ミラノコレクション、待望の最新作はカネボウ化粧品は1日、プレミアムブランド『ミラノコレクション』の最新作『カネボウボディフレッシュパウダー<ミラノコレクション2018>』を来年6月に発売することを発表。予約の受け付けを開始した。1991年に誕生した『ミラノコレクション』は、格式高い建築物や美しい彫刻など歴史的な文化遺産に溢れる優美な街、イタリア・ミラノをモチーフに、年に1度限定商品をリリースしている。上質なパウダーできらめく美肌へ6代目のボディパウダーとなる同商品は、ユズフラワー、ユズスプラウトといった貴重な香料を贅沢に使用し、上質なシャイン・フローラル・フルーティの香り。レンゲソウエキス・ヒアルロン酸・ローヤルゼリーエキス(保湿)配合したきめ細やかなパウダーが肌を優しく包み、汗・皮脂吸着パウダーがさらさらとした透明感ある肌を演出してくれる。毎年変わるパッケージデザインも、『ミラノコレクション』の魅力のひとつ。今年は「優美の天使」をテーマに、「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」「心を和らげる」「幸福」といった花言葉のレンゲソウをモチーフに採用。様々な変化や不安をしなやかに受け入れる、優しく清らかな心のあり方を、レンゲソウの花束を持つ天使の姿で表現している。価格は税抜き8000円。受注生産・限定販売となり、2018年3月中旬まで予約を受け付けている。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース※ミラノコレクション
2017年11月11日【fashion × nail 2018ss】日本ブランド”Ujoh(ウジョー)”のショーに参加Nail artist KAYOです。今年9月末にイタリアで開催されていたMilano Collection(ミラノコレクション)でランウェイのネイルを担当させて頂きました。以前から担当させて頂いている日本人デザイナーさんのブランド”Ujoh(ウジョー)”。今回も洋服からインスピレーションを沸かせて生み出したデザインです。ギャザーや立体感、アシンメトリーといった要素からイメージを膨らませました。ファッションをネイルに落とし込むネイルアーティストは、ファッションショーや雑誌などで、洋服に合わせたネイルを制作することがよくあります。その際に心がけていること。それは”洋服の柄などをそのまま描き写さない”という点です。柄物のテキスタイルなどは一番に目に飛び込んできやすく、印象も強いですが、そのまま落とし込むのでは面白みに欠けます。そこで私は全体のフォルムや動き、質感などからイメージを何層にも膨らませデザインを考えていきます。ファッションショーの楽しみファッションショーで使用するネイルは、あらかじめ制作しておいたデザインチップを当日モデルの爪に貼り付けます。当日までにチップのサイズ合わせをする時間はないので1人に対し約18~20枚のチップを用意し、ぴったり合うサイズを確認しながら装着します。今回のショーに参加したモデルは18名。総制作数は大変な数ですが、当日モデル達がネイルにもテンションを上げて喜んでくれる事。そして素敵なショーのお手伝いが出来る喜びは格別です!ファッションショーでは新作の洋服だけではなく、ぜひネイルにも注目してみてください。ネイルアーティスト/KAYO
2017年11月03日MSGM(エムエスジーエム)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク4日目の2017年9月24日(日)に発表された。エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)を退任し、自身のブランドに今季より再び専念する、デザイナーのマッシモ・ジョルジェッティ。創作意欲が一つの方向に統一されたからか、新作はエネルギッシュなものばかりだ。ファーストルックは、Red、GREEN、ORANGE、BLACK…と色の名前を集めたニットトップス&スカートのコンビ。これはここから始めるコレクションの予言書のような役割を果たし、ここに示された色彩が順々に登場する。どの色も鮮やかな発色。コンビネーションを楽しむように、タイダイ模様やチェック柄にしたものもある。シーズンピースは比較的オーセンティックなものを中心に揃えた。シャツ、ニット、トレンチコートなど。個性を育てるのは、先に述べたビビットなカラーリングと質感の違い、そしてブロークンディテールだ。ニットの裾や袖口はダメージ加工が施され、中にはクロップド丈にカットオフしたものもある。さらに、スプレーペイントとミックスすれば”ダーティー”な印象すら受ける。ビックサイズのパーカーやジャケットなど、マッシモらしいストリートの影響を受けたラインナップに加えて、今季は思い切りフェミニンに寄せた、ティアードドレスやパフスリーブワンピースなども仲間に加えた。素材はレースを用いて可憐なムード。ただし、足元はスポーティーなソックス&サンダルやカラーブーツで、アクセサリーは細みのサングラス。MSGMらしいマッシュアップの手法は、大切にしていることが伺える。
2017年09月28日トッズ(TOD’S)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク3日目の2017年9月22日(金)に発表された。ファッション・ウィーク真っ最中のミラノは、10月を目の前にしていることを微塵も感じさせないような陽気な気候。特に日中は太陽が照り付け、サマーシーズンを思わせるほど暖かい空気が流れている。そんな環境で展開されたトッズの新作は、「イタリアの夏」がキーワード。サンサンと照りつける太陽の光、流れゆく涼しい風。そんな豊かな気候を持つ母国への愛に満ちたワードローブが展開される。キーファブリックはもちろんレザーだ。トッズブランドを象徴する皮革は、ダブルブレザーになり、ボンバージャケットになり、バイカージャケットになり登場。なんたってパジャマシャツまでレザーで仕立てる心意気だ。イエロー、サンド、ライトブルーにほんのり柔らかなニュアンスをのせて、真心を込めたレザーピースを送りだす。イタリアンヘリテージに融合させたのは、スポーツの要素。特にテクニカルナイロンで仕立てたショートパンツは、シーズンピースといえる存在感。豊かな光沢、リズムを生むロープのディテール。プルオーバータイプのトップスやアウターとコーディネートすれば、軽やかで都会的な印象を生む。シューズラインからは、ゴンミーニをデニム地で仕上げたダブルT ゴンミーニが登場。またトッズのアイコンの一つであるウェーブ バッグはバックスタイルに進化。さらに、軽量さがポイントのニューバッグ・トッズ セラもローンチしている。
2017年09月28日スポーツマックス(SPORTMAX)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク3日目の2017年9月22日(水)に発表された。2018年で50周年を迎えるスポーツマックスは、アニバーサリーイヤーへのカウントダウンとして、ブランドの原点へ立ち返る。スポーツの着想ーこれが大きくクリエーションに影響を放ちアクティブな印象のワードローブを提案する。象徴的の用いられたのは、マルチカラーのストライプ。ソフトピンク、アクアグリーン、イエローなど多彩な色彩を組み合わせたこのモチーフが、裾に袖にウエストに、そしてウェア全体に散りばめられている。キーアイテムとなるのはトレンチコート。大きなポケットを斜めにつけた、ワークウェアのような機能的なアウター。異素材をドッキングしたロングコート。さらには、トレンチコートのベルトディテールだけがピックアップされ、トップスやアウターの胸元に大きくバックルをデコレーション。フード付きジャンパーやパーカー、ポンチョ、レギンスなどイタリアンスポーツのアイコンと交わり、機能性への探求心を色濃く示す。バッグはウエストポーチ型に、シューズはリボンディテールのフラットサンダルで、”動き”に対応できる軽快なラインナップだ。しかし、スポーツマックスが手掛けるのは、運動服ではないレディトゥウエアだ。その根本的な概念を呼び覚ましてくれるのがしなやかなシルエット作りであろう。ストレッチの効いた素材は豊かに延び、ボディの輪郭を露わにする。ストレッチの効いた素材は豊かに延び、ボディの輪郭、そしてインナーまでも明らかにし洋服そのもの正体を露わにする。トランスペアレントな素材は、肌の露出を絶妙にコントロールして官能性を優しく表現。また、ニット、オーガンザといった優しい素材選びも、快活なムードの中で一際フェミニンな印象を灯す。
2017年09月28日トラサルディ(TRUSSARDI)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク5日目の2017年9月24日(日)に発表された。今シーズンは、ブランドのヘリテージを大切にしながらも、スポーツ・ミリタリーなど異なるカルチャーを交えて、若々しい印象へとシフト。動きのあるディテール使いや鮮やかなカラーリング、カジュアルな素材の起用といった部分に、フレッシュなアイデアが行き届いている。象徴的なのは、ベルト・リボンの使い方。ジャケットの袖、ミリタリーパンツのサイド、カーゴパンツのポケット、キャミソールドレスの中央など、あらゆる場面でトレンチコートのベルトのような太いテープが使用されている。また、ドローコードも同様に、ロングドレスを中心に部分的に取り入れられ、躍動感をもたらしている。テーラードジャケット、セットアップといった、オーセンティックな装いは、コットン・リネンなどを使ってカジュアルダウン。全面に総柄模様を配した、ポップなものもある。ウィメンズに見られるプレシャスレザーを使ったアイテム。例えば、パイソンのスカートなどは、スウェットトップスやフード付きジャンパーなどと組み合わされ、着こなしによって軽さを纏わせた。スポーツミックスの象徴として用いられられたのは、メンズのサイドラインパンツ。トラサルディならではのしなやかなレザーで仕立てられ、上質なスポーツミックスといったどころだろうか。また、ウィメンズにはミリタリーシャツやジャンプスーツといったワークウェアのエッセンスが繰り返し混ぜ込まれ、エレガントなドレスルックとの中和を図る。
2017年09月27日ジル・サンダー(JIL SANDER)は、新クリエイティブディレクターにルーシー&ルーク・メイヤーを迎えて初となるランウェイショーをイタリア・ミラノで開催。ミラノ・ファッション・ウィーク4日目の2017年9月23日(土)に行われたこのショーは、これまでのショー会場とは異なる、青空の見える解放的な空間であった。彼らのクリエーションに影響を与えるものはシンプル、精神ただ一つであるという。ジル・サンダーの真髄である、感性、人間性、そして精神というキーワードを掲げ、完全と不完全の間の絶妙なバランスを追い求めることが今季の目的だ。デビューショーの幕開けは、白シャツがアイコンだ。ウィメンズは、白いシャツをドレスに仕立て、アシンメトリーなプリーツ、胸元のギャザー、ブラックレザーリボンのアクセントなどで遊ぶ。シャツ単体で登場させるときには、思い切り太くしたり、二枚の布をかませたり、ギャザーを寄せたり…アームで個性を出す。メンズの白シャツは、一見フェミニンにも感じるプリーツのアレンジ。右腕から左腕にかけて覆うように、首下まで細かなプリーツを配した。合わせるのはネイビーのコートまたはジャケット。制服のように登場するこれらの2ピースだが、やはりアウターもスタンダードとは一味違う。特にバックスタイルに表情を出すのが得意なようで、プリーツにしたり、中央でカットオフしたりする。ネイビー&ホワイトが規律正しく並んだ中で、掟を破るように登場するのはブランドコードであるブラックだ。艶のあるテキスタイルを黒色に染めてプリーツスカート、ドレスを作成。裾にはレースを。続くようにして、胸、足、腰、ランダムにフリルをあしらったドレスが現れる。時間の経過と共に崩れていく完全さ。メンズはオーガンザのシャーリングシャツ、フィッシュネットのニット。ウィメンズは自由気まままに動き廻るシースル素材を含んだ、異素材パッチワークドレスを展開する。さらには色の爆弾も投下。ブルーの幾何学的模様ドレスを紹介して、スタンダードカラーでまとめ上げたムードを崩壊する。かと思えば、途端に白一色の世界に。パンツスーツ、シャツ、ドレスの馴染みのアイテムをホワイトで統一して展開。ただし、序盤と異なるのは豊かなアレンジ。ピンストライプを前面にあしらったり、マクラメで部分的にデコレーションしたり、シルエットをビックサイズに変形させてみたり。しかし、今季のジル・サンダーが追い求めているのは完全と不完全の間だ。先に述べたホワイトワールドは一瞬で消え去り、キャメル、ブルー、グリーンが顔を出す。と思えば、テーラードと並んで、ポンチョ型のウィンドブレーカー、ゲージの荒いニットドレスまで。とことんごちゃ混ぜなのに、全て同じ精神に沿って仕立てられているため違和感がなく共存する。
2017年09月27日サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク4日目の2017年9月23日(土)に発表された。今季はメッザノッテ広場に特設会場が設けられ、フレッシュな香りが漂う草花の上にガラス張りのランウェイステージが引かれた特別な空間で展開された。今季のサルヴァトーレフェラガモは、女性の様々なオケージョンを意識した、バリエーション豊かなラインナップが特徴だ。ただし、どれもスタンダードに一捻りも二捻りも加えた、エクスクルーシブな仕上がりであることは間違いない。一つは、キャリアウーマンへ向けた新スタイルのオフィススタイル。スーツスタイルはリデザインされ、テーラードジャケットはノースリーブに、ストライプシャツは継ぎ接ぎパッチワークで遊び心あふれる仕上がりに。素材選びにもユーモアを持たせ、かっちりとしたシーンにあえてポップな素材を持ち込む。ジャケット、ベストの類には光沢あるシースルー素材を、シャツにはスポーティーなメッシュ地を取り入れた。また、職場を出たらパーティーにイベントに。そんなパワフルに遊ぶ女性をイメージしたのだろうか、オフスタイルも幅広いスタイルで展開。ベアトップとスカートのコンビ、フード付きジャンパー、ショートパンツとベアトップのスタイル。特に、象徴的に用いられたのはスリップドレスだろう。華奢なストラップ、斜めにカッティングした胸元。極めつけはばっくりと開いたバックスタイルで、ブラストラップやリボンディテールを添えた、官能的な後ろ姿を演出。デザインは様々で、総フリンジの躍動感溢れるものから優しいフラワー柄、オーガンザを上からアタッチしたものまで。並んで、ホルターネックスタイルのロングドレスも登場した。アクセサリーラインの担当者が変わり、このパイソンを使った小物も満載。ニーハイブーツやバッグ。特にバッグは、同じ形でサイズ違いで3つコーディネートしたり、ゴールドの金具と合わせたピアスを一緒に合わせてみたり。ジュエリーのような感覚で組み合わせ、取り換えを楽しめるデザインが多い。
2017年09月27日アキラーノ・リモンディ(AQUILANO・RIMONDI)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク4日目の2017年9月23日(土)に発表された。サルトリアの真髄を追求し、職人的な服作りを極めるアキラーノとリモンディ。今季は、力強いカラー、グラフィカルなセンス、幾何学的な要素などをキーワードとして寄せ集め、コレクションを進行する。一見シンプルなワードが揃っているように感じるが、これらの集合体となるピースは、パワフルで個性的である。ストライプ、チェック、ボーダー。普遍的な模様も、ランダムに、そして不均衡に合わせてみると、万華鏡を覗いた時のような魅力がある。ビーズの刺繍でラインを縁取ったり、異なる色のパッチワークも交えれば、より一層ユニークになり観るものを惹きつける。加えて今季は、デザイナーの名前から取ったロゴデザインも起用した。L、A、N、O…彼らの名前の一部が洋服を彩る要素として活躍する。カラーはブラック&ホワイト、差し色で強い赤を入れた。モノトーンでできたグラフィックは、幾何学的にカッティングしたスカートやドレスにのせた。四方八方に広がる裾は、豊かなボリュームを生み、高い位置に設定したウエストライン&太いベルトマークがスカート部分の重量感を引き立てる。また、融合させた要素としてスポーツのアイデアがある。ライン入りパンツ、ロゴTシャツ、タンクトップまたはヨガウェア風のトップス。また、ビニルやコットンに混じってジャージもキーファブリックとして登場させている。
2017年09月26日エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク4日目の2017年9月23日(土)に発表された。今季のマストハブアイテムとなるのは、スリップドレス。華奢なストラップ、大きく開いたバックスタイル、Vの字にカッティングされた胸元。あらゆるディテールで女性らしさを表現するこのドレスがシーズンの鍵を握る。アイテムそのものの個性を際立たせ、デコレーションもフェミニニティを意識。全面にまんべんなく配されたフラワーのチーフや繊細なレースワーク、そしてランダムなフリルまで表現のバリエーションは豊かだ。さらに、オケージョンに合わせて選べるよう、ラメを散りばめたり、スカート部分にボリュームを持たせたものもある。シースルーグローブと合わせればよりスタイルはドレッシーへと変わる。ショーはエンターテイメント性を持たせているのか、このフェミニンなコードに、突如として男性性を降り注ぐ。ミスマッチとしか言いようにない、ブルー&ホワイトのストライプ柄シャツやレザージャケット、ボンバージャケット、ピンストライプのテーラードジャケットがドレスとコーディネートされて衝撃的に登場する。最も意表を突いたのは、ダウンコートだろう。鮮やかな赤やグリーンに染め上げられたアウターはそれだけでも存在感が抜群であるのに、スリップドレスと交われば、スポーティーさとアクティブさをより発揮する。スリップドレス単体のモデルと、これらマスキュリンなアウターを羽織ったモデルが交互に顔を出せば、一方は開放感に満ち溢れているように、一方は強烈な官能性を内に秘めたように映り、コーディネートの幅の広さを感じさせる。
2017年09月26日マックスマーラ(Max Mara)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク2日目の2017年9月21日(木)に発表された。今季は、都会で生活する女性に向けたワードローブを提案。ブランドの根底であるエレガンスを尊重しつつも、アクティブさや遊び心を取り入れて、魅惑的なアーバンスタイルを築き上げている。シティウーマンの象徴として用いられてたのは、トレンチコートだ。マックスマーラカラー・キャメル色のトレンチコートは、透け感のある素材使いで、陽の光を通すほど軽やかな仕上がり。柔軟な発想でアレンジを加えたアイテムも。アーム部分を切り取り、ペンシルスカートへとトランスフォームしたトレンチコート風ボトムスは、バイオレットカラーで染め上げられ優し気な印象だ。オフィスの必須アイテムであるスーツも、今季はプレイフルにリデザイン。テーラードスタイルは、ボトムスをクロップド丈にカットオフして軽さを出し、全面に色とりどりの花模様を散りばめた。また、カジュアルなウェアは洗練された印象に昇華。両胸ポケット付きのカジュアルなジャケットには、センタープレスパンツを合わせ、デニムのセットアップは、裾を膝までロールアップしたボーイカットパンツをコーディネートし、スタンダードから離れた上質なものへと引き上げている。新しい取り組みとしては、マックスマーラのアーカイブロゴをデザインに起用したこと。ブランド創業から間もなくして生まれたサンドカラーのモチーフは、ジャガードに織り込まれたり、レザーにプリントされ、シャツやパンツの上から顔を出している。アクセサリーラインもニューカマーが加わり、オーバーサイズのバッグとクラッチ、そしてアイリスのサングラスといった新作が同時にランウェイデビューしている。
2017年09月25日エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)の2018年春夏コレクションは、モデル約30体に及ぶプレゼンテーション形式で発表された。ミラノ・ファッション・ウィーク2日目の2017年9月21日(木)のこと。マッシモ・ジョルジェッティがエミリオ・プッチを去った。迎える新シーズンは、クリエイティブチームが一丸となり、ブランドの原点に立ち返るものとなった。エミリオ・プッチに縁の深いカプリ島。美しい海に囲まれたこの島で、海とプールに挟まれた絶好のリゾートスポットに初めてのブティックを持ったのがブランドの始まりだ。セレブが集って夜な夜なパーティを繰り返すエリア。今季はこの地にインスピレーションを膨らませ、「プール パーティ」をキーワードにコレクションを進める。主役となるのは、そのまま海にもプールにもくり出せそうな軽やかなルックだ。スイムウェアに、シンプルなハーフスリーブワンピースとシャツドレス、そしてカフタン。裾には派手なクリスタルを、袖口にはオーガンザを重ねたデコレーションを添えてパーティ仕様に。カラフルなラッフル装飾は波の印象を、ポップなドット模様は泡のイメージを投影し、カリブ島のエッセンスを加えた。シルク、コットン、ジョーゼット。それにエミリオ・プッチならではのジャージ。これらをホワイト、アクア、オレンジ、エメラルドに染め上げる。プリントはすべてオリジナルの新作だ。「ビーチを上がったら、ガウンを羽織ってパーティだ!」そんな声が聞こえてきそうなほど、エミリオ・プッチガールの前にはガウンコートが多数揃う。濡れた頭を覆うべく、タオル地のヘッドドレスをトップに添えて。くるりとタオルを巻いたような形状だが、実は頭にはめるだけで、この渦巻シルエットが作れる優れもの。気軽さと遊び心はシューズラインにも影響を与えた。マルチカラーのサンダルは、レザージャケットーとPVC素材をミックスして個性豊かに。パンチングされたポインテッドトゥ、新型のカプリサンダルまで加われば、朝からは夜まで存分にパーティを満喫できるほど、バリエーション豊かなコーディネートが楽しめる。
2017年09月25日エトロ(ETRO)は、50周年を記念してメンズ・ウィメンズ合同ショーを開催。ミラノ・ファッション・ウィーク3日目の2017年9月22日(金)に、2018年春夏コレクションを発表した。テーマは、生命の樹を意味する「The Tree of Life」。家族経営のファッションハウスであるエトロ。ヴェロニカとキーン、兄と妹が家族が手と手を取り合って紡ぐ最新コレクションは、彼らの父親が若くして旅したインドからインスピレーションを得た。エトロのアイコン・ペイズリー柄がエキゾチックなカルチャーと交わり、新たな局面を追求するシーズン。メンズ・ウィメンズ同時発発表の記念すべきショーは、両者のモデルがランダムに入り乱れ、右から左からランウェイをまんべんなく闊歩する斬新な演出である。序盤は純粋さを象徴する白の装いから。ホワイトの顔料で特徴的な模様を描いたドレス、クリーム・アイボリーと同系色のグラデーションドレスなどが並んだ。蕾からゆっくりと花開くように、白いキャンバスにマスタードやイエローの差し色が施され、時の流れとともに、バイオレット、エメラルドグリーン、サーモン…といった色彩が顔を出す。頭角を現すアジアのカルチャー。ペイズリーと花模様をプリントしたシルクトップスは、チュニックのようなフォルムで異文化を主張。異素材をパッチワークしたウェアはカフタンのようであり、輝くゴールド、艶めくエメラルド。そういったジュエルで作られたピアスはシャンデリアのような存在感で、インドの王族をも思わせる。メンズ・ウィメンズ同時発表の醍醐味として、ジェンダーレスで提案されたルックも存在した。プリーツを配したコットンのジョッパーズパンツやワイドシルエットなパンツ。ウィメンズのパジャマシャツもパンツのセットアップで提案され、男性スーツ顔負けのクラシックなスタイルへと昇華している。男性服もこれの影響であろうか、斬新な佇まいに。力強いテーラリングを感じるブレザーやスモーキングジャケットも、渦をまくようにサイケデリックな模様が敷き詰められモダンに。合わせたタイには、ペイズリー型ジュエルを合わせ個性的なコーディネートを表現している。
2017年09月25日ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)は、2018年春夏メンズ&ウィメンズ合同ショーをミラノ・ファッション・ウィーク4日目の2017年9月23日(土)に開催。会場となったPalazzo Archintoは、1830年から1847年までの間、旧宅として使用されていた場所である。今シーズンのキーワードは、ずばりカラー。現在観光地となっている英国のケドレストン・ホールや、いくつもの宮殿を手掛けたスコットランドの建築家ロバート・アダムがインスピレーションになったとトーマス・マイヤーは語る。ランウェイには、くすみのあるグリーン、ピンク、パープルといったニュアンスカラーが並び、鮮烈なレッドが交わると引き締まった表情に変化する。パレットに反映して、今季はメンズ・ウィメンズ共に楽し気な印象だ。ウィメンズはとにかくデコレーションが多かった。パイソンのドレスにはハトメが飾られ、ワンピースにはフリンジ、透明のラウンド型パーツをたっぷりと。レングスは短めが主流で、パンツもワンピースもどれもミニ丈である。メンズとペアで提案されたのは、プルオーバーのアウターとレインコート。ビニルのような光沢素材で仕上げた、フード付きジャンパーも提案されている。メンズのジャケットスタイルも、これに伴いカジュアルに。スエード、アンティーク調のサテンなどのトレンチコートやブルゾンは、オーバーサイズでスポーツウェアさながらの軽やかな着心地。サイドラインのパンツやウォッシュドデニム風のトップス、パンツといった、ラフな装いも登場し、アクセサリーにバックパックやスニーカーを選べば、コーディネートはよりフレッシュで晴れやかな仕上がりとなる。
2017年09月24日ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク3日目の2017年9月22日(金)に発表された。エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)の新作は、先んじてイギリス・ロンドンで発表されたため、ミラノでアルマーニの最新コレクションに出会えるのは、このジョルジオ アルマーニだけとなる。今季はとても明るくプレイフル。ピンクやグリーン、パープル、レッド…ブライトカラーを寄せ集めたパレットは元気と勇気をくれる。コレクションの幕開けは、春の訪れを告げる花々の登場から。ポップなフラワーたちがジャケット、スカート、ドレスの上を優雅に飛び回り、ストライプ模様、格子模様といったグラフィッカルなパターンと交わっていく。キーピースとなるのは、ショートジャケットとミニスカートのコンビ。ボディラインを美しく見せるためウエストシェイプされたトップスは、裾を斜めにカッティング。合わせたスカートは、フレアなものからプリーツタイプまで様々であるが、フレッシュな空気感は統一され、歩く度にふわふわと揺れ、躍動感に溢れている。後半にかけて登場するイブニングラインも、デイウェアのムードを受けて軽やかな印象だ。ほぼほぼ全てミニ丈スカートで統一され、ソフトなテキスタイルで仕立てられている。ブラックの下地に浮かび上がるスパンコール刺繍はもちろんだが、マルチカラーの”ポンポン”装飾も華やかなアクセントに。帽子やスタイルに散りばめられ、黒一色の世界に明るい光を差している。
2017年09月24日ヴェルサーチ(VERSACE)が、イタリア・ミラノで発表した2018年春夏コレクションは、ブランドにとってメモリアルなコレクションとなったであろう。ジャンニ・ヴェルサーチが没後20年を迎えた。アニバーサリーコレクションとなる今季は美術展覧会が行われるミラノ・トリエンナーレが会場に選ばれた。座席には一つの冊子が置かれている。カレンダーサイズのそれには、ジャンニが手掛けてきたアーカイブプリントがいくつも記されていた。そして、この冊子がこれから開かれるランウェイショーにつながっていく。始まりの合図と共に「Thank you ジャンニ、we love you.congratulation genious」といったジャンニを讃えるサウンドが流れる。ジジ・ハディッド、ベラ・ハディッド含む豪華モデルが纏うのは、アーカイブ作品から生まれたウェア。中でも、ヴェルサーチならではのシルクプリントは美しい。ブラック&ゴールドの「BAROQUE」、アニマルモチーフの「ANIMALIER」、インディアンの姿を描いた「NATIVE AMERICANS」、ヒトデや貝を現した「TRESOR DE LA MER」など、1997年からのブランドの軌跡を辿る思い出の数々が、ボディコンシャスなシルエットにのる。クラシックなシャツ、スポーティーなブラトップ。そしてシェイプされたジャケット&ドレス。デニムをモードへと昇華させたセットアップや、シャツ&スリムパンツで作るカーボーイルック、ペールトーン一色のロゴTシャツ&パンツスタイル、女性らしいベアドレスまで数々のスタイルが披露される。モデルたちは3体、4体で並んで歩いたり、1体で優雅に舞ったり。最もエンターテインメント性が高かったのは、フィナーレを終えた後のこと。会場のライトが消え、再びステージに明かりが灯ると、ジャンニの栄光を讃えるかのように往年のトップモデルがドナテラと共に顔を見せた。ナオミ・キャンベル、シンディ・クロフォード。「Gianni this is for you」のサウンドにマッチする、華麗な笑顔を見せていた。
2017年09月24日アルベルタ フェレッティ(Alberta Ferretti)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク初日の2017年9月20日(水)に発表された。花模様が彩る、ロマンチックで詩的なフェレッティの姿はどこへやら。今季は、春夏シーズンの到来を楽しむかのように、ハツラツとしたスイムウェアからのスタートである。背中のカッティング方やネックのつき方で個性を出したワンピース水着。ラフなカーディガンやシャツを羽織り、頭にはつば広のハットをのせて、リゾート気分を満喫している。一方、色彩選びは陽気なムードを差し置いて慎重に。ブラック&ブラウンと、厳格な色彩がキーカラーに選ばれている。ワントーンのドレスルックの登場と共に、ビーチシーンから一転、進行方向はシティへと向かう。変わらずベースカラーは黒または茶色。スイムウェアの余韻を残し、バックスタイルは大きくカッティングされ、リボンディテールが首元を飾ったドレスが並ぶ。時間と共に色濃くなる都会のムード。レザーベルトのアクセントや、ギャザー、スリットといった技法が加わると、ドレスはより豊かな表情を見せていく。さらに素材にも変化が。レース、ニット、シースルー地とテキスタイルのラインナップが増えれば、生地を重ね束ねて…と遊び方もバリエーション豊富になる。ラストにかけては、装飾でより豪華に。ふわふわと揺れ動くフェザー、光を纏って輝くビジュー、鱗のように配されたレザーパーツ、生き生きした植物の姿を映し出す立体刺繍。これらがドレスの上で踊り出し、会場全体を軽快なムードからドラマティックな世界へと導いていく。
2017年09月24日アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)の2018年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで2017年9月20日(水)に発表された。日本人デザイナー中島篤が、ミラノに挑むのは4シーズン目。今季はミラノ・ファッション・ウィーク初日にランウェイショーを行った。テーマは、合体、連合などの意味を持つ「coalescence」。サブテーマとして「多様な造形物を分解し、一つの被写体へ結合」というキーワードが添えられている。今シーズンもKinKi Kids堂本剛のソロアルバムからセレクトしたサウンドのもと、衣服の解体&再構築ショーが繰り返される。ただし、今季はデザイナー中島篤の変化に気付かされた。数シーズン続いていた和の要素が払拭されている。着物や帯といったジャパニーズカルチャーは排除され、トレンチコート、モッズコート、デニムジャケット、スウェットパーカーといったクラシックなアイテムが解体の対象となっている。これらをカットアウトし、ジップによって立て替えていく。身頃全体は幾何学的に分解され、異素材が一つに調和。さらにこのジップ切り替えにより、異なるアイテムの装着を無限に広げ、アームの着脱、シルエットの変形など、自由度の高いカスタマイズが可能となっている。後半からは、再構築アイテムに打って変わって、パッチワークウェアがランウェイを彩る。小さなパーツを幾何学的に配置し完成した、スウェットパンツやシャツワンピースなどが肩を並べる。また、ピンク、ブルー、イエローといったポップカラーの登場など、色彩の豊かさも後半戦の醍醐味。特に、メタリックシルバーのパラシュートワンピースやウィンドブレーカーといった類は、スポーツウェアのような軽快な仕上がりで、涼し気な印象をもたらした。
2017年09月23日エトロ(ETRO)が、9月22日21時(ミラノ現地時間同日14時)より、2018年春夏ウィメンズ&メンズコレクションによる初の合同ショーを開催。ショーの模様は公式ウェブサイト()にてライブストリーミング配信される。今シーズンのテーマは、“THE TREE OF LIFE”。公式サイトやSNS(ハッシュタグ「#ETROTreeOfLife」)では、このコレクションにインスピレーションムービーや、キーンとヴェロニカにより語られるストーリー、 メイキングムービー、舞台裏なども随時アップされており、またFacebook、Instagram、Twitterでもショーのライブ配信が行われる予定。中継はこちらからも視聴が可能(※会場の都合等で開始時間が遅れる可能性有り)。
2017年09月22日ブルマリン(Blumarine)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク4日目の2017年9月23日(土)に発表された。コレクションは、ブラック&ホワイトのドレスに、フリル、プリーツといった可愛らしいエッセンスをのせて歩み始めた。ショルダーラインから長く伸びたリボン、胸元にあしらわれたフリル。色彩は抑えて、ディテールとシルエットで女性らしさを作る、引き算の考え方がシーズンムードのようだ。素材は、シフォン、シルク、レースを中心に、柔らかな印象のものを選んだ。レースを差し込んだチャイナ風ブラウス、パフスリーブのシフォンドレス。深く入ったスリットは脚線美を美しくみせ、V字にカッティングされた胸元は女性から可憐さを引き出してくれる。マニッシュな装いは、少しのタッチでフェミニンに変化させる。ブラックのトップスはカシュクール型にして、オールインワンはオフショルダーに整えてエレガントに見せた。ブルマリンを象徴するフラワーは、プリントと刺繍ディテールで登場。コレクションの高まりを表現するかのように、中盤から後半にかけてパレットに彩りが宿り、フラワープリントドレスが連なる。スズランの花刺繍はドレスの裾や襟元、袖口などを優雅に彩りフェミニンな風を運んでくる。
2017年09月17日緑に囲まれた異国を思わせるおしゃれなショップジェラート専門店「Gelateria Marghera(ジェラテリア マルゲラ)麻布十番店」は本場イタリアのジェラートが味わえると評判の人気店。お店の入口にはウッドデッキが敷かれ、緑に囲まれた落ち着いた空間となっており、都会にいることを忘れてしまいそうです。店内に入るとジェラートの甘い匂いが漂い、ショーケースにはフルーツの素材の色を活かした色とりどりの鮮やかなジェラートが並んでおり、どれにしようか選ぶ時間もワクワクします。期間限定メニューも充実していて、訪れるたびに新しい味に出会えますよ。ミラノでしか味わえない本場の味が日本に上陸!「ジェラテリア マルゲラ」は、1979年にミラノの高級住宅地でオープンしました。昼夜問わずジェラートが生活の一部となっているイタリアで、ジェラート専門店の草分けとして瞬く間に人気の店に成長。オープンから30年以上たった今でもミラノの人たちを魅了する老舗ジェラート店です。そんな「ジェラテリア マルゲラ」が2013年に海外初出店の地として選んだのが東京・麻布。おしゃれな町並みの中でヘルシーな味わいとバラエティに富んだ本場イタリアのジェラートが味わえると、開店以来評判を集めています。本場ミラノで人気のNo.1フレーバー「グラナダ」ミラノ本店で人気No.1フレーバーであるイチゴとザクロを組み合わせた「グラナダ」が2017年7月、日本に初上陸しました。旬のフルーツのフレッシュ感そのままに、イチゴとザクロの鮮やかな赤と甘酸っぱい味わいがミラノっ子に大人気のフレーバーです。暑い夏にもぴったりのさっぱり味が特徴。ジェラートは、ピッコロサイズとグランデサイズの2種類から選ぶことができ、グランデサイズは2つのフレーバーを組み合わせることもできます。旬のフルーツとジェラートのパフェ「ドポチェーナ」旬のフルーツと2~3種類のジェラートを組み合わせた「ドポチェーナ」は、ジェラートだけでは物足りないという人におすすめメニューです。ブルーベリーやオレンジなど、フルーツをふんだんに使ったフレーバーから、チョコミントやヘーゼルナッツなど大人のフレーバーまで幅広く揃っているので、その日の気分によって選べます。イタリア老舗ジェラート店の味を東京麻布で「ジェラテリア マルゲラ」の人気の秘密は、バラエティ豊富なフレーバーにあります。旬の新鮮なフルーツにこだわり、フルーツの味をいかしたフレーバーを気軽に楽しむことが可能です。ミラノで創業してから、職人という意味のArtigianaleを掲げ、ふんわりとしたやわらかい食感とヘルシーな味わい、見た目も美しく鮮やかなジェラートを、伝統的な製法で作り続けています。東京メトロ南北線「麻布十番駅」の4番出口を出て通りをまっすぐ約4分進んだところにお店はあります。イタリアに行ったつもりで、本場のジェラートを楽しみたいときにおすすめ。ミラノっ子に30年以上愛され続けている老舗の味は一度試してみる価値ありです。スポット情報スポット名:ジェラテリア マルゲラ 麻布十番店住所:東京都港区麻布十番 2-5-1 1F電話番号:03-5772-3283
2017年08月30日パーム・エンジェルス(Palm Angels)の2018年春夏コレクションが、ミラノファッションウィーク最終日の2017年6月19日(月)に発表された。ブランドのインスピレーション源は、ロサンゼルスのヴェニスビーチやマンハッタンビーチの独特な雰囲気とそこに住む人々の習慣。今シーズンは思い切りそのテーマを活かしたモチーフがあしらわれている。ヤシの木を羅列させたテキスタイルはその筆頭で、パーカーからトラックスーツまでに採用された。アイテム自体は両極端のシルエットで、タイトなスイムスーツやリブニットがあれば、ワイドすぎるカーゴパンツに、これまたワイドすぎるベルスリーブのトップスも提案されている。これらアイテムの中で、共通していたのは何かを“防衛”するということ。消防士をイメージしたようなスタイリングが終始一貫されている。中にはTシャツに「FIRE」とあしらって、ワイドパンツをギラギラの防火布で仕上げているものだってある。一方でオレンジのカラーはレスキュー隊のイメージからだろう。ライフセーバーがに欠かせない、救命胴衣みたいなボリュームいっぱいのダウン、スイムスーツも登場している。スタイリングでいえば、フードはかぶった後にギュッとコードを絞ったかたちで、タートルネックは顔をすべて覆ってしまう。それから、サングラスやケープ付きキャップは彼らには必需品だ。ジャケットであろうとTシャツであろうとお構いなしに、命綱のようなベルトを体に巡らせているのも興味深い演出だった。
2017年06月23日マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)が、2018年春夏コレクションを、イタリア・ミラノで2017年6月17日に発表した。今シーズンは、マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン流、独特のビーチスタイルの提案だ。カラーパレットに採用したのはサンセットの空。ブランドのアイコンカラーである赤から始まり、グラデーションとなって、オレンジ、黄色、そして黒へ移り変わる。そのグラデーションと共に表現されたのは、グラフィカルなプリントの数々。ヤシの木はいつも見慣れた陽気さとは異なり、モードな雰囲気を煽る。あるいは、幾何学的に羅列されたブランドマークやピクセル化されたカモフラージュ柄などが、プリントだけでなくジャカードとして立体的にも表現された。そんな中、突如として現れたミッキーマウスは、蛇が渦巻くパンチの効いたプリントからできたものだ。このような色柄の力強さとは対照的に、ナイロン、キャンバス、ギャバジン、洗いをかけたコットンなど夏という季節に適した素材を配置し、決して重くならないように軽やかさを見出した。デニムのイージーパンツや、テクニカル素材のセットアップなど、素材とフォルムの緩急のさじ加減が秀逸で、いずれにおいてもリラクシングなアイテムへと昇華している。スタイリングは、パーカーやボックスシャツ、ジャケット、トラックパンツといったオーソドックスなサーフスタイルの構図。ハワイアンシャツにハーフパンツといったサーファーさながらのルックも登場している。しかしながら、足元は常にスニーカー。分かりやすくもいつも通り、ストリートの基盤を守り続けている。
2017年06月21日品質・デザインとも高評価のメモリアル商品株式会社カネボウ化粧品は、「カネボウ フェースアップパウダー(ミラノコレクション2018)」の2017年12月16日の発売に先んじて、6月1日から店頭での予約受付を開始した。「ミラノコレクション」は同社が毎年のメモリアル商品として限定発売するプレミアムブランド。同ブランドは保湿成分とデザインを更新する上に、6月1日~9月中旬の期間に予約された数量のみを限定生産する。さらに、仕上がりの品質とデザイン性が評判を呼び、9年連続でおしろい市場の売り上げトップを保持するなど、伝説のフェースパウダーとして知られる。2018年版は優美がテーマネーミングの「ミラノコレクション」は、ミラノの建造物などをデザインのモチーフとして統一することで、コレクションに対する消費者の思いを高める目的がある。2018年版では「優美」をデザインテーマに掲げ、モチーフには「優美の天使」と、“心を和らげる”“幸福”の花言葉をもつ「レンゲソウ」を選んだ。美術品と見まごう高級感漂うクラシカルなデザインの容器、その天面とおしろい表面にモチーフをあしらっている。フェースパウダーはヒアルロン酸、ローヤルゼリーエキスと共に、モチーフのレンゲソウエキスを保湿成分に配合したことで、きめが細かく感触なめらかな透明感をたたえた肌を実現する。付属のパフはふっくらとカシミヤのような柔らかさが特徴で、仕上がりを補完する。「カネボウ フェースアップパウダー」容量24グラムを税抜き価格12,000円で、レフィル付きのセット「カネボウ フェースアップパウダーセット」は同容量を20,000円で販売する。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社カネボウ化粧品ニュースリリース
2017年06月13日ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)から、定番モデル「ミラノ(MILANO)」のビルケンシュトックショップ限定モデルが、日本の各直営店舗および公式オンラインショップにて数量限定で登場。「ミラノ」は、1978年に「アリゾナ」の後継モデルとして誕生した、バックストラップが足をしっかりと固定するタイプのサンダル。ストラップによって常に足裏とフットベッドが密着した状態にあるため、安定した歩行をサポート。疲れにくく、その履き心地やデザインから長年多くのファンを生んでいるモデルだ。今回は、ビルケンシュトックショップ限定取り扱いアイテムとして、コーディネートに取り入れやすい「ネイビー」と「ブラッシュドブラウン(キャメル)」の2色を展開。ビルケンシュトックのオリジナル素材「ビルコフローヌバック」を採用したことで、通常のレザー素材よりも軽く、リーズナブルな価格を実現した。人気の「アリゾナ」にバックストラップが加わり、より機能的なプロダクトへと昇華した「ミラノ」は、タウンユースはもちろんのこと、スポーツ、リゾートなど幅広いシーンで活躍してくれそうだ。【商品情報】「ミラノ(MILANO)」ビルケンシュトックショップ限定カラー※発売中。価格:11,000円+税サイズ:22.5〜28cmカラー:ネイビー、ブラッシュドブラウン(キャメル)取扱:日本の直営店舗および公式オンラインショップ【問い合わせ先】ベネクシー/ビルケンシュトックカスタマーサポートTEL:0120-206-450
2017年04月10日モト ゴー(MOTO GUO) の2017-18年秋冬コレクションが、2017年3月23日(木)東京・渋谷ヒカリエにて発表された。2017年1月にミラノでもショーを開催したモト ゴー。昔から東京ファッションに憧れていたというデザイナーが披露したのは、日本あるいは世界各国の、ある少年のドキュメンタリーだ。上裸にピンクのショーツという衝撃的なルックで幕を開けたコレクションは、儚いノスタルジックな雰囲気に包まれていた。パジャマを彷彿とさせるピンクやパープルのストライプコットン、背中に背負ったフリル付クッション、トップスとしてスタイリングされたブランケットなどは、子どもの眠りのイメージだろうか。そして、学ランをベースにしたセットアップ、小学生の制帽のような帽子、ジャケットのポケット横に差し込まれた鉛筆、割烹着のように袖口や裾を絞ったリボン、子供が描いたようなイラストの装飾など、あらゆるディテールに、少年時代の記憶を映した要素が繰り返された。素材には、コットンのほか、フェルトやコーデュロイ、ウールなど、柔らかな空気感のものを採用。それらをパステルカラーやファンシーな色合いでカラフルに彩った。パターンは、肩を落としたゆるいシルエットと、制服のようにかっちりとしたシルエットのものが登場し、遊びと学校、2つのシーンを生きる少年の日常を浮かび上がらせた。また、コットンのシャツワンピースにシルエットが同じスカートをまるで1着の服のように重ねたり、ロングシャツの半身に透ける素材を重ね付けしたりする、レイヤードを活かしたデザインも今季の特徴だろう。異素材を重層的に構成していくことによって、一見するとファンキーなワードローブが、完成度の高い独創的なファッションへと昇華されていく。ヴィンテージの要素が昔から大好きだというデザイナーは、過ぎ去った時代の少年たちにとっての日常を、現代人にとっても魅力的に感じられる姿に描き直して見せた。
2017年03月26日スポーツマックス(SPORTMAX)の2017-18年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。ブラック、ホワイト、ネイビー、シックな色彩にフラッシュカラーとして、ハツラツとしたオレンジを内包したコレクション。今季は、ブランドの原点ともいえるイタリアン スポーツウェアに新たに向き合っている。スポーツウェア、その存在を確立するのはハイテク素材の起用だ。ハリのあるナイロンや艶やかなPVCが先陣を切って登場している。落ち着いた印象のウールジャケットも、内側にはナイロンを忍ばせ、リバーシブルで着用できる使用。ドレスにはポイントとしてカラビナ風ディテールを、ニューバッグも太めのストラップ付きで機能性を追い求めている。さらに、躍動感を加速させているのが、コンピュータースクリーンを想起させるデジタルパターンである。「Run」「Ready Steady Run」そしてスポーツマックスのロゴが、駆け巡るようにニット、ナイロンシャツ、ドレスの上を走っている。反して、シルエットはフェミニンに。キュッと絞ったウエストラインや肌にフィットするボディシェイプなフォルムが象徴的である。また、フロントにジップのアクセントを効かせたドレスやシルクのワンピースなどは、ふわりと左右に広がりエアリーで軽やかだ。なおスポーツマックスは、今季‟See now, Buy now”に取り組み、ランウェイに登場したブランドロゴ入りスウェットをコレクション発表に合わせて販売している。
2017年03月01日エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)の2017-18年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。スポーツテイストを基軸にこれまでクリエーションを進めてきた、マッシモ・ジョルジェッティが、今シーズン新境地に挑む。イブニングウェア、デニムを筆頭としたデイウェア、さらにジェットセッターを対象に、トロリー・ウィークエンドバッグを揃えたトラベルラインまで幅を広げ、1日の様々なシチュエーションをエミリオ・プッチらしく解釈する。そんな新しいアプローチを支えるのは、アップルグリーンやブライトオレンジといったポップな色彩と、落ち着きのあるピーチピンク、チョコレートの4色である。シーズンフレーバーが香る、華やかな世界にアイデンティティであるペイズリー柄と、昨シーズンから続くストレッチの効いたジャージ素材を融合させる。シルエットはアシンメトリーなカッティングとボリュームで大胆に遊んだ。ロングドレスは、身幅と同じくらいの横幅のアームを取り付けたり、ワンショルダーデザインにしたり。新登場となるデニムも、ポップカラーでステッチを施し、同色のフリンジをサイドにあしらって動きをつけた。70’sのエッセンスも取り込み、パンツはフレアに。ストーンやスパンコールなど煌びやかな装飾も取り込んだセットアップスタイルは、エキセントリックな要素が差し込まれている。一部アーカイブもあるが、ほぼほぼ全てのペイズリー柄はマッシモのオリジナルである。プリントだけでなく、ジャカードで表現したものも存在し、厚手のコートなどになって登場している。また、「ニューアニマルプリント」と名の付いたアニマルパターンにも初挑戦。オレンジ×ブラック、ホワイト×ブラックといったゼブラを想起させる大胆な色柄が、鮮烈なデビューを迎えている。
2017年02月28日マックスマーラ(Max Mara)の2017-18年秋冬コレクションが、2017年2月23日(木)イタリア・ミラノで発表された。今シーズンは、スウェーデンで生まれた「誠実さこそ美の源である」という思考からインスピレーションを得た。北欧文化の代表・インテリアにも影響を与えたこの考え方は、素材そのものの持ち味を存分に生かすというもの。マックスマーラは、ここを起点に、イタリアの伝統的なサルトリアに北欧らしい趣を加え、今シーズンを進めている。キャメル、グレー、そして鮮烈な赤といった、マックスマーラを代表するカラーがランウェイを訪れる。それぞれの個性を尊重するかのように、どのルックもワントーンでコーディネート。そのため、シアリングの立体感やケーブルニットの編地、カシミヤの光沢感など、素材の個性が際立ってる。デザインはシンプルに、オーセンティックなエレガンスを追求。中核となるのは、アイコンであるコートで、シアリングやニットなど新鮮な素材をぶつけ、フィット感やシルエットにこだわり抜いたクラシックなピースにモダンさを投じる。スタイリングしたのは、タイトスカートやハイネックニット。ピンストライプのスーツやワイドパンツといったマスキュリンなウェアや、フーディ型のジャンプスーツ・手袋といった遊び心溢れるアイテムが、豊かなリズムを生む。レイヤードは控えめな印象でロングスリーブトップスに、ニットベストやベアドレスを合わせる程度。全体的にスッとしたシルエットのためか、ウエストラインからプリーツを配した新デザインのフレアスカートが、より一層優美に感じられる。
2017年02月27日