幼い娘がいるつむぎさんには、夫には言えないヒミツがありました。それは「BL(ボーイズラブ=男性同士の恋愛を描いた作品)漫画」を読むこと! しかし、非オタ(オタクではない)の夫に嫌われたくなかったつむぎさんは、結婚を機に大好きだったBL漫画を封印することに……。ところが、日ごろのストレスも相まってか、次第につむぎさんのBL熱が再燃。そして、結婚前はやさしかった夫は、今では「妻は家事をやって当たり前」とモラハラ気味になっていました。 夫を怒らせたかも!?急いで帰らなきゃ……ある日、私は娘を夫に預け、久しぶりに大学時代の友人たちとごはんへ。 久々に友人と過ごす楽しいひとときに、思わず時間を忘れて楽しむ私。帰り際には、つむぎさんは広告代理店に勤める友人からイラストを描く仕事をしてみないかと誘われました。 つむぎさんは小さい娘がいるからと一度はためらいますが、ママでもできると聞いてやってみたい気持ちが芽生えます。 しかし、友人と別れスマホを確認すると夫から大量の着信が。 慌てて夫に電話を掛け直すと、「早くかえってこい!」と一喝。私は自宅まで走って帰ると……。 つむぎさんが恐る恐る玄関に入ると、そこには怒った夫の姿が。 「カラオケ? いい気なもんだな」そのひと言を皮切りに、夫は友人と遊んできたつむぎさんがまるで悪者かのように責め立てます。半日娘を預けたことについて嫌味を言う夫に、つむぎさんは働きたいと言い出せるはずがないと、ひっそり涙を流すのでした。 翌朝、夫は共働きの同僚のことを話題にし、「家を守るのが女の仕事だろ」と母親が働くことを批判します。しかし子どもが大きくなったら母親も働くべきと、人の人生を都合よく考える夫につむぎさんはもやもやが拭えません……。 普段から家事も育児も妻がやって当然という夫の言動に、つむぎさんは「私だって働きたい」と思いが募っていくのでした……。 子どもを持つ母親が働きたいと思っても、面接に連れていくわけにもいかず、なかなか思い通りにいかないことが多いのが現実ですよね。だからこそ夫の理解が必要なのですが、つむぎさんの夫に理解してもらうにはまだまだ時間がかかりそうです。 仕事も家事も、本来どちらもそれぞれに大変なこともあれば、やりがいもあるはず。専業主婦だからと一方的に見下すのではなく、夫婦それぞれが思いやって生活を営むことが大切なのではないでしょうか。 つむぎさんが趣味も仕事も子育ても、いきいきと楽しめる日が来るのを願うばかりですね。著者:マンガ家・イラストレーター モリコヨリイラストレーター、漫画家。2児の母。書籍等で漫画、イラストを執筆している。コミカルからシリアスまで画風は幅広い。趣味は雑貨店巡りや神社仏閣巡り。『秋田県民の謎』(KADOKAWA)では、あるある4コマ漫画を執筆。
2023年09月03日幼い娘をもつつむぎさんには、夫には言えないヒミツがありました。それは「BL(ボーイズラブ=男性同士の恋愛を描いた作品)漫画」を読むこと! しかし、非オタの夫に嫌われたくなかったつむぎさんは、結婚を機に大好きだったBL漫画を封印することに……。ところが、日ごろのストレスも相まってか、次第につむぎさんのBL熱が再燃! 夜な夜な夫に隠れてBL漫画を読みふける日が続いていました。ある日、夢中になってBL漫画を読んでいたため、寝坊してしまったつむぎさん。急いで朝食の支度をしようとすると、遅れて起きてきたつむぎさんに夫が激怒! 寝坊のことを叱るだけではなく、つむぎさんに対してモラハラ発言まで投げかけます。いつからかこじれた夫婦関係に、つむぎさんは思い悩みました。 ママになって久しぶりのひとり時間を満喫! と思いきや…私は夫に娘を預け、久しぶりに大学時代の友人と会うことに。 普段不機嫌な夫も、今日は機嫌が良さそうでひと安心だったのですが……。 大学時代の友人もBL好きで、会話が弾むつむぎさん。友人たちとは学生時代、BL漫画もよく描いていました。 しかし、今では友人はバリバリのキャリアウーマンに。自分と比べて仕事もプライベートも順調そうな友人を前にして、つむぎさんは疎外感のようなものを感じました。 友人と楽しんだ帰り道。つむぎさんは「うちの仕事やってみない?」と広告代理店に勤める友人からイラストを描く仕事に誘われました。 つむぎさんは小さい娘がいるからと一度はためらいますが、ママでもできると聞いてやってみたい気持ちが芽生えます。 友人たちと別れ、夫に帰る連絡をしようとスマホを見ると、夫から大量の不在着信が。慌てて電話をかけると、「早く帰ってこい!」と夫の怒声が聞こえ、つむぎさんは急いで帰宅するのでした……。 専業主婦のつむぎさんが、社会に出て活躍する友人が輝いて見えると思う気持ちも理解できます。 しかし、専業主婦も家庭を守るという立派な仕事。つむぎさんもしっかりと家事に育児にと頑張っているため、働いている友人と自分の境遇を比べて、引け目を感じてしまう必要はないですよね。 専業主婦として、家事や育児を両立しながら家庭を支えているつむぎさんには、胸を張って自信を持ってほしいですね!著者:マンガ家・イラストレーター モリコヨリイラストレーター、漫画家。2児の母。書籍等で漫画、イラストを執筆している。コミカルからシリアスまで画風は幅広い。趣味は雑貨店巡りや神社仏閣巡り。『秋田県民の謎』(KADOKAWA)では、あるある4コマ漫画を執筆。
2023年09月02日幼い娘がいるつむぎさんには、夫には言えないヒミツがありました。それは「BL(ボーイズラブ=男性同士の恋愛を描いた作品)漫画」を読むこと! しかし、非オタ(オタクではない)の夫に嫌われたくなかったつむぎさんは、結婚を機に大好きだったBL漫画を封印することに……。ところが、日ごろのストレスも相まってか、次第につむぎさんのBL熱が再燃! 夜な夜な夫に隠れてBL漫画を読みふける日が続くのでした。 家族には内緒の至福の癒しタイム!私は娘と夫が寝静まったのを見計らって、夜な夜なBL漫画を楽しみます。 唯一の癒しであるこの趣味は、絶対夫には言えず……。 つむぎさんはBL漫画に熱中するあまり、夜更かしして朝寝坊してしまいます。急いで朝ごはんの支度をしようとすると、先に起きていた夫が新聞を叩きつけ一喝。 「働いてないんだからメシぐらい作れよ!!」とつむぎさんを怒鳴りつけ、乱暴に扉を閉めて出ていってしまいました。つむぎさんは夫の言葉に震えが止まらず、心臓の鼓動が激しくなります。 「いつからこんなふうになってしまったんだろう……」夫が出て行った部屋で、つむぎさんは座り込んで思い悩むのでした……。 つむぎさんがすくみ、震えるほどの声で怒鳴る夫。 さらに、夫からはつむぎさんに対しての一方的なモラハラ発言まで飛び出します。ここまで高圧的に言われてしまうと、怖くて何も言い返すこともできなくなってしまいますよね。 つむぎさんは、何度も寝坊を繰り返しているわけではないはず。夫の一方的に怒鳴りつける姿に、ここまで怒る必要があったのだろうか? と思ってしまいますよね。著者:マンガ家・イラストレーター モリコヨリイラストレーター、漫画家。2児の母。書籍等で漫画、イラストを執筆している。コミカルからシリアスまで画風は幅広い。趣味は雑貨店巡りや神社仏閣巡り。『秋田県民の謎』(KADOKAWA)では、あるある4コマ漫画を執筆。
2023年09月01日