無印良品のプロジェクト「ファウンドムジ(Found MUJI)」が、4月24日から7月2日まで企画展「印度の布」を開催する。期間中は、インドの伝統的な手工芸“カンタ”と“ブロックプリント”を用いた作品が販売される。ラインアップは、クッションカバーやポーチ、スロー、多様布など。カンタは農村に住む女性たちの手によって作られてきたベンガル地方の布。女性たちが大切な家族のことを思いながら製作した、温もりあるテキスタイルだ。一方、ブロックプリントは木版を用いたプリントで、大きく広げた生地に隙間なく版を押すという作業を何百回と繰り返す。インドに発祥すると、その後はヨーロッパ、アジアを通じて世界各地へ広がったとされている。その際、各地で形を変えて発展したプリント技法だが、インドでは現在も原形を留めたまま、昔ながらの職人技が引き継がれている。カンタとブロックプリントを用いたアイテムは、Found MUJIの青山店、有楽町店、池袋西武店、自由が丘店、コレド室町店、丸井吉祥寺店、テラスモール湘南店、グランフロント大阪店、神戸BAL店、MUJIキャナルシティ博多店で取り扱う。また、4月22日まで関連イベントとして、無印良品有楽町2階のATELIER MUJIでカンタについて学べる企画展「ベンガルのたなごころカンタ彼女たちの針仕事」を開催中。70年代から現地に足を運んで一枚一枚収集された岩立フォークテキスタイルミュージアムの貴重なコレクションの中から、当時の祈りや想いを手作業に込めたカンタが展示される。更に、4月24日から6月28日にかけては、「ラジャスタンのたなごころブロックプリント職人たちの染仕事」を開催する予定。
2015年04月18日大阪府・中之島(京阪電車・なにわ橋駅)のアートスペース「アートエリアB1」では、アートや知の可能性を探求する企画展「ニュー"コロニー/アイランド"~"島"のアート&サイエンスとその気配~」を開催している。会期は6月28日まで(月曜休館、ただし5月4日は開館、5月7日は休館)。入場無料。同展は、近年アートプロジェクトへの参加等で活動の幅を広げている建築ユニット・dot architectsや文化庁メディア芸術祭にて新人賞を受賞したアーティスト・yang02、さらにプログラマーや生物物理学の研究者をプロジェクトメンバーに迎え、"コロニー/アイランドの創造性"および"粘菌の知と工学的ネットワーク"をテーマに展開する、子どもから大人までを対象としたアート&サイエンスの企画展。会場には150分の1スケールの「仮設の中之島」と映像上の「仮想の中之島」が出現し、3カ月の会期をかけて双方の空間を「粘菌」が結んでいくようすが可視化されるなど、理科の実験のような感覚で幅広い層が楽しめる内容となっている。また、4月10日(19:00~21:00)には、オープンミーティングとして、大阪大学理学研究科教授・上田昌宏氏、北海道大学電子科学研究所教授・中垣俊之氏、dot architects、yang02といったプロジェクトメンバーによるトークセッションが開催される。定員は50名程度(当日先着順、申し込み不要)。参加無料。このほか、4月11日と12日(ともに14:00~17:00)には、dot architectsとyang02が講師を務めるワークショップ「ニュースケッチング~スマホと3Dプリンタで採集する中之島~」が開催される。対象は中学生以上(小学生以下は保護者同伴)で、参加時はスマートフォン(カメラ付き携帯端末)を持参する。定員は10名程度で、参加希望者はこちらの予約フォームから申し込む(先着順)。参加無料。
2015年04月03日東京都新宿区「ギャラリー楽水」は4月4日~12日、今年で3年目を迎える猫写真展「猫と心理テスト展」を開催する。○魅力的な猫写真と自身の深層に出会える企画展同展は、心理カウンセラー・清田予紀氏と、猫写真家・南幅俊輔氏の共同企画展。「名前の無い猫たち」「老子の言葉と猫展」に続く、2015年のテーマは「猫と心理テスト」。猫の写真を眺めながら心理テストをする、今までにない個性的な企画展となる。テストの質問の一例としては、4匹の猫のうち「Q:真ん中の猫があなただとしたら、後ろと左右にいるのは誰だと思う? あなたの身近にいる人を思い浮かべて当てはめてみてださい」など。また、写真右の猫について「Q:この猫ちゃんが神妙な顔をしているのは、大事な家具で爪研ぎをする常習犯で、それを飼い主に見とがめられたから。さて、爪研ぎでボロボロになった家具は次のどれだと思います?」という設問が出され、選択肢「テーブル」「ベッド」「タンス」の中から回答したりするとのこと。開催日時は、4月4日~12日 12時~19時。会期中無休。会場は、「ギャラリー楽水」(東京都新宿区矢来町95)。入場無料。
2015年04月01日東京都・原宿の太田記念美術館では、「江戸ッ娘 ―Kawaiiの系譜」展を開催している。開催期間は3月26日まで(月曜休館)、開場時間は10:30~17:30(入場は17:00まで)、入場料は一般700円、大高生500円、中学生以下は無料。同展は、豪華な髪飾りやカラフルで大胆なデザインの着物、こだわりの小物や奇抜な化粧で個性を競う、浮世絵に登場する江戸の女性たちにフォーカス。幕府が庶民の贅沢な装いに対する禁令をたびたび出していたが、そうしたなかでも工夫をこらし、遊女はゴージャスに、町娘は愛らしく、武家の姫君は華やかに、あらゆる立場の女性たちがそれぞれの個性にあわせて貪欲にファッションを楽しんでいたという。特に、当時のファッションリーダーでもあった高級遊女たちの装いは豪華かつ大胆で、放射線状に挿された簪や、紅を塗り重ねて下唇を緑色に発色させる笹色紅などに見られる独特の美意識は、現代人の目をも驚かせるものだ。明るく大胆なファッションに身を包んだ個性的な装いが、日本のポップカルチャーを代表する"kawaii"存在として注目されているいま、kawaiiがあふれる原宿でそのルーツを浮世絵の世界に探る。
2015年03月13日東京都・表参道のスパイラルガーデンは、博報堂プロダクツのフォトグラファー20名と博報堂のアートディレクター20名がコラボレーションし、企画・制作した写真展「VOICES展」を開催する。会期は3月20日~3月29日。開場時間は11:00~20:00。入場無料。同展は、博報堂プロダクツのフォトグラファー20名と博報堂のアートディレクター20名がそれぞれコンビを組み、ひとつの作品を企画・制作した写真展。展示作品は、点数も形式も各コンビごとに自由に設定。クライアントもオリエンもない中で、「伝えたい欲求」を写真にしており、広告のフォトグラファーとアートディレクターがもつ「発想力」、「表現力」、「技術力」で、各々が伝えたいメッセージをそれぞれの作品に込めたということだ。なお、参加する博報堂プロダクツのフォトグラファーは鈴木康平、大津央、廣瀬達郎、児島孝宏、古川泰子、高橋秀行、石川清以子、島村朋子、百々新、池田献児、亀井友吉、岡祐介、高橋潤、平田正和、岩切浩三郎、辻徹也、青野千紘、大谷麻葵、丸山慎六、大木謙一の計20名。博報堂のアートディレクターは長島慎、杉山ユキ、榎本卓朗、細川剛、永松りょうこ、小栗卓巳、小野勇介、関谷奈々、倉田潤一、池澤樹、小杉幸一、榮良太、中谷佳保里、富田耕平、藤田純平、岡室健、柿﨑裕生、原野賢太郎、桑原秀平、徳野佑樹の計20名となっている。
2015年03月09日無印良品を展開する良品計画は4月24日~7月2日、Found MUJIにて、企画展「印度の布」を開催する。○インドの、原形をとどめたままの職人技を紹介同展は、インドに根付く繊細でかつ大胆な手仕事、カンタとブロックプリントを紹介する展示会。カンタは、ゆったりとした時間が流れる農村で女性たちの手によってつくられてきたベンガル地方の生活の布。大切な家族のことを思いながら、想像のストーリーを糸で描いていく、温もりのあるテキスタイルだという。一方のブロックプリントは、大きく広げた生地に隙間なく版を押すという作業を何百回と繰り返し、職人の手から生まれる木版のプリント。この技法は、インドから始まったとされ、ヨーロッパ、アジアへと伝わり世界各地へ広がった。各地で形を変え発展したプリント技法だが、インドでは原形をとどめたまま昔ながらの職人技が引き継がれているという。販売予定商品は、「インドのブロックプリント 多用布」「インドのブロックプリント スロー」「インドの手刺し子カンタ クッションカバー」「インドの手刺し子カンタ ポーチ」など。なお、商品は予告無く変更する場合がある。開催期間は、4月24日~7月2日。開催店舗は、Found MUJI 青山/有楽町/池袋西武/自由が丘/コレド室町/丸井吉祥寺/テラスモール湘南/グランフロント大阪/神戸BAL/MUJIキャナルシティ博多。開催店舗は変更になる場合がある。また、一部商品はFound MUJI青山のみの販売となる。なお、関連イベントとして、3月6日~4月22日 10時~21時「ベンガルのたなごころ カンタ 彼女たちの針仕事」展、および4月24日~6月28日 10時~21時「ラジャスタンのたなごころ ブロックプリント 職人たちの染仕事」展を開催。ともに会場は、無印良品 有楽町 ATELIER MUJIで、入場無料となる。
2015年03月02日東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで2月20日から、あらゆる単位を科学・日用品・伝統などの視点から体感できる企画展「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」がスタートした。「テマヒマ展 〈東北の食と住〉」(2012年)や「コメ展」(2014年)開催時、基準となる単位が尺貫法だったことから「話す単位が分からないと、イメージが湧かなかった」と話す企画進行の前村達也氏(21_21 DESIGN SIGHT)。「単位を理解することで、作り手の思いを共有できる」と感じたことから、今回の企画が生まれたという。企画メンバーは展覧会グラフィックを担当した中村至男、会場構成監修の鈴野浩一(トラフ建築設計事務所)、テキストを手がけた稲本喜則(AXIS)、会場グラフィックを手がけた岡本健、コンセプトリサーチ担当の菅俊一、展示構成の寺山紀彦(studio note)。山田遊(method)監修の1階ショップスペースはコンセプトショップ「Measuring shop」として無料開放し、廃材のはかり売り「ナカダイ マテリアル ライブラリー」や手ぬぐい専門店「かまわぬ」と岡本健のコラボによるオリジナル「単位てぬぐい」を用意する。エントランス付近には、真上から捉えた会場の設営風景の動画を異なるスケールでくまなく見られる「Giraffe’s Eye」(岡田憲一+冷水久仁江〈LENS〉)、装置の上で手で球を作るとりんごや紙風船などその大きさに近い球状の物体をディスプレーに表示する「りんごってどれくらい?」(パーフェクトロン)などを設置。そのほか濁点を1グラムとして言葉の重さを比べる「ことば の おもみ」(大野友資+岡本健)、台の上に立つとその間に世界で起きていることを表示する「1秒の世界」(岡崎智弘+Think the Earth)、1センチから100センチまでさまざまな長さのものを集めた「長さの比較:1から100のものさし」(構成:寺山紀彦)など、多様な単位を使ったインタラクティブな作品を多く展示する。会期中は、企画チームや出展作家によるトークやワークショップを開催。六本木アートナイトと連動した特別企画も行う。イベント情報「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」会場:21_21 DESIGN SIGHT住所:東京都港区赤坂9-7-6東京ミッドタウン・ガーデン内会期:2月20日から5月31日時間:11:00から20:00(入場は19:30まで)入場料:一般1,000円 大学生800円 中高生500円 小学生以下無料休館日:火曜日(5月5日は開館)
2015年02月24日東京都港区赤坂の東京ミッドタウン・ガーデン内、21_21 DESIGN SIGHTで、単位をテーマにした企画展「単位展-あれくらい それくらい どれくらい?」が行われる。日時は2月20日~5月31日、11時~20時(入場は19時30分)まで。入場料は、一般1,000円、大学生800円、中高生500円(全て税込)、小学生以下無料。○「単位」を知ることで世界やデザイン、日常が変わる同展は、ありとあらゆる"ものづくり"の過程において使用され、生活する上で欠かせないものとなっている「単位」をテーマにしたもの。多種多様な"もの"や"こと"の中にどのような単位があるのかを知り、実感することで、"もの"がつくられたプロセスやデザインに対する考え方、さらには単位が生み出された文化や社会背景を見つめるきっかけを生むような構成になっているという。展示される作品は、子どもが1mになったことを祝うパーティーの写真作品「1 Meter Party」(ヘルムート・スミッツ)やひらがな1文字ずつの言葉の重さを天秤で比べる作品「ことば の おもみ」(岡本 健+大野友資)など。また、泡で時を計る泡時計「容積の比較:化学ガラスの集合体」(桐山製作所)や、速度の実態を映像で表現する「速さの比較」(展覧会企画チーム)、1875年に締結されたメートル条約に基づき制作された、かつての1mの国家標準「メートル原器(レプリカ)」、インタラクティブ作品「Pixelman」(岡田憲一)など、様々な作品が展開される。なお、1cmから100cmまでのものを集めた展示作品「長さの比較:1-100のものさし」では、身の回りにある1cmから100cmの長さのものを募集する展覧会場外企画「1-100のものさがし」を実施。展覧会企画チームが審査員となり、応募されたものの中から選ばれたものがウェブ版「長さの比較:1-100のものさし」で紹介される。
2015年02月20日東京都・清澄白河の東京都現代美術館にて、「未見の星座〈コンステレーション〉-つながり/発見のプラクティス」展を開催している。開催期間は3月22日まで(月曜休館)、開場時間は10:00~18:00、観覧料は一般1,100円、大学・専門学校生・65歳以上800円、中高生600円。同展では、世界にばらまかれた点と点の「つながり」を発見し、新たな"星座"をつかまえようとする7人の作家の試みを紹介。彼らは、今いる「この場所」と「どこか違う場所」、そして「今」と「異なる時間」にあるもの、そして「自分」とまったく縁がないと思っていた「他人」との不可視のつながりを鋭敏に感知し、その関係性や意味を、現実と想像の世界が交錯するような作品(絵画、映像、インスタレーションなど)へ転化させている。美術館近隣の眠れる水の歴史を汲みあげる志村信裕、普段見られない美術館の奥へ裏へとつながる架空回廊を立ち上げる北川貴好、未知なものとつながろうとする人間の精神を見つめる山本高之。そして、アメリカやインド、日本など世界各地をめぐり、その土地の土を使って絵を描いてきた淺井裕介は、長さ20メートルの展示室の壁や床いっぱいに各地の土と美術館界隈の土を用いて「泥絵」を描いている。さらに、同展は「地域とつながるプログラム」として、美術館近くの深川資料館通り商店街で淺井裕介や伊藤久也のプロジェクトを展開するなど、展示室の外にまで広がっている。なお、最終日の3月22日には、お気に入りの文庫本を一冊持参すると、それに志村信裕がブックカバーをかけてプレゼントしてくれる「文庫カバー屋台」(11:00より先着20名)や、淺井裕介によるクロージングイベント「泥絵の終わり」(17:00より)が開催される。
2015年02月12日東京都・初台の東京オペラシティアートギャラリーにて、プロダクト、グラフィック、建築など、スイスデザインの魅力を紹介する「スイスデザイン展」が開催されている。開催期間は3月29日まで(月曜と2月8日は休館)、開場時間は11:00~19:00(金土は20:00まで)、入場料は一般1,200円、大・高生1,000円、中学生以下は無料。同展は、日本とスイスの国交樹立150年にあわせて開催されている企画展で、両国の交流の始まりから近代デザインの草創期、多様な価値観とアイデアの展開する現在まで、約750点もの展示によって、スイスから発信されたさまざまなデザインを提示する。実用性と機能性を好み、伝統と最新技術を融合させながら手仕事的なぬくもりと美しさを愛するスイス人気質は、「スイスブランド」として現在に受け継がれており、鉄道や航空など「観光・交通」におけるデザイン、多様な領域におよぶスイスを代表する8ブランド(バリー、ビクトリノックス、シグ、ネフ、スウォッチなど)の取り組み、そこで受け継がれるデザイン理念などを紹介している。また、ル・コルビュジエ(1887~1965)とマックス・ビル(1908~94)という二人の巨匠の仕事や、バウハウスや抽象芸術の影響を受けて成立した「スイスタイポグラフィ」、スイスで最も権威のある「スイスデザインアワード」の近年の受賞者たちによる先端的な作品なども展示しており、その内容は多岐にわたる。なお、2月7日には柳本浩市(デザインディレクター、Glyph.代表)によるギャラリートークが開催。詳細は展覧会のWebサイトで確認してほしい。
2015年01月30日東京都・渋谷のパルコミュージアムにて、亜洲中西屋(ASHU)が企画製作を行い、ファッションデザイナーの山縣良和氏(writtenafterwards)と坂部三樹郎氏(mikio sakabe)がプロデュースする展覧会「絶・絶命展~ファッションとの遭遇」が開催される。開催日程は3月19日~3月30日、開館時間は10:00 ~ 21:00(入場は閉場の30分前まで/最終日は18:00閉場)。入場料は一般500円、学生400円、小学生以下無料。同展は、第32回毎日ファッション大賞特別賞を受賞した企画展「絶命展~ファッションの秘境」の続編となるもの。プロデュースを行う山縣氏の「リトゥンアフターワーズ」および坂部氏の「ミキオサカベ」のほか、ジェニーファックス(ブランド)、中里周子氏、村上亮太氏、山下琴菜氏、青木明子氏、横澤琴葉氏、吉田圭佑氏、大月壮士氏、ダニエル・サンワルド氏(フォトグラファー)などが参加する。また、プロデューサーを務める山懸氏と坂部氏は、同展の開催に際し、「ファッションは生きものです。そして絶命することにより新たな生命となり次の時代の希望となります。その希望の光を創り出すヒントとなった絶命展を「絶する(=断ち切る)」ことで、僕たちはより大きな、より純粋な光を見てみたいと思いました。絶・絶命展はファッションの生命エネルギーそのものを体感する展覧会です」とのコメントを寄せている。なお、2013年10月に開催された「絶命展」は、多くの若手ファッションデザイナーが参加し、生身のモデルによる「生の日」、マネキンによる「死の日」の演出など、ほとんど毎日変化し続ける展示内容が話題となった。
2015年01月29日多摩動物公園は2月5日~6月9日、「ネコ展──TAMA ZOOのネコたち」を開催する。○ネコ科動物に対しての知識と関心を深められる企画展同園ではこれまで、小型から大型までのネコ科動物を飼育してきた。その中でもライオンの群れ飼育やチーターやユキヒョウなど希少種の繁殖は、来園者や全国の動物園からも注目を集めるところとなっている。同展は、同園内で飼育しているネコ科の動物たちにスポットを当てた企画展。解説パネルや標本展示などを用いて、ネコ科動物の体のつくりや行動、動物園での飼育について紹介するものとなる。ネコ科動物に対して、より知識と関心を深めることができるという。開催期間は、2月5日~6月9日。場所は、多摩動物公園 ウォッチングセンター 展示ホール(東京都日野市程久保7-1-1)。
2015年01月26日CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店では1月25日まで、企画展「西川治が世界で集めた食器バザール」を開催している。○西川治氏が収集した、古今東西の食器が集合同展は、写真家、文筆家、画家、そして料理人として、テレビ・雑誌などで活躍する西川治氏が、これまで50年に渡り世界各地で集めてきた食器を一大放出する、期間限定の大食器バザール。会場には、古伊万里の大皿から現代作家もの、アジア、ヨーロッパの食器まで、白磁あり、色絵あり、塗りモノありと古今東西の食器が集合。器好きならずとも楽しめること間違いなしの企画展となっているという。開催日時は、1月21日~25日 11時~19時。会場は、CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(東京都目黒区中央町1-3-18)。また、1月24日 15時~16時には、トークイベント・西川治×日野明子「世界で集めた大皿と料理」を開催。参加無料で、定員は30名となる。
2015年01月23日写真展企画、出版事業のクレヴィスは2015年1月14日まで、渋谷ヒカリエにて岩合光昭写真展「どうぶつ家族 ~野生動物の営みから、人の暮らしとともにあるいぬ、ねこまで~」を開催している。○"生命の循環・つながり"をテーマに、写真作品約250点を展示同展は、未発表作品も含む構成の、「どうぶつ家族」約160点、ねこ約40点、いぬ約30点、パンダ約20点合計作品点数約250点の大規模写真展。ライオン・シロクマ・パンダ・イヌなどのほか、2013年夏に大盛況だった「ねこ」未発表作品も展示する。いのちを育む大自然を舞台に、野生動物の一瞬の輝きを撮り続ける動物写真家・岩合光昭は、大学在学中に訪問したガラパゴス諸島で野生の世界に魅了されて以来、世界中のフィールドを駆け巡り、生き物たちが命をつむぐ姿を見つめ続けている。同展では、世界中で生きる多様な動物たちの姿をはじめ、"生命の循環・つながり"をテーマに、写真作品約250点を紹介。家族で過ごす温かい時間や子供たちの愛くるしい表情、また時には厳しい環境の中で力強く生きる姿から、生き物が生きていける環境があることの素晴らしさを感じられる機会となるという。会期は、12月17日~2015年1月14日までで、1月1日は全館休館日のため休業。会場は、渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホールA(東京都渋谷区渋谷2-21-1)。開催時間は10時~20時。12月31日は18時閉場。1月2日は20時閉場。最終入場は閉場30分前まで。入場料(税込)は、一般800円/学生700円/中・高生、65歳以上600円、小学生以下無料。12月26日と2015年1月10日 各日11時/14時には岩合氏のギャラリートーク&サイン会も実施する。また、同展の会期中、「あなたの"どうぶつ家族"の写真」展示を実施。自慢のペットや旅先で撮った野生動物の写真など、渋谷ヒカリエ9階のどうぶつ家族チケット販売カウンターまで持参すると、会場にて展示される。その他、詳細は同展Webページにて確認できる。
2014年12月25日埼玉県は2015年1月8日~3月1日、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザにて、動物の"目線映像"に特化した企画展「どうぶつは、なにをみてるの?~目線映像とバイオロギング~」を開催する。○"動物目線"で捉えた貴重な映像の数々を紹介同展は、装着タイプの小型ビデオカメラで撮影された、動物の目線映像の世界を紹介する企画展。南極などの極地で生物の生態を独自の手法で研究し、生物の謎に迫る生物学者 ・渡辺佑基氏(国立極地研究所 助教)が撮影した貴重な映像などを用意する。会場では、野生動物に小型の記録計やビデオカメラを取り付けて動物の行動を動物自身に測らせる手法「バイオロギング(bio+logging)」で捉えた、海中を泳ぐペンギンの捕食映像やサメの目線映像などを上映。「ペンギンは海の中で何を食べてるの?」「サメは種類によって泳ぎ方やスピードが違うの?」「北海道で生活するウミドリはどんな風に飛んで、どんな風に泳ぐの?」などの疑問に答える、納得の映像が楽しめる。そのほか、富山県立山に生息するツキノワグマにカメラを装着し、森を縦横無尽に進むクマの目線や、フランスのパリ上空を飛ぶオジロワシに小型カメラを装着して撮影されたダイナミックな映像なども楽しめる。また、「みんなで体験コーナー!動物の目線を体験しよう!!」では、実際にイヌやヘビ、トリの目線カメラを動かしたり、自分に目線カメラをつけて、スペースを動きまわってみるなどの体験が可能となる。開催期間は、2015年1月8日~3月1日。会場は、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム 企画展コーナー(埼玉県川口市上青木3-12-63)。料金(税込)は大人510円、小人250円で、常設展も観覧できる。
2014年12月25日西麻布のギャラリー「ル・べイン」で12月9日より「雪の器」展が開催されている。今年が4回目の開催となる皆川明と安藤雅信のコラボレーション企画展では、“雪の器”をテーマに鍋や器などを展示する。皆川明はファッションブランド「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」のデザイナーで、家具やテーブルウエアなどのインテリアデザインも手掛ける。一方、安藤雅信は日常食器と茶胴部、彫刻的な作品も製作するアーティスト。今回発表された作品は皆川が安藤の工房に直接出向き、耐熱性の生地に雪をモチーフとする文様を描いた。また、オリジナルのキャンドルスタンド、ガラス食器などのアイテムも展示される。食卓で冬を楽しむヒントが見つかるかもしれない。併設の茶房「souen」では期間中、雪景色をイメージした茶菓子や、冬に咲き誇る花畑をイメージした飲み物を提供。またミナ ペルホネン特製の巾着とブレンド茶も販売される。【イベント情報】皆川 明+安藤 雅信 「雪の器」展会期:12月9日から24日まで会場:ギャラリー ル・べイン住所:東京都港区西麻布3-16-28時間:11:00から19:00料金:無料休館日:月曜日
2014年12月10日阪神電気鉄道のグループ会社である六甲山観光は2015年1月9日から3月18日まで、六甲山上で運営する六甲オルゴールミュージアムで、企画展「からくり人形 西洋と日本~不思議や魅力~」を開催する。○ロマンあふれる「からくり人形」の世界を堪能同展では、19世紀後半に西洋で盛んに制作された「自動人形(オートマタ)」と、日本で独自に発達した「江戸からくり」を比較しながら、それぞれの歴史や仕組みを紹介。1日7回行う実演では、出展品が実際に動く様子を見ることができる。また、それぞれの技術(金属の加工技術、木工技術など)の特徴や文化背景の違いなどをパネルで解説する。出展品の一例は、「エクリヴァン(自動人形)」、「アクロバットをするピエロ(自動人形)」、「弓曳童子(江戸からくり)」、「茶運人形(江戸からくり)」などとなる。実演が行われるのは、10時30分から16時30分までの毎時30分からで、1日7回。各回約15分間となる。また、毎時00分からはオルゴールコンサートを実施する。入館料のみで参加可能。同施設の所在地は、神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145。休館日は木曜日。営業時間は10時から17時まで。入館料は、大人(中学生以上)が1,030円(税込)、小人(4歳~小学生)は510円(税込)となる。
2014年11月18日日本科学未来館は11月29日より、企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」を開催する。チームラボはプログラマーから建築家、グラフィックデザイナーまで多彩なクリエイターが集まるテクノロジスト集団。高精細ディスプレーやプロジェクションマッピングなど、先端テクノロジーを用いた現代アートを発表し続けている。この企画展ではチームラボが発表してきたアート作品を発表する他、クリエーションの裏側も一部が公開されている。中でも、代表的な作品となっているのが「Nirvana」だ。これは高さ5メートル、幅20メートルのディスプレーで江戸時代の“升目画”を再現したもの。この画法は画面全体に無数の升目を描いたうえで、個々の升を彩色し、一つの絵を完成させている。機能的な制限が今なおCG界で人気のピクセルアートを彷彿とさせ、隣り合わせた色が遠目には混じって見える“視覚混合”の現象を巧みに取り入れた。その他、アニメーションにおけるデフォルメを3次元空間に落とし込み、光の八咫烏が飛び回る姿を様々な視点から追った「Light in Dark」。日本古来の空間認識を元に、空間上へと描いた水墨画「生命は命の力で生きている」と、そのテクスチャを引きはがして情報体としての絵画をむき出しにした「冷たい生命」などを展示。新作としてはコンピュータープログラムによって花が咲き、散り行く様を描き続けるインスタレーション作品「Untitled」が初公開される。その一方でこの企画展のもう一つの顔となっているのが、インタラクティブな遊具を一堂に集めた遊園地だ。子供たちが描いた絵を取り込んで、“3Dお絵かきタウン”では車が3Dの街を走り出し、“お絵かき水族館”では水槽内を魚がプカプカ泳ぐ。大小様々なボールが無数に転がる「光のボールでオーケストラ」では、ボールを叩いて音を鳴らしたり、色を変えたりと、みんなで遊びながらオーケストラを奏でられる。子供から大人までが楽しめるこのアート展は、チームラボでも世界初の試みとなる。日本では初の大規模展示ということもあり、この冬、多くのアートファンや家族連れから人気を集めそうだ。【イベント情報】チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地会場:日本科学未来館住所:東京都江東区青海2-3-6会期:11月29日から3月1日時間:10:00から17:00(入館は閉館の30分前まで)料金:大人1,800円小学生から18歳1,200円(土曜1,100円)小学生未満900円休館日:火曜日(12月23日、1月6日は開館)、12月28日から1月1日
2014年11月18日東京都港区赤坂の東京ミッドタウン・ウエスト フジフイルムスクエアで、蜷川実花さんの写真展「フジフイルムスクエア企画写真展蜷川実花写真展」が行われる。開催日時は11月14日~12月3日、10時~19時(入館は18時50分まで)、期間中無休。入場無料。○蜷川氏の鮮やかな色彩が会場を彩る写真家・蜷川さんは、広告やファッションの分野などでモデル・アイドル・アーティストといった幅広い人々を撮影する傍ら、写真作家として自身の作品も発表し、独特の色彩感覚とセンスで若年層を中心に支持を得ている。今回の展示では国内外の旅先で出会った花々の写真を中心に、風景写真なども織り交ぜた未発表作品を展開。寒くなりはじめ自然界にも色数が少なくなるこの時期に、大胆な構図と鮮やかな色彩感覚で撮影された写真で会場に華やかさと温かさを演出するという。
2014年11月11日地下鉄博物館(東京都江戸川区)は11月18日から2015年1月12日まで、東京メトロ協力による特別展「有楽町線開業の歴史展」を開催する。この企画展では、1974(昭和49)年10月30日の池袋~銀座一丁目間開業から40年を迎えた有楽町線にスポットを当てた。有楽町線は丸ノ内線の混雑緩和を図るとともに、池袋副都心や皇居周辺の都心部の発展拡大に対応するために建設された路線。既存の地下鉄線との交差や大規模構造物と近接する区間が多く、安全かつ慎重な施工を要したという。今回の展示では、こうした建設や開業の歴史、都心部や豊洲・新木場地区の沿線開発状況、駅の乗降人員の推移などを写真やパネルを中心に紹介する。入館料は大人210円、中学生以下100円。
2014年11月05日イデーショップ 自由が丘店は11月4日まで、Found MUJIとのコラボレーション企画「Found MUJI with IDÉE Denmark」展を開催している。○デンマークの日用品を紹介する同イベントは、スタイリスト作原文子氏がプロデュースする企画展。Found MUJI 青山とイデーショップ 自由が丘店の空間を使い、「素顔のデンマーク」を表現する。デンマークのキッチンを彩ってきた「マダムブルー」と呼ばれる青色を施した器や、デンマークの詩や言葉を使ってつくり出す、繊細なコラージュ作品。Found MUJI 青山では、デンマークの日用品をつくり出してきた職人たちのプロダクトを、イデーショップ 自由が丘店では、それぞれの作家の1点ものの作品を紹介。世界に名高いメーカーや王室御用達の品とはひと味違った、日常のデンマークを切り取る試みとなる。開催期間は、10月24日~11月4日。場所は、イデーショップ 自由が丘店(東京都目黒区自由が丘2-16-29)。営業時間は、11時30分~20時(月~金)、11時~20時(土日祝)。また、同時開催のイベントとして「木寺紀雄 写真展」も実施。今回の企画にカメラマンとして参加した木寺紀雄氏による、デンマークの日常風景を切り取った写真作品を展示する。展示作品の販売も行う。開催期間は、10月24日~11月4日。会場は、イデーショップ 自由が丘店。
2014年10月28日東京ミッドタウン・ウエストのフォトギャラリー・ショップ「フジフイルムスクエア」にて写真家・蜷川実花の個展「フジフイルムスクエア企画写真展 蜷川実花写真展」が11月14日から開催される。12月3日まで。広告やファッションの分野で活躍し、モデル・アイドル・アーティストなど幅広く撮影しながらも、自身の作品制作も同時進行し写真作家として作品を発表している蜷川実花。最近でもコスメブランド「シュウウエムラ(shu uemura)」とコラボレーションするなど精力的に活動を行っている。同展では、国内外の旅先で出合った花々を中心に風景なども織り交ぜ、大胆な構図と鮮やかな色彩感覚を持つ同氏の世界観を存分に表現。また今回初披露となる未発表作品も展示される予定だ。【イベント情報】フジフイルムスクエア企画写真展 蜷川実花写真展会場:FUJIFILM SQUARE住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウエスト会期:11月14日から12月3日時間:10:00から19:00入場無料
2014年10月23日鉄道博物館(埼玉県さいたま市)は11月22日から、東京駅開業100周年記念の特別企画展「100年のプロローグ」を開催する。今年12月20日に開業100周年を迎える東京駅の、開業に至るまでの変遷を写真と資料を通して振り返る。1872(明治5)年、日本最初の鉄道が開業した際は新橋停車場が起点となり、東京から西日本へ向かう路線のターミナルとして成長した。その後、方面別に上野・飯田橋・両国橋といったターミナルが開設され、それらを集約する形で中央停車場(現在の東京駅)の建設が計画され、1914(大正3)年に完成したという歴史がある。当時、国内では都市部での高架鉄道の建設経験がなく、ドイツ人技師が高架鉄道の設計指導と中央停車場のレイアウト・建築の提案を行い、明治建築界を代表する建築家の辰野金吾が、そのレイアウト案をもとに壮大な駅舎を設計した。今回の企画展では、中央停車場開業前の各ターミナル駅や、後に建設された高架鉄道の古写真、辰野金吾設計による丸の内駅舎の完成予想図など、数々の興味深い資料を展示。中央停車場設計時に作成された図面「中央停車場西立面図」も初めて公開する。会期は2015年2月16日まで。一般1,000円、小中高生500円、幼児200円の入館料のみで観覧できる。
2014年10月23日井の頭自然文化園では2015年1月12日まで、水生物園開園80周年記念企画展「武蔵野の郷土を語る小さな動物園の歩み」を開催している。○現在に至るまでの飼育生物や施設の変遷などを紹介今から80年前の1934年5月5日、井の頭自然文化園の前身である井の頭恩賜公園動物園が、現在の水生物園の場所に開園した。同展は、その開園80周年を記念した企画展となる。水生物館内特設展示場では、現在に至るまでの飼育生物や施設の変遷、保全と環境教育に関わる取り組みなどをパネルで紹介。また、ムサシトミヨやタガメなど、水生物館開館当初に飼育していた水生生物の展示や、1947年に水生物館で撮影されたムサシトミヨの繁殖行動の記録映像「魚の愛情」の上映を行っている。さらに今後、昔と今の園内の様子が比べられるパネルを水生物園内の各所に設置する予定(現在準備中)。武蔵野に親しみのある動物の展示に始まり、今なお「郷土を語る小動物園」として多くの人々に愛され続けている水生物園の歩みを観覧できる機会となる。会期は、10月11日~2015年1月12日。会場は、同園 水生物園水生物館特設展示場(東京都武蔵野市御殿山1-17-6)。展示生物は、ムサシトミヨ、タガメ、ゲンゴロウ、オオクチバス、アカハライモリ、ウシガエル。
2014年10月22日富士フイルムは、写真家・蜷川実花の個展「フジフイルムスクエア企画写真展 蜷川実花写真展」を開催する。会期は11月14日~12月3日、開館時間は10:00~19:00(入館は18:50まで)。会場は東京都・六本木 東京ミッドタウン内のフジフイルムスクエア。入場無料。同展は、主に広告やファッションの分野で活躍し、モデル・アイドル・アーティストなどを幅広く撮影する一方、自身の作品制作も行っている写真家・蜷川実花の個展。今回は、国内外の旅先で出会った花々を中心に、風景などを織り交ぜ、大胆な構図と鮮やかな色彩感覚を持つ同氏の「進化形」を表現した未発表作品が展示されるとのこと。なお、蜷川実花は東京都生まれの写真家・映画監督。活動開始から毎年写真集を発表し、現在までに80冊近くを出版。2007年公開『さくらん』は第57回ベルリン国際映画祭および第31回香港国際映画祭の正式出品特別招待作品となった。木村伊兵衛写真賞、大原美術館賞(VOCA展)、ひとつぼ展グランプリなど数々の賞を受賞。2014年には、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事に就任。
2014年10月16日東急百貨店本店は、創業80周年記念企画として、イラストレーターの永井博氏の個展「HIROSHI NAGAI EXHIBITION 永井博アート展」を開催する。会期は10月23日~28日、開場時間は10:00~19:00(※最終日は17:00閉場)。会場は東急百貨店本店 3階 イベントサロン。入場無料。同展は、故・大滝詠一氏の名盤「ロング・バケイション」のジャケットイラストレーションなどで知られる、イラストレーターの永井博氏の個展。同氏自身がセレクトした作品の原画をはじめ、永井氏をリスペクトしている次世代のクリエイターとのコラボレーションアイテムなどを展示する。また、同展のために特別に描き下ろされた「渋谷」をモチーフにした新作原画の展示とともに、約70点の原画や複製版画などを展示・販売。加えて、Tシャツやクリアファイルといった雑貨やステーショナリーなどの新作グッズも先行販売される。そのほか、永井氏が来場し、展示作品を解説しながら展観するギャラリーツアーを開催。実施日時は10月25日 15:00~/16:30~(計2回/各回20分程度)。作品が描かれた背景やモチーフ、当時のエピソードなどが本人から語られるということだ。なお、永井博氏は1947年生まれのイラストレーター。グラフィックデザイナーを経て、1978年よりフリーのイラストレーターになる。大滝詠一氏のアルバムジャケット「A LONG VACATION」や AORコンピレーションCD「breeze シリーズ」などのジャケットイラストレーションをはじめ、デザインや音楽評論、FM ラジオのパーソナリティーなど多岐にわたり活動している。
2014年10月15日国土交通省 荒川下流河川事務所が運営する荒川知水資料館は11月14日まで、企画展「雨といきもの展」を開催している。○日本の雨の特徴、雨に関する研究成果などを紹介同展は、大学の学生や教員、気象キャスター、展示プランナー、デザイナー、国土交通省の職員ら有志のメンバーからなる「水の巡回展ネットワーク(JAWANET)」により企画・開発された巡回企画展。「いきものにとっての雨の恵み」をテーマとし、日本の雨の特徴、雨に関する研究成果などを紹介する。また、雨といきものに関する絵本展示やクイズ、雨音の楽器などの体験展示、映像で降ってくる雨の言葉と触れ合うインタラクティブ展示"ことばあめ"などを展示。普段と違った視点から雨を眺め、雨とのつきあい方について考える機会を提供するという。展示期間は、10月7日~11月14日。場所は、荒川知水資料館2階。開館時間は、9時30分~17時。入館は閉館時間の30分前まで。休館日は毎週月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日。料金は無料。
2014年10月10日日本科学未来館は、チームラボと日本テレビ放送網、BS日テレとの共催により、企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」を開催する。会期は11月29日~2015年3月1日(火曜日と12月28日~1月1日は休館、12月23日と1月6日は開館)、開場時間は10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)。会場は東京都・お台場の日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン。入場料は大人1,800円、18歳以下1,200円、小学生未満900円。同企画展は、チームラボがこれまでに発表したデジタルアート作品や遊園地作品のほか、新作2点を含む計14点を一度に体験できるというもの。「踊る!アート展」と「学ぶ!未来の遊園地」のふたつのゾーンで構成され、「踊る!アート展」ゾーンでは、江戸中期の画家・伊藤若冲の作品をモチーフとした代表作「Nirvana」が高さ5メートル×幅20メートルで展示されるほか、無限に広がる空間に花が描かれ続けるという新作のインスタレーション作品が展示されるなど、迫力満点の映像美を体感できる空間が展開される。一方の「学ぶ!未来の遊園地」ゾーンでは、日本テレビの番組「スッキリ!!」の企画として、数カ月にわたり制作過程が放映された新作「3Dお絵かきタウン」が初公開されるほか、紙に描いた魚が泳ぎだす「お絵かき水族館」や、体験型のインタラクティブ作品「天才ケンケンパ」、「光のボールでオーケストラ」などが展示されるということだ。
2014年10月10日11月28日より東京・上野の森美術館にて開催される企画展「進撃の巨人展」に先がけ、10月6日より一週間限定で都営大江戸線六本木駅ホームにて同展のデジタルサイネージ広告が掲出される。デジタルサイネージ広告のビジュアルは、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で諫山創氏が連載中の漫画『進撃の巨人』に登場する巨人たちの"食事中"シーンだが、「※自主規制中」と書かれているとおり、劇中とは異なるハンバーガーやピザ、ホットドックなどへ大胆な画像処理が施されている。展開されるビジュアルは全4種類。作品の世界観を存分に体感できる「進撃の巨人展」は、好評につきすでに開催初日のチケットは完売。同展が初の展示となる諫山氏の生原画や特別描き下ろし原画の公開はもちろん、1分の1リアルスケールでを立体造形化された「超大型巨人」も見どころ。そのほか、アニメ声優陣録り下ろしによる音声ガイド(エレン、ミカサ、アルミン、リヴァイ、ハンジ)やバーチャルに兵団の一員となって「立体機動装置」の浮遊感が体験できる「Oculus Rift」による360度の3Dシアター、さらには作品への世界へ誘う全身体感型オープニングシアター「上野、陥落の日」などが用意されている。会期は11月28日~2015年1月25日で、11月28日、29日、30日は先行公開日。約二カ月にわたる会期のうち12月1日~31日が前期日程、2015年1月1日~25日が後期日程となる。詳細は公式サイトまで。(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人展」製作委員会
2014年10月03日東京都文京区の東京ドームシティに今夏オープンした宇宙ミュージアム「TeNQ(テンキュー)」は、10月9日~2015年2月15日に企画展「TeNQ×ウルトラマン企画展~宇宙怪獣から読み取るメッセージ~」を開催する。○名シーン・名ストーリーから宇宙と人類に思いをはせる同企画展には、円谷プロダクション協力のもと、初代『ウルトラマン』世界の怪獣たちが登場。宇宙怪獣たちのストーリーから発せられるメッセージを来場者と一緒に読み取り、"宇宙における地球や人類の立ち位置やあり方"について想像を膨らませるような展示を行うという。宇宙忍者 バルタン星人「20億3000万の大移住計画~共存できますか?~」では、狂気した科学者の核実験によって母星を失い、20億3000万もの同胞を乗せた宇宙船で宇宙を漂流してきたバルタン星人の「地球への大移住」がテーマ。「友好的な交渉をすることで人類はバルタン星人を迎えることができたのか」を考察する。三面怪人 ダダ「人間標本~人類は下等生物なのかもしれません~」では、「"IQ145生命体反応898"の基準に合った地球人」をミクロ化し、標本として集めるために地球にやって来たダダが、「なぜ地球人の標本を必要としていたのか」を展示を通して考察する。宇宙恐竜 ゼットン「ウルトラマン敗北の日~人類の可能性は無限です~」は、40年にわたり地球を狙い続けてきたゼットン星人がテーマになっている。彼らが打倒ウルトラマンを果たすため送り込んだ「宇宙最強怪獣ゼットン」は、ウルトラマンには勝利したものの、科学特捜隊の試作爆弾によってあっけなく倒されてしまう。このことから、「人類には無限の可能性がある」というメッセージを含めた、ウルトラマンが敗北し倒れているシーンの展示が行われる。凶悪宇宙人 ザラブ星人「変身と偽装工作~その争い、敵は他にいるのかもしれません~」は、偽装工作をした上で科学知識をアピールして地球人の信用を得るとともに、「にせウルトラマン」に変身し破壊活動を行うことでウルトラマンと科学特捜隊の信用をなくそうとしたザラブ星人がテーマ。「地球人同士の争いはもしかしたら地球人を消耗させ、自滅に追い込ませようとたくらむ外的な力が働いているのかもしれない」と考えさせる展示になっているという。棲星怪獣 ジャミラ「故郷は地球~宇宙開発は何のためでしょうか~」では、宇宙船の事故によって母国に見捨てられた宇宙飛行士・ジャミラが、生き延びるうちに体質変化し怪獣となり地球に復讐するストーリーをうけ、「人類の宇宙開発の向かうところは本来どうあるべきなのか」を考察する。悪質宇宙人 メフィラス星人「宇宙人会議~地球は人類の心に託されるかもしれません~」では、"地球を狙う宇宙人たちが連合して地球侵略の作戦をまとめ上げた"という設定を受け、観客参加型で宇宙怪獣たちの「人類の心を効果的に攻撃し、地球を差し出す気持ちにさせる」作戦に対してどういった対応をするべきかを考察する。また、11月6日から開催される「東京ドームシティウィンターイルミネーション」においても、同企画展とコラボレーションしたイルミネーション「ウルトラマンロード」を展開する。会場は東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームシティ内黄色いビル6F「TeNQ」。営業時間は平日11時~21時、土日祝・特定日10時~21時(最終入館20時)。無休。入館チケットは日時指定の事前購入制(空きがある場合のみ当日券を発券)。料金は一般1,800円(税込)、大学生/高校生/専門学校生1,500円(税込)、中学生/小学生/未就学児(4歳以上)/シニア(65歳以上)1,200円(税込)。4歳未満の入館は不可。
2014年10月02日