中井貴一と長澤まさみが共演し、君塚良一がメガホンを執る新作映画『グッドモーニングショー』が2016年に全国東宝系で公開されることが発表された。本作は、朝の情報番組を題材にしたオリジナルコメディで、中井は“ワイドショー”の顔であるメインキャスターを、長澤はアシスタント・キャスターを演じる。その他の写真『踊る大捜査線』シリーズや『誰も守ってくれない』の君塚監督が脚本も手がける本作は、メインキャスター澄田真吾(中井)の災難だらけの一日を描くコメディ・エンターテインメント。中井演じる主人公は、生放送中にアシスタントの美人アナウンサーからふたりの交際関係をばらすと脅され、プロデューサーからは番組打ち切りの危機を告げられ、更に突然起こった立てこもり事件に巻き込まれ、犯人との直接交渉をする羽目になってしまう。中井は「初めてのキャスター役ということもあり、クランクイン数日前に実際のTV番組の制作現場を取材させていただきました」といい、「朝3時にTV局入りして、番組終了後の反省会まで6時間。日頃画面を通し、キャスターの方々がいとも軽やかに番組を進めて行くのを拝見し、意外と自分でもやれるのではないかと簡単に思っていたのですが、現場は想像以上に大変。“たかがテレビ、されどテレビ”を痛感させられ、役作りの大きなヒントになりました」とコメント。さらに「テレビの意味を問うところも、この映画のテーマの一つ。一人の人間があたふたとしている滑稽な状況の中から、世の中の仕組みやテレビの作られ方などが分かってもらえたら嬉しいです」と語っている。長澤は「初めての女子アナ役ということで、普段のお芝居の時の発声とも異なるので、現役の女子アナの方に発声指導を受けて視聴者に分かりやすく伝える大事さを知りました。しっかり演じきって実際にTV局からキャスターのオファーが殺到するくらいになる様に頑張ります!」と意気込んでいる。君塚監督はふたりについて「ワイドショーはまさにテレビそのもの。その裏側の人間模様はスリリングです。キャスター役の中井さん、長澤さんは本当にぴったり。演技のみならず、アナウンス力も抜群です」と話している。本作には他に、新人アナウンサー・三木沙也役に志田未来、澄田と同期のプロデューサー・石山聡役に時任三郎、澄田の妻で元女子アナ役に吉田羊、立てこもり事件の犯人役に濱田岳、事件解決にあたる警視庁特殊班リーダーに松重豊、さらに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介らが出演する。『グッドモーニングショー』全国東宝系にて2016年ロードショー
2015年09月08日『踊る大捜査線』シリーズ脚本を務め、放送作家、脚本家としてテレビを知り尽くした君塚良一監督が、朝の情報番組“ワイドショー”を舞台に俳優・中井貴一、長澤まさみを迎えて描く『グッドモーニングショー』の製作が決定した。澄田真吾は、朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスター。かつて報道番組のニュースキャスターだったが、ある震災現場からの現場リポートが世間から非難を浴びて番組を降板。以来、現場からのリポートが怖くてできなくなり、同期入社のプロデューサー石山聡に拾われていまに至っている。ある日、いつものように深夜3時に起床した澄田は息子と妻の言い争いに巻き込まれる。面倒くさい事から逃げるようにテレビ局に向かう車内で今度は、澄田のアシスタントの小川圭子アナウンサーから連絡があり、二人の交際を今日の番組で発表しようと迫られる。彼女は澄田と付き合っていると勘違いしているのだ!さらにプロデューサーの石山から番組の打ち切りが報告され、新番組への登板はないことも伝えられ、踏んだり蹴ったりの事態に意気消沈する…。主人公の「グッドモーニングショー」メインキャスター・澄田真吾を演じるのは、NHKの大河ドラマを始めとする多くのTVドラマや映画で長きに渡って一線で活躍し、シリアスな役からコミカルな役まで演じ分ける実力派俳優・中井貴一。キャスター役は初挑戦となる。そして澄田真吾のアシスタントキャスター・小川圭子を日本を代表する女優のひとり、長澤まさみが好演する。そのほか新人アナウンサー・三木沙也役に志田未来、澄田に理解を示す同期のプロデューサー・石山聡役に時任三郎、澄田の妻で元女子アナ役に吉田羊、立てこもり事件の犯人役に濱田岳、事件の解決にあたる警視庁特殊班リーダーに松重豊、さらには個性的な番組スタッフに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介と豪華俳優陣が勢揃いした。■中井貴一(澄田真吾役)コメント初めてのキャスター役ということもあり、クランクイン数日前に実際のTV番組の制作現場を取材させていただきました。朝3時にTV局入りして、番組終了後の反省会まで6時間。日頃画面を通し、キャスターの方々がいとも軽やかに番組を進めて行くのを拝見し、意外と自分でもやれるのではないかと簡単に思っていたのですが、現場は想像以上に大変。“たかがテレビ、されどテレビ”を痛感させられ、役作りの大きなヒントになりました。テレビの意味を問うところも、この映画のテーマの一つ。一人の人間があたふたとしている滑稽な状況の中から、世の中の仕組みやテレビの作られ方などが分かってもらえたら嬉しいです。長澤さんをはじめ皆と良いチームワークを作って、必死に撮影をし、楽しいコメディ映画を皆さんにお送りできたらと思います。■長澤まさみ(小川圭子役)ワイドショーはニュースだけでなく、その時の流行や衣食住などを扱っていて子供ながらに楽しいと感じて良く見ていました。そういう楽しい部分を女子アナという役柄を通して伝えられたらいいなと思います。初めての女子アナ役ということで、普段のお芝居の時の発声とも異なるので、現役の女子アナの方に発声指導を受けて視聴者に分かりやすく伝える大事さを知りました。役柄はまっすぐな気持ちを持っている女性ですが、周囲からみると思い込みが激しい女性に写るかもしれません(笑)。新たに挑戦する役になりますが、しっかり演じきって実際にTV局からキャスターのオファーが殺到するくらいになる様に頑張ります!中井さんとは初共演になりますが、子供の頃ませていたからか(笑)、中井さんが出演されていた恋愛ドラマをよく見ていました。まさか共演できるとは思っていなかったのでとても嬉しいです。一緒に良いチームワークを作っていきたいです。『グッドモーニングショー』は2016年全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月08日きちみ製麺はこのほど、白石温麺「幸村の願い」(税込476円)を数量限定で発売した。同社は宮城県白石市に位置しており、400年の歴史を持つ白石温麺(うーめん)を製造・販売している。白石温麺は油を使用しない手延麺の製法による麺で、通常のそうめんに比べてひと回り太い。そのためコシが強く、舌触りがよいという。また長さは9センチと短いため、茹(ゆ)でやすく食べやすいのも特徴とのこと。今回販売を開始した同商品は、真田幸村とその娘・阿梅(おうめ)、白石城主の片倉小十郎公をイラストに使用した白石温麺のセット。イラストに描かれた「片倉小十郎公」は、仙台藩・白石城の主であり「白石温麺」という名称の名付け親でもある。「真田幸村」は、今から約400年前の大阪夏の陣で、片倉小十郎とは敵同士だった。激戦の末、自らの死を覚悟した幸村は片倉小十郎を知勇の兼備の将と見込み、娘の「阿梅(おうめ)」らの後事を託したという歴史がある。同商品には、真田幸村と片倉小十郎のイラストを描いた白石温麺各1束と、梅パウダーが入った阿梅姫柄のピンク色の温麺1束が入っている。3食分一緒に茹でれば白とピンクのコントラストが鮮やかな温麺に仕上がるという。冷やしでも温めてもおいしく食べることができるとのこと。同社直営売店、インターネット通販、各種販売店にて3,000袋限定で販売している。
2015年07月30日『ジュラシック・ワールド』のスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、オスカー女優のハル・ベリーと日本を代表する国際派俳優・真田広之が共演を果たす、最注目海外ドラマ「エクスタント」のDVDリリースが決定。その謎だらけの予告編映像がひと足先にシネマカフェに到着した。女性宇宙飛行士モリー・ウッズ(ハル・ベリー)は、宇宙ステーション"セラフィム"で13か月間にも及ぶ単独ミッションの後、夫・ジョンと息子・イーサンが待つ地球に無事生還。だが、帰還後のメディカルチェックで、不妊症にも関わらず、妊娠していることが発覚する。宇宙ステーションでの通信障害時に現れた、かつての恋人マーカスとの再会が謎の妊娠と関係があるのではと1人悩むモリー。一方、夫のジョンは、人間性を持つアンドロイド開発“ヒューマニクス・プロジェクト”を計画し、試作品の開発に成功。事業化のため資金援助を依頼した大企業ヤスモト社には断られてしまうが、社長のヤスモト(真田広之)本人が個人的な融資を申し出る。彼が興味を持っているのは、ジョンの開発したヒューマニックではなく、モリーだった…。本作は、巨匠スピルバーグがショッキングながら普遍的なテーマと謎が謎を呼ぶ先の読めない展開の近未来を、映画規模の壮大さで描いたミステリー超大作。本国アメリカでは、第1話が2014年夏のドラマシリーズでNo.1(ニールセン調べ)となり、すでにこの7月よりシーズン2の放送が決定。日本でも、WOWOWで今春に初放送され、注目を集めた。巨大な陰謀に立ち向かう主人公・宇宙飛行士モリー役を演じるのは、ハル・ベリー。また、今回スピルバーグのオファーを受け、出演を快諾したという真田さんが、物語の重要な鍵を握る大企業の社長ヤスモトを演じている。モリーがお腹に宿した“もの”とは、何なのか?死んだはずの元恋人が目の前に現れるのは、何かの啓示なのか? 徐々に誰も信じられなくなる中、謎の大富豪が裏で糸を引く強大な組織の秘密計画が次第に明らかになっていく。『A.I.』や『マイノリティ・リポート』を彷彿とさせ、「LOST」「アンダー・ザ・ドーム 」を上回る謎だらけの展開に、中毒者が続出しそうだ。「エクスタント」は 10月14日(水)よりDVDリリース(※レンタル同日開始)。(text:cinemacafe.net)
2015年07月09日オスカー俳優ジェイミー・フォックスや、キャメロン・ディアス、そして主演の『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』のクワベンジャネ・ウォレスら豪華キャストで名作ミュージカルを映画化した『ANNIE/アニー』。5月20日(水)のブルーレイ&DVDがリリースに併せ、日本語吹き替えを担当した人気実力派声優・中井和哉と、『アナと雪の女王』エルサの幼少期を演じた佐々木りおによる“『ANNIE/アニー』特別アナウンス”が全国レンタル店、また販売店にて実施されることが分かった。舞台は、現代のニューヨーク・マンハッタン。ジェイミー・フォックス演じる、ウィル・スタックスは携帯電話会社のCEOを務める超大金持ち。偏屈で利己的、さらに極度の潔癖症という彼は、NY市長候補の選挙キャンペーン中、偶然、車にはねられそうになった少女・アニーを助け、それをきっかけにアニーと不思議な共同生活を送ることに。市長選を有利にする為だけにアニーを引き取ったスタックスだったが、彼女の生意気で大人びた言動の裏の寂しさに気付き、心を開くようになっていく…。主人公のアニーの日本語吹き替えを務めるのは、『アナと雪の女王』エルサの幼少期役の吹き替えをはじめ、映画『グーグーだって猫である』やドラマ「メイちゃんの執事」などで役者としても活躍する佐々木さん。そして、『Ray レイ』のオスカー俳優、ジェイミー・フォックスが演じ、アニーによって運命が変わるスタックス役の日本語吹き替えを務めたのは、人気声優の中井さん。アニメ「ONE PIECE」ロロノア・ゾロ役を演じて以来、TVアニメやゲームで数多くの役を演じ、日本テレビ「スッキリ!!」やTBS「アッコにおまかせ!」、フジテレビ「MONDAY FOOTBALL R」など各局TV番組でナレーションを担当する実力派声優だ。中井さんはスタックス役について、「彼はもともと冷酷な人ではないと思うんです。なので、冷たい人が温かい人に変わるというよりも、ずっと面倒な人間関係を避けてきたためにどこか満たされていなかった男に、ちゃんとした芯が入ってくるイメージを持って臨みました」と役柄を分析。さらに「一見ドライなようですが、意外と面倒見がよかったり、いい関係性を築いている」と、彼の魅力を語った。本作の見所については「現代人が不足しているものが描かれていると思います。幸せな気分に浸りたいときにぜひ観てください。新しくアレンジされた音楽も見どころですよ」とコメントを寄せた。今回、佐々木さんと中井さんは、再びアニーとスタックを演じ、2人の絶妙な掛け合いが楽しめる特別バーションの店内アナウンスを収録。5月20日(水)より、TSUTAYA およびGEOなどの全国レンタル店、また販売店にて流れるとのこと。本編と併せてぜひお楽しみあれ。<『ANNIE/アニー』ブルーレイ&DVDリリース情報>発売日:5月20日(水)【初回生産限定】 ブルーレイ¥4,743+税【初回生産限定】 DVD¥3,800+税発売元・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントTM & (c) 2014 TCA. c 2014 CPII. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNIEアニー 2015年1月24日より全国にて公開(C) 『ANNIEアニー』
2015年05月14日愛知県岡崎市康生町の三河武士のやかた家康館で、コーエーテクモゲームスの「戦国無双」シリーズに登場する武将たちの扱う武器を展示する「戦国無双の刀剣展」が行われる。日時は3月14日~5月17日、9時~17時(最終入館は16時30分)まで。入場料は岡崎城・家康館共通で大人(中学生以上)510円/小人(5歳以上)270円(税込)。○「戦国無双」に登場する武器をリアルに再現同イベントでは、「戦国無双」シリーズに登場する武将たちの扱う武器を現代の刀匠・職人の技術で再現した9作品を展示する。登場するのは、真田幸村「十文字槍」、前田慶次「単鉤型鉾」、森蘭丸「大太刀」、本多忠勝「大笹穂槍」、石田三成「鉄扇」、加藤清正「片鎌十文字槍」、綾御前「大薙刀」、真田信之「直刀」、大谷吉継「采配」など。また、戦国武将ゆかりの武具として、3月14日~4月12日まで「黒糸威胴丸具足本多忠勝所用(重要文化財)」、「本多忠勝画像(重要文化財)」なども展示される。なお、全日本刀匠会の職人が銘(名前など)を彫る「オリジナルプレートへの銘切り」(数量限定)を3月14日、15日、4月4日、5日、5月2日~6日、16日、17日に実施。そのほか、図録、クリアファイル、ポストカードなど、戦国武将グッズも販売される。
2015年03月12日2013年に初演された中井貴一の主演舞台『趣味の部屋』(脚本・古沢良太、演出・行定勲)が3月、パワーアップして再登場する。絶賛を博した初演のキャスト、中井、戸次重幸、原幹恵、川平慈英、白井晃が完全集結して挑む、演劇ファン待望のサスペンスコメディの復活だ。「日本発の良質のミステリーをやりたかった」と語る中井は、この舞台の発起人でプロデューサーも担っている。あらためて本作誕生の経緯、再演にかける思いを聞いた。舞台『趣味の部屋』チケット情報「オリジナルにこだわりたいとずっと思っていたんです。海外の人間に『面白い、やりたい!』と思わせるような日本の作品を作れないかな、と」中井が狙いを定めたのは、巧妙なトリックを盛り込んだドラマを続々と生み出す脚本家、古沢良太。敏腕プロデューサーは自ら電話をかけて依頼し、理想の舞台の実現へと着実に歩を進めていった。「ミステリーで、ワクワクして、面白くて、観客が謎解きをしながら『えええ~!こうなるんだ!』って話を書いてください、とお願いしました。それ以外はいっさい制約なし。古沢さんに『今までで一番難しいオーダーだ』と言われましたね(笑)」その難題を見事にクリアして上回る作品がお目見えした。男たちが各自の趣味を心ゆくまで味わうために集う部屋、そこにある事件が舞い込んだことから、続々と予想外の事態が巻き起こる。謎が上書きされる毎に、観客席からは笑いと感嘆の息づかいが漏れた。「出ずっぱりなので、とにかく必死だった」と中井は当時を苦笑して振り返る。万全の態勢で迎える再演は、多少の余裕も生まれるのでは?と問うと……。「いや、古沢さんと相談して、少々作り替えることにしました。だから余裕はないです(笑)。前のことをなぞる稽古なんてしたくないし、お客様も慣れたことを見せられても喜ばないはず。役者が必死でいるから舞台は面白いんでしょう?」お決まりの面白さを味わうのではなく、新たな仕掛けを探る興奮が待つ再演だ。また、初演で見過ごした隠し味に気づくこともあるかもしれない。「伏線が多くて、裏の裏の、また裏がある。意外に最後のオチを理解しないままでお帰りになる方もいらっしゃるんですよ。でも、いろんな見方があって然るべき。それも古沢さんへのオーダーのひとつでした。幅広い世代のお客様に『面白かったね!』と言ってもらえるわかりやすさとスリル、それがミックスされたものが『趣味の部屋』です。終演後にお客様が1時間半、今観た舞台について話せるような作品を提供したい」そのためにも慣れは禁物!と強調する中井。自身は「緊張しいですから絶対に慣れない。最後まで手に汗をかいてるタイプ」と笑う。観客側も同じ心意気で劇場に駆けつけたい。公演は3月7日(土)から29日(日)まで東京・PARCO劇場にて。チケットの一般発売は2月7日(土)午前10時より。取材・文:上野紀子
2015年02月06日吉井和哉が5月2日(土)千葉・森のホール21 大ホールより全国ツアーを開催する。3月18日(水)に発売される、約4年ぶりのニューアルバムを引っ提げた同ツアー。7月15日(水)の東京・東京国際フォーラム ホールAまで、15会場で16公演が行われる。同ツアーのチケット一般発売に先がけて、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は2月4日(水)午前11時まで。■吉井和哉 全国ツアー5月2日(土)松戸 森のホール21大ホール(千葉県)5月10日(日)新潟県民会館(新潟県)5月13日(水)NHKホール(東京都)5月14日(木)NHKホール(東京都)5月22日(金)サンポートホール高松大ホール(香川県)5月23日(土)神戸国際会館こくさいホール(兵庫県)5月30日(土)アステールプラザ大ホール(広島県)5月31日(日)市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)(熊本県)6月6日(土)仙台サンプラザホール(宮城県)6月10日(水)フェスティバルホール(大阪府)6月13日(土)本多の森ホール(石川県)6月14日(日)名古屋国際会議場センチュリーホール(愛知県)6月19日(金)札幌市民ホール(北海道)6月28日(日)福岡サンパレスホテル&ホール(福岡県)7月2日(木)フェスティバルホール(大阪府)7月15日(水)東京国際フォーラムホールA(東京都)チケット代金:7,500円(税込)※6歳以上チケット必要。
2015年01月28日「ぴあ」調査による2015年1月17日のぴあ映画初日満足度ランキングは、重松清の小説を中井貴一主演で映画化した『アゲイン 28年目の甲子園』がトップに輝いた。2位に『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』が、3位に南の島バリを舞台に描く堤真一主演のエンターテインメント作『神様はバリにいる』が入った。その他の写真1位の『アゲイン…』は、マスターズ甲子園を舞台に、さまざまな事情を抱えた元高校球児だった大人たちが、再び聖地・甲子園を目指して奮闘する姿を描く感動ドラマ。出口調査では「身近なことが題材になっている。負けるときは、ちゃんと負ける。逃げずに向き合うなどのメッセージはグサッと突き刺さる。伝えたいことがビシビシ伝わってくる映画だった」「原作者の描きたかった親子に焦点が当てられていて、涙する場面が多々あった。どの出演者もよかったが、特に中井貴一の演技が素晴らしかった」「年をとってからも困難を乗り越えようとする姿に感動した。若者が頑張るのは当たり前だが、大人が頑張る姿は胸に響くものがある。“頑張る”っていいことだなと改めて思った」などの感想が寄せられた。2位の『烈車戦隊トッキュウジャー…』は、人気放映中のスーパー戦隊シリーズ38作目『烈車戦隊トッキュウジャー』と、37作目『獣電戦隊キョウリュウジャー』がタッグを組み、力を合わせて悪の創造主デビウスに立ち向う姿を描く最新作。子どもからは「トッキュウジャーとキョウリュウジャーの両方が出ていておもしろかった!変身するところがカッコイイ。トッキュウ1号が大好き」「トッキュウ6号の明くんが一番好き!オレンジ色でとっても強くてカッコよかった」など大好評。一方、大人からは「戦隊同士の絡みが多いのがよかった。久々のキョウリュウジャーの変身シーンが見どころ」「大人になって観るとストーリー設定の巧みさに魅了される」などのコメントが寄せられた。(本ランキングは、1月17日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年01月19日映画『アゲイン 28年目の甲子園』が1月17日(土)に公開を迎え、主演の中井貴一をはじめ、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎、大森寿美男監督が舞台挨拶に登壇した。重松清の小説を原作に、元高校球児を対象にした「マスターズ甲子園」を題材にした本作。かつて、県大会の決勝まで進みながらも甲子園の土を踏むことが出来なかった中年の主人公をはじめ、オヤジたちが甲子園を目指して奮闘するさま、その過程で家族との関係を見つめ直していく様子を描く。中井さんは「日本で大人が観られる映画が少なくなった」と語り、本作は「大人に向けたいまの思い、青春はまだ終わってないということを伝えられたらと思って作った」と語り、中高年が目立つ客席からは拍手が沸き起こった。中井さんは自身のポリシーとして出演作は公開後に、自分で映画館に足を運んで観るようにしているため、完成した映画を「まだ観てない」という。それでも撮影を述懐し「昨年の11月、12月に撮影したんですが、甲子園球場をお借りできるのはプロ野球がオフシーズンのときだけで、なぜオフシーズンかというと寒すぎるから(笑)。プロでも野球はやっちゃいけないよ、ケガするよ、という時期に撮影しました。練習は8月、9月の39度の炎天下で撮影は12月。筋肉どうなるんだ?と思ったら案の定、50を超えた2人(※中井さん&柳葉さん)は軽い肉離れを起こしまして、野球って大変だなと改めて感じました…。あの野球のスパイクは何なんですか?足袋の下に鋼が付いているようなもので、あれでダッシュしろと言うもんだから、とっさに筋肉が付いていかなかった」と恨みつらみを口にする。柳葉さんも「50を3つ、4つ過ぎると寒さとか体力とかいろいろ過酷(苦笑)。(劇中で)ちょっと足を引きずってるところありますが、前日に(肉離れを)やりました…」と明かす。それでも“聖地”甲子園のマウンドに立ったことについて、柳葉さんは「光栄でした」と顔をほころばせていた。波瑠さんは、中井さんと道の真ん中で言い合いをするシーンがあるが、中井さんはこのシーンについて「(ロケ地の埼玉県の)川越の目抜き通りで撮影したんですが、1カットで撮るので昼からずっと稽古してたんです。その時はカメラがない中で商店街の真ん中で、『この人たち何?』と思われながら相当やってました(笑)」と明かす。その甲斐あって、本番は1発OKだったそうで、波瑠さんは改めて中井さんについて「すごく頼もしい先輩です。(中井さんとの共演は)常に緊張感があるけど、それをほどいてくれるんです。言葉ではなく空気で包んでくださり、ありがたかったです」と語った。この日は、主題歌「夢のつづき」を歌う歌手の浜田省吾からのメッセージも寄せられたが、20年来の知り合いである中井さん、“ハマショー”世代の柳葉さんは感激。同曲を「ずっと家で流している」という工藤さんは、両親が浜田さんのファンだそうで「母に『主題歌誰なの?』と聞かれて『浜田省吾さんらしいよ』と行ったら、それだけで『私、見に行くわ!』と言ってました」と明かした。『アゲイン 28年目の甲子園』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アゲイン28年目の甲子園 2015年1月17日より全国にて公開(C) 重松清/集英社(C) 2015「アゲイン」製作委員会
2015年01月19日映画『アゲイン28年目の甲子園』の初日舞台あいさつが17日、東京・丸の内TOEIで行われ、キャストの中井貴一、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎と大森寿美男監督が出席した。主演の中井は、「大人の人に向けて、青春は終わってないんだと感じて頂ければと思いながら作った映画です」とあいさつしつつ、「まだ観てないもんですから、どんなシーンがあるのか……。数日のうちに必ず拝見します」と明かして、観客の「ヒドい!」という声に平身低頭。そんな中井に、波瑠は、「本当にすごく頼もしい先輩。撮影中は緊張感もあるけど、それを解いてくれるような空気がある。言葉ではなく空気で包まれているような感覚でした」と尊敬の眼差しを向けていた。本作の撮影では、実際に甲子園球場を使用しており、柳葉は、「お芝居どうこうよりも、甲子園のマウンドに立ったことが印象的。日本人としてこんなに光栄なことはない」と大感激。一方、冬場の撮影だったため、「『ケガをするから、寒い時期はやっちゃいけませんよ』というのがオフシーズンなのに、そこに押し込まれた」とこぼした中井は、「8月に1ヶ月間練習したんですけど、撮影は12月。50歳を超えた2人は案の定、肉離れしました」と柳葉と共にケガに見舞われたことを打ち明けていた。また、本作の主題歌には、浜田省吾の10年ぶりの新曲「夢のつづき」が起用されており、「『この映画は人の思いをつなぐ作品です』とおっしゃっていた中井貴一さんの言葉を思い出します。その思いの連なりが、来場されたみなさまの心を温めることができたら、この作品に参加させて頂いた1人として誠に幸せです」と浜田からの手紙が読まれる場面も。中井は浜田と20年来の知り合いだそうで、柳葉は、「中井くん良いな~。今度、俺を紹介してくんない?」とアピールして笑いを誘っていた。重松清の同名小説を実写化した本作は、元高校球児たちが再び甲子園を目指す実在の大会"マスターズ甲子園"を描いた作品。元高校球児の坂町晴彦(中井)は、亡くなった元チームメイトの娘・美枝(波瑠)と出会う。父親の思い出を追い求める美枝と接するうち、坂町は仲間とともに大会への参加を決意する――というストーリーで、映画は全国公開中。
2015年01月18日上川隆也の主演舞台『真田十勇士』が1月8日(木)、東京・赤坂ACTシアターで幕を開ける。前日の7日には舞台稽古を公開、上川をはじめ、柳下大、黒川芽以、賀来千香子、里見浩太朗ら出演者が会見を行った。舞台『真田十勇士』チケット情報2013年に続いての再演。豊臣家への忠義を貫き、知力を尽くして徳川勢と戦った真田幸村と幸村に仕えた個性あふれる十勇士の生き様を描く舞台だ。上川は再び幸村を演じる。「1回目の公演を終えたあと、とても早いタイミングで(再演の)お話をいただけたこと、3人の新キャストを除くと、ほぼオリジナルメンバーで集まれたことがとても幸せ。舞台の世界ではなかなかありえないことなので」と上川。「時代劇は、人とのつながりや思いを強く描くことができる。現代劇にはない魅力を楽しんでいただけたら」とアピールした。東京公演は1月25日(日)まで。その後、1月31日(土)・2月1日(日)愛知・中日劇場、2月5日(木)から8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、2月13日(金)から15日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場で公演。チケット発売中。
2015年01月08日2013年に新たな真田幸村と十勇士を作り上げて評判となり、2015年の年明けまもなく、再演の幕が上がる『真田十勇士』。稽古場では、幸村を演じる上川隆也をはじめとするキャストたちが、すでに本番さながらの熱を放出していた。その姿は、立ち回りはもちろんのこと、人間ドラマもさらに細やかに骨太になることを予感させるものだった。舞台『真田十勇士』チケット情報この舞台が新しい真田十勇士と言われたゆえん。それは、劇団☆新感線の座付き作家・中島かずきがユニークなアイデアのもと書き上げた壮大なストーリーを、宮田慶子が丁寧に演出し、俳優たちがそれを見事に体現したことにあった。真田幸村という男がなぜ徳川家康という強敵に立ち向かったのか。十勇士たちがその幸村になぜ付き従ったのか。大坂夏の陣で勇猛果敢に散ったと伝えられる真田十勇士一人ひとりの心のドラマが、本当にこうだったのかもしれないと思えるほど、きめ細やかに描かれていたのである。再演の稽古場で印象的だったのも、その繊細さだった。たとえば、幸村が豊臣秀頼とその母・淀の方と対面する大坂城のシーン。まだ実績のない幸村に対する彼らの態度は冷ややかなものなのだが、淀の方や家臣の目線や動きがほんの少し修正されるだけで、幸村にかかる圧迫感が増大し、それを受けて上川幸村の内側に悔しさがたぎっていくのが手に取るようにわかるのだ。迫力ある殺陣のシーンも同様に、動きを一つひとつしっかり確認していく。なぜそう動くのか、役の気持ちで動きを組み立てることもあれば、相手の動きやすさを考えて動くこともある。面白かったのは、猿飛佐助を演じる柳下大だ。抜群の身体能力が裏目に出て、動きが速すぎて客席から見えない恐れがあるため、もう少しゆっくりはっきり動くという注文を受けていた。また、上川自ら十勇士のなかに入って、スムーズな動き方をアドバイスする場面も。殿と十勇士たちのチームワークの良さがうかがえる。『真田十勇士』が大舞台で繰り広げられるエンターテインメントであることは間違いない。しかし、そのダイナミックな物語は、一人ひとりの細やかな思いと動きの積み重ねでしか、作り上げることができないものでもある。この真田十勇士が今を生きる私たちの胸に響く理由は、そこにあるのかもしれない。公演は1月8日(木)に東京・赤坂ACTシアターで開幕後、1月31日(土)・2月1日(日)愛知・中日劇場、2月5日(木)から2月8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、2月13日(金)から2月15日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場にて上演。取材・文:大内弓子
2014年12月27日中井貴一が主演を務める映画『アゲイン 28年目の甲子園』のキャストと監督による初日舞台あいさつが来年1月17日(土)に丸の内TOEIで開催される。その他の写真本作は、重松清の同名小説を中井貴一主演で映画化した感動ドラマ。マスターズ甲子園(全国の高校野球OB、OGが出身校別に同窓会チームを結成し再び“甲子園球場”を目指す大会)を舞台に、さまざまな事情を抱えた元高校球児だった大人たちが、再び聖地・甲子園を目指して奮闘する姿を描く。丸の内TOEIで行われる初日舞台あいさつには、中井、波瑠、柳葉敏郎、大森寿美男監督が登壇する。チケットは、いち早プレリザーブ(最速抽選)が、12月27日(土)より受付開始。プレリザーブ(先行抽選)は、来年1月3日(土)より受付を開始し、一般発売は1月10日(土)より開始される。『アゲイン 28年目の甲子園』初日舞台あいさつ1月17日(土)会場:丸の内TOEI開場11:50/開映12:20(上映後舞台あいさつ)登壇者(予定):中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、大森寿美男監督料金:大人 2000円、大学・高校生 1700円、3才~中学生 1200円、シニア 1300円、障がい者手帳お持ちの方(付き添い1名様まで同額)1200円いち早プレリザーブ:12月27日(土)11:00AMより~1月5日(月)11:00AMまでプレリザーブ:1月3日(土)11:00AMより~9日(金)11:00AMまでチケット発売:1月10日(土)10:00AMより
2014年12月25日上川隆也主演で2013年に初演された舞台『真田十勇士』の再演が、2015年1月8日(木)よりスタート。真田幸村を演じる上川のほか、十勇士も初演とほぼ同じキャストが集結する。その中で、“鎖鎌の名手” 由利鎌之助役で初演でも見事な殺陣を見せた松田賢二に、再演に挑む意気込みを訊いた。舞台「真田十勇士」チケット情報劇団☆新感線の座付き作家でもある中島かずきの脚本を、演出家・宮田慶子が丁寧かつ大胆に演出。戦国時代末期から江戸時代初期にかけて、織田家、豊臣家への忠義に生き、知力を尽くして戦い抜いた武将・真田幸村と、幸村に仕えた十勇士たちの心の機微を繊細に描いた人間ドラマだ。鎌之助を演じた松田も「この作品は、良い意味でごまかしが効かない、骨太な印象があります」と語り、「自分の腕一本で勝負しないといけないので、僕にとっては試練。今回は初演よりもさらに飛躍させながら鎌之助を演じたい」と意気込む。鎌之助を演じる中でも、初演で最も力を注いだのが鎖鎌を使って見せる殺陣で、「舞台人生の中で一番緊張した」と言う。「鎖鎌は特殊な武器で、どこへ飛んでいくのか分からない。それに、毎回同じことをしていても、相手役との距離感が毎回変わってくるんですよ。そうすると相手の刀や足に絡まったり、意思とは違う方に飛んでいったりするので、稽古中も本番も毎日緊張感がありました。あの緊張をもう一度味わうのかと思うと恐さがありますが、その分やりがいもあるので楽しみです。再演ではもっと完成度を高めたいですね」。初演とほぼ同じキャストがそろうこともあり、チームワークはすでにばっちり。さらに強固な絆を見せてくれるはずだ。「真田幸村に魅了された十勇士と同じく、“上川隆也”に魅了されたカンパニーですね。上川さんは舞台上で空気を読みながら、遊べるところは遊んで、魅せるべきところはカッコ良くキメる。役者としての基礎体力はもちろん、動じない心や、お客様を楽しませる想いだったり、共演者や若手への配慮だったり、すべてをお手本にしたい方ですね。上川さんのもと、また熱い舞台をお見せしたいと思います」。男たちの熱き戦いは、「男性にも共感してもらえたら嬉しい」と語る松田。「『あとは見事に戦い、死に花を咲かせるのみだ』という幸村の言葉が好きなんですよ。負け戦だと知りつつ、勇猛果敢に戦いに挑む姿は、男として熱いものを感じます。さらに磨きをかけた姿を見ていただきたいですね」。公演は1月8日(木)に東京・赤坂ACTシアターで開幕後、1月31日(土)・2月1日(日)愛知・中日劇場、2月5日(木)から2月8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、2月13日(金)から2月15日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場にて上演。取材・文:黒石悦子
2014年12月22日映画『アゲイン 28年目の甲子園』の試写会イベントが11日、都内で行われ、出演者の中井貴一、波瑠らが登壇し、撮影時のエピソードを語った。本作は、全国の元高校球児が世代を超えて出身校別にチームを作り、再び甲子園を目指す実在の大会「マスターズ甲子園」を舞台に、忘れようとした夢に再び挑戦する不器用な大人たちを描いた感動作。野球未経験で撮影前に特訓を受けたという中井は、「8月で気温が39℃、熱中症が騒がれる中で、50過ぎた男がノックを受けるという暴挙に出るわけですよ。元々、体育会系なので『ちょっと休ませてください』とは性格的に言えないので、そういうところに無理があった」と苦労を語り、「撮影をしたのがプロの方も野球をやらない12月。スパイクを履いて『思いっきり走れ』とか『スライディングをしろ』とか言うわけですよ。映画界は滅茶苦茶だなって思いました」とクレームを入れて会場を沸かせた。それでも、「今の時代、CG処理をしようと思えばできるけど、使いたくなかったので、CGは一切使っていません」と、リアルを追及したことを明かした。また、劇中でキャッチボールをしている波瑠は、「私には男兄弟がいないので、そういう家にはグローブや野球ボールってないんです」と、キャッチボールは未経験だったそうで、「投げる、取るの練習から初めて、それができるようになってからフォームを綺麗にする練習をして、“よし大丈夫だ!”と思っていざ本番になったら、『カメラのここに投げてください』とピンポイントで指示され、何回も何回もやりました」と告白。「すいませんでした、下手くそで…」と中井に謝罪していた。なお、同イベントには、出演者の柳葉敏郎と工藤阿須加のほか、元プロ野球選手で本作にも出演した角盈男と高橋慶彦、野球指導を行った大石滋昭、プロ野球OBの八木澤壮六、松沼博久、松沼雅之、小早川毅彦、駒田徳広も登壇し、映画の感想やマスターズ甲子園での実体験を披露した。映画『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国公開。
2014年12月12日甲子園を目指す中年男たちのドラマを描いた映画『アゲイン 28年目の甲子園』の特別試写会が12月11日(木)に開催され、主演の中井貴一をはじめ、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎、さらプロ野球界のOBたちが顔を揃えた。重松清の小説を原作に、元高校球児たちを対象にした「マスターズ甲子園」を題材に描く本作。28年前にある事件で県大会決勝を辞退した主人公をはじめ、中年オヤジたちが再び甲子園を目指して奮闘する姿を描き出す。中井さんは、野球未経験ながらも猛特訓を受けて本作に臨んだが「練習は8月の39度の暑さで熱中症が心配される中、50過ぎの未経験者が初めてノックを受けてた(苦笑)。撮影は12月で、野球はやっちゃダメですよって時期。未経験者がスパイク履いてスライディングさせられてた。映画業界ってムチャクチャです!」と嘆く。工藤さんは、かつて西武、ソフトバンク、巨人などで活躍した大投手で、来シーズンよりソフトバンクの監督に就任した工藤公康を父に持つが、本人は野球未経験。野球選手を演じたTVドラマ「ルーズヴェルトゲーム」よりもこちらの撮影の方が先だったとのことで「お話をいただいてから、毎日走って、500回から1,000回素振りをしました」とふり返る。柳葉さんは元エースという役柄だったが「背番号1を着けて甲子園のマウンドに立たせていただきました!」とニンマリ。「内緒でマウンドの土を持って帰りました」と嬉しそうに明かした。この日は、映画にも出演している元プロ野球選手で、巨人で中継ぎ投手として活躍した角盈男、元広島で盗塁王などを獲得した高橋慶彦、そして、中井さんらの練習を指導し、野球監修を務めた元巨人の大石慈昭も来場した。高橋さんは「甲子園は小さい頃からの夢で、映画を観て少年時代を思い出しました」とふり返り、角さんは中井さんらが劇中で見せている野球のパートについても称賛。特に柳葉さんの投球について「巨人vs阪神のOB戦で投げたら、真っ直ぐが86キロで、ギバちゃんが投げるのを見て『負けたかな』と思いました。みなさん、引退して30年後の野球選手の姿として完璧です!」と称えた。この日はさらに、映画には出演していないが、かつてのプロ野球界を彩った名選手たちが続々と祝福に駆け付けた。元ロッテの名投手・八木沢壮六、兄弟ピッチャーとして西武の黄金時代を支えた松沼博久、松沼雅之、元広島、ヤクルトの強打者・小早川毅彦、巨人および横浜ベイスターズで活躍した駒田徳広らが登壇陣に花束を贈呈。これには中井さんらも感激した面持ちで、会場に足を運んだ野球ファンの観客からも拍手が沸き起こった。中井さんは、野球経験者の共演陣たちが甲子園に足を踏み入れた瞬間に「勝ち上がって行ったわけでもなく、撮影で行かせてもらってるのに号泣してました」と明かし、改めて甲子園という聖地の重みを受け止めつつ「おじさんたちに永遠に夢を追い続けてほしい!」とメッセージ。柳葉さんも「中年の男たちが何かに向かっていく純粋さ。それを支える家族――みなさんとリンクして観ていただければ」と呼びかけた。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日2015年4月よりWOWOWでスタートする海外ドラマ『エクスタント』の特別試写会が4日、東京・渋谷ヒカリエで行われ、同ドラマに出演した真田広之が出席した。スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ハル・ベリーが主演した同ドラマは、ハル・ベリーのほかに日本を代表する国際派俳優の真田広之やTVドラマ『ER 緊急救命室』のルカ・コバッチュ役で知られるゴラン・ヴィシュニックらトップスターたちが勢揃い。壮大かつ予測不可能なSFサスペンスを展開しながらも、スピルバーグならではの"宇宙"や"未来"、"少年"を掘り下げた物語となっている。そんな超話題作の放送を記念して行われた試写会の舞台あいさつに、物語のキーを握るヒデキ・ヤスモトを演じた真田が登壇し、今年の夏以来、実に3カ月ぶりという日本を「好きな居酒屋に行き、大勢でワイワイと楽しく過ごさせてもらいました」と楽しんだ様子。共演したハル・ベリーについては「オスカー女優としての貫禄を持ちながら非常に現場ではシンプルにその役を生きるという、一生懸命で情熱もありプロとしても完璧でした。俳優としてのピュアな部分と女性としてのチャーミングな部分を兼ね備えた素敵な人でしたよ」と手放しで賞賛し、同ドラマを「シリーズを通してSFありサスペンスありアクションもありながら、すべては人間ドラマに着地しています。SFと人間ドラマの融合ドラマを楽しんでください」とアピールした。また、年末ということで今年1年を「『エクスタント』に始まり『エクスタント』で終わりました」と海外での仕事で充実した表情を見せ、「来年は日本映画をやりたいなと。あっという間に10年が経ってしまったので本当に色々と思うところもありますから、日本映画をやりながら垣根を取っ払って、いい形で世界のマーケットとコラボレーションができればと思います」と今後も国際派俳優としての活動に意欲を見せていた。
2014年12月05日真田広之が12月4日(木)、出演した米ドラマ「エクスタント」の試写会に出席。2014年を「このドラマの準備に始まり、ロンドンで別作品の撮影もあった」とふり返り、「来年は日本映画も出たいですね。垣根を取っ払い、いい形で世界とコラボできれば」と意欲を見せた。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、全米CBSネットワークで今年7~9月に放送された話題の海外ドラマ。13か月の単独宇宙滞在ミッションを終え、地球に帰還した宇宙飛行士モリー・ウッズが、人類の存亡に関わる陰謀に巻き込まれていく姿を描くSFサスペンス。無事、地球に帰還したモリーを待っていたのは、単独任務かつ不妊症であるにもかかわらず妊娠していたという事実だった。真田さんは、人間性を持つアンドロイドの開発をする“ヒューマニクス・プロジェクト”に資金援助する大企業ヤスモト社の代表ヒデキ・ヤスモト役をミステリアスに熱演。「人間の魂がロボットに宿るかもしれないというテーマを通して、テクノロジーの進歩が使い方次第で善にも悪にもあると描いている。エンターテインメントとして楽しんでもらいつつ、人間のあるべき姿を考えてもらえれば」と見どころを語った。主人公のモリーを演じるハル・ベリーについては、「プロとして完璧なのはもちろん、現場で情熱的に役になりきるピュアさ、女性としてのチャーミングさを兼ね備えている」とベタ褒め。クランクイン当日には「ハルから花束と宇宙をモチーフにしたクッキーの差し入れがあった」とアカデミー賞女優からの“おもてなし”も明かした。真田さんが出演する『エクスタント』はWOWOWにて2015年4月よりスタート。(text:cinemacafe.net)
2014年12月04日中井貴一を主演に迎え、元高校球児が再び甲子園を目指す実在の大会を舞台にした映画『アゲイン28年目の甲子園』。11月16日(日)に開催されたこの映画のモチーフとなる「マスターズ甲子園」で、大会試合終了後に行われた「甲子園キャッチボール」に、中井さんを始め波瑠、柳葉敏郎ら主要キャストが参加した。映画は、ドラマ化もされた「とんび」で知られる人気作家・重松清の新作小説(集英社「小説すばる」連載)を、『風が強く吹いている』の大森寿美男監督が映像化したもの。46歳の坂町晴彦(中井貴一)のもとに、ある日、高校時代ともに甲子園を目指した野球部のチームメイトの娘・美枝(波瑠)が訪ねてくる。美枝は、東日本大震災で亡くなった父の遺品の中から、毎年出さずにしまい込まれていた27年分の年賀状の束を坂町に差し出すのだが――。今年で10回目を迎えたマスターズ甲子園。「甲子園キャッチボール」に登場した中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、工藤阿須加は、高校球児たちの憧れの地である阪神甲子園球場で、一般の参加者らとともに約7分間のキャッチボールを行った。4人がキャッチボールをしている間のBGMには、本作の主題歌である浜田省吾の新曲「夢のつづき」が流れた。キャッチボール終了後、司会者からキャッチボールの感想を聞かれ、中井さんは「学生時代、自分はずっとテニスをやっていたので、甲子園球場自体に思い入れは無かったんです。しかし昨年、この作品の撮影で実際に甲子園球場のグラウンドに立つと、共演役者陣が全員感動で涙を流していたのを見て、甲子園の偉大さが分かりました」とコメント。マスターズ甲子園のスタッフとして働く美枝を演じた波瑠さんは、「私も昨年甲子園を訪れ、大会ボランティアスタッフのみなさんの頑張る姿がとても印象に残っています」。高校時代の坂町役の工藤さんは、「実は生まれてからいままで野球をしたことがありませんでしたが、今回、この作品に出演し大好きになりました。興奮しながら芝居をすることが出来ました」と本作について語った。坂町の元チームメイトでかつてのエースピッチャー・高橋役を演じた柳葉さんは、ハイテンションで観客に向かって「こんにちは!!聖地・甲子園球場最高です!この場所は日本人にとって特別な場所。日本の文化ともいえると思う。今回、甲子園キャッチボールを経験させてもらって、改めて映画を通じてマスターズ甲子園のよさをみなさんに知って頂ければと思います」。イベント終了後、報道陣から作品についての質問に、今大会の公式応援団長であり、映画の原作者でもある重松清氏は「必死に毎日生きている人たちが、もう一度何かに夢中になって頑張っている姿を見て欲しい。そんな思いで本を書きました。実際に私も作品を観て泣きました。おじさんおばさん世代、反発することもある若者世代、双方が分かり合える時間はあると思っている。私たちの世代で中井さん、柳葉さんは大スター。オヤジの手本を見せてくれて嬉しい」と語った。柳葉さんは「私がこの作品を引き受けた理由は2つあって、1つは野球ができるから。もう1つは、中井貴一と一緒に仕事ができるから。この2つだけで達成感のある仕事ができるかなと思った。実際、いまは達成感で満ちあふれています。これから一歩を踏み出す人の参考になると思っています」と本作への思いを語った。また、中井さん、柳葉さん、工藤さんの男性陣全員がテニス経験者であることにちなみ、前日15日(現地時間)に行われた男子テニスATPツアー・ファイナル準決勝での錦織圭選手の試合について質問が飛び、中井さんが「錦織選手は絶対勝てると思っていたので残念です。でも、本当に頑張っていました」と答えると、柳葉さんも工藤さんも大きくうなずいていた。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日『ONE PIECE』に関連するアニメ・原作・グッズ・イベントなど、すべての情報が集約された尾田栄一郎氏公認のポータルサイト「ONE PIECE.com」が1周年を迎え、それを記念する新コンテンツが続々と登場している。今回「ONE PIECE.com」が1周年を迎えるにあたり、トップページでは尾田氏直筆のサイン色紙を公開。尾田氏の近況や貴重ならくがきが見られる「尾田栄一郎のらくがきコーナー」もスタートしている(不定期更新)。さらにゾロの誕生日となる11月11日より、ゾロ役の声優・中井和哉による初コラム「ゾロの三刀両断」も開始。本コラムはさまざまな悩みを中井が答えていくという内容で、中井は「はたしてゾロが答えるのか、中井和哉が答えるのか…くれぐれも真剣に悩んでいる人は送ってこないように(笑)」とファンに対して釘を刺しつつも、「まぁ、悩み多い世の中なので、どんな意見でも参考にはなると思います。なので、気楽に送っていただければと思います」といろんな悩みを募集している。「みなさんが僕というか、ゾロに何を聞きたいんだろうというところには興味がありますので、楽しみたいと思います」と期待を寄せた。「ONE PIECE.com」は平日に毎日更新され、漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)に掲載される作品の冒頭ページを毎週金曜日に先行公開する「ジャンプの『ONE PIECE』をチョイ見せ!」や、ウソップ役の声優・山口勝平によるコラム「ウソップの、これはホントだ!」、担当編集者に匹敵する知識を有した『ONE PIECE』マニアのグレッグ氏によるコラム「グレッグ先生のSUPER「OP」講座!」など、さまざまなゲストによるコンテンツが展開されている。また、会員ページでは、アニメの貴重な資料やプレゼント企画なども実施中。(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
2014年11月12日吉井和哉が、12月28日(日)に開催する日本武道館公演の詳細を発表した。今回発表された公演のタイトルは「YOSHII KAZUYA SUPER LIVE 2014~此コガ原点!!~」。タイトルは11月19日(水)に吉井がリリースする、キャリア初のカバーアルバム『ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~』より名づけられたもの。この日の公演はより多くの観客に観てもらうため、バックスタンド(北側)席を開放するというつくりになっている。吉井が毎年年末に武道館公演を行なうのは恒例になっているが、客席を全方位開放するのは6年ぶりだ。また、11月1日(土)午後9時より、ニコニコ生放送で『吉井和哉 初のカヴァーアルバム発売記念24時間特番』の放送も決定。番組ではカバーアルバムの発売を記念して、THE YELLOW MONKEYからYOSHII LOVINSON、ソロ時代までの活動を音源、ライブ映像、秘蔵映像、各界の吉井和哉と関わりのある方々のコメントなどで24時間にわたって振り返る。武道館公演のチケットは11月29日(土)午前10時より一般発売開始。また、昨年12月28日マリンメッセ福岡公演の模様を収めた会員限定DVD『20th Special YOSHII KAZUYA SUPER LIVE』も発売中。■「YOSHII KAZUYA SUPER LIVE 2014~此コガ原点!!~」日時:12月28日(日) 開場 17:30 / 開演 18:30料金:指定席7,000円(税込)※ステージサイド・バックスタンド席を含みます。立見7,000円(税込)■アルバム『ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~』2014年11月19日(水)発売【CD】COCP-38893 3,000円(税抜)【アナログ】COJA-9285 3,800円(税抜) (初回生産限定)■会員限定DVD『20th Special YOSHII KAZUYA SUPER LIVE』昨年12/28マリンメッセ福岡の模様を収録発売中【DVD】GKDV-00024,500円(税込)
2014年10月10日浅田次郎の小説『柘榴坂の仇討』(ざくろざかのあだうち)が、主演に中井貴一を迎えて映画化されることが発表された。阿部寛、広末涼子、中村吉右衛門が出演し、『沈まぬ太陽』の若松節朗監督がメガホンを執り9月に全国公開される。『柘榴坂の仇討』は浅田が2004年に発表した短編集『五郎治殿御始末』(ごろうじどのおしまつ)に所収された一編。敬愛する主君、大老・井伊直弼を桜田門外にて失った彦根藩士・志村金吾を主人公に、密かに仇討の命を受け、敵を探す旅に出た志村が、幕末から明治へと時代が移り変わる中で、誇りと覚悟を持った“最後の侍”として生きる様を描く。中井は主人公・志村を、広末は妻セツを、中村は井伊直弼を、阿部は仇のひとりである佐橋十兵衛を演じる。中井は自身の役について「江戸から明治へと日本が大きく変わろうとした激動の時代。武士道の根幹である武士の“忠義”を貫き、不器用にも自らの誇りをかけて生き抜いた金吾。彼は家族と妻の大きな愛情に包まれ、その時代と向き合うべく必死に生き、そして、己の結末をつけます」と説明し、「時代劇離れと言われる昨今、日本人が本来持っている本当の“こころ”の文化のようなものを力一杯注ぎ込んで、お客様に何かを感じていただけるような映画にできたら良いなと思っています」と語る。阿部は「久しぶりの時代劇で、身が引き締まる思いがしています。深い人間像をどこまで出せるか、難しい役ですがとても演じがいを感じています」と話し、広末は「脚本と、自分の気持ちに正直に演じきることができたら、間違いなく歴史に残る日本映画になる気持ちがしています。一生懸命頑張ります」とコメントしている。本作は先月より京都府、滋賀県などで撮影に入っており、クランクアップは2月の予定。9月に松竹の配給で全国公開される。『柘榴坂の仇討』2014年9月全国ロードショー
2014年02月04日人気キャラクター“ウルヴァリン”が現代の日本を舞台に新たな敵と戦う最新作『ウルヴァリン:SAMURAI』で、真田広之が謎に満ちた男シンゲンを演じている。日本だけでなく海外でも活躍する真田は俳優だけでなく、様々な分野で本作を支えたようだ。『ウルヴァリン:SAMURAI』本編映像『ウルヴァリン:SAMURAI』は、不老不死の肉体と強靭な爪をそなえた“ウルヴァリン”ことローガンが、日本を舞台に過酷な戦いに巻き込まれていく様を描いた超大作で、シンゲンは、ローガンの旧友である矢志田の息子であり、マリコの父だ。父の興した巨大企業グループを率いるエグゼクティヴでありながら、巨大な父の存在と、思い通りにならない娘の間に立つシンゲンはとても複雑なキャラクターだ。「最初に監督とお会いして脚本について話をした時も『キャラクター重視、ドラマ重視でそこに生まれてくるアクションをキッチリ抑えていきたい』と。僕もアクションを見せ物ではなくドラマとリンクしていきたいというのがテーマですから、意気投合しました」。だからこそ真田は、撮影前からスタッフとアイデアを出し合った。「スタントコーディネイターとアクションの振り付けから参加しました。それぞれの動きがドラマから逸脱しないというのは最低限のことで、キャラクターにそった動きとコントラスト、それぞれの感情…アクションの一手一手にサブタイトルが入るぐらい作って、それを監督に見せて。現場ではスタントマンの指導をすることもありました」。「アクションのあるなしに関わらず作品への関わり方は同じ」という真田はハリウッドの超大作であっても、信頼関係を第一に“映画人”として現場に入った。「毎作思うのは人間関係なんですね。いかに監督やスタッフと信頼関係を築けるか? 信頼関係を築くと相手に失礼にならず、プライドも傷つけずに日本人が観て最低許せるところまで友達感覚で水面下でもっていける。半分スタッフと思われてますけど、それは決して面倒なことではなくて、作品を良くしていくことが楽しいんです。トップクラスの人になればなるほど“聞く耳”を持っている。妙なプライドがないし、異文化をリスペクトしてくれる。システム化はされているけど“映画屋魂”に火をつけることはできるんです」。国や言語が違っても“映画屋魂”は変わらない。だからこそ真田の目は“未来”に向かっている。「当たり前のようにどこの国でも日本人がキャスティングされるようになるといいな、と。スポーツができることが映画、演劇でできないのは言葉の問題もあるんですけど、僕も四十の手習いで毎作少しでもと思ってやってるんですが、若い世代にはもっと可能性があるわけですよ。だから自分が少しでも畑を耕して、次に来た人がいきなり種を植えるところから始められる土壌だけ作れたら面白いな、と。自分も楽しめて次の世代にも何かを渡せれば一石二鳥だし、それをやり続けることだな、と思っています」。『ウルヴァリン:SAMURAI』公開中
2013年09月13日戦国武将・真田幸村に仕えたとされる伝説のヒーロー軍団〈真田十勇士〉。彼らの物語は小説、映画から漫画、ゲームに至るまで、繰り返し描かれてきた。2014年の幕開きには、マキノノゾミのオリジナル脚本、堤幸彦演出による舞台『真田十勇士』が登場する。主人公の猿飛佐助には歌舞伎俳優の中村勘九郎が扮し、佐助と並ぶ十勇士のツートップ・霧隠才蔵を、話題作への出演が続く松坂桃李が演じる。『真田十勇士』チケット情報今回のマキノ脚本で軸となるのが、「実は平凡な武将の幸村を、口八丁の猿飛佐助が“本物の名将”に仕立て上げる」という大胆な設定だ。佐助と才蔵は同じ忍びの里で育ちながら、とことん陽気なホラ吹きとクールな知能派という正反対のキャラクター。だが互いに認め合う存在でもあり、十勇士の両輪として物語を牽引していく。才蔵役を「一度やってみたいと思っていた」という松坂は、「十勇士の中で一番影がある印象」と語る一方で、忍びという存在そのものが持つ宿命に悲哀を感じるという。「たとえ汚名を着せられても、任務を全うするために命尽きるまで耐え忍ぶのが“忍び”たるもの。決して光の当たらない場所で主のために生き、時には敵の前で仲間を殺すこともある。自分の感情を常に押し殺しながら生きるというのは、非常に悲しいですよね。身近な人間に感情を抱けば抱くほど、苦しみも深くなるのではないかな、と」。たとえるならば「太陽」の佐助と「月」の才蔵との対比も見どころになるが、勘九郎との初共演には胸を躍らせている。「歌舞伎界の先頭を走る方とこれだけの時間を一緒に過ごせる機会はなかなかないので本当に楽しみです。勘九郎さんの役の捉え方、物事の考え方に少しでも触れられれば。歌舞伎公演は休演日もなくハードだと聞くので、一定のコンディションを保つための身体のメンテナンス法も訊いてみたいですね」。近年は映画やドラマで主要な役を任される機会も増え、今年初めて挑戦したシェイクスピア劇『ヘンリー四世』での好演も記憶に新しい。手ごわいセリフをこなし、舞台俳優としての資質を高く評価されたが、常に自分に問うのは「作品の一片として役割を果たせているか」ということだ。「演出家や監督の言葉をいかに汲み取り、たぐり寄せられるか。作品のためが第一であって、“自分らしさ”は二の次三の次、いや、なくてもいいくらいだと思います。才蔵のような鋭利さを持つ役は今までに経験がないので、作品の中の人物としてしっかり向き合っていきたい」。松坂桃李の肉体に宿る才蔵が、戦国の世を駆け抜ける姿を早く見たい。公演は2014年1月7日(火)から2月2日(日)まで東京・青山劇場、2月7日(金)から19日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットの一般発売は9月7日(土)午前10時より。取材・文:市川安紀(アルカディア社)
2013年08月30日なんばオリエンタルホテル(大阪市中央区)では、12月26日から2013年3月15日まで「男の一人旅」を対象とした真田幸村ゆかりの地をめぐる宿泊プランを販売する。同社によると、ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ調べによる「今後の国内旅行市場を探ることを目的とした調査(11月実施)」で、男性は一人旅を「したことがある」が57.3%だったという。また、「してみたい」(21.2%)と合わせると、約8割が「おひとり様の旅」に前向きであるという。同社は上記の結果に注目し、同プランを企画。第一弾は、男性からの支持を集める戦国武将「真田幸村(ゆきむら)」をクローズアップした。大阪にある真田幸村ゆかりの地を巡る内容となっている。特典として、真田幸村と父・昌幸(まさゆき)が幽閉されていた際、町おこしのために始めたと言われる「真田紐(さなだひも)」のストラップと、ガイドブックをプレゼントする。部屋タイプはRelaxationプレミアキング(36平方メートル)と広く、ゆったりくつろげるようにマッサージチェアやエスプレッソマシンを完備。優雅な時間を一人で過ごせるプランになっている。「男一人旅真田幸村と大坂の陣を巡る宿泊プラン」は、1室1名1万7,000円~。真田幸村と大坂の陣を巡るマップ、真田紐ストラップ、ガイドブック「真田幸村を巡る旅」、大阪周遊パス、朝食付。予約期間は12月26日~2013年3月14日、販売期間は2013年1月6日~3月15日。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月27日初の映画『YOSHII CINEMAS』の公開を記念して、吉井和哉が1月11日(金)に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶を行う事が決定した。『YOSHII CINEMAS』は3部形式で構成されている作品で、ひとつは内田けんじ監督、吉井和哉・主演、相武紗季、豊原功補ら出演による話題の「予告編の形をとった超短編」作品『点描のしくみ Queen of Hearts』予告編。ひとつは最新ツアー「YOSHII KAZUYA .HEARTS TOUR 2012」の一部をスピード公開。あとひとつは山本透監督が過去のドキュメンタリー映像を再編集し、品川徹・大野拓朗出演による新たな撮り下ろし映像を加えて完成させた『LOST -誰が彼を殺したか-』の3作品からなる。『YOSHII CINEMAS』は1月11日(金)より全国の映画館で公開。公開初日に吉井が行う舞台挨拶はMCを交え、30分程度のトークショーを予定。なお、チケットぴあではこちらの舞台挨拶付き前売りチケットの先行抽選プレリザーブを実施中。受付期間は12月24日(月・祝)午後11時59分まで。■「YOSHII CINEMAS」舞台挨拶日時:2013年1月11日(金)19:00(トークショーは30分を予定しております)劇場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都)登壇メンバー:吉井和哉料金:全席指定2500円(税込)※劇場特典付き
2012年12月19日雑貨の製作・販売を行う「まさめや」が展開するブランド「羽紋屋(うもんや)」は、戦国武将や幕末志士をイメージした練り香水「羽紋屋 練り香水」を11月30日に発売する。価格は2,363円(10g入り)。同商品は、香りがやわらかく、場所を選ばずに使えるのが特徴となっている練り香水。「歴女」と呼ばれる歴史ファンの女性たちをターゲットにしており、伊達政宗には「月夜」、真田幸村には「桜花」など、香りをイメージしたタイトルが付けられている。小さな缶に入っており持ち歩きがしやすいため、いつでも好きな武将の香りを身に付けることができるという。販売は、全国の雑貨店、キャラクターグッズ取扱店、オンラインショップなど。ラインアップは全15種類で、戦国武将の香りのほかに、土方歳三「朝露」、沖田総司「鈴蘭」、坂本龍馬「疾風」など、幕末志士をイメージした香りも取りそろえているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月18日『眺めのいい部屋』(85)、『日の名残り』(93)など数々の文芸作品の傑作を放ってきた名匠ジェームズ・アイヴォリー氏の最新作『最終目的地』に出演している真田広之にインタビュー。『上海の伯爵夫人』(05)に続いてアイヴォリー氏の作品に出演した真田が、国際派俳優としての現況を語った。その他の写真アメリカの作家ピーター・キャメロン氏の同名小説が原作の本作は、南米ウルグアイを舞台に、自殺した作家の妻、作家の愛人と娘、作家の兄とそのパートナーが、作家の伝記執筆を希望する若い伝記作家の出現で再始動した運命に翻弄される物語。複数の人間が抱える事情と人間模様を巧みに描くことで人生を見つめ直す感動作で、真田演じるパートナーのピートは人間関係の潤滑油的な存在だ。「脚本の第一印象がまさしくそれでした」と同意する真田は、「家族と青年の間を取り持っていますよね。彼の、皆幸せになればいいという楽天的なポジティブ感が滲み出ればいいなあと思っていました」とピートの役割を回想した。ピートは作家の兄アダムのパートナーで、アダム役は名優アンソニー・ホプキンス。すなわち恋人同士、ラブシーンもある。「『上海の伯爵夫人』の撮影中、『南米ロケに興味はあるか?』と聞かれました」と当初は詳細を知らなかったという。「どういう役柄でも演じたい想いでしたが、それも失礼なので。後に脚本をいただいて、おお、そうきたかと(笑)。過去にない挑戦的な役柄で、一筋縄ではいかない緊張感はありましたが、『とにかくYESと言ってほしい』と(笑)」。名匠のオファーを快諾した真田は、25年間連れ添うパートナーを自然に演じ上げ、人生の“最終目的地”へと向かう人々のドラマに見事な情感を与えた。本作のみならず現在の真田の国際的な活躍は言うに及ばずだが、「まだおのぼりさん気分があって、どこかでお邪魔しますみたいな感覚が付きまとっています(笑)」と謙遜気味に現況を明かす真田。しかし、『最終目的地』で名匠と連続して仕事をしたことで、国際派俳優としての自覚に変化があったと最後に付け加えた。「最近はお客さん気分が少し抜けてきました。初心者マークをそろそろ取っても、怒られないかなっていう段階でしょうか(笑)」。『最終目的地』10月6日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー取材・文・写真:鴇田 崇
2012年10月05日三菱UFJニコスは、DCカードのテレビコマーシャルとして、俳優の中井貴一さんと人気子役の本田望結さんが共演する「新キャラ登場」編を製作し、5月31日から全国で放映すると発表した。CMの内容は、平成3年の初登場からDCカードのCMでおなじみの”トリオ”、中井貴一さんと”カッパとたぬき”の4年半ぶりの再会に、テレビでお馴染みの人気子役、本田望結さんがウェディング姿で花を添え、”信頼の一枚、DCカード”を訴求するストーリー。今回の本田望結さんの登場で、DCカードのイメージキャラクターとして、”カルテット”が誕生した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月01日