Facebookは7月3日、モバイル機器でのフォーム入力の手間を省力化する新たな広告プロダクト「リード獲得広告」のテストを開始すると発表した。新機能は米国などでは既に実施されているが、国内での提供時期は未定。リード獲得広告は、Facebook上に掲載された広告に興味を示したユーザーがモバイル機器から申し込みの際、メールアドレスなどの連絡先情報をフォームに自動入力できるというもの。メールアドレスは、事前に登録しておく必要がある。同社は、情報をひとつひとつ入力する手間など、フォーム入力時のストレスを大幅に減らせると想定している。今回のテストでは、ニュースレター購読、見積もり依頼、電話連絡依頼、資料請求などの入力に自動入力が適用される。テストを実施するにあたり、特にユーザーのプライバシーに配慮した。フォームの自動入力が適用された後でも、ユーザーが「送信」ボタンをタップしない限り情報が送信されない。また、広告主は原則プライバシーポリシーの範囲内でしか取得した情報を利用できない。さらに、広告主は取得した情報を第三者に再販することはできない。テストでは、一部の企業のフォーム入力に実施されている。今後はテスト結果を参考にしながら、一般への開放を検討する方針だ。
2015年07月06日インターネット広告に関して今、ユーザーと広告主/オンラインメディアは逆の方向を向いているようだ。IAB(Internet Advertising Bureau)がまとめた英国の広告ブロッカーに関するユーザー調査によると、広告ブロックツールを使用しているユーザーは全体の15%だという。男性(22%)のほうが女性(9%)よりも広告を避ける傾向が強く、若い世代(25-34歳:29%、18-24歳:34%)ほど広告ブロッカーを導入している。また、PageFairの「2014 Report - Adblocking goes mainstream」によると、2013年、広告ブロックツールの利用者は前年に比べて17%も増加した。2014年6月末時点の広告ブロックツールのアクティブユーザーは1億4400万人。今年9月に公開される予定の2015年レポートでは2億5000万人前後に達している可能性が高い。一方で、同じIABのインターネット広告売上レポートの最新版によると、2015年第1四半期に米国のインターネット広告売上が133億ドルを記録したそうだ。第1四半期としては過去最高である。このペースだと今年は、昨年の年間500億ドルを超える見通しだ。広告主はインターネット広告を有効な広告手段と見なし、インターネットに流れ込んでくる広告費によってネットユーザーは豊富な無料コンテンツにアクセスできる。しかし、ユーザーが広告を拒否する傾向がここ1-2年で急速に強まっている。インターネットユーザーの広告疲れと呼べるような傾向が見られる。○まばたき程度の遅延もクリック数に影響インターネット広告を嫌う人が増えているのには、主に2つの理由がある。1つはスノーデン事件以降、プライバシー保護への関心が高まっていること。過去2年の間に、ユーザーをトラックしない検索サービスDuckDuckGoの検索数が6倍に増えた。広告ブロックツールの利用者も2年ほど前から急増し始めた。ユーザーはトラッキングを嫌い始め、一方でオンラインメディアは1つでも多く広告をクリックさせるために、トラッカーや広告関連のJavaScriptの実装を年々増やしている。その辺りの実状を、WiredのライタースタッフだったQuinn Norton氏が包み隠さずに語った「The hypocrisy of the internet journalist」が話題になったのも記憶に新しい。もう1つが広告関連のJavaScriptの増加によるサイトのパフォーマンスの低下だ。Googleの研究によると、400ミリ秒、まばたきする程度の時間の違いも検索数の増減にはっきりと現れる。目的のWebサイトが表示されるまで、パートナーサイトから広告やコンテンツを収集する間にユーザーがうんざりするのは言うまでもない。だからといって、広告ブロックツールがソリューションになるかというと、広告が表示されないようにしてもユーザーがトラックされ続けるし、今の広告ブロッカーは"メモリ食い"であるため、端末のパフォーマンスに影響が及ぶ。Mozillaに貢献しているNicholas Nethercote氏の「AdBlock Plus’s effect on Firefox’s memory usage」によると、AdBlock Plusを使用せずにニュースサイトを開いたFirefoxのメモリ消費量は194MiBだったが、AdBlock Plusを有効にしたら417MiBに増加した。○1カ月当たり14ドルのコスト効果的な広告を提供するために広告関連のJavaScriptを仕込んでも、パフォーマンスを損なってユーザーがサイトを使わなくなってしまったら、広告主やオンラインメディアにとって損失である。訴訟を通じて広告ブロックツールを骨抜きにしようという動きもあるが、それでは根本的な解決にはならない。ユーザーが反発を強め、Webのエコシステムの成長は鈍ってしまうだろう。広告主も、この風向きの変化を感じていて、それが近年Facebookに広告が集まり、ソーシャルマーケティングやバイラルマーケティングに力を注ぐ企業が増えている理由の1つである。オンライン・マーケティングの世界は今年、変革の時期を迎えたと言える。理由は、2014年の米インターネット広告売上の500億ドルという数字だ。これはインターネット広告市場の"成長"を示す数字として紹介されている。たしかに大きな数字なのだが、米国のほぼ全員がインターネットに接続するようになったと考えると、1人当たり年間177ドル。1カ月当たり14ドルである。まだまだ小さな金額であり、今なら広告とは別の方法でまかなうことが可能な数字である。例えば、AppleはiOS 9でSafariにコンテンツブロック用の拡張機能を用意し、また「News」という新アプリを提供する。広告まみれのWebではなく、ユーザーが快適にWebコンテンツを利用できる環境を同社が整えようとしていると見るのは的外れな推測ではない。体験にこだわり、iOSデバイスやMacを安売りしないAppleなら、コストをハードウェアやプラットフォームからの利益に吸収できるだろうし、他のプラットフォームとの明確な差別化につながる。ほかにも、サブスクリプション型のパッケージで広告フリー/トラッキングフリーを実現しようとしたり、マイクロペイメントを行ったりするなど、さまざまな試みが行われ始めている。1人当たり1カ月14ドル、さまざまな可能性を選べる今なら、大胆に、そして革新的に、今日の広告ベースの無料モデルに代わってすべての人を満足させられる新たなモデルづくりに挑める。米インターネット広告市場に流れ込む金額が今以上に膨れあがったら、広告疲れを感じ始めたインターネットユーザーといずれ衝突し、双方が受けるダメージも大きくなる。そうなると思い切ったことができなくなる。今年はインターネットが変われる大きなチャンスなのだ。
2015年07月06日Facebookは7月1日、動画広告のブランドリフト効果に関する調査の結果を発表した。ディスプレイ広告キャンペーンについては、動画を含めたほうがパフォーマンスが良くなることが調査結果に現れているが、動画広告を単独で用いた場合はどのような成果が得られるのかに関して、Facebookはニールセンへの委託調査を行った。ニールセンでは、動画がブランドにもたらす価値を明らかにするために、Facebookビデオ広告を利用していたキャンペーン173件の結果を分析。各調査では、テストグループと対照グループを対象に、「広告想起」「ブランド認知」「購買意向」の3つの広告キャンペーン指標を基準に動画の影響が測定された。具体的には、まずテストグループの動画視聴者を視聴時間別に分類。次に、分類したテストグループに対し、視聴時間に基づく傾向スコアで対照グループを割り当て、広告想起、ブランド認知、購買意向に関するアンケート回答を比較することで推定リフトを算出した。この調査の結果、動画広告は人の目に触れさえすれば、それがわずか1秒足らずの間で、「動画」として再生していない場合でも「静止画」として見てさえいれば、広告想起、ブランド認知、購買意向を向上させることが判明した。また、リフト効果は視聴時間に比例して向上することが確認できた。Facebookのマーケティングサイエンスチームが、ニールセンの調査結果と、視聴時間別の視聴人数を組み合わせ、視聴時間別のキャンペーン価値を推定したところ、視聴時間が3秒未満の人たちだけでもキャンペーン総価値の最大47%、視聴時間10秒未満の人たちまで含めた場合は、全体の74%を占めた。これらをふまえ、同社では、視聴時間が長くなるほどリフト効果は高まるが、10秒未満の視聴であってもブランド認知や購買意向の向上が認められ、十分な広告効果が得られるとしている。
2015年07月05日東京都・新橋のアド・ミュージアム東京は、日本最高峰の広告コピー賞「TCC賞」の2015年度受賞作品を紹介する広告賞展「おいしいコピーが焼けました。TCC 広告賞展 2015」を開催している。会期は8月2日まで(日・月曜休館、ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日休館、8月2日は開館)。開館時間は平日11:00~18:30、土・祝日11:00~16:30。入場無料。同展は、コピーで選ぶ広告賞、「TCC賞」の2015年度受賞作の中から、一般部門はTCCグランプリ1点・TCC賞11点・審査委員長賞2点、新人部門は最高新人 賞1名・新人賞21名の受賞作を紹介するもの。2015年度のTCCグランプリに選ばれたコピーは、サントリーホールディングス「ペプシネックス ゼロ」のTVCMから「自分より強いヤツを倒せ。」(多田琢氏/TUGBOAT)。また、TCC最高新人賞はダイハツ「WAKE」のTVCM「あんちゃん!WAKE だよ!ドデカクつかおう。WAKE だよ!」などで山本友和氏(電通)が受賞した。また、関連企画として、同ミュージアム内に併設の広告図書館(日・月・祝日・振替休日は休館)で、一倉宏(2015年度TCC賞審査委員長)をはじめ、多田琢(グランプリ受賞)、山本友和(最高新人賞)、仲畑貴志(2015年度HALL OF FAME - コピーの殿堂)ら4人のコピーライターが日頃読んでいる本、若い世代にすすめたい本を、メッセージとともに紹介する展示「コピーライターの本棚」が開催されている。また、展示会場には生のコピーライターが登場し、コピーはどんな人から生まれたのか、普段どんな発想で仕事をしているのかを、本人の生の声で届ける「コピーライター行動展示」が行われる。なお、コピーライター登場スケジュールや、会期中のTCC賞受賞者によるトークイベントの詳細などが同ミュージアムWebページに掲載されている。そのほか、広告コピーに焦点をあてた資料をピックアップし、江戸時代から現代に至る日本の広告歴史の紹介も、同ミュージアムの常設展示として行われているということだ。
2015年07月01日JMSは6月23日、動画広告の長さ1秒に付き料金が2円の従量課金型でスポーツを支援するサービス「スポクリ動画広告」をリリースした。「スポクリ」とは、クリック課金型の広告を利用したスポーツ支援の仕組みで、スポクリ上で1クリックされるごとに1円がスポーツチームの支援金となる。競技人口が少なく、観客動員も少ないマイナースポーツはこれまで、スポンサーを見つけるのが非常に難しかったが、同サービスによりスポンサー(広告主)は、インターネットユーザーに自社サイトを見てもらう機会を得ることができ、スポーツチーム側は同広告費用の一部を支援金として使用することが可能となる。このたび提供を開始する「スポクリ動画広告」では、単にスポンサー(広告主)のWebサイトを表示するのではなく、動画コンテンツを見てもらうことで、サービスや商品の訴求力を高めることが可能。加えて、動画閲覧後、インターネットユーザーがWebサイトに訪問しない場合は費用が発生しないという。同広告の費用は、(動画秒数×2円)×クリック数で算出。最低5,000クリックからで、費用の上限も設定できる。例えば、10秒の動画広告が5,000回クリックされた場合は、(10秒×2円)×5,000で10万円(税別)となり、そのうち5万円をスポーツ支援費用に回す仕組みだ。
2015年06月24日テクロコは6月22日、Web広告運用のクラウドソーシング「Draft (ドラフト)」の提供を開始した。同サービスは、Webサイトへの集客や販促のため、検索連動型広告やディスプレイ広告などのWeb広告を活用したいと考えている企業と、これら広告の運用スペシャリストをマッチングするもの。登録されているプレイヤーは、ヤフーやGoogleなどが認定するWebマーケティングの資格を持つスペシャリストとなるため、安心して利用できるほか、直接依頼することで、代理店への費用などコストの削減が可能だという。
2015年06月23日WWDCの終盤頃、次期iOS「iOS 9」のブラウザ「Safari」に広告非表示機能が実装されると報じられて、大きな話題になった。「無料広告モデルつぶしか?」というような書き方の報道もあり、気になってWWDCのセッション「Safari Extensibility: Content Blocking and Shared Links」を見てみた。確かに、広告ブロックを可能にする機能であるものの、広告ブロックのための機能と見なすのはちょっと違うと感じた。インパクトのある機能追加であることに変わりはないが、モバイルWebの利用体験をもっと根元から変えようとする取り組みの一環という印象を受けた。コンテンツブロッキングは、Cookieや画像、リソース、ポップアップなどのコンテンツをブロックする拡張機能を開発者が作成できるようにするAPIである。Safariに広告ブロック機能が装備されるようになると受け止めた人も少なくなかったが、サードパーティが提供して初めて広告ブロック機能が実現する。とはいえ、広告ブロックツールが登場するのは確定的で、だからこそ「広告ブロック実装」というように報じられたのだろう。だが、広告ブロッカーを開発するAPIとして評価すると、その効果に大きな疑問符が付くのだ。Adblock PlusのSebastian Noack氏がコンテンツ・ブロッキングに関してコメントしたブログ記事のタイトルは「Safari 9とiOS 9のコンテンツブロッキングは素晴らしいニュースか、それともSafariの広告ブロックが死を迎える予兆か?」である。OS X版のSafariに加えてiOSにもAPIの提供が拡大したことを歓迎する一方で、「ブロックリストフォーマットが使い物にならないものだったら、Safariの広告ブロックは終わりだ」と切り捨てている。広告ブロック機能が効果を発揮するには、リクエストごとに最新のブロックリストを参照するようなダイナミズムが求められるが、WebKitのコンテンツブロッキングのブロックリストはアプリケーションが実行された時やアプリケーションのアップデートの際にしかアップデートされないJSONファイルに依存しているように見える。それでは広告ブロック機能を提供しても容易にかわされてしまう。6月14日のアップデートでNoack氏は「コンテンツ・ブロッキングのメカニズムの詳細がWebKitのWebサイトで公開されたが、われわれが心配していたように、現時点でContent Blocking Extensionsは不十分と言わざるをえない、いくつかの問題を抱えている」と述べており、同氏はWebKitのメーリングリストで改善点を指摘した。なぜ、コンテンツ・ブロッキングは、こんな中途半端な拡張機能になっているのだろうか?○JavaScriptトラッキングをブロックするのに最適WebKitのSurfin’ Safariブログで、Benjamin Poulain氏が「コンテンツブロッカーAPIの利点が生きる機能はプライバシーと、より良いユーザー体験に関するものである」と述べている。さらに、従来のJavaScriptベースの拡張機能モデルでコンテンツブロッキングを実現すると、パフォーマンスを損ない、バッテリーの動作時間、ページロード速度やランタイム性能にも影響が及ぶと指摘している。プライバシー保護、ユーザー体験、そしてパフォーマンスの3つがキーワードだ。これらから導き出される答えとしては、Baldur Bjarnason氏の「iOS 9のコンテンツ・ブロッキング拡張はモバイル広告のハルマゲドン(最終戦争)ではない」が最も納得できる。広告ブロックはコンテンツ・ブロッキングで可能になる機能の1つだが、コンテンツ・ブロッキングの本当の狙いは「JavaScriptトラッキング・スクリプトをブロックすること」としている。トラッキングはプライバシーに密接に関わる問題だが、実はパフォーマンスへの影響も大きい。Mozillaの Monica Chew氏がWeb 2.0 Security and Privacyで最高論文賞を受賞した「Tracking Protection in Firefox For Privacy and Performance」によると、トラッキング・プロテクションを有効にしたFirefoxは、同氏が昨年8月にAir Mozillaで公表したデータよりも44%も速くニュースサイトをロードした。それだけ、ニュースサイトに関わるサードパーティのコンテンツが増えているのだ。トラッキングは広告を提供するための基盤である。Chew氏が5月28日に投稿した「広告:継続維持できるユートピアか?」によると、広告市場の規模は米国だけで500億ドルを超えるが、そのうちの3分の1のクリック・トラフィックは広告詐欺がらみだ。実際にユーザーが接する広告も、半数は存在してもユーザーに意識されていない。つまり、必要を満たしていない巨大なトラフィックがWebには存在する。ユーザーも邪魔に感じており、昨年だけで広告ブロッカーの利用が70%も増加した。中でも、18-29歳の層では41%が使用している。だが、広告ブロッキングはこの問題を解決する根本的なソリューションではない。そのように考えると、WebKitのコンテンツ・ブロッキング提供の狙いが見えてくる。もし、効果的な広告ブロッキングが広く使われるようなことになったら、すぐに大打撃を受けるWebサイトが少なくない。それではWebのエコシステムが一気に衰退する可能性すらある。効果的なトラッキング・ブロッカーが広く使われるようになったら、ユーザーは閲覧するWebのパフォーマンス向上を享受できる一方で、たちどころにオンライン広告が衰退するわけではない。しかし、トラッキング・ブロックの影響をじわじわと受け始めるから、オンライン広告に関わる企業はトラッキングに頼ることなく効果的にユーザーに広告を提供する方法に取り組まなければならない。つまり、トラッキング・ブロッカーはWeb広告を変えるカウントダウンの役割を成すのだ。
2015年06月22日米Facebookは6月18日(現地時間)、広告マネージャとパワーエディタの新バージョンをリリースしたと発表した。新バージョンは、シンプルになったレイアウトと様々な機能により、広告の作成や最適化、成果確認が簡単になり、より効率的にFacebook広告が利用できるようになった。新しい広告マネージャでは、これまで通り広告の作成、編集、分析が行えるだけでなく、画面レイアウトの最適化によって広告を作成、編集しながら広告のパフォーマンスを確認できる。「広告を管理」セクションでは、過去1週間の消化金額を表示。さらに、キャンペーン、広告セット、広告をクリックするとページ中央にグラフが表示され、パフォーマンスやオーディエンス、配置の結果を確認できる。表示するパフォーマンスデータは、期間や広告の目的や指標などのカスタムオプションでフィルタが可能で、一定期間毎にレポートを自動的に保存、送信できる。さらに、複数広告を同時に作成、編集できるようにもなり、作業時間を大きく短縮した。複数の広告のターゲットや予算を一括編集できるだけでなく、既存の広告や広告セット、キャンペーンの複製も簡単だという。パワーエディタは、多数の広告を一度に作成、管理できるように設計されたツール。今回の新バージョンでは、作業スペースの拡大、レイアウトの見直し、そして詳細検索と一括編集機能の改善によって、広告の作成、検索、編集がより簡単になった。レイアウトには編集エリアが追加され、広告の編集やキャンペーン情報の確認などの作業がしやすなり、また、複数広告を同時に選択できるので、広告や広告セット、キャンペーンをよりスピーディーに編集可能になる。さらに、広告やキャンペーンなどを、名前やIDで検索したり、配信ステータスなどによってフィルタできる。その他に、「最近編集済み」および「最近アップロード済み」フィルタを追加し、最近作業したアイテムへのアクセスがスムーズになった。
2015年06月22日日本最高峰の広告コピーの賞「TCC賞」受賞作など90点を一堂に集めた日本最大の広告コピー展「TCC広告賞展2015」が8月2日まで東京・汐留のアド・ミュージアム東京で行われる。1962年にスタートした「TCC賞」。本年度は総勢136人の審査員が応募総数8,122点の中から選出した広告コピーが展示される。会場では、全受賞作品および全ファイナリスト作品が視聴可能となっている。また同展では、トークイベントやコピーライターたちがオススメしたい本を紹介する本棚の展示、日本の広告の歴史を振り返る展示、さらに“生のコピーライター”による日替わり展示といった企画も行われる。トークイベントは、7月と8月の計2回の開催を予定。「自分より強いヤツを倒せ。」(ペプシネックス ゼロ)でグランプリに輝いた多田琢(TUGBOAT)、「運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる。」(ルミネ企業広告)でTCC 賞を受賞した尾形真理子が登壇する。会場のアートディレクションは、佐野研二郎(MR_DESIGN)が担当している。【展覧会情報】「TCC広告賞展2015」会期:6月18日~8月2日会場:アド・ミュージアム東京住所:東京都港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留時間:平日11:00~18:30(最終入館18:00):土祝日11:00~16:30(最終入館16:00)料金:無料休館日:日曜日・月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日)※8月2日は開館
2015年06月19日モバイル広告ネットワークを運営するインモビは6月17日、同社が提供するMobile Tracking and Attribution Partner(MTAP)Programにおいて、CyberZおよびアドウェイズと業務提携したことを発表した。2014年12月に開始したMTAP Programは、厳選された独立系モバイルアトリビューションプラットフォームを認定するパートナーシッププログラム。今回の提携により、CyberZのスマートフォン広告向けソリューションツール「Force Operation X」およびアドウェイズのスマートフォンアプリ向け効果測定ツール「PartyTrack」とインモビのアドネットワークが連携を強化。より安全で正確なアトリビューションを広告主に提供できるようになった。さらにユーザーLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)をもとにした広告配信の最適化、広告リターゲティング機能、ネガティブターゲティング機能といったインモビの主要な機能を利用することが可能となった。
2015年06月17日ゼロスタートは6月15日、ECサイトなどにおける検索クエリを活用し、広告を最適化するソリューション「ZERO ZONE AD」の提供を開始した。同製品は、広告配信プラットフォームではなく、アドネットワークに出稿する広告の最適化を目的としたもの。検索クエリから消費者の購買を予測し、最適な商品を検索結果として出力するEC商品検索エンジン「ZERO ZONE SEARCH」や、パーソナライズに必要な大量の機械学習を高速に行い高度なオススメを実現するレコメンドエンジン「ZERO ZONE RECOMMEND」、効果測定エンジン「ZERO ZONE FEEDBACK」、ビッグデータ検索エンジン「ZERO ZONE DISCOVER」などを搭載する。また、検索クエリを活用するためサイト内検索エンジンとの連携が必要だが、これにより他社のサイト内検索エンジンによって得られる検索クエリも扱うことができる。同社は今後、さまざまな広告配信システムと接続することにより、単純なリターゲティング広告ではなくより消費者ごとに最適化された広告出稿の実現を目指す考えだ。
2015年06月16日●広告ビジュアルに携わるプロの作業環境を公開アドビ システムズと玄光社「コマーシャル・フォト」は5月22日、広告写真の最新動向やAdobe PhotoshopやLightroomのテクニックなどを解説する「デジタルフォト&デザインセミナー 2015」を、東京都・渋谷ヒカリエ ホールにて開催した。ここでは、同日15:40~16:30に「レタッチセッション」として実施された、博報堂プロダクツ フォトクリエイティブ事業本部 REMBRANDT レタッチャー 浦田淳氏によるセミナー「広告ビジュアルの表現力を高めるレタッチテクニック」の様子をレポートする。○ハイスペックなPCと液晶ペンタブレットを活用同セミナーの講師を務めた浦田氏は、博報堂プロダクツのフォトクリエイティブ事業本部に所属するプロのレタッチャー。同部署にはカメラマンとレタッチャーが多数在籍し、写真のみならず映像作品も手がけているという。同氏のPhotoshop歴は20年で、レイヤー機能が初めて搭載されたバージョン3.0からのユーザーだ。浦田氏は各バージョンでの進化の過程を振り返り、「画期的な進化ポイント」としてバージョン4.0の「調整レイヤー」、バージョン7.0の「修復ブラシ」、CS2の「スマートオブジェクト」、CC2014の「ぼかしフィルター」などを挙げた。ちなみに浦田氏が今回のデモで使用した機材は、PC本体が「HP Z840」。特筆すべきは、GPUに「Nvidia Quadro K5200」を2基搭載している点だ。同マシンについて同氏は「4K以上の映像制作(特に4K以上のRAWデータの再生)において非常に利点が大きく、信頼性や完成度の高さにも満足している」と述べた。また、レタッチ作業にはワコムの13.3型液晶ペンタブレット「Cintiq Companion 2 (DTH-W1310H/K0)」を活用していることもあわせて紹介。同製品は、PCと接続するケーブルを外すとWindows 8.1を搭載したタブレット端末として利用できることに加え、CPUにはCore i7 5557Uプロセッサー/3.1GHz、メモリーが16GB、ストレージには512GBのSSDを搭載しているという高いスペック面からも「非常におすすめ」だという。○マスク制作の際にペンツールでパスをキレイに描くには…ここからは、実際のグラフィック広告の作例を見せながら、Photoshop上でどのようにして広告ビジュアルが制作されているかの解説となった。プロの現場でのレタッチ作業においての重要ポイントとして挙げたのが「効率的なマスク制作」と「スマートオブジェクトの活用」というふたつのキーワードだ。まずは作例として、"未来の渋谷像"のCGと実際のクルマの写真を合成した、某自動車メーカーの広告ビジュアルを紹介。ここではクルマのボディを切り抜くために「ペンツール」を使用してパスを描く作業過程を見せてくれた。ペンツールは曲線で構成される被写体を選択するのに好都合だという。パスを綺麗に描くコツは「ポイントの間隔をできるだけ長く取り、滑らかな曲線に仕上げること」とのことだ。必要以上に細かくポイントを打つと、曲線がいびつになってしまうという。ボディをグルリと一周パスで囲んだのち、パスパレットの下部にある点線の角丸アイコンをAltキー+クリック(Macの場合はoptionキー+クリック)して選択範囲を作成し(ここでは「ぼかしを半径」を1ピクセルに設定)、選択範囲に変換された状態でレイヤーパレット下部の「レイヤーマスクを追加」をクリックして作成したマスクを背景に貼り付けるまでの手順を実演。グリル部分やエンブレムといった部分についても、各パーツ毎に同様の手順で合成し、コントラストや色調などを個別に調整していくということだ。ちなみに、完成ビジュアルはクルマのボディにCGである背景がごく自然に映り込んでいる。このトリックについて浦田氏は、背景となるCGをプロジェクターで投影し、そのボディへの映り込みを素材としていると明かした。●「粘土をこねるように素材を合成」できるスマートオブジェクト○「スマートオブジェクト」を使えば、試行錯誤できる次に見せてくれた作例は、とあるアーティストのアルバムジャケット。煙の要素が"羽ばたく鳥"を形成したとてもクールなビジュアルだ。この作品を制作するにあたってのキーワードが、先ほどの重要なポイントとしてふたつめに挙げた「スマートオブジェクトの活用」だ。スチーマーや線香、タバコなどを撮影してさまざまな湯気や煙の写真素材を用意したら、それを下絵となる鳥の写真の上に重ねる。ここでレイヤーを右クリックして「スマートオブジェクトに変換」を選択すると、レイヤーの中にファイルが埋め込まれた状態になる。そのまま「自由変形」で変形させたのち確定すると、通常のレイヤーの場合はレンダリングされてしまい後戻りできないが、スマートオブジェクトなら変形の情報が残っているために途中の段階に戻すことができるということだ。浦田氏はスマートオブジェクトの利点について、「粘土をこねるように素材を合成できる」と説明。さらに普通のレイヤーは縮小すると情報が失われ、再び拡大すると画質は劣化するが、スマートオブジェクトなら情報を元データから参照するため、クオリティは常に最高の状態を維持できることを説明し、「試行錯誤しながら効率的にビジュアルを作り上げることができます」とスマートオブジェクトの活用を提案した。○「リンクの配置」と「マスクの調整」で作業効率を向上続いての作例は、スマホ向け放送サービスの広告ビジュアル。7名のヒーローと1匹のマスコットがポーズを取る、戦隊モノの映画ポスターのような仕上がりとなっている。ここでは、昨年の秋に追加されたスマートオブジェクトの新機能である「リンクを配置」を使った制作プロセスが紹介された。前述したスマートオブジェクトはレイヤーの中にファイルが埋め込まれた状態であったのに対して、この「リンクの配置」は外部ファイルをスマートオブジェクトとして関連づけることができるというものだ。ここでは、縦長や横長など複数の形状のファイルに各キャラクター(要素)を同機能で配置した状態から、ひとつのファイルのキャラクターの一部に変更を加えると、自動的にすべてのファイルのキャラクターが更新される様子をデモしてくれた。続いて紹介されたのは、効率的なマスク制作のテクニックだ。ここでは、主人公の髪の毛を正確かつ効率的に選択する手段のひとつとして「明度差」を生かす方法が紹介された。「チャンネル」パネルの「RGB」をcontrolキー+クリック(Macの場合はcommandキー+クリック)するとRGB情報が選択範囲に変換されるので、下部の「選択範囲をチャンネルとして保存」アイコンをクリックしてアルファチャンネルとして保存する(つまり、画像の明度情報をアルファチャンネルに落とし込む)。次に「色調補正」メニューにある「トーンカーブ」を使ってコントラストを上げて背景と被写体の差を明確にしたら、そのアルファチャンネルをcontrolキー+クリック(Macはcommandキー+クリック)して選択範囲として読み込み、ペイントツール(ブラシツール)で細部(ここでは髪の毛の部分)を描いていく。さらに「選択範囲」メニューの「マスクを調整」を開き、輪郭部分をなぞることによって、Photoshopが色の差などを解析して自動的に細かなマスクを作成してくれる様子を見せてくれた。こうした技を組み合わせて、仕上がりの美しいマスクを作成しているということだ。○「Camera Rawフィルター」を色調補正ツールとして活用最後に紹介されたビジュアルは、渋谷の街並みと渓流の風景が一体化した印象的な作品。こちらもスマートオブジェクトを活用し、"粘土をこねるように"素材を重ねたものだ。渋谷の街と渓流の写真は「トーンカーブ」でハイライトを持ち上げるなど色調を補正しているほか、RAW現像を行うための「Camera Rawフィルター」を色調補正ツールとして活用しているという。同フィルターには便利なパラメーターが数多く用意され、そのなかでも「色温度」はPhotoshop本体には備えない、Camera Rawフィルターならではのパラメーターだ。ほかにも「露光量」は、トーンカーブによる調整とは異なり、フイルム面に当たる光の量をコントロールするパラメーターだと説明した。さらに、もうひとつ非常に便利なパラメーターとして、ハッキリしない素材に対して光が当たったかのように演出を追加できる「明瞭度」を挙げた。作例の素材となった元の写真は曇りの日に撮られたものだが、この「明瞭度」を利用してカリッとした印象に仕上げたということだ。○ムービーレタッチにもPhotoshopを応用するここからは、Photoshopのレタッチテクニックを「映像」に応用する「ムービーレタッチ」についての講義となった。現状のテレビ放送はHDサイズだが、総務省のロードマップによれば将来的に解像度が4K~8Kになるという。その精細感(ディテール)はグラフィックと同等になり、現在グラフィック(静止画像)を扱うクリエイターが持つ"ディテールに対するこだわり"が活きる領域に達するという。博報堂プロダクツでは、ムービーレタッチの技術を使って実際にCM制作も行っているということだ。ここで「After Effects」と「Photoshop」を使った、実際のムービーレタッチの方法についてのレクチャーとなった。After Effectsには、平面トラッキングを行う(動画の平面がどのように移動しているかを分析する)「mocha」というソフトが付属しており、ムービーレタッチに応用しているという。これはPhotoshopで修正したレイヤーを分析した情報をもとに貼り付ける(つまりひとコマずつ「自由変形」して貼り付ける)作業を自動的に行ってくれるソフトで、従来のように「ぼかしてごまかす」補正ではなく、Photoshopのスタンプツールのように皮膚の質感をそのまま移植するようなレタッチが実現可能になり、グラフィックと同じクオリティでの映像修正を可能にするいうことだ。そして、動画に写っている人物の肌を修正するムービーレタッチ作業の実演へと移行。まずは動画の中からレタッチのベースとなる1フレームをPSD形式で書き出したものをPhotoshopで開き、スポット修復ブラシツールなどを使って肌を美しく修正して一旦保存する。次にそれをAfter Effectsに読み込んでタイムラインに登録し、レタッチした部分のマスクを作成したら、「アニメーション」メニューの「mocha AE のトラック」を選択して「mocha」を起動。あとはmocha上で分析したい部分を定義してトラッキングボタンをクリックすると、自動的にほかのフレーム上でもその面を分析し、追従して修正される。続いて「Export Tracking Data」ボタンをクリックしてクリップボードにコピーしたら、After Effects上のPhotoshopのレイヤーにペーストすると、修正した部分がほかのフレームでもぴったりと移動する美しい動画に仕上がった。さらにAfter EffectsとPhotoshopはリアルタイムに連携しているため、あとからPhotoshopで修正した内容が自動的にAfter Effectsのムービーに反映するという様子も見せてくれた。ただし、この方法は被写体が上下左右に単純移動する場合には使えるが、角度が3D的に変わる場合や、光の当たり具合が変化するムービーには適さないということだ。○4K映像の制作現場では、グラフィック業界の感性やテクニックを求めている浦田氏はセミナーの最後に、「Creative CloudではインストールボタンをクリックするだけですべてのAdobeソフトが使えるようになったことで、グラフィックやムービーといったジャンルの垣根がなくなっていると思います」と述べ、ハードウェアの面でも気軽に4K以上の解像度で撮れる機材も増えてきていることや、MacやPCのコストパフォーマンスも向上していることについても言及。さらにグラフィック業界に携わる聴講者に向けて「4K以上の映像制作ではグラフィックを扱う人が持っているノウハウが注目されていると思いますので、是非グラフィックで培ってきた感性やテクニックをジャンルの垣根を越えて映像にもチャレンジして下さい。色んな可能性が広がっていくと思います」とエールを贈り、セミナーを締めくくった。
2015年06月03日リクルート住まいカンパニー(SUUMO)と日本マイクロソフトは5月25日、Web上の地図技術を活用した新しい住宅・不動産情報検索サービスとして「Bing不動産」の提供を開始した。「Bing不動産」は、マイクロソフトがグローバルで展開している地図プラットフォーム「BingMaps」の技術と、SUUMOが保有する、住宅・不動産の購入・賃貸の物件情報を統合し、地図上により詳しく豊かな表現で物件情報を表現することで、ユーザーが視覚的・直感的に物件を検索できるサービス。「Bing不動産」の主な特徴としては、「地図を起点とする物件探しが可能」「多様な絞り込み/物件一覧・比較機能の提供」「オーバーレイ機能の提供」「検索連動」がある。「Bing不動産」は、物件探しに関わる多くの作業を単一のユーザーインタフェース上で完結することを基本的な設計思想とし、物件に関するさまざまな情報を地図上に提供する。例えば、物件所在地の周辺にあるさまざまな施設の場所(コンビニ、バス停、駅、郵便局など)が地図上に配置し、視覚的で直感的な情報が提供されるため、ユーザーは物件周辺の環境をより具体的なイメージを持って確認することができる。また、物件を探す際に有益な付加情報を、地図上にオーバーレイで重ねて表示することができ、サービス開始時点では、「用途地域」「地価公示価格」のオーバーレイ表示が利用可能。さらに、両社は地図を主体とした特徴を生かして、新たな物件探しの手法を提案していく予定で、第1弾として、物件検討の主要な意思決定者が複数いる場合に、さまざまな条件付けから両者の"落としどころ"となりそうな候補物件を提示する機能「パワーバランス検索」(仮称)を2015年後半に実装する予定。
2015年05月26日アドウェイズは5月20日、同社の提供する「PartyTrack(パーティートラック)」が、ヤフーが提供を開始する「Yahoo!アプリインストール広告」と連携を開始したと発表した。「PartyTrack」は、スマートフォンアプリを対象とした全世界対応の効果測定システム。1つのSDK(Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)で、自然流入および広告経由それぞれの月別・日別・時間別インストール数の解析をはじめ、ROI(Return On Investment:費用対効果)やLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)など様々な効果指標の分析が可能となる。一方「Yahoo!アプリインストール広告」は、高度で効率的なターゲティングや多彩な広告表現を実現する、スマートフォンアプリのインストール促進を目的とした広告サービスで、アプリのインストール実績を確認するため、主要な広告効果測定ツールと連携している。この2つの連携により、「PartyTrack」で効果測定をしているアプリデベロッパーは、「Yahoo!アプリインストール広告」に出稿する際、インストール数の解析やROIの分析を通し、広告運用の最適化を行うことが可能になる。
2015年05月21日D2C Rは、広告効果測定ソリューションツール「ART」が、スマートフォンアプリ向け広告サービス「Yahoo!アプリインストール広告」と連携したと発表した。「ART」は、複数のサイトやアプリの広告計測を効率化し、媒体に限定しない多様な切り口での広告効果測定を可能とするツール。既に190社以上の広告主に導入されており、広告効果測定が可能な連携媒体数も200メディアを超えるという。一方「Yahoo!アプリインストール広告」とは、ヤフーが提供する、スマートフォンアプリのインストール促進を目的とした広告サービスだ。今回の連携により、ART導入の広告主は「Yahoo!アプリインストール広告」の広告効果測定が可能となる。
2015年05月21日Glossomは5月14日、同社が提供する動画広告配信プラットフォーム「AdColony」が、ディマージシェア提供の「AppTizer」、メタップス提供の「Metaps Analytics」、D2C提供の「ART」の3つの広告効果測定ツールと連携したことを発表した。同連携により、広告主はAdColonyに出稿する際に、AppTizer、Metaps Analytics、ARTの各ツール上で出稿する広告を一元的に管理し、広告配信や広告効果の測定を行うことが可能となった。また、これらのツールを活用し、総合的にプロモーションを分析することで広告効果の最大化が期待できる。
2015年05月14日ヤフーは5月13日、同月20日より、スマートフォンアプリのインストール促進を目的とした広告サービス「Yahoo!アプリインストール広告」の提供を開始すると発表した。「Yahoo!アプリインストール広告」は、高度で効率的なターゲティングや多彩な広告表現を実現する、アプリインストールに特化した広告サービス。タイムライン型にリニューアルするスマートフォン版Yahoo! JAPANトップページと、スマートフォン用「Yahoo! JAPAN」アプリのタイムライン、Yahoo! JAPANの各種アプリ・コンテンツページ、提携パートナーの各種アプリ・コンテンツページなどに掲載される。掲載方法として、タイムライン型のデザイン上に最適な形で表示する「インフィード」と「バナー」「アイコンバナー」の3フォーマットを展開し、多彩な広告表現を用いることでアプリのインストールの促進を目指す。また、主要な広告効果測定ツールとも多数連携しており、アプリのインストール実績などを確認することで、より効率的な広告運用が可能となる。
2015年05月13日サイバーエージェントは5月12日、広告代理販売を行うネイティブ広告に関して社内調査を実施したところ、一部クレジット表記が無い広告を子会社のサイバー・バズより4件、代理販売していたことが判明したと発表した。ネイティブ広告とは「デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様でそれらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告を指す」(引用元:JIAA:一般社団法人インターネット広告推進協議会)もの。その広告形式からユーザーが広告を受け入れやすい一方、ユーザーが広告ということに気がつきにくいという点が課題とされており、2015年3月18日にはJIAAより、ネイティブ広告について広告ということがわかるようクレジット表記を推奨する「ネイティブ広告に関するガイドライン」が発表されている。サイバーエージェントは、JIAAの会員企業およびネイティブ広告審査分科会の参加者として、「ネイティブ広告に関するガイドライン」の策定に携わっており、ネイティブ広告を閲覧するユーザー保護とネイティブ広告自体の信頼性確保のため、ネイティブ広告においてクレジット表記を遵守すべき立場であるにもかかわらず、一部事例においてクレジット表記を行っていない広告を取り扱っていたことが社内調査で判明。「グループ会社を含めた社内教育・管理が十分に行われていなかったために、このような問題が発生したことを深く反省しお詫びすると同時に、再発防止に努め、コンプライアンス体制の強化と意識向上に努めていく」と述べた。同社によると、ノンクレジットのネイティブ広告販売数は4件(販売:サイバー・バズ)。調査期間は2015年4月28日~5月11日(一次調査 4月28日、二次調査 5月1日~5月11日)。再発防止策として、「(1)グループにおいて販売中の全媒体資料の見直し」「(2)グループ会社を含めた社員研修の実施」「(3)広告提案時のルールの徹底化」を図る。
2015年05月13日写真・動画のソーシャルネットワーキングサービス、インスタグラムは5月11日、日本での広告の導入を開始することを発表した。近日中に、一部の利用者のフィードには広告が表示されるようになる。インスタグラムは、サービス開始から約4年で、世界の月間アクティブ利用者数が3億人を突破(2014年12月時点)。1日の平均アクティブ利用者は2億人、日本のコミュニティも過去1年で1倍以上に増加(2015年3月時点)。また1日平均の利用時間は21分間(2015年3月時点)となっている。まずは、すでにインスタグラム コミュニティの一員となっているチキンラーメン(日清食品)や土屋鞄製造所、ランコムから、美しい写真を使った広告を徐々に配信する。なお広告には「広告」と明記され、その他の投稿とは明確に区別される。インスタグラム上に表示される広告は、現在のインスタグラムの利用者体験とシームレスに溶け込むもので、今まで見慣れているフィードの中で違和感なく自然な仕上がりになるようデザインされる。インスタグラムの広告事業は、2013年9月の米国ローンチに続き、カナダ、イギリス、オーストラリア、フランス、 ドイツ、ブラジルで順次スタートし、日本は8カ国目。他国ではこれまでにアディダス、コカ・コーラ、 サムスン電子、ディズニー、リーバイスなどのブランドが広告を活用し、ブランド認知や購買意欲の向上などにおいて成果をあげてきているという。
2015年05月12日写真・動画のソーシャルネットワーキングサービス「インスタグラム(Instagram)」は11日、日本において広告の導入を開始すると発表した。近日中より、一部の利用者のフィードには広告が表示される。「Instagram」における広告事業は、2013年9月に米国でローンチされたのを皮切りに、カナダ、イギリス、オーストラリア、フランス、ドイツ、ブラジルで順次開始されており、日本は8カ国目にあたる。同サービス上に表示される広告は、現在の利用者体験とシームレスに溶け込むもので、今まで見慣れているフィードの中でも違和感なく自然な仕上がりになるようデザインされているという。他国ではこれまでにアディダス、コカ・コーラ、サムスン電子、ディズニー、バーバリー、ベン&ジェリーズ、マクドナルド、メルセデス・ベンツ、リーバイス、レクサスなどのブランドが広告を活用し、ブランド認知や購買意欲の向上などにおいて成果をあげているとのこと。日本での事業開始について、インスタグラムは「インスタグラムがさらに進化し、ビジネスとして継続していくための取り組み」とコメントしている。なお、まずはインスタグラム コミュニティの一員となっているチキンラーメン(日清食品)、土屋鞄製造所、そしてランコムから、写真を使った広告を徐々に配信していく。広告には「広告」と明記され、その他の投稿とは明確に区別される。
2015年05月11日ニュースアグリゲーションアプリ「SmartNews」を提供するスマートニュースの広告事業責任者 川崎 裕一氏が5月1日に、同社の公式ブログで「ネイティブ広告におけるクレジット表記について」と題した記事を公開している。川崎氏がこのような投稿を公開した理由として、先日インターネット広告推進協議会(JIAA)が発表した「ネイティブ広告に関するガイドライン」と、その周辺で話題となっているノンクレジット問題が挙げられる。そもそもネイティブ広告とは何か?JIAAの定義によれば、「インフィード広告」と「レコメンドウィジェット」「タイアップ」の3種類がある。特に最近伸びている広告がインフィード広告でスマートニュースのみならず、SNSの通常の投稿に紛れて出てくる同じ枠を利用した広告はすべてこれに当たる。簡単に言えば「普通のコンテンツと同じように出てくる」ものがインフィード広告だろう。良識あるネット企業の多くは、広告であることを明記してコンテンツを配信しているが、先ほど「ノンクレジット問題」とした一部の企業は、クレジット、つまりそのコンテンツの出どころを指し示す表記を行っていない場合がある。広告対価を得ているにもかかわらず、通常の編集記事のように振る舞う。一般常識にあてれば一種の騙しともとれる話だが、Webの世界では、それを是としている企業があるのも事実だ。具体的にこの記事では触れないものの、Yahoo!ニュース個人で山本一郎氏が触れたまとめなど、少し情報をたどると見えてくる。今回のブログで川崎氏は、「誘導元であるSmartNews上でのクレジットと、誘導先であるランディングページ(ユーザーを誘導する企業のWebページ)上でのクレジットの両方で、JIAAのガイドラインに準拠した審査基準に則って日々厳密な審査を実施している」とSmartNewsの姿勢を明らかにする。同社は以前、立ち上げ時期にWeb媒体の記事キャッシュを取得する行為を媒体に無断で行っていた過去を持つ。ニュースアグリゲーションアプリは今でこそグノシーやAntennaなど、複数のアプリの競争もあり一定の地位を獲得しているものの、黎明期からここ1年を見ても諸問題が起きていた。SmartNewsは初期こそ、媒体との間でちょっとした問題を起こしたが、その後、真摯に媒体と向き合い、直接記事の誘導を行う専用ページ「チャンネルプラス」などのサービス提供もあり、現在は一定の良好な関係を築いている。もちろん、アグリゲーションアプリやバイラルメディアは「中間搾取」といった非難を受けるケースがあり、実際に酷い盗用が見られるメディアもある。ただ、PVの流入が無視できない存在となりつつある以上、今後もSmartNewsを始めとする媒体は存在し続けることだろう。だからこそ、健全なWebの世界を維持するために、無料閲覧、広告掲載によるビジネスモデルの運用は欠かせないであり、最低限のモラルが媒体には求められているわけだ。川崎氏の「広告表記をしないことで消費者を騙し、広告のクリック率を高めることは短期的なビジネス上の利益につながるとしても、絶対にすべきではない」という言葉は、Webがこれからも無くてはならない存在だからこそ、強い意志をもって書いたものだと思われる。ネイティブ広告だけでなく、一部アプリでは、流れるコンテンツがSNSや競合アプリよりも多い割合で広告コンテンツが流れるという指摘もある。ユーザーが楽しく、快適にWebを楽しめる世界が今、問われていると言っても過言ではないだろう。
2015年05月06日中国では、不動産市場が低迷するなか、不動産企業の事業環境や資金繰りの悪化が懸念されてきましたが、足元の不動産市場では、大都市を中心に持ち直しの兆しが見え始めています。中国国家統計局が発表した3月の主要70都市の新築住宅価格をみると、前年同月比で、中小都市や内陸部では下落が続いていますが、北京や天津などの大都市では上昇しました。上昇した都市の数は、2月の2都市から大幅に増加し、3月は12都市となりました。この背景として、不動産市場の低迷が、政府による成長率目標の達成の妨げになると懸念され、当局が昨年9月と今年3月末に、規制緩和による不動産市場のてこ入れ策を講じたことが挙げられます。具体的には、投資目的とみなして厳しい規制を課してきた2軒目の住宅購入における住宅ローンの頭金要件の緩和、住宅ローン金利の引き下げ、転売時の免税対象の拡大などです。これらの規制緩和は、緩やかながら今後不動産需要の回復を促すとみられ、物件在庫の減少などを通じて不動産企業の収益の改善に繋がると考えられます。これに加えて、中央銀行は、昨年11月以降、利下げや預金準備率の引き下げといった金融緩和策を段階的に実施しており、4月20日にも預金準備率を1%程度引き下げました。これにより流動性が向上し、金利低下圧力が高まることを受け、借入需要の増加を通じた不動産需要の拡大に加え、企業の資金調達(銀行借入れや社債発行など)コストの低下に繋がると考えられ、不動産企業にとって収益および資金調達環境の両面において改善が見込まれます。依然として不動産価格の下落が続く中小都市を中心に事業を展開する不動産企業にとっては厳しい状況が続く可能性がありますが、住宅価格の上昇や物件在庫の減少がみられる大都市を中心に事業を展開する不動産企業の事業環境は改善が予想されます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2015年4月30日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年04月30日不動産広告でよく見かける“徒歩●●分”の表示。あれ、どこまで当たっているんでしょうか?気になったことはありませんか?実は、あの表示には素人では絶対に気付かないような落とし穴があるのです!今回は衝撃の事実をお伝えします。■“徒歩1分=80メートル”が決まった経緯まず、徒歩●●分の数字の根拠は、1963年(昭和38年)に公正取引委員会が承認した「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」が基本になっています。その内容ですが、ザックリ書くと“1分=80メートル”というもの。80メートルは“健康な女性がハイヒールのサンダルを履いて歩いた時の平均速度”と俗に言われています。最初、不動産業界が提案したのは“1分=100メートル”でした。少しでも、徒歩●●分の数字を小さくした方が、お客の歓心をひけるので、なるべく1分当たりで歩ける数字を大きくしたかったのですね。でも、さすがにこれは無理。“1分=100メートル”は男性でもかなりのスピードです。そのため、公正取引委員会が改めて計測しました。どんな方法だと思いますか?それは、東大を出たばかりの若い公正取引委員会の男性職員が、軽く女装して(かかとの高い靴を履いて)、庁舎の廊下を歩いて、時間と距離を測る、という方法。さらに、その男性は普段はせっかちな性格だったそうです。計測の時は、女性やお年寄りを意識して、なるべく普段よりゆっくり歩いたそうですが……。こうして“分速80メートル”基準は生まれました。大切なポイントなので、もう一度書きます。“軽く女装した” “せっかちな若い男性” “庁舎の平坦な廊下”……。いろんな意味で、ツッコミ所が満載ですが、こうして“徒歩1分=80メートル”という基準は生まれました。■不動産広告“徒歩●●分”表示の意外な盲点“徒歩●●分”表示に関して、大事なポイントがもう一つあります。それは、距離だけ計算すればOKで、実際の障害物は関係ないということ。道路にそった距離を“分速80メートル”で機械的に割ればよいことになっています。途中に信号があっても、坂道でも人混みでも、開かずの踏切があっても関係ありません。たとえば渋谷駅を降りて、センター街の店に行くとき。あなたは普段と同じスピードで歩けますか。ハチ公前、スクランブル交差点、センター街……。そんな時でも不動産表示は、単に駅からの道路距離を“80”で割っておしまいです。徒歩1分=80メートルは、本来は不動産広告に関する規制です。たとえばレストランの案内などでは、実際にお店の人が歩いて計測した数字も使われることもあるでしょう。しかし、それは逆に言えば無規制なので、お客を呼ぶために駅から近い数字が使われることもあるかもしれません。これから徒歩●●分の表示を見たときは、“実際にかかる時間でなく、単に距離(時間×80メートル)”が元になっている可能性が高いです。さらに“規制がかからない場合は、近い方に表示されている可能性がある”ことを念頭において行動したほうがいいでしょう。最後に、時間に関するイタリアのことわざを一つ紹介します。時間は人間のために作られている、人間が時間のために作られているわけではない。人生は時間そのものです。大切に使ってくださいね。(文/シール坊)
2015年04月21日アイレップは4月20日、リスティング広告・ディスプレイ広告向けデータアナリティクス(DA)サービスを開始したと発表した。同サービスの主な対象は、データアナリストやデータサイエンティストなどのスペシャリストを有しない企業や、データ活用がデジタルマーケティング戦略に組み込まれていない企業。多変量解析・データマイニングといった数理アプローチの実践により、運用型広告のリスティング広告/ディスプレイ広告の成果を改善できる企業を増やしていくために、まずはβ版において、広告施策の「正確性」「客観性」「効率性・効果性」向上の検証を進めていくという。リスティング広告・ディスプレイ広告向けDAサービス概要(β版)は、次のとおり。○ディスプレイ広告向け今後は、更なる巨大化・複雑化が予測されるデータに、よりスピーディーに対応できるよう、ルールや知識抽出を自動化する機械学習のアプローチも採用していく予定。
2015年04月21日はてなは4月13日、ログリーが提供するネイティブ広告プラットフォーム「logly lift」に、アドベリフィケーション機能「BrandSafe はてな」を実装し、「BrandSafe はてな for logly lift」として提供を開始した。logly liftは、広告主のWebサイトを解析し、関連性の高い媒体にネイティブ広告として表示する広告配信プラットフォーム。一方「BrandSafe はてな」は、「はてなブックマーク」で使用するWebサイト判定アルゴリズムを基に独自開発したアドベリフィケーション機能となる。これにより広告主は、ブランド保護を目的に、広告配信に不適切なページへの出稿をコントロールできる。また、意図しないページへの広告出稿を避けることで、良質なインプレッションに対して効率的に広告配信をすることが可能だという。
2015年04月14日Crevoは3月26日、不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営するネクストと、YouTubeを活用した動画広告のA/Bテストの共同調査を行い、その結果を発表した。同調査は、5種類の15秒動画を制作し、(1)~(5)へと順番に配信する「ステップ動画広告」を活用し、合計10種類の動画を「字幕あり・ナレーションなし」となるAパターンと「ナレーションあり・字幕なし」とするBパターンに分類し実施したもの。動画広告の企画・制作をCrevoが、広告運用・分析をネクストが担当した。これによると、動画を順番に配信する方法は、段階が進むごとに広告視聴率が伸び、広告CTRは(1)に比べ(5)では約30%減少。CPC・CPMの高騰に対してCPVの変化はあまり見られなかった。また、視聴継続率については、ナレーションありに比べ、字幕ありの方が高い結果となったほか、サイト訪問後では、ナレーションありを視聴したユーザーの方が滞在時間が長く、詳細ページへの到達率も高かったという。同結果を受けCrevoは、ストーリーを展開させる「ステップ動画広告」がブランディングや認知拡大に効果があるのではと説明。字幕とナレーションの有無では、字幕ありの場合、動画視聴時に字幕を読むので視聴継続率と理解度が高く、ナレーションありの場合は、音声だけでは理解不足となることから、サイト訪問後に積極的に情報を集めようとし、結果として、詳細到達率が高くなるのではないかと分析した。なお、同調査は、2015年1月21日~2月14日の間に、YouTubeが提供する「TrueView インストリーム動画広告」の視聴者を対象に行われたもの。YouTubeでの指標として、CTRやVTR、再生25%ごとの継続率、CPV、CPC・CPMを、サイトでの指標として詳細到達率やCVR、直帰率、滞在時間を採用したという。
2015年03月26日インターネット広告推進協議会(JIAA)は3月18日、昨今注目を集めている「ネイティブ広告」について、掲載に関わる事業者の指針となるガイドラインとして、「インターネット広告掲載基準ガイドライン」を改定し、「ネイティブ広告における推奨規定」を新たに策定したことを発表した。ネイティブ広告は、デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様でそれらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告を指す。その形式や機能が、媒体社やプラットフォーマーが提供する記事・コンテンツと一体感があるという特徴から、ユーザーに受け入れられやすい広告体験を提供するものと期待される一方、掲載方法や内容によっては、消費者が騙されたと感じやすいという課題が指摘されている。今回策定されたガイドラインは、消費者保護の観点から、ネイティブ広告を掲載・配信する媒体社、プラットフォーマー、ネットワーク配信事業者が自ら守るべき基準という位置づけにあり、ユーザー(消費者)がネイティブ広告を媒体社が編集する記事・コンテンツだと誤認することのないよう、ネイティブ広告を掲載・配信する事業者は、広告表記および広告主体者の明示が必要であるとしている。同ガイドラインが普及することにより、ネイティブ広告が広告主、媒体社・プラットフォーマーなどの事業者および消費者の三者にとって有益なものとして、より安心して利用される環境となることが期待されている。
2015年03月20日ネットは広告だらけだが、スマートフォンのように画面が小さくなるとより厄介に感じるだろう。また、広告に見せかけてユーザー情報を収集するマルウェアもどきのものもある。そこで、Androidスマートフォンで広告を表示しないための方法を紹介しよう。以下、MakeTechEasierの記事「5 Apps to Get Rid of Annoying Ads on Your Android Device)」から、Androidスマートフォンで広告を除くことができる4つのアプリをピックアップした。○AdAway「AdAway」は広告を遮断してくれるオープンソースのツールだ。ホスト名とIPアドレスをマッピングしたリストを含むhostsファイルをダウンロードできるもので、ファイル内のリストを遮断してくれる。ちなみに、日本語圏用のhostsファイルのソースもダウンロードできる。自分が使っているhostsファイルをWebで公開している人もいるので、参考にしてもよいだろう。必ずアクセスを許可したいドメインがある場合は、ホワイトリストに追加しておいたほうがよいかもしれない。端末のhostsファイルを編集するには、管理者権限であるroot権限を取得する必要がある。初期状態のAndroidではrootとして作業できないので、アプリやツールを使って「root化」しなければならない。ただ、root化するということは、すべてのファイルを操作できることになり、誤操作を引き起こすおそれがあるので、慎重に行っていただきたい。なお、AdAwayはGoogle Playでは入手できず、F-Droidからダウンロードすることになるので、注意して利用されたい。○Adblock Plus for Android広告やマルウェアをブロックできる機能で、もともと、FirefoxやGoogle ChromeどのWebブラウザの拡張機能として提供されていたもの。ユーザーが設定したリストに基づいてフィルタリングしてくれる。追跡機能やソーシャルメディアボタンを無効化する機能もあるが、「許容できる広告」を受け入れる設定もある(もちろん、無効にすれば許容できる広告もブロックしてくれる)。ルート化していない端末でも動くとのことだが、その場合、Wi-Fi経由でのトラフィックのみフィルタリングが行われるため、記事ではルート化を推奨している。AdAwayと同様に、Adblock PlusもGoogle Playでは入手できないので、導入する際は、十分注意されたい。○AppBrain Ad DetectorAndroidスマホにアプリをインストールする時、勝手にマルウェアやスパイウェアがインストールされることがある。AppBrain Ad Detectorはプライバシー上懸念があるアプリや作成されたブックマークやプッシュ通知設定などを検出してくれるツールだ。70種類以上の項目をもとにアプリをチェックするとのことで、同アプリを使うことで、Admob、Millenial Media、ChartBoost、TapJoyなど、アプリに組み込まれている広告ネットワークもわかるという。AppBrain Ad DetectorはGoogle Playから無料でダウンロードできる。○TrustGo Ad Detector広告というよりプライバシー保護にフォーカスしたツールがTrustGo Ad Detectorだ。広告ネットワークが端末からユーザー情報を収集することがあるが、そういう行為を検出できるという。ホーム画面に勝手にショートカットが作成されていたり、デフォルトのブラウザなどの設定が変更されてしまったりした時に役に立ちそうだ。こちらもGoogle Playから無料でダウンロードできる。
2015年03月17日Glossomは3月16日、スマートフォン向けリワード広告ネットワーク「GREE Ads Reward」にて、ユーザーの行動履歴をもとに興味・関心の高い広告を表示する「レコメンド広告配信機能」を追加した。同機能は、「GREE Ads Reward」システム上から取得したユーザーの属性や行動履歴から、そのユーザーにとって興味・関心が高いと推測される広告を選定し、配信するもの。これにより、配信する広告をユーザーごとに最適化することが可能となり、コンバージョン数のさらなる向上が見込めるという。3月16日時点、GREE内「おまけでGREEコインをもらう」ページのオファーウォール上でのみ運用を開始しており、順次「GREE Ads Reward」を利用する媒体に提供する考えだ。
2015年03月17日年度末にもなり、就職や転職、転勤で引越しをされる方も多いのでは。いまはインターネットで部屋探しをする時代。でもいろいろなサイトがあって、どれで探したらいいのかわからなかったり、条件に合う物件が少なかったり…。そこで今回は、不動産サイト運営会社に勤めていた筆者が、おトクにお部屋探しができる不動産サイトと賢い物件探しのノウハウをご紹介します。まずは、ちょっとおトクでエッヂの効いた不動産サイトからどうぞ! 仲介料無料でおトクに! 「ヘヤジンプライム」ヘヤジンプライムでは、東京23区すべての賃貸物件が「仲介手数料無料」で探せることができます。一般的に仲介業者に物件を紹介してもらうときは、仲介料という手数料が発生するのですが、こちらのサイトでは仲介料がかからないそう。これなら初期投資をかなりおさえることができます。ちなみにサイトで部屋探しをする際には、無料の会員登録が必要です。有料会員になると、不動産屋でしか見られない物件も閲覧することができます。とことん部屋探しをしたい方は有料登録してみてもいいかも。・ヘヤジンプライム 公式サイト 1万円分のクーポン券をもらっておトクに! 「ヴィレッジ不動産」遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」が運営している不動産サイトがあるのです。特徴はキーワードから検索すること。キーワードも、「メゾネットが好きなの」「アートのある部屋」と、ちょっと個性的。試しに検索すると、「え!こんな部屋があるの!?」という驚きや発見があります。物件の取材記事もあるので、ネット上で部屋の詳細まで知ることができますよ。契約すると、ヴィレッジヴァンガードオンラインストアで使える10000円分のクーポン券がもらえておトクです! ・ヴィレッジ不動産 公式サイト おしゃれなリノベーション物件でおトクに! 「good room」「good room」では東京・大阪・名古屋のリノベーション物件を中心に紹介。加えて、オリジナルリノベーションブランド「TOMOS」を展開しています。「こんな部屋に住みたかった!」と言いたくなるような全室無垢フローリング、白いタイルの玄関、収納たっぷりのキッチンなど、カフェのようなオシャレな物件ばかり。自社で工事まで行っているため、入居者のカスタマイズ要望にも対応してくれるとか。まだ引っ越す予定がない人も、眺めているだけで楽しいサイトです。・good room 公式サイト シェアハウスでおトクに! 「オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産」初めての一人暮らしをする場合は引っ越し費用以外に家具・家電などもそろえなければならず、初期投資は膨大に。それに普通のひとり暮らしはなんだか寂しいし、つまらない。そんなとき、シェアハウスはいかがでしょうか。「ひつじ不動産」は、シェアハウス専門のポータルサイト。共用部の家具・家電などはシェアですが、そうすることで海外セレブのような広くてオシャレな部屋にも住めちゃうのです。最近のシェアハウスは設備も充実していて、住み心地もぐんと向上。都心に集中しているので通勤時間も大幅にカットできちゃうかも。全員が筋金入りのシェアハウス経験者というスタッフさんが、掲載物件をひとつひとつ現地で確認している安心感が大きなポイント。ユーザーの7割以上が女性ということで、豪華なパウダールームなどを備えた女性専用のシェアハウスも充実しています。今まで「シェアハウスは…」と敬遠していた人ほど、ぜひチェックしてみてください。・オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産 公式サイト お気に入りのサイトは見つけられましたか。情報は定期的に更新されるので、すぐに引っ越す予定がない方もいい物件がないかつねに探しておくといいかも。続いては、賢い物件探しのコツをお教えします! 賢い物件探しのコツ■敷金なしにはこだわらない検索時に、「敷金なし」にチェックしてしまいがちですが、ここはチェックを入れないほうがいいですよ。「敷金」とは家賃滞納時や、退去する際の修復費用に使われるもの。入居当初はお金を払わなくても、退去時に払わなくてはならない可能性があります。退去時にお金がかかるよりかは、最初に払っておいたほうがいいかも。■築年数にはこだわらないつい新築を選びたくなってしまいますよね。でも築年数が長いものは、内装をリノベーションしていることもあります。リノベーションとは、築年数が古い物件を、デザイン性などの付加価値をつけた部屋に改善した物件のこと。そのため外観などは古いままなのですが、内観はオシャレなものが多いのです。しかも一般的に新築の物件よりも家賃相場が1~2万円ほど安く借りることができおトク。■こだわり条件を入れすぎないフローリング、エアコン、風呂・トイレ別、室内洗濯置場、温室洗浄便座、独立洗面台など、女性なら物件に対してこだわりがあるはず。しかし不動産サイトの多くは、街にある不動産屋が手入力しています。当然、人間が行う作業なので入力時に漏れがある場合も…。「フローリング」「エアコン」など半ば当たり前のようなものには、一度チェックを入れないで検索してみるのもアリ。■物件名がきちんと掲載されているものを選ぶ物件情報の中には「港区南麻布3丁目付近」などと物件名をしっかりと表記していない場合もあります。賢くお部屋探しするならば、できるだけ物件名を公開している情報を選ぶのが良いですよ。そのほうが、情報として信憑性が高いからです。筆者も昔は、条件を入れ過ぎでなかなか欲しい情報に辿りつきませんでした。絶対条件以外は、あまり絞らず検索してみましょう。そうすると検索結果も増えますし、あとは家賃がどうかなどで判断すると良さそうです。いかがでしたか? ぜひお気に入りの部屋をおトクに賢く見つけて、楽しい新生活を送ってくださいね。
2015年03月16日