富士通研究所とソシオネクストは2月1日、サーバやスイッチで使用される半導体チップと光モジュール間のデータ通信において、従来比2倍高速となる1チャネル当たり毎秒56ギガビット(Gbps)の通信速度の送受信回路を開発したと発表した。両社は、開発した技術をサーバやスイッチのチップと光モジュール間のインターフェース部などに適用し、2018年度の実用化を目指すとしている。従来の送受信回路においては、劣化した信号を補償する回路であるDFE(Decision Feedback Equalizer)と、入力信号のタイミング誤差を検出する回路であるCDR(Clock and Data Recovery)の占める消費電力が、送受信回路の全消費電力の約3分の2と大きく、これらの消費電力を低減することが課題だったという。これまで、DFEは伝送線路によって劣化した波形を入力として、異なるしきい値+αと-αを持った別々の判定回路でビット値を判定し、1ビット前に処理したビット値が0であれば-α、1であれば+αのしきい値を持った判定回路の結果を選択することで劣化した信号を補償。CDRは、入力信号を観測することで、入力信号の波形が最大の振幅となった時にDFEが信号を取り込めるように、DFEの動作タイミングを調整していた。今回、CDRの消費電力を削減できる、新たなタイミング誤差検出方式が開発された。DFE演算後の波形を分析した結果、連続する3ビットの入力信号が100または011となる場合に、DFEの2つの判定回路における結果を比較することで、DFEの動作タイミングの進みや遅れを検出できることが判明したという。これにより、連続する3ビットの入力信号が100または011となるときだけタイミングを検出する、新しいタイミング検出方式が開発された。今回開発されたタイミング検出方式により、従来必要であったCDRの入力信号のタイミング判定回路を削減でき、加えて、DFEとCDRでタイミングが異なっていたために別途必要だったクロック線などの配線も不要に。これにより、従来と同じ消費電力で2倍高速となる、56Gbpsの送受信回路の開発に成功したという。本技術により、従来に比べて消費電力を増加させることなくチップと光モジュール間のデータ通信を高速化し、また、光モジュール通信のOIF次期規格にも対応していることから、現行の28Gbps規格で400Gbpsイーサネットを構築する場合、16個の送受信回路が必要なのに対して、本技術では半分の8個で実現でき、光モジュールの小型化・低電力化も期待できるとしている。
2016年02月02日台湾Synologyは29日、ホームユーザーや小規模オフィス向けの2ベイNASサーバ「DiskStation DS216+」を発売した。価格はオープン、店頭予想価格は58,000円前後。CPUにIntel Celeron N3050(1.60GHz)を搭載する2ベイNASサーバ。Intel AES-NIによる暗号化機能が組み込まれているほか、ハードウェアアクセラレーションによるコード変換エンジンを搭載。H.264の4Kサイズの動画を1080pサイズにコード変換しストリーム再生できる。転送速度はリード/ライトとも最大111MB/sと高速。暗号化されたデータもリード最大113MB/s、ライト最大109MB/sの転送が可能。USBコピーボタンを備え、USBポートにストレージを接続してボタンを押せば簡単にデータをコピー。本体正面にはLEDインジケータを配置し、動作の予約時間などに合わせて4段階で明るさを調整できる。HDDの組み込みはツールレスだ。RAID機能は、RAID 0 / 1 / Synology Hybrid RAID / Basic / JBODなどに対応し、ホットスワップも可能。OSにはDiskStation Manager(DSM)を採用する。直観的な操作で、バックアップやネットワーク管理などを行え、アプリの追加にも対応。ファイルシステムにはBtrfsを採用し、データ保護を強化している。スナップショット技術によるバックアップ、復元やデータの整合性チェック、メタデータのミラーリング、共有フォルダの割り当てコントロールなども利用可能だ。そのほか、メモリはDDR3 1GB、インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1基、USB 3.0×1基、USB 2.0×2基、eSATA×1基。最大ユーザーアカウント数は2,048、ファイル転送の最大数は256。本体サイズはW108×D233.2×H165mm、重量は1.25kg。
2016年01月29日さくらインターネットは1月27日、「さくらのVPS」の新プランとして安定性に優れた物理サーバ1台を専有できる「さくらのVPS ベアメタルプラン」の提供を2016年2月3日から開始すると発表した。さくらのVPSは、専用サーバの自由度とクラウドの拡張性を合わせ持つコストパフォーマンスに優れた仮想専用サーバサービス。月額685円から使える手軽さと、台数無制限の複数台構成に対応するスケーラビリティを兼ね備えている。今回、さくらのVPSの新プランとして、さくらのVPS ベアメタルプランを追加。同プランはCPU、メモリ、ストレージといった物理リソースを利用できるため、他のユーザ―の影響を受けることなく、安定したパフォーマンスを実現する。特に共用サーバでボトルネックになりがちなストレージのI/O性能に優れるため、データベースサーバとして使用することで、より安定したサーバ運用を可能としている。また、さくらのVPSのコントロールパネルにより、物理サーバ(さくらのVPS ベアメタルプラン)と仮想サーバ(既存のさくらのVPS)をシームレスに一元管理することができる。さらに、同コントロールパネルからの操作で物理サーバと仮想サーバ間でのローカルネットワーク接続が可能なため、物理と仮想それぞれのメリットを生かしたハイブリッド構成を容易に実現できるという。メモリは8GB、ストレージ容量はSSD(RAID1)で111GB、CPUは物理2コア、ネームサーバは10ゾーン、ゾーン(サーバ設置場所)は東京となる。価格は月額料金が7776円、初期費用が4万8600円(いずれも税込み)。
2016年01月28日ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は1月25日、企業のクラウドファーストを支援するファイルサーバ「FileServer on Cloud」の販売を開始した。初期費用は45万円(税別)、容量1TBの月額料金は21万円(同)、2TBが23万円(税別)、4TBが29万円(同)、8TBが39万円(同)、16TBが59万円(同)。同社のon Cloudシリーズとして5つ目の製品となるFileServer on Cloudは、Microsoft Azure上でファイルサーバー機能を提供し、社内のActive Directory(AD)と連携することで利用中のAD情報を元にアクセス権の設定が可能だ。同ファイルサーバは可用性が高く、保存領域の拡張も容易に対応が可能であり、ユーザーも従来のファイルサーバと同じ使用感で利用できる。また、これまでMicrosoft製品と独自クラウドサービスを累計500社80万ユーザーに導入した経験で培ったノウハウとソフトバンクとの協業により、ユーザーも従来の使い慣れた操作環境を維持しながらAzureに対してセキュアな接続を実現している。基本機能はクローズドネットワーク経由でAzureに接続し、高速でセキュアなファイルアクセスを実現する「ExpressRpute対応」、使い慣れたWindows Explorerで利用可能な「フォルダ参照」、アンチマルウェアソフトによるリアルタイム監視を行う「ウィルス対策」、24時間365日でシステム管理・監視を実施する「サーバ監視通報」、サービス仕様およびサービス障害時のお問合せ窓口の「お問い合わせ」、直近の変更前ファイルの保持(容量上限あり)する「簡易バックアップ」などがある。また、別途見積でAzureにADの複製を構築する「ADの構築」、ユーザーが使用可能な保存容量の上限をあらかじめ指定する「保蔵容量の上限設定」などのオプションも備える。2017年度末までに100社への導入を目指す。
2016年01月25日エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(NTTPC)は1月21日、WebARENAの共用レンタルサーバサービスに新しいサービスラインアップとして、「WebARENA サイトアドバンス」を提供開始した。同サービスは、WordPressをはじめ特長の異なる3タイプのWebサーバを1アカウントで利用できるサービス。さらに、繰り返し行っていたような初期設定の手間やデータを公開する際に起こりがちな作業ミスの軽減をサポートする、テンプレート作成機能やサイトコピー機能も搭載されているという。利用できるサーバタイプは下記の通り。WPWebWebサイト制作現場で大きなシェアを持つWordPressを快適に使えるよう、独自のサーバーシステムチューニングが施された環境ReadOnlyWebCGIの脆弱性を突いた攻撃による、CGIの改ざん・サイトコンテンツの改ざん・新たな不正プログラムの設置を防止する、ファイル読み込み専用標準WebPerl,Ruby,Python,PHPに対応し、フルスクラッチで作成したオリジナルWebアプリやCMSを使ったホームページ公開環境として、幅広く利用できる有料の利用契約の前にサービスの性能や品質を確認することができる2週間の「WebARENA サイトアドバンス 無料お試しサービス」も用意されている。同サービスの価格は、初期料金が無料で、月額料金が3500円(税別)。
2016年01月21日NECは、IAサーバのExpress5800シリーズに1wayサーバ3機種「Express5800/T110h」「Express5800/T110h-S」「Express5800/R110h-1」を追加し、1月29日から発売を開始する。なお、Express5800/T110hとExpress5800/T110h-Sはタワーサーバ、Express5800/R110h-1はラックサーバとなる。3製品は4コアのインテルの最新CPUとDDR4メモリを搭載し、メモリは最大64GBまで容量拡張が可能。処理速度を従来機比30%向上させており、複数台のサーバ集約やアプライアンス用途で利用できる。さらに、動作環境温度を5℃~45℃(ラックサーバ)または48℃(タワーサーバ)まで保証しており、倉庫や商業施設のバックヤードなど狭く熱がこもりやすい場所や空調が行き届かない場所に設置し、コンピュータを利用した施設管理などを可能にする。また、各機種で二重化された電源ユニットを用意し、ユーザーニーズにあわせた選択を可能にした。万が一、片方の電源ユニットが故障した際にシステムを停止することなく、業務を継続することができるという。価格は3製品ともに税別でExpress5800/T110hが23万5,000円、Express5800/T110h-Sが24万1,000円、Express5800/R110h-1が28万円。
2016年01月20日IDC Japanは1月19日、個別設計サーバに関する国内ユーザー調査の結果を発表した。同調査では、情報サービスを提供する企業と、それ以外の企業に分けて分析されている。調査の結果、サーバの調達に際して、要求仕様に合致する機種が見つからないケースの有無については、「要求仕様に合致する機種が見つからず、スペックダウンして調達した、もしくは調達を中止したことがある」とする回答が、259社の41.3%に当たる107社であった。さらに、107社の88.8%にあたる95社が「要求仕様に合致する個別設計のサーバを供給できるベンダーがあれば採用したい」と回答したという。要求仕様に合致しなかった項目として、「CPUの単体性能」「メモリー容量」「CPUの搭載数」「採用メモリーの種類」の4つの項目が、20%以上の回答があった。一方、個別設計サーバによって差異化し得る「消費電力(省電力性)」「電源仕様」「内蔵ストレージの容量やスロット数」「搭載可能な内蔵ストレージ(HDD、SSDなど)の種類」「動作条件(温度/湿度など)」「障害検知機能」といった項目が要求仕様に合致しなかったとする回答はすべて15%以下と、相対的に低いという結果となった。同社では、x86サーバの大半が搭載するx86プロセッサやチップセットの供給はインテルに頼っており、サーバベンダーが個別設計サーバを提供することで自ら解決できる項目では、ビジネス機会が相対的に小さいと考えられると分析している。また、ODMがODMダイレクトなどの個別設計サーバを一般企業に対して拡販しても、その費用対効果は低い可能性が高いと同社は考えている。その理由としては、国内企業がベンダー選定において最重要評価項目として回答した項目で突出して多かったのは「ベンダーの信用力(業界実績/財務体質/継続性など)」であり、国内市場においてはODMよりもサーバベンダーの方が一般企業における実績が多く、長期にわたり事業展開しており、さらに財務状況を日本語で開示してきたことから、より信用力が高いと一般企業が認識していると想定されるとしている。同社のエンタープライズインフラストラクチャ グループマネージャーの福冨里志氏は「一般企業における市場機会は必ずしも大きくはないが、クラウドサービスプロバイダーからの個別設計サーバに対する需要は今後も堅調に推移し、2019年には国内x86サーバ市場における個別設計サーバの出荷台数は10万8000台(構成比21.9%)、出荷額は363億4000万円(同12.6%)になる」と予測している。なお、「個別設計サーバ」の定義は、マザーボードや筐体を特定の顧客や用途向けに設計したサーバや、オープンソースの設計に準拠したサーバとしている。
2016年01月20日情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターは1月18日、iOSアプリの「ショッぷらっと」にSSLサーバー証明書の検証不備の脆弱性があるとして、注意喚起を行った。ショッぷらっとはNTTドコモが提供するアプリで、小売店に利用者が来店した時に"来店ポイント"を付与する。来店判断は、チェックイン・ソリューション「Air Stamp」の音波を、スマートフォンのマイクで拾うことで行われており、山手線での採用例がある。この脆弱性は、不正なSSLサーバ証明書を使用しているサーバであっても、警告を出さずに接続してしまうため、中間者攻撃などにより、ユーザーが気付かない状態で悪意ある第三者に通信内容を傍受される可能性がある。対象となるバージョンは「v1.10.00」から「v1.18.00」で、すでに提供されている最新バージョンにアップデートするよう推奨されている。
2016年01月18日KDDI ウェブコミュニケーションズは12月15日、同社のホスティングブランド「CPI」専用サーバに対し、各種スペックの増強や、オンラインストレージ・アプリケーションのインストーラ導入などを行うリニューアルを実施したと発表した。CPIは、物理専用サーバと仮想専用サーバの複数台構成も可能なroot権限付きのハイブリッドプラン「CHP-S」ならびに、root権限を預かり、サーバ運用をすべて同社が行うマネージドプラン「CHM-Z」の2つの専用サーバを提供しているが、今回CHP-Sでは、提供する3プランのうち最上位プランにおいて、標準メモリ容量を32GBに増量したほか、上位2プランにおいて、ディスク容量を最大2.4TBまで増量。加えて、月額料金そのものについては値下げを実施したとする。一方のCHM-Zでは、サーバにオンラインストレージを構築できるオープンソースアプリケーション「ownCloud」のインストーラを導入した。同アプリを利用することで、簡単に専用オンラインストレージの構築が可能になり、安全なファイル共有が可能になるとしている。また、大容量のファイル共有が必要な場合、高速アクセスや高耐久性を実現した1.2TBのSAS HDDをオプションで提供するとしている。なお同社では、今回のリニューアルに伴い、2つのプランともに、初期費用半額キャンペーンを2016年4月28日18時までに複数台構成で申し込みを行った顧客を対象としたサーバ初期費用半額キャンペーンを実施するとしている。
2015年12月16日アスクは11日、Synology製のNASサーバとして、ハードウェア暗号化エンジンを備える2ベイモデル「DiskStation DS216」を発表した。12月下旬から発売し、店頭予想価格(税別)は50,000円台前半の見込み。HDDはユーザー側で別途用意する。3.5インチ/2.5インチHDDを2台内蔵できるNASサーバ。HDD用トレイが付属し、ツールレスでHDDを取り付けられる。ハードウェア暗号化エンジンを備えており、ビジネス向けのメールサーバやVPNサーバなどの用途にも適している。iOSやAndroid用の専用アプリを使い、ルーターのポート転送設定なしで外部からのアクセスを可能にする「クイックコネクト機能」もサポート。OSには「DiskStation Manager(DSM)」を採用している。データのバックアップやファイル共有といった機能のほか、専用のアプリも多数用意。専用アプリをインストールすることで、機能拡張を図れる。RAID 0 / RAID 1 / Synology Hybrid RAID / Basic / JBODも設定可能。転送速度はリード平均112.79MB/s、ライト平均111.18MB/s(RAID 1時)。8TB HDDも搭載可能で、最大容量は16TBまで対応する。ネットワークカメラ用のサーバとしても利用でき、専用アプリケーション「Surveillance Station」を使ってリアルタイム監視や記録データのタイムラインビューなどを行える。対応IPカメラ台数は16台までで、対応フレームレートはH.264時で最大2,591×1,944ドット/60fps、MJPG時で最大2,591×1,944ドット/30fps。CPUはMarvell Armada 385 88F6820(1.30GHz)、メモリはDDR3 512MB。92mmの冷却ファン×1基を内蔵し、インタフェース類はGigabit Ethernet対応有線LAN×1基、USB 3.0×2基、USB 2.0×1基を装備。最大ユーザーアカウント数は2,048、最大同時接続数は128。本体サイズはW108×D233.2×H165mm、重量は1.3kg。
2015年12月14日イオンリテール専売ドリンク3種リニューアル株式会社フルッタフルッタは、スーパーフードのアサイー、ザクロ、アーモンドを配合したチアシード入りドリンク『チアアサイー』『チアザクロ』『チアアーモンド』を、2015年12月12日(土)より各10万本限定で本州・四国(一部を除く)のイオン店舗で発売する。同品は、話題のスーパーフードであるアサイーを「オメガ3」が豊富なチアシードの食感とともに体感できるドリンクとして、同年6月に各10万本限定で発売したが、ユーザーの支持により追加製造していたもののリニューアル品である。ユーザーのニーズに応えるべく継続販売を決定し、よりおいしさを追求した『チアアサイー』『チアアーモンド』に、新フレーバーの『チアザクロ』を追加し、それぞれにアサイーのほか、アマゾンフルーツのグァバやアセロラ、カカオピューレをプラスし濃厚な味わいに仕上げてリニューアルした。いずれも砂糖、香料、着色料は不使用チアシードのプチプチ食感とぷるぷるとした食感と喉ごしに加え、新フレーバーの『チアザクロ』は、美容成分が豊富なザクロとアセロラをブレンドした甘酸っぱくてフルーティーなビューティーサポート飲料となった。『チアアサイー』は、アサイーに風味豊かなグァバをプラスし、隠し味にカシューナッツを使用、しっかりとした濃厚さを味わえる。『チアアーモンド』は、カカオの貴重な“果肉”をミックスした、クリーミーなアーモンドミルクでありながらすっきりとした味わいに仕上がっている。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社フルッタフルッタニュースリリース
2015年12月12日カゴヤ・ジャパンは12月8日、自社提供のサーバーブランド「専用サーバーFLEX」のラインアップを全面的に刷新したと発表した。新製品は、1CPUモデルが2機種と2CPUモデルが3機種。今回のリニューアルでは、1CPUで4コア/8スレッドモデルを安価に抑えたモデルや、24コア/48スレッドのスペック重視モデルなど幅広くラインアップしたのが特徴だ。SSD搭載可能モデルも拡充し、SATA接続HDD、SAS接続HDD、SSDを最大8台搭載可能とし、PCIe接続の高速ストレージも提供する。HDD+SSDなどミックス搭載可能で、2種類のRAIDを組める構成となっている。具体的な製品のスペックと価格は以下の通り。1CPUモデルQuad R2は、CPUがE3-1231v3 3.4GHz、メモリーが16GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が5万4,000円、月額費用が1万260円(特割:8,208円)。Octo R2は、CPUがE5-2630v3 2.4GHz、メモリーが16GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が14万400円、月額費用が1万5,120円(特割:1万2,096円)。2CPU モデルHexa x2 R2は、CPUがE5-2620v3 2.4GH、メモリーが32GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が19万4,400円、月額費用が2万1,600円(特割:1万7,280円)Octo x2 R2は、CPUがE5-2630v3 2.4GHz、メモリーが32GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が25万9,200円、月額費用が3万1,320円(特割:2万5,056円)Dodeca x2 R2は、CPUがE5-2670v3 2.3GHz、メモリーが32GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が35万6,400円、月額費用が3万9,960円(特割:3万1,968円)。
2015年12月08日IDC Japanは12月8日、x86サーバを利用する国内ユーザー企業を対象に実施した、サーバで発生した障害の内容や、サーバベンダーの保守サポート体制をどのように評価しているかといった調査の結果を発表した。調査結果によると、サーバの運用、保守、管理の対象となるx86サーバの台数は、やや増加傾向にあり、x86サーバを運用、管理するシステム要員の数も、前回調査と比較して「増加した」と回答する割合が、「減少した」とする回答を上回った。リーマンショック後、情報システム関連要員の数は減少傾向にあったが、仮想化の導入などによる論理サーバ数の増加などに伴い、システム要員の増強も図られているものと同社はみている。また、障害に関する調査では、x86サーバを更新および新規導入後に発生した障害をサーバの「セットアップ時」、「導入1週間以内」、「運用開始後」の3つのフェーズ分け、各フェーズにおける障害発生の要因や障害対応にあたるベンダーの保守サポート体制における不満要因などについても調査された。サーバ導入後1週間以降または、運用開始後に発生した障害に対するベンダー対応を例に取ると、今回の調査では、2014年の調査に対し、満足、ほぼ満足と回答したユーザーは、3.0ポイント上昇し、不満、やや不満と回答したユーザーは、6.0ポイント減少している。一方、障害が発生した際のベンダー対応への不満要因は、2014年の調査では障害の発生頻度が多いことが最も多く挙げられたが、今回の調査では、障害解決にかかる時間や障害の原因究明にかかる時間に対する不満が上位を占めた。ユーザー企業の保守サポートに対する不満要因は、「障害発生そのものよりも、障害が発生した際、いかに早く障害を解決するか、いかに早く障害原因を究明するかに関心事が移ってきている傾向が見られる」と、同社はコメントしている。また、「サーバのハードウェアが標準化され、サーバベンダーによる製造品質の差は以前と比べて少なくなってきている一方、サーバ保守に対するユーザー企業の満足度/不満度はベンダーによって差が見られ、ベンダー選定にも影響している。サーバベンダーはサーバーの機能、性能だけでなく、保守サポートにおける品質向上の取り組みも強化する必要がある」と分析している。
2015年12月08日日本ストラタステクノロジーは12月4日、無停止型サーバシステム「ftServer」の「Red Hat Enterprise Linux」対応モデルの「ftServer 2800」「ftServer 4800」「ftServer 6800」の販売を開始した。Red Hat Enterprise Linux Server 7を搭載する新モデルのftServer 2800/4800/6800は、インテル Xeon E5-2600 v3プロセッサを採用し、通信処理におけるジッタを徹底的に除去しレイテンシを低減することにより、連続可用性と高性能トランザクション処理を実現。ネットワーク処理での高レスポンスを要求されるオンライン処理や金融アプリケーション、VoIPなどの通信分野において高いパフォーマンスを発揮するとしている。ftServer 2800の論理CPU数は1ソケット、コア数が8コア、キャッシュメモリ容量20MB、最大メモリ64GBで、ftServer 4800の論理CPU数は1ソケット、コア数が12コア、キャッシュメモリ容量30MB、最大メモリ256GB。また、fcServer 6800の論理CPU数は2ソケット、コア数が12コア(1CPUに付き)、キャッシュメモリ容量30MB、最大メモリ512GBとなる。いずれの製品もチップセットはDDR4-1866、内蔵ディスクの対応ディスクドライブサイズは300GB(1万5000RPM)2.5インチSAS・HDD、600GB(1万5000RPM)2.5インチSAS・HDD、1.2TB(1万RPM)2.5インチSAS・HDD、400GB SLC 2.5インチSAS・SSD、最大搭載ドライブ数(物理ドライブ)は8(16)。価格はいずれもメモリ、ストレージ、スイッチなどの価格および保守料金は含まれず、ftServer 2800が147万円(税別)~、ftServer 4800は336万3000円(同)~、ftServer 6800が593万4000円(同)~。
2015年12月04日BIGLOBEは11月25日、オービックビジネスコンサルタント(OBC)の会計ソフトである「奉行10シリーズ」に対応した「業務サーバパックfor奉行シリーズS5」の提供を開始した。価格は月額1万2600円(税別)、初期費用は無料。同サーバパックは、「BIGLOBEクラウドホスティング」のサーバでスピーディーに業務システム運用を開始するためのサーバパック。BIGLOBEクラウドホスティング上で業務システムの導入に必要となるマイクロソフトのOfficeやSQL Server、リモートデスクトップ接続(RDS)などのソフトウェアやライセンスをあらかじめインストールした状態で提供するため、短時間でサービスの利用が可能なほか、ライセンス管理の手間も省けるという。BIGLOBEクラウドホスティングは、奉行シリーズの公式対応パブリッククラウドサービスとしてOBCと協力し、顧客のクラウド環境での利用をサポートしてきた。今後もパートナーシップを強化し、顧客のニーズに応えるサービスを展開していく方針だ。スペックは1vCPU(2GHz相当)、2GBメモリ、100GBディスク、Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(64bit)、Microsoft Windows Serverリモートデスクトップ接続(RDS)、Microsoft Office Standard(32bit)、Microsoft SQL Server 2014(SAL)。なお、同日から「BIGLOBEクラウドファイル保管」についても提供を開始し、100GBあたり月額6000円(税別)~、初期費用は無料となる。
2015年11月25日NECは11月18日、中堅・中小企業向けに人事・給与システムのセキュリティを強化する「マイナンバー安心セット」に、「機密ファイル保管サーバセット」を追加し、発売を開始した。新製品は、ファイルサーバとして「iStorage NS100Te」とファイル暗号化ソフトウェア「InfoCage ファイル暗号」、アクセス権管理ソフトウェア「NEC Information Assessment System(NIAS)」、アクセスログ管理ソフトウェア「ALog ConVerter for iStorage NS」をセットで提供するもの。これにより、検討や手配の時間を省き、マイナンバーを含む個人情報の保管先となるセキュリティ強化したファイルサーバの短期間導入を実現するとしている。価格は99万9,280円(税別)。新製品の特長として、ファイルサーバ管理ソフトウェア「NIAS」を導入することで、ファイルサーバのフォルダのアクセス権を一括で確認し、不適切なアクセス権を修正して、情報漏えいのリスクを低減する点が挙げられている。またアクセスログ監視ソフトウェア「ALog ConVerter for iStorage NS」を導入することで、ファイルサーバのアクセスログの監視、取得を可能にし、万が一、情報漏えいした場合でも迅速な原因究明を実現するという。
2015年11月18日アスクは13日、Synology製のNASサーバ「DiskStation DS716+」を発表した。11月18日より発売する。店頭予想価格(税別)は70,000円台前半から。3.5インチ / 2.5インチHDDを2台内蔵できるNASサーバ。AES-NIハードウェア暗号化エンジンと、リアルタイムで4K Ultra HDのビデオコード変換が行えるハードウェアベースのコード変換エンジンを搭載することが特徴だ。RAID 0 / 1 / JBOD / Basicを設定可能で、ファイルシステムには「Btrfs」を採用。データ / メタデータ / チェックサムを使ったデータ整合性チェック機能を搭載する。ネットワークインタフェースとしてGigabit Ethernet対応有線LANポート×2基を装備。フェールオーバーやLink Aggregationに対応し高速なデータ転送が可能。公称転送速度はリード最大223.47MB/s、ライト最大137.19MB/s(Link Aggregation有効時)。OSには直観的な操作が可能な「DiskStation Manage」を採用する。ドライブは、オプションの拡張ユニット「DX513」を1台増設することで最大7台まで拡張可能。ネットワークカメラ用のサーバとしても利用でき、専用アプリケーション「Surveillance Station」を使うことで、リアルタイム監視や記録データのタイムラインビューなどを行える。対応IPカメラ台数は40台までで、対応フレームレートはH.264時で最大2,591×1,944ドット / 250fps、MJPG時で最大2,591×1,944ドット / 72fps。CPUはIntel Celeron N3150(1.60GHz)、メモリはDDR3 2GB。92mmの冷却ファン×1基を内蔵し、USB 3.0×3基とeSATA×1基を装備。最大ユーザーアカウント数は2,048、最大同時接続数は512。本体サイズはW103.5×D232×H157mm、重量は1.75kg。
2015年11月18日デルは11月17日、中小・中堅規模法人向けに第13世代Dell PowerEdgeシリーズサーバの新モデル4製品の出荷を開始した。4製品には、ラック型とタワー型の2種類があり、ラック型の「PowerEdge R330」「PowerEdge R230」、タワー型の「PowerEdge T330」「PowerEdge T130」となる。新製品の旧世代からの強化点として4製品ともに最新のインテル XeonプロセッサーE3-1200 v5製品ファミリー、DDR4メモリ、およびPCI Express Gen 3.0(PCIe 3.0) I/Oにより、将来的な拡張の余地を確保しながらアプリケーションを高速化している。そのほか、メモリパフォーマンスの向上を図り、4つのDIMMスロットとDDR4メモリによって最大64GBのスルー時間を実現し、旧世代のDDR3に比べてデータ転送速度が33%向上したほか、2~4個のPCIe 3.0スロットにより、PCIe 2.0と比較して2倍のデータスループットを実現。そのほか、PowerEdge PERC9 RAIDコントローラにより、PERC8搭載の旧世代のPowerEdge R320と比べて2倍のIOPSパフォーマンスを有する。ラック型サーバのR330はSMBとリモートオフィス/ブランチオフィス向けに拡張性と可用性に優れたエントリーレベルの1ソケットラックサーバで、自社のアプリケーションの高速化を可能とし、最大4台のケーブル接続/ホットプラグ対応の内蔵3.5インチHDD、または最大8台のホットプラグ対応2.5インチHDDにより、データの増大に対応している。同サーバのオプションでサポートされる最大2台の1.8インチSSDドライブにより、ストレージオプションを強化し、システムの起動/再起動時間を短縮した。仮想化はCitrix XenServer、Microsoft Windows ServerのHyper-V、VMware vSphere ESXi、Red Hat Enterprise Virtualizationをサポートしており、参考モデル構成価格は57万9825円(税別)~。また、R230ラックサーバは効率性と汎用性に優れた1ソケット1Uエントリーラックサーバとなり、データ統合とアプリケーションの高速化を実現する。ケーブル接続型またはホットプラグ対応3.5インチHDDを最大4台内蔵する1つのサーバに、複数のノートパソコンやデスクトップのデータを統合し、最新のインテル XeonプロセッサーE3-1200 v5製品ファミリーを搭載し、仮想化はR330と同様のサービスをサポートしており、参考モデル構成価格は43万9676円(税別)~。一方、タワー型サーバのT330は中小規模企業およびリモートオフィス/ブランチオフィスのビジネスアプリケーションを高速化し、データの増加に対応する。1ソケットタワーサーバで、最大8台の内蔵3.5インチホットプラグ対応ハードドライブにより、ユーザーのペースに合わせて拡張可能なデータストレージ。加えて、同サーバは最大64GBの合計メモリ容量をサポートし、成長に合わせてメモリ容量を拡張するほか、8つの外部USBポートにより、簡単かつ柔軟に周辺機器への接続を可能としており、参考モデル構成価格は52万277円(税別)~。さらに、T130は1ソケットのミニタワー型で、スモールオフィス/ホームオフィスや中小規模企業向けにデータの統合やアプリケーションの高速化を目的とした1台目のサーバとして最適という。同サーバは3.5インチハードドライブを最大4台内蔵する1つのサーバに、複数のノートパソコンやデスクトップのデータを統合できるほか、T330と同様に8つの外部USBポートを備える。参考モデル価格は35万6130円(税別)~。
2015年11月17日ドトールコーヒーは12日、ドリンク「ヘーゼルナッツチョコラータ」とローストビーフを使用したパニーニ「フォカッチャ ローストビーフ&バルサミコソース」を「エクセルシオール カフェ」店舗で発売した。○"プチぜいたく"を楽しめる新作ドリンク&パニーニが登場「ヘーゼルナッツチョコラータ」は、ショコラベースにミルク、アーモンド&ヘーゼルナッツソースを合わせ、同店自慢のエスプレッソを加えた新作ドリンク。さらに仕上げにホイップクリーム、チョコレートシロップをトッピングしている。ショコラの程よい甘みとホイップクリームのコク、アーモンド&ヘーゼルナッツソースの香ばしい味わいがマッチした味わいのチョコラータとなっている。HOT/ICEDを用意で、価格はいずれもS460円~(税込)。「フォカッチャ ローストビーフ&バルサミコソース」は、炭火で焼き上げたローストビーフに、バルサミコソースとクレソンを合わせた。レフォール(西洋わさび)を味わいのアクセントとして使用し、ローストビーフの旨みを絶妙な相性で引き立てているという。単品価格は540円(税込)。選べるドリンク、選べるスープ&サラダのセットに対応。なお、店舗によって取り扱いがない場合がある。
2015年11月12日ICT機器のディストリビューターであるテックウインドは11月10日、Quanta Cloud Technology(QCT)製ストレージサーバの新ラインアップとして、1Uのスペースに最大12本のHDDが搭載可能な「QuantaGrid D51PH-1ULH」と4Uのスペースに最大78本のHDDが搭載可能な「QuantaPlex T21P-4U」の発売をそれぞれ開始した。D51PH-1ULHはデータセンターでニーズが高まっているスケールアウト型オブジェクトストレージ向けに開発された製品。メモリ容量は最大256GBで1Uサイズの筐体に3.5インチ/2.5インチ×12台のHDDとSSD×4台を搭載可能でストレージの物理容量は最大48TB。プロセッサーにはインテル Xeon E5-2600 v3ファミリーを2基搭載し、最大16本のDDR4 RDIMMをサポートしており、データセンターに導入する拡張性を有したオブジェクトストレージとして最適という。また、ホットスワップやRAID機能もサポートしており、オブジェクトストレージ用途のみならず、単一ノードのファイルサーバとしても利用可能だ。参考価格は税別で143万円となる。一方、QuantaPlex T21P-4Uは超高密度のストレージサーバで、エンタープライズやサービスプロバイダーなどの多様なニーズ向けに最適化されており、限られたラックスペースを有効に活用できる。メモリ容量はRDIMMで512GB、LRDIMMで1024GBで4Uサイズの筐体に3.5インチ/2.5インチ×78台のHDDとSSD×2台を搭載可能でストレージの物理容量は最大624TB。また、3.5インチHDDを搭載する場合はHDDトレイはネジが不要な構造になっているためインストールおよびHDD換装作業はツールレスで行うことができる。さらに、ディスクインジケータによりトップカバーを外す必要なく各ディスクのステータスが確認できるため、効率的なメンテナンスを可能としており、参考価格は税別で900万円。プロセッサーにはD51PH-1ULHと同様にインテル Xeon E5-2600 v3ファミリーを搭載し、最大16本のDDR4 RDIMM/LRDIMMをサポートしており、通常は1ノードのストレージサーバとして利用できるが、ノードを追加することにより2ノード(各ノード3.5型×35台のHDD)のストレージサーバとしても利用が可能だ。
2015年11月11日米Intelは9日(現地時間)、高密度マイクロサーバやストレージ、ネットワーク機器向けSoC「Intel Xeon D-1500」ファミリに新モデルを追加した。「Intel Xeon D-1500」ファミリは、Broadwellアーキテクチャをベースとしたサーバ向けプロセッサ。Xeonブランドとして初のSoC製品で、チップセットをCPUに統合している。2015年3月に第一弾モデルとして「Xeon D-1520」「Xeon D-1540」を発表し。今回新たに8モデルを追加した。既存モデルでは対応メモリがDDR4のみのところ、新モデルではDDR4とDDR3の両対応となっている。低消費電力なことに加えて、最大128GBのメモリに対応するなど、高密度環境で運用を必要とするネットワーク機器、クラウド・ストレージ、企業向けストレージ、IoTなどの用途に好適という。Intelによると、いまのところ50を越える製品が「Intel Xeon D-1500」ファミリを用いて開発されているという。また、Intelはイーサネット・マルチホスト・コントローラー「FM10000」ファミリと、イーサネット・コントローラー「X550」ファミリを合わせて発表した。「FM10000」ファミリは最大200Gbpsの広帯域マルチホスト接続と複数の100GbEポートを備え、サーバー間ネットワークのボトルネックを低減するという。一方、「X550」ファミリは10 Gigabitのイーサネット接続ソリューションを提供するとしている。
2015年11月10日リンツ&シュプルングリージャパンは18日より、冬の期間限定ドリンクメニューとして、「リンツ・ダークチョコレートジンジャードリンク」を「リンツ ショコラ カフェ」全店で提供開始する。○濃厚でほのかにスパイシーなぬくもりの"飲むチョコレート"同冬季限定ドリンクは、ジンジャーをリンツの濃厚なダークチョコレートにブレンドしたもの。ほのかにピリッとスパイシーでおいしく、体がポカポカに温まる、冬ならではの"飲むチョコレート"が楽しめるという。販売期間は11月18日~2016年2月16日で、なくなり次第終了となる。価格は、銀座店は1,234円(税込)、銀座店以外は669円(税込)となる。
2015年11月04日はてなは10月27日、ニフティと連携して「Mackerel for ニフティクラウド」を提供開始した。はてなのサーバ監視サービス「Mackerel(マカレル)」をニフティのクラウド・サービス「ニフティクラウド」に対応させ、ユーザーに向けた無料または有料の特別プランを提供するもの。Mackerelは「直感的サーバ監視サービス」といい、今回の連携により、これまでMackerelのサイト経由での申し込みが必要だったニフティクラウドの利用者が、自身のnifty IDで「Mackerel for ニフティクラウド」を無料で利用できる。MackerelのUIとロールの概念による管理、多様な通知、連携機能などを使ったサーバ監視が可能になるとしている。有料プランを申し込んだ場合はnifty IDへ紐付けるため、費用の請求をニフティクラウドと一本化できるという。
2015年10月28日IDC Japanは10月19日、国内企業のITインフラにおける仮想化の実施状況に関する調査結果を発表した。同調査ではサーバ仮想化を実施している企業および組織を対象としたアンケート調査を2015年7月に実施し、516社から有効回答を得た。すでにサーバ仮想化を実施している企業において、社内の全アプリケーション(PCやモバイルのアプリケーションは除く)のうち、仮想サーバ上で稼働しているアプリケーションの割合は平均53.2%で2014年調査の49.2%から4ポイント上昇し、半数を超える結果となった。また、財務/会計管理システムや販売/顧客管理システムなど、基幹業務システムでのサーバ仮想化の導入率が2014年調査よりも上昇しており、仮想環境が拡大。サーバ、ネットワーク、ストレージすべてのITインフラリソースにおいて仮想化を実施している企業は28.3%だった。さらに、サーバとストレージでの実施は16.1%、サーバとネットワークでの実施は10.1%となった。一方、サーバだけ仮想化を実施している企業は45.5%となり、半数以上の企業はサーバのみの仮想化だけではなく、ネットワークあるいはストレージにおいても仮想化を実施している状況にある。2013年調査と比較すると、サーバ以外の領域での仮想化実施率が大きく上昇(参考資料参照)。このことから、同社ではITインフラ全体での仮想化が着実に進んでいると考えており、ネットワーク仮想化による効果が大きかった上位3項目として「ネットワークの設定作業負担の軽減」「ネットワークの冗長性/可用性の向上」「ネットワーク構成の柔軟な変更」が挙げられている。加えて、多くの仮想サーバを運用している企業では「VLANの拡張」が上位のほか、ストレージ仮想化による効果が大きかった上位3項目としては「ストレージ容量の有効活用」「ストレージコストの削減」「ストレージ管理の一元化」が挙げられてる。IDC Japan ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャー 入谷光浩氏は「仮想化技術がITインフラ全体に適用されることで、コスト削減効果だけではなく、管理の効率化や一元化、柔軟性や拡張性の向上など、その効果がより大きく発揮されるようになる。ユーザー企業は仮想化ソリューションの導入を行っていく際、ITインフラ全体の観点からネットワークとストレージの仮想化についても検討していくことが必要である」と述べている。
2015年10月19日2月に加SophosLabsが行った調査で、同社が新たに発見した悪意あるWebサイト17万8635件のうち、Linuxサーバーが使われている比率が80%に達していた。すべてのWebサイトのうち非Windowsサーバが占める比率は73%なので、これを上回ることになる。なぜLinuxはマルウェアを配信する際に悪用するのか?同社は、攻撃者がLinuxを好む要因として、以下の3つを指摘している。Linuxサーバは低コスト(無料)で柔軟性があることから、予算の厳しいクラウド・ホスティング事業者が好んで利用している。Linux管理者とサーバ運用者はLinuxはマルウェアに感染しないと思い込んでいることもあり、ウイルス対策ソフト、ファイアウォール、侵入検知システム(IPS)などの防御技術を設定せずに利用していることが多い。Linuxは主にデータセンターで利用されており、ネットワーク・リソースの利用を疑われることなく大規模な帯域にアクセスできる。エンタープライズ環境でLinuxは保護されていないという特性により、長期的に悪用することが可能となっているというわけだ。さらに、問題があることを疑っていない場合、その検出は難しい。Linuxベースで構築されたインフラの悪用を阻止するにはどうすれば良いのか? ソフォスは以下の4つの対策を推奨している。Windowsサーバと同時に、Linuxサーバもアップデートするようスケジュールを組む。アマチュアならブログやWebサイトのために自分たちでサーバ運用に責任を持つよりも、クラウドサービスを利用するほうが良い。OSの種類を問わずすべての技術資産に対してアンチ・ウイルスソフト、ファイアウォール、IPSを導入する。2要素認証を導入することで、FTPとSSH証明書と鍵が盗まれた場合の悪用を防止し、パブリッシュシステムを保護する。
2015年10月16日今や、コンビニでも気軽に入手できるようになった栄養ドリンク。疲れた身体にエネルギーを与えてくれるありがたいものですが、使い方によっては逆効果になることも。毎日飲んでいるという方は要注意!栄養ドリンクの正しい使い方を覚えておきましょう。栄養ドリンクにはいくつかの種類があり、その目的も異なります。多くは「疲労回復」を期待するものですが、美容成分が含まれる女性向けや眠気覚ましなども人気のようです。目的は違っても、栄養ドリンクに含まれる主成分は、糖分とカフェイン。どちらも血糖値をあげて興奮状態にし、一時的にエネルギーを上昇させる働きがあります。疲労回復系のドリンクには、ビタミンB1やビタミンB3、タウリンといったビタミン類が含まれていますが、実はこれ、糖分を代謝させるために使われるもの。エネルギーを素早く作りだすためには欠かせないものですが、ビタミン補充を目的にするものではありません。つまり、栄養ドリンクはあくまでも「一時的な効果」を期待するもの。疲れているけれど、どうしても今すぐやらなければいけないことがある、というときに利用しましょう。疲れがたまっているからといって、毎日栄養ドリンクを飲んでしまうと、今度は不調の原因になってしまいます。カフェインを摂りすぎると、胃腸が荒れがちになり、消化吸収が悪くなってしまったり免疫力の低下につながる可能性もあるのだとか。また、少量であっても糖分の多いドリンクを飲み続ければ、肥満の原因にもつながります。さらに注意したいのが、飲み合わせです。例えば、風邪薬と栄養ドリンクの併用。どちらも血管を拡張する作用があるため、頭痛の原因となります。また、栄養ドリンクにはアルコールを含むものもあるため、薬と同時に飲むのは控えたほうがよさそうです。栄養ドリンクは、一瞬のエナジー回復の手段。飲み続ければ、耐性がついて効かなくなってしまうことも考えられるので、適度な量と回数で服用するように注意したいですね。
2015年10月14日NECは、CPUやメモリなど主要なハードウェアをすべて二重化し、システム停止のリスクを低減した無停止型サーバ「Express 5800/ftサーバ」の新製品2機種を10月13日から販売すると発表した。価格は、236万9,000円~(税別)。販売されるのは、「Express5800/R320e-M4」と「Express5800/R320e-E4」の2機種。新製品は、最大12コアの最新CPUの搭載により、処理性能を従来機比20%向上させたほか、16GbpsのFCや12GbpsのSASの対応により、外部ストレージへの転送速度を従来機比最大2倍に高速化した。また、サーバ1台当たりの運用可能な仮想サーバ数を従来機比1.2倍に拡大し、設置スペースや運用コストを削減している。そのほか、冷却設計の最適化により、動作環境温度を従来モデルより5度緩和し、40度環境での動作保証を実現したほか、バックアップ装置接続用のUSBポートを搭載することで従来のテープ媒体に加え、持ち運び可能なRDXへのバックアップを可能にした。
2015年10月13日本連載では、日本マイクロソフトの「Microsoft System Center」を用いて、サーバ管理にまつわる手間を低減する方法を解説します。初回となる前回はサーバ管理のポイントを紹介しましたが、今回は、System Centerを構成する製品群の特徴について説明しましょう。なお、本連載では、Microsoft System Center 2012 R2 のバージョンを中心に各製品の機能について説明していきます。○多彩な製品群で構成されるSystem Centerなら管理の一元化が可能マイクロソフトのサーバ運用管理製品である「System Center」は、モバイル、クライアント、サーバ、Windows/Linux の混在環境、オンプレミス、サービスプロバイダー、Microsoft Azureを含めた、システム基盤全体を一元的に管理します。本稿執筆時点(2015年9月)で、最新版として「System Center 2012 R2」が提供されており、以下の図に示される8つの製品から構成されています。System Center製品群は1つの製品 (機能) のみで動作させることも可能ですが、各製品を連携させることで、運用管理の自動化および効率化を行い、運用にかかるコストを削減することが可能です。以下が、各製品群の特徴となります。Operations ManagerOperations Managerは、組織内に構成されたサーバ、クライアント、ネットワーク機器およびアプリケーションの稼働監視を行います。また、障害の検出と通知、分析レポートなどにより、運用業務で発生する負荷を軽減します。Configuration ManagerConfiguration Managerは、システム内に存在するサーバ、コンピュータ、モバイルデバイスといったITリソースに対して効率的な構成、資産管理を行うためのソリューションを提供します。ITリソースの構成情報の収集、アプリケーション、セキュリティ更新プログラムの配布、OSのアップグレードおよび展開を行うことが可能です。Endpoint ProtectionEndpoint Protectionは、マルウェア対策行うためのソリューションを提供します。Configuration Managerクライアントとして動作するクライアント、サーバに対して、定義ファイルの自動配信、および検知状態の確認を実施、管理することが可能です。Data Protection ManagerData Protection Managerは、サーバ、クライアント、アプリケーションのデータ保護管理を行うためのソリューションを提供します。保護するデータは、ディスクやテープ、Azure上のストレージへバックアップを行うことが可能、ベアメタル回復といったBCPやディザスタリカバリにも対応。Virtual Machine ManagerVirtual Machine Managerは、仮想化されたサーバ群で構築されたITシステム基盤を管理するためのソリューションを提供します。プライベートクラウド環境として展開するための仮想化ホスト、ストレージ、ネットワークリソースを構成および管理機能に加え、アプリケーション展開にも対応しています。Service ManagerService Managerは、ITILおよびマイクロソフト製品のシステム製品の技術的ガイドであるMOF (Microsoft Operations Framework) をベースとした IT サービス運用、管理ソリューションを提供します。ITサービス運用、管理における構成管理、インシデント管理、問題管理、変更管理、リリース管理をサポートします。OrchestratorOrchestratorは、ITサービス運用の中で発生するユーザー、グループの作成時に必要なアクセス権やフォルダの設定といった定型的な作業の自動化ソリューションを提供します。App ControllerApp Controllerは、プライベートクラウド (Virtual Machine Manager もしくはWindows Azure Pack) と パブリッククラウド (Microsoft Azure) に対して共通のセルフ サービス環境を提供します。なお、次期製品となる「System Center 2016」では新しい機能が追加される一方で、削除される製品および機能の一覧がFeatures Removed from System Center Technical Previewで公開されています。これらは今後変更される可能性がありますが、System Centerによる運用管理基盤の導入を検討中であれば、確認されることをお勧めします。次回は、Operations Managerを使用したサーバの稼働状況の把握、管理について説明する予定です。編集協力:ユニゾン小賀坂 優(こがさか ゆう)インターネットイニシアティブ所属。前職にて技術サポート、インフラ基盤のシステム提案・設計・構築を経験した後、2015年7月より Microsoft Azure、Office 365 を中心としたマイクロソフト製品・サービスの導入、および IIJ GIO と組み合わせたハイブリッド クラウド ソリューション展開や開発を担当。2012年から Microsoft MVP for System Center Cloud and Datacenter Management を連続受賞。個人ブログ「焦げlog」にて、マイクロソフト製品を中心とした情報やTipsを発信中。
2015年10月08日Nginxは10月5日(米国時間)、「10 Tips for 10x Performance - NGINX」において、Webサーバを高速化するためのノウハウを紹介した。高速化は対象となるシステムがどのような特性であるかを加味するとともに、状況に応じて実施する必要がある。予算の関係もあり実施できる高速化にも限界があるが、さまざまな側面から高速化する方法が紹介されており、チューニングのための導入資料として役に立つはずだ。紹介されている主なノウハウは次のとおり。ロードバランシングとリバース・プロキシサーバの導入ダイナミック・キャッシュの導入とスタティック・コンテンツの活用適切なメディアファイルの使用(写真にはJPEG、グラフィックにはPNG、動画にはMPEG-4、音楽にはMP3といったもの)HTMLやテキストデータの圧縮機能の有効化TLS/SSLの最適化HTTP/2やSPDYの活用バッファ、キープアライブ、ワーカープロセス、ソケットシャーディング、スレッドプールなど性能に関連する機能の活用やチューニングNginxの性能に関与するLinuxカーネルのパラメータの変更(net.core.somaxconn、sys.fs.file_max、net.ipv4.ip_local_port_range、net.ipv4.tcp_fin_timeout)関連するソフトウェアを最新版へアップグレードロードバランシングを導入すれば高いスケーラビリティが期待できるが、それだけ予算も必要になる。Nginxの設定やカーネルのパラメータ設定の変更などで実現できる高速化もあることから、Nginxの高速化に興味ある場合には試してみる価値はありそうだ。
2015年10月07日ミラクル・リナックスは10月6日、大規模システム向け統合監視サーバ「MIRACLE ZBX8220」の提供を開始した。価格は1年サポートパックで270万円(税別)~。新製品は、同社の統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」のほか、監視サーバ専用にチューニングしたLinuxサーバOSや監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェアなどをハードウェアにインストールした状態で提供するハードウェア一体型アプライアンスとなり、すぐに監視設定を開始することができる。CPUはIntel Xeon E5-2620 v3 2.4GHz(6C/12t)、メモリは8GB 2133 RDIMM、HDDはSAS 450GB RAID1。また、監視サーバがダウンした場合でも監視を継続可能なHAクラスタ構成による利用が可能。さらに、ハードウェアに富士通製の最新PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M1」を採用したほか、同梱するZabbixのバージョンが2.0から2.2に更新されている。主な機能・特長はHAクラスタリングソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X」を標準実装し、監視サーバのクラスタ化でシステム全体の可用性を向上。さらに、監視ソフトウェアやデータベース、OS、クラスタソフトウェアまでをハードウェアにインストールし、監視に必要なソフトウェアなどを最適化し設定済のため導入・設定工数とコストを削減。加えて、ZabbixやDB、クラスタ、ハードウェアとの障害切り分けが不要なサポート窓口により、迅速な障害対応が可能とし、ワンストップサポートによりシステム管理者の負荷を軽減し、迅速な障害対応を実現している。同梱ソフトウェアとしてOSはAsianux Server 4==MIRACLE LINUX Vで監視ソフトウェアはMIRACLE ZBX 2.2(オープンソース版Zabbix 2.2.9をベースとした独自パッケージ:MySQL 5.5.43、DBパーティショニング(HouseKeeper停止)、SNMP振り分けスクリプト、設定バックアップオプション、監視データ出力オプション、PRIMERGY監視テンプレート、リカバリディスク(MIRACLE System Savior)。そのほか、監視項目数は10万監視項目程度(監視間隔5分、ログ/SNMPトラップ監視を含まない場合)。なお、新製品の1年サポートパックは270万円(税別)、5年サポートパックは620万円(同)、クラスタ1年サポートパックは490万円(同)、クラスタ5年サポートパックは890万円(同)、1年延長サポートは128万円(同)、クラスタ1年延長はサポート160万円(同)となる。
2015年10月06日