「イカゲーム」のイ・ジョンジェがあの「スター・ウォーズ」のドラマシリーズに、「梨泰院クラス」のパク・ソジュンがマーベル映画『ザ・マーベルズ』(原題)に出演することが正式発表された。2022年も韓国発の配信ドラマや劇場公開映画から話題作が相次いで登場し、コロナ禍で裾野が広がったKエンタメファンをさらに夢中にさせたが、次はどんな俳優たちが世界へと羽ばたくのか。今年、人気と注目を集め、存在感を発揮した韓国俳優たちをふり返った。佐藤健もハマった!“ウ・ヨンウ弁護士”パク・ウンビンら実力者の活躍6月よりスタートしたNetflixオリジナルシリーズ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」は初週末から20週間にわたりNetflixグローバルTOP10(非英語シリーズ)にランクイン、7週連続で1位を獲得し、日本のTOP10圏内にも長らくランクインした。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」クジラと法律をこよなく愛する、自閉スペクトラム症の新人弁護士ウ・ヨンウを演じたのは、シム・ウンギョンやヨ・ジングらとともに子役から活躍してきたパク・ウンビン。本作のウ・ヨンウを誠実に演じるべく、オファーを受けてから1年間悩んでいたそうで、出演を決めてからは「私だけの判断で役作りしてはいけないと思い、自閉スペクトラム症の専門家である大学教授のアドバイスを受けた」と明かしている。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」その真摯な役作りと彼女が持つ柔らかな雰囲気がマッチしたキャラクター、俳優たちの好演、ウ・ヨンウが立ち向かう今日的な訴訟の題材も相まって、本作はいわばヒーリング&痛快法廷ドラマともなり、「BTS」や佐藤健ら著名人たちがファンを公言。9月に行われた「国際放送映像マーケット」では日本やアメリカ、中国、トルコ、フィリピン、ドイツなどからリメイクオファーが殺到し、釜山国際映画祭に合わせた「第4回アジアコンテンツアワード」では主演女優賞とベストコンテンツ賞をW受賞した。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」また、パク・ウンビンが男装の世子(王位継承者)を熱演したロマンス時代劇「恋慕」(2021)が11月、韓国ドラマとして初めて「第50回国際エミー賞」を受賞(米・国際テレビ芸術科学アカデミーが主催し、米国外で制作・放映されたテレビ番組を対象)、パク・ウンビンの名は世界に轟いている。8月より配信された「シスターズ」も、NetflixグローバルTOP10(非英語シリーズ)に11週にわたりランクインした。現代韓国に生きる三姉妹の物語で長女オ・インジュを演じたのが、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のキム・ゴウンだ。妹たちのため、自分を犠牲に生きてきたインジュが、ランの花が咲き開くように人生の主人公になっていく様をキム・ゴウンは確かな演技力で体現した。「シスターズ」その一方で、累積閲覧回数32億回という大人気ウェブ漫画のドラマ化「ユミの細胞たち」では、大失恋から立ち直り新たな恋に向かうキム・ユミ役に。3Dアニメによる“細胞たち”の反応を受けた機微のある演技を見せ、動画配信サービスコンテンツのみを対象に初開催された「第1回青龍シリーズアワード」にて見事、女性主演賞を獲得。今年配信されたシーズン2では、ユミが元彼ウン(アン・ボヒョン)と今彼バビ(パク・ジニョン)の間で揺れ動いたが、実は今作も自分の人生を取り戻していく物語でもある。「ユミの細胞たち」映画では、5月の第75回カンヌ国際映画祭に出品された是枝裕和監督作『ベイビー・ブローカー』で大人気アーティストIUことイ・ジウンが日本でも絶賛を集めた。是枝監督がドラマ「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」(2019)で聴覚障がいのある祖母とふたり暮らしの“ヤングケアラー”の派遣社員を演じた彼女に魅せられ、出演をオファーしたことは何度も話題に上った。『ベイビー・ブローカー』これを機に、改めて「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」に触れた方も多いのでは?同作やイ・ジウンの魅力を戸田恵梨香がTV番組で熱弁したときには、SNSが沸いた。イ・ジウンはNetflixアンソロジーシリーズ「ペルソナ-仮面の下の素顔-」でも組んだキム・ジョングァン監督の『夜明けの詩』にも出演、主演のヨン・ウジンと関わる重要な役を任されている。『夜明けの詩』「イカゲーム」でブレイクのウィ・ハジュンや「私の解放日誌」ソン・ソックも「イカゲーム」に潜入する刑事ファン・ジュノ役で世界的ブレイクを果たしたウィ・ハジュンは、作品に恵まれた。「シスターズ」でキム・ゴウン演じるインジュに関わり、敵か味方か最後まで読めないミステリアスなチェ・ドイル役が注目の的に。ちなみに彼の映画デビュー作は、キム・ゴウンとキム・ヘスが共演した『コインロッカーの女』(2015)だ。初めてコミカルな役に振り切った「バッド・アンド・クレイジー」のイ・ドンウクとのケミも外せない。今年は格闘技チャンピオンを演じた『シャーク覚醒』(2021)も日本公開。2023年にはパク・ソジュンやハン・ソヒら共演のNetflixシリーズ「京城クリーチャー」(原題)に出演、ディズニープラス「ザ・ワースト・オブ・イーヴィル」(原題)では犯罪組織のリーダー役に挑む。「バッド・アンド・クレイジー」ミステリアスといえば、「マイ・ディア・ミスター」の脚本家パク・ヘヨンによる「私の解放日誌」の寡黙で訳ありげな“ク氏”を演じたソン・ソック。日本ドラマの韓国リメイク「マザー~無償の愛~」(2018)と「最高の離婚~Sweet Love~」(2018)で綾野剛が演じた役柄を演じ、「D.P. -脱走兵追跡官-」(2021)ではチョン・ヘインの打算的な上司役だった彼が扮する“ク氏”に沼る人が続出、遅咲きのブレイクを果たした。かと思えば、マ・ドンソク主演『犯罪都市 THE ROUNDUP』では最狂&最悪の強烈なヴィラン、カン・へサン役を怪演、韓国で観客1200万人を動員するコロナ禍以降最大のヒットに貢献した。『犯罪都市 THE ROUNDUP』色気とダサさが絶妙に共存する編集者ウリ役を演じ、「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」トーキョー役のチョン・ジョンソとラブシーンを繰り広げた映画『恋愛の抜けたロマンス』もオススメだ。『恋愛の抜けたロマンス』12月21日(水)より新作「カジノ」がディズニープラスにて配信開始、「D.P. -脱走兵追跡官-」シーズン2、チェ・ウシク共演の「殺人者〇ナンガム」(原題)といったNetflix作品も決まっている。なお、Netflixで12月10日(土)からパート2が独占配信されるファンタジー・ロマンス時代劇「還魂」でも、俳優たちに注目が集まった。チャン・ウク役で脚光を浴び、年明けに初の日本ファンミーティングが決定したイ・ジェウク、ソ・ユル役で俳優としても魅力を発揮した 「NU’EST」「Wanna One」出身のファン・ミニョン(ミンヒョン)らが共演、魂を入れ替える禁術とそれによって翻弄されていく若者たちの運命は見逃せない。イ・ジェウク「還魂:光と影」また、Netflixシリーズ「サムバディ」で出会い系アプリを利用するシリアルキラーを演じて爽やかなイメージを覆し、豪華キャストによるアンサンブル映画『ハッピーニューイヤー』ではハン・ジミンの相手役を演じるキム・ヨングァンにも注目。彼もディズニープラスの「コール・イット・ラブ」(原題)への出演が決まっている。キム・ヨングァン「サムバディ」キム・ヘス、ソン・ガンホ、イ・ビョンホン…ベテランたちの存在感女性監督パク・チワンが2021年、第57回百想芸術大賞映画部門・脚本賞、第42回青龍映画賞・新人監督賞を受賞した『ひかり探して』が1月に日本公開されたキム・ヘス。格差と学歴、競争の社会の膿をあぶり出すかのようなNetflixシリーズ「未成年裁判」では少年部の容赦ない判事を熱演し、同作はグローバルTOP10(非英語シリーズ)で2週連続1位を獲得した。「未成年裁判」一転、約20年ぶりの時代劇に挑んだ「シュルプ」では、宮廷を舞台にした教育戦争に奔走する王妃イム・ファリョン役に。韓国の古語で「傘」を意味するタイトルのごとく、王子たちのために高潔さと包容力を持つ破れぬ傘となったキム・ヘスの存在感は圧倒的だった。今作も10月の配信開始時からグローバルTOP10にランクインしている。「シュルプ」また、イ・ジウンらと是枝監督の『ベイビー・ブローカー』に出演したソン・ガンホは、優しさと小市民的な計算高さを合わせ持つサンヒョン役で、韓国人俳優として初めて第75回カンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞した。その後、俳優人生の中で初めてTVドラマに挑戦、「サムシクおじさん」(原題)で『声/姿なき犯罪者』のピョン・ヨハンらと共演することが伝えられている。『ベイビー・ブローカー』人気俳優が共演したオムニバスドラマ「私たちのブルース」に参加したのはイ・ビョンホン。済州島を舞台にミン・ソナ(シン・ミナ)に思いを寄せる不器用な男ドンソクに扮したが、「イカゲーム」シーズン2で“フロントマン”を続投するほか、パク・ソジュンとの共演映画『コンクリート・ユートピア』(原題)などが待機している。「私たちのブルース」20年以上も韓国エンタメの最前線を走ってきたソン・ガンホとイ・ビョンホンは、映画『非常宣言』(1月6日公開)で共演、“上空”と“地上”から前代未聞の航空ウイルスパニックに対処していく。彼らのように挑戦を続ける信頼厚いベテラン俳優たちはもちろんのこと、絶えることのない新進俳優の台頭があるからこそ、韓国エンタメは面白いのだ。(上原礼子)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED恋愛の抜けたロマンス 2022年7月8日よりシネマート新宿ほか全国にて公開ⓒ2021 CJ ENM Co., Ltd., TWELVE JOURNEY ALL RIGHTS RESERVED夜明けの詩 2022年11月25日よりシネマート新宿、渋谷WHITE CINE QUINTO、池袋HUMAXシネマズ、kino cinēma 立川高島屋S.C.館ほか全国にて公開©2019 Vol Media co. ltd., All Rights Reserved犯罪都市 THE ROUNDUP 2022年11月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©ABO Entertainment Co.,Ltd. & BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A.ENTERTAINMENT CORPORATIONシャーク 覚醒 2022年8月26日よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて公開ハッピーニューイヤー 2022年12月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開ⓒ 2021 CJ ENM CORP., HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED非常宣言 2023年1月6日より全国にて公開© 2022 showbox and MAGNUM9 ALL RIGHTS RESERVED.
2022年12月30日韓国代表作品として第95回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリスト(ノミネート前の候補)入りを果たしたパク・チャヌク監督の最新作『別れる決心』。韓国国内の映画賞を総なめにし、ハリウッドの映画賞レースでも存在感を発揮し始めている本作には、いまをときめく韓国エンタメのスタッフ・俳優陣が結集。アカデミー賞4冠の歴史を作った『パラサイト 半地下の家族』から、話題のドラマ「コネクト」まで、韓国エンタメ最前線が顔を揃えている。まず、本作の脚本をパク・チャヌク監督と執筆したチョン・ソギョンは、これまでも多くの作品で監督と組んできた盟友。次に何が待ち受けるのか、観る者を欺いていくスリリングな展開で話題となったNetflixオリジナルシリーズ「シスターズ」の脚本家でもある。『別れる決心』刑事ヘジュンを演じた主演のパク・ヘイルは、映画で主に活躍し、韓国で動員730万人を超える大ヒットとなった『ハンサン ー龍の出現ー』の日本公開が3月17日に決定したばかり。パク・ヘイル主演映画『ハンサン ー龍の出現ー』©2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.また、彼以外のキャストは映画界とテレビ界を横断して活躍。パク・ヘイル扮するヘジュンの後輩刑事・スワンを演じるコ・ギョンピョは、三池崇史監督&チョン・へインとタッグを組んだ「コネクト」がディズニープラス スターで配信中だ。本作のキャラクターとは真逆の連続殺人鬼役に扮し、その幅広い演技力を披露している。「コネクト」© 2022 Disney and its related entities彼を一躍人気者に押し上げたのが、パク・ボゴムやヘリたちの幼なじみとして登場し、シングルマザーの母親と幼い妹を支える孝行息子を演じ、お茶の間の涙を誘った「恋のスケッチ~応答せよ1988~」。また、“ラブコメの女王”パク・ミニョンの相手役を務めた「月水金火木土」にも出演したばかり。『別れる決心』さらに、短いシーンながらも、Netflixオリジナルシリーズ「地獄が呼んでいる」でTVプロデューサーに扮したパク・ジョンミンが、とある事件の犯人役で登場。彼の出演映画は、昨年の青龍映画賞助演男優賞に輝いた『ただ悪より救いたまえ』や、『手紙と線路と小さな奇跡』『それだけが、僕の世界』など日本でも多数公開されている。そして先月アナウンスされたばかりの最新作は、ヒョンビン主演のスパイアクション大作『ハルビン』(原題)で、パク・ジョンミンは二番手にクレジットされている。『手紙と線路と小さな奇跡』(C)2021 LOTTE ENTERTAINMENT & BLOSSOM PICTURES CO., LTD. All Rights Reserved.容疑者ソレ(タン・ウェイ)の取り調べを見守る女性刑事役には「Mine」「今、私たちの学校は…」(いずれもNetflix配信中)への出演が記憶に新しいチョン・イソ。ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』でも、強烈な印象を残した不愛想なピザ屋の社長を演じて話題となった。『パラサイト 半地下の家族』© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVEDさらに、映画『シュリ』(99)で注目を集め、イム・シワン主演の「トレーサー」では国税庁を代表する敗者集団である素材5局の課長に扮したパク・ヨンウや、日本でも超大ヒットを記録した「愛の不時着」でヒロインの兄を演じ、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ではイヤミな弁護士役に扮したチェ・テフンも出演している。縁ある俳優たちの特別出演が恒例の韓国ドラマ&映画。韓国映画界が世界に誇るパク・チャヌク監督の最新作に出演している面々は要注目だ。『別れる決心』は2023年2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVEDハンサン ‐龍の出現‐ 2023年3月17日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.
2022年12月29日『パラサイト 半地下の家族』のパク・ソダム主演作『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』より本編映像が解禁された。本作は、トラブルにより依頼人の息子を運ぶことになってしまった凄腕ドライバーを『パラサイト 半地下の家族』のパク・ソダムが演じる痛快アクション。この度解禁となったのは、凄腕女運び屋のウナ(パク・ソダム)が悪徳警官・ギョンピル(ソン・セビョク)ら数人の男たちを手荒く素早くねじ伏せるスリリングな本編映像。なにかを決心したかのような顔つきで、ポケットからドライバーを取り出すウナ。依頼人の息子・ソウォン(チョン・ヒョンジュン)を助けるため、ギョンピル率いるヤクザたちのもとへ乗り込んでいく。ブレーカーを落として男たちの視界を遮り、次々と相手を倒していくウナ。しかし一瞬の隙をつかれて反撃され、ピンチに陥ってしまう!果たして彼女はソウォンを無事救出することができるのか…!?パク・ソダムにとって本作が初の長編映画初単独主演となるが、20代の初めに短編映画でアクションの経験を経て、「長編映画でもっと多くのアクションシーンに挑戦してみたい」と思っていたところ、本作の脚本を読み、出演を決めたという。パク・ソダムがウナを演じるにあたり求められたのは、高度なドライビング・テクニックと臨機応変な対応力が必要な「特送」のスペシャリストであるという風格を保ちつつ、アクションに関してはプロの訓練を受けていない者のリアリティある動きに見せること。撮影現場では撮影前に、アクションについてスタントチームと何度も話し合いを重ね、信頼関係を築いていき数々のアクションに挑んだ。そんなアクションに対し並々ならぬ想いのあるパク・ソダムを、パク・デミン監督は「パク・ソダムは、セリフがなくてもキャラクターのオーラを放っている」と絶賛。実際に、韓国のアカデミー賞と呼ばれる青龍映画祭では、本作で主演女優賞にノミネートされるなど、本国でも多くの人々から高く評価された。新時代のアクションヒロインとしてのパク・ソダムに注目したい本編映像となっている。『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』は1月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 2023年1月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & M PICTURES. All Rights Reserved.
2022年12月29日本年度のアカデミー賞国際映画賞部門の韓国代表に選出、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞した『別れる決心』のジャパンプレミアが12月26日に都内劇場で行われ、本作PRのために来日中のパク・チャヌク監督が登壇、さらに解説ゲストとしてKカルチャーに造詣が深い古家正亨、特別ゲストとして磯村勇斗が参加した。『お嬢さん』(2016)以来、5年10か月ぶりの来日となるパク監督は、巨匠の新作を待ちわびる日本のファンを前に感謝を述べた後、「この作品は『お嬢さん』以来となる私の映画監督作であり、コロナ禍を経て初めて作った映画でもあります。とても意味深い作品であり、ベストを尽くして制作した作品です」と挨拶した。古家氏が「映画賞を総なめしているのみならず、作品としての質も高く評価されている。これまでのパク・チャヌク監督作に比べて暴力や性描写が抑えられているけれど官能的。かなり興奮しました」と絶賛するように、『別れる決心』は本国でも青龍映画賞7冠を初め数多くの映画賞を受賞。さらに第80回ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされ、第95回アカデミー賞の韓国代表作品にも選ばれている。また韓国では脚本集がベストセラーになり、決めセリフがSNSで流行するなど社会現象的ヒットを記録。「BTS」のRMも本作に大ハマリしており、Instagramで映画のセリフを話す映像を投稿したりしているという。これにパク監督は「RMさんは自分でお金を出して何度も本作を観てくれたようで本当に嬉しいです。次回お会いする際にはお礼を言おうと思います」と笑顔。本作製作においては古典的スタイルをテーマにしたそうで、「それが私がこれまでに作ってきた刺激的な作品よりも好評を博しているということが非常に興味深いです。人を愛する感情や別れの辛さというものはどの国のどの世代でも共通するものであると再確認することができました」と反響に手応えを得ていた。舞台挨拶中盤には、特別ゲストとして俳優の磯村勇斗が監督への花束を抱えて登壇。磯村さんは自身の出演作『PLAN 75』でパク監督と同じく第75回カンヌ国際映画祭に参加したが、現地ではすれ違いとなり、この日が念願の初対面となった。10代の頃にパク監督の映画『オールド・ボーイ』を見て衝撃を受けたという磯村さんは「あの作品を見たときに“俺はこういう作品に出るような俳優になるんだ”と思ったくらい衝撃を受けました。それを手掛けた監督とお会いできているなんて本当に夢のよう」と感無量の様子。先に作品を鑑賞していた磯村さんは、『別れる決心』について「中毒性のある映画で面白かったです。過激なシーンを抑えつつも登場人物たちの心情にフォーカスを当てて、刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と容疑者ソレ(タン・ウェイ)の掛け合いに胸がウズウズ。何度も観たくなる大人の危険なラブストーリーだと思いました」と絶賛。また、古家氏も「美術セットにもすべて意味があり、セットから聞こえてくるセリフもあって、見ていてドキドキする。あんなにもセクシーなハンドクリームは初めて」と、ヒントをちりばめながら見どころを上げていた。そして磯村さんは憧れのパク監督に対して「撮影現場で心掛けていることは?」と質問。これに監督は「対話」と明かし、「私の作品を見た方は、私という人間は一人で色々なことに拘り、周りの意見を聞かないような人間だと思われるかもしれませんが、私は誰よりもキャスト・スタッフと話をして彼らの話をよく聞きます。ディスカッションすることでそこから良いものを選択することができるし、そこから自分の考えが発展成長もする。これはとても重要なこと」と説明。その返答に磯村さんも「一番大切なことですね。僕も改めて仲間たちと会話をしながら作ることを大切にしたいと思いました」と感銘を受けていた。また司会からパク監督作品への参加の意思を問われた磯村さんは「出られるものならば出たいですよ!」と即答、「そのためには韓国語を頑張って勉強しようと思う!」と前のめり。するとパク監督も「磯村さんが韓国語をマスターするのではなく、私が日本語を勉強して日本映画でご一緒するのもありかもしれませんね」と日韓合作作品の製作に意欲を見せ、自身の作品に中国俳優タン・ウェイが出演し、ソン・ガンホが是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』に出演したことが「とても誇らしい」とアジア映画界のつながりについても語った。最後にパク監督は「私にとって幸せな瞬間は、この作品を見て観客の皆さんが笑ってくれた時です」と話し、「ユーモアとは言語の壁を超えるのが難しいものですが、そのユーモアの部分を外国の皆さんが笑ってくださるということは、この映画で描かれているユーモアが通じたということ。皆さんもこの映画を見て面白いと感じたら、躊躇することなく笑ってくださいね」と日本の観客に呼びかけていた。『別れる決心』は2023年2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月27日2023年2月17日(金) に公開される映画『別れる決心』のジャパンプレミアが、12月26日(月) にTOHOシネマズ 日比谷で開催。パク・チャヌク監督のほかに、解説ゲストとして古家正亨、特別ゲストとして磯村勇斗が登壇した。映画『お嬢さん』以来、5年10カ月ぶりの来日となるパク監督は、新作を待ちわびる日本のファンを前に「今日は寒い中、このように集まっていただきありがとうございます」と感謝しながら「この作品は『お嬢さん』以来となる私の映画監督作であり、コロナ禍を経て初めて作った映画でもあります。とても意味深い作品であり、ベストを尽くして制作した作品です」と挨拶した。古家氏が「映画賞を総なめしているのみならず、作品としての質も高く評価されている。これまでのパク・チャヌク監督作に比べて暴力や性描写が抑えられているけれど官能的。かなり興奮しました」と絶賛するように、『別れる決心』は第75回カンヌ国際映画祭監督賞受賞のほか、青龍賞7冠を初め韓国国内でも数多くの映画賞を受賞。さらに第80回ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされ、第95回アカデミー賞の韓国代表作品にも選ばれている。また韓国では脚本集がベストセラーになり、決めセリフがSNSで流行するなど社会現象的ヒットを記録。BTSのRMも本作にハマっており、Instagramで映画のセリフを話す映像を投稿している。これにパク監督は「RMさんは自分でお金を出して何度も本作を観てくれたようで本当に嬉しいです。次回お会いする際にはお礼を言おうと思います」と笑顔。製作においては古典的スタイルをテーマにしたそうで「それが私がこれまでに作ってきた刺激的な作品よりも好評を博しているということが非常に興味深いです。人を愛する感情や別れの辛さというものはどの国のどの世代でも共通するものであると再確認することができました」と反響に手応えを得ていた。中盤には磯村が監督への花束を抱えて登壇。磯村は自身の出演作『PLAN 75』でパク監督と同じく第75回カンヌ国際映画祭に参加しているが、この日が念願の初対面となった。10代の頃に、パク監督の映画『オールド・ボーイ』を見て衝撃を受けたという磯村は「あの作品を見たときに“俺はこういう作品に出るような俳優になるんだ”と思ったくらい衝撃を受けました。それを手掛けた監督とお会いできているなんて本当に夢のよう」と感無量。これにパク監督は「私も今日こうしてお会いできて嬉しいです。今後磯村さんは大俳優になって簡単にはご挨拶できなくなると思うので、お会いできてよかった」と語り、当の磯村は「そんなことを言われたら……頑張るしかない!」と自らに気合を入れていた。また磯村は『別れる決心』について「中毒性のある映画で面白かったです。過激なシーンを抑えつつも登場人物たちの心情にフォーカスを当てて、刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と容疑者ソレ(タン・ウェイ)の掛け合いに胸がウズウズ。何度も観たくなる大人の危険なラブストーリーだと思いました」と絶賛。古家も「美術セットにもすべて意味があり、セットから聞こえてくるセリフもあって、見ていてドキドキする。あんなにもセクシーなハンドクリームは初めて」とヒントをちりばめながら見どころを上げていた。そして磯村は憧れのパク監督に対して「撮影現場で心掛けていることは?」と質問。これに監督は「対話」と明かし「私の作品を見た方は、私という人間はひとりで色々なことに拘り、周りの意見を聞かないような人間だと思われるかもしれませんが、私は誰よりもキャスト・スタッフと話をして彼らの話をよく聞きます。ディスカッションすることでそこから良いものを選択することができるし、そこから自分の考えが発展成長もする。これはとても重要なこと」と説明。その返答に磯村も「一番大切なことですね。僕も改めて仲間たちと会話をしながら作ることを大切にしたいと思いました」と感銘を受けていた。また司会からパク監督作品への参加の意思を問われた磯村は「出られるものならば出たいですよ!そのためには韓国語を頑張って勉強しようと思う!」と前のめり。するとパク監督も「磯村さんが韓国語をマスターするのではなく、私が日本語を勉強して日本映画でご一緒するのもありかもしれませんね」と日韓合作作品の制作に意欲を見せていた。最後にパク監督は「私にとって幸せな瞬間は、この作品を見て観客の皆さんが笑ってくれた時です。ユーモアとは言語の壁を超えるのが難しいものですが、そのユーモアの部分を外国の皆さんが笑ってくださるということは、この映画で描かれているユーモアが通じたということ。皆さんもこの映画を見て面白いと感じたら、躊躇することなく笑ってくださいね」と日本の観客に呼び掛けた。<作品情報>映画『別れる決心』2023年2月17日(金) 全国公開監督:パク・チャヌク脚本:チョン・ソギョン、パク・チャヌク出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ関連リンク公式HP::
2022年12月27日韓国映画『THE WITCH/魔女』の続編『THE WITCH/魔⼥―増殖―』が、2023年5月26日(金)より、新宿ピカデリーほかで全国公開される。監督はパク・フンジョン。『THE WITCH/魔女』続編、“魔女ユニバース”の壮大な世界観2018年に公開された前作『THE WITCH/魔女』は、予測不能なストーリー展開で人気を博したパク・フンジョン監督による映画。主演のキム・ダミ演じるク・ジャユンが革新的な遺伝子技術による人体実験で殺人兵器と化し、次々と敵をなぎ倒していくその強さや、思わず引き込まれてしまう物語が観る者の心をつかみ、DVDレンタルと配信での推定視聴者数は異例の100万人超えを記録した。続編となる映画『THE WITCH/魔⼥―増殖―』では、『THE WITCH/魔女』をユニバース化し、より一層壮大な世界観に。前作の世界観を踏襲しつつも、最先端のVFXで飛躍的にスケールアップした“魔女ユニバース”のサイキック・アクション大作に仕上げた。並外れた超能力を持つ少女が主人公映画『THE WITCH/魔⼥―増殖―』では、〈魔⼥プロジェクト〉の実験体として生まれ、並外れた超能力を内に秘めた名もなき少女が新たな主人公として登場。⼼優しい牧場主との出会いのなかで、少しずつ⼈間らしい感情に⽬覚めていくが、それと同時に、消えた少⼥の⾏⽅を追う〈魔⼥プロジェクト〉の創始者ペク統括が送り込んだ刺客や、謎の超能⼒集団が少⼥の命を狙い、⼀堂に押し寄せる。謎が謎を呼ぶ予測不能なストーリーと、スーパーパワーがぶつかり合う、壮絶なバトルシーンに注目。劇中には、前作の主人公・ジャユンも登場している。主演はシン・シア、「ウ・ヨンウ」パク・ウンビンやキム・ダミも出演主人公を演じるのは、1,400人以上が参加するオーディションを勝ち抜き、映画初主演を飾るシン・シア。また、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で主演を務めたパク・ウンビンや、人気実力派俳優のイ・ジョンソク、そして『THE WITCH/魔女』やドラマ「梨泰院クラス」で圧倒的な存在感を見せたキム・ダミも出演を果たす。主人公の少女…シン・シア韓国・済州島の秘密研究所アークが何者かに襲撃された時、生き残った少女。農場を所有するギョンヒとその弟のもとに身を寄せる。〈魔女プロジェクト〉の実験体で、並外れた力を持つ。ギョンヒ…パク・ウンビン心優しい牧場主。ヨンドゥ…チン・グ地元のヤクザ。農場の権利を手に入れようと、深夜、ギョンヒらのもとに押し掛ける。チョ・ヒョン…ソ・ウンス組織本社の工作員。スーパーパワーを秘めた少女を抹殺するために、ペク総括から送り込まれる。映画『THE WITCH/魔⼥―増殖―』あらすじ韓国・済州島の秘密研究所アークが何者かに襲撃され、惨たらしい殺戮の中でひとりの少女が生き残る。その少女は、遺伝子操作によって超人的なアサシンを養成する〈魔女プロジェクト〉の実験体だった。初めて研究所の外に⾜を踏み出した少女は、ギョンヒとその弟デギルのもとに身を寄せ、少しずつ人間らしい感情に目覚めていく。しかし並外れたスーパーパワーを秘めた少女を危険視した〈魔女プロジェクト〉の創始者、ペク総括は、彼女を抹殺するためにスゴ腕の女性⼯作員チョ・ヒョンを送り込む。時同じくしてアークを壊滅させた超能力者集団“土偶”と、地元の犯罪組織も牧場に押し寄せ、ミステリアスな少女との壮絶なバトルの火ぶたが切られるのだった……。【詳細】映画『THE WITCH/魔⼥―増殖―』公開日:2023年5月26日(金)監督・脚本:パク・フンジョン出演:シン・シア、パク・ウンビン、ソ・ウンス、ソン・ユビン、チン・グ、チョ・ミンス、イ・ジョンソク、キム・ダミ配給:ツイン
2022年12月26日韓国映画界を牽引し続ける、アジアが誇る鬼才パク・チャヌク監督の最新作『別れる決心』。その5年6か月ぶりの来日を前に、監督の“すごさ”をふり返った。韓国映画界を牽引、アジアを代表する巨匠2000年、南北分断を背景に兵士たちの友情を描く『JSA』が韓国国内で封切られると、当時の観客動員記録 を塗り替える大ヒットを記録し歴代興行収入No.1を獲得。韓国国内の賞を総なめにして社会現象を巻き起こし、第51回ベルリン国際映画祭コンベティション部門にも出品され、世界中にその名を知らしめた。翌年、日本でも公開されると公開当週興行収入第1位を記録。同年に日本公開された『シュリ』の大ヒットに続き、日本国内での“韓国映画ブーム”を巻き起こすことに。さらに2003年に公開された復讐サスペンスの金字塔『オールド・ ボーイ』は日本の漫画を原作にした作品。第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、審査員特別グランプリを受賞、審査委員長のクエンティン・タランティーノから「できればパルム・ドール(最高賞)を授与したかった」と激賞されたという逸話も。『オールド・ ボーイ』は『復讐者に憐れみを』(02)、『親切なクムジャさん』(05)と並び、“復讐3部作”と称される。2009年『渇き』でも第 62回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞、2013年には『イノセント・ガーデン』で韓国監督初のハリウッド進出を果たした(同時期に、『悪魔を見た』『箪笥』キム・ジウン監督の『ラストスタンド』、続いて『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督の『スノーピアサー』もある)。さらに、2016年に公開された前作『お嬢さん』は第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品、第71回英国アカデミー賞にて非英語作品賞を獲得するなど、国内外で多数の賞を受賞した。そんなパク・チャヌク監督の最新作『別れる決心』は、5月の第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門での監督賞受賞を皮切りに、韓国の“アカデミー賞”とも称され、最も権威ある映画祭・青龍映画賞で監督賞をはじめ7冠を獲得。同じく大鐘賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞の3冠を受賞。韓国映画制作家協会賞で6冠、韓国映画評論家協会で6冠獲得など、国内の映画賞を軒並み受賞し、社会現象ともいえるブームを巻き起こしている。本年度のアカデミー賞国際長編映画賞部門の韓国代表選出、先日発表された第80回ゴールデン・グローブ賞でも非英語映画賞(旧・外国語映画賞)ノミネ ートなど、国内外の映画界に旋風を巻き起こしている。最新作『別れる決心』はサスペンスとロマンスが溶け合うパク・チャヌク監督といえば、バイオレンスやエロスの描写に定評があるが、6年ぶりの最新作『別れる決心』は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。監督作品で、本国においてR(18歳以上観覧可)の等級がつかないのは、12歳鑑賞可指定の『サイボーグでも大丈夫』以来、実に16 年ぶりという。ただ、これまでの作品のような過激な描写は少なくとも、パク・チャヌク監督らしさは健在だ。監督はカンヌ国際映画祭にて、「この映画にはヌードもバイオレンスも必要がないと感じた。そういった描写がないからと言って、必ずしも進化してないわけではない。ただ、大人の映画を作りたかったんです」と話し、「大人の映画というと、みんなエロティックなものやセクシーなものを期待するけれど、私は全く逆の発想だったんですよ」 とコメント。「今年最もロマンチックな映画」(IndieWire)との呼び声もあり、過激な描写はなくとも官能的なムードを漂わせる点が世界中を熱狂させているようだ。さらに、独特なカメラワークとカットもパク・チャヌク監督の持ち味の1つであり、本作でもいかんなく発揮、観客を本作の世界観へいざなっている。『別れる決心』は2023年2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月20日『別れる決心』で主演を務めるパク・ヘイル、「ミスター・サンシャイン」『声/姿なき犯罪者』のピョン・ヨハン、ベテラン俳優のアン・ソンギらが豪華共演を果たし、本国で大ヒットした『ハンサンー龍の出現ー』が3月17日(金)より日本公開決定。日本版ポスタービジュアルが解禁となった。16世紀末、日本では天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、大陸の明国侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した文禄・慶長の役。その戦の中でも日本と朝鮮、両軍の大きな分岐点となった閑山(ハンサン)島海戦を映画化した本作。イ・スンシン(李舜臣)は朝鮮水軍の将軍として、豊臣軍から国を守り抜いた英雄。対する脇坂安治(わきざかやすはる)は秀吉に仕え、加藤清正らとともに「賤ヶ岳の七本槍」に名を連ねた武勇の持ち主。お互いの実力を認める武将たちが、自軍内の政治的な駆け引きに翻弄されながらも、ついに決戦のときを迎える――。イ・スンシンを演じるのは、パク・チャヌク監督最新作『別れる決心』主演でも注目を集めるパク・ヘイル。脇坂安治には、本作で第43回青龍映画賞と第58回大鍾賞映画祭で助演男優賞を受賞したピョン・ヨハン。さらに名優アン・ソンギ、日韓で絶大な人気を誇るアイドルグループ「2PM」のメンバーでもあるオク・テギョン、『エクストリーム・ジョブ』のコンミョンら多彩な実力派キャストが集結。『神弓-KAMIYUMI-』『バトル・オーシャン 海上決戦』のキム・ハンミン監督が熾烈な海上決戦を見事に作り上げ、第31回釜日映画賞では最優秀監督賞と美術・技術賞を受賞。韓国公開時のVIP試写会には、パク・ボゴムや「EXO」スホ、「2PM」チャンソンらが出席し大きな話題になった。今回、解禁となった日本版ポスタービジュアルでは、「義に死ぬか、不義に生きるか」というコピーとともに、壮絶な海上決戦を迎えたパク・ヘイル演じるイ・スンシンとピョン・ヨハン演じる脇坂安治、両軍の名将をとらえている。『ハンサンー龍の出現ー』は2023年3月17日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハンサン ‐龍の出現‐ 2023年3月17日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.
2022年12月20日映画『別れる決心』が、2023年2月17日(金)より公開される。監督はパク・チャヌク。パク・チャヌク最新作はサスペンスロマンス映画『別れる決心』は、『オールド・ボーイ』で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞、その後も『渇き』『イノセント・ガーデン』『お嬢さん』を世に送り出してきた韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作。6年ぶりの最新作『別れる決心』は、サスペンスとロマンスが溶け合うスリリングなドラマ作品となっており、“喪失の物語”を繊細かつエレガントに、そしてユーモアのある表現で映し出している。“刑事と容疑者”が惹かれ合うスリリングなストーリー物語は、刑事ヘジュンが、崖から転落死した男の妻ソレの調査を開始することからスタート。“刑事と容疑者”として出会った2人だが、取り調べが進む中で、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってきて...。二転三転する先の読めないストーリーや、相手の本心を知りたいヘジュンとソレの駆け引きから、目が離せない。■主人公チャン・ヘジュン...パク・ヘイル男が山頂から転落死した事件を追う誠実な刑事。史上最年少で警視に昇格するほどの実力者。いつも服装はきちんとしていて、清潔感にあふれ礼儀正しく親切だが、何よりも犯罪者を捕まえることに真摯に取り組む人物。すべての事件現場の状況をスマートウォッチに記録し、不眠症のため深夜勤務も日常茶飯事。取り調べをする中で、被害者の妻ソレに惹かれていく。主演を務めるのは、『殺人の追憶』『グエムル ~漢江の怪物~』など、ポン・ジュノ監督作品への出演で注目を集め、幅広いジャンルで活躍しているパク・ヘイル。■ソン・ソレ...タン・ウェイ崖から転落死した男の妻。中国人だが、母方の祖父は朝鮮半島の独立運動家であり、自分の先祖の歴史と祖父に誇りを持っている。登山好きだった夫が山で死に、一人残された時、夫の事件を担当する礼儀正しく清廉な刑事ヘジュンに出会い、自分が容疑者扱いされていることを感じながらもへジュンに向かって堂々と自分の意思をはっきりと伝える。ヘジュンに対して特別な想いを抱き始め、夫の死には落ち着いた反応を見せるもののヘジュンに対しては強い関心を示し、大胆にアプローチする。演じるのは、アン・リー監督『ラスト、コーション』でヒロインを演じ、『ブラックハット』でハリウッドにも進出しているタン・ウェイ。■アン・ジョンアン…イ・ジョンヒョンヘジュンの妻。■スワン…コ・ギョンピョヘジュンの部下。カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞映画『別れる決心』は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞。第80回ゴールデン・グローブ賞では非英語作品(旧外国語映画賞)にノミネート、アカデミー賞では国際長編映画賞部門の韓国代表に選出されており、今後の賞レースの動向にも注目が集まる。映画『別れる決心』あらすじ男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュンと、被害者の妻ソレは捜査中に出会った。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたへジュンに特別な想いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった……。【詳細】映画『別れる決心』公開日:2023年2月17日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー監督:パク・チャヌク脚本:チョン・ソギョン、パク・チャヌク出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ
2022年12月16日映画『別れる決心』のジャパンプレミアが、12月26日(月) にTOHOシネマズ 日比谷で開催されることが決定した。『別れる決心』は、第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『オールド・ボーイ』や『渇き』『イノセント・ガーデン』『お嬢さん』などで知られるパク・チャヌク監督の6年ぶりとなる新作で、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。主演は、ポン・ジュノ監督作品『殺人の追憶』『グエムル ~漢江の怪物~』への出演で一躍注目を集めたパク・ヘイルと、アン・リー監督『ラスト、コーション』でヒロインを演じ、『ブラックハット』でハリウッドにも進出しているタン・ウェイが務める。2023年2月17日(金) の公開に先立ち行われるジャパンプレミアには、5年10カ月ぶりの来日となるパク・チャヌク監督が登壇。チケットは12月16日(金) 11時より先行受付がスタートする。併せて、本作の場面写真も公開された。刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)がお互いを見つめる情熱的な視線が印象的な写真のほか、手錠でつながれたふたりの手の片方に結婚指輪がはめられている1枚や、目に涙をたたえたソレとへジュン、旅先のような場所でのふたりなど、写真ごとにふたりの心の距離感を感じられる内容となっている。(C)2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED(C)2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED(C)2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVEDそのほか、後輩を背負い事件現場の岸壁を上り、事件を再現しようとするへジュンの刑事としての真面目な性格がうかがえる写真や、週末に妻と過ごすへジュン、酔っ払って上司であるへジュンに絡もうとする部下のスワンなど、物語の世界観を垣間見ることができる。<イベント情報>映画『別れる決心』パク・チャヌク監督来日先行プレミア12月26日(月) TOHOシネマズ 日比谷18:00の回上映前登壇者:パク・チャヌク監督チケット料金:2,100円(税込)■先行プレリザーブ(先行抽選販売受付)受付期間:12月16日(金) 11:00~12月18日(日) 11:00まで■一般販売12月20日(火) 10:00~12月25日(日) 16:00まで【チケット購入に関するお問い合わせ】チケットぴあヘルプ:「チケットぴあ」HP<作品情報>映画『別れる決心』2023年2月17日(金) 全国公開監督:パク・チャヌク脚本:チョン・ソギョン、パク・チャヌク出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ関連リンク公式HP::
2022年12月13日アカデミー賞韓国代表選出、カンヌ映画祭監督賞受賞作『別れる決心』のパク・チャヌク監督が映画公開に先立ち来日することが決定。12月26日(月)にプレミアイベントが開催される。監督を務めるパク・チャヌクは、『オールド・ボーイ』(03)で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。その後『渇き』(09)、『イノセント・ガーデン』(13)、『お嬢さん』(16)など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきた。6年ぶりの最新作となる本作は、刑事と容疑者が互いに惹かれ合うという、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマだ。この度、本作の公開に先立ち『お嬢さん』以来5年10か月ぶりの監督の緊急来日が決定。12月26日(月)にはTOHOシネマズ日比谷にて監督の舞台挨拶付きジャパンプレミアイベントも予定されており、公開を楽しみにしていたファンにとって待望のイベントとなりそうだ。ジャパンプレミアの上映チケットは、12月16日(金)AM11時より発売予定。詳細は映画公式ホームページで確認を。パク・チャヌク監督は「本作は、大人のための映画です。喪失の物語を悲劇的なものとして語るのではなく、繊細さとエレガンスとユーモアをもって表現しようとしました。大人たちに語りかけるような形で・・・」とコメントしている。世界が認めた傑作を監督の貴重なトーク付きで観ることのできる、またとないチャンスとなりそうだ。さらに併せて、場面写真も一挙解禁。刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)がお互いを見つめる情熱的な視線が印象的な1枚や、手錠でつながれた2人の手を切り取ったものなど、その関係性を映し出している。目に涙をたたえたソレとへジュン、旅先のような場所での2人など、その心の距離に変化も感じられる。そのほか、事件を再現しようとするへジュンが後輩を背負い事件現場の岸壁を上る様子からは刑事としての真面目な性格がうかがえる。部屋で佇むソレの姿を切り取ったものは、背景の壁紙も相まって、美しい絵画のよう。さらに、週末に妻と過ごすへジュンや、酔っ払って上司であるへジュンに絡もうとする部下のスワンなど、物語の世界観を垣間見ることができる場面写真の数々となっている。『別れる決心』は2023年2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月13日カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞したパク・チャヌク監督最新作で、先日開催された韓国の青龍映画賞で監督賞をはじめ計6冠を獲得した『別れる決心』(英題:Decision to Leave)が2023年2月17日(金)に公開決定。メインビジュアルと予告映像が解禁された。今年5月のカンヌ国際映画祭以来、世界の批評家・映画サイトから絶賛を浴び、本年度アカデミー賞国際長編映画賞部門の韓国代表に選出。韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラー1位を獲得、決めセリフがSNSで流行し、BTSのリーダー・RMも複数回鑑賞するほどハマったと自身のSNSで報告するなど、社会現象といえるブームを巻き起こしている本作。監督を務めるのはパク・チャヌク。『オールド・ボーイ』(03)で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。その後『渇き』(09)、『イノセント・ガーデン』(13)、『お嬢さん』(16)など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきた監督の6年ぶりの最新作は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。パク・チャヌク監督 Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images物語は、刑事ヘジュン(パク・ヘイル)が、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)の調査を開始することから始まる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたヘジュンに特別な想いを抱き始める…。解禁となった予告映像では、山での転落死事件をきっかけに、“刑事と容疑者”として出会った2人が、疑いを抱きつつ惹かれ合っていく様をサスペンスとロマンスが一体となった映像美で表現。「私たちのこと秘密ですよ」とささやくソレ、「どこからどこまで?」と返すヘジュンの言葉が想像をかき立てる先の読めないドラマは”美しくも残酷な結末“に向かって突き進んでいく。ビジュアルは、手錠で繋がれたヘジュンとソレをとらえたもの。控えめに触れ合う指先、交わらない視線…。「疑惑がふたりを惹き寄せ、愛がふたりを引き裂いた」というキャッチコピーと相まって、2人の行く末を想像せずにはいられないビジュアルとなっている。主演は『殺人の追憶』(03)、『グエムル~漢江の怪物~』(06)とポン・ジュノ監督作品への出演で注目を集め、ドラマ、アクション、時代劇などキャリアを通して幅広い分野で活躍しているパク・ヘイル。アン・リー監督『ラスト、コーション』(07)でヒロインを演じ一躍国際的な女優としての地位を確立、『ブラックハット』(15/マイケル・マン監督)でハリウッドにも進出しているタン・ウェイ。パク・チャヌク監督が、盟友でありNetflixシリーズ「シスターズ」も話題のチョン・ソギョンと共に手掛ける、二転三転する先の読めないストーリー、相手の本心を知りたいヘジュンとソレのスリリングな駆け引きには批評家や観客は夢中に。映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では94%フレッシュを記録し、「『パラサイト 半地下の家族』の次はこれ!」(Variety)、「今年最もロマンティックな映画」(IndieWire)、「ミステリーとロマンスが優雅に溶け合っている」(Collider)といった絶賛評が上がっている。『別れる決心』は2023年2月17日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月01日韓国ドラマあるあるの一つ、出演者に推しを見つけてしまうと視聴が止まらなくなること。それが日中ならまだ子どものお世話や予定があって、パッとやめられるのですが、夜寝る前の一人時間に見始めたら沼(笑)。寝不足確定です。そうなってしまうドラマが、『花様年華 -人生が花になる瞬間-』。もう見ました?やっぱりアイドルグループ出身だったパク・ジニョン君 この投稿をInstagramで見る 박진영(@jinyoung_0922jy)がシェアした投稿 パク・ジニョン君は、1994年9月22日生まれの現在28歳。どこかで聞いた名前だと思ったら、あの J.Y.Parkさんと同じ名前!!しかも、ボーイズグループ「GOT7(ガットセブン)」の元メンバーなのですが、その所属事務所は、JYPでした。現在は、契約満了で他の事務所に移籍しています。ちなみに、176cmのO型です♪ドラマ内ではヒロインに一途な学生運動家 この投稿をInstagramで見る Netflix Japan | ネットフリックス(@netflixjp)がシェアした投稿 学生時代からお互い40代になり、親となり、再び恋をする!? そんな簡単にはいかない様々な事情にモヤモヤしながらも、ハラハラドキドキ。そして、子どもを持つ40代になった二人の気持ちが理解できてしまうことに、「・・・・」と複雑な気持ちになりつつ、つい見入ってしまう作品なのです。それに、BTSのアルバム『花様年華』と同じ名前なところも見るべき理由の一つに♡ 子育ての合間の息抜きに、おすすめのドラマです!あわせて読みたい🌈BTSのJINがついに入隊!他のメンバーも次々と?メンバーの年齢をおさらい
2022年10月28日『パラサイト半地下の家族』のパク・ソダム主演最新作『Special Delivery(英題)』が邦題『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』として、2023年1月20日(金)より全国公開することが決定。併せて、本ビジュアルが解禁された。“ワケあり”荷物を届ける特殊配送会社「特送とくそう」。天才的なドライビング・テクニックを持つウナがある日引き受けた依頼は、海外ヘの逃亡を図る賭博ブローカーと、その息子ソウォンを港まで運ぶ(逃す)こと。しかし、ウナは思わぬアクシデントにより依頼人不在のまま、ソウォンと300億ウォンが入った貸金庫の鍵を抱えて追われる羽目になる。貸金庫の鍵を狙う悪徳警官ヤクザ、冷酷非情サイコパスな殺し屋、さらには「脱北」の過去を持つウナを秘密裏に調査する国家情報院をも巻き込んだ、命がけの追走劇カーチェイスが始まる。本作は、凄腕の女運び屋が魅せる型破りでスタイリッシュなカー・アクション。韓国公開時には『ウエスト・サイド・ストーリー』、『ハウス・オブ・グッチ』を抑えて初登場1位を獲得した話題作だ。パク・ソダム Photo by Pascal Le Segretain/Getty Imagesウナを演じるのは、『パラサイト半地下の家族』で美術家庭教師役を演じ、国際的なブレイクを果たしたパク・ソダム。彼女が命がけで守り逃がそうとする少年・ソウォン役には、『パラサイト半地下の家族』でパク社長一家の息子役を演じたチョン・ヒョンジュンが抜擢されており、“元”教師と教え子がバディになる、映画ファンにはたまらない再タッグとなった。この度解禁されたビジュアルは、「私は絶対失敗しない」というコピーとともに、自信と余裕に満ちた表情が光る女運び屋・ウナの全身カット。どんな依頼も完璧にこなすクールなウナだが、思わぬアクシデントによって泣き虫の男の子が託される。また、特殊配送会社「特送」の頼れるボス・ペク(キム・ウィソン)、貸金庫の鍵を狙う悪徳警官ヤクザ・ギョンピル(ソン・セビョク)、ウナを秘密裏に調査する国家情報院職員・ミヨン(ヨム・ヘラン)、賭博ブローカーでソウォンの父・ウジン(キム・ドゥシク)らのカットも印象的に置かれており、ソウォンと貸金庫の鍵を巡り、それぞれの思惑が交差するスリリングな展開にも期待が高まるビジュアルとなっている。『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』は2023年1月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 2023年1月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & M PICTURES. All Rights Reserved.
2022年10月19日パク・ソジュンに、Peakboy、チェ・ウシク、パク・ヒョンシク、BTS V。韓国ドラマ・映画を追っている方や「BTS」のファン(ARMY)なら、この名前の並びに大いにときめくことだろう。韓国では「ウガファミリー」や「ウガウガ会」としてお馴染みの、韓国エンタメ界きっての仲良し“リア友”グループ5人組。彼らが3泊4日の旅に出るトラベルリアリティショー「IN THE SOOP フレンドケーション」がディズニープラスの「スター」で配信され、大反響を呼んでいる。日頃は韓国を代表するトップ俳優やトップアーティストとして活躍する、もはや“家族”以上の5人が、まるで学生の修学旅行のような乗りで釣りやキャンプファイヤー、アイススケートなどを満喫し、素顔で笑い合う姿は、なぜかこちらまで癒される時間となっている。「IN THE SOOP」は、これまで「BTS」や「SEVENTEEN」が忙しい日常を忘れて休息旅行をしてきたリアルバラエティショー。そのスピンオフバージョンとなる本番組は、この5人の親友たちの3年ぶりの友情旅行をカメラが収めていく。大の大人たち5人がお揃いの部屋着とパジャマに身を包み、それぞれ役割分担をもって自炊したり、キャンプファイヤーを囲んだりしながら、本気で遊びに興じるのだ。そもそも彼らの友情は2018年、パク・ソジュンが青春ロマンス時代劇「花郎<ファラン>」(16-17/ディズニープラス「スター」で配信中)で共演したパク・ヒョンシクとBTS Vに、高校時代の同級生でプロデューサー兼シンガーソングライターであるPeakboy(ピークボーイ)と、過去に共演して友人だった『パラサイト 半地下の家族』「その年、私たちは」のチェ・ウシクを紹介し、意気投合したことで始まった。まずは1人1人のキャリアや交流を、彼らの言葉とともに紹介しておこう。パク・ソジュンウガファミリーのメンバーはソジュンを、精神的に頼れる、“父親”のような存在だと言う。1988年12月16日生まれ、現在33歳。「梨泰院クラス」で主演を務めて世界的にブレイク、CM出演やモデル活動なども活発で、マーベル映画『ザ・マーベルズ/The Marvels』(原題/2023年6月全米公開予定)にも出演が決まっている。演技力や身体能力の高さのみならず、人なつこい笑顔や朗らかな性格も魅力だ。映画『ミッドナイト・ランナー』ほか、「魔女の恋愛」「キルミー・ヒールミー」「彼女はキレイだった」に「サム・マイウェイ~恋の一発逆転!~」「キム秘書はいったい、なぜ?」とヒットドラマを牽引し、ロマコメ神と呼ばれるほどに。最新映画『DREAM』(原題)ではIUことイ・ジウンと共演した。食バラエティ「ユン食堂」シーズン2では料理や給仕で活躍しただけに、今回の友情旅行中も仲間のためにその腕前をいかんなく発揮する。同作の民泊Ver.の「ユン ステイ」にはチェ・ウシクも出演していた。Peakboy陽気でオープンでマイペースな、まるで“末娘”みたいな存在。1989年5月27日生まれの33歳。ラッパーでシンガーソングライター、プロデューサーでもある。番組中にソジュンが語ったところによれば、中学生のころから知り合いだという。「BTS」YouTubeチャンネル「BANGTANTV」にて2020年のクリスマスに公開されたVの「Snow Flower」をプロデュース、そのときのVは「アーティストだった。カッコよかった」とふり返っており、第3話のカラオケシーンでも披露している。また、2021年7月に発表した自身の「GYOPO HAIRSTYLE」MVにはパク・ソジュン、V、チェ・ウシク、パク・ヒョンシクとウガファミリーが特別出演した。チェ・ウシク弟たちを引っ張っていく“長男”。だけど人見知りで、若干、天然で不器用なところがある。1990年3月26日生まれ、韓国系カナダ人の32歳。世界中でヒットした『新感染 ファイナル・エクスプレス』や米アカデミー賞作品賞『パラサイト 半地下の家族』などに出演。ソジュンとはドラマ「シットコム ファミリー」(2012)で出会い、「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」では勝ち組人生を送るエリートの同級生役でソジュンの恋のライバルとなった。ソジュンの主演映画『ディヴァイン・フューリー/使者』でも共演し、『パラサイト』にはソジュンが友情出演した。旅行中に見られる“眠るウシクを撮るソジュン”の構図は、「ユン食堂」ナ・ヨンソクPDによるバラエティ番組「ホームバカンス」(原題:夏休み)にも登場していた。また、「サム、マイウェイ」の劇中にも「かわいい」じゃなくて「カッコいい」と言われたい、といったセリフが登場しており、最近の彼の目標であるらしい。パク・ヒョンシクウガファミリーの“お母さん”的存在。優しくて世話好きで、包容力があり、船釣りの前にはみんなの耳の下に“酔い止め薬”を貼ってあげる姿も。1991年11月16日生まれの30歳。ハン・ソヒと共演したミュージックロマンスドラマ「サウンドトラック#1」(ディズニープラス 「スター」で独占配信中)の最終話配信時には、Vが「なぜ4回(しかない)」と涙の絵文字と共にコメントし、残念がったことも。同作にはソジュンがCMしている韓国餃子もさりげなく登場していた。2010年にデビューした9人組アイドルグループ「ZE:A(ゼア)」のメインボーカルだが、現在は「相続者たち」「SUITS スーツ 運命の選択」「力の強い女ト・ボンスン」「ハピネス」(原題)といったドラマや長編映画『8番目の男』で俳優としてお馴染みだろう。今年は短編『二つの光』も日本公開された。「花郎」ではソジュン演じるソヌと王権争いの運命に巻き込まれ、三角関係を繰り広げるジディを演じていた。「ZE:A」としてのステージ2014年第3話ではその美声を初めて聴いたという方も多いのでは?Vとの贅沢なカラオケデュエットも話題となっているが、オープニングテーマにもVとヒョンシクの歌声が聞こえ、その詳細が待たれるところ。BTS Vいわずと知れたグローバルスーパースター「BTS」のテテことV(キム・テヒョン)。1995年12月30日生まれ、現在27歳。「BTS」ではジミンと“クオズ”(95年生まれのこと)として知られているが、ウガファミリーでは「聞き分けのない“末っ子”」と兄貴たちから評されている。ウガファミリーは長身揃いのため、179cmのVが小柄に見えてしまうのも末っ子感がある。「花郎」の撮影中は、初演技・初ドラマとなったVにソジュンが親身にアドバイスをしていたという。ウガファミリーという言葉も「私たち(ウリ)は家族(カジョク)なのかな?」と言った彼の言葉から取られたものだとか。本番組中でVが話したように、ウガファミリー5人揃っての旅行は3年前、ヒョンシクの入隊直前以来。今回の旅行も、除隊したばかりのヒョンシクのためとVは明かしている。Vの発案で急きょ決まったらしい3泊4日の旅。兄貴(ヒョン)たちが「Vの情けない姿を見せても大丈夫?」と心配を寄せる中でも、「僕に任せて」「とにかくベストを尽くそう」と相当思い入れがあることもわかり、それに従うしかない兄貴たちがまた愛おしい。“よろい”を脱ぎ捨てたファン必見の本音トーク5人の共通点は、トップ俳優やトップアーティストとして韓国エンタメ界の第一線で活躍していること以外に、この旅行中に発覚した“全員一重まぶた”であることくらい?仕事の上では近くなることはあってもそれほど重ならない、そんな程よい距離感もいいのだろう。それぞれのSNSでは、彼らがプライベートで共に過ごしている様子が投稿され、お互いのコメント欄でやりとりしたり、バラエティ番組中にテレビ電話したりするなど、その仲の良さは韓国、日本のみならず世界中のファンの間でもよく知られている。さらに今回、ソジュンによれば「友情の証」というお揃いの指輪についても初めて明らかにされた。“末っ子”Vが1日目の道すがら「パリの恋人」(2004)のOST「嘘」を流すと、「高校時代この歌が人気だった」「高校生のころよくカラオケで歌った」と話すPeakboyとソジュンに、「小学生だった」と話すV。高校生と小学生なら一緒に遊ぶことはないだろうが、20代後半と30代前半ともなればまた話は別。ただ、そんなに年が離れていたのか、と改めて実感する場面でもあった。靴下までお揃いで用意した部屋着のスウェットには、それぞれの生まれ年とニックネームを書くことになったが、ソジュンは「道化師」、Peakboyは「巨人」、そしてVには「ワールドスター」と記された。彼の華やかな一面は認めつつも、決して特別扱いすることなく目の前の彼自身にただ接する、そんな関係性がうかがえる場面が続く。ウシクとヒョンシクはドラマ撮影など別スケジュールがあるため、それぞれ1日目の夜からと、2日目の朝からの合流に。第2話で5人が勢揃いしてからも、思い思いに二度寝をして、寝癖もそのまま。カレイ釣りでは船の揺れに慄きながらも、「気合いを入れよう」とファイティンした途端にずっこけるなど、バラエティ感覚もばっちり!?彼らはそんなふうに久しぶりの一緒の時間を過ごして、まさしく“よろい”を脱ぎ捨てていく。それにひと役買うのが、やはりキャンプファイヤーだ。炎を見つめながら、ソジュンがヒョンシクとVを親友に紹介した理由や互いの第一印象を思い返していく5人。「気を使わない。使う必要もない」と“お父さん”ソジュンが言うとおり。賑やかに花火をしながら、Vが「BTS」のペンライトの色から生み出した「ボラヘ」(紫するよ)をチラッと入れてくるところも心憎い。その後、「ラブコメ王」と名づけられたウシクが主人公チェ・ウン役で主演していた「その年、私たちは」の放送を全員で見守るシーンも必見だ。ジョークを交えて茶化しながらも、こうしてお互いの仕事ぶりを称え合うのもそれぞれのファンを悶絶させる。特にVには、「BTS」のVという数万人もの観客をライブで魅了し、国連でスピーチをするくらいの世界的トップアーティストであることをあえて意識しないようにしているという兄貴たち。「ここでのお前はただの友達」と語る兄貴たちの優しさには多くの「ARMY」もホッとするのではないか。「ありのままでいられる気がする」「僕らはテンションが高くない」というように、穏やかにお互いを思いやる彼らはフィーリングが合い、居心地よく過ごしている様子が画面越しからも十分に伝わってくる。また、これまでの当たり前が崩れてしまったコロナ禍の影響に触れる場面や、俳優陣が演技をする理由についても真摯に語り合う場面があり、かなり貴重なエンターテイナー同士の対話ともなっている。ソジュンが話した100m走の例えが的確だ。最初はアウトコースを走っている者が誰より先に進んでいるように見えても、ゴールに向かって走り続けているという点ではみな同じ。隣を見れば、同じように各々のコースを走る仲間がいる。それが何よりの励みになり、お互いが誇らしく思え、それぞれがますます輝いてゆける。スピードを緩めたいと思った仲間の姿さえも確認できる。ウガファミリーはいわば、いま世界を席巻する韓国エンタメの代表者たち。だが、彼らが放つスターとしての輝きは5人でいるからこそのものだ。会話の中から次なる企画の可能性も生まれており、いつまでも見ていたい5人の道はまだまだ続いていく。「IN THE SOOP フレンドケーション」は毎週金曜23時~ディズニープラス「スター」にて日本最速独占配信中(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2022年08月11日パク・ソジュン、Peakboy、チェ・ウシク、パク・ヒョンシク、そしてBTS Vという韓国芸能界を代表する“リア友”5人の3泊4日の旅を追ったトラベルリアリティショー「IN THE SOOPフレンドケーション」。第1話・2話が大反響を呼ぶ中、第3話の配信を前に場面写真が到着した。「梨泰院クラス」で主演を務め、世界的人気俳優となったパク・ソジュンが、青春ロマンス時代劇「花郎<ファラン>」(ディズニープラス「スター」で配信中)で共演した俳優のパク・ヒョンシクとBTS Vに、高校時代の同級生でプロデューサー兼シンガーソングライターでもあるPeakboyと、もともと友人であった『パラサイト 半地下の家族』「その年、私たちは」の俳優チェ・ウシクを紹介し、意気投合したことで結成された仲良し“リア友”グループ5人組。3泊4日の友情旅行では、釣り、キャンプファイヤー、アイススケート、温泉などを満喫する姿が映し出され、童心に帰ったようにはしゃいでみせ、笑顔が絶えない様子からも、5人の仲の良さが伝わってくるものに。第3話では、真夜中のバーベキューパーティーでいっそう盛り上がる5人。互いの第一印象を思い返しながら、これまでできなかった話をして旅の夜を過ごす。そんななか、ある1人が不意に涙を見せる。悲しみを分かち合い、幸せをより高めていく彼らに訪れた友情旅行の3日目は、最後のお出かけへ向かう。「IN THE SOOPフレンドケーション」は毎週金曜23時~ディズニープラス「スター」にて日本最速独占配信中(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2022年08月05日2018年に俳優パク・ソジュンとのダブル主演で大ヒットしたラブコメディー『キム秘書はいったい、なぜ?』では、デキる美人秘書役を演じ、巷では“キム秘書コーデ”をマネする人も出没したほど女性ファンを獲得! そんなパク・ミニョンが、益々美人度をあげてきているんです!こんな美人になってみたいと思わせるインスタショットがこちら この投稿をInstagramで見る 박민영 Minyoung Park(@rachel_mypark)がシェアした投稿 ワントーンの色白肌で卵型のフェイスライン、平行アーチ眉、長めアイライン、輪郭をぼかした粘膜カラーのリップ。今流行りの韓国メイク要素が全て盛り込まれているパク・ミニョンのセルフィー♡眼福としてチェックするのももちろんおすすめですが、韓国顔に近づきたい人はぜひメイクも参考にしてみてくださいね!あわせて読みたい🌈祝!7周年を迎えたTWICEが全員JYPと再契約♪手書きのコメントにも反響!
2022年07月27日28日に閉幕した第75回カンヌ国際映画祭で、『Decision to Leave』(英題)のパク・チャヌクが監督賞を受賞した。第72回カンヌ国際映画祭ではポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が最高賞のパルムドールを受賞、昨年はNetflixの「イカゲーム」が世界中で大ヒットを記録するなど、勢いの止まらない韓国作品について、チャヌク監督が「Variety」誌との対談で称賛した。2003年、『オールド・ボーイ』で国際的に高い評価を得て、すでに韓国を代表する映画人の一人であるチャヌク監督だが、同胞の成功はやはりうれしいようだ。「『パラサイト』は決定的に重要な節目であり、歴史的な出来事でした。『パラサイト』以前の映画、『パラサイト』以降の映画というに、カテゴライズさえできるような。韓国映画の歴史だけでなく、非英語映画の歴史においても、この映画は非常に特別なポジションを築いたと思います」と称賛した。「それにもちろん、『イカゲーム』もです。これらのコンテンツ、映画、テレビドラマを通じて、非英語作品を作る監督たちは世界中のより多くの観客たちに近付くことができるようになります」とこれらの作品が果たした大きな役割についても触れた。「イカゲーム」を大ヒットに導いたNetflixなどの動画配信サービスについて、チャヌク監督はどのように考えているのか。そういったプラットフォームが生み出した新しい製作の機会には「特に非英語作品の製作者にメリットがある」と肯定的だ。「プラットフォームについては、私は問題にしていません。それぞれのプラットフォームにふさわしい物語を見つけ、伝えていきたいです」と語った。(Hiromi Kaku)
2022年05月31日鬼才パク・チャヌク監督が世界を震撼させた驚愕の復讐サスペンスを4Kリマスターで甦えらせた『オールド・ボーイ 4K』より、本国オリジナル予告2種とポスター、サブ写真が解禁された。この度解禁されたのは、2003年11月の韓国公開当初の本国オリジナル予告2種。本国オリジナル予告1は、はた迷惑な酔っ払い男オ・デス(チェ・ミンシク)の姿から始まり、韓国を代表する映画音楽監督チョ・ヨンウクが手掛けた本作のサウンドトラックから、ユ・ジテ演じる謎の男ウジンの複雑な感情を象徴するワルツ曲「Farewell, My Lovely」が流れ、「15年の監禁は始まりにすぎなかった」のテロップと同時に冒頭の酔っぱらい男オ・デスが復讐の怪物に変貌した姿で映し出される。また本国オリジナル予告2は、同じくサウンドトラックから、チェ・ミンシク演じる主人公オ・デスの孤独と哀愁を表現した曲「In A Lonely Place」が流れる中、オ・デスが電話を片手に「お前は誰だ」と言う場面から始まり、矢継ぎ早にキャストらの表情を切り取った場面が映し出される。最後には「二人の男の秘密」、「最高の対決が始まる」と締めくくられており、2種とも不穏なムードと謎解きサスペンス要素の高い予告となっている。韓国オリジナル予告で印象的に使われている2曲の曲名「Farewell, My Lovely」、「In A Lonely Place」は、実はどちらも映画のタイトル。「Farewell,~」はロバート・ミッチャム主演のアメリカ映画で邦題は『さらば愛しき女よ』で、「In A~」はハンフリー・ボガート主演のアメリカ映画で邦題は『孤独な場所で』だ。実はパク・チャヌク監督は、劇中で使用される曲の全てに様々な映画のタイトルを引用。引用された映画とその音楽が表現する世界観から本作を読み解くこともできるという、こだわりの強い監督ならではの仕掛けになっている。『オールド・ボーイ 4K』は5月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月24日最新作が第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定したパク・チャヌク監督。日本のコミックを映画化し、第57回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した傑作復讐サスペンスの4Kリマスター化『オールド・ボーイ 4K』が5月6日(金)より全国公開される。本作でヒロインを務めるのは、妖精のような愛らしさと純粋さが演技から溢れ出し、話題を呼んだカン・ヘジョン。その魅力を改めてふり返った。カンヌでは審査委員長のクエンティン・タランティーノ監督が激賞し、国内外の映画賞で高い評価を得た本作。土屋ガロン(狩撫麻礼)作、嶺岸信明・画による同名コミックを原作に、当時『JSA』で国際的に注目を集めていたパク・チャヌク監督が映画化。ある日、突然何者かに拉致監禁され、理由も明かされぬまま15年後に突如解放されたオ・デス(チェ・ミンシク)の壮絶な復讐劇を描く。予想を超えるストーリー展開と、スタイリッシュかつ容赦なきバイオレンス描写が話題となり、ハリウッドでリメイクされるなど、いまもなお多くのファンやクリエイターに愛されている作品。パク・チャヌク監督に原作コミックを勧めたのは、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督だ。復讐を誓うデスに手助けを申し出る若い女性ミドを演じたカン・ヘジョンは、1997年にモデルとして活動を開始し、1998年にTVドラマ「ウンシリ」で演技デビュー。その後、本作のオーディションで300人の中から今回のミドという役を勝ち取った。彼女は、ミドが日本料理店で板前として働く役だと聞かされていたため、オーディションに刺身包丁を持参。「日本料理店から借りてきた」とパク・チャヌク監督に語ったとか。そんなことをしたのは300人の中で彼女ひとり。監督は当初、「料理人が大事な包丁を貸すわけがない。彼女は嘘をついている」と考えたというが、後に確認すると、その料理人は「すごい気迫と真剣な表情で包丁を貸して欲しいと言われたので貸した」と語ったそう。パク・チャヌク監督は、その気迫こそ、このミドという役に必要だと感じたという。まだ演技経験は浅かったが、本作で彼女は第24回青龍映画賞、第4回大韓民国青少年映画祭、第24回韓国映画評論家協会賞、第5回釜山映画評論家協会賞などで受賞し、評価を集めた。その後、久石譲が音楽を担当した『トンマッコルへようこそ』(05)では大韓賞助演女優賞を受賞、パク・チャヌク監督の復讐三部作のラストを飾る『親切なクムジャさん』(05)、浅野忠信主演『インビジブル・ウェーブ』(06)などにも出演。プライベートでは、「BTS」にも影響を与えた韓国HIPHOP界の重要人物タブロと2009年に結婚したことで知られ、2010年に娘が誕生。2013年~14年にかけて韓国で放送されたバラエティ番組「スーパーマンが帰ってきた」に家族で出演したことをきっかけに、娘“ハルちゃん”がお茶の間の人気者に。今年の2月に邦訳版が発売されたタブロの書籍「BLONOTE(ブロノート)」には、パク・チャヌク監督の手書き文字も収録されている。現在はハルちゃんとの生活を優先し、芸能活動を控えているカン・ヘジョンだが、本作では彼女の瑞々しい魅力と熱演に触れることができる。『オールド・ボーイ 4K』は5月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月18日ハン・ソヒとパク・ヒョンシクが共演、K-POPに乗って綴られる、ピュアでリアルな新感覚ミュージックラブストーリー「サウンドトラック #1」がディズニープラスの「スター」にて全4話が配信中。19年来の友人を演じた2人が日本のファンにむけて、和気あいあいと語り合ったロングインタビュー映像が公開された。本作は、「マイネーム:偽りと復讐」「わかっていても」と最も注目されるハン・ソヒと、「ハピネス」「SUITS/スーツ~運命の選択~」のパク・ヒョンシクが演じるウンス、ソヌを主人公に4話を通して描かれるミュージックロマンス。“片思いの曲”を作るため、2週間一つ屋根の下で生活することになった19年来の親友の2人。友情と恋の狭間で揺れ動く気持ちを、「ヴィンチェンツォ」のキム・ヒウォン監督が“音楽”を通して描き出していく。4月13日に最終話となる第4話が配信となり、全4話分のイッキ観も可能になった。日本に向けてのロングインタビューでは、ハン・ソヒとパク・ヒョンシクが「日本のみなさん、こんにちは」と声をそろえて呼びかけるところから始まる。お互いの第一印象や、“お互いをディズニーのキャラクターに例えるなら”、撮影現場の様子から、それぞれの役についてまで、たっぷりと語る、見どころたっぷりの内容となっている。ディズニープラススターオリジナル韓国ドラマ「サウンドトラック #1」は独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年04月15日『ディア・ピョンヤン』『かぞくのくに』のヤン ヨンヒ監督の最新作『スープとイデオロギー』から予告編が解禁、映画監督パク・チャヌク、ヤン・イクチュン、「82年生まれ、キム・ジヨン」の翻訳家・斎藤真理子、フォトジャーナリストの安田菜津紀のコメントが到着した。年老いた母が、娘のヨンヒにはじめて打ち明けた壮絶な体験ーー。1948年、当時18歳の母は韓国現代史最大のタブーといわれる「済州4・ 3事件」の渦中にいた。朝鮮総連の熱心な活動家だった両親は、「帰国事業」で3人の兄たちを北朝鮮へ送った。父が他界したあとも、“地上の楽園”にいるはずの息子たちに借金をしてまで仕送りを続ける母を、ヨンヒは心の中で責めてきた。心の奥底にしまっていた記憶を語った母は、アルツハイマー病を患う。消えゆく記憶を掬いとろうと、ヨンヒは母を済州島に連れていくことを決意する。予告編では、失われつつある母の記憶を描いたア二メーションや、『お嬢さん』『タクシー運転手 約束は海を越えて』などの音楽を手がけるチョ・ヨンウクの楽曲も一部使用され、ドラマチックな映画を彩っている。映画界からジャーナリストまで、コメント到着パク・チャヌク(映画監督『JSA』『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』『お嬢さん』)人々はヤン ヨンヒについて「自分の家族の話をいつまで煮詰めているのだ。まだ搾り取るつもりか」と後ろ指をさすかもしれません。しかし私ならヤン ヨンヒにこう言います。「これからもさらに煮詰め、搾り取ってください」と。彼女の作品たちは、単純に、ある個人についての映画ではありません。普通は対立すると思われる二つのカテゴリーの関係について問い続ける映画です。その目録はとても長い。個人と家族、個人と国家、韓国と北朝鮮、韓国と日本、資本主義と共産主義、島と陸、女と男、母と父、親と子、新世代と旧世代、21世紀と20世紀、感情と思想、そして何よりもスープとイデオロギー。ヤン ヨンヒの母親、この老いた女性一人の顔を見つめながら、私たちはこれらすべてについて省察することができます。映画『スープとイデオロギー』は、ヤン ヨンヒのこれまでの作品のように、私たちがいつまでも噛み締めなければいけない思考の種を与えてくれます。ヤン ヨンヒは引き続き煮詰め搾り出し、私たちはこれからも噛み締めなければなりません。ヤン・イクチュン(俳優・映画監督『息もできない』『かぞくのくに』『あゝ、荒野』など)オモニ(母)のレシピ通りにつくったあのスープの中には、どんな言葉でも語り尽くせないすべてが込められている。斎藤真理子(翻訳家)この映画は記憶に関する映画でもある。一人の人が持ちつづけた記憶も、持ちきれずにあふれた記憶も歴史になる。歴史は一杯の巨大な器に入ったスープなのかもしれない。一人ひとりがその中に溶けているのか、一人ひとりの中にその器があるのか。どちらであるにせよ、このスープを大切に飲んで、飲んだことを記憶しよう。安田菜津紀(認定NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)オモニは少しずつ、「忘れて」いく。押し込めてきたあまりに凄惨な記憶を、誰かと分かち、託していくほどに。「もう忘れてもいいよ」と言えるほど、オモニの、人々の背負ってきた歴史を、私は知らなかった。そして、「知らなかった」で終わらせたくない。『スープとイデオロギー』は6月11日(土)より【東京】ユーロスペース、ポレポレ東中野、【大阪】シネマート心斎橋、第七藝術劇場ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スープとイデオロギー 2022年6月11日よりユーロスペース、ポレポレ東中野、シネマート心斎橋、第七藝術劇場ほか全国にて公開© PLACE TO BE, Yang Yonghi
2022年04月03日国民的俳優ソル・ギョングと「イカゲーム」のパク・ヘスらが共演、Netflixにて4月8日より世界同時独占配信開始となるNetflix映画『夜叉-容赦なき工作戦-』に日本から池内博之が出演、ポスタービジュアルが公開された。『夜叉-容赦なき工作戦-』は、諜報活動が盛んなことで知られる中国の瀋陽を舞台に、"夜叉"と呼ばれる無情な男と、特別監察の任務を負ってその地を訪れる検察官の出会いから、近隣諸国のスパイも絡む危険な極秘工作に挑む、息をのむようなスパイアクション。迫力のアクションと巧みなストーリー展開で視聴者を魅了した『監獄の首領』や、実話を繊細かつ感動的に描いた『Inseparable Bros』(英題)のナ・ヒョン監督が贈る待望の新作。ソル・ギョングが、韓国国家情報院の海外スパイ集団ブラックチームの無情なリーダーで、目的のためには手段を選ばず、人を食らう醜い悪鬼を意味する"夜叉"として知られる男チ・ガンイン、「イカゲーム」で世界的スターとなったパク・ヘスは、正義を貫いたがために左遷され、瀋陽でブラックチームを追う堅物検察官ハン・ジフンを演じる。“夜叉”と敵対する日本人キャストとして出演する池内さんは、表の顔は日本の公安調査庁のロビイスト、裏の顔は冷酷でアジア最強のスパイ、オザワ役に。本作への出演に関して池内さんは、「ソル・ギョングさんやパク・ヘスさん率いる素晴らしい俳優の方々に囲まれ、お仕事できた事を大変嬉しく思っています。韓国作品は2度目になるのですが、作品に対するキャスト・スタッフ全員の想いがしっかりと反映されているはずです。是非皆様ご覧下さい!」と2度目の韓国作品への喜びを語っている。北朝鮮、中国、日本のスパイたちの情報戦、激しいアクションと予測不可能な展開で、韓国のスパイアクションに“地殻変動”をもたらす本作。このほかにも「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のイエルや、ヤン・ドングン、ソン・ジェリム、パク・ジニョン(GOT7)らが出演する。Netflix映画『夜叉-容赦なき工作戦-』は4月8日(金)よりNetflixにて全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年03月18日「わかっていても」「マイネーム:偽りと復讐」のハン・ソヒと「花郎<ファラン>」「SUITS/スーツ~運命の選択~」のパク・ヒョンシクが共演する韓国ドラマ「サウンドトラック #1」が、3月23日(水)16時より「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて毎週水曜独占配信が決定。日本版予告編が解禁された。全4話で描かれるミュージックロマンスは、ソングライターのウンス(ハン・ソヒ)と、その19年来の親友である写真家のソヌ(パク・ヒョンシク)が主人公。ウンスが片思いをテーマにした曲の作詞をソヌに手伝ってもらうことになり、2週間一つ屋根の下で生活することに。友情と恋の狭間で揺れ動く気持ちを、“音楽”を通して描き出していく珠玉のラブストーリー。スタッフには、「ヴィンチェンツォ」「王になった男」「カネの花~愛を閉ざした男~」などの人気ドラマを手掛けているキム・ヒウォンが監督を務め、“ミュージックロマンス”という新たなジャンルに挑戦する。また、作品の大切なアイテムとなる音楽を奏でる豪華なOSTアーティストたちにも注目。主人公がドラマ内で作詞する歌詞がそのままOSTとなり、楽曲と主人公の心情がシンクロして物語が進行。OSTにはキュヒョン(SUPER JUNIOR)、パク・ボラム、「Davichi」、「NCT」ドヨン、そしてキム・ジェファンら豪華K-POPアーティストが参加。2人の感情の機微を彩る。ストーリー穏やかで温厚なカメラマンのソヌと、活発でストレートな作詞家のウンスは19年来の親友だった。ある日、有名な作曲家から作詞依頼を受けたウンスだったが、彼女の書いた詩には切ない片思いの感情が感じられないとダメ出しされてしまう。それをいつものように親友のウンスに愚痴るうちに、ソヌが誰かに片思いをしていることを知る。ソヌの話に夢中になったウンスは、今回の作詞オファーのチャンスを逃したくない一心で、「うちに一緒に住みながら片思いを綴る作詞作業を手伝って欲しい」とソヌに持ち掛ける。そして始まった2週間限定の2人の共同生活。同じ空間で長い時間を共に過ごし、互いの日々の思いを歌詞にしていくうちに、いつしか2人の間の友情と恋の境界線が曖昧になっていることに気づく。果たしてソヌの片思いの相手とは?そしてそれはいつから始まっていたのだろう?ディズニープラス スターオリジナル韓国ドラマ「サウンドトラック #1」は3月23日(水)16時~毎週水曜配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年03月08日ハン・ジミンとパク・ヒョンシク共演、ホ・ジノ監督の短編映画『二つの光』が、5月13日(金)より公開されることが決定。併せて、本ビジュアルと予告編が解禁された。徐々に視力を失っていくピアノ調律師インス(パク・ヒョンシク)は、視覚障害を持つアロマセラピストのスヨン(ハン・ジミン)と、写真同好会で出会う。何事にも前向なスヨンと悲観的なインスだったが、次第にふたりは惹かれあっていく。気持ちを率直に伝えるスヨンに対して、背を向けてしまう孤独なインス。やがて、些細な言葉がすれ違いを生んでしまう。「愛する人を初めて見る瞬間」を描いた、温かなラブストーリーである本作。監督は『8月のクリスマス』『四月の雪』など大人の恋愛をテーマにした感性豊かなストーリーと繊細な演出で評価が高い韓国恋愛映画の名匠ホ・ジノ。「まぶしくて-私たちの輝く時間-」「知ってるワイフ」などに出演しているハン・ジミンと、「力の強い女ト・ボンスン」「花郎<ファラン>」などのパク・ヒョンシクが共演し、息をのむ演技力を披露している。また韓国では国民的人気俳優たちによる共演というだけでなく、ヒョンシクが甘い歌声で主題曲を歌い、本作がサムスン電子の視覚障害者支援VRアプリを題材にしているということも大きな話題となった。なお、本作のスクリーン上映は世界初となっている。この度解禁されたポスタービジュアルは、ハン・ジミンとパク・ヒョンシクの深い眼差しを捉えた場面写真と、「消えゆく世界で、君に恋をした。」というキャッチコピーで構成されており、ふたりの恋を予感させるものとなっている。『二つの光』は5月13日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート心斎橋にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:二つの光 2022年5月13日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート心斎橋にて公開©Ho Film Co.,Ltd
2022年02月17日「地獄が呼んでいる」パク・ジョンミンと、俳優としての活躍も目覚ましい「少女時代」イム・ユナ、『工作黒金星と呼ばれた男』イ・ソンミンが共演する映画『奇跡』(原題)が邦題『手紙と線路と小さな奇跡』として4月29日(金)に公開決定。日本版キーアート、予告映像が解禁となった。韓国東部に位置し、国内初の私設駅である両元(ヤンウォン)駅。道路が整備されていないため住民は隣町へ移動する際に線路を歩いて通らなければならず、住民からの請願により臨時乗降場として1988年に開業された。ホームなどの駅の設備は全て住民の負担で設置されたという実話をモチーフに描かれる本作は、観客動員数260万人を突破した映画『Be With You~いま、会いにゆきます』で観客を魅了したイ・ジャンフン監督待望の3年ぶりとなる新作。登下校だけで5時間かかるため村に駅を作ることを夢見る数学大会1位の天才高校生ジュンギョンに扮するのは、『それだけが、僕の世界』のイ・ビョンホンの弟役をはじめ、最近では『ただ悪より救いたまえ』で数々の映画賞を受賞し、ヨン・サンホ監督が手掛けたNetflixオリジナルシリーズ「地獄が呼んでいる」にも出演するなど、圧倒的な演技力を誇るパク・ジョンミン。そして、ジュンギョンをサポートするクラスメイトである自称“女神(ミューズ)”のラヒ役に『EXIT イグジット』をはじめ俳優としての目覚ましい活躍が続く「少女時代」のイム・ユナ。さらには『工作黒金星と呼ばれた男』や『KCIA 南山の部長たち』などで素朴な雰囲気から強烈なカリスマ性まで自由自在にキャラクターに染まるイ・ソンミンが、ジュンギョンの父親で機関士のテユン役を務めている。韓国で最も小さな駅作りを通して描かれる夢への挫折と希望、人と人の絆が紡ぐラストは温かな笑いと、奇跡を巻き起こす。『手紙と線路と小さな奇跡』は4月29日(金)よりシネマート新宿ほか順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:手紙と線路と小さな奇跡 2022年4月29日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2021 LOTTE ENTERTAINMENT & BLOSSOM PICTURES CO., LTD. All Rights Reserved.
2022年02月09日「シグナル」キム・ヘスを主演に迎えた『ひかり探して』から、オリジナル脚本にして長編デビューを果たした女性監督パク・チワンのインタビューコメントがシネマカフェに到着した。本作はパク監督が8年の歳月をかけて書き上げたオリジナル脚本で、本作で第57回百想芸術大賞映画部門の最優秀脚本賞、第42回青龍映画賞では新人監督賞を受賞した。受賞に関してパク監督は、「賞をいただくのも本当にありがたいことですが、日本で公開され、日本の観客に会えることがとても嬉しいです」と語り、日本公開についても喜びを明かす。脚本が生まれたアイディアに関して、「何の関係もない人たちが互いに影響を与え合うという物語に昔から関心がありました。そして、与えられた人生で、セカンドチャンスを得られる人たちについての話も書きたいと思っていました。ミステリーというジャンルに関心がありましたが、見慣れた設定の推理劇から始まるけど、そこから新しいドラマに展開していく映画を作りたいと思っていました。個人的な出来事で苦悩する刑事が、事件を引き受けた後に、これまでとは違う姿勢で事件に向き合うことになる。それによって今まで気づかなかった真実に辿り着く。そして、それがその刑事の人生を変えることになる、という発想から始まりました」とふり返る。パク・チワン監督1981年生まれのパク監督は、本作で鮮烈な長編デビューを飾ったが、ここまで来るのには様々な経験をしてきたようだ。「初長編映画を撮るのに、かなり長い時間がかかりました。映画を作りたいという想いで、大学卒業後に映画会社に入りましたが、マーケティング部門で働いていました。その後、映画の専門校である韓国映画アカデミーに入学して、長編映画のスクリプターとして働きながら、短編映画を監督したり、長編映画のシナリオを書いたりしていました」と長編映画を監督するまでの道のりを語る。パク・チワン監督「シグナル」「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」などで知られる韓国のスター俳優であるキム・ヘスが、本作では自らが信じていた人生が壊れてしまった役柄を表現するために、ノーメイクで撮影に挑み、疲弊してやつれた印象に役作りをし、渾身の演技を見せている。「キム・ヘスさんは私が幼い頃からトップスターで、独自の演技スタイルを作り上げて来た憧れの俳優です」と監督。「刑事のような専門職の演技をする時は(観客に)安心感を与えられると同時に、とても繊細な感情表現もすることができる俳優だと思ったので、ヒョンスというキャラクターがとても良く合うと思いました」とオファーをした理由を明かし、「ヒョンス役をキム・ヘスさんが演じることになったのが私にとって一番の幸運でした」と語る。キム・ヘス映画が完成した後も、パク監督は「絶望の底にいても、人生をあきらめない“ヒョンス”という人物に完全に同化していた」とキム・ヘスへの賛辞と感謝を惜しまなかったという。「これまでは強いキャラクターで出演した作品で人気を博しましたが、個人的にはキム・ヘスさんの悲しげな目元を長く見ていたいという気持ちが強かったです。ヒョンスというキャラクターに対する理解度が非常に高いため、デビュー作を演出する私にとって大きな力を与えてもらいました」と語る。キム・ヘスキム・ヘスとは意外にも本作で初共演となったイ・ジョンウンが“聾唖の女性”役に決まり、最高のキャスティングとなった。「お二人は同じ年でありながら、それぞれ異なるキャリアを築いてきました。しかし、お互いにリスペクトの気持ちが大きく、そのお二人と一緒に映画を撮れたことは監督としてとても幸せでした。二人のシーンがあまり多くなくて、惜しいほどでした。リハーサルの時もお互い相手の演技に集中されるので、二人が一緒の時は毎回とても楽しみでした」と撮影当時をふり返る。イ・ジョンウンそして最後に、「日本の観客に会えると思うとワクワクして嬉しいです。楽しい時間となることを願っています」と日本の観客に向けコメントを送った。『ひかり探して』は1月15日(土)より渋谷・ユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひかり探して 2022年1月15日よりユーロスペースほか全国にて公開©2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年01月03日スペインの人気ドラマ「ペーパー・ハウス」が韓国でリメイクされることが明らかになった。メインキャストの一人を「イカゲーム」でチョ・サンウ役を演じたパク・ヘスが務めるという。製作・配信元のNetflixが発表した。ヘスはオリジナル版でペドロ・アロンソが演じているベルリン役を演じる。オリジナル版の「ペーパー・ハウス」は、スペインの造幣局に人質をとって立てこもった8人組の強盗団の物語。2017年にスペインのテレビ局でパート1&パート2のリミテッドシリーズとして放送された。その後、Netflixが世界配信権を獲得し、パート3からパート5を製作した。パート5がファイナルシーズンとなることが決定しており、その後半エピソードがあす3日に配信開始となる。5年の歴史のフィナーレを迎える直前の11月30日、マドリードでメインキャストたちが参加したファンイベントが開かれた。そこで、ベルリンを主役としたスピンオフドラマが製作されることが発表となった。こちらは2023年に配信予定だという。「ペーパー・ハウス」はまもなく終了するが、韓国ではリメイク版が、スペインではベルリンが主役のスピンオフドラマが誕生するということになる。ヘスは「この5年間、世界中のファンがこのドラマを支持し、好きになってくれた。韓国版にもみなさんのサポートと愛が受けられるとうれしいです」「こんなにも素晴らしいドラマに参加できることになり、とても光栄です」と話している。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年12月02日パク・ジョンミン、ソン・ソック、チェ・ヒソ、イ・ジェフンが初めて脚本&監督を務める、「WATCHA」初のオリジナルショートフィルムプロジェクト『UNFRAMED/アンフレームド』が、12月22日(水)より配信されることが決定した。今年開催された第26回釜山国際映画祭で「韓国映画の今日-パノラマ」部門に公式招待され、メディアからも注目を集めた本プロジェクト。パク・ジョンミン脚本&監督の『学級委員長選挙』、ソン・ソック脚本&監督の『再放送』、チェ・ヒソ脚本&監督&出演の『バンディー 蛍の娘』、イ・ジェフン脚本&監督の『ブルーハピネス』を製作。それぞれが心の奥深く抱いていた思いを脚本化し、演出した。『学級委員長選挙』また配信決定に合わせて、タイトルの文字が各作品の場面写真を繋ぎながら、画面のフレームを越える様にデザインされたポスタービジュアルも公開。『再放送』さらに、ティザー予告編も到着。4人がプロジェクト参加への思いを語り、各作品の撮影現場の様子を覗くことができる。『UNFRAMED/アンフレームド』ティザー予告編『UNFRAMED/アンフレームド』は12月22日(水)よりWATCHAにて独占配信。(cinemacafe.net)
2021年11月26日カン・ハヌル、チョン・ウヒ、カン・ソラらが共演する最新映画『雨とあなたの物語』の公開を記念し、カン・ハヌルがパク・ソジュンとW主演を務めた『ミッドナイト・ランナー』が特別上映されることになった。本作主演のカン・ハヌルは、映画『ミッドナイト・ランナー』(2017)でパク・ソジュンとW主演を果たして映画界でも注目を集め、2020年、韓国の“ゴールデン・グローブ賞”と謳われる第56回百想芸術大賞では「愛の不時着」や「梨泰院クラス」を抑えTV部門の最高賞・大賞を受賞した「椿の花咲く頃」に主演し、今注目を集める韓国俳優の1人。そんな彼がスクリーンに4年ぶりにカムバックした本作では、実力派チョン・ウヒとの共演が話題を呼び、韓国で興行収入初登場第1位を記録した。この度、『雨とあなたの物語』の日本公開を記念して映画『ミッドナイト・ランナー』の特別上映が決定。「梨泰院クラス」後、マーベル・スタジオ作品『キャプテン・マーベル』の続編となる『The Marvels』に出演することが決まったパク・ソジュンと、映画『二十歳』やTVドラマ「ミセン-末生-」「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」など話題作への出演が続くカン・ハヌルが、見事な掛け合いや痛快なアクションを見せた『ミッドナイト・ランナー』は、 韓国観客動員550万人突破の大ヒットを記録している。カン・ハヌル主演映画『雨とあなたの物語』公開記念/映画『ミッドナイト・ランナー』は12月18日(土)、19日(日)、シネマート新宿にて特別上映。『雨とあなたの物語』は12月17日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:雨とあなたの物語 2021年12月17日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開ⓒ 2021 KIDARI ENT, INC., SONY PICTURES ENTERTAINMENT KOREA INC. (BRANCH), AZIT FILM CORP., AZIT PICTURES CORP. ALL RIGHTS RESERVED
2021年11月26日