の好きなこと、やりたいことは全て犠牲にしなければならない」と無意識の方程式ができあがっていました。もしかしたら、私と同じように思っている方も多いのではないでしょうか?小さな子どもを『預けること』=『悪いこと』と・・・。小さな子どもを置いて『自分の好きなことをする』=『いけないこと』。周りの目(世間体)を気にしすぎて、思うように動けない…。友達にも「子どものために、自分のことを諦めてるように見える」と言われたこともあります。あのときは意識していなかったので、グサっときたのを覚えています。でも、それは本当に本当に『子どものため』なのでしょうか??もしも、自分の親に「あんたのために、私は好きなことをずっと我慢してきたんだ!」って言われたらどんな気持ちでしょう?なんだか、いや~な気持ちになりますよね。恩着せがましいというか…「子どものため」と見せかけて、本当は…「私は悪いお母さんじゃない!」「私はこんなに頑張っているから、いいお母さんなんだ!」って・・・、実はびっくり、「私のため」なんです。確かに子どもが小さいときには、シングルマザーでなくても働くお母さんでも、専業主婦のお母さんでも「自分の趣味や好きなことに時間をとる」ということは難しいです。でも「子どもが幼稚園に入ったら、趣味を再開しよう♪」とか、小学校に入ってお留守番ができるようになれば「好きな仕事をしよう」とか、そういうふうに考えるだけでもいいと思います。ちょっとずつインターネットや本などで情報収集して準備しておけば、ばっちり☆他にも、月に一回だけは、旦那さんや親に子どもを預けて、リフレッシュする日と決めて、周りの大人と相談してみるのもいいです。喫茶店で一人の時間を満喫したり、ウインドウショッピングも私は好きです。公共施設で託児つきの教室などもありますね。ヨガやスポーツなどの身体を動かしてリフレッシュする方法もあれば、何かを作ることがストレス解消になったりもしますよね。これらは、全然悪いことじゃないし、むしろ家でずっと子どもと二人きりでイライラしいているお母さんよりよっぽどいいですよ!以前働いていた子育て支援施設(まだ幼稚園や保育園に行っていない子どもと親が来る場所)で実際に見たことですが、お母さんがスタッフに子育ての悩みを相談したり、託児つきの講座に参加して、ほんの少しでもイライラから開放され、リラックスすると、自然と子どもに優しくなります。そして、そのお母さんの優しい対応や声かけで、子どもの反応も全く違ってきます。それが続いていくと、お母さんも変わってきますが、子どもの表情も劇的に変わります。お母さんがずっとイライラして、なんだかいつもそわそわしていた子どもが、お母さんがリラックスすることで、目が輝き、笑顔が多くなり、意欲的になるんです。子どもはお母さんの気持ちを敏感に察知しているんですね。そんな親子を今まで何組も見てきました。本当の意味での『子どものため』に、自分自身も大切にしましょう!好きなこと、やりたいことをやって生き生きしているお母さん、笑顔のお母さんは、子どもの太陽です♪このカウンセラーにお悩みを相談する⇒ 佐藤 文 カウンセラー
2011年07月27日今回のコラムは「家族」をテーマに書きます。第一弾は、子どもとの関わりについて体験したこと、またそれが自分にとってどんな意味があるのか。私の率直な気持ちをお伝えしたいと思っています。長谷川 さとみ カウンセラー私には、二人の娘がいます。年は二つしか違いませんが、性格はほぼ正反対です。・長女は明るく活発、自由で大らかです。赤ちゃんのときから誰にでもニコニコ笑顔を向けていました。そのため、誰からも可愛がられ学校では先生からも気に入られたりクラスでもにぎやかな中心にいるような子です。周りと競い合い努力して得ることも自然と学んだように感じます。親を困らせるようなことはあまりなく、育ち方もいわゆる標準で中学生まではこれと言った反抗期もなく、育てやすい子どもでした。・二女は大人しく恥ずかしがり屋、やさしくて真面目です。小さいときは天真爛漫といった感じでしたが大人しく内向的なので、あまり気にとめてもらえないこともあったと思います。学校でも人と競い合うことは苦手で、努力がすぐには実らず自信を持てないようでした。自己表現をしないので、我が子の気持ちを理解できぬまま親も大いに悩んだのです。ざっくり言うとこんな感じで、私は親として長年にわたり「長女は分かりやすく、二女は難しい」こんな風に感じていたように思います。ですが、最近は子どもたちも成長し思春期に入った頃からそれぞれの個性、持ち味が表面化してきたことで私の見方が変わってきました。・長女は自由で大らかであるため、時に自由奔放、マイペース。他人には気を遣うが、家族には甘えてやりたい放題が目につくようになってきた。遅ればせの反抗期がやってきて戸惑うばかりの私はイライラ。けれど上昇志向や自立心はあるようで、私自身が葛藤している真っ最中です。・二女はまだ、本音とたてまえの区別がないので不器用であるが粘り強いことでゆっくりでも結果がついてきている。真面目であることが信頼に繋がっているが自分に厳しくなるためなかなか自分を認められない。けれど、自分よりも弱い立場のものに対するやさしさがにじみ出ている。私は親でありながら、自分にとって都合の良いことはマルでも都合の悪いことはバツ、と自分が基準で我が子の評価をしていたのかもしれません。なんて情けない母親なんだろう…「はぁー…」自ら自分をダメだしするとかなりしんどくて前に進めなくなります…ですが今の私は、心理学やカウンセリングを学んだことによってこのまま立ち止まるのか、進んでいくのかを選択するのは自分であると分かったので、進むことを選びました。自分の至らなさをバネにしてジャンプすると決めたのです。【過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えていける】のです。そして、子どもたちの内面をじっくりと意識しながら見つめることが出来るようになってきたからこそ、今までとは違った角度から我が子を客観的に捉え今まで見てこなかった部分を認めることができるように努力しているのです。が、これまたしんどいのです…<反抗期の娘に対して>「分かっているよ」「信じているよ」との気持ちを持って接していながらも、自立しようとする娘の姿に対し自分から離れてしまうのではないか…親の知らないところへ行ってしまうのではないか…自分の手をもぎ取られるような恐怖感、喪失感、悲しみ、怒りに襲われ胸をかきむしられる様な苦しさを覚えました。夫の仏前にしゃがみこんで、「しんどいよ…」と泣きじゃくりました。ひとしきり泣いた後わかったのです、子どもは自分の体の一部だと。そして学んだことを思い出し、まずは親の気持ちの部分をストレートに伝えました。「心配やねん」「大事に思ってるよ」「安心したいねん」子どもにとっては初めて私の気持ちを聞いて『おかんの気持ち』に触れたのではないかと思います。すぐに何かが変わるわけではないけれど反抗期は人の成長にとって大事なことだから、親は覚悟と度胸をもって構える必要があるのだと解りました。<自分の殻に閉じこもってしまう娘に対して>なかなか意思表示してくれず「思ってることを言わないなんて卑怯だ!」と追い詰めてしまったこともありました。「我が子の気持ちがわからない」という焦りや、脱力感、寂しさ、そして怒り。やっぱりこんな感覚にさいなまれ、辛くて仕方がなかったのです。ここでも勇気を出して学習したことを実践してみました。好きで殻に閉じこもっているわけではないはず、貝のように口を開かない娘をじっと待ちました。「こんな風に思ってんの?」「それともこんな感じ?」「ひょっとしてこんな風に考えてんのかな?」などなど、いくつか確かめるように問いかけていくと、少しずつですがその中から選んでぽつぽつとしゃべり出しました。「どうやって言えばいいか分からへん。」「ふてくされた態度を取ってしまう。」そんな自分が嫌だと泣きながら教えてくれました。「教えてくれてありがとう。」「それでいいよ、大丈夫。」「解ってあげなくてごめんな。」娘の気持ちが解ったことで安心感を持てた私、親から受容されたことで娘も少しは安心して自己表現することを体験出来たのではないかなと感じています。簡単な事ではないからこそ、ゆっくり、じっくりその子のペースに合わせて子が成長するから親も成長できるのだと実感しています。ある日突然、夫を失ったとき「自分一人でこの子たちを育てるなんて無理」だから自分も死んでしまいたいと思ってしまった出来そこないの母親です。でも、生きていてよかった。全てはこの子たちのおかげです。私のために子はいる。私の成長を子は見ている。だから諦めるわけにはいかないのです。まだまだ思春期の子育て奮闘中の私ですが、子は体の一部だから我が子を大事にすることはつまり、自分自身をも大事にできることなのですね。 このカウンセラーにお悩みを相談する⇒ 長谷川 さとみ カウンセラー
2011年07月26日家庭円満と肥満の関係アメリカ・テネシー大学が発表した研究結果によると、夫よりも妻のほうが体重が軽い夫婦は、円満な夫婦生活を送っているということです。これは、35歳以下の新婚夫婦169組を対象に、4年以上にわたって、肥満判定基準であるBMI指数と結婚への満足度について半年ごとのアンケートを通じて調べたものです。その結果、妻よりBMI指数が高い夫は、4年経っても、夫婦関係に幸せを感じており、夫よりBMI指数の低い妻も同様に、二人の関係に対する満足度が高いということです。研究者は、結果について、夫は、もともと、自分より痩せている女性を好み、妻は、夫が求める姿であるということで、長期的にわたり満足を得るようだと結論付けています。セレブカップルに見る調査結果イギリスのデイリーメール紙は、この調査結果を今話題のセレブ夫婦に当てはめ、分析しています。まず、7月10日に、第4子となる長女ハーパー・セブンが誕生したばかりのデビッド・ベッカムとビクトリア夫妻。結婚して12年経過する二人ですが、夫婦で仲のよい姿をたびたび目撃されています。確かに、37歳となるビクトリアは、4人の子持ちとは思えないスタイル。最近では、洋服のデザインも手がけるなど、美容とファッションには、まったく気を抜くということはないようです。4月末に世界中が見守る中、結婚式を挙げたイギリスのウィリアム王子とキャサリン妃。キャサリン妃は、良質なたんぱく質とオートブランを中心にした「デュカンダイエット」で、婚約会見から結婚式までの5ヶ月間で、約10キロの減量に成功したそう。最近では、痩せすぎとの声もあり、慣れない王室でのストレスを心配する声もありますが、こちらのカップルも妻のほうが夫より明らかに痩せています。ただし、無謀なダイエットは不要。調査を行った研究者は、体重だけの問題ではなく、夫のほうが"強い"ほうが、女性はより幸せであり、必ずしも低体重がよいというものではない。と語っています。実際、体重だけが夫婦関係に影響を及ぼすとも考えにくいものです。太っていても、痩せていても、運命の相手と一緒ならば、いつまでも幸せでいられるのではないでしょうか。ただし油断は禁物。いつまでも新鮮な気持ちで結婚を続けるには、自分を磨く努力も必要でしょう。元の記事を読む
2011年07月22日金銭的補償で苦痛を和らげたいと「離婚保険」を販売ノースカロライナ州のある保険会社は、金銭的補償により少しでも離婚の苦痛を和らげたいと「離婚保険」を発表した。この「離婚保険」は、保険料が月々16ドル、補償金額は1250ドルだそうだ。この他、被保険者には毎年250ドルの補助金が支払われる。例えば、被保険者が保険10口に10年加入し離婚した場合、保険料は19188ドルで補償金額は27500ドルとなる。ただし離婚前に契約をし、保険加入期間が満4年以上である必要がある。中には毎月保険料1000ドル払っている人もこの保険会社では次のように述べている。「お金では離婚の傷を完全に癒すことは出来ないだろうが、気持ちを少しは落ち着かせることが出来るだろう。」この保険の販売状況は明かしていないが、中には「離婚保険」に毎月1000ドルの保険料を支払っている人もいるそうだ。「本当に苦痛を和らげてくれるのは、結婚生活を幸せにする方法が見つかることだ」とある結婚トレーナーは話している。
2010年10月06日