ダニエル・クレイグ、ナオミ・ワッツ、レイチェル・ワイズらが出演するサイコ・スリラー『ドリームハウス』が23日(金)から日本公開される。本作でワッツは物語のカギを握る役どころを演じているが、自身は「まるでヒッチコック映画を思い出させるキャラクターだった」と分析している。その他の画像『ドリームハウス』は、郊外に引っ越してきた一家が遭遇する不可解な出来事と、そこに隠された衝撃の事実を描くスリラー作品。家族を守るため調査に乗り出す父親をクレイグが、その妻をワイズが演じ、ふたりはこの作品をきっかけに結婚し話題となった。本作のメガホン執ったのは、『マイ・ブラザー』『マイ・レフトフット』などで家族に焦点を当て、重厚な人間ドラマを描くことで高評価を集めているジム・シェリダン監督。ワッツは「ジム・シェリダンが私に会わないかと言ってくれたの。そして脚本に目を通した…。先を読まずにいられない、素晴らしいサスペンス・スリラーだった!」と振り返る。ワッツ演じるアンは、一家の隣に住む女性で、奇妙な出来事の全貌を知るキーマンでもある。「アン役を本当に気に入ったのよ。彼女が誰なのか、他の人たちとどう関わっているのかはわからない。まるでヒッチコック映画を思い出させるキャラクターだったわ。彼女にはどこか奇妙なところがあって惹きつけられるの。彼女を好きなのか? 嫌いなのか? そんな問いを起こさせる。女優としてそういう謎は演じていていつも楽しいわ」。『21グラム』『マルホランド・ドライブ』などミステリアスな役柄を多く演じてきたワッツが、繊細な演出で定評のあるシェリダン監督のもとで、どのような新しい表情を見せてくれるのか楽しみだ。『ドリームハウス』11月23日(金)よりシネマサンシャイン池袋ほか全国ロードショー
2012年11月06日ナオミ・ワッツが、2004年のスマトラ沖地震を描いた新作『The Impossible』(原題)で津波の深刻さを実感したようだ。2004年のスマトラ沖地震と津波に翻弄される家族の姿を実話に基づいて描いた同作で、ナオミはユアン・マクレガーと共にタイで3人の子供たちと一緒に休暇中の夫婦、マリアとヘンリーを演じている。感情面でチャレンジの連続だったという難役をこなしたナオミは、「この実話は私たちに津波がどれほど深刻なものであったかを痛感させるものだったの。これほど深刻なことがなかったとしても、人々に色々な考えや問題を提起する上でとても教訓となる話だわ」と語っている。またナオミは、劇中で自身のキャラクターを公平に演じきって、作品をより真実に近づけることに“プレッシャー”を感じたとも明かしている。「この映画に関わって、『被災者の方々はこんな経験をしたんだ。当時その方々が感じていたことに忠実であるように、その経験を尊重しなければいけない』って感じたの。それに私がこの映画でやったことは被災者の方々が経験したものとは決して同じではないけれど、できるだけ再現したいと感じたわ」。ユアンとナオミは2005年のサイコスリラー作品『ステイ』でも共演しており、もう一度ユアンと共演できたことにナオミは「幸せだった」ともコメントしている。
2012年09月24日故ダイアナ元英国皇太子妃の晩年の2年間に焦点を当てた、新作伝記映画『Diana』(原題)。現在、撮影中の本作でダイアナ元妃を演じるナオミ・ワッツが身に着けているスイスのハイジュエリーブランド「ショパール」のジュエリーのお値段がこのほど明らかとなった。現在、ロンドンを中心にイギリス各地で撮影が行われている本作。医師ハスナト・カーンと恋愛関係になったダイアナ元妃が、過剰なメディア報道に悩まされる一方で、慈善活動などに積極的に取り組んでいく姿を描いた作品になる模様である。キラリと胸元と耳元で贅沢な輝きを放つジュエリー、さらにセレブ御用達の高級腕時計ブランドとして知られる「ショパール」は、カンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーを務め、パルム・ドールやショパール・トロフィーなどの製作を担い、2007年にはハイジュエリー「レッドカーペット」コレクションを立ち上げるなど、映画界や映画スターへのジュエリー提供を積極的に行っているブランドとしても知られる。このほど、本作の独占パートナーとして同ブランドならではの輝きを放つジュエリーと腕時計を提供している。映画プロデューサーであるロバート・バーンスタイン氏は「『Diana』でショパールと協力できることを嬉しく思います。この映画にとって刺激的かつ相応しいパートナーシップだ」と喜びを語る。プリンセス・オブ・ウェールズにふさわしい気品あふれるナオミは、このゴージャスなジュエリーの数々を着用しているが、中でも一際目を引くのが10カラット近くのサファイアとダイヤモンドがあしらわれたイヤリング。その気になるお値段は4,400万円以上というから驚き!このほかのジュエリーと腕時計のお値段は明かされていないが、総額にして“億超え”は間違いなさそうだ。もちろん、この宝石の輝きに負けないナオミの存在感も相当なもの。女性なら誰でも一度は夢見る、この“輝き”にぜひ注目してみて。『Diana』は現在撮影中。公開日はまだ公表されていない。■関連作品:Diana (原題)
2012年08月21日故ダイアナ元英国皇太子妃の最後の2年間に焦点を当てた新作伝記映画『Diana』(原題)で、ダイアナを演じるナオミ・ワッツの写真がこのほど初公開された。当初『Caught in Flight』とつけられた作品タイトルは、新タイトル『Diana』に変更されている本作。監督に『ヒトラー ~最期の12日間~』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル、脚本には映画『リバティーン』のスティーヴン・ジェフリーズ、共演陣にはダグラス・ホッジ、ジュリエット・スティーヴンソンらが名を連ねている。同作は、ナオミ演じるダイアナ元妃が、「LOST」でお馴染みのナヴィーン・アンドリュース扮するハスナト・カーン医師と恋愛関係になりメディア報道に苦しむ一方で、慈善活動などに積極的に取り組んでいくさまを描いた作品になる模様。ナオミは「とても興奮しています。本当に様々な形で、ポジティブで大きなインパクトを与えてきた、実に素晴らしい女性の役を演じられるのは光栄です」とコメントしている。同作はロンドンのほか、イギリスの数か所で撮影され、クロアチアやモザンビークでも撮影を敢行する予定だが、公開日はまだ公表されていない。■関連作品:LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.
2012年07月06日今月末から最新の主演ドラマ「Anger Management」(原題)の放送開始を控え、同シリーズの終了をもって俳優引退を宣言しているチャーリー・シーンが、15歳での売春婦との初体験について告白した。現在46歳のチャーリーはラスベガスで、父親であるマーティン・シーンのクレジットカードを使って、“最高の一夜”を過ごしたことを「Rolling Stone」誌上で赤裸々に語った。その夜、隣の部屋で父親が眠っている間にチャーリーは赤毛の売春婦・キャンディを呼び、同い年のいとこのジョーイの分も父親のカードで支払った。「ジョーイに『ほら、親父のクレジットカードだよ。次はおまえの番な』と言ったら、喜んでたよ。親父のカードだろうが知ったこっちゃないって感じだった。人生最高の夜だったよ」とチャーリーは30年以上も前の思い出を語る。2週間後、マーティンはクレジットカードの明細を見て不審に思い、チャーリーを問いただした。「ラスベガスの『Friendly Introductions LLC』からの請求について知りたがったから、説明したんだ。親父が心配したのは、俺がその一夜を恋愛と勘違いしなかったか、という点だけだった。あれを愛と見なすべきかどうか、おれも未だに分析中なんだけど…」とうそぶくチャーリーは、「みんなおれのことを不良だとか、ゴロツキ、女たらし、ヘンタイだと思ってるようだけど、俺はそんなんじゃない。ただ女性が好きなんだ。大好きなんだよ!」と反省する様子は全くない。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ [海外TVドラマ]
2012年06月19日ナオミ・ワッツが、次回作で故ダイアナ元妃を演じる準備のためにロンドンに引越しするようだ。ナオミは、故ダイアナ元妃に扮する新作『Caught in Flight』(原題)が来月クランクインを迎えるにあたり、故ダイアナ元妃が慣れ親しんだ環境に自分も身を置きたいと考え、ロンドンのケンジントン地区に引っ越す予定だという。故ダイアナ元妃が頻繁に訪れたザ・ハーバー・クラブやボーチャンプ・パレスなどに、ナオミも映画制作スタッフと同行するという。ある関係者は英「The Sun」紙に「ナオミは撮影が始まる前に、役になじみたいようですね」と語っていた。エコッセ・フィルムズが製作を担当する同作は、ダイアナ元妃が亡くなる前の2年間を描いたストーリー。ナオミはこの役柄を演じることができて「本当にワクワクしている」と語っている。そんなナオミは最近、夫のリーヴ・シュレイバーとの間に2人の息子のアレキサンダーくん(4歳)とサミーくん(3歳)をもうけているが、もし女の子ができると分かるなら、もうひとり子供を授かってもいいと「Style」誌に話していた。「2人の息子の母親になるってずっと分かっていたの。もう43歳だから、これ以上子供ができるとは思わないわ。色々と大変なことがずっとあるだろうけど、希望もまだあると感じるのよ。もしまだ妊娠できて、それが女の子だと分かれば、絶対にチャレンジしてみるわ」。
2012年06月18日チャーリー・シーンが、降板したTVシリーズ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」で彼に代わって主役を務めているアシュトン・カッチャーを批判したことについて、「無礼だった」と公開書簡で謝罪した。先週、インターネットのニュース番組「TMZ Live」に出演したチャーリーは現在アシュトン主演で放送中の「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ 」について、「あの番組がつまらなくないってフリをするのも、アシュトンが最悪じゃないってフリをするのも、もう飽きた」と発言し、物議を醸していた。「悪気はないよ。ただ気の毒だと思ってるんだ。あんなにひどい脚本を押しつけられて」とも語ったチャーリーは昨年3月、奇行を理由に番組から降板させられている。公開書簡にチャーリーは「アシュトン様、僕が悪かった。ベストを尽している男に対して無礼な態度をとってしまった。ついカッとして、君を(シリーズ製作側との)争いに巻き込んでしまった」と謝罪。そのうえで「ただ、君はこんな扱いを受けるべきじゃないと思う気持ちに変わりはない」と、放送中のシリーズの質に対する不満を撤回する気はないことを強調した。(text:Yuki Tominaga)© Broadimage/AFLO■関連作品:チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ [海外TVドラマ]■関連記事:デミ・ムーア、アシュトン・カッチャー夫妻、夫の浮気発覚で破局の危機ついにスタート!波乱含みのチャーリー・シーンのトーク・ライブC・シーンが日本の津波被災者救済に寄付。T・クルーズらも寄付を呼びかける姿が大震災に見舞われた日本に、セレブたちが続々とメッセージを送信チャーリー・シーン、人気シリーズ降板通告を受けるも「平気だ!」
2012年02月22日現在公開中の『J・エドガー』でフーバーFBI初代長官の秘書を演じているナオミ・ワッツが、今度はダイアナ元英国王太子妃を演じることになった。作品は『インベージョン』、『ヒトラー ~最期の12日間~』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督がメガホンを取る『Caught in Flight』(原題)。ダイアナ元王太子妃を描く映画は数年来いくつか企画があり、シャーリーズ・セロンやキーラ・ナイトレイ、キャリー・マリガンらがヒロイン候補として名前が挙がっていた。『Caught in Flight』に関しては、つい最近までは『ヘルプ ~心がつなぐストーリー』のジェシカ・チャステインが有力視されていた。『Caught in Flight』はダイアナ元皇太子妃が亡くなるまでの2年間の日々を描くもので、当初は彼女と心臓外科医のハスナット・カーン博士の長期にわたる恋愛関係に焦点を当てる予定だったが、製作会社である「Ecosse Flims」のリリースにはカーン氏についての記述はなく、ストーリーは「人道的活動を通して、元王太子妃が本当の幸せを見つけるまでを描く」内容になるという。脚本はジョニー・デップ主演の『リバティーン』を手がけたスティーヴン・ジェフリーズが執筆する。ナオミは「プリンセス・ダイアナのような偶像視される人物を演じられることを、とても光栄に思います。世界中の人々に愛された彼女をスクリーンで演じるという挑戦を楽しみにしています」とコメントしている。(text:Yuki Tominaga)© Enfoque/AFLO■関連作品:J・エドガー 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.■関連記事:C・イーストウッド、スーパーボウル中継で放映の出演CMにオバマ支援の意図はなし8割が「いままでのレオと違う!」『J・エドガー』試写会アンケート発表!レオ様、チャリティ・オークションにプレミア&パーティに同席できる権利を出品レオ×イーストウッド×ナオミ・ワッツが激論!『J・エドガー』超レア座談会<後編>いよいよ決戦!アカデミー賞候補発表『ヒューゴ』VS『アーティスト』の一騎打ち?
2012年02月10日チャーリー・シーンのトーク・ライヴ「My Violent Torpedo of Truth/Defeat is Not An Option Show」(原題)のツアーが2日、デトロイトからスタートしたが、観客から「金返せ!」とブーイングが起きるなど、波乱のスタートとなった。ツアー初日のデトロイトでは、長いモノローグやビデオ上映、ラッパーの登場などに退屈して席を立つ観客が後を絶たなかったが、翌2日のシカゴ公演では構成を大幅に変更し、司会者をおいてチャーリーが質問に答える形式にしたところ、3,600人の観客はほとんど中座しなかったという。観客のひとりは内容について「奇妙だったけど、少なくともブーイングしてる人はいなかった」と明かす。煙草を片手に、結婚生活やキャリア、“女神たち”と呼ぶ2人の元ポルノ女優との共同生活について語ったチャーリーは、正体不明の司会者から「何回結婚したんですか?」と聞かれ、「7,000回。だから破産したんだよ」と返答。チャーリー節全開でシカゴの観客との相性はよかったようだ。当初はデトロイトとシカゴのみの予定だったトーク・ライブだが、チケットは発売と同時に売り切れとなり、その後追加公演が相次ぎ、20都市での公演が予定されている。また、チャーリーは公演チケットの売り上げ1枚につき1ドルを東日本大震災の被災者救済のために赤十字社ヘ寄付すると発表している。(text:Yuki Tominaga)写真は実際のトーク・ライヴの様子。今後のパフォーマンス(?)にも注目を浴びそうだ。© Fame Pictures/AFLO■関連作品:チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ [海外TVドラマ]■関連記事:C・シーンが日本の津波被災者救済に寄付。T・クルーズらも寄付を呼びかける姿が大震災に見舞われた日本に、セレブたちが続々とメッセージを送信チャーリー・シーン、人気シリーズ降板通告を受けるも「平気だ!」シネマカフェ的海外ドラマvol.166多忙なあなたに…“30分”ドラマ特集最終回チャーリー・シーンがリハビリ施設に入所。出演中のTVシリーズは撮影中断
2011年04月05日チャーリー・シーンが主演を務める人気TVシリーズ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」から降板させられたことが7日、明らかになった。アメリカのCBSとワーナー・ブラザーズ・テレビジョンは、チャーリーが番組クリエイターに対して暴言を繰り返したことを理由に2月中に現在放映中のシーズンの打ち切りを発表したが、シリーズ自体は来年末まで続けるとしていた。だが、放映打ち切り決定後もチャーリーはメディアを使って法外な出演料(300万ドル)を要求するなど番組制作側への攻撃を続け、ついに出演契約そのものが打ち切られるはめに。芸能サイト「TMZ.com」に掲載されたワーナー・ブラザーズからチャーリーの弁護士に宛てた11ページにわたる書簡の一部には「あなたの依頼人(チャーリー)は自滅的行動をとり続けていて、非常に病んでいるようです。番組打ち切りの何か月も前から、シーン氏の奇行はエスカレートし、彼の体調も悪化の一途をたどり、番組制作はあらゆる面で深刻な危機にさらされました」と書かれている。降板通告を受けたチャーリーは「I’m fine(平気だ)」と「US Weekly」の取材に答えているが、長年支え続けてくれたパブリシストも最近のチャーリーの奇行に閉口して彼の元を去った。開設25時間余りで100万人のフォロワーを獲得したTwitter上でも暴言や赤裸々なつぶやきやは止まらず、しばらくは暴走が続きそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Barcroft Media/AFLO■関連作品:チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.166多忙なあなたに…“30分”ドラマ特集最終回チャーリー・シーンがリハビリ施設に入所。出演中のTVシリーズは撮影中断シネマカフェ的海外ドラマvol.75エミー賞、ノミネーションから見るお薦め作品
2011年03月09日まもなく公開となる『愛する人』でナオミ・ワッツが演じるのは、母の愛を知らずに育ち、思いもよらぬ妊娠を契機に37年間会っていない母に思いをめぐらせるエリザベス。アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞候補に名を連ねた『21グラム』をはじめ、ナオミ・ワッツにとって“母”を演じるのは未知の領域ではない。だが、本作は、彼女が実際に妊娠している最中に撮影が行われ、実際に彼女は妊娠中のお腹を堂々と披露し、妊婦の役を演じているのである。映像的な面でのリアリティのみならず、心境の上でも、妊娠、出産という経験は彼女に何を与えたのか?作品に込めた思いと共に彼女が語ってくれた。37年前、産まれたばかりの我が子を手放し、いまは老いた母親の介護をしながら多忙な日々を送るカレンと、親の顔を知らず、愛を信じずに大人になったエリザベス。ナオミが最初に強く惹かれたのはエリザベスではなく、アネット・ベニングが演じているカレンの方だったとか。出演の経緯と共にこう説明する。「『21グラム』を一緒にやった友人のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥから『僕は監督しないけど、プロデュースするから』とこの映画の話を聞いたの。『僕の親友のロドリゴ・ガルシアが脚本を書いて監督する』と言われ、すぐに興味を持ったわ。ロドリゴは女性の描き方が上手だと知っていたから。そしてすぐに脚本を読んだ。読んですぐに気に入ったわ。でも、最初は彼に『カレンの役をやりたい』と言ったの。彼らは少しの間、真剣に考えようとしてくれたけれど、娘の役(=エリザベス)もキャリアを持つ女性として人生のある時期に来ている女性という役どころだったし、何より私の年齢はカレンをやるには若すぎたの。エリザベスの役も気に入ったわ。私が惹かれたカレンよりもユーモアがあって多才。自分の人生の全てを完全にコントロールしようとする、彼女のそんなところも気に入ったし、彼女の痛みが理解できたわ」。撮影のスケジュールが当初の予定より遅れることになるが、監督はナオミの出産と、その後の復帰まで待つことを決意。その中で妊婦としてのシーンを、作り物のお腹ではなく、実際の彼女で撮影することになったという。だが、大きなお腹を抱えての撮影はかなりハードだったのでは?「そうね、でも妊婦として撮影したのは1日だけだから大丈夫だったわ。そうは言っても、その後、授乳中の時期に撮影のために仕事に戻ったのは大変だったわ。子供ができると人によっては半年産休を取る人もいるけれど、私は子供が産まれて8週間で仕事に戻ったの。全体の撮影日数は覚えていないけれど、私の撮影は10日間だった。低予算だからゆっくり撮影していられなかったし、デジタルカメラで撮影し大きな照明セットもなかったから、すべてが早かったの」。では、実際に出産を経験して感じる自身の変化は?「例えば良い仕事があったとしても、撮影がどこで、どれくらいの期間で行われて、家族のライフスタイルに合致するか?とまず自問自答するようになったわね。仕事に出かけても、家に帰ったらしたら仕事は終わり。昔は翌日の撮影で何が必要か?その日はうまくできたか?とかを夜通し悶々と悩んだりしたけれど、いまは、家のドアを開けて子供の顔を見た瞬間に仕事から離れているの。この仕事のラッキーなところは、休止期間が多いことね」。さらにナオミは女優としての変化について、こう続ける。「母親役を演じるときの共鳴具合は変わったわね。『21グラム』のクリスティーナ役をやったとき、私の道具は想像力だけだった。そのときは良かったと思うけれど、母親としての思考回路や、母親としての日常のディテールとか、いまはもっと理解できるし、それを役柄に活かすことができる。例えば『フェアゲーム』に、どこにでもあるような家庭の朝のシーンがあるんだけど、トーストを食べながら何かを忘れてしまったり、子供は呼んでるしっていう状況は、一般的に複数の子供がいる家庭の混乱した状態よね。母親になったからこそ、そういうことも理解できるようになったわ」。本作では母と娘の関係――その難しさがしっかりと描かれている。「母親と娘の関係はとても複雑なのもだと思う。多分、女性の人生の中で、一番影響力の大きい人間関係だと思うわ。自分と母親の関係も、少女から女性になる過程で、一度辛いものになった時期もあったしね。良い関係が築けるようになったのは、私が親になってから。私が親のことを理解できるようになったということもあるし、彼女が祖母の役割を楽しんでいるというのも大きいでしょうね」。まさに体を張って、自らの全てを注ぎ込んで作り上げた本作はもちろん、今後、“母親”という経験が彼女のキャリアにどのような影響を与え、どんな変化をもたらすのかも楽しみだ。■関連作品:愛する人 2011年1月15日よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズ シャンテシネほか全国にて公開© 2009, Mother and Child Productions, LLC■関連記事:母と娘の感動の物語『愛する人』試写会に10組20名様ご招待母は強し!ナオミ・ワッツ『愛する人』劇中で“リアル”妊婦姿を披露ママを応援!『愛する人』ベビーシッター付き試写&母子手帳入れなどママコラボ実施お母さんもゆっくり映画が楽しめる!『愛する人』ベビーシッター付き試写会に5組10名様ご招待ナオミ・ワッツ主演『愛する人』女性限定独占試写会に50組100名様ご招待
2011年01月14日母親の愛の形を描き出す感動作として注目を集めている『愛する人』。本作に、妊娠中でありながらも主演し、実際に劇中で妊婦の役を演じているナオミ・ワッツの妊婦姿を捉えたショットが解禁となり、彼女のインタビューの一部も到着した。本作では、ナオミと名女優アニット・ベニングが37年間、顔を合わせていない娘と母親を演じている。14歳で娘を産んだものの、周囲の反対ですぐに生まれたばかりの赤ん坊を手放した母・カレン(アニット)と、親の愛を知らずに成人したが、思わぬ妊娠をきっかけに母親に想いを馳せるエリザベス(ナオミ)。37年の空白を経て少しずつ2人の人生が交差していくさまが描かれる。ナオミは、妊娠していながらも本作への出演を監督に懇願。劇中では服をまくり上げ、妊娠中のお腹を堂々と披露している。妊娠中の身でありながら出演し、お腹を披露することになった経緯について、ナオミはこう説明する。「本来は、私の妊娠、出産よりもっと前に撮影を始めている予定だったの。でも、ほかの俳優とのスケジュール調整があったり、映画俳優組合のストライキの時期に当たってしまって撮影に入ることができなくなってしまった。それでロドリゴ(・ガルシア監督)が『君(の出産後の復帰)を待とう』って言ってくれたの。嬉しいことよね。でも低予算映画だったから、まず大きなお腹を人工装具で作る予算がなかったのよ。それに人工のお腹は見た目もよくない。だから、いくつかのシーンは私の本物の妊婦姿を撮ることにしたの。それでロドリゴが撮影のカメラマンとニューヨークまでやって来て撮影したの」。妊娠中、そして出産後も撮影は続いた。ナオミによると出産後わずか8週間で仕事に復帰したとのこと。「授乳期に撮影に戻ったのは大変だったわ。全体の撮影期間は覚えてないけど、私の撮影は全部で10日だったわ」。文字通り、母として奮闘したというわけだ。これまでにも数々の作品で迫真の演技を見せてきたナオミだが、本作では“母”としての彼女の表情にぜひ注目してほしい!『愛する人』は2011年1月15日(土)よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズ シャンテシネほか全国にて公開。■関連作品:愛する人 2011年1月15日よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズ シャンテシネほか全国にて公開© 2009, Mother and Child Productions, LLC■関連記事:ママを応援!『愛する人』ベビーシッター付き試写&母子手帳入れなどママコラボ実施お母さんもゆっくり映画が楽しめる!『愛する人』ベビーシッター付き試写会に5組10名様ご招待ナオミ・ワッツ主演『愛する人』女性限定独占試写会に50組100名様ご招待
2010年12月06日チャーリー・シーンの愛車メルセデス・ベンツが盗難に遭い、彼の自宅のシャーマン・オークス付近の崖の下で発見された。彼の愛車が盗まれて崖の下で発見される事件は今年2月にも発生している。ロサンゼルス警察によると、15日早朝にマルホランド・ドライブの崖から車が落ちたという通報を受けて現場に向かったところ、新車のメルセデスを発見、ナンバープレートから車の所有者がチャーリー・シーンと確定されたという。チャーリーは警察から連絡を受けるまで盗難に気づいておらず、前日午後には自宅の私道に車はあったと話している。チャーリーによれば、キーは車内に置いたままだったが、彼が暮らすのはゲート付きでセキュリティがしっかりした高級住宅地であり、不審者の侵入は容易ではないはず。2月にチャーリーが盗難届を出したメルセデス・ベンツは今回の現場から2キロと離れていない場所で発見されていることから、警察は2つの事件の関連性を含めて捜査を進めている。(text:Yuki Tominaga)写真は今月初旬、愛車に自らガソリンを入れるチャーリー・シーン。© AFLO■関連作品:ウォール・ストリート 2011年正月第2弾、TOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:【カンヌレポート 02】『ウォール・ストリート』シャイア&キャリー揃って登場マイケル・ダグラスの息子に禁固5年の実刑判決マイケル・ダグラス、N.Y.の判事に薬物所持で有罪となった息子の減刑を訴えるキャリー・マリガン『17歳の肖像』インタビューオスカー候補24歳の素顔と成長
2010年06月16日昨年12月、コロラド州の自宅で夫人のブルック・ミューラーさんに暴力をふるい、暴行容疑で起訴されているチャーリー・シーンがリハビリ施設に入所したことが明らかになった。23日、シーンの広報担当が「予防措置としてリハビリ施設に入所した」と発表、現在出演中のCBSのTVシリーズ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」の撮影も中断されるという。入所の理由や治療内容についての説明はなかったが、TVシリーズを製作しているCBSおよびワーナー・ブラザース・テレビジョンと製作総指揮のチャック・ローレは理解を示していて、「彼(シーン)が抱えている問題と向き合うことを応援する」とコメントしている。シーンは現在は保釈中で、3月15日に出廷が予定されている。ちなみにブルック夫人も2月上旬からリハビリ施設に入所しているが、薬物中毒克服のためと言われている。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.75エミー賞、ノミネーションから見るお薦め作品
2010年02月25日