ドスパラは18日、HDMI信号から音声信号のみを分離して出力する「HDMI音声分離器」を、同社運営の「上海問屋」にて発売した。価格は3,999円(税込)。HDMI音声分離器は、入力したHDMI信号から音声信号だけを取り出す音声分離器。分離した音声信号は、光デジタル出力かアナログ出力に変換できる。光デジタル出力は5.1chサラウンドに対応。映像信号をパススルーで出力するHDMI出力ポートも備えている。HDMI 1.4に対応し、電源はUSBバスパワー。インタフェースは光デジタル出力が角形、アナログ出力が3.5mmステレオミニジャック。本体サイズはW62×D55×H20mm、重量は36g。
2015年12月21日ソフトバンクは12月18日、音声を文字に変換して、聴覚障がい者と健聴者との円滑なコミュニケーションを支援するアプリ「こえ文字トーク」をApp StoreとGoogle Playで提供開始した。「こえ文字トーク」の「1対1でトーク」機能では、スマートフォンに発話すると、その内容が文字で表示される。聴覚障がい者が外出先で道を尋ねる場合や病院などでスタッフの声が聞き取りにくい場合に、会話や聞き取りのサポートとしての利用が想定されている。一方の「グループでトーク」機能は、複数のスマートフォンにアプリをインストールし、それぞれの端末で「グループでトーク」機能を起動することで、参加者全員の発話内容が文字で表示される。家族や友人同士の会話など、聴覚障がい者を含めて最大8人が会話できる。また、スマートフォンにイヤホンを装着した状態で「音量を増幅」ボタンを押すと、周囲の音声が増幅される。さらに、高音・中音・低音の音域ごとに、強弱や左右の耳から聞こえる音量バランスを調整できる。この「音量を増幅」機能では、軽度の聞き取りにくさを感じている高齢者などの利用も想定しているという。なお、同アプリにはヤフーが開発した音声認識エンジン「YJVOICE(ワイジェイボイス)」が活用されている。
2015年12月21日●やはり音声入力は便利だった洋画大好きライターが「Fire TV Stick」(音声認識リモコン付属)を使ってみた【前編】前編では「Fire TV Stick」のセットアップまでをお届けしたが、後編ではリモコンの音声認識機能を中心に、「Fire TV Stick」の実際の操作性や使い勝手をみていこう。設定だけで結構長くなってしまったが、ここからが本番だ。起動したら、まずは基本的な使い方を解説してくれるお兄さんがアニメで現れるが、これは「設定」から再度見ることができるので、聞き流しても飛ばしてしまってもかまわない。あとはリモコンで見たいモノ、遊びたいモノをサクサク選ぶだけ。筆者は動画配信サービスを楽しむためにFire TV Stickを購入したわけだが(前編参照)、Fire TV Stick自体は、Amazonが提供するゲームアプリや音楽コンテンツなどにも対応している(これには11月18日にサービスが開始されたばかりの「Amazon Prime Music」も含まれる)が、ひとまず今回は、動画配信サービスをメインに紹介していく。セットアップが終了したFire TV Stickの画面は、縦スクロールで「ホーム」や「映画」、「設定」といった項目、横スクロールで各項目内のコンテンツが表示される。「ホーム」画面では、最近楽しんだコンテンツや、それらから導き出された「関連作」、アプリやゲームの「注目タイトル」など、使用中のアカウントユーザーに向けてカスタマイズされたコンテンツや、Amazonによるオススメ作品などがずらりと並ぶ。このほか、用意されている項目は、Amazonビデオで配信されている映画やTV番組などの映像作品が選択できる「映画」「TV番組」、プライム会員向け動画を無料再生できる「プライム・ビデオ」、対応アプリをダウンロードして遊ぶ「ゲーム」や「アプリ」、音楽が聴取できる「ミュージック」、Amazon Cloud Drive内の写真が表示できる「写真」など。好きなモノを自由に選ぶことができる。映像コンテンツに関しては、そのまま購入やレンタルも可能だ。●「スター・ウォーズ」も一発変換だが、これだけコンテンツが多いとお目当てのタイトルを探すのも一苦労。そこで活躍するのが「検索」だ。検索モードでは、リモコンのカーソルキーでひらがなやアルファベット入力していく。推測変換も搭載されているので、非常に入力しやすい。検索結果は一覧表示されるため、似たようなタイトルがあっても、本当に自分が探しているものをすぐに見つけることができるだろう。さらに、今回は音声認識搭載リモコン版を購入したので、音声検索を試してみた。リモコン上部のマイクボタンを押しながら、さらにその上にあるマイクに向かって検索したい文字列を声に出して入力するのだ。結果は、「こめでぃー」→「コメディー」正解。「ぱーそんおぶいんたれすと」→「パーソン・オブ・インタレスト」正解。「びっぐばんんせおりー」→「ビッグバンセオリー」正解。「さる」→「プロゴルファー猿」、「猿の惑星」、「まんが猿飛佐助」その他多数、と正解。18日に最新作が封切りされた、あの「すたーうぉーず」も、「スター・ウォーズ」と一発で表示(筆者は大ファンだ)。音声認識の精度はかなり高く、普通に発声すればほとんど認識してくれた。「アニメ」、「アメリカドラマ」、「イギリスドラマ」といったカテゴリ、加えて「感動」、「コメディ」、「ゾンビ」といったジャンルでの検索も可能。こうした映像作品だけでなく、「パックマン」、「ソリティア」などアプリも同時に横断検索してくれる。この音声入力は、リモコン上部に備わったマイクに口を近づけるといった動作は必要なく、普通に操作している状態の距離で一般的な会話を行なう程度の声量で十分認識してくれた。さらに、ささやき声で音声検索した場合でも、周囲が静かならばマイクまで10cmほどの距離であれば認識してくれた。これならば家族が寝静まった夜中にこっそり色々楽しむのも便利である(この場合はリモコン検索を使えという話もあるが)。リモコン以外にも、別売でゲーム用コントローラーもラインナップしている。ゲームを楽しむことも重視したいのであれば、そういったオプション装備も揃えるといい。●リモコン操作は快適、他社アプリ操作にも対応見たいタイトルにたどり着いたら、あとは視聴するだけだ。リモコンによる再生/停止、早送り、巻き戻しなどのレスポンスは良好で、ストリーミングサービスとは思えないほど。また、早送り/巻き戻しボタンは、一回だけ押すと10秒早送り/巻き戻しになる機能を持っているのも、一瞬セリフを聞き逃した時や、途中から再開する際どこまで見たか確認する時など、非常に便利。おかげで映画&ドラマ天国すぎて、チェックと称した視聴行為に時間を費やしこの原稿を書くのが遅れまくる始末である。特に再生機能では、ユーザーが選択する動画を予測し、映像の一部を事前にキャッシュしておくAmazonビデオ独自の機能「ASAP」によって、再生ボタンを押すのとほぼ同時に映像が開始されるのが快適だった。さらに注目したいのは、Fire TV Stickで使える「アプリ」で、HuluやNetflix、ニコニコ動画、Gyao、U-NEXT、MLB.TV、YouTubeなど、他社動画配信サービスが充実していることだ。これらアプリをインストールすると、わざわざPCやタブレット、スマホなどに移動しなくても、Fire TV Stick一本で各社が配信している動画を楽しめるわけである。ただし、Amazonビデオ以外ではASAP機能は働かないので、回線速度によっては微妙な待ち時間が生じる。とはいえこれはFire TV Stick以外の再生環境においても同様なので、気にすることはないだろう。○Fire TV StickならではのUIと操作感が◎Amazonビデオを含む動画配信系サービスをテレビで楽しむには、ノートPCやデスクトップPCを接続するというのが、数年前までの一般的な方法であった。今ならIntelやドスパラ、マウスコンピューターなどによるスティック型PCがあるが、このFire TV Stickでは、PCでは味わえないリモコン操作と、シンプルな独自UIで、手軽に動画配信サービスをリビングの大画面で楽しむことができるようになる。特に音声検索の精度は非常に高い。通常版との価格差も1,500円程度なので、もし購入を検討している人には、音声認識リモコン版を強くおすすめしたい。ちょっと惜しいなと思ったのは、Fire TV Stickの検索機能が、Amazonのコンテンツのみになってしまっていることだ。例えば、筆者が登録しているHulu、Netflix、ニコニコ動画のアプリをインストールしておけば、全サービスから検索結果を表示してくれると非常にうれしいのだが、さすがにシステムや権利などの問題があると思われ、難しいのだろう。とはいえ、いつか実現することを期待したい。全体としては操作や検索方法も洗練されていて、接続さえ完了すれば誰でもすぐに使えるだろう、という印象だ。動画配信サービスに加入している、興味があるという人ならば、持っていて損はないアイテムではなかろうか。
2015年12月21日ソフトバンクは18日、音声を文字に変換してチャットできるアプリ「こえ文字トーク」の提供を開始した。App Store、Google Playよりダウンロードでき価格は無料(アプリ内課金あり)。ソフトバンクユーザー以外でも利用可能。「こえ文字トーク」は、スマートフォンに向かって発話すると、その内容がテキスト化されて表示されるアプリ。ソフトバンクは、聴覚に障がいのあるユーザーと健聴者との円滑なコミュニケーションを支援する目的で開発したとしている。2者間で利用できる「1対1でトーク」、複数のスマートフォンで同アプリを起動することで最大8人と同時チャットができる「グループでトーク」機能を備える。なお、「グループでトーク」は、Bluetooth接続したiPhone同士もしくは、Wi-Fi接続したAndroid端末同士でなければ使えない。そのほか、有料オプションとしてスマートフォンに接続したイヤフォンにより周囲の音声を拾う「音量を増幅」機能も用意されている。価格はiOS版が334円、Android版が300円。
2015年12月18日フェアワーク・ソリューションズは12月8日、各企業のストレスチェック実施後のデータから独自の分析手法で組織診断し、職場改善対策につなげる無料分析・診断サービスを開始したことを発表。2015年12月より従業員50名以上の全事業場において、ストレスチェックの実施が義務化され、今後は各事業場にて年1回のストレスチェックが必須となる。同社では、ストレスチェックにおいて企業が抱える課題を解決すべく、これまでの経験を活かし、ストレスチェック後に蓄積されるデータを独自の手法で分析・診断し、その組織が今後どのような対策を行えば、根本的なストレス低減につながるのかをレポーティングする無料分析・診断サービスを提供するとしている。なお、同社でストレスチェックを行った企業だけでなく、ストレスチェック義務化対象となる50名以上の企業であれば、データを提出することで専門のアナリストとコンサルタントの無料診断を受けることができるという。また、無料分析・診断サービスを利用した企業に対しては、必要に応じて、ストレスチェック実施から産業医による面接指導、組織分析に対する職場改善対策までトータルサポートする「Fair-lead(フェア・リード)」の利用を案内していくとしている。
2015年12月08日セブン銀行は12月1日、音声ガイダンスサービスの認知度向上キャンペーンを開始した。期間は2016年1月15日まで。○音声ガイダンスサービスは21,000台を超える全てのセブン銀行ATMで利用できる音声ガイダンスサービスは、視覚障がいがある顧客がATMのインターホンから流れる音声案内に従って、引出し、預入れ、残高照会をすることができるサービスで、21,000台を超える全てのセブン銀行ATMで利用できる。銀行をはじめとする預貯金取扱金融機関および証券会社の約540社の取引きが、音声ガイダンスサービスに対応している。セブン銀行は、今年で6回目となる同キャンペーンを通じて、視覚障がいがある顧客に音声ガイダンスサービスを知ってもらい、社会インフラとしての使命を果たしていきたいと考えている。セブン銀行によると「毎年実施しているキャンペーンだが、年を重ねるごとに音声ガイダンスサービスでのATM利用件数が増えている。この機会にぜひ利用してもらいたい」としている。○「音声ガイダンスサービス 知って!広めて!キャンペーン」の内容【まず知って!】クリック募金12月1日から2016年1月15日までの期間中、セブン銀行のウェブサイトに音声ガイダンスサービスキャンペーンページを特設する。ページ内の「クリック募金に協力するボタン」1 クリックにつき、セブン銀行がラジオ・チャリティ・ミュージックソンに1円の寄付を行う。1人が1日にクリックできる回数は1回。クリック募金は、日本最大のクリック募金サイト(www.dff.jp)を通じて行うラジオ・チャリティ・ミュージックソンは、ニッポン放送ほかラジオ局11局において、共同で実施されているチャリティ・キャンペーン。目の不自由な人が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する募金を募るチャリティ・キャンペーンで、1975年より毎年クリスマスの24時間生放送を中心に実施されている。これまで42億7,601万5,831円の浄財が寄せられ、3,017基の「音の出る信号機」を設置したほか、「声の図書」「立体コピー」など多数の視覚障がい者(児)用教育機器を贈っている。【そして体験して!】ATM利用件数に応じてセブン銀行より寄付12月1日から2016年1月15日までの期間中、音声ガイダンスサービスでのATM利用件数に応じて、セブン銀行が1件あたり100円をラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する【さらにセブン銀行口座を持っている人へ】インターネットバンキングを使った募金セブン銀行口座を持っている顧客がインターネットバンキングを利用してラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する場合、その振込手数料を無料にする○音声ガイダンスサービスについて(2007年11月よりサービス開始)利用できる取引き(各金融機関の取引きメニューに準じる):引出し、預入れ、残高照会対応の主なポイント(1)取引きに関する操作を全てインターホンに集中:タッチパネルを使わず、インターホンのみで取引が完結する。取引中に不具合が発生した場合は、コールセンターに自動的に接続し、オペレータより状況を説明する。第三者によるいたずら防止のため、「インターホンでの取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる(2)通常以上にプライバシーに配慮:「紙幣をお取りください」など、通常はATMスピーカーから流れる案内は、インターホンのみで流れる。金額は画面に表示されない(3)親切でわかりやすい案内の実施:操作に不慣れな人でも、一人で操作でるよう操作方法を詳細に案内。カード挿入時に「利用金融機関名」を、取引終了時に「手数料」を音声で案内する。提携金融機関を含め操作フローを統一している
2015年12月01日島津製作所は11月6日、農産物や食品の残留農薬の受託分析を行う「一般社団法人 食の安全分析センター」を宮崎県と共同で設立したと発表した。宮崎県は「宮崎方式」と呼ばれる独自の検査体制を有しており、同センターはその技術を県内外の農業や食品産業に幅広く活用することを目的として設立された。同センターには最大48検体に対し、50分で農薬約500種類を分析(従来法では約2時間、約300-400種類)できる島津製作所の分析装置「Nexera UC」が設置されている。受託料は県内からの依頼の場合は3万円(税別)、それ以外の場合は10万円(税別)に設定されており、島津製作所は、来年度には年間2200件の受託を見込んでいるとしている。
2015年11月09日KDDI研究所は29日、日本語音声合成ソフトウェア「N2」のWindows版およびLinux版ソフトウェア開発キット(SDK)を発売した。これにより、スマートフォンやタブレットに加え、ロボットやIoTデバイスにも音声読み上げ機能を搭載できるようになった。「N2」はKDDI研究所が独自開発した、インターネット接続なしにデバイス単体で動作が可能な音声読み上げソフトウェア。HMM音声合成方式とよばれる、統計的な音声モデルを用いる音声合成方法により、品質を高く保ちながら必要なデータサイズを抑えることが可能なため、端末上で音声合成に必要な高速処理・省サイズを実現できる。2011年より、Android版の「N2」TTSライブラリSDK、日本語TTSアドオン「N2 TTS」の提供を開始。2013年からは、iOS版TTSライブラリも提供している。実装例として、auの音声アシスタント「おはなしアシスタント」のほか、KDDIのクラウドサービス「クラウドオートコール」での音声メッセージ合成などのサーバシステム、KDDIホームページに掲載している社長メッセージの音声読み上げにも利用されている。今回のWindows版およびLinux版の提供により、対応OSは、Windows Vista以降、RHEL 6以降、Debian GUN/Linux 7以降、Ubumtu 12.04 LTS以降、Raspbian、Android 1.6以降、iOS 5以降となる。入力文字コードはUnicode(UTF-16)、出力形式は32kHzサンプリング、16bitリニアPCM。声質は男声10種類と女声10種類が用意されている。
2015年10月29日東芝は、クラウド型音声・映像活用サービス「RECAIUS(リカイアス)」シリーズのサービスとして、これまで商品化した「音声ビューア」「音訳エディタ DaisyRings」「音声書き起こしエディタ」の各サービスに加え、音声を活用する「音声クリエータ」「同時通訳」「音声対話」のサービス提供を11月4日から開始すると発表した。「RECAIUS」は、音声や映像から人の意図や状況を理解し、人にわかりやすく伝える、音声・映像・知識処理の統合型クラウドサービス。今回、商品化される「音声クリエータ」は、テキストを音声化する音声合成機能を提供するクラウドサービス(SaaS)で、ナビゲーションや店舗案内といった各種音声案内、eラーニングやオーディオブックなどのコンテンツ作成に活用できるものとなっている。幅広い年代・性別の声で自然な音声を制作でき、日・英・中・韓・仏・独など11言語に対応しており、喜びや怒りなどの感情表現も可能だとしている。声質や韻律といった人の音声の特徴を短時間の録音音声から高速学習する技術により、タレントやキャラクターの似声制作も可能で、エンターテインメントや広告のコンテンツ作成にも活用できるという。また、音声合成エンジンをPaaS(WebAPI)としても提供し、アプリケーションや既存システムへの音声合成機能の組み込みを可能としている。「同時通訳」では、発話を音声認識し、認識結果を翻訳する機能が提供される。日英/英日、日中/中日の3カ国語に対応し、空港や駅など公共の交通機関や店舗、観光地などでの外国人とのスムーズなコミュニケーションを可能としている。音声認識と機械翻訳の並列動作により、話していることをリアルタイムで次々に翻訳でき、さらに辞書をカスタマイズすることで、翻訳精度を高めることも可能なほか、翻訳結果のテキスト表示や、合成音声での応答もできるという。「音声対話」では、発言者の意図を捉えて応える音声対話を実現しており、対話に必要な音声認識や音声合成に加え、意図理解のための知識処理機能が提供される。利用シーンや業務用途に応じた対話知識(シナリオ)や辞書を構築することで、適用範囲を拡大できるとしている。例えば、引っ越しをして区役所に連絡した場合、「先週、引っ越して来たのですが」という問いかけに対して「住民票の移動手続きはお済みですか?」と、発言者の意図を捉えて応答する対話システムの構築などが考えられるという。テキストでの対話にも対応しており、対話型の店舗案内や相談サービス、自動音声応答システムへの活用も可能としている。
2015年10月28日クリーク・アンド・リバーはこのたび、企業とYouTuberのマッチングサービス・分析プラットフォーム「EUREKA」β版の提供を開始した。同サービスは、動画共有サービスYouTubeに自作動画を投稿するクリエイター(YouTuber)と、YouTube動画によるプロモーションを行う企業のマッチングを行うプラットフォーム。YouTuberの適切な選定やリレーション、コスト調整といった専門性をひとつのプラットフォームに集約することで、オンライン上で発注から納品までのやりとりをワンストップで行うことができる。また、YouTuberの選定の際には、動画の種類など得意分野での絞り込み検索や、アカウントのフォロー数などのデータでの比較・検討を行うことが可能。そのため、プロモーションの方向性に合ったクリエイターに依頼することができるという。
2015年10月19日センチュリーは15日、スマートフォンなどを載せるだけで音声出力を増幅させるブロック型のアクティブスピーカー「BrickS」に、新色となるホワイトを追加した。10月16日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は3,480円前後(税込)。ワイヤレス通信技術「Near Field Audio」を使って、Bluetoothなどの設定をすることなくスマートフォンなどを載せて音を増幅するアクティブスピーカー。カラーバリエーションとしてレッド / イエロー / ブルー / ブラックがすでに発売されているが、新たにホワイトが追加された。スピーカー出力は2W+2Wで、きょう体は玩具のブロックをモチーフにデザイン。凹凸部分にスマートフォンをはめ込むと、スタンドとしても機能する。付属のケーブルを使って有線接続も可能だ。有線の場合はステレオ出力だが、「Near Field Audio」を介する場合はモノラル出力となる。電源はUSBバスパワーのほか単3形乾電池×3本でも動作。乾電池の場合、連続動作時間は約10時間で、1分以上音楽が再生されないと自動的に省電力モードに切り替わる。インピーダンスは16Ω、再生周波数帯域は置くだけモード時250Hz~16KHz、ケーブル接続モード時100Hz~20KHz。本体サイズはW134×D66×H55mm、重量は約180g(電池含まず)。
2015年10月15日みずほ銀行は10月14日、米SimpleEmotion(SE)と、コールセンターにおけるオペレータの応対品質向上を目的に、同社の音声感情認識技術を同行のコールセンター業務へ試行導入することで合意したと発表した。同行によると、SEとの試行は国内銀行では初の試みという。SE社は、スタンフォード大学生のMatthew Fernandez氏とマサチューセッツ工科大学生の Akash Krishnan氏が2012年に共同設立したベンチャー。SEの音声感情認識技術は、人の声の周波数などから話者の感情を、どの言語でも識別可能としている。SEはその技術の活用領域をコールセンターの他、ロボティクスやヘルスケアなどの多様な分野とし、各社の業務特性に合ったソリューションの提供を行っているとのこと。同行は2015年2月から、コールセンターにおいてIBM Watsonテクノロジーを導入し、より正確でよりスピーディな応対の実現を目指しているという。今回SEの技術力をコールセンターで利用することで、オペレータのさらなる応対品質向上を目指すとしている。将来的には、利用客とのコミュニケーションにおいて、Watsonテクノロジーと連携させた最適なワン・トゥ・ワン応対や、店頭やロボットなど他チャネルへの応用を展望していくとしている。
2015年10月15日ユーザーローカルは10月9日、ニュース記事のSNS拡散状況を分析することができる無料ツール「UserLocalニュース分析ツール」を公開すると発表した。同ツールでは、国内1000媒体以上のニュース記事へのSNS反響や、拡散ツイートしたユーザーのプロフィールをマイニングすることで、「媒体分析」「トピック分析」「記事分析」といった観点からデータを分析する。「媒体分析」機能では、各ニュース記事が各SNS(Twitter、Facebook、はてなブックマーク)でどのくらいの反響があるのか調査する。Twitterでは、記事ページに埋め込むシェアボタンで、記事の反響数が分かる仕組みだったが、そのボタンが廃止されていることが決まっている。UserLocalニュース分析ツールでは、独自にデータを集計し、件数を表示できる。「トピック分析」機能では、同じテーマの記事を比較し、記事によってどのぐらい反響の差があるかを比較。「記事分析」機能では、記事をTwitterで拡散したのは、普段どんなことに興味を持っている人かを調べられる。同ツールでは過去1週間分のニュース記事データを調査可能で、今後、「メディア分析ツールMedia Insight」、「ソーシャルメディア分析ツールSocial Insight」の有料版導入企業の場合は、それ以前の記事でも分析できるようになる予定。
2015年10月13日みずほ銀行は10月1日、NTTドコモと連携して、タブレット端末を使った自動音声翻訳サービスの実証実験を開始した。○外国人の顧客とのコミュニケーション支援のツールみずほ銀行では、〈みずほ〉ハートフルアクション(※)の取り組みの一つとして、タブレット画面を通じてオペレーターが外国人への通訳サービスを行う「スマイルコール」を都内5拠点で導入しているという。IT技術を活用して、より迅速、便利に利用してもらえるサービスとして、自動音声翻訳の活用の検討を進めており、このたび実証実験を開始することになったとしている。(※)〈みずほ〉は経済・社会を支えるOnly Oneの存在を目指し、世の中の役に立つさまざまな活動「〈みずほ〉ハートフルアクション」を推進している。具体的には以下のとおり。(1)みずほ銀行の有人拠点を「子ども110番の家」に登録、(2)外国人への通訳サービス(スマイルコールの活用)、(3)タブレット端末を活用した伝票への記入サービス、(4)地域でのボランティア活動。このたびの実証実験では、NTTドコモの協力を得て、店頭に備え置くタブレット端末に搭載した自動音声翻訳アプリを用いて試行するという。ボタンを押してタブレット端末に話しかけるだけで、外国語と日本語を自動的に翻訳するもので、両替などで銀行を訪れた外国人の顧客とのコミュニケーション支援のツールとして利用する。翻訳結果をタブレット上にテキスト表示するほか、音声での読み上げもでき、簡単、便利にコミュニケーションを取ることが可能だとしている。外国人の顧客の来店が多い都内5拠点で2ヶ月間試行し、利用した顧客の声も参考にした上で、今後の本格活用を検討するとしている。○試行内容試行期間:10月1日~11月30日試行店:銀座支店、銀座中央支店、浜松町支店、青山支店、八重洲口支店対応言語:英語、中国語、韓国語みずほ銀行は今後も優れたIT技術を積極的に活用し、様々な顧客に支持されるサービスの実現に取り組んでいくとしている。
2015年10月05日日本ヒューレット・パッカードは10月1日、分析とポリシー管理技術を活用したファイル分析ソフトウェア「HP Storage Optimizer」を発表した。2015年中の販売開始を予定し、希望小売価格は5TBで185万5000円(税抜)~。同ソフトウェアは、ポリシーベースのストレージ階層化と情報の最適化を組み合わせたファイル分析ソリューション。独自の組み合わせにより、企業は効率的にストレージ量を軽減させるとともに非構造化データの管理コストと複雑性を減らし、クラウドも含めて複数のストレージレポジトリに情報を分散・格納することが可能。データがスタブ化され、格納する前にデータセットごとに詳細なポリシーの適用が可能なため、企業は非構造化データを総合的に把握できる。また、SharePointやExchangeなど幅広いレポジトリへの接続が可能でエンタープライズレベルの拡張性を備えてる。また、内蔵されたワークフローセキュリティおよびオーディオ機能を提供するほか、エンドユーザーによるシームレスなデータ検索を行うことも可能としている。企業は同ソフトウェアの活用により、企業ポリシーに沿って膨大なデータを効率的に管理することでデータの保管コストを低減し、コンプライアンス対応やインフォーメーション・ガバナンスを推進することができるという。
2015年10月01日エーアイは、クラウド型の音声合成新サービス、「AICloud(エーアイクラウド)」の提供を11月4日より開始すると発表した。AICloudは、エーアイの音声合成エンジンAITalkをクラウド型で利用できるサービス。この度音声合成APIに、単語登録オプションを追加した新しい「AITalk WebAPI」と、Webサイトにタグを埋め込むだけで利用が可能なHP読み上げサービス「AITalk Web読み職人」を「AICloud」第一弾として提供する。今後は「AICloud」はクラウド型の各種音声合成クラウドサービスを順次追加する予定。
2015年10月01日GMO TECHはこのたび、O2Oアプリ作成ASPサービス「GMO AppCapsule」において、ユーザーの属性や施策の効果を分析できる「ユーザー情報分析機能」の提供を開始した。GMO AppCapsuleとは、飲食店や美容院、宿泊施設、病院などのリアル店舗への集客を目的とした、オリジナルO2Oアプリの作成が可能なASPサービス。スタンプカードやクーポン配信などの機能を備え、PCの管理画面上でデザインや情報を選択するだけで簡単に店舗アプリを作成できる。今回新たに提供を開始した「ユーザー情報分析機能」では、同ASPサービスで作成したアプリを利用するユーザーの性別や年齢、居住エリアといったユーザーデータを把握することが可能。アプリ利用開始時に行う興味関心等のアンケート情報から、ユーザー属性や嗜好も分析することができる。また、アプリの起動やクーポンのダウンロード・利用状況、ポイントの付与など、さまざまな行動履歴を確認することも可能だ。さらに、店舗の既存顧客やメルマガの登録ユーザーなど、店舗アプリを利用していないユーザーの基本情報やクーポンの利用、購入履歴など、店舗・施設運営者が保持している外部データ(CSV形式)も取り込んで分析することができる。同データは、店舗・施設運営者がGMO AppCapsuleの管理画面から、クーポンなどの配信履歴と関連付けることで、アプリの起動や実際の来店、購買に至ったかなど、マーケティング施策の効果分析を行うことも可能となる。なお、ユーザー属性やマーケティングの分析結果は、棒グラフや円グラフなど表示形式を自由に選択しレポート化することができ、管理画面の一覧に表示される仕組みとなる。
2015年10月01日米Splunkはこのほど、企業向けビッグデータ分析ソフトウェア「Splunk Enterprise」の最新版となる「Splunk Enterprise 6.3」の一般提供を開始したと発表した。「Splunk Enterprise 6.3」では性能の引き上げが実現されており、Splunk Enterprise 6.0と比較して要求されるハードウェアのコストが半分まで削減されている。「Splunk Enterprise 6.3」の主な注目ポイントは次のとおり。検索、レポート、データオンボーディングの速度が2倍に高速化ハードウェアに必要な費用を従来のバージョンと比較して50%削減さまざまな可視化機能の提供HTTP/JSON APIによる操作の提供新しいモニタリングおよび可視化機能による運用の簡素化Splunkはさまざまなテキストデータをリアルタイムに分析することを得意とする企業。テラバイトやペタバイトといったビッグデータをインタラクティブに解析することで、システムモニタリングや調査、経営判断材料の抽出といったさまざまなシーンで活用できるが、近年はセキュリティに関する解析で業績を伸ばしている。
2015年09月30日富士通は9月24日、ビッグデータの分析サービス「FUJITSU Intelligent Data Service データキュレーションサービス」の分析基盤において、スーパーコンピュータの開発・提供を通じて培ったハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)技術を用い、テラバイト以上の超大規模データの分析処理時間を従来比30倍(実測値での速度比較。同社調べ)に高速化したと発表した。同データキュレーションサービスを同日から新基盤に移行し、活用を開始する。販売価格は個別見積(税別)。同社は顧客のデータをキュレーター(データサイエンティスト)が分析し、標準8週間でデータ活用のモデル作成を行うサービスであるデータキュレーションサービスを2012年4月から提供している。同サービスにより、ビッグデータ分析を始める際の設備投資やデータサイエンティストの準備などのコストを抑えつつ、本格的なデータ活用の可能性を検証することができる。また、データキュレーションサービスはデータそのものに着目し、業種・業態に制限されないため、多様な顧客の様々な課題に対してサービスの提供が可能となっている。今回、データキュレーションサービス用に、自社データセンター内にビッグデータ分析専用のHPCクラスタを構築。HPCクラスタは、複数のPCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY(プライマジー)」を高速なインターコネクトで接続したもので、専用の並列処理ライブラリを適用することにより1000コアを越えるCPUの並列処理ができる。ハードウェアとソフトウェア両面の強化により、従来と比較し約30倍の超大規模データ高速処理を可能とした。また、既存の豊富なオープンソースソフトウェア(RやPythonで書かれたアプリケーション、Hadoop、Spark、DeepLearning系フレームワークなど)の変更なしに運用が可能な高い汎用性を有している。高速処理技術を搭載した分析基盤を用いることで、従来1週間を要していた数千個の属性データを持つ数百万人分の顧客データなどの超大規模データに対する分析を数時間に短縮。これにより、ビッグデータ活用が実用・商用フェーズに入り、より膨大なデータの分析を必要する顧客においても、分析結果をビジネスへいち早く反映することが可能となる。
2015年09月24日ラトックシステムは3日、デジタル音声をアナログ音声に変換する、デジタルtoアナログオーディオコンバーター「RP-ADAC1」を発表した。9月中旬より、楽天市場店限定で販売する。価格はオープンで、直販価格は税込3,180円。デジタル音声出力端子をもつTVやゲーム機などと接続して、アナログ音声に変換するデジタルtoアナログコンバーター。本製品で中継することで、TVやゲーム機のデジタル音声を、デジタル音声入力のないアンプやアクティブスピーカーなどに接続できる。音声入力インタフェースは光デジタル(角型)×1、同軸デジタル×1、音声出力インタフェースはアナログ(RCA)×1、ライン出力(3.5mmステレオミニジャック)×1。対応サンプルレートは、光デジタルが24bitの96kHz / 88.2kHz / 48kHz / 44.1kHz。同軸デジタルが16bitの192kHz / 176.4kHz / 96kHz / 88.2kHz / 48kHz / 44.1kHz。本体サイズはW55×D70×H20mm、重量は約48g。
2015年09月07日モイは4日、同社が運営するライブ配信サービス「ツイキャス(TwitCasting)」が、オープンソースの音声圧縮方式「Opus」に対応したと発表した。プロのアーティストによる配信や、「イケボ」(イケメンボイス)配信など、高音質へのニーズが高まったため、今回Opusの全面対応を実現。Opus公式サイトによると、ビットレートは6kb/sから510kb/s、サンプリングレートは8kHzの低帯域からから48kHzの高帯域をカバー。VoIPや音楽ライブのリモート配信などの用途に適するという。モイは、Opusの対応でより高音質のサービスを提供できるとしている。対象の配信は、iOS/Androidアプリの最新版、およびPCからの配信全て。複数人で同時配信できる「コラボ配信モード」はリリース時点では対応しないが、近日対応する予定。このほか、ツイキャス利用時の楽曲使用に関し、従来のJASRACに加え、新たにJRCおよびイーライセンスと包括契約を締結した。これにより、使用楽曲をツイキャスに報告することで、JASRAC/JRC/イーライセンスの管理楽曲を無料で歌唱・演奏することが可能となった。
2015年09月04日アイレットが運営するcloudpackは9月3日、NTTドコモが統合分析基盤にAWS(アマゾン ウェブ サービス)のAmazon Redshift(クラウドデータウェアハウス)を活用した導入事例を公開した。NTTドコモは、データウェアハウス更改のタイミングでAWSのAmazon Redshiftをデータウェアハウスの候補のひとつとして検討し、データ伝送やパフォーマンス評価、アクセス制限などのセキュリティを確認、Amazon Redshiftの導入を実現した。導入にあたり、NTTドコモのセキュリティ基準を満たすために、オンプレミスとAWSの連結部分等で必要に応じた機能開発を行った。また、同社における将来的なクラウド環境の構築リファレンスとなりえるものを作るという方針が掲げられており、堅牢かつ拡張性の高い環境を構築したという。cloudpack側は、同社の要件を達成し、既存環境と同水準またはそれ以上のセキュリティを確保するために、AWS外からのインターネットアクセスは指定場所のみとした。ほかにも、AWSの機能を利用してAmazon S3を用いたファイル単位の暗号化、CloudTrailを利用した証跡の取得などを行うためのコンサルティングから、AWSに適用した設計ならびに構築、システム開発をサポートした。
2015年09月04日パナソニック ソリューションテクノロジーは、 8月28日より、 ヒトやモノの動線分析を手軽に体感できる「ビーコンによる動線分析お試しキット」の提供を開始した。同社では、 Bluetooth Low Energy(省電力無線技術)搭載のビーコンを用いた動線分析ソリューションを大型店舗などに展開しているが、 「ビーコンによる動線分析お試しキット」は、 本ソリューションの本格導入時と同等の基本機能を、 1カ月間手軽に利用できるお試しキット。サービス内容は、発信機:ビーコン16個(固定機)、受信機:スマートフォン3台(移動機)、・リアルタイム表示(スマートフォンを携帯したヒトや設置されたモノの位置情報を表示)、自動分析レポート(1日分の動線を自動で出力)。価格は39万8,000円(税別)。キットに同梱されているマニュアルに従って、顧客自身で建屋内にビーコンを設置し、 所定のサイトにアクセス。 スマートフォンで受信したビーコンの電波情報は、 パナソニックのクラウド環境にあるサーバーで収集・蓄積・分析され、 リアルタイムでの位置情報の表示や1日分の動線の自動出力ができるという。採用しているビーコンは軽量コンパクトなコイン電池タイプで、 建屋内の柱や什器、 搬送機などにテープで簡単に固定できるという。用途例としては、店舗での従業員・来店客の動線分析、工場での作業員の動線分析、倉庫での作業員や台車の動線分析などを想定している。
2015年08月28日パナソニックソリューションテクノロジーは8月28日、ヒトやモノの動線分析を手軽に体感できるビーコンを用いた「動線分析お試しキット」の提供を開始したと発表した。同キットは、最大16個のBluetooth Low Energy(BLE)を搭載したビーコンを店舗などに設置し、スマートフォンやゲートウェイを介して所定のWebサイトにアクセスすることで、受信したビーコンの受信情報を、リアルタイムで調べたり、1日の動線を確認したりすることを可能にするもの。ほぼ同等の機能を有したソリューションがすでに展開されているが、これは、それを1カ月の単位で利用することで、実用的かどうかや、どういった情報を得られるかを調べることを可能としたもの。ビーコン移動型/所在管理目的の「タイプA」とビーコン固定型/動線分析目的の「タイプB」の2タイプが用意されており、価格はタイプAが19万8000円(税別)、タイプBが39万8000円(同)となっている。なお同社では、活用例として、オフィスでの在席管理・経営資産の有効活用、大型店舗・商業施設での業務効率化と売り上げアップ、工場・倉庫などでの作業効率化と管理・運用強化、介護施設などの集合施設でのサービス向上などを挙げている。
2015年08月28日ユニットコムは8日、同時対発売するSIMフリー/LTE対応スマートフォン「ZenFone 2 Laser」と、SIMサービス「IIJmio 音声機能付きSIM ミニマムスタートプラン」のセット販売を開始した。「ZenFone2 Laser」は、1,270×720解像度の5.0型液晶ディスプレイを搭載し、OSにAndroid 5.0.2、CPUにSnapdragon 410を採用。特徴はカメラ機能で、レーザーオートフォーカスを搭載し、薄暗い場所でもピントをスムーズに合わせられるとする。microSIMスロットを2基備え、対応SIMカードによりLTE/音声通話が可能。本体サイズはW71.5×D3.5~10.5×H143.7mm、重量は約145g。8日に発売し、同社が運営するPCショップ「パソコン工房」などでも取り扱う。「IIJmio 音声機能付きSIM ミニマムスタートプラン」の端末価格は、税込1,400円/月で24回払い。SIMサービスの料金は1,728円/月となり、セット価格の合計は3,128円/月となる。端末価格は初回のみ1,577円となり、同社指定のショッピングクレジットで契約する必要がある。初回のSIM購入代金として、2,916円が別途必要となるほか、別途ユニバーサルルサービス料がSIMカード1枚あたり2円必要(いずれも税込)となる。SIMカードは、データ専用SIM、SMS 機能付きデータ通信SIM、音声対応SIMの3種類から選択可能。SIMと端末を同時購入した場合、購入端末に対してのSIM設定を無料でサービスする。
2015年08月10日SCSKは8月7日、コールセンターにおいて音声認識されたテキスト文章などをもとに、苦情の発見、離反、成約をリアルタイムに予測するシステム「VOiC for SAP HANA」を9月から提供すると発表した。「VOiC for SAP HANA」では、音声認識技術を用いて問い合わせ相手とオペレーターの会話を瞬時にテキスト化し、会話内容から苦情の発生や満足度の向上・低下の確率をリアルタイムに算出する機械学習モデルを構築している。モデルによる判定は、単なるキーワードのマッチングでなく、表現の組み合わせ、回数、会話スピード、会話比率など100以上の特徴からスコア付けを行い、最適な予測を行うモデルを生成。これにより、オペレーターや分析者などがあらかじめ単語を設定するなどの手間をかけずに、精度の高い判定ができるようになっている。今回、SAPジャパンの「SAP Predictive Analytics」を活用し、これまで数カ月かかっていた機械学習モデルの作成期間を数時間に短縮したという。また、平均2秒に1回発生するコールセンターの発話データに対処するため、データを高速で処理するプラットフォームとして、SAPジャパンの「SAP HANA」を採用している。リアルタイムで音声認識テキストを取得する仕組みは、アドバンスト・メディアの「AmiVoice Communication Suite2」と連携しており、精度の高い音声認識テキストの生成もできる。
2015年08月07日IPAは、コンピュータウイルスや不正プログラムの状況分析から、「今月の呼びかけ」を発表している。今月は、そのWebサイトを閲覧すると、日本語音声でウイルスに感染したことを警告し、偽のウイルス対策をするように促される。このような手口は、初めてであり、騙されてしまうことが少なくないと、IPAでは注意喚起している。これまで、音声を使った詐欺的な行為は、スマホでカメラのシャッター音を使い、いかにも本人を撮影し、個人を特定できたかのように振る舞うものが存在した。しかし、今回は日本語を使い、ウイルスの感染を警告する内容を読み上げる。ちなみに声は女性であった。その内容であるが、以下の通りである。警告あなたのコンピュータでウイルスが検出されました。ただちに提供された番号に電話していただくと、あなたのコンピュータ上のアドウェア、スパイウェア、ウイルス除去のためにガイドされます。このメッセージが表示されたということは、あなたの個人情報、写真、パスワードやクレジットカード情報が危険にさらされているということです。提供された電話番号に連絡していただけるまでは、インターネットの使用、Webサイトにログインすることや、オンライン上での商品の購入はなさらないでください。文面は、かなり日本語に精通した人が作成したと思われるレベルである。しかし、「ガイドされます」のように不審を感じ得ない部分もある。また、実際に音声を聞いた印象であるが、完全なネイティブとは思えない印象であった。このことから、海外の攻撃者が、明確に日本人を狙った攻撃といえるだろう。IPAに寄せられた相談内容によると、「PCサポート」といったWebサイトのアクセスしたところ、音声データが不意に再生されたとのことである。その詐欺サイトへは、広告バナーのクリックやリダイレクトによるものとIPAでは指摘する。音声を再生するのは、BGMなどと同じ仕組みである。その詐欺サイト閲覧したら、ウイルス感染などを調べることなく、無条件で警告音声を再生するようになっていた。警告音声にあったように、表示されたメッセージにある電話番号に電話をかけるように薦められる。このような手口に遭遇したことのないユーザーの中には、不安から電話をしてしまったユーザーもいたとのことである。そして、電話では遠隔サポートによるウイルス駆除を行うので、指定された遠隔操作ソフトのインストールを行うように告げられたとのことである。実際に、遠隔操作ソフトをインストールすると、なんらかの遠隔操作が行われた。その後、有償のセキュリティ対策ソフトの購入を促された。IPAでは、遠隔操作ソフトは速やかにアンインストールするように推奨した。有償のセキュリティ対策ソフトは断ればすむ。しかし、IPAではもっとも確実なのは、このような誘いに乗らず、指定された電話番号に決して電話をかけないこととしている。そして、IPAでは、日頃からのセキュリティ対策こそが重要と注意喚起する。脆弱性の解消、正しいセキュリティ対策ソフトの導入、地味であるが確実な対策となる。それを決して忘れないでほしい。その一方で、筆者が脅威に感じるのは新たな手口を考え、攻撃を仕掛ける攻撃者である。ウイルスや不正プログラムなどに大きな変化はない。それ以上に巧妙化しているのは、ドラマ性であったり、危機感を煽る演出、注力を働かせないようにする工夫である。個人データを入力するまえに、重要な判断をするまえに、今一度、振り返ってみることがいかに重要か。改めて思い知らされた事例であった。
2015年08月04日ブレインズテクノロジーは7月31日、データ分析基盤として提供している「Impulse」を機能強化し、リアルタイム予測分析プラットフォームとしてリリースしたことを発表した。Impulseの基盤は、ログ収集や、高速なデータ分析の分散処理フレームワーク、全文検索エンジンといった各種オープンソース(fluentd、Apache Spark、elasticsearchなど)と、それらを企業用途で利用するための同社独自の拡張モジュールやプラグインによって、各種コンポーネントの連携と最適化を実現している。最新版では、これまで提供してきた大規模データのバッチ分析機能に加え、機械学習エンジンによる予測・異常検知のリアルタイム処理や、アドホックな分析に対応するためのOLAPなどの分析機能を強化することにより、さまざまなビジネスシーンに活用可能な「リアルタイム予測分析プラットフォーム」として提供する。さらに、オンプレミス環境への導入に加え、AWS環境への導入にも対応。Amazon Kinesisを利用したデータストリーミング処理、Amazon DynamoDBやAmazon S3といったストレージへのデータ蓄積、Amazon EMRによる大規模データ分散処理など、データ分析基盤に求められるスケーラビリティと高速処理をAWSの各種サービスを利用して実現している。AWS環境に対応することで、AWSの各種サービスのログデータ(Amazon CloudWatch、AWS CloudTrail、その他各種サービスのログ:Amazon S3、Amazon EMRなど)を分析対象として扱うことが容易となり、システムリソースの最適化やセキュリティ、パフォーマンス改善を目的としたデータ分析が可能となる。
2015年07月31日●ウェブカメラ+クラウドでスモールスタートできる顧客分析店舗や施設の来訪者の属性を分析し、マーケティングに活かそうと考える企業は多い。それに対応したソリューションも各社からリリースされているが、コスト面等で導入しづらいものが少なくないのも事実だ。そうした中、安価に高度な分析を行えるソリューションとして注目したいのが、フォーカスウェブの提供する「CAクラウド」だ。「CAクラウド」はカメラと顔認識技術を利用して、来訪者の年齢と性別を識別する。フォーカスウェブとして検証を行った推奨カメラは存在するが、既存の監視カメラ等を含む汎用カメラでも利用可能だという。必要なのは、クラウドに接続するためにネットワーク対応であることだ。「他社にもカメラと顔認識を組み合わせたソリューションはありますが、多くの場合カメラ等のハードウェアを中心としたソリューションです。そのため導入時に大きな設備投資が必要になってしまい、お客様にとって導入しづらいものになっています。その点、CAクラウドは汎用カメラとクラウドを利用しているため、安価に導入可能です」と語るのは、フォーカスウェブ 代表取締役の山下貴正氏だ。初期導入費用として、カメラ10台ごとに9万8000円がかかり、ここにカメラ1台あたり9500円が追加される。カメラについては低価格のネットワークカメラで十分対応可能だが、レンタルも用意されているところがうれしい。クラウドサービスであるため初期投資コストが少なく、カメラ1台からでも利用可能であるため、どれだけの効果が見込めるのか手探りの状態でも導入しやすい。○性別は8割、年代識別は7割以上の精度カメラの映像は1秒ごとにクラウド上で解析される。映像は暗号化した上でサーバに送信され、分析が完了した時点で元の画像は破棄される仕組みだ。保存されているのは特徴点を分析した数値的なデータのみであるため、プライバシーが侵害されない。「映像の中から、まず顔を認識します。これはデジタルカメラで顔を見つけるのと同じような技術です。そこから顔の特徴を分析し、男女や各年代の特徴と照らし合わせて、その人の性別や年齢をはじき出します。性別の識別はだいたい8割程度、10歳刻みの年代識別だと7~8割程度は正解が出るというイメージです」と山下氏は語る。人の顔は角度によって見え方が違っており、正面から見た時と横顔とでは性別や年齢の印象が違う人も多い。CAクラウドでは1秒ごとの分析を積み重ね平均値を出すことで、分析の精度を上げて行く仕組みをとっている。「特徴が大きく出やすい年代と判定が難しい年代などはありますし、人の目で見ても女性っぽく見える男性などもいますから、完璧にはなりません。しかし平均値を取ることでかなり精度は上がります。またカメラの機能や設置状況でも変わってきますから、一番よいポイントで分析を行えるようにしています」と山下氏は語った。●同一人物認識で「リピート率」や「停滞時間」を測定繰り返し解析して平均値を出せるということは、同一人物を識別できるということだ。「CAクラウド」はその場にいる一定時間内での識別だけでなく、特徴点を掴んだ人物に対して異なる日の来訪でも同一人物であることを認識できるという大きな特徴を持っている。「類似ソリューションでは性別や年齢の分析は行っても、同一人物を識別して滞留やリピートについて分析しているものはないようです。専用機器での分析だと容量や能力的に、そこまでの分析を行うのが難しいのでしょう。CAクラウドはクラウドサービス化することで、高機能なサーバを使った分析を可能にしています」と山下氏。高機能なサーバによる分析であるため、1カメラで1秒あたり128人までを認識可能だという。分析には少々時間がかかるが、大量流入がある店舗入り口等でも十分使える能力だ。そして、特徴点データは現在のところ3カ月間保存される。つまり、3カ月間はリピーターがいれば認識できることになる。「店舗への再来だけでなく、デジタルサイネージの前に設置して再視聴してくれた人の数や、どの程度長く視聴してくれたかを確認するような使い方も可能です」と山下氏。単純に年齢・性別を識別するソリューションとは違った使い方が可能なのだ。○POSレジとの組み合わせやPRの効果測定などに活用実際の導入例としては、店舗自身の導入よりもコンサルティング会社の導入が多という。小売店に対して客層把握等の情報を提供するケースなどだ。また、展示会でブース設営を行う事業者が利用し、展示会開催中の来訪者分析を提供するという使い方もある。また、催事ブースの集客状況やデジタルサイネージの効果測定といった分野でも採用例があるという。「小売店は積極的な所が興味を持ってくれています。たとえば、POSレジと組み合わせた利用です。POSレジにはオペレーターが判断して年代や性別を入力する機能もありますが、これには主観が入りますし、正確に入力されているとは限りません。そこでレジ近くにカメラを設置し、その部分をCAクラウドに任せるという手法です。また、レジとは別に売り場にもカメラを仕掛けておくと実際に購入した人だけでなく、購入に至らなかった人を分析することも可能です。スーパーマーケットでは特売や総菜を作るタイミングの把握などにも利用されています」と山下氏は活用例を語る。売り場とレジの双方で分析した場合、売り場を覗いたが、買わずに帰ってしまった人と、最終的に購買に至った人とをあわせて分析することで、売り場の問題点をあぶり出すことも可能だ。これも同一人物を認識できる機能などがあるから実現できる使い方といえるだろう。●全機能を標準で利用可能!解析結果はブラウザでわかりやすく表示解析内容によって多少時間がかかることはあるが、「CAクラウド」では基本的にリアルタイムに近い分析結果を提供している。データの分析と集計は自動で行われるため、ユーザーが操作する必要はない。レポートはブラウザ上から利用可能で、日別、週別、月別等の概要はすぐに把握できる。性別や年代ごとの全体的な傾向を見たいだけならば、ブラウザ上ですぐにわかりやすいグラフの表示が可能だ。もちろん、リピート率等もグラフ表示される。「同一と認識した人については同じIDが割り振られますから、ログをCSVで出力して追いかければ移動の傾向なども掴むことは可能です」と山下氏。ログがダウンロードできることで、ウェブのレポーティングツールでわかる以上の分析をしてみたいユーザーにも対応可能だ。そして「CAクラウド」では、性別、推定年齢、リピート率、停滞時間、視聴人数といったものを把握することが可能なわけだが、全ての機能が標準機能として提供される。当初は性別と年齢だけ把握できればよいと考えたが、後からリピート率も把握したくなった、という時にも追加料金は必要ない。コンパクトに導入してから用途を広げて行きたい企業にとっても使いやすい仕組みだ。○いずれはスマートデバイスのカメラでも利用可能に現在は分析用のカメラを用意するか、既存の監視カメラ等がネットワーク接続できるのならば流用するという形になる「CAクラウド」だが、現在スマートデバイスに搭載されたインカメラを利用する「スマートデバイス版」の開発も進められている。当然ウェブカメラと比較すると狭い範囲の撮影になるはずだが、レジ前や商品棚、催事ブース等に設置しての利用ならば十分対応可能になりそうだという。店舗の入り口を広範囲に撮影して流入客全体の分析を行おうという使い方ではなく、狭い場所に絞った利用ならば十分対応可能だろう。なによりインフラの敷設やカメラの設置といった導入の手間とコストが大幅に減り、設置場所を移動させながらのトライアルなども行ないやすいことは大きな魅力となる。「カメラを通して分析されるということに、一部のお客様は抵抗を感じるかもしれません。しかしCAクラウドは顔画像等を保存しておらず、プライバシーに配慮したつくりになっています。近い将来、こうした分析をしていることが当たり前になると考えています」と山下氏は語った。
2015年07月29日NTTコミュニケーションズは7月28日、WebRTC技術活用のためのプラットフォーム「SkyWay」にて、マルチブラウザ対応の音声認識APIを無償公開したと発表した。同音声認識APIは、JavaScriptで構成されているため、利用者側のブラウザでの新規ソフトウェアのインストールが不要となっている。また、音声認識サーバーはSkyWay上で提供されるため、個別に音声認識エンジンを構築する必要はない。これに加えて、NTT研究所の最先端の技術を活用しており、入力された自由発話音声を高速・高精度で認識することが可能となっている。対応ブラウザは、「Chrome」「Firefox」「Opera」で、次期マイクロソフト製ブラウザ「Edge」にも対応予定。また同社は、WebRTC技術によるアプリ開発をより容易とする、多人数接続・画面共有ライブラリ、WoTサンプルコードとWebRTCセキュリティ文書も併せて無償で公開した。
2015年07月28日