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Jリーグで活躍するプロサッカー選手、柏好文選手は、37歳という年齢にも関わらず、アジリティ(敏捷性)を武器に、攻守に関わり続けるプレースタイルで、多くのファン・サポーターを魅了しています。そんな柏選手に「アジリティの重要性」について、話をうかがいました。体の小さな選手、子どもたちにとって、上達のヒントになる話が目白押しです!(取材・文鈴木智之)■若いときにアジリティを染み込ませたサッカー選手にとって、アジリティ(敏捷性)は、パフォーマンスを左右する重要な要素です。特に攻守の切り替わりや球際の場面で、その真価は問われます。柏好文選手は、アジリティが必要な局面について、次のように語ります。「サッカーにおいてアジリティが必要な場面は、球際の競り合いや、攻守が切り替わる時です。アクションというよりはリアクションの時の方が、アジリティが重要になると感じています」柏選手はヴァンフォーレ甲府でプロキャリアをスタートさせたときから、谷真一郎コーチのもと、アジリティトレーニングを積み重ねてきたそうです。「若い時に体に染み込ませたトレーニングがあったから、この年齢(37歳)までできていると思います。これまで大きな怪我をしたことがありません。もともとの資質が良かったのかもしれませんが、親からもらった素質に加えて、しっかりとトレーニングを積んできたことで、怪我をしない体の使い方や足の運び方が身についたのだと思います」柏選手が取り組んできたのが、ラダーを中心としたトレーニングです。「プロになってから、毎日のようにラダーを踏んでいました。様々な種類のステップや、試合を想定した足の運び方、相手が動いた時に、最も接地時間を短くして、次の動きに移行できるようなステップなど、緻密な動きを体に染み込ませる練習を毎日のようにしていました」■体の無理が利くようになったその効果は比較的早く実感できたそうで、「一年経たずに、足の運びはかなり変わってきました」と振り返ります。「足の運びが速くなったと感じましたし、体の無理が利くようになりました。相手の動きに対するリアクションや、届かないと思ったボールに対して足が出せるようになるといった面でも、大きな変化を感じました。毎日トレーニングすることで、新たな発見があるので楽しかったです」特に印象に残っているのが「接地面についての指導」だと言います。「地面の反動を使って進むことや、足を地面に着くときの歩幅によって、グラウンド状態が悪いと滑ってしまうといった部分は、かなり敏感に指導してもらいました。足の運び方、体の使い方、反転の仕方など、若い時代に毎日のように練習したので、体に染み込んでいます」さらに「谷さんは筑波大学出身で、科学的で理論的な説明をしてくれました。わかりやすいフィードバックをしてくれて、『いまはどこの体の使い方がよくなかったのか』『こうした方が早くなる』といったアドバイスをくれました」と懐かしそうに話します。■小柄な体格がストロングポイントにアジリティトレーニングは、体の小さな選手にとって、特に重要な意味を持ちます。柏選手は言います。「僕自身、体が小さいというウィークポイントを、アジリティによってストロングポイントに変えることができました。僕以外にも、若い時期にアジリティにフォーカスしてトレーニングをしていた選手は、長く現役でプレーしています。そういう意味で、アジリティの重要性はかなり高いと感じています」育成年代の選手たちにとっても、アジリティトレーニングは将来を左右する重要な要素になりそうです。「幼少期に身につけるのと、大人になってから身につけるのとでは、大きな差が出ると思います。足の運びを常に意識しながら頭と体の回路を作ることによって、怪我の予防だけでなく、一歩二歩先のプレーを読むところにもつながると思うので、非常に効果的な練習だと思います」■4マスを集中して取り組むトレーニングには4マスの「タニラダー」が最適だと言います。「4マスは程よい長さですよね。体の使い方のポイントが、わかりやすいと思います。ダラダラと長く続けるよりも、4マスであれば、集中して姿勢や動きの質を意識することができます」アジリティトレーニングは、単なる体づくりを超えて、選手としてのキャリアを大きく左右する重要な要素です。怪我の予防にもなり、体格的なハンデを強みに変える可能性も秘めています。子どもたちにとっては、動きの回路を作る年代に取り組むことで、今後の伸びしろアップに良い影響がありそうです。柏選手は「僕は体が大きい方ではないので、プロになってアジリティを鍛えて、そこで勝負してきました。アジリティを含めたクイックネス、モビリティに意識を向けることで、プロとして長くプレーすることができているので、その重要性は子どもたちに伝えたいですね」とメッセージをくれました。37歳を迎えてもなお、アジリティを武器にピッチを駆ける柏選手。そのプレーに、今後も大いに注目です!
2024年12月10日子どもからプロ選手まで、「足が速くなった」「動きのキレが増した」「1対1に強くなった」などの支持を得る、タニラダートレーニング。サカイクはより多くの人にタニラダーを経験してもらうため「公認インストラクター制度」を開始しました。2021年9月に1期がスタートし、これまで約40人が資格を取得。公認インストラクターとして活動を続けています。今回はジュニア年代の強豪クラブ、JACPA東京でコーチを務める鈴木宏輝さんに、タニラダーインストラクター資格を取得した理由について、話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)【アーカイブ受講も可】タニラダー認定資格C級ライセンス講習開催>>■守備の1対1を向上させたい鈴木コーチがタニラダーに興味を持ったきっかけが「守備の1対1の動きを向上させたい」という思いからだったそうです。「以前から、1対1の守備を改善したいと思っていました。相手に対して一発で突っ込んでいくのではなく、相手の動きに対応した守備ができるようにしたいと思っていたところ、ダニラダートレーニングを知り、これはいいと感じて、指導ライセンスを取得しました」タニラダーと出会った2021年には、JACPA東京で谷真一郎さんによるタニラダートレーニングを実施。そのときに「(タニラダーは)サッカーの動きにつながっている」と感じ、より深く学びたいと思ったそうです。その後、タニラダーのC級インストラクターを取得。谷さんは鈴木さんの指導について「デモンストレーションが上手」と太鼓判を押します。「鈴木さんのように指導力があり、サッカーを突き詰めて指導している方は、動きの部分に興味を持ってくれることが多いです。思考能力の高い指導者は『なぜ抜かれるのか?』『抜かれないためにはどうすればいいか』 に目を向けて、戦術でぼかすのではなく、動きづくりを始めとする、個人の対応力に目を向けます。そういう指導者の方が増えると、日本サッカーも変わりますよね」■抜かれる理由を突き詰めるJACPA東京は幼児教育を行っており、鈴木コーチは幼稚園や保育園で体育の指導をしています。その観点からも「身体操作性を高めることは、とても大切なこと」と言葉に力を込めます。「サッカーがうまくなるためには、サッカーだけをしていても足りないと思っています。そのため、でんぐり返しや鉄棒、跳び箱などを通じて、身体操作性を高めることにも取り組んでいます」JACPAの子どもたちはスパイクを履かず、トレーニングシューズで練習をしているそうです。その理由を鈴木コーチは「足裏のアーチを感じて、動いてほしいから」と言います。「スパイクのポイントでグリップをごまかすのではなく、正しい体の動かし方を身につけてほしいので、トレーニングシューズを履くようにしています」保護者から「どうすれば足が速くなりますか?」と聞かれることも多いそうで、「ジュニア年代で正しい運動動作を身につけることの重要性は、常に感じている」と話します。「(タニラダーの)インストラクター資格を取得するときに、自分の動きを動画で撮るのですが、自分では動けているつもりでも、動けていない部分があるといった発見がありました。自分の映像を見たときに『子どもたちも同じだ』と思ったんです」鈴木さんが指導する子どもたちも、自分では腕が正しく振れていたり、ターンの動きができていると感じていたとしても、映像を見るとできていないことがあるそうです。「10歳、12歳の早い時期に、正しい動きを身につけるのは大切なことです。動きの癖がない段階なので、身につきやすいと感じています。小学生年代で正しい動きを身につけて自動化させて、何も考えずにできるようになってから、ジュニアユースに進むことで、よりサッカーのプレーに意識を向けやすくなると思っています」【アーカイブ受講も可】タニラダー認定資格C級ライセンス講習開催>>■学んだことをチーム内で共有※現在はタニラダーを使用してトレーニングを行なっています。鈴木コーチは、タニラダーライセンスの取得を通じて学んだ内容を、コーチ仲間や保護者とシェアしているそうです。「保護者の方には、お子さんのストロングポイントと課題を報告しているのですが、アジリティに課題がある子のお父さんが、タニラダーインストラクターの資格を取得していました。こちらの投げかけに対して、熱心に応えてくれるのでありがたいです」谷さんは「クラブにインストラクターがいると、他のコーチが『この場面ではどう動けばいい?』『どんなトレーニングをすればいい?』など、すぐに聞くことができます。それはすごく大切なことで、動きの課題を戦術でぼかすことなく、選手個人のレベルアップにつなげることができます」とインストラクターの有用性を話し、こう続けます。「鈴木コーチは動きのポイントを理解しているので、腕の振りや足の上げ方、足のつき方など、ドリルトレーニングを通じて改善することができますよね。チームに足が遅い選手がいたとして、『どこに課題があるから、スピードが上がらないのか?』を見て判断できるのは、チームとしての強みになると思います」サッカー面での質の高い指導に加えて、スピードアップやアジリティなど、動きの質向上にも取り組む、JACPA東京FC。今後はタニラダーライセンスC級取得者が開催できるチーム向けの講習会などを通じて、さらなる運動能力向上に取り組むそうです。子どもたちの、今後の変化が楽しみです!
2022年05月13日「スピードアップ」と「動きの質を高める」トレーニングとして、子どもからJリーガーまで、幅広く活用されているタニラダー。チームへのインストラクター派遣や指導ライセンスを通じて、多くの選手、指導者がレベルアップに役立てています。2022年4月、東京都の強豪チーム、JACPA東京U-10にインストラクター派遣を行いました。タニラダー発案者の谷真一郎さんは、どんなトレーニングで子どもたちのスピードアップ、動きの質の向上につなげていくのでしょうか?(取材・文鈴木智之)サッカーの動きを改善する「タニラダー」トレーニング>>■速く走るのも、動くのも技術JACPA東京FCは、廣永遼太郎(ヴィッセル神戸)、福岡将太(ガンバ大阪)、井上潮音(ヴィッセル神戸)などのJリーガーを輩出する強豪クラブです。この日、トレーニングに参加したのはU-10の選手たち。鈴木宏輝コーチは「守備の1対1の対応力を高めるために、タニラダーは最適」と話し、タニラダー公認C級ライセンスを取得するなど、意欲的に取り組んでいます。谷さんは子どもたちに「速く走るのも、速く動くのも技術です。ぜひ、その技術を感じてみてください」と話し、トレーニングがスタートしました。まずは20mのスプリントと方向変換を測定。子どもたちの走る姿を見ると、猫背になっていたり、腕を振れていない、力みで前傾姿勢になっているなど、それぞれ改善ポイントがあります。測定後、子どもたちは「方向変換のときに滑った」「止まるのが難しかった」などの感想を口にします。その様子を見た谷さんは「速く走ったり、素早くターンをするときに、地面から跳ね返る力(地面反力)をもらうことが大切です」と話し、こう続けます。「地面から跳ね返る力を受け取るときに、『姿勢』が良くないと、地面を足の裏で押しても、強い力が返ってきません。サッカーのプレーも同じで、姿勢が安定していると、ボールを止めるときや蹴るときに安定感が出ます。まずは良い姿勢を作ることから始めましょう」■正しい姿勢の大切さすべての動きの基本となる『正しい姿勢』を身につけるため、タニラダーを使ってトレーニングしていきます。まずは立ち方から。両足を握りこぶし2つ入る幅に開き、親指をやや外へ向けます。このとき、背中が丸まっていると良い姿勢にはならないので、両手をそろえて上げ、頭の上で合わせて背伸びをします。その状態で足の裏の親指から小指までを使い、地面をしっかりととらえて、腕をおろしていきます。そうすることで、良い姿勢ができあがります。「良い姿勢で立つと、相手に押されてもグラグラしません。ラダーをするときに、顔を下げて足下を見ると姿勢が崩れてしまうので、目だけを動かして、周囲や足下を見る癖をつけましょう。これは試合中も同じです。サッカーは見ることが大事なスポーツ。常に顔を上げて、姿勢を崩さない状態で動くことを心がけましょう」良い姿勢を保ち、下を見ずに動くために、ラダーを使ってトレーニングしていきます。まずはラダーのマスに両足を揃えてジャンプし、止まったときに良い姿勢を保つことから。谷さんはノリの良い音楽をかけながら「音のリズムやテンポに乗って動いてみよう」「グラグラせず、ピタッと止まろう」と声をかけていきます。サッカーの動きを改善する「タニラダー」トレーニング>>■腕をまっすぐ振り下ろす次に、片足ずつマスに入れて止まる動きを繰り返したところで「走る技術」に移行。谷さんは「走る技術に、みんなの伸びしろがあります」と話し、足の振り下ろしに加えて、腕の振り方をレクチャーしていきます。「腕を斜めに振ると体幹部が回旋してしまい腕の振りが遅くなってしまいますし、地面に加える力も弱くなってしまいます。ひじを曲げて、まっすぐ振り下ろすこと意識して、ラダーのマスを踏んでいきましょう」子どもたちは谷さんのデモンストレーションを見ながら、見様見真似で体を動かしていきます。この「見て真似る」ことがポイントで、体を動かしていくうちに、自然とできるようになっていきます。谷さんは「最初はうまくいかないので、ミスをしても気にしないこと。どんどんチャレンジしていこう」と優しく言葉をかけていきます。足の踏み込み、腕の振りを意識することで動きにシャープさが生まれ、サッカー選手の動きに近づいていきます。そこで、2つ目のテーマである「方向変換」にトライ。谷さんは「方向変換で動き出すときに、姿勢が崩れがちです。体の中心に入っている一本の棒を少し傾けて、一歩目を踏み出すイメージを持ちましょう」と話し、方向変換、スタートダッシュのコツを伝授していきます。具体的には、地面からパワーを得られる位置に足をつくことや、足の親指と小指の付け根を地面につけ、そこに体重を乗り込ませることなどをレクチャーしていきます。「最初の測定のとき、みんなは体が力んだり、足を踏み込む位置が体より前に出ていたり、腕を斜めに振る、もしくは振れていないことが原因で、自らブレーキをかけるように走っていました。これまで教えてきたポイントを意識することで、ブレーキがかからなくなり、スピードがアップします」■守備の動きづくりにラダーは最適JACPA U-10の選手たちは谷さんの話を聞きながら、集中力を切らさずにチャレンジしていきます。1時間もする頃には、姿勢、腕の振り、足の回転がみるみる良くなっていきました。その後、守備の1対1時に必要な、下半身を半身にし、上半身を相手に正対させる動きなど、ラダーを使ってトレーニングしていきました。最後にもう一度、20mと方向変換を測定したところ、スピードと動きの質に変化が見られました。谷さんは「動きの質が上がると、スピートも上がります。その結果、届かなかったボールに届くようになったりとプレーが変わります」と話し、次のようなメッセージを送っていました。「動きの質が上がることで相手に追いついたり、ボールを奪えるようになると、サッカーがもっと楽しくなります。一ヶ月後にまた来るので、それまでの間、トレーニングしておいてくださいね。新しい自分に出会えるように、頑張っていきましょう!」この日から1ヶ月間、タニラダーの指導ライセンスを持つ鈴木コーチの指導の元、タニラダートレーニングを実施し、どれだけスピードが上がったかを測定します。子どもたちに、どんな変化が訪れるのでしょうか?その様子は1ヶ月後にレポートします!サッカーの動きを改善する「タニラダー」トレーニング>>
2022年05月11日タニラダーインストラクター制度1期生として、コーチを務めるクラブで「コーディネーショントレーニング」を導入し、タニラダーメソッドで子どもたちを指導する菅沼勇作さん。今回はプレー面の変化と子どもたちの感想。そしてタニラダー発案者・谷真一郎さんのメッセージを紹介します。菅沼勇作さんがコーチをするFCレガーロは「ボールを保持し、相手との駆け引きを楽しむ」をテーマにしており、「そのためには相手からボールを奪い、マイボールにすることが必要」という考えのもと、ボールを奪うプレーを重視しています。「うちのチームには、それほどスピードのある子がいるわけではありません。それでも、ボールを奪うためには、相手から離されないことが必要になるので、スピードアップと効率的な動きを身につけるために、タニラダーでトレーニングをしています」ボールを奪いに行く際には接触プレーもありますが、タニラダーでトレーニングをするようになってから、滑ることやケガが減ったそうです。「効率的な動きを身につけることで、守備だけでなく、攻撃の場面でも成果が出ています。ジュニア年代は技術を身につけることも大切ですが、それと両輪でケガをしないための体の動かし方、効率の良い動き方をトレーニングすることも必要だと思っています」■子どもたちも感じるトレーニングの効果FCレガーロの子どもたちもトレーニング効果は感じており、「足が楽になったし、いつもよりスムーズに足が動くようになった」「手を横に振っていたのを、縦で振ることを教えてもらってから、走るのが速くなった」とうれしそうに話します。「足の爪先の方を地面について、バネが足に入っているように、跳ぶように走ったら速くなった」(れんせいくん・小学3年生)。「いつも足のかかとから地面についていたのを、つま先からつけるようにしたら速くなった」(ひらりさん・小学3年生)子どもたちの進化はめざましく、集中的にトレーニングをすることで正しいランニングフォームを身につけ、走るスピードも明らかに速くなっていました。【アーカイブ受講も可】タニラダー認定資格C級ライセンス講習開催>>■タニラダーメソッドを広げる仲間を募集タニラダーメソッドで、子どもたちを成長に導いている菅沼さん。タニラダー発案者の谷真一郎さんも「彼は賢くて感受性も高いので、いい指導者になると思います」と太鼓判を押します。チームで「ボールを奪う」ことから逆算して、タニラダーを使ったアジリティトレーニングを行っていることについて、谷さんは「ステップがしっかり踏めると、相手のボールを奪うことができるようになるので、マイボールになる回数が増えます」と話し、こう続けます。「相手からボールを奪うことができれば、ドリブルやパス、シュートなど、自分のやりたいプレーに持ち込めるようになります。正しいステップを身につける前と後とでは、見える景色が違うはず。より楽しく、うまくサッカーをプレーするためにも、ぜひ正しいステップを身につけて、違う世界を感じてほしいです」タニラダーメソッドが開発されて、今年で10年目を迎えます。メソッドも年々ブラッシュアップされ、Jリーガーから子どもたちまで、レベルを問わず、動きの質を向上させた選手が続出しています。日本サッカーをより良くするために、動きのスタンダードを上げる。そのために谷さんを始め、タニラダーインストラクターは活動を続けています。谷さんは「タニラダーメソッドを指導できる仲間を増やし、最終的にはこの動きを日本のスタンダードにしたいです」と言葉に力を込めます。「僕を始め、これまでのインストラクターの人数では、日本中に広めるには限りがある。そう感じて、インストラクター制度を作りました。指導できる人が増えることで、僕たちだけではたどり着くことのできなかった子どもたちにリーチすることができます。その結果、子どもたちが変化し、成長するチャンスも増えると思います」子どもは、大人が想像している以上の速度で進化していきます。「とくに小学校低学年はすぐに変わります。見て感じて、真似をする力がすごいんです。子どもたちは『変われる力』を持っていることを、より多くの人に知ってもらいたいです。ラダートレーニングで動きが変わると、自信がつき、プレーも変化します。日常が変わればプレーが変わる。その感覚をぜひ知ってほしいです」谷さんはタニラダートレーニングに興味を持つ指導者に向けて、次のメッセージを送ります。「サッカー指導者の方は、どうしてもボールコントロールを始めとする技術面に意識が行きがちです。それも大切ですが、動きの質を高めることにも目を向けてもらえると、技術面もさらに上手くなると思います。そのことに、多くの指導者、子どもたちに気がついてほしいです」さらに、このように付け加えます。「そのためには、タニラダーを指導できる仲間が必要です。急募と言っていいでしょう。ぜひ僕と一緒に学び、子どもたちをより良い選手へと成長させる、手助けをしてあげてほしいと思っています」タニラダーインストラクターは4期生を募集中。谷さんのメッセージにピンと来た方は、こちらにアクセスしてみてください。きっと、新しい世界が待っているはずです。【アーカイブ受講も可】タニラダー認定資格C級ライセンス講習開催>>
2022年03月09日子どもからプロ選手まで、「足が速くなった」「動きのキレが増した」「1対1に強くなった」などの支持を得る、タニラダートレーニング。サカイクはより多くの人にタニラダーを経験してもらうため「公認インストラクター制度」を開始しました。2021年9月に1期がスタートし、これまで約40人が資格を取得。公認インストラクターとして活動を続けています。今回は1期生の中から、所属クラブで「コーディネーショントレーニング」を導入して活動の場を広げている、菅沼勇作さんに話をうかがいました。東京都東村山市で活動する『FCレガーロ』で指導をする菅沼勇作さん。柔道整復師の資格を持ち、コーチ兼トレーナーとして活動をしています。本格的にコーチを始めたのは2年前。その後、タニラダーインストラクターの資格を取得し、アジリティをメインとした「コーディネーショントレーニング」を導入。子どもたちの動きの改善に取り組んでいます。「子どもたちのアジリティや運動能力を向上させるために、谷さんのメソッドが役立つと感じていました。インストラクター制度ができると聞いて、『これを受講すれば、自分も子どもたちに、谷さんの知識を還元できるかもしれない』と思い、1期生に申し込みました」【アーカイブ受講も可】タニラダー認定資格C級ライセンス講習開催>>■正しい動きを身につける重要性インストラクター資格を取得するための講義は、コロナ禍ゆえオンラインで行われました。菅沼さんはタニラダーメソッドを学ぶ中で「お手本を見せる立場の自分が、正しい動きをすること」の重要性を再確認したと言います。画像:実技試験のフィードバック「子どもたちに動き方を説明するときに、インストラクターである自分が、正しい動きを実演して見せる必要があります。自分ではできていると思っていた動きも、細かいところに修正点があり、そこを谷さんに指導してもらえるのですごく勉強になりました」谷さんのアドバイスを受けることで「自分の動きを客観的に見ることができた」と話す菅沼さん。理論を理解することで動きの精度が高まり、晴れて公認インストラクターの道を歩み始めました。■チームに導入して起こった変化資格取得以降、自身が指導をするチームでコーディネーショントレーニングを導入。サッカーのトレーニングに加え、動きの質を高めるタニラダートレーニングを取り入れることで、子どもたちのプレーに変化が出てきたと言います。「タニラダーでトレーニングをする前は、足の入れ替えやステップワークがうまくいかず、ズルっと滑ってしまう場面をよく目にしました。それが、タニラダーでトレーニングを積むことで、足のつき方、パワーポジションなどを身につけ、滑る子が減りました」それまでは前のめりになっていたり、かかとに荷重する『後ろ重心』の子が多く、不安定な動きにつながっていたそうです。それが、トレーニングをすることで改善され「ケガをする子も減った」と話します。「滑らないためにはどうすればいいかをトレーニングに落とし込むことで、重心のコントロールがうまくなりました。その結果、サッカーのプレーにも良い影響が見え始めてきました」チームの監督からも「動きが変わってきたね」と言われることもあるそうで、菅沼さんは「タニラダートレーニングをしているからだと思います」と笑顔を見せます。子どもたちも、楽しみながらタニラダーに取り組んでいるそうで、「スクールでは楽しむことが50%。動きを正確にやることが50%の割合で取り組んでいます」と話し、こう続けます。「子どもたちは、楽しみながら動きを身につけています。動きが変わると、プレーも変わるんですよね。それは子どもたちも感じていて『ボールが取れるようになった』『相手についていけるようになった』『守備ってこうやってやるんだ!』と言う子もいました」チームトレーニングでは、練習前のウォーミングアップで、動きのドリルを10分から15分ほど実施しているそうで「子どもたちの理解度にもよりますが、1ヶ月ほどで成果が出てきます」と、成長度合いを感じています。「タニラダーは、チームとして簡単に取り入れられるところがメリットだと思います。谷さんに教えてもらったことをチームに還元することで、子どもたちの動きが変わります。それは目に見えて感じますね」インタビューの中で「自分が学び、身につけたことを、子どもたちに還元できることがうれしい」と、繰り返し話してくれた菅沼さん。■動きが身につくまで谷コーチによる細かくフィードバック受講期間中は、谷さんが親身になって何度もやりとりをしてくれたそうで「この動きをもうちょっと修正しようなど、細かく指導してくれるので、自分の動きも変わりましたし、子どもたちにデモンストレーションを見せるときに、正しい動きができるようになりました」と自身の成長も感じています。菅沼さんの指導を受けた子どもたちの動きが変わり、チームとしての結果に変化が現れる未来が楽しみです。インストラクター制度は4期生を募集中。興味のある方は、こちらにアクセスしてみてください。【アーカイブ受講も可】タニラダー認定資格C級ライセンス講習開催>>
2022年03月08日子どもたちのスピードアップ、動きの改善に取り組んでいる『タニラダーキャンプ』。参加したお子さんの中には、20m走のタイムが0.5秒縮まり、コンビネーションの動きでは1秒近く短縮するなど、着実に成果を出しています。今回はタニラダーキャンプに参加し、スピードアップに加えてサッカーのプレーにも大きな変化があったという、小学4年生のよしはる君のケースを紹介します。(取材・文:鈴木智之)タニラダーキャンプでスピードが上がっただけでなく、サッカーにも良い変化があったというよしはる君【春休み東京開催】「2日間でスピードを上げる」タニラダーキャンプ>>■以前は相手の切り返しについていけず、抜かれてしまっていたよしはる君がサッカーを始めたのは、小学2年生のとき。タニラダーを始めたきっかけは「年上の子と対戦するときに、スピードで抜かれてしまう」という悩みがあったからでした。よしはる君は「相手についていくことはできるんだけど、うまく止まれず、相手に切り返しをされると抜かれてしまう」と話します。相手にドリブル突破を仕掛けられたときに、背後から追いかけることはできるのですが、相手の前に入ってボールを奪うまでには、いたりませんでした。■谷コーチに直接見てもらって、改善ポイントがわかったそこでお父さんが色々と調べ、タニラダーに行き着いたそうです。すぐにタニラダーを購入し、自宅で取り組み始めました。その後、家の近所でタニラダーキャンプが開催されることを知り「谷さんに直接見てもらったら、なにかが変わるきっかけになるかもしれない」(よしはる君のお父さん。以下、同)と思い、ゴールデンウィークに開催されたキャンプに参加しました。タニラダーキャンプでは、子どもたちの動きを個別に映像で確認し、チェックポイントを挙げていきます。なかでも注視するのが姿勢です。上体が前に傾きすぎていないか、後ろ重心になっていないかなど、一人ひとりの動きを見ていきます。「よしはるの動きを映像で見ると、ボールを奪いに行きたい気持ちが強いあまり、前傾になっていたり、切り返しについていくときに後傾になり、重心をコントロールできていないことがわかりました」■キャンプで正しい動きを学んだら靴のすり減る位置が変わったタニラダーキャンプは、インストラクターの解説を親子で聞くことができます。そこで得た知識をもとに、日常生活から変えていったそうです。「足の裏の拇指球、小指球、かかとの3点で重心を感じることができるように、なるべくソールが薄くて、足裏に負担のかからない靴を履くようにしました」日々、タニラダーでトレーニングをし、日常生活から重心を意識して歩くことで、中敷きを見ると、すり減る場所が変わってきたそうです。「スパイクも同じで、いままでは後ろ重心だったので、かかとがすり減っていました。それがなくなり、中敷きの拇指球のあたりが薄くなっていたんです。これには驚きました。動きやすい場所に荷重できているんだと、変化が見られました」【春休み東京開催】「2日間でスピードを上げる」タニラダーキャンプ>>■重心をコントロールできるようになり、プレー中顔が上がるようになったタニラダーキャンプでのトレーニングの様子ゴールデンウィークに初めて谷さんの指導を受け、日常生活でも意識して過ごすこと2か月。徐々に動きが変わってきたよしはる君は、再びタニラダーキャンプに参加します。谷さんに見てもらうと「走り方もタイムも変わってきている」と言われたそうで、サッカー経験のないお父さんが見ても「明らかに動きが変わった」と感じる場面が増えたと言います。「重心をコントロールできるようになったので、プレー中に顔が上がるようになりました。ゴール裏からよしはるのプレーを見たときに、シュートの場面で顔が上がって、ゴールを見ている視線を感じました。いままでは感覚でシュートを打っていたと思うのですが、明らかに顔が上がって、ゴールや相手をしっかり見られるようになったのは、大きな変化だと思います」■動き出しが速くなり、体重移動がスムーズになったと子ども自身が変化を実感よしはる君も、自身の動きの変化を感じています。「味方がボールを奪われたときに、『ひざをロックする動き』を使って、速く戻ることができた。動き出しが速くなったし、ドリブルで相手を抜くときも、体重移動がスムーズになったので『相手が右にずれたから、左に行ける』って感じで、ゴールへの糸が見えるようになった」よしはる君もお父さんも、動きの無駄がなくなったことで、「プレーに余裕が生まれた」と口を揃えます。よしはる君が通うスクールの保護者からも「動きがすごくスムーズだけど、特別なことをしているんですか?」と聞かれることがよくあるそうで、お父さんはタニラダーキャンプを紹介し、参加するお子さんも増えているそうです。お父さんは言います。「小学生の子どもを持つ親にとって、動き方は共通した悩みなのではないかと思います。よしはるの場合は谷さんに出会って、足裏の荷重する場所やパワーポジション、相手の切り返しについていくときの『ヒザをロックする動き』などを教えてもらって、プレーが劇的に変わりました。だから、同じ悩みを持つお子さんや保護者仲間にも、タニラダーキャンプを紹介させてもらっています」■動きが向上したらコーチに褒められ、サッカーがもっと楽しくなった普段は、サッカースクールに通うよしはる君。スクールのコーチに「動きが違うね」と褒められることもあるそうで、「サッカーがもっと楽しくなった」と笑顔を見せます。「よしはるは谷さんに出会ったことで、武器を持つことができました。動きに関しては、小学4年生という時期に始めたからこそ、すぐに身についた部分もあると思います。ベースの動きを身につけた上で、サッカーのテクニックを身につけることで、さらに良いプレーができるようになる。いまはそう思っています」その後、よしはる君はタニラダーキャンプ、タニラダー塾に参加した選手が参加出来る「アドバンスコース」に参加し、ベースの動きづくりに加え、ボールを使ったサッカーの動き(突破や守備対応)にもチャレンジ。そこでも躍動していました。動きのベースを身につけ、サッカーのプレーが向上したよしはる君。今後、様々な試合で活躍する場面が見られそうです。【春休み東京開催】「2日間でスピードを上げる」タニラダーキャンプ>>
2022年03月02日12月に入り、クリスマスプレゼントを準備し始めているのではないでしょうか。ご家庭ごとの方針があるかと思いますが、お父さんお母さんからお子さんが欲しい商品を贈るご家庭も多いかと思います。毎年プレゼントを何にしようか悩む親御さんも少なくないですよね。お子さんにリサーチしようとしても上手く交わされたりすることもあるでしょう。そこで今回、シンキングサッカースクールユーカリが丘校に協力してもらい、子どもたちがクリスマスプレゼントに欲しいサッカーのグッズは何かを聞いてみました。回答が多かった上位5つをご紹介しますので、サッカー少年たちのリアルに欲しいもの、ぜひ参考にしてください。E-3ショップで購入できるアイテムもあるのでご覧いただけますと幸いです。ただいま年に一度の感謝祭開催中です!一部商品がとってもお得になっておりますのでぜひご覧ください。ただいま年に一度の感謝祭セール開催中!>>【クリスマスに欲しいものTOP5】1.サッカーボール2.サッカーシューズ3.サッカーゲーム(任天堂switchなど)4.自主練用グッズ(コーン、マーカーなど)5.サッカーゴールその他:滑り止めがついた手袋、GK手袋、サッカーバッグ子どもたちの回答で一番多かったのは「サッカーボール」。具体的には、「今使っているのが古くなった」「今のボールがパンクした」「新しいボールが欲しい」「デザインがカッコいいのでW杯仕様のボールが欲しい」などの理由で新しいサッカーボールが欲しいという声が回答者の約半数から聞かれました。最近はたくさんのメーカーから販売されているので、デザインやカラーなど自分のお気に入りの一球が欲しいようです。上記以外の回答としては、低学年から「まだ自分のボールを持ってない」という声や、高学年からは「リフティング練習用の小さめのボールが欲しい」という回答がありました。次いで多かった「サッカーシューズ」には、「サイズが小さくなった」「かかとが痛いから(足に合ってない)」「カッコいい色のシューズが欲しい」との回答がありました。サッカーをするうえで欠かせない、トレーニングシューズ、スパイク。こちらも様々なメーカーからいろんなモデルが出ていますが、デザインだけでなくフィット感も大事にしてお子さんのサッカー熱が高まる一足を贈ってはいかがでしょうか。子どもたちが大好きな「ゲーム」も、クリスマスプレゼントに欲しいものとして挙げる子も多かったです。「Nintendo Switchがいい!」という具体的な回答も。ほかには、自主練で使えるアイテムが欲しいという声も。「冬休みの自主練で使えるコーン、マーカー」「自主練で使えるサッカーゴール」などの回答が寄せられました。サッカーボールやゴール、自主練アイテムなどE-3ショップで購入できるアイテムもありますので、ぜひ参考にしてみてください。▼ただいま年に一度の感謝祭開催中!テクダマ入荷するとすぐに完売になってしまうサッカー上達専用ボール「テクダマ」。サッカーが上手くなるためには、技術、戦術の理解とともに、ボールを自在にコントロールするスキルを身に着けること。グラウンドは平坦なところばかりではありません。イレギュラーなバウンドをしたり、バランスを崩しながらもボールをコントロールする場面もたくさんあります。そういった時に必要な「調整力」。これこそが本当にうまい選手が身に着けているもの。脳からの指令伝達を身体が実行できる力が大事なのです。そういった神経経路が鍛えられる仕組みのテクダマなら、普段の練習の中で使っているだけで自然と調整力を習得できるのです。また「うちは運動神経内から無理」と思っている親御さんもこのボールを使うことで、イレギュラーバウンドへの対応などに慣れ、試合で使えるボールコントロールが身につくので、ぜひお子さんにプレゼントしてみてはどうでしょうか。テクダマの詳細、購入はこちら>>アルファゴール自宅でシュート練習!Jリーグ25チームが導入するゴール感覚を研ぎ澄ますミニゴールでシュート力を磨く。日本サッカーの長年の課題「シュート力」。少年サッカーの練習では簡易的なゴールを使うこともありますが、素材によってはシュートの跳ね返りが返ってこないのでセカンドボールを拾う意識などが身につきづらいという側面があります。軽くて安全なアルミ製でできたこのアルファゴールは、思いっきりシュートしてもボールがしっかりリバウンドするので、シューター以外の選手もゴールを意識してトレーニングすることができます。遊びの場面でもそのような意識をもって繰り返すことで、自然とゴールへの意識が定着していくもの。10秒で簡単に組み立てられてしまう時もコンパクト。ベガルタ仙台のトップチームが採用しシュート練習などに使われています。また、川崎フロンターレやモンテディオ山形などのスクールにも導入。サイズもバリエーションがあるので、クリスマスプレゼントだけでなく卒団記念の贈り物などにもピッタリです。アルファゴールのサイズ各種詳細、購入はこちら>>メトリクスフォームJリーグの下部組織も導入!1分乗るだけで「体幹」にスイッチが入る魔法のマット。運動神経と関係性が深いと言われている、体幹(インナーマッスル)の一部である【ローカル筋(体幹深層筋)】を活性化させるトレーニング&リハビリマットです。アジリティトレーニング「タニラダー」の開発者でもある谷真一郎コーチも太鼓判。指導しているヴァンフォーレ甲府アカデミーも全面導入。ローカル筋が活性化すると、身体の土台・軸の安定、コンタクトプレー強化、姿勢の安定、怪我防止などにいい影響を与えるので、お子さんの姿勢が気になる方、当たり負けしない体の強さが欲しい方は、ぜひお求めください。エクササイズ動画が視聴できるQRコード同封なので、普段トレーニングをしなくてやり方が分からない親御さんも安心です。動画を見ながらお子さんに教えてあげられます。メトリクスフォームの詳細、購入はこちら>>ただいま年に一度の感謝祭セール開催中!>>KENGOアカデミー背が低くても、足が遅くてもサッカーがうまくなる45のアイデア。中村憲剛選手が映像で解説してくれるDVD「KENGOアカデミー」でサッカー脳を高めるサポートをしてあげませんか。中盤、ボランチを任されているけど、どう動けばいいかわからない。試合中何を見ていつパスを出すの?といった選手が抱える悩みに、中村憲剛選手が解説。Jリーグ屈指のサッカー脳を持つ中村選手の解説で、動き方、判断するタイミングなどサッカーに必要な知識を身に着けることができます。中学入学時の身長は136cm、周囲の対格差で挫折を感じサッカーから離れた時期もあったけど、考える力を武器に大きな選手と戦う方法を身に着けてきたという中村選手が自身の経験をもとに積み重ねてきた、サッカーがうまくなるためのアイデアが詰まっています。シンプルパッケージとなりお求め安くなりました。この機会にぜひ。KENGOアカデミーの詳細、購入はこちら>>タニラダー週1の練習で早くなる!サッカー選手2万人以上が実践したスピードアップトレーニングの決定版「タニラダー」で、お子さんの走るスピードを高めてあげませんか。「足が速くなりたい」は昔も今も、多くの小学生の願望ですよね。足が遅いのには理由があります。速く走るための基本のき、「正しい姿勢」「正しい身体の動かし方」を身につけるところから始められるベーシックから、ボールのある動きを伴うアドバンストまでご用意しております。たった4マスだからこそ速さに必要な要素が身に付きやすい。長すぎるラダーは足元を見てしまったり、終盤姿勢が崩れたりして正しい「速さ」が身につかない。タニラダーは速さを習得するための要素がギュッと詰まったトレーニングアイテムなのです。単純に走るのは速いけど、サッカーの試合になるとぎこちない、切り返しについていけない、などもタニラダーのトレーニングで解消できます。速くなりたい、動きをよくしたいお子さんにおすすめです。タニラダーベーシックの詳細、購入はこちら>>フレックスクッションドリブラーの生命線、股関節の可動域を広げる話題のストレッチツール「フレックスクッション」。あなたのお子さんは身体は柔らかいほうですか?最近は身体が固い子どもたちも増えているようです。身体が固いのはケガにもつながりやすいので、柔軟性はできれば小学生年代から注意したいもの。ストレッチで可動域を広げることでパフォーマンスアップにも繋がります。ですが、正しい姿勢で行わないとストレッチの効果も得られません。骨盤の向きを~と言われてもピンとこない子どもたちも、このクッションを使えば座るだけで正しい姿勢で効果的に体を伸ばすことができます。日本やヨーロッパの強豪25チームに採用され、練習や試合後のコンディショニングに取り入れられている「フレックスクッション」でコンディショニングのサポートを。お子さんだけでなく親御さんも使って一緒に楽しんでください。フレックスクッションの詳細、購入はこちら>>リバウンドボード一人でもトラップやパス、ワンツーのトレーニングができる壁打ち練習アイテム「リバウンドボード」。複数人で練習するほうが試合に近い状況なのはわかっているけど、近所の友達はサッカーしないし、兄弟姉妹も自主練に付き合えない、など様々な事情で一人で練習できるアイテムが欲しい、という親御さんは多いもの。このリバウンドボードを使えば、パスを出してパスを受ける練習ができます。ひとりでも2人で行うプレーの練習が可能になるリバウンドボードで実戦的な動きを身につけることができます。簡単に持ち運べ、上下を逆に設置すれば初心者・低学年が苦手な「浮き球」を返してくれるので恐怖心克服とトラップの練習にも。住宅事情により自宅の壁にボールを打たれるのはちょっと困る、という親御さんたちにもおすすめしたい商品です。リバウンドボードの使い方例、購入はこちら>>ただいま年に一度の感謝祭セール開催中!>>
2021年12月07日みなさん、お子さんへのクリスマスプレゼントはもう決まりましたか?お子さんへのリサーチをしている最中のご家庭もあるでしょう。中にはお子さんのほうから「○○が欲しいな」というアピールもあるようですが、サッカー少年少女の保護者の皆さんも「ボールが欲しい」「新しいスパイクがいいな」などお子さんからのリクエストを受けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、サカイクのセレクトショップで人気の商品の中から、今からでもクリスマスまでにお届け可能な「サッカーがうまくなるグッズ」を厳選してご紹介します。お子さんのプレゼントに迷っている方、サッカーがうまくなりたいお子さんに喜んでもらえるアイテムばかりなので参考にしてみてください。ただいま年に一度の感謝祭開催中です!一部商品がとってもお得になっておりますのでぜひご覧ください。ただいま年に一度の感謝祭セール開催中!>>テクダマ発売開始から飛ぶように売れ、入荷するとすぐに完売になってしまうサッカー上達専用ボール「テクダマ」。サッカーが上手くなるためには、技術、戦術の理解とともに、ボールを自在にコントロールするスキルを身に着けること。グラウンドは平坦なところばかりではありません。イレギュラーなバウンドをしたり、バランスを崩しながらもボールをコントロールする場面もたくさんあります。そういった時に必要な「調整力」。これこそが本当にうまい選手が身に着けているもの。脳からの指令伝達を身体が実行できる力が大事なのです。そういった神経経路が鍛えられる仕組みのテクダマなら、普段の練習の中で使っているだけで自然と調整力を習得できるのです。また「うちは運動神経内から無理」と思っている親御さんもこのボールを使うことで、イレギュラーバウンドへの対応などに慣れ、試合で使えるボールコントロールが身につくので、ぜひお子さんにプレゼントしてみてはどうでしょうか。テクダマの詳細、購入はこちら>>KENGOアカデミー背が低くても、足が遅くてもサッカーがうまくなる45のアイデア。中村憲剛選手が映像で解説してくれるDVD「KENGOアカデミー」でサッカー脳を高めるサポートをしてあげませんか。中盤、ボランチを任されているけど、どう動けばいいかわからない。試合中何を見ていつパスを出すの?といった選手が抱える悩みに、中村憲剛選手が解説。Jリーグ屈指のサッカー脳を持つ中村選手の解説で、動き方、判断するタイミングなどサッカーに必要な知識を身に着けることができます。中学入学時の身長は136cm、周囲の対格差で挫折を感じサッカーから離れた時期もあったけど、考える力を武器に大きな選手と戦う方法を身に着けてきたという中村選手が自身の経験をもとに積み重ねてきた、サッカーがうまくなるためのアイデアが詰まっています。シンプルパッケージとなりお求め安くなりました。この機会にぜひ。KENGOアカデミーの詳細、購入はこちら>>タニラダー週1の練習で早くなる!サッカー選手2万人以上が実践したスピードアップトレーニングの決定版「タニラダー」で、お子さんの走るスピードを高めてあげませんか。「足が速くなりたい」は昔も今も、多くの小学生の願望ですよね。足が遅いのには理由があります。速く走るための基本のき、「正しい姿勢」「正しい身体の動かし方」を身につけるところから始められるベーシックから、ボールのある動きを伴うアドバンストまでご用意しております。たった4マスだからこそ速さに必要な要素が身に付きやすい。長すぎるラダーは足元を見てしまったり、終盤姿勢が崩れたりして正しい「速さ」が身につかない。タニラダーは速さを習得するための要素がギュッと詰まったトレーニングアイテムなのです。単純に走るのは速いけど、サッカーの試合になるとぎこちない、切り返しについていけない、などもタニラダーのトレーニングで解消できます。速くなりたい、動きをよくしたいお子さんにおすすめです。タニラダー各サイズの詳細、購入はこちら>>フレックスクッションドリブラーの生命線、股関節の可動域を広げる話題のストレッチツール「フレックスクッション」。あなたのお子さんは身体は柔らかいほうですか?最近は身体が固い子どもたちも増えているようです。身体が固いのはケガにもつながりやすいので、柔軟性はできれば小学生年代から注意したいもの。ストレッチで可動域を広げることでパフォーマンスアップにも繋がります。ですが、正しい姿勢で行わないとストレッチの効果も得られません。骨盤の向きを~と言われてもピンとこない子どもたちも、このクッションを使えば座るだけで正しい姿勢で効果的に体を伸ばすことができます。日本やヨーロッパの強豪25チームに採用され、練習や試合後のコンディショニングに取り入れられている「フレックスクッション」でコンディショニングのサポートを。お子さんだけでなく親御さんも使って一緒に楽しんでください。フレックスクッションの詳細、購入はこちら>>リバウンドボード一人でもトラップやパス、ワンツーのトレーニングができる壁打ち練習アイテム「リバウンドボード」。複数人で練習するほうが試合に近い状況なのはわかっているけど、近所の友達はサッカーしないし、兄弟姉妹も自主練に付き合えない、など様々な事情で一人で練習できるアイテムが欲しい、という親御さんは多いもの。このリバウンドボードを使えば、パスを出してパスを受ける練習ができます。ひとりでも2人で行うプレーの練習が可能になるリバウンドボードで実戦的な動きを身につけることができます。簡単に持ち運べ、上下を逆に設置すれば初心者・低学年が苦手な「浮き球」を返してくれるので恐怖心克服とトラップの練習にも。住宅事情により自宅の壁にボールを打たれるのはちょっと困る、という親御さんたちにもおすすめしたい商品です。リバウンドボードの使い方例、購入はこちら>>アルファゴール自宅でシュート練習!Jリーグ25チームが導入するゴール感覚を研ぎ澄ますミニゴールでシュート力を磨く。日本サッカーの長年の課題「シュート力」。少年サッカーの練習では簡易的なゴールを使うこともありますが、素材によってはシュートの跳ね返りが返ってこないのでセカンドボールを拾う意識などが身につきづらいという側面があります。軽くて安全なアルミ製でできたこのアルファゴールは、思いっきりシュートしてもボールがしっかりリバウンドするので、シューター以外の選手もゴールを意識してトレーニングすることができます。遊びの場面でもそのような意識をもって繰り返すことで、自然とゴールへの意識が定着していくもの。10秒で簡単に組み立てられてしまう時もコンパクト。ベガルタ仙台のトップチームが採用しシュート練習などに使われています。また、川崎フロンターレやモンテディオ山形などのスクールにも導入。サイズもバリエーションがあるので、クリスマスプレゼントだけでなく卒団記念の贈り物などにもピッタリです。アルファゴールのサイズ各種詳細、購入はこちら>>ただいま年に一度の感謝祭セール開催中!>>
2020年12月09日ヴァンフォーレ甲府のフィジカル・コンディショニングコーチの谷真一郎さんに「スピードアップのための5つのポイント」を教えてもらう人気シリーズ。3回目のテーマは「上半身が前傾しすぎる動きの改善」です。タニラダーを使った、速く走るための練習法も動画でご紹介しますのでご覧ください。動きのコツを覚えて、サッカーのプレーや運動会の徒競走などに役立てましょう!(取材・文:鈴木智之撮影:藤森悠ニ)<短期集中連載>【今日からできる】運動会でも速く走る方法<<第一回|第二回>>気持ちが焦って頭が前に出てしまい、上体が折れるのはスピードを落とす要因です■気持ちが焦るあまり頭が前に出すぎるとスピードが落ちてしまう走るときに気持ちが焦るあまり、頭が前方に出すぎてしまい、上半身が折れてしまうことがあります。いわゆる『くの字』の姿勢です。「体全体が『くの字』になってしまう動きは、多くのデメリットを抱えています。まず良い姿勢を崩してしまうので、大きな地面反力を得られなくなります。スピードを決めるのが、一歩一歩のストライドと足の回転なのですが、上半身が『くの字』になると、ひざが上がりにくくなり、ストライドが狭くなります」走るときの理想的な姿勢が、体が一本の棒のようになり、肩、ひざ、拇指球(足の裏の親指の付け根)が一直線になっていることです。しかし、『くの字』の動きは、これとは正反対なのです。走る時の理想的な姿勢は、肩、ひざ、拇指球(足の裏の親指の付け根)が一直線になること「くの字になると、かかとから地面に接地するので、ブレーキがかかってしまいます。足を蹴って走るときに、前方へ足を持ち上げるのに時間がかかり、回転数が落ちてしまいます。肩甲骨が開いているので、腕を振りづらい状態でもあります。これらはすべて、スピードを落とす動きにつながってしまうので気をつけましょう」上体がくの字になるとどうして遅くなってしまうのか。走りを決めるストライドと足の回転との関係について解説します■陸上とサッカーでは「スタート」が違う。サッカーで速く動き出すために大事なポイント谷さんは言います。「陸上選手であれば、クラウチングスタートでスタートするので、最初の数歩は上半身が『くの字』になりやすいですが、サッカー選手は常に立った状態で動き出すので、一歩目から良い姿勢で足をつき、地面から大きなエネルギーをもらって、速く動き出すことが肝心です。『くの字』にならないように、常に良い姿勢で走ることを心がけましょう」サッカーの試合中は、周囲の状況を観て、どのプレーをすべきかの判断が求められます。『くの字』は顔が下がるため視野が狭くなり、余計なエネルギーロスも多いので、スタミナにも影響があります。省エネで動き、スタミナを持たせるためにも、良い姿勢を意識して動くようにしてみてください。よくありがちな間違ったトレーニング【正しいトレーニング...からのNGな姿勢】ラダー上は正しい姿勢でトレーニングできているのに、ラダーを駆け抜けた後にくの字になってしまう。ラダー上の「良い姿勢のまま」駆け抜けましょう<<第一回|第二回>>谷真一郎(たに・しんいちろう)筑波大学在学中に日本代表に招集され、柏レイソルで1995年までプレー。引退後は筑波大学大学院にてコーチ学を専攻し、その後、15年以上に渡りJリーグのクラブでフィジカルコーチを務める。500試合以上の指導経験を持ち、2012年にはJ2で24戦無敗のJリーグ記録に貢献。 『日本で唯一の代表キャップを持つフィジカルコーチ』20年間のフィジカルコーチとしての経験をもとに考案したラダートレーニング『タニラダー』はJリーグのチームなどにも導入されている。
2019年10月09日ヴァンフォーレ甲府のフィジカル・コンディショニングコーチの谷真一郎さんに「スピードアップのための5つのポイント」を教えてもらう人気シリーズ。2回目のテーマは「腕の斜め振り&肘伸ばしの改善」です。走るためには腕の使い方はとっても大事なのです。タニラダーを使った、速く走るための練習法も動画でご紹介しますのでご覧ください。動きのコツを覚えて、サッカーのプレーや運動会の徒競走などに役立てましょう!(取材・文:鈴木智之撮影:藤森悠ニ)<短期集中連載>【今日からできる】運動会でも速く走る方法<<第一回は、顔や身体が力んでしまう子必見の、力みを取って速く走る方法速く走るためには腕の振り方も重要。肘が伸びてスピードを落としている子は、ぜひ正しい腕の振り方を身につけましょう■ポイントは上半身「速く走るためには、足を速く動かせばいいんでしょう?」そう思う人も多いかもしれませんが、下半身のスピードを上げるだけでは、速く走れるようにはなりません。ポイントになるのが、上半身の動きです。中でも「腕の振り」は、足を速く動かすため、そして上半身と下半身のバランスを保つために、重要な役割を果たします。しかし、最近の子どもたちは「日常生活の中で、舗装された平らな道を歩くことがほとんどなので、腕を振らず、膝から下だけを動かして歩くことが多い」(谷さん)そうです。「猫背で足を上げず、腕を下にダラッと下ろしたまま歩く姿は、速く走る動作とは対極にあります。走りの場面でありがちなのが、肘が伸びた状態で腕を振る、『でんでん太鼓』のような動きです。肘が伸び切った状態で腕を振るので、大きな力が必要になり、スピードを自ら抑えることになってしまいます」<重要なポイント>腕の振りは足の回転につながる!【正しい腕の振り方が速く走るのに重要な理由】速く走るためにどうして腕の振りが大事なのか、よくありがちな「でんでん太鼓」のように腕を振るとはどういうことなのか。足の回転とどうつながるのかを解説します。正しい腕の振り方を身につけるために、まずは正しい姿勢の歩行(連載第一回:正しい姿勢の作り方)から始めるのが良いそうです。「最初は肘を伸ばした状態で良いので、腕を大きく振って歩きます。それができるようになったら、肘を曲げて歩いてみましょう。きれいな姿勢、動作で歩くことが、速く走るための第一歩です。そして、肘を曲げて歩けるようになったら、やや前傾姿勢になり、肩から肩甲骨を動かすことを意識して、腕を振って走り出してみましょう」肘を曲げて肩から肩甲骨を動かすように腕を振ることで、足が前に出しやすくなるというメリットもあります。「肘の曲げ伸ばしで腕を振るのではなく、肩から肩甲骨を動かして、腕を前後に振るイメージを持つと、うまくできるようになります」最近の子どもたちの中には、動きがぎこちないロボットのように、右腕と右足、左腕と左足を同時に動かして歩いたり、走る子も多いそうです。それも、「肩からではなく、肘だけを動かして腕を振っていることが原因」とのことです。速く走るために、まずは正しい腕の振りを覚えるところから始めてみると良いかもしれません。ぜひ試してみてください。【肘から下だけが曲がるのもスピードを落とす要因】【小学生でも簡単正しい腕の振り方を身につける練習】まずはしっかり前後に振る動きを身体に覚えさせましょう肩から腕を動かす腕の振り方を身につけます。視線は真っ直ぐに次回の記事では、「スピードを落とす原因になる5つの動き」の中から、「上体が前傾しすぎてくの字になってしまう」動作の改善トレーニングを紹介します。<<第一回:顔や身体が力んでしまう子必見の、力みを取って速く走る方法谷真一郎(たに・しんいちろう)筑波大学在学中に日本代表に招集され、柏レイソルで1995年までプレー。引退後は筑波大学大学院にてコーチ学を専攻し、その後、15年以上に渡りJリーグのクラブでフィジカルコーチを務める。500試合以上の指導経験を持ち、2012年にはJ2で24戦無敗のJリーグ記録に貢献。 『日本で唯一の代表キャップを持つフィジカルコーチ』20年間のフィジカルコーチとしての経験をもとに考案したラダートレーニング『タニラダー』はJリーグのチームなどにも導入されている。
2019年10月08日サッカーやスポーツをしている人であれば、「もっと速く走れるようになりたい!」と思うもの。「スピードアップ」は永遠のテーマと言えるでしょう。そこで今回はスピードアップのスペシャリストである、ヴァンフォーレ甲府のフィジカル・コンディショニングコーチの谷真一郎さんに「スピードアップのための5つのポイント」を教えてもらいました。タニラダーを使った、速く走るための練習法も動画でご紹介しますのでご覧ください。動き自体はシンプルですが、速く走るために、とても大切なコツを紹介してくれています。これを読んで実践することで、スピードアップにつながること間違いなしです!(取材・文:鈴木智之撮影:藤森悠ニ)<短期集中連載>【今日からできる】運動会でも速く走る方法<<第二回は、「女の子走り」、肘が伸びすぎ改善!速く走るための正しい腕の振りを身につける方法顔や身体が力んでしまうのはスピードを落とす要因になってしまうと谷コーチは教えてくれました■足を速くするトレーニングの前に知るべき「スピードを落とす5つの要因」今回は「直線的な走り」にテーマを絞って、谷さんに教えてもらいます。サッカーの試合中のスプリントやダッシュ、運動会の100m走や徒競走などで役立てることができるテクニックです。最初に谷さんは「スピードを落とす原因になる5つの動き」について解説します。「足を速くするためには、速くするためのトレーニングももちろん必要ですが、その前に『無意識的にやってしまっている、スピードを落とす動きの改善』から入ることが大切です。私がトップレベルのプロ選手や子ども達を指導して感じる、スピードを落とす代表的な5つの動きがあります」それが、次の5つです。(1)力んで走る(2)腕を斜めに振り、肘を伸ばして走る(3)上半身が前傾しすぎる(4)大股&かかと着地でブレーキが掛かる(5)膝が上がらず、狭いストライドで走るまずは1つ目の「力んで走る」ことから。どうしても「速く走らなければ」と思うと、体に力が入ってしまうもの。しかし、この「力み」から来る姿勢の悪化が、スピードを落とす原因になってしまっているのです。「速く走るためには、地面を踏んで得られるエネルギーを、前へ進むパワーに変換することが重要です。そこで大切なのが、正しい姿勢で走ることです。姿勢が悪いと力みにつながり、地面から得たエネルギーを走りのパワーに効率よく変換することができません」谷さんはそう言うと、正しい姿勢を実演します。「骨盤を起こして、肩甲骨を寄せます。そうすると、顔が上がりますよね。視線は足下ではなく、進行方向を向けて、顔を下げないこと。そして、足の指の付け根に体重をかけます。これが、速く走るための姿勢です」実際に子どもたちに、何もアドバイスをせずに「まっすぐ立ってみよう」と言うと、ここで紹介した正しい姿勢とは反対の立ち方をする子が多いそうです。「つまり、背中が丸まって猫背になり、骨盤が後傾し、かかとに重心が乗った状態です。これは、日常生活の過ごし方に原因があります。スマートフォンの見過ぎや勉強などで机に向かう時間が長いことから、猫背気味になるのだと思います。日常生活で、無意識のうちにしている楽な姿勢のまま、足の裏で地面を押しても、大きな地面反力を受け取ることはできません。これはすべて、速く走る動きとは対極にあります。アスリートを目指すのであれば、日常生活から正しい姿勢で過ごすことを意識してみてください」■良い姿勢の作り方、意識するポイントここからは、良い姿勢を作るためのエクササイズを紹介します。「良い姿勢とは、肩甲骨を寄せて背筋が伸び、骨盤が前傾し、顔が上がり、足の指の付け根に重心がかかっている状態です。この姿勢を作るために、まず両手を揃えて上にあげます。そうすると肩甲骨が寄り、骨盤が立ち、足の指の付け根に体重が乗ります。その状態で両手を下ろすと、正しい姿勢ができます。頭の上から髪の毛を真上に引っ張られるようなイメージを持つと、顔と胸が上がり、良い姿勢になります」【小学生でも簡単にできる良い姿勢の作り方】良い姿勢を作っているにも関わらず、走り出す瞬間に「速く走らないと!」と思うと、身体に力みが生じてしまいます。しかし、その気持ちこそが、文字通り足を引っ張る原因になっているのです。「速く走るためには、80%の力で走ることがポイントです。リラックスすることで、速く走ることができます。陸上選手はスタート前に足先や指先を揺らしたり、首を回したりして体から力を抜く動作をしていますが、それも力みを取り除くためなのです」速く走るためには、身体の力を抜いてリラックスすること。それはラダーを使ってトレーニングするときも同じです。「ラダーをするときに足下に目が行ってしまうと、顔が下がります。そして『ラダーのマスに足をしっかり入れよう』と思うと、猫背になり、足先だけの運動になってしまいがちです。結果として、身体に力が入った状態で、動きが小さくなってしまいます」この姿勢でラダーをすると、トレーニング効果が得られるどころか、遅くなるための身体の使い方が染み付いてしまいます。【この姿勢になってたら注意!遅くなる身体の使い方】足元を見て、猫背になってしまっているのはNG「そこで、まずは息を吐いてリラックスし、前方に視線を向け、顔を上げます。そして、肘を曲げて腕を前後にコンパクトに振りながら、ラダーを通過していきましょう。ラダーをするときこそ、良い姿勢を心がけることが大切。これはぜひ覚えておいてください」【力みを取って速くなるラダートレーニング】リラックスして行いましょうせっかくトレーニングするのだから、効果的にしたいもの。速く走るために大切な姿勢を意識し、力まないように心がけて、ラダーを駆け抜けましょう!次回の記事では、「スピードを落とす原因になる5つの動き」の中から、「腕を斜めに振り、肘を伸ばして走る」動作の改善トレーニングを紹介します。<短期集中連載>【今日からできる】運動会でも速く走る方法<<第二回は、「女の子走り」、肘が伸びすぎ改善!速く走るための正しい腕の振りを身につける方法谷真一郎(たに・しんいちろう)筑波大学在学中に日本代表に招集され、柏レイソルで1995年までプレー。引退後は筑波大学大学院にてコーチ学を専攻し、その後、15年以上に渡りJリーグのクラブでフィジカルコーチを務める。500試合以上の指導経験を持ち、2012年にはJ2で24戦無敗のJリーグ記録に貢献。 『日本で唯一の代表キャップを持つフィジカルコーチ』20年間のフィジカルコーチとしての経験をもとに考案したラダートレーニング『タニラダー』はJリーグのチームなどにも導入されている。
2019年10月07日