スウェーデンが誇る奇才ロイ・アンダーソン監督最新作『ホモ・サピエンスの涙』から、映画ファン&アートファンも必見の絵画のような場面写真9点が一挙解禁された。本作は、野外撮影ではなく、自身の所有するスタジオにセットを組み、構図・色彩・美術...細部にまで徹底的にこだわり、5~6年の歳月を費やして作品を生み出すことで知られるロイ・アンダーソン監督。今回、著名な画家マルク・シャガール、イリヤ・レーピンなどからインスパイアを受けて生まれたシーンを含むものばかり。唯一無二の世界観がクセになる!ぴあフィルムフェスティバルで特集上映本作の公開に先駆け、9月12日(土)~26(土)に開催される第42回ぴあフィルムフェスティバルでは「ロイ・アンダーソン・コンプリート特集」を実施。デビュー作から日本未公開作品、そして最新作の本作までアンダーソン監督の魅力を余すことなく堪能できる幅広いラインナップ。最新作の公開前に、アリ・アスターやアレハンドロ・G・イニャリトゥ、ダーレン・アロノフスキーなど名だたる映画監督たちをも魅了してきた奇才の過去作もチェックできる機会となっている。『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』(1970)あどけない少年少女の恋を描いた、初長編監督作品。郊外の祖父を訪れたペールは、アニカという美しい少女に出会い、恋をする。恋する2人をよそに、大人たちは複雑な事情を抱え ていて...。純愛映画にして、霧の中に迷い込んでゆく不思議な物語。ラストシーンが印象的。ベルリン国際映画祭で4冠。『ギリアップ』(1975)※日本初上映港町のホテルを舞台に描く、哀愁漂うクライムムービー。ウエイターとして静かな港町のホテルに雇われたよそ者の男。気難しいオーナーや美しきアンナら個性豊かな人々と共に働き始めたが、同僚に持ちかけられた犯罪に手を染めることに...。日本未公開、異色の犯罪映画。カンヌ映画祭監督週間出品。『散歩する惑星』(2000)後のスタイルを確立したリビング・トリロジー第1作。とある惑星に住む人々に降りかかる不条理な出来事。スタジオセットを作り、全て固定カメラで撮られたワンシーンワンカットが、まるで絵画のような雰囲気を生み出している。唯一無二の世界観で描かれる世紀末映画。カンヌ映画祭審査員賞受賞。『愛おしき隣人』(2007)架空の街を舞台としたユーモラスな人類観察映画。前作同様の手法で、北欧の街の人々の生活の断片を描く。対人関係も仕事も、誰も上手くはいかないけれど、それでも街には音楽が響き、バーは明日もある、はず...?ままならない日常の愛しさと哀しさの詰まった作品。カンヌ映画祭ある視点部門出品。『さよなら、人類』(2014)いつの時代でも愚かな人々への、壮大で奇妙な人間讃歌。おもしろグッズを売り歩く2人組のセールスマン。彼らの行く先々で出会う、時空間も現実も超えた真面目でおかしな人々の人 生と死の物語。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した、壮大なトリロジーの完結作。短編プログラム『息子を訪ねて』『自転車を取りに』『10月5日土曜日』『何かが起きた』『ワールド・オブ・グローリー』(1967~1991)。貴重な学生時代を含む初期短編5本を日英字幕で上映。日常のスケッチのようなタッチの学生時代の作品から、エイズ予防の啓発映画『何かが起きた』、そして「リビング・トリロジー」のプレリュードといわれる『ワールド・オブ・グローリー』まで変遷を見るのも興味深い。『ホモ・サピエンスの涙』は11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホモ・サピエンスの涙 2020年11月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©Studio 24
2020年09月13日6月より公開中のシルヴェスター・スタローン主演映画『ランボーラスト・ブラッド』が、9月11日(金)TOHOシネマズ池袋にて、コロナ禍における新しい応援上映を行うことが分かった。コロナ禍における新しい応援上映「超・応援上映」は、スマートフォンやPCから「応援コメント」を入力すると、それが劇場の巨大スクリーンに流れるという、声ではなく、文字を出す新・応援上映。その「超・応援上映」の第1弾となるのが、異色のアクション映画と謳われた『ランボーラスト・ブラッド』。シリーズ第5作の本作は、原点回帰にして最終章にあたる1本。今回は、ささきいさお(ジョン・ランボー)、武田真治(ウーゴ・マルティネス)、ケンドーコバヤシ(ビクトル・マルティネス)、花澤香菜(ガブリエラ)、小宮和枝(マリア)、井上喜久子(カルメン)らによる吹き替え版で上映。チケットは、9月9日(水)0時よりインターネットチケット販売(※シネマイレージ会員は9/8 21時)、劇場窓口では同日オープンから販売となっている。なお本上映に参加するには、事前に「ニコニコ動画」の無料会員登録が必要なほか、様々な注意事項が決まっている。共に闘え!『ランボーラスト・ブラッド/超・応援上映』は9月11日(金)TOHOシネマズ池袋19:30の回で開催。※R15+(cinemacafe.net)■関連作品:ランボーラスト・ブラッド 2020年6月26日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.
2020年09月08日第76回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞したスウェーデンの巨匠ロイ・アンダーソン監督が、全ての人類に贈る愛と希望を込めた映像詩『ホモ・サピエンスの涙』。この度、ポスタービジュアルと予告編が到着した。本作は、アリ・アスター、アレハンドロ・G・イニャリトゥ、ダーレン・アロノフスキーなど名だたる映画監督たちが敬愛する奇才ロイ・アンダーソンが放つ、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞の『さよなら、人類』以来5年ぶりとなる最新作。時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇を、全33シーン全てワンシーンワンカットで撮影した本作の予告編では、スタジオ撮影とは思えないような、奥行きと広がりのある精巧な映像美を捉える。さらに、悲しみを抱えた不器用で愛おしい人々の姿を切り取りつつ、「人類は、悲劇に負けずに生きていける」との言葉が添えられ、いまを生きる私たちへ向けられた希望溢れるメッセージを感じさせる予告となった。また、ビジュアルには、マルク・シャガールの絵画からインスピレーションを受けて生まれた“上空を漂うカップル”が印象的に配され、十字架を背負った男や傘をさす親子など、それぞれのエピソードに期待が膨らむような登場人物たちの姿が散りばめられている。さらに、国立映画アーカイブで9月12日~26日に開催される第42回ぴあフィルムフェスティバルでは、「ロイ・アンダーソン・コンプリート特集」を実施。本作『ホモ・サピエンスの涙』ほか、過去作『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』『ギリアップ』『散歩する惑星』『愛おしき隣人』『さよなら、人類』、さらには学生時代の作品を含む初期短編の上映が予定されており、ロイ・アンダーソン監督にさらなる注目が集まっている。『ホモ・サピエンスの涙』は11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホモ・サピエンスの涙 2020年11月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©Studio 24
2020年09月03日ブラッド・ピットがドイツ人モデルのニコール・ポチュラルスキーと交際しているようだ。「ETonline」によると、水曜日、ベルリンからパリのシャルル・ド・ゴール空港にやってきたニコールが、ブラピがアメリカから乗ってくるフライトの到着を待っていたという。合流した2人は、パリ郊外にあるル・ブルジェ空港からプライベートジェットで一緒に南フランスへと向かったとのこと。ニコ・メアリーの名前でモデル活動をしているニコール。モデル業は順調のようで、最近では表紙を飾ったドイツ版「ELLE」誌9月号の画像をインスタグラムに載せ、「これ以上誇りに思えることはないし、こんなに素晴らしいチャンスをもらえて感謝しています」と綴っている。「アンジェリーナ・ジョリーに少し似ている」という声も聞こえてくるエキゾチックな顔立ちで、年齢は27歳。56歳のブラピとは29歳の差がある。一人息子がいるという。2016年にアンジェリーナと破局して以来、数名の女性と交際報道があったブラピだが、昨年12月には「ニューヨーク・タイムズ」紙に次のように語っていた。「この2、3年でぼくがデートした女性は何人って言われているんだろう。全部、正しくないんだけどね」。今回はキスをして、「ティーンエイジャーみたいにイチャついていた」という姿も目撃されている。(Hiromi Kaku)
2020年08月27日スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソン監督5年ぶりの最新作で、第76回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した『ABOUT ENDLESSNESS』(英題)が、『ホモ・サピエンスの涙』の邦題で11月20日(金)より日本公開されることが決定した。前作『さよなら、人類』(14)で第71回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞(グランプリ)に輝き、5年ぶりとなる最新作となった本作で同映画祭受賞という快挙を成し遂げた巨匠ロイ・アンダーソン。CGはほぼ使わず、野外撮影ではなく巨大なスタジオにセットを組み、模型や手描きのマットペイント(背景画)を多用するという、アナログにこだわった手法で傑作を生みだし続けてきた。動く絵画のような唯一無二の映像美と、独特のユーモアが散りばめられた哲学的な世界観が持ち味で、『散歩する惑星』(00)、『愛おしき隣人』(07)、『さよなら、人類』とカンヌやヴェネチアなど各国の映画祭で受賞を重ねてきた。『ミッドサマー』アリ・アスター監督、『レヴェナント:蘇えりし者』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』アレハンドロ・G・イニャリトゥ、『ブラック・スワン』『マザー!』ダーレン・アロノフスキーなど、名だたる映画監督たちも敬愛する監督にロイ・アンダーソンの名を挙げている。本作で描かれるのは、時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇。この世に絶望し、信じるものを失った牧師。戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル…悲しみは永遠のように感じられるが、長くは続かない。これから愛に出会う青年。陽気な音楽にあわせて踊るティーンエイジャー…幸せはほんの一瞬でも、永遠に心に残り続ける――。映像の魔術師アンダーソン監督が構図・色彩・美術と細部まで徹底的にこだわり、全33シーン全てをワンシーンワンカットで撮影した。圧倒の映像美にのせて「千夜一夜物語」の語り手シェヘラザードを彷彿とさせるナレーションが物語へと誘う。悲しみと喜びを繰り返してきた不器用で愛おしい人類=ホモ・サピエンスの姿を万華鏡のように映し出した本作には、「観た誰もが、この映画を愛おしく思うだろう」(Cineuropa)、「精巧で完璧!この映画は、人類の<幸福のための闘い>について描いた、悲劇的な絵画の集合体だ」(Little White Lies)と海外メディアも絶賛を贈っている。『ホモ・サピエンスの涙』は11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年07月30日伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」を原作とするハリウッド実写映画『Bullet Train』(原題)の主演が、ブラッド・ピットに決定したという。「Variety」誌などが報じた。ブラピは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でアカデミー賞の助演男優賞を受賞後初の出演作品として、デイミアン・チャゼル監督の『Babylon』(原題)に主演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で同作の撮影が2021年に延期に。スケジュールに空きができ、『Bullet Train』に出演することが決まったとのこと。撮影は年内の開始が見込まれている。監督を務めるデヴィッド・リーチ(『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)とブラピは、監督&俳優として本格的にタッグを組むのは今作が初めてだが、2人の付き合いは長い。リーチ監督はつい数年前までスタントマンとして活躍しており、『ファイト・クラブ』、『ザ・メキシカン』、『オーシャンズ11』、『スパイ・ゲーム』、『トロイ』、『Mr.&Mrs.スミス』でブラピのスタントマンを務めた。その縁で、ブラピはリーチ監督作の『デッドプール2』にカメオ出演した。(Hiromi Kaku)
2020年07月07日シルベスター・スタローンの世界的代表作シリーズの最新作にして最終章『ランボーラスト・ブラッド』。この度、愛する“娘”を拉致した人身売買カルテルとの決戦のために、静かに怒りを滾らせるランボーが戦闘準備を進める本編映像が到着した。今回到着した映像は、ランボーvsカルテルの全面戦争がいよいよ最終局面を迎えようとする緊迫のシーン。この戦いは、アメリカに帰還したランボーにとって家族同然の存在である古い友人マリアの孫娘ガブリエラが、メキシコの人身売買カルテルに拉致されたことをきっかけに勃発した。武装した構成員を総動員し徹底的に叩きのめす構えのカルテルに対し、自身の暮らす農場で敵を迎え撃たんとするランボーは、“娘”への仕打ちに静かに怒りを滾らせながら着々と準備を進めていく。愛用する弓の弦の張りを確かめ、サバイバルナイフを研ぐその表情には、孤独に生きてきた男にようやくできた家族の前で見せる穏やかさは消え、かつての伝説の戦闘マシンの鋭い眼差しが戻っていた…。この戦闘準備、そして後に続く決戦のシーンについて、エイドリアン・グランバーグ監督は「我々は、ランボーがもの凄い罠を準備するのを見ることになる。そしてその後で敵が倒されていくのを見たとき、準備の場面を思い出すんだ」と明かす。「ランボーがそれぞれの罠で何をするか観客は想像して、思いを巡らせることになるよ。観客にとって、ワクワクと固唾をのむ経験になればうれしいね。仕掛けた罠にどんどんはまっていくから、見ていてとても愉快なはずだ」と、ランボーが罠を仕掛けて敵を追い込んでいくシリーズ1作目を彷彿とさせる、知略を駆使した戦闘シーンが最後に待ち構えていることを予告している。『ランボーラスト・ブラッド』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ランボーラスト・ブラッド 2020年6月26日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.
2020年06月26日シルベスター・スタローンが演じるランボーが愛する家族を奪われ、最後にして史上最強の頭脳戦を繰り広げていく『ランボーラスト・ブラッド』。この度、平穏と緊迫の瞬間が交錯する場面写真が一挙に解禁された。今回新たに解禁となった場面写真には、これまでも幾多の戦場を生き抜いてきた元グリーンベレー(米陸軍特殊部隊)のジョン・ランボーの戦闘には欠かせないコンパウンドボウという弓矢を構える姿が。『ランボー』シリーズでファンたちに鮮烈な記憶を植えつけた、矢に爆弾を括りつけヘリコプターを撃墜させたこともあるお馴染みのアイテムを持ち、並々ならぬ覚悟を覗かせるランボーの姿が切り取られている。また、養子縁組した“娘”・ガブリエラ(イヴェット・モンレアル)と故郷アリゾナで営む牧場で愛馬に乗り、仲睦まじく笑顔を見せているカットからは、これから壮絶な戦いが巻き起こることなど感じさせないほど、穏やかな日常と遂に手に入れた“家族との幸せ”を噛みしめている様子が窺える。一方で、幼いころに捨てられた実の父親を探すため単身メキシコへ渡るも、人身売買カルテルのメンバーに拉致され、捕らわれの身となってしまったガブリエラ。その恐怖に駆られた表情からは、ただならぬ事態に陥っている様子も。果たして、彼女に突きつけられたカードが意味するものとは…?そしてガブリエラを拉致した、人身売買カルテルのボス・ヒューゴ(セルヒオ・ペリス=メンチェータ)とその弟のヴィト(オスカル・ハエナダ)がサバイバルナイフを持ち、不遜な笑みを浮かべている場面や、ランボーが娘の写真を見せ、事件に関わったであろう男の喉元をナイフで押さえつけながら尋問している場面からは、娘の命の危機が刻一刻と迫っている緊迫した状況が漂っている。また、ヒューゴの軍団を迎え撃つため、辺り一面にトラップが仕掛けられた牧場のカットでは、仕込んだダイナマイトが大爆発!燃え盛る炎と黒煙が蔓延し、安息の地であったはずの場所で、地獄の死闘が繰り広げられている様子を確認することができる。天涯孤独だったランボーが初めて手にした“家族”。ようやくつかんだ幸せも束の間、愛する“娘”を奪われた男の怒りは頂点へと達し、復讐を誓い、元グリーンベレーのスキルを総動員し挑む、ランボー史上最高の頭脳戦が幕を開ける。スタローンは、「必ずや観客にシリーズ初の驚きを与える」と自信を見せている。『ランボーラスト・ブラッド』は6月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ランボーラスト・ブラッド 2020年6月26日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.
2020年03月27日モンクレール(MONCLER)は、ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW Anderson)のジョナサン・ウィリアム・アンダーソンによる「1 モンクレール JW アンダーソン」の2020年秋冬コレクションを、「モンクレール ジーニアス 2020」の一貫として、2020年2月19日(水)、イタリア・ミラノで発表した。ロエベも手掛けるJW アンダーソンによる初コレクションモンクレールが世界から有名クリエイターを迎え、各デザイナーが1つのコレクションを発表していくモンクレール ジーニアス。最新コレクションには、ロエベ(LOEWE)のクリエイティブ・ディレクターとしても活躍し、ユニクロ(UNIQLO)とのコラボレーションでもその名を馳せるジョナサン・ウィリアム・アンダーソンが仲間に加わった。ジェンダーレスなスタイルを提案ジョナサンによる初コレクションのテーマは、「ノンバイナリーエレガンス」。性別の壁を取り払ったデザインで、ジェンダーレスなダウンウェアを提案した。プレゼンテーション会場では、ダウンウェアを纏ったモデルたちが、入り乱れるようにして練り歩くインスタレーションを披露。モデルたちは性別にかかわらず皆一様に同じデザインのウェアを着こなしており、ジェンダーレスなスタイルを印象付けた。アーカイブ着想のスパイク付きダウンウェア主役となるのは、彼自身のアーカイブからインスピレーションを得たスパイクやドットを装飾したダウンアイテム。ピンクやレッド、イエロー、ブルーなど鮮やかなカラーに彩られたコンパクトなジャケット、ラッフルのついたショートパンツ、ロングマフラー、つばの大きなハットは、全身をワンカラーで統一することで、より一層プレイフルなムードを纏っている。コレクションには、ジョナサンらしいマルチボーダーのダウンジャケットや、水辺の草花や鳥を写実的に描いたダウンコート、やわらかなダウンで硬質的なチェーンモチーフを表現したユニークなビッグトートなどもラインナップしている。
2020年02月23日映画『ランボー ラスト・ブラッド』が2020年6月26日(金)より全国で公開される。アクションシリーズ『ランボー』1982年より始動した映画『ランボー』は、ベトナム戦争の帰還兵“ジョン・ランボー”を主人公にしたアクションシリーズ。戦争の後遺症を持ちながらも孤独に戦い続けるヒーローをアクション満載で描いてきた。見どころは元グリーンベレーのスキルを駆使したトラップや爆破、そして、シリーズのシグネチャーともいえるボーガンアクションだ。アメリカを舞台に、帰還兵とアメリカ社会とのすれ違いから起こる闘争、戦いを描いた第1作。その後は舞台を世界に映し、ベトナムやアフガンなどで戦いを繰り広げてきた。『ランボー ラスト・ブラッド』は、そんなシリーズの最終章にあたる。主人公ジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)いまだベトナム戦争の悪夢にさいなまれる元グリーンベレー。40年間さまざまな死闘を繰り広げてきたが、孤独な戦いを経て、最新作では祖国アメリカへと帰還。故郷アリゾナの牧場で、古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラ穏やかな生活を始める。愛する“家族”を取り戻す、ランボー最後の決戦!孤独な戦いは終わりを告げ、ようやくランボーに訪れた、“家族”と過ごす幸せな時間。 しかしメキシコに実の父親がいると知った、娘・ガブリエラは祖母の制止を振り切り単身メキシコへ。そこで人身売買の巨大組織カルテルに囚われてしまうー。愛する“娘”を救出するため、元グリーンベレーのスキルを総動員し、想像を絶する戦闘準備を始めるランボー。「俺の怒りを、憎しみを、思い知れ!」と爆発する怒りとともに、ランボー史上最高の頭脳戦が今、はじまるー!日本語吹き替え版も同時公開!同時公開される日本語吹き替え版には、個性豊かなキャストが勢ぞろい。主人公のランボー役は、これまでのシリーズ同様、ささきいさおが続役するほか、本作の最大の敵となる、極悪兄弟の兄ウーゴ・マルティネス役に武田真治、弟ビクトル・マルティネス役にケンドーコバヤシが抜擢。また天涯孤独だったランボーに出来た初めての“家族”であり、育ての親として守ってきた最愛の娘ガブリエラ役は、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」常守朱役の花澤香菜が務める。作品詳細映画『ランボー ラスト・ブラッド』公開日:2020年6月26日(金)原題:RAMBO:LAST BLOOD監督:エイドリアン・グランバーグ脚本:マット・サーアルニック、シルベスター・スタローンストーリー:ダン・ゴードン、シルベスター・スタローンキャラクター原案:ディヴィッド・マレル出演:シルベスター・スタローン、パス・ベガ、セルヒオ・ペリス=メンチェータ、アドリアナ・バラーサ、マリア・ベルトラン、イヴェット・モンレアル、オスカル・ハエナダ提供:ギャガ、ポニーキャニオン配給:ギャガ
2020年02月22日毎年6月にフランスで開催されているアヌシー国際アニメーション映画祭が、今年60周年を迎える。これを記念して、今年はウェス・アンダーソン監督が初めて同映画祭に出席するという。「Variety」誌などが報じた。アンダーソン監督は、過去にメガホンを取った長編アニメ『犬ヶ島』と『ファンタスティック Mr. FOX』で、ともにアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、アニー賞にノミネートされた経験を持ち、『ファンタスティック Mr. FOX』は2010年のアヌシー国際アニメーション映画祭・長編部門でグランプリにも輝いた。しかし、2010年に出席することは叶わず、これまで何度もコラボレーションしてきたジェイソン・シュワルツマン、ロマン・コッポラとともに今年初めて姿を見せることになる。同映画祭の芸術監督マルセル・ジャンは、「ウェス・アンダーソンは、ここ10年に渡ってストップモーション・アニメのリバイバルに特別な影響を与えてきました」とコメントし、アンダーソン監督の若手のフィルムメーカーに対する多大な影響力を称賛。60周年を迎える映画祭にアンダーソン監督が来場することは、「真の贈り物」であると喜びをあらわにした。今年のアヌシー国際アニメーション映画祭は、6月15日から20日まで開催される。(Hiromi Kaku)
2020年02月21日シルベスター・スタローンの世界的ヒットシリーズの最新作にして最終章となる『RAMBO:LAST BLOOD』(原題)が『ランボーラスト・ブラッド』として6月12日(金)より全国公開されることが決定。ポスタービジュアル第1弾と予告編ショートが解禁となった。解禁となったポスタービジュアル第1弾は、燃え上がる大地の炎の中、弓矢を弾くランボーのシルエットが浮かび上がるもの。「元グリーンベレーの真骨頂史上最強の頭脳線が今、はじまる―」という力強いコピーは、圧倒的アクションで数々のピンチをくり抜けてきたランボーが元グリーンベレーのエリート兵士であることを改めて思い起こさせる。前作『ランボー最後の戦場』から約10年を経て、果たしてランボーはどんな“最後の血戦”(ラスト・ブラッド)を見せてくれるのか?また、予告編ショートでは、よりストーリーが明確に。孤独な戦いを終え、ようやくつかんだ“家族”との幸せな時間が“娘”の悲鳴と共に破られる。全身傷つきながらも敵であるメキシコ人身売買カルテルから“娘”を連れ戻すことを決意するランボーの凄まじい形相から今作のハードなミッションが想像できる。元グリーンベレーのスキルを総動員したトラップや爆破、そしてランボーの代名詞であるボーガンアクションは、過去のシリーズ映像とオーバーラップ。シリーズ最終章にしてランボー史上最大の戦いを期待させる映像となっている。あらすじいまだベトナム戦争の悪夢にさいなまれる元グリーンベレー、ジョン・ランボー。孤独な戦いを経て、祖国アメリカへと戻ったランボーは、故郷アリゾナの牧場で、古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラと共に、“家族”として穏やかな生活を送っていた。しかしガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致され、事態は急転する。愛する“娘”を救出するため、ランボーは元グリーンベレーのスキルを総動員し、想像を絶する戦闘準備を始める。そして、ランボー史上最高の頭脳戦がいま、はじまる――。『ランボーラスト・ブラッド』は6月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月19日スター俳優たちの場面写真とポスタービジュアルがお披露目され、注目を集めたウェス・アンダーソン監督の最新作『The French Dispatch』(原題)から、世界中のファン待望の予告編映像が解禁された。ベニチオ・デル・トロやティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトという新参組に、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、シアーシャ・ローナン、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォーら、お馴染みの常連組も合わせ、豪華キャストが集結している本作。20世紀のフランスのある架空の街、「ニューヨーカー」誌をモデルにした「The French Dispatch」の記事を3つの物語にした形で、アンダーソン監督によれば「ジャーナリストへのラブレター」を描くという。予告編には、アンダーソン監督ならではのポップな色使いの雑誌社の様子が映し出されるカラーパートと、何やら不穏な雰囲気のモノクロパートに分かれ、その中には1968年5月に学生運動から広がったフランスの「五月革命」を思わせるシーン、早速話題を呼んでいる頭にタオルを巻いたティモシーのバスタイムなどのシーンが登場している。『The French Dispatch』は7月24日より全米公開予定。(text:Reiko Uehara)■関連作品:The French Dispatch(原題) 2020年より公開予定
2020年02月12日今夏、全米公開となるウェス・アンダーソン監督作『The French Dispatch』(原題)の新しいポスターが公開された。これにより、いままでベールに包まれてきた、豪華キャストの演じるキャラクターが明らかに。特に話題を呼んでいるのが、タオルをターバンにして頭にかぶり、裸で風呂に入りながら書き物をしているティモシー・シャラメ。ブリーフケースを持ち、デスクにずらりと並んだ札束を目の前にたたずむスーツ姿のエイドリアン・ブロディや、絵の具まみれの絵描き、ベニチオ・デル・トロも目立っている。ポスターから様々な情報が読み取れる上に、タイトルにもなっている「The French Dispatch」は、「ザ・ニューヨーカー」誌にインスパイアされた架空の週刊誌であることも明らかになった。「ザ・ニューヨーカー」誌が公式サイト上で、映画の場面写真を独占的に掲載した。アンダーソン監督はティーンエイジャー時代から同誌の大ファンであり、自身が生まれる前に発売された雑誌まで集めているコレクター。ビル・マーレイ演じる「The French Dispatch」の編集者アーサー・ハウィッツァー・Jr.は「ザ・ニューヨーカー」誌の創刊者ハロルド・ロスに同誌への寄稿者A・J・リーブリングを足したようなキャラクターで、ジェフリー・ライト演じるローバック・ライトは作家のジェイムズ・ボールドウィンとやはりA・J・リーブリングをミックスさせたキャラクターなのだという。「ザ・ニューヨーカー」誌の影響を受けた今作は、まもなく予告編が公開される。(Hiromi Kaku)
2020年02月12日“俳優”ブラッド・ピットの代表作といえば、まず何が思い浮かぶだろう。カルト的人気を誇る『ファイト・クラブ』?『セブン』?それとも『12モンキーズ』?あるいは『オーシャンズ』シリーズ?『Mr.&Mrs. スミス』?いくらでも挙げられそうだが、彼ほど名匠や鬼才と呼ばれる監督たちのもと、広くジャンルをまたいで活躍してきた俳優はそうはいない。そしていま、クエンティン・タランティーノ監督の第9作目『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(以下、ワンハリ)が、その1つに仲間入りした。同作ではゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー(BAFTA)賞、全米映画俳優組合(SAG)賞など、すでに多くの助演男優賞を手にしており、“俳優”として初めてのオスカー獲得も有力視されている。ハリウッドで約30年にわたってトップに立ち、『それでも夜は明ける』などアカデミー賞受賞作のプロデューサーとしてはもちろんのこと、“彫刻のよう”と称されるルックスや、ジェニファー・アニストンやアンジェリーナ・ジョリーら人気女優との恋愛遍歴が何かと話題にのぼりがちだが、今回は改めて“俳優”ブラッド・ピットの魅力に注目してみた。キラキラ美男から汚れ役までこなす1963年12月18日、オクラホマ州生まれ。日本では“ブラピ”として長らく親しまれている彼は、現在56歳(!)となった。俳優を志し、ミズーリ大学を卒業目前で中退してロサンゼルスへ。アルバイトをしながら、名前もクレジットされないTV作品や映画の端役からキャリアをスタートさせた。ユーゴスラビアの内戦の影響で1997年になって初公開された“幻”の初主演作『リック』(1988)などを経て、リドリー・スコット監督『テルマ&ルイーズ』(1991)のセクシーな美青年J.D.役や、『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992)のロバート・レッドフォードの若きころのような爽やかな青年役で一躍注目を浴びる。一転、故トニー・スコット監督×タランティーノ脚本『トゥルー・ロマンス』(1993)では、どうしようもないジャンキーのフロイド役で全く異なる姿を印象づけた。デヴィッド・フィンチャー監督と組んだ『セブン』(1995)や『ファイト・クラブ』(1999)などは、いまだ色あせない傑作として世代を超えたファンを生み続け、スティーヴン・ソダーバーグ監督『オーシャンズ』シリーズ(2001、2004、2007)でのジョージ・クルーニーとのコンビは、ポール・ニューマンとレッドフォードを彷彿とさせる、とも評された。同シリーズでブラピの“もぐもぐタイム”が多かったのは、あまりにも多忙なため実際に食事をとる時間がなかったからといわれる。レッドフォードとは、『スパイ・ゲーム』(2001)の師弟役で初共演した。“相棒”レオ同様、アカデミー賞とは縁遠い!?テリー・ギリアム監督『12モンキーズ』(1995)でキーパーソンを演じ、第53回ゴールデン・グローブ賞を初受賞、アカデミー賞では第68回助演男優賞に初ノミネートされたブラピ。その後、実に13年もの月日を経てフィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)で第81回主演男優賞にノミネートされ、製作も兼ねたベネット・ミラー監督『マネーボール』(2011)では第84回主演男優賞にノミネート。菊地凛子が第79回助演女優賞にノミネートされたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督による群像劇『バベル』(2006)でも高く評価され、暗殺される伝説的な無法者を演じた西部劇『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)では第64回ヴェネチア国際映画祭の男優賞に選ばれるも、アカデミー賞ではスルー。後者では、弟分役を演じたケイシー・アフレックが助演男優賞にノミネートされた。90年代初めから『ワンハリ』で初共演したレオナルド・ディカプリオらと共に世界を魅了し、様々な作品で脱皮を繰り返しながら実力を磨いてきたはずのスター俳優としては、このノミネート回数は「少ない」と感じるかもしれない。“相棒”レオの場合、『ギルバート・グレイプ』(1993)で助演男優賞に初ノミネートされて以来、5度目の正直となる『レヴェナント:蘇えりし者』(2016)で悲願の初受賞となったことも記憶に新しい。今回の『ワンハリ』では、そんなレオ演じる落ち目のTV俳優リック・ダルトンのスタントマンにして、付き人で親友という“萌え関係”で、さらに“妻殺し”という危険な噂もあるクリフ・ブースを、飄々と、かつ渋カッコよく演じてみせた。タランティーノ監督とはナチスドイツと対峙する『イングロリアス・バスターズ』(2009)以来で、リック・ダルトン主演の劇中映画『マクラスキー 14の拳』とも通じるものがある。先日の第77回ゴールデン・グローブ賞や第73回英国アカデミー賞と全く同じ顔ぶれとなる第92回アカデミー賞は、“平均年齢71歳”の助演男優賞ノミネート者の中でブラピが最年少。自身にとって「神同然」という、トム・ハンクスやアル・パチーノらのベテランたちを相手に初受賞を狙う。忘れちゃいけないプロデューサーとしての手腕その一方、2002年に当時の妻のアニストン(現在は離脱)らと設立し、代表を務めている映画製作会社「プランBエンターテイメント」は近年、アカデミー賞常連として一目置かれている。プロデューサーとしては、自身も出演した第86回作品賞の『それでも夜は明ける』ほか、『マネーボール』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』と3作品でアカデミー賞ノミネートを果たしている。このほか、マーティン・スコセッシ監督『ディパーテッド』やバリー・ジェンキンス監督『ムーンライト』に、自身主演の『トロイ』(2004)から『ワールド・ウォー Z』(2013)、意外なところでは『チャーリーとチョコレート工場』や『食べて、祈って、恋をして』、『キック・アス』シリーズ、TVシリーズ「ノーマル・ハート」などなど。才能の発掘や時代の空気感を読むことにも長け、Netflixとのタッグでは主演作『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』、ポン・ジュノ監督『オクジャ/Okja』、ティモシー・シャラメ主演『キング』といった作品も手掛けてきた。「プランB」=良作の安心ブランドというイメージが確立したのは、“俳優”としての豊かな知見に裏付けされたブラピの手腕があればこそ、だ。“俳優”としてのブラピは、時にはセクシーなルックスやカリスマ性を前面に打ち出し、時には血と汗にまみれながら大胆なまでに新境地にも挑んできた。周囲に期待される通りの“男らしさ”を体現しながらも、それに抗うような作品にもあえて出演している。その1つ1つの積み重ねが程よく肉づけされ、余計なものが次第にそぎ落とされてきたからこそ、『ワンハリ』で披露したクリフの傷だらけのボディのごとく、50代となったいま、最も美しい形で具現化されているのだろう。相棒はトム・クルーズ『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)トムの起用に反対していた原作者のアン・ライスが、映画を観て謝罪広告を出したほど、そのハマりっぷりが話題となったニール・ジョーダン監督(『グレタ GRETA』)作品。トム演じるレスタトに翻弄される“腐れ縁”ヴァンパイア:ルイの憂いと葛藤は、若きブラピの美しさをさらに際立たせ、当時12歳のキルスティン・ダンストは彼らを圧倒する存在感を見せる。アントニオ・バンデラスとの耽美なペア、いまではアクション俳優のイメージが強いトムの貴重な上流ファッションにも注目。なお、“インタビューアー”を演じるはずだった故リヴァー・フェニックスの代役を、『トゥルー・ロマンス』のクリスチャン・スレイターが務め、作品はリヴァーに捧げられている。悲恋の次男坊『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(94)今回、助演男優賞にノミネートされている英国の大ベテラン、アンソニー・ホプキンスが父親役を演じたエドワード・ズウィック監督(『ラスト サムライ』)作品。弟の婚約者を好きになってしまう3兄弟の次男トリスタンを演じた。野生馬を1日で手なずけてしまうカウボーイにして、第一次世界大戦の前線で戦った兵士。ブロンドの長髪で馬を駆る姿に見とれつつ、亡き弟の墓前で泣き崩れるシーンをはじめ、その演技力も堪能できる。ゴールデン・グローブ賞初ノミネート作。ウイルス拡散の鍵を握る?『12モンキーズ』(95)海外ドラマ化されたことでも知られる今作は、タイムトラベルとウイルス感染パニックが絡んだSF映画。時間軸が交錯し、伏線も張り巡らされて何度も見直したくなる。未来から感染を食いとめるために過去に送り込まれた囚人ジェームズ(ブルース・ウィリス)が、精神科病院で出会うジェフリー・ゴインズは、50億人が死亡したウイルスを拡散したとされる“12モンキーズ”に関わる人物であり、投薬のせいなのか言動が支離滅裂で、猿のようにせわしなく手や首を動かす強烈なキャラクター。『セブン』では猟奇殺人犯を追っていたはずが…。ピーナッツバター好きの死神『ジョー・ブラックをよろしく』(98)人間界で、はじめてのピーナッツバターや、はじめての恋などを経験していく死神ジョー・ブラックを演じる姿がキュートなブラピ。思いを寄せる女性スーザン(クレア・フォーラニ)に向けるキラキラとした瞳や優しい笑顔には一切の迷いがなく、これは恋に落ちるのも仕方がない!?死神としてお迎えにあがる大富豪を演じるのは、2度目の共演となったホプキンス。監督は、アル・パチーノがオスカーを獲得した『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』のマーティン・ブレスト。伝説級のカリスマ『ファイト・クラブ』(99)物質主義、消費社会に浸かりきったビジネスマンのジャック(エドワード・ノートン)が、あるときタイラー・ダーデンという謎めいた男と出会う。彼と始めた路上の殴り合いが仲間を呼び、やがて秘密集会“ファイト・クラブ”と化していく。ブラピ=タイラー・ダーデンというイメージはもはや伝説級。エキセントリックで頭が切れ、カリスマ的な魅力を放つキャラクターはハマり役だ。暴力や破壊行動を通して魂の解放を得ていく点は『ジョーカー』とも近しいものが。クラブのメンバーには若きジャレッド・レトの姿もある。恐ろしく強い素手ボクサー『スナッチ』(00)ガイ・リッチー監督長編2作目のクライム・ムービー。“パイキー”と呼ばれるトレーラー暮らしの流浪民で、母親思いの、恐ろしく強い素手ボクサーのミッキーを演じた。『ファイト・クラブ』を彷彿とさせつつ、リッチー監督らしい小気味よいアクションがありながら、どこか彼が抜けて見えるのは、ジェイソン・ステイサムらに一向に伝わらないキツいアイルランド訛りのせいか。八百長試合に狩り出されるも、「勝っちゃった、テへッ」となるシーンなど、見どころ満載。ブラピが演じた意味とは?『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)フィンチャー監督と3度目のタッグ。80代の姿で生まれ、成長と共に若返っていき、0歳の姿で亡くなる…という主人公ベンジャミンを特殊メイクやCGを駆使しながら演じ分けた。一度は実父に捨てられたベンジャミンは、確かな愛情を受けて育った。普通に年齢を重ねる最愛の女性・デイジーは、子役時代のエル・ファニングからケイト・ブランシェットへ。“見た目が釣り合う”蜜月期間と別れを経て、老いたデイジーと青年のように若返ったベンジャミンとの再会は切ない。アカデミー賞13部門にノミネート、3部門受賞。ブラピ史上最高のギャップキャラ『バーン・アフター・リーディング』(08)ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、ジョン・マルコヴィッチら豪華俳優陣の無駄使い(!?)を笑い飛ばすコーエン兄弟のクライムコメディ。全身美容整形の費用のため、CIAの“機密書類”で恐喝をもくろむリンダ・リツキ(フランシス・マクドーマンド)の相棒チャド役は、ジムのインストラクターで、筋肉はバリバリに鍛えているが、知性がいまいち。“素直すぎる”ゆえのかわいらしさを堪能する1作。“戦場の父”と呼ばれた父性『フューリー』(14)シャイア・ラブーフ、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、そして若手俳優ローガン・ラーマンという強力な面々と、第二次世界大戦末期のドイツで1台の戦車に乗り込む“家族”に。自分のような男になるなという『ツリー・オブ・ライフ』が重なりつつも、“戦場”で生き抜くための術を経験値ゼロの新兵に伝えようとするウォーダディーを演じた。製作総指揮も兼ね、監督は『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー。宇宙の果てへ自分探しに向かう『アド・アストラ』(19)常に冷静沈着、心理検査も難なくクリアする“完璧な宇宙飛行士”を演じ続ける主人公ロイ・マグブライドを熱演した。監督は「プランB」製作『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』のジェームズ・グレイ。壮大な宇宙空間が舞台ながら、太陽系の果てにいる同業のパイオニアであり、姿なき師であった父(トミー・リー・ジョーンズ)との対峙をひたすら目指す、ほぼブラピの一人芝居とモノローグによる内省の物語。ロイが父とは決定的に違う点に気づく場面は必見であり、やがて帰還したロイのセリフは、何気にゴールデン・グローブ賞でのブラピ自身の言葉を思い起こさせる。『タイタニック』絡みの発言や女性遍歴の自虐ジョークで場を沸かせた後に彼は、「あ、そうそう」と思い出したかのようにごく自然に、「もし明日、誰かに優しくできるチャンスがあったら、そうしてください。僕らにはいま、それが必要だから」と言った。これこそが、いまの彼なのだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2020年02月04日ウェス・アンダーソン監督最新作『The French Dispatch』の全米公開日が決定した。配給のサーチライト・ピクチャーズの発表によると、今年の7月24日だという。同日公開の映画は、ほかにドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントが主演するディズニーの『Jungle Cruise』(原題)がある。今作の正式タイトルが『The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun』(原題)であることも明らかになった。20世紀のフランスの架空都市にある、アメリカの新聞社の支局で働くジャーナリストたちの物語が描かれる。今月中旬、IMDbが上映時間を「4時間1分」で、1部が「1時間57分」で2部が「2時間4分」という情報を掲載し、話題となったがこれは誤りで、現在は「108分」に訂正されている。豪華キャストが出演することでも注目されている今作。ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォーらと錚々たるメンバーが集結している。キャストのほとんどは、アンダーソン監督の過去の作品にも登場した常連メンバーだが、ベニチオとティモシーが参加するのは初。(Hiromi Kaku)
2020年01月30日ユニクロ(UNIQLO)は、ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW Anderson)とのコラボレーション「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO and JW ANDERSON)」2020年春夏コレクションを2020年3月に発売する。2020年春夏シーズンは、「ブリティッシュ カントリー スタイル」がテーマ。ギンガムチェックやパッチワークなど英国伝統のパターンをはじめ、ジェイ ダブリュー アンダーソンならではのプレイフルなデザインを施し、機能性やディテールの工夫を加えたウェアを展開する。公開されたビジュアルには、鮮やかなレッドやブルーのギンガムチェックのブラウスやストール、バッグ、カラーブロックのシャツ、リラクシングなストライプワンピースなどが登場している。アイテム詳細は今後発表される予定だ。また、今シーズンからキッズラインが初登場。デザイナーのジョナサン・アンダーソン自身にとっても初となるキッズ展開となる。ジョナサン・アンダーソンは「今シーズンは初めてキッズラインも加わり、本当の意味ですべての人に着ていただけるコレクションとなりました」とコメントを残している。【詳細】ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン 2020年春夏コレクション発売時期:2020年3月
2020年01月25日ブラッド・ピットが、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)賞で助演男優賞(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)を獲得。授賞式でブラッドの名前を読み上げたプレゼンターのブラッドリー・クーパーと、笑顔でハグを交わした。ブラッドは受賞スピーチでブラッドリーを「スウィートハート」と呼び、「今日は娘さんを寝かしつけた後に駆け付けてくれたんだ」とブラッドリーのよきパパぶりを称え、「ありがとう、ブラッドリー。きみのおかげでぼくは断酒ができた」と述べた。「断酒ができたことで、毎日がよりハッピーになった。大好きだよ。ほんとにありがとう」とうれしそうに語った。以前のブラッドは、アルコール依存症のせいでアンジェリーナ・ジョリーと離婚に至ったと報じられるほど、酒におぼれていたという。アンジーと破局後、ブラッドは「AA(匿名アルコール依存症の会)」に1年間通い、断酒に成功。そこにブラッドリーのサポートがあったというのは、初めて明かしたことだった。ブラッドリー自身も、かつてはアルコール依存症に苦しんだ。2013年、「GQ」誌に「29歳で断酒した。あのまま飲み続けていたら、人生を破壊していたと思う」と語ったことがある。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定
2020年01月10日ブラッド・ピット(55)が「Interview Magazine」誌でアンソニー・ホプキンス(81)と対談した。2人は過去に『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』と『ジョー・ブラックをよろしく』で共演したことがある。ブラッドはアンソニーとの会話の中で、年を重ねたことによる感情の変化について言及。「ぼくは泣かない人間として結構有名なんだ。期間としては20年くらい泣いていなかったんじゃないかな。いまは人生の後半に入って、すごく感動するようになった。子どもたち、友人、ニュースなどに感動させられている。ただひたすら」と語った。「それって、いいサインだと思うんだ。どんな風に向かっていくのかはわからないけど、きっといいサインなんだと思う」。一方、ブラッドの話を聞いたアンソニーは「もっと年を取れば、ちょっとしたことで泣くようになるよ」と自分の涙もろさを明かした。ともにアルコール依存症だった過去を持つ2人。アンソニーは「きみが飲酒問題で苦しんでいるという記事を読んだよ」と話題を出すと、ブラッドは「自分自身から逃れるために、アルコールで自分を痛めつけていた」と語った。アンソニーは「それが、必要なことだったんだね」と理解を見せ、ブラッドは「ある程度までは」と認めた。アンソニーは断酒して45年になるというが、だからといってとくとくと断酒を勧める人間になるつもりはないそうだ。(Hiromi Kaku)
2019年12月04日ロエベ(LOEWE)は、クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソン監修による新旗艦店「カサ ロエベ 東京(CASA LOEWE Tokyo)」を、東京・銀座に11月16日オープンする。カサ ロエベは、こだわりの空間でロエベというブランドを魅せられるようデザインされた、世界中で展開するグローバル拠点であり、ブランドのすべての店舗の基礎を成す。店内では、ロエベのアートコレクションから選ばれた芸術作品、工芸品、およびデザインがロエベの商品と共にならぶ。2016年秋冬より、ロエベによるファッションの見せ方はこの想像上の家(CASA)をベースに構築され、ファッションコレクションそのもののスタート地点としての役割も果たしている。今回オープンするカサ ロエベ 東京は、ロエベの“建築的パレット”の定番要素であるコンクリートが、店舗内外の壁と床あらゆる方向に見ることができる。テキスタイルアーティストのジョン・アレンによるデザインをベースにしたハンドメイドの天然ウールラグは空間に色を添え、階段の手すり、天井のスラットそして棚に使われている日本産の天然木材が現代的な空間に温かみを与えている。湾曲した階段にはロエベならではのWM結びと併せて鉄細工が施されており、照明は店舗全体が持つキャラクターにフィットするよう特別な配置になっている。カサ ロエベ 東京では、スペイン人アーティストのグロリア・ガルシアロルカによるミューラルのインスタレーションを2点展示。ロエベ クラフト プライズからは、“テキスタイル彫刻家”のシモーヌ・フェルパンと、陶芸家の桑田卓郎らの作品を選出。さらにカラ・スリング、ユージ・アゲマツ、アンドレア・ビュットネル、およびジョン・ワードらの作品、ならびに「クラフト ショー」で展示された17~18世紀の手彫り&手塗りのカメオも展示する。各フロアには、ジョージ・ナカシマの「コノイド・クッション」チェア、ジム・パトリッジのベンチ、アクセルヴェルヴォールトの「フローティング・ストーン」コーヒーテーブル、そして19世紀末のアングロジャパニーズスタイルの座席といった近代家具も置かれる。店内では、フルラインアップの商品を取り扱う他、ビンテージのポストカードからインスピレーションを得て、世界の都市を描いたシグネチャーバッグ「ポスタル バッグ」の東京バージョン、「ポスタル バッグ 東京」(29万円)が世界先行発売。また、フロントのレザー・リボンが特徴で人気の「ゲート トップハンドル」からは、ミニサイズの「ゲート トップハンドル ミニ」の店舗限定色が発売される。【店舗情報】カサ ロエベ 東京(CASA LOEWE Tokyo)オープン日:11月16日住所:東京都中央区銀座7-5-4営業時間:10:00〜20:00不定休
2019年11月16日デイミアン・チャゼルの次回作に、ブラッド・ピットとエマ・ストーンが出演を検討しているようだ。タイトルは、『Babylon』。1920年代のハリウッドを舞台にした話で、ピットはサイレント映画からトーキーへの移行に苦しむ架空のスター、ストーンは実在の女優クララ・ボウを演じる予定。製作、配給はパラマウント。北米公開予定は2021年の年末。早くもオスカー候補入りを狙っているようだ。チャゼルは『ラ・ラ・ランド』で、史上最年少でオスカー監督賞を受賞した。ストーンも同作品で主演女優賞を受賞している。その次の『ファースト・マン』も、批評家の評価は高かったものの、興行成績はふるわなかった。今作で挽回となるかが注目される。文=猿渡由紀
2019年11月13日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!ユニクロ×JW アンダーソンの2019秋冬新作が発売、シャネルのクリエイティブな世界に迫る「マドモアゼル プリヴェ」展が開催、日本最大級のコーヒーイベントに国内外約60店舗のお店が集結etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!FASHION◆ユニクロ×JW アンダーソン2019秋冬新作、全アイテム公開! (10月18日発売)ユニクロ(UNIQLO)とジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)のコラボレーション「UNIQLO and JW ANDERSON」の2019年秋冬コレクションが発売開始。メンズとウィメンズの計34型がラインアップする。>>詳しくはこちら◆伊勢丹メンズに西山徹のコンセプトショップ「NO.813」が約2年ぶりに登場(10/16〜29)西山徹ディレクションによるコンセプトショップ「NO.813」が、伊勢丹新宿店メンズ館に期間限定オープン。今回のために実現した希少なコラボレーションアイテムや限定アイテムなどを日をずらして展開していく。>>詳しくはこちらBEAUTY◆新宿伊勢丹にフレグランスブランドが大集結! 国内最大規模の香りの祭典「イセタン サロン ド パルファン」開催(10/20〜23)国内最大規模の香りの祭典「イセタン サロン ド パルファン」が開催。7回目を迎える今回は面積を拡大し、世界各国から約40のフレグランスブランドが大集結。会場限定や先行商品がなど、充実のアイテム数で、様々な香りに出会うことができる。>>詳しくはこちら◆クレ・ド・ポー ボーテ、“着物”に着想を得たホリデーコレクションの先行体験イベントが原宿で開催(〜10/20)10月21日に全国一斉数量限定発売される、「KIMONO DREAM」がテーマにした、クレ・ド・ポー ボーテの2019年ホリデーコレクションの世界観を体感できる限定イベントが開催。自由に商品に触れることができるセルフタッチアップスペースも登場し、ホリデー商品を発売前に体験できる。>>詳しくはこちらART◆シャネルのクリエイティブな世界に迫るマドモアゼル プリヴェ展、いよいよ東京で開催(10/19〜12/1)マドモアゼル シャネルのクリエイション スタジオの入り口に掲げられた言葉「マドモアゼル プリヴェ」。この言葉を題したエキシビション「マドモアゼル プリヴェ」展が、2015年ロンドン、2017年ソウル、2018年香港、2019年4月上海を経て、ついに東京で開催。シャネル(CHANEL)の創造の源を紐解いていく。>>詳しくはこちらGOURMET◆日本最大級のコーヒーイベントが青山で開催! ポートランドから注目ロースターも登場(10/19・20)第12回目となる日本最大級のコーヒーイベント「TOKYO COFFEE FESTIVAL 2019 autumn」で約60店舗の国内外のロースターやコーヒーショップ、コーヒーのおとも、アイテムなどが集結。ゲストシティーとして、「ポートランド」のコーヒーを取り巻くカルチャーもピックアップする。>>詳しくはこちら
2019年10月18日ウェス・アンダーソン監督最新作、映画『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が、2022年1月28日(金)に公開される。ウェス・アンダーソン監督の最新作『ダージリン急行』『ファンタスティック・Mr.FOX』『グランド・ブダペスト・ホテル』など、数々のヒット作を世に送り出してきた監督、ウェス・アンダーソン。2018年に公開された『犬ヶ島』は、ストップモーション・アニメーションで日本を舞台にした物語を描いたことで、国内でも話題になった。架空の新聞社「フレンチ・ディスパッチ」が舞台の4つの物語そんなウェス・アンダーソン監督の10作目にあたる最新作『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、20世紀フランスの架空の街にある米国新聞社「フレンチ・ディスパッチ」誌の支局が舞台だ。「フレンチ・ディスパッチ」は、一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得している。ところが、編集長が仕事中に急死。遺言によって廃刊が決まってしまう...。果たして、何が飛び出すか分からない追悼号にして最終号の、思いがけないほどおかしく、泣ける、その全貌とは──?思い出のスクープを振り返る“4つの物語”で構成『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、毛色の違った4本の物語で構成。編集長の不幸をきっかけに、当代一の海外ジャーナリストたちが、「自転車レポーター」「確固たる名作」「宣言書の改定」「警察所長の食事室」と名付けられた思い出のスクープの数々を振り返っていく。4つの物語を垣間見ることができるストーリーポスターも公開された。■「自転車レポーター」記者のサゼラックが編集長の愛した街アンニュイ・シュール・ブラゼを自転車で一巡しながら紹介。■「確固たる名作」記者ベレンセンが超個性的な画家で囚人のモーゼスと、彼のミューズで看守のシモーヌとの驚くべき関係を記事にしたためる。■「宣言書の改定」記者ルシンダが、“若き理想主義者運動”を立ち上げたリーダーのゼフィレッリと会計士ジュリエットが関わる学生運動、その青春の激しさと甘さを間近で捉える。■「警察所長の食事室」記者ローバックが警察署長お抱えの天才シェフ・ネスカフィエのお手製絶品料理を優雅に堪能する。主な登場人物&キャストキャストは、『スリー・ビルボード』のベニチオ・デル・トロや、『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトなど、ウェス・アンダーソン作品初参加の俳優陣に注目。フランシス・マクドーマンド、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントンオーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイといった“常連組”も集結し、フランスからはレア・セドゥ、マチュー・アマルリックらが参加する。≫「フレンチ・ディスパッチ」編集長アーサー・ハウイッツァー・Jr(ビル・マーレイ)...フレンチ・ディスパッチ誌の編集長。事中に急死してしまう。アーサーは「泣かない」がモットーだが実は人情家。≫アーサーが誇る当代一の海外ジャーナリストたちサゼラック(オーウェン・ウィルソン)...向こうみずな自転車レポーター。どこへでも自転車で出かける無鉄砲な記者。“訪れた街の最も物騒な顔に惹かれる”という性格。編集長アーサーのお気に入り記者で、アーサーもサゼラックにはついつい甘くなる。ベレンセン(ティルダ・スウィントン)...批評家であり編年史家。美術界の表も裏も知り尽くした批評家でもある彼女が、第一話「確固たる名作」を執筆する。クレメンツ(フランシス・マクドーマンド)...孤高のエッセイスト。私生活に秘密を抱えた高潔なジャーナリストの彼女は学生運動を取材し、第二話「宣言書の改訂」を執筆する。ローバック・ライト(ジェフリー・ライト)...博識家。<美食>を追求する祖国を追われた孤独な記者。グルメレポーターとして向かった取材で大事件に巻き込まれてしまう、第三話「警察所長の食事室」を執筆する。≫4つの物語に登場する個性的なキャラクターモーゼス(ベニチオ・デル・トロ)....「確固たる名作」のエピソードに登場。服役中の凶悪犯にして、作品が超高額で取引される天才画家である。シモーヌ(レア・セドゥ)...看守。モーゼスの才能を目覚めさせたミューズでもあり、数奇な過去も持つ。ゼフィレッリ(ティモシー・シャラメ)...「宣言書の改訂」のエピソードに登場する、学生運動“若き理想主義者運動”を立ち上げたリーダー。女性には弱いという可愛らしい一面も持つ。ジュリエット(リナ・クードリ)...学生運動に関わる会計士。気の強い性格。アンニュイ(マチュー・アマルリック)「警察所長の食事室」のエピソードに登場。一人息子をこよなく愛するシングルファーザーで美食家の警察署長。ネスカフィエ(スティーヴン・パーク)...アンニュイの部下の警察官にして、お腹まで満たす伝説の“天才シェフ”。ローバック・ライト(ジェフリー・ライト)は、ネスカフィエを取材しようと署長の食事室に招かれるが…そこで署長の一人息子が誘拐され大騒動へと発展…「警察署長の食事室」のストーリーには、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナン、ウィレム・デフォーといった名優たちが登場する。ウェス・アンダーソン“短編オムニバス映画を撮ることは、長年の夢”ウェス・アンダーソン監督は「短編のオムニバス映画を撮ることが長年の夢でした。『ニューヨーカー』と出版界で著名な記者に触発された映画です。長年にわたりフランスに住んでいましたので、フランスの映画、特にフランス映画に関係する映画を撮りたいとずっと思っていました」とコメントしている。第79回ゴールデングローブ賞作曲賞にノミネート『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』を彩るこだわりの音楽も、ウェス・アンダーソン監督作品ならでは。第79回ゴールデングローブ賞においては、アレクサンドル・デスプラが作曲賞にノミネートを果たした。作品詳細映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』公開日:2022年1月28日(金)監督:ウェス・アンダーソン出演:ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、リナ・クードリ、ジェフリー・ライト、マチュー・アマルリック、スティーブ・パーク、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、クリストフ・ヴァルツ、エドワード・ノートン、ジェイソン・シュワルツマン、アンジェリカ・ヒューストン配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2019年09月23日「あめやえいたろう」から、愛媛県宇和島産のブラッドオレンジを使った新商品「宇和島ブラッドオレンジ」シリーズが登場。2019年9月18日(水)より、伊勢丹新宿店・銀座三越限定で発売される。1818年創業の老舗和菓子店・榮太樓總本鋪の“あめ”専門ブランドとして2007年に誕生して以来、コスメ風のパッケージを採用した「スイートリップ」シリーズなど、既成概念に囚われない進化した“あめ”の形を提案している「あめやえいたろう」。今回発売される「宇和島ブラッドオレンジ」は、年間を通して温暖な気候と太陽の明るい日差しの恩恵を受けて育った愛媛県宇和島産のブラッドオレンジを使用した伊勢丹新宿店・銀座三越限定の新シリーズだ。ブラッドオレンジの印象的な真っ赤な色、コクのある甘みとすっきりとした酸味、そして豊かな柑橘の香りを、“食べるコスメ”として人気の「スイートリップ」、サクサクとした食感がほどけて溶けてゆく「板あめ 羽一衣」、果実そのものの味わいを閉じ込めた「果汁あめ」の3つの商品で楽しめる。【商品情報】「あめやえいたろう」伊勢丹新宿店・銀座三越限定「宇和島ブラッドオレンジ」シリーズ発売日:2019年9月18日(水)価格:・スイートリップ「宇和島ブラッドオレンジ」594円(税込)・板あめ 羽一衣「宇和島ブラッドオレンジ」432円(税込)・果汁あめ 太陽のウィンク「宇和島ブラッドオレンジ」8粒ギフトケース入り 411円(税込)・果汁あめ 太陽のウィンク「宇和島ブラッドオレンジ」10粒袋入り 411円(税込)販売店舗:「あめやえいたろう」伊勢丹新宿店・銀座三越
2019年09月21日『犬ヶ島』『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督の最新作『The French Dispatch』(原題)がFOXサーチライトにて全世界配給することが決定、2020年に公開予定。ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメら、新たな顔ぶれがアンダーソン作品に加わる。ウェス・アンダーソンがFOXサーチライトとタッグを組むのは、『ダージリン急行』(’07)、『ファンタスティック Mr.FOX』(’10)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(’14)、『犬ヶ島』(’18)に続き、5度目。昨年公開した『犬ヶ島』では、日本を舞台に失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険を、日本への絶大な愛とリスペスト、そして誰もが知る独自の世界観を交えながら、得意のストップモーション・アニメーションで見事に映像化し、大絶賛を受けたことも記憶に新しい。吹き替え声優には錚々たるハリウッドスターに加え、「RADWIMPS」野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリといった日本を代表する多彩なキャストを起用し「AKIRA」で知られる大友克洋や、「UNDERCOVER」のデザイナー高橋盾といった日本を代表する豪華クリエイター陣を巻き込んだプロモーションなどでも大きな話題となった。最新作の『The French Dispatch』は、20世紀フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で活躍するジャーナリストたちに贈る”ラブレター”。架空の新聞社「The French Dispatch」誌上で出版されるストーリー群に命を吹き込んでいく。出演は、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトといった注目の名優の初参加に加え、レア・セドゥ、マチュー・アマルリックらフランス勢、さらにフランシス・マクドーマンド、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントンらオスカー受賞の常連組、オーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイといったウェス作品”超”常連も集結。これだけの超豪華キャストの共演は、まさにアンダーソン監督ならでは。FOXサーチライト・ピクチャーズ共同会長のスティーヴ・ギルラとナンシー・アトリーは「私たちは比類なき、完全にオリジナルな、ウェス・アンダーソンの世界に舞い戻れることに興奮しています。これまでのウェスと我々のコラボレーションは常に特別な体験でした。私たちは『The French Dispatch』でウェスとインディアン・ペイントブラシ(製作会社)と再び仕事できることに感激しています」とコメント。本作のプロデューサーのスティーブン・レイルズは「ウェスと全製作チームは我々のパートナーであるFOXサーチライトと再び手を組むことを嬉しく思っています。観客に『The French Dispatch』をお届けするのが楽しみです」と語っている。『The French Dispatch』(原題)は2020年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年09月20日アメコミ界の巨匠マイク・ミニョーラの完全監修で製作された新たな『ヘルボーイ』。この度、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる最強の敵・ブラッドクイーンの完全復活シーン映像をシネマカフェが独占入手した。「ヘルボーイ」は、マイク・ミニョーラによる人気アメコミシリーズ。地獄で生まれた悪魔の子が地球で育てられ、超常現象調査防衛局「B.P.R.D.」のエージェントとして活躍する物語だ。過去には、あのギレルモ・デル・トロ監督によって映画化されているが、本作はスタッフ、キャストを一新し新たに製作された。今回シネマカフェに到着した本編映像では、もう一人の主役といっても過言ではないブラッドクイーンが、1500年の眠りから覚め、完全復活!紀元前517年。疫病を流布して世界を手中に収めようとし、アーサー王によりその策略は阻まれ、人里離れた土地に封印されてしまうブラッド・クイーン。そして1500年後、人間への復讐心に突き動かされ、長き眠りより目を覚ますのだ。映像では、ブラッド・クイーンが「ついに、我は復活した」と言い、女王の復活を祝うかのように、たくさんの不気味なモンスターたちが続々姿を現す。そして、「我と共に戦え」と命じる通り、ブラッド・クイーンは血に飢えたモンスター軍団たちを引き連れ、世界への復讐に動き出す!自身の役柄についてミラは「彼女はセクシーで洗練されている。彼女はファムファタールで、頭が良くて野心家。ただの悪役ではないの」と語り、日本でも大人気の『バイオハザード』などでのキャリアを活かせる役だったと大喜びの様子だ。『ヘルボーイ』は9月27日(金)よりTOHOシネマズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヘルボーイ(2019) 2019年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2019 HB PRODUCTIONS, INC.
2019年09月19日『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、あらためて演技や存在感への評価が高まっているブラッド・ピット。そんな彼が製作を務めた映画『アド・アストラ』のなかで自ら演じた役は、宇宙飛行士だ。ピットが演じるエリート宇宙飛行士のロイに、ある日、「自分の父親が生きている」という情報がもたらされる。じつはロイの父親は、16年前に地球外生命体の探索のため宇宙に旅立って以来、数十億キロも離れた太陽系の彼方で消息不明になっていたのだ。ロイは父親が、太陽系が滅びるかもしれない実験に関わっていたことを知り、彼に会うために宇宙へと飛び立つ……。ロイの父親を演じるのは、トミー・リー・ジョーンズ。ほか、リブ・タイラー、ルース・ネッガ、ドナルド・サザーランドが共演している。ジェームズ・グレイ監督(『リトル・オデッサ』、『エヴァの告白』)が、本作のストーリーをジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』に例えたように、ロイが辿る宇宙の旅は、小説が示したような精神世界の探求ともつながっている。じつはピットは先日、ハリウッド俳優としての活動を制限し、自身のスタジオでのプロデュース業に力を入れていくと、公に語ったばかり。奥深い世界に迷い込んでいく難しい役どこを演じるブラピの姿を、いまのうちに目に焼き付けておきたい。『アド・アストラ』9月20日(金)公開
2019年09月19日米俳優のブラッド・ピットが主演作『アド・アストラ』(ジェームズ・グレイ監督)を引っ提げ、通算12度目のプロモーション来日を果たした。ピット演じる主人公の宇宙飛行士が、知的生命体探索のために消息を絶った父親の行方を追って、壮大な宇宙の冒険へと旅立つスペクタクル超大作だ。深遠なドラマ性が大きな見どころで、先日閉幕した第76回ヴェネチア映画祭でワールドプレミア上映されるやいなや、批評家から大絶賛を受けた。「SF作品には、すでに数多くの名作があるから、何か新しい価値を見い出せるアイデアでなければ、やる気はなかった。脚本も手がけるジェームズの発想は、とても斬新で魅力を感じたよ。いわゆるクールな近未来ではない、現実的な機能性を追求した世界観も見事だった。実はこの作品は、行方不明になった父親を探すというストーリーを通して、主人公が自分自身を探し求める“旅”を描いている。いわば『2001年宇宙の旅』と『地獄の黙示録』の融合だ。主人公の孤独と葛藤を映し出す舞台として、果てしない闇である宇宙こそ最高なんだ」絶賛されるのは、作品だけではない。ピット本人が語る「主人公の孤独と葛藤」を体現した演技には「キャリア最高」「アカデミー賞候補は確実」とかつてない称賛の声が寄せられているのだ。「(主人公の)ロイの繊細な物語を演じるのは難しかった」と振り返るピット。「父との関係性に自戒の念を抱いているし、ロイ自身も複雑でパーフェクトな人物ではない。それを表に出すこともしないんだ。だから、ジェームズには『とにかく抑えた演技をするつもりだ』と伝えた。もし、カメラに映った演技が平面過ぎたら、遠慮なく言って欲しいともね。非常に内面的な演技を心がけたんだ」。宇宙服を着ての演技は「毎日、ピーターパンみたいにワイヤーに吊るされていて、きつかったよ(笑)」と明かしてくれた。まさに心身を追い込んで、演技に打ち込んだ『アド・アストラ』。それだけに、一部で報じられている“俳優休業説”はファンならずとも無視できない。もしや本作で燃え尽きてしまった?「僕自身、その報道は読んでいないんだよ(笑)。これまで通り、心惹かれる企画があれば、俳優として、プロデューサーとして挑戦していくつもりだよ。ただ、最近“心の平穏”について考えることは増えたかもね。いつか、デビッド・ボウイのように優雅に(表舞台から)去ることができれば……なんて思うんだ」製作を手がけるのは、アカデミー賞作品賞に輝く『ムーンライト』『それでも夜は明ける』の「PLAN B」。ピットが率いる製作プロダクションは、いまやハリウッド中がその動向を注目する存在だ。「この20年で、業界全体が大きな変化に直面している。具体的には映画製作が両極化し、作家性が高い中規模の作品にゴーサインが出にくい。そういう状況を打破する手助けができるのは、僕としても幸運であり喜びだ。プロデューサーと俳優の両立は責任も増えるけど、とてもエキサイティングだよ」写真・取材・文:内田涼『アド・アストラ』9月20日(金)より全国公開
2019年09月18日ブラット・ピットが初めて宇宙に挑み、かつてないほどの繊細な演技を見せている『アド・アストラ』。この度、ブラッド演じる主人公ロイの恋人役をつとめたリヴ・タイラーが初共演の撮影秘話を明かしてくれた。第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペ部門にも正式出品され、ブラッドが12度目の来日を果たすなど、話題を呼ぶ本作。リヴ・タイラーが演じる女性イヴは、過酷なミッションに命を懸けるロイを案じる、この物語に欠かせない重要な人物。今回の共演について、リヴは「本作のブラッド・ピットの存在は美しく大きなもので、特別なものよ。私自身も彼の素晴らしい演技に惹かれているわ。ピットは誰に対しても心がオープンで驚くべき俳優なの」と初共演のときめきを語る。続けて、自身の演じたキャラクターに関して「私の演じたキャラクターは時々、夢の中にいるような感じなの。彼女は、ロイの記憶と夢の中に訪れるのよ」と、漆黒の宇宙へと旅立つロイにとって重要な存在であることを明かした。これまで数多くのハリウッド作品に出演し、20代の頃から美形ぶりと醸し出す色気で世界中で人気を博してきたブラッド。米ピープル誌の「世界で一番セクシーな男性」(’00)をはじめ、あらゆるランキングで1位を獲得し、現在公開中の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では肉体美を披露するなど、55歳となったいまも渋いかっこよさで世を虜にしている。また、プライベートでは数々の女性とのロマンスが報じられてきた彼は、スーパーモデルからハリウッドを代表するグウィネス・パルトロウやジェニファー・アニストン、アンジェリーナ・ジョリーなどまで、豪華すぎる交際も世間の話題を集めてきた。本作でブラッドとついに共演を果たしたリヴもまた、これまで『アルマゲドン』のヒロインや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのエルフ族の姫など数々の大作で印象を残し、その美貌で世界中を魅了してきている。ブラッドは本作で描かれる“愛”について、「人は誰でも隠そうとしてもなんらかの痛みを抱えている。よりオープンになることによって“愛する人”との関係がより良いものになるんじゃないか?と考えながら作品を作り上げていったんだ」と持論を明かす。果たして、2人の関係性はどのように描かれているのか?2人の“愛”の形にも注目してみてほしい。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年09月16日ブラッド・ピットが主演し、共演にはトミー・リー・ジョーンズを迎えた本格スペース・アクション超大作『アド・アストラ』より、緊迫の本編映像が長尺で到着した。ブラッドが初めて宇宙に挑み、「この映画は、これまで自分が手がけてきた作品の中でも、最もチャレンジングな作品でした」と語った本作は、太陽系の彼方に消えた父の“謎”を追うストーリー。今回到着した映像では、「父を探し出せ」というミッションが与えられたロイ(ブラッド・ピット)が、父の旧友プルイット大佐(ドナルド・サザーランド)と経由地点の月に到着。しかしそこでは、地球各国から移住した人々が資源を巡る争いを繰り広げていた。そしてローバーに乗り込み、青い地球を見てひと時の癒しを感じたのもつかの間、突如“略奪者”が接近し、銃撃とカーチェイスが繰り広げられる。さらに、映像ラストでは、断崖に投げ出されてしまうシーンも。思わず手に汗握る緊迫の映像となっている。ジェームズ・グレイ監督は「映画をできる限り信じられるものにし、出来るだけ本物にこだわるというアプローチをとるようにした。そして未だかつて観たことのない最高にリアリティーのあるスペース・アドベンチャーを創ることが私のミッションなんだ」と語っており、“リアルさ”と“未体験の映像体験”の実現を追求したことを明らかにしている。この迫力の映像は是非大きなスクリーンで体感して。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年09月10日