第1回では、国際宇宙ステーションの成り立ちと、ロシアが2024年に国際宇宙ステーションの運用から抜けること、そしてその後、3基のロシア側モジュールを引き連れて、ロシア独自の宇宙ステーションを建造することといった内容の方針を発表したことを紹介した。今回は、その3基のロシア側モジュールを基に建造される「ロシアの宇宙ステーション」が、いったいどのようなものなのかについて紹介したい。○ISSから分離される3基のモジュールロシア連邦宇宙庁が2015年2月24日に発表した文書の中で、国際宇宙ステーションから分離すると記されているのは、「多目的実験モジュール」(MLM、愛称「ナウーカ」)、「ウズラヴォーイ・モジュール」(UM)、そして「科学・電力モジュール」(NEM)の3基だ。ナウーカ・モジュールは、軌道上で科学実験を行うことを目的としたモジュールとして開発されている。ナウーカとは「科学」という意味だ。これまでに打ち上げられたロシア側モジュールのザリャー、ズヴィズダーは、宇宙飛行士の居住区や倉庫などの用途で使われているため、ナウーカは初の科学実験を目的としたロシア側モジュールとなる。打ち上げにプロトーンMロケットが使われる。ウズラヴォーイ・モジュールは、球体に6か所のドッキング・ポートを持った形をしている。少し詳しい人なら、昔「ミール」宇宙ステーションの中心にあった、ドッキング部分を思い出すかもしれない。ウズラヴォーイ・モジュールもまさにミールと同じように、この6か所のドッキング・ポートにモジュールを結合させ、巨大なステーションを建造することが考えられている。もちろんソユース宇宙船やプログレス補給船のドッキングも可能だ。ウズラヴォーイとは「結節点」や「中心点」といった意味で、まさに各モジュールをつなぐ節として機能する。打ち上げの際は、プログレス補給船の先端にある軌道モジュール部と取り替えるような形で搭載され、ソユース2ロケットで打ち上げられる。科学・電力モジュールは、実験区画と巨大な太陽電池を持つモジュールで、ロシア側モジュールに対して電力を供給し、また独立後も発電所として機能する。以前は「科学・電力プラットフォーム」と呼ばれており、規模も今よりもう少し大きなものであったが、計画は中止され、部品の一部はラスヴェート・モジュールへ流用されている。その後計画が見直され、規模を縮小した科学・電力モジュールの開発が始まった。打ち上げにはプロトーンMか、アンガラー・ロケットが用いられる予定だ。この3基のモジュールはまだ打ち上げられておらず、地上で開発中、もしくは保管中の状態にある。計画では、まずナウーカを打ち上げ、ズヴィズダー・モジュールの地球側のドッキング・ポートに結合する。そして後ろからウズラヴォーイを結合し、それを介する形で科学・電力モジュールを結合する。ウズラヴォーイはすでに完成しているとされるが、こうした組み立て方であることから、まずナウーカが先に打ち上げられないことには何もできない状況にある。しかしナウーカは製造が遅れており、打ち上げは早くても2017年以降になるといわれている。したがってウズラヴォーイや科学・電力モジュールはさらにその後ということになる。ただ、ロシアにとって都合の良いことに、もし予定通りに2017年に打ち上げられたとしても、2024年時点で7年しか宇宙で使われていないことになり、また打ち上げが遅れれば遅れるほど、その時間はより短くなる。ナウーカの設計寿命は15年ほどとされているため、ロシアにとっては寿命が十分に残った状態のモジュールを、自身の宇宙ステーションに使えることになる。○国際"じゃない"宇宙ステーションナウーカ、ウズラヴォーイ、科学・電力モジュールを引き連れて独立したロシアの宇宙ステーションは、それだけは少し貧相だが、徐々に新しいモジュールが結合され、かつてのミールに匹敵するほどの宇宙ステーションが造られる予定だ。まだその具体的な姿かたちは明らかにされていないが、ソヴィエト・ロシアの宇宙開発に詳しいWebサイト「RussianSpaceWeb」によれば、「オーカT-2」、「トランスフォーマブル・モジュール」、「モジュール・シップヤード」という3基が結合される可能性があるという。オーカT-2は、ソユース2.1bロケットで打ち上げられる比較的小型のモジュールで、主に実験場として使用されるという。かつてはオーカ2-MKSと呼ばれており、国際宇宙ステーションへ結合するために造られていたが、計画変更により中止されている。トランスフォーマブル・モジュールは空気で膨らむモジュールで、主に居住区として使用されるようだ。モジュール・シップヤードは、宇宙飛行士が船外活動する際の出入り口(エアロック)が装備されている他、宇宙飛行士を乗せた宇宙船や補給物資を積んだ補給船のドッキング・ポートとしての機能も持つという。実際にどうなるかはまだ不明だが、ウズラヴォーイのドッキング・ポートは6か所あるから、もう1つモジュールが増えることもあるだろう。ロシアはこの新しいステーションを使い、有人月探査を始めとする将来の有人深宇宙探査に向けた足がかりとして、宇宙飛行士の長期滞在実験や、深宇宙探査から帰ってきた宇宙飛行士のリハビリ施設として使うことを目指しているという。○高緯度宇宙ステーションとヴァストーチュヌィ宇宙基地このロシアの宇宙ステーションは、国際宇宙ステーションよりも軌道傾斜角(赤道上からの傾き度合い)が大きくなるといわれている。国際宇宙ステーションの軌道傾斜角は51.6度だが、このロシアのステーションのそれは64.85度になり、また高度も高くなるという。その理由について、ロスコスモスのオレーク・オスターペンコ前長官は「ロシアの上空を通過する頻度が増え、地表が観測しやすくなる」と語ったりしていたが、それは事実ではあっても、おそらく最大の理由ではないだろう。ロシア上空を通過する頻度が増えることで交信可能な時間も増え、また軌道傾斜角が大きいことで宇宙船や補給船の打ち上げがしやすくなるという、どちらかといえばロシアが単独で宇宙ステーションを運用する際の、運用上の必然からもたらされたものであると考えられる。軌道傾斜角が大きいことで宇宙船や補給船の打ち上げがしやすくなる、という点については少し説明が必要かもしれない。現在ロシアは、国際宇宙ステーションへのモジュールや宇宙飛行士、補給物資の打ち上げ場所として、バイコヌール宇宙基地を使っている。バイコヌールはカザフスタン共和国内にあるため、ロシア政府は料金を払って使用している状態にある。ちなみにロシアは、ロシア北東部にプレセーツク宇宙基地を持っているが、ここは地球を南北に回る極軌道への打ち上げに特化した基地であり、国際宇宙ステーションへの打ち上げには使われていない。一方で、ロシアは極東部に「ヴァストーチュヌィ」という新しい宇宙基地を建設している。ヴァストーチュヌィはバイコヌールに取って代わる宇宙基地に位置づけられており、ここが完成すれば、カザフスタンに気兼ねなく、新しいモジュールや宇宙船、補給船を打ち上げられるようになる。しかし、このヴァストーチュヌィ宇宙基地は立地上、国際宇宙ステーションの軌道傾斜角である51.6度の軌道への、有人宇宙船の打ち上げには適していない。というのも、東側には太平洋が広がっているため、万が一ロケットが飛行中に問題を起こして宇宙船を緊急脱出させた場合、宇宙船は太平洋上に着水する羽目になるからだ。ソユース宇宙船は基本的に着水するようには造られておらず(まったくできないというわけではない)、救助用の船なども新たに用意しなければならない。一方、軌道傾斜角64.85度へ向けた打ち上げであれば、ロケットはシベリア北部のツンドラ地帯を突っ切ることになり、ロケットから脱出した宇宙船は陸上に降りられることになるため、捜索や回収が比較的簡単になる。(次回は3月17日に掲載予定です)
2015年03月13日突然ですが皆さんは、タイ料理と聞いて何を思い浮かべますか?-トムヤムクン(海老の酸っぱ辛いスープ)-ガパオライス(ホーリーバジル入りひき肉炒め)-パッタイ(タイ風焼きそば)-ソムタム(青パパイヤのサラダ)辺りでしょうか。実はタイ料理にも「南タイ料理」「北タイ料理」「東北(イサーン)料理」「中部タイ料理」など、各地方の特色を活かしたタイ料理が数多くあります。例えば南タイ料理でも、隣国の影響を受けたイスラム色の強い料理だったり、華僑の影響を受けた中華に近い料理だったり。はたまた東北(イサーン)料理とラオス料理はとてもよく似ていたり。それぞれが互いに影響し合って郷土の味が生まれています。その数は、タイ在住10年超えで食べることが大好きな私でも、まだまだ食べたことのないタイ料理がたくさんあるほど!EAT eat all thai今回ご紹介するEAT eat all thaiは、タイ全土の「家庭料理」をメニューに取り入れている、いいとこ取りのレストラン。以前ご紹介した、Supanniga Eating Roomの系列でもあるので、味も人気も折り紙つきです。もしかしたら、聞いたことのないようなメニューがたくさんあるかもしれません。でも、写真付き日本語メニューが用意されているので、思いきって視覚を信じて、食べたことのないメニューにどんどん挑戦してみましょう!ここのメニューは、在タイ年数の長い日本人の舌も、料理人のタイ人の舌も満足させるおいしさだからです。キャベツをナンプラーでさっと炒めただけのメニューながら、クセになる人続出の人気メニュー。きのこのラーブ。ヘルシーながら、東北料理であるラーブの味がしっかり出ていて、お酒のおつまみにもなる一品。蟹肉がふんだんに使われた、ふわっふわの卵焼き。高さをつけることで、中はとろっと、そとはふんわりした卵焼きに。カニの卵入りナムプリック(タイ風ディップ)は、辛さも本格的。ほんのちょこっとずつつけて、もりもり野菜を摂る。野菜のみのおかわりも可能(有料)なので、野菜不足になりがちな旅行中に、是非取り入れたい。ネームと呼ばれる酸っぱいタイ風ソーセージをあげたものは、付け合せのピーナッツ、ライム、唐辛子とともに口の中へ。爽やかな酸味と香りが広がり、ビールが進む進む!ゲーンソムと呼ばれる酸っぱいスープに、大きな海老とチャオムと呼ばれる独特の香りがする葉の卵焼きが入っている。海老から出たコク深いスープが、意外にも卵焼きという具とマッチする一品。プラトゥーと呼ばれる魚のチャーハンに、ナムプリックカピ(タイ風ディップ)を添えて。このひと皿で、野菜もお魚も摂れてしまう。ナムプリックカピは、驚くほど辛いので、ほんのちょっと試し付けしてから食べてみて。お店はGroove@Central worldという、Central Worldの横に新しくOpenしたレストランゾーン内。買い物帰りに立ち寄れるという好立地なのも、ポイントです。タイに来たら敢えてトムヤムクンやパッタイではなく、タイでしか食べられないタイ料理に挑戦してみるのも、旅の醍醐味かもしれませんね。こちらも合わせてCheck!バンコクでタイ家庭料理に舌鼓!Supanniga Eating Room BY KHUNYAI
2015年03月13日ハワイアン航空では3月1日より羽田~ホノルル線の機内食をリニューアルし、ハワイらしさを感じられるメニューとして、ビジネスクラスで「牛肉のカレカレ」、プレミアムエコノミー「エクストラ・コンフォート」とエコノミークラスには「鶏から揚げむすび」を提供している。ハワイアン航空では、搭乗した瞬間から本物のハワイを感じることができるよう、ハワイらしさにこだわったサービスを提供している。カレカレとは、肉と野菜をピーナッツソースで煮たシチューで、元はフィリピンのポピュラーな伝統料理。今回の「牛肉のカレカレ」には、ピーナッツソースのかわりにカシューナッツソースを用いることで、よりマイルドな味わいに仕上げている。「エクストラ・コンフォート」とエコノミークラスに導入される「鶏から揚げむすび」は、羽田~ホノルル線就航以来の人気メニューであった「スパムむすび」をアレンジしたもので、スパムの代わりに鶏のから揚げを巻く新スタイルを採用。赤・黄・緑の3種類のカラーバリエーションがあるランチボックスの中には、海苔巻きセットと鶏のから揚げ、卵焼きと漬物を詰め合わせた。なお、同じく「エクストラ・コンフォート」とエコノミークラスの人気メニューである、ハワイのソウルフード「ロコモコ」は今後も引き続き提供する。
2015年03月12日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)は現地時間の3月6日、ベトナム航空のA350XWB初号機が塗装を終えて工場からロールアウトしたことを発表した。ベトナム航空はカタール航空に続いてA350XWBの世界で2番目の運航会社となり、アジアでは初めてのA350運航会社となる。ベトナム航空は合計10機のA350 XWBを発注しており、A350XWBは2015年2月の時点で、世界の40の顧客から約780受注を獲得している。
2015年03月09日タイの国民的 朝ごはん「パトンコー」と「ジョーク」「タイ料理はトムヤムクンもグリーンカレーも大好き!でもせっかく現地に来たのだから、日本ではあまり知られていないローカルソウルフードを旅行中に堪能したい!!」そんな貴方にオススメしたいのが、タイの朝マック限定メニュー「パトンコー」と「ジョーク」!日本ではあまり知られていないため聞き慣れないであろうこちらは、タイ人にとっては定番の朝ご飯の一つ。通常は、朝の時間帯に出店する屋台でのみ売られているのですが、なんとマクドナルドでお手軽に食べられるようになったのです!タイの朝ご飯「パトンコー」と「ジョーク」とは?そもそも、「パトンコー」と「ジョーク」とはどんな食べ物でしょう?まず、「パトンコー」は小麦粉を練って揚げた「タイの揚げパン」と言われているものです。豆乳とセットで食べられる事が多いのですが、「パトンコー」に練乳を付けてそのままおやつとして食べる事もあります。(写真左)次に「ジョーク」は英語では冗談を意味しますが(笑)、タイ語では「お粥」です。このお粥はご飯の粒が残らないくらいにトロトロに煮込んだもので、豚ひき肉の肉団子やパクチーなどを入れて食べます。(写真右)上の写真のような朝ご飯屋台で売られています。朝ご飯屋台はだいたい7時から8時半頃までしか出店しないので、タイミングを逃すと既に屋台が閉まっていることも・・・特に「パトンコー」と「ジョーク」は人気メニューなので、売り切れるのも早いです。屋台での言葉のやりとりや衛生面の心配ご無用!冒頭でご紹介した通り、「パトンコー」と「ジョーク」はマクドナルドで登場するまで、基本的には屋台で購入する食べ物でした!「食べたい!」と思っても屋台で購入するにはタイミングも難しいですし、言葉や衛生面が不安でなかなかチャレンジできない方もいらっしゃると思います。それがマクドナルドのおかげ(!?)で朝マックの提供時間である6時から11時まで、確実に購入可能になりました!定価がちゃんと表示してあり、屋外で作られているものではないため衛生面も安心!これは試してみない訳にはいきません!!お手頃価格でタイの国民的 朝ご飯を堪能まず、「パトンコー」は1本19バーツ(約70円)。ここでは豆乳は売られていませんが、代わりにマックコーヒーが注文できます。「パトンコー」専用のディップはチョコファッジ、ストロベリーソースが10バーツ(約37円)、チーズソースが15バーツ(約56円)です。「ジョーク」を一緒に注文して「パトンコー」をクルトンのように入れて食べたり、コーヒーと共に洋風で食べるなど、アレンジも自由自在で楽しめます!「ジョーク」はポークとチキンが選べ、それぞれ29バーツ(約107円)です。タイではお粥に目玉焼きを乗せることもあり、プラス10バーツ(約37円)で入れる事もできます!実際に登場した「パトンコー」がこちら。長さは15~20cm位で屋台の「パトンコー」に比べると3倍くらいの大きさでジャイアントサイズです!しっかりと噛みごたえがあり、1本で結構お腹が満腹になりとても経済的です(笑)。「ジョーク」はこのようなカップに入って登場しました。きちんとトロトロに煮込んであり、味付けも薄味なのでタイ料理で疲れた胃を調整するのにもいいかもしれません!せっかくタイに旅行に来たら、定番メニューだけではなく地元ならではのタイ料理も試してほしい!どなたでも安心&お手頃価格でチャレンジできるタイ限定の朝マック「パトンコー」と「ジョーク」はオススメです!!是非、朝マックでタイの国民的 朝ご飯をお試し下さい!※日本円表記は、2015年3月7日現在の為替レートに準じます。
2015年03月07日香港ドラゴン航空はこのほど、イタリアのコーヒーブランド「illy(イリー)」のプレミアムコーヒーの機内サービスをファーストおよびビジネスクラスで開始した。イリーは生産者との協力により最高級アラビカ種コーヒーを用いた絶妙なブレンドを選定。収穫ごとにコーヒー豆の焙煎(ばいせん)の度合いには微妙な調整が加えられ、イリーならではの芳醇(ほうじゅん)でバランスのとれたコーヒーを作りあげるという。香港ドラゴン航空の機内食チームは、地上と比較しても遜色のないコーヒーを機内で実現するために、機内のコーヒーマシンと相性ぴったりの独自の機内専用フィルターピローをイリーと開発した。高い高度の機内では嗅覚と味覚の感度が低下することを考慮に入れながら、乗客に五感で楽しんでもらえるコーヒーを機内で提供するために幾度となくテストを繰り返したという。
2015年03月06日この発想はなかった!タイミスドの企画ドーナツ「ラキド」タイにも進出しているミスタードーナツ。タイのミスドでは寿司をテーマにした「スシド」やキティーちゃんをモチーフにした「キティド」など、斬新な企画ドーナツが誕生していますが、2015年の企画ドーナツはなんと12星座をテーマにしたその名も「ラキド」!(ラッキードーナッツの略称)毎日売り切れ続出!という人気の「ラキド」を求め、今回はBTSアソーク駅とMRTスクンビット駅直結のショッピングセンター「TEMINAL 21」店へ早速行ってみました!タイ人に大人気の「ラキド」は売り切れ続出!「ラキド」はタイで有名な占星術師ラック•レカーニテード先生とのコラボレーションで誕生しました。「食べると運気が上がる!」といったジンクスもあるようで、占い文化が生活に溶け込んでいるタイではとっても人気!夕方頃に行くと売り切れている店舗が続出です!それでは、「ラキド」を見てみましょう!それぞれ可愛い12星座ドーナツ「ラキド」まずは、右からやぎ座、みずがめ座、うお座、おひつじ座です。続いておうし座、ふたご座。かに座。しし座とおとめ座。てんびん座とさそり座。最後はいて座!午前中にお店へ行ったため「ラキド」は全種類店頭にありましたが、それでも残りわずかな星座も多く、その人気を物語っていました。「ラキド」の価格は全種類一律17バーツ(約63円)。タイの大手百貨店が発行するセントラルデパートカードを提示すると15バーツ(約56円)!見つけたら買わない手はありません(笑)!「ラキド」を食べて運気UP! ?17バーツで運気UP!と聞けば…、買ってしまいますよね(笑)。自分の星座であるおひつじ座を中心に4つチョイスしました。タイらしく発色の良い色をした「ラキド」ですが、味は以外と日本人の口にも合うお味です。ちなみにおひつじ座は抹茶、かに座はホワイトチョコ、おうし座はストロベリー、いて座はチョコ味です。タイのミスドでお持ち帰りをすると、このような箱に入れてくれます。「ラキド」以外のドーナツではありますが、オールドファッションシリーズはタイでは全て「サクサク」という名前で販売しています。気になるタイミスドの12星座ドーナツの販売期間は2015年3月15日まで!「ラキド」終了まであとわずか!!タイ旅行中、見つけたら是非GETして下さいね!※上記の日本円表記は、2015年3月2日現在の為替レートに準じます。
2015年03月02日フレンテの事業会社である湖池屋は2日、タイ料理の味わいのポテトチップス「エキゾチップストムヤムクン味」「エキゾチップスグリーンカレー味」を発売する。○本格的タイ料理の味わいを表現同商品は、2014年8月にコンビニエンスストア限定で発売した、本格的なタイ料理をイメージさせる味わいのポテトチップス。1987年よりタイ料理食材を輸入し、「タイの台所」ブランドを持つアライドコーポレーションの協力をうけ開発された商品で、販売終了後も反響が大きかったことを受け、販売店舗を全国全チャンネルに広げての復活となる。「エキゾチップストムヤムクン味」は、タイの代表的な料理であり、世界三大スープの一つともいわれるすっぱ辛いスープ「トムヤムクン」の味を表現。6種のスパイスとハーブを使用し、赤唐辛子の辛さにレモングラスの爽やかさがきいた、酸っぱくて辛い複雑な味わいになっているという。価格はオープン(実勢参考価格150円前後・税別)。「エキゾチップスグリーンカレー味」は、多くの香辛料やハーブに、ココナッツミルクやナンプラーなどを加えて具材を煮込む甘くて辛いスープ「グリーンカレー」の味を表現。7種のスパイス&ハーブをきかせ、ココナッツミルクを加えたことで、グリーンカレーの味わいに近づけた。青唐辛子の辛さにココナッツミルクの甘みがきいた、甘さと辛さがコク深い味わいとのこと。価格はオープン(実勢参考価格150円前後・税別)。
2015年03月01日個性が光る、タイのファッションブランド「タイ発ファッションブランド」と聞くと、日本でも人気の「スレトシス」を連想する人が多いと思います。けれど、タイにはまだまだ知られていない、日本にはないような個性的なデザインなのにプチプラで可愛いファッションブランドがたくさんあるんです! 今回はタイ人OLも愛用する、オススメのプチプラ可愛いタイ発ファッションブランドを5つご紹介します!タイ人OL御用達「TERMINAL21」でブランド全制覇!BTSアソーク駅とMRTスクンビット駅直結のショッピングモール「TERMINAL21」。ここはアソークエリアのオフィス街に位置し、「アソークOL」と呼ばれるタイ人OL御用達のショッピングモール。ここに今回ご紹介する全てのブランドが揃っているので、忙しいタイ旅行中でもサクっと全制覇できるのはとっても便利で嬉しいですね!まずは、駅直結の入口と同じフロアのMフロアにあるブランドから紹介します。1.CPS chapsクール&スイートなテイストのCPS chaps。クラブシーンに合いそうなタイらしいエッジの効いたデザインが多いです。小物類も充実していて、ついついセットで買ってしまいそう!------------------------------CPS chaps 音声有り)------------------------------続いてはMフロアの一つ下にあるGフロアへ参ります!2. JASPAL今回紹介する5つのブランドの中で、タイ人OLに最も支持されているJASPAL。タイ版H&Mとも呼ばれていて、ハンサムライクなセットアップから結婚式にも着ていけそうなパーティー服まで揃います!暑い日本の夏にもぴったりな涼しげな服も沢山揃ってます。------------------------------JASPAL ESPADA日本でもお仕事服として使えそうなエレガントな服が揃うESPADA。デザインも他のブランドと比べ優しい感じのものが多いです。これであなたもアソークOL!?------------------------------ESPADAwww.espada-fashion.com/------------------------------4. CC DOUBLE Oタイ版アバクロとも呼ばれている5つの中で一番カジュアルなCC DOUBLE O。ジーンズに合いそうなトップスや楽チン可愛いワンピースが揃います!実はタイ人男性にも人気のあるCC DOUBLE O。特にポロシャツが人気です。メンズラインも豊富に揃うので、男性へのお土産にもぴったりです!------------------------------CC DOUBLE Owww.ccdoubleo.com/------------------------------5. Lyn Around最後は5つのブランドの中で一番タイらしくて個性溢れるデザインのLyn Around。女の子の大好きなものだけを集めた可愛い世界観にもうメロメロ!!!新作のテーマはフルーツ!なんと、キウイモチーフのデザイン!そして、こちらも同じくフルーツがテーマの新作コーナー。なんとザクロモチーフ!飛び上がるくらい可愛いデザインです。ビジュー付きのアイスクリームT-シャツもとってもお洒落で、散財してしまいそう!------------------------------Lyn Aroundタイ人OLが実際に買っているリアルクローズなタイ発ファッションブランドを5つ紹介致しましたが、如何でしたでしょうか?今回紹介したブランドの気になる1着あたりの平均予算はなんと1,000バーツ(約3,600円)~2,000バーツ(約7,200円)デザイン性が高く個性的なのにとっても安カワなんです!タイに来た際は、日本で絶対カブらない個性が光るタイ発ファッションブランドでショッピングを楽しんで下さいね♥※上記の日本円表記は、2015年2月25日現在の為替レートに準じます。
2015年02月25日世界を代表する航空機メーカーであるボーイングとエアバス。2013年の売上高はボーイングが530億ドル(6兆2,833億円)、エアバスが420億1,200万ユーロ(5兆7,618億円)。ほぼ互角の勝負を長年にわたって続けている両社である。ただ、1970年代から2014年までジャンボジェット(747型機)が国内線に就航し、2011年にはANAが最新型機の787を世界で初めて就航させるなど、日本では長い間、ボーイング機の存在感が大きかった。実際、ANAもJALも主力機はボーイング機が占めていた。ところがここ数年、日本におけるエアバスの存在感が増している。○JALがエアバス最新機・A350XWBを大量発注日本におけるエアバスの戦略で強いインパクトを与えたのが、2013年10月のJALによるエアバスA350XWB(エクストラ・ワイド・ボディ)の大量発注だ。2014年11月には同機のテストフライトが日本(羽田)でも実施されたが、これはJALが発注したからだった。また、世界の先端を行くサービスで知られるシンガポール航空やエミレーツが運航する総2階建てのエアバスA380も旅行者の話題の的。さらには国内で便数を増やす低コスト航空会社(LCC)の多くがA320を使っていることも、日本でエアバスが知名度を上げている理由のひとつだろう。○ヨーロッパの威信をかけた航空機メーカーしかし、エアバスの歴史はボーイングに比べると約60年も浅い。エアバスの旅客機が初めて就航したのは1974年のこと。それまではボーイング、それにロッキードやマクドネル・ダグラス(後に両社はボーイングに吸収・合併)といったアメリカ勢が、民間機の世界を席巻していた。エアバスの歴史は1970年に設立されたエアバス・インダストリーに始まる。同社はフランス、西ドイツ(当時)、イギリス(後に撤退しスペインが参加)によってヨーロッパの威信をかけて設立されたが、最初はさっぱりと言えるほど売れず、1976年頃までは生産が受注を先行していた。航空機はオーダーメイド生産だから、つまるところ、工場が"開店休業状態"というありさまだったのだ。○命運をかけた前代未聞の戦略しかし、エアバスは思い切った戦略に出て、これが見事に成功する。敵地アメリカの航空会社であるイースタン航空にセールスをかけたのだ。内容は、当時エアバスが1機種だけ展開していたA300というワイドボディ(2通路機)を半年の間、無償で使ってもらうというもの。しかも、30機もという前代未聞の好条件を提示した。加えて、エアバスは試用期間の整備費や運航証明取得手続きの費用を負担し、さらには自社のリスクでイースタン航空への金融機関からの融資の手配までしたという(※)。実は当時、イースタン航空は経営状態が芳しくなかった。そこにエアバスは目をつけて攻勢をかけたのだ。結果、エアバスは31機(オプション9機含む)の受注に成功する。数百円や数千円の製品ならばそうした商法も見かけるが、1機あたり数百億円というケタ違いな旅客機の世界ではまさに前代未聞の手段である。○優れた旅客機で高い評価を得るしかし、この成功は大胆な販売戦略だけがもたらしたものではなかった。性能が悪ければ売れない。その点で、エアバスが売り込んだA300はほとんどトラブルなく運航されたのだ。それが、エアバスという航空機メーカーの高い信頼性をヨーロッパ外に広めるという相乗効果をもたらしたのだった。その後、ナロウボディ(単通路機)のA320を開発した際に、同社の努力が花開く。A320は1987年の初飛行の時点で約400機もの受注を集め、これを機にエアバスはボーイングのライバルとして認められる存在となった。○A320で一気にボーイングのライバルにA320はLCCだけでなく、レガシーキャリア(大手)の大型機を飛ばすには需要が足りない路線にもマッチした。A318、A319、A321(数字が大きいほど機体が長く座席数が多い)といったファミリー機が次々に造られ、最大離陸重量(乗客+貨物+燃料の重さ)を増加し航続距離をファミリー機最長の7,408kmまで延長させたA321neoもつい最近ローンチされるなど、いまだに売れ続けている。その受注数は1万1,514機(2014年12月末時点)と、"300~500機が採算ライン"と言われる旅客機事業で驚異的な数字に達している。なお、A320シリーズの標準座席数は107~185席で、ボーイングの737シリーズの競合機だが、737の初飛行は1967年とA320より20年も早い。しかし、すでにA320シリーズの総受注機数は737に肉薄している状態だ。また、エアバス機全体の「2014年末の受注機残数は航空史上最大の6,386機に上る」(同社)という。かつてアメリカ勢の独壇場だった本国に攻勢をかけ、最近ではボーイングの牙城だった日本の旅客機市場にくい込み始めたエアバス。トータルの受注機数は歴史の長いボーイングがまだまだ上だが、近年のエアバスの勢いには目を見張るものがある。もちろん一方のボーイングも負けてはいないわけで、両社の競争により良質な旅客機が開発され続けるなら旅行者としては楽しみが増すばかりだ。※参考文献『新・航空事業論』(井上泰日子著・日本評論社刊)
2015年02月17日南タイ料理「サトーパッカピクン(サトー豆のとエビのカピ炒め)」南タイ料理厳選区トンロートンローのソイ5を入って150mほどいった路地を右折するとすぐ、写真の黄色い看板が見える。看板はタイ語表記のみ。お客さんもこの日は私たち以外全員タイ人。駐車場がないので、店前の路肩には高級外車が所狭しと並んでいる。こじんまりとした一軒家を改装したのが今回紹介する南タイ料理の店「クアクリン+パックソッド」だ。日本人にはあまり馴染みのない南タイ料理。ルーツを見てみると、仏教徒からの文化、タイ南部国境地帯のマラユー族と言われるイスラム教徒からの文化、そしてタイ全土に広がる華僑からの文化が混ざり合って出来たものとのこと。南タイ料理は一般的に他の地方と比べてひたすら辛いメニューが多い。そしてどのメニューにもお決まりの野菜盛りがつく。つまり野菜がとまらなくなる料理(野菜で辛さを中和する効果も)のため、気づいたら野菜のカゴが空になっていることも。ほかではあまり出されない「白ウコン(タイ語でカミン)」があるのも南タイ料理レストランの特徴だ。予約必須!ハイソなタイ人で連日満席お店に入ると、「予約はされていますか?」とまず聞かれる。店内は既に満席のよう。こちらに行く際は、事前に予約を入れたほうがよさそうだ。南タイ料理といえば、の有名料理たち大人数での会食だったため、頼んだメニューもこんなに豊富。一品一品のポーションが少ないので、色んな種類をオーダー出来るのもいい。カオヤム(ご飯サラダ)お店の名前にもなっているクアクリン・ムーサップ(豚ひき肉のクアクリン)バイリアンパッカイ(リアンという南部特産の葉の卵炒め)ムーホーン(豚肉の甘煮)ゲーンターイプラー(激辛魚入り南カレー)バイリアントムガティクン(リアンという南部特産の葉とエビのココナッツスープ)ゲーンプーバイチャプルー(チャプルーという南部特産の葉と蟹肉を入れたカレー)南タイ料理ではないが、箸休めに頼みたい一品たちパックガードゲーオチャーナンプラー(レタスのナンプラーいため)カイジアオ(タイ風卵焼き)6人で計10品!これだけ食べて、しっかり飲んでもお会計が一人500B(約1,840円)で済むのが、タイでタイ料理を楽しむ醍醐味ではないだろうか。タイ料理の奥深さを実感出来る新しいメニューとの出会い。トムヤムクンだけがタイ料理ではない、そう気づかせてくれる食の冒険も、旅の楽しみ方の一つになりそうだ。※上記の日本円表記は、2015年2月11日現在の為替レートに準じます。
2015年02月11日デルタ航空とスターバックス コーヒー カンパニーは、2月からデルタ航空とデルタ・コネクションの全路線1,270機の機内にて、スターバックスのパイクプレイス ロースト(Starbucks Pike Place Roast)および、カフェイン抜きのスターバックス ヴィアのイタリアンローストデカフェ(Starbucks VIA Ready Brew Italian Roast decaf)を導入したことを発表した。デルタ航空では2013年から一部の米国大陸横断路線および西海岸の主要都市を結ぶシャトル便にてスターバックス コーヒーを提供しており、今回の展開で全ての国内線・国際線にサービスを拡大することとなった。スターバックス コーヒーの全路線導入を記念して、スターバックスのカップを使用した作品3点をニューヨークのJFK国際空港第4ターミナルに2月4日から展示している。3作品は、デルタ航空とスターバックスが共に飛ぶ都市のランドマークであるロンドンのビッグベン、東京の浅草寺、サンパウロのカーニバルをテーマにしており、それぞれの都市にゆかりのあるアーティストが選定されている。
2015年02月10日トッド スナイダー(TODD SNYDER)が、「タイメックス(TIMEX)」とのコラボウォッチ「TODD SNYDER x TIMEX COLLABORATIVE WATCH」(1万円)を3月に発売する。今回のコラボではタイメックスの「ウィークエンダー」を、トッドが40-50年台のミリタリー風にアレンジ。ブラックフェイスの採用に加え、真鍮のケースが重厚感を与えている。ケースサイズは38mmで、ナイロンストラップを採用。防水は3気圧まで対応した。トッド スナイダーは旧ジェイクルー(J.Crew)時代から、タイメックスとのコラボを行ってきた。今回のコラボは旗艦店「トッド スナイダー・タウンハウス」の1周年を記念したもの。12時の位置にブランドのロゴマークを配置するため、タイメックスのロゴを移動させており、両者の長年にわたる信頼関係が窺えるデザインとなっている。公式ホームページで現在、先行予約を行っている。
2015年02月07日今回はタイのバンコクから、在タイ歴40年以上! 画廊を経営しているアッコさん(71歳)の登場です。ご主人はイギリス人のデービットさん(76歳)。お互いの母国でないタイで暮らすことになった経緯とは?■ふたりのなれそめと、結婚して何年目なのかを教えてください。私は71歳、主人は76歳。タイのバンコクで、東南アジアでも唯一の日本人が経営する画廊「アコギャラリー」を経営してはや25年です。タイ人アーティストを中心に東南アジアの新進芸術家の作品などを扱っています。家族は娘が二人、次女は日本人と結婚して日本に在住しております。今、6カ月の男の子の孫が一人です。結婚してもう45年。出会いは日本(東京)でした。ちょうど東京オリンピックの年で、私はカメラマンとして仕事をしていました。デービットは世界を放浪中でした。その当時、私は撮影の仕事でカメラをもって日本国内をあちこち飛び回っていました。その時ちょうど日本に来ていたデービットに出会いました。当時でいうヒッピーみたいな感じで、アジアを旅行中でした。外国人が珍しい時代でしたし、話したら気もあうし楽しい。この人かな? とピンと来て、デートを重ね、食事などをするうちに求婚されました。が、私の実家からは猛反対されました。デービットは放浪をつづけるために日本をたち、ベトナムへ、それからタイに移り、就職したのでバンコクに来てほしいと乞われ、両親から反対されたまま私もタイにきました。■プロポーズの言葉は?出会った時から一緒に行動することが多かったので、特別な言葉はどうだったかしら? もう45年も前のことですからそれらしい言葉があったかどうか……(笑)。結婚式はタイのキリスト教の教会で挙げました。今もこの教会は当時のたたずまいのままで、行くたびに感慨深く思います。当時はまだクリスチャンでなかった私たちの式を挙げてくれた教会です。■日本の結婚と比べ、特別で驚くようなことや、独特な風習はありますか?特別驚くようなことはありませんが、長年夫婦として連れ添っていても、やはり細かい点はきちんと伝えないと誤解や不理解を招きますよね。国際結婚ですが、お互いの母国で暮らしているわけではないので、どちらかの風習に合わせるといった苦労はしていません。デービットは明治男のような亭主関白のところがあり、長年お皿を洗うということもなかったのですが、実は最近になってお皿を洗ってくれるようになりました。2014年の12月に、在タイ日本人アーティストで2011年の東日本大震災で大きな被害のあった宮城県釜石市に壁画を寄贈した阿部恭子氏の個展に、在タイ日本大使をお招きして、大掛かりなパーティーを開催しました。目の回るような忙しさの中で、8年務めてくれていたお手伝いさんが辞めて、いよいよ家事が回らなくなった! という時に、結婚して初めてお皿を洗ってくれたのです。とても驚きました。同時に非常にうれしかったですね。■さしつかえなければ世帯年収や、余暇の過ごし方などを教えてください。具体的な年収は控えさせていただきますが、日本を含め海外へは主に仕事で、年1、2回ほど行きます。主人とタイ国内を車で回ることを5、6年前まで年に1、2度やっていました。一回の旅行に4週間から6週間かけていました。北はミャンマーとの国境になるメーホンソン、メーソッド、東はラオスとの国境のノンカーイ、南はハジャイ、クラビー、プーケット。多くの国立公園もまわりました。二人で運転を交代しながらの旅行でした。ちょっと年収と話がずれてしまいますが、画廊にお越しいただく日本人の方から聞かれる質問が「絵の値段ってどうやって決まるんですか?」というもの。これは非常に多くの要素が絡み合っていますが、大きく言うと2つありますね。アーティスト本人のネームバリュー、出来栄え、大きさ、過去の実績など目で確認できる要素。もう一つは絵としての良さ、訴求力、吸引力といったご自身が体感して得られるもの、いわゆる「いいなと思う」という目に見えないものです。絵を買う時は価格で判断するのではなく、絵からワクワク感がもらえるかどうか、素通りせず何か自分を捉えて離さないものがあるかどうか、という直感で見てもらうと良いと思います。■家計はどちらが管理していますか?私(妻)が管理しています。便利なことに家の隣の隣がスーパーマーケットで買い物が便利です。調味料を切らしても困ることはないですね。急なお客様がいらしても、冷たいビールもすぐ用意できます。■どんな家に住んでいますか?画廊開業当初から現在まで1、2階がお店、3、4階が自宅という商業タウンハウスで営業しています。バンコクには日本人が集中して住んでいるエリアがありますが、その一角にあり大通りに面しています。バス停は家の前、高架鉄道の駅まで歩いて3分、タクシーは24時間つかまります。■家事はどのように分担していますか?タイはまだまだお手伝いさんの賃金が高くないこと、自分がお店に出ていることなどもあって、家事はお手伝いさんにお願いしています。食事もお手伝いさんに朝、昼、晩を作ってもらっています。8年間勤めてくれたお料理上手のメイドさんが個展の準備でてんてこまいの時に辞めてしまって、万事休すかとなった時に夫が結婚以来初めてお皿を洗ってくれました(笑)。が、今も家事の分担はしていませんね。■ちなみに昨日の夕ご飯は?タイ料理、和食などお手伝いさんにお願いしてできるものを食べている感じです。朝食は南国らしくフルーツは欠かせません。タイの文化としての外食もよくしています。日曜日は定休日なのできちんと休みます。■夫・妻の好きなところは?長年夫婦として一緒に暮らせたことは幸いだったと思います。昔はそれなりにいろいろ思うところがあり、さまざまな出来事もありましたが、人生の円熟期に入り、この人で良かったのだなと思えるようになりました。妻: デービットのいいところは焼きもちが少ないことですね私は自由にアーテストやお客さん、その他の男性と出かけられます。これぐらい普通のことだと思っていましたが、世の中は案外、焼きもちの男性が多いらしいことに気が付いて、これはデービットの長所だと気が付きました。夫: 妻のいいところはとにかく献身的なところですね。僕自身が体が丈夫でなく、働けない時があってもいつも黙って一緒にいてくれました。■逆に夫・妻の嫌いなところは?長年共に生活していても、嫌いというか、お互いかみ合わないところはどうしてもあります。それはもちろん「相手は自分じゃない」から。昔はそれも一つ一つ挙げられるほど、こちらも尖がっていましたが、今ではそういうこともなくなり、お互い穏やかにやり過ごしている感じでしょうか(笑)。■結婚生活が長続きする三カ条を教えてください。私たちはバンコクでクリスチャンになりました。どう生きていくかを共有できることはとても大事だと思います。長い人生、いろいろあってもお互い離別は許されないと思いとどまれたのは、人生をどう生きていくかを共有できていたからだと思います。いったん夫婦になったのだから、とことん仲良くして行こう、というのもそれが根底にありますね。■将来の家族の夢は?日々の安全と健康が保てること、孫が無事育ってくれること、この先も夫婦で長く共にいられること、ですね。アーティストの才能を世間さまへ見てもらう手伝いをしながら「アコギャラリーから買ってよかったよ」とお客さんにも喜ばれるお店でありたいですね。
2015年02月07日イタリアンやフレンチと並んで、エスニック料理は女性に大人気。中でもタイ料理は、トムヤンクンをはじめ、よく知られていますよね。実際に女性はタイ料理が好きなのか、タイ国政府貿易センター大阪が、20~59歳までの女性500人を対象に「タイのイメージとタイ料理に関する実態調査」を行いました。■タイのイメージは「お得で料理もおいしいリゾート地」タイのイメージを聞いたところ、最も多かったのが「リゾート地」という回答。海外旅行の定番のひとつであるだけはありますね。続いて「物価が安い」「キックボクシングなどスポーツが盛ん」、そして4番目に「グルメな国(料理が美味しい)」が入りました。まとめると、タイのイメージは娯楽もあり、お得で料理もおいしいリゾート地と言えそうです。■タイ旅行の目的は「観光」と「タイ料理」実際にタイに行く際の目的について聞くと、最も多かったのが「観光」で、89.2%の人が回答しています。続いてが「グルメ」で36.2%。日本で食べたことのあるタイ料理を本場で味わいたいという人が多そうです。■タイ料理好きは6割近くタイ料理について好きか嫌いかを聞くと、58.4%の人が好きだと回答。理由としては、「アジアンテイストが好み」「エスニック料理が好き」といった民族風的なところに魅力を感じている人や、「おいしい。甘酸っぱ辛いのがよい」「辛くておいしい」「クセがある」「スパイシー」といった、香辛料からくる独特のテイストが人気のようです。さらに「ヘルシー」「健康によさそう」という意見もありました。一方、苦手な理由としては、圧倒的に多かったのが「パクチーが苦手」という意見です。けれども、タイ料理好きな人の中には「パクチーが大好き」という人も多く、賛否両論あるところのようです。■タイ国政府認定レストランの証? 日本にもさまざまなタイ料理のお店がありますね。せっかくタイ料理を食べるなら、本場のようなおいしいタイ料理を食べたいものです。そこでチェックしたいのが、日本全国のタイ政府認定タイ料理レストランを紹介する 「タイ・セレクト」 です。「タイ・セレクト」認定レストランの中には、いつも行列ができていてなかなか入れないお店なども多く存在していて、実はお気に入りのタイ料理屋さんが「タイ・セレクト」認定レストランの可能性もあります。サイトでは、タイ料理の魅力を伝える動画も公開中。2月7日には、タイ料理の魅力を凝縮した番組『走れ! トゥクトゥク タイぐるめ旅』が放送されます。はるな愛さんと保阪尚希さんが、東海道をトゥクトゥクで移動しつつ名古屋や京都、大阪の「タイ・セレクト」認定レストランを紹介する番組です。「タイ・セレクト」認定レストランをチェックして、本場さながらのおいしいタイ料理をぜひ日本でも味わいたいですね。・タイ国政府貿易センター大阪 公式サイト
2015年02月06日「ボーイング」や「エアバス」が航空機メーカーの社名だというのは広く知られている。では、その社名の由来をご存知だろうか? さらに、この2社が世に出している飛行機は全て、7○0となっているのにも、実は理由があったりなかったりなのである。○ワイドボディ機の開発ゆえの社名ボーイングの社名は創立者がウィリアム・ボーイング(William Edward Boeing)という名前であったことに由来する。一方、エアバスの社名は、かつて航空機メーカーがワイドボディ(2通路)機を開発する時の総称として使い、例えば「エアバス(AIRBUS)構想」などといった使われ方をしていた。そこから社名がとられているわけだ。また、ボーイングやエアバスより小さな旅客機を主に製造する「エンブラエル」(Embraer)はといういと、国籍のあるブラジルの"航空ビジネス"という意味のポルトガル語の頭文字などをとったもの。そのエンブラエルのライバルであるカナダの「ボンバルディア」(Bombardier)は、カタカナで"ボンバー"と読める言葉が混じっていることから穏やかならぬ社名だと誤解しがちだが、これも創業者の名前に由来している。○名前も存在もA380は特別しかし、旅客機の機種名(正確には型式名)はけっこういい加減だったりする。周知の通り、型式名はボーイングが737 、747、767、777、787、エアバスがA300、310、320、330、340、380などと数字で表記される。では、これら数字に統一性があるのかといえば、そうでもない。エアバスの旅客機には「3」が付くわけだが、これは現行の航空機ファミリーで最初に開発されたのが300人乗りの旅客機だったため、A300と名付けられたことに由来する。ただし、その後は310、320、330、340と順に番号が割り当てられる形となり、座席数とはなんの関係もなくなった。では、その後も開発順だったかといえば、そうではない。A340の後に開発され、現在でも唯一の総2階建ての旅客機には当初、「A3XX」という仮の名前が付けられた。そして、後にその機能が航続距離8,000マイルと優れたものになったことで、その性能を強調する意味でA380に決定した。とはいえ、その後に開発され2014年末から定期(商業)運航を開始したA350はまたもとの順番性に戻っている。なんともいい加減な感じがするが、一方で、総2階建てのA380はあまりに巨大で空港に特別な設備が必要なためセールス上の主力機にはなりにくい。そのため、順番から外れた名前になったとも考えられる。○787は"末広がり"では、ボーイングの旅客機に「7」が付いているのはなぜか。「7」が割り当てられたのはジェット旅客機である707が最初で、それ以前のプロペラ機や軍用装備品で「6」までの数字が使われていたからで、要するに順番制。ただし、「700」という名前ではインパクトが薄いと考えられ「707」となった。その後、筆者は「777」が開発された時に「スロットマシーンで当たったみたいで縁起がいいな」と感じたが、関係者に聞くとそういう意図はなかったそうだ。ただ、「7」と「7」の間に挟まれる数字は一応、順番に割り当てられてはいるが、今後もそうかとは言い切れない。最新機の「787」は当初「7E7」と、同機のセールスポイントであるEfficiency(効率)の頭文字が仮に振られ、その後「787」に決まったのは777の後なので順番通りにも思えるが、実際には「八」は日本でもそうだが中国でも"末広がり"を表す縁起が良い数字であり、中国の航空会社が大量に発注したため「8」の数字が割り当てられたとも言われているのだ。
2015年01月29日KODAWARIは、航空機で使用されるアルミ素材を採用したiPhone 6用バンパー「PATCHWORKS Alloy X for iPhone 6」の販売を開始した。価格は7,236円。同製品は、航空機で使用されるアルミ素材を採用したiPhone 6用のバンパーである。アルミブロックを加工後、ひとつひとつハンドメイドで生産にあたっているという。本体の厚さは2mmで、重量は16g。新構造を採用し、装着にネジを必要としない。iPhoneと本体が直接触れない仕様になっており、内側には衝撃吸収用のウレタンフォームが取り付けられている。また、iPhoneをテーブルなどに置いた際、カメラ部分が接地面に触れないようになっている。カラーはBlack、Silver、Space Grey、Champaigne Goldの4色を用意している。
2015年01月16日一口にタイ料理と言えど、定番の屋台料理や、モダンにアレンジされたタイキュイジーヌ、さらに各家庭で愛されてきた家庭料理までさまざま。そこで今回は、バンコクでタイの家庭料理が味わえるお店をご紹介。各地で育まれてきた家庭の味を堪能しながら、タイの魅力に触れてみるのはいかがだろうか。Supanniga Eating Room BY KHUNYAI(スパンニガー・イーティング・ルーム)「タイ東北部の入口に居を構えるヤイおばあちゃんの家庭料理」というのがコンセプトのこちら。雰囲気あるスタイリッシュな店内で家庭料理を味わえる。記事を読む>Hom Duan(ホームドゥアン)チェンマイ出身のおばちゃんが切り盛りする、本場の味が楽しめるお店。内装も素朴で癒される。売り切れるとお店を閉めてしまうので、早めに行くのがおすすめ!記事を読む>Ban Mae Yui Restaurant(バーンメーユイズ レストラン)「ユイお母さんのおうち」という名の古民家レストラン。おすすめは、定番のトムヤムクンではなく、ゲーンソム・チャオム。記事を読む>GREEN CHILI(グリーン チリ)オーガニックにこだわり、ペーストも含め全てを手作りする自然派のお店。素材の味が引き立つよう丁寧に作られた料理はからだに優しくて美味。記事を読む>>>バンコクのグルメ情報はこちら
2015年01月14日©Tourism Authority of Thailandタイ国政府観光庁(TAT)は全世界に向けた観光キャンペーン「2015 ディスカバー タイネス/2015Discover Thainess」のグランドオープンとして 1月14日バンコクを彩る壮大なパレードを開催。12 メートルの長さの「王室御座舟」をはじめ6つの山車が、ナショナルスタジアムからルンピニー公園までの全長3.5kmのに渡って壮大にパレードした。山車を通してタイの祭りや伝統、文化、歴史、生活を表現し、人々にタイネス(タイらしさ)を伝えた一夜となった。2015Discover Thainess
2015年01月14日●飛行中、至近距離ですれ違った気がしたけど、平気なの?国内大手航空会社1社である日本航空(JAL)には、日頃、様々な問い合わせが乗客から届くのだという。同社ではそういった問い合わせに対し、現役のパイロットやキャビンアテンダントが日々、対応している。今回は、同社に寄せられた飛行機に関する"素朴な疑問"について、改めて答えてもらった。――飛行中に外を見ていたら、下を至近距離で他の飛行機が横切ったけど大丈夫?江戸:周囲に何もない上空の場合、他の航空機との間隔が実際以上に狭く感じることがあるようです。ですが、航空機は管制からの指示を受けた高度を飛行しており、安全が確保されております。通常、すれ違いは1000フィート(約300メートル)の高度差が保たれるようにレーダーで管制官が指示・監視をしています。また、万が一間隔が狭まるような際にはコクピット内に“TCAS(Traffic Alert and Collision Avoidance System)”と呼ばれる警報で知らされる独立したシステムもありますので安心してご搭乗ください。――着陸する前に旋回したり降下が他の路線に比べて急だったような気がすることがあったんですが、あれはなぜ?江戸:日本には山が多い場所に作られた空港がいくつかございます。周りに山などない空港では、旋回せずに一定の降下率で着陸できるのですが、山間の空港だとそうはいきません。例えば、山形空港のように周りが山で囲まれている空港では、山間をぬって着陸を行うため、直線での侵入が物理的に難しく旋回が必要となります。また、高さの異なる山もありますので、一定の降下率で高度を下げることができず、所々、降下率が大きくなるところがございます。山間、谷間を降下していくということもあり、不安を感じるお客様もいらっしゃるかもしれませんが、安全上問題のない降下率、地表や山との間隔は十分確保し、安全な状態で着陸を行っていますのでどうぞご安心ください。――運航中に機長アナウンスのあるときとないときがあるのはなぜ?江戸:弊社では、機内アナウンスはお客さまにさまざまな情報をお知らせするためのツールであると認識しています。また、お客さま、および乗務員の安全確保、大幅な遅延を含むイレギュラー発生時の情報提供につきましては、時期を逸することなく行うこととなっております。しかしながら、ビジネスマンが多い早朝の便や到着が深夜になる夜便などでは、ゆっくりお休みになりたい方もおり、機内アナウンスを望まない方が多いという場合もあります。そのときには、あえてフライト中にはご挨拶のアナウンスなどをせず、到着時にご挨拶させてもらうケースもありますね。常に、その時々の判断で、適宜最適なアナウンスを心掛けています。――同じ路線でも、日によって航路が変わることもあるの?江戸:一番効率的なのは目的地まで最短距離で飛ぶことなのですが、飛行機が飛べる場所には制約があり、航路も決められています。その上、飛行ルートはお客さまに快適な運航をご提供するために、揺れの少ない箇所を選ぶことが基本となります。揺れやすい箇所を避けて飛ぶために、日によって飛行ルートが異なるのです。例えば、羽田-ホノルル便の場合、飛行機は偏西風の影響を受けやすいうえ、気圧配置、雲など揺れにつながる注意すべき場所は毎日異なります。それによって揺れが予想されるエリアも変わってきます。もちろん、最短距離を飛行するのがベストですが、偏西風の追い風を受けて飛ぶことで飛行時間の短縮や燃料の節約によりエコにもつながります。そのため、偏西風の影響をよい具合に受けるコースを飛行したいのですが、同時に揺れがないかも確認する必要があります。お客様の快適性、飛行時間など様々なことを考慮して飛行ルートを毎日決めておりますので日によって飛行コースが異なります。一方、国内線はほぼ同じルートを飛行します。騒音の問題から時間帯によっては飛行ルートを変更する場合や、大きな揺れを避ける必要がある気象状況の時には、安全なルートを探して飛行しますので、いつもとルートが異なることもあります。国内線・国際線ともに、地上と上空で密に連絡を取り、前の便でどのあたりが揺れていたなどの情報も共有しながら、最適な航路を決めています。●国際線にはあって国内線にはないものは?――国内線で赤ちゃんのミルク用にお湯をもらえるサービスはあるのでしょうか?中谷:はい。ご用意していますので、気軽に乗務員までお申し付けください。国際線の場合は機内に氷の用意もあり、お湯を冷ますことが容易なのですが、国内線には氷の用意がないため、ミネラルウォーターで加水して温度調整を行うことが多く、水の硬度を気にされるお客様もいらっしゃいますので、ご両親に事前にご了承と確認を行ってからご提供しています。また、弊社では赤ちゃん連れの方に、ベビーカーの貸し出しや優先搭乗を行っておりますので、早めに搭乗いただくことで必要な物を用意するなど、余裕を持って機内での準備をしていただけます。加えて、機内においては、ミルク用のお湯の提供のほかにも、予約をいただければ国際線ではベビーミールやチャイルドミール、国内・国際線のいずれもオムツの提供もしています。また、シートベルト着用サインが消灯している間は、機内でのお散歩も可能ですので、お気軽に客室乗務員にお声掛けください。乗務員には、子育て経験のあるスタッフも多いので情報共有しながら対応しています。――使用する飛行機にトラブルがあった場合のリザーブ機は用意しているの?田中:常に安全な飛行機で運航をすることは、お客さまに安全・安心をご提供するうえでのJALの大原則です。そのため、使用する飛行機に不具合が発見された場合は、お客さまの安全を第一に考え、その飛行機での運航を取り止めます。その際、お客さまにご迷惑をおかけしないようにするという観点から、単純に“欠航”とはせず、使用する飛行機を変更し、便の運航の継続を目指します。具体的にはJAL社内各部門において直ちに情報を共有し、飛行機の不具合などに備えて準備されている予備の機材が使えるかどうか(他の便の代替として既に使用されてしまって使えない場合もある)、使えない場合は次の運航まで時間に余裕のある飛行機や、間もなくその空港に到着予定である飛行機などを利用して運航可能かの検討を行い、迅速に判断します。JALでは可能な限り同じ機種で変更するように努め、お客さまのご不便を最小化するよう努めております。しかし、同じ機種での変更とならない場合もあり、座席の変更をお願いすることがございます。ご迷惑をお掛けしてしてしまい申し訳ございません――飛行機に乗った後、空いている座席への移動を断られるのはなぜ?中谷:飛行機は離着陸時のバランスが非常に重要な乗り物です。座席の移動による重量バランスの変化を避けるため、座席の移動をお断りすることがあります。バランスが非常に重要な乗り物である飛行機は、搭乗手続き後、座席位置やお預かりした荷物、受託した貨物の量や重さをスタッフが検討し、一番よい機体バランスとなるように貨物やバラストと呼ばれる重りの搭載位置を1便ごとに計算しています。特に小型機の場合は、お客さま1人の移動がバランスに影響をすることもあるため、離着陸時の座席移動をお断りすることがあります。小型機、大型機を問わず、座席の移動を希望される際は他のお客さまの安全のためにも客室乗務員へ一言お声掛けをお願いします。――体重の重い人や身体の大きな人が多い場合も事前にバランスを調整しているのですか?江戸:乗客の重量は、国内線は大人1人あたり170ポンド前後など基準が設けられています。他にも国際線は荷物もあるのでもう少し多めだったり、衣料の違いで冬は重めで、夏場は軽めなど一定の基準があります。一方、例えば力士の方など極端に重い方の場合でも3人ぐらいなら問題ありません。しかし、団体の場合は地上で体重を量ってもらったり、事前におおよその体重をお聞きしたりしています。機体が小さいほど重さが飛行に影響を及ぼすので、小型のプロペラ機などの場合は正確に量ったりもします。――機内食のサービスはなぜ前の座席から行うの?中谷:お客様に正対してサービスを行うというのがマナーの基本と考えております。後ろから伺った場合も、いったんお客様の前まで行ってから正面に対峙するようにしています。ただし、機内食で後ろの方を長くお待たせしてしまったというような場合は、なるべく公平性を保ちたいという気持ちから、2回目のミールサービスは後ろのお座席の方から優先してということもまれにあります。――座席の肘掛は左右どちらが自分のもの?中谷:イヤホンジャックやコントローラーがどちら側にあるかというのが1つの目安です。ただし、真ん中の肘掛がどちら側のものというのは決まっているわけではありませんのでお客様どうしで譲り合ってご使用いただけるとありがたいです。しかし、実際にこういったことでのトラブルがないわけではありませんので、空席のある場合は移動をご案内するなどできるだけ配慮はしております。●なぜ燃料を満タンにしないの?――行きと帰りでフライト時間が違うのはなぜ?江戸:行きと帰りの時間の違いは偏西風の影響です。冬は特に偏西風は速く、時速360キロぐらいになることもあります。追い風となる東向きであればプラス360km/h、向かい風となる西向きではマイナス360km/hということになります。そのため、同じ距離の飛行でも時間が変わってきてしまいます。例えばホノルル行きは東向きとなるので冬場の場合は5時間ぐらいですが、帰りは9時間くらいという差が生じます。行きはできるだけ追い風に乗り、帰りは偏西風の弱いところを狙っていくように飛行経路を変えます。――東京-関西国際空港と東京-広島では距離が違うのに、フライト時間がほぼ同じである理由は?江戸:決められている航路が大きく影響しています。東京-広島への航路はほぼ直線ですが、東京-関西国際空港の場合、紀伊半島、淡路島を通りぐるっと迂回して着陸しなければなりません。そのため、上空で飛んでる距離はほぼ同じとなってしまうため、飛行時間が同じになってしまうのです。――燃料は必要な分だけ積まれているものなのでしょうか?それとも少し多めに給油されているのでしょうか?江戸:燃料は満タンにすると飛行機が重くなり、燃費が悪くなりますので、必要な分だけ計算を行い積んでいます 。ただし、到着地の天候が悪ければ1時間ぐらい着陸できないという可能性もあり、また他の空港への着陸を行うこともあるため、その時の状況に合わせて様々な要件から毎回計算されています。例えば沖縄空港の場合は、空港の燃料備蓄タンクへは、タンカーが横付けして給油を行っています。台風の場合にはタンカーが近づけないことがあり、燃料備蓄タンクへの燃料補給ができず、結果、飛行機への燃料補給ができないことなどがございます。その場合は、出発地で帰りの分の燃料も積載していきます。※今回の質問は実際に日本航空に寄せられたものをベースに作成しています。撮影:糠野伸
2014年12月26日少しクセのあるハーブやスパイスが、食欲をどこまでも掻き立てる、タイ料理。初めて食べたときの異食体験を忘れられない人も多いのでは?本格タイ料理と日本の地方食材のコラボレーションで“新タイ料理”を開拓し、食を通じて人と人、地方と地方とを繋げる活動を行う「Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN」代表の西田誠治さん。彼もまたタイという国、そしてその味の虜になった一人だ。彼が、導かれるようにしてタイ料理の世界に飛び込んだワケとは?その魅力と旅のストーリーを聞いた。電撃結婚のような、タイとの運命的な出会い©Tourism Authority of Thailand西田さんが初めてタイを訪れたのは約20年前。何となしにバックパック一人旅の目的地として選んだのが、古都チェンマイだった。「当時、僕は勤めていたデザイン事務所を辞めたばかりで、転職までの空いた時間を使って気分転換にとタイ旅行に出ました。すると、たまたま着いた日がソンクラン(水掛け祭り)前日で、バンコクの街中はもう祭り騒ぎ一色でした。そして翌日、チケットのキャンセル待ちの末に飛行機でチェンマイに向かったのですが、実はチェンマイこそソンクランがタイで一番盛り上がる町で。道を歩けば水をかけられるし、バックパックの中の服もびしょびしょになり…祭りは一週間も続くのです。当初の予定では、チェンマイから一週間かけてバンコクに南下するはずだったのですが、予定を取り消してチェンマイに留まって、もう水掛けをやるしかないと腹をくくり、結局バケツ3、4個壊すくらいまでやりました(笑)」そのときに、「直感で、自分はこの国にずっと来るんだろうな」と、ある種の運命を感じたという西田さん。「人も街の雰囲気も全て気に入りましたが、中でも料理が美味しかった。日本でタイ料理をまともに食べたことはなかったのですが、現地では腹が減ったら屋台で食べるたびに『うまい!』と感激していました。旅の初日は、バンコクのホテルすぐ近くの食堂で食べたのを憶えています。一人で食べていたら、別のテーブルにいた軍人のおじさまの奢りで、頼んでないおかずが次々出てきて。結局朝まで一緒に飲みましたね。その時に食べた赤貝が見事に当たって、帰国の飛行機の中は悪夢でしたが、お腹を壊したのはその一回だけ(笑)。それで、日本に帰ってきてからすぐ、タイ料理レストランの厨房に入れてもらいました。巡り合うべくして巡り合ったという感じです」一人一人のストーリーがある、タイ料理の奥深さYum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN vol.15|青森県ver.よりデザイナーから料理人へ、異色の転身を果たした西田さん。タイ料理に寄せる思いはまた、さらに違う形として膨らんでいく。「レストランで働いていた頃は、自分のタイ料理店を開きたいと思っていたのですが、体を壊してしまい、その後は、飲食店の立ち上げに携わるようになりました。『Yum! Yam!』の構想は、その中で芽生え始めました。タイが好きな人って、例えばパクチーが苦手だとか、料理にまつわるそれぞれのストーリーや言い分をみんな持っている。『あれが美味しかった、これがまずかった』『あの料理で腹壊した』みたいに、“俺の(私の)タイ”というものを語り出すのが面白いんです。美味しいのはもちろん、いろんな旅のエピソードを語り合えるのがタイ料理の面白いところ。そこでタイ料理を通じて、人と人が繋がる場所を作りたいと思って、2010年から活動をスタートしました」「Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN」では、タイ料理を日本全国の地場食材を使って創作。国内でタイ料理の可能性を広めると同時に、希少な食材を国内外の人々に紹介している。「最近では、タイに日本の地産食材を持っていき、料理を紹介するイベントも開催しています。タイにはいま約1,700軒の日本料理店が出店しているのですが、他店で取り扱っていない食材の情報を求めているシェフやオーナーが多いのが現状。そのため、僕たちは足を運んで出会った少量多品種の食材を現地で紹介することにより、生産者と現地の取引に繋げることに力を入れています。タイ人の食に対する関心も高まっているので、いろんな意味で日本とタイを繋ぐ交流の場を作ることを目指しています。いまでは、イベントに参加していただいた方同士が意気投合して、一緒に食事に行ったり別のイベントを開催したり、少しずつ人の輪が広がっている実感があります」食を通して、知らない人と場所をより身近なものに。国の垣根を越えたスタイルを発信する西田さんが、大事にしている旅のスタイルとは?引き続き、食&タイ旅行のこだわりを聞きます。後編はこちら>><プロフィール>西田誠治さん特定非営利活動法人Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN代表理事、6次産業化プランナー。日本初のコンセプト「日本列島47都道府県 meets タイ王国77県」をテーマに、全国各地のローカルの魅力をタイ料理をフィルターにして新たに引き出し、各地の食や観光、人の魅力をわかりやすく世界へ発信。産地取材を通じて産地との交流を作りながら、インバウンド&アウトバウンドの活性化事業を全国に提供している。デザイナー、プロデューサーとして全国の一次産業支援も積極的に手掛けている。Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN<イベント情報>Yum! Yam! TABLE vol.7~ハートリレープロジェクト水俣&芦北~熊本県南の旬をたのしむタイ料理日時:1月18日(日)12:00~15:00(開場11 : 30)会場:コカレストラン&マンゴツリーカフェ 有楽町店詳細:(text: Izumi Kakeya)旅をもっと奥深いものにするために!【旅を深めるミニ講座】>>バックナンバーはこちら
2014年12月25日極彩色のプリントや大胆なカッティングが目にもまぶしく、舞台衣装にちょうどいいかもしれない・・・タイファッションに対してそんなイメージ、持っていませんか?タイ人は顔立ちもはっきりしているし、そんなスタイルがしっくりくるのも現実。でも最近は、私たち日本人にも取りやすいブランドが数多く登場しています!今回紹介する2つのブランドは、どちらも朝のリラックスした時、夜の寝る前のゆったりとした時間に着たくなる、そんな柔らかく心地よい気持ちになれるブランド。ナチュラル系クリーンファッション『Vick’s Weekend』ライフスタイルも提案。タイファッションの“今”を発信アメリカ ポートランド発のライフスタイルマガジン『Kinfolk』の人気もあってタイの子の間では白シャツにデニム、のようなシンプルで心地よいリラックスファッションも大人気。元々、タイの人たちののんびりゆったりとしたライフスタイルに前出のファッションはたまに攻め過ぎなんじゃないかな、と感じていた筆者も納得。その時代の流れにぴったりな、というかその流行を作ったのではないかと思うのがこのブランド、デザイナーTeerutが手がける「Vick’s weekend」。上質なTシャツやシャツ、ゆったりとしたパンツ。どれも起き抜けに微睡みながらスルスルと身にまといたくなる心地よさ。シンプルで上質。ミニマリズムの代表ブランド。“WEEKEND IS EVERYDAY”「Vick’s weekend」のコンセプトであるこの言葉。そんな気持ちで毎日が送れたら。願いは世界共通です!彼はまずオリジナルブランド「VICKTEERUT」を2007年にスタート。都会的でありながらクラシカルモダンにシンプルさがミックスされたスタイルが特徴。そのユニークな組み合わせをバランスよく最先端のコレクションとして発表し続けています。スピリットやスタイルだけではなく、仕立ての良さにも定評があり、毎シーズン提案される彼の特徴であるミニマリズムを反映したコレクションを楽しみにしているセレブもたくさんいるとか。ブランドディレクターはPang Sudhinarase。タイで10年以上経験があり、非凡な才能、想像力のある有名スタイリストを迎え多くのファンを魅了しています。そんな2人が2014年に姉妹ブランドとして始めたのがこのブランド「Vick’s Weekend」。 “Spend everyday like your weekend” “Make it like your weekend” ブランドのインスタグラムやFacebookには様々な言葉とともにブランドのテーマである”Weekend is Everyday”な毎日が切り取られ、彼の頭の中を覗いているような感覚。そして彼らの周りの人から集めたWeekendとはなんだろう、の言葉も印象的なのでぜひ要チェック。---------------------------------◯Facebookはこちら◯Instagramはこちら---------------------------------(上、左下)ウッディな店内の階段や中から漏れる光がまるで誰かの家に遊びに来たよう。(右下)エコバッグとして使いたくなる布製のショッピングバッグはぜひ手に入れたい。(Text : Naoko Tsunashima / Photo : Fumiko Kamata)「日常をちょっと特別に」いま注目のタイファッションブランド後編「rotsaniyom(ロサニヨム)」
2014年12月23日エティハド航空(本社: アラブ首長国連邦・アブダビ)は12月16日、同社で初のA380を受領した。エティハド航空は全部で10機を発注しており、今回のその1機目はA380にとっても150機目という節目となった。A380を導入する航空会社はエティハド航空が13社目となる。そのA380初号機には、リビング・ダイニング、ベッドルーム、専用シャワールームの3室で構成された「レジデンス・バイ・エティハド」(最大2人利用)を設置。そのほか、ファーストクラスが9席、ビジネスクラスが70席、エコノミークラスが417席と、計498席を設けている。エティハド航空のA380は12月27日から、アブダビ-ロンドン線に投入される予定。2015年末までにロンドン線に続いて、シドニー、ニューヨーク・JFK線にも投入される見通しとなっている。
2014年12月19日タイ高級ホテルや、リゾートスパで使用されているオーガニックコスメブランド「Erb(アーブ)」からギフトシーズンにぴったりの数量限定ギフトセットが登場。銀座三越地下1階クレ・デュ・ボヌール、新宿伊勢丹5階リビングフロアーの特設コーナーで販売中だ。(※新宿伊勢丹での発売は12/17~12/25の期間限定となります)◯ジャスミンフォースターターセット◯プチジャスミンギフトセット今回発売されるギフトセットは2種類。1つ目は、「ジャスミンフォースターターセット」。上品なジャスミンの香りのボディウォッシュとボディクリームのセット。アーブの中でも最も人気のある組み合わせだ。ジャスミンの香りがリラックス効果をもたらし、気分を落ち着かせてくれる。2つ目は、ジャスミンフォースターターセットの内容に、更にシャンプーとコンディショナーを加えた「プチジャスミンギフトセット」。ヘアアイテムには、ライスブラン(コメヌカ)オイルが配合され、髪に潤いと艶を与えてくれる優れもの。ヘアケアからボディケアまでトータルにジャスミンの香りを楽しむことができる。ジャスミンフォースターターセット2,500円(税込2,700円)【セット内容】イースタントリートボディウォッシュ(30ml)イースタントリートボディクリーム(30ml)プチジャスミンギフトセット4,000円(税込4,320円)【セット内容】イースタントリートボディウォッシュ(30ml)イースタントリートボディクリーム(30ml)イースタントリートモイスチャーシャンプー(30ml)イースタントリートモイスチャーコンディショナー(30ml)Erb(アーブ)とは?「Erb(アーブ)」とは、古くからタイに伝わる「erb-im(アーブイム)」という言葉を由来としたもの。健やかなからだと幸福感に満ちたこころ。タイの女性の内面から輝くような美しさを表す言葉です。このフィロソフィーに共感し、ブランドを立ち上げたのがパットリ―・パクディーブット氏。 「Erb(アーブ)」は、タイ王室の社会貢献プロジェクトにも参加しており、パチャラギティヤーパー王女殿下の地方支援プロジェクトに協力。対象の地域の素材資源を用いた“プリンセスPaシリーズ”を開発。売り上げの一部をそのプロジェクトに寄付しています。現在、タイ本国で百貨店を中心に25店舗を構え、スパや一流ホテル、タイ航空ビジネスクラスのトラベルキットに採用されるなど、タイを代表するオーガニックハーブコスメブランドです。日本国内では、銀座三越地下1階クレ・デュ・ボヌール並びに、インターネットで販売中。◯Erb 日本サイトはこちら◯Erb 本国(タイ)サイトはこちら
2014年12月18日香港のLCCである香港エクスプレス航空は12月16日から12月23日まで、羽田/成田/名古屋/関西/福岡~香港線の片道航空券が10円~になるクリスマスメガセールを実施している。搭乗期間は2015年1月1日から10月24日まで。販売座席数は全2万席で、完売次第、終了となる。運賃額に加え、施設使用料や税金などが別途必要となる。申し込み方法など、詳細はホームページ。
2014年12月17日●低価格・手荷物無料・使いやすさなど、後発LCCを生かしたサービス今夏、国内で4社目となる低コスト航空会社(LCC)が運航を始めた。春秋航空日本(スプリングジャパン)である。就航路線は成田~佐賀/広島/高松。成田空港は国内最多の4社が集中する"LCC銀座"だが、後発のスプリングジャパンはどんなサービスを提供してくれるのだろうか。結論から言えば、この新しい国内LCCは後発であることを逆にメリットに変えていた。他のLCCの成功と失敗から学び、それを自社便に反映していたのである。そもそも、佐賀や広島といった他社が就航していない路線を中心に運航している点に独自性があるわけだが、日本のLCCは諸外国に比べてサービスのレベルが高くなってきている。スプリングジャパンのサービスには、それが強く感じられたのだ。○電話が通じやすく銀行振り込みもOK予約段階からサービスは特徴的だった。搭乗した成田~佐賀線の運賃は、キャンペーンの「ラッキースプリング」を除けば最安の「スプリング運賃」で片道5,700円。成田~広島/高松線もほぼ同じ料金設定だ。土日にはこれより1,000円~3,000円前後高くなることもあるが、いずれにしろ文句なしに安い。しかも、受託(預け)手荷物の手数料も10kgまでなら無料だ。そして、特徴的だと思わされたのが支払い方法。クレジットカード払い、コンビニ払いに加え、コールセンターで電話予約した場合のみに限られるが銀行振り込みもできる。電話がなかなか通じないLCCが多い中、スプリングジャパンのコールセンターは比較的つながりやすいのも好印象だった。予約の段階から、サービス一つひとつに細やかさが感じられた。○突然の搭乗券紛失にも親切に対応搭乗当日。空港での対応にも同じ細やかさがあった。自動チェックイン機の近くにはスタッフがおり、使い方がよく分からない乗客に親切に教えている。また、筆者は搭乗券を紛失してしまったのだが、それも無料で再発行してくれた。すいている席を予約し直す形なので満席だと物理的に無理だと言われたものの、幸い空席があった。オプションで座席指定をしていたのだが、これも事前に支払っていたからだろうか、追加手数料を徴収されることもなかった。LCCの場合、こういうケースでは手数料を取られるケースも多い。航空券を紛失した筆者はセキュリティー上の理由で、最後にゲートを出たのだが、他の客が搭乗をすませる間、スタッフは「もう少しお待ちくださいね」と親切に声をかけてくれた。時間に遅れている乗客に対しても、何度もアナウンスをして探している。海外のLCCなら、遅れた客は取り残されるのが半ば常識である。●日本人向けに徹するにサービス好感! 機内販売は"百均"風の価格設定○他社と違う機材を使い、座席も広めさて、アクシデントがあったものの、バスに乗って駐機場に向かい無事にボーディングできた。機内に入ってうれしかったのは、「やっぱり座席が広い」と分かったからだった。というのも、スプリングジャパンはボーイング737-800を使っている。この機種は他の国内LCCが使っているエアバスA320と比べると190cmほど縦長。両方とも同じナロウボディ(単通路)の小型機で、座席の広さは航空会社やシートによって違ってくるから一概には言えないが、1席あたりのシートピッチ(前後間隔)は737-800の方が広いことも多いのだ。実際に計ってみると普通席は75cm。他の国内LCCの普通席は平均70cmなので、やはり余裕がある。筆者は身長178cmでやせ形の体型なので前後幅があるほど楽なのだ。○"中国系"を感じさせない日本的なサービス中国の春秋航空が最大の出資者であるため、"中国系"というともすればマイナスイメージを持たれがちの同社だが、サービスにそれはほとんど感じられなかった。この日のキャビンアテンダント(CA)は4人とも日本人だった。国内の航空会社から転職したCAも少なくないのだが、気遣いのある言葉遣い、乗客の質問に対する丁寧な対応などを見ていると、会社としての方針であるのは間違いないだろう。○手軽さを追求した"100均"風の機内販売機内サービスで印象的だったのは税込100円の機内販売品。お茶やコーヒーからお菓子、ビールのつまみまで税込100円の商品がずらり。イタリアのコーヒー「カリアーリ」はお替わりも自由だった。350mlのビールなど100円では買えないものもあるが、全体的に安く良心的な料金設定。就航地の商品をそろえて"地元愛"を演出するのも忘れていなかった。○格安運賃を実現する徹底したコスト削減LCCは運航経費(コスト)を削らなければ安い運賃を提供できない。そのため、削れるところは削る。例えば機内販売品のメニューカードはなく、ボーイング737-800型機を使っているのも、国内の旅客機はボーイング社製が多く管理コストを節約しやすいという利点があるからだ。メニューカードがないのも、鉄道を思えばさほど違和感はない。なお、CAに聞けば、機内販売品が書かれたリストを見せてくれる。ついでに言えば、親切さや丁寧さ、笑顔での接客などは日本人のCAやスタッフならば心がけ次第の、"無料のサービス"である。特に日本では総じてそうした接客が好まれる傾向が強いため、徹底すれば印象が良くなるメリットもある。スプリングジャパンが設立されたのは2012年9月。その直後に筆者は王●(●は「火韋」で1字)会長に直接話を聞いたことがある。氏は上海出身だが日本の大学を卒業し、日系企業に10年近く勤め日本的なビジネスを学んだ日本通であり、日本語もペラペラだ。日本のサービスにも詳しい。あの会長の存在も期待以上のサービスを経験できた理由だろう。そんなことを思いめぐらせているうちに、スプリングジャパンIJ601便は快晴の有明佐賀空港に定刻通り着陸した。ちなみに、佐賀空港から佐賀市内まではバスで約35分(600円)、福岡・博多駅までだと約98分(1,650円)である。成田から佐賀まで預け荷物の手数料込みで5,700円。食事や予約時の手数料を入れても約8,000円。その運賃を考えると満足過ぎるフライトだった。※記事は2014年10月に搭乗し取材したもの。機内販売品などのサービスは変更されている場合がある○筆者プロフィール : 緒方信一郎航空・旅行ジャーナリスト。旅行業界誌・旅行雑誌の記者・編集者として活動し独立。25年以上にわたり航空・旅行をテーマに雑誌や新聞、テレビ、ラジオ、インターネットなど様々なメディアで執筆・コメント・解説を行う。著書に『業界のプロが本音で教える 絶対トクする!海外旅行の新常識』など。
2014年12月16日ルフトハンザ ドイツ航空は、2015年1月8日以降に発券される日本路線を含む旅程のエコノミークラス航空券について、無料受託手荷物許容量を従来の1個から2個へ変更する。受託手荷物1個あたりの重量・サイズはこれまでと変わらず、重量は23kg以下、サイズは手荷物の3辺の和が158cm以下となる。また、ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスの無料受託手荷物許容量は、従来通りで変更されない。今回の規定変更に伴い、超過手荷物料金についても一部見直しを実施。日本発のエコノミークラスで3個以上の手荷物を預ける場合、1個あたりの超過手荷物料金は2万円となる。なお、日欧路線のジョイントベンチャーパートナーであるANA、オーストリア航空およびスイス インターナショナル エアラインズでも、あわせて同様の変更が実施される予定。
2014年12月15日最近、おしゃれなタイ人が集う場所を尋ねると「ヴィンテージ/アンティーク マーケット」という声をよく聞くようになった。特に今注目されているひとつが、洗練されたヴィンテージの文化とタイ職人のコミュニティーを持つ集団「MADE BY LEGACY」が主催するマーケット「MADE BY LEGACY FLEA MARKET」。2012年にアメリカンスタイルのフリーマーケットとしてスタートし、現在では、フードや、アート、ファッションなど幅広い分野で活躍する人々をも巻き込み、成長し続けている。来場者はヴィンデージコレクターからトレンドにアクティブなタイの若者、在住欧米人まで多岐に渡り、毎回盛況を得ている。2015年初回は、1月10日、11日の土日に開催予定。ヴィンデージコレクターや、デザイナー、職人合わせて30以上の出展者が一同に会し、革製品や、ヴィンテージ家具、時計、デニム、アクセサリーなどの小物から、クラシックカーやバイクなどの大物まで貴重なアイテムが並ぶ。会場内では、飲食ブースも出店するので、小腹を満たすこともできそう。開催場所は、「State Railway of Thailand」。バンコクの人気ショッピングエリア「サイアム」とも程近いので、お買い物の合間に訪れてみてはいかがだろうか。今回は参加が難しい人も、定期的に開催しているのでHPをチェックしてみて!© all photos to MADE BY LEGACY
2014年12月12日日本航空写真家協会(JAAP)は12月11日~17日、東京新宿区のアイデムフォトギャラリー「シリウス」にて「日本航空写真家協会 2014写真展」を開催する。JAAPは主として「航空」をテーマに撮影している写真家の集団。写真展では実際に空を飛ぶことでしか見ることができない光景や、躍動感あふれる航空機の姿など、プロの航空写真家ならではの視点で捉えたカラー・モノクロの43点を展示する。開催時間は10:00~18:00(最終日は~15:00)。入場料は無料。
2014年12月11日●日本路線初となる「スカイカウチ」でエコノミークラスが極上空間にボーイングの最新機種・787-9のローンチカスタマーであるニュージーランド航空は12月2日、787-9での成田~オークランド便運航を開始した。787-9そのものはANAがすでに国内線を就航しているが、長距離路線になるほど力を発揮するのが787-9である。今回、成田~オークランド線の初便に搭乗し、その乗り心地を体験してみた。○エコノミークラスでフルフラットニュージーランド航空が787-9を受領したのは7月9日。同機による成田~オークランド線は、パースーオークランド線に続く2路線目の定期路線となる。成田就航日には同社が特別な機体にのみ使用しているブラックカラーの787-9が登場。なお、同社が現在保有している787-9は3機ある。今回の就航を記念して、搭乗前には機長からのあいさつのほか、搭乗者には特別仕様のポストカードがプレゼントされた。そして、この787-9の就航で初めて日本に開かれたサービスが「スカイカウチ」である。スカイカウチはエコノミークラスの席を3席丸ごと使用できるサービスで、同社のホームページより購入した場合、ひとりなら片道+8万円、ふたりなら片道+4万円で、エコノミクラスからグレードアップできるというもの。しかし、ただ広くなっただけではない。フットレストをシートと水平の高さまで全て持ち上げると、縦155cm・横74cmのベットができあがる。くつろぎ空間をしっかり確保できるため、カップル利用のほか、子連れ旅行にもぴったりだ。なお、エコノミークラスでは3-3-3配列となっており、スカイカウチは窓からの風景を楽しみつつ、通路へのアクセスにも困らない。○ふかふかのマットレスでぐっすりともちろん、ビジネス・プレミアもフルフラットである。787-9のビジネス・プレミアは18席限定で、斜めに配置された席では周りを気にすることなくゆったり自分の時間が過ごせる。個人モニターやテーブルは自由に位置を調整できるので、食事やPC利用、機内エンターテイメントの視聴など目的にあわせて便利に活用が可能だ。各シートにはクッションや羽毛布団のほか、形状記憶マットレスも用意。全長201cmのシートで横になっていると、「ここって飛行機の中だったっけ?」と思ってしまうくらい、機内でぐっすり休むことができた。また、アメニティーには鮮やかなデザインのソックスをはじめ、メイド イン ニュージーランドの品々がポーチに収められている。○長距離路線ほど魅力が生きる787-9が日本から長距離路線で利用できるようになった今、あらためて787-9の利便性を見直してみよう。1万5,400kmもの航続距離を持つ787-9は、787-8の胴体を6.1m延長したモデル(787-8は全長56.7m、787-9は全長62.8m)で、787-8の約1.2倍の座席と貨物を搭載できる(座席は国内線仕様機材での比較、貨物は搭載可能重量での比較)。また、787-9は787-8よりもさらに高い23%の燃費性能を有している(767-300ER対比)。利用者としてのメリットは、燃費性能向上による価格調整だけではない。空の上では一桁台の湿度を示すことが通常だが、787-9の場合、その2~3倍にまで湿度が上がる。また、従来機よりも気圧を高くすることができるので、実感はしにくいかもしれないが、ワインの風味や機内食の味をより地上に近い感覚で楽しむことができるというメリットもある。分かりやすいところで言うと、窓の大きさが従来機より1.3倍大きい。窓はUVカットもされているので、紫外線が気になる空の上でも、大きな窓から景色を楽しむことができる。総じて言うと、787-9は燃費や身体にかかる疲労度・乾燥などの面も含め、長距離になればなるほど、会社も利用者もその良さを実感できる飛行機なのである。●和の味わいを生かした機内食は厳選されたニュージーランドワインとともに○選べるニュージーランドワインニュージーランド航空の機体には、ニュージーランドの先住民族・マオリの伝統模様である「コルー」がデザインされている。色彩も鮮やかな制服をまとった客室乗務員たちに迎えられた機内は、同社のイメージカラーでもあるパープルで照らされていた。飛行機の中では、機内食を一番楽しみにしている人も多いだろう。成田を18:30発・オークランドに9:20着のフライトではディナーとブレックファストを、オークランドを9:45発・成田に16:55着のフライトではランチとディナーを用意している。同社の機内食はニュージーランドの素材を生かしつつ、ポイントに和の食材や調味料をプラスするなど、ワールドワイドな料理が楽しめる。エコノミークラスでは2種類からチョイスできるようになっている。この時は、ディナーはビーフ(すき焼き)とチキン(クリームカレー)から、また、ブレックファストはエッグ(スクランブルエッグ)とフィッシュ(鮭の味噌和え)から好きなものを選べた。寿司ブームのニュージーランドでは、すき焼きや味噌和えのような和風テイストの料理も、割と一般的に食べられているようだ。また、提供されたワインは赤・白ともにニュージーランドワインで、ともに2種類用意。味わいは客室乗務員が説明してくれるので、普段はあまりワインを飲まないという人も、ぜひここは本場のニュージーランドワインを楽しんでいただければと思う。一方、ビジネス・プレミアでは、オークランドとロンドンに店を構えるピーター・ゴードン氏が監修した機内食も用意。前菜は2種類から、メインは3種類から、デザートも3種類から選べるコース料理となっている。なお、ビジネスクラスでは、メインのひとつに和食も用意している。ドリンクはというと、搭乗後すぐに提供されるニュージーランド産のスパークリングをはじめ、2~3種類そろえた白・赤ワイン、そして、ビールにもニュージーランド産のものを2~3種類用意している。ニュージーランド産のデザートワインもそろえているので、希望する人は客室乗務員に一声かけてみよう。○ラバトリーまで見逃せない!同社ならではのサービスとしては、ユニークさやデザイン性があげられる。例えば、機内の安全設備を説明するビデオでは、ニュージーランドを舞台にして制作された映画「ホビット」の登場人物とともにピーター・ジャクソン監督も登場する。「ホビット」以外にも、同社が過去に展開していたビデオには、登場人物が全員裸にボディーペイントをしていたり、フィットネスしながら説明したりと、新作がリリースされる度に話題になっているのだ。そして、同機に搭乗するならぜひ利用してほしいのが、実はラバトリーなのである。エコノミークラスには3つデザインが施されたラバトリーが設けられている。中でも、客室乗務員がおススメしてくれたのがバタフライルーム。また、ラバトリーには音楽も流れており、ちょっとした癒やし空間となっている。ただし、施設の限られた機内の中なので、長居をされないようにしていただきたい。親しみを感じさせる客室乗務員のサービスも同社ならではの特長だろう。撮影にも気軽に応じてくれ、「うまく撮れましたか? フェイスブックに掲載してくださいね」などとウインクをしながら声をかけてくれた。成田からオークランドまでは約10時間。787-9の就航でさらに快適性が高まった空の旅を、ちょっと陽気な客室乗務員にもてなしてもらいながら、ニュージーランドワインとともに楽しんでみてはいかがだろうか。
2014年12月11日