チェコビーズ専門店を運営する株式会社BEADER(所在地:東京都台東区、代表取締役:直井 一高)は、人気拡大中のハンドメイドパーツをお得にパッケージした「ファルファーレビーズ トライアルセット」を、2021年11月18日に販売開始しました。ファルファーレビーズ トライアルセット イメージ「ファルファーレビーズ トライアルセット」URL: ■開発背景チェコビーズの一種であるファルファーレビーズ。イタリア語で“蝶々”を意味するファルファーラが語源であり、穴の両脇が羽のようにぷっくり膨らんだ可愛いシルエットがハンドメイドユーザーから評判を呼んでいます。難しいテクニックを必要とすることなく、完成度の高いアクセサリー作りが楽しめ、「ただ通すだけも高見えするアクセサリーが自作できる」と、アクセサリー作り初心者さんを中心に現在、人気が高まっています。株式会社BEADERは、そんなファルファーレビーズの魅力を国内でいち早く発信。取り扱うカラーバリエーションもおよそ60色と、国内最大級を誇ります。ファルファーレビーズの特徴使用例■商品の特徴*色数豊富な5シリーズ豊富なカラーバリエーションのなかから、相性のよい3色を組み合わせ、タイプの異なる5シリーズをご用意。色合わせに悩むことなく、気軽にアクセサリー作りをお楽しみいただけます。色展開*とにかくお得!小サイズなら、テグスに通すだけの指輪が1色あたり約4個作成可能。ワンコインでたっぷりとアクセサリー作り体験ができます。*いつでもどこでも始められるクリアケース入り制作途中のものもサッと片付けられる、ジッパー付きのクリアケース付き。あらかじめテグスがセットされているので、商品が届いたらすぐにアクセサリー作りをスタートできます。ジッパー付きケース*活用術を動画でフォローファルファーレビーズを使ったアクセサリーの作り方や活用アレンジを、わかりやすく動画で解説しています。URL: YouTube動画ページ■商品概要商品名 : ファルファーレビーズ トライアルセット発売日 : 20021年11月18日(木)種類 : BBT-69、BBT-70、BBT-71、BBT-72、BBT-73価格 : 500円(税込・ネット販売は送料込)内容 : 小サイズ 3色×約5g、大サイズ 3色×約5g、テグス2mサイズ : 小サイズ(約 縦2mm×横4mm)、大サイズ(約 縦3.2mm×横6.5mm)カラー : モノトーン系、カーキ系、ブルー系、ピンク系、グリーン系素材 : ガラス、ナイロン販売場所: 実店舗、オンラインショップURL : ■会社概要2006年、チェコ共和国、およびその周辺国で製造されるガラス製品全般を取り扱う総合商社として南蛮貿易株式会社を創業。チェコとの貿易においては15年以上の経験を持つ、国内では先駆的な存在である。2020年11月、社名を株式会社BEADERとあらため、日本最大級のチェコビーズ専門店として、実店舗・ネットショップを運営する。商号 : 株式会社BEADER代表者 : 代表取締役 直井 一高所在地 : 東京都台東区柳橋1-1-15 浅草橋産業会館2F設立 : 2006年8月事業内容: チェコ製ガラスビーズ・パーツの輸入・卸売URL : ■本件に関するお客様からのお問い合わせ先株式会社BEADER お客様相談窓口TEL:03-5833-6343 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月30日ラデュレ(Ladurée)から、フランスのジュエリーメゾン メレリオ・ディ・メレー(MELLERIO dits MELLER)とコラボレーションした限定マカロンボックス“メレリオ”が登場。2021年11月下旬より、ラデュレ全店で販売される。“世界最古のジュエラー”メレリオ・ディ・メレーメレリオ・ディ・メレーは、1613年にパリ・ヴァンドーム広場の近くで創業した現存する最古のジュエラー。何世紀にもわたって世界中の貴族や王宮、宮廷の御用達であり、ジュエリーの歴史に名を刻んでいる。ジュエリー着想の限定マカロンボックスそんなメレリオ・ディ・メレーとラデュレのコラボレーションによる限定マカロンボックス“メレリオ”は、メレリオ・ディ・メレーの新作ジュエリーコレクション「ジャルディーノ」からインスピレーションを得たデザイン。イタリア出身の創業家・メレリオ家にとって大切な存在であったマードレ島の美しい植物園を連想させる、鮮やかなグリーンカラーが魅力だ。サイズは24個入、16個入、8個入の3種を取り揃える。紅茶やルームキャンドルもまた、マカロンボックスと同じデザインを採用した紅茶ボックス&ルームキャンドルも登場。紅茶 “メレリオ”は、アーモンド、オレンジ、レモン、ヴァニラ、ベルガモットをブレンドしたもの。イタリアの美しい庭園を散歩しているかような、優雅な気分を味わうことができる。ルームキャンドル “メレリオ”は、マンダリンや柚子、ジャスミン、アーモンドミルク、ムスク、スギが織りなす香り。美しいガラスポットに収まったルームキャンドルは、クリスマスギフトとしてもおすすめだ。【詳細】ラデュレ 限定マカロンボックス“メレリオ”発売時期:2021年11月下旬販売店舗:ラデュレ全店※オンラインブティックは16個入と24個入のみ・24個入 10,368円・16個入 7,776円・8個入 3,791円■紅茶 “メレリオ” リーフ 100g 5,184円発売時期:2021年12月初旬販売店舗:ラデュレ全店(ラデュレ 羽田空港 第1ターミナル店/第2ターミナル店、御殿場プレミアム・アウトレット店を除く)■ルームキャンドル “メレリオ”8,800円発売時期:2021年12月初旬販売店舗:ラデュレ 銀座店、京都 四条店【問い合わせ先】ラデュレ カスタマーサービスTEL:03-4578-0846
2021年11月11日チェコ政府観光局は、世界初のバーチャル航空施設「FIRST AIRLINES」のチェコ便作成に伴い、チェコ各州の観光局と協力し、撮影をサポートいたしました。チェコ政府観光局日本支局長シュテパーン・パヴリークとFIRST AIRLINES阿部社長撮影は2021年5月~6月の間の約2週間をかけて実施し、計9州17都市の観光地にて行われました。各州の観光局の協力により、世界遺産のチェスキー・クルムロフ城内での貴族のダンスや、ボウゾフ城での剣士の戦いなど、現地でもなかなか見ることができないパフォーマンスや、マリアーンスケー・ラーズニェでのスパやズノイモでのカヌーなど、実際に体験しているような感覚になれる特別な体験を動画に盛り込むことができました。西ボヘミアのプルゼニュの動画内では、2021年9月よりピルゼンフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任した岩崎宙平さんの指揮による音色を楽しむこともできます。これまでとは一味違う、満足度の高いバーチャル体験となっています。スヴラトカ川沿のフェラータ実際に「FIRST AIRLINES」でのチェコ便を体験したチェコ政府観光局日本支局長シュテパーン・パヴリークは、「まるでその場所にいるかのように感じられ、想像をはるかに超える楽しさだった。ダンスや剣士の戦いなど人物が入ることで、動画にさらなる面白みが加わったと思う。チェコ料理もチェコで食べる味にとても近くて驚いた。特にデザートのメドヴニークは、チェコで食べるものと遜色がない。ぜひ多くの方に体験して頂きたい。」とコメントしました。メインディッシュの「スペインの鳥」「FIRST AIRLINES」は、10月22日(金)15:00~3日間開催される「チェコフェスティバル2021 in 東京」に出店されます。ぜひ内容盛りだくさんのチェコ便をご体験ください。ピルゼンフィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任した岩崎宙平さん■チェコ政府観光局についてチェコ政府観光局は、チェコ地域開発省の外郭団体であり、日本国内において観光デスティネーションとしてのチェコのプロモーションを行っています。旅行会社向けのセミナー実施やウェブサイト、SNS(Facebook、Twitter、YouTube、ブログ)での情報発信の他に、プレスツアーのサポートも行っております。■チェコフェスティバル2021 in 東京 開催概要会期 : 2021年10月22日(金)-10月24日(日)開場時間 : 22日(金)15:00~20:0023日(土)10:00~20:0024日(日)10:00~19:00会場 : 渋谷ストリーム ホール〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-21-3最寄り駅 : 渋谷駅(C2出口直結)主催 : 駐日チェコ共和国大使館、チェコ政府観光局、チェコセンター東京協賛 : チェコ共和国農業省ゴールドパートナー: サントリービール株式会社ブロンズパートナー: サッポロビール株式会社ウェブサイト : Twitter : チェコ共和国【公式】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月21日大好評のチェコフェスティバルin関西。第3回目となる今年は、10月30日(土)と10月31日(日)の週末にホテル・アゴーラリージェンシー大阪堺・ポルタス広場にて開催いたします。参加企業・団体は30以上。まだ関西でふれる機会が少ないヨーロッパのハート・チェコ共和国の製品や文化、食を一度に楽しめるイベントです。今年も新型コロナウイルス感染防止対策に配慮しながら、関西堺・チェコ国際交流協会と在堺チェコ共和国名誉領事館が中心となり、チェコフェスティバル2021 in 関西の前に、Osaka Metro なかもず駅にてチェコ製品を販売する「Pre-eventのチェコマルシェ@なかもず」を開催し、チェコの魅力をたっぷりご紹介していきます。チェコフェスティバル2021 in 関西 ポスター【音楽も、人形劇も、観光や文化情報も!ちょこっとではない、多彩なステージプログラム】チェコフェスティバルの魅力は何といってもステージプログラム。音楽コンサート、文化や観光紹介、チェコ語ミニ講座のほか、チェコの伝統文化である人形劇もお楽しみいただけます。チェコフェスティバル2021 in 関西 プログラム「チェコ人といえばみな音楽家である」という言葉があるくらいチェコは音楽が盛んな国。フェスティバルでは、こういった素晴らしい音楽コンサートがたっぷり楽しめます。ドヴォルザークのルサルカはもちろんのこと、日本ではなかなか聞く機会がないチェコ&モラヴィア民謡とポップス、伝統的な楽器フヤラのステージ、出演アーティストは民族衣装で登場など、楽しいステージをたっぷりお送りします。毎年のフェスティバルに欠かせないチェコ産のピアノ「ペトロフ」のソロコンサートもどうぞご期待ください。また、音楽ステージの間には、様々なトークステージをご覧いただけます。チェコ親善アンバサダーたちが登場し、今すぐにでもチェコに行きたくなる旅話やチェコの素晴らしい文化の紹介。そして、日本に深い縁があるチェコ出身の素晴らしいアーティストのお話にもご注目ください。様々なステージプログラム【ビールやソーセージ、スイーツでチェコを味わおう!】素敵な音楽には美味しいチェコビールやワイン、関西ではなかなか味わえないチェコ料理はいかがでしょうか?会場では、日本に住むチェコ人醸造家がつくるクラフトビールや、日本各地で人気上昇中のチェコ・モラヴィア地方の豊かなワインも紹介しています。そして、チェコを代表する料理パーレック(ソーセージ料理)や、大人気の家庭料理グラーシュ(牛肉の煮込み料理)、ピエロギ(具を詰めたダンプリング)をご用意。甘党の方はチェコの可愛いスイーツをどうぞお楽しみください。なお、チェコグルメの提供数には限りがありますので、お早めにどうぞ!チェコグルメも堪能【あれもこれも欲しくなる!チェコの「ものたち」大集合】会場に入ればそこはチェコ。チェコ人の店員と言葉を交わしたり、たくさんのチェコグッズが並ぶ様子は、まるでチェコに旅行して街を散策しているような気分。人気のナチュラルコスメでスキンケアをはじめてみるのはいかがでしょうか。チェコの可愛いビーズや雑貨のほか、ユネスコの無形文化遺産に登録されているマリオネット、絵本、伝統的なグラス、オーナメント、オシャレで衛生的なガラス製爪やすりなど充実の品揃え。また、日本でもファンが多いチェコの画家・ミュシャのグッズを生活に取り入れてみてください。人気のナチュラルコスメなど物販もたくさん【ワークショップや展示もお楽しみいただけます】「チェコフェスティバル in 関西」はその集大成ともいえるイベントで、会場では素晴らしい音楽コンサート、文化・観光紹介などを楽しみながら、チェコの美味しいグルメ、チェコの数々の名産品も堪能する事ができます。また、お子さんが喜ぶ可愛い人形づくりワークショップとチェコビーズワークショップもお楽しみください。フェスティバルが開催される堺市の魅力的な観光情報や堺市伝統産業品に出会えるブースもあり、あのハニワ部長にも会えるかも?アルフォンス・ミュシャの特別展もぜひチェック!アルフォンス・ミュシャ特別展会場となるポルタス広場は風通しの良い屋根付きのオープンスペースです。関西弁の堪能なチェコ人タレント・スザンカがステージで司会を務め、参加者を巻き込み、皆一体となって楽しめること間違いなしです。日本とチェコの架け橋となるチェコフェスティバル2021 in 関西、皆様のお越しをお待ちしています。【チェコフェスティバル in 関西】日時 : 2021年10月30日(土)11:00-20:002021年10月31日(日)11:00-19:00場所 : ホテル・アゴーラリージェンシー大阪堺 ポルタス広場所在地 : 〒590-0985 大阪府堺市堺区戎島町4-45-1最寄り駅 : 南海本線 「堺」駅 西口直結Osaka Metroなかもず駅から南海バス(131,132,33番)主催 : 関西堺・チェコ国際交流協会、在堺チェコ共和国名誉領事館共催 : チェコ共和国大使館、チェコ政府観光局、チェコセンター東京協力 : 堺市、堺商工会議所、堺観光コンベンション協会、堺市産業振興センター、堺アルフォンス・ミュシャ館、大阪市高速電気軌道株式会社、南海電気鉄道株式会社、南海バス株式会社特別協賛 : 大阪信用金庫、高周波熱錬株式会社、サントリーホールディングス株式会社、株式会社シマノ、株式会社大阪城口研究所、タマノイ酢株式会社、ダイキン工業株式会社、鶴田電設株式会社、株式会社阪神住建、阪和興業株式会社、山内株式会社、株式会社ダイネツイベントHP: <感染症対策に関して、ご来場の皆さまへのお願い>感染症拡大防止のため、下記の取り組みについてご理解ご協力をいただきますようお願いいたします。なお、今後の状況によっては、開催内容が変更となる可能性もございますので、最新の情報は主催者のウェブサイト・SNSにてご確認ください。・ マスクの着用をお願いします・ 入口での検温・手指の消毒にご協力ください。・ 37.5度以上の発熱、風邪症状(平熱以上の発熱、咳、倦怠感など)のある方はご入場を遠慮願います。・ 待機列は1m間隔にてご整列ください。・ 飛沫拡散防止のため、会話はできるだけお控えください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月24日中央ヨーロッパの国・チェコの魅力を紹介する日本最大級のイベント「チェコフェスティバル」。2021年は渋谷ストリーム ホールにて開催されます。参加企業・団体は20以上に及び、まだ日本で知られていないヨーロッパのハート・チェコ共和国の製品や文化を一度に楽しめます。2021年9月22日、チェコを様々な角度から知ることができる今年のプログラムが完成しましたのでご紹介します。なお、開催にあたっては、政府および各自治体や会場におけるガイドライン、要請を遵守し実施します。今後の感染状況や政府の方針などにより開催情報や、感染症対策情報に変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。最新情報は、随時ウェブサイトやSNS等でご案内いたします。詳細URL:Twitter Facebookイベントページ チェコフェスティバル2021 in 東京プログラム■会場にはチェコの商品がずらり!ショッピングを楽しもうナチュラルコスメ今年のチェコフェスティバルには、20を越える企業・団体が集います。「チェコってどんな国?」という方も、ディープなチェコファンも、きっと満足するはず。チェコの伝統的なアイテムをお求めなら、ガラス製品やアクセサリーがおすすめ。今年はチェコビーズやガラスボタンが充実。お好みの材料やアクセサリーが見つかるはずです。また、例年チェコフェスティバルでも人気のナチュラルコスメ商品やおしゃれなアンティーク雑貨、ブリキのおもちゃやデザイン豊かな文房具など、普段はなかなか手にすることのできない一品にも出会えます。渋谷にいながら、チェコのお土産屋さんを巡っているような素敵な気分が味わえますよ!ステージで気に入った音楽に出会ったら、CDを探しに出かけましょう。お家へのお土産にはチェコの味を。チェコフェスティバルだからこそ出会える希少な銘柄のビールやモラヴィアワイン、おつまみにソーセージ、そしてデザートにはチェコの伝統的なクッキーも。家に帰ってからもチェコフェスティバルは続きます!※本イベントでは飲食物の販売はパッケージ済みの加工品のお持ち帰りのみで、試食・試飲を含む会場での飲食は不可となります。■ステージプログラム詳細決定!もっともっとチェコに近づこうチェコ親善アンバサダーによるプレゼンテーションチェコフェスティバルの大きな魅力のひとつが、多彩なステージプログラム。創業150年を誇るペトロフ社のチェコ製ピアノをバックにバイオリンが奏でるチェコの音色、すぐに使える簡単チェコ語講座、ミニ講演会などで、チェコの文化を丸ごと楽しむことができます。ユネスコの無形文化遺産に登録されているマリオネットの魅力もご紹介しますよ!人形作家の林 由未さんの作品を使いミニ人形劇「あかずきん」を上演するのはDivadlo501。チェコらしい人形劇が生で見られる貴重な機会です。チェコの魅力の伝道師、チェコ親善アンバサダーからはチェコのワインの名産地やフォトスポット、カメラ、鉄道、音楽といった好きなモノを通じたチェコ、日本にいながら楽しめるチェコの魅力を教えてもらえます。プレゼンターからのクイズに答えたら、チェコグッズがもらえる(当たる)かも…!?たくさんのプログラムを通して、ぜひチェコ通になってくださいね!■チェコを体験しよう!人形劇様々な体験をすることで、もっとチェコを身近に感じられるはず。気軽に海外に行けない今、VRでチェコ旅行を体験するのもおすすめです!また、Divadlo501と林 由未さんが人形ワークショップを開催(ウェブサイトより予約が必要)。影絵シアターや操り人形を作りながら、チェコが誇る人形劇の伝統に触れてみるのはいかがでしょうか?■その他にもアクティビティが満載!チェコ政府観光局公式マスコット今年は新たにフォトブースをご用意。チェコ政府観光局に新しく加わった公式マスコットや、モラヴィア地方の伝統衣装と一緒にチェコの風景の前で写真を撮れば旅行気分♪イベントに来れない方も、SNSのハッシュタグ投稿で素敵なプレゼントが当たるかも…!?感染対策を徹底して皆様のお越しをお待ちしております。チェコフェスティバル2021会期 : 2021年10月22日(金)-10月24日(日)開場時間 : 22日(金)15:00~20:0023日(土)10:00~20:0024日(日)10:00~19:00会場 : 渋谷ストリーム ホール 〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-21-3(渋谷駅 C2出口直結)主催 : 駐日チェコ共和国大使館、チェコ政府観光局、チェコセンター東京協賛 : チェコ共和国農業省ゴールドパートナー: サントリービール株式会社ブロンズパートナー: サッポロビール株式会社ウェブサイト : Twitter : チェコ共和国【公式】 【最新情報はFacebookイベントページをチェック! 】<感染症対策に関してご来場の皆さまへのお願い>感染症拡大防止のため、下記の取り組みについてご理解ご協力をいただきますようお願いいたします。なお、今後の状況によっては、開催内容が変更となる可能性もございますので、最新の情報は主催者のウェブサイト・SNSにてご確認ください。● マスクの着用をお願いします(未着用の方の入館はお断りしております)。スタッフもマスクを着用しご対応いたしますので、ご理解ください。● 入口での検温・手指の消毒にご協力ください。● 37.5度以上の発熱、風邪症状(平熱以上の発熱、咳、倦怠感など)のある方はご入場を遠慮願います。激しく咳き込まれる等の症状のある方には、スタッフがお声がけし、ご退出をお願いする場合がございます。● PCR検査の結果待ちの場合も、ご来場をご遠慮ください。● 混雑状況によっては、入場をお待ちいただく場合もございます。その際、待機列は1m間隔にてご整列ください。● 飛沫拡散防止のため、会話はできるだけお控えください。● 万が一来場者の感染が確認された際に連絡がとれるよう、氏名および連絡先の収集にご協力ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月22日チェココスメ「APOTEKA(アポテカ)」とは?出典:byBirth「APOTEKA(アポテカ)」とは、チェコでは「Havlíkova Přírodní Apotéka(ハブリークの自然薬局)」と呼ばれ、徹底した原料選びと昔ながらの独自のレシピを元に作られた、安心安全なオーガニックコスメです。1920年代に、当時有名な薬剤師でありコレクターでもあったハブリーク氏が、17世紀にまでさかのぼり集めたレシピを基に、コスメ作りを始めました。それが国内外から大変な人気を得たといいます。しかし、共産主義時代に彼は活動をやめ、レシピを戸棚の奥深くに保管しました。それを孫娘のアンナが引き継ぎ、忘れられたレシピを復活させました。と言う、心温まるストーリーも有名です。現在、アポテカの顔となる商品が、朝の3分マスク。歯磨き粉のようなアルミチューブに入ったクリームは、外観もシンプルでスタイリッシュ。フェイスマスクと言うと、シートタイプのマスクを思い出す私なのですが、ここのマスクは塗るタイプ。しかも、77種類もあるのです(現在:2020年12月)。様々な植物から作り出されたマスクは、見るだけでもワクワクしてきます。塗るだけで実感「APOTEKA(アポテカ)」の3分マスク出典:byBirth夜のスペシャルケアではなく、朝の3分ケア。これも、チェコならではだと思います。朝起きて顔にクリームを塗布し、歯を磨く。もしくはトイレで用を足す。おおよそ3分後に洗い流すと、肌のトーンが上がり、モチモチとしている実感があります。鏡の前で微笑み、日中用クリームを塗り、メイクを始める。それから朝食の準備に取りかかる。これで私の朝がスタートします。朝ケアの良いところは、自分の肌の調子を再確認できるところ。数あるマスクから今日の1品を選ぶ。これも、朝のお楽しみ。チェコに来て、「洗う」「閉じ込める」のみのシンプルケアに変わった反面、自分の身体や肌の調子など、しっかりと向き合うようになりました。これは、ナチュラル志向のチェコでは当たり前のことかもしれませんが、アラフォーの今の自分にはとても大切なことだと痛感しています。鏡の前でその日の肌調子を観察し、自分の内側の声に耳を澄ませる。今日は疲れているから、自分を甘やかして最短ケアに切りあげるぞ!なんて日から、乾燥がいつもよりも気になるから、保湿をプラスしよう、なんて具合に。敏感肌で、シミが気になる私のお気に入りは「01 vitamín C」。肌のトーンがひとつ上り、モチモチッとした弾力を感じさせる肌に仕上がります。クリーム自体は液だれもなく、顔に塗布したまま移動できる優れもの。歯磨き粉のようなチューブに入った、歯磨き粉のような質感のクリームです。 この投稿をInstagramで見る Organická Apotéka (@havlikova_prirodni_apoteka)がシェアした投稿 それから、とてもユニークだなと思った使い方が、数種類のマスクを混ぜるというもの。何種類かのマスクを、自身のそのときのコンディションに合わせてチョイスするのです。肌調子をじっくり観察していないとできない技だなと感心しました。他には、部分違いで種類を変える。気になる場所に合わせて塗布するというやり方。シミの気になる頬にはビタミンC、口元の乾燥対策にはヒアルロン酸、など。原料からこだわり、安心の品質だからできること。ちなみに、口に入れても大丈夫らしいです。さすが、としか言いようがありません。ただし、お土産で買う場合の注意点として一つ上げるとしたら、ビオコスメには消費期限が記載してあります。一般の物よりも短いのでご注意を!「APOTEKA(アポテカ)」の店舗情報出典:byBirth現在「APOTEKA(アポテカ)」は、チェコ国内に12店舗とスロバキア国内に4店舗あります。プラハ内は4店舗。私が訪れたプラハ1区のJilská(イルスカー)通りのお店が品ぞろえが一番充実しています。中心地にあるので、観光しながらお買い物も楽しめます。店内は自然モチーフで埋め尽くされ、心身共にリラックス。店員さんもとってもフレンドリー。マスク自体も77種類あると、なかなか一人で決めるのは難しいですが、丁寧に教えてくれます。また、その場で試すこともできますし、サンプルも豊富です。敏感肌にはもちろん、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い人が使えるほど、豊富な種類のマスクが揃っています。ひとりでも、カップルでも、友人同士でも立ち寄ると楽しいですよ。石鹸やユニークな名前のコスメなど、マスク以外にもたくさんの商品がありますので、是非とも試していただきたいと思います。
2021年01月09日1949年からチェコ共和国にて自社一貫生産を行う機械式時計ブランド・PRIM(プリム)が2020年9月30日より10月13日まで伊勢丹新宿店本館5階=ウォッチ/シェルマンにて「プリムフェア」を開催いたします。SPARTAKフェアでは1954年以来継承されてきた「民衆」を意味するフラッグシップモデルの「SPARTAK(スパルタク)」他、多数のモデルをご覧いただけます。また、期間中にプリムの腕時計をご購入いただいたお客様に、スペアベルトをプレゼントいたします。※無くなり次第、終了となります。Recommended Model■ファーストオーナーが味わえるヴィンテージ「スパルタク」PR.SPH.36.WH SPARTAK型番:PR.SPH.36.WH SPARTAK価格:30万3,600円(税込)素材:316Lステンレススチールケース径:36mm防水性:50M駆動方式:手巻き(自社製ムーブメントCAL.93)備考:シースルーバック■1950年代の佇まいを感じさせる自動巻き「スパルタク オートマチック」PR.SPA.40.WH SPARTAK型番:PR.SPA.40.WH SPARTAK価格:31万4,600円(税込)素材:316Lステンレススチールケース径:40mm防水性:50M駆動方式:自動巻き(自社製ムーブメントCAL.98)備考:シースルーバックフェア概要■期間9月30日(水)~10月14日(火)■開催場所東京都新宿区新宿 3-14-1伊勢丹新宿店本館5階=ウォッチ/シェルマンTEL:03-3352-1111(代表)■内容フェア期間中にPRIM製品をご購入いただいた方に、スペアベルトをプレゼント致します。詳しくはお店までお問合せください。■ABOUT PRIM時計メーカー・プリムはチェコ共和国が社会主義時代の1949年から一貫自社生産を続ける小さな時計メーカーです。時計作りの中心地スイス・ドイツから遠く離れた、チェコ東部のポーランド国境の小さな町で作られるプリムの時計は、50年代の雰囲気を残しつつも独自の発展を遂げてきました。マニュファクチュールムーブメント50年代以降の自社製造ムーブメントを改良し現在も90%以上のパーツを自社で製造している希少なマニュファクチュール。そのため自社工場内で切削加工するケースも34mmから40mmまでと形状もサイズも豊富でユニーク。ハンドメイドのディテイルボヘミアングラスをカットした丸みのある、さまざまなガラスも特徴の一つのメーカー。一つ一つ型を抜いて若い職人が磨く針は自社内で青焼きをすることもでき、50年代の伝統的な製法を今も続ける数少ないメーカーです。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月29日1949年からチェコ共和国にて自社一貫生産を行う機械式時計ブランド・PRIM(プリム)、7月18日から8月10日まで、銀座三越6階シェルマンにて銀座エリア初の『プリム フェア』を行います。フェアでは新作の34mmの自社製手巻き時計パヴーク・ローズゴールドダイヤルのほか、1950年代のヴィンテージの雰囲気を醸し出す人気シリーズのスパルタク、オルリックなどもご覧いただけます。また、期間中にプリムの腕時計をご購入いただいたお客様に、特選ボールペンをプレゼントします。※無くなり次第、終了となります。Recommended Model■チェコではおめでたい「蜘蛛」を意味する『パヴーク』。文字盤の逆ハート模様が特徴的です。逆ハート模様の文字盤PR.PVH.34.WH PAVOUKPR.PVH.34.GRY PAVOUK■「民衆」を意味するプリムを代表するモデル『スパルタク』PR.SPH.36.WH SPARTAK■1965年にチェコスロバキア軍に300本納品された『オルリック』の現行モデルPR.ORA.38.BK 6S■日本で西洋の近代建築を手がけたチェコ人建築家、ヤン・レツェルをフィーチャーした『レガシー1』PR.LG1.38JL LEGACY 1PRIM(プリム)フェア概要■期間7月18日(土)~8月10日(月・祝)■開催場所シェルマン銀座・三越店東京都中央区銀座4-6-16銀座三越6F インターナショナルコレクターズTEL 03-6228-6911■内容フェア期間中にPRIM製品をご購入いただいた方に、特選ボールペンをプレゼントいたします。詳しくはお店までお問合せ下さい。■ABOUT PRIM時計メーカー・プリムはチェコ共和国が社会主義時代の1949年から一貫自社生産を続ける小さな時計メーカーです。時計作りの中心地スイス・ドイツから遠く離れた、チェコ東部のポーランド国境の小さな町で作られるプリムの時計は、50年代の雰囲気を残しつつも独自の発展を遂げてきました。マニュファクチュールムーブメント50年代以降の自社製造ムーブメントを改良し現在も90%以上のパーツを自社で製造している希少なマニュファクチュール。そのため自社工場内で切削加工するケースも34mmから40mmまでと形状もサイズも豊富でユニーク。ハンドメイドのディテイルボヘミアングラスをカットした丸みのある、さまざまなガラスも特徴の一つのメーカー。一つ一つ型を抜いて若い職人が磨く針は自社内で青焼きをすることもでき、50年代の伝統的な製法を今も続ける数少ないメーカーです。■公式サイトURL:■PRIMお取扱店様URL:企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年07月17日新型コロナウイルス感染症の影響で開幕延期となっていた京都国立近代美術館にて開催の『チェコ・デザイン 100年の旅』展が5月26日(火)についに開幕。7月5日(日)まで開催される。同展では、家具やプロダクト、ポスター、さらにアニメーションやおもちゃなど、チェコ国立プラハ工芸美術館所蔵作品を中心に約250点の作品を紹介。また、ブックデザインの観点から、大阪中之島美術館準備室の協力のもと、同美術館所蔵のチェコの書籍も関連展示される。展覧会場は、10章に分かれている。第1章では、19世紀後半から20世紀初頭にかけてヨーロッパで起こったアール・ヌーヴォー様式、例えばヴィクトル・オリヴァの「週刊誌 黄金のプラハ」のポスターなどが、続いて第2章では、1900年代前半に生まれた幾何学的形態、さらにチェコ・キュビスムを取り入れたグラフィック・デザインや本の装丁を見ることができる。1918年にチェコスロヴァキアとして独立してからは、民族芸術と地方の伝統が押し出され、アール・デコ様式と重なって発展していった。第4章では、機能主義の影響を受けた工業製品、第5章では、戦争で素材が手に入りにくいなか天然素材を用いた食器といった、貴重な作品が展観できよう。第6章から第8章では、1960年代から現代まで、国家の情勢によって変化が見られる、プロダクトや家具を展示。さらに第9章ではおもちゃ、第10章ではアニメーションを紹介。展覧会を通じて、チェコのデザインが歴史とともにあり、幅広い内容であることを気付かせてくれる。なお、再開にあたり、京都国立近代美術館では新型コロナウイルス感染予防・感染拡大防止についてのガイドライン( )を発表している。感染対策を充分に行い、鑑賞を楽しんでほしい。【関連リンク】 京都国立近代美術館( )アルフォンス・ミュシャ 《ジスモンダ》 1894年チェコ国立プラハ工芸美術館蔵イジー・シュハーイェク 《花瓶<四季>シリーズより》 1999年チェコ国立プラハ工芸美術館蔵パヴェル・ヤナーク 《クリスタル(結晶)型小物入れ》 1911年チェコ国立プラハ工芸美術館蔵ルドヴィカ・スムルチュコヴァー 《小枝模様の花瓶》 1943年チェコ国立プラハ工芸美術館蔵ヴァーツラフ・シュパーラ 《小箱《悪魔》》 1921年チェコ国立プラハ工芸美術館蔵
2020年05月26日ヨーロッパの中央に位置し、歴史と文化を感じられ国、チェコ。ノスタルジックな街並み、かわいらしい雑貨、あちらこちらで音楽を奏でる人々……。そんなイメージが真っ先に思い浮かぶチェコですが、首都プラハは、ヨーロッパでもっとも美しいといわれる都市であったり、チェコ国民1人当たりの年間ビール消費量が世界一を誇ることなどはご存知でしたか? チェコは見どころも多く、治安の良さからも、女性一人旅の目的地としても注目されている町でもあります。そんなチェコをもっと身近に感じられるイベント、「チェコフェスティバル2019 in TOKYO」が9月27(金)~29日(日)の3日間、原宿のクエストホールにて開催されます。 会場に入ればそこはチェコ。チェコ人の店員と言葉を交わしたり、チェコの製品があふれかえる場所はまるでチェコのお土産屋さんや市場に迷い込んだかのよう。 日本でもファンが多いチェコの画家・ミュシャやチェコアニメキャラクターの文房具や雑貨の他、ユネスコの無形文化遺産に登録されているマリオネットや絵本、伝統的なクリスタル製品、藍染め製品などなど…このラインナップは、チェコフェスティバルならでは。 民族衣装も魅力的なチェコ音楽・ダンスのステージ、チェコの歴史や文化、デザインについてのトークショーなど、子どもから大人まで、楽しみながらチェコをもっと身近に感じられる3日間です。中でも、日本にも輸出されているチェコオリジナルの銘柄の樽生ビールを口にすれば、きっとその理由が分かるはず。会場では、日本に住むチェコ人醸造家がつくるクラフトビールや、中々味わう機会のないチェコ・モラヴィア地方特産の風味豊かなワインも紹介しています。 チェコの飲み物を飲むならチェコの料理も一緒に味わいましょう。チェコの家庭料理ブランボラーク(じゃがいものパンケーキ)や、人気のフレビーチュキ(オープンサンドウィッチ)はいかがでしょう? チェコ料理の提供数には限りがありますので、お早めに! さらに、チェコ親善アンバサダーや観光局による様々なプレゼンテーションやトークショーを見れば、観光ガイドで紹介される定番のスポットだけではない、穴場の観光地、ローカルな雰囲気を味わえる場所や現地で体験できる様々なアクティビティがいっぱいあることも知ることができますよ。日本にいながら、まるでチェコに遊びに来たかのような気分に浸れる盛りだくさんのイベント。ここに行けば、次の旅行先はチェコに決まりかも?ぜひ、足を運んでみてくださいね!チェコフェスティバル2019 in TOKYO会期:2019年9月27日(金)-9月29日(日)10:00-21:00(最終日は18:00まで)会場:原宿クエストホール東京都渋谷区神宮前1-13-14 3F出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年09月25日約100年にわたるチェコのデザインを総合的に紹介する『チェコ・デザイン100年の旅』が、世田谷美術館で9月14日(土)から11月10日(日)まで開催される。ヨーロッパのほぼ中心に位置し、古くからさまざまな文化が交錯する舞台となってきたチェコ。同展は、チェコ国立プラハ工芸美術館の収蔵品を中心に、家具や食器、装丁本、ポスターなど、チェコにおける主要なデザイナーの作品を核として、およそ100年におよぶデザイン約250点を紹介する展覧会だ。展示は、時代順にデザインを紹介する8章と、おもちゃやアニメーションを紹介する2章で構成。100年間のデザインを全8章でたどる展示では、アール・ヌーヴォーから始まり、キュビズム、アール・デコ、機能主義、ポストモダンなど、各時代を席巻した流行がチェコで独自に展開していった様子を伺い知ることができる。また、第9章「チェコのおもちゃと子どものためのアート」では、伝統工芸としての玩具から現代の愛らしいおもちゃまで、チェコ・デザインを代表する作品を紹介。第10章「チェコ・アニメーション」では、絵本とともにチェコ文化を代表するアニメーションのセル画が登場する。さらに、会期中には関連企画として、講演会や人形劇、チェコ・アニメーションの上映会、おはなし会、人形劇など、多彩なイベントが開催。ミュシャから絵本やアニメーションまで、人々の生活を豊かにしてきたチェコ・デザインの魅力を堪能したい。【開催情報】『チェコ・デザイン100年の旅』9月14日(土)〜11月10日(日)まで世田谷美術館にて開催【関連リンク】 世田谷美術館( )アルフォンス・ミュシャ《ジスモンダ》1894年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Pragueパヴェル・ヤナーククリスタル(結晶)型小物入れ1911年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Pragueヨゼフ・アイゼルト蓋付ガラス容器1923年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Pragueラジスラフ・バルトニーチェクスツール1946年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Pragueヴァーツラフ・シュパーラ小箱《悪魔》1921年 チェコ国立プラハ工芸美術館蔵 Collection of The Museum of Decorative Arts in Prague
2019年09月17日「チェコフェスティバル 2019」が、2019年9月27日(金)から9月29日(日)まで、原宿クエストホールにて開催される。「チェコフェスティバル」は、中央ヨーロッパの国・チェコの魅力を紹介する日本最大級のイベント。2018年開催時は15,000人超の入場者数を記録した。会場では、チェコビールやチェコ料理を提供。日本に住むチェコ人醸造家によるクラフトビールや、チェコ・モラヴィア地方特産ワイン、「ブランボラーク」と呼ばれるジャガイモのパンケーキ、伝統菓子などが勢揃いする。また、マリオネットやクリスタルガラスといったチェコ雑貨も販売。画家のミュシャや、チェコアニメキャラクターの文具や雑貨、ユネスコ無形文化遺産に登録されているマリオネット、絵本、伝統的なクリスタル製品、藍染製品、チェコビーズなどを揃える。さらに、チェコ音楽・ダンスのステージや、チェコの歴史、文化、デザインに関するトークショーなども開催される。【開催概要】チェコフェスティバル 2019会期:2019年9月27日(金)〜9月29日(日)時間:10:00〜21:00(最終日は18:00まで)会場:原宿クエストホール住所:東京都渋谷区神宮前1-13-14 3F
2019年07月28日花を贈るということチェコで好きな習慣の一つに男性が女性に気軽に花を贈ることがある。立派な花束である必要はなくて、数本だけの小さなものや一輪のバラを手に持っている人を見ることは全く珍しくない。 花を持っている男性を見るとパートナーの誕生日か記念日なのかなぁ、と想像して微笑ましい気持ちになるし、バレンタインデーや国際女性デー(3月8日)には職場や学校で貰ったのであろう花を手に歩く女性を見る。私のチェコ人の夫も例外ではなく、何かあるごとに必ず花を添える。定番は真紅のバラ。なんてロマンチストなのだろう!と最初は驚いたものだが、気持ちを表す時には花を添えたくなるものらしい。 春に咲く「黄金の雨」濃厚な黄色が眩しいレンギョウが咲き始めるとイースターが近づいてきた合図。 レンギョウは、チェコ語で「ズラティー・デーシュチュ(Zlatý déšť)」と呼ばれ、直訳すると「黄金の雨」。長い枝に沿って降り注ぐように咲く姿を見れば正に名前の通り。 運よく桜との華やかな共演を見られた時は何とも言えない贅沢な気持ちになる。  桜の木の下で・・・チェコには、「カップルが5月1日に桜の木の下でキスをすると女性はその一年間美しくいられる」という言い伝えがある。 5月1日は日本でもメーデー(労働者の日)として知られるように、チェコではメーデーとしての祝日であるのだが、労働に関するイメージよりも(特に若者にとっては)ロマンチックな日としての重要度が高いようだ。人前でキスをすることに抵抗の無い文化であることも相まって、この日に桜の木のある公園に行ってみるとキスするカップルを見かけるだろう。 実際、チェコで5月1日というと桜はすでに散ってしまっている場合が多いのだが、その年の気温や品種によってはまだ散っていない所もあって、満開の桜の花を探し求めて歩き回るカップルもいるようだ。  園芸ショップが最も賑わう季節冬を越え気温が少しでも暖かくなってくると、冬眠から覚めたように人々は一気に庭の手入れに取り掛かる。チェコでは特別裕福でなくとも郊外に週末を過ごすための別荘を持っている家庭が多く(別荘と言うと大層だが、電気や水の通っていないコテージも含まれる)、みな春夏の間はその別荘の庭を整えるのが趣味のようなものだし、自宅に広い庭を持っている人もまた然り。 特に週末前の園芸店は、花の苗を買う人々で賑わう。庭仕事は男女問わずするものだが、レジに女性ばかりが並んでいるところを見ると、植える植物を選ぶのは女性が担当する家庭が多いのかもしれない。 庭先に。家の中に。花が生活に密着している。ハレの日はもちろん、ケの日にも花を添えることで暮らしをちょっと豊かにする術を心得ているようだ。 文・写真:Noriko NaniwaBlog:
2019年05月01日チョコレートブランド、カファレル(Caffarel)より「クレーマ・ディ・リモーネ」が登場。2019年4月25日(木)から、カファレル各店舗にて販売される。カファレルは、イタリア・トリノで生まれた老舗チョコレートブランド。焙煎したヘーゼルナッツのペーストとカカオを配合した「ジャン ドゥーヤチョコレート」を発明し、世界に広めたことで有名だ。「クレーマ・ディ・リモーネ」は、ダークチョコレートの中に爽快な風味のレモンクリームを入れたボンボンチョコレート。そのままで食べるのはもちろん、冷やすとより一層美味しくなる、これまでのカファレルには珍しい夏向けの商品となっている。淡いブルーを基調としたパッケージには、シチリア陶器やイタリアを代表するレモンのイラストがあしらわれている。爽やかな初夏をイメージとしたパッケージはギフトにもぴったりだ。【詳細】カファレル 「クレーマ・ディ・リモーネ」販売期間:2019年4月25日(木)より販売開始 ※個数限定の為、なくなり次第終了販売店舗:カファレル神戸北野本店、カファレル東京駅グランスタ店、カファレル神戸旧居留地店、カファレル公式オンラインショップ価格:800円+税
2019年04月27日地産のチェコ料理を楽しむ 三月上旬某日。列車で一時間ほど離れた街で留学生活を送る友人が私を訪ねてくれた。 特に目立った観光名所があるような街では無いので、どこを案内しようか悩む。彼女が住んでいるところは都会なので、なんてことのない住宅街や田舎道を歩くだけでも目新しいかしら、などと考える。 私の家からバスで10分ほどのところにある風車のある景色の良いローカルレストランへ行くことに。お目当てはこの地方特産のモラヴィアワインとチェコ料理。田舎にポツンとあるレストランといえば、すごく美味しいか、はたまた真逆か、のどちらかであるのは万国共通のように思うが、こちらは前者。スープから始まり、ボリューム満点の肉のメインディッシュ、名物のワイン(下戸の私はノンアルコールワイン)、デザートに山羊のミルクのアイスクリームまで満喫。舌の肥えた日本人にも紹介できるお店なのだ。 新たな出会いとおもてなし 思いがけない出会いがあったのはそのレストランからの帰り道だった。 レストランを出てバス停まで歩き始めたのだが、このまま真っ直ぐバス停まで歩いてしまうとバスが来るまで時間が余り過ぎるため、道を外れて村の住宅街を散歩してみることに。というのも、この辺り、可愛い住宅ばかりなのだ。庭先の手作りデコレーションや壁のペイントなどなど。 そんな可愛い家々を見ながら歩き始めて間もなく、自宅の庭で木工作業をしているおじさんに出会った。観光地でも何でも無い住宅街をアジア人が歩いているのだからさぞ怪しいだろうに、にこやかに話しかけてくれるおじさん。 「こんな所で何してるの?旅行?」 「いえいえ、私たちはチェコに住んでいて、そこのレストランでご飯を食べて、今はバス停へ向かっているところです」 そうすると、おじさんが「お酒、飲む?」と訊く。この地域の特産であるプラムで作る蒸留酒「スリヴォヴィツェ」を自宅で作っているらしい。 私はアルコールに弱いのでレストランでは飲まなかったのだが、ここで断るのは野暮というもの。少しなら大丈夫だろう。 おじさんが庭から家の中へ向かって夫人に「グラス持って来てー!」と声をかけている。ショットグラスを4つ持って表へ出てきた夫人は突然庭先に知らない日本人がいるという状況を飲み込めないながらも笑っていた。 貯蔵庫の中は、小さな居間のような可愛くしつらえられたお酒を飲むための部屋と、いわゆる昔ながらのワインセラーに分かれていた。セラーの中はひんやり涼しく、何種類かのお酒が樽に入って並んでいる。チェコの主食であるジャガイモのストックも転がっている。 「スリヴォヴィツェ」のアルコール度数はなんと50%!ショットグラスに入れてもらった透明の液体はプラムの甘い香りで、「梅酒みたいだね〜」なんて笑っていたが、ひとくち口に含んでみると胃がカッと熱くなるアルコールの強さ。思い切って飲み干したらおかわりを勧められたが、帰宅出来なくなるといけないのでそれ以上は遠慮した。 たまたま家の前を通りかかっただけの見ず知らずの外国人を、彼らにとって大切な空間であろう貯蔵庫に招いてお酒をご馳走してくれたチェコ人のご夫婦。これはたまたま住んでいる近くの村で起こったことだけれど、体験したことはまるで旅の途中のハプニングであった。 観光スポットを点で結ぶ旅行ではこういう想定外は生まれない。田舎で、しかも回り道をしたからこそ得たボーナス体験。 ずっと心に残るでだろう温かい体験だった。旅を豊かにするのはこういう出会いだなぁ。 文・写真:Noriko NaniwaBlog:
2019年03月29日「お茶」の定義は?!日本で「お茶」「ティー」と言うと、茶葉で淹れるもの、日本茶か紅茶を思い浮かべる方が大半ではないだろうか。チェコでは、茶葉を使わないいわゆる「ハーブティー」がお茶市場の主役だと言える。スーパーマーケットのお茶コーナーでは、茶葉系と同じかそれ以上のスペースを占めている。コーヒーでさえも肩身が狭そうである。 お茶売り場は花や果物の絵柄が多いので必然的にカラフル ハーブティーは、嗜好品としてだけでなく、自然治癒を助け体調を整える飲み物としても頼りにされており、「風邪気味かも」「ジンジャーティー飲んで暖かくしときなさい」「あぁ食べ過ぎた」「ペパーミントティーたっぷり飲んどきなさい」「寝つきが悪くて」「夜にカモミールティー飲めば良いよ」多くの家庭でこんな会話がされているのは想像に難くない。ハーブティーのストックから症状に合ったものを飲んでとりあえず様子を見てみる。軽い病気ならハーブティーで医者要らずである。パッケージに具体的な効能が書かれている商品。ハーブ畑。自宅の庭でハーブを育てている人も多い。 日本人の常識を覆す緑茶の頂き方チェコでは緑茶も人気はあり、多くのカフェで注文出来るし、どのスーパーでも買える。しかし、日本のそれとはかなり様子が違うので初めて見るとショックを受けるかも。 ほとんどが何かしらのフレーバー付きなのだ。緑茶+ピーチ、緑茶+パイナップル、緑茶+ブルーベリー、緑茶+アップル&シナモン、などなど。プレーンな緑茶を見つける方が難しい。カフェで緑茶を注文すると、何も言わなければ大体はレモンと蜂蜜が添えて出される。 運ばれてきた煎茶その名も「SENPAI」。もちろんレモンと蜂蜜付き。今まで見た緑茶で一番笑ったのが「緑茶+ストロベリーカップケーキフレーバー」。なんという斬新な組み合わせ!しかも、驚くべきことにこれが意外と美味しい・・・。ストロベリーフレーバーの紅茶をイメージすると分かりやすいと思う。緑茶だということを忘れることがポイント。気に入って何度かリピート買いしたのだが、しばらくすると店頭から消えてしまった。さすがのチェコ人にも妙な組み合わせだと受け入れられなかったのかも。 リプトンの意欲作?!「グリーンティー ストロベリーカップケーキ味」 緑茶と言っても、茶葉の違いなのか硬水であるせいなのか、日本のものより味も薫りも薄く主張が無いので、何とでも組み合わせ易いのだと思う。今では、プレーンな緑茶だけで飲むとやや物足りなく感じるようになってしまったほどだ。風邪を引きやすい時期である。寒気を感じたら市販の風邪薬を買いに走る前にハーブティーを飲んで毛布に包まっていようと思う。 文・写真:Noriko NaniwaBlog::
2019年01月27日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『Tangentially Parenthetical』チェコスロバキア共和国の創立100周年を記念して、刊行された本書。その独創的かつ優れた芸術的想像力と技術の伝統を9つの章に分けて収録している。ナチス合併や40年にわたる共産主義の占領時でさえ、写真家、作家、タイポグラファー、書籍デザイナー、グラフィックアーティストたちは独自の文化的アイデンティティーを形成してきた。9つの章では、アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)、ヨゼフ・スデック(Josef Sudek)、フランチシェク・ドルチコル(František Drtikol)、ヤロミール・フンケ(Jaromir Funke)、ヤロスラフ・レスレル(Jaroslav Rossler)、ズデニック・トゥマヤ(Zdeněk Tmej)、インジフ・シュティルスキー(Jindřich Štyrský)、カレル・タイゲ(Karel Teige)など、250人以上の写真家とグラフィックアーティストの作品を中心に紹介。【書籍情報】『Czech and Slovak photo』出版社:Steidl言語:英語ハードカバー/516ページ/290×260mm発刊:2018年価格:8,740円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Czech and Slovak photo』を購入する
2019年01月12日宝石のように美しい街「世界一美しい街」とガイドブックに書かれるチェコ南部のチェスキー・クルムロフ。首都プラハから車で3時間ほどの山間にあるその街は、小さく可愛らしい姿から「宝石」や「おとぎ話」と形容される。 中世からタイムスリップしたかのような街全体が世界遺産。街の真ん中をU字に流れるのは、日本ではドイツ語名の「モルダウ」で知られるヴルタヴァ川。プラハ、さらにはドイツのドレスデンやハンブルグでも雄大な姿が見られる川だが、この街で見ると不思議と街のサイズに合った可愛い川に思える。 多くの建物は16世紀に建てられたルネサンス様式のものがそのまま使われている。一時は痛みも激しかったそうだが、1989年の革命以降、修復が進められ今も現役。元は住居だったはずのそれらの建物は、現在はほとんどが雑貨店やレストランとして利用されている。 中世×現代の共存景観を守る義務があるとはいえ、お店があるならそれに伴った最低限の装飾は必要。現代に残る中世の街でどのような「ファサード(建物の正面のデザイン)」や「サイン(看板、標示)」が使われているのか注目して街歩きをしてみた。 色鉛筆などの筆記具で有名なチェコの老舗メーカー「KOH-I-NOOR(コヒノール)」のショップ入り口。 ベテランウェイターが迎えてくれるレストラン。猫のいる壁。観音開きのドアや窓を上手く利用するのは定番の様。季節柄、カボチャや落ち葉を使った秋らしいコーディネートが多かった。ぶら下げ型サインや、窓枠と一体化しているアイアンの飾り。細い路地までカワイイが詰まっている。16世紀にこんなデザインのサインがあったかと言われると、おそらく無かったと思うのだけど、新しい意匠が不思議と街にしっくり馴染んでいるのだから面白い。30分もあれば一周できる小さな街だが、細い路地で道に迷って隅々まで見てみたくなる。 ここ数年はオーバーツーリズム(=観光客が増え過ぎて地元住民が住みにくくなること)が街の人々の悩みの種らしい。私も観光客なので加担しているわけだけど。これほど完璧なテーマパークのような、でも作りモノ感の無いこの貴重な景観が保護されるなら入場制限や入場料を設けるなどしてでも街が守られることを願う。 文・写真:Noriko NaniwaBlog::
2018年10月25日チェコで引っ越す時に、近所に欲しいものとは? 他の街への引っ越しを考えている。 物件を探す手順は日本と同じで、まずは物件検索サイトを眺め妄想することから。まぁ、なかなか自分の希望条件にピッタリ合った物件などすぐに見つかるわけもなく、現段階では引っ越し自体が妄想のまま終わる可能性も高いのだけど。 引っ越し先を選ぶ時の条件といったら、まずは賃料、それから部屋の数、日当たり、交通の便などなど。日本だったらさらに徒歩5分圏内にスーパーがあることだったりしたけれど、チェコに住んでみて新たに生まれた私の希望は「近くに大きめのベジタブルマーケットがあること」。(野菜を中心に売っているマーケットをチェコ語で「Zeleninový trh」という。) チェコではスーパーとマーケットで野菜の鮮度が全く違うのだ。それも仕方の無いことで、スーパーだと国内産だけでなくヨーロッパの他の国から輸入されたものが多く、消費者が手にするのは収穫から何日も後。それに対してマーケットでは農家直販。見るからに採れたての瑞々しい野菜たちが並んでいる。眺めているだけでも気持ちの良いほどに。 チェコのマーケットでよく見かける食べ物 今住んでいるところは近くにマーケットが無いので、週末に少し離れた街まで野菜の調達に行く。最近見たマーケットから、日本であまり目にしないモノをピックアップしてご紹介したい。 ヨーロッパではカボチャと言えばこれ、というほど人気の秋の味覚「HOKAIDO」。名前の通り元は北海道から渡った品種。(スペルはKが一つ足りないHOKAIDOで定着している模様。)味の方は、食感が日本で親しみのあるカボチャとはかけ離れていて、ホクホク感が無いので煮物や天ぷらには残念ながら不向き。スープやペーストにして使うのが正解。 小ぶりでずんぐりしたキュウリはピクルス用。肉料理の付け合わせにしたり、こちらの人はピクルスをよく食べる。日本で漬物があると嬉しいみたいな感覚かな。このおどろおどろしい見た目の野菜、日本でも馴染みのある野菜の一種なのだが、何の仲間か分かるだろうか? 答えは、セロリ。日本語では「根セロリ」というらしい。 葉も食べられなくは無いが、苦味が強いため根っこ(と呼ぶには大き過ぎるけれど)の部分をいただく。セロリの葉をマイルドにした様な味なので、セロリのクセの強さが苦手な人でも食べやすいと思う。スライスしてサラダに混ぜたり、マッシュして肉料理の付け合わせにしたり。カブやジャガイモのような感覚で使うことができる見た目のインパクトの割に便利な野菜なのだ。 様々な辛さのチリ。「250000 SHU」などと書いてある表が辛さのレベル。数字が大きくなるほど辛いらしいけど、単位が大きいだけに威力が凄そう。 生鮮マーケットは野菜だけじゃない! 季節・地方限定の「ブルチャーク」というお酒。正確には、お酒として完成する前の状態。夏の終わりに収穫された葡萄が仕込まれてワインになる少し前の段階なのだ。味はワインというよりまるでフルーツジュースのようで飲みやすいけれど、アルコールはしっかりあるのでつい飲み過ぎてしまう危険なドリンクでもある。まだ発酵途中で、瓶詰めに出来ない(爆発してしまう)ためワインの産地でしか手に入れることが出来ない。初秋には、このような屋台が出てプラスチックボトルやカップで買うことが出来る。 マーケットではレジ袋は無いのでエコバッグを持参するのだが、現地のチェコ人は老若男女問わず可愛いらしいカゴを使っている人が多い。カゴ屋さん自体も時々マーケットで見つけることが出来る。 花だって花屋で買うよりもずっと安く鮮度が良い。生花もドライフラワーも自宅の庭や畑の脇で採れたものなのだろう。 ここでもカゴが活躍中。マーケットの近くに引っ越した暁には私も小慣れた風にカゴを持って買い物に行きたいものだ。 とまぁ、これくらいの規模のマーケットが近所にあると最高だなぁ、と夢見ながら今日も物件サイトのチェックに余念が無いのである。 文・写真:Noriko NaniwaBlog::
2018年10月12日チェコの街で見る、夏の風景 チェコの人々は7〜8月の2ヶ月のあいだ、好きなタイミングで2週間ほどバカンスを取る。個人商店はシャッターに休暇の張り紙をし、会社勤めの場合はその間担当の仕事が止まる。夏の間は多少の不便も諦めるしかないというのが共通認識。 私の暮らす小さな街は元々のんびりしているが、夏の2ヶ月間はさらにのんびりとした雰囲気が流れる。それぞれの夏休みは短くとも常に誰かが休んでいるので、街には「休暇中と思しき人」と「普段通りの日常を送っている人」が入り乱れているのだ。 私の街で見かける 「休暇中と思しき人」は、都会から田舎の森や湖の自然を楽しみにやって来た人。バックパックを背負った若者、キャンピングカーに自転車を乗せた家族連れ。いつもとは道ゆく人も顔ぶれが違う。この街に休暇で来る人がいるのなら、ここに住んでいる人はどこへ行くのか?人気の旅行先はイタリアやクロアチア。理由はひとつ。海があるから!(チェコには海が無い。) チェコから南下すると最初に突き当たる海はイタリアかクロアチア。国外旅行とはいえ陸続きなので隣の県に行くように車で国境を超えられる。7月に入ると南へ向かう高速道路が渋滞するらしい。 宿題が無い!?子どもたちの夏休み 子供たちは7月と8月の丸々2ヶ月が夏休み!しかも、なんと宿題は一切無し!部活という物も存在しないので、思いっきりダラダラしてゲーム三昧の日々を送ろうが(親以外には)誰にも文句は言われない。なんとも羨ましい。 とはいえ、子供の夏休み2ヶ月に対して、親の休みは2週間。ずっと子どもの世話をしているわけにもいかないので、実際は毎日グータラというわけにもいかず、地域のクラブ活動や合宿に参加したり、祖父母の家に滞在したりする子が多いらしい。 それにしたって、塾や部活で大忙しの日本の子供たちに比べるとなんと自由な夏休みだろうか。9月に始まる新学期に備えて思う存分自分のやりたいことに時間を費やせるのだから。 何もしないという贅沢子ども達も夏休みの過ごし方も羨ましいが、大人のそれも日本とは根本的に違う。バカンス中は「何もしない」ことが最重要目的。 例えば、遥々イタリアやクロアチアへ旅行したとして、現地へ到着しても特に何もしない。ビーチに寝転がって、本を読みながら日焼けを楽しみ(女性でも少し焼けているくらいがかっこいい)、涼しい時間になったら辺りを散歩し、日没時間が遅いため夕暮れ時がずっと続いているかのような夏の夜をシンプルなディナーとワインで過ごす。 欧州人のこういうバカンスの過ごし方を聞くと嫉妬してしまう。私だったら、もし2週間の休みがあったらきっと予定を詰め込んでしまうだろうから。ゆっくり心も体も休めてこそ本当の「休み」だというのは頭では理解できるものの、日本人にとってせっかくの休暇を「何もしないこと」に費やすのはなかなか勇気がいるのではないだろうか。 そして、夏の終わり。 我が家はというと、夏休みを利用して日本へ一時帰国をしたので、ビーチで過ごすようなバカンスは無し。その代わりに日本人らしく予定いっぱいで慌ただしくも充実した日々を日本で過ごした。 灼熱の日本から戻ってくると、公園がすでに半分黄色く染まっていた。風にはすっかり秋の気配を感じる。 文・写真:Noriko NaniwaBlog::
2018年09月04日「チェコフェスティバル 2018」が、2018年9月28日(金)から30日(日)まで、東京・原宿クエストホールにて開催される。2017年の開催時には約3万人の入場者数を記録した「チェコフェスティバル」。約3倍の広さの原宿クエストホールに会場を移して開催される2018年度も、雑貨からグルメまで様々なチェコ文化が体験出来るイベントとなる。メインホールには、ユネスコの無形文化遺産に登録されているマリオネットやクリスタル製品、藍染め製品など、チェコを代表する製品が集結。チェコでお土産ショップを散策しているような気分で、ショッピングが楽しめる。チェコグルメの数々も忘れずに。代表的家庭料理の一つであるチェコ風お好み焼き「ブランボラーク」や、オープンサンドイッチ「フレビーチュキ」、各種スイーツなどがラインナップ。チェコオリジナルブランドのビールやフルーティーなモラヴィアワインと合わせて、本場チェコの味を堪能してみてほしい。そのほか、チェコビーズを使ったアクセサリー作りなどの各種ワークショップ、ツィンバロンバンド「ストラージュニチャン」によるチェコ音楽の演奏、スロバキアの伝統楽器「フヤラ」の演奏に合わせた伝統ダンス、チェコ文学や絵本についてのトークショーなど、様々な企画が用意されている。【開催概要】「チェコフェスティバル 2018」開催期間:2018年9月28日(金)〜9月30日(日)時間:11:00〜20:00会場:原宿クエストホール(東京都渋谷区神宮前 1-13-14 3F)
2018年09月03日国が違えば街を彩るデザインも様々。チェコの街を歩いていると「これは日本人には思いつかないな〜」と関心する「サイン(店名の表示)」に出会うことがある。私がカメラロールに撮りためたダサかわフォルダからその一部をご紹介したい。 共産主義時代からの変わらぬレトロデザイン下の写真は、初めて見た時から好きな近所の書店。年季がすごい。ショーウィンドウに整然と並ぶ本はマメに新しいものに取り替えられていて手入れが行き届いているのに、看板だけ20年くらい時が止まったよう。この看板こそが私にとってガイドブックには載っていない「ザ・チェコ」な街の風景。1989年以前の共産主義時代は、商売に力を入れる必要が無かったため、看板にもこだわっていない店が多かったよう。何が売っているかが分かれば十分なので、当時から残る古い看板はだいたいが「本屋」「服屋」などと書いてあるだけ。チェコ語が読めなければ何屋なのか分からないことも。 次の小さな服屋さんも似たタイプの看板だ。四角に一文字ずつ入れるデザインが流行った時代があったのだろうか。「O」がずれ落ちているところが哀愁倍増。チェコにはチェーン店よりも個人商店が多く、今でも所謂 “街のブティック” が多数存在し、店を覗くと店主のレディと常連マダムがおしゃべりしている姿が見られる。 街に馴染んだグッドデザイン小さな街のベーカリー。この文字の大きさ・バランス、決して読みやすくはないし、計算尽くなのか何も考えていないのか分からない絶妙さ。日本にあったら壁の色も含めて正直微妙だと思うのだけど、チェコの街並みにはしっくり馴染んでいるのだから面白い。書店のサイン。これはダサかわではなく普通にグッドデザインの部類かも。個性的なフォントはお店のオリジナルだろう。風格ある建物に合った看板でお気に入りの店構え。 愛らしいハンドペインティング民族衣装が有名な地域にあるレストラン。店名はもちろん花柄も手描き。この街には一般のお宅でもこういった花柄を施した建物が多い可愛らしいエリアだ。レトロデザインなヘアサロン。壁の色と合わせたオレンジでシンプルに。一見どこにでもありそうで日本では見かけないデザインだと思う。 「かつての無個性」が「現代の個性」になったチェコのデザイン私は仕事柄、サインをデザインする機会もあるのだが、海外で見る意匠の色やバランスは一朝一夕で真似しようとして出来るものでは無い。色の組み合わせ・フォントの選択・全体の配置など、意識せずとも生まれ育った環境で見てきたものが必ず表れる。 地方へ行くほど地域色は顕著だ。世界的大都市、例えばニューヨーク、ロンドン、パリの広告などを見るとトレンドは共通していて、それは「世界的な流行」でもあるが、地方へ行けば最先端の流行とは無関係の世界があり、独自のセンスが残っている。現地人はそれに気づくことは無く、彼らが意識したことさえない看板の写真を撮る楽しみはよそ者の特権である。(ちなみに、日本の流行も完全にドメスティックで我が道を行っているので、他国のデザイナーが日本のデザインを真似するのもまた難しい。)チェコには20年以上前の “東” 時代のモノがあちらこちらに残っていていて、個性を消されていたはずの時代の名残が、現在のチェコの田舎の風景を面白くさせている。 文・Noriko NaniwaBlog::
2018年06月29日PeLuLuへの寄稿記事には何かしらカルチャーに関するトピックを選びたいと心がけていたのだが、今回はどうしても見てもらいたい私の住んでいる場所の風景を紹介したい。 一度は訪れたい絶景『モラヴィア大草原』別名 “緑の絨毯”。まるでベルベットの様に艶やかな草原の畝り。メジャーな観光地では無いながらも、“世界の絶景” として知られ、日本からもその風景を見るために遥々訪れる旅行者がいるということを私はここへ越して来てから知った。大草原が織りなす「緑色」のグラデーションが美しいことで知られているのだが、例外的に5月上旬に限り “緑の絨毯” が “黄色の海” になる。私が隠れたベストシーズンだと思っている時期だ。 黄色の正体は菜の花。一年のうちでもピークはたった1週間ほどで、サクラ並に儚い。 ここまで視界が黄色いと眩しいと感じるのだと知った。 菜の花が散った後は、周囲と同じ緑のグラデーションに変わる。 地元のチェコ人よりも日本人に知られた秘境この風景、実はチェコ人の間では全く有名ではなく、訪れるのは日本人ばかりという不思議な現象が起きている。どうやらこういった田園風景はチェコ人にとって当たり前過ぎて意識したことが無いらしい。 “観光地” としては有名ではないが、誰もが知っているという意味では有名と言えるのかもしれない。そんなどこにでもある田舎の風景(とチェコ人は思っている)なので、街の観光協会も特にプロモーションはしていなかったのだが、どういうわけかこの場所の映像が数年前に日本のテレビで紹介され、それ以来日本人が時々訪れる様になったので、地元の人も「これ、価値のあるものなんだ?!」と気づいたそうな。 普段の姿 “緑の絨毯”に近い景色 先日、草原付近を自転車で走っていたら、日本から旅行で来られた方々と立て続けに遭遇するということがあった。 知名度が上がったとはいえ、ガイド本には載っていないし、日本から気軽に来られる場所ではなく、全く観光地化されていないチェコの田舎街で日本人を見かけるのは年に一度あるかないかという稀な出来事なので驚いた。 みなさん当然ながら有名な緑色の草原を期待して来られていたので、一面の菜の花畑は予想外だったそうだが、この黄色の海はむしろ貴重。ここで四季を過ごした私に言わせると間違いなく最高のタイミングだ。 雲が作る陰影が特徴的 流れる雲 1人で歩いていると1時間全く誰にも合わないという事も珍しくなく、360°草原に囲まれると、まるで風景画の中に迷い込んだ気分になる。畑の中に時々現れる小さなチャペル。ほとんどは築百年以上だったりと非常に古いもの。建てられた時は道沿いだったのが、時が経ち周囲が畑になってしまうという事もある。現在、畑のど真ん中に唐突に現れるチャペルにはそういった歴史がある。周りは作物で埋め尽くされているので近づけないチャペル。誰が作ったのか、木立の中のブランコ この下り坂を自転車で走るのは天国のよう 都会とは違った魅力があるチェコの田園風景日本人により「モラヴィア大草原」と名付けられたこのエリアはチェコ語で「Moravské Toskánsko(モラヴスケー・トスカーンスコ)」と呼ばれている。訳すと「モラヴィアのトスカーナ」。「モラヴィア」はこのチェコ東部地域の名称、「トスカーナ」は田園風景の美しいイタリアのトスカーナに似ているから。 オリジナルの名前を付ければいいのに、他所から名前を拝借するなんて、自己主張の強くないチェコ人の性格を表しているなぁ、と微笑ましく思う。 文・Noriko NaniwaBlog::
2018年06月08日今年もアイスクリームの季節がやってきた!アイスクリームってちょっと早くない??いえいえ、長い冬が終わった反動でチェコの人々は早くも夏気分。カフェはすでにテラス席を解放し、天気の良い日は、Tシャツにショートパンツ、サングラスをかけた人達がくつろいでいる。正直、私にとってはまだ肌寒い日もあるのだが(チェコの気候と気温は北海道に似ている)、みな一度掴んだ初夏の気配を逃すまいと早い者勝ちかのように夏を取り入れる。 街のアイスクリームスタンドのオープン=季節が変わったことに気づくひとつの合図、と言ってもいい。 日本とチェコ、アイスに対する考え方の違い。私が住んでいるのは、中心部だけなら10分あれば歩いて一周できる小さな街。その範囲に、今ざっと思い出せるだけでも7ヶ所のアイスクリームスタンドがある。そして、みんなよく買う。日本で例えるなら、自販機やコンビニでペットボトルを買うくらいの気軽さだ。チェコ人がなぜそんなにアイスクリームを買うのか、私の考察はこうだ。まず、チェコには、自販機やコンビニは駅などの限られた場所にしかなく、冷たい飲み物を買うのが手間であること。外で喉が渇いたら、選択肢は、スーパーマーケットでペットボトルを買うかカフェに入るか。その点、アイスクリームスタンドはどこにでもある上に、店に入ることなく買えるので手軽なのだ。しかも、美味しいのだから言うことない。 さらに、冷房を使うことが一般的ではなく、エアコンを持っている家は珍しいし、店舗でも冷房を使わないところが少なくない。かといって、チェコの夏が暑くないのかといえば全くそんなことはなく、時には35度近くになる日もある。 では、エアコンの無い環境でどうやって夏を生き延びるのか?冷たいもの(=アイスクリーム)を食べる!嗜好品としてではない。チェコ人は、生きるためにアイスクリームを食べるのである。たぶん。 アイスクリームとソフトクリームの区別はなく、チェコ語ではどちらも「zmrzlina」。発音は「ズムルズリナ」。噛まずに注文できるようになるまで練習が必要だった・・・。 ワッフル+アイスの組み合わせは最近のブーム。どこかで見たことがある様なアイスバー。生フルーツから作られたアイスクリームは絶品。どのお店で食べてもハズレがない。 毎日のようにアイスクリームが買えるのは値段の安さも理由の一つだ。スーパーに売っているパック入りも、フードコートのソフトクリームも、ケーキ屋の手作りアイスクリームも、値段に大差は無く100円前後。 幸運なことに、私の家の近くのスイーツショップでは、日替わりで10数種類のフレーバーを揃えている。旬のフルーツや木の実から作ったもの、チーズやヨーグルトを使ったサッパリしたもの、濃厚なチョコレートをたっぷり使ったもの。その日の天気や気分に合わせて、ひと夏の間、毎日でも違う味を選ぶことができる。  老若男女、そこかしこ、アイス・アイス・アイス!日本との違いを実感するのが、「アイスの食べ歩きをしているのが女子だけではない」こと。おじいちゃんもおばあちゃんも、スーツ姿のサラリーマンも、マッチョなお兄さんも、男子高校生も、アイスを片手に闊歩している。男性が一人でコーンのアイスを持って歩いているのが恥ずかしいなんていう考えはこれっぽっちもないようだ。(だってアイスは水分補給であり熱中症予防だから?!) 5月に入ると一気に日差しが強くなり、本物の初夏になる。夏バテなんてしているヒマは無い。私もチェコ人にならってアイス片手に街を歩こう。 文・Noriko NaniwaBlog::
2018年04月24日長い冬がようやく終わる。 “長い冬” と言うと単なる枕詞のようだが、チェコでは一年の半分近くが冬なので、それはもう本当に本当に長かったのだ。その分、春を迎える喜びは計り知れない。 春のはじめの節目となる行事がイースター。日本でも最近は今の時期にカラフルなイースターエッグやウサギのアイテムをよく見かけるようになった気がするが、実際に祝う人は少ないと思うので、イースターの由来と時期を簡単に説明したい。イースターとは、イエス・キリストが、十字架に掛けられて亡くなった3日後に復活したことに由来する復活祭で、キリスト教文化が濃い国では、一年の中でクリスマスに並んで大きな行事である。 日程は、「春分の後に訪れる最初の満月の次の日曜日」・・・と言われてもピンと来ないのだが、毎年日付が違い、3月後半の年もあれば、4月半ばの年もある。実際、昨年は4月16日だったのに、今年は半月も早い4月1日だ。この時期に半月違うと気温も周りの景色も随分違うので妙な感じだが、そういうものらしい。 日本人としては、新しいシーズンの始まりというイメージが強い4月1日は、春の訪れを祝う日としてはぴったりな気がして、今年の「4月1日 イースター」を気に入っている(ヨーロッパでは新学期が9月開始のため、4月1日が区切りの日というイメージは全くない)。 卵がイースターの象徴なのは、生命の始まりを意味するため。鳥の巣のイメージで飾り付け。イースター時期は、卵・ウサギ・ヒツジにちなんだお菓子や雑貨が売られるようになる。 イースターにすることは国によって違うが、特にチェコのイースターは変わっていると言われる。何をするかというと、「男性が女性のお尻を鞭で叩く」・・・?!イースターの翌日の月曜日は「イースターマンデー」と呼ばれる祝日で、その日に男性が柳の枝にリボンをあしらった「ポムラースカ」と呼ばれる鞭を持って女性の家を訪ね、女性のお尻を鞭で叩くのだ。叩かれた女性は男性にお菓子を渡し、鞭にリボンを足してあげる。 叩かれてるのにお菓子やリボンをあげるとは何事か!という感じなのだが、イースターマンデーに男性に叩いてもらうと子宝に恵まれるという迷信があるらしい。だから、お礼を渡す。 あと、まぁ、男性が女性を訪ねる口実になり、男女の出会いのきっかけ作りという説も。大いに納得。 イースターマンデーは、街から女性の姿が消え(みんな家で待機しているため)、道を行くのは手に鞭を持った男ばかり。子どもからおじいちゃんまでリボンをはためかせた鞭を持って。手に持っている棒らしきものが鞭。貰ったお菓子を入れるためのカゴを持っている男の子も。 この記事が掲載される頃、日本では桜の開花が始まっているだろう。チェコもイースターが終わるとようやく花々がほころびはじめるはずだ。 長く暗い冬を耐えたあとに景色に色が戻ってくるのが何よりも嬉しい。チェコに来るまで馴染みの薄かったイースターだが、今はイースターが人々に心待ちにされる理由が体感として分かった気がする。私も春の訪れを盛大に祝いたいと思う。 文・写真:Noriko Naniwaブログ:
2018年03月28日カラフルでポップな楽曲で注目を集めるバンド、Czecho No Republic(通称チェコ)。男女ツインボーカルを含む5人体制となり5周年。バンド一丸となって「上を目指す」(武井優心)と宣言!――アンアン初登場ということで、まずは自己紹介がてら、チェコがどんなバンドか教えてください。武井優心(Vo/Ba):遊園地のような、ハッピー感のあるバンド。子どもの頃に戻って無邪気に楽しめる曲が多いですね。八木類(Gt/Cho/Syn):プラス、そこから家に帰る時のちょっと切ない感じもありますね。――よく“オシャレ”と評されていますが…。武井:砂川のメガネのことですか?砂川一黄(Gt):じゃなくて!5人でいる時の空気感とか楽曲の雰囲気で言ってもらえてるんでしょ。タカハシマイ(Syn/Vo):みんな服は好きなので、そう言われるのはありがたいです。八木:俺はこの中でオシャレから最も遠いけど、結成当初よりはマシになりました。多少ですけどね。――(笑)。新アルバム『旅に出る準備』は、まさにハッピー感に溢れた、オシャレな一枚ですよね。タカハシ:ウキウキして、掃除がはかどる音楽が詰まってます(笑)。八木:耳馴染みもいいし、BGM感覚で楽しんで聴いてもらえるはず。武井:気づいたら口ずさんでる曲があると思うので、もっと歌いたくなったら、ライブでぜひ一緒に。山崎正太郎(Dr):1か月という短い制作期間で全員が集中してレコーディングできたし、デビュー作のような熱量や初期衝動も感じられると思います。――この作品は、バンドにとってどんな位置づけですか?武井:新章の始まりですね。これまで、自分たちの好奇心を満たすために活動していたところもあったんですが、もっと上の位置に行きたいという明確な欲求が出てきた。このアルバムでギアを切り替えて、「やるぞ!」と。今は希望に満ちています。タカハシ:例えばライブも、今までは出たとこ勝負なところがありましたが、最近はすごく話し合って意思統一するようになりました。砂川:今は5人が同じ方向をしっかり向いてますね。タカハシ:そんな“バンドをよくしていきたい”というみんなの熱が、音源にも出ているんじゃないかな。――なぜ、そうした変化が?武井:’16年のライブの打ち上げで、PAの方に「このまま5人が独り相撲みたいなライブをしていても上に行けない」とはっきり言われたんです。確かにその通りで、ハロウィンの夜、外に飛び出して泣きました…。山崎:泣いてはいない(笑)。でも、お客さんも、自分たちも、100%楽しめるライブをしようという共通認識が生まれた出来事でしたね。武井:アルバムのタイトルを『旅に出る準備』にしたのも、この1年でバンドを見つめ直して、旅に出る準備が整ったから。山崎:今回のジャケットやブックレットは、これまでの僕らの写真の中から、自分たちで選んだんです。今年初めて撮ったチェコの写真は、“旅に出る”感じを意識して、船のイラストと組み合わせました。武井:あとは船出して、勝負するだけです!チェコ ノー リパブリック2010年結成。’13年より現体制に。写真左から、八木類(Gt/Cho/Syn)、タカハシマイ(Syn/Vo)、武井優心(Vo/Ba)、山崎正太郎(Dr)、砂川一黄(Gt)。5thアルバム『旅に出る準備』¥2,800ラッパーSKY‐HIとのコラボが話題を呼んだ「タイムトラベリング」や、アルバムタイトルにもなっている「旅に出る準備」を含む全11曲を収録。3月14日発売。(COLUMBIA)※『anan』2018年3月14日号より。写真・土佐麻理子文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年03月12日東京国立近代美術館フィルムセンターは「日本におけるチェコ文化年2017 チェコ映画の全貌」を開催する。会期は2017年11月28日(火)から12月24日(日)まで。本企画は12月に京都国立近代美術館、2月に福岡市総合図書館 映像ホール・シネラを巡回する。日本とチェコ共和国の国交回復60周年を記念し、様々な文化イベントが企画されている本年。日本で過去最大規模のチェコ映画特集が東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。無声映画期から1970年代までの、映画史に名を残す優れた作品がセレクトされた。すべて日本語字幕付きで、また無声映画作品は2回ある上映のうち1回をピアノ伴奏と共に楽しむことができる。26本中18本が日本で初めて上映される今回の企画。初上映作品のなかでも注目の作品をピックアップして紹介する。ピアノ伴奏と共に世界観を味わう無声映画『エロティコン』映画史上初とされるヌードシーンが登場する『春の調べ』(1933)で世界的に知られる名匠グスタフ・マハティー監督。彼が同作に先立ち発表した、性と欲望についての探究『エロティコン』が日本初上映となる。アンドレアは絶望を乗り越えて幸せな結婚生活を送るが、過去に自分を棄てた男と再会してしまう…。同時代の多種多様な映画スタイルを駆使して人物の心理を掘り下げた傑作。12月2日(土)16:30からの上映回では、ピアノ伴奏と共に映画の世界観を味わうことができる。カンヌ映画祭受賞作品『すべての善良なる同胞』1950年代、60年代にチェコ映画界を牽引したヴォイチェフ・ヤスニー監督の、カンヌ映画祭監督賞受賞作品『すべての善良なる同胞』。政治的な抑圧に対抗し自由を描いたことで国際的評価を得た「チェコ・ヌーヴェルヴァーグ」を代表する名作だ。戦後のチェコスロヴァキア映画を代表する名優ヴラスチミル・ブロツキーが主演を飾る。チェコの東部モラヴィア地方の農村に暮らす人々の13年以上にわたる運命のドラマが、ユーモアや皮肉を交えつつ、詩情豊かに描かれる。トリック撮影を多用したスクールコメディ『ほうきに乗った女の子』全篇にトリック撮影を多用した1970年代のファンタジー喜劇『ほうきに乗った女の子』。魔法学校に通う女の子サクサナに、300年の居残りが命じられる。その放課後、人間界に44時間居られる魔法を使って逃亡した彼女は、青年ホンザらと触れ合いながら、善悪や現実など多くのことを学んでいく。サクサナが引き起こす珍騒動を主軸にストーリーが展開する、快活なスクールコメディだ。その他にも労働者階級の苦しみと希望を描きヴェネツィア国際映画祭でグランプリを受賞した『サイレン』や、『ウェスト・サイド物語』(1961)に影響を受けて作られた大ヒットミュージカル『ホップ・サイド・ストーリー』など26作品を上映。20世紀に激動の歴史を歩んできたチェコ。その渦中に生きた映画人たちの、自由奔放な想像力や鋭い社会風刺に満ちた名作の数々に出会うことができる。【詳細】会期:2017年11月28日(火)~12月24日(日) ※月曜休館場所:東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール(2階)住所:東京都中央区京橋 3-7-6TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル 8:00~22:00)定員:310名(各回入替制)※ピアノ伴奏付きのプログラムは299席、各回の開映後の入場不可料金:一般520円、高校・大学生・シニア310円、小・中学生100円、障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズは無料※ピアノ伴奏付き上映の回 一般1,050円、高校・大学生・シニア840円、小・中学生600円、障害者(付添者は原則1名まで)は無料、キャンパスメンバーズ料金あり(教職員500円、学生400円)巡回上映情報・京都国立近代美術館会期:2017年12月1日(金)、2日(土)・福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ会期:2018年2月1日(木)~2月25日(日)※月曜、火曜休館
2017年11月17日秋の夜長、みなさんはどのようにして過ごしていらっしゃるでしょう?こちらチェコでは、朝晩の寒さが増してきました。そんな夜には、お気に入りのホットワインを飲むのが楽しみ。今回は、チェコのホットワインレシピをお届けします。■秋の夜長は、夫婦で台所にアラフォーの私たち夫婦には、下は4歳から上は15歳までの3人の子どもがいます。年齢の幅もありますし、それぞれが多様な活動をしていて、家族全員で過ごす時間を作るのは大変です。とくに私たち夫婦は、ゆっくりとしたふたりの時間を作ることも、今は難しいな、と感じます。それでも寒さが深まってくると、普段料理はしない主人が「ホットワインでも作ろうか」と声をかけてくれます。そこから、ふたりの時間はスタート。秋の夜長、夫婦で台所に立ちます。■ホットワインの作り方【スパイス】上から時計回りに、シナモンスティック、八角、クローブ材料・赤ワイン:750ml・レモンスライス:2~3枚・シナモンスティック:2~3本・クローブ:5~6粒・八角:1~2個・はちみつ:適量作り方1.はちみつ以外の材料を鍋に入れ、火にかけます。沸騰直前で火を止めます。2.完成後に、はちみつを好みの分量で入れています。その日の気分やある材料で、はちみつを三温糖に変える場合もあります。その場合は、砂糖も入れて火にかけています。さらに、オレンジスライスを入れる日もあったり。大体は、開けたワインを飲みきれなかった場合に作ることが多く、水で割って作ることもあります。沸騰させるとアルコール分が飛ぶので、アルコールが苦手な方は少し長めに火にかけると良いですね。というわけで完成。できあがったら、スパイスは取り除いたほうがおすすめ。冷めたら温め直したり、手軽に電子レンジに入れたりしてもOK。スパイスが揃えば、あとは鍋にかけるだけ。ふたりで台所に立つといっても、私が材料を準備し、主人が味見をする(笑)といった、簡単な作業のみ。だけど、忙しい私たちにはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。ひと口飲めば、スパイスの香りに包まれて、ストレスから解放されたような心地になります。■家族みんなで楽しめるチェコのホットワインは、「Svařák(スヴァジャーク)」と呼ばれています。寒い国ならではのレシピで、これからの季節あちこちの屋台でも見かけるようになります。クリスマスマーケットやクリスマス前後のイベントで楽しむことができます。スパイスが効いていて、すぐに体がポカポカしてきますよ。基本的には、残り物のワインや安価なワインでも美味しく作れるので、手軽に試すことができます。白ワインでも作れますよ。とても香りが良いので、私にとっては本当にリラックスタイムの必需品。子どもたちも、台所に広がるスパイスの香りに舌鼓。そういうときは、ワインではなく、同じスパイスとお茶や紅茶とオレンジジュースで割ったものなどで作ってあげます。家族みんなで、優しい香りと温かい空間と、幸せだなーと実感できる時間です。ぜひ、試してみてくださいね。
2017年10月30日チェコでの暮らしも、かれこれ7年。チェコにおける日本文化の認知度がだいぶ上がってきているように感じます。今回は、こちらチェコで人気のある日本文化をいくつかご紹介します。■折り紙:作品がチェコのお土産にもなっている日本でも、子どもからお年寄りまで人気の折り紙。チェコではチェコ独自の折り方などがあり、ペーパークラフトとして人気も知名度も高いです。「日本人は手先が器用」と言われていますが、チェコの人たちも器用な手つきで折り紙を楽しんでいます。精巧なガラス細工やマリオネットなど有名なチェコ土産もあるんですよ。折り紙のワークショップでは、簡単に仕上げる人たちが多いです。我が家の子どもたちも、移住後すぐに小学校で折り紙の時間を設けてもらいました。子どもたちはお互いに、それぞれの国の折り紙を披露してきたようです。■習字:漢字のタトゥーも人気!ワークショップに参加された方が書いたもの。みなさんお上手です。お名前を日本語で書いてあげると、とても喜ばれます。今春、縁あって、博物館で習字のワークショップをしました。「こんな片田舎で参加してくれる人なんているんだろうか」と、半信半疑でしたが、終始お客さんでごった返す始末!恥ずかしながら「しまった、もっと練習しとくんだった!」と後悔するほどでした。地方のテレビ局まで来ていて、思ったより大がかりなイベントになっていたのでびっくり。ただ、裏を返すとそれほど人気なんだな、と感心もしました。たしかに漢字タトゥーなどは、こちらでかなりの人気があります。「家を新築したら、壁に家族みんなの名前を日本語で書いてくれ」なんてお話もいただいたことがあったので、日本の文字にも興味を持つ人が多いのでしょうね。日本にいるとなかなか気がつかないのですが、日本では当たり前のことが海外では人気なんだな、と思うことがあります。習字の合間の折り紙講習。■お茶:各地域に、お茶処もあるチェコの人たちはよくお茶を飲みます。それは、自家製のハーブティーから始まり、紅茶にフルーツティー、ブレンドティー。それから、緑茶なども好まれています。ただし、スーパーなどで売ってある、グリーンティーという名の緑茶には、決まってバニラ味、ピーチ味といったように何かしらのフレーバーが混ざっています。そこに、はちみつや砂糖を入れて飲む人が多いです。もはや、私が知っている緑茶とは、似ても似つかぬお味になっています……。また、チェコでは各地域にČajovna(チャイオブナ)と呼ばれる、お茶処があります。私が住んでいる町にもあり、さまざまな種類のお茶があります。アジアのお茶だと台湾や中国茶などが数多く揃っていて、日本のお茶もあります。文化人の溜まり場のような雰囲気で、のんびりと過ごす人たちが多いです。以前、友人とカフェに行ったとき、珍しく煎茶があったのでオーダーしました。飲み終えた友人は「草のような味がする」と一言。私が初めてハーブティーを飲んだときに、なんとも言えない味わいを感じたのと、きっと同じ感覚でしょう。その一方で、抹茶をたしなむ人もいます。チェコ人は甘党が多い、というイメージが強い私には、「なかなか、ツウですね」と言ってあげたい。■日本から、離れたからこそ感じる愛おしさ他にも、「お花」や「狂言」、空手や合気道などの「武道」などの文化も人気です。また、チェコでは「寿司」ブームになっていた時期もあって、すし米という名の白米が近場で手に入るようになったときは、「ついにこの片田舎も、ここまできたか!」という思いでした。近所の奥さんから、「日本の食べ物は健康に良い」などと声をかけてもらうことも。「漫画」や「アニメ」も大人気で、オタクという言葉もよく耳にします。近年は、コスプレ祭りが白熱してきていて、まるで日本のハロウィンのようです。こうして、改めてチェコで日本の文化を感じたり、伝達する機会をいただくと、日本で過ごしていたときとは違う感慨があります。四季を強く意識したり、物事を深く考えたり。我が子にも、きちんと伝えたい、とか。大事にしていきたい、とか。離れたからこそ、愛おしく思えるのです。
2017年10月18日