くらし情報『対談! 日本のものづくり - プロトラブズが国内有識者と探る (17) ソニー Smart Tennis Sensor企画開発担当者 中西吉洋氏(後編)』

2014年10月22日 07:30

対談! 日本のものづくり - プロトラブズが国内有識者と探る (17) ソニー Smart Tennis Sensor企画開発担当者 中西吉洋氏(後編)

対談! 日本のものづくり - プロトラブズが国内有識者と探る (17) ソニー Smart Tennis Sensor企画開発担当者 中西吉洋氏(後編)
テニスのショットを可視化する「Smart Tennis Sensor」の企画開発を担当したソニーの中西吉洋氏と、プロトラブズ社長トーマス・パン氏との対談。後編となる今回は、製品のデザインに込めた想いと、将来の展望について話が弾んだ。

○機能でなく体験をデザインするために

トーマス・パン氏(以下パン氏):「Smart Tennis Sensor」のスイッチは丸みがかった四角で、微妙に非対称ですね。こういったところに、デザインのこだわりを感じます。

中西吉洋氏(以下中西氏):そこは何度もプロトタイプを作って、工夫した部分です。機能的にも間違って押してはいけませんし、押し込み感も必要ですから。三本の突起の「つら」が少し高いのは、誤押し防止のためで、コンマ数ミリの単位で実験を繰り返しました。

パン氏:そういった工夫の積み重ねが生んだ妙なのでしょうか。
センサー本体に、「ゆるキャラ」のような独特の可愛らしさがありますね。

中西氏:今後はこの製品を中高生や女性にも訴求していくつもりですので、インタビュー調査で「可愛い」という意見が出るデザインをプラス評価しています。カラーリングもデザイナーがこだわって、テニスを尊重できる色を探しました。

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