2015年9月24日(木)に放送されるニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」のゲストに声優で元SKE48の中西優香が登場する。「アニメぴあちゃんねる」レギュラー出演中の秦佐和子も中西と同じく元SKE48であり、お互いプライベートでも仲が良く、中西は秦佐和子の「素」の部分を知っているだけあり暴露話なども期待出来る。会員放送では、ふたりで撮影したオフショットを公開するというので、楽しみだ。中西は番組後半の会員放送にて行われる、秦佐和子の誕生日会にも参加し、誕生日にちなんだ企画をやる。「いつも以上にユーザーコメントを意識する」とのことなので、ぜひ秦佐和子にお祝いの言葉をコメントで送って誕生日会を盛り上げて欲しいところだ。ゲストの中西は自身の外見に対しコンプレックスを抱いており、一見明るそうな性格からは想像出来ないネガティヴな部分もあり、番組では、そのコンプレックスについて、詳しく話してくれる予定。さらに色んな場面でコスプレをする様で、番組では、アニメキャラのコスプレをしている写真を披露してくれる。恒例のタカオユキのキャラ弁「タカ弁」は、そのある意味卓越されたビジュアルは一層、出演者に驚きを与えつつも、前回から『味』重視に方向転換したはずだが、全く実力発揮できずにいる。今回は中西も試食する予定なので、どんな表情が生まれるか楽しみだ。番組スタートと同時に展開するカラオケは、今回は、前田玲奈が本日の番組内容を意識した曲を披露するというので、こちらも楽しみだ。またYouTube「アニメぴあちゃんねる」では、現在、オリジナル動画が配信されている。前田玲奈と、怪しいゆるキャラ“がまぴぃ”が、気になる話題について語る「もうすぐアレでる」。第6回のテーマは「LINEでわかる脈ありサイン!」。前田玲奈は、果たして脈ありサインを見抜けるか!「もうすぐアレでる」は、女性向けWEBサイト、「オネガマ」とも連動中。■アニメぴあちゃんねる日時: 9月24日(木)午後8時30分~午後10時00分出演: 前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト: 中西優香
2015年09月24日『幕が上がる』おそるべし!青春映画、侮るべからず!もしかしたら青春真っ只中に生きる彼女たちよりもむしろ、すでに青春を通り過ぎたはずの大人たちに、「ももクロ」に熱狂するモノノフたちよりも、熱くなることを忘れた人々にこそ、この映画はガツンと響くのかもしれない。映画『幕が上がる』がついに公開を迎えた。5人揃って主演を果たした「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏。撮影を通じて彼女たちは何を思い、何を手に入れ、何を伝えようとしたのか?【役柄紹介】百田夏菜子…高橋さおり(3年):演劇部部長。周りから半ば強引に部長に任命される。最後の大会に向けて脚本を執筆し、演出を担当する。玉井詩織…橋爪裕子(3年):通称“ユッコ”。部の看板女優でお姫様キャラ。高城れに…西条美紀(3年):通称“がるる”。黙っていれば美人のお調子者。佐々木彩夏…加藤明美(2年):さおりを慕うしっかり者の後輩。有安杏果…中西悦子(3年):強豪校からの転入生。当初は乗り気ではなかったが、さおりに誘われ演劇部に入部する。原作は劇作家の平田オリザが2012年に発表した処女小説。『桐島、部活やめるってよ』の脚本家・喜安浩平が脚本を担当し、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督がメガホンを握ったが、撮影を前に「ももクロ」の5人は平田さんのワークショップに通い、演技のレッスンを受けた。ーーワークショップやその後の撮影を通じて、自分の役を掴んだ瞬間、手応えを感じた瞬間はありましたか?高城:やっていく内に、“がるる”という役をどんどん好きになっていくのを自分でも感じていました。最初は、役に対してどこまでやっていいのか分かんなかったんです。でもムロ(ツヨシ/顧問の溝口役)さんがクランクインした時、アドリブをガッチリ入れて自由に演じてて、監督もそれを『いいね』と言ってて、その時に『あぁ、自由にやっていいんだ』と思いました。玉井:クランクインする前は監督と役について話をするような時間はなくて、撮影する中で『ここはこうやってみよう』という感じで役を作っていったんです。だから役を掴んだ『ここ!』という瞬間は自分でも分かんないですけど、完成した映画を見たら、ちゃんとユッコとしてこの世界の中で生きられたんだ!と思えて嬉しかったです。百田:さおりは、みんなをまとめたり、劇中劇(=「銀河鉄道の夜」をモチーフにした作品)を作り上げていく役。オリザさんのワークショップの頃から、みんなは「銀河鉄道の夜」をやってて、そこで(指導する)オリザさんの姿を見て、どんなところで注意してるのかな?と観察してたんです。(撮影に入って)本番でもだんだん、自分で(みんなの演技で)気になるところが出てきて、それを指摘すると、みんなが次にそれを直してやってくれて、『作ってる』感が嬉しかった。最初は手を叩いて演技を止めることもできなかったんですけど、徐々にできるようになってきて、メンバー以外の部員役の子たちにも気づいたことを言えるようになったのは嬉しかったです。佐々木:やっている最中はモニターを全く見てないので、自分たちの演技がどうなっているのか全然分からなくて不安でした。でもやっぱり、やっていく内に、自分の中で明美ちゃんの性格とか、台本にないことまで定まってはっきりしてきたのが、すごく自信になりました。有安:(佐々木の言葉にうなずき)モニターを見てないから自分たちの演技を見て手応えを感じるってことがなかったんです。でも、最初は「こうかなぁ…?」と監督とかに相談してたんですが、「こうだと思う」と自分のやりたいことが出てきて、自分だけでなくみんなとも「ここってこうだよね」と作っていく感じになったのが「行けるんじゃないかな?」と思った瞬間ですね。ーーさおりをはじめ、部員たちは全国大会出場という目標に向かって一生懸命頑張ります。『ももクロ』もグループとして夢を掲げ、走り続けてきましたが、夢をかなえるために必要なことは?高城:夢をずっと持ち続けるって難しいことで、ぶれることもあるし、やめようって思っちゃうこともある。それでも、最後はそこに戻ればいい。意思を持ち続け、信じることが大事だなって思います。玉井:すぐに夢をかなえられる人もいるかもしれないけど、やっぱり続けなくちゃ、そこにたどり着けない。続けることです!百田:私は言葉にすることがすごく大事だと思ってて、私たちも昔から叶えたい夢や目標は口に出すようにしてきました。言葉にすると、自分たちだけでなく周りの人もそう思ってくれて、みんながそっちに向いて団結したり、必要なときに助けてもらえたりもする。そうやって夢をかなえてきたので言葉にするのを大事にしてます。佐々木:「ももクロ」も演劇部も一人じゃなくて、ひとりで目標をかなえるのではなく、みんなでかなえる目標なんですよね。(大事なのは)「みんなでかなえよう」という気持ちかな?もちろん、自分のための夢なんですけど、応援してくれる人や周りのためにも頑張る気持ちってすごく大事だと思います。有安:夢があっても多分、一度は「ダメかも」って思っちゃうことがあると思う。でも「行ける」って思うことがすごく大事。自分を信じることが大切!でも自分を信じるためには練習することや周りを信じることがすごく重要だなって思います。ーー百田さんは「ももクロ」のリーダーで、さおりは部長ですが、4人から見て百田さんの部長っぷりはどうでしたか?百田:良いこと言ってよね(笑)!高城:(わざとらしい口調で)すごく部長らしくて、カッコよくて頼れて…。玉井:普段、生活してる中ではリーダーっぽいところってないんですよ。でもライヴの最後の言葉とか、締めるところはリーダーらしさが出てくる。部長としても、最初に私たちがオリザさんに指導をしていただいてる時は、オリザさんを見ながら「できねーよ…。(みんなの芝居を)止められねーよ(苦笑)」って言ってたんだけど、いざ本番が始まるとバンバン止めてくる(笑)。「また止められた!次は何だ?」って感じで思いながらだんだん、部長らしくなってきたなってちょっと悔しかった。また最初からかよ!って(笑)。佐々木:私は最初、オリザさんから「肩が揺れる」と言われてたんですが、(百田さんが)それを明美ちゃんがスランプの時に言ってきて、オリザさんに見えました!高城:部員全員を集めて「このノートにみんなのこと書いてる」って言うシーンとか、玉ちゃんと百田の2人のシーンで「ひとりひとりのこと見て書いたんだ」って言うところとか、普段はプールに落っこっちゃうくらい病んで、ボケボケしてるのに(笑)、なんだかんだで結構、部員を見て最後はまとめてくれるのは部長らしいし『ももクロ』とも被るなって思いました。有安:舞台袖から私たちの演劇を見守ってるシーンで、その時の撮影に(百田さんは)いなかったんだけど、完成した映像でそのときの表情を見て『部長だな…』と思ったし、その後で私たち以外の部員の子たちもいて、その子たちも夏菜子を部長として見てる感じがして「ちゃんと部長やってんじゃん!」って思いました(笑)。ーーみんなの発言を聞いて百田さんはいかがですか?一同:これだいぶ、褒めたよ(笑)!これで反論あったら贅沢でしょ。百田:普段はみんな、恥ずかしくてこういうこと言えないんですよね、良いこと思ってるんですけど。みんな、私のこと好きなんだなって…(笑)。高城:インタビューだからしょうがなくね。玉井:世に出るものだからさぁ。佐々木:好感度考えて言ってるからね。高城:自分たちの見え方を気にしてるから。百田:サイテーだよ(笑)!部長に、さおりに誇りを持ってます!ーー最後にリーダーからひと言お願いします!映画の公開後は、同じく本広監督の演出で舞台版「幕が上がる」も控えてます。百田:舞台に関して平田さんがハードル上げてるとウワサを聞きまして…難しいから本広さんと「ももクロ」頑張れ!という投げやりなコメント耳にしたんですけど(笑)。まだ詳しい情報は聞いてないけど、平田さんと本広さんは“最強タッグ”だと思うので、しっかりしがみついていけるように頑張りたいと思います!映画に関してはどの世代の方が見ても、キラキラした青春を感じられる作品になってると思います。(取材陣を見渡し)みなさんは、昔を思い出し(笑)、まだ高校生になってない人はこんなに楽しいことがこれから待ってるんだと思っていただけたらいいなと思います。有安:すいません、ちょっと最後、高城さんがひと言(笑)!高城:みんなが知っている「ももいろクローバーZ」じゃないよっていうのを見せたいし、もっともっと「ももいろクローバーZ」にも興味持ってもらいたいし、ダブルで応援してもらいたいので、ひとり最低2回は見てください!(text:Naoki Kurozu)■関連作品:幕が上がる 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015「幕が上がる」製作委員会
2015年03月02日女優の市原悦子が、河瀨直美監督の映画『あん』(6月公開)で、主演の女優・樹木希林と初共演することが25日、明らかになった。原作は、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川氏の著書『あん』。初の劇場映画『萌の朱雀』(1997年)でカンヌ国際映画祭新人監督賞を史上最年少で受賞し、『殯の森』(2007年)で同映画祭にグランプリを受賞した河瀨直美監督がメガホンを取り、主演は、2008年に紫綬褒章を受賞し、2013年には『わが母の記』(2012年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた、女優・樹木希林が務める。市原が演じるのは、元ハンセン病患者・徳江(樹木)が暮らす療養所内の喫茶店で働く"佳子"。徳江と佳子は親友であり、長い年月をともに療養所で過ごした間柄という設定だ。市原の映画出演は『バルトの楽園』(2006年)以来9年ぶりで、河瀨監督作は初出演となる。市原は、本作出演に至った経緯について、「河瀨監督が奈良から出て来られて、私の家の近くのホテルでお会いしました。その時、樹木さんから佳子役は市原でどうかとすすめられたとおっしゃっていました」と説明。樹木との共演を、「楽しかったです。お互いに50年以上役者の仕事をしてきたのにこれまで1度も御一緒しませんでした。希林さんは年を経たこと、またお体の具合も万全ではないことが、より魅力的にしているのかなと感じました。撮影を待つ間も楽しかったです」と振り返った。また、河瀨監督については「自然との共生について、監督は地に根を張っていらっしゃると感じました」という印象で、「優しく、竹のようにしなやかな女性の力が心強かったです」と人柄を絶賛。自身の役どころを、「とことん疎外されて生きてきた女性なのに、あの優しさはどこから来るのか考えました」と捉え、「あこがれる女性像です」と明かした。本作は、小さなどら焼き屋「どら春」を舞台に、一人の老女とその周りの人間模様を通じて「人生とは」と問いかける物語。永瀬正敏演じる「どら春」の雇われ店長・千太郎のもとに、求人募集を見た老女・徳江が現れる。彼女の作る粒あんがきっかけで店は繁盛するが、かつてハンセン病を患っていたことが近所で噂に。潔く店を去った徳江の足跡を、千太郎は徳江を慕っていた女子中学生・ワカナと共に追う。
2015年02月25日アイドルグループのももいろクローバーZが主演を務める映画『幕が上がる』(2015年2月28日公開)の予告編が5日、公開された。本作は、劇作家・平田オリザによる同名青春小説を原作に、『踊る大捜査線』シリーズなど知られる本広克行監督がメガホンを取った作品。ももクロのメンバーが弱小演劇部の少女たちを演じ、彼女たちが全国大会を目指しながら、本当の喜びや悲しみに気づいていく姿を描いている。来年5月には舞台版を上演予定で、ももクロと本広監督が引き続きタッグを組む。今回の予告編は、部長の高橋さおり(百田夏菜子)を中心に組んだ円陣からの「劇部ファイト」「オー」の掛け声にはじまり、県内演劇強豪校からの転校生・中西悦子(有安杏果)との出会いや、挫折を経て成長する姿が描かれている。そのほか、玉井詩織演じる"ユッコ"こと橋爪裕子の「死ぬほど稽古して死ぬ」や中西の「出なくなったんです…声が」など、各メンバーの重要なシーンも収められている。また、ももクロによる挿入歌「Link Link」も今回の映像で初公開。平田オリザ氏の原作と、ももクロのたどってきた道のりがリンクしていると感じたことから、本広監督が本作のために同曲を制作した。(C)2015「幕が上がる」製作委員会
2014年12月05日アイドルグループのももいろクローバーZが、『踊る大捜査線』シリーズなどで知られる本広克行監督が手がける映画・舞台『幕が上がる』で主演を務めることが5日、明らかになった。映画は2015年2月28日から公開され、舞台は同年5月公演を予定している。原作は、劇作家・平田オリザによる同名青春小説。弱小演劇部の少女たちが全国大会を目指し、本当の喜びと悲しみ、そして大切なことに気づいていく姿を描いている。主演には、本広監督と平田氏の「今、もっとも輝いている少女たちに演じてもらいたい」という考えが一致し、ももクロを抜てき。映画版の撮影は今年8月22日から静岡県富士宮市などで行われ、10月8日にクランクアップ。舞台版は映画版と同じく本広監督が演出を手がける。物語の舞台は、ある地方都市の県立冨士ケ丘高等学校。演劇部で作・演出を担当している高橋さおり(百田夏菜子)は演劇部として最後の1年を迎えるにあたり、看板女優で姫キャラの"ユッコ"こと橋爪裕子、部内のムードメーカー的存在の"がるる"こと西条美紀(高城れに)らと共に年に1度の大会に挑む。地区大会突破を目指していたが、東京の大学で舞台経験のある新任教師・吉岡美佐子(黒木華)の「何だ、小っちゃいな、目標。行こうよ、全国」の一言で少女たちの意識が変わり、男子よりも勉強よりも大切な日々が幕を開ける。演劇部のメンバーとして、ももクロの有安杏果は県内演劇部強豪校からの転校生・中西悦子、佐々木彩夏はさおりを慕う1年後輩の部員・加藤明美を演じるほか、演劇部顧問・溝口先生役にムロツヨシ、さおりの母役に清水ミチコ、国語教師の滝田先生役に志賀廣太郎といった俳優陣が脇を固める。「映画版は、脚本が完成し、キャスティングが決定した時には完成予想が見えていました」と語る本広監督。「このテンションを持続させながら、映画が完成したらすぐに舞台版の作業に一気に向かっていきたいです」と舞台への意気込みも語り、「自分が企画して監督した映画の集大成になることは間違いないと確信しています」と自信をのぞかせている。撮影前の7月から8月にかけて、平田氏による演劇のワークショップを実施。平田氏は「正直言って、ももクロさんが主演と決まったときには、期待と不安と半々でした」という思いがあったため、ワークショップを通じてももクロメンバーの演技力を向上させることと、作品のメインテーマである「演劇」について学んでもらう狙いがあった。最初は個々の癖も目立っていたが、見る見るうちに上達。平田氏も「おそらく、この作品を観た多くの観客の皆さんは、ももクロメンバーの"演技力"に驚くことでしょう。彼女たちは、このひと夏で、役者として驚異的な成長を遂げました」と太鼓判を押している。一方、百田はそのワークショップを「台本をもってここのセリフをこうしろじゃない。お芝居とはなんなのか、そこから教えてくれました! お芝居はこうでなくちゃダメとかない。アイドルがこうでなくちゃってのもない。その時、ジャンルを通り越してなにか新しいものが作れる気がしました!」と思い返す。撮影には「ただただ必死(笑)!」で挑み、モニターで演技を確認する機会は1度もなかったが、「自分の心でよし! と思ったときと、監督のOK! が重なる事が多くて、なんだか通じあってる気がしてうれしかったです!」と手応えも。「まだ途中の段階でもスタッフさんたちは映像を見るために集まるたびに興奮して帰ってきます(笑)! みんなニヤニヤしてて全然教えてくれません」とスタッフの反応を伝え、「大人ばっかりずるいよね~! なんてメンバーで話ながら、私たちも出来上がりをとっても楽しみにしてます! みなさんも楽しみにしててください!」と呼びかけている。(C)2015「幕が上がる」製作委員会
2014年11月05日テニスのショットを可視化する「Smart Tennis Sensor」の企画開発を担当したソニーの中西吉洋氏と、プロトラブズ社長トーマス・パン氏との対談。後編となる今回は、製品のデザインに込めた想いと、将来の展望について話が弾んだ。○機能でなく体験をデザインするためにトーマス・パン氏(以下パン氏):「Smart Tennis Sensor」のスイッチは丸みがかった四角で、微妙に非対称ですね。こういったところに、デザインのこだわりを感じます。中西吉洋氏(以下中西氏):そこは何度もプロトタイプを作って、工夫した部分です。機能的にも間違って押してはいけませんし、押し込み感も必要ですから。三本の突起の「つら」が少し高いのは、誤押し防止のためで、コンマ数ミリの単位で実験を繰り返しました。パン氏:そういった工夫の積み重ねが生んだ妙なのでしょうか。センサー本体に、「ゆるキャラ」のような独特の可愛らしさがありますね。中西氏:今後はこの製品を中高生や女性にも訴求していくつもりですので、インタビュー調査で「可愛い」という意見が出るデザインをプラス評価しています。カラーリングもデザイナーがこだわって、テニスを尊重できる色を探しました。楽しさのある色で、我々は「アクティブオレンジ」と呼んでいます。みんながこのセンサーを付けて元気にプレイできるように、という想いを込めています。パン氏:パステル調の蛍光オレンジでしょうか。明るくてきれいな色ですね。御社は昔からデザインに対して大きなこだわりをお持ちだったと思いますが、「ソニーらしい意匠を生む」という文化は全社的に共有されているのでしょうか?中西氏:クリエイティブセンターという部門がありまして、そこがデザインを管理しています。例えば、デザイン側から「この線はこのアールで頼む」というスケッチが来て、「うわ、どうしよう……でもやってやる!」とメカ屋が応えるようになっています。ですから、デザインの思いや考え方を反映させることに関しての風土は、全体に染み渡っていると思います。パン氏:そういった文化が、製品を手に持った時に「ソニーだ」と感じることに繋がるわけですね。○「分からなかったことが分かる」ということパン氏:今年の5月末にSmart Tennis Sensorが発売されてから、今日までにどのようなフィードバックがありましたか?中西氏:発売直後としては、予測を上回る結果が出ています。「ソニーがこういう物を出してきた。良くやった」という声を頂けました。パン氏:それは嬉しいですね。ラケットのどこにどう当てたのか、このセンサーでほぼリアルタイムで具体的に分かるようになれば、自分では気がつかなかった癖を直せるようになると思います。中西氏:「分からなかったことが分かる」ことが、ひとつの階段だと考えています。そもそも、テニスは上達が見えにくいんですよ。試合をして勝っても、相手が悪かったのか、こちらが上達したのか、いまいち分からない。しかし、データを貯めていけば、スイング速度が増してきた、スピンがかかるようになったというように、プレイヤーが自分の上達を振り返ることができるようになります。これはコーチの方々にも好評頂いているポイントの一つですね。パン氏:ということは、一人でもデータを見ながら自己分析できるのですね。それでは、すでに外から見ているコーチにとってはどうなのでしょう。この製品に対するコーチのコメントは、プレイヤー自身のそれとは異なるのでしょうか?中西氏:面白いことに全然違います。コーチの方は、教えるときの裏付けになると言っています。これまでは「真ん中に当たっていない気がするよ」「いや当たってますよ」「そうかなあ」という、抽象的な会話だったのが、数値を見せれば、それだけでパッと伝わるわけです。このように製品を評価していただく一方で、精度の向上や今後の改善点についてのご指摘もあります。「データで見えるようになった。では次は、どうすれば上手になるの?」というわけです。ですから今後は、選手やコーチを巻き込みながら、上達するためのアドバイスが表示されたり、比較や競争といった楽しみ方ができるようにしたいですね。そう思いながら、日々アプリの改善・精度の改善・機能の追加に取り組んでいます。パン氏:ハード単体で完結していて進化できない昔の商品と、製品発表・発売後にアプリなどで新機能などをアップデートできるかが、昔の商品と現代的な商品の大きな違いですね。中西氏:そうですね。既に2回ほど小さな機能を追加していまして、この半年で大きい機能を入れていく予定です。パン氏:そういえば、「Smart Tennis Sensor」は国際テニス連盟(ITF)の公認を受けたそうですね。おめでとうございます。中西氏:ありがとうございます。もともとITFには「デジタルを使ってテニスをもっと楽しい方向に」という考えがあったのですが、我々の製品をチェックしてくれて、公式試合でも使って良いというお墨付きをいただけたのは、やはり大きいですね。○2つのイノベーションとたくさんの未来パン氏:御社として、「Smart Tennis Sensor」のイノベーションはどこにあったとお考えですか?中西氏:我々が持っている技術的バックボーンを他のカテゴリに活かすという着眼点から始まって、知見を集約して、実際に新しいものができたというのは大きいですね。もうひとつは、新しい分野への進出・ビジネス開拓ができたことが、イノベーションだと思っています。パン氏:新しい分野ということで、今後が本当に楽しみです。このセンサーを使えば、動くもの、変化するものはなんでも測定できますよね。中西氏:おっしゃる通りです。身体を動かすアスリートとインターネットは別のものではなく、近づくことで楽しい世界が生まれる。その時代がもう来ていると思います。パン氏:この製品から始まる将来の展望は、どのようなものでしょうか?中西氏:「生活体験を豊かにする」というコンセプトを、より具体化することです。スポーツ系の商品群やサービス群はもちろん、アクションカムやミュージックカムといった、体験に即した商品の開発は、将来的にぜひやっていきたいですし、至上命題ですね。パン氏:そういった世界が夢物語ではなく、本当にすぐそばにあるように感じています。中西氏:「実現させてなんぼ」ですので、2、3年後には、また大きな結果が言えると思いますよ。パン氏:ぜひとも、期待しております。未来が非常に楽しみになるお話をありがとうございました。
2014年10月22日あと4kgが戻らない!かつて山本モナとして、タレント、フリーアナウンサーとして活躍していた中西モナ。現在は結婚して、今年7月に女児を出産、育児中心の生活を送り、講演活動などを主な活動としている。そんな彼女が10月2日のブログで、久々にラジオ収録をしたことを報告。NACK5の「神田うのBeauty Brunch」にゲスト出演したそうだ。同じく出産を経験した、神田うのとの共演ということもあって、ママトークや近況なども語りあったとか。そこで産後のダイエット、体型もどしについて、中西はあと4kgが戻らず苦心しているとつづっている。「うの樫木やせ」も参考に頑張る!一方の神田うのは、周囲から驚かれるほどの、産後とは思えないスリムな体型にもどしていることで知られているが、中西によれば、彼女は気持ちいいくらいたくさん食べるという。さらに今回、神田は食事制限をすることなく、体型をリフォームしたそうだといい、共演を機に彼女が最近出した本「うの樫木やせ」をもらったのだそうだ。神田の姿が効果を実証しているということか、中西は本に掲載しているエクササイズはかなり効果的そうともコメントしており、自身も本を見て頑張ってみると宣言している。彼女も十分綺麗な体型となってきているとみえるが、今後より磨きをかけていきたいようだ。ブログには、私も一緒に頑張りたいといった声をはじめ、多くのコメントが寄せられている。元の記事を読む
2012年10月04日ドイツサッカーの父と称されるコンラート・コッホの姿を描いた映画『コッホ先生と僕らの革命』の公開を記念し、元プロサッカー選手で解説者の中西哲生と同じく元サッカー選手でドイツ・ブンデスリーガで日本人選手第1号として活躍した奥寺康彦が9月14日(金)、TOKYO FMでトークショーを行なった。『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュールを主演に迎えた本作。反英感情が高まる19世紀後半のドイツで、留学先のイギリスからドイツ初の英語教師として名門校に招かれたコッホが、子供たちに当時は反社会的スポーツとみなされていたサッカーを通じて自由や自律の精神を伝えていくさまを描く。映画では子供たちが厳しい規律の中で抑圧される姿が描かれる。日本でもドイツ人に対して真面目で規律正しいイメージを持っている人が多いように思えるが、奥寺さんは「全然そんなことなくて、ドイツ人はもっとオープンですよ」と否定。自身がドイツに渡った当時をふり返り「規律をしっかり守る人たちというのは間違いないですが、“自由”がありましたね」と明かす。映画は奥寺さんがドイツに渡る100年ほど前の時代を描いており「映画を見れば、なぜそう(自由に)なっていったのかが分かると思います」と語った。中西さんになぜドイツに渡ることを決断をしたのか?と問われると、奥寺さんは「向こうの監督が(奥寺さんの獲得を)決めてくれたから。自分では『まさかプロで』と思ってたし、25歳で最初は悩みました。当時も向こうに良い選手はいっぱいいたし、サッカー後進国から選手を獲るって大変なことだったと思う」と述懐。チームからは家族の同伴での渡独を命じられたそうだが、一緒に付いてきてくれた奥さんの存在に触れ「女性は強いですね。肝が据わっていて動じなかった。こっちはあくせくしてたのに(笑)」とユーモアたっぷりに家族の支えの大きさについても語った。日本は当時、プロ発足前のアマチュアの日本リーグの時代。奥寺さんは「サッカーに対する考え方や姿勢でプロとアマでは全然違った」と歴然とした差を感じたことを告白。日本人とドイツ人の気質はよく似ているとも言われるが、「向こうの選手は我が強い!常に『オレが!オレが!』だから」と語る。一方で「(ドイツに)行った年にリーガとカップの2冠を獲れたことは印象に残っている」、「これは自信を持って言えるけど、僕は練習でも(力を)抜いたことは1回もない」と現地の選手と渡り合い、信頼と称賛を勝ちとった誇りをうかがわせた。ハイレベルな争いの中に身を置くことでの成長を強く実感しているようで、中西さんが自身の現役時代を引き合いに「僕らもグランパス時代に毎日のように(スター選手の)ストイコビッチ(※現グランパス監督)のプレーを見てると、どんどんストイコビッチっぽくなっていった(笑)。上手い選手のプレーを見て成長するということはあると思う」と語ると、「お手本がいるというのは大事。見て、真似することで上手くなる」と同意。現在は2部リーグも含め40人近くの日本人選手が欧州でプレイしており、奥寺さんがドイツに渡った頃とは隔世の感があるが、若い選手が海外に出ていくことについて奥寺さんは「賛成です。やはり日本では得られないものがいっぱいある」と実感を込めて力説した。さらにブンデスリーガの現状について「香川(真司/マンチェスター・ユナイテッド)や乾(貴士/フランクフルト)のようなタイプの選手が求められている」と日本人選手の活躍する余地がまだまだあると説く。さらに世界最高峰のマンUでの今後の活躍が期待される香川選手について「まだ時間がかかるだろうとは思うけど、周りがボールを出そう、何とか(香川を)使おうとしてくれているのはすごいこと。敵を背負ってボールを受けることが多いけど、前を向いてもらえるようになれば。ファーガソン(監督)もそれを狙っていると思う」と語った。最後に中西さんから、ドイツでのプロ生活当時、大切にしていた思いや座右の銘を尋ねられると、奥寺さんは「1.FCケルン」に所属当時、満足に試合に出られなかった頃について言及し「干されてしんどかったけど、2部リーグで頑張って(名門の)『ブレーメン』に移籍することができた。(座右の銘は)『耐えてチャンスを待つ』。じっと待つという意味ではなく、準備をしなくてはいけない。チャンスは絶対に来るので、それを掴めるかどうかはそれまでの準備にかかっている」と熱く語った。この日のトークの模様は中西さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「中西哲生のクロノス」の9月17日(月)の回にて8時よりオンエアされる予定。『コッホ先生と僕らの革命』は9月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:コッホ先生と僕らの革命 2012年9月15日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 DEUTSCHFILM/CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT/SENATOR FILM PRODUKTION
2012年09月14日長渕悦子(志穂美悦子)が9月15日(土)に、東京・自由が丘にあるOFFICIAL CAFE「Rock On」で“フラワーアレンジメント・イベント”を開催する事が決定した。今年の3月と6月に開催し、好評を博したこのイベント。初心者・男性も大歓迎”のコンセプトで長渕悦子(志穂美悦子)の指導のもと、フラワーアレンジメントを体験できるとともに、ティータイムでの座談会や記念撮影会などのイベントも盛り込まれた充実の内容だ。そして今回、好評につき3回目の開催が決定した。今回はブーケを作成する。近頃ブーケは結婚式だけでなく、誕生日のプレゼントなど、気軽に贈られるようになったので、ぜひこの機会に作ってみては?男性の方も彼女、または奥様へのプレゼントにすれば喜んでもらえること間違いなしなので、男性の参加大歓迎とのことだ。今年5月には自身のフラワーアレンジメントの作品をまとめた『Flower Arrangement 写真集 INSPIRE Vol,2~あたって砕けろ~』を発売した長渕悦子(志穂美悦子)。3回目となる今回のイベントも大きな話題を集めそう。チケットぴあでは、本イベントのインターネット先行抽選プレリザーブを実施。O月O日(O)OO:OOまで受付。
2012年08月09日長渕悦子(志穂美悦子)が3月、東京・自由が丘にあるOFFICIAL CAFE「Rock On」で開催した“フラワーアレンジメント・イベント”の追加公演開催が決定した。今年3月に開催した“初心者・男性も大歓迎”のコンセプトはそのままに、6月2日(土)、会場も同じくOFFICIAL CAFE「Rock On」にて開催する。長渕悦子(志穂美悦子)の指導のもと、フラワーアレンジメントを体験できるとともに、ティータイムでの座談会や記念撮影会などのイベントも盛り込まれた充実の内容。ビギナーでもご興味のある方は、一度足を運んでみては。チケットぴあでは、本イベントのチケットインターネット抽選受付を実施。5月23日(水)11:00まで受付。さらにイベント開催に先駆けて、昨年11月に出版した写真集『Flower Arrangement 写真集 INSPIRE~いちかばちか~』の第2弾として『Flower Arrangement 写真集 INSPIRE Vol,2~あたって砕けろ~』の発売も決定した。長渕剛オフィシャルグッズ・オンラインショップで5月21日(月)までに予約すると、もれなくオリジナルポストカードが付いてくるので、ご興味のある方はぜひ。
2012年05月17日上野で開催中のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」で、パリを拠点に活躍中のピアニスト、広瀬悦子のリサイタルが行われる。パリ・エコール・ノルマル音楽院首席卒業を経て、1999年のマルタ・アルゲリッチ国際ピアノコンクール優勝を機に、世界の舞台へと羽ばたいた広瀬悦子。超難曲をいとも華麗に弾いてみせる、並外れたテクニックをもち、“ヴィルトゥオーゾ”(優れた技量の持ち主)として欧州でも賞賛を集めている。世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」のアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンも「その才能にすぐさま魅了された」と語り、いまや常連ピアニストとして同音楽祭に起用し続けている。2010年には、急病となった大ピアニスト、ネルソン・フレイレの代役として、フランスのベアルン地方ポー管弦楽団のコンサートにソリストとして急遽出演。シューマンのピアノ協奏曲を演奏した。聴衆はもちろんのこと、オーケストラの面々も絶賛し、すぐさまレコーディングのオファーを送ったほど。直ちにオファーは実を結び、両者共演による新譜は、ルネ・マルタンの手がけるミラーレ・レーベルから昨年3月にリリースされている。今回のリサイタルでは、19世紀パリで活躍した3人の作曲家―ショパン(1810-49、アルカン(1813-88)、リスト(1811-86)の作品を取り上げる。いずれも卓越した演奏テクニックを誇るヴィルトゥオーゾとしてパリのサロンの花形としても活躍した彼らの作品は、ピアノ芸術の極地ともいえるものばかり。パリで研鑽を積んだ現代のヴィルトオーゾである彼女の才能が、遺憾なく発揮されるコンサートとなりそうだ。「広瀬悦子ピアノ・リサイタル」は、3月22日(木)に上野学園 石橋メモリアルホール(東京都)にて開催。チケットは発売中。■東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-広瀬悦子 ピアノ・リサイタル同時代を生きた3人の作曲家たちへ―ショパン(1810-49)・アルカン(1813-88)・リスト(1811-86)【日時】3月22日(木)19:00開演【会場】上野学園 石橋メモリアルホール(東京都)【予定プログラム】ショパン:ノクターン 第5番 嬰へ長調 op.15-2ショパン:バラード 第3番 変イ長調 op.47アルカン:《悲愴的な様式による3曲》op.15 より「風」ショパン:ノクターン 第4番 ヘ長調 op.15-1アルカン:練習曲《鉄道》 op.27ショパン:バラード 第1番 ト短調 op.23ロッシーニ(リスト編):《ウィリアム・テル》序曲 S.552リスト:《巡礼の年 第2年 イタリア》S.161より「物思いに沈む人」リスト:「ヴェネツィアとナポリ」S.162 (《巡礼の年 第2年 イタリア》補遺)
2012年03月19日市原悦子がS状結腸腫瘍を克服し、4月仕事復帰2月1日よりS状結腸腫瘍で都内の病院で入院、手術した女優、市原悦子(76)が無事、退院し仕事に復活する。市原の所属事務所によると、2月上旬に腫瘍を切除後、順調に回復し退院。検査入院もあるが自宅で静養しながら4月の仕事復帰を目標としているという。高視聴率の「家政婦の三田」で再注目市原の元祖家政婦ドラマ「家政婦は見た!」は松嶋奈々子主演の「家政婦の三田」で再ブレイク、今年の年明けには一挙5時間放送(テレビ朝日)された。新作映画「東京家族」を降板市原悦子は健康診断で腫瘍が見つかり、3月にクランクイン予定だった山田洋次監督の新作映画「東京家族」(来年1月公開予定)を降板していた。降板が決まった市原は皆に迷惑をかけると、大変悔しがっていたという。市原悦子の最新作「家政婦は見た!」を、期待するファンも多く4月からの仕事復帰が待たれる。元の記事を読む
2012年02月19日かつて女優として数多くの映画やドラマで活躍し、ミュージシャンの長渕剛との結婚後は、一切の芸能活動をしていなかった志穂美悦子(本名・長渕悦子)が、自著『Flower arrangement INSPIRE ~いちかばちか~』を出版する。本書は、志穂美が1年半前から始めたフラワーアレンジメントの作品を、自らの手で撮影し写真と文章でまとめたもの。売上は東日本大震災の復興とチベット難民キャンプに全額寄付される。今回、志穂美が本を出版する大きなきっかけとなったのは東日本大震災での経験。震災直後からいち早く支援に動いた夫・長渕剛の活動を応援しつつ、自身もボランティアとして単身で宮城県七ヶ浜に入り、救援物資の配布、遺品の整理や瓦礫の撤去作業などを手伝った。「実際の現場を目の当たりにしたときは、もう言葉を失いました。でも、その過酷な状況下、多くの被災者の方と日本のみならず世界中から集まったボランティアの方々がみんなで力を合わせて前に進もうとしている真摯な姿に改めて人間の力の素晴らしさを実感し、少しでも、みなさんのお役に立てればとの想いから企画しました」と今回の本を制作するに至った経緯を語る。その著書は、これまでの作品300点以上の中から厳選して収録。作品の撮影、文章はもちろん、本の構成・編集などもすべて志穂美が担当した。「私の汗と涙がつまった、正真正銘のハンドメイドな本です」とのことで、全額自己負担の完全な自費出版だ。本の売上の50%が東日本大震災の復興支援、あとの50%は志穂美が3年ほど前から続けているインドのチベット難民キャンプへの支援に当てられる。「花の生命の一瞬にして最高の輝きが、人の心を癒し和ませ、時に大いに勇気づけてくれます。この本がその自然界の力強い生命力を少しでも表現でき、被災者のみなさんや本を手に取って下さった方のお役に立てば嬉しいです。女性だけでなく、ぜひ男性の方にもご覧になっていただきたいです」と語る志穂美。志穂美の花を愛する想いと、被災者への想いをぎっしり詰め込んだ一冊に仕上がっている。なお、発売日当日の11月20日(日)13時より、東京・自由が丘にある長渕剛公認OFFCIAL CAFE「Rock On」にて、フラワーアレンジメント作品を展示し、志穂美悦子本人による、サイン本の販売会が行われる。取材・文水上賢治
2011年11月18日