ファーストサーバは6月3日、同社が提供する中小企業向けのクラウド型レンタル・サーバ「Zenlogic ホスティング」において、ディスク総容量を最大2TBまで追加できる「Zenlogic ホスティング ディスク容量追加オプション」を提供開始した。12カ月契約時の月額料金は、10GBあたり90円(税別)。同サービスは提供基盤にクラウドを採用しており、ディスク容量とCPUやメモリのリソースはそれぞれ個別に設定できるという。新オプションは、管理画面からの申し込みでディスク容量のみを10GB単位で最大2TBまで追加できる。これにより、設計図や画像など大容量データの保管・共有、日々増大するメール・データの蓄積など、ディスク容量だけを大量に追加したいニーズに応えるとしている。
2015年06月04日マイクロンジャパンは2日、Crucialブランドから、8GbベースのDDR4サーバーメモリ「Crucial 8Gb-based Server Memory」と「Crucial Ballistix 16GB DDR4 Modules」の2シリーズを発表した。7月後半に提供の予定。○Crucial 8Gb-based Server Memory16GB・32GBのRDIMM、16GBのLRDIMM、16GBのECC SODIMというモデルを用意する。1チップで1GBの容量を達成する8GbベースのDDR4メモリにより、大容量メモリモジュールの製品化が可能となった。この技術を2400MT/sの速度を持つDDR4と組み合わせ、モジュールの密度が高くなるほど、チャンネル帯域幅、チャンネル密度、エネルギー効率が改善されるとしている。○Crucial Ballistix 16GB DDR4 Modules「Crucial 8Gb-based Server Memory」と共通のコンポーネントテクノロジーを採用する、コンシューマー向けの16GB DDR4メモリモジュール。現時点において最高密度のDDR4メモリとなっており、ゲーム、コンテンツ作成といったメモリ負荷の高いアプリケーションを使用するユーザーに最適としている。製品ラインは「Elite」「Tactical」「Sport LT」の3種類を用意しており、各モジュールには「Intel XMP 2.0プロファイル」が含まれる。
2015年06月03日セキュリティベンダーの英Sophosが先日、IT担当者を対象にしたサーバーにおけるウイルス対策調査について、驚くべき結果を発表した。調査に回答した486人のIT担当者の内、「WindowsとLinuxの両方のサーバでウイルス対策を行っている」と回答した人は285人、58%にとどまった。残りは「Linuxサーバにはウイルス対策を行っていない」(34%)、「サーバのウイルス対策はなにもしていない」(8%)となった。明らかに、Linuxサーバにアンチウイルスは不要と思っている人はたくさんいるようだ。その背景には「Linuxにマルウェア問題は存在しない」「アンチウイルスソフトはサーバの性能を劣化させる」という考えがあるようだ。ただ、当然ながらLinuxを狙うマルウェアは存在しており、サイバー犯罪者はLinuxサーバを"ハイジャック"して、スパムやマルウェアを拡散している。
2015年06月02日日立製作所は、UNIXサーバ「EP8000シリーズ」に、POWER8プロセッサーを搭載したミッドレンジサーバ「EP8000 E850」を追加し、5月21日から販売を開始すると発表した。本モデルは最新のPOWER8プロセッサー搭載により従来モデル比で約1.8倍に処理性能を向上。メモリを従来モデル比4倍となる最大2TB、I/Oスロット(PCI Express 3.0準拠)を従来モデル比約2倍となる最大11本まで搭載可能とするなど、ハードウェアリソースも強化している。そのほか、従来ハイエンドサーバで提供している、システムを稼働させたままプロセッサーやメモリを柔軟に拡張できるCUoD機能や、メモリ障害によるシステム停止を防ぐ動的メモリ切替機能などを搭載する。さらに、「EP8000シリーズ」全モデルにおいて、I/Oドロワーの接続台数を増強。「EP8000 E880」においては、CPUドロワー従来モデル比2倍の最大4台まで接続可能としたことにより、POWER8プロセッサーを最大128way搭載できるハードウェア構成を実現する。価格は3,031万9,000円(税別)~で、出荷開始は7月31日。
2015年05月20日マウスコンピューターは14日、同社の法人向けPCブランド「MousePro」で、Windows Server 2012 R2 Essentialsを搭載した同社製サーバ専用の出張設置・設定サービスを開始した。料金は基本プランが税別40,000円だが、2015年7月15日までサービス開始記念キャンペーンとして、5,000円オフで提供する。基本プランは、商品の開梱や設置およびケーブル類の接続、各種初期設定、セキュリティ対策としてOSの最新化(Windows Update)、ウイルス対策ソフトウェアの有効化といったサービスをワンセットになっている。また、サーバを利用するユーザーの作成や共有フォルダの権限設定を行う「ファイル共有」オプション、社外からサーバ内のデータへアクセスする機能の有効化や権限設定を行う「リモートWebアクセス」オプション、サーバの故障に備えてOSを含めた全体イメージやフォルダごとの定期バックアップを設定する「サーバーバックアップ」オプション、サーバに接続されたクライアントPCのOSやデータのバックアップが可能になる「クライアントバックアップ」オプションという4つのオプションプランを用意し、それぞれ税別14,000円で提供。ユーザーの運用方針に合わせて組み合わせることができるという。
2015年05月14日“パーク体験がもっと楽しくなる、おしゃれでかわいいドリンク”をテーマに展開、人気を集めている東京ディズニーリゾートのオリジナルドリンクブランドが、「D’s Delights」(ディーズ・ディライト)だ。現在パーク内では、4種のフローズンデザートドリンクを販売中で、その爽やかな味わいは過ごしやすい気候になるゴールデンウィークにぴったりだ。この「D’s Delights」、今回のコンセプトは“しあわせリッチ”。「ストロベリー&ミルクソフトクリーム」(500円)は、ストロベリーゼリーにちりばめられた小さなボールをかみ砕くと、中からグアバやマンゴーシロップが飛び出す楽しい一品。ミルクソフトクリームと合わせていただく新感覚のデザートドリンクだ。東京ディズニーランドでは、「スペースプレース・フードポート」で販売中。スウィーツを重ねた贅沢な美味しさは極上の味だ。東京ディズニーシーのサルタンズ・オアシスでは、「ピスタチオゼリー&塩レモンスムージー」(500円)を提供中。ピスタチオゼリー、ラズベリーソース、ホイップクリーム、塩レモンスムージーに、アーモンドをトッピング。ゼリーの甘みに塩レモンスムージーのほどよい酸味があい、さわやかなドリンクに。天気が良い日にいただけば、味わいも格別だ。現在、東京ディズニーリゾート全体では、スペシャルイベント、「ディズニー・イースター」を開催中。春の本格的な訪れを、新感覚の「D’s Delights」とともに大満喫してみて!※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年04月30日ファーストサーバは4月27日、中小企業向けクラウド型ホスティングサービス「 Zenlogic ホスティング」において、Webページに突発的なアクセス集中が発生した場合でも簡単・即座にサーバの増強が行える「リソースプラン変更」機能を提供開始した。新機能は、サーバのCPUとメモリのプランを、Zenlogic ホスティングの管理画面からユーザー自身でアップグレード/ダウングレード可能にするもの。ソーシャルメディアで話題が急上昇するなど、不意なアクセス集中でWebページの応答速度が低下した場合や、タイムセールやキャンペーンに備えたリソース追加等に利用できるという。プランの変更は管理画面から最短5分で完了するため、必要な時に必要な分だけ追加が可能で、無駄な待機コストを抑制できるとしている。また、不要になったリソースは次回の契約更新のタイミングでいつでもダウングレード可能とのことだ。さらに、同機能を活用するためとして、リソース利用状況が確認可能なコンテンツの提供やプラン別の推奨値を案内し、「繋がりにくい」「重く感じる」といった利用者の体感だけでなく、可視化したデータを元にサーバの適切なプランを提案するという。
2015年04月28日サントリー食品インターナショナルは6月1日より、「サントリー天然水かき氷キャンペーン」を実施する。○特製天然水かき氷サーバーが1万名に当たる同キャンペーンは、「サントリー天然水」ブランドの商品購入者を対象にして、かき氷の名店「埜庵(のあん)」監修の特製天然水かき氷サーバーを抽選でプレゼントする。昨年の夏に初めて実施したが、同社が過去に行った天然水ブランドの各種キャンペーンの中でも歴代トップクラスの応募数になるほどの大きな反響だったという。2回目となる今年は、景品となる特製天然水かき氷サーバーの数量を昨年の1,500台から1万台に大幅に増やした。サーバー自体も、昨年の賞品より皿を置くスペースの上部の高さを約5cm上げ、かき氷を高く盛れるようにするなど改良を行った。応募受付期間は、6月1日~8月31日(当日消印有効)。キャンペーン開始から、合計7回の抽選を行う予定となる。(1)6月1日~7月8日、(2)7月9日~15日、(3)7月16日~22日、(4)7月23日~29日、(5)7月30日~8月5日、(6)8月6日~12日、(7)8月13日~31日で、各回ともに当日消印有効。対象商品は、「サントリー天然水」シリーズ全品。ただし、ウォーターサーバー用の「サントリー 南アルプスの天然水」ボックスは除く。郵便ハガキまたは専用応募ハガキ(52円分の郵便切手を貼付)に、対象商品に印刷されているバーコードを8枚1口として、テープなどで貼り、名前(フリガナ)・郵便番号(7ケタ)・住所・電話番号・年齢・性別を明記のうえ、応募する。1人何口でも応募可能だが、ハガキ1枚でのバーコードの貼付枚数は8枚(1口)のみとなる。当選の発表は、賞品の発送をもって代える。賞品の発送は応募締切日より約2~3週間後を予定。賞品は、「埜庵(のあん)」監修 特製天然水かき氷サーバー。当選者数は1万名の予定。
2015年04月25日富士通は4月7日、UNIXサーバ「SPARC M10-1」、「SPARC M10-4」に動作周波数3.7GHz、8コアの新プロセッサ「SPARC64 X+」を搭載し、全世界で提供を開始した。今回、同社のUNIXサーバのハイエンドモデル「SPARC M10-4S」と同水準の動作周波数のプロセッサをエントリーモデル「SPARC M10-1」とミッドレンジモデル「SPARC M10-4」向けに、同社が新たに開発して、CPUコア当たりの処理性能を強化した。新プロセッサの搭載により、CPUコア当たりの処理性能は従来に比べ約30%向上しているという。「SPARC M10」は、富士通とオラクルとの協業の下、2013年から市場に投入しているモデルで、両社は今回性能を強化したモデルを含む全機種について、Oracle Solarisと組み合わせて販売する。両社は、販売面に加え開発面でも連携しており、「Oracle Database」のオプション機能として、データ処理をメモリ内で行う「Oracle Database In-Memory」は、富士通製プロセッサ「SPARC64 X+」に実装した「ソフトウェア・オン・チップ」と連携し、高速な分析処理を実現する。
2015年04月07日女性とエナジードリンク今急成長を遂げているマーケットがエナジードリンクだ。しかし、お店で目にはしても、実際に手に取ったことがない女性は多いのではないだろうか。3月24日、トレンド総研は、女性がエナジードリンクを敬遠する原因や女性向けの新商品について、レポートを発表した。「カロリーが高い」など美容に悪いイメージ同レポートでは、楽天リサーチが行った「女性のエナジードリンクに関する意識・実態調査」を参考に、現代女性とエナジードリンクの関係を報告している。同調査によれば、女性がエナジードリンクを飲む割合は27%で、毎日飲むと回答した女性は3%と極めて低い結果となった。また、エナジードリンクのイメージを尋ねたところ、「カロリーが高い」、「糖分が多い」、「身体に悪そう」など美容に悪いイメージに回答が集中した。「キレートレモン ENERGIE」女性が真に求めるエナジードリンクとは何か。ポッカサッポロフード&ビバレッジが研究を重ね完成したのが「キレートレモン ENERGIE(エナジエ)」だ。100ml当たり13kカロリーというカロリーオフに加え、ビタミンCやクエン酸など女性が喜ぶ美容成分を配合。さらに、女性が苦手なカフェインに代わって、ローヤルゼリーやイミダゾールジペプチドなどの身体に優しいエナジー成分を採用した。女性を意識したコンセプトで開発された同商品。健康・美容の意識の高い女性から注目を浴びそうだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・トレンド総研 ピックアップレポート
2015年03月27日GMOクラウドは、社内ファイルサーバーの新規導入を検討するユーザー向けに「"失敗しない"ファイルサーバー選び入門セミナー ~ Dropboxなど様々なストレージサービスを徹底比較! ~」を開催する。開催日は4月23日(木)で、会場は東京・渋谷、参加無料で先着順。Windows Server 2003のサポート終了やDropboxに代表されるオンラインストレージサービスの普及に伴い、従来型の社内ファイルサーバーから新しいタイプのファイルサーバーへの移行を検討するユーザーは増加傾向にある。このセミナーでは、オンプレミス型やクラウド型のファイルサーバー、オンラインストレージなど、特徴の異なるサービスを比較検討し、ユーザーにとって最適なサービスを選ぶためのノウハウを解説する。またGMOクラウドの提供するクラウド型ファイルサーバー「ファイル執事」の実演デモを行い、クラウドを利用したファイルサーバーの実際の使い勝手を体験でき、参加特典として、同サービスの無償デモ環境も用意されている。セミナー開催概要は以下のとおり。・日程 4月23日 (木)・時間 15:00~17:00 (14:30受付開始)・場所 東京都渋谷区道玄坂1丁目16-7 ハイウェービル7階GMOグループセミナールーム・定員 30名(先着順、1社につき2名まで)・対象 ファイルサーバー導入を検討している人・費用 無料・セミナー内容の詳細および申込はこちら
2015年03月27日レノボ・ジャパンは26日、x86サーバー「System x」シリーズの一部モデルをNECパーソナルコンピュータの米沢事業場(米沢工場)で生産すると発表した。2015年後半の生産開始と発売を予定する。受け付け開始時期や注文方法については、今後改めて発表するという。2014年1月に中国Lenovoと米IBMは、IBMのx86サーバ事業をLenovoが買収する計画への合意を発表し、同年6月には、日本でIBMのx86サーバと関連したシステムやソリューションの検証などを行う新会社「レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ」を立ち上げ、システムやサービス、ソリューションの提供を行っている。また、レノボは2015年2月からThinkPadの一部モデルについて、NECPC米沢工場での生産を開始。これを記念して行われた式典で、NECレノボ・ジャパングループ 代表取締役社長 ロードリック・ラピン氏が「System x」シリーズの米沢生産を検討していることを表明していた。NECPC米沢工場での生産が予定されているのは、1Uラック・サーバー「System x3550」、2Uラック・サーバー「System x3650」などのラック・サーバーで、30~50の選択肢を持つセミCTO生産から開始する。NECPC米沢工場での国内生産により、従来2~3週間かかっていた納期を最短5営業日まで短縮できる見込みだという。
2015年03月26日米IBMは3月4日(現地時間)、同社が提供するパブリッククラウド・サービス「SoftLayer」において、OpenPOWERベースのサーバを提供することを発表した。これにより、 SoftLayerでクラウドのIT基盤を設定する際にOpenPOWERベースのベアメタル・サーバを選択することが可能になる。SoftLayerベアメタル・サーバの開発にあたり、IBMとSoftLayerはOpenPOWER Foundation のメンバーであるTYAN、InfiniBandソリューションやイーサネット・ソリューションの大手サプライヤー、Mellanox Technologiesなどと緊密に連携した。このベアメタル・サーバーはLinuxアプリケーションを稼働し、IBM Power Systemsに搭載されているPOWER8プロセッサのアーキテクチャに基づいている。OpenPOWERベースのベアメタル・サーバは、2015年第2四半期に提供を開始する予定で、まずは米国テキサス州ダラスのクラウド・センターで提供を始めた後、世界中に拡大される予定。
2015年03月06日ニフティは3月5日、ニフティクラウドのソリューションサービスとして、サーバー向けクラウド型セキュリティサービス「Trend Micro Deep Security as a Service」およびWeb改ざん検知サービス「GREDセキュリティサービス」の提供開始を発表した。トレンドマイクロのTrend Micro Deep Security as a Serviceは、サーバー保護に必要なウイルス対策やWebアプリケーション保護、侵入検知・防止などのセキュリティ機能を一元的に提供するサービス。導入時に管理サーバーを構築する必要がなく、クラウド上で提供される管理サーバーにログインするだけで、セキュリティ設定の変更やログ管理を行うことができる。同サービスがニフティクラウドで利用可能になることで、クラウドサービスとセキュリティ対策サービスを一括で調達できるうえ、ニフティクラウドの無償サポートも受けられるため、運用・管理の負荷を低減できる。利用料金は、1サーバーライセンスにつき月額20,000円(税抜)。最大5サーバーライセンスまでの利用料金を2015年6月末まで無料とするキャンペーンも実施されている。一方、セキュアブレインのGREDセキュリティサービスでは、サイトの改ざんの有無を定期的にチェックすることでサイトの安全性を確保することができる。同サービスは、一般のサイト閲覧と同じように、インターネット側からコンテンツをチェックするため、サーバー側の監視では見つけることができない改ざんも検知可能。また、ウイルスの行動パターンを推論するヒューリスティック検知エンジンがコンテンツのさまざまな要素を解析するため、多様なパターンの改ざんを検知できる。解析ページ数と1日のチェック回数によって9つの料金プランが用意されている。
2015年03月05日GMOクラウドは、同社の提供するレンタルサーバーサービス「iCLUSTA+< アイクラスタプラス」の新規申込ユーザーを対象にドメイン費用相当額が無料になるキャンペーンを2月18日より開始した。このキャンペーンでは、申し込み時にキャンペーンコードを入力することで、一般ドメイン名(.com/.net/.org/.biz/.info)の初年度ドメイン料金相当額「1,800円」を初回支払額から割引くもの。キャンペーン期間は2015年2月18日から2月27日18時まで。「iCLUSTA+ アイクラスタプラス」の新規申し込みユーザーが対象で、新規でドメインを取得する場合だけでなく、ドメイン取得済みで他社サービスから移転する場合もキャンペーンの対象となる。「iCLUSTA+ アイクラスタプラス」は、サーバーのクラスタ構成による安定稼働やマルチドメイン、最大600GBのディスク容量などを特徴とするビジネス向けレンタルサーバー。料金は月額934円(税別)から提供される。
2015年02月19日富士通は2月18日、グループ国内外で稼働中のすべての社内システム計約640システム(サーバ数:約1万3000台)を、次世代クラウド基盤に移行することを決定したと発表した。移行は、2015年2月より順次実施し、今後5年間で完了する予定。全社内システムをクラウドに移行する理由については、既存システムのモダナイゼーションと効率化を実現するとともに、自社の実践をリファレンスとして顧客への提案に生かすためとしている。同社で稼働している約640のシステムの内訳は、日本が約450システム(サーバ数:約8000台)、海外約190システム(サーバ数:約5000台)で、CRM/販売支援システム、SCM/ECMシステム、人事・経理などのコーポレート系システム、全社の情報共有やコミュニケーションを支えるグローバルコミュニケーション基盤などの共通システムに分類される。移行の第1弾として、コーポレート系の2システムより移行が開始される。全社内システムの移行が次世代クラウド基盤へ完了すると、TCOを5年間で約350億円削減できる見込みだという。今回、システムの移行先となる次世代クラウド基盤は、同社が開発を進めているOpenStackベースの新たなクラウドサービス基盤。社内システムを移行するとともに、一部の顧客と実証を行いながら継続的に機能開発を行い、2015年度中に顧客への提供が開始される予定。
2015年02月19日日本オラクルは2月16日、最新の高帯域フラッシュ・テクノロジー「NVM Express」を実装し、「Oracle Database」の高速化を実現するx86サーバの新製品「Oracle Server X5-2」と「Oracle Server X5-2L」 を提供開始した。両製品は、最大18コアのインテル Xeon プロセッサE5-2600 v3と24個のメモリ・スロットを搭載しており、前世代の機種と比べ、コア数・メモリ容量いずれも50%、メモリ帯域幅も33%増加している。また、いずれの製品も最大4個のホットスワップ可能なフラッシュ・ドライブが「NVMe」に対応しており、従来のフラッシュ・テクノロジーと比べて帯域を2.5倍以上拡張することで、データ処理の遅延を減らし、パフォーマンスを向上するという。「Sun Server X5-2」は、最大ストレージ容量が9.6TBのディスクまたは3.2TBのフラッシュで、筐体形状が1ユニット、奥行き737ミリメートル。最小構成価格は1プロセッサ搭載時で66万4672円となっている(税別)。「Sun Server X5-2L」は、最大ストレージ容量が50.4TBのディスクまたは9.6TBのフラッシュで、筐体形状が2ユニット、奥行き737ミリメートル。最小構成価格は1プロセッサ搭載時で75万8367円となっている(税別)。
2015年02月16日タリーズコーヒージャパンは18日、季節限定ドリンク「アーモンドプラリネソイラテ」や「ハニーホワイトモカ」などをタリーズコーヒー店舗で発売する。○タリーズバリスタコンテスト「最優秀シグニチャードリンク賞」受賞ドリンク季節限定ドリンク「アーモンドプラリネソイラテ」は、「タリーズバリスタコンテスト2014」において「最優秀シグニチャードリンク賞」に輝いたドリンクを季節限定商品として全国発売するもの。アーモンドとメープルの香ばしい香りに、豆乳が引きたてるアーモンドの風味を楽しめるカフェラテで、トッピングのアーモンドプラリネクランチのカリカリとした食感がアクセントになっているという。価格(税込)は、ショート430円、トール480円、グランデ530円、エノルメ580円。「エノルメサイズ」はアイスのみとなる。「ハニーホワイトモカ」は、春に人気のはちみつを使ったドリンクで、ホワイトチョコの優しい甘さとタリーズハニーのまろやかな口当たりが特徴となる。価格(税込)は、ショート450円、トール500円、グランデ550円エノルメ600円。「エノルメサイズ」はアイスのみとなる。「アーモンドプラリネソイラテ」を考案したフェロー(タリーズでは従業員のことをフェローと呼んでいる)は、ドリンクの開発秘話として「最初にタリーズで人気のフードをドリンクにできないかと考え、人気のクッキー「アーモンドプラリネ」を選択、常連のお客様の意見を参考にして味わいを完成させた」と話す。「豆乳はタリーズオリジナルで、芳醇なエスプレッソとの相性を考えて作られたものです。豆乳自体の美味しさはもちろん、エスプレッソとアーモンド、メープルとの融合が生み出す味わいをお楽しみいただけたら」とコメントしている。
2015年02月12日GMOクラウドは、「GMOクラウド」の専用サーバおよびクラウドサービスにおいて、 パラレルスのサーバ管理ツール「Parallels(パラレルス) Plesk(プレスク) 12」(以下、Plesk 12)の3つのエディションに対応し、 1月28日より提供開始したと発表した。「Parallels Plesk」は、 GUIにより直感的にサーバを管理することができるサーバ管理ツール。 顧客のWebサイトを運営するサーバ管理者に導入されており、 導入実績は世界130カ国、 5万社以上に上るという。そこでGMOクラウドは顧客が手軽にサーバ管理ができるよう、「Plesk 12」の対応を開始した。「Plesk 12」は、 「GMOクラウド Altus Basicシリーズ」、「GMOクラウド 専用サーバー」「マイティーサーバー」の3サービスで、月額350円(税別)から提供する。「Plesk 12」では、 WordPressの管理機能の「WordPress Toolkit」を搭載し、該当サーバへのWordPressのインストール/更新/削除はもちろん、 WordPressプラグインやテーマのインストール/更新/削除/アクティブ化といった作業も、 コントロールパネルで一元管理できる。 また、WordPressの脆弱性を突いた第三者からの攻撃を未然に防ぐため、 管理対象サーバのWordPressについてセキュリティが不十分な設定を検知した場合、 コントロールパネル上で知らせ、 ワンクリックでセキュリティ改善の設定が行える。そのほか、管理するサーバと、 運営しているWebサイトの両方を保護するセキュリティ機能が搭載されており、 すべてのエディションで利用できる。プランには、Web Admin Edition、Web Pro Edition、Web Host Editionがあり、月額料金は350円、800円、1,500円/5,000円(いずれも税別)。
2015年01月28日日本HPは1月27日、ミッションクリティカルな環境向けに最適化された新しい無停止サーバ「HP Integrity NonStop X」を発表した。新サーバはx86アーキテクチャやInfiniBandなど業界標準テクノロジーを全面的に採用することでミッションクリティカルシステムに対応。また同社は、同時にミッションクリティカル用途向け「HP Integrity サーバー」のポートフォリオを拡充し、2Uタイプ1ソケットのラックマウント型サーバ「HP Integrity rx2800 i4 1-socket」を発表した。「HP Integrity rx2800 i4 1-socket」は最大8コアのIntel Itaniumプロセッサー9500ファミリーを搭載し、2Uのコンパクトな筐体ながら、HP-UXに対応するエントリーモデルのサーバとなる。1-socketモデルは、Oracle Databaseとの相性が良いHP-UX 11i v3を利用した小規模データベースシステムの構築・リプレースに最適となっている。最小構成価格(税別)は「HP Integrity NonStop X」が6,061万9,900円~、「HP Integrity rx2800 i4 1-socket」が161万8,000円。
2015年01月27日サードウェーブテクノロジーズは21日、Intel Xeon E5-2600 v3シリーズの搭載に対応したラックマウントサーバ「RS5122-4NH」を発表した。2Uラックスペースに最大4ノードを搭載できる。即日販売を開始し、4ノード搭載時の価格は税別1,289,000円から。通常の1Uラックマウントサーバの半分のスペースで、同等コア数の環境を構築可能できるため、限られたラックスペースを有効に活用できるという。電源は4ノードで冗長化電源を採用する。1ノード当たりの主な仕様は、CPUがintel Xeon E5-2620 v3(2GHz / 6コア / 12スレッド)、チップセットがIntel C602、メモリがDDR4 ECC Registerd 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB HDD、ディスプレイアダプタがIntegrated 2D Video Controller、電源は1600W 80PLUS Platinum×2。インタフェースは、GigabitEthernet×2(Intel i350)、拡張スロットがPCI Express 3.0x16×1、USB 2.0×2、D-sub×1、Management LAN×1。本体サイズはD438×D771×H86.9mm。
2015年01月21日新菱冷熱工業は1月20日、データセンターにおけるサーバー室の温度・気流の状態をCFD技術で自動表示する「空間ビジュアライズシステム」を開発したと発表した。同システムは、自社開発のCFD(数値流体シミュレーション)解析技術を用いて、サーバー室の温度・気流を自動で「見える化」するもの。サーバーと空調機の運転状況を基にしてCFD解析を行い、サーバー室の温度・気流の状態を一定間隔で自動的に算出する「CFD自動実行機能」により、サーバー室全体に多数の温度センサーを設置せずに温度・風速の変化を継続的に把握することができる。さらに、見える化したデータは自動的に蓄積される「自動レポート化機能」により、サーバー室の問題点が明らかにし、環境改善や将来のサーバー更新工事に活用することも可能だ。新菱冷熱工業は、同システムを活用し、これまでデータセンター内サーバーの温度管理や入れ替え、追加、レイアウト変更時の温度・気流管理に課題を抱えている顧客に対し、積極的に提案営業を行っていく。
2015年01月21日GMOクラウドは1月14日、クラウド型ファイルサーバ「ファイル執事 byGMO」を同日より提供開始したと発表した。「ファイル執事 byGMO」は、セキュアな接続を実現する「リモートアクセスVPN機能」や、ファイル復元機能を標準搭載し、導入から運用、監視までの作業を顧客に代わって行う、専任のシステム担当者を持たない中小企業に最適なサービスとして提供される。「500GB」「1000GB」「2000GB」の3プランが用意され、標準機能のほかにオプションでストレージ容量のカスタマイズにも対応している。「Active Directory」の連携に対応しているので、社内ファイルサーバと併用した一元管理も可能なほか、パソコンのローカルフォルダへアクセスする感覚で簡単にファイルの保存・編集などの操作を行える。また、アクセス権の設定もOS標準の操作で設定できる。標準搭載している「ボリュームシャドウコピー機能」では、ファイルサーバ上のファイルやフォルダの変更履歴を定期的に記録。そのため、誤操作でファイルを削除してしまった場合でも、一定時で保存されたファイルを復元することができる。価格は初期費用が6万8,040円、月額費用が2万1,860円(500GBプラン)~、2万9,960円(1000GBプラン)~、4万6,160円(2000GBプラン)~。ユーザー数は20ユーザーで、追加オプションもある。また同社は、「ファイル執事 byGMO」のサービス開始に伴い、導入支援セミナーをセルリアンタワー(東京都渋谷)で2015年2月3日に開催する。参加費用は無料。詳細・申し込みはこちらから。
2015年01月15日アスクは13日、ZOTAC製グラフィックスカードの新モデルとして、GPUにNVIDIA GeForce GTX 980を搭載したサーバ向けモデルド「ZOTAC GeForce GTX 980 Server Edition」を発表した。1月下旬の発売を予定し、価格はオープン。「ZOTAC GeForce GTX 980 Server Edition」は、リファレンススペックでは6ピン×2の補助電源コネクタを8ピン×1としたほか、コネクタの位置を側面から前面に移動した。また、ベースクロックを1,126MHzから1,140MHzへ、ブーストクロックを1,216MHzから1,241MHzにオーバークロックし、それに伴いTDPも165Wから178Wに増加している。主な仕様は、ベースクロックが1,140MHz、ブーストクロックが1,241MHz、メモリが256bit接続のGDDR5 4GB、メモリスピードは7,010MHz、TDPは178W、補助電源は8ピン×1、PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0。映像出力コネクタはDL-DVI-I×1、HDMI 2.0×1、DisplayPort 1.2×3。本体サイズはW266.7×D111.15×H35.3mm。
2015年01月13日ネットアシストは1月13日より、24時間サーバの監視を無料で行うSaaS型サーバモニタリングサービス「SavaMoni.」の提供を開始したと発表した。今回提供を開始した「SavaMoni.」は、24時間365日体制の監視を無料で代行するサービスで、これまで監視体制の構築・運用が難しかった事業者様も導入することが可能だという。このサービスは、事業者様の代わりにサーバーやネットワークの監視を24時間自動で行うもので、サーバの稼動状況やアラート履歴がオンライン画面で管理でき、異常が検知された際に、自動的に電子メールや自動音声電話(有料オプション)で通知を行う。1アカウントで5台のサーバ監視が可能で、Web上でIPアドレスやドメインといった項目を入力することで、サービスを利用できる。また、サーバ単位で稼動状況をオンライン上で確認でき、アラート設定が可能となっており、事業者毎の監視体制のカスタマイズにも対応する。
2015年01月13日Yahoo! Japanは1月8日、「SHA-2のSSLサーバ証明書への移行について - Yahoo! JAPAN Tech Blog」において、2015年中にSHA-1サーバ証明書をSHA-2サーバ証明書へ随時切り替えていくと伝えた。切り替えのタイミングはサービスごとに任意に実施するという。ハッシュ関数であるSHA-1はすでに安全ではないと見られており、堅牢なセキュリティが要求される分野ではSHA-1の利用は推奨されていない。CA/Browser Forumでは1月16日以降はSHA-1証明書の発行を実施すべきではないという指針を示しており、関連するベンダーやプロジェクトでは似たようなタイムラインでSHA-1サポートの廃止へ向けた取り組みを進めている。SHA-1しかサポートしていないソフトウェア、例えばすでにセキュリティサポートが終了したオペレーティングシステムを使っている場合などは、サーバ証明書の移行が進むと対象サイトにアクセスできなくなることが予想される。なお、古い携帯電話などの組み込み機器も同様の結果になると思われる。
2015年01月09日トレンドマイクロは12月24日、企業のIT管理者を対象にしたインターネット調査「企業におけるサーバー脆弱性対策に関する実態調査 2014」を実施し、その結果を発表した。今回の調査は、企業が運用している業務用サーバーに対する脆弱性対策の実態や課題について2014年12月に調査したもの。企業のサーバー運用に関わるIT管理者515名から回答を得られた。調査では、脆弱性のあるサーバーにおいて、メーカーよりその脆弱性に対する更新プログラムが提供された際に、必ず更新プログラムを適用しているか質問した。回答では、「更新プログラムを適用できていないサーバーもある」との回答が27.0%を占め、「全てのサーバーに対して更新プログラムを適用していない」が8.5%、「対応できているのか把握できていない」が4.2%となった。「脆弱性が確認された全サーバーに対して更新プログラムを適用している」のは50.3%のみで、約半数が脆弱性の確認されたサーバーに対する更新プログラムの対応が十分にできていない状況が明らかになった。また、メーカより提供されるサーバーの脆弱性に対する更新プログラムの適用において、「時間がかかる」という課題を感じているとの回答者が全体の69.9%となった。時間がかかる理由としては、「計画的にサーバーを停止させる必要があるため(31.5%)」が最も多く、続いて「検証期間に時間がかかるため(29.3%)」「作業スケジュールを確保するのが困難なため(27.2%)」「サーバー毎に脆弱性を確認し、必要な更新プログラムを確認し準備するまでに時間と手間がかかるため(20.8%)」、「リソース不足のため(17.9%)」などの回答が挙がった。スケジュールやリソース確保といった人的要因のほか、更新プログラムの事前準備や適用中のサーバーの停止など更新プログラムの運用面で多くの企業が課題を抱えていることが浮き彫りにとなった。「全てのサーバーに対して更新プログラムを適用している」または「更新プログラムを適用できていないサーバーもある」の回答者を対象に、サーバーの脆弱性に対する更新プログラム適用の作業プロセスにおいて、その間に何か脆弱性対策として補完した対策を実施しているかを質問した。その結果、40%程度が「特に何もしていない」「分からない」と回答であった。更新プログラム適用まで時間を要するという課題を抱える一方で、その脆弱性をついたサイバー攻撃に対するセキュリティリスクについても十分な対策がなされていないことがわかった。さらに、サーバーOSの更新プログラムの適用の遅れ、もしくは未適用が原因で、業務用サーバーが外部から攻撃などを受けたことがあるかの質問に対して、15.1%が「経験あり」と回答。実際に外部からの攻撃を受けた経験を持つ回答者が一定数存在することがわかった。
2014年12月25日日本HPは12月25日、x86サーバ「HP ProLiant サーバー Generation 9(以下、HP ProLiant サーバー Gen9)」において、コスト重視のワークロード向けエントリーシリーズとして「HP ProLiant 10シリーズ」のラックマウント型製品2機種を含む計6機種を発表した。同日より出荷が開始される。新たに発表されたのは、HP ProLiant DL60 Gen9、HP ProLiant DL80 Gen9、HP ProLiant DL120 Gen9、HP ProLiant ML150 Gen9、HP ProLiant XL740f Gen9、HP ProLiant XL750f Gen9の6機種。今回、新たに発表された「HP ProLiant DL60 Gen9」と「HP ProLiant DL80 Gen9」の「10シリーズ」は、クラウド、ソーシャルサービスのITインフラストラクチャのワークロード分野に対するエントリー製品。HP ProLiant DL60 Gen9は、仮想化・クラウド環境ワークロード向けに最適化された1Uラックマウントサーバ。HP ProLiant DL80 Gen9は、ファイルサーバーやHadoopなどの大規模データを扱うワークロード向けに最適化されたコストパフォーマンスに優れた2Uラックマウントサーバ。いずれも最大12コアのIntel Xeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、メモリは8個のDIMM スロットに最大256GBのDDR4メモリを搭載できる。ストレージは12Gb/s SAS に対応し、処理性能の向上を実現している。また、ASHRAE環境基準A3に適用、最大40度の環境を保証する。HP ProLiant DL60 Gen9の価格は21万7,000円(税別)~。HP ProLiant DL80 Gen9の価格は28万2,000円(税別)~。HP ProLiant DL120 Gen9は、1Uラックマウント型の1ソケットサーバで、NonSQLのデータベースサーバや中位の仮想化環境ワークロード向けに最適化された製品。最大12コアのIntel Xeon E5-2600 v3プロセッサーを1基搭載でき、メモリは8個のDIMM スロットに最大256GBのDDR4メモリを搭載できる。ストレージは12Gb/s SAS に対応し、処理性能の向上を実現している。また、ASHRAE環境基準A3に適用、最大40度の環境を保証する。価格は25万7,000円(税別)~。HP ProLiant ML150 Gen9は、コストパフォーマンスに優れた2ソケットタワー型サーバで、高負荷ワークロードに最適化。25dBAでオフィス環境に適した静音設計を実現した。最大12コアのIntel Xeon E5-2600 v3プロセッサーを2基搭載、メモリは16個のDIMM スロットに最大256GBのDDR4メモリを搭載できる。16台の2.5型ドライブおよび8台の3.5型ドライブの搭載可能で、1Gb2ポートのネットワークアダプターを標準搭載、6PCIe拡張スロットを装備する。ストレージは12Gb/s SAS に対応し、価格は26万円(税別)~。HP ProLiant XL740f Gen9とHP ProLiant XL750f Gen9は、高度な演算処理能力と画期的な水冷設計を組み合わせた超低消費電力のスーパーコンピュータである「HP Apollo 8000 System」用のモジュラー型サーバトレイ。HP ProLiant XL740f Gen9は、HPCやサービスプロバイダーなど高密度実装を求めるワークロードに、HP ProLiant XL750f Gen9はHPCにおけるさらに高度な科学技術計算のワークロードに最適な製品。また同社は、HPサーバ、HP StoreServe 3PARを含むプラットフォームを単一のコンソールから管理できる統合管理ソフトウェア「HP OneView 」の最新バージョン「HP OneView1.20」をリリースした。HP OneView1.20は、サポート対象機種の拡大や、Virtual Connectマイグレーションツールの提供、レポーティング機能、ダッシュボードカスタマイズ機能、アラートの自動転送機能などの拡張を行っている。
2014年12月25日●好調なサーバ、ストレージ、ネットワークのビジネスPCメーカーとしてスタートしたDellは現在、エンタープライズベンダーに転身する戦略を進めている。最大の転機となったのは1年前の株式非公開化だろう。それから1年、創業者Michael Dell氏の指揮の下でDellはストレージなどの主要市場でシェアを伸ばした。今回、アジア太平洋・日本地区でエンタープライズソリューション事業部を統括するバイスプレジデントのPeter Marrs氏にエンタープライズ市場とDellの戦略について話を聞いた。--この1年、Dellのアジア太平洋・日本地区のエンタープライズ事業はどのように推移したのか。--Marrs氏: 非公開企業なので数字は公開できないが、2桁成長を遂げることができた。営業への投資、チャネルへの投資、そして戦略へのフォーカスが実を結んだ一年だったと言える。サーバはシェアトップを維持し、ストレージも内部と外部のテラバイト総出荷ベースで首位だ。ストレージ全体では第3四半期に2桁成長を実現しており、今四半期も2桁成長を維持できると見込んでいる。なかでも、iSCSIは連続で1位を達成しており、IDCの調査では第3四半期に前四半期比で成長したのは当社のみだ。ネットワーク分野も2桁で成長しており、シェアは7位から5位に上げた。ストレージ分野は変革期にあり、ソフトウェア定義の方向に進んでいる。今後、ストレージはサーバに組み込まれていくだろう。そうなると、当社はサーバ事業で成長を続けているので、サーバ1台当たりの売上増を図ることができる。注目すべき製品としては、「Dell Storage SC4020」を紹介したい。これはミッドレンジ向けのファイバーチャネルストレージ製品で、ストレージ分野の成長を加速する製品となった。当初はアジア市場のニーズに合わせて開発した製品だったが、現在はグローバルで展開している。われわれには素晴らしい製品と製品ロードマップ、戦略があり、優秀なチームがある。今後も市場の見通しはよいが、唯一の懸念材料を挙げるなら為替レートの変動だ。--Hewlett-Packard(HP)の分社化、IBMによるx86サーバ事業部の売却などがあった2014年はエンタープライズ分野にとって変動の一年だったが、どう見ているか?--Marrs氏: われわれにとってチャンスが増えた1年だったと思っている。IBMはずいぶん前にPC事業から撤退し、今回x86サーバ事業を切り離した。この戦略がIBMにとって正しいかどうかはわからないが、Dellからするとチャンスとなる。IBMは一流ブランドだが、チャネルパートナーから見るとUNIXベースのサーバ、ストレージなどしか持たず、インフラストラクチャを構成できるフルの製品ラインがそろっていない。AIX環境は日本では金融分野を中心に利用されており、シェアは安定しているが、世界的に見ると縮小傾向にある。現在はAIXを利用している業務も将来は標準ベースに移行するだろう。これはDellにとって商機となる。HPは分社化によりパートナーは2社とやりとりをしなければならなくなる。これに対し、われわれはエンド・ツー・エンドでポートフォリオを持っているため、ワンストップショップとしてお付き合いいただける。11月に開催したイベント「Dell World 2014」では、1億2500万ドルを投じてチャネルパートナーを支援するプログラムを展開することを発表した。われわれはITのモダナイズ(モダン化)というトレンドを支援し、さらに加速していく。われわれはレガシーなシステムを持っていないので、これが可能だ。●加速するコンバージド・インフラへの製品投下--Dell Worldでは最新のコンバージド・インフラ「Dell PowerEdge FX2」を発表し、日本でもローンチしたが、コンバージドインフラのニーズはどのぐらいあるのか?--Marrs氏: 実際のところ、コンバージド・インフラを検討している顧客は多い。「PowerEdge FX2」はデータセンターはもちろん、リモートサイトにも適した製品だ。コンバージド・インフラ市場が加速している要因としては、サーバ、ストレージ、ネットワークが統合されており、ケーブル配線から設定、実装などが大幅に簡素化される点に企業が魅力を感じていることにあるようだ。必要な機器を個別に用意して設定しなくても、きちんと動く。これは現場で作業している担当者にとって、劇的な業務の簡素化となる。顧客、パートナーはリファンレンス・アーキテクチャを求めており、コンバージド・インフラやアプライアンスはこのニーズにフィットするものだ。われわれはコンバージド・インフラに対し、さまざまな製品を投入していく。例えば、VMwareの「EVO:Rail」については7種類のソフトウェアライセンスを統合し、チューニングされた形で提供する。インフラはVMwareのvCenterから管理でき、日本では2015年前半に提供を予定している。このほかにも、Microsoftの「Hyper-V」アプライアンスもローンチする計画で、ソフトウェア定義型アプローチをとるNutanixともコンバージド・インフラで提携している。Nexenta、Clouderaなどとも同じような協業を行っている。--Dell Worldでは「Dell Cloud Marketplace」も発表した。日本での展開予定は?--Marrs氏: Dell Cloud Marketplaceは顧客とクラウド開発者に向けたサービスで、簡単にパブリッククラウドを利用できるツールを提供する。まだベータ版であり、米国向けのサービスとしてAmazon Web Services、Google Cloud Platform、Joyent、Dockerなど、米国企業を意識した事業者と提携している。このまま日本で提供することは考えにくく、内容や提供時期などはこれから決定していく。--なぜ、Dellがクラウドサービスのマーケットプレイスを提供するのか?--Marrs氏: それは、企業にとってパブリッククラウドが現実のものになっているという現状を受けてのことだ。日本や中国ではまだそれほどでもないが、米国では企業のパブリッククラウドの利用が増えている。Dellのソリューションはプライベートとパブリックの両方のクラウドで利用されている。われわれのサービスにおいて差別化となるのは「Boomi」だ。これは2010年に買収したクラウド統合・管理技術で、パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方を管理できる。顧客はどの程度パブリッククラウドを利用すべきかを明確に決めていないところも多く、柔軟に管理できるツールを必要としている。--数年前からエンタープライズベンダーを目指して取り組んでいるが、"PCメーカー"から"エンタープライズベンダー"としての認識はどのぐらい広がっていると考えているか?2015年は何を最優先事項とするのか?--Marrs氏: エンタープライズベンダーとしては、まだやることは多い。だが、"当社が変わった"という認識は着実に広がっていると実感している。先日、約500社を集めたイベントでは、Microsoft、Intel、Cloudera、VMwareなどのパートナーがわれわれのソリューションのデモを行い、盛況に終わった。日本市場は保守的な部分もあるが、Dellは日本市場で成功したい。そのためにはチャネルの拡大が不可欠であり、この分野に継続して投資を行い、力を注ぐ。顧客やパートナーとの継続的な対話、それにわれわれ自身が戦略を実行することが重要であり、製品や機能として届けていく。2015年はサーバのシェアをさらに拡大し、iSCSIにおけるトップの地位も維持する。ソフトウェア定義の分野はDellの強みとも重なるので、2015年も強化していく。ソフトウェア分野ではクラウド、インフラ管理、ビックデータ分析などがキーワードとなる。ビックデータ分析については、これらを通じて、日本の顧客から信頼できるアドバイザー、ソリューションプロバイダーとして見ていただけるようになると信じている。
2014年12月17日サードウェーブテクノロジーズはこのほど、Intel Xeon E5-2600 v3シリーズに対応した1Uラックマウントサーバ「RS5122-SDF」を発売した。1wayモデルの価格は税別314,000円から。奥行きが短いショートデプスのシャーシを採用したサーバ。ラックのサイズに制限がある場所や荷重制限の厳しい環境に適しているという。1wayモデルの標準構成は、CPUがIntel Xeon E5-2620 v3(2.4GHz/6コア)、チップセットがIntel C612、メモリがDDR4 ECC Registerd 8GB(4GB×2)、ストレージが160GB SSD、ディスプレイアダプタがAspeed AST2400、光学ドライブがなし、電源が500W 80PLUS Platinum。本構成での価格は税別314,000円から。2wayモデルは、上記からCPUをIntel Xeon E5-2620 v3(2.4GHz/6コア)×2、メモリをDDR4 ECC Registerd 16GB(4GB×4)、ストレージを160GB SSD×2に変更し、価格は税別455,000円から。インタフェースは共通で、フロント部分にUSB 3.0×2、D-sub×1、Gigabit Ethernet×2(Intel I210AT)、Management LAN×1、PS/2×1。本体サイズがW444×D383×H44mm。
2014年12月16日