ネパール料理店のカトマンドゥカリーPUJA吹田店(大阪府吹田市)は、夏休み期間中の小学生を対象にプチワーケーション体験として、勉強とランチを組み合わせたイベント「カレー寺子屋」を開催します。勉強風景【国も推奨するワーケーションが人気】ワーケーションという働き方が話題です。ワーケーションとは仕事(work)と休暇(vacation)を合わせた造語で、普段の職場とは異なる環境で仕事をしつつ自分の時間を過ごすことを言います。ストレスの軽減やリフレッシュ効果、モチベーションの向上、業務効率の向上などが期待されています。観光庁はワーケーションの定着に向けた取り組みを継続し、各地方自治体や旅行会社は様々なワーケーションプランを打ち出し集客を狙っています。また、福利厚生の一環としてワーケーションを取り入れる企業も増えています。【子どもにもプチワーケーションで学習向上に】ネパール料理店のカトマンドゥカリーPUJA吹田店では、この夏休みに子どものためのプチワーケーション体験として「カレー寺子屋」を企画しました。11時開店までの店内を小学生に宿題スペースとして開放し、大人のスタッフが見守る中子どもたちは宿題などに取り組みます。勉強の後には、焼きたてのナンが食べ放題のカレーランチが食べられるお楽しみ付き。参加した子どもはランチ代が無料です。7月28日の開催では、小学1年生から4年生までの9人の子どもが参加しました。集中して自主的に机に向かう子どももいれば、途中で集中が途切れてしまう子どもも。でも、周りを見渡して他の子たちが頑張っている姿に刺激を受けて、再び机に向かっていました。食事風景1【子どもの自主性を楽しく伸ばしたい】参加したお子さんからは「家でやるよりはかどった」「いつもと違う場所で勉強したら集中できた」という声が多く聞かれました。また親御さんも「テレビやおもちゃなど誘惑するものがないので、勉強する環境としてはすごくいい」「この課題をやったらあとで大好きなカレーとナンが食べられると思って頑張れたみたい」など、いつもとは違う子どもの姿を見ることができたようです。主催者より「カフェでノートパソコンを開いて仕事をする光景も当たり前になったように、大人は作業する場所を自分で決めてモチベーションや効率を上げています。モチベーションや効率が上がるなら、子どもだって勉強する場所を家や学校だけにとらわれないで、自分で決めてもいいのではと思いました。何をどこでやるのかの選択を子ども自身ですることも、自主性を育てる教育となりうると考えています。」「カレー寺子屋」は、8月18日までの全8回開催予定で、8月4日開催分はすでに満席ですが、そのほかの日にちにはまだ若干空きがあります。お子さまランチ寺子屋看板《 カレー寺子屋 開催概要 》開催日:8月2日(水)、4日(金)、9日(水)、10日(木)、16日(水)、18日(金)時間 :9:30~11:00 学習時間11:00~11:30 保護者お迎え、その後ランチ定員 :各日お子様10名費用 :寺子屋参加のお子様はランチ代も全て無料《 カトマンドゥカリーPUJA吹田店概要 》店舗名 : カトマンドゥカリーPUJA吹田店(店長:竹内)所在地 : 大阪府吹田市山田南30-15電話 : 06-6816-1366営業時間: ランチ 11:00~15:00ディナー 17:30~22:00(ラストオーダー 21:30)定休日 : 月曜日(祝日の場合は営業)URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月01日アメリカ在住で料理人の、すけちゃん(@AgingAnarchist)さんがTwitterに投稿した、『まかない料理』のエピソードが話題になっています。『まかない料理』とは、レストランで働くシェフたちが、自分たちの食事のために作る料理のこと。決まったルールはないので、状況や好みに応じてメニューは変化します。投稿者さんは同僚のネパール人シェフに、日本食の『まかない料理』をお願いしていましたが、その味は「イマイチ」だったそう。ネパール人シェフ渾身の一品を実食感想は…そこで、ある日、日本食ではなく、ネパール料理を頼むことにしました。投稿者さんのオーダーに、ニヤリと笑みを浮かべたネパール人シェフ。見慣れないスパイスと調味料をパパっとかけ、カラフルな野菜をササッと炒めました。でき上がったのは、とてもよい香りがする、ネパールの伝統料理!期待が膨らむ展開ですが、投稿者さんの感想は…。以前一緒に働いていたネパール人シェフの作る日本食のまかないはいつもイマイチだったが、「ネパール料理を作ってよ」と頼むとニヤリと笑い、見慣れないスパイスと調味料をパパッと振りかけ、カラフルな野菜をサッと炒めてすごく良い香りが漂うネパールの伝統料理を出してきた。それもイマイチだった。— すけちゃん (@AgingAnarchist) March 6, 2023 それもイマイチだった。手際よく調理され、見た目も香りもよい料理が完成するという、素晴らしい流れから意表を突かれ、思わずツッコミを入れたくなってしまいます…!投稿者さんのツイートには、多数のコメントが寄せられました。・日本食だけじゃなくて、ネパール料理もイマイチなのかーい!盛大にズッコケた!・ネパール料理がとんでもなくおいしかったのかと思ったら、まさかのイマイチ…!・イマイチな料理が、おいしい話のタネになりましたとさ。『餅は餅屋』ということわざがありますが、料理の出来は、作り手による部分が大きいということなのでしょう。いわれてみれば、日本人だからといって、日本人全員がおいしい日本食を作れるとは限りません。とはいえ、日本食にしろ、ネパール料理にしろ、一貫して味がイマイチなのは、なんとも切なく、不思議ですね…![文・構成/grape編集部]
2023年03月08日株式会社 C・I・Tは、ネパール人による「ネパール料理講習」を2022年9月16日(金)、10月14日(金)に現地よりライブ配信にて開催いたします。今回の講習では、香辛料も予めお送り(有料)することが可能ですので是非皆様でご一緒に作ってみませんか。当日はお作りになられながらその場で質問もできます。ネパール料理トマトカレー背景「ネパール料理とインド料理は日本では同じレストランで提供され、ほぼ同じと思っておられる方が多いのですが実は異なります。今回はライブ配信(ZOOM)でネパール料理をネパールよりネパール人が紹介いたします。ご一緒にその場で作ってみませんか。お作りになられながら、その場で質問もできます。香辛料も予めお送りいたします(有料/ネパール製ではありません)。日時が合わなかったり、ネパール料理で作りたいお料理がありましたらできる限り対応いたします。ご要望がございましたら、予めメールでご連絡ください。開催概要2回目:9月16日20:00~20:45(日本時間)ひよこ豆のカレーとアチャール(漬物)3回目:10月14日20:00~20:45(日本時間)カリフラワーのカレーとトマトのカレー内容の詳細とお申込みはURL メールでのお問い合わせは cit@madaminusekaie.st yle会社概要商号:株式会社 C・I・T全国旅行業協会(ANTA)に加盟の旅行会社 が運営しております所在地:東京都 中野区 中野4-1-1 中野サンプラザ9階URL: 電話:03-6859-7510追記:オンラインツアーの他に世界のクルーズを旅行会社様へ紹介しております。お問い合わせ先株式会社C・I・T担当:永井電話番号:03-6859-7510E-mail: cit@madaminusekaie.st yle 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月02日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『ADI(アディ)』のダルバートです。中目黒駅から祐天寺方面へ高架下を歩くこと5分。右手にネパールレストラン『ADI』が見えてくる。コンクリート打ちっぱなしのビル1F、引き戸を開けるとこれまで見た伝統的なネパールレストランの佇まいではなく、居心地のいいモダンダイニング。オーナーシェフのアディカリ・カンチャンさんと妻の明日美さんは、コロナ禍の苦難にも負けず、店を持つという第一目標を実現した。それにしてもネパール料理の特徴とは?「ネパール料理はインドと同じで、カレーがベースなんでしょと言われてびっくりした。確かにクミン、コリアンダー、ターメリックはネパールでよく使われるけど、味わえばその違いがすぐにわかるはず」とシェフ。土・日の昼のダルバート(豆のスープとご飯におかずを加えた定食)は、スパイス料理(これがカレー)2種、サラダ、スープに野菜の漬物や酢漬けなど。スパイシーだが決して辛くない。青菜を発酵させたグンドゥルックなどは日本人にも馴染み深い発酵食だ。「目標にしている料理人は?将来の予定は?」と質問したら、素晴らしい答えが返ってきた。「ブラジルのアレックス・アタラシェフ(注1)。彼を見習って、将来はネパールに戻って地元の素材でガストロノミーを表現したい」。そこには日本での経験も活かされるはず。新しいスターシェフが新しい食文化を創るのだ。注1:サンパウロのレストラン『D.O.M.』オーナーシェフ。アマゾン流域の生態系を守るために世界中の料理人にその現状を伝え、原生林の保護、素材の再発見などに貢献しながらブラジルの食文化を世界に広めている。週末ダルバートランチコースはノンベジ、ベジ各¥2,500。写真はノンベジ。メニューは週替わりでスパイス料理2種(この日はチキンとエビ)、スープ、サラダに野菜の漬物や酢漬けなど。中央の米は、ハラリとしたバスマティライスともっちりした日本の米のブレンド。もともとシェフはベジタリアンだったが、来日時とんかつを食べて、その美味しさに感動してノンベジに転向!そんな話を聞いたら「このシェフは優先すべき味がわかっている」と嬉しくなった。ADI東京都目黒区上目黒2‐46‐7TEL:050・3184・4491ランチ11:30~15:00(14:30LO)、土・日曜は11:00~/12:30~/14:00~の予約制、ディナー18:00~/20:30~(水~土曜)月曜休2月17日までランチ営業のみの予定いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2021年2月3日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2021年01月27日豪徳寺に突如現れた、ネパール料理専門店【OLD NEPAL TOKYO】スパイスに対する概念が変わった。野菜には様々なスパイスが調合されている。食べれば刺激的な香りや独特の風味が口いっぱいに広がってと思いきや……確かにターメリックや自家製のガラムマサラといったスパイスが口中に広がる。しかしそれは想像以上に穏やかで、むしろキュウリやカブといった野菜たちのしっかりした味わいに驚かされる。スパイスによって野菜のおいしさが引き出されている。『南瓜のタルカリ(野菜料理)』。南瓜を濃厚なスープ仕立てにし、グリーンチリのアチャールをのせて辛味のアクセントを加えているカレーも同様だ。スパイスの香り、鮮烈な味わいを楽しませつつ、そのスパイスによって肉の風味や旨味、コクをもしっかりと楽しませてくれるのだ。臭み消しのためではない。スパイスという名脇役が演出する素朴かつ複雑なおいしさの数々に舌鼓の連打だ。レンガを効果的に取り入れることで、カトマンドゥの街並みの雰囲気を演出。木材を多く使用し落ち着いた空間となっている世田谷区豪徳寺駅から伸びる商店街を1分ほど歩くと、目指す『OLD NEPAL TOKYO』が見えてくる。2020年7月にオープンした新店だ。5年前、大阪に開業して以来、人気を博し続けている【ダルバート食堂】。そのオーナーシェフの本田遼氏が東京に初出店した店である。「Khaja/カジャ」~前菜~大阪で提供していたのは“ダルバート”(豆のスープ“ダル”と、ご飯“バート”そしてアチャールやカレーがワンプレートにのったもの)のみだが、東京では単品ではなくコース仕立てで楽しんでほしいと、数種の“カジャ”からスタートする。コースの最初は「Khaja/カジャ」から始まる。カジャとは、メイン以外の軽食のようなものの総称“カジャ”は主に白ごはん以外と食べるもののことを指す言葉で、同店ではネパールを俯瞰でみたカジャを用意。たとえば取材した月はネワール族スタイルで、別の月はシェルパ族、また別の月はポカラ地方など、前菜としてカジャを用意し、様々なアチャールとのペアリングで提供してくれる。ネパールの家庭で一般的なロティ(薄焼きパン)は素朴な味わい。酸味の効いたジャガイモのアチャールと一緒に『グンドゥルックのアチャール』。周りは紅真大根、ビーツ、ピスタチオなど。よく混ぜていただく。グンドゥルックの酸味が野菜の味を引き立てるこれらもすべて“カジャ”。いただいたのは、『ヒエのロティ×じゃが芋のアチャール』、『南瓜のタルカリ×グリーンチリのアチャール』、『里芋とウラド豆のマショウラ×黒ニンニクのアチャール』、『グンドゥルック(乳酸発酵させた青菜を乾燥させて戻したもの)のアチャール』。どれも野菜の素朴なおいしさをアチャールが引き出す組み合わせ。合わせて頼んだナチュラルワインが止まらない。『ポークセクワ』。マリネ後にローストし、ネパール山椒とトマトのアチャールなどを添えて提供そしてカジャの最後に出されたのが『ポークセクワ×ネパール山椒とトマトのアチャール』、『フレッシュコリアンダーのアチャール』。セクワは現地ではスパイスでマリネした肉を串焼きしたものを指すが、【OLD NEPAL TOKYO】では絶妙に火入れしたローストで提供。こちらもネパール山椒が豚肉の甘味を引き立て、コリアンダーが豚の濃厚な旨味にさわやかな味わいを添える。なんと絶妙な味の組み合わせ! 正直、もっと食べたいのですが……とお願いしたくなるほどで、このカジャで一気にネパール料理のファンになる。「Khana/ダルバート」~メイン~こちらがコースのメインであり、ネパールの国民食でもある「ダルバート」。ごはん、豆のスープ、おかずなどをあわせてこう呼ぶついで提供されるのが「Khana/ダルバート」だ。中央に『ライス』、奥に『ダール(豆のスープ)』、『猪カレー』と『チキンカレー』、手前にじゃが芋、なす、グリーンピース、カリフラワーを使った『本日の“タルカリ”(野菜の炒め煮)』。さらに大根、りんご、フレッシュトマト、発酵させたひなのかぶ、そして『本日のアチャール』が5種と、その日の青菜の炒め物がある。メニュー名を聞いているだけでお腹いっぱいになってしまいそう(笑)。ご飯は中粒米と長粒米をブレンドし使用。手前が猪カレー、奥がチキンカレー、その右隣がダール、周りには5種のアチャールが並ぶまずはダールをひと口。とろりとして、素朴ながら食欲を掻き立てられる味わいだ。ついで、そのダールを香りよいライスにかけ、あとは気分でカレー、タルカリ、サーグを加えて混ぜ合わせ口に運んでいくだけ。カレーだけならスパイシーで、タルカリも混ぜればやさしい味わいが加わるし、ザーグまで混ぜれば様々な素材の味とスパイスが幾重にも絡み合う複雑で贅沢な味わいに。そのバランス次第で、噛むたびにいろんな表情を見せてくれる。それがおいしくて、楽しくて、ワインに合って……すっかりネパール料理の虜だ。「Mithai/デザート」最後は、ネパール産ピーナッツバターのクルフィ(アイス)がデザートとして供される。アイスとその上にふられたシナモンなどのスパイスが口のかなで溶け合い絡まり合う、甘さと様々な香りの一体感にあぁ至福。あくまで“ネパール料理”の枠内で、新たな魅力を引き出すシェフの本田遼氏。「料理の文献が少なく、現地での会話を通じてネパール料理を探って行くのが難しくも楽しい」と語る聞けば、本来ネパール料理はコースでは食べられないと言う。しかしネパールに魅せられた本田遼氏は、ネパール料理、ひいてはネパールの食文化の魅力を広く知ってもらいたいと敢えてコースとして提供しているという。ネパールでは外でどれだけ“カジャ”を食べても、家に帰ってご飯である“カナ” (ダルバート)を食べる。そこに目を付け、カジャによる前菜、ダルバートをメインにというコースを構成。里芋とウラド豆のマショウラ(ベジミート)。フライ仕立てにし、黒ニンニクのアチャールを添える。黒ニンニクの香りがほどよいアクセントに「目指すのはネパールの人に『これはネパール料理だね』と言われつつも、日本の人には『ネパール料理ってこんなに美味しいんですね』というふたつの味の実現」と本田氏。そのために過剰にスパイスを使わず、余計な素材を加えず。しかし、それと同じくらい洗練された一品に仕上げることにも留意している。カジャはもちろん、手のかかるアチャールも自家製なのはそのためだ。香りのマリアージュも楽しんでほしいと、白とオレンジの自然派ワインを多数揃える。グラス800円0。他にネパールのラムなども用意また「ネパールではあまり飲まれないナチュラルワインを揃えることで、食文化の広がりの提案もしていきたい」とも。香り豊かで余韻が穏やかなナチュラルワイン、特にオレンジを含めた白は、やはり香り豊かなネパール料理と好相性で、味だけでなく香りのペアリングが堪能できる。ネパールの街かどで見かける鉄板をイメージした扉のエントランス。商店街を歩くこと数分、ムーディーに照らされた同店が佇む「いつか…できれば5年後くらいにネパールで店を出したいんです。東京で成功したネパール料理ということで、現地の注目も集めるだろうし、その店を模倣した店も増えると思うんです。それがネパール料理のレベルアップにつながれば……そうやってネパールに恩返しが出来たら嬉しいですよね」。開店して半年ながら、この味、サービス、哲学さえあれば東京での成功も、ネパールでの成功も必ず掴めるはずだ。本田 遼氏1983年、兵庫県神戸市生まれ。専門学校を卒業した後、様々な職を経験しつつ、世界を旅して回る。23歳の時に「こんなに感動した料理は初めて」というネパール料理と出合う。日本に戻り、料理人としてのスタート。2015年、大阪に「ダルバート食堂」を、2020年東京に「OLD NEPAL TOKYO」を出店。著書に「ダルバートとネパール料理」(柴田書店)がある。OLD NEPAL TOKYO【エリア】豪徳寺/経堂【ジャンル】ネパール料理【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】豪徳寺駅 徒歩2分
2020年12月02日北でも南でもなく、クリエイティブなインド料理店の誕生は、フーディーたちの間で一大ニュース!ほかにもインドをベースにネパールと融合させたりと、独自路線で躍進するインド料理を!余韻を楽しむスパイス使い。はっとさせられる驚きが。この店のオープンは、センセーショナルであると同時に、東京のインド料理界が新時代に入った証でもある。インドやニューヨーク、ロンドンでは、イタリアンやフレンチと並び“イノベーティブインディアン”の話題店がある。むしろ世界的な美食都市・東京に存在しなかったのが不思議なほど。今まで出合ったことがない独創的なインド料理には、ひと口、ひと皿ごとに魅了され口福へと誘われる。シェフを務めるテジャス・ソヴァニさんは、ラグジュアリーホテル『AMAN』の副総料理長や、世界一と称される人気店『NOMA』で経験を積んできた。メニューは昼夜ともにコースのみ。「スパイスジャーニー」と名付けたランチコースは、インドの文化・料理の多様性を象徴する7テーマ(皿)が1コースに。たとえば、“街路”の皿には各地域の屋台フードを盛り込み、パートフィロ(薄いパイ生地)を使い、フィリングにピリ辛のチョリソをしのばせる。“海辺”の皿は、牡蠣を主に葉わさびを合わせたり。和の食材も用いつつ違和感なくまとめ上げている。瞬間的なスパイスの刺激ではなく、刻々と変わりゆく香りや余韻を楽しむのが『SPICE LAB TOKYO』の料理。圧倒され感嘆しきりのコースを。手前の皿は、トマト&クミン、ココナッツ&アボカドなど3色のチャツネ(ソース)と、レンズ豆の揚げ物を合わせてある。中央の長方形皿は、インド各地のストリートフードをそれぞれ分解して再構築したもの。料理は、ランチのスパイスジャーニーコース7皿¥7,200(サ込み)のイメージ。掲載時には春メニューに変更。“王族”がテーマの皿。王族が食した料理にインスパイアされたもの。“祝祭”を表現したデザート。インドの大地をイメージした落ち着いた内装。全55席。シェフのテジャス・ソヴァニさん。“海辺”の皿は魚介を用いる。春は牡蠣。SPICE LAB TOKYO(スパイス ラボ トーキョー)東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS 10FTEL:03・6274・682111:30~14:00 LO、18:00~21:00 LO無休※『anan』2020年4月15日号より。写真・清水奈緒イラスト・内田有美取材、文・池田祐美子(by anan編集部)
2020年04月09日フェルツメリノシューズ日本上陸プロジェクトクラウドファンディングサイト「Kibidango」では、2019年2月21日(木)より、ネパールのオーガニックメリノウールを使って手作りした「Felts Melino Shoes(フェルツメリノシューズ)」の提供を開始しました。2019年4月18日(木)までに目標金額400,000円を達成すると、日本上陸が決定します。希少なメリノウールで手作り「Felts Melino Shoes」はネパールの女性達がひとつひとつ丁寧に手作りしています。素材となるオーガニックメリノウールは、ウールの中でも希少な最高級品。保湿力が高く、通気性に優れている等の特徴があります。また天然の防臭効果もあるため、フットアイテムに最適です。サイズは20.5cmから30cmまで、0.5cm刻みで対応しています。家族でおそろいのルームシューズもいいでしょう。現在「Kibidango」では早割などの特別価格に加え、先着50名に同じ素材のベビーシューズをプレゼントするキャンペーンも実施中です。ネパール女性の雇用創出にもつながるプロジェクト。チェックしてみてはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※きびだんご株式会社のプレスリリース※「Kibidango」
2019年02月24日ほんのりアジアンテイストかおる、アットホームな空間大阪・九条にある「Asian Kitchen Cafe 百福(ももふく)」では、タイ料理とネパール料理がいただけます。白いビルの1Fにお店を構えており、お店の入口辺りのウッディな外壁が特徴的。お店の外にもテーブルとイスが置かれており、こちらでも食事をいただくことが可能です。店内に入ると、白や淡いグリーンの壁紙で爽やかな印象を受けます。テーブル席だけではなく、小さなカウンター席もあるため1人でも入りやすいのが嬉しいポイント。ネパールの写真が壁にかけられていたり、現地の小物がさりげなく飾られていたりと、ほんのりアジアンテイストが感じられるアットホームなお店です。本場仕込みのアジア料理で気分はアジアトリップ「Asian Kitchen Cafe 百福」は、本格的なアジアごはんをいただけるお店。日本ではあまり知られていない料理もいただけます。店名は「食べて百もの口福で満たされますように」という願いに由来してつけられたそう。店主は、現地で料理を学びながら在住した経験者です。そんな店主がつくる本場仕込みの料理をいただけば、アジア旅行気分を味わえることでしょう。ネパールの国民食「ダルバート」がイチオシ!「ダルバート」は、こちらのお店を代表する看板メニューです。ネパールでは「ダルバート」は国民食であり、「お母さんのご飯」のような存在。ワンプレートにチキンカレー、ダルと呼ばれる豆カレー、青菜のスパイス炒め、ごはん(バート)などが乗っています。ダルは豆の優しい風味が生きた味に仕上がっており、マイルドな味わい。一方、チキンカレーはスパイシーで後を引く味です。それぞれの料理の味を堪能したら、全てを混ぜ合わせていただくのがおすすめ。味に奥行きが出て、たまらないおいしさです。食べれば爽やかな風味のトリコになる「カオヤム」「カオヤム」も、お店が太鼓判を押すイチオシのメニュー。こちらはタイの南部地方における名物料理です。「カオヤム」とは、簡単に言うとピリ辛なハーブごはんのこと。ひとくち食べれば豊かな香りが口いっぱいに広がります。運ばれてきたプレートを見ると、ごはんの周りには細かく刻まれたニンジンやキュウリ、もやしをはじめとした野菜やハーブが盛られています。これらを混ぜ合わせ、別添えのタレをかけていただきましょう。遅い時間まで本格的なアジア料理をいただけるお店こちらのお店では遅めの時間の食事も歓迎しており、ランチが16:00まで、ディナーが24:00までお食事をいただけるのが嬉しいポイント。それぞれの時間帯において30分前がラストオーダーになっているので要注意です。店主は「お客さんの要望には可能な限りお応えしたい」と語っており、メニューにはない料理など、柔軟に対応してくれます。誕生日のお祝いといったサプライズにも利用したいお店です。お店は、OsakaMetro中央線「九条駅」6番出口から徒歩4分ほどの場所にあります。阪神なんば線の「九条駅」2番出口からも徒歩5分ほどです。あなたも「Asian Kitchen Cafe 百福」で、アジア旅行気分を味わえるお料理をいただいてみませんか。スポット情報スポット名:Asian kitchen cafe 百福住所:大阪府大阪市西区九条1-3-12電話番号:06-7493-2317
2018年06月19日武蔵関駅前通り商店街にあるカレー屋「スワガット」東京・武蔵関駅前通り商店街にあるカレー屋さん「スワガット」。レンガのビルの1Fと2Fがお店になっており、赤い看板が遠くからでも目を引きます。お店の外にはたくさんのメニューが写真付きで飾られています。店内にはテーブル席とカウンター席があり、お子さま連れのファミリーにも楽しんでもらえるよう座敷の席も用意されています。本場の味が楽しめる絶品インド料理!こちらのお店では、インド料理を中心にタイやベトナム・ネパール料理などが味わえます。多くの人にインド料理を楽しんでほしいというのがお店の願いです。「スワガット」はネパール・インド語で「ウェルカム」を表す言葉。多くの人に訪れてもらいたいという思いが込められた店名となっています。目指しているのは街の雰囲気になじむお店。おいしそうなスパイスカレーの香りに惹かれて多くの人が訪れています。味のおいしさはもちろんのこと、手軽に通うことができるお得な価格設定も人気の理由のひとつです。本格的なナンとともに味わう絶品インドカレーお店自慢のカレーはチキンやキーマ、ダルカレーなどたくさんの種類が用意されています。辛さは年配の人や子どもでも安心して食べることのできるマイルドから、辛口、激辛とえらぶことができるのもポイントです。好みの味わいをチョイスしてください。カレーと一緒に味わいたいのが窯で焼かれる薄い生地の本格的なナンです。ふんわりパリパリと色々な食感を楽しむことができるのが魅力!噛めば噛むほど広がる甘みも特徴です。おかわりも無料なので思い切り堪能できます。自慢のメニューはカレー以外にも! 本場の味わいを堪能お店の自慢メニューは「チーズナンセット」です。ていねいに焼き上げたチーズ入りナンは、普通のナンとはまたひと味違った味わい。そのまま食べてもよし、カレーと一緒に食べてもよしの濃厚なおいしさを楽しむことができる一品です。「野菜チョウミン」もぜひ味わってほしいおすすめメニュー。ネパール風の焼きそばで、たくさん入った野菜とスパイシーな味わいをお試しください。ヘルシーさも魅力のインド料理を思い切り堪能しようスパイスは元気の源。スパイスをたっぷり使用して作られるインド料理は、栄養価も高く元気になれます。老若男女問わずおすすめのインド料理を思い切り堪能してください。デートでもグループでも家族連れでも、幅広く利用できるのもこの店の特徴です。ぜひ足を運んで、毎日でも通いたくなるクセになる味わいを楽しみましょう。「スワガット」は西武新宿線「武蔵関駅」から歩いて5分の武蔵関駅前通り商店街の中にあります。スパイシーな味わいを求めて絶品インド料理を食べに足を運んでみてください。スポット情報スポット名:SWAGAT住所:東京都練馬区関町北2-29-8電話番号:03-5991-4533
2017年12月19日現地から取り寄せた調度品で雰囲気たっぷりの店内東京・大久保にある「アーガン」。エスニックな雰囲気漂う店内は、チベット仏教の仏具など、現地から取り寄せた調度品に囲まれて異国情緒に溢れています。在日ネパール人はもちろん、半数を占めるという日本人のお客からも「コスパがよくておいしい」と評判の同店。飲み放題付きのコース料理が豊富なので、夜は飲み会や宴会、女子会などでにぎわっています。大久保通りに面した雑居ビルの4階と立地がよいため、ランチタイムも人気です。窓からの眺めがよく落ち着いた雰囲気ある店内には、なんとカップルシートも! 実際、カップル客も多く、デートスポットとしても人気があります。日本人向けに辛さを調節するうれしい気づかいもネワール族とタカリ族の料理は、多数の民族が集まるネパールの料理のなかでもとりわけおいしいことで有名です。ネパール人経営者による、現地の味を本格的に再現したレストランですが、辛さだけは日本人向けにほどよく調節されているのでご安心を。本場さながらの葉っぱのお皿にのって出てくる料理もあり、まるでネパールを旅行しているかのような気分に浸れます。みんな大好き!国民的人気の屋台食「パニプリ」現地ネパールの屋台でも大人気のファストフードを再現した「パニプリ」。「一度食べたらまた食べたくなる味」と支持を得ている人気メニューです。パニはネパール語で「水」を意味し、プリは周りの生地を指します。お米で作ったサクサク生地の皮(プリ)に具を詰め、酸味のあるスープ(パニ=水)を注いで。異国気分が堪能できる一品です。肉汁あふれるネパール風餃子「モモの4種盛り合わせ」ネパール風餃子「モモの4種盛り合わせ」もアーガンのイチ押しメニューです。蒸し・揚げ・焼き・スープなど、調理法の異なるモモを特製のチリソースを付けてお召し上がりください。モチモチの皮と、スパイシーでジューシーなチキンやマトン肉の餡がクセになりそうなおいしさ。ヒマラヤの雪解け水で作られるというネパール・ビールとの相性も抜群の味わいです。「日本で本格的なネパール料理店を出す」夢が実現!前出のメニューの他にも、いろいろなおすすめの味が少しずつ楽しめるセットメニューも充実しています。「日本で本格的なネパール料理店を」と店をオープンさせた若き経営者、セルチャン・ウペンドラさんの目標は「チェーン展開せず、お店をもっと繁盛させる」こと。この真摯な思いが、おいしいものを求めて来店する人々にも伝わっているのかもしれません。JR山手線「新大久保駅」から大久保通りを徒歩4分進んだ左手にあります。ぜひ、本格ネパール料理を楽しんでください。スポット情報スポット名:アーガン住所:東京都新宿区大久保2-32-3 リスボンビル4F電話番号:03-6233-9610
2017年10月06日ネパール発のオーガニックスキンケアブランド・ラリトプール(Lalitpur)が11月1日、東京・表参道に初の旗艦店(東京都渋谷区神宮前4-23-6)をグランドオープンする。ラリトプールは、ネパールの希少なワイルドハーブを配合することで注目を集めるオーガニックスキンケアブランド。「日本の女性たちにヒマラヤの恵みを、ネパールの女性たちには誇りある仕事と自由を手に入れてほしい」という願いを込めて向田麻衣が立ち上げた。すべてのアイテムは、ネパールのヒマラヤを中心に生息するハーブをはじめとした高品質なネパールの自然の恵みを中心に活用し、ネパールの女性たちの手によって作られている。また、パッケージは芸術家や文化人とのコラボレーションによるものを採用している。今回オープンする旗艦店では、同ブランドの商品をフルラインアップで展開。シグネチャープロダクトであるジャタマンシーの精油とヤクミルクをふんだんに使った「Facial Soap JY」の他、ラリトプールの商品をスモールサイズで体験できるスターターズコフレや、クリエイティブイノベーションファームのタクラム(takram)がコンセプトメイキングやアートディレクションを担当したギフトセットシリーズ「Message Soap, in time」などが販売される。
2016年11月01日ネパール発のオーガニックスキンケアブランド・ラリトプール(Lalitpur)が10月22日まで、東京・代官山にあるLUSH LIFE(東京都渋谷区代官山町14-9)にてポップアップショップをオープンしている。ポップアップショップでは、様々なゲストを招いてトークイベントを開催する予定。約90分のイベントの前半部分では、ラリトプールの創設者である向田麻衣とゲストの対談を実施。後半は来場者も交えてこだわりのナチュラルワインを楽しみながらトークをするという内容になっている。イベントは全6回となっており、これまでにtakramのディレクターの渡邊康太郎、numabooks代表の内沼晋太郎、nowhere resort代表の川邊真代が登壇。10月19日には森岡書店代表の森岡督行、20日にはジュエリーブランド・SIRI SIRIのデザイナーを務める岡本菜穂、21日には初回と同様に渡邉康太郎がゲストを務める。ラリトプールの創設者である向田麻衣は、1999年に初めてネパールを訪れ、10年後に化粧を通じた女性の支援活動「Coffret Project」をスタート。人身売買被害者の女性たちなどに向けたメイクアップのワークショップを行っており、これまでにメイクアップしてきた女性は1,300名を越える。ラリトプールは、この取り組みの一環として、女性たちに仕事をつくろうという思いから創業されたナチュラル化粧品ブランド。商品の製造はすべてネパール人女性の手で行われている。ブランドの商品には、ネパールのヒマラヤを中心に生息するハーブを配合。農薬や化学薬品などは一切使用せずに製造した、地球にも肌にも優しい化粧品を提供している。また、ブランドでは世界中の様々な分野で活動を行う芸術家や文化人とのコラボレーションを行っており、ブランドのロゴとパッケージデザインは、トークイベントにも登壇する岡本菜穂が担当している。アイテムのラインアップは、古代ローマでも大変高級で貴重な香料のひとつとされていたナルドの香油・ジャタマンシーと、ヒマラヤ山地でも標高3,500m以上の化学物質に汚染されていない高地に生息しているヤクのミルクを使用したフェイシャル用ハーバルソープ(80g 3,300円)や、美肌への働きで注目されている“オメガ7”を含むネパール産シーバックソーンを配合したマルチバーム(30g 3,000円)、身体を芯から温めてくれるヒマラヤ山地から採取された岩塩を用いたバスソルト(30g 700円、500g 6,000円)など。
2015年10月16日今年4月に発生したネパール大地震を特集した番組『検証・ネパール大地震』が、14日22時からドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される。同番組では、ネパール大地震に関して、地震学の専門家による分析や震動実験、被災者の独占インタビューや救助隊が撮影した映像を交え、地震が起きたメカニズムを検証。観測衛星からの地震前後のデータをもとに、断層に生じた地殻変動の調査、巨大な遠心分離機での同規模の地滑りシミュレートなど、さまざまな分析結果を専門家が解説。そのほか、地震の前兆から予知する早期警報システムなど開発中の最新防災技術なども紹介する。2015年4月25日、ネパールの首都・カトマンズ近郊でマグニチュード(M)7.8の大地震が発生した。死者は8,500人を超え、負傷者は数万人に上る。インドと中国の間に位置するカトマンズでは、1934年にもマグニチュード(M)8クラスの地震に見舞われ、1万7,000人以上が亡くなった。過密な人口、耐震性の低い建物、軟弱な地盤、防災への準備不足などから地震に対する脆弱性が指摘されていたが、今回の犠牲者の大半は建物の倒壊が原因だった。番組では被災者の壮絶な体験談も記録している。学生のアラティ・カタワルさんはその日、友人と献血をするために寺院に向かっていて、広場についたところで倒壊した塔の下敷きになった。がれきの重みが全身にのしかかり、隣から聞こえていた子どもの叫び声が止まった時に、「家族にもう一度会いたかった」と自身も死を覚悟した。薄れる意識の中で聞こえた「今、助けてやる」の声。地震発生から5時間後、救助隊は必死で土砂を取り除いていた。搬送される際に同行者の有無を聞かれ、友人の名前を伝えたが安否は不明。自身は救われたものの、友人が亡くなったと知ったのは地震発生から4~5日後だった。ラシミラ・アワルさんは倒壊した自宅の前で必死に叫んでいた。「赤ん坊と娘を救出して!」。隣人と救助隊が懸命にがれきの中を捜索し、22時間後に赤ん坊のソニットちゃんが救出され、娘も一命をとりとめた。ラシミラさんは「私たちを窮地から救ってくれました」と近所の人々やネパール軍に感謝する。地震発生から5日、生存者の救出は絶望的と見られていた中、7階建てのホテルのがれきから少年が救出される。15歳のペンバ・ラマくんは脱水症状に陥りながらも、濡れた布を絞って水分をとり、命をつないだ。3度目のエベレスト登頂に挑戦していたタレント・なすびはベースキャンプに滞在しているところで被災。その後に無事帰国し、迫り来る雪崩を撮影した映像が話題になっているが、同所にいた500人以上の登山者はなすびと同じように恐怖に震えた。時速300キロの雪崩は大量の雪と岩を押し流し、キャンプ一帯を破壊。被災した登山者は「全てが雪に覆われてめちゃくちゃな状態でした」「キャンプの200メートル下で発電機を見つけました。これが私たちの頭上を越えていったと思うとゾッとします」と当時の状況を伝える。街は揺れ、山間部では地滑りが発生。歴史ある首都は戦場のような惨状で、市内の病院は治療を求める患者であふれた。少なくとも18人の登山者が雪崩の犠牲となり、エベレスト史上最悪の惨事となった。今回の地震を経験した人々は大きなショックを受け、世界最高峰の登頂を夢見ていた登山者の一部も、いまだにその衝撃から立ち直れないという。友人を亡くしたアラティさんも「もう二度と彼に会えません」と悲しみに暮れていたが、自身が生きるチャンスを得たことで、立ち直るきっかけを自ら作ろうとしている。涙ながらに「友達の名前の慈善団体を立ち上げて、無料の学校を開きたいです。彼の名前がついた学校です……」と語るアラティさん。同番組は「人々は極限状況の中、地震への恐怖を抱きながらも前へ進みます」というナレーションと共に、赤ちゃんを抱える主婦の「今は悲しくても明るい未来を信じています」という言葉で結んでいる。『検証・ネパール大地震』は14日(22:00~23:00)のほか、18日(25:00~26:00)と24日(6:00~7:00)にも再放送される。(C)2015 Discovery Communications, LLC.
2015年06月13日ANAグループは4月25日にネパールで発生したマグニチュード7.8の大規模地震に対し、救難・復興支援者の輸送協力を無償で行うほか、緊急支援物資の無償輸送やマイルによる寄付を実施することを発表した。無償航空券はNGOネットワークであるジャパン・プラットフォーム(以下、JPF)や日本赤十字社、公的機関から派遣もしくは派遣要請される団体を通じて救援で渡航する人に対して提供する。支援期間は4月29日~5月31日で、対象路線はANAグループが運航する成田発着のデリ-線となる。緊急支援物資の無償輸送も同じく4月29日~5月31日の期間に実施する。輸送要件は、依頼主(荷主)および荷受人が、日本赤十字社、JPF、および日本政府・自治体等、営利目的ではない公的機関であり、依頼主および荷受人の連絡先が明確になっていること。また、出発地および到着地は成田・デリーの空港で、出発地および到着地での通関諸手続き、地上配送が依頼主により手配されていることが必要になる。輸送品目は、テント・毛布・衣類・医薬品・保存食料品・飲料水等の救援物資で、危険物など航空機搭載制限品を含まなず、原則として1件あたりの総重量が原則として1t以下、貨物寸法 300cm×220cm×150cm以内。搭載希望日の前日午前中までに搭載の申し込みが必要となり、分割輸送を含め搭載便の確定はできず、到着するまでには猶予期間が必要になる。マイルによる寄付は、ANAマイレージクラブ会員へマイルの寄付を呼びかけ、寄せられたマイル寄付相当額をJPFや日本赤十字社を通じて被災地での救難活動の支援に役立てられる。 3,000マイル(3,000円に相当)を1口で、ANAホームページより受け付ける。1回の操作で10口まで申し込みができ、11口以上の申し込みはその操作を繰り返すことで可能となる。受付期間は4月30日10:00~5月31日23:59(日本時間)。
2015年04月29日iTunes Storeで、ネパール大地震救援活動を支援するための募金ページが開設された。同ページから国際赤十字赤新月社連盟を通じて被災者への避難所、食料、精神的なサポートなどを提供することが可能となる。ネパール大地震救援活動を支援するために開設された募金ページでは、寄付する額が選べるようになっており、送った寄付金は全額iTunesから赤十字社へ寄付される。寄付金はネパールで発生した大地震による被害を受けた人々の救援活動に使用される。
2015年04月28日JALグループは4月25日にネパールで発生したマグニチュード7.8の大規模地震に対し、救難・復興支援者の輸送協力を無償で行うほか、緊急支援物資の無償輸送やJALチャリティ・マイルを実施することを発表した。無償航空券はNGOネットワークであるジャパン・プラットフォーム(以下、「JPF」)所属の日本国内の民間援助団体を対象に、今回の地震に対して救難・復興支援を行う人々に提供する。支援期間は4月30日~5月31日(日本出発日)で、対象路線はJALが運航する日本発着(成田、羽田、関西、中部の各空港)バンコク便、および成田発着デリー便。緊急支援物資の無償輸送も同じく4月30日~5月31日(日本出発日)の期間に実施する。輸送要件は、依頼主(荷主)および荷受人が営利を目的としない公的機関(官庁・大使館・地方自治体・国連機関など)であり、連絡先が明確であること。また、輸送品目は救援物資で、危険物・動物・制限品を含まず、1回あたりの支援物資の重量が1t以内であることなど。バンコク便は成田、羽田、関西、中部の各空港、デリー便は成田空港から搬入し、荷送先はバンコク・スワンナプーム国際空港または、デリー・インディラ・ガンディー国際空港となる。出発地および到着地での諸手続きや地上搬送手段は、依頼主にから手配が必要になる。なお、持ち込みから到着までの間は、1週間程度の猶予を必要としている。JALチャリティ・マイルは、JALマイレージバンク会員へマイルの寄付を呼びかけ、寄せられたマイル寄付相当額をJPFを通じて被災地での救難活動の支援に役立てられる。 3,000マイル(3,000円に相当)を1口で、JALホームページより受け付けている。受付期間は4月30日~5月31日。
2015年04月28日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月27日、4月25日に発生したネパールの地震を陸域観測技術衛星「だいち2号」で観測した結果を公表した。だいち2号は、2006年から2011年まで運用された「だいち」の後継機として、災害状況把握、国土保全管理、資源探査、森林監視など幅広い分野への貢献を目的とする地球観測衛星。世界最高水準のLバンド合成開口レーダー(PALSAR-2)を搭載し、高分解能かつ広域なレーダー画像取得が可能となっている。今回の観測はセンチネル・アジアや国際災害チャータなどの緊急観測要請に基づくもので、「だいち2号」のPALSAR-2を用いて4月26日に行った。JAXAは今後も関係機関と協力し、ネパールの観測を継続する予定としている。
2015年04月27日25日(現地時間)にネパール中部で発生した大地震の被災者支援の輪がスターたちの間に広がっている。死者が2,000人を超え、余震が続く惨状に、ネパール出身のファッション・デザイナー、プラバル・グルンは直ちに寄付サイト「Crowdrise.com」上で自身が立ち上げた支援団体「Shikshya Foundation Nepal’s relief fund」のページを作り、義援金を募っている。これにデミ・ムーアやジェームズ・フランコ、セス・ローゲンらがいち早く賛同し、Twitterのアカウントで情報を拡散させている。ほかにもヘイリー・スタインフェルド、オリヴィア・ワイルド、ミシェル・モナハンなどもプラバルのサイトを紹介し、26日夜(日本時間)には95,000ドル(約1,130万円)を超える義援金が寄付されている。また、「ワン・ダイレクション」、ゾーイ・サルダナ、ノーマン・リーダス、ピンクといったセレブたちも「Save the Children UK」や「UNICEF」など様々な団体を通しての寄付を呼びかけている。(text:Yuki Tominaga)
2015年04月27日4月25日12時頃(日本時間同日15時頃)、ネパールの首都カトマンズより北西約80kmを震源とする地震が起きた。米地質調査所(USGS)の発表によると地震の規模はマグニチュード7.8で、同国政府は26日、死者が2,663人に達したと発表。カトマンズでは建物が崩壊するほか地割れも発生するなど、景色も一変した。現在ではカトマンズの国際空港は再開し、インドや中国のほか、日本からも救助隊が現地に向かっている。(c)Flickr/Mapbox筆者は地震が起きる2カ月前に、ネパールを訪れていた。通りからはクラクションがけたたましく鳴り響き、車とバイクが入り乱れながら走り抜ける。かと思えば、街のど真ん中に野生の猿も姿を現すなど、言ってみれば混沌としている中で人々は規則的な生活をしている、という印象を受けた。しかし、そんな日常の風景すら、今はもうない。深い哀悼の意を表し、在りし日の美しいカトマンズの風景をお伝えしたい。○常時でも電気や水が不足この4月17日より計画停電時間が週59時間から週47時間へと短縮されたが、それでも地域別に時間帯を変えて、1日6~7時間程度の停電となる。なお、飲食店や高級ホテルなどでは自家発電で対応しているため、計画停電中でも電気がまかなわれている。また、ネパールにおいては水も切迫しているため、家庭によっては割高になるものの、給水車を呼んで水を購入している。日本人からすると電気も水も足りないと思うと不安で仕方がないだろうが、「ネパールの人々はどこかおおらかな気持ちで生活を送っている」と、ネパール在住の日本人女性は教えてくれた。しかし、これらは常時のネパールでのことだ。CNNによると、現地では食料や水が不足しているほか、停電が断続的に続いているという。○カトマンズが世界に誇る世界遺産カトマンズには「カトマンズの谷」と呼ばれる国内最大の盆地があり、この一帯は1979年にユネスコより世界遺産(文化遺産)に登録されている。古くから交易・文化の要衝であったほか、ヒンドゥー教と仏教が共存する独特の宗教文化を育んできた。そんな高尚な場所かと思いきや、周囲にはひなたぼっこをしている人々や、すぐ隣では野菜や衣服など日用使いの品々がずらりと並んだ市場が立っているなど、現地の人々にとって日常に馴染んだ場所になっているようだ。カトマンズの谷内のダルバール広場は旧王宮に面しており、周囲には生き神・クマリが暮らす館や、ヒンドゥー教と仏教が共存する寺院、宗教的な伝統芸術なども多く存在している。これら伝統建築は老朽化が問題視されていた上に今回の地震が発生したため、渓谷内の建物の中には全壊してしまったものもあるようだ。また、ダルバール広場から歩いてすぐのところにあるダラハラの塔は、今回の地震で足場を残して崩壊してしまったという。○ネパール最大のチベット寺院カトマンズの谷としてともに世界遺産に登録されたネパール最大のチベット仏教の巨大仏塔(ストゥーパ)「ボダナート」は、ダルバール広場から車で15分程度の場所にある。中心にはブッダのお骨(仏舎利)が埋められているそうで、この世界のチベット仏教の中心地に、巡礼に訪れるチベット僧の姿も多く見受けられた。四方を見渡すブッダの目が描かれた塔の頂からは五色の祈祷旗「タルチョー」が風にあおられ、神秘的な風景を作り出していた。このストゥーパをチベット仏教用具「マニ車」を手に持って時計回りに巡る。ストゥーパの周辺にはお土産屋やカフェなどが立ち並んでおり、チベット僧以外にも、観光客でにぎわう場所となっている。しかし、今回の地震でこのストゥーパにも、亀裂が生じたという。ネパール情報を発信しているカトマンズ在住者のツイッターには、「被害の大きい場所の写真をツイートしているが、こういうのは部分的で、カトマンズ市内壊滅というわけではないので、心配しないでください」という声もある。日本政府もネパール政府からの要請を受け、国際緊急援助隊・救助チームを派遣しており、Yahoo! JAPANでは「Yahoo!基金」にて緊急支援募金を実施している。同募金では寄付額と同額をYahoo! JAPANからも寄付する仕組みになっている(Yahoo! JAPANからの寄付金上限は2,000万円)。詳しくはホームページを参照。※記事中の写真は2015年2月時のもの
2015年04月27日西荻窪北口から5分、ネパール人のNeelさんと一級建築士の川井加代子さんが結婚して作り上げたネパール・インド料理のレストラン風のカフェ 「Sajilo Clove(サジロクローブ)」は、どこか懐かしいような異国の空気感が漂います。フランスの大きな邸宅で使用されていた鉄製のドアを開けると、思いのほか深い空間でたくさんのライトで作り出す陰影が、旅先にいるような錯覚を覚えます。ガラスにはネパール語で、“いらっしゃい”。白いタイルが貼られたクルミの木のキッチンカウンター、カツラのテーブル、アンティークショップや古道具屋、リサイクルショップで集めたという椅子、解体中に出てきた古い銅管を使ってNeelさんが作った赤サビのライト、フランスの古いスイッチなど、日本・ヨーロッパと国を問わず集められたモノたちで美しい調和が作られています。ネパール人のシェフが腕を振うのは、ネパールの一品料理と本場インド仕込みのマイルドなカレー、タンドール釜で焼かれたナン、ココナッツのアイスクリームなどのデザート、ワインも充実しています。ランチのAセット1,000円は、カレー1種。Bセット1,150円は、好みのカレー2種。どちらもサラダ、ナンorターメリックライスと自家製ラッシーorチャイが付きます。辛さのリクエストをオーダー時にできますが、 卓上のホットチリパウダーで調節します。ラッシーとアイスチャイ。この日はふたりでチキン、バターチキン、ベジタブル、マトンの4種にしました。カレーはまろやかなやさしい味、バターやギー塗っていない大きなナンはほんのり甘いです。「サジロクローブ」はおいしいのはもちろん、店名の由来にもなったスパイスのクローブのように魅惑的で五感を刺激する場所です。Sajilo Clovetel. 03-6761-8330東京都杉並区西荻北3-42-13 永谷マンション1F 11:30~15:00 18:00~23:00(土日祝は通し営業)水曜日定休 公式サイト
2014年11月15日ジェーシービー(以下JCB)の海外業務を行う子会社ジェーシービー・インターナショナル(以下JCBI)は7月30日、ネパール連邦民主共和国(以下ネパール)の大手商業銀行であるヒマラヤン銀行(本社カトマンズ)および大手金融サービス会社であるアルパインカードサービス(本社カトマンズ)各社と、同国の加盟店・ATMでのJCBブランドカードの取り扱いについて提携したと発表した。同提携により、2012年8月中にネパール国内で両社が保有する全加盟店約2500店と、全ATM約1000台でJCBブランドカードの取り扱いが可能になり、ネパールを訪れるJCBブランドカード会員の利便性が向上するという。これまでネパールでJCBカードが利用可能な加盟店はごく一部に限られていたが、このほど2社がJCB加盟店業務を開始したことにより、五つ星ホテルであるハイアットリージェンシー、アンナプルナホテル、ソルティ・クラウン・プラザや、世界一高い標高に建つホテルとして有名なホテル、エベレストビューなどの宿泊施設をはじめ、レストランや土産物店など、観光地を中心に幅広い加盟店でJCBカードの利用が可能となる。首都カトマンズに限らず、ポカラやルンビニなど地方の観光地でもJCBカードによるショッピングやキャッシングが利用できる。JCB加盟店網の拡充に伴い、JCBおよびJCBIでは、今後、同国を訪れるJCB会員を対象とした加盟店優待キャンペーンなどを検討していく予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日今年5月に誕生したばかりのアーユルヴェーダソープブランド「She with Shaplaneer(シー ウィズ シャプラニール)」。国際協力NGOシャプラニール=市民による海外協力の会がプロデュースしているフェアトレード石けんだ。生産者はバングラデシュとネパールの女性たち。さまざまな事情から、一家離散や売春をせざるをえなかった女性たちが新しい仕事や生きがいとして心を込めて作っている。すでに通常販売されているバングラデシュの「マイメイシン」ラインにくわえ、12月からはいよいよネパールの「ピュータン」ラインの本格発売も始まった。石けんは現地に数千年前から伝わるアーユルヴェーダのレシピに基づいて作られており、南アジア固有のハーブや植物がたっぷり。たとえば、ピュータンラインではチウリと呼ばれるどんぐりのようなネパールの木の実の油を取り入れ、クリーミーな泡立ちを実現。マイメンシンラインは厳選した4~5種類の植物オイルをベースにしており、リッチな使用感が楽しめる。製法による違いもある。高温のホットプロセス製法で作られるピュータンラインはさっぱりした使い心地が持ち味。一方、低温のコールドプロセス製法で作るマイメイシンラインはしっとりとした保湿感が特徴だ。ラインナップは用途別にフェイス・ボディ・ヘア・ベビーの4種類(×2ラインの全8種)。100%天然素材で、防腐剤・合成界面活性剤・合成香料・着色料は不使用。新生児でも使えるほど肌にやさしい。商品は全国のセレクトショップやインテリアショップ、フェアトレードショップなどのライフスタイル提案型ショップ、同NGOの通販サイトなどにて販売。ようやく2ラインがそろったことで使う楽しみも広がりそうだ。She with Shaplaneer ピュータンライン生産地:ネパール・ピュータン郡標準重量:各100g価格:フェイスソープ ¥1,260、ボディソープ ¥1,050、ヘアソープ ¥1,155、ベビーソープ ¥1,050お問い合わせ:シャプラニール=市民による海外協力の会 03-3202-7863(火~土曜10:00~18:00)取材/古屋 江美子
2011年12月21日