JR九州グループはこのほど、都城駅の北側にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、太陽光発電事業を行うと発表した。今年7月に着工し、発電開始は2013年3月の予定。都城駅は宮崎県にある日豊本線の駅で、ここから吉松駅へ吉都線が分岐する。かつては新大阪発の寝台特急「彗星」が発着する駅でもあった。現在も都城市を代表する駅であり、特急「きりしま」全列車が停車する。メガソーラーが建設されるのは同駅北側のJR九州用地で、面積は約2万3,000平方メートル。建設および運営はグループ会社である九州電気システムが行う。「JR九州グループの未利用地を有効活用することで、循環型社会の創出に向けて取り組んでまいります」とのこと。メガソーラーの最大出力は約2,000kW、年間の発電電力量は約215万kWhで、一般家庭約530世帯分に相当する。年間のCO2排出削減量は約820トンを見込んでいる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日レッツコーポレーションは、「防水蓄発くん(ぼうすいちくはっくん)Li-1SO-N600+ 80」を、6月中旬に発売する。同製品は、ソーラーパネルと家庭用電源の両方から充電・蓄電が可能で、家庭用電源と同じAC100Vで駆動する機器(コンセントに挿して使用する一般家電など)を動かすことができる。電力を蓄えるバッテリーはリチウムイオン電池を採用し、定期的な充電が必要な鉛電池や、メモリー効果のあるニッケル水素電池と比べてメンテナンス性に優れており、使用しないときでも定期的な充電の必要がない。小さくて高出力なのも特徴となっている。容量は大容量の600W/h。リビング扇風機(消費電力40W)を約12時間、液晶テレビ(消費電力100W)は約5時間の駆動を可能にする。ABS素材のキャリングケースを採用し、防じん防水仕様IP53に準拠。キャンプや災害地など、雨天になることが想定される屋外でも安心して使用できる。また、「単結晶」ソーラーパネルマットを採用し、ソーラーエネルギーから電力への発電効率は多結晶ソーラーパネルよりも約30%向上、およそ8時間で満充電にすることが可能となっている。価格はオープン価格で、参考価格は298,000円(税抜き)。発売日はホームページにて告知される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月11日日本再生トラストLLCが北海道浦河町で手掛ける、「スマートファーム浦河」プロジェクトの中心事業であるメガソーラー(約1Mワット)の建設について、「光電気工業」と、設置事業者「北海道電気工事」との間で正式合意に至ったことが明らかとなった。この事業主である日本再生トラストLLCは、2月に旧グランファームの土地約6万坪を取得。太陽光発電と宿泊施設を伴った次世代農業・畜産・観光事業をハイブリッド化した「スマートファーム」全プロジェクトの第一弾として、「スマートファーム浦河」を発表した。浦河町は北海道でも太平洋側に面し、年間を通じて気温も高く日照時間も年間約1700時間以上確保できるため、メガソーラーの設置には格好のエリア。このほど、同プロジェクトの中心事業であるメガソーラー建設について、施工会社エスイーエム・ダイキンの北海道代理店「光電気工業」と、設置事業者「北海道電気工事」が正式合意した。これにより「スマートファーム」計画が大きく前進したといえる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日ディノスは、4月1日から販売開始している夏向けのリビングアイテムの中で、電源不要でエコな「ソーラーライト」の品揃えを充実させ、約20点を販売する。庭や玄関まわりをほのかに照らす温かい光は、太陽の光で発電するLEDライト。昨年発行の「ガーデンスタイリング vol.22」で販売した「ソーラーライト」(昨年は15点販売)が好調だったことから、同カタログ最新号(vol.24)と「ディノスウィズ2012夏号」で品揃えを充実させた。庭やベランダ、玄関先などにさりげなく置ける雑貨として、また、癒しの空間を演出するライトとして、さらに“エコ”の観点からも注目のアイテムとなっている。「シルエットネコのソーラーライト」は、昨年売り上げNo.1のランタン型タイプからの新デザイン。「ソーラーライトお菓子の家」は、内側から点灯し、まるで物語の世界へ誘われるようなデザインが特徴。ほかにも、ウサギや天使などをモチーフにしたものから、人感センサーなどの付いた機能的なタイプまで紹介している。販売価格は、「シルエットネコのソーラーライト」(1個)が8,400円(税込み)、「ソーラーライトお菓子の家」が9,975円(税込み)。「ランタン型ソーラーライト1灯タイプ」(1個)は7,350円(税込み)、「ステンレス人感センサーソーラーライト」(1個)が6,900円(税込み)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日Chord&co.は、着脱可能でクリアファイルのような「軽い、薄い、曲がる」次世代型ソーラーパネルを搭載したメンズ・バッグブランド「HALOS」シリーズを発売した。ソーラーパネルは、背負っているだけで充電環境のない場所での携帯電話の充電が可能とのこと。「HALOS」は、自家発電により、充電環境がない場所での充電が可能なだけでなく、デザイン性・耐久性・機能性にも優れていることも特長。1つのバッグで、通勤・旅行・アウトドア・防災・タウンユース等のさまざまなライフスタイルに対応することができるという。ソーラーパネルは、背負うだけで充電環境のない場所での携帯電話の充電が可能。別売りの専用コネクターを使用すればiPadやMP3プレーヤー、小型ゲーム機なども充電することができる。また、同商品で採用しているソーラーパネルは、従来の「重い、硬い、割れる」結晶系のものではなく、「軽く、薄く、曲がる、割れない」もの。まるでクリアファイルのようで、結晶系パネルに比べ発電効率が高く単体でも持ち運びが可能。バッグからパネルを外せば、自分好みでアレンジできるデコレーションバッグにも変えられる。メッセンジャーバッグは34,800円(税別)、リュックは35,800円(税別)。販売は楽天市場(で。近日中に、Chord&co.のオンラインショップでも取り扱い開始予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月10日電力問題や防災への意識が高まる中、Chord&co.では着脱可能でクリアファイルのような、軽い・薄い・曲がる次世代型ソーラーパネル搭載のメンズ・バッグブランド「HALOS」シリーズを発売した。同ブランドシリーズは、「生活様式や生活環境の多様化・変化に対応し、あらゆるニーズを満たせるような日本製のバッグブランドを」という構想でスタート。機能的で大容量でありながら軽く、防水性・耐久性にもすぐれ、さらには着脱可能なソーラーパネルを搭載し、それひとつで通勤・アウトドア・防災・タウンユースなどさまざまなシーンで使用可能で、しかもおしゃれなバッグを開発した。ソーラーパネルは、背負っているだけで充電環境のない場所での携帯電話の充電が可能なほか、専用コネクター(別売り)を使えばiPadやMP3プレーヤー、小型ゲーム機なども充電できる。メッセンジャーバッグは、着替えが収納できるようにハンガーがついており、通勤中や帰宅途中のスポーツで汗をかく人におすすめ。リュックは内部で上下2階層に分けられるので、ジョギングをする人などは、上層にビジネスバッグ、下層にシューズをいれて毎日通勤できるつくりになっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月09日着脱可能でクリアファイルのような次世代型ソーラーパネル搭載!デザイン性・機能性を追求したバッグブランド「HALOS」シリーズとは?「HALOS」は、自家発電により、充電環境がない場所での充電が可能なバッグブランド。デザイン性・耐久性・機能性にもすぐれ、1つの鞄で、通勤・旅行・アウトドア・防災・タウンユース等の様々なライフスタイルに対応。こちら、ありふれたものはもういらない~これからの時代どのような危機が訪れてもバッグ一つで生き抜いていく“日本男児よ強く生きろ”~をテーマにしてそうだが、これは今後女性でも使えそうだ。お問い合わせ:Chord&co. tel.03-5888-7801
2012年04月06日スイス・バーゼルで開催された「BASELWORLD 2012」にて、セイコーはGPSを搭載することで世界中のどの地域でも現在地の時刻を取得する世界初のソーラーGPSウオッチ「ASTRON(アストロン)」を発表した。発売時期は2012年9月下旬で、世界同時発売の予定。「アストロン」の名は1969年12月、セイコーが世界に衝撃をもたらしたクオーツ時計「クオーツアストロン」にちなむ。クオーツ技術による高精度化で腕時計の歴史を塗り替えたかつてのアストロンが、じつに40年以上の歳月を経て、ついに標準電波受信の可否を問わない世界の39のタイムゾーンに対応するという快挙を成し遂げたのだ。たとえ時差やタイムゾーンを知らずとも、ユーザーはボタン操作ひとつで、いつでも正確な時刻を知ることができる。腕時計に搭載できるウェアラブルなGPSユニットは、携帯電話などで5,500万台以上の累積出荷台数実績を持つセイコーエプソン製のモジュールをベースにカスタマイズ。約5分の1まで省電力化を推し進め、小型・高精度・低消費電力のソーラーウオッチ向けGPSモジュールを新たに開発した。このGPSモジュールと衛星からの微弱なシグナルを高感度で受信する新構造の小型アンテナなどを組み合わせ、正確な位置情報に基づく時差修正と大幅な消費電力の低減などの先進機能、そして腕時計に求められる装着感や美しさなどの感覚的な要素を両立している。この独自開発のGPSモジュールが、4基以上のGPS衛星の電波によって緯度・経度・高度情報を特定し、ユーザーの現在地を測位。この位置情報をもとに時計が自動的に現在地に該当するタイムゾーンを割り出し、現在時刻を表示する。時刻の取得操作は、2時位置のボタンを約6秒間押すだけ。一度位置情報を特定した後は、GPS衛星から時刻情報を定期的に自動受信し、時刻を修正する(タイムゾーンをまたいで移動した場合は、再度取得操作が必要)。また、セイコー独自の針位置自動修正機能も搭載している。今回発売されるモデルは、発売記念限定モデル「セイコーアストロン Limited Edition 2012」、さらにレギュラーモデルとして、ビジネスシーンに最適なブライトチタンモデル3機種と、スポーティなステンレススチールモデル2機種の計6種。なお、各機種の共通要素として、風防にスーパークリアコーティングを施したサファイアガラスを採用、ケース外径は47.0mm、厚さ16.5mmの10気圧防水。JIS耐磁時計1種に適合した耐磁性能を持つ。ムーブメントは、「ソーラーGPS ムーブメント キャリバー7X52」。ブラックダイヤルにピンクゴールドのインデックス。ベゼルには耐擦傷性にすぐれたセラミックス素材を採用した。ケースおよびバンドは、硬質コーティングされたブライトチタン。交換用の強化シリコンバンドが付属し、裏ぶたにはシリアルナンバー(0001 / 2500~2500 / 2500)が刻印される。価格は26万2,500 円。販売数は2,500個。限定モデルと同様、ケースとバンドに軽量素材ブライトチタンを採用した、ビジネスシーンに最適のライン。ベゼルには、美しく耐擦傷性にすぐれたセラミックス素材を採用。価格は、ケースおよびバンドに硬質コーティングを施したブライトチタンを採用したタイプ(ダイヤルデザインは2バリエーションから選択)が21万円。硬質コーティングのないものが19万9,500円。従来より約4倍の引き裂き強度を持つ強化シリコン製バンドとステンレススチールケースを組み合わせたスポーティーライン。ケースに硬質コーティングを施したブライトチタンを採用したタイプが21万円。硬質コーティングのないものが19万9,500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月17日セイコーホールディングス、セイコーウオッチ、セイコーエプソンの3社は5日、ソーラーGPS腕時計「セイコー アストロン」を発表した。セイコーウオッチより9月下旬に発売される。同商品はセイコーエプソンが独自開発した高精度の小型GPSモジュールを搭載。GPS衛星からの電波により測位したユーザーの位置情報をもとに、地球全体を約100万個に分けたブロックの中から自動的に現在地を特定、当てはまるタイムゾーンの現在時刻を表示する。全世界39のタイムゾーンに対応し、どんな場所でも2時位置のボタンを押すだけで正確な時刻を知ることができるという。一度位置情報を特定した後は、定期的にGPS衛星から時刻情報を自動受信して、時刻を修正。電池交換が不要なソーラー方式を採用したとともに、省電力にも優れている。このほか、ソーラーGPSムーブメント キャリバー7X52、日常生活用強化防水(10気圧防水)、スーパークリア コーティング(無反射コーティング処理)を施したサファイアガラスなどの機能を搭載している。ラインナップは、ブライトチタンモデル(ケースとバンドがブライトチタン製)が「SAST003」「SAST005」「SAST007」の3型、ステンレススチールモデル(強化シリコン製バンドとステンレススチールケースを採用)が「SAST011」「SAST011」の2型を展開する。価格は、「SAST003」「SAST005」が19万9,500円、「SAST007」が21万円、「SAST011」が15万2,250円、「SAST011」が15万7,500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月06日17歳というと、青春を象徴するお年頃。そのせいか映画でも、この年齢の主人公が少なくありません。ちょっと前になるけれど、ウィノナ・ライダー主演で少女特有の危うさを見事に描いていたのが『17歳のカルテ』。まだ初々しいスカーレット・ヨハンソンとソーラ・バーチの無愛想な様子が妙にリアルな『ゴーストワールド』。最近でも、キャリー・マリガンを主演に17歳を目前にした少女の揺れ動く心を描いた『17歳の肖像』や、愛を知らない少女が新しい人生を見出していく様子を映し出した『プレシャス』など、引きもきりません。昔17歳だった人々には多少の覚えがあるでしょうが、どこか不安定で焦りやイライラなどを抱えがちな年齢なのは確か。18歳というと、世界的にも大人として認められ始められる年齢ですが、17歳はいつでも子供扱い。育った時代や環境、抱える問題は違っても、子供でもなく大人でもなく、どこかモヤモヤしていて曖昧、それでいて成長著しい面白い年齢なのです。映画人たちもそういう共通点に描き甲斐を見出しているのかもしれませんね。世界、そして映画界にもいろいろな17歳がいる中で、今注目したいのが映画『ウィンターズ・ボーン』に登場する大人びた少女、リー・ドリー。現代アメリカ社会とは隔絶された山村で、心を病んだ母親と幼い弟妹の世話をしながら、その日暮らしの生活を送っています。ドラッグ・ディーラーの父親は警察に逮捕され、さらに自宅と土地を保釈金の担保にしたまま行方不明に。翌週に行われる裁判に父親が出頭しなければ、家も土地も没収されてしまうという危機にも瀕しているのです。両親が当てにならないために、すべてを背負う17歳。自分だって他の17歳同様に、学び、遊び、恋愛だってしたいはず。でも、家族を守ることができるのは自分だけ。そこでリーは、アメリカにいる多くの17歳が享受するすべてを捨てて、非情な掟が存在する大人社会へと足を踏み入れるのです。のんびりと恵まれた環境で育つ者には、信じられないリーの日常が、本作では次々に映し出されていきます。単に、貧しいという状況とは違い、犯罪に関わることで生き延びてきた山村が舞台なので、父親探しを始めたリーの行動は、村に存在するさまざまな闇を穿り出していくことに。関わっていく人物もとんでもない荒くれ者ばかり。彼女の捜索を邪魔しようと、妨害工作、いやがらせ、しまいにはリンチまで飛び出す始末。そんな中でも、リーは必死に家族一緒に暮らせる術を手繰り寄せていくのです。大人が直面したとしても、とても苛酷なリーの状況。17歳といえば、モヤモヤしながら大人への階段のありかを手探りで見つけ、なんとか一段一段登っていき、成長していくという感じですが、リーの場合は明らかに、崖を登らされたという感じ。いや、もしかすると崖から突き落とされたというべきか…。いずれにしても、環境が彼女に子供でいることを許さなかったということなのでしょう。映画では、冒頭からすでにリーはすっかり大人びているのですが、物語を追うごとに17歳という年齢に大きな意味があるように感じられてきます。大人でも怯むような状況にも正面から向っていくあの無鉄砲さは、いかにも怖いもの知らずの子供らしい姿。彼女にかき回されることで、非情な掟に縛られた村が徐々に変化の兆しを見せるあたりも、17歳の無邪気さの勝利でもあるように感じます。この作品が面白いのは、経験を積むことで大人になっていく少女を描いたお決まりの成長物語なのではなく、すっかり大人びてしまったかに見える少女の中に、17歳の無垢な心を見出せるところ。はかりごとをせず、まっすぐに突き進んでいく無垢な心は、大人になり計算高くなると失われがち。でも、どんなにすさんだ生活をし、心の荒れた大人たちに汚されそうになっても、彼女にはまだ、若さゆえの強さがある。それは誰にも奪いとることのできない武器なのです。ただ、気になるのは彼女の今後。父親探しという大きな挑戦を通して得たものも大きいはずですが、そのかわりに大人になることで失う純粋さもあるはずです。それとも、彼女はほかの村人のようにはならず、その純粋さを持ち続けられるのか。今後、リーから失われていくであろう部分にも思いを馳せながら観ると、このドラマが別世界で起きている単なる他人事ではなくなるはず。何かを得ることで別の何かを失っていくというのが人間の成長なのですから、17歳だった自分を思い出しながら、リーの刹那的かつ力強い若さに酔うというのも、この映画のひとつの楽しみ方なのかもしれません。(text:June Makiguchi)特集『ウィンターズ・ボーン』■関連作品:ウィンターズ・ボーン 2011年10月29日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 Winter’s Bone Productions LLC. All Rights Reserved.■関連記事:オスカー候補最後の一作に秘められた希望『ウィンターズ・ボーン』が描く「現実」【シネマモード】映画で覗いてみる、アメリカの「いま」誰もが心を揺さぶられる感動作『ウィンターズ・ボーン』試写会に5組10名様ご招待アカデミー賞候補の最後に残された名作『ウィンターズ・ボーン』ポスター画像解禁弱冠20歳、J・ローレンスが放つ迫真の演技に注目『ウィンターズ・ボーン』予告編
2011年10月12日