2023年3月12日(日)に本多劇場で舞台『明るい夜に出かけて』が開幕しました。原作は、実在の深夜ラジオ番組「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」のリスナーたちの交流と、世の中で彷徨う若者たちの孤独と繋がりを描いた佐藤多佳子著『明るい夜に出かけて』(第30回山本周五郎賞受賞作品)。2018 年には、「オールナイトニッポン」 50 周年スペシャルラジオドラマとしてオンエア、大きな反響をよんだ同作を、「オールナイトニッポン」55 周年を記念し、脚本・演出をノゾエ征爾が担当し、上演。キャストはジャニーズJr.の人気ユニット「7 MEN 侍」として活躍する今野大輝が初めて舞台単独主演し、共演には伊東蒼、大久保祥太郎、板橋駿谷や、作品にも登場する「オールナイトニッポン」の現役パーソナリティのアンガールズ山根良顕(オールナイトニッポンPODCAST アンガールズのジャンピン)、鈴木杏樹(オールナイトニッポンMUSIC10火曜日)が揃いました。今野演じる富山一志を中心に、若者たちがそれぞれに抱える悩みや思いの丈を”深夜ラジオ”という共通の趣味を、そして一晩中明るい光が灯る”コンビニ”を舞台に繰り広げられる青春群像劇。開幕にあたり、脚本・演出のノゾエ征爾、キャストを代表して、今野大輝(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、伊東蒼、山根良顕(アンガールズ)、鈴木杏樹からコメントが到着!■脚本・演出:ノゾエ征爾いやあ、いよいよ開幕するみたいです。どうなんでしょう。どうなんだろう。←確信を持ってのぞめた作品なんてないので、不安なのは通常運転だ。てんでバラバラなところから集まった作優さんたちも、気がつけば一つの探検隊かのようになって、スタッフさんたちも追求し続けて、やれること、やりたいことはまだまだあるかもしれないけど、キリがない。創作とはそういうものだ。続きは観ていただくお一人お一人によって仕上げられて、日々変容する。久々に強い武者震いに見舞われて、いい具合に恐怖と期待でパンパンになっています。劇場でご一緒できることを心待ちにしております。■富山 一志役:今野大輝(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)7 MEN 侍の今野大輝です。舞台『明るい夜に出かけて』が本日無事に初日を迎えられること、本当に嬉しく思っています。今回が僕自身初めての主演という事で、自分らしく千秋楽まで突っ走っていきたいと思います。本当に素敵な作品なので、出演者の方々の力をお借りし、この作品の素晴らしさを届けられるように精一杯頑張ります。ご声援の程どうぞよろしくお願い致します。■佐古田 愛役:伊東 蒼お稽古初日から、本当にあっという間で、もう本番が始まるのか!!とまだ実感が湧いていません、、!毎日のお稽古が本当に楽しくてはやくこの舞台を見ていただきたい、と思っていたので、やっと皆さんに見ていただけることがすごく嬉しいです。富山たちと同じように、笑って悩んでほっこりして、暖かい気持ちで舞台を見終わってお家へ帰れる、そんな作品になっていると思いますので、ぜひお楽しみください!!■コンビニ店長・副店長役:山根良顕(アンガールズ)この作品を舞台で?と思っていましたが、ノゾエさん含め制作チームの力で、まとまった作品になって驚きました!あとは演者陣が、悩んだり前に進もうとしたりするキャラクターを上手く出せたらと思いましたが、みんな登場人物にしっかりなれました!オールナイトニッポン55周年の記念という事でラジオを中心にしたこの物語、ラジオ好きな人も、そうでない人も、ラジオ聞いてみようかな?と思ってもらえるんじゃないかと思います。■ミミさん役:鈴木杏樹いよいよ始まります!1ヶ月前にお稽古が始まって・・まだまだ日数がある!と思っていましたがもう初日!?と思うほどあっという間の1ヶ月間でした。日に日に面白く楽しい作品へと色づけされていって、ノゾエさんワールドは最高です!キャストの皆さんもスタッフの皆さんも本当にいい方ばかりで素敵なカンパニーです!全員が健康に、初日を迎えられて・・このまま大千穐楽まで一丸となって突っ走っていけたらなと願います!楽しんでいただけますように。。さいごには心にじーんと・・ぽっ‥とあたたかな灯りが灯りますように。。公演は、東京・本多劇場を皮切りに、大阪、群馬へと続きます!お見逃しなく!!<原作>佐藤多佳子『明るい夜に出かけて』(新潮文庫刊) 第30回 山本周五郎賞 受賞[作者プロフィール]1962(昭和37)年、東京生れ。青山学院大学文学部卒業。1989(平成元)年「サマータイム」で月刊MOE童話大賞受賞。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で1998年度日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を受賞。『一瞬の風になれ』で2007年に本屋大賞、吉川英治文学新人賞、『明るい夜に出かけて』で2017年に山本周五郎賞を受賞した。著書に『しゃべれどもしゃべれども』『神様がくれた指』『ハンサム・ガール』『夏から夏へ』『第二音楽室』『聖夜』など。<Story>富山は、あるトラブルがきっかけで、心を閉ざし、大学を休学。海の側の街でコンビ二バイトをしながら一人暮らしを始めた。人に言えない葛藤、臆病な自分……。相変わらず人間関係は苦手なまま。深夜ラジオのリスナーであることも変わらない。だが、コンビニでバイトをするうち、バイトリーダーでネットの「歌い手」の鹿沢、同じラジオ番組のヘビーリスナーの風変りな女子高生佐古田、ワケありの旧友永川と交流を通し、世界が鮮やかな色を取り戻していく。実在した深夜ラジオ番組「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」を織り込み、世の中で彷徨う若者たちの孤独と繋がりを暖かく描いた青春の物語。【公演概要】タイトル:ニッポン放送プロデュース公演オールナイトニッポン55周年 記念公演舞台『明るい夜に出かけて』原作:佐藤多佳子『明るい夜に出かけて』(新潮文庫刊)脚本・演出:ノゾエ征爾出演:今野大輝(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)伊東蒼大久保祥太郎板橋駿谷踊り子あり富川一人中薗菜々子山根良顕(アンガールズ)鈴木杏樹<東京公演>日程:2023 年 3月12日(日)~3月25日(土)会場:本多劇場お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)<大阪公演>日程:2023年4月1日(土)〜2日(日)会場:サンケイホールブリーゼお問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土 11:00~18:00)<群馬公演>主催:高崎芸術劇場(公益財団法人 高崎財団)日程:2023年4月9日(日)会場:高崎芸術劇場 スタジオシアターお問合せ:高崎芸術劇場 027-321-3900(10:00〜18:00)<東京・大阪・群馬公演共通>初日/楽日スペシャルカーテンコール・開幕/楽日を記念し、キャストよりご挨拶いたします。チケット料金:全席指定9,500円(税込)※未就学児入場不可公式サイト: 公式Twitter:@akaruiyoruann55企画・製作:ニッポン放送 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月13日舞台『背信者』が、3月3日に東京・本多劇場で開幕した。これに先立ち、同日昼に行われたゲネプロの様子をレポートする。本作は、人と人が会えない(No Meets)コロナ禍に産声を上げた“オンライン演劇”をはじめ、ユニークな手法でエンタテインメントを届けてきたストーリーレーベル「ノーミーツ」とニッポン放送が共同で制作する初の劇場作品。Web会議システム・Zoomを活用して上演された『それでも笑えれば』の岸田國士戯曲賞ノミネーション(2021年)が記憶に新しい小御門優一郎が作・演出を、ニッポン放送の石井玄がプロデューサーを務める。舞台は、発行部数666万部を記録した創刊300年の雑誌『CAESAR(カエサル)』編集部。25年前の記録的電子災害「ビッグ・クラック」によって数百年も文明が後退した世界で、『CAESAR』は綿密な調査に基づく特集を掲載し、失われた記録を取り戻す役割を担っていた。しかし取材に邁進する編集部は、何が正しくて誤っているのか“真実”そのものを認定する機関・真理省の摘発対象になっており、これまで何人もの部員が“消されて”きたという。ゲネプロは『CAESAR』の編集会議シーンからスタートした。ミーティングといえば通常は車座になって行うはずだが、キャストは可動式の机を横一列に並べて着席する。丁々発止の議論中、躍動的に動く一瞬を切り取って静止画のようにストップする一同。その姿は、レオナルド・ダ・ヴィンチがイエス・キリストと12使徒による『最後の晩餐』を描いた絵画の構図に……見えなくもない。タイトルの『背信者』を指す裏切り者のユダはどこに配置され、救世主であろうとしたキリストは誰なのか。実物を思い浮かべて符号したくなる、非常に示唆的な幕開けだった。主演の伊藤健太郎は、確かな真実の探究に情熱を捧げる編集部員・クスノキ役。失われたシェイクスピアの戯曲を復元する劇団、量子力学を立て直す科学者、世界を疑う陰謀論者を取材するうちに、真理省が隠蔽する重大な“真実”にたどり着く。しかしクスノキはやっとの思いで手にした真実より、不確かな“噂”がもてはやされる現実に翻弄される。そんな彼の葛藤を、伊藤は骨太で重厚な演技と誠実なたたずまいで体現した。フェンスを軽々と飛び越えてみせるなど、スタイリッシュな身のこなしも覗かせる。自称パパラッチを名乗ってスクープ写真を編集部に差し出すキリエ(田中真琴)と、受け取る編集長イザクラ(和田聰宏)によるドラマに満ちた関係性、その裏で自身の進退を考えるカメラマン・スナカメ(鍛治本大樹)の決断も見逃せない。校了に向けて辣腕をふるう副編集長アオタ(青山郁代)と、日和見主義の編集オオシコウチ(相田周二:三四郎)、編集ミハラ(新田桃子)、デザイナー・ババモト(石山蓮華)の処世術にも注目だ。営業カンダ役の上谷圭吾、校閲セキ役のオツハタは複数役を兼ねていた。何が真実で虚構か曖昧な世界で、クスノキをはじめとする登場人物が最後に目撃する“真実”とは──。現世の映し鏡とも受け止められるドライな結末に、鑑賞後の感想戦も盛り上がるのではなかろうか。話を弾ませるトリガーとして、『CAESAR』編集部がまとめたという最新号(という名の公演パンフレット)購入もお忘れなく。上演時間は約130分強。公演は3月8日(水) まで。ぴあでは期間中の毎日10時より当日引換券(劇場鑑賞)を販売するほか、「オンライン劇場ZA」で本作を観られる配信チケットも取り扱う。配信は毎公演行われ、いずれも各回の終演後から4月2日(日) 23:59までアーカイブ期間が設けられる。YouTubeのノーミーツ公式チャンネルにてゲネプロの冒頭15分弱が公開されているように、俯瞰やキャストの表情にアップするなど多様なアングルで物語の行方に迫れることだろう。劇場とはひと味異なる観劇体験を味わってみては。ゲネプロ冒頭14分映像取材・文=岡山朋代<公演情報>舞台『背信者』舞台『背信者』ビジュアル2023年3月3日(金)~3月8日(水)会場:本多劇場※「オンライン劇場ZA」にて配信あり■チケット情報(劇場公演・配信公演)※アーカイブ期間:各公演配信終了後~2023年4月2日(日) 23:59
2023年03月04日作・演出を細川 徹が手がける舞台『ドクター皆川(仮)』が、2023年10月に本多劇場で上演されることが決定した。『ドクター皆川(仮)』は、2021年に上演された『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』以来約2年ぶりに、皆川猿時と荒川良々がタッグを組んだ医療コメディ。出演者は皆川、荒川のほかに、池津祥子、村杉蝉之介、上川周作、早出明弘、本田ひでゆき(本田兄妹)、牧島 輝、金川紗耶(乃木坂46)が名を連ねている。併せて作・演出の細川をはじめ、皆川、荒川ら出演者からコメントが到着した。■作・演出:細川 徹 コメント皆川さん、荒川くんのコンビでお送りしてきたこのシリーズでは、いままで、“刑事”“先生”というコントでよくある設定で作ってきましたが、今回はやはり、コントでよくある“医療モノ”です。ドラマでは、ドクター役はやらなそうないつものメンバーと、牧島くん、金川さんという、本物のドラマにも出てきそうな2人を迎えて、歌ありダンスありで、数ある医療モノの中では、間違いなく一番バカバカしい作品になるかと、思います。52歳の皆川さんの膝を気遣いながら、面白い舞台をつくります!ご期待ください!■皆川猿時 コメントおつかれさまです。ドクター皆川です(笑)。52歳です。今回は医療ものなんですって。まあでも、細川 徹さんの医療ものですから、ええ。いつも通り、僕が本田のお兄ちゃんと村杉くんと上川くんをビンタして、ついでに池津さんもビンタして、早出くんは荒川くんに髪の毛鷲掴みされて、で、最後に僕が荒川くんにビンタされるっていう医療ものなんでしょ?どんな医療ものだよ(笑)。まあでも、安心してください。初参加の牧島 輝くんと金川紗耶ちゃんがなんとかしてくれますよ(笑)。おっけ。みんな仲良く楽しくケガしないように一生懸命がんばります。■荒川良々 コメント医療もの以外何も決まってないみたいです。とにかく皆川さんが大暴れするのでしょう!?頑張れ!身体に気をつけて!皆川!ゴー!ゴー!皆川!うんちょこちょこちょこぴー!!■牧島 輝 コメント今回初参加させていただきます牧島 輝と申します! この企画に参加できてとても嬉しく思います! が、不安なこともたくさんあります。前作、前前作を見させていただいたのですが、これどうやって稽古してるんですか!!? めちゃくちゃ笑いました。俺、ついていけるのかな(笑)。早く脚本を読みたくて仕方ないです! きっととんでもないドクターが出てくるのでしょう。楽しみです。『3年B組皆川先生』では僕が写っているポスターが出てくるシーンがあって、写真だけでも出演していてテンションが上がりました! 全力で頑張ります! よろしくお願いします!■池津祥子 コメント刑事もの→学園もの→そして今回は医療もの!不定期にやってくる数年に一度の「バカ祭り」のようなこのシリーズに毎回参加させていただけること、役者人生における「ご褒美」だと思っております。今回も全力で!ムダでサイコーな時間を皆様と過ごせるのを楽しみにしております!■村杉蝉之介 コメントシリーズ最新作に参加させて頂きます。村杉蝉之介です。細川 徹ユニバース!今から楽しみです!がんばりますっ!■上川周作 コメント細川さん作・演出の舞台にまた出演する事が出来てとても嬉しいです。まだ内容はあらすじに書かれている事以外は分かりません。ですが絶対に面白い舞台になると確信しています(笑)。医療ものとの事なので医者なのか患者なのか何者なのか。決まり次第しっかり準備したいと思います!今回牧島 輝さんと金川紗耶さんとは初めてご一緒させていただきます!とても楽しみです。絶対面白い舞台になります!10月、本多劇場に観に来てください!■金川紗耶(乃木坂46) コメント細川 徹さんの作品は、乃木坂46同期の清宮レイちゃんが出演していた前作を観に行かせていただいたのですが、その時にすごく笑ったり、こんなに楽しい舞台初めてだ!って親に話したくらい衝撃的だったので、一緒にお仕事ができてとても光栄です!私は単独で舞台に出演するのが初めてだったり、演技経験自体もかなり少なくて今は少し不安はありますが、舞台に出演するのは未知な世界だったのですごく楽しみですし、清宮レイちゃんから共演者の皆さんも優しい方だとお聞きしたので、ワクワクな気持ちでいっぱいです!今回の作品で皆さんを笑顔にできたり、観てくださった方の心を動かせるように精一杯頑張りたいと思います!よろしくお願いいたします!■早出明弘 コメントまた出演できるなんて光栄です!ありがとうございます!心のそこからうれしいです~!今回は皆川さん……ドクターですか。ヤバいですね(笑)。ヤバいくらい面白いでしょうし、言葉通りヤバいドクターなんでしょうし、ヤバいくらい大量の汗をかくんではないでしょうか。早く観たいです。絶対面白いので。出演者ではあるんですが、細川さんの舞台のファンでもあるんです。過去3回、全公演観させてもらってます(笑)早くこの舞台に出てそして観て皆さんと一緒に笑いたいです。■本田ひでゆき(本田兄妹) コメント今回も声をかけていただき本当にありがとうございます。初めて参加させていただいた2016年から15キロ太り、口ヒゲをたくわえ、すっかり別人になってしまった私をまた使っていただけることに感謝しております。舞台期間中にケガをしてしまった事がありましたが、今回は医療系ということで、最悪ギプスとかしていても違和感なく演じられるかもと安心しています。とてつもなくエネルギッシュな舞台になると思うので、10月の公演を楽しみにしています。<公演情報>『ドクター皆川(仮)』2023年10月 本多劇場作・演出:細川 徹【出演】皆川猿時荒川良々牧島 輝池津祥子村杉蝉之介上川周作金川紗耶(乃木坂46)早出明弘本田ひでゆき(本田兄妹)公式サイト:
2023年03月01日資生堂ジャパン株式会社は、「コロナ禍以降における女性のデジタル疲労実態調査」を実施しました。調査の結果、全体の約60%がデジタル機器の使い過ぎで、肌・身体の不調を感じた経験があるにもかかわらず、肌への影響を認識している人はわずか10%程度ということが判明しました。一方で、デジタル機器のマルチ使いなどが習慣化したデジタル漬け女性の約80%は、実はしわ・たるみなどの肌トラブルを抱えていることもわかりました。また、美容皮膚科専門医・貴子先生監修のもと作成した、肌のデジタル疲労の可能性をセルフチェックできる「デジタル疲労診断肌篇」を公開。デジタル機器の使用状況と肌への影響をチェックできます。貴子先生は、デジタル疲労による肌悩みに対し「ポルフィリンや古い角層を取り除く、オフするケアが重要」とコメント。資生堂の研究でも、デジタル疲労によって、心身の疲労感の増大だけでなく、肌のバリア機能の悪化や、正常ではない角層細胞割合の増加、酸化ダメージ要因の増大など、肌状態が変化することがわかっており、デジタルの使用状況の増加に伴い、隠れた肌への影響が懸念されます。肌もデジタル疲労を取り去ることが必要です。<調査TOPIC>■デジタル機器の総利用時間は1日平均6.22時間。全体の約70%は使い過ぎを懸念■全体の約60%はデジタル機器の使い過ぎで肌・身体の不調を感じたことがある■デジタル疲労の影響がありそうだと思う部位は眼(75%)、首(63%)が上位、肌への影響を認識している人はわずか10%程度■デジタル機器のマルチ使い、寝る直前までのデジタル使いなど、“デジタル漬け”の女性は全体の85%■デジタル漬け女性の約80%に肌トラブルが。自覚症状として「しわ・たるみ」「肌のくすみと透明感のなさ」「シミが濃くなった」【調査概要】・調査名 :コロナ禍以降における女性のデジタル疲労実態調査・調査期間:2023年1月6日(金)~10日(火)・調査対象 : 20~69歳の女性・対象エリア : 全国・有効回答数 : 500名■ 起きている時間の約3分の1はデジタル機器と向き合っている。全体の約70%はデジタル機器を使い過ぎている自覚あり。デジタル総利用時間の平均は6.22時間。起きている時間の約3分の1の時間に該当することが明らかになりました。使用状況に対し、全体の約70%は「デジタル機器を使い過ぎている」と実感しています(図1)。■ 全体の約60%が肌・身体にデジタル疲労を感じた経験あり。しかし、肌への影響を認識しているのはわずか10%程度。「デジタル機器の使い過ぎで肌・身体に不調を感じたことがある」と答えた人は全体の約60%(図2)。しかし、デジタル疲労と聞いて影響がありそうだと思う部位に「肌」を挙げた人は全体のわずか10%程度で、肌の不調に対する認識は薄いことがわかりました(図3)。■ 「常にスマホを手元に置いている」「寝る前ぎりぎりまでデジタル機器を使用」など、85%の女性がデジタル漬け状態。「常に手元にスマホを置いている」「テレビを見ながらスマホを見るなどデジタル機器を複数同時に使うことが多い」「常にテレビやPCモニターなどデジタル機器の前に座っている状態」「寝る前ぎりぎりまでデジタル機器を使っている」といったデジタル習慣があると答えた人が85%にのぼりました。(図4)多くの女性が「デジタル機器のマルチ使い」や「寝る直前までのデジタル使い」が日常化した、デジタル漬け状態であると明らかになっています。デジタル習慣別にみると、「寝る前ぎりぎりまでデジタル機器を使っている」という人が多かったのは、40代で60%。20代と30代も約50%はこの習慣を挙げており、「寝る前デジタル」が当たり前になっている人が多くいます(図5)。また20代で48%、30代では56%が常に手元にスマホがある状態だと回答しました(図6)。ほかにも、どの世代においても、約3人に1人は「テレビを見ながらスマホを見るなどデジタル機器を複数同時に使うことが多い」という傾向が見られました(図7)。■ “デジタル漬け”女性の80%以上には、「しわ・たるみ」などの肌トラブルが。“デジタル漬け“状態の女性の80%以上は何かしらの肌悩みを抱えており、デジタル疲労の影響が出ていると考えられます。特に多かったのは「しわ・たるみ」(43%)、「肌のくすみと透明感のなさ」(27%)、「シミが濃くなった」(26%)といった肌悩みでした(図8)。4人に1人は肌の「デジタル疲労予備軍」。デジタル疲労の可能性をセルフチェックできる「デジタル疲労診断肌篇」を公開【肌のデジタル疲労 可能性】デジタル疲労 可能性大!1~13が6個以上、ないしは14~17が2個以上デジタル疲労 予備群、注意!1~13が5個以下、かつ 14~17が1個デジタル疲労 可能性小1~13が5個以下、かつ 14~17が0個今回実施した調査では、全体の25%が「デジタル疲労予備軍」に該当、23%が「デジタル疲労の可能性大」という結果になりました。約2人に1人はデジタル疲労によって肌にも負担がかかっている可能性があるとわかっています。■監修者コメント『私が診察する患者さんもデジタルの使い過ぎによる疲労感から不調を訴える人が多いです。目を凝らして画面を見るのでしわやたるみにも影響が出てきます。資生堂の研究からも、デジタル疲労により、酸化ダメージ要因の一つであるポルフィリンが増加したり、正常ではない角層細胞の割合が増えバリア機能が悪化することがわかっています。現代では仕事でもプライベートでもデジタル機器を使うシーンは多いため、健やかな肌を保つには、ポルフィリンや古い角層を取り除くケアを日常的に行うのがよいでしょう。心地よい使用感のふきとり化粧水を使って優しくオフするなど、毎日のスキンケアにおいて「オフするケア」に注力してみてください。』■監修者:美容皮膚科医/日本形成外科学会認定専門医 貴子先生■貴子先生(タカコ)松倉クリニック代官山 院長日本形成外科学会認定専門医帝京大学医学部卒業京都大学付属病院など大学病院を経て、都内美容外科クリニック院長など歴任。日本形成外科学会認定専門医の知識を活かして正しい美容医療を行う。2012 年1月より現職【資生堂研究:「デジタル疲労が肌に与える影響」について】資生堂は、デジタル疲労※1によって、心身の疲労感の増大だけでなく、肌のバリア機能の悪化や、角層細胞の異常、酸化ダメージ要因の増大など、肌状態が変化することを発見しています。研究では視覚や聴覚からの多くの情報を同時に処理するデジタル疲労課題を実施することにより、デジタル疲労状態を再現して肌状態の変化を観察しました。その結果、心身の疲労感が増大するとともに、酸化ダメージ要因の一つであるポルフィリンが増加することを確認しました。他にも、正常ではない角層細胞の割合が増えることや、肌のバリア機能が悪化することもわかっています。また影響は肌表面だけでなく、血流量にも影響。PCを使ったストレス負荷テスト※3を行い血流量を測ったところ、ストレス負荷がかかると、血流量が低下することもわかりました。これらのことから、デジタル疲労は肌荒れなどの原因となることが示唆されました。※1:視聴覚(視聴や聴覚)からの多くのデジタル情報を同時に処理することで生じるストレスや疲労のこと※2: 5日間課題実施3日後※3:PC上に表示される文字の色を回答する精神的ストレスを負荷する試験 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月15日3月29日(水) より下北沢・本多劇場にて上演される加藤健一事務所3月公演『グッドラック、ハリウッド』より、キャスト3人のコメントが到着した。本作は、劇作家・脚本家のリー・カルチェイムが映画の聖地ハリウッドを舞台に、ジェネレーションギャップや世代交代の悲哀をユーモア溢れる台詞で描いた作品だ。とあるオフィスのスプリンクラーから垂れ下がった、先に輪のついたロープ。そして机の上に立つ男。偶然入って来た若い作家のデニスがハリウッドに来て早々に出会った不審なその男は、過去に大成功を収めた憧れの名監督で脚本家のボビー・ラッセルだった。しかし今、ボビーの脚本を映画会社は受け入れてくれない。求めているのは質の良い脚本でも、監督の実力でもない。デニスのような「トレンドに乗った人間」なのだ。この衝撃的な出会いをきっかけに、新旧の二人は詐欺まがいな共同作業をすることになる――誰も傷つかない嘘をつこうじゃないか。何も知らない助手のメアリーは、そんな二人の違和感に気付きボビーを心配し始める。垂れ下がり続けるロープ、そしてクランクアップした映画が三人にもたらした新しい人生、待ち受ける人生とは……。演出を務めるのは、劇団チョコレートケーキの演出家・日澤雄介。キャストは、名監督で脚本家のボビー・ラッセルを加藤健一、新人作家・デニスを関口アナン、助手のメアリーを加藤忍が務める。<コメント>■加藤健一最近またひと組、僕の知り合いの家族が沖縄に移住しました。東京での仕事を辞め、新たな地で再出発をしようと決心するのはとても勇気のいる事です。それでも東京圏から脱出して行く人は年々増加の一途を辿っています。『グッドラック、ハリウッド』は1988年のハリウッドが舞台になっています。この芝居の主人公であるボビー・ラッセルは、作・監督として映画製作に携わって44年。急激に変わっていく作品の方向性や表現方法に苛立ちを覚えながら、悶々とした日々を過ごしています。ともすれば人間性まで見失いそうになるショービジネスの戦場に生きる彼の姿は、経済至上主義の中で押し潰されそうに生きる私たちの姿と似ている気がします。■関口アナン「すごいの来たよ」マネージャーさんからLINEが来た、昨年の5月20日。僕は舞台の本番期間中で、危うく台詞が全部ぶっ飛ぶかと思うほどの衝撃でした。加藤健一事務所公演で、演出は日澤雄介さんで、3人芝居。2人の先輩にまざって小僧1人。宇宙人が真ん中で捕まってる写真が脳裏にパッと浮かんで、少し震えました。戯曲を読み終えて、また震えました。本当に3人しか出てきませんでした。未知です。「未知との遭遇 2023」です。人はわからないものに恐怖すると言いますが、わかっていても恐怖することもあるみたいです。ただ、こんなエキサイティングなこともないので全身全霊で飛び込もうと思います。皆様のご来場を心よりお待ちしております!■加藤忍心痛めるニュースの多い中、観た方の心をじんわりと温める芝居です!笑って観ているうちに、ふと、心の中に灯りがともる、素敵なコメディです。役者にとっては、とてもハードルの高い3人芝居に挑戦!恵まれたカンパニーで、そして恵まれた作品で、2023年のスタートを切れる事に感謝しかありません!溢れる感謝の気持ちを作品に込め、劇場でお客様とかけがえの無いひとときを過ごし、大きなエネルギー交換が出来たら幸せです。<公演情報>『グッドラック、ハリウッド』2023年3月29日(水)~4月9日(日) 下北沢・本多劇場作:リー・カルチェイム訳:小田島恒志演出:日澤雄介出演:加藤健一/関口アナン/加藤忍【チケット料金】(全席指定・税込)前売:5,500円当日:6,050円学生:2,750円(学生証提示/当日のみ)■前売販売2023年2月12日(日) 10:00~チケットはこちら:公演HP:
2023年02月10日5人組のガールズグループ「LE SSERAFIM(ル・セラフィム)」のSAKURAこと宮脇咲良さんが、デジタルハリウッド大学の新CMに出演することが発表されました。「みんなを生きるな。自分を生きよう。2023」と題されたCMでは、なにかに挑戦しようとする人の背中を押すナレーションとともに、宮脇さんが躍動感溢れるダンスを披露。宮脇さんの「失敗を恐れずに挑戦し続ける姿」と同大学の思いが重なり、このCM起用が決まったといいます。2月8日から大学の特設ウェブサイトで公開されるほか、10日からはテレビ放送される予定です。ネットでは宮脇さんのキレキレのダンスに注目が集まっている一方、どうしても気になるのがデジタルハリウッド大学という大学名。そもそも何を学ぶ大学なのか、そもそもデジタルハリウッドとはどんな意味なのでしょうか。私立でも国立でもない「株式会社立」東京都千代田区に本部を置くデジタルハリウッド大学は、2005年に誕生した比較的新しい大学です。国立や私立という枠組みではなく、株式会社が設立する「株式会社立」の大学という珍しい形態で、日本にあるのは同大学含めて4大学のみ。英語にすると「Digital Hollywood University」となり、頭文字をとって「DHU大学」とも呼ばれています。駿河台キャンパスと八王子制作スタジオの2つのキャンパスを有しており、通常の授業は駿河台キャンパスですべて行われています。八王子制作スタジオは、屋内外での映像撮影のほか、3DCGや映像、Web、グラフィックなどさまざまなジャンルの課題制作に取り組める施設として利用されているそうです。一学科一学部のみの単科大学デジタルコミュニケーションを学べる日本で唯一の単科大学で、デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科のみという一学部一学科制を採用しているのも珍しい点です。ただデジタルコミュニケーションを横断して学べるカリキュラムが設置されているため、デジタルに特化して学びたい方などはうってつけでしょう。ちなみに、「大学受験パスナビ」のデータによると大学の偏差値は47.5で、共通テスト得点率は67%となっています(*1)。全国平均が偏差値50なので、入学自体はそれほど難易度は高くはないといえるでしょう。日々変化するデジタル領域。失敗を恐れずに挑戦し続けるマインドを養うにはぴったりかもしれません。*1: デジタルハリウッド大学 | 偏差値共テ得点率 | 大学受験パスナビ[文・構成/grape編集部]
2023年02月08日黒島結菜と井之脇海が出演するM&Oplaysプロデュース舞台「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」が、6月3日(土)より本多劇場にて上演されることが決定した。銀座、そこはかつて海だった。その空には、鴎が飛び交っていたのかもしれない。アキオとイズミは早くに両親を亡くし、2人寄り添うように生きてきた。いま、アキオは銀座の広告代理店で働き、忙しい兄のためにイズミは手作りの弁当を職場に届けたりしている。イズミは、兄が大好きで、いつまでも2人で一緒にいたいと思っている。そんなとき、イズミは銀座の街で「のぼる」と「とみ」と呼び合う、2人の若い浮浪者に出会う。この街に浮遊する彼らは何者?そして、アキオは銀座で、父親の愛人だった葉子に出会う。かつて、2人の家庭を崩壊させた葉子に、しかしアキオはだんだんと惹かれていく――。本作は、M&Oplaysと岩松了が定期的に行っている、人気プロデュース公演待望の最新作。物語の主軸となる兄妹の妹・イズミを、「クロサギ」でヒロインを熱演、舞台出演は「少女ミウ」以来6年ぶりとなる黒島結菜。父の愛人に惹かれる兄・アキオを、「クロサギ」では警部補役で出演した井之脇海が演じる。また、若い浮浪者・とみ役に、『うみべの女の子』「最初はパー」などに出演した青木柚。同じく浮浪者・のぼる役に、舞台「檸檬」への出演を控える櫻井健人。田宮役に、本作の作・演出を務める岩松さん。かつて父親の愛人だった女性・葉子役に、「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」での医者役が記憶に新しい松雪泰子が決定。濃密な会話劇は必見だ。なお、東京公演のチケットは、4月1日(土)に発売される。コメント■作・演出:岩松了今回の舞台はクリスマスが終わった年の瀬1週間の話です。おしゃれな銀座の街を舞台に二人の兄妹がかつて自分の家庭バラバラにした父親の愛人と出会い、当時は赦せなかったことが年を重ねることに徐々に打ち解けていく過程を描きます。銀座は都心ですが、実は海に近いんです。海の匂いを感じてもらえるよう「カモメ」をタイトルに入れました。公演は6月なので季節的には真逆になりますが、年の瀬を懐かしむように楽しんでもらえたらと思います。どうぞご期待ください。■黒島結菜岩松さんとは、またご一緒したいとお会いするたびに話をしていたので、6年ぶりに叶って嬉しい気持ちでいっぱいです。そして共演者のみなさんと、岩松さんの世界の中でお芝居できること、とても楽しみです。私にとって舞台は、役と自分自身と素直に向き合うことができる場所だと思っています。今回は赦しの物語です。みなさんに感動を与えられるよう精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します。■井之脇海初めて岩松さんの舞台を観たのは『恋する妊婦』でした。当時はまだ12歳でしたが「何か分からないけど、すごいものを観た」と感じたことを覚えています。それ以降も岩松さんの作品を観てきましたが、わからないことが多いのに感じることや伝わるものがたくさんあって、不思議な魅力のある世界だと感じていました。今回、そんな岩松さんの世界に存在できることが楽しみで仕方ありません。「わからない」からこそ、真っさらな状態で役にぶつかっていきたいと思います。■松雪泰子岩松了さんの台詞の響きの中にまた存在出来る事に幸せを感じております。2020年『そして春になった』の公演で久しぶりに岩松さんの作劇の世界に触れました。今回また新たな世界に身を置ける喜び。岩松さんの美しい台詞を演じる喜びに溢れています。静かな中にある熱を、丁寧につみあげる。そんなあり方で臨みたいと思います。楽しみです。M&Oplaysプロデュース「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」は6月3日(土)~25日(日)本多劇場にて上演。※富山・大阪・新潟公演あり(cinemacafe.net)
2023年01月24日女優の黒島結菜、松雪泰子、俳優の井之脇海らが出演する舞台 M&Oplaysプロデュース『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』が、6月3日から東京・本多劇場で上演されることが24日、わかった。同作は、『少女ミウ』(17)、『二度目の夏』(19)などで高い評価を得てきたM&Oplaysと、岩松了が定期的に行っている人気プロデュース公演の最新作。年の瀬の銀座を舞台に、両親を亡くし、肩を寄せ合って生きてきた兄妹が、かつて家庭を崩壊させた父の愛人と出会い、次第に打ち解けていく様子を描いている。物語の主軸となる兄妹の妹・イズミ役は、2017年の『少女ミウ』以来6年ぶりの舞台出演となる黒島に決定。父の愛人に惹かれていく兄・アキオは、ドラマ『失恋めし』(読売テレビ)、『クロサギ』(TBS系)にも出演した井之脇が演じる。さらに、兄妹の父の愛人だった女性・葉子役で松雪が出演するほか、銀座の街にいる若い浮浪者・とみ役に青木柚、のぼる役に櫻井健人らが脇を固め、同作の作・演出を手掛ける岩松も出演する。東京公演は6月25日まで、以降6月28日に富山、7月1日・2日に大阪、7月9日に新潟と全国へ巡演する予定だ。コメントは以下の通り。■岩松了今回の舞台はクリスマスが終わった年の瀬1週間の話です。おしゃれな銀座の街を舞台に2人の兄妹がかつて自分の家庭バラバラにした父親の愛人と出会い、当時は赦せなかったことが年を重ねることに徐々に打ち解けていく過程を描きます。銀座は都心ですが、実は海に近いんです。海の匂いを感じてもらえるよう「カモメ」をタイトルに入れました。公演は6月なので季節的には真逆になりますが、年の瀬を懐かしむように楽しんでもらえたらと思います。どうぞご期待ください。■黒島結菜岩松さんとは、またご一緒したいとお会いするたびに話をしていたので、6年ぶりに叶って嬉しい気持ちでいっぱいです。そして共演者のみなさんと、岩松さんの世界の中でお芝居できること、とても楽しみです。私にとって舞台は、役と自分自身と素直に向き合うことができる場所だと思っています。今回は赦しの物語です。みなさんに感動を与えられるよう精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します。■井之脇海初めて岩松さんの舞台を観たのは『恋する妊婦』でした。当時はまだ12歳でしたが「何か分からないけど、すごいものを観た」と感じたことを覚えています。それ以降も岩松さんの作品を観てきましたが、わからないことが多いのに感じることや伝わるものがたくさんあって、不思議な魅力のある世界だと感じていました。今回、そんな岩松さんの世界に存在できることが楽しみで仕方ありません。「わからない」からこそ、真っさらな状態で役にぶつかっていきたいと思います。■松雪泰子岩松了さんの台詞の響きの中にまた存在出来る事に幸せを感じております。2020年『そして春になった』の公演で久しぶりに岩松さんの作劇の世界に触れました。今回また新たな世界に身を置ける喜び。岩松さんの美しい台詞を演じる喜びにあふれています。静かな中にある熱を、丁寧につみあげる。そんなあり方で臨みたいと思います。楽しみです。
2023年01月24日M&Oplaysプロデュース『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』が、6月3日(土) から25日(日) に本多劇場で上演されることが決定した。『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』は、『結びの庭』『家庭内失踪』『少女ミウ』『二度目の夏』など、次々と話題作を発表してきたM&Oplaysと岩松了が定期的に行っている人気プロデュース公演の最新作。物語の主軸となる、両親を亡くしひっそりと暮らす兄妹の妹・イズミ役は黒島結菜、父の愛人に惹かれてゆく兄・アキオ役は井之脇海が務める。そのほか、銀座の街にいる若い浮浪者・とみ役で青木柚、同じく若い浮浪者・のぼる役で櫻井健人、田宮役で作・演出の岩松了、かつて父親の愛人だった女性・葉子役で松雪泰子が出演する。なお本作は東京公演終了後、富山・大阪・新潟と全国へ巡演する予定だ。■作・演出:岩松了 コメント今回の舞台はクリスマスが終わった年の瀬1週間の話です。おしゃれな銀座の街を舞台に二人の兄妹がかつて自分の家庭をバラバラにした父親の愛人と出会い、当時は赦せなかったことが年を重ねることに徐々に打ち解けていく過程を描きます。銀座は都心ですが、実は海に近いんです。海の匂いを感じてもらえるよう「カモメ」をタイトルに入れました。公演は6月なので季節的には真逆になりますが、年の瀬を懐かしむように楽しんでもらえたらと思います。どうぞご期待ください。■イズミ役:黒島結菜 コメント岩松さんとは、またご一緒したいとお会いするたびに話をしていたので、6年ぶりに叶って嬉しい気持ちでいっぱいです。そして共演者のみなさんと、岩松さんの世界の中でお芝居できること、とても楽しみです。私にとって舞台は、役と自分自身と素直に向き合うことができる場所だと思っています。今回は赦しの物語です。みなさんに感動を与えられるよう精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します。■アキオ役:井之脇海 コメント初めて岩松さんの舞台を観たのは『恋する妊婦』でした。当時はまだ12歳でしたが「何か分からないけど、すごいものを観た」と感じたことを覚えています。それ以降も岩松さんの作品を観てきましたが、わからないことが多いのに感じることや伝わるものがたくさんあって、不思議な魅力のある世界だと感じていました。今回、そんな岩松さんの世界に存在できることが楽しみで仕方ありません。「わからない」からこそ、真っさらな状態で役にぶつかっていきたいと思います。■葉子役:松雪泰子 コメント岩松了さんの台詞の響きの中にまた存在出来る事に幸せを感じております。2020年『そして春になった』の公演で久しぶりに岩松さんの作劇の世界に触れました。今回また新たな世界に身を置ける喜び。岩松さんの美しい台詞を演じる喜びに溢れています。静かな中にある熱を、丁寧につみあげる。そんなあり方で臨みたいと思います。楽しみです。<公演情報>M&Oplaysプロデュース『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』作・演出:岩松了【出演】妹・イズミ:黒島結菜兄・アキオ:井之脇海とみ:青木柚のぼる:櫻井健人田宮:岩松了父親の愛人だった女性・葉子:松雪泰子東京公演:6月3日(土)~25日(日) 本多劇場チケット発売日:4月1日(土)富山公演:6月28日(水)大阪公演:7月1日(土)・2日(日)新潟公演:7月9日(日)
2023年01月24日2022年11月から12月に東京・本多劇場ほかで上演されたKERA・MAP #010『しびれ雲』の模様が、1月23日(月) 12時よりオンデマンド配信されることが決定した。ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が主宰するユニット「KERA・MAP」の第10回公演となった今作は、KERA・MAP『キネマと恋人』(2016年、2019年)の舞台となった“梟島(ふくろうじま)”を舞台に新たに描かれた物語。ある地方の小さな島、独特な方言を持つ小さなコミュニティで、未亡人の波子(緒川たまき)、妹の千夏(ともさかりえ)、その夫の文吉(萩原聖人)をはじめ、住人それぞれが友人、恋人、家族、親戚と人間関係を育くみ、慎ましく日々を送る。そんな島に、ある日忽然と謎の男(井上芳雄)が現れ……。井上にとって本多劇場に出演するのは本作が初。ささやかなかつての“日本の暮らし”が味わい深く描き出されたKERAにとっては異色の一作となっている。視聴チケットは現在一般発売中。なお1月29日(日) までアーカイブ配信が予定されている。<配信情報>KERA・MAP #010『しびれ雲』オンデマンド配信1月23日(月) 12:00 配信開始アーカイブ配信:1月29日(日) 23:59までKERA・MAP #010『しびれ雲』キービジュアル作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演:井上芳雄緒川たまきともさかりえ松尾 諭安澤千草菅原永二清水葉月富田望生尾方宣久森 準人石住昭彦三宅弘城三上市朗萩原聖人配信内容:本編(2022年11月16日(水) 収録映像。配信限定編集版)視聴チケット料金:イベント割適用価格:2,800円(税込)(通常価格:3,500円(税込))発売期間:1月29日(日) 20:30までキューブ オフィシャルサイト:
2023年01月13日2023年4月14日(金) から5月14日(日) にかけて本多劇場にて『ウーマンリブ vol.15「もうがまんできない」』が上演されることが決定した。「ウーマンリブシリーズ」は宮藤官九郎が作・演出を手掛け、何物にもとらわれず今やりたいことを自由にストレートに表現する大人計画の公演。1996年『ウーマンリブ vol.1「ナオミの夢」』からスタートした同シリーズは、大人計画メンバーに加え、作品ごとに個性豊かなゲストを迎え上演されてきた。「もうがまんできない」は、ウーマンリブ vol.14の作品として2020年に上演される予定だったが、コロナ禍により中止に。後に無観客で収録・放送されたものの、上演されること無く今日に至る幻の作品となっている。「劇場で、お客さまの前で上演したい!」「お客さまに生の舞台としてご覧頂きたい!」という想いから、2023年4月に心機一転、パワーアップして上演することとなった。キャストは、来年2月17日(金) に映画『シャイロックの子供たち』の公開が控える阿部サダヲ、一度見たら忘れられない風貌で振り幅の広い演技に定評がある荒川良々、ドラマや映画、ナレーションなど多岐わたり出演し、シンガーとして、そして小説・エッセイなどの執筆と幅広く活躍する宮崎吐夢、映画『ツユクサ』、ドラマ『僕の姉ちゃん』『監察医朝顔2022スペシャル』などに出演した平岩紙、「ウーマンリブシリーズ」に9作連続で参加する少路勇介、vol.14「もうがまんできない」のオーディションを経て俳優デビューし、その後、舞台『三十郎大活劇』、ドラマ『連続ドラマW 鵜頭川村事件』などに出演した中井千聖、そして宮藤官九郎自身も出演するなど、20年版と同じメンバーが集結する。また新たな出演者として、ドラマ『拾われた男』『初恋の悪魔』などに次々主演し、今回が大人計画の舞台初出演となる仲野太賀、約10年ぶりに宮藤作・演出の舞台に出演する永山絢斗、現在日曜劇場『アトムの童』に出演中の皆川猿時を迎える。『ウーマンリブ vol.15「もうがまんできない」』は、東京公演の後に大阪サンケイホールブリーゼで上演される。<コメント>■宮藤官九郎(演出・出演)3年前、無観客での収録後、かえって消化不良でモヤモヤしました。阿部くんや荒川くんも「ちゃんとやりたいっすね!」と言ってて、俺だけじゃなく、みんなウケたい病なんだと嬉しくなりました。再演だけど初演です。お客さんの笑い声で完成させて下さい。もうがまんできない。■阿部サダヲ2020年公演中止から3年。やっとお客様の入った劇場で上演出来るのですね!嬉しいです!でもまだまだ、がまんしなきゃいけない事がいっぱいで……早くマスクなしで稽古して、お客さんもマスクなしで観劇して思いっきり笑ってもらえる日が来て欲しいです……キャストも少し変わって自分も3年歳とってまた新しい「もうがまんできない」をお観せ出来るように頑張ります!!よろしくお願いします。■仲野太賀ウーマンリブに参加できるなんて、最高です。脚本、演出で純度100%の宮藤さんの世界に飛び込めるのが本当に楽しみです。憧れの大人計画の皆さんとご一緒できるのも、本当に夢のようです。小学生の頃の自分に言ってやりたいくらいです。「おい!大人計画の舞台出ることになったぞ!」たぶん、寝小便しながら喜ぶと思います。今の僕ですら、オファーを頂いてちびりそうになったのですから。精一杯頑張ります。お楽しみに!■永山絢斗高校中パニックから10年だと!?早い……そしてキャストを見てア然。しかも芸人役。もう思いっきりやるしかない。相変わらず宮藤様の脚本は理解不能で圧倒されつつめちゃ笑いました。今回も本番中に笑いをこらえるのが大変そうです。皆さまに楽しんでもらえるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。■皆川猿時7月からパーソナルトレーニングをはじめた皆川猿時です。100キロを超えると正座ができなくなるって知ってました? 和式便所とか最悪です。ひっくり返っちゃうもん。おらぁ、せめて、95キロになりたい! 現在103キロ。「皆川さん、食事のほう、なんとかなりませんか?」入会当初、あんなにテンション高かったトレーナーさんがどんどん無表情に。はっきり申し上げます。がまんが苦手なんです。つーか、もうがまんできない。ええ。さっき、ラーメン屋さんをハシゴしちゃいました(笑)。ええ。がんばります。よろしくお願いします。■荒川良々アレはたしか東京オリンピック前でした……オリンピックの記憶がありません。当然芝居の記憶も無いのでまた一からやります!再演とはいえお客さんの前で一度もやってませんので初演です。出演者も少しかわるそうです。楽しみでなりません。一生懸命にやります。皆様ゼシ劇場に笑いに来て下さい。■宮崎吐夢2020年の『もうがまんできない』のときは、ちょうどコロナ禍が始まった頃で世の中も稽古場の雰囲気もどんどん暗く殺伐としていって、それも春になればすっかり収まる気でいましたが、2年以上経っても未だ収束する気配も無く。とにかく、新しくご一緒する方々とも仲良く楽しく無事に千穐楽まで迎えられたら、それだけが私の願いです。■平岩紙待っていました! お客さんの笑い声が聞ける日を。嬉しいです。キャスト新たに楽しい稽古を経て劇場に参りますので、どうぞよろしくお願い致します!■少路勇介この舞台を上演出来る事、本当に嬉しく思っています。中止になってから約3年、あの時からガラッと生活様式は変わり、人との繋がりも薄れ、不安やストレスを感じ生活をして来ました。そもそも舞台の内容が、ストレスフルの人達が、一堂に会し展開していくお話なので、今の時代にぴったりだと思いました。是非劇場にお越し頂き楽しい時間を過ごして頂けたら嬉しいです!■中井千聖また稽古ができるのがうれしいです。皆川さんがお父さんなのも、仲野さん永山さんのコンビも、今からすごく楽しみです!本多劇場に芝居を観に行くたびに、切ない気持ちがどこかにありましたが、ついに(今度こそ!)お客さんの前でできることがなにより一番楽しみです!<公演情報>『ウーマンリブ vol.15「もうがまんできない」』『ウーマンリブ vol.15「もうがまんできない」』仮チラシ■東京公演2023年4月14日(金)〜5月14日(日) 本多劇場■大阪公演2023年5月18日(木)~5月31日(水) サンケイホールブリーゼ作・演出:宮藤官九郎出演:阿部サダヲ / 仲野太賀 / 永山絢斗 / 皆川猿時 / 荒川良々 / 宮崎吐夢 / 平岩紙 / 少路勇介 / 中井千聖 / 宮藤官九郎■あらすじ東京は渋谷。ラブホテルや雑居ビルが立ち並ぶ猥雑な裏街。出来たばかりのセレブリティなマンションの前に、古びたビルがある。そんな猥雑な街の一角で、メジャーになれない解散寸前のお笑いコンビ、デリヘル嬢と店長、浮気妻と間男など、訳ありな人々がたまたま出会い、ワンシチュエーションで交差し、ノンストップで駆け抜ける物語。公式HP:問合せ:大人計画03-3327-4312(平日11:00~19:00)
2022年11月21日劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の新作、KERA・MAP #010『しびれ雲』が、11月12日(土) 下北沢・本多劇場で開幕し、舞台写真とコメントが到着した。本作は、本来11月6日(日) が初日であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕延期に加え7公演が中止となり、準備期間を経て開幕の運びとなった。『しびれ雲』は、KERA・MAP『キネマと恋人』(2016、2019年) の舞台となった“梟島(ふくろうじま)”を舞台に描かれる、まったく新たなストーリー。ある地方の小さな島。少しとぼけた響きが微笑ましい独特な方言を持つ小さなコミュニティには、未亡人の波子やその妹の千夏、その夫の文吉をはじめとした人々が住み、家族、友人、恋人……それぞれに人間関係を育む人々の日常が繰り広げられている。そんな島に、ある日忽然と謎の男が現れて……。本多劇場初登場となる井上芳雄をはじめ、緒川たまき、ともさかりえ、松尾諭、三宅弘城、三上市朗、萩原聖人など華やかな出演陣が、小さな梟島に生きる個性豊かな人々を演じる姿に時間を忘れて、いつまでも梟島弁と潮の香りと波の音に包まれていたいような気持になる。どこか自らの日々の暮らしとも重なるような、KERAが公演前に公言していた“小津作品”への憧憬のような、懐かしさも感じさせる手触りもある。KERAにとっては“異色”とも言える新たな色の作品が誕生した。■井上芳雄 コメント通常でも、新作ですしギリギリの状態でドキドキしながら迎える初日、今回開幕が少し伸びてしまい、お客様に申し訳なかったのですが、遂に迎えられた初日は最高でした。今回は大爆笑を狙うような芝居ではありませんが、最初お客様がどっと笑った時、感動して少し涙が出ました。ここまでの道のりを経て、初日の幕が開いて、良い芝居をやらせてもらっていて心底嬉しいです。また、僕は本多劇場に立つのが初めてですが、客席との距離感や温度感を感じながら、お客様がしっかり観て反応してくださっていることが伝わって来て、教えてもらう事だらけです。KERAさんと前回ご一緒した『陥没』、そしてコロナ禍で本番が出来なかった『桜の園』以来、KERAさんの作品で芝居をするのはやっぱり楽しいな、と改めて感じました。『しびれ雲』は演じながら、笑いながらも心に染みるものがあって、KERAさんは作りたいと仰っていた通りのものを作られ、本当に凄いなと思ってます。「また明日やるのが楽しみだ」と思えるのが幸せな事だし、お客様には胸を張って「良い作品ができました」とお伝えしたいです。最後まで無事にできるようにと祈りつつ、皆様の健康も祈っています。■ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント今回は珍しく、姑息に笑わせようとか無闇に緊張させようとかいった狙いが全く無い、真っ直ぐで暖かでささやかな群像劇です。普遍的な人間の営みを描いていて、登場する人々もどこにでもいる平凡な人達。一方、失われてしまった「家族」と言う制度とか型みたいなものも描いています。お客さんはどこかしら自分と重ねる部分があるのではないでしょうか。そろそろこうした芝居を作っておきたかった。50代最後に皆で創作できたのは幸せです。なので、リラックスして好きに観てもらいたいと思っています。最終稽古の最後に、キャストには、細かいミスがあったとしても、梟島の人として皆が生きてくれていればきっと良い拍手が貰えるだろうからそれを信じて、というようなことを言ったんですけれども、とても良い拍手だった。お客さんはすごく集中して観て下さっていて嬉しかったです。座組も新鮮なバランスでとてもいい感じです。座長の井上芳雄君は、いつもは帝劇みたいな広い劇場でやっている人ですから、本来のスケール感と全く違う会場で演じているわけですけれど、良くこんなにスッと順応できるなと驚きます。今回、チケットを手にしながらも開幕延期でご観劇が叶わなかった7ステージのお客様には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。もう少し早く開けられなかったのかという声も聞こえてきましたが、準備不足の杜撰な状態で開幕してしまうというのは僕の本意では無く、そこを貫かせて頂きました。ご理解ください。『しびれ雲』は、10月から年末にかけてを描いています。少々気が早いですが、ご覧になったお客様に、良い年を越せそうだなあと感じて頂けたら嬉しいです。<公演情報>KERA・MAP #010『しびれ雲』KERA・MAP #010『しびれ雲』ビジュアル作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演:井上芳雄、緒川たまき、ともさかりえ、松尾諭、安澤千草、菅原永二、清水葉月、富田望生、尾方宣久、森準人、石住昭彦三宅弘城、三上市朗、萩原聖人【東京公演】11月12日(土)〜12月4日(日) 下北沢 本多劇場【兵庫公演】12月8日(木)〜11日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール【北九州公演】12月17日(土)・18日(日) 北九州芸術劇場 中劇場【新潟公演】12月24日(土)・25日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場お問い合わせ:キューブTEL:03-5485-2252(平日12:00~17:00)キューブ オフィシャルサイト:
2022年11月14日M&Oplays プロデュース『クランク・イン!』が、10月7日東京・本多劇場にて開幕し、舞台写真と出演者コメントが到着した。本作は日本のチェーホフと呼ばれ、人間の内部で無意識に動く感情を説明的なせりふを排し、物語の核を隠しながらもリアルに生々しく描き出すことに定評のある劇作家・演出家である岩松了の新作。2020年に上演された『そして春になった』を下敷きに、映画製作の現場で繰り広げられる、ある新人女優の死をめぐる映画監督と女優たちの愛憎と葛藤を悲喜劇として描く。キャストは、女たちに追いつめられる映画監督で本作唯一の男性出演者として、確かな演技力でシリアスからコメディまで多彩に演じ分ける眞島秀和、強烈な存在感を放つ女優ジュンには役柄同様に数多くの映像作品で様々な表情を魅せる吉高由里子、ジュンの存在に追い込まれていく主演女優にはこれまで数多くの演劇賞を受賞してきたベテラン秋山菜津子、さらに伊勢志摩、富山えり子、石橋穂乃香と個性派が結集した。<キャストコメント>1. 1カ月の稽古を経て、いよいよ初日を迎えるにあたっての手応え2. 稽古中の印象的な出来事など3. ご自身としての見所4. 公演を楽しみにしているお客様へメッセージ■眞島秀和1. 今まで経験してきたどの稽古よりも、あっという間の1カ月でした。手応えなんてありません。不安でいっぱいです。2. 岩松さんの稽古は何度も返すとは聞いてましたが、その通りでした。その何度も返すことで、短期間でキャラクターが立体的になった気がします。3. 自分の見所はわかりません。女性陣の熱演が、おもしろく、せつないと思います。4. 岩松さんの脚本に、演者一同この1カ月稽古に励んできました。何かがお客様に伝わることを祈ってがんばります。■吉高由里子1. 手応えどころか、もう始まっちゃうの!?️ というソワソワ感のほうが大きいです。2. 一度、伊勢志摩さんの奇跡的な言い間違いがあって、何度やってもまだその場面になると思い出して笑うの堪えて必死です。3. 岩松さんワールド!!!4. 怯えながらやってます。1日1日無事に終わるように祈りながらやってます。皆様のそのチケットが嬉しい時間の引換券になるよう頑張ります!■秋山菜津子1. 1カ月……あっという間でしたね。〝手応え〟とかあまり考えたことはありませんが、観て下さった皆様が、それこそ〝手応え〟みたいなものを感じて下さればいいなと思っております。2. 吉高さんと岩松さんのやりとり。〝おもしろ攻防戦〟みたいなのが、楽しかったです。3. 見所は……色々です。お楽しみに。4. 観客の皆様がいらっしゃるからこそ舞台は成り立ちます。劇場でお待ちしております!<公演情報>M&Oplays プロデュース『クランク・イン!』作・演出:岩松 了出演:眞島秀和 / 吉高由里子 / 伊勢志摩 / 富山えり子 / 石橋穂乃香 / 秋山菜津子【東京公演】2022年10月7日(金)~30日(日)会場:本多劇場問合せ:(株) M&Oplays03-6427-9486(平日 11:00~15:00)【静岡公演】2022年11月2日(水)・3 日(木・祝)会場:三島市民文化会館 大ホール問合せ:静岡朝日テレビ054-251-3302(平日 10:00~18:00)【大阪公演】2022年11月11日(金)~13日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ問合せ:梅田芸術劇場06-6377-3888(10:00~18:00)【名古屋公演】2022年11月19日(土)・20日(日)会場:ウインクあいち 大ホール問合せ:メ~テレ事業052-331-9966(祝日を除く月~金 10:00~18:00)公式サイト:
2022年10月08日ぱすてるからっとproduce 舞台 「 裏シンデレラ物語 」が2022年9月28日(水)~10月2日(日)に本多劇場グループ・下北沢 小劇場B1(東京都世田谷区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて8月26日(金)より発売開始です。カンフェティで8月26日(金)19:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 元ジャニーズjr. 荻野未友治、ミスヤングチャンピオングランプリ 佐藤望美・ミスヤングチャンピオン優秀賞 山腰美月 他、豪華キャスト出演の2.8次元舞台!舞台×レーザービームライト!演劇では珍しい照明演出により、童話の世界を実現!荻野未友治佐藤望美山腰美月【あらすじ】『 ある日、シンデレラは荒れました。 』昔むかーしのお話。あるところに“シンデレラ”という娘がおったそうな。その娘は子供の頃から継母、そしてその連れ子である憎き姉たちによくいじわるされていたそうな。しかし!いじわるされても心の強かったシンデレラは、ここから姉たちへの下克上が始まるのである!得するものがいれば、損する人もいる。世の子供たちはこのシンデレラに夢中だが、その陰で選ばれなかった女たちがいるのを忘れてもらっちゃあ困る!現代ではそんな女たちを…「負け組」というらしいが、そんな婚期を逃した女たちも、必死に生きているのであーる……。演劇の街・下北沢で挑む、99%コメディ舞台!!!公演概要ぱすてるからっとproduce 舞台 「 裏シンデレラ物語 」公演日:2022年9月28日(水)~10月2日(日)会場:本多劇場グループ・下北沢 小劇場B1(東京都世田谷区北沢2-8-18北沢タウンホ-ル地下1階)■出演者【夢チーム】: 神村風子、荻野未友治、井筒雄太、戌岡あやめ、岡ちひろ、河合柚花、北崎有紀、真田林佳、橋本彩花、平田みやび、矢浦左來【時チーム】: 大野愛、早川維織、赤羽しゅんた、有泉穂香、加藤史枝、木保英里香、佐藤望美、鈴木はるな、美月まりも、山腰美月、吉川美樹■スタッフ◇脚本・演出: 佐藤颯(ぱすてるからっと) / ◇ダンス振付: 美月まりも、幸橋鈴和、白石彩妃 / ◇制作: 岩田紗佳、美月まりも / ◇舞台・大道具: (株)BAKU建築研究室、タフゴング / ◇舞台監督: 戸上未勇 / ◇照明: 原宏昌(ex.LIGHT STAFF) / ◇音響: 御供田沙央理((株)オフィス・ボム) / ◇楽曲製作/歌唱: はちみつブルー、Ns.aoi / ◇広告デザイン: 佐藤博久、東堂海紗 / ◇ビジュアル撮影: 絹川篤 / ◇企画: ぱすてるからっと■タイムテーブル9月28日(水) 15:00 夢◆/19:00 時9月29日(木) 14:00 時◆/19:00 夢9月30日(金) 14:00 夢★/18:30 時★10月1日(土) 13:00 時/18:00 夢10月2日(日) 12:00 夢/16:00 時※「◆」の公演は、通常舞台公演終了後に撮影可ダンスイベントが開催されます。舞台本編中は撮影NGですが、終演後のダンス“のみ”撮影OKとなります。ダンスは劇中でのOPダンス特別Ver.を行います。※「★」の公演は、通常公演終了後に限定トークイベントが開催されます。※開場は、開演の45分前※上演時間:約1時間30分■チケット料金S席 前売:5,500円 当日:6,000円A席 前売:4,500円 当日:5,000円車椅子席 前売:4,500円 当日:5,000円(全席指定・税込)■団体概要劇団ぱすてるからっとまだ色濃く染まっていない厳選された原石たち。演劇、ダンス、笑いを届ける若手クリエイティブ集団。“若手演出家×若手実力派俳優”年4回以上の舞台公演開催。ライブイベントプロデュース・開催。“毎週”俳優が活躍出来る劇団オリジナル番組コンテンツを配信。創設3年で舞台御来場者数 1万名様達成!前回公演 舞台「モンタージュ」本番写真過去公演 舞台「リリーフ・ライト・ガン」より 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月02日ニッポン放送とストーリーレーベル「ノーミーツ」による舞台『背信者』が、2023年3月3日から8日に東京・本多劇場で上演されることが決定した。『背信者』は、オンライン演劇をはじめ、様々な方法で演劇やエンターテインメントの新しい物語と新しい届け方に挑戦してきたノーミーツが手がける初のリアルでの舞台作品。作・演出は第65回岸田國士戯曲賞ノミネートの小御門優一郎(ノーミーツ)、プロデューサーは石井玄(ニッポン放送)が務める。なおこの2人は、3月にニッポン放送で上演された生配信舞台演劇ドラマ『あの夜を覚えてる』に続くタッグとなる。また、本作に出演するメインキャストのオーディションを開催することが発表された。応募条件は稽古と劇場リハーサル、そして本番に参加できる満18歳以上の男女(経験不問)で、書類審査は9月10日まで受付中。■小御門優一郎 / ノーミーツ(作・演出)コメントなんと、あの本多劇場で演劇が出来ることになりました。他ならぬ僕が一番驚き、震え慄いております。誰もが一度は憧れる、素晴らしい劇場です。一人の演劇を志す者として、全身全霊でもって今回の作品に臨む所存でございます。企画は、いつかまた舞台を作れることになった時のためにと、温めていたものがありますので、それをぶつけさせてもらいます。タイトルは、『背信者』。2020年に「ノーミーツ」を立ち上げ、僕は一度純然たる舞台演劇から離れました。しかしその後のオンライン配信を主軸とした活動の中で、逆に見えてくることもありました。そして、僕の中で長年のテーマである「真実と虚構」。そのあたりのことを、ギュッと詰め込んだ作品にする予定です。大変心強いことに、『あの夜を覚えてる』を一緒に作り上げたニッポン放送さんとまたタッグを組ませていただけることになりました。僕は今回、あくまで「舞台演劇」を作るつもりです。それでも何か、この座組みで作るからこそ出来る、新しい要素も入れ込みたいと思っています。つまり、すべての作品製作はすべからくそうであるのですが、この公演も例外ではなく、未知なる表現への挑戦になるということです。そんな試みにご一緒できる方々を、キャストオーディションという形で募らせていただきます。少しだけネタバレをすると「メディア」がモチーフの物語になりますので、普段メインで活動されているジャンル問わず、たくさんのご応募いただければ幸いでございます。何卒、よろしくお願い申し上げます。■石井玄 / ニッポン放送(プロデュース) コメントニッポン放送とノーミーツで舞台をつくることになりました。会場は本多劇場です。本多劇場といえば、佐久間宣行さんと初めて番組イベントを開催した場所です。演劇が好きな佐久間さんが、あの本多劇場に一度は立ってみたいとおっしゃったことで、本多劇場を使わせていただきました。今度は、ノーミーツの初めての舞台を一緒につくります。僕にとっても初めて本格的に関わる舞台です。初めてで本多劇場を使わせていただけるのは、本当に光栄です。ノーミーツと一緒だと新しいことにはチャレンジすることになると思うので、どんな作品になるのか、今から楽しみです。なので、舞台が初めての方でも、経験豊富な方でも、大歓迎です!是非オーディションにご参加ください。<公演情報>舞台『背信者』2023年3月3日(金) ~3月8日(水) 東京・本多劇場作・演出:小御門優一郎(ノーミーツ)プロデュース:石井玄(ニッポン放送)【オーディション情報】■一次審査:書類審査こちらのフォームにご応募ください。※締め切り:9月10日(土) 23:59まで※合否の発表は、合格者のみとさせていただきます。※合格者の方に限り、9月13日(火) までに通過の結果をメールいたします。■二次審査:オーディション書類審査通過者の方に、オーディションのご案内をお送りします。※オーディション日程:9月18日(日)〜9月19日(月) の中で行う予定です。※オーディション場所:都内近郊の予定です。【応募条件】・満18歳以上の男女(経験不問)・下記スケジュールに参加が可能な方稽古:2023年2月1日(水)(予定)~3月1日(水)※上記の中で計20日程度を予定※稽古は都内の稽古場で行います劇場リハーサル:3月2日(木)~3月3日(金)本番:3月3日(金)~3月8日(水)※全8ステージを予定※その他、稽古開始までにビジュアル撮影やその他打ち合わせなどが入る可能性があります。
2022年08月31日ニッポン放送とストーリーレーベル「ノーミーツ」が、舞台『背信者』を2023年3月に東京・下北沢の本多劇場で上演することが31日、発表された。会えない時代に生まれ、「オンライン演劇」をはじめ、様々な方法で演劇やエンターテインメントの新しい物語と新しい届け方に挑戦してきた「ノーミーツ」。今回は、初のリアルでの舞台作品の上演となる。作・演出は第65回岸田國士戯曲賞ノミネートの小御門優一郎氏(ノー ミーツ)、プロデューサーは石井玄氏(ニッポン放送)が担当。2人は2022年3月にニッポン放送で上演した生配信舞台演劇ドラマ『あの夜を覚えてる』に続くタッグとなる。また、同作に出演するメインキャストのオーディションが開催されることも発表された。オーディションの応募条件は、満18歳以上の男女(経験不問)、同作の稽古(2023年2月1日〜3月1日のなかで計20日程度を予定)・劇場リハーサル(2023年3月2日〜3月3日)・本番(2023年3月3日〜3月8日)のスケジュールに参加可能なこと。オーディションの応募締め切りは、9月10日23時59分まで。■小御門優一郎氏/ノーミーツ(作・演出)コメントなんと、あの本多劇場で演劇が出来ることになりました。他ならぬ僕が一番驚き、震え慄いております。誰もが一度は憧れる、素晴らしい劇場です。一人の演劇を志す者として、全身全霊でもって今回の作品に臨む所存でございます。企画は、いつかまた舞台を作れることになった時のためにと、温めていたものがありますので、それをぶつけさせてもらいます。タイトルは、『背信者』。 2020年に「ノーミーツ」を立ち上げ、僕は一度純然たる舞台演劇から離れました。しかしその後のオンライン配信を主軸とした活動の中で、逆に見えてくることもありました。そして、僕の中で長年のテーマである「真実と虚構」。そのあたりのことを、ギュッと詰め込んだ作品にする予定です。大変心強いことに、『あの夜を覚えてる』を一緒に作り上げたニッポン放送さんとまたタッグを組ませていただけることになりました。僕は今回、あくまで「舞台演劇」を作るつもりです。それでも何か、この座組みで作るからこそ出来る、新しい要素も入れ込みたいと思っています。つまり、すべての作品製作 はすべからくそうであるのですが、この公演も例外ではなく、未知なる表現への挑戦になるということです。そ んな試みにご一緒できる方々を、キャストオーディションという形で募らせていただきます。少しだけネタバレ をすると「メディア」がモチーフの物語になりますので、普段メインで活動されているジャンル問わず、たくさん のご応募いただければ幸いでございます。何卒、よろしくお願い申し上げます。■石井玄氏/ニッポン放送(プロデュース)ニッポン放送とノーミーツで舞台をつくることになりました。会場は本多劇場です。本多劇場といえば、佐久間宣行さんと初めて番組イベントを開催した場所です。演劇が好きな佐久間さんが、あの本多劇場に一度は立ってみたいといおしゃったことで、本多劇場を使わせていただきました。今度は、ノーミーツの初めての舞台を一緒につくります。僕にとっても初めて本格的に関わる舞台です。初めてで本多劇場を使わせていただけるのは、本当に光栄です。ノーミーツと一緒だと新しいことにはチャレンジすることになると思うので、どんな作品になるのか、今から楽しみです。なので、舞台が初めての方でも、経験豊富な方でも、大歓迎です! 是非オーディションにご参加ください。
2022年08月31日本日7月17日本多劇場にて『鎌塚氏、羽を伸ばす』が開幕し、二階堂ふみや西田尚美、マキタスポーツら出演者の初日コメントと舞台写真が公開された。本作は三宅弘城が主演を務め、2011年から定期的に上演している人気シリーズ『鎌塚氏シリーズ』の第6弾。今回はヒロインに『鎌塚氏、腹におさめる』で登場した推理好きの令嬢・綿小路チタルが再登場し、豪華列車を舞台に鎌塚アカシとともに難事件に挑戦する。左から)三宅、二階堂ヒロインの綿小路公爵家当主・綿小路チタルを演じるのは二階堂ふみ。綿小路家庭師見習い・真鍋リョウスケ役には櫻井海音。ノギクの従者・宇佐スミキチ役に玉置孝匡。裏の顔は詐欺師、実業家・柳平トクジ役にマキタスポーツ。そしてクイズ好きの侯爵夫人、諏訪ノギク役として西田尚美が出演する。左から)マキタスポーツ、玉置、三宅左から)櫻井、二階堂『鎌塚氏、羽を伸ばす』は東京公演終了後、富山・愛知・島根・岩手・新潟・大阪と全国へ巡演する。■作・演出 倉持裕 コメント鎌塚氏シリーズもとうとうパート6。こうして歴史が長くなるにつれ、鎌塚アカシのキャラクターも厚みを増し、彼を取り巻く登場人物の数もかなり増えてきました。今回の二階堂ふみさん演じる綿小路チタルはパート4のヒロインで、5年ぶりの再登場。物語の舞台は念願の寝台特急。シリーズものとはいえ過去作を観ていなくても楽しめる作りになっていますので、初めてのお客様もどうぞ安心して観にいらして下さい。お待ちしています。■三宅弘城 コメントついに6本目を迎えた鎌塚氏シリーズ。今までになかったような演出もあり、新たなフェーズに入りました!5年ぶりの二階堂ふみさん、さらに頼もしい存在になってこの世界に戻ってきてくれました。また鎌塚アカシを演じられる幸せを嚙み締めつつ、櫻井君、玉置さん、マキタさん、西田さん、個性的なキャスト達と共に劇場でお待ちしております。■二階堂ふみ コメント鎌塚氏、羽を伸ばすいよいよ開幕です! 稽古では鎌塚さんの新しい一面に、終始笑いっぱなしでした。早く皆様に観て頂きたいです。舞台の醍醐味であるライブ感を、お客様と感じ合える作品となっております。ぜひ劇場へ来て頂けると嬉しいです!■櫻井海音 コメント非常にワクワクしています。舞台自体僕自身は初めてなのですが、稽古を重ねていくに連れて、緊張よりも早くお客さんの前で芝居をしたいという気持ちがとても強くなっています。共演者の皆様や倉持さんから沢山のアドバイスを頂き、それを自分なりに解釈しながら表現していくというのが日々の充実でした。今度はその充実を劇場に足を運んでくださった皆様に還元することが出来れば、役者としてとても幸いに思います。全力で真鍋リョウスケを演じるので是非楽しんでいただきたいです。■玉置孝匡 コメント出演者の数が少ないのですぐに打ち解けて、芝居の内容やアイデアなどを提案、相談しやすかったです。スタッフの皆さんとも気兼ねなく意見交換が出来たりして、長く続くシリーズならではの雰囲気で稽古が進み、とても豊かで幸せな時間でした。幕が開きましたら、いよいよお客様との時間です。我々が体感した幸せな時間を是非お客様にも味わっていただきたいです!そしてお楽しみいただけましたら、是非お友達にも宣伝よろしくお願い申し上げます!■マキタスポーツ コメント演劇に関しては今作で2回目。慣れない身ですが、限られた時間の中で稽古を重ね、こうして初日が開くことに、自分でも関心しています。それはひとえに、三宅さんを始めとする皆さんがいてくれてなせる技。そして、スタッフの皆さんの手際の良さ、チームワークにすごく感動しております。あとはお客様が最後のピースです。ご来場頂いて、喜んでもらえれば完成となります。どうぞ皆さん、楽しんでください。■西田尚美 コメント鎌塚さん、羽を伸ばすことなんて出来るのでしょうか。列車っていろんな車両があっていろんな人がいて、本当楽しいですよね。鎌塚さんとスミキチと柳平がちょっとしたことに巻き込まれるシーンがあるのですが、毎回観ては笑ってしまいます。舞台転換にも色んな仕掛けが施されていて……あぁ早くお客様に観ていただきたいです! そしてやはりなんといっても鎌塚アカシはじめ、登場人物のチャーミングなこと! お稽古しながら、至福な時を過ごしています。<公演情報>M&Oplays プロデュース 『鎌塚氏、羽を伸ばす』2022年7月17日(日) ~8月7日(日) 本多劇場作・演出:倉持裕【登場人物】鎌塚アカシ(北三条家執事長):三宅弘城綿小路チタル(綿小路公爵家当主):二階堂ふみ真鍋リョウスケ(綿小路家庭師見習い):櫻井海音宇佐スミキチ(ノギクの従者):玉置孝匡柳平トクジ(実業家。その正体は詐欺師):マキタスポーツ諏訪ノギク(諏訪公爵夫人):西田尚美【地方公演】■富山公演8月11日(木・祝) 富山県民館ホール■愛知公演8月13日(土)・14日(日) 東海市芸術場大ホール■島根公演8月16日(火) 島根県民会館 大ホール■岩手公演8月21日(日) 北上市文化交流センター さくらホール 大ホール■新潟公演8月24日(水) りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場■大阪公演8月27日(土)・28 日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2022年07月17日KERA・MAP #010『しびれ雲』が、11月6日から12月4日にかけて東京・本多劇場で上演されることが決定した。劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、主宰劇団「ナイロン100℃」以外の演劇活動の場として2001年にスタートした「KERA・MAP」。その第10回公演となる本作は、#009として世田谷パブリックシアターで上演された『キネマと恋人』の再演以来、KERA・MAPとしては約3年ぶりの新作公演となる。出演者は、本多劇場初出演となる井上芳雄を始め、緒川たまき、ともさかりえ、松尾諭、三宅弘城、三上市朗、萩原聖人など、多方面で活躍する幅の広い俳優陣が集結。併せて、昭和の雰囲気漂うレトロな映画のポスターのようなビジュアルも公開された。本作は本多劇場で上演後、12月8日から11日にかけて兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、12月17日・18日に福岡・北九州芸術劇場 中劇場、12月24日・25日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場で上演される。■作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント『キネマと恋人』以来、久しぶりのKERA・MAP。これが50代最後の戯曲、最後の公演になる。『キネマ~』の舞台にもなったあの島を舞台に、全く異なるトーンの作品を書く。まだコレの前作を執筆しているので実際にはないが、きっと私の書斎の机には小津安二郎や岸田國士やアキ・カウリスマキの諸作が積み上げられることだろう。小さな、喜び、悲しみ、驚き、嫉妬、幸せ、不幸、ぼんやりした時間を描きたい。またもや素敵なキャストが集まってくれた。かつて小津は「僕は豆腐屋だ。せいぜいガンモドキしか作れぬ。トンカツやビフテキはその専門の人々に任せる」と言ったが、なんでも屋の私は今回、豆腐を作ってみる。還暦を前にして豆腐を作りたくなるのも、自然なことのように感じる。美味い豆腐が出来ますように。<公演情報>KERA・MAP #010『しびれ雲』作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演:井上芳雄、緒川たまき、ともさかりえ、松尾諭、安澤千草、菅原永二、清水葉月、富田望生、尾方宣久、森準人、石住昭彦三宅弘城、三上市朗、萩原聖人【東京公演】11月6日(日)〜12月4日(日) 下北沢 本多劇場チケット一般発売日:9月24日(土)【兵庫公演】12月8日(木)〜11日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール【北九州公演】12月17日(土)・18日(日) 北九州芸術劇場 中劇場【新潟公演】12月24日(土)・25日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場お問い合わせ:キューブTEL:03-5485-2252(平日12:00~17:00)キューブ オフィシャルサイト:
2022年07月15日加藤健一事務所8月公演『スカラムーシュ・ジョーンズ or 七つの白い仮面』が、8月18日から28日まで東京・本多劇場にて上演される。本作はイギリスの作家ジャスティン・ブッチャーが手掛けた一人芝居。夜の娯楽として「喜劇的で風刺的な千年紀の物語を書く」と自らに課して書いた作品で、作中にはブッチャーの両親・親族の生まれや人生、そして自身が得てきた様々な経験が盛り込まれている。2001年にダブリン・シアター・フェスティバルにて初演、2021年にウィルトンのミュージックホールなどで上演され、今回の加藤健一事務所公演が日本初演となる。1899年12月31日、19世紀の終わり、大晦日のカーニバルの中、美しい褐色の肌を持つ女から生まれた小さな赤ん坊は抜けるように白く、何か特別なことのために生まれてきた子だ……と、つけられた名前は道化師を意味する、スカラムーシュ。生涯で唯一“我が家”だといえる場所を僅か6歳で後にし、たった一日で孤児となり、奴隷となり、流浪の身となり……そしてこれが、これから長く続く波瀾万丈な旅路へのスタートとなる。時にその光景や匂いに恍惚とし、この世のものとは思えぬ魅力的な音楽と共に旅をした。自身の透き通るような白い肌によって巻き込まれた数奇な運命は、恐怖と喜びに満ちていた。そして今夜は1999年12月31日、20世紀のどん尻でありミレニアム・イブ。大きな花火が打ち上がる大晦日にスカラムーシュ“道化師”が己の人生を、仮面を剥がすように語り始める。加藤健一事務所は、1980年、役者・加藤健一が一人芝居『審判』を上演するために立ち上げ、劇団員は加藤健一のみ。上演プログラムからキャスティング、演出、照明、音響、美術、衣裳など全てにわたって加藤本人がプロデュースするという体制をとっている。今回演出は鵜山 仁が務めた。チケットは、7月3日より一般発売が開始される。■加藤健一 コメント2年半にも及ぶコロナとの長い闘いで、文字通り「刀折れ矢尽き」立っているのがやっとという日々の中、心に灯り続ける温かい光は、劇場に足を運んで下さる皆さまとの目に見えない絆です。そんな皆さまのエールにお応えするには、役者加藤健一が全身全霊で舞台に立つ姿をお見せするしかないと考え、この一人芝居を選んでみました。『スカラムーシュ・ジョーンズ or 七つの白い仮面』は、今の僕にとって8,000メートル峰単独登頂に挑むような心境です。「そこに山があるからだ」と言った登山家がいますが、目の前に高い山が現れると、危険を顧みず挑んでみたくなるのは、舞台に生きる芝居者の性でしょうか。皆さまの応援だけが頼りです!!『スカラムーシュ・ジョーンズ or 七つの白い仮面』スチール撮影裏側<公演情報>『スカラムーシュ・ジョーンズ or 七つの白い仮面』2022年8月18日(木) ~8月28日(日) 下北沢・本多劇場【日時】8月18日(木) 14:008月19日(金) 14:008月20日(土) 14:008月21日(日) 14:008月22日(月) 14:008月23日(火) 休演日8月24日(水) 19:008月25日(木) 14:008月26日(金) 14:008月27日(土) 14:008月28日(日) 14:00【チケット料金】前売:5,500円当日:6,050円学生:2,750円(学生証提示、当日のみ)一般発売:7月3日(日) 10:00より【キャスト / スタッフ】出演:加藤健一作:ジャスティン・ブッチャー訳:松岡和子演出:鵜山 仁美術:乘峯雅寛照明:古宮俊昭音響:秦 大介映像:浦島 啓衣裳:加納豊美マイム指導:小島屋万助舞台監督:畑﨑広和チケットはこちら:公式サイト:
2022年07月01日近鉄は、窓口に並ばずにスマートフォンで購入し、「デジタルきっぷ」として電車、バスや観光施設などが利用できる「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」(特急券なし/近鉄名古屋駅発)を5月30日(月)から発売します。「デジタルまわりゃんせ」は、大人7,500円で、首都圏からのお客さまの玄関口となる近鉄名古屋駅から、伊勢・鳥羽・志摩エリアの近鉄電車、路線バス、定期船が4日間乗り放題、志摩スペイン村パルケエスパーニャ、鳥羽水族館や賢島エスパーニャクルーズといった23カ所の観光施設への入場券、手荷物の無料配送サービスなどの特典がセットされた、大変お得なきっぷです。お客さまは、デジタルきっぷ専用サイトできっぷを購入し、近鉄名古屋駅の自動改札機にスマートフォン画面のQRコードをかざして旅が始まります。現地では、バス・船や観光施設がスマートフォン画面の提示で利用できるため、スマートフォン一つで、シームレスに伊勢・鳥羽・志摩エリアを周遊できます。ぜひ、この機会に、「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」を利用して、伊勢・鳥羽・志摩エリアの魅力を満喫していただきたいと考えています。※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。【 デジタルきっぷ利用イメージ(自動改札機) 】【 利用いただける観光施設等 】詳細は次のとおりです。1.きっぷの名称 「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」(特急券なし/近鉄名古屋駅発)2.発売期間 2022年5月30日(月)10時00分 ~ 2022年12月26日(月)※購入は利用開始日の1カ月前から利用開始日まで3.利用期間 2022年5月30日(月)10時00分 ~ 2022年12月29日(木)※利用開始日当日購入可能4.有効期間 乗車開始日から4日間有効5.内容 (1)近鉄電車・近鉄名古屋駅~フリー区間(松阪駅~賢島駅)の往復乗車券・フリー区間(松阪駅~賢島駅)乗り放題※特急券はセットされていません。特急列車を利用の場合は別途特急券等が必要です。「インターネット予約・発売サービス」(チケットレス)のご利用が便利です。(2)松阪(松阪中央病院~松阪駅前~春日町)・伊勢・鳥羽・志摩地区の三重交通路線バス、鳥羽市かもめバス 乗り放題(3)鳥羽市営定期船、志摩マリンレジャーあご湾定期船 乗り放題(4)伊勢神宮内宮⇔伊勢志摩近鉄リゾートホテル直行バス「パールシャトル」片道1回利用券(5)松阪・伊勢・鳥羽・志摩地域の23の指定観光施設入場・入館券(各1回)【対象施設】本居宣長記念館、旧長谷川治郎兵衛家、旧小津清左衛門家、松阪市立歴史民俗資料館、文化財センターはにわ館、斎宮歴史博物館、お伊勢まいり資料館、伊勢河崎商人館、賓日館、伊勢忍者キングダム、鳥羽水族館、ミキモト真珠島、鳥羽湾めぐりとイルカ島、マコンデ美術館、志摩スペイン村パルケエスパーニャ(パスポート)、伊勢志摩温泉 志摩スペイン村「ひまわりの湯」、志摩パークゴルフ場、都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト「アクアパレス」、都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト「ともやまの湯」、賢島エスパーニャクルーズ、海ほおずき、愛洲の館、伊勢現代美術館(6)手荷物の無料配送サービス(指定宿泊施設から自宅まで手荷物(1個)を無料配送)(7)その他特典・オリックスレンタカー約30%引き、伊勢志摩スカイライン通行料約30%引き・鳥羽市内の旅館・ホテルの温泉施設が割引料金で日帰り入浴可・賢島宝生苑「朝なぎの湯・夕なぎの湯」が割引料金で日帰り入浴可・伊勢湾フェリー(鳥羽~伊良湖間)約10%引き・津エアポートライン(中部国際空港~津なぎさまち間)の片道運賃約20%引き※津なぎさまち~津駅間のバス乗車券付・協力店でお土産物・飲食割引などの特典サービス6.発売額 大人7,500円 こども(小学生)4,200円7.発売箇所 きんてつチケットEモール(WEBサイト)※きんてつチケットEモールへは、スマートフォンからアクセスしてください。※ご案内ページURL( )< 参 考 >■デジタルきっぷのご利用方法■QRコードリーダー設置駅近鉄名古屋駅、伊勢市駅、宇治山田駅、五十鈴川駅、鳥羽駅、鵜方駅、賢島駅の計7駅の一部の自動改札機にQRコードリーダーを設置しています。※このほか、松阪駅の有人改札口にQRコード読取機能を備えた専用端末を設置することで、QRコードでの乗降可能駅とします。※対象駅は順次拡大していく予定です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月25日舞台『クランク・イン!』が2022年10月7日(金)から30日(日)まで東京・本多劇場で上演され、その後、静岡、大阪、愛知公演が行われる。作・演出は岩松了が務め、眞島秀和、吉高由里子、秋山菜津子らが出演する。岩松了の新作舞台『クランク・イン!』舞台『クランク・イン!』は、人間の内部で無意識に動く感情をリアルに生々しく表現することに定評のある劇作家・演出家の岩松了の新作。“映画監督の妻”と“その監督の愛人であった女優”が、時を経て共感とも友情ともとれる感情を抱いていく様子を、モノローグで築かれる回想ドラマとして描いた二人芝居『そして春になった』をベースに、新しい悲喜劇を届ける。映画の製作現場を舞台にした悲喜劇舞台となるのは映画製作の現場。クランクインを前に、1人の新人女優の訃報が届く。彼女は監督の別荘の湖に溺れて死んだ事故となっていたが、事故当時に持っていたはずのお気に入りのポシェットが見つからないなど、真相はよくわからないままだった。そんなあやふやな状況の中、撮影がスタートする。彼女の死は本当に事故によるものなのか?事件であるとしたら、誰が彼女を殺したのか?映画に関わる女性たちの思惑と愛憎が次第に監督を追い詰めてゆき、やがて悲劇的な結末を迎える―――。眞島秀和・吉高由里子・秋山菜津子らが出演そんな悲喜劇『クランク・イン!』は、豪華なキャストも見どころの一つ。シリアスからコメディまで多彩に演じ分ける眞島秀和、数多くの作品で様々な表情を魅せる吉高由里子、これまで数多くの演劇賞を受賞してきた実力派・秋山菜津子が出演する。■並木顕之(眞島秀和)映画監督。新人女優・堀美晴の訃報により暗礁に乗り上げていた映画製作の現場で、緊張感に満ちた指揮で撮影を進める。自分の別荘の湖で堀美晴が亡くなっていたということもあり、女性たちから追い詰められていく。■ジュン(吉高由里子)プロデューサーの紹介でそれなりの役に抜擢された女優。次第に現場で存在感を増してくる。■羽田香織(秋山菜津子)ジュンの存在に追い込まれていく主演女優。撮影現場では、殺気だった指揮をとる監督・並木から、容赦ないダメ出しを受ける。さらに、ベテラン女優役に伊勢志摩、マネージャー役に富山えり子、若手女優役に石橋穂乃香が名を連ねる。公演概要M&Oplaysプロデュース『クランク・イン!』作・演出:岩松了出演:眞島秀和、吉高由里子、伊勢志摩、富山えり子、石橋穂乃香、秋山菜津子■東京公演公演日程:2022年10月7日(金)~30日(日)会場:本多劇場住所:東京都世田谷区北沢2-10-15※他、静岡、大阪、愛知公演あり【問い合わせ先】(株)M&OplaysTEL:03-6427-9486(平日11:00~15:00)
2022年05月16日ゴツプロ!『十二人の怒れる男』が、5月13日に東京・本多劇場にて開幕。前日夜に公開されたゲネプロの様子をレポートする。なお本記事はネタバレを含んでいるので、鑑賞前の読者は注意して欲しい。テレビドラマ(1954年)として放送され、舞台化・映画化(1957年)もされている本作は、アメリカの脚本家レジナルド・ローズの代表作だ。日本でもさまざまなキャスト・スタッフが挑み、数多くの上演版が存在している不朽の名作を、今回はゴツプロ!初参加の西沢栄治による演出で立ち上げる。会場入りして驚いたのは、四方を客席に囲まれたオープンステージ。舞台空間を額縁のように切り取ったプロセニアム形式が主流だった本多劇場で初めての試みだという。父親殺しの容疑で起訴された少年の罪について、年齢や境遇の異なる12人の陪審員が自分のプライドや信条をもとに審議しぶつかり合う。観客はプロレスのリングや相撲の土俵をイメージさせるこの“コロッセオ”(円形闘技場)で、12人が交わす言葉と感情の応酬を見守るのだ。有罪・無罪を問わず、判決は全員一致でなくてはならない。誰もが少年の有罪を確信する中で、陪審員の一人が「もし我々が間違えていたとしたら」と異議を唱える。少年に不利な証言の疑わしい点を再検証するよう彼が働きかけると、他の陪審員が抱えるさまざまな思い込みや先入観、無関心が浮き彫りになっていく。最終的に全員が無罪に転じる法廷劇の金字塔であることは広く知られている。だからこそ、議論の来し方行く末を通じて炙り出される男たちの“生き様”がどのように立ち上がっているか──。そこが鑑賞のポイントになるだろう。この点において、演出の西沢やゴツプロ!主宰の塚原大助(4号)をはじめとするカンパニーは奇をてらうことなく、硬派なクリエーションに徹した。たとえばそれは、発話している相手に対する“体の向き”に表れる。劇中で偏見にまみれた男が総スカンを喰らい、冷戦沈着で論理的な4号を除く全員から背を向けられるシーンがある。この時ばかりは他人の言動にすぐ同調する男、持論を押しつける男、少年と同じスラム街出身の男、早く議論を終わらせたい男たちが全員一定のモラルで抗議の意を示していた。議論への熱意や少年に対する印象にそれぞれグラデーションのあった一同が見せる良心に、思わず胸を掴まれた。キャストは塚原(4)のほか、ゴツプロ!メンバーの浜谷康幸(11)、佐藤正和(7)、泉知束(8)、渡邊聡(1:陪審員長)、44北川(6)に加えて、関口アナン(5)、三津谷亮(12)、劇団桃唄309の佐藤達(2)、椿組の木下藤次郎(守衛)、山本亨(3)、ワハハ本舗の佐藤正宏(10)、文学座の小林勝也(9)がキャスティングされている。上演時間は約105分(休憩なし)。公演は5月22日(日)まで。チケット販売中。取材・文:岡山朋代※(カッコ)内の数字は、役名となる陪審員の番号
2022年05月13日眞島秀和、吉高由里子、秋山菜津子らが出演する岩松了の新作 M&Oplaysプロデュース『クランク・イン!』が10月7日(金)~30日(日)東京・本多劇場、その後静岡、大阪、愛知にて上演されることが決定した。日本のチェーホフと呼ばれ、人間の内部で無意識に動く感情を説明的なせりふを排し、物語の核を隠しながらもリアルに生々しく描き出すことに定評のある劇作家であり演出家、岩松了。その新作となる本作は、ある映画監督の妻と、その監督の愛人であった女優という、かつてひとりの男をめぐって憎みあったふたりが、時を経て共感とも友情ともとれる感情を抱いていく様を、ダイアローグのような朗読劇のような、モノローグで築かれる回想ドラマとして描き評判を呼んだ2020年上演の『そして春になった』を下敷きに、映画製作の現場で繰り広げる、ある新人女優の死をめぐる映画監督と女優たちの愛憎と葛藤を悲喜劇として描くという。女たちに追いつめられる映画監督で、本作唯一の男性出演者には、確かな演技力でシリアスからコメディまで多彩に演じ分ける眞島秀和が岩松作品に初参加。強烈な存在感を放つ女優ジュンには、役柄同様に数多くの映像作品で様々な表情を魅せる、こちらも岩松作品初参加の吉高由里子。ジュンの存在に追い込まれていく主演女優には、これまで数多くの演劇賞を受賞してきたベテラン秋山菜津子。さらに、伊勢志摩、富山えり子、石橋穂乃香と個性派キャストが結集した。<あらすじ>ひとりの新人女優・堀美晴が亡くなった。そのために暗礁に乗り上げていた映画の製作が、全員の「この映画を完成させなければ!」という思いで、クランクインの時を迎えた。堀美晴の葬儀は撮影所内でごく内々にすませられた。監督の別荘の湖に溺れて死んだ事故となっていたが、真相はよくわからないままだったのだ。事故ということになっていたが、彼女が事故当時もっていたはずのお気に入りだったポシェットが見つからないことなど、本当に事故なのか、あやふやな状況だった。しかし、映画を完成させるために、動き出さなければならない。そんな状況下での撮影だったため、監督・並木顕之(眞島秀和)の殺気だった緊張感に満ちた指揮ぶりは常軌を逸していると言ってもよかったろう。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの主演女優・羽田香織(秋山菜津子)にも容赦ないダメ出しが飛ぶ。そんな中、プロデューサーの紹介でそれなりの役に抜擢された女優ジュン(吉高由里子)が徐々に存在感を増してくる。撮影のために世間から隔絶された場所で、主演女優、マネージャー(富山えり子)、ベテラン女優(伊勢志摩)、若手女優(石橋穂乃香)、それぞれの思惑と、監督への愛憎が次第に彼を追い詰めてゆく――。堀美晴は殺されたのか、だとしたら誰が彼女を殺したのか、、、映画の現場は次第に混沌としていき、そしてやがて悲劇的な結末を迎える―――。「演劇を見たことがない人にも楽しんでもらえると思います」【岩松了(作・演出)コメント】2020年の12月に上演した『そして春になった』という女性の二人芝居をベースに、男性一人が女性に囲まれるという構成で、映画の撮影現場を舞台にその後の物語を作りたいと思いました。眞島さんは予定していた別の作品がコロナ禍で中止になってしまったので、作品作りを実現したかった。これまでしっかりと仕事をこなして、厚みがある役者さんなので、この役は眞島さんに合うと思ってお願いしました。吉高さんは、デビューしたばかりの頃にドラマで共演しているのですが、その時の印象が強く、いつか自分の作品に出て欲しいと思っていました。男気がありそうで、稽古が楽しみですね。秋山さんはとても信頼している役者さんで、今回は意地悪な役をやってもらいたいと思っています。またご一緒したいと思いながら、15年ぶりになってしまいました。今回は、ちょっと変わった美術を考えていて、演劇を見たことがない人にも楽しんでもらえると思います。とにかく見に来てほしいですね。【眞島秀和コメント】久しぶりに舞台に立てるという喜びと不安、そして楽しみだなぁという気持ちが同時進行しております。岩松さんとは俳優として何度も共演させていただいていますが、演出と演者という立場になった時にどうなるのか、これもやはりワクワクする気持ちと、ビビり倒している気持ちが同時進行しております。久しぶりに本多劇場に立てることが決まりました。見応えのある作品をお届けします!よろしくお願い致します!!【吉高由里子コメント】舞台は3回目の挑戦になります。出演が決まった時も今も、まだ手元に本がないので少し先の未来を想像する日々を、ソワソワしながら過ごしています。どんな世界が見えるのか、どんな感情が揺さぶられるのか。まるで部活動のように毎日顔を合わせて、一から作品を作り上げていく時間がスタッフさんと共演者さんとどんな仲間になっていき、そこにはどんな日々が待ち構えているのか……。不安もたくさんありますが、皆さんと一緒に楽しい日々と学ぶ日々を満喫したいなと思います。よろしくお願いします。【秋山菜津子コメント】岩松作品に呼んでいただくのは、2007年の「死ぬまでの短い時間」以来15年ぶりです。その間、岩松さんとは別作品の舞台で共演させていただいたり、劇場でばったりお会いすることもあり、そんなに時間が経っていたとは思いませんでした。もちろん、今回は出演が決まり、とても嬉しかったです。岩松作品の魅力は、私などが簡単には語ることはできませんので、独特の空気感をどうか劇場で皆さんに感じていただければと思います。この共演者、スタッフの皆さんとどのような作品になるのか、楽しみにしていて下さい!<公演概要>M&Oplaysプロデュース『クランク・イン!』作・演出:岩松了出演:眞島秀和、吉高由里子、伊勢志摩、富山えり子、石橋穂乃香、秋山菜津子主催・製作:(株)M&Oplays2022年10月7日(金)~2022年10月30日(日)会場:東京・本多劇場ほか、静岡、大阪、愛知公演ありお問合せ:(株)M&OplaysTEL:03-6427-9486(平日11:00~15:00)
2022年05月13日4月21日に東京・本多劇場にて初日を迎える、赤堀雅秋プロデュース『ケダモノ』。上演に先駆けて、初日前会見、公開ゲネプロが行われた。前回公演から約2年半ぶりとなる本公演には、門脇麦がヒロインとして初参加。そして赤堀作品に多数出演経験のある荒川良々、赤堀自身が座付き作家を務める「劇団姦し」のあめくみちこ、そして清水優、新井郁という映像・舞台で幅広く活躍するバイプレイヤーが揃った。初日前会見には、大森、門脇、荒川、あめく、赤堀、田中が登壇。作品について、作・演出、そして猟師を演じる赤堀は「物語としてはコロナ禍の田舎町の日常を描いた話」と説明。「このコロナ禍の2年間の鬱積した空気感を描ければなという作品にしたつもりです」と話す。物語の中心となるリサイクルショップを経営し、ある依頼から日常が変わっていく手島を演じる大森。ユニットとして3作品目となる本作、これまで積み重ねてきた創作のだいご味について、「しばらく赤堀君としか舞台をやっていませんので、習慣化しつつある」と表現。「毎回、赤堀君自身が自分を追い詰めて作品を書き上げている姿を目の当たりにしているので、そこから絞り出してきた、赤堀君の中の怖さが、毎回増している気がして。楽しくも緊張感をもってやらせていただいています(大森)」。大森演じる手島とつるむ、怪しげな自称・映画プロデューサーのマルセル小林を演じる田中は「マルセルさんと呼ばれているけどその説明がない、いい加減なおじさんの役」と笑う。また作品について、「毎回血を流しながら絞り出してセリフを書いてくる姿に感動して。毎回素晴らしい作品ですが、今回は本当に新しい一面を見られる、自信をもってお届けできる作品になりました(田中)」と自信を見せた。キャバクラで働き、ある望みをもつマイカを演じる門脇。学生時代に赤堀の舞台を見たときから共演をしたかったという。「脚本があがってくる度に、胸が揺さぶられ、一言演出される言葉だけでも、自分の感性的にすべてにおいて違和感がない。もちろん大森さん、田中さんと舞台でこれだけご一緒するのははじめてで、なんて贅沢なのだろうという時間を過ごしていました」と稽古期間を振り返った。今作は、大阪、北海道でも上演。大森は「今日やっと初日をむかえることができました。下北沢でしばらくやって、どんどん芝居が変わっていくと思います。どんどん変わっていく生々しい芝居を楽しんでいただきたいです。大阪と、北海道の方にも行かせてもらいますので、各地行くのをみんな楽しみにしておりますので、ぜひお待ちしております」と意気込んだ。公演は4月21日(木)から5月8日(日)まで、東京・本多劇場にて。その後、5月14日(土)から15日(日)に北海道・かでるホール、5月20日(金)から5月22日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。チケットは発売中。
2022年04月25日よみうりランドに隣接する新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」が、花とデジタルのアートショー新作「花を愛した画家 モネ、ルノワール、ゴッホ ~デジタルで描かれる植物と絵画の世界~」を開催します。モネ×ルノワール×ゴッホの名画の世界へ!花×デジタルのアートショー「HANA・BIYORI」の人気コンテンツである、花とデジタル技術を組み合わせたプロジェクションマッピングショー。そのアートショー第5弾であり、偉大なアーティストが残したアート作品などを没入感のあるイマーシブデジタルコンテンツとして表現するプロジェクト「Art+」の第1弾となる今回は、印象派として名高いクロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、フィンセント・ファン・ゴッホの「植物」が描かれている絵画にフォーカスしています。モネが人生の半分近くをかけて向き合ってきた「睡蓮」、ルノワールが絵を見た全ての人が幸せになってほしいと想いながら描いた「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」、晩年のゴッホが描いた「ひまわり」「星月夜」など、印象派の代表的な絵画の世界へと飛び込むような感覚で体験できます。1番の見どころはエンディング。モネ、ルノワール、ゴッホが描いた花が、同時に一面に舞い、画家3名の豪華絢爛なコラボレーションシーンが繰り広げられます。また、昨年も好評だった春限定バージョン「ひだまりに咲く春の花々」も公開。「花を愛した画家 モネ、ルノワール、ゴッホ~デジタルで描かれる植物と絵画の世界~」と併せて、2種類の異なるアートショーを楽しむことができます。夜桜ライトアップも実施3月19日(土)から4月3日(日)までは、園内の桜をライトアップする「夜桜びより」を開催。開催中の和のイルミネーション「HANAあかり」と合わせ、夜桜と竹あかりが共鳴する華やかな風景を堪能できます。【詳細】「花を愛した画家 モネ、ルノワール、ゴッホ ~デジタルで描かれる植物と絵画の世界~」期間:2022年3月12日(土)~7月15日(金)(予定)※春限定バージョンは6月2日(木)まで(予定)料金:無料 ※入園料別途場所:HANA・BIYORI館内住所:住所:東京都稲城市矢野口4015-1(よみうりランド遊園地隣接)※敷地は東京都稲城市と神奈川県川崎市にまたがる。■「夜桜びより」期間:3月19日(土)~4月3日(日)※期間中の営業時間は20:00まで※休園日・営業時間は変更する場合あり。最新の情報は公式サイトを確認。
2022年03月09日三宅弘城、二階堂ふみ、マキタスポーツ、西田尚美らが出演するM&Oplaysプロデュース「鎌塚氏、羽を伸ばす」が7月17日(日)より本多劇場にて上演されることが決定。メインビジュアルも公開された。完璧なる執事として名高い鎌塚アカシは、密かに思いを寄せていた女中の上見ケシキに失恋したことから、すっかり元気をなくし、見かねた主人から休暇を言い渡されたが、これまで仕事一筋だったアカシは休み方を知らない。途方に暮れていたところ、ひょんなことから豪華寝台特急「アルビオン」の切符が舞い込んできた。その車内で、かつて仕えていた綿小路家の令嬢チタルと再会。チタルの従者は憂い顔の若い青年・真鍋リョウスケ。聞けば、彼はつい先日綿小路家で起きた殺人事件の犯人として容疑をかけられているという。名家の令嬢でありながら探偵に憧れているチタルは真相究明に燃えている。この列車に乗り込んだらしい真犯人をつきとめるべく、アカシに協力を要請、結局乗客の身辺調査を開始する。そんな中、列車の中でも第2の事件が起こる――。本作は、三宅さんが主演を務め2011年から定期的に上演している「鎌塚氏シリーズ」の第6弾となる新作。ヒロインに「鎌塚氏、腹におさめる」で登場した推理好きの令嬢・綿小路チタルを演じた二階堂ふみが再登場し、豪華列車を舞台に、鎌塚アカシと共に難事件に挑戦。断崖絶壁、長い鉄橋、なぜか危険な場所ばかり走る列車を舞台に展開するスクリューボールコメディ(&少しミステリー)だ。三宅さん演じる完璧なる執事・鎌塚アカシ、二階堂さん演じる綿小路公爵家当主・綿小路チタルのほか、綿小路家庭師見習い・真鍋リョウスケ役で舞台初挑戦の櫻井海音。ノギクの従者・宇佐スミキチ役で、「鎌塚氏シリーズ」には第1弾から参加している玉置孝匡。詐欺師の裏の顔を持つ実業家・柳平トクジ役でマキタスポーツ。クイズ好きの侯爵夫人・諏訪ノギク役で西田尚美が出演する。本公演のチケットは、5月14日(土)より発売される。キャスト・スタッフコメント■作・演出/倉持裕思い返せば、コロナといえば車かエアコンぐらいしか思い浮かばなかった時代に、最後に打った芝居が、前作『鎌塚氏、舞い散る』であった。はたして今、またあの頃のように喜劇が作れるのか、という不安が一瞬よぎったが、そもそも、このシリーズの一作目『鎌塚氏、放り投げる』を発表したのは東日本大震災の直後であった。ここでもう一度、「こんな時こそ喜劇を」という、当時の気概で臨みたい。今回の舞台は豪華寝台特急。となれば、列車はブレーキが壊れて暴走するだろうし、途中の橋はきっと崩れているだろう。そうした期待に一つ一つ応えていきたいと思う。■三宅弘城完璧なる執事、鎌塚アカシが帰ってきます。シリーズ4作目「鎌塚氏、腹におさめる」で二階堂ふみさんが演じた綿小路チタルと共に。今作が初舞台、そして私と同じくドラマーでもある櫻井海音さん、明らかにひと癖ありそうなマキタスポーツさん、気品溢れる西田尚美さん、常連の玉置孝匡さん、今回もワクワクするメンツが揃いました。5作目の壁を越えた今、次は10作目を目指しますんで!■二階堂ふみ大ファンだったシリーズに、久しぶりに参加させて頂くことが決まり感激しております。倉持さんのセンス溢れるユーモア、鎌塚氏演じる我らが座長三宅さんの俊敏さが創り上げる、オリジナリティ溢れる"鎌塚氏シリーズ"前回出演させて頂いた『鎌塚氏、腹におさめる』から5年。少し大人になったチタルとして全力で鎌塚氏を困らせたいと思います。よろしくお願いします!■櫻井海音今回が舞台初挑戦となりますが、人生初舞台がこの鎌塚氏シリーズで飾れることを光栄に思います。これまでのシリーズ作を拝見し、より身が引き締まる思いと、この中に自分が参加できるというワクワクで気持ちが昂っています。今できる表現を全てぶつけて皆さんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。初めてのことばかりで不安もたくさんありますが、共演者、スタッフの皆さんと素敵な舞台を作り上げられたら嬉しいです。■玉置孝匡シリーズ第一弾から、鎌塚氏に何かとちょっかい出したり、時には手伝ったり共に闘ったり…、敵なのか味方なのか?良きライバルと勝手に、一方的に思い込んでいる執事、スミキチ役で出演させていただいております。シリーズに継続して出させていただけてとても嬉しいです!貴族社会で活躍するとても上品な執事の物語ですが、意外とアクションシーンがあったりして、体力が必要です。夏の上演に向けて、今から身体を作っていきます!夏が楽しみです!■マキタスポーツこの度、鎌塚氏シリーズに出演することになりましたマキタスポーツです。本作に出るために、上京し、一万人規模のオーディションをくぐり抜け、演出家の厳しい指導を耐え忍び、やっとのことで掴み獲った役です。はい、もちろん嘘です!でも、今回は「鎌塚氏、羽を伸ばす」。このような情勢ではありますが、皆様も羽を伸ばしに劇場にいらしてください。お客様に会えることを楽しみにしております。それは本当です!■西田尚美鎌塚氏、大好きなんです。毎シリーズ楽しみで観に行っていた作品に、まさか自分が出られるなんて…震えます。舞台を観るのはとても好きなのに、立つことはとても怖いです。台詞覚えられるのだろうか…。不安はたくさんありますが、あの世界に自分がいるのを想像すると畏れ多くもニヤけてしまうのです。私は一体どんなキャラクターになるのでしょうか。三宅さんはじめキャストの皆さんとのお稽古、今からすごく楽しみにしています。今まで観て来られた方にも、初めて観る方にも楽しんでいただけるように頑張ります!M&Oplaysプロデュース「鎌塚氏、羽を伸ばす」は7月17日(日)~8月7日(日)本多劇場にて上演。※地方公演あり(cinemacafe.net)
2022年02月28日小沢道成の代表作であり、2014年の初演以来4度目の上演となる、小沢道成ひとり芝居『鶴かもしれない2022』が2月23日(水・祝)に下北沢・本多劇場にて開幕、コメントが到着した。東京の繁華街で泣き崩れたひとりの女。通りかかった心優しい若者が「大丈夫ですか」と声をかける。誰もが知る童話『鶴の恩返し』を現代版に置き換えた本作は、たくさんの人に愛されてきた。そんな本作が長い時を経てまた新しい作品へと生まれ変わる。音楽・美術・衣裳・ヘアメイクに加え、物語自体も新しい演出にて描き、本多劇場に一人で立つ小沢の想いを存分に詰めた作品を目に焼きつけてほしい。前作『オーレリアンの兄妹』が第66回岸田國士戯曲賞最終候補作品にノミネートされ、期間限定(2022年2月22日〜3月1日)でWeb公開され、ますます注目を集める。そんな小沢の一年間の創作活動を追ったドキュメンタリー映像『メイキングかもしれない~小沢道成の創作活動に密着~』()は現在YouTubeにて公開中。1年間にわたる創作活動をリアルタイムで発信してきた。「創作の現場を開示することで、演劇界だけでなく、これからのものづくりにかかわるすべての方に少しの刺激と少しのヒントになれば」と、映像ディレクターの谷口恒平とともに歩んできたメイキング映像も、今週末の千穐楽と共に最終回を迎える。■小沢道成コメント本多劇場へやって来ました。舞台美術・衣裳・ヘアメイク・照明・音響・ロビー、全てが揃った風景を目の前に、今、このコメントを書いています。思い返せば、本多劇場と僕の強烈な思い出は、2020年6月に参加した無観客生配信の時のことです。誰も椅子に座っていない、笑い声も聞こえない、そんな中で上演した忘れられない出来事。今、劇場の椅子に座りながら、なんだかあの時よりもあたたかく感じています。あれから数々の舞台が上演され、それを観に劇場へ来た方がいるからなのでしょう。上演し続ける人たちがいて、それを観にくる人たちがいて、やっと劇場の空気が出来上がる。僕もその一員になれたらいいな、あたたかさを繋げていきたいな、そんなことを思いながら、今から始まる怒涛の本番に励むわけです。呼ばれました、行ってきます。5日間だけの上演、儚いけども贅沢で楽しい時間をお届けします。上演は2月27日(日)まで。チケットぴあでは各公演前日までチケットを発売中。
2022年02月24日劇団岸野組(主宰:岸野幸正)主催、劇団岸野組『石川五右衛門外伝TOKYO2022春』が2022年3月30日 (水) ~2022年4月3日 (日)に本多劇場(東京都世田谷区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにて発売中 公式ホームページ 石川五右衛門は言った。「俺の子孫なら、あきらめるな!」と。初老のホームレス・石川五朗は時代遅れの任侠道を尊ぶ男。そんな五朗が出会ったのは、女ばかりの探偵たち。彼女たちに共感した五朗は仲間に入るのだが、大きな敵と対峙する事になる。追い詰められた五朗の前に現れたのは、彼の先祖だという、かの大泥棒・石川五右衛門。はてさて、これは夢まぼろし?それとも?劇団岸野組がお送りするハードボイルドコメディ!劇団岸野組劇団岸野組は、劇団薔薇座出身の俳優岸野幸正を主宰として1990年「幕末太陽傳」公演で 旗揚げしました。娯楽劇を目標に、年齢性別を問わない幅広い層のお客様に楽しんでいただける作品創りを続けております。公演概要劇団岸野組『石川五右衛門外伝TOKYO2022春』公演期間:2022年3月30日 (水) ~2022年4月3日 (日)会場:本多劇場(東京都世田谷区北沢2-10-15)■出演者岸野幸正 / 山崎和佳奈 / 山口紗貴 / 成瀬瑛美 / 川本紗矢 / 奥戸裕子 / 上岡昌雄 / 中村美緒 / 岡田有紀 / 宗金英里子 / 手島祐香 / 山口紗由美 / 松田祐司 / 兼岩玲志 / 重信千実弥 / 樋口紀代 / 三國里菜【トリプルキャスト】: 福山潤(3/30(水))、石戸谷克馬(3/31(木)、4/1(金))、内田夕夜(4/2(土)、4/3(日))■スタッフ台本:観世桂男演出:岸野幸正音楽:星出尚志振付:香坂千晶美術:皿田圭作照明:日高勝彦(日高舞台照明)音響:清水吉郎、マツダトモコかつら:太陽かつら宣伝美術:イノリユキエ(hypeLLP)大道具:志賀克也衣裳:岸野組衣裳部舞台監督:大倉正章制作:山路清子企画製作:劇団岸野組1990プロジェクト■公演スケジュール3月30日(水)19:003月31日(木)15:004月1日(金)15:004月2日(土)15:004月3日(日)13:00※開場は、開演の30分前■チケット料金前売:6,000円(全席指定・税込)※ペア券・高校生割引は劇団への申込のみ取り扱い 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月24日小沢道成が作・演出・出演する一人芝居『鶴かもしれない2022』が2月23日より下北沢・本多劇場にて開幕する。本作は、童話『鶴の恩返し』をベースに、設定を現代の東京へと置き換えて、犠牲的な女の愛を描く。2014年に明大前の小さなギャラリーで初上演されてから、16年にOFF・OFFシアター、20年に駅前劇場と、着実にスケールと深みを増していき、今回はいよいよ本多劇場での上演となる。ただ小沢は「この作品は、僕が日常生活の中で思うことを大切にしながら作っています。どの劇場でやるのも同じ創作の仕方をしていて、本多劇場だからといってより力が入ることはなく、今まで通りに創作をやっていこうと思っています」と冷静だ。今回の2022版にあたっては、オレノグラフィティが音楽を手掛けるほか、山本貴愛の美術、藤谷香子(FAIFAI)の衣裳など、実に多彩なスタッフ陣がそろう。小沢は「視覚的にも、聴覚的にも楽しめるものを作ろうと思っています。一言で言うなら、こんな豪華な一人芝居、僕は観たことがない。お金を払ってよかったなと思ってもらえる芝居にしたいです」。上演時間は約70分を予定。改めて一人芝居の面白さ、難しさを尋ねると、小沢は「舞台上にいる1人の人間を観続けることって、とてつもなく飽きることだと思います。でも、一人芝居と言っても、周りには面白いアイデアを持つ多くのスタッフ陣がいる。みんなでつくって、みんなに支えてもらって、観にきているお客さんに楽しんでもらおうと思っています。でも舞台上にはひとり。きっとそんな姿を観て、お客さんも『明日も頑張ろう』と思ってもらえるんじゃないかな」と語る。小沢といえば、創作の過程を積極的に公開しているのも印象的。本多劇場グループ総支配人の本多愼一郎や、歌手で俳優の小泉今日子らと対談を実施したり、「メイキングかもしれない」というタイトルでドキュメンタリー映像を配信したり。現にそれらの企画を通じて、小沢の存在を知ったり、作品に興味を持ったりする人も多いと思う。改めて発信の意図を尋ねると、小沢は「僕はクリエイターなので、モノをつくればいい。けれど、つくったモノを観てもらうことも一つの仕事だと思っています。情報を発信しないと、観てもらえる人にも情報が行き渡らないし、劇場に足を運んでもらえない。クリエイターといえども、制作チームと協力して発信することは大切だと思っています」と説明した。小沢は「僕は誰にでも気に入られたいタイプ」と自身を分析しつつ、「とはいえ、好き嫌いは誰しもあると思うんです。僕も舞台を観ていて『なんか僕は好きじゃないかも』と思う時があるし、それは裏を返せば『こういう舞台が好きなんだ』という気づきにもなる。10人に8人ぐらいには好きになってもらえるものを目指して作っているので、ぜひ楽しみにしていてください」。公演は27日(日)までの計5回。前売り・当日5000円。U22チケット2200円。ぜひお見逃しなく!取材・文:五月女菜穂
2022年02月18日キ上の空論#15『朱の人』が2022年4月13日(水)~4月17日(日)に本多劇場(東京都世田谷区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて2/23より一般発売開始予定です。カンフェティにて2/23(水・祝)11:00より一般発売開始 公式Twitter おしゃべりだった兄の話をしようと思って、兄は1999 年の夏に、はじめてセックスしたらしくって、それは全然好きな女じゃなかったらしいんだけど、見栄を張る為だけに、その、“いたした”らしくって。見栄が兄のだいたい全部だったので・・・そう、それで、中学2年生の兄は底抜けに明るい男で、制服のズボンをケツまで落として、父のマルボロをくわえて、それは僕からしたら『無敵』だった。あの時は本当に、兄は世界の中心だったと思うんです。それで、兄が高校1年生の時、ええ、演劇に出会ったのが、兄の不幸の始まりでした。先に言っておくと、兄はこの先、壊れます。それで、あともう一つ言っておきますと、これは「演劇」の話ではなくて、まずそれは違くて、まずこれは、「兄」という「人間」の話で。壊れていく「兄」と、滅んだ「僕」と。あと、兄に関わった、兄を愛したり、憎んだりした「周りの人達」の。まぁ別に大した話じゃありません。公演概要キ上の空論#15『朱の人』公演期間:2022年4月13日(水)~4月17日(日)会場:本多劇場(東京都世田谷区北沢2-10-15)■出演者村田充 / 藤原祐規 / 久下恭平 / 竹石悟朗 / 富田麻帆 / 佃井皆美 / 岩井七世 / 齋藤明里 / 林勇輝 / 櫻井紗季 / 藍澤慶子 / 陽和ななみ / 平山佳延 / 片瀬成美 / 福井夏 / シミズアスナ / 井筒しま / 三濃川陽介 / 木村圭介 / 林竜三■スタッフ脚本・演出: 中島庸介(キ上の空論) / 音楽: 堀山俊紀 / 舞台監督: 住知三郎 / 照明: 若原靖 / 音響: 谷井貞仁(ステージオフィス) / 舞台美術: 愛知康子 / 衣装: 梶山ゆめ乃 / 制作: 吉田千尋(LUCKUP) / 演出助手: 保坂麻美子 / 宣伝美術: 藤尾勘太郎 / グッズ写真: 山岸和人 / ヘアメイク: 道海梨乃 / 舞台写真: 市川唯人 / web: ブラン・ニュー・トーン(小林タクシー・阿波屋鮎美) / プロデューサー: 中島庸介(キ上の空論) / 後援: カンフェティ / 協賛: ELPIS / 企画・製作・主催: キ上の空論【協力】: アミュレート、アルファセレクション、イトーカンパニー、ウイントアーツ、オリオンズベルト、キューブ、サンズエンタテインメント、サンミュージックプロダクション、ステージオフィス、スペースクラフト・エージェンシー、ゼスト、手塚宏二事務所、ブラン・ニュー・トーン、ミレニアムプロ、モノガタリ、ヤザ・パパ、LUCKUP、柿喰う客、絶対♡福井夏、しあわせ学級崩壊■タイムテーブル4月13日(水)19:004月14日(木)19:004月15日(金)14:00/19:004月16日(土)13:00/18:004月17日(日)13:00※開場は、開演の30分前■チケット料金全席指定:6,700円(税込)U−25:4,500円(税込)※25歳以下対象、一般販売のみ■団体概要キ上の空論2013年12月旗揚げ。中島庸介の舞台芸術を創造する場所。言葉遊びや韻踏み、擬音の羅列や呼吸の強弱、近年では若者言葉や方言など、会話から不意に生まれる特有のリズム〈音楽的言語〉を手法に『ありそうでなさそうな日常』を綴る。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月17日