三谷幸喜が手掛けるパルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW ヴァンプショウ」がこの夏、上演されることが決定した。楽しく旅する5人組の吸血鬼。うっそうとした森に囲まれたさびれた山間の駅にたどり着く。駅には駅長と、電車を待つ女性が一人…。本作は、1992年にサードステージのプロデュース公演として初上演された伝説の舞台。2001年には、パルコ&サードステージ提携プロデュースとしてPARCO劇場にてキャストを一新し、池田成志演出で上演された異色のホラーコメディ。21年ぶりの復活となる今回は、2001年版の出演者、河原雅彦が演出のバトンを受け継ぎ、キャストには、現在放送中のドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」に出演する岡山天音、『今日から俺は!!』「インビジブル」の平埜生成、『銀魂』「勇者ヨシヒコと導かれし七人」の戸塚純貴、「獣電戦隊キョウリュウジャー」の塩野瑛久、「アンナチュラル」「シグナル」の尾上寛之が決定している。なお、チケットは7月2日(土)に一般発売が行われる。パルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW ヴァンプショウ」東京公演は8月8日(月)~28日(日)PARCO劇場にて上演。※愛知、大阪、福岡公演あり(cinemacafe.net)
2022年05月27日三谷幸喜作、河原雅彦演出によるパルコ・プロデュース2022『VAMP SHOWヴァンプショウ』が2022年8月8日(月)~28日(日)、東京・PARCO劇場にて上演される。本作は、1992年にサードステージのプロデュース公演として初めて上演された伝説の舞台。2001年にはパルコ&サードステージ提携プロデュースとしてPARCO劇場にてキャストを一新し、池田成志の演出で上演された、三谷幸喜作、異色のホラー・コメディ。西村雅彦、古田新太、池田成志(1992年)、佐々木蔵之介、堺雅人、河原雅彦、橋本じゅん、伊藤俊人(2001年)と、当時の若手実力派俳優が出演してきた幻の作品が21年ぶりに上演される。今回演出を手がけるのは2001年版に出演していた河原雅彦。キャストにはドラマ『最愛』や『ミステリと言う勿れ』などに出演し癖のある役も難なくこなす高い演技力で評価されながら、現在放送中の『恋なんて、本気でやってどうするの?』で不器用ながらも主人公の親友にアプローチする不思議男子・克巳を演じ普段の役とのギャップでTwitterトレンド入りも果たした岡山天音、映画『今日から俺は!!』や連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に出演し、『インビジブル』では主人公の刑事人生を大きく揺るがせた事件で殉職した安野慎吾を演じたことも記憶に新しい平埜生成、映画『銀魂』やドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』に出演し、2022年春放送の『ユーチューバーに娘はやらん!』ではユーチューバーの不安定だが冒険家なタックタックを演じるなど多くの作品で抜群のコメディーセンスを発揮している戸塚純貴。『VAMP SHOW』出演者左から)塩野瑛久戸塚純貴岡山天音平埜生成尾上寛之さらに獣電戦隊キョウリュウジャーで注目を集め、バンド女王蜂のMV(『KING BITCH』)出演や現在放送中の連続ドラマ『探偵が早すぎる〜春のトリック返し祭り〜』では、主人公に熱心にアプローチする会社の同僚・大谷和馬を演じ話題を呼んだ塩野瑛久、そしてNHK連続テレビ小説『ひよっこ』での頼もしい兄から、NHK連続テレビ小説『カーネーション』では不憫な次男、ドラマ『アンナチュラル』『シグナル』の連続殺人犯役と演技の幅が広く、どんな役柄でも自分のものにしてしまう個性派俳優尾上寛之と今後益々期待される若手演技派俳優たちが結集した。楽しく旅する5人組の吸血鬼。うっそうとした森に囲まれたさびれた山間の駅にたどり着く。駅には駅長と、電車を待つ女性がひとり・・・。8月の東京公演を皮切りに愛知、大阪、福岡と巡演予定。チケット一般発売は7月2⽇(土)より。<これまでのVAMP SHOW>山間の寂れた駅で、5人の青年がある女性と出会うことで始まる物語。明るく楽しい旅行者の青年たちは実は吸血鬼で・・・。初演は1992年。俳優・池田成志の「怖くてびっくりするホラーな芝居がやりたい」、から始まった本企画。中心に流れる話は魅力的でないと成立しない、と脚本を三谷幸喜に依頼。三谷幸喜作品らしい笑いはもちろん、ゾクっとするホラー要素が加わり、若手俳優たちの演技合戦も魅力的な、見どころ満載の傑作ホラー・コメディが誕生した。2001年版では、それぞれ演劇界を中心に実績を重ね、映像にも活躍の場を広げ注目されていた、堺雅人、佐々木蔵之介、橋本じゅん、河原雅彦、伊藤俊人らが演じ、舞台俳優の魅力と演劇の面白さを存分に発揮した。そして、2022年。様々な作品で欠かせない存在となっている実力俳優が集まり、新たな『VAMP SHOW』が誕生する。2001年「VAMP SHOW」PARCO劇場撮影:谷古宇正彦◎1992年2/24-3/8@スペースゼロ他(サードステージプロデュース)作:三谷幸喜演出=板垣恭一、池田成志出演:京晋佑、西村雅彦、古田新太、池田成志、まつおあきら / 一橋壮太朗(三谷幸喜)、藤井かほり◎2001年6/2-7/8@PARCO劇場、7/13-22@大阪シアター・ドラマシティ(PARCO&サードステージプロデュース)作:三谷幸喜演出:池田成志出演:堺雅人、佐々木蔵之介、橋本じゅん、河原雅彦、伊藤俊人 / 手塚とおる、松尾れい子■公演情報パルコ・プロデュース2022『VAMP SHOWヴァンプショウ』【東京公演】2022年8月8日(月)~8月28日(日)会場:PARCO劇場※愛知、大阪、福岡公演あり作:三谷幸喜演出:河原雅彦出演:岡山天音平埜生成戸塚純貴塩野瑛久尾上寛之 ほか後援(東京公演)=TOKYO FM 企画・製作=株式会社パルコ⼊場料金(全席指定・税込):一般‐10,000円全席指定グッドプライス‐9,000円U-25チケット‐6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書※コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換※「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可(連席ご希望の場合は指定席をご購入ください)⼀般発売日:2022年7月2⽇(土)チケットぴあ: 公式HP:
2022年05月27日「菅田さんは脚本家の三谷幸喜さん(60)に会ったことがないんです。いつか対面するときのために、大泉洋さんが『三谷さんのボケにつっこめ!』と接し方を伝授してくれたそうですが、菅田さんは『初対面では無理ですよ』と笑っていたみたいですよ」(芸能関係者)『鎌倉殿の13人』で源義経を演じている菅田将暉(29)。従来のイメージを覆す義経像が話題だが、役づくりは手探りだったようで……。「三谷さんが描く義経は突拍子もない言動が多いですからね。菅田さんとしては、義経の言動の真意を三谷さんに直接聞きたかったでしょうが、三谷さんは現場にまったく来ないのでそれができず、苦労したと思います。そのうえ乗馬や弓などの練習もしなければいけないわけです。『役者人生でいちばん難しい役』だと言っていました」(NHK関係者)そんな難役に挑戦すると決まったとき、菅田には「頼りたい」と頭に浮かんだ人物がいたようだ。「役者の知人から聞いたのですが、『(三浦)春馬さんに大河の話を聞きたかったな』と菅田くんが漏らしていたそうです」(制作関係者)三浦春馬さん(享年30)と菅田は3歳差。ほぼ同世代だが、菅田は“影響を受けた俳優”として春馬さんの名前を挙げたこともある。「年齢は近いですが、春馬さんは子役出身なので、キャリアは菅田さんより10年以上長い先輩なんです」(テレビ局関係者)’11年の春馬さん主演のドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)で初共演。以降、つかず離れずの交流が。「私生活でよく遊ぶ仲ではなかったはずです。でも役者として互いに一目置いていたんじゃないかな。春馬くんが、菅田くんの舞台を見に来て楽屋を訪ねていたこともありましたからね」(菅田の知人)’17年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』で、2人は親子の役を演じた。菅田にとっては初大河で、戸惑いが多かったようだ。そんな菅田を春馬さんは激励に訪れている。「親子役ながら共演シーンがなかったんですが、春馬さんはわざわざ差し入れを持って菅田さんの現場を訪れました。演技を褒められて、菅田さんは照れくさそうにしていましたよ」(別のNHK関係者)激励の背景には、春馬さんなりの現場づくりの意識もあったのかもしれない。春馬さんはインタビューで俳優としてのポリシーを次のように話していたことがある。《いいパフォーマンスのための勉強と同時に、チームでモノづくりをする、人の気持ちのつかみ方、癒し方も学びたい》(「LEE」WEB版’19年9月19日配信)人を大事にしていた春馬さんの在り方を、菅田は『鎌倉殿』の現場で遺命として思い出したのではないだろうか。「菅田さんはふと春馬さんのことを思い出すことがあるそうです。小栗旬さんら役者仲間との話題で、自然と名前が出ることもあるとか」(前出・制作関係者)春馬さんの思いを胸に、義経は間もなくクライマックスを迎える。
2022年05月20日女優の長澤まさみと見上愛が出演する、JRA・第89回日本ダービー(Gl)の新CMが6日からWEB公開、8日から放送される。新CMでは、長澤と見上が日本ダービーの優勝馬のゼッケンを掲げながら登場し、過去のレースで描かれてきた期待や誇り、人の思いを語る。東京競馬場での撮影では、前日にみぞれが降った影響で冷え込んだ芝生の上からスタート。長澤は寒さを感じさせない凛としたたたずまいで撮影に臨み、見上は元気あふれる笑顔を見せていた。■長澤まさみ&見上愛インタビュー――撮影を終えていかがでしたか? 苦労した点を教えてください。長澤:朝が早くて、前日に雪が降ってた影響なのか……口が回らなかったというのが、今日の思い出になりました(笑)。見上:私は、そんなに朝は早くなかったんですけど、思ったより風が冷たくて……目にも風が入ったりで……春だと思ってたんですが(笑)。――日本ダービーは“最も運のある馬が勝つ”と言われていますが、お二人が今まで「一番運がよかった!」と思うことは何ですか?長澤:そうですね……“まだ分からないところ”かな、と思います! 「この先何が起きるか分からないっていう楽しみがある!」と思える人生という事が一番、運がイイのではないかなと思っています。見上:今、元気にこうして立っていられることが、とても運がイイことだなと思ってます!――日本ダービーは、競馬に関わるすべての人(ホースマン)が目標とする、競馬界で最高の舞台ですが、お二人にとって、将来こんな事をやっていたい! こんな人になっていたい! ……という将来の目標はありますか? またそれは何ですか?長澤:どんな事も受け入れられる、大きい人になりたいですね。それはいつも目標として掲げている事でもあるので、そういう自分になれてたらいいなと思います。見上:あったかい人でありたいなと思いますし、人にも自分にも優しくできていたらいいなと思います。
2022年05月06日俳優の長澤まさみと永瀬正敏が、映画『百花』(9月9日公開)に出演することが19日、明らかになった。同作は川村元気による小説『百花』の実写化作で、川村自身が監督・脚本を手掛ける。レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)とピアノ教室を営む泉の母・百合子(原田美枝子)は、過去のある「事件」をきっかけに、わだかまりを感じながら時を過ごしていた。そんな中、不可解な言動をするようになる百合子が認知症だと診断される。その日から、泉は記憶を失っていく母と向き合うことになる。今回、泉(菅田)と同じレコード会社で働き初めての出産を控える泉の妻・葛西香織を長澤まさみ、百合子(原田)の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男・浅葉洋平を永瀬正敏が演じることが決定した。同作にはほか、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴が出演する。特報映像は「こんなにきれいなのに、いつか忘れちゃうのかしら」とつぶやく百合子の姿から始まり、ピアノで「プレリュード」が奏でられる中、美しく儚い花火が泉と百合子の背中越しに映し出される。親子の現在と過去の記憶が交じり合う映像の最後には「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」と泉の切ない気持ちが零れる。○長澤まさみ コメント川村監督は芯の根というものがすごくピュアな人だな、と思っています。今まで色々な作品をご一緒させていただいてきた中でも、心が温かくて、よく俳優のことをみてくだっている方だと感じていますし、プロデューサーという立場で培ってきた川村監督の冷静さに、凄く信頼しています。今回は、監督が撮りたいものが撮れればいいね、という話を菅田さんともするくらい、温かい気持ちにさせてくれる監督でした。共演させていただいた菅田さんは、軟体動物みたいに何にでもなれちゃう凄い人だな、と改めて思いました。人の、隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではないですし。この人なら信頼が置けると思いました。本作は、記憶なのか、現実なのか、幻想なのかわからない描写が沢山あるので、そういうところが、どんな映像になってくるのかが楽しみです。きっと映画館で観るべき映画になるんだろうなと思っています。○永瀬正敏 コメント撮影を通して、川村監督は、自分の撮っている画の中にいらっしゃる人達や物達に、凄く愛情をもっていらっしゃるのを感じましたし、その分、画の作りには厳しい”ぶれない監督“でした。1シーン1カットで作っていくというのは、かなりの勇気がある決断だと思うので、現場では、監督やスタッフの皆さん・共演者の皆さんと、一緒にその決断をしっかり受け止めつつ、楽しみたいなと思いながら撮影していました。また、共演させていただきました、原田美枝子さんは、デビューする前から、尊敬する俳優さんで、今まではここまで深くがっつり心を通わせる役で、ご一緒したことがなかったので、とっても嬉しかったです。この作品は、原作も監督が書かれていて、「今の時代にどうしてもこの作品をとりたい」という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います。様々な世代の、色んな立場の人が、本作のキャラクターを追って、楽しんで観ていただける作品になっていると思います。○川村元気監督 コメント何本もの映画をともに作ってきて最も信頼している俳優のひとりの長澤まさみさん、そして子供の頃からスクリーンで見てきた憧れの俳優である永瀬正敏さんに、わたくしの初監督作品に是非お力をお借りしたいと、出演をお願いしました。長澤まさみさん演じる香織は、泉と百合子の間で、その複雑な母子関係を見つめる役です。目の前で記憶を失っていく義母、失われていく義母にどう接したらいいかわからない夫、そしてみずからはお腹のなかの子どもがまもなく生まれようとしている。この奇妙な親子が気付けていないこと、失われていくものと新たに生まれくるものを、香織を通して描けたらと思いました。香織は、このシリアスな親子の前でもユーモアと愛情をもって生きている人物です。決して近寄りすぎませんが、とはいえしっかり寄り添っている。その人間的な距離感が、長澤まさみの持っている魅力だと思いました。その人間性、そして愛情のようなものを香織という役に与えてもらえたらと思ったのです。永瀬正敏さん演じる浅葉は、母子のとある事件に絡み、百合子の秘密を知る、とても重要な役です。子供の頃、通い詰めていた横浜黄金町の映画館で観た永瀬さんの『私立探偵 濱マイク』シリーズに夢中になりました。情熱的でありつつも、どこかに消えてしまいそうな危うさを、いまだに永瀬さんのお芝居を見ていると感じます。小説『百花』を書いている時から、どこか頭の片隅に永瀬さんの姿がありました。わたくしにとって日本映画の原体験でもある永瀬正敏さんに、お力をお借りできたらと思いました。果たしてお二人とも、素晴らしい演技で、複雑な母子の輪郭を見事に浮かび上がらせてくれました。お二人のおかげで映画が何倍も力強くなったと確信しています。(C)2022「百花」製作委員会
2022年04月19日「大事なものをどんどん失ってしまう。何か、すがるものを探しているというか、生きるためのたくましさがあったのでは……」4月11日、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で八重役を演じる新垣結衣(33)はスポーツ紙各紙のインタビューで、八重の心境をそう推察していた。17日の放送回では、小栗旬(39)演じる主役・北条義時と八重が晴れて夫婦に。さらに2人の間に、義時の次の第3代執権となる泰時が誕生するシーンが描かれた。大河のロケが行われている伊豆の国市には八重ゆかりの眞珠院がある。まさに“ガッキー効果”で参拝者が急増しているという。「コロナ禍で中止が続いていた年に1度の『八重姫まつり』ですが、今年は4月10日に4年ぶりに開催できました。非常に多くの方々がお参りに来ていただきました」そう喜ぶのは稲井弘純住職だ。「大河が始まってからは、もうすごい反響です。以前とは比べものにならないほど、御朱印なども求める方が多くなり、土日は駐車場が満車で駐車待ちの状態です」だが実は、八重は悲劇的な末路をたどる伝承が残っていた――。「頼朝が伊豆に流され、伊東祐親の娘・八重姫と知り合い、やがて息子・千鶴丸をもうけます。平家との関係悪化を恐れた祐親は幼児を殺害し、八重姫を自分の館に幽閉してしまいます」(稲井住職)『鎌倉殿』でも大泉洋(49)扮する源頼朝との子が殺されるなどの悲劇は描かれていたのだが……。「八重は1180年7月16日、館を抜け出し頼朝に会いに行きますが、すでに北条政子と結ばれていたのです。ショックのあまり八重は館に帰る途中、『私自身の身を犠牲にして、今後こんな悲しい女性が現れないように守護神になりましょう』と言って、この眞珠院近くの真珠ヶ淵に身を投げたんです。これは、資料などに残っているわけではなく口伝され、眞珠院にずっと伝わっているものです」史実としての八重の生涯について、東京大学史料編纂所の本郷和人教授はこう語る。「八重については歴史上の資料はほとんどありません。伊東祐親の娘で頼朝との間に1児をもうける。そして祐親に2人の仲を裂かれ子供を殺された。史実として確かなのはここまでです」■専門家は「義時と八重の結婚は歴史学的には完全にフィクション」と断言大河では、八重がその後、義時と夫婦になり泰時を出産しているが、本郷教授は「歴史学的には完全にフィクション」と断言する。「史実では、義時との間に泰時を産んだのは阿波局という側室です。この阿波局が八重と同一人物という可能性はゼロですね。阿波局は、頼朝の御所で働いていました。ですから主人は頼朝の妻・政子になります。あれだけ激しい政子が、夫の元妻を同じ空間に置くとは考えられません」大河では八重が御所に行き、一時期、政子(小池栄子)のもとで働くシーンが描かれていた。これは脚本を務める三谷幸喜(60)オリジナルの八重ということになる。NHK関係者はこう語る。「歴史好きの三谷さんは原則として史実を忠実に再現することを心掛けています。そのうえでドラマを面白くするために登場人物をどう膨らませるかを常に考えています。従来、悲劇の女性として描かれてきた八重に関心を持った三谷さんは『新垣さんに演じてほしい』と熱心にオファーしたといいます」大泉と新垣の過去の共演作が起用のきっかけの一つだったという。「’14年公開の新垣さん主演映画『トワイライトささらさや』で彼女は大泉洋さんの妻、そして自身初となる母親役を演じました。この映画のポスターを、三谷さんの監督作『ラヂオの時間』や『みんなのいえ』を手掛けたイラストレーターが描いており、三谷さんもこの映画を見ていたといいます。『鎌倉殿』でも頼朝と八重との間に子供が生まれることから、新垣さんに白羽の矢が立ったそうです。意外なことに三谷さんは新垣さんと仕事をするのが今回が初めて。撮影に入る前に15分会っただけでした」(前出・NHK関係者)制作関係者もこう語る。「かねて新垣さんの演技を高く評価していた三谷さんは今作で『逃げ恥』の、みくり役のイメージを塗り替えたいと強く思っていたそうです。八重は意志が強く、自分の思いに忠実に行動できる女性。実際に会った新垣さん本人と重なる部分が多々あり、新たな八重像が広がったと聞いています」■三谷は《新垣さんは稀有な女優さんだと思う》と絶賛三谷は今年初め、『朝日新聞』の連載エッセイでこうつづっていた。《僕は当て書きの脚本家。俳優さんありきで、その人にどんな役を演じてもらったら面白いか、どんなセリフを喋ってもらったら楽しいか。そこから物語を作っていく》《新垣さんは稀有な女優さんだと思う。(略)ほんの小さな眉の動き、固く結んだ唇が少しだけ緩む瞬間。そういった細かい表情で気持ちを表現する。これってとんでもなく難易度が高いこと》《きっと信じられないほど台本を読み込み、役を自分に落とし込んでいるのだろう》(「三谷幸喜のありふれた生活」’22年1月27日付)前出のNHK関係者が続ける。「三谷さんはもちろん八重が身投げしたという伝承をご存じでした。とはいえ、八重が江間次郎という男性に嫁いだという別な説もあり、江間の領地が伊豆の北条館の目と鼻の先だったことから、義時と結婚するという今回のシナリオが誕生したといいます。三谷さんは新垣さんを2人の英雄と結婚する美女“クレオパトラ”と評し、撮影後も『自分が思い描いていた以上の八重さんでした』とベタ褒め。難役にプレッシャーを感じていたという新垣さんは『全部報われました』と安堵していました」前出の稲井住職も“三谷版”八重についてこう語る。「三谷さんはいろいろな伝承をつなぎ合わせて義時が結婚した女性が八重姫だったということにしているんでしょう。それはそれで、物語的には楽しいですけどね(笑)」史実を超越した、義時と八重の新たなラブストーリーには三谷の“ガッキー愛”が詰まっていた。
2022年04月19日菅田将暉と原田美枝子が親子を演じる、愛と記憶の物語『百花』。この度、本作に長澤まさみと永瀬正敏が出演していることが明らかになり、特報映像も公開された。長澤さんが演じるのは、泉(菅田さん)と同じレコード会社で働き、初めての出産を控える泉の妻・香織。「菅田さんは、軟体動物みたいに何にでもなれちゃう凄い人だな、と改めて思いました。人の、隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではないですし。この人なら信頼が置けると思いました」と夫役の菅田さんの印象を明かし、「本作は、記憶なのか、現実なのか、幻想なのかわからない描写が沢山あるので、そういうところが、どんな映像になってくるのかが楽しみです。きっと映画館で観るべき映画になるんだろうなと思っています」とコメント。永瀬さんが演じるのは、百合子(原田さん)の秘密を知り、事件と深い関わりを持つ浅葉洋平。「原田美枝子さんは、デビューする前から、尊敬する俳優さんで、今まではここまで深くがっつり心を通わせる役で、ご一緒したことがなかったので、とっても嬉しかったです」と共演を喜び、「この作品は、原作も監督が書かれていて、『今の時代にどうしてもこの作品をとりたい』という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います。様々な世代の、色んな立場の人が、本作のキャラクターを追って、楽しんで観ていただける作品になっていると思います」と本作について説明した。さらに合わせて、ピアノで繊細な「プレリュード」と圧倒的映像美が織りなす特報映像も公開。親子の現在と過去の記憶が交じり合う中に、ポン・ジュノ監督や山田洋次監督が本作へ思いを寄せたコメントも挿入。ラストは、「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」という泉の切ない気持ちが溢れ、感涙を予感させる仕上がりとなっている。ほかにも本作には、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴が出演していることも明らかになった。『百花』は9月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:百花 2022年9月9日より全国にて公開©2022「百花」製作委員会
2022年04月19日女優の長澤まさみ、見上愛が出演する、JRA日本中央競馬会「UMAJO」の新CM「♪UMAJOのうた」編が11日より放送される。新CMでは、2022年のJRA年間プロモーションキャラクターを務める長澤と見上が登場。二人が「UMAJO」になって、ウマと触れ合ったり、ファッションやスイーツを楽しんだりと競馬場での楽しみ方を、歌や踊りで表現している。○■長澤まさみ、見上愛インタビュー――撮影を終えていかがでしたか?長澤:あっという間に終わってしまって、すごく楽しい撮影でした。歌ったり、ちょっと踊ったりして、かわいいCMになったんじゃないかなと思います。見上:ちょっと踊りは難しくて、何度かやり直しさせていただいたんですけど、そこもかわいいんじゃないかなと思います。――今回「UMAJOになりました」という事ですが、最近始めた「私〇〇始めました!」という最近始めたことを教えてください。見上:2個も一気に始めちゃってるんです! 「ピラティス」と「料理」を始めました。長澤:お〜〜〜! どうですか?見上:素晴らしい人間になっていってる気がします(笑)。(長澤さんは)始めたい事ありますか?長澤:私は「編み物」を始めたいです。お裁縫は子供のころ、すごく好きだったので、ちょっと手仕事みたいなものをやりたいなって思ってます。見上:何作りたいですか?長澤:かぎ網で「コースター」とか作りたいです。まずは簡単なものから。見上:楽しみにしてます!――「UMAJO」になってやってみたいことはありますか?長澤:私は「UMAJOスポット」に行って、カフェで友達とお茶をしたりしたいです。見上:私は、外でピクニック気分で、天気のイイ日に友達と、お馬さんが走っているのを見られたらイイなと思います。――CM内で流れる「オリジナルソング」を聞いたときの第一印象を教えてください。見上:カントリー調で、すごい明るい気持ちになる曲だなと思いました。長澤:難!って思いました(笑)。これは歌えるんだろうか? っていう心配がありました。見上:お気に入りの歌詞は……「モリモリ筋肉にぐっときて」っていう所がすごく好きです!長澤:そこはちょっとビックリしたよね(笑)! 私は……やっぱりサビの部分の「私たちUMAJOになりました」ですね。これはすごく耳に残るフレーズなので、イイなと思いました。長澤:ポーズは苦戦したね(笑)。見上:苦戦しました(笑)。長澤:私たちが苦戦したポーズを是非見てください!――「オリジナルソング」を歌ってみていかがでしたか?長澤:歌ってみたら歌ってみたで、すごくリズミカルなので覚えちゃうとずっと口ずさんじゃう曲だなと思いました。見上:私は、最初の印象よりも歌ってみて、「難っ!」と思いました(笑)。――自分の歌を採点するとしたら何点ですか?長澤・見上:難しい〜〜(笑)。長澤:頑張ったから……「100点」にしとこう!見上:そうですね!
2022年04月11日「三谷さんにはMCの経験がありません。それでも今回抜擢された背景には、“相棒”安住アナの意向があるんです」(TBS関係者)4月2日の放送から『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)のMCを務めている三谷幸喜氏(60)。前任のビートたけし(75)の後を継ぎ、安住紳一郎アナ(48)と共に番組の進行を担う。現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)も手掛けている人気脚本家の三谷氏と、TBSを代表するアナウンサーの安住アナ。異業種の2人だが、実は親交が深いようだ。「2人は’13年の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)で初めて共演しました。以来、プライベートでも連絡を取り合う仲になったそうです」(前出・TBS関係者)交流を重ねるにつれ、「信頼関係が生まれていった」と前出のTBS関係者は続ける。「’19年7月放送の『ぴったんこカン・カン』で番組冒頭から“重大発表がある”と言い、後半までその内容を隠して煽っていました。視聴者は安住アナの結婚や退社を予想しましたが、重大発表とは“安住アナが東京五輪のキャスターに就任した”ということ。当時、視聴者として見ていた三谷さんは『ああいう演出はよくない』と安住アナに“クレーム”を送ったそうです。安住アナはそんな本音を包み隠さず言ってくれる三谷さんを頼もしく感じており、MC起用の決め手になったと聞いています」いっぽうの三谷氏がMCのオファーを引き受けたのには、“打算”があると芸能関係者は明かす。「三谷さんの『Nキャス』1本のギャラは80万円だそうです。前任のたけしさんのギャラは180万円から200万円ほどといわれているので、たけしさんの半額以下。それでも、MC初挑戦の文化人枠としては異例の高額なんです。大河の脚本のギャラは約2千万円で、映画は1本800万円から1千万円。大河は約2年間拘束される大仕事なので、三谷さんは収入減を心配していました。そんななか『Nキャス』のオファーは“渡りに船”だったそうです」三谷氏がギャラを重要視するのには、理由があるようだ。「三谷さんは’13年7月、19歳下の一般女性と結婚。そしてその翌年6月、52歳で初めてお子さんが生まれました。その後、前立腺がんが見つかり、’16年に手術することに。改めて『家族をなんとしても守っていかなくては』という気持ちが強くなったといいます」(前出・芸能関係者)『週刊文春』’21年12月30日号で、《(家庭をもつまで)ギャラが幾らかなんて考えたこともなかった。でも今は違う。三谷家のため、仕事を選ぶ基準はまずそこですから》と語っていた三谷氏。『Nキャス』での活躍次第では、“MC転身”で荒稼ぎする日が来るかも!?
2022年04月08日現在公開中のアニメーション映画『SING/シング:ネクストステージ』より、稲葉浩志演じるクレイ・キャロウェイと、長澤まさみ演じるアッシュのデュエットシーンの本編抜粋映像が到着した。前作から引き続き長澤さんが演じているのは、ヤマアラシのアッシュ。すっかり地元の人気ロックスターとなって登場している。そして、稲葉さんが演じているのは、表舞台から姿を消した伝説的なロックスター、ライオンのクレイ・キャロウェイ。物語の中で最も重要な新キャラクターだ。この日本語吹き替えバージョンは、日本盤サントラにも入っていないため、聞けるのも観られるのも現在は劇場だけ。地元を飛び出したバスター(内村光良)らが、クレイを説得してエンターテインメントの聖地での一世一代のショーを成功させようとするというストーリーの中で、このシーンはクレイが仲間たちに背中を押され、ついにステージに立つというクライマックス直前の重要な一場面となっている。2人が歌うのは、「U2」初期代表曲のひとつ「I Still Haven't Found What I'm Looking For」(邦題:終わりなき旅)。本作オリジナル版の劇中では、「U2」のボノ(クレイ・キャロウェイ)とスカーレット・ヨハンソン(アッシュ)が歌っている。吹き替え版で歌われる「歩いてゆこう。ひとつになれたら、なれたら世界は変わる。心の奥に隠している傷あと見せて、風に希望はためいて。終わらない旅をいざゆこう。終わらない旅をいざゆこう~」という歌詞は、オリジナル詞を尊重し、本作のテーマである<一歩踏み出す勇気、さらなる挑戦>を表現(日本語歌詞監修:いしわたり淳治)。自らの殻を破り歌うクレイはもちろん、地元での成功に甘んじることなく、上を目指したバスターと仲間たちをも体現。さらに、この成功の先の未来にも“さらなる挑戦”があることを伺わせる、前向きな気持ちになれるワンシーンとなった。同シーンについて稲葉さんは「発売された当時、よく聞いていた曲。まさか自分が日本語の歌詞で歌うことになるとは想像していなかった」とふり返り、「15年ぶりに人前で歌うという葛藤を超えてステージに立つクレイを、自分がアフレコの歌唱を終えた後に見て感慨深かった」とコメント。長澤さんは「稲葉さんがやってくれるんだ!と驚きがありました。(キャスティングを)聞いた時の印象はぴったりすぎて楽しみでしかなかったです。稲葉さんの声を聴きながら歌った時は、しびれました。クレイを稲葉さんが演じて下さってよかったなと思いました」と語っている。(※歌はそれぞれ別録り)3月18日(金)に公開された本作は、初登場から2週連続で興行ランキング1位を獲得し、引き続き好調で累計興収約16億7千万円、動員約133万人(3月30日現在)を突破。また、日本語吹き替え版には、内村光良、MISIA、長澤さん、坂本真綾、田中真弓らの続投ほか、ジェシー(SixTONES)、アイナ・ジ・エンドが新たに参加。早くも字幕版・吹替版のW鑑賞をした観客も続出している。『SING/シング:ネクストステージ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:SING/シングネクストステージ 2022年3月18日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2022年04月01日アニメ映画『SING/シング:ネクストステージ』(3月18日公開)より、アッシュ役を演じた長澤まさみがパワフルな歌声を披露する特別メイキング映像が14日、公開された。2017年週末動員ランキング4週連続1位&最終興収51億円超えの大ヒットを記録した『SING/シング』の続編となる本作。主人公バスター・ムーンといつもの仲間たちが、世界で誰も見たことがないようなスペクタルなショーをやり遂げるため、新たな挑戦をする。内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)ら豪華声優陣の続投に加え、新キャラクターの声優としてジェシー(SixTONES)さん、アイナ・ジ・エンドさん、そして稲葉浩志の参加も大きな話題となっている『SING/シング:ネクストステージ』。長澤演じるヤマアラシのアッシュは、前作では傷つきながらも一人でステージに立ち自分の殻を破って圧巻のパフォーマンスを披露していたが、すっかり地元の人気ロックスターとなって今作にも登場。アッシュは、稲葉演じる、表舞台から姿を消した伝説的なロックスターであるライオンのクレイ・キャロウェイに寄り添う重要な役どころだ。このたび今作のカギを握るアッシュを演じた長澤の特別メイキング映像が公開された。前作で日本中を魅了した圧倒的な歌声は今作でもさらに磨きがかかり、長澤演じるアッシュが、クレイに寄り添う中弾き語った「Stuck in a Moment You Can’t Get Out Of」(U2)の日本版の歌唱シーンから始まる映像では、どこか切なそうに歌うアッシュと表情をシンクロさせながら安定の歌唱力をみせている。インタビューで今作のアッシュについて聞かれると「母性を感じられる様な、大人の女性になっている」と分析。様々な経験を経て、周りにも気を配り声をかけるアッシュは「魅力が増しているなと思います」とその変化を語った。そして注目の歌唱について、今作ではどれも雰囲気の異なる合計4曲を歌唱するとあって、最初は「歌えるのかな」と焦りを感じつつも、徹底した練習と準備によって乗り切ったことを告白、「心に残る、一度聞いたらずっとからだの中を巡っているような素敵な曲を歌えて光栄です」と笑顔で振り返った。さらに大人になったアッシュと自身が重なる部分も多くあったそうで、「共感できる部分が多く演じやすかったというか、自分がアッシュを見届けている気分で収録をしました。」と明かした。印象的だったシーンを聞かれると、映像の冒頭にも流れたアッシュがクレイに寄り添いながら“歌でクレイを惹きつけるシーン”を挙げ、「セリフではなく、歌で心を繋げるシーンになっていると思うのでとても印象的です」とコメント。クレイ・キャロウェイ役の稲葉との共演が実現したことに「“まさか”っていうキャスティング」と驚きを隠さず。「稲葉さんの声を聞きながら歌ったときに、ちょっと痺れました。やっぱり、クレイを稲葉さんが演じてくださってよかったなぁって、思いました」と興奮の収録を回顧した。最後に「たくさんの素敵な歌を、映画館の方でみなさんに聞いていただけたらと思います」と本作を楽しみにしている人々にメッセージを寄せた長澤。4曲の歌い分けはさることながら、稲葉演じるクレイとのデュエットシーンも用意されているということで大注目だ。(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2022年03月14日「非常に今後が楽しみになる義時像でした」1月9日にスタートしたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。脚本の三谷幸喜(60)は、主演の小栗旬(39)にこのようにメールしたという。視聴率は17.3%と、同時間帯ではトップの数字を記録し、順調な滑り出しとなった今作。その撮影の裏側では、こんな出来事がーー。【1】出演者が困惑する三谷幸喜の「醜聞禁止令」「三谷さんのこだわりが強く、特に北条義時を演じる小栗さんへの注文は多々あります。脚本家が現場に来ることは珍しくはないですが、三谷さんは本当によく顔を出して制作陣や出演者と細かい打ち合わせを重ねています。現場で脚本を変えることもあり、小栗さんは“今まででいちばんしんどい役”と冗談交じりにこぼしていました」(NHK関係者)並々ならぬ熱意で今作に臨む三谷。クランクイン当初には、出演者にある“お願い”をしたという。「三谷さんは出演者たちに“マスコミに撮られないように私生活も注意してください”と、スキャンダル封印指令を出したそうです。昨今は撮影期間中に出演者のスキャンダルが報じられて降板になり、撮影の進行に支障をきたす事例が増えています。それまでの現場の雰囲気もガラッと変わり、作品のクオリティが下がってしまうこともあるんです。“作品が純粋に話題になってほしい”という三谷さんは、スキャンダルを危惧しているようでした」(前出・NHK関係者)’20年の記者会見で三谷は、出演者について「『脛に傷持ってるかな』と思う方は、ぜひ断ってください」と冗談めかして呼びかけていたが、警戒心は本物だったようだ。「今作は小栗さんをはじめ、兄・北条宗時役を演じる片岡愛之助さん(49)など大物俳優がズラリ。皆さん、三谷さんのあまりの真剣さに怯えながら、どこか困惑している感もありました」(制作関係者)【2】兄弟愛の秘密は阪神愛阪神ファンとしても有名な小栗。ある会見では「兄と親父が熱狂的な阪神ファン。負けると家の空気が悪くなる」と語っていたことも。「昨年6月に大河がクランクインしたときは、阪神が首位を独走しており、2位と最大8ゲーム差をつける絶好調の時期でした。実は愛之助さんも同じく阪神ファンで喜び合っていたそうです。後白河法皇役の西田敏行さん(74)も大の阪神ファンで上機嫌だったとか」(前出・NHK関係者)【3】小栗の大親友・松潤が撮影現場をサプライズ訪問コロナ禍での撮影では、マスクが必須アイテム。「小栗さんはマスクに毎日メッセージを書き、スタッフや出演者を和ませていました。その一日のなかで印象的なセリフを書いていたり、最後の現場となるスタッフがいる日には、その方の名前と《お疲れさまでした》と添えたマスクをしてねぎらっていました」(前出・NHK関係者)そんな和気あいあいとした撮影現場に、ある人物が訪れたという。「松本潤さん(38)です。小栗さんとは’05年の『花より男子』(TBS系)以来の大親友。小栗さんを激励していました。小栗さんは松本さんに『乗馬に行こう!』と誘っていました」(制作関係者)『鎌倉殿〜』の次の大河ドラマ『どうする家康』で主演を務める松本。小栗は親友同士の主演リレーに「感慨深い」と明かしていた。実際、小栗は最近のインタビューでこう語っている。《彼(松本)は彼で準備を進めているみたい。『大河の現場どう?』なんて言われて、楽しくやってるよと。『そうか、俺も楽しくできたらいいんだけどな』みたいな。自分もクランクインするまではどこか不安を感じていたので、その気持ちは分かるなと》(『日刊スポーツ』1月9日付)大親友&大河主演同士のエール交換で演技が一層磨かれたようだ。【4】菅田将暉新妻手作り「解毒(秘)スープ」愛飲中!源義経役の菅田将暉(28)は、大河出演に加え「月9」主演と今年も飛ぶ鳥を落とす勢い。昨年11月に小松菜奈(25)と結婚し、大河の現場では祝福の嵐だったと、菅田を知る役者仲間は話す。「大河の現場では、やはりふだんから親しい小栗さんとよく話しています。『新婚生活は楽しいだろ?』と小栗さんに聞かれ、『楽しいです。胃袋もしっかりとつかまれています』とのろけていたとか。小栗さんは別の現場でも『あいつ、幸せオーラを隠せてなかった』と笑顔で言っていたそうです」多忙を極める菅田だが、今は新妻の小松が体調管理をサポートしてくれているそうだ。「現場で出るお弁当だけでは栄養が偏るということで、小松さんは野菜をたっぷり入れたデトックススープをよく作るとか。保温ポットに入れて、仕事場にも持たせているそうです。ベースはトマトなので具材を変えればアレンジがきくのもお気に入りのポイント。カレールーを加える日もあるとか。寒い時季だけに重宝しているようです」(前出・制作関係者)【5】大泉洋&小池栄子は私生活でも家族ぐるみの付き合い今作では大泉洋(48)が源頼朝、小池栄子(41)が北条政子に扮し夫婦役を演じている。実は私生活でも以前から2人は家族ぐるみの付き合いだという。「大泉さんと小池さんは以前から仲がよく、小池さんの夫の坂田亘さん(48)も交えて飲みに行くこともあるんです。無愛想な坂田さんは大泉さんのトークにほとんど笑わないそうで、大泉さんいわく“2人は当たり屋夫婦”だとか。あるとき飲みの席で、大泉さんと小池さんの間で冗談半分の“罵り合い”が始まり、大泉さんが小池さんに暴言を吐いてしまった。即座に小池さんが隣の坂田さんに『今のちゃんと回した?』と振り、スマホで動画を撮っていた坂田さんは『これを世に出したらコイツは終わりだな(笑)』とやり返したことが」(テレビ局関係者)「(大泉と)2人のシーンでは、コントのようになっていないか心配」と話していた小池。気心の知れた豪華キャスト同士が大河ドラマで魅せる壮大な人間ドラマから目が離せそうもない。
2022年01月20日脚本家の三谷幸喜氏(60)が情報番組『新・情報7days ニュースキャスター』(TBS系)の総合司会に就任すると1月19日に報じられた。3月いっぱいでビートたけし(75)が卒業予定の同番組。『スポニチアネックス』によると三谷氏は深く考えた結果、“60歳の新たな挑戦”として引き受けることを決断したという。還暦という節目に、新たなフィールドへと歩みを進める三谷氏。ネットでは《三谷さんを持って来るとは中々の変化球》《どのような発言するか楽しみ》《どうなるのか気になる》と期待の声が上がっている。いっぽう懸念点も浮上している。実は三谷氏は筆が遅いことで広く知られているため、「本業に影響が出るのでは?」との声が上がっているのだ。例えば’13年12月、三谷氏が脚本・監督を務めたドラマ『大空港 2013』(WOWOW)に出演した竹内結子さん(享年40)は当時の会見で「ホテルで泣きながら覚えた。俳優を代表して言わせてもらいますが、台本は早くください!」と注文。さらに大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)の主演・堺雅人(48)も’16年11月、『おんな城主 直虎』(同局)へのバトンタッチセレモニーで「(三谷氏の脚本が遅れたため)撮影が終わる頃にはスタッフを『直虎』に奪われていた」と苦笑していた。三谷氏の遅筆ぶりは、同業者の間でも話題のようだ。脚本家の中園ミホ氏(62)は’20年6月、ラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM)でこう語っている。「私、日本で2番目に遅いって思っているんだけど。でもトップにはなれないんだよね」「『三谷幸喜さんには私、負けた』と思ったのは、フジテレビのある番組を書いているときに『遅い、中園さん遅い』ってみんなに怒られている最中に、隣の別のスタジオでは俳優さんが全部そろっているのに、台本が届かなくて(撮影を)バラしていたの。それで、『あっちのほうが遅いじゃないか!』って思って」■「ただでさえ遅筆で有名なのに大河の脚本遅れない?」そんな三谷氏は現在、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)が放送中だ。三谷氏は昨年12月26日、同ドラマの公式サイトにアップされたインタビューで「台本執筆半ばまできた」と明かしている。しかしネットでは『Nキャス』の司会就任について、『鎌倉殿の13人』への影響を心配する声がこう上がっている。《大丈夫?ただでさえ遅筆で有名なのに大河の脚本遅れない?》《三谷さん、大河は大丈夫なんですか?》《脱稿は流石にまだだと思うし、遅筆で有名な方なので少し心配》三谷氏本人は、“筆の遅さ”を指摘されることに不服な様子。’19年9月、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、中井貴一(60)やディーン・フジオカ(41)から「台本が届くのがギリギリすぎる」とクレームを受けた三谷氏。「台本があればいい芝居ができるのか?」といい、さらに「台本がないと芝居ができないのでは」と問い詰められても「大体どんな感じか分かるじゃないですか?」とコメントしていた。『Nキャス』と並行して『鎌倉殿の13人』をやり遂げれば、汚名返上となるかもしれない。
2022年01月20日女優の長澤まさみ、俳優の仲野太賀が出演する、アサヒビール「アサヒ ザ・リッチ」の新CM「ふだんの夜を、ちょっとリッチに。長澤さん」編が、18日より放送される。新CMでは、ブラックのノースリーブワンピースに身を包んだ長澤が登場。「もっとリッチに!?」と驚き、ザ・リッチの味を想像しながら嬉しそうにグラスへと注ぐ。それを一口飲み「ハア〜」と感嘆した長澤は、「たまんねぇっす」と天真爛漫な一言を放ち、「どうしちゃったんすか!?」と驚く仲野には、いたずらっぽく「ひみつ〜」と返答。仲野もなんで教えてくれないの? と言わんばかりに「ひみつ〜?」と応戦してみせる。そして最後は、仲野が茶目っ気たっぷりに「こりゃ参ったな」とつぶやき、長澤がそんな仲野の姿を微笑ましく見つめるのだった。CM撮影中、笑みを浮かべるシーンで、長澤がツボにハマって笑いが止まらなくなってしまう場面も。スタッフからは思わず「カワイイ」と声が上がっていた。なお同日より、竹野内豊と仲野が出演する「ふだんの夜を、ちょっとリッチに。竹野内さん」編も放送される。
2022年01月17日「今回の大河ドラマの脚本を務める三谷幸喜さんが小栗さんを主演に推したのは、『彼の演技は高倉健さんに通じる』と絶賛していたからなんです」(NHK関係者)9日から始まる大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)。主演の小栗旬(39)は北条義時役を演じる。「鎌倉幕府を作り上げた源頼朝のもとには、源氏の家人や京都から新天地を求めてきた貴族など、さまざまな人が集いました。彼らは自らの主という意味を込め、頼朝を『鎌倉殿』と呼びました。頼朝の死後、継承した息子・頼家を支える存在として選ばれた重臣の一人が北条義時でした。義時は勢力争いの末、初代執権となった父・時政とも対立。姉・政子と一緒に幕府の実権を掌握して第2代執権にのぼりつめます」(地元紙記者)昨年6月9日のクランクイン時に小栗は北条義時役について、こうコメントしている。《「源氏とか平家とか、そういう人たちに気を遣いながら生きていきたくないんだ」という世の中を目指す義時の気持ちを、ブレずに持って演じていきます》三谷が小栗と最初に仕事をともにしたのは今から12年前の3夜連続スペシャルドラマ『わが家の歴史』(フジテレビ系)だった。平均視聴率20.3%を記録した。三谷は20年1月8日の大河制作・主演発表会見で実際に当時の思い出をこう振り返っている。「高倉健さんの若い頃を1シーンだけやっていただいたのですが、実際小栗さんは高倉健さんと似ても似つかないんだけども、映像を見たとき健さんにしか見えなくて。この人は本当に気持ちから入っていく人なんだ、物まねとかではなく、心から高倉健を演じたから高倉健に見えたんだと感じまして、この人と一緒にまた仕事したいなと思いました。(略)この義時という人物はただ強く優しくかっこいいヒーローではなく、すごく人間的なずるい部分とか、酸いも甘いもかみ砕いた男なので、それを小栗さんにやっていただくのは楽しみです」■高倉健さんは50代になって先祖が北條篤時だと知った前出のNHK関係者は言う。「実は三谷さんが今作に関して高倉健さんの名前を出したのは、誰もが知る国民的名優だからという理由だけではありませんでした。知る人ぞ知る話ですが、高倉さん自身が鎌倉幕府の歴代執権を務めた北条氏の末裔だからなのです。歴史に詳しい三谷さんが、その事実を知らないはずがありません。頭のどこかに北条氏=高倉健さんのイメージがあったのでしょう」実は、私生活をほとんど明かさなかった高倉さんが還暦時に刊行したエッセイ『あなたに褒められたくて』(集英社)で、自らのルーツを明らかにしている一節がある。「健さんは50代になって自分の先祖が北条篤時だと知ったというのです」(映画関係者)北条篤時は小栗演じる北条義時のひ孫にあたる。「1333年、篤時は鎌倉幕府滅亡の際、14代執権の高時とともに自害しました。篤時の子供たちは周防(現在の山口県)の大内氏に仕え、その子孫が北九州で両替商『小松屋』を営み財を成し、小田姓を名乗るようになったといいます。健さんの本名は小田剛一です。ちなみに篤時の父・実時が横浜市金沢区に設けた金沢文庫は歴史的に有名。健さんが読書家だったのもうなづけます」(地元紙記者)鎌倉幕府隆盛の礎を築いた豪将・義時と、鎌倉幕府滅亡時に自害した悲劇の武将・篤時ーー。北条氏滅亡後、その霊を弔うため足利尊氏が歴代執権の屋敷跡に建立した宝戒寺の法要には高倉さんの名前でお供え物が贈られていた。「鎌倉市にあるこの屋敷を建てたのが、小栗さん演じる義時だといわれています」(前出・地元紙記者)また、同寺から歩いて数分には、3代執権・泰時が建立し、高時と篤時らが自害した“北条氏終焉の場所”という東勝寺跡の「腹切やぐら」があり、高倉さんの名が記された塔婆が立っていた。■健さんが綴った《ぼくの血が平静ではいられなくなる》生前、高倉さんは盟友の小林稔侍(80)とともに何度も現地を訪れたとエッセイに綴っている。《宝戒寺は秋の白萩、また冬の椿が美しい寺だ。その花々にも北条一門の魂が宿っている気がする》《何度訪ねても、そこではぼくの血が平静ではいられなくなるらしい》(『あなたに褒められたくて』)地元関係者は言う。「ご住職も『高倉さんはいつも背筋を伸ばして決して姿勢を崩さない、礼儀の正しいご立派な方』とお話されていました」実は5年前、そこから車で10分ほどのお寺に、高倉健さんの慰霊碑も建立されていた。「こちらのお寺も、北条氏が開祖です。高倉さんは浄土宗と深いかかわりがあり、北条氏が自分のルーツという強い自覚もあり、ご遺族が慰霊の墓碑として建てられたといいます。墓碑の高さは高倉さんと同じ180cm。ご本人の映画人生の節目となる年に段差が作られています。今も毎月のように、ご遺族やファンの方々が定期的に献花されています」(前出・地元関係者)慰霊碑の建立と同じ年、高倉さんの魂を小栗が受け継ぐ一幕もあった。「健さんの遺作『あなたへ』など、数多くの主演映画を手掛けた降旗康男監督が、“健さんに捧げる作品”として最後にメガホンをとった『追憶』(17年)にも小栗さんが起用されています」(映画関係者)テレビウオッチャーの桧山珠美氏は小栗旬と高倉さんの共通項は「男気」「人望」だと断言する。「健さんは演技力だけでなく、高級腕時計を贈ったり、達筆な手紙を送るなど、人柄でも多くの共演者やスタッフに慕われていました。一方の小栗旬も同じ事務所の田中圭はじめ、松本潤、生田斗真、尾上松也、藤原竜也など“小栗会”と呼ばれるほど人脈が広い。さらに健さんは『ブラックレイン』、小栗は『ゴジラvsコング』でハリウッド進出も果たしています」北条氏末裔の高倉さんと700年を隔てて続く歴史的な縁。小栗がどんな北条義時を演じるのか期待大!
2022年01月06日女優の長澤まさみと見上愛が、JRAの年間プロモーションキャラクターに起用され、2人が出演する新CMが28日より放送される。新CMでは、「HERO IS COMING.」をキャッチフレーズに、常識を嘲笑い「震撼させたHERO」や、影すら踏ませなかった「孤高のHERO」、圧巻のスピードで全てを捻じ伏せた「電撃のHERO」など、いくつものドラマを作り上げた歴代のHERO馬を、長澤と見上が紹介していく。また、CM楽曲もキャッチフレーズにあわせ、安室奈美恵の「HERO」を採用。CMをより一層盛り上げている。コメントは以下の通り。■長澤まさみHERO馬の輝きは決して色褪せることなく、現代を生きる私たちに勇気を与えてくれる存在でもあります。今回のプロモーションを通じて皆さまに競馬の魅力を最大限お伝えできるよう頑張ってまいります。■見上愛レースという舞台の上で燦然とした輝きを放つサラブレッドたち。彼らを観ていると、なんだかとてもワクワクします。沢山の想いを一手に引き受け駆け抜ける姿は私たちを瞬時に魅了し、思いがけず熱くさせてしまう。2022年、そんな馬たちの存在を一人でも多くの方にお伝えできればと思っています。
2021年12月13日女優・長澤まさみが、来年1月から放送スタートする大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にて、語りを担当することが明らかになった。長澤さんは、「これまでの大河ドラマにはくノ一(『天地人』の初音)や『真田丸』の“きり”ちゃんのような、ちょっと普通ではないキャラクターでの出演が多かったので、今回も語りという、普通ではない形で出演できて嬉しいです(笑)」と語り決定にコメント。また、ナレーションの仕事が好きだという長澤さんは、いつか大河ドラマのナレーションもできたらと憧れていたそう。「1年を通して見届ける立場にいるので、嬉しい反面、責任重大だと思っています。三谷幸喜さんからは、『登場人物たちに寄り添い、隣の部屋からささやいているような距離感で』とイメージをお聞きしているので、その立ち位置を大事にしていきます」と意気込みを語っている。三谷幸喜が手掛ける本作は、主演・小栗旬が演じる北条義時の物語。小栗さんのほかにも、菅田将暉、大泉洋、中川大志、小泉孝太郎、新垣結衣ら豪華キャストが集結している。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年1月9日(日)より放送開始(※初回15分拡大NHK総合:日曜日20時~、BSプレミアム・BS4K:18時~)。(cinemacafe.net)
2021年12月02日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは女優の草笛光子さん。第2回は、草笛さんの“笑い”を刺激するあの人についてのお話です。とにかく笑わせにくる、三谷幸喜さん。2016年に、NHKの大河ドラマ『真田丸』に出演し、主人公の祖母・とりを演じました。脚本は、ご存じ三谷幸喜さん。忘れられないのが、とりが家族の前で大往生するシーンです。今にも息を引き取りそうな状態なのに、「ちと、早すぎた」と言って立ち上がる、と脚本に書いてありまして、どう考えてもセリフも行動もおかしい。笑わせにきているとしか思えなかった。だって、今にも死にそうな人が立ち上がるって、あり得ないじゃない。どう演じたら見ている人が笑わないかを1週間考えに考えて演じたら、放送後、三谷さんから、「自分が書いておきながら、思わず泣いてしまいました」ってメールが来ました。とにかくそのときは、私はなんとか乗り越えることができました。しかし、またやってきたんです、三谷さんが。もうすぐ公開される映画『老後の資金がありません!』の、とあるシーンで共演することになり、そこでまた攻防戦が…(笑)。この映画の中で私が“異例の変身”をする場面がありまして、そこに三谷さんも出演されております。私は眠っている設定だったこともありますが、内心は三谷さんを見たら笑ってしまうので、“笑っちゃいけない”と目をギュッとつぶって演技をしていたところ、監督が「三谷さん、もっと近寄ってください。もっと近寄ってください」っておっしゃる声が聞こえるんです。しかも、何かが鼻に触れたから、“何ごと?”と思って薄目を開けたら…、目の前に三谷さんのお顔が!!しかも私に向かって、「死んだ父親にそっくりだ」って言うわけ。“父親に似ている”って言われる女優って、どういうこと??(笑)三谷さんが絡むと必ず笑ってしまうから、戦わなきゃいけない。脚本から、演技から、なんとか笑わせようとする必死さが伝わってきます。でもそれが三谷さんの良い作品につながっているんです。来年はまた大河ドラマでご一緒するので、今から心配ですよ…。くさぶえ・みつこ女優。1933年生まれ、神奈川県出身。松竹歌劇団を経て女優デビュー。以来映画、ドラマ、舞台、ミュージカルなど幅広く活躍。10/30より映画『老後の資金がありません!』が公開。衝撃の傑作コメディです!アクセサリー協力・ABISTE(TEL:03・3401・7124)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年10月20日号より。写真・中島慶子スタイリスト・市原みちよヘア&メイク・中田マリ子(ヘアーベル)(by anan編集部)
2021年10月16日わらいぐまオフィス主催による 柳家さん生 独演会『落語版 笑の大学(原作:三谷幸喜)』が2021年12月1日 (水) ~12月2日 (木)になかの芸能小劇場(東京都中野区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて10月16日(土)より発売開始です。カンフェティにて10月16日(土)よりチケット発売! 公式ホームページ 笑いを憎んだ検閲官。笑いを愛した劇作家。こんな二人が出会うってえと、落語のほうの幕開きでございます。昭和初期。あらゆる娯楽は規制され、演劇も検閲を受けなければ上演できないご時世に、厳格な検閲官サキサカと、喜劇作家ツバキが取調室で出会う……。映画、演劇、ラジオドラマなどさまざまなかたちで発表されている三谷幸喜氏の傑作喜劇を、同じ日大芸術学部出身の柳家さん生がとくに許されて落語化。年末恒例の上演が今年も決定!■出演柳家さん生(落語版 笑の大学 ほか一席) / 開口一番: 古今亭まめ菊(1日)、入船亭扇ぽう(2日)◆柳家さん生(やなぎやさんしょう)昭和32年(1957年) 3月7日富山県富山市西町生まれ富山県立富山東高校卒業日本大学芸術学部中退昭和52年柳家小さん門下、柳家小満んに入門前座名・小勇昭和57年 3月小勇のまま二つ目昇進平成5年 9月真打昇進小勇改めさん生■スタッフ原作: 三谷幸喜■ タイムテーブル2021年12月1日(水)開演 19:002021年12月2日(木)開演 14:00※開場は、開演の20分前※上演時間:約2時間(予定)■チケット料金全席指定:3,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月11日俳優の木村拓哉と長澤まさみが23日、東京・TOHOシネマズ日比谷で開催された映画『マスカレード・ナイト』大ヒット御礼イベントに鈴木雅之監督とともに来場、公開7日目で動員100万人を超える大ヒットに笑顔を見せた捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、優秀なホテルウーマン・山岸尚美(長澤まさみ)のもとで潜入捜査を行うさまを描き出した、東野圭吾の「マスカレード」シリーズを実写化した本作。2019年には第1作『マスカレード・ホテル』が映画化となり、興収46.4億円の大ヒットを記録。続編となる本作『マスカレード・ナイト』も、公開7日目で動員100万人、興収13.5億円を突破する大ヒットを記録。公開7日での動員100万人突破は、2021年公開の邦画実写作品の中では最速の数字となっている。この数字を聞いた木村は「今は劇場のすべての椅子に座れる状況ではないじゃないですか。それでも一週間で100万人の方に見ていただくことができたことは本当にうれしいです」と喜びのコメント。長澤も「100万人というのは実感が湧かない数字ですけど、100万人のお客さまが観てくださったということで。しかも何度も足を運んでいただけたお客さまもいらっしゃったようで。うれしいです」と続けた。この日はSNSで募集した質問に対して、登壇者たちが答えるという趣旨のコーナーも設けられた。その中で「皆さんが潜入捜査をするなら、何の職業に潜入したい?」という質問が。それには長澤が「職業じゃないけど、木村さんになりたい! AIとかの技術を駆使して、木村さんという存在に潜入して、木村さんを体験したい!」とコメント。その言葉に驚いた様子の木村は「それでいいなら、僕もまさみちゃんに入って、普段どう過ごしているのか知りたいよ」と返すと、長澤は「(プライベートは)すごい地味ですよ」と謙そん。そこで木村が「自分では地味だと思っているのかもしれないけど、僕はたまたまプライベートで車を運転していた時に、まさみちゃんがすごい笑顔で道を歩いていたことがあったから」とたたみかけると、長澤が「わたし、走っているときも笑いながら走っていると言われるくらい、口角があがっていて。だから笑っているように見えるらしいんです」と分析するも、その言葉に木村も「いやいや、あれは完全に笑ってた。きっとすごくいいことがあったんだろうなと思っていた」と返してみせた。一方の長澤は、木村の中に入って「キャーッと言われたい」と語るなど、木村の日常に興味津々の様子。そこで長澤が「『木村さんの日常』というドラマを作ってほしい。木村さんは木村さんの役を演じて。面白そうですよね」と提案すると、当の木村は「だったら監督とまさみちゃんにも出てもらわないと」と返答。そこで長澤が「マジですか……わたしは観る側に徹したいんですけど……」と返すなど、軽妙なやりとりに会場は大盛り上がりとなった。ほかには「長髪と短髪はどっちか好きですか?」という質問も。それには木村は「僕はどちらでもいいです。あまりこだわりはないです。髪が長いときは寝ぐせとかがつかないので、それは楽だなと思ってましたけど……。短髪は短髪で楽っちゃ楽なんですけどね。次の作品で切ってくださいという言葉があったら切りますけど。言われなかったらほったらかしですね」と語るなど、あまりこだわりがない様子。一方の長澤も「仕事でいつも伸ばしてと言われれば伸ばしますし、切ってと言われたら切るんで。どっちでもいいです」とこちらもあまりこだわりはない様子だった。ただし、長澤の髪に関しては「ショート好きですね。映画の撮影の時よりも、またお会いした時にもっと短くなられていたので。ショートになってるなと思いました」という木村に、長澤も「その時の仕事で切ってと言われたんで切りました。でも今は伸ばしてと言われているんですよ。忙しいんですよ。そういうことを監督が言いますからね」と鈴木監督に向かって冗談めかして投げかけると、木村も「人の髪だと思って『ちょっと長いな』とか、平気で言うからね」とその意見に同意。そんな二人の俳優陣の言葉に、鈴木監督は「ノーコメントでお願いします」と思わず苦笑いだった。この日のイベントの様子は全国108の劇場に生中継された。そこで最後のコメントを求められた木村は「本当に今、いろんなストレスを誰もが抱えているような状況だと思うんですが、必ず一緒に乗り越えていきたいなと思いますし、この作品を劇場で、スクリーンと対峙して味わっていただいてる間は、そのストレスは忘れられる事ができるんじゃないかなと勝手に思っているので。ぜひ楽しんでいただければと思います」とメッセージを送った。
2021年09月23日映画『マスカレード・ナイト』(9月17日公開)の公開直前イベントが14日に東京・ロイヤルパークホテルで行われ、木村拓哉、長澤まさみが登場した。同作は、累計445万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズの実写化作。2019年に第1作『マスカレード・ホテル』が映画化され興収46.4億円の大ヒットとなり、続編の実写化が決定した。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、優秀なホテルウーマン・山岸尚美(長澤まさみ)のもとで潜入捜査を行う。イベントでは最強バディの絆を試すために3番勝負を実施。しかし2人は実際のホテルマンを見抜く「ホテルマンチャレンジ」、24秒ぴったりを目指す「ストップウォッチチャレンジ」に失敗してしまい、最後にジェスチャーゲームチャレンジを行う。最初に木村がジェスチャー、長澤が回答を行ったが、合格ラインに届かず失敗に。泣きの1回で長澤が動物テーマのジェスチャーに挑戦し、木村が回答することとなった。長澤がキュートなジェスチャーを行っていくと、木村は「ゾウ」「フラミンゴ」「うさぎ」「ワニ」「シマウマ」「リス」「コアラ」とテンポ良く7問も正解。木村は「すごくわかりやすくやってくださった」、長澤は「答える側が重要だったということを感じていたので、ありがとうございます」と互いに労い合っていた。
2021年09月14日映画『マスカレード・ナイト』(9月17日公開)の公開直前イベントが14日に東京・ロイヤルパークホテルで行われ、木村拓哉、長澤まさみが登場した。同作は、累計445万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズの実写化作。2019年に第1作『マスカレード・ホテル』が映画化され興収46.4億円の大ヒットとなり、続編の実写化が決定した。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、優秀なホテルウーマン・山岸尚美(長澤まさみ)のもとで潜入捜査を行う。イベントは実際に同作の撮影が行われたホテルで行われ、無観客で真面目な空気が漂う中、「最強バディの絆が試される」という3番勝負を実施。木村は「この空気のままゲームにいって大丈夫ですか!? 記者の皆さんはステージをちらっと見ながらも、ずっとパソコン」とメモを取る記者達のモノマネをしながら心配していた。全て成功すれば賞品として「ロイヤルパークホテル ペアお食事券」がもらえるということで、まずは「ホテルマンチャレンジ」として、チェックイン時の対応から本物のホテルマンとエキストラ俳優を見抜くチャレンジに挑戦する。2人はアクリル板越しに話し合いながら「A」の人物を選んだものの、実際のホテルマンは「B」の人物で、あえなく失敗。続くストップウォッチチャレンジでは2人が体感で押した秒数を足して「24秒」を目指したが、こちらも「23.84」と惜しい結果となった。最後のジェスチャーゲームチャレンジは、24秒以内でどれだけのお題を見抜けるかのチャレンジに。これまで失敗を重ねてきたため、特別ルールとしてジェスチャーを4問正解すれば賞品がもらえることになり、木村が「職業」がテーマのジェスチャー、長澤が回答を行ったが、「警察官」「医者」の2問しか正解できなかった。しかし、どうしても1回は成功させたい運営側からボーナスチャレンジの機会が与えられ、長澤が「動物」テーマのジェスチャーを行い、木村が答えることに。こちらはどんどん当てていき、見事7問正解で2人は「最強バディ」と認定された。賞品贈呈が決定されると、木村は「痛い痛い痛い、これは痛いって。だって、(成功は)最後の1個だけだよ!? これが世の中にどう伝わるかですよね」と苦笑。長澤が「でも、息が合ってるのは伝わってたと思います」とフォローすると、木村は「息は合ってたけど、(ジェスチャーの)1問目が『録音技師』って何ですか!? 相当厳しいですよ」と抗議していた。
2021年09月14日2018年12月から2019年初頭に上演され、大人気を博したオリジナル・ミュージカル『日本の歴史』が、本日7月6日より、新国立劇場中劇場(東京・初台)にて開幕。この度、初日ステージ終演直後の三谷幸喜(作・演出)からコメントが到着した。本作の作・演出は三谷幸喜。キャスト陣は中井貴一や香取慎吾、新納慎也、シルビア・グラブ、宮澤エマ、秋元才加の初演メンバーに、新たに瀬戸康史が加入した。さらに初演を観て、帰り道でつい口ずさんでしまったという声もあった荻野清子作曲のお馴染みのキャッチーな楽曲はもちろん、再演では新曲も用意されているという。人気ミュージカルに新しい風が吹きこまれる訳だが、初演と同様に7名の俳優のみで60名以上の登場人物を演じ、歌い踊る構成は変わらず。再び全員でこの作品に向き合い、突き詰めていく醍醐味や新発見、そして新曲や新メンバーとの出会いと融合。演じ手と観客の相互に驚きと新鮮な体験となることは間違いない。三谷幸喜渾身の歴史ミュージカル再演に期待だ。作・演出: 三谷幸喜・コメント『日本の歴史』が帰って来ました! 女装で踊る中井貴一、香取慎吾のエロ坊主、シルビア・グラブの織田信長、宮澤エマの平清盛、秋元才加のババア、新納慎也のジジイ、皆、戻って参りました。さらに初参加、瀬戸康史の11役早変わり。全編見所しかない、一大ミュージカル。歴史の転換期とも言うべき今こそ、観て頂きたい作品です。■公演情報『日本の歴史』<東京公演>7月6日(火)~18日(日)会場:新国立劇場中劇場(当日券販売あり。全公演前日に購入のための整理番号を電話予約。詳細は公式サイトへ)<大阪公演>7月23日(金)~30日(金)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪公演前売開始は7月10日より)公式サイト:
2021年07月06日俳優の竹野内豊、仲野太賀、北大路欣也、女優の長澤まさみが出演する、アサヒビール「アサヒ ザ・リッチ」の新CM「夏のザ・リッチ編」が6日より放送される。新CMでは、「知ってます? キンッキンに冷やすと……」と期待させる長澤に、「冷やすと?」と前のめりで問いかける竹野内。長澤が「これがまた……」と、ザ・リッチを飲み始め、それにつられて仲野、北大路、竹野内の3人も一緒に飲み始める。そして皆が「あ〜!」と声が出し、竹野内は「ブラボー!」と歓喜。最後は、竹野内のリアクションを3人が真似して口ずさむシーンで締めくくられる。○■竹野内豊、長澤まさみ、北大路欣也、仲野太賀インタビュー──CMのテーマが「Welcome to THE RICH」ということで、この夏から仲野さんが新たに加わりました。4人でのビールCM初共演、いかがでしたか?竹野内:和気あいあいとした楽しい撮影でした。わずかな時間でしたが、とても楽しかったです。長澤:各世代がそろって、楽しい撮影でした。仲野さんが新たに参加されて、フレッシュな印象がCMに加わったと思います。北大路:「世代を超えて」ということで、皆さんの仲間に入れてもらえてとても嬉しいです。仲野くんもとてもすがすがしい好青年で。楽しかったです。仲野:ありがとうございます(笑)! お話をいただいたときは、こんな豪華な皆さんとご一緒できるということで、すごく嬉しかったです。恐縮の思いもありましたし、最初は緊張していて1カット目は汗だくだったのですが引きのカットだったのでなんとか大丈夫でした(笑)。皆さんにあたたかく「Welcome」していただいて、楽しい撮影現場でした。──アサヒ ザ・リッチはデビュー2年目を迎えましたが、みなさんのデビュー2年目の頃の思い出のエピソードがあれば教えていただけますか?竹野内:右も左もわからず、ただただがむしゃらにやっていた記憶があります。長澤:当時まだ中学生だったので、学業にも精一杯で、記憶があんまりないくらい、がむしゃらでした。仲野:15歳くらいだったのですが、お芝居が楽しくてしょうがなかった記憶があります。とにかく夢中で、どうしたらうまくなるんだろう? ということばかり考えていましたね。──皆さんが今年の夏やりたいことや夏に必ずすることなど、「夏といえば」で思いつくのは何ですか?竹野内:夏といえば花火、蚊取り線香が思いつきます。夏の蒸し暑さを思い出しますね。花火もずいぶんやってないので、今はなかなか難しいかもしれないですが、仲間とバーベキューしながら、ビールでも飲みながらやりたいですね。長澤:ベランダでビールを飲むことが好きなので、今年はベランダでアサヒザ・リッチを飲みたいです!北大路:時々撮影で京都に行くことがあるのですが、京都生まれなので、子供の頃は夏になると友達と鴨川でゴリ(魚)を捕まえて遊んでいたことを思い出します。大人になった今は、夏は鴨川のせせらぎの音を聴きながら河原でビールを飲みたいですね。仲野:プールサイドや海辺で、明るいうちからビールを飲みたいですね。夏は毎年友達とバーベキューをするので、今は難しいかもしれませんが、本当は今年もしたいです。そして自然に触れ合いたいですね。
2021年07月05日この夏、発売予定の女優・長澤まさみのデビュー20周年を記念した写真集のタイトルが「ビューティフルマインド」に決定。併せて、本書より2カットが先行公開された。本写真集は、明るく、しなやかだからこそ美しい、長澤さんの“いま”を切り取っている。外見の美しさだけではなく、前向きで明るく、しなやかな精神性や内面性が、このタイトルに込められた。写真集には、3人のカメラマンが異なるテーマで撮影したものを収録。加えてスペシャルトークとして、デビュー当時に共演した桃井かおりとの対談、リリー・フランキー&ミッツ・マングローブ、宮川大輔&くっきー!(野性爆弾)との鼎談も掲載され、盛りだくさんな内容になっている。また今回、2枚のカットが公開されたが、気になる表紙は7月上旬に明らかになるようだ。なお本日より、写真集公式Instagram(@masami_photobook0805)がオープン。制作スタッフが最新情報やアザーカット、撮影の舞台裏などを更新していく。「ビューティフルマインド」は8月5日(木)発売。(cinemacafe.net)
2021年06月24日三谷幸喜が描く2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が、本日6月9日(水)に収録を開始したことが分かった。撮影がスタートしたことについて、主演の小栗旬から意気込みのコメントも到着した。本日撮影されたのは、小栗さん扮する北条義時が、京での任務を終え、北条の郷に帰った父・時政(坂東彌十郎)と共に、三浦義澄(佐藤B作)・義村(山本耕史)のあいさつを受けるなど、若き義時のシーン。片田舎の豪族の家に生まれた、野心とは無縁だった若者が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか?そこから全ての物語が始まる――。昨日までは「『とうとう始まってしまうな』とか『始まったら後戻りできないな』という思いがありました」とふり返る小栗さんだが、「いざ現場に来てみたらすんなりと始まれたな、というのが正直なところです」と現在の心境を明かす。また、義時の周りには目立つ人物が多く登場するため、“このドラマ、誰が主役なんだっけ?”という形で進めていきたいと、演出陣と話しているそうで、「主役だからと気負うことなく“なんとなく”現場にいるという感じを大事にしています。徐々に浸透していって、あるときから義時が舵を切る瞬間にやっと『あ、この人が主役だったんだ』となれればと思っています」とコメント。そして「大河ドラマでもなければ、これほどのキャスティングの中に入れることもないですし、次から次へと”つわもの”が現れてきますので、それを僕自身も楽しみたいと思います」と意気込んでいる。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年放送予定。(cinemacafe.net)
2021年06月09日女優・長澤まさみのデビュー20周年を記念した写真集「長澤まさみ20th Anniversary PHOTO BOOK」(仮)が8月5日(木)に発売することが決定した。同写真集では、3人のカメラマンが各テーマを設け、それぞれの世界の中に生きる全く異なる長澤さんを撮影。Shunya Araiは、“私生活をのぞき見しているような、ドキュメンタリータッチのカット”をコンセプトに、バスローブ姿で鏡に向かって笑顔を見せる姿や、自然体な表情の長澤さんを撮影した。またMasami Naruoは、全4種のテーマごとに、質感や色が特徴的なメイクにこだわったページを制作。例えば「Wa」と題したページでは、髪をオールバックに、黒のワンピースと濃いピンクのリップカラーが映える印象的なカットを掲載している。そしてJames Oliverは、“近未来的かつモダンで、異世界に迷いこんだような世界観”をテーマに、川崎市の河原町団地と、栃木県大谷資料館・カネホン採石場で撮影。鮮やかな色みのドレスを身に着け、アーティスティックな作品に仕上がっている。さらに、20周年を記念した企画として、これまで作品で一緒になった共演者や、お世話になった方との対談、アーティストとのコラボ企画なども見どころ。中でも、実際にありそうな広告をイメージして制作した架空の広告ページは特に注目。写真集の公式Instagramアカウントの開設も決定しており、発売に先駆けてアザーカットの公開や動画コンテンツの投稿など、随時、発信をしていく予定だ。※開設日などの詳細は後日発表「長澤まさみ20th Anniversary PHOTO BOOK」(仮)は8月5日(木)発売。(cinemacafe.net)
2021年05月26日歌って踊って日本の歴史を駆け抜ける!? 三谷幸喜の作・演出、荻野清子の音楽によって誕生し、絶賛を博したオリジナル・ミュージカル『日本の歴史』が帰ってくる!卑弥呼の時代から太平洋戦争までの約1700年にわたる日本の歴史をギュギュっと詰め込み、そこにテキサスの家族の歴史物語も重ね合わせていく斬新な構成、耳に残るキャッチーなメロディと軽妙なダンス、それらをキャスト7人で華やかに、またしっとりと魅せていくゴージャスな舞台。始まりから終わりまで休みなし! の7人のひとり、三谷の熱き信頼を受けるこの人、シルビア・グラブに、再演に懸ける思いを聞いた。7人で60役以上を演じた初演時の舞台裏――大好評だった『日本の歴史』が再登場!シルビアさん扮する織田信長にまた会えることが嬉しいです。ええ、信長にも、西郷どんにも(笑)。再演の話は結構早い段階から出ていて、中井貴一さんなどもとても乗り気でいらしたんですよね。また皆が同じ気持ちでこの再演に挑める、それが一番嬉しいですね。――そもそも三谷さんが、シルビアさんの織田信長を切望したことから始まった舞台でもあると伺っています。『日本の歴史』をやる前から、「シルビーには信長をやってほしいんだよね!」ってずっと言われていたんです。この人は何を言っているんだろう……って思っていて(笑)。初演の時に三谷さんが「歴代一番の信長だ!」って言ってくれたんですけど、そんなわけないでしょ!? って思いながらやっていました(笑)。でもすごく楽しかったですね。――まずは初演を振り返っていただきましょう。とにかく、台本を最初に開いた時に……『日本の歴史』なのにテキサスかいっ!と(笑)。もうその瞬間からツッコミどころ満載でした。“テキサス編”と“日本の歴史編”、ふたつの内容が行ったり来たりする構成で、台本の頭に役名がたくさん書いてあるわけですよ。役者は7人しかいないのに、何だこりゃ!? と思いましたね。ひとり何役やることになるのかと……。私が演じる歴史上の人物は、卑弥呼以外、全員男ですし(笑)。実際に稽古でやってみると、とにかく休む場がない。舞台からハケてもすぐに着替えて、10秒とかで次の場面に出なきゃいけなかったりするので、あれ、今、私はどこで、誰をやっているんだっけ!? って(笑)。それに慣れるまで時間がかかりました。ただ、わりと稽古のスタートが早かったので、とにかく台詞、歌詞、振付を全部体に入れ込んで、通し稽古の時間をたくさんとったんです。衣装合わせも早い段階でやって、おかげでどうにか間に合った、という感じでしたね。本当に余裕はなかったんですけど、舞台稽古に入ってから、ほかのキャストの皆さんのメイクとカツラと衣装をつけた姿を見たら、最高に面白かったですね(笑)。(宮澤)エマの平清盛なんて最高! 何なの、あの可愛さは!って。中井さんの女装も、なかなか見られないですよね。また、今回の再演には残念ながら出演しませんが、川平慈英の女装がブサイクでね〜!(一同笑)こんなに女装が似合わない人がいるんだ!ってくらい面白かったです。――再演では、川平さんのポジションに瀬戸康史さんが入られますね。そう、だから絶対にキレイになっちゃう!誰よりもキレイになっちゃうかもしれません。瀬戸さんはずいぶん早くから歌稽古をやられているみたいで、すごくやる気を感じますよね。好印象です(笑)。今こそ深く響く「結局因果は繰り返されていく」というメッセージ――初演時の印象的なエピソードなどがあれば教えてください。やっぱり、中井さんが歌って踊るということですよね。一番最初の稽古の時、とても緊張されているのが伝わって来て。こんなにベテランの方でも緊張するんだ! と、ちょっとホッとしたことを覚えています(笑)。あと、“日本の歴史編”のほうで方言を喋らなくちゃいけないんだけれど、最初のうちはまだ指導も受けていないから、あまりに酷かったんです(笑)。だって鹿児島弁なんて喋ったこともないし〜と思いながら私もやっていて、慈英の京都弁も酷くて、それを中井さんが笑い転げながら見ていましたね。「皆、このまま舞台に立って欲しい」って(笑)。皆で大爆笑して、それで一気に打ち解けたような気がします。誰にも不得意なものはあるよ、というスタートですね。中井さんが「同志だから、皆で頑張っていこう」というオープンな空気を出してくださったので、とてもやりやすかったと思います。――中井さんも、客席から見て中井さんだか誰だかわからないようなお婆さんの役もされていました(笑)。そう、最高ですよ。性別も年齢も何も関係ない、そういう作り方も三谷さんのメッセージなのかもしれませんね。――本作は、荻野清子さんの音楽なくしては成り立たない舞台です。シルビアさんから見た荻野さんは、どんな方なのでしょうか。普段お会いしている時は、とても柔らかい、ホワンホワンした空気感をお持ちの方なんですけど、言う時は言う! という人です(笑)。ちゃんと芯があって、アイデアをたくさん持っていて、とにかく芝居が大好きで。だから三谷さんとの相性がよく、素晴らしい作品を作られるのだと思います。荻野さんと三谷さんがタッグを組んで、映画や舞台でさまざまな音楽を生み、『SHOW GIRL』を経て、こうしてオリジナル・ミュージカルを誕生させた。ふたりで徐々にステップアップしていって、この作品を生み出したんだな、という感慨があります。――本作の音楽に関しては、どのように感じていますか?再演をやるにあたって、サウンドトラックを聴き直したんです。それまでは、スタジオ録音じゃなくてライブ録音だし……と思ったり、なんとなく恥ずかしかったりして聴いてなかったんですよ。どうかな〜と思って聴いたら、楽しくて、ものすごく良かったんです。メチャメチャいい作品じゃない! とあらためて思ったのは、清子さんの音楽の力が大きいと思いますね。――再演には新曲があるという噂も。また台本も、三谷さんが新たに加えたり、変えたりしているのでしょうか?新曲、あるかもしれない(笑)。楽しみです。新しい台本もいただいていて、チョイチョイいじっているな、という感じですね。稽古に入ってからまた変わっていくんじゃないかと思います。――シルビアさんにとって、本作の一番心に響くポイントとは?いつの時代であろうと、世界のどこであろうと、結局人間は一緒なんだということ。救いようがないという意味じゃなく、結局因果は繰り返されていく……というところに、三谷さんのメッセージが込められていると思います。また今年のこの状況下で上演すると、そのメッセージがさらに深まっていく気がするんです。それこそ「人生で大事なものは、人生で大事じゃないもの〜♪」という歌なんて、エンタテインメントの意義について考えさせられて、もう今だからこそ伝わるのでは! なんて、やる側としては完全にそんなふうに考えますよね。――再演に向けての、ご自身の課題は?次は、もうちょっと余裕を持って出来るんじゃないかなと(笑)。三谷さんの作品の中では、わりと私、再演をやっているんです。『国民の映画』も、『SHOW GIRL』もそうで、明らかに2回目のほうが余裕を持って舞台に立てている。三谷さんの意向を分かったうえで稽古に入りますしね。だからなんとなく気が楽……、いや、この作品は全然楽じゃないですけど(笑)。絶対にレベルアップした舞台にしたいですね。『SHOW GIRL』初日の拍手で号泣・・・観客がいる前で舞台に立てる事の尊さ――劇場で、観客の皆さんの反応が楽しみですね。本当にそうです。お客様がいての演劇ですからね。やっぱり、お客様の目の前でやらないと意味がない、と思ってしまうんですよね。昨年はコロナ禍で、全公演中止となった作品をふたつ、経験しました。この一年ずっと不安の中にいて、やっと舞台に立てた時の喜びといったら……。昨夏の『SHOW GIRL』の初日、もう慈英とふたりで、舞台上でオジサンとオバサンがあんなに号泣して……(笑)。思い出しただけでも涙が出て来るんですけど、お客様の前で舞台に立てる、それが私にとってどれだけ大事なことだったのかを、あらためて知った日でした。演劇の灯を絶対に消したくない。だって、やる側も観る側も、舞台を好きな人がこれだけいるんですもの。あの時のお客様からいただいた拍手は、忘れられないですね。貴一さんからも連絡が来たんですよ。貴一さんも準備していた舞台が中止になってしまって(編集部注:インタビュー時、PARCO劇場オープニングシリーズ『月とシネマ』の東京公演中止が決定。その後、緊急事態宣言の延長により大阪公演も中止に)、「あとは幕が開くだけという状況まで来たのに、それをお客様に届けられなかったことが本当に辛い」と。新納(慎也)くんもやっぱり、公演(ミュージカル『スリル・ミー』)が途中で止まったり、大阪公演がなくなったり。皆そういったことを経験しているので、メチャメチャ熱い気持ちでこの『日本の歴史』に集まってくると思います。――お客様も「やっぱり劇場で観たい!」という気持ちでいらっしゃると思います。そう!去年の夏、その思いがすごく伝わって来て、感動したんですよ。この舞台も、たった7人でこれだけバラエティー豊かな役柄を見られる舞台はそうそうないと思います(笑)。楽しく観ながらも、とても考えさせられる作品でもあると思うので、ぜひぜひ多くの方に観に来ていただきたいですね。ミュージカルが苦手と思っている人も、絶対に大丈夫です(笑)!取材・文:上野紀子撮影:藤田亜弓公演情報『日本の歴史』作・演出:三谷幸喜音楽:荻野清子出演:中井貴一 / 香取慎吾 / 新納慎也 / 瀬戸康史 / シルビア・グラブ / 宮澤エマ / 秋元才加【東京公演】2021年7月6日(火)~2021年7月18日(日)会場:新国立劇場 中劇場【大阪公演】2021年7月23日(金)~2021年7月30日(金)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ★5月23日(日)10:00より東京公演分のチケット一般発売開始!
2021年05月21日俳優の田村正和さんが亡くなっていたと5月18日に発表された。77歳だった。数々の作品で名演を残してきた田村さん。その中でも’94年から放送され、10年以上続いた主演ドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ)は代表作の一つと言えるだろう。「同作は、田村さん演じる警部補・古畑任三郎が巧みに犯行を解明していくというストーリー。田村さんの存在感はもちろんのこと、犯人を追い詰めていく展開やユーモラスなやりとりも人気の秘訣でした。また犯人役に中森明菜さん(55)や明石家さんまさん(65)、さらにSMAPといった豪華キャストが登場したことも話題に。第3シリーズまで放送され、視聴率20%以上は当たり前。最高で34.4%を記録しました」(テレビ局関係者)そんな同作の脚本を務めたのが三谷幸喜(59)だ。昨年に三谷が『朝日新聞』で寄稿した小説『一瞬の過ち』に、古畑任三郎が刑事役で登場。大きな反響を呼び、いまだ根強いファンがいることを証明した。「三谷さんの書いた脚本を見て、田村さんは古畑任三郎のイメージを膨らましていったそうです。そのため三谷さんは『古畑任三郎は僕と田村さんの共作だ』と話していました。名キャラクターを一緒に編み出してくれて、感謝しきりともいいます」(前出・テレビ局関係者)いっぽう、田村さんは三谷をリスペクトしていたという。「田村さんのマネージャーは当初、刑事ものに難色を示していました。ところが脚本を読んだ田村さんは、『これは面白い!ぜひやりたい』と即答したんです。撮影中も『よくこんな面白い本が書けるな』と感心しきりでした。また『三谷くんが僕の新しい魅力を引き出してくれた』と喜んでいましたね」(前出・テレビ局関係者)名作を作り上げた“同志”である2人。その絆は永遠だ。
2021年05月20日新垣結衣が、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で大河ドラマ初出演を果たすことが決定した。三谷幸喜作、小栗旬主演のタッグで贈る来年の大河ドラマは、華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に権力の座を巡る男たち女たちの駆け引き、源頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした二代執権・北条義時を描く物語。菅田将暉、大泉洋、中川大志、小泉孝太郎、南沙良らに続き、第二次出演者として、今回新たに3名のキャストが発表。小栗さん扮する主人公・北条義時の初恋の人、八重役を演じるのは、大河ドラマ初出演となる新垣結衣。演じる人物について「辛い宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った女性なのではないかと想像します」と分析した新垣さんは、「大河ドラマ、そして三谷幸喜さん脚本の作品への出演は初めてになります。三谷さんが『新しい大河を作りたい』と会見でおっしゃっていて、どんなことになるのかますます予想もできません。それも全て楽しみながら真摯に向き合っていけたらと思います」と意気込みを語っている。また、坂東の巨頭 上総広常役を佐藤浩市。日本一の大天狗 後白河法皇役を西田敏行が演じることも明らかに。佐藤さんは「房総半島の豪族・上総広常といっても、ピンとくる方は多くないでしょう。私自身もそうでした。当時、それぞれの地で彼らのおかれていた立場、関東の豪族たちのヒエラルキーなど、そこにある面白さや悲哀をうまく見せられたらと思っています。特に今回は三谷さんが書かれているので、上総についても一筋縄ではいかない人物を書いてくれるはずです」と期待し、西田さんは「三谷さん流のアイディアと独特のユーモアセンス、歴史観、人生観が相まった脚本になってくると思います。役者としてフィールドを広げ、堂々と受けて立ちたい」と熱いコメントを寄せている。2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年1月から12月放送予定。(cinemacafe.net)
2021年04月15日