俳優の藤木直人が29日、東京・赤坂ACTシアターで行われた舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の終演後に囲み取材に応じた。本舞台は、「ハリー・ポッター」シリーズの原作者であるJ.K.ローリング自ら演出家のジョン・ティファニー、脚本家のジャック・ソーンとともに創作したオリジナル・ストーリー。新ハリー・ポッターに就任した際、藤木は「自分がハリー・ポッターになるなんて1ミリも…いや、1ミクロンも想像していませんでした」とコメントを出していたが、無事初日を終え「ホッとしました。カーテンコールはとても感動しました」と感想を述べる。一方で藤木は「世界中で愛される作品なので、今日の僕のハリーを見て、どんな感想を持ったのか不安はあります」と正直な胸の内を明かすと「息子たちの話がストーリーの柱となっているので、あまりハリーが出てこない。だから楽できるのかなと思っていたのですが、舞台裏ではやらなければいけないことがいっぱいあって、舞台ってこんなに大変なんだと実感しました」と苦笑いを浮かべていた。「ハリー・ポッター」シリーズは映画版も多くのファンがいるが、藤木は「映画だと壮大な世界観をCGで表現できる。舞台も素晴らしい仕掛けがたくさんありますが、アナログ的に役者が頑張るところが舞台版の魅力なのでは」と述べると、さまざまなキャストがハリーを演じていることに「ある程度フォーマットが決まっているなか、自分なりにハリーを解釈して、クオリティを維持できるように頑張ります」と意気込みを語っていた。映像の世界から俳優業をスタートさせた藤木。「映画やドラマは、直接観る人がどう感想を持ったのか、演じているときは分からないけれど、舞台は目の前でお客さんが観てくださるので、空気感が伝わるのが面白い」と違いを述べ、「幕が上がると、休憩込みで3時間以上止まらない。間違えてしまったらどうしようというプレッシャーはありますが、それを上回る楽しさがあります」と早くも「ハリー・ポッター」の世界に魅了されているようだった。
2023年07月29日不倫疑惑が報じられた、元SPEEDの上原多香子(40)。週刊文春によると、上原は6月下旬頃に年下男性と親密な関係となり、それが夫に知られ大喧嘩。頭を叩かれたとして警察に駆け込み、同じ元SPEEDメンバーで現在は参議院議員の今井絵理子(39)の実家に助けを求めたという。上原といえば、2014年に当時の夫であったヒップホップグループ「ET-KING」のTENNさん(享年35)が自ら命を絶った。だがその後、2017年に『女性セブン』が遺書を公開。そこには死の原因が上原の不倫であるような内容が書かれていたと伝えられ、話題を集めた。当人から真偽のほどは語られていないが、報道によるダメージは大きかった。2022年からは美容家としての活動をスタート。現在は舞台演出家として活動する夫と2人の子どもとともに、育児と仕事に邁進していた。やっと世間から不倫のイメージが薄れかけていたタイミングでの今回の報道に、多くの人が「こうなることは想定内」「この人はやっぱり結婚に向いてない」「自分の事しか考えてない人」など、納得感を覚えるといった声も上がる。さらなるダメージは必至だが、コラムニストのおおしまりえさんは「不倫を繰り返す既婚女性には、寂しさを自己解決する力が圧倒的に乏しい」と分析する。その意味を聞いた。■不倫を繰り返す既婚女性と未婚女性の違い「不倫を繰り返す女性」といっても、未婚で繰り返す女性と、既婚者になっても繰り返す女性がいますよね。両者は似て非なる動機によって、“不倫の沼”にハマっていると思っています。まず未婚女性ですが、彼女たちの多くは無意識レベルで「自分は“一番”大切にされない」「自分は幸せになれない」「相思相愛は手に入らない」などの思いを抱えているように思います。そうした“二番手思考”とでも言う思い込みが、結果として不倫といった常に二番手の関係を引き寄せ、知らず知らずのうちに心地よさを感じてしまうのです。いっぽう、上原さんなどの“既婚女性になっても不倫を繰り返す女性”はまた別です。この場合はすでに結婚という「誰かの一番」にはなっていますから、未婚女性とは動機が若干異なります。彼女たちの不倫の動機は「寂しさを他人に埋めてもらう」という癖からきていると思っています。その寂しさが、もともと心に抱えた大きなものなのか、それとも結婚生活によって生まれたものなのかはわかりません。ただその湧き上がった寂しさを、すぐ夫以外の異性に解消してもらおうとする悪癖が問題なのです。■本気の不倫を繰り返す既婚女性に共通すること既婚者となっても不倫を繰り返す(続けてしまう)女性のタイプは、寂しさに対する耐性が弱いと同時に、自己解決する力が圧倒的に低い傾向にあります。本来は夫婦や家庭内で寂しさを覚える状態になったとしたら、夫と話し合ったり環境を自ら変えるなど働きかけたりすることで解消に向かわなくてはいけません。これがいわゆる「自立した大人」としての振る舞いです。ここで目の前の癒やし(という名の異性)に逃げる癖があれば、自己解決力はさらに育ちにくくなります。ただ不憫だなとも思うのは、日本では結婚して子供もいる女性に対しては「女ではなく母であれ」「母になったなら強くあれ」といった圧力が強くあることです。もちろん、子育てを後回しにすることは許されません。ただ子供ができたら常に安定した心や成熟した精神を持たないといけないような空気は、さらに彼女たちを追い詰めるものになるように思えてなりません(だからといって不倫に走ることは容認しませんが)。上原さんは前回の報道時も今回も、自分の言葉で語っていません。事実でも報道に偽りがあったとしても、自分の言葉で語ることこそがまずは「大人としての解決力を見せる最初の場面」なのではないでしょうか。結婚、死別、再婚、不倫、DV疑惑と、まさに“スピード”感のある人生を歩む上原さん。この未来を良い方に加速させるか、さらなる転落に向かわせるかは本人にかかっています。(文・おおしまりえ)
2023年07月12日SPEEDのメンバーとして一世を風靡した上原多香子(40)に、またもや醜聞が報じられた。上原は’18年、演劇関係に携わるA氏と再婚し、2人の子供を出産。しかし、7月5日に「文春オンライン」が配信した記事によると、若い男性と親密な関係に。すると、そのことを知ったA氏に頭を叩かれるなどし警察沙汰となり、SPEED時代から仲の良かった今井絵理子参議院議員(39)に助けを求めることに。『週刊文春』の直撃に対して、上原は無言を貫いたという。上原といえば、’96年8月にSPEEDのメンバーとしてCDデビューを果たし、華々しくキャリアをスタートさせた。「SPEEDはデビュー当時の平均年齢が弱冠13.5歳。メンバー全員が小・中学生であるにも関わらず、大人顔負けの歌とダンスのスキルが大きな注目を集めました。そしてミリオンセラーとなった『STEADY』や『White Love』などのヒット曲を連発。’00年3月に解散しましたが、わずか3年半ほどの活動期間で国民的グループとなりました。上原さんはビジュアル面での人気が非常に高く、SPEED在籍時にはメンバーの中で一番早くソロでCDデビューを果たしました。そのデビュー曲『my first love』は50万枚以上のセールスを記録しています」(音楽関係者)SPEED解散後、上原はその美貌を活かしモデル業をメインに活動することに。’01年から’04年まで資生堂『プラウディア』のCMモデルを務め、’06年には同社の『TSUBAKI』のCMに出演。女優としても活躍し、’03年には連続テレビ小説『てるてる家族』(NHK総合)でいしだあゆみ(75)をモデルにした主要キャストを好演し、更なる脚光を浴びた。またSPEEDは’01年と’03年に期間限定で再結成し、’08年8月に完全復活。そのことが後押しし、上原は音楽業界でも再び注目を集めることとなった。そして’12年8月23日、上原は音楽グループ・ET-KINGのTENNさんと結婚。公私ともに、順風満帆に思えたが、事態は一転する。「’14年9月に35歳の若さでTENNさんが自死しました。上原さんは’15年10月から芸能活動を再開しましたが、’17年8月に遺族がTENNさんの遺書を週刊誌上で公開。そこには上原さんと俳優・阿部力さん(41)が不倫していたことがきっかけとなり、TENNさんが自死を選んだという真相が綴られていました。上原さんは猛烈な批判に遭い、その結果、表舞台から姿を消すこととなりました」(前出・音楽関係者)■生活をスケールダウン…一家で倹約生活に仕事がなくなり、人も離れていった上原。そんななか、現在の夫であるA氏が現れた。「2人で過ごす時間が多くなったこともあり、頼る人の少ない上原さんは次第にAさんにのめり込むようになったといいます。’17年、Aさんが書き下ろした作品で上原さんは舞台初主演を務めており、公私ともにパートナーとなっていました。そして’18年10月、AさんはTwitterで上原さんとの結婚と彼女の第一子妊娠を発表しました」(舞台関係者)結婚当時、《誰が何と言おうと、僕は妻と産まれてくる子供を守りたいと思っております!家族を守ります!もしも家族に、他者からの攻撃が降りかかることがあれば全力で僕が盾になります!》とTwitterに綴っていたA氏。しかし’19年5月、Twitterに《自殺するような子供になったら親の責任なんで、その時はそんな子供にしてしまった自分を責めますよ》などと投稿したことが物議を醸し、所属していた劇団を退団。その後、2人目の子供を授かった一家は慎ましい生活を送っていたという。「芸能活動が好調だった当時の上原さんは優雅な暮らしをしていましたが、生活レベルをスケールダウンし、一家は倹約を強いられていたといいます。上原さんは近年美容家に転身し、企業を立ち上げ、代表取締役に就任。再び華やかな世界に近づいていましたが、そんななか今回の浮気報道が。Aさんが暴力を振るったのなら、その行動は正当化できませんが、いっぽうで上原さんのスキャンダラスな私生活に呆れるような声も聞こえてきます」(前出・舞台関係者)SPEEDのデビューから27年。上原は今、何を思うだろうか。
2023年07月08日国民的人気グループ・SPEEDの元メンバーである上原多香子(40)。マルチに活躍する彼女だが、再びの“醜聞”が波紋を呼んでいる。‘18年に演劇関係に携わるA氏と再婚し、2人の子宝に恵まれた上原。しかし、7月5日に配信された「文春オンライン」の記事によると、上原は別の男性と親密な関係になるも、そのことを知ったA氏に頭を叩かれるなどし警察沙汰に。また、SPEEDのメンバーであった今井絵理子参議院議員(39)に助けを求めたという。上原は「週刊文春」の直撃に対して、無言を貫いていた。上原といえば、’14年に当時の夫である音楽ユニット「ET-KING」のTENNさん(享年35)が自死し、告別式では上原も号泣していた。ところが’17年に遺族がTENNさんの遺書を公開。そこには上原と俳優・阿部力(41)の不倫という自死の真相が綴られており、そのことによって上原は表舞台から姿を消すこととなった。そんななか、上原の前に現れたのが現在の夫であるA氏だ。A氏は上原の不倫がTENNさんの自殺の原因だとわかったうえで交際をスタートさせている。「上原さんの仕事はなくなり、彼女のもとから人はどんどん離れていきました。その分、2人で過ごす時間が多くなり、次第に上原さんはAさんにのめりこむことに。’17年、Aさんが書き下ろした作品で上原さんは舞台初主演を務めており、公私ともにパートナーとなっていました」(舞台関係者)そして’18年10月、A氏はTwitterで上原との結婚と彼女の第一子妊娠を発表した。当時、A氏はこうツイートしていた。《かねてよりお付き合いさせていただいていた方と既に入籍し、妻のお腹には念願であった子供も授かりました》《誰が何と言おうと、僕は妻と産まれてくる子供を守りたいと思っております!家族を守ります!もしも家族に、他者からの攻撃が降りかかることがあれば全力で僕が盾になります!》しかし’19年5月、A氏は騒動を起こすことに。Twitterで《自殺するような子供になったら親の責任なんで、その時はそんな子供にしてしまった自分を責めますよ》などと投稿し、結果的に所属していた劇団を退団することとなったのだ。「上原さんの仕事が開店休業状態のなか、一家の大黒柱であるAさんも劇団を退団することに。上原さんは俳優業が好調だった時は優雅な暮らしをしていましたが、生活レベルをスケールダウンさせ、一家は倹約を強いられていたといいます。その後、お子さんをもう一人授かった上原さんは近年美容家に転身。企業を立ち上げ、代表取締役に就任し、再び華やかな世界に近づいていたのですが……」(前出・舞台関係者)地道に家族との幸せな日々を謳歌していたはずの上原。にもかかわらず、再び報じられた浮気報道ーー。もちろん記事が事実ならA氏の暴力は正当化できないが、ネットでは上原に対して《振り回される子供が可哀想すぎる》と呆れるような声も聞こえてくる。夫婦の行方は、果たして。
2023年07月06日竹中直人が、10月から11月にかけて東京・長野で上演されるミュージカル『のだめカンタービレ』に出演することが発表された。『のだめカンタービレ』は2001年より月刊『Kiss』(講談社)で連載が開始された同名マンガが原作で、これまでにテレビドラマ、映画、アニメが製作されている。初のミュージカルとして上演される今回は、「のだめ」こと野田恵役の上野樹里、千秋役の三浦宏規をはじめ、峰龍太郎役で有澤樟太郎、三木清良役で仙名彩世、奥山真澄役で内藤大希、江藤耕造(通称「ハリセン」)役でなだぎ武が出演する。竹中が演じるのは、千秋の「師匠」となる世界的なドイツ人指揮者、フランツ・フォン・シュトレーゼマン(通称・ミルヒー)。ドラマ・映画版でも同役を務めており、上野との再共演が実現する。ミュージカル『のだめカンタービレ』は10月3日(火) から29日(日) まで東京・シアタークリエで上演後、11月3日(金)・4日(土) に長野・サントミューゼで上演される。■竹中直人 コメントぼくは、どんな仕事もスケジュールさえ合えば決して断らずに今までずっとやってきました。《仕事を選ぶ》と言う事がとても偉そうで、あまりにも照れ臭すぎるからです(笑)。でも……唯一、お断りした仕事があります。それは、テレビドラマ『のだめカンタービレ』(2006)のミルヒーの役でした。当時、のだめのプロデューサー、そして監督から「ぜひ、竹中さんにミルヒーを演じて頂きたい」とお話しを頂きました。ぼくは驚いて「え???! ミルヒーはドイツ人ですよね」と言いました。「ええ、でも僕たちは竹中さんなら出来ると思っています」「そんな……、だってぼくは日本人ですよ」「ええ、それは分かっています」「いやぁ……無理です。それは……。だってドイツ人です。ぼくは日本人です……」「はい。でも竹中さんなら出来るんじゃないかと」「いやぁ、無理です。それはどうしようもなく無理です。本当に申し訳ございません。出来ません」そしてぼくは打ち合わせ場所を去ろうとしました。ふとふり返るとプロデューサーと監督がどこか寂しそうにうなだれている姿が目に入りました。ぼくは思わず言いました。「カツラなどをつけて、後は特殊メイクで鼻を高くしたら出来るかも知れませんね……。あっ、いや!それじゃあコントになってしまいますものね。やっぱり無理です! ごめんなさい!」すると……「竹中さん、それで行きましょう!!」と言う応えが返ってきたのです。「えーー?!?!」なんと、ミルヒーを演らざるをえない状況になってしまったのです。まさか、そのミルヒーを、再び舞台で演じる事になろうとは……!お断りする勇気がぼくにあったのか、なかったのか……。ぼくは「演ります」と言ってしまったのです……。上野樹里さんは、こののだめが初舞台になると聞きました。そんな樹里さんの姿を静かに見つめながら演じるしかない……とぼくは思いました。これは一大決心です。いくつになっても、やる時はやる人間でいたい……と、思ったのかもしれないし、そうじゃないかも知れません。舞台『のだめカンタービレ』にて、この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!! ただただその思いです。どうか、何卒、よろしくお願い致します。竹中直人。<公演情報>ミュージカル『のだめカンタービレ』ミュージカル『のだめカンタービレ』速報ビジュアル原作:二ノ宮知子『のだめカンタービレ』(講談社「Kiss」所蔵)演出:上田一豪脚本:上田一豪 笠浦静花音楽:和田唱(TRICERATOPS)クラシック音楽監修:茂木大輔【キャスト】野田恵:上野樹里 千秋真一:三浦宏規峰龍太郎:有澤樟太郎 三木清良:仙名彩世 奥山真澄:内藤大希 江藤耕造:なだぎ武フランツ・フォン・シュトレーゼマン(ミルヒ・ホルスタイン):竹中直人【アンサンブルキャスト】石井千賀 尾崎豪 小原悠輝 堤梨菜 露詰茉悠 友部柚里 焙煎功一 松村桜李【公演日程】10月3日(火)~10月29日(日) 東京・シアタークリエ11月3日(金・祝)・4日(土) 長野・サントミューゼ公式サイト:
2023年06月22日俳優の竹中直人が、ミュージカル『のだめカンタービレ』に出演することが22日、明らかになった。同作は二ノ宮知子氏による同名コミックのミュージカル化作。音楽大学を舞台に、ピアノの天才だが変人の野田恵(通称・のだめ/上野樹里)、エリート音大生・千秋真一(三浦宏規)らの成長物語を描く。竹中は、千秋の「師匠」となる世界的なドイツ人指揮者、フランツ・フォン・シュトレーゼマン、通称・ミルヒー役に決定。ドラマ・映画版でも同役を務めており、のだめ役の上野樹里とは再共演となる。東京公演は東京・シアタークリエにて10月3日〜10月29日、長野公演は上田・サントミューゼにて11月3日〜4日。○竹中直人 コメントぼくは、どんな仕事もスケジュールさえ合えば決して断らずに今までずっとやってきました。《仕事を選ぶ》と言う事がとても偉そうで、あまりにも照れ臭すぎるからです(笑)。でも...唯一、お断りした仕事があります。それは、テレビドラマ【のだめカンタービレ】(2006)のミルヒーの役でした。当時、のだめのプロデューサー、そして監督から「ぜひ、竹中さんにミルヒーを演じて頂きたい。」とお話しを頂きました。ぼくは驚いて「え???!ミルヒーはドイツ人ですよね。」と言いました。「ええ、でも僕たちは竹中さんなら出来ると思っています。」「そんな...、だってぼくは日本人ですよ。」「ええ、それは分かっています。」「いやぁ...無理です。それは...。だってドイツ人です。ぼくは日本人です...」「はい。でも竹中さんなら出来るんじゃないかと。」「いやぁ、無理です。それはどうしようもなく無理です。本当に申し訳ございません。出来ません。」そしてぼくは打ち合わせ場所を去ろうとしました。ふとふり返るとプロデューサーと監督がどこか寂しそうにうなだれている姿が目に入りました。ぼくは思わず言いました。「カツラなどをつけて、後は特殊メイクで鼻を高くしたら出来るかも知れませんね...。あっ、いや! それじゃあコントになってしまいますものね。やっぱり無理です! ごめんなさい!」すると...「竹中さん、それで行きましょう!!」と言う応えが返ってきたのです。「えーー?!?!」なんと、ミルヒーを演らざるをえない状況になってしまったのです。まさか、そのミルヒーを、再び舞台で演じる事になろうとは...! お断りする勇気がぼくにあったのか、なかったのか...。ぼくは「演ります。」と言ってしまったのです...。上野樹里さんは、こののだめが初舞台になると聞きました。そんな樹里さんの姿を静かに見つめながら演じるしかない...とぼくは思いました。これは一大決心です。いくつになっても、やる時はやる人間でいたい...と、思ったのかもしれないし、そうじゃないかも知れません。舞台【のだめカンタービレ】にて、この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!! ただただその思いです。どうか、何卒、よろしくお願い致します。竹中直人。
2023年06月22日ミュージカル「のだめカンタービレ」に、竹中直人が出演することが分かった。本作は、ドラマ化、映画化、そしてアニメーション化もされた、二ノ宮知子の大人気コミック初のミュージカル。のだめ役は上野樹里、千秋役は三浦宏規が務めるほか、有澤樟太郎(峰龍太郎役)、仙名彩世(三木清良役)、内藤大希(奥山真澄役)、なだぎ武(江藤耕造/通称:ハリセン役)が出演する。そして、ドラマや映画版にも出演した竹中さんが演じるのは、同じく、千秋の師匠となる世界的なドイツ人指揮者、フランツ・フォン・シュトレーゼマン(通称・ミルヒー)。写真提供 フジテレビ「スケジュールさえ合えば決して断らずに今までずっとやってきました」と言う竹中さんだが、「でも…唯一、お断りした仕事があります。それは、テレビドラマ【のだめカンタービレ】(2006)のミルヒーの役でした」と、最終的には演じることになったものの、当時ドイツ人ミルヒー役の依頼があって動揺したことを明かす。今回の出演に関しては、「まさか、そのミルヒーを、再び舞台で演じる事になろうとは…!お断りする勇気がぼくにあったのか、なかったのか…。ぼくは『演ります。』と言ってしまったのです…。上野樹里さんは、こののだめが初舞台になると聞きました。そんな樹里さんの姿を静かに見つめながら演じるしかない…とぼくは思いました。これは一大決心です。いくつになっても、やる時はやる人間でいたい…と、思ったのかもしれないし、そうじゃないかも知れません。舞台【のだめカンタービレ】にて、この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!!ただただその思いです。どうか、何卒、よろしくお願い致します」とコメントしている。写真提供 フジテレビミュージカル「のだめカンタービレ」は10月3日(火)~29日(日)シアタークリエ、11月3日(金)~4日(土)サントミューゼにて上演。(シネマカフェ編集部)
2023年06月22日成井豊の代表作『嵐になるまで待って』が、7年ぶり、6度目の上演を決定。そこで共に初参加となる波多野役の多田直人と広瀬教授役の粟根まこと、さらに演出も担う成井に話を訊いた。初演から30年。公演を重ねる理由を成井に訊ねると、「もちろん自信がありますし、なにより普遍性がある。これは自分の生ある限り、繰り返し上演していきたいと思っているんです」と目を輝かせる。さらにふたりのキャスティングは成井の強いプッシュで実現したとのことで、「波多野というのはとても神経質な、そして狂気に繋がる男。これを多田がやってくれたら面白いんじゃないかと。広瀬教授は語り手であり、いわば説明役。それを粟根さんが物語ることによって、ともすると陰惨にも思えるこの事件を、温かく、さらに楽しく伝えてくれるんじゃないかと思ったんです」と、その意図を語る。波多野はろう者の姉・雪絵を守り続けてきた作曲家。自身の役どころについて多田は、「ずっと出たいと思っていた作品で、中でも興味を引かれていたのは波多野でした。彼は成井さんの作品の中では珍しく、自分の大事なものを守るためならば、人を傷つけることも厭わない人物」と分析し、「かなりハードルの高い役だと思うので、ちゃんと足腰を鍛えつつ、しっかり飛び越せるよう稽古に臨みたいと思います」と意気込む。そんな波多野のある能力を探ることになるのが、粟根演じる精神科医の広瀬教授。粟根は「出演者でありながら観客でもあり、説明もしながら傍観者でもある、というややこしい役柄。そこはうまく流れに乗れれば」と現段階の構想を明かす。続けて「ただずっと西川(浩幸)さんが演じてこられた役なので、台本に独特の西川小ボケがあって…」と笑いつつ、「それをどう取り入れるのか、あるいは取り入れないのか。今から楽しみです」と期待を膨らませる。また本作に欠かせないのが“手話”の存在で、多田、粟根は手話の台詞も多い。成井は「手話と接する、手話の現状を認識する、つまりは“手話を忘れない”ということです」と、本作の再演を続ける理由のひとつに手話も挙げる。さらに粟根は「ミュージカルにおける音楽はあくまで一要素ですが、切っても切り離せない一要素。『嵐になるまで待って』における手話はそういう存在だと思いますし、本作に関わる全員が手話への統一した見解を持っておく、というのは、非常にいい取り組みだと思います」と、作品への想いを新たにしていた。公演は7月22日(土)~30日(日)サンシャイン劇場にて。取材・文:野上瑠美子
2023年06月19日ヴィーガンタルト専門店「ソー タルト(SO TARTE)」が、2023年6月17日(土)、東京・表参道と代々木上原にグランドオープンする。ヴィーガンタルト専門店「ソー タルト」とは?「ソー タルト」は、日本初のヴィーガンフルーツサンド専門店「フルーツアンドシーズン(fruits and season)」の新業態として誕生する、ヴィーガンタルト専門店。乳や卵をはじめとする動物性食品を使用しないヴィーガン対応、厳選した旬のフルーツを使用、ギフトにもぴったりのキュートなパッケージといった「フルーツアンドシーズン」の特徴はそのままに、「ソー タルト」では新たに、小麦粉を使用しない“グルテンフリー”の要素もプラスした。カフェ利用も可能!また、テイクアウトオンリーの「フルーツアンドシーズン」と異なり、「ソー タルト」はイートインも可能な“カフェ業態”でオープンするのも特徴的。店内では、見た目にも美しいフルーツタルトとともに、系列店「ヘイガンオーガニックコーヒー」のコーヒーや、下北沢のイタリアン「クオーレ・フォルテ」のオーナーである羽賀大輔がセレクトしたナチュラルワインなどを楽しむことができる。旬のフルーツで彩るカラフルタルト季節のフルーツをたっぷりと使用したヴィーガンタルトは、常時9種類程度をラインナップする予定。大きさは、8cmのミニサイズ、18cm・24cmのホールサイズの全3サイズを用意する。カラフルで心ときめくような見た目のタルトは、自分用にはもちろん、手土産やバースデー、パーティー用にもおすすめだ。【詳細】「ソー タルト」オープン日:2023年6月17日(土)価格目安:フルーツタルト 8cm 880円~、18cm 4,400円~、24cm 8,350円~※18cm、24cmは3営業日前までに要予約。18cmは数種類当日販売分あり。両サイズともバースデー用にトッパーやキャンドルをつけることが可能。(有料)■表参道店住所:東京都港区北⻘山3-10-14 1F営業時間:11:00~19:00定休日:月曜日 ※祝日の場合は営業■代々木上原店住所:東京都渋谷区上原1-18-7 1F営業時間:11:00~19:00定休日:月曜日 ※祝日の場合は営業
2023年06月11日●ジャンボ「食べることは生きること」 座右の銘が誕生多様なキャラやシチュエーションを描いたコントで人気のお笑いコンビ・レインボー(ジャンボたかお、池田直人)。毎日コントをアップしているYouTubeチャンネル「レインボーコントチャンネル」も人気だ。ジャンボは、ダイエット挑戦に加え、扁桃腺手術による入院で激やせしたことが話題を呼んでいるが、入院中に「食べることは生きること」という座右の銘が誕生。改めて食べることの大切さを感じたという。術後1日は絶食、その後もすぐには食欲が戻らなかったというジャンボだが、今ではすっかり回復し、制限なしに食事を楽しんでいるそうだ。元気になったジャンボと相方の復帰を喜んでいる池田は先日、韓国焼酎ブランド「チャミスル」公式の飲み会サークル「チャミ会」に参加。その収録後に2人にインタビューし、飲み会にまつわる話や、ジャンボの入院後の変化、2人で語り合ったという将来の夢などについて話を聞いた。――ジャンボさん退院おめでとうございます。激やせでイケメンになられたと話題ですが、入院の影響だけではなく、その前からダイエットをされていたのでしょうか。ジャンボ:去年の12月に最高体重132キロまで行き、そこからテレビの企画でダイエットしていました。最後の追い込みで手術したみたいになりましたが、109キロまで痩せました。――23キロ減すごいですね! そこから若干リバウンドされたとか。ジャンボ:4キロ戻って今113キロになりました。池田:あごのところが全然なくなって誰かわからないくらいハンサムになっていたんですけど、だいぶもとのジャンボに戻ってきたなと思います。――コントのネタ的に、どれくらいの体重が理想だと思いますか?ジャンボ:今ぐらいがちょうどいいんじゃないですかね。池田:デカいはデカいですし、太りすぎてないし。もっと太ってしまうと体調が心配になるので今ぐらいがいいと思います。――手術直後は丸一日何も食べられず、徐々に普通の食事に戻していったそうですが、食べる喜びを改めて感じていますか?ジャンボ:僕は座右の銘がなかったんですけど、ついに座右の銘ができました。「食べることは生きること」です。食べることは生きることという言葉通りでもあるし、いろんな人の努力、人生が乗っかって食べることにつながっているという深い意味もあって、生きるって食べることなんだなと学びました。そして、『オモウマい店』を2週間で80話見て感銘を受けました。飯は人生のすべてです!――食事の大切さをさらに感じたのですね。ジャンボ:一食一食大事に。そして感謝。「ありがとうございます」という気持ちです。――入院前後で食生活は変わりましたか?ジャンボ:何も変わってないです。むしろ前より悪化しています(笑)。入院中に何を食べたいか書き出していたんです。かつ丼、ラーメン、マック(マクドナルド)、天丼……。――カロリー高そうな食生活で大丈夫ですか?ジャンボ:わからないです。でも今はしょうがないです。欲望に任せるまま、制限するという選択肢がなくて。食べ物で頭いっぱいです。今度実家のご飯を食べに行くので、それを食べたら考えようかなとは思っていますが、それまでは食べたいものを食べようと思います。――食べることが大好きなジャンボさんにぴったりなお仕事だなと思いますが、「チャミスル」公式の飲み会サークル「チャミ会」の初期メンバーに、タレントの村重杏奈さん、俳優の山下幸輝さん、インフルエンサーのらんさんとともに選ばれ、5人で飲み会を楽しむ様子が「チャミ会」公式YouTubeチャンネルで公開されています。「チャミ会」メンバーに決定したときの気持ちをお聞かせください。池田:以前YouTubeでコント「チャミスルで遊ぶ女」を上げていて、そのコントが「チャミ会」につながったと思ったんですけど、聞いてみたらそれは全く関係なかったです(笑)。でも、もともと好きなお酒だったのでうれしかったです。ジャンボ:(コロナの)自粛期間中に『梨泰院クラス』にメロメロになって、リモートで『梨泰院クラス』飲み会をやって「チャミスル飲みたいな」って話していて、その後、コットンのきょんさんと韓国料理屋でチャミスルを飲んだときに楽しくて幸せで、すごくいい思い出のお酒だったのでうれしかったです。――「チャミ会」の撮影はいかがでしたか?池田:村重ちゃんの空気作る感じと、らんちゃんのちょっと抜けているおとぼけ感と、山下くんの鼻につかないハンサム具合、本当にいいバランスやなと。本当に友達になったような、友達ですね!ジャンボ:山下くんが隙だらけで男にも好かれる男前だなと。村重ちゃんは場を盛り上げる天才で、らんちゃんは2年であんなに日本語が上手になったという勉強家で、若い3人にいろいろ教えてもらっているような感覚です。●50歳過ぎたら芸人としてはほぼ活動せず店に集中!?――お二人はよくどんな飲み会をしていますか?ジャンボ:自分は実はそんなにお酒を飲まなくて、飲み会も大好きというタイプではなくて、先輩方に誘っていただいたらご一緒するという感じです。ダイタクさん、ダンビラムーチョさん、コットンさん、ナダルさんとか。池田:僕はよく後輩を家に呼んで、「今日はすき焼きとお寿司!」みたいな感じで新年会をやったり、この間、燻製器を買ったので、燻製しながら人生ゲームをやったり。家でご飯を振る舞うのが好きです。――コンビで飲むことは?池田:地方に行ったときぐらいですかね。打ち上げでみんなでとかはありますけど、なかなかコンビで行くってないですね。ジャンボ:福岡に行ったときなど、飲み仲間がいないので消去法で池田と2人で飲んだり。あと北海道で回転寿司に行ったり。地方に行かない限り2人というのはあまりないですね。――仲良くないコンビは地方でも2人で飲みに行くことはないと思うので、2人で飲みに行けるコンビというのはいいですね。池田:地方でも行かないコンビは行かないですかね。ジャンボ:なんか気づいたんですよね。おじさん2人が仲悪いって気持ち悪いなと。仲が悪い先輩を見てそう気づいたのは大きいかもしれません(笑)――仲がいいほうがこちらも見ていてほっこりします。ジャンボ:仲いいに越したことはないですね! 将来は池田と同じ県に住んで、僕が『オモウマい店』みたいなお店をやって、池田が近くで健康ランドをやるという夢があります。ここ最近、池田と将来の話をよくしていて。――夢について語るコンビって素敵ですね。ジャンボ:入院中に『オモウマい店』に出合って、夢ができました! おもてなしをしっかりして、安くてみんなにお腹いっぱいになってもらうお店。チャミスルも置いて。チャミスルも仕入れた値段で出します。経営なんてどうでもいい。『オモウマい店』でそれを学んだので。――かなり『オモウマい店』の影響を受けたんですね。ジャンボ:皆さん利益なんて関係ないって言うんですよ。とにかく人に喜んでもらいたいって。お店を安くするためにUber Eatsで働いている店主もいて。――芸人さんの活動でしっかり収入を得て、お店はサービス的な感じで?ジャンボ:そうですね。50歳過ぎたら芸人としてはほぼ活動せず、お店に集中して近所の子供たちをお腹いっぱいにさせるというのが夢なので、それまでにお金を蓄えて、家も建てて。2階が自分が住む家で、1階が「ジャンボ丼」という店で、池田とは月に1回YouTubeのコントを撮って。池田にも「50歳からは月1な」と言いました。月1撮影で毎日更新は変わらずに。あと、年に1回単独ライブはやりたいです。――池田さんもこのプランに納得ですか?池田:いいと思います(笑)。それまで走り切って。――ジャンボさんはオモウマい店で、池田さんは健康ランド?池田:きれいになれるような温泉とか作りたいというのは小さい頃から思っていました。高校で理系に進んだのは入浴剤を作りたかったからで、下が黄色くて上が泡だらけになるビールみたいな入浴剤を作りたいという中学生ならではの夢があったんです。そんな入浴剤を作ったらめっちゃ売れるんじゃないかと思って。――今でも入浴剤を作りたいという思いが?池田:そうですね。男湯もアメニティなどがそろっている、きれいになれる温泉を作れたらいいなと思っていたんですけど、それがジャンボによって膨らんだ感じがします。――池田さんは美容通として知られていますが、美に目覚めたきっかけは入浴剤ですか?池田:入浴剤は普通に好きだったからで、美に目覚めたのはコントきっかけです。女性役をやる上できれいなほうがいいことが多いので、メイクしたり脱毛したりするようになりました。――健康ランドのほかに、美に関して叶えたいことがありましたら教えてください。池田:コスメのプロデュースや、メイクをまだしていないメンズに向けた発信などができたらなと思います。●扁桃腺を取って運気アップ!? KOC優勝などに期待――お二人の夢を語っていただきましたが、芸人としての目標も教えてください。池田:ラジオ番組を持つこと、全国ツアー、『キングオブコント』優勝の3つです。ジャンボ:ラジオは1回、『オールナイトニッポン0(ZERO)』をやらせていただいて、すごく幸せでした。――全国ツアーは50歳になってからも?ジャンボ:年1でやりたいですね。お店は1カ月休んで。毎年レインボーの単独に行くのが楽しみってなってくれたら最高だなと。夢です。――ジャンボさんが扁桃腺を取る手術を受けたことも、コンビとしてプラスになりそうですか?ジャンボ:そうですね。去年、扁桃炎になって熱が40度出て、唾を飲み込めないぐらい喉が痛くなって、2カ月くらい休みました。2回入院しましたし、相方に迷惑かけすぎているなと。池田が福岡の劇場にピンで出ることになったとき、震えあがっていたらしいです。池田:めちゃくちゃ怖かったです。断ろうと思ったらすでに劇場のホームページに出ていたので行かざるを得なくなってしまって。――1人の期間もあって、相方の大事さを痛感されたわけですね。池田:そうですね。ジャンボ:あと、運気が上がりそうな予感がしてしょうがないんです。扁桃腺を取ってから、パチンコめっちゃ勝ったんです!――『キングオブコント』優勝など、お笑いにもつながるといいですね(笑)ジャンボ:池田にも「俺ら今年ちょっとあるぞ!」って言いました。俺らずっと低空飛行を続けてなかなかうまくいかなかったんですけど、今年は何かありそうです。■レインボージャンボたかお(1989年6月25日生まれ、千葉県出身)と池田直人(1993年9月19日生まれ、大阪府出身)によるお笑いコンビ。2016年2月結成。2018年1月1日放送の『ぐるナイ おもしろ荘』(日本テレビ)で優勝し話題に。『千鳥のクセスゴ!』(フジテレビ)では常連として活躍している。毎日ネタをアップしているYouTubeチャンネル「レインボーコントチャンネル」も人気。大食いのジャンボは「レインボー ジャンボたかおの食うチャンネル」、美容好きの池田は「レインボー池田直人の美しちゃんねる」と、それぞれのキャラを生かしたYouTubeチャンネルも開設している。
2023年05月22日東京・代々木上原駅高架下の商業施設「アコルデ代々木上原」がリニューアル。2023年7月にグランドオープン予定だ。「アコルデ代々木上原」がリニューアル1993年に開業した「アコルデ代々木上原」は、2023年に開業30周年を迎え、12年ぶりとなる大規模リニューアルを実施。今回のリニューアルでは、改札階フロアと地上階フロアの通路に多種多様なショップが軒を連ね、新規7店舗を含む全15店舗が新たに生まれ変わる。“蕎麦呑み”や“上質寿司”を楽しめる店舗注目は、洗練された雰囲気が漂う代々木上原の街に合う上質な新店舗。昼は蕎麦屋、夜は焼き物と旬の食材を駆使して作る一品料理とお酒を楽しめる“蕎麦呑み処”「蕎麦うえはら」や、人気寿司店「梅丘すしの美登利」の新ブランド「すしの美登利 旬」などがオープンする。「すしの美登利 旬」では、寿司や和の小鉢に合う季節限定の貴重な日本酒が豊富に揃う。スタバなど人気カフェもリニューアルまた、スターバックス(Starbucks)やカルディコーヒーファーム(KALDI COFFEE FARM)など人気店舗もリニューアル。さらに、根強い人気の中食需要に応えた店舗も引き続き楽しめる。【詳細】「アコルデ代々木上原」リニューアルグランドオープン日:2023年7月予定住所:東京都渋谷区西原3-8-5該当フロア:地下1階、1階、2階■新ショップ&リニューアル<新ショップ>3月28日(火) 蕎麦うえはら4月7日(金) Kollabo4月28日(金) すしの美登利 旬、自然食品F&F6月上旬 玄米食堂あえん6月8日(木) カフェカルディーノ6月中旬 boB the café+Sento Bene<移転リニューアル>2月28日(火) ヒビヤカダンスタイル3月12日(日) カレーハウスCoCo壱番屋4月14日(金) カルディコーヒーファーム<リニューアル>3月4日(土) サンマルクカフェ5月8日(月) 箱根そば5月下旬 リトルマーメイド(LITTLE MERMAID)5月下旬~6月上旬 スターバックス時期未定 なか卯※オープン日は変更となる場合あり。
2023年04月22日ボールあるところにその姿あり。素早い判断で攻撃をビルドアップ。東京サントリーサンゴリアスの齋藤直人選手のインタビューをお届けします。「“ボールの傍(そば)に常に齋藤がいる”と気づいてくれたら嬉しいです」試合運びの起点となる、スクラムハーフを担う齋藤直人選手。「端的に言えば、どうやって勝つかをコントロールする役目です」165cmと小柄な体で、2mを超すような大柄のフォワードたちが押し合うスクラムや、モールやラックと呼ばれる密集戦に飛び込みボールをピックアップ、相手の布陣を見ながら、パスか、キックか、あるいは自分で走るかを瞬時に判断する――。「相手の弱みを把握しながら自分たちの強みをどうやってぶつけるか、逆に相手の強みをどう防ぐか。僕ならではの武器=“予測”を活かして次の展開を読みながらチームを動かしています」遡れば、父親にラグビースクールへ「自分の意思とは関係なく連れていかれた」のは3歳の頃。「ボールを持って走る、体を当てる、それが楽しくて」いつしかラグビーが大好きになり、今や日本を代表するスクラムハーフに。「興味があること、好きなことはとことん突き詰めたいタイプ。目標に対してならどんな犠牲を払ってでも成し遂げたいと思います」と自身の性格を分析する。言うまでもなく、そのターゲットとなったのがラグビーだ。その魅力とは、「まずは体がぶつかる激しさ、迫力でしょうか。試合によっては掴み合いになるなど激しいイメージがあるかもしれませんが、卑怯なプレーや騙し合いなどは一切しません。ごまかしの利かないスポーツであることがラグビーの良さだと思います。試合終了後はチームの垣根を越えた交流が持てることも特徴ですね。そのおかげで世界中に知り合いがいます(笑)」観戦のハードルとして、よく言われるのがルールの難しさだが、「全てを頭に入れてから臨む必要はなく、観ながら少しずつルールを知っていくというのでも楽しめます。最近は反則時に場内放送で説明が入るなど、初心者の方にもわかる工夫がされているので、臆せずに来ていただきたいですね」齋藤選手が主戦場としているのがリーグワン。日本ラグビーの新たな歴史を刻むべく昨年に誕生したばかりのリーグだ。「国内に限らず、世界トップレベルの選手が活躍しているので、海外からも注目されています。今年は9月からフランスでワールドカップが開催されるので、リーグもいっそう盛り上がると思います」最後にワールドカップについての思いを聞くと…。「自分の持つ大きな目標のひとつ。必ず出場したいです」所属するチーム、東京サントリーサンゴリアスには同じスクラムハームのポジションに、前回ワールドカップで不動のレギュラー、現在も代表候補の流大選手も在籍。「そのことは入団を迷うポイントにはなりました。ただ、当時の監督に『日本代表が目標ならどうせ競わなきゃ行けないんだぞ』と言われて入団を決めました」柔和な笑顔のうちに秘めた、強い思いは、チームで、代表での結果となって表れるはず。観戦のしかたジャパンラグビー リーグワンはディビジョン1(D1)からD3まで全23チーム。齋藤選手の東京サントリーサンゴリアスは最上位D1の3位(3/31現在)で、5月に上位4チームが参加するプレーオフトーナメント進出圏内。チケット購入は、リーグワン公式サイトもしくは各チーム公式サイトからが一般的。各チームのファンクラブに入ると優先的に購入できる。価格は試合にもよるが一般自由で2000~3000円前後~。迫力満点の攻防をぜひ一度スタジアムで体感してほしい!世界との戦い9/8から10/28まで、フランスでラグビーワールドカップ2023が開催予定。日本は前大会の結果により出場が決まっている。出場20か国はプールA~Dの4グループに分かれ、各プール上位2チームが決勝トーナメントに。世界ランキング10位の日本の入ったプールDは他にチリ(22位)、イングランド(6位)、サモア(12位)、アルゼンチン(8位※順位は全て3/27現在)の4か国が。代表候補の齋藤選手の活躍で前回を上回る成績を期待したい。さいとう・なおと1997年8月26日生まれ、神奈川県出身。スクラムハーフ。ラグビーの強豪校、桐蔭学園高校と早稲田大学で共に主将を務め大学では日本一に導く。大学3年時に学生で唯一日本代表候補に選出。卒業後は「子どもの頃から憧れだった」という東京サントリーサンゴリアスに入団。入団4シーズン目の今年は共同キャプテンとしてチームを引っ張る立場に。※『anan』2023年4月19日号より。写真・濵田茉里(A.K.A.)ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2023年04月18日ミュージカル『太平洋序曲』の公開ゲネプロが7日に東京・日生劇場で行われ、海宝直人、廣瀬友祐、ウエンツ瑛士、立石俊樹、ジョン・ワイドマン(脚本)が取材に応じた。※山本耕史、松下優也はスケジュールの都合により会見欠席同作は近代日本の夜明けを題材に、スティーヴン・ソンドハイムの作詞・作曲により1976年のブロードウェイで初演された『太平洋序曲』を、梅田芸術劇場と英国メニエールチョコレートファクトリー劇場との初の共同制作で創り上げられるミュージカル。物語全体を俯瞰しながら進行する狂言回し(山本耕史・松下優也)、浦賀奉行としてペリーとの交渉に臨み、次第に西洋文化に傾倒していく香山弥左衛門(海宝直人・廣瀬友祐)、流れ着いた米国から帰国し、日本が開国に向かう中で武士道に目覚めるジョン万次郎(ウエンツ瑛士・立石俊樹)らの姿を描いていく。同作にはほか朝海ひかるらが出演し、この日のゲネプロには山本、海宝、ウエンツが登場した。脚本のジョン・ワイドマンは今作のために日本に駆けつけ「作品の上演にあたり、東京に来れていることとても嬉しく思っています。本当に美しい劇場で皆さんが素晴らしい作品を作ってくださり、稽古を拝見してとてもすばらしかったです」と絶賛。「唯一残念に思ってることは、偉大な友人でありコラボレーターである(故)スティーヴン・ソンドハイムさんが一緒にいられないこと。彼も来ていたら本当に喜んでいたと思います」と発言する。また「スティーヴンがお気に入りの作品は何だと尋ねられることがあり、その時の彼の答えは『1つお気に入りがあるわけではなく、それそれ違う理由で好きなんだ』と。ですが『今まで書いた曲の中で何が1番お気に入りですか?』と聞かれると、いつもこの『太平洋序曲』の中の1曲でした。後ほど、それは何ですかというのを聞いていただければ教えます」と茶目っ気たっぷりに語った。海宝は「とても光栄ですし、身が引き締まる思いですよね」としみじみ。キャストそれぞれが好きな曲を聞かれると「『The Advantages of Floating in the Middle of the Sea』は物語の1853年の日本を最初に説明する曲で、世界に入り込む最初の曲なので好きです」(廣瀬)、「黒船が来航することによって大騒ぎになるのですが、その時の混乱を描いた『Four Black Dragons』は、船を4匹の龍に喩えたスペクタクルな曲」(海宝)と答える。さらにウエンツは「『Poems 』という、万次郎と香山が歌う曲。いわゆる俳句が歌になってるということの衝撃と、歌詞も俳句として成立させる綺麗さもあるんですけど、音楽ですよね。日本をリスペクトしている楽曲でもありつつ、どこか西洋の感じもある。僕らが今まで俳句を詠んでた音のつながり、綺麗さに楽曲が乗って、元々英語で書かれたものを日本語に俳句として戻しているといういろんな面白い仕掛けがあるので、今までになかったミュージカルになる1曲」と熱弁する。立石は「香山とたまての『There Is No Other Way』です。2人が引き裂かれていく構図で、行くしかない香山、それを見守るたまての気持ちを察すると、稽古場から涙ぐんで見ていたんです。そのくらい好きな楽曲です」と明かした。満を持しての「ソンドハイムが好きな楽曲は?」という質問に、ワイドマンは「『Someone in a Tree』という曲がとても好きだとおっしゃると思う」と改めて回答する。「彼の頭の中にあるパズルを解いていく曲で、頭脳的な問題と感情の問題のパズルを解き明かしていくような曲」と表した。今回日本で上演されるのはは2017年にブラッシュアップされたバージョンということで、ワイドマンは「スティーヴンと私と演出のジョン・ドイルとで改めて見返してみて、作品にとって必要なものをきちんと抽出して、エッセンシャルじゃないものを取り除いていったもの。そうすることによって、お客さまがよりしっかりとしたストーリーの核心に触れられるようなものを目指しました」と説明する。「そのためにカットしたのが『Chrysanthemum Tea』というたった1曲なんです。とってもいい歌でたくさんの方が大好きだとおっしゃってくださってるんですけど、その曲を取り除くことによって、この物語が香山と万次郎の物語であり、彼らとともに前に進めていくということにフォーカスすることになりました」と意図を明かす。また自身は「『Poems』を選ぶかな。シンプルな形の中で2人の男たちがともに歩んでいく、初めは旅をするのが難しい状態から歌いながら旅をすることによってペアに行き着くということを美しく描いている曲だと思います」と語った。東京公演は日生劇場にて8日〜29日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて4月6日〜16日。
2023年03月07日現在上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は、6月以降のチケット発売に先立ち、藤木直人が新ハリー・ポッター役を務めることを発表した。2022年7月8日より上演中の本作は、初年度に藤原竜也・石丸幹二・向井理がトリプルキャストでハリー・ポッターを務め、藤原さんが昨年9月30日に千穐楽を迎え、続いて5月末には向井さん、7月中旬には石丸さんも千穐楽を迎えることが発表されている。そして2年目を迎える本作。新ハリーを務めることとなった藤木さんは「自分がハリー・ポッターになるなんて1ミリも…いや、1ミクロンも想像していませんでした」と話し、「観劇させていただきましたが、魔法もふんだんに出てくるし、まさにハリー・ポッターを再現したその世界観に圧倒されました。映画シリーズの後日談、ファンならピンと来る魅力的なワードが散りばめられているのも嬉しい限り。その中に自分が立っている姿、今から想像しただけで震えます!…いろんな意味で(笑)」と心境を明かしている。なお、ハリー役は初年度同様3名を起用。約2週間にわたって残り2名のハリー役ならびに新キャストも発表予定だという。チケットは現在、5月末までの公演分が販売中。好評を受けて、6月以降も公演を継続し、9月までのチケット発売が決定している。舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」はTBS赤坂ACTシアターにて上演中。(cinemacafe.net)
2023年01月21日2023年1月3日(火) からシアタークリエにて上演される海宝直人コンサート『ATTENTION PLEASE!』より、1月13日(金) の千穐楽公演が「uP!!!」「TELASA」にて独占生配信されることが決定した。本公演では、機長に扮した海宝直人が日替わりの豪華ゲスト達と共に世界各国を舞台にしたミュージカルナンバーを披露。観客と共に歌で旅する新感覚のコンサートとなっており、海宝の過去出演作から厳選した名曲のほか、ここでしか聞くことの出来ない貴重なステージとなっている。配信チケットの購入は、2023年1月13日(金) 13時15分まで。<配信情報>『ATTENTION PLEASE!』千穐楽公演2023年1月13日(金) 13:00 uP!!!・TELASAにて独占生配信uP!!!::※生配信のみとなります。アーカイブ配信はございません。■チケット料金価格:4,400円(税込)販売期間:2022年12月27日(火) 10:00~2023年1月13日(金) 13:15※ほか、auスマートパスプレミアム会員価格、イベント割適用あり■出演者海宝直人/Ema/大音智海/菅谷真理恵/村井成仁/堀川絵美■ゲスト屋比久知奈/山寺宏一HP:
2022年12月27日公益財団法人上原記念生命科学財団(東京都豊島区、理事長:上原明/大正製薬ホールディングス株式会社代表取締役社長)は、12月14日(水)に開催した理事会において、2022年度上原賞・各種助成金贈呈対象者を決定しましたのでお知らせいたします。今年度の上原賞は2名、各種助成件数は350件、助成金総額(上原賞副賞を含む)は14億90万円となりました。上原賞 2 名 副賞1 件 3,000 万円 ※掲載は五十音順○大野 博司 氏 国立研究開発法人 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長対象となった研究業績「宿主の生理・病理と宿主-腸内細菌叢相互作用の統合的理解」○胡桃坂 仁志 氏 東京大学 定量生命科学研究所 クロマチン構造機能研究分野 教授対象となった研究業績「ゲノム機能発現におけるクロマチンの構造基盤の解明」各種助成金 350 件 13 億4,090 万円○特定研究助成金 18 件 6,600 万円○研究助成金(1 件500 万円) 90 件 4 億5,000 万円○研究推進特別奨励金(1 件400 万円) 10 件 4,000 万円○研究奨励金(1 件200 万円) 110 件 2 億2,000 万円○海外留学助成金リサーチフェローシップ 56 件 3億750 万円○海外留学助成金ポストドクトラルフェローシップ 36 件 2 億140 万円○その他・国際シンポジウム開催助成金 20 件 2,000 万円・来日研究生助成金 10 件 3,600 万円公益財団法人上原記念生命科学財団は、1985 年の設立以来、今年度で38 年目となります。2022 年度までの生命科学に関する諸分野の研究に対する助成(上原賞含む)は約11,200 件、約358 億円になります。上 原 賞 受 賞 者(五十音順)受賞者氏名: 大野 博司(オオノ ヒロシ)医学博士所属機関および役職:国立研究開発法人 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長生年月日 1958 年10 月27 日生略 歴 1983 年 3 月 千葉大学医学部 卒業1983 年 4 月 千葉大学医学部麻酔学教室 入局1987 年 4 月 千葉大学大学院医学研究科 入学1991 年 3 月 千葉大学医学部 助手1994 年 4 月 National Institutes of Health 訪問研究員1997 年 5 月 千葉大学医学部 助教授1999 年 4 月 金沢大学 がん研究所 教授2004 年 4 月 理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター チームリーダー2005 年 4 月 横浜市立大学大学院 客員教授(兼任)2007 年 4 月 千葉大学大学院 客員教授(兼任)2013 年 4 月 理化学研究所 統合生命医科学研究センター グループディレクター2018 年 4 月 理化学研究所 生命医科学研究センター チームリーダー2022 年 4 月 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長受賞対象となった研究業績「宿主の生理・病理と宿主-腸内細菌叢相互作用の統合的理解」体外環境との境界をなす大腸粘膜には40 兆個以上もの腸内細菌叢が定着しており、宿主の生理や病理と深く係っている。世界に先駆けて提唱した統合オミックス解析手法を駆使することで、宿主-腸内細菌叢相互作用を双方向から解き明かし、その分子的理解の基盤を確立した。腸内細菌の取り込みに特化した腸管上皮M細胞について、特異的マーカーGP2 の同定とその受容体機能を明らかにするとともに、細胞間連結に関与するM-sec や細胞分化に必須な転写因子Spi-B など、重要な分子を次々と同定した。さらに、腸内細菌由来の酢酸によるO157 の感染予防やIgA の特異性と生産性の制御、酪酸による大腸制御性T 細胞の分化促進、寄生虫排除における肥満細胞の重要性、胃の免疫系における2 型自然免疫リンパ球の優勢とその常在細菌依存性、I 型糖尿病の発症抑制に重要な腸内細菌の発見や、2 種類の小腸常在菌による相乗的多発性硬化症の発症機構の解明等、卓越した業績を発信し続けている。今後の創薬、未開拓の臨床分野に大きく貢献する新たなパラダイムを開拓した先駆的研究業績である。上 原 賞 受 賞 者(五十音順)受賞者氏名:胡桃坂 仁志 (クルミザカ ヒトシ)博士(学術)所属機関および役職:東京大学 定量生命科学研究所 クロマチン構造機能研究分野 教授生年月日 1967 年 1 月30 日生略 歴 1989 年 3 月 東京薬科大学 薬学部 卒業1991 年 3 月 東京薬科大学 大学院薬学研究科 博士前期課程修了1995 年 3 月 埼玉大学 大学院理工学研究科 博士後期課程修了1995 年 4 月 理化学研究所 奨励研究員1995 年 6 月 National Institutes of Health 博士研究員1997 年 6 月 理化学研究所 研究員2003 年 4 月 早稲田大学 理工学部 助教授2007 年 4 月 早稲田大学 先進理工学部 准教授2008 年 4 月 早稲田大学 先進理工学部 教授2018 年 4 月 早稲田大学 名誉教授2018 年 4 月 東京大学 定量生命科学研究所 教授受賞対象となった研究業績「ゲノム機能発現におけるクロマチンの構造基盤の解明」クロマチンは真核生物のゲノムの本体であり、その構造変動により転写、DNA 修復、複製、組換えを制御することで、多細胞生物の発生・分化のエピジェネティックな制御の根幹を担っている。クロマチン構造を調節する因子群を含む、多種多様なクロマチンを試験管内で再構成する高度な技術を独自に確立し、構造生物学と融合させることで、ゲノム機能を制御するために必要なクロマチン構造変換の仕組みを立体構造から解明する道を切り拓いた。特筆すべきは、転写反応中のRNA ポリメラーゼⅡ-ヌクレオソーム複合体のスナップショット構造群をクライオ電子顕微鏡により世界で初めて可視化し、ブラックボックスであったクロマチン上での転写機構の根幹を解明したことである。さらに、クロマチンによる自然免疫のDNA センサーcGASの不活性化機構を解明し、自然免疫の中心的な問いである自己と非自己DNA を区別する仕組みを明らかにした。基礎生物学の理解への貢献はもとより、医学薬学の分野においてエピゲノム創薬の基盤をも提供することが期待される、世界を牽引する独創的な研究業績である。【PR】2022年度上原賞・各種助成金受賞者決定のお知らせ.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月14日12月24日(土)・25日(日) に東京芸術劇場 プレイハウスで上演される『いきなり本読み! in 東京芸術劇場』の2日目公演に、海宝直人が出演することが決定した。2020年にスタートした『いきなり本読み!』は、「出来上がった作品を見るより、稽古場の方が絶対おもしろい!」という岩井秀人(WARE)の発想から生まれた、“初見の台本読み合わせライブ”。上演する作品は当日まで明かされず、本番のステージ上で初めて台本を開いた俳優たちが岩井の進行のもと、さまざまな“役”を演じ、約束された役作りも演出もなく、普段は観客に見せることのない“素”の表情をさらす、まさに裸一貫で台本に挑む俳優の姿を垣間見ることができる。海宝が出演する2日目公演には、松本まりか、青木崇高、じろう(シソンヌ)、高橋克実も出演。なお初日公演は岸井ゆきの、小池徹平、醍醐虎汰朗、温水洋一が登場する。チケットは現在一般発売中。<公演情報>岩井秀人(WARE)プロデュース『いきなり本読み! in 東京芸術劇場』会場:東京芸術劇場 プレイハウス12月24日(土):開場17:00 / 開演17:3012月25日(日):開場12:00 / 開演12:30進行・演出:岩井秀人【出演】12月24日(土):岸井ゆきの、小池徹平、醍醐虎汰朗、温水洋一12月25日(日):松本まりか、海宝直人、青木崇高、じろう(シソンヌ)、高橋克実【チケット情報】S席:7,800円(税込)A席:6,900円(税込)※未就学児童入場不可チケット一般発売中:公式HP:
2022年12月14日ミュージカル『太平洋序曲』“決起集会”が6日に都内で行われ、山本耕史、松下優也、海宝直人、廣瀬友祐、ウエンツ瑛士、立石俊樹が登場した。同作は近代日本の夜明けを題材に、スティーヴン・ソンドハイムの作詞・作曲により1976年のブロードウェイで初演された『太平洋序曲』を、梅田芸術劇場と英国メニエールチョコレートファクトリー劇場との初の共同制作で創り上げられるミュージカル。物語全体を俯瞰しながら進行する(山本耕史・松下優也)、浦賀奉行としてペリーとの交渉に臨み、次第に西洋文化に傾倒していく香山弥左衛門(海宝直人・廣瀬友祐)、流れ着いた米国から帰国し、日本が開国に向かう中で武士道に目覚めるジョン万次郎(ウエンツ瑛士・立石俊樹)らの姿を描いていく。劇団四季のミュージカル『美女と野獣』で同時期にチップ役を演じていたという海宝とウエンツは、それ以来の同じ作品への出演だという。海宝は「僕は小学校1年生とかで、考えてみたら3つくらい違うから、だいぶお兄ちゃんでしたよね」と振り返る。一方、ウエンツは「僕は小学校4~5年生でしたけど、(海宝は)本当に当時からすごかった。4年生が1年生に嫉妬しちゃいけないじゃないですか。でも……」と苦笑。海宝が「覚えてます?」と驚くと、ウエンツは「子供ながらに感じる『今日は偉い人が来るな』という時のキャスト。そういうのすっごい覚えてんのよ。引きずるのよ!」と答える。「『今日は大事な日だよ』みたいな日、あるじゃないですか。『海宝くんです』みたいな。まさか俺も小4で嫉妬という気持ちを覚えるとは……その後も作品は見させてもらってますけど、素敵なので楽しみです」と久しぶりの再会での共演に期待を膨らませた。
2022年12月06日唐沢寿明×脚本家・井上由美子のタッグで送る『連続ドラマW フィクサー』Season1に、藤木直人がゲスト出演することが発表された。本作は『連続ドラマW パンドラ』シリーズや、『白い巨塔』『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』など数々のヒット作を生み出し、2020年、紫綬褒章を受賞した脚本家・井上由美子が、政界・財界・法曹界を掌握する“フィクサー=黒幕”を題材に描くノンストップサスペンス。世の中を裏から操るフィクサーの暗躍と、金と権力に群がる人間たちを描き、3Seasonにわたる大型ドラマシリーズとして展開する。主人公となる謎のフィクサー・設楽拳一に扮する唐沢をはじめ、町田啓太、小泉孝太郎、要潤、斉藤由貴、内田有紀、小林薫といった豪華レギュラー陣が顔をそろえる本シリーズ。藤木が演じるのは、数々の疑惑に包まれた事故に遭う総理大臣の首席秘書官・中埜弘輝。冒頭で起こる総理の事故に関して、拳一から「一緒に真相を探りませんか?」と提案を受ける。また、物語のキーパーソンとなる追加キャストも公開。総理大臣・殿村茂を演じるのは永島敏行、そして事故に遭う殿村の運転手の娘・沼田由里を吉川愛が演じる。運転手である父親は事故で亡くなり、飲酒運転の疑惑も取り沙汰され、由里の中に悲しみと怒りが溢れていく……。与党である民自党(みんじとう)員には、次期総理大臣の座を何が何でも狙う強欲な内閣官房長官・大泉勇作に陣内孝則、女性初の総理候補という呼び声高い政調会長・新田さゆりに富田靖子、過去に総理大臣まで務めた大物政治家を父親に持つ外務副大臣・村川穂積を駿河太郎が演じる。表向きには殿村政権への忠誠を見せるが、互いに腹の内を探り合い、テーブルの下で足を蹴り合う。さらに、事故の裏で浮上する殿村政権が抱える新薬認可問題の渦中の人物、サクタ薬品社長・佐久田直紀に酒向芳、そして強大な力を持ち、昭和の時代から政財界を操ってきた伝説のフィクサー・本郷吾一として西田敏行も特別出演する。長年、日本の裏社会に君臨し、財力で思うがままに政界を動かしてきた本郷に拳一が立ちはだかる。闇のフィクサーとしての西田の怪演に期待が高まる。Season1(全5話)は、2023年4月からWOWOWプライム、WOWOW4Kにて放送、WOWOWオンデマンドにて配信スタートを予定している。■藤木直人(中埜弘輝 役)コメント1. 本作への意気込みや唐沢寿明さんとの共演について去年の『黒鳥の湖』に引き続き声を掛けていただいてとても嬉しいです。『黒鳥の湖』と同じくとても重厚な、そして今回は骨太の社会派ドラマ。そして主演は唐沢寿明さん。今回で4度目の共演ですが、いつも唐沢さんとご一緒出来るのはご褒美だと思っています。今回も先輩について行き、色々学びたいと思っています。2. 視聴者へのメッセージ今回演じるのは秘書官で政治を隅っこから見ていたんですが、もっと深い政治の闇に飲み込まれ翻弄されて行きます。視聴者の皆さんが僕演じる中埜と一緒にストーリーに翻弄されて欲しいです。<作品情報>『連続ドラマW フィクサー』Season1:2023年4月スタート(全5回)放送:毎週日曜20:00[第1回無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】脚本:井上由美子企画・プロデュース:青木泰憲監督:西浦正記音楽:得田真裕プロデューサー:村松亜樹 / 髙田良平 / 黒沢淳■出演唐沢寿明藤木直人/町田啓太/小泉孝太郎/要潤/吉川愛/斉藤由貴/駿河太郎西田敏行(特別出演)永島敏行/富田靖子/陣内孝則/内田有紀/小林薫詳細はこちら:フィクサー Season1/特報15秒【WOWOW】
2022年12月06日ピアニストの上原彩子が令和4年度文化庁長官表彰を受賞した。文化庁長官表彰は、文化活動に優れた成果を示し国の文化の振興に貢献した者、または日本文化の海外発信、国際文化交流に貢献した者を文化庁長官が表彰するもの。上原は、2002年のチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で日本人として初めて優勝。国内外で高い評価を集めており、近年は演奏だけでなく後進の指導も積極的に行っている。今年デビュー20周年を迎え、記念プロジェクトとして、チャイコフスキー1番とラフマニノフ2番の2大協奏曲を原田慶太楼指揮日本フィルハーモニー交響楽団と共演したライヴ録音をリリース。来年度からは、デビュー30周年となる2032年に向けて、ベートーヴェンのソナタ全曲に取り組んでいく予定だという。上原彩子アーティストページ
2022年12月02日ビルボードジャパン(株式会社阪神コンテンツリンク)は、指揮者の大友直人とともに、沖縄を拠点に活動するオーケストラ、琉球交響楽団を支援するプロジェクト「Symphonic Seeds Project for Okinawa」に取り組んでいく。琉球交響楽団は沖縄唯一のプロオーケストラとして創設され、現在40名余りの楽団員を抱えているが、発足から20年経過した今なお慢性的な資金・人材不足に悩まされており、新たなファンと若い演奏家を育てていく取組みが急務となっている。本プロジェクトは、これまで数々のポップスアーティストと国内のオーケストラとともに、音楽の垣根を越えた新しい音楽体験を創造してきたビルボードクラシックスが、その黎明期より参画している指揮者・大友直人と、大友が音楽監督を務める琉球交響楽団とともに、沖縄の音楽シーンをより豊かにすることを目的として発足された。プロジェクトは、ジャンルの垣根を超えた音楽ファンに琉球交響楽団の演奏、活動を広く知ってもらい、楽団のファンや支援者を増やすことがねらい。全国で開催されるビルボードクラシックス公演会場でのブース展開や、沖縄県内メディアとのタイアップキャンペーンなどで広く周知をはかることが予定されており、23年始めからはプロジェクト立ち上げのキャンペーンとして、県内ラジオのレギュラー番組の開始も予定されている。詳しい情報はビルボードクラシックスWebサイト内に開設された特集ページに順次掲載予定となっている( )。プロジェクトの第1弾として、同じく本日発表された玉置浩二×オーケストラ公演ツアーの新シリーズ【billboard classics玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2023 “Navigatoria”】の沖縄公演の開催が決定している。沖縄公演のみ独自のチケット先行販売「琉響特別先行」の実施が発表されており、琉球交響楽団の定期会員、サポート会員に入会することで申し込むことができる。【公演情報】■公演名:billboard classics玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2023 “Navigatoria” 沖縄公演(読み)ビルボードクラシックス タマキコウジ レジェンダリー シンフォニック コンサート ニセンニジュウサン “ナビガトリア”■開催日時・会場:(1)2023年6月2日(金)那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場 開場17:00/開演18:00(2)2023年6月3日(土)沖縄コンベンションセンター 劇場棟 開場16:00/開演17:00■出演:玉置浩二■管弦楽:琉球交響楽団 ■指揮:大友直人■主催:ビルボードジャパン(阪神コンテンツリンク)■企画制作:ビルボードジャパン(阪神コンテンツリンク)■協力:株式会社阪急交通社、ローソントラベル■後援:米国ビルボード、沖縄県、那覇市(6/2)、宜野湾市(6/3)■特別協賛:株式会社日建ハウジング■公演公式サイト: 【チケット情報】■チケット価格:13,000円(全席指定・税込)※特製ブックレット付 ※未就学児入場不可■チケット販売スケジュール ※お一人様1公演につき2枚まで◎玉置浩二・安全地帯オフィシャルFC「cherry」会員先行(抽選):2022年12月1日(木)15:00 ~ 2022年12月7日(水)23:59◎ビルボードライブ法人会員先行(抽選):2022年12月8日(木)15:00 ~ 2022年12月13日(火)23:59◎ビルボードライブ「Club BBL」会員先行(抽選):2022年12月9日(金)15:00 ~ 2022年12月13日(火)23:59◎ローソンチケット先行(抽選):2022年12月15日(木)15:00 ~ 2022年12月20日(火)23:59◎琉響会員先行(抽選):2022年12月9日(金)15:00~2023年1月15日(日)23:59※車椅子をご利用のお客様は、各公演のお問合せ先までお電話にてお問合せください。※チケットはおひとり様1枚必要となります。チケットを紛失された方、または当日お忘れになった方はご入場できません。※チケット購入の際は、必ず公式サイトに掲載している注意事項をご確認の上、チケットをお求めください。<ご来場のお客様へのお願い: >■コンサートに関するお問い合わせPMエージェンシー 098-898-1331(月~木11:00~14:00/金土日祝休)ビルボードクラシックスロック・ポップス界の実力派ボーカリストとクラシックス音楽界のマエストロが指揮する管弦楽団がコラボレーションするオーケストラコンサート。2012年2月にスタートして今年で10周年の節目を迎え、全国の音楽専用ホール等でこれまでに300公演以上開催している。公式サイト 出演者プロフィール玉置浩二1958年生まれ。北海道出身のシンガーソングライター。1982年バンド「安全地帯」としてデビュー。「ワインレッドの心」、「恋の予感」、「悲しみにさよなら」など80年代の音楽シーンを席巻。ソロ活動で作詞も手がけ始め、「田園」「メロディー」をはじめとする多くのヒットを生み出す。2012年には、オリジナルレーベル「SALTMODERATE」を発足。安全地帯とソロの活動を並行して行いながら、2014年、7年ぶりとなるオリジナル・ソロ・アルバム『GOLD』、そして同じ時代を共有してきたアーティストの名曲を歌ったアルバム『群像の星』をリリース。2015年・2016年、国内外の主要オーケストラと共演するビルボードクラシックス公演を実施。2016年6月、バルカン特別編成交響楽団に管弦楽作品「歓喜の歌」を謹呈。2017年、ソロデビュー30周年そして安全地帯デビュー35周年というダブルアニバーサリーイヤーでは、日本武道館で開催した安全地帯35周年記念ライブでは2日間で2万5000人の動員を記録した。2018年・2019年もオーケストラ公演、ソロツアーと精力的に活動。2019年11月安全地帯として約30年ぶりのスタジアムライブ「安全地帯 IN 甲子園球場 さよならゲーム」を敢行、3万8000人を動員し、圧倒的なボーカル力で観客へ感動をもたらした。2020年12月、6年ぶりとなるニューアルバム『Chocolate cosmos』リリース。第71回NHK紅白歌合戦に24年ぶりの出場を果たし、オーケストラとともに披露した「田園」は、熱い感動とともに全国で大きな反響を呼んだ。2021年、1月より再開されたオーケストラ公演「PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2021『THE EURASIAN RENAISSANCE “ОТТЕПЕЛЬ(オーチェペリ)”』」(4都市6公演)、続いて6月より開催の“КАПЕЛЬ(カペーリ)”(7都市8公演)公演では、各地で大喝采を巻き起こした。同年9月からはバンド編成による「玉置浩二Concert Tour 2021 故郷楽団~Chocolate cosmos」を全国24都市/27会場にて敢行。2022年にはソロデビュー35周年そして安全地帯デビュー40周年を迎える。オフィシャルサイト 大友直人(指揮)桐朋学園大学在学中にNHK交響楽団を指揮してデビュー以来、日本の音楽界をリードし続けている。これまでに日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団専属指揮者、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督を歴任。現在は東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督。東京文化会館の初代音楽監督として東京音楽コンクールの基盤を築いたほか、海外オーケストラからも度々招かれており、ハワイ交響楽団には20年以上にわたり定期的に招かれている。小澤征爾、森正、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。NHK交響楽団指揮研究員時代にはW.サヴァリッシュ、G.ヴァント、F.ライトナー、H.ブロムシュテット、H.シュタインらに学び、タングルウッド・ミュージックセンターではL.バーンスタイン、A.プレヴィン、I.マルケヴィチからも指導を受けた。大阪芸術大学教授。京都市立芸術大学、洗足学園大学各客員教授。琉球交響楽団NHK交響楽団で首席トランペット奏者を務めた祖堅方正が1990年に沖縄県立芸術大学教授に就任し、郷里で教鞭をとることになったことからはじまる。沖縄では実力の高い奏者でもプロとして活動するための受け皿がなく、卒業後は他の都道府県に出ていかざるを得ないことを憂いた祖堅は、沖縄にプロのオーケストラを立ち上げたいという思いを募らせ、2001年に琉球交響楽団が創設された。定期演奏会ほか、小中高校での音楽鑑賞会や世界のウチナーンチュ大会、沖縄本土復帰記念事業など、演奏の機会は多岐にわたる。2021年にはサントリーホールにて初の東京公演を、翌2022年にはシンフォニーホールで初の大阪公演を開催した。県民に親しみ愛され、国際色豊かな沖縄県の顔となる交響楽団を目指し活動している。オフィシャル・ホームページ ビルボードジャパン リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日竹中直人が監督する浅野いにお原作映画『零落』の新たなキャストが発表。場面写真も公開された。漫画家として残酷なまでの“業”を描き、浅野さんの新境地となった極限の衝撃作を映像化。売れっ子漫画家から、落ちこぼれ漫画家となった主人公・深澤薫(斎藤工)が、新人時代に交際していた“猫みたいな目をした”女性を玉城ティナ。深澤の妻・町田(MEGUMI)が担当する超売れっ子漫画家・牧浦かりんを安達祐実が演じる。今回到着した場面写真では、風俗嬢・ちふゆ(趣里)、編集者・町田を含め、敗北感を抱えている深澤の心を乱す女性たちが写し出されている。さらに、向上心は高いが自己中心的な若手アシスタント・冨田奈央役で山下リオ、同じく深澤のアシスタント・近藤役で土佐和成、売れなくなった途端に深澤をぞんざいに扱う担当編集者役で永積崇、原作でも強烈なインパクトを残す風俗嬢ゆんぼ役で信江勇が出演する。『零落』は2023年3月17日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:零落 2023年3月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023 浅野いにお・⼩学館/「零落」製作委員会
2022年11月21日漫画家として残酷なまでの“業”を描いた浅野いにおの衝撃作「零落」が、竹中直人監督による完全映画化が決定。斎藤工、趣里、MEGUMIが出演する。8年間連載してきた漫画が完結を迎え、“元”売れっ子漫画家となった深澤。次回作のアイディアも浮かばず、担当編集者からはぞんざいに扱われ、募る敗北感。すれ違いが生じていた妻との関係は冷え切り、漫画家として切望されることのない現実が始まった。時間を浪費するだけの鬱屈した日々は深澤を蝕んでいく。虚無感を抱えたまま立ち寄った風俗店で深澤は猫のような眼をした「ちふゆ」と名乗る風俗嬢と出会う。自分のことを詮索せず、ただ「あなたはあなた」と言って静かに笑う「ちふゆ」に、急速に惹かれていく深澤。ある日、深澤は「ちふゆ」とともに彼女の故郷へと向かうことになり――。斎藤さんが演じるのは、売れっ子漫画家から落ちこぼれ漫画家となった主人公の深澤薫。表現者なら誰もが共感する“業”に真っ正面から挑み、敗北感にとらわれ孤立する漫画家像に、リアルな魂を宿す。また先日、連続テレビ小説「ブギウギ」ヒロインを演じることが発表された趣里さんが、物語の鍵を握るつかみどころのないミステリアスな風俗嬢・ちふゆ。MEGUMIさんが、夫の深澤薫と衝突を繰り返しながらも、漫画家としての彼の才能を信じ、一途な愛を貫こうと葛藤する編集者・町田のぞみを演じ、また本作のプロデューサーも兼任している。初監督作『無能の人』から『119』、『東京日和』、『ゾッキ』などに続き、本作で監督作10本目となる竹中監督。自身で本屋を訪れた際、原作の帯に描かれている猫顔の少女の視線と出会い、零落という文字に惹かれ手に取り、読み終えた後、「絶対に映画にしたい!」と心が叫んだという。また今回、浅野さんによるちふゆが描かれた描き下ろしイラストも公開された。コメント・斎藤工私の中で「零落」は浅野作品の中でも特別な位置付けにある作品。浅野いにおさん自身の根幹部分に最も近付けた様な気がするからだと思います。浅野作品が何故こうまでも内臓に響くのか、その理由の様な"苦しみの原動力"が赤裸々に描かれている。映画『零落』は、その得体の知れない人間の業、感情に、生身の人間達が挑んだ記録なのかも知れません。竹中組の皆で『零落』に向かい、作り上げる中、深澤と言う概念は、全ての人の中に"心当たり"がある気もしました。この感覚は竹中監督の『無能の人』を観た時に近いのかも知れません。無条件で己の奥にあるモノを引っ張り出されると言うか。映画館は未知の世界と出逢える夢の場所であると同時に、目を逸らし続けて来た現実と、自分自身と対峙する場所なのだと、試写を観て思いました。これはあなたの物語なのかも知れません。劇場で味わって頂けたら幸いです。・趣里いにお先生の描く世界の中で、ちふゆとして生きられたこと、本当に嬉しく、光栄でした。ちふゆは今どこでなにをしているのか、撮影が終わった今でも想像してしまうほど、濃密で、素敵な時間でした。その一瞬一瞬が、悲しいけれど、美しく、自分以外の誰にもわかってもらえないことに寄り添ってくれている、そんな感覚になりました。素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と紡いだ「零落」、参加することができてとても幸せでした。楽しみにしていただけたら嬉しいです。・MEGUMI若い時に描いた自分とは明らかな違い。少しづつ堕ちていく感覚。複雑すぎる日々。大人の思春期に真っ直ぐ向き合った今作が、観た方の日々をそっと照らします様に。・竹中直人監督とある日、本屋さんに立ち寄るとひとりの少女に出会った。その少女はじっとこちらを見つめてる。その少女をそっと手に取った。少女から目を逸らすと《零落》という文字が浮かび上がった。「れ・い・ら・く」その言葉が思わず口を衝いて出る。そして…原作がなんと【浅野いにお】!その文字に脳が震える!一枚、一枚ゆっくりとページをめくってゆく…どれくらいの時間が経ったのか最後のページを閉じた時、「…映画にしたい…!《零落》を絶対に映画にしたい!」と心が叫んでいた。浅野いにおが描いた《零落》を絶対に映画にする!それだけの思いでぼくは一気に走り出した!うおー!!!『零落』は2023年3月17日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:零落 2023年3月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023 浅野いにお・⼩学館/「零落」製作委員会
2022年10月27日シリーズ累計880万部突破の大人気漫画のアニメーション映画化『BLUE GIANT』が、来年2月に公開。この度、本作の音楽を世界的ピアニストの上原ひろみが担当することが決定。合わせて、特報映像も公開された。“音が聞こえてくる漫画”という数々の口コミと共に、高く評価されてきた原作「BLUE GIANT」。映画化発表時より注目を集め、期待を寄せられた劇中の音楽を担当する上原さんは、グラミー賞受賞歴を持つ世界的ピアニスト。2018年、19年に開催された原作によるライブイベント「BLUE GIANT NIGHTS」にも出演している。今回上原さんは、主人公たちが結成するトリオ「JASS」のオリジナル楽曲を、本作のために書き下ろした。また、世界一のジャズプレーヤーを目指す大のサックスを馬場智章が演奏することも発表。ユニバーサル・ミュージック協力のもと、国内外の有力奏者を集めたオーディションを実施し、満場一致で馬場さんに決定。そして、仙台出身の大とは高校で同級生だった玉田俊二のドラム演奏は、「millennium parade」のドラマーとしても活躍する石若駿が担当。楽器未経験ながら、大の情熱に突き動かされバンドに熱中する玉田の表現を託し、上原さんが指名したという。そして、大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏は上原さんが担当する。ジャズ界のトップランナーと新世代をけん引する才能が集結し、トリオ「JASS」の演奏に命を吹き込む。石若さんのドラムに上原さんのピアノ、そして馬場さんのサックスが重っていき、始まりを感じさせる演奏が流れる特報映像では、ジャズに魅せられ夢に目を輝かせる大の様子や、雪祈、玉田の情熱に満ちた表情が映し出される。さらに、真剣な眼差しでテナーサックスを抱える大が描かれた最新ビジュアルも公開。その表情はどこか厳しげで、真摯。彼の音楽に懸ける激しい想いが伝わってくるかのようだ。原作者:石塚真一コメントジャズ界きってのピアニストの上原ひろみさんが音楽担当になってくれたことは、この上ない幸運です。サックスの馬場智章さん、ドラムの石若駿さんという真摯な若手プレーヤー達と共に試行錯誤を重ねて映画『BLUE GIANT』の音を紡いでくれました。迫力の音楽です。音について伝えたいことはまだまだありますが、ここはグッとこらえ、皆さんが映画で楽しんでいただけたらと思います。上原さん、馬場さん、石若さん、カッケー音をありがとうございます!!皆さん、劇場でジャズが待ってます!ご期待ください。上原ひろみコメント初めて「BLUE GIANT」を読んだ時、「音が聴こえてくる」と感じました。自分の頭の中に鳴っていたその音を、本当に再現できる日が来るなんて・・・。物語を支える劇伴も担当させていただけて、感無量です。『BLUE GIANT』には、夢と情熱が詰まっています。監督も、この映画に携わるスタッフも、原作チームも夢と情熱で溢れる人たちでいっぱいです。この漫画の音を鳴らしたい、という自分の夢を乗せられればと。ありったけの情熱を込めて。馬場智章コメント“その人が生み出す音はその人そのものを表す”と感じながら僕は日頃から音楽に取り組んでおりますが、今回初めて自分自身としてではなく別の人間として音楽制作に取り組みました。大の持つ音は“きっとまだ上手くはないけれど何故か人を惹きつける”、そんな想像をしながら大を自分に宿して、大として演奏をするにつれ、彼の音楽への情熱や貪欲さがどんどん音になって表れるような気がしました。今回大が結成したバンド“JASS”を上原ひろみ、石若駿という最高のメンバーと担当することができ、とても良い音楽に仕上がったと思います。ぜひ劇場の特大スピーカーでJASSの音を全身で浴びてください。石若駿コメント皆様はじめましてドラマーの石若駿と申します。ジャズを題材としたこの『BLUE GIANT』という作品に携わることができてとても嬉しく思います。ドラムの玉田の音とモーションを担当することになりますが、玉田は音楽経験がないところからドラムをスタートします。初心者のぎこちないドラミングを演ずるのがとにかく難しくもあり、試行錯誤しながら楽しく臨むことができました。玉田のまったくの初心者からだんだん上手になっていく様にも注目いただければと思います。また彼の心情の動きも私なりに音に注入させていただきました。全体の音楽を担当され、雪祈役の、上原ひろみさんと宮本大役の馬場智章さんとのトリオもとても感動的な音に仕上がりました。この映画を観てジャズという音楽の実際のライブにも聴きにいらしていただければ本当に嬉しいですが、まずは『BLUE GIANT』を何度もじっくり楽しんでいただければと思います!お楽しみに!『BLUE GIANT』は2023年2月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:BLUE GIANT 2023年2月17日より全国にて公開©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会©2013 ⽯塚真⼀/⼩学館
2022年10月19日10月2日、沖縄コンベンションセンター展示棟で開催されたイベントに島袋寛子(38)、上原多香子(39)、今井絵理子参院議員(39)が登場。“復活”したSPEEDだが、喜ぶ反応だけではないようだ。行われたイベントは、MAXやDA PUMPを輩出した「沖縄アクターズスクール」のコンサート。島袋のステージに、今井と上原がサプライズゲストとして出演し、デビュー曲「Body&Soul」を披露したのだ。この日、新垣仁絵(41)は出演を見送ったものの、メンバーが集結したのは2016年5月以来、約6年4ヵ月ぶり。一世を風靡したSPEEDメンバーが再集結したわけだが、この間SPEEDには穏やかならざる報道が相次いでいた。「今井議員は17年7月に橋本健元神戸市議(42)との“手つなぎ不倫疑惑”が報じられました。当時橋本氏は結婚していましたが、この報道を機に離婚。政務活動費の不正受給により議員も辞職するなど踏んだり蹴ったりでした。現在では橋本氏が今井議員の政治活動をサポートしており結婚間近とも言われていますが、周囲の反応も冷ややかだと聞きいています」(政治部記者)さらに上原も、不倫疑惑が報じられていた。「上原さんは12年にET-KINGのTENNさんと結婚しましたが、TENNさんは14年に自死。TENNさんの遺族が、その原因として上原さんの不倫を指摘し、大きな騒動になりました。上原さんは報道について触れないまま、17年には演出家・コウカズヤ氏(45)との交際が発覚。翌年にはコウさんと再婚し第1子を出産しています。上原さんは最近になって美容家への転身を発表しましたが、不倫報道からのイメージが回復できておらず、応援する声は少ないです」(芸能関係者)久しぶりのSPEEDのパフォーマンスに歓喜の声が集まるかと思いきや、こうした不倫報道の影響からインターネット上では冷ややかな反応が多く上がっている。《よく今井さんと上原さん出れたな。上原さんのファンとか居るんかな?あの一件以来応援する人は少なそう。》《メンバー4人中3人がこうやって揃う光景が見れるのは当時ファンだった自分からすれば素直に嬉しいけど、島袋以外の2人に良いイメージがない、、、やっぱり1度付いたイメージを払拭するのは厳しい、、、》《上原さんも酷いけど、個人的には今井さんへの嫌悪感が一番強いです。今でもカラオケで歌うし、とても好きなグループだったので、綺麗な思い出だけで終わらせて欲しかったです。》
2022年10月03日上原氏開発のドクターズコスメ2点付き11月20日(日)、NHKカルチャー青山教室が主催する講座『美容外科医 上原恵理の知っているようで知らない!本当の冬のスキンケア』が開催される。会場となるのは、東京都千代田区一ツ橋にある一橋大学一橋講堂。講師を務める上原恵理氏は、日本形成外科学会認定専門医、美容外科医、美容皮膚科医、美容医療評論家で、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などの出演でもおなじみである。受講料は4,510円(税込)で、参加者全員に上原氏開発のドクターズコスメから化粧水「Lov me Touch URUOI」と、乳液「Lov me Touch スキンバリアナノミルク」がプレゼントされることになっている。医療メソッドを交えながら冬のスキンケアを解説上原恵理氏はYouTubeチャンネル「えりりんチャンネル」にて、スキンケアなどの美容情報や、美容医療などの情報を発信しているが、NHKカルチャーでは、夏にもNHKカルチャーで講演会が開催されており、今回はさらに充実した内容となる。冬は乾燥などにより、肌トラブルが多発しやすいシーズンである。冬には冬ならではのスキンケアが必要であるが、正しいスキンケアとなると、なかなか自信を持てないものである。当日は知っているようで知らない本当の冬のスキンケアを解説。上原氏のサイン入りグッズの「お渡し&撮影会」に参加できるお楽しみ抽選会なども予定されている。日時: 11月20日(日) 14:30~16:00場所: 一橋講堂東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線神保町駅(A8・A9 出口)徒歩4分東京メトロ東西線 竹橋駅(1b 出口)徒歩4分(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】※NHK文化センター青山教室:【外部会場】美容外科医 上原恵理の知っているようで知らない!本当の冬のスキンケア - 好奇心の、その先へ NHKカルチャー
2022年09月29日●主演映画で広がった視野主演映画『ミューズは溺れない』が9月30日に公開を迎える女優の上原実矩。本作で上原は、自身の思いと現実のはざまに葛藤を抱き、もがきながらも前に進もうとする高校生・朔子を瑞々しく演じ、作品は第22回TAMA NEW WAVE、第15回田辺・弁慶映画祭で、共にグランプリを獲得した。高い評価を得た作品だが、いまから3年前の自身の芝居を見て「まだまだ未熟でむず痒い」と苦笑いを浮かべていた上原。彼女はいま、いろいろな面で過渡期にいるという――。○■中学3年生のときに出演したドラマで仕事として意識小学生低学年のときから子役として芸能活動を始めた上原。始めた当初は「習い事の延長」という部分が大きく、楽しさが勝っていたという。そんななか、オーディションなどを受け、結果が伴わなくなってきて、少しずつ気持ちに変化が生まれてきた。「小さいころから、いろいろな習い事をしたり、勉強をするなか、割とそんなに苦労したことがなく、気持ちを剥き出しにしたことはなかったんです。でもオーディションに落ちたとき、何とも言えない悔しさが沸いてきました。そのとき『これは自分のやりたいことなんだろうな』と感覚的に理解したんです」そこからは漠然と演じることが“好き”という思いでいたというが、決定的に仕事として女優という仕事を意識したのが、中学3年生の時だった。「『放課後グルーヴ』というTBSの深夜ドラマにメインで出演させていただいたのですが、そのとき初めてリハーサルを含めて3~4カ月間ガッツリとお芝居に向き合う機会がありました。台本やお芝居と向き合って戦った時期でした。そこでスイッチが入った気がします。もともと進路を決めるタイミングということもありましたが、そのとき『この仕事を続けていくんだ』という意識になりました」○■ダメだと思っていた部分が評価され「自信にも励みにもなった」自覚が芽生えると同時に、自身と向き合う気持ちも厳しくなっていく。『ミューズは溺れない』で演じた朔子にも、ややむず痒い部分を感じていたという。「出来上がった作品を観たとき、撮影から3年が経っているということもあるのですが、未熟だなと思う部分が目につきました。あとは、自分のエゴになってしまうかもしれませんが、思っていたよりも、朔子の思いが自分に伝わってこなかったという感じがしたんです。もちろん技術的なところの経験不足もあると思いますが、そこが少し気にはなっていました」上原が演じた朔子は、自身のアイデンティティを模索しつつも、やりたいこととできることのはざまで葛藤する高校生。非常にリアルな役柄だ。「台本を読んだとき、スッと受け入れられたんです。それは朔子が物語のなかで抱えているものが、自分のなかでリンクするというか、似たような揺らぎを感じていたからだと思うんです。でも私はこれまでキャラクター性が強い役を演じることが多かったので、こうした等身大のリアルな役を演じるというのは、分かりやすい手ごたえを感じることができないのは、とても難しかったです」一方で、自己評価とは裏腹に、映画賞で高い評価を得たことで、視野も広がっていった。「TAMA NEW WAVEのときは会場にいたのですが、自分の未熟で揺らぐ感じが映っているからこそ、朔子が魅力的になったんだという意見をお聞きして、自分自身で認められないところが、人に届いて“良さ”として受け入れてもらえたことは、とても大きな学びでしたし、自信にも励みにもなりました」●いまちょうど変化の時期○■「無理に答えを出す必要はないんだ」と肩の力が抜けたさまざまな思いを感じ、一歩ずつ前に進むなか、「ちょうどいま変わりそうな予感があるんです」と上原は語る。「『ミューズは溺れない』の撮影中は、朔子という人物と霧のなかを歩いているような印象がありました。なにが正解か分からないなか、仕事でも私生活でも、無理に答えを出したくなってしまっていて。でも映画を観てくださった方が、それぞれいろいろな意見を語っているのを聞いて『無理に答えを出す必要はないんだ』と少し肩の力が抜けた気がしました」視野が広くなったことで、芝居を始めたころの「楽しい」という気持ちが少しずつ蘇ってきた。「余白を埋めなければ」と思っていた焦りが「余白を楽しもう」という感覚に変わった。「少し前までは、役と自分の共通項を見つけて、そこを繋げるというアプローチの仕方だったのですが、それだと広がっていかないような気がして。もっと広く他人を受け入れるじゃないですが、自分とは違う人間なんだから、自分の考えや経験してきたことに固執する必要はないんだと思うようになったんです」しっかりと役に対して考えて臨みつつも、現場で生まれるものを恐れずに受け入れる余白を持つことで、自由に動け、楽しいという感覚もグンと増してきた。「まだまだ確立できていないのですが、探りながら、調整をしながら、どんなことでも対応できるように、落ち着いてしっかりと対峙する人とキャッチボールできるように頑張っています」○■オダギリとの共演で感じた希望「あんな風になれたら…」現在23歳の上原。「変化の途中」というなか、大きな出会いもあった。今年8月に全国公開となった映画『ぜんぶ、ボクのせい』で作品を共にしたオダギリジョーだ。「いつも撮影が終わると『これが足りなかった』とか『もっとこうすればよかった』と考え込んでしまうことが多かったのですが、この作品では、もちろん自分の技術的に足りない部分はすごく感じたのですが、『すごく楽しかったな』と充実感でいっぱいだったんです。それはオダギリさんが現場で、作品が良くなるようにいろいろなアイデアを出していて、しかもそれをとても楽しんでいる姿を見たからなんです。自由な発想で、しかも決めるところはビシッと決める。あんな風になれたらきっと楽しいだろうなと、とても希望が持てました」『ぜんぶ、ボクのせい』では、そこまで対峙するシーンは多くなかったというが、「またオダギリさんと作品を共にする機会があれば、しっかりと芝居ができるように……」と大きな目標になったという。「私だったら台本から絶対に想像できなかったようなお芝居をオダギリさんはされるんです。私はそこについていくのが精いっぱいだったのですが、出来上がったものを見ると、オダギリさんの発想によって作品が豊かになっているのが分かるんです。俳優という仕事に大きな希望が持てました」■上原実矩1998年11月4日生まれ、東京都出身。2010年に映画『君に届け』で主人公の少女期を演じ女優デビュー。その後、ドラマ『放課後グルーヴ』(13)、『神様のカルテ』(21)、『ユーチューバーに娘はやらん!』(22)、Netlflix『全裸監督』(19)、映画『暗殺教室』シリーズ(15、16)、『ガールズ・ステップ』(15)、『飢えたライオン』(18)、『青葉家のテーブル』(21)などに出演。映画『この街と私』(22)で初主演を務めた。
2022年09月28日ちょっと意外な顔合わせ。メゾ・ソプラノの林美智子とピアノの上原彩子が初めてコンビを組み、ドイツ歌曲(リート)の森に踏み入る(11月11日(金)Hakuju Hall)。間違いなく、聴き逃せないコンサートだ。上原にとって初めての声楽との共演。上原「テンポ感やリズムを作るのがリートのピアノの重要な役割。そこは責任重大です。もちろん、私にとって新鮮なのは歌詞の存在。普段経験がないので面白いところです」林「歌には言葉=意味があるので、“色”を想像できる世界。それがない世界で表現するピアニストはすごい。歌曲でも、描写のほとんどはピアノ・パートの和音やリズムが作り出してくれるんです」上原「ピアノ曲にも、作曲家の頭のどこかには言葉のイメージがあるはず。今後にも生かしたいです」プログラムのメインはシューマンの《女の愛と生涯》。じつはふたりを結んだのがこの曲。5年前、仙台の音楽祭でこの曲を歌った林が、直後のステージで上原のモーツァルトを聴いて感銘を受け、食事に誘ったのが出会いだった。その上原は中学生の頃、ピアノのレッスンの一環で《女の愛と生涯》を弾いた経験があったのだそう。この話で盛り上がり、「いつかぜひ!」と約束した共演が、やっと実現するのだ。シューマンのほか、ブラームスの数曲の歌曲とベートーヴェンの歌曲集《遥かなる恋人に》を歌うリート・リサイタル。林がリートだけでプログラムを組むのは初めてだ。林「挑戦です。若い頃は、理屈では理解できても、詩の重みが本当に心に響いてはいなかったと思うんですね。もう少しいろんな経験を積んで歳を取ってから、と思っていたのですけど、そろそろその時期かなと。詩の世界がわかるようになったとまでは言いませんが、感じることが増えてきました」上原「《女の愛と生涯》が表情がはっきりしているのと比べて、《遥かなる恋人に》は、もちろん歌曲だからロマンティックなんだけれども、まだそれを模索しているような時代。こまやかな移り変わりを表現するのがとても難しいと感じています」林「ロマン派のように感情を放出するのではなく、内面に向かっているイメージですね」上原「ふたりで時間をかけて合わせながら、最後はある程度同じ方向を向いて。でも互いが違うニュアンスで、それがひとつになればいいなと思います」林「その過程も楽しみよね。生まれてくるものが毎回違うから。音楽がそこに導いてくれる。楽しみです」<プラチナ・コンサート・シリーズ Vol.14>2人の芸術家が描き出す「女の愛と生涯」林美智子&上原彩子 デュオ・リサイタル11月11日(金) 19時開演Hakuju Hall■チケット情報文:宮本明
2022年09月22日’80〜’90年代の音楽シーンを席巻したアーティストを撮り続けてきた写真家・大川直人氏。開催中の個展「音楽の仕事40年の軌跡 GOOD TIME MUSIC」(8月17日より品川区民ギャラリーで開催。以後、首都圏5カ所へ巡回予定)では、大川氏が「被写体の肖像そのもの」と思える写真が並ぶ。写真は、すべて合成も加工もいっさいなしの「一発撮り」。そんな、“ガチンコ勝負”な撮影の舞台裏について大川氏に聞いた。「休日どころか寝る時間もなく、1日2回点滴を打って仕事をしたこともあります(笑)。’80〜’90年代は音楽業界の成長期で、アーティストもスタッフもパワーがみなぎっていました。なかでも手に汗にぎったのは、安室奈美恵さん。スケジュールがパンパンで、10枚かぎりでの撮影でした」限られた状況のなか、どのようにして相手の心に入り込むのか。「実は、撮影中はあまりしゃべらないんです。褒めたりもしない。会話よりも、“間合い”です。通じ合ってくると、シャッターの間隔がどんどん短くなっていきます。忌野清志郎さんも、寡黙なタイプ。撮影用にイラストをお願いしたときも、黙って筆をとっていました。しかし完成すると、そこには私が。題材の指定はありませんでしたから、とてもうれしいサプライズでしたね」尾崎豊さんの撮影でも、衝撃があったという。「撮影の20日後くらいに亡くなられてしまったんです。当時の尾崎さんは、事務所も替わって心機一転、新たな活動をやっていくぞと意気込まれていたころ。実際、5時間に及ぶ撮影にも意欲的でしたので……大変な驚きでした」大川氏によるポートレートの数々には、まるで“魂”が写っているかのよう。個展の来場者も感じるようで、「1枚の写真の前から、3時間離れない方もいらっしゃいました」とも明かす。ぜひ個展に足を運んで、“あの時代の輝き”を思い出してーー。【PROFILE】大川直人’57年生まれ。東京都出身。とある大物女優に言われた「25歳までにフリーになりなさい」の言葉を守り、25歳でフリーカメラマンに。’88年には大川直人写真事務所を設立。音楽関連以外にも、広告、ファッションなど幅広く活躍している
2022年08月17日Amazon オーディブルにて、仲野太賀、イッセー尾形、藤木直人が、それぞれナレーションした村上春樹作品のオーディオブックの配信が、本日7月15日(金)よりスタートした。「神の子どもたちはみな踊る」/仲野太賀仲野さんが朗読するのは、1995年の阪神淡路大震災をモチーフに、兵庫県で育った村上さんがしたためた連作短編集「神の子どもたちはみな踊る」。表題作は、舞台をアメリカ・ロサンゼルスに移し、映画化もされている。仲野さんは「当たり前のものが当たり前でなくなり、記憶や感情があぶり出され、自分の弱さと向き合う必要が出てくるという経験は、この作品の中に限らず自然災害や紛争を目の当たりにする自分たちにも通ずるところがあると思います。聴く側の想像を邪魔せず物語に導けるように、距離感を大切に朗読しました」と収録をふり返っている。1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる…。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。「東京奇譚集」/イッセー尾形イッセーさんが朗読するのは、2005年に発表したベストセラー短編集「東京奇譚集」。そのなかの珠玉の一篇「ハナレイ・ベイ」は、吉田羊主演で映画化されている。「現実ではありえないことを小説で実験している作品」と本作について表現したイッセーさんは、「何かを失った登場人物たちの綱渡りのような物語を聴くことで、スリリングな冒険を体験してください。この作品を知らない人にも、止められないほどのめり込んで聴いてもらえると嬉しいです」とコメントしている。肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却…。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。「ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―」/藤木直人藤木さんは、「ねじまき鳥クロニクル ―第1部 泥棒かささぎ編―」「ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編」に続き、「ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―」を朗読する。僕の考えていることが本当に正しいかどうか、わからない。でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。「今度はどこにも逃げないよ」と僕はクミコに言った。「僕は君を連れて帰る」僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子を頭にかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。そしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)なお今後、「1Q84」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「辺境・近境」のオーディオブック化が予定されている。(cinemacafe.net)
2022年07月15日