メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「マジメで穏やか、良い夫なのにイライラしてしまう」という、まりんさん(42歳・会社役員)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。■まりんさんのお悩みはじめまして。まりんと申します。悩みは、主人との関係についてです。結婚して15年が経ち、中学生の子供が2人います。下の子供が中学生になり、私が手を掛けることが少なくなり「ふっと」主人に目が行くことが増えました。自分自身が忙しかった時はあまり感じなかったのですが、これといった趣味もなく、社交性もなく、家と仕事と毎日の晩酌だけの毎日。自分からどこへ行きたいと言う訳でもなく、これからの人生をどうしたいとの思いもない人です。旅行や外食、全てにおいて決めるのは全部私。家計のお金や私の買い物、遊びに出ることにも一切口をだしません。ニコニコと行っておいでと言ってくれるし、私のやる事にも一切反対せず、がんばりな、と応援してくれます。仕事にもマジメでとても良い主人だとは思います。しかし、見ていてなんだか物足りないのです。出世欲もなく、お金に対してもそれほど執着もなく、とにかく、欲がなく何が楽しくて過ごしているのかもわからないんです。そして、見ているとイライラして一緒にいても楽しくないのです。主人は私の事をとても大事にしてくれており、離婚は一切考えていないと言っています。そんなに大事にしてくれているのに、私がこんな気持ちで一緒にいていいのかと思うようになりました。離婚をする気はないのですが、一緒にいるのが今は苦しいのです。どうしたら良いでしょうか。アドバイスをよろしくお願い致します。■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんよりまりんさん、こんにちは。ご主人にイライラして、一緒にいても楽しくない。一緒にいるのが苦しい…。それは、ちょっとしんどい状況ですね。思わず、これからどうしようかな、と考えてしまいますよね。まりんさんは、どうされたいのでしょうか?ご主人にどれだけ大事に思われていても、お子様がいらっしゃったとしても、人生のすべてを自分の自由に選んでいいとしたら、まりんさんは、誰とどこでどんな人生を生きたいでしょうか?お子様に手がかからなくなった今だからこそ、まりんさんの人生にとって大切なことにゆっくりと気づくチャンスとして、このお悩みがまりんさんの元へやってきているのではないかなと感じました。趣味もなく、毎日仕事と家の往復で、ご自宅での晩酌が楽しみ。欲もなく、旅行や食事にも意見を持たず、奥さまにお任せのご主人。そんなご主人を見ているとイライラされるとのことですが、その時、まりんさんの心の中では、どんなセリフが渦巻いているのでしょうか? 「もう! そんな人生の一体どこが楽しいの!?」「もっとリードして、私のことを楽しませてよっ」「そんなに人生を無駄にしていたら、もったいないっっ」こんな感じでしょうか? あるいは、「何でもかんでも人任せにして、自分の意見はないのっ!?」「全部、私が決めるのは疲れた。もっとしっかりしてよ」「このままあなたといたら、私の人生がつまらなくなってしまいそう…」こんなセリフも出てきそうでしょうか?「イライラする時」、実はそれは、心の奥で「何かをこわがっている時」ということが多いです。もしも、まりんさんが、そんなご主人とこのままずっと一緒にいたとしたら、どうなってしまいそうでこわいですか?もしもこのままご主人が、「すべて任せるよ」と言い続けたとしたら、どんなことにイヤなことになってしまいそうでしょうか?本当は、何かが不安だったり、本当は何かがちょっとさみしかったり、本当はもっとご主人に頼りたかったり…。そんなお気持ちがひょっこり顔を出したりは、しませんでしょうか?まりんさんの文章から、まりんさんはお仕事で活躍し、周りからも評価され、子育てをしながら、趣味や友人関係を楽しんでいらっしゃる方なのかなと想像いたしました。楽しむこと、活躍すること、欲しい結果を手にすること。それらについて、素晴らしい才能をお持ちの女性のようにお見受けします。心屋塾では、捨ててきた自分、なかったことにしてきた自分を見せてくれる人を「神」とか「師匠」とよんでいます。つまりご主人は、まりんさんにとって「神」であり「師匠」なのかもしれませんね。だとすれば、まりんさんがご自身の人生で「こんなんじゃいけない」と捨ててきたのは、一体ご自分のどんな一部なのでしょうか?そんなに前へ前へ進まなくてもいいよ。そんなに外へ外へ求めなくてもいいよ。つまらなくてもいいんじゃない。のんびりしてもいいじゃない。そんなに人を引っ張っていこうと頑張らなくてもいいよ。もっと任せて、頼ってもいいんだよ。そう言われると、まりんさんはどんな気持ちになりますか?本当は心の奥の奥のほうで求めているけれど、「そんなふうになってはダメ」とフタをしてきたものが、そこに見つかったりはしませんでしょうか?ご主人は、特別なものを持とうとしなくても、特別に楽しい時間を追い求めなくても、すべてが自分の思い通りにならなくても、それでも不安にならず、人生が素晴らしいものであることを知り、奥さまやご家族の幸せを心からの喜びに感じることができる。そんな大きな器をお持ちの方のようですね。まりんさんにとっては、「人生を損している」ような生き方に見えるかもしれませんが、ぜひ一度、「神」であり「師匠」である、ご主人の生き方を真似してみていただけませんか?そして、もしも先ほどの質問で、何かをこわがっている気持ちが出てきたとしたら、「損をする」覚悟で、それをご主人に素直に打ち明けてみてください。もちろん、ご主人を愛せなければ、離婚してもいいのです。まりんさんの人生ですから、ご自身の気持ちを一番大切にすればいいのです。ただその前に、ちょっとだけ、「師匠」が見せてくれている「捨ててきた自分の一部」に気づいてみようとしてみてほしいのです。きっとそこには、まりんさんが今まで知らなかったような大きな安らぎやお金では手に入れられない豊かさが広がっていて、まりんさんを新しい幸せで包み込んでくれるのではないかなと思います。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年10月04日暮らしまわりのスタイリストとして活躍する伊藤まさこさんは、実は「さりげない気配りの達人」。その絶妙な“気配り”の秘訣、そして周囲の人からの、伊藤さんの「気配りエピソード」を紹介します。***18時からのオフの時間は、「友人たちとの食事を楽しむことが多い」と伊藤さん。アトリエにはよく友人が集まり、その楽しそうな様子は彼女のインスタグラムでも垣間見られる。「人を招いたときに気をつけているのが、ゲストを緊張させないこと。我が家に到着したら、すぐに自由に過ごしてもらえるように工夫をしています」例えば、グラスやカトラリーははじめから用意し、誰でもすぐ手にできる場所にセット。食事が始まれば、伊藤さんも一緒にテーブルについて、おしゃべりに興じる。ゲストがくつろげるように、丹念な準備をしているのだ。また、楽しかった様子はSNSにもアップ。「多くの人が目にするものだから、言葉は選んでいます。アップする写真も、見て楽しい、おいしそうって思ってもらえるものだけと決めていますね」とはいえ、耳に心地よいことばかりを並べて済ませているわけではない。言いにくいこともちゃんと伝えるようにしている。「おかしいと思ったら、すぐその人に伝え、それで終わり。引きずりません。思ったことをいつ伝えるかも大切にします」そんな伊藤さんのことを、料理家の坂田阿希子さんは「温かさのあるカジュアルな気配り名人」だと話します。「とにかくフットワークが軽いんです。SNSで彼女が和菓子をアップしていたので“食べたい”とコメントしたら、すぐに差し入れてくれて(笑)。不思議なことに、彼女の行動からは、これは特別なことじゃないのという雰囲気を感じとれるから、お返ししなきゃと思わず、素直に受け取れるんです」つい最近も料理の差し入れをもらったという坂田阿希子さん。伊藤さんには、男らしさと女らしさが共存しているとも話す。「愛猫が亡くなってしばらく経ったとき、“娘と庭で摘んだから”という簡単な手紙と一緒にブーケを玄関のドアにかけてくれていたことがあって。その心遣いが本当に嬉しかったんです。悲しんでいた私と適度な距離を保つ男前な感じと、花や料理にこめられた女らしさと。そんなバランスがちょうどいい人なんです」◇伊藤まさこさん暮らしまわりのスタイリストとして活躍する傍ら、旅や食にまつわる本も出版。ほぼ日刊イトイ新聞のサイトでは、お弁当の連載も担当する。『ちびちび もぐもぐ お酒とごはん』(PHP研究所)は11月に発売。◇坂田阿希子さん料理家。「studio SPOON」主宰。雑誌や書籍で活躍しながら、料理教室も開催。著書『わたしの作りおき便利帖』が発売されたばかり。※『anan』2016年10月5日号より。写真・馬場わかなスタイリスト・伊藤まさこ取材、文・野村紀沙枝
2016年09月29日スタイリング、そしてそのライフスタイルも支持されるスタイリストの伊藤まさこさん。彼女を知る人々は、「さりげない気配りの達人」と、伊藤さんを評します。ご本人への取材から見えてきた、気配りのコツとは。***大人ならではの気配りができる人を取材するなら?編集部の周辺できいてみると、みんな口を揃えて伊藤まさこさんの名を挙げる。それを本人に伝えると、「自分では普通のことをしているだけなので…。でも、そう言っていただけるのは嬉しいですね」と少し照れ笑い。伊藤さんの言う“普通のこと”とは、とてもシンプル。それは自分がされて嬉しいことを相手にするということ。「されて嫌なことは、絶対にしないようにしています。ただそう考えているだけだから、無理なく自然と動けているのかもしれない。私自身、気を使わせるのが苦手な部分もあるので、やりすぎないようにはしています」そんな絶妙な塩梅の伊藤さんの気配りをいくつか例に挙げてみると…。近所のホームパーティには、シャンパンをワインクーラーに入れて持っていき、相手に氷を用意させないように。あるときは、家の庭で摘んだミントでブーケを作って、お裾分けの惣菜と一緒にプレゼントと、まさに人柄溢れる温かな心遣い。この発想は、心の余裕から生まれるらしい。「いつもどうやったら気持ちよく過ごせるかを考えているんです。自分が機嫌よくいられれば、誰に対しても自然と心配りができると思うから。だから仕事は18時には終わらせて、その後はきっぱりオフの時間に。時間の使い方は潔いタイプかも。あと、悪口や噂話も苦手だから、ネガティブなことは言わない。こうやって、常に自分を健やかにしておくことが、大切だと思うんです」そんな伊藤さんに、誰もがふっと笑顔になれる贈りものアイデアを教えてもらうと、驚き・手間・備え・組み合わせ、この4つのキーワードが浮かんできた。なかでも、伊藤さんが一番大切にしているのが、手間をかけること。「特に目上の方になりますが、みなさんおいしいものや高価なものをよくご存じなんですよね。だからあえて手作りのものを差し上げています。自分の手足を動かして用意したものって、案外喜んでもらえるんですよ」その代表的なものが、手作りのお弁当。詰めるおかずは、作り慣れている和惣菜を4~5種ほど。お弁当箱やお箸は使い捨てを選び、食べた後の返却などで相手をわずらわせないようにしている。この優しいひと手間が、伊藤さんらしい気の配り方。さらに、料理上手ならではのおみやげも。「よく海外に行くんですが、毎回みんなの分のおみやげを買って帰って配るのは正直難しい。だから、持ち帰った現地の食材で料理を作り、おみやげ代わりに友人を招待。旅先での話も自然とはずみます」贈りもの上手の伊藤さんが、ものをいただいたらどうする?「できるだけお礼状を書くようにはしていますが、なかなか手紙を出せないときもありますよね。そういう状況にあるなら、すぐに電話をかけるようにしています。嬉しかったことは、早く伝えたくなっちゃうんです」◇伊藤まさこさん暮らしまわりのスタイリストとして活躍する傍ら、旅や食にまつわる本も出版。ほぼ日刊イトイ新聞のサイトでは、お弁当の連載も担当する。『ちびちび もぐもぐ お酒とごはん』(PHP研究所)は11月に発売。※『anan』2016年10月5日号より。写真・馬場わかなスタイリスト・伊藤まさこ取材、文・野村紀沙枝
2016年09月29日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「前夫が不倫相手と幸せなのが、納得できない」という、まりさん(45歳・介護職)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■まりさんのお悩み小学生の息子を持つシングルマザーです。仕事、友人、家族にも恵まれ、子どももとても良い子に育っています。幸せだと思わないといけないのですが、悩みの種は前夫とその不倫相手の事です。2人は私達夫婦が離婚した後すぐに再婚しました。その後、前夫は昇進し経済的にも恵まれ、子どももでき、義理両親達からも可愛がられているようです。 どうして他人を不幸にした人間が幸せになれるのでしょうか? 過去は忘れ、憎む気持ちは持たない方が良いことはわかっているつもりです。嫉妬は何も生まないし囚われてもいけない、そうわかっていても、2人の不幸を願わずにはいられません。息子を見ていると本当は父親に会いたいのでしょうが、最近はあまり口にしなくなりました。 子どもも幸せにしてあげたいし、私自身もスッキリとした気持ちで毎日生活したいです。私は心をどう持って生きて行けば良いのでしょうか? ■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりまりさん、こんにちは。心屋塾の坂崎ひでこです。不倫して、まりさんと息子さんを裏切った前夫が、不倫相手と堂々と結婚して、幸せだなんてスッキリしないですよね。せめて、自分よりは、不幸でいてくれないと、腹立たしいですよね。ですが、現実では、前夫は幸せそうです。心屋では、よく「神」という言い方をします。自分がゼッタイにダメだと思うことを平気でする人を「神」と呼んでお手本にします。前夫は、家族を裏切って、自分の「好き」を一番優先しました。そして、仕事、お金、子ども、家族に恵まれています。一方、まりさんは、誠実に、まじめに、生きてこられたのでしょう。お子さんもとても良い子に育っていらっしゃる。それは、とてもすばらしいことです。ですが、ひょっとしたら、相手の気持ちや立場を思いやり、優先して、ご自身の気持ちは後まわしにしてしまう傾向があったかもしれませんね。そのまま前夫のマネをして、不倫しろということではありません。前夫の腹立たしい行動の中に、まりさんがスッキリするヒントがあるということです。まりさんが、強く否定してきたもの。それを少し採用する時期がきたようです。 まりさんの前に、新しい世界の扉があると、思ってみることはできますか?「自分を一番優先してもいい」という扉。「他人を犠牲にして自分が幸せになってもいい」という扉。「私は、他人を犠牲にしても罰をうけないらしい」という扉。とても悔しくて、受け入れがたい、価値観だと思います。「してもいい」と声に出すことから、試してみませんか?と、ここまで書いてきましたが、前夫の幸せそうな様子を聞けば、スッキリしないのは、当然で、しばらくは、そんな気持ちが続くのも、無理もないことです。過去を憎み続けても大丈夫です。「嫉妬は何も生まないし、囚われてもいけない」これも、疑ってみましょう。そういう気持ちを持ってはいけないと思っても、心の中にすでにあるのですから。2人の不幸、とことん、願ってもいいと思いますよ。だって、悔しいですもの。ダメだとおさえつけるほど、くすぶり続けます。私の場合、離婚の原因は、不倫ではありませんでしたが、「この人はもうダメだろう」と思っていた元夫が、数年後に再婚して、仕事もお金も妻の家族とも順調なのをノロケる手紙が届いて数年は腹立たしかったし、相手の不幸を願いました。そして、私といたら、ダメになっていた人が、別の人と結婚したら、ちゃんとしている。私が悪いということか? と、別の意味でも落ち込みました。時間の経過のおかげもあるでしょう。嫉妬や相手の不幸を願う気持ちが自分の中にあることを認めるようにしたら、苦しい気持ちは、ずいぶん減りました。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年09月27日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分に自信を持つことができない」という、月見うどんさん(28歳・公務員)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■月見うどんさんのお悩み自分に自信が持てません。発達障害持ちだし、扶養しなきゃいけないワーキングプアの両親がいるし、私自身の見た目も、昔から酷い言われ様でした。他人も、家族も、私はキモいのだそうです。 人と好き合ってみたいし、愛する旦那さんが欲しいと思うようになってきたけれど、自分の良いところが自分の欠点を補えるとも思えない。 旦那さんができたとしても、私なんかでは幸せにしてあげられないし、誰がこんな“要扶養両親”付きで 可愛くもなく、8割り遺伝する発達障害持ちの女を好きになるだろうと思うと、そんな人はいないな、と思うのです。 10歳くらいから、生きる事は辛いことでしかありませんでした。できるだけ早く、望めるなら穏便に死にたいと思います。死んでいく想像は楽しいことで、ああ、やっと楽になれるんだなぁ、と思います。 それでも、親のために生きて、金を稼がなければなりません。とっくの昔に死にたいのに。 今後、生きることが幸せに感じられるようになるのでしょうか。こんなゴミのような自分でも、人を愛して愛されるような現象がおきると、どうやったら信じられるのでしょうか。 女のくせに、女の子のように振る舞えません。男の人のような低音ボイス、振る舞いをしている方が安心します。この世に安心できる所が、どこにもありません。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより月見うどんさん、こんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。誰かから愛されるのはそれほど難しいことではありません。どうすれば人から愛されるかといいますと、ポイントが2つあります。・「私のことをちゃんと愛して欲しい」と相手にしっかり伝えること・「私はちゃんと愛されている」と自分がしっかりと感じていることそれが簡単にできないから悩んでいると怒られそうですが、もう少しだけおつき合いください。何を私が伝えようとしているのか、それは今いるこの世界は「思い込み」でできているということです。 大切なことなのでもう一度言いますね。今月見うどんさんが過ごしている毎日は「思い込み」なのです。何を思い込んでいるかといいますと、・自分に自信がないという思い込み・発達障害を持っていると、結婚できないという思い込み・扶養しないといけない親がいるという思い込み・自分の見た目があまり良くないという思い込み・旦那さんを幸せにできないという思い込み・私は可愛くないという思い込み・発達障害は遺伝するという思い込み・私はモテないという思い込みまだまだたくさんの思い込みがありますが、キリがないのでこれくらいにします。月見うどんさんはこうやって毎日たくさんの思い込みをつくっては信じているのです。今いる世界が自分が勝手に思い込んでいるだけだとしたらどう感じますか? ありもしないものを恐れているだけだとしたらどう感じますか? つまり月見うどんさんは今「おばけがそこにいるよ」って言われて怖がっているだけなのです。実際には「存在していないもの」に恐怖を感じているだけなのです。そしてこの思い込みが作り出したお化けを、月見うどんさんだけではなくてこの世で生きている人すべての人が怖いと思っています。自分で勝手にお化けを作り出して、自分が作ったそのお化けに怯えながら生活をしているのです。そして残念ながら、自分自身が作り出したお化けから逃れられる人はいません。みんなこのお化けに怯えながら生きているのです。では月見うどんさんはどうすればいいと思いますか? この思い込みお化けは残念ながらずーーっと居座り続けます。「私は幸せになれない」という思い込みお化けがでたらどうしますか? お化けが怖いと逃げますか? それとも本当にお化けかどうか立ち向かって確認してみますか?どちらも月見うどんさんの人生なので自由です。ただお化けが怖い怖いと逃げ回ってばかりでは、先に進みません。本当に幸せになりたいなら、やってみたいことがあるなら、そのお化けに立ち向かってみてはどうですか?どうやって立ち向かうかは最初に書いた2つのポイントです。・「私のことをちゃんと愛して欲しい」と相手にしっかり伝える・「私はちゃんと愛されている」と自分がしっかりと感じる自分なりのやり方で大丈夫ですのでぜひやってみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年09月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「かまってちゃんを卒業したい」という、みかさん(27歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。■みかさんのお悩み彼に対してかまってちゃんが治りません。私はすぐ会いたくなるし、一緒にいてもいつもスキンシップを取りたくなります。しかし彼はそういうのはあまり好きじゃないので、かまってちゃんだね、まだ子どもだね、と言われます。かまってちゃんを卒業してお互い自立した良い関係を築きたいのですが、どうしたら彼のことばかり考えずにいられるのかがわかりません。また、ちょっとしたことでも不安があると落ち着かず、電話占いに頼ってしまいます。金銭的にも厳しいこともあり辞めたいのですが、不安になったり寂しくなったりすると電話占いに頼ってしまいます。自分自身で解決していくにはどうしたらいいのでしょうか。自立できないと結婚も難しいのではないかと、さらに不安が募り、つらい毎日です。■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんよりみかさん、こんにちは、サトーマサトです。僕は男性ですので、今回はどちらかといえば男性視点からの回答です。女性から恋愛・パートナーシップに関する相談を受けると、「へえーっ!?女性ってそう考えるんだ」と目から鱗が落ちることがあります。西野カナさんのヒット曲 “トリセツ” 聴いた事あるでしょうか? 恋する女性の「彼がこうしてくれたら嬉しいのに…」が歌詞になってる曲です。多くの女性は共感するようですが、男性からすると「えっ!? そこ? 気づかないよ」と全く理解できなかったりします。このように、恋愛・パートナーシップにおいて、男性と女性とでは・大事にしている事・愛情表現としていている事が大きく違っているのです。世の中の多くの男性が、「大事にしている事」「愛情表現としてやっている事」で、女性が特に気づきにくい事があります。それは「仕事をがんばること」です。仕事で成功する・社会的地位を得る・安定した収入を得る・パートナーに贅沢をさせる…。男性はパートナーの女性に対して真剣であればあるほど、その傾向は強くなります。ストレートに言葉で愛情表現することが苦手なくせに、がんばっている姿を女性に褒めてもらいたい、成功を一緒に喜んで欲しい…、なんて思っています。女性からすると「えっ!? そこ? がんばるところが違う!」と思いませんか? 連絡がない・変化に気づかない・気持ちを理解してもらえない・一緒にいる時間が少ない…。女性は、男性の心が自分に向いていないと不安になりますよね。男性が女性のために、仕事をがんばってしまえばしまうほど、女性は不安をかかえます。そして「彼が大事にしてくれない」と思うようなり「私から気持ちが離れた」と思ってしまう場合があります。気持ちのすれ違いが生じてしまうのです。 そこで、みかさんにやってもらい事があります。彼が恋愛関係を続けるために「大事にしている事」「愛情表現としてやっている事」を調べてみてください。つまり、彼の “トリセツ” を把握するのです。もしかしたら、みかさんが想像しているものと全く違うことを彼は大事にして、みかさんへの愛情を示しているかもしれません。彼がみかさんのためにしている事に気づかず、見過ごして不安になり「もっと愛情を示して欲しい」と彼を困らせている可能性はありませんか?彼からの愛情表現に気がつけば、「実は私は愛されていた」と不安・寂しさを抱えることも少くなりなります。あと、みかさんが「彼に気づいて欲しい事」があるように、彼にもまた「みかさんに気づいて欲しい事」ことがあるんですよ。そんな彼の気持ちにも気づいてあげられるといいですね。お互いの大事にしていることを理解しあえれば、自立した良い関係を築けるのではないでしょうか。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年09月13日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分も娘も内気な性格」という、ののさん(38歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■ののさんのお悩み小学3年生の娘がいます。娘は内気で、自分から話しかけることが少なく、クラスでは一人で過ごすことが多いようです。2年の1学期途中からいじめのようなことがありました。すぐに親が出ていいのかわからず、「嫌だと言ってみよう」と伝え、しばらく様子をみていましたが、本人は言えず、悩んだ末、3学期になって私が先生に手紙を書きました。 先生はすぐに対処してくれましたが、その後も娘は行きたくないということがありました。 先生はなぜ長い期間気づかなかったのだろうか… という思いがあり不信感が大きくなりました。 対処してくれた後も何度か先生と話をしましたが、「神経質な親だな」というふうに見られている気がします。そして、今になって、変な伝え方をしてしまって恥ずかしいという気持ちになっています。 内気な娘が自分のこども時代と重なり、本当は子ども学校にを行かせるのは怖いし、人と接するのが怖いです。 でも子どもの学校のことは逃げたいけど逃げられない。 だから、先生や周りの人たちと普通に話したいのですが、普通って何なのかもわからず…。 娘のことで悩んでいますが、実は自分の問題だ、というのはわかっています。でも、どうしたらよいかわかりません。 アドバイスをお願いします。■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんより「普通とはなんなのか」って誰にもわからない、決められないことだと思います。ただ、それでは不都合だから、一応なんとなく「この程度が普通」と誰かが決めているだけ。特に「人間関係」のことは、繊細ですから、普通という基準はないと思うのです。普通にこだわるということは、どこかで自分が普通ではないと感じているということ。それはいつからでしょう。多分子どもの頃からそんな風に思っていたのかもしれませんね。誰しも、周りの人とは違う部分、突出している部分、つまり個性がありますが、それを「普通ではない」とネガティブに思いこんでしまうと生きづらくなりますね。ののさんの場合は、内気で神経質な自分を責めているようですね。神経過敏で、傷つくことが多かったり、人に気をつかったり、相手の顔色が気になったりすることもあるのかもしれませんね。そういう場合、相手に確かめずに、「あの人はこう思っているのではないか」と自分の中でイメージすることが多いと思います。しかも、悪い想像をするほうが多いのではないでしょうか。 けれど、相手の気持ちは確認してみないとわかりません。もしかしたら、何も感じていないかもしれないし、忘れているかもしれない。その可能性もあるのです。傷つきやすい人というのは勝手に傷ついていることが多いです。実際に傷つく前に想像の中で傷ついているのです。そして心の中で相手を悪者、加害者にしている。神経質という特性は、繊細で細かいことに気がついたり、思いやりがあったり、几帳面であったりと、逆から見たら利点でもあります。内気というのは、深く自分を見つめていたり、物静かだったり、ピュアだったり、謙虚だったり、とこちらも美点でもあります。自分の特性を「悪いもの」としてしまうのも、「これは自分らしさ、いい点だ」と思うのも自分次第です。人はそれぞれ違うし、それぞれ特性も異なります。「普通」なんてどこにもないのです。“先生にどう思われているか”が気になってしまうのでしたら「あの時、こういう話をしたことで、自分が神経質な親だと思われていないか気になっているのです」と正直に伝えてみたらいかがでしょうか。きっとほっとする答えが返ってくる気がします。あの時、頼りにならないように感じた先生は、ずぼらで、おおざっぱなのかもしれませんが、もしかしたら、物事を大局的に見る、大らかな先生なのかもしれません。自分を信じるとともに、先生を信じて、正直に自分の気持ちを話してみてください。自分が心を開くと、相手も開いてくれるものだし、そもそも開いていることに気がつくと思います。私の話ですが、今はこんなですが、子どもの頃は内気で友達は少ないし、自分から話しかけるなんてできない性格でした。スイミングスクールに行っても大人である先生としか話をせず、友達を作れない、そんな子どもでした。そんな自分を全く卑下していなかったように思いますが、成長するにつれて、周りには話しかけてくれて、仲間にいれてくれる友達がなぜかいつもいてくれました。自分が内気な自分を責めなかったからかなと思います。神経質な子どもでしたが、意識しておおざっぱになろうとしていたら、だんだんそうなってきました。(笑) 人はそもそもどちらの面も持っています。意識することで今までと違う面を出すこともできます。お嬢さんのことも心配する事なく、大きな心で見守ってあげてください。昔の自分を優しく見守るようにです。お嬢さんも色んな経験を積み大人になっていきます。学んでいきます。お母さんの安心感がお子さんにもきっと伝わるはずです。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年09月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに優しくすることができない」という、ぱほぱほさん(46歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■ぱほぱほさんのお悩み娘に対して、優しく接することができません。息子は優しく可愛げがあって、一緒にいても安心できるのですが、娘は、頑固で可愛げがないところが、女の子らしくなくイライラします。しっかりしているのはいいのですが、私の小さいときに似ていて嫌なんだと思います。また、私のようになってしまうのが心配なのだと思います。自分に対して、娘に対してどうしたらいいのか教えてください。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりぱほぱほさん、こんにちは。高橋かのんです。娘さんと息子さんに対して、同じように優しくしたいのにできない。一緒にいる時間が長いだけに苦しいですね。お子さんと言えども、人対人です。同じようには関われないことを、まずは責めないでくださいね。心配もひとつの愛情です。「将来、幸せになってほしい」と思っているからこそのもの。その愛ある自分を感じましょう。とはいえ心配からの愛情には、副作用があります。そのひとつが、ぱほぱほさんも体験しているイライラです。相手にとっても「それではダメだ」という否定的メッセージとなり辛いものです。では、なぜ、イライラしてしまうのでしょう。それには、2つの原因が考えられます。・自分がしてはいけないと我慢してきたことを子どもがする・自分の嫌な部分が似ている、自分の嫌な部分を見せられるぱほぱほさんの場合は、後者のようですね。頑固で可愛げがない自分を(誰かにも言われたかもしまれませんが)、誰よりもぱほぱほさん自身がダメだと思って、責めてきたのではないでしょうか。もしかしたら、今では直して、そうでなくなっているかもしれませんね。だとしたら、尚更、自分と同じように直させることに力が入っていることでしょう。つまり、自分が自分にしてきたことを、今度は娘さんにしている。相手が変わっただけのことなのです。 「自分に対して、娘に対してどうしたらいいのか」と書いてくださっているように、ぱほぱほさんはすでに“自分の問題”であることに気づいていらっしゃいます。はい、娘さんに対しては、どうもしなくていいです(笑)。なんとかしようとしなくていいです。自分との関わりについて取り組んでいきましょう。娘さんは、そのきっかけをくれたのだと思っておいてください。そのために来てくれたと思ってもいいくらい。自分との仲直りができれば、娘さんとの関係も自然と変わっていくことでしょう。では、自分との仲直りとはどうしたらいいのでしょう?それは、嫌っていた自分の「頑固」なところ、「可愛げがない」ところを許してあげることです。そのための一番簡単な方法は、「頑固でもいい」「可愛げがなくてもいい」と呟いて、自分に許可していくこと。もしかすると自分を許すという感覚は、わかりにくいかもしれないですよね? そんな場合は、娘さんの自分と似た部分を「それでもいいんだなぁ」と見習わせてもらうのです。更に言えば、娘さんの「頑固」「可愛げがない」というところを「しっかりしている」ともみていらっしゃいます。もしかしたら、ぱほぱほさん自身も、“しっかりしよう”としてきた人ではないでしょうか? それなら、そのプラス部分も「しっかりしなくていい」と呟いて、ついでに手放しちゃってください(笑)そして、最後のポイントは、「私のようになってしまうのが心配」とおっしゃってる部分。私のようにどうなってしまうというのでしょう? そうである(あった)自分とも仲直りしましょうね。そんな自分をもう嘆かなくていいのです。そして、「娘が私と同じような思いをしてもいい」と覚悟を決めてみましょう。実は、自分がそうだったからといって、娘さんもそうなるとは限らないのです。もう心配しなくていいです。あとは…「平等でなくてもいい」「怒ってもいい」「女の子らしくしなくてもいい」ともつぶやいておきましょうか。このことを通して、ぱほぱほさん自身が、より楽に自由に生きられるようになることを信じています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月30日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子宝に恵まれずに辛い」という、きーとんさん(42歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。■きーとんさんのお悩み結婚7年目、いまだ子宝に恵まれず辛いです。結婚3年目に不妊治療のおかげでようやく授かった赤ちゃんを死産し、その後しばらくのお休み期間を置いて気力を奮い立たせて治療を再開し現在に至ります。私はひとりっ子で幼い頃から家の跡取りだから婿養子に入ってくれる人と結婚し家を途絶えさせないよう言われて育ちました。しかし両親の思惑通りにはいかず、35歳のときに仕事の関係で出会った夫と36歳で結婚しました。彼は本家の長男で婿養子は望めませんが、彼の人柄の良さと私の年齢の事もあり、その際には両親も反対することはなく、ようやく私が良い人と結婚できたことを心から喜んでくれました。夫の両親もまた、一生独身で通すかと心配していた長男がやっとパートナーを見つけてくれた、それだけで十分。本家の跡継ぎとか心配しなくていいからね、と祝福してくれました。私がこのまま子どもを授かることができなければ、私の両親は孫に会えないんだということに改めて気づいたり(夫両親には外孫が1人います)、夫の願いをどうしても叶えてあげたい気持ちが日に日に強くなる一方で、なかなか授かることができない現実を受け入れることができずに苦しいです。最初の子を授かったときの両家の両親の喜びよう、飛び上がって喜んだ夫の姿が時々頭に浮かびます。家に居ても近所から赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきたり、外に出ても妊婦さんや小さい子どもを見かけては落ち込んだり。人の子どもはどんどん大きくなるのに、どうしてうちだけ…という思いに襲われます。どうすればこの現実を受け入れ、周囲に振り回されることなく穏やかな生活を送れるのでしょうか。教えてください。■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんより お悩み、拝見しました。子宝に恵まれないことで、ずいぶんとご自身を責められていらっしゃるように感じて、読んでいる私も切なくなりました。一度授かった命とサヨナラされたご経験、とてもお辛かったことでしょうね。苦しかったことでしょうね。それでも諦めずに今日までの治療生活、本当に頑張ってこられたのですね。 そんなきーとんさんに、私からご提案したいことがあります。今のきーとんさんにとっては、かなり受け入れ難いかもしれないのですが、今の現実をこんなふうに受け取ってみてはいただけないでしょうか? 「私に起こることは、ぜんぶいいこと。今の私がまだ子どもを授かっていないことも、きっと神さまからのプレゼント」 いかがでしょう? ちょっと難しいかもしれないのですが、「もしもそうだったら」と、一度私と一緒に考えてみてはいただけませんでしょうか? ご質問をお読みしていて、きーとんさんは、きっと子供を授かることで、ご主人や、ご主人のご両親、そしてご自分のご両親を喜ばせてあげたいのだろうなぁと思いました。大切な人たちの喜ぶ顔が見たいのですよね。それが、きーとんさんにとっての幸せでもあるのですよね。 ただ、そんなきーとんさんが子どもを授かり、子育てを始められたら、きっと今度は子どものための人生を生き始めるのではないでしょうか。ご主人やご主人のご両親、ご自分のご両親のことを喜ばせてあげたいきーとんさんに、喜ばせてあげなくてはいけない大切な人がまた一人増えることになります。それは一見、とっても幸せな状況のようにも見えますが、一人とっても大切な人の存在を置いてけぼりにしてしまっていることにお気づきになりますでしょうか?それは、きーとんさんご自身です。きーとんさんのご両親もご主人もご主人のご両親も、みんなみんなきーとんさんが幸せになることを心から望んでいらっしゃいます。それは、この短い質問文の中からも十分に伝わってきます。まずは、そんなまわりの人からのお気持ちをしっかりと受け取ってあげてほしいのです。婿養子ではない結婚でも関係なく喜んでくれたご両親のお気持ちを、「長男がやっとパートナーを見つけてくれた、それだけで十分。本家の跡継ぎとか心配しなくていいからね」と祝福してくれた義両親のお気持ちを、そして、きーとんさんを幸せにしたくて妻に選んだご主人のお気持ちを、しっかりと受け取ってあげてください。どうしたら受け取れるのか。それは、子どもを産んで恩返しをするのではなく、きーとんさんご自身が「自分のために人生を楽しむ」ということです。想像するに、きーとんさんは、子どもの頃からとってもとっても頑張りやさんだったのではないでしょうか?常に、まわりの人のことを悲しませないように。喜ばせてあげられるように頑張って生きていらっしゃったのではないでしょうか?今、きーとんさんの元へまだ赤ちゃんがやってきていないのは、「もうそろそろ自分のための人生を生きてね」という神さまからのメッセージかもしれません。そんなきーとんさんに魔法の言葉を贈るとしたら、「子どもが産めなくてもいい」「まわりの人の期待に応えられなくてもいい」「大好きな人を悲しませてもいい。がっかりさせてもいい」「そんな私でも愛されている」です。ぜひ口に出して呟いてみてください。そうして、「そんな私でも愛されていいんだ」と自分を許してあげてほしいのです。人の期待に応えようとしないことは、そのままで愛されている自分を受けとることです。「頑張らなくても愛されている自分」。本当はずっとずっと昔から、誰かの期待に応えなくても無条件に愛されていた自分をぜひ思い出してあげてください。確かにご家族は、きーとんさんご夫婦のもとにお子さまがやってきたら喜ばれるでしょうが、それよりもまず、ご家族が見ていたいのは、きーとんさんご自身が幸せに生きている姿ではないでしょうか。子宝を授からなかったとしても、あなたがいるだけで、もう十分にまわりの人を幸せにしてることをぜひ思い出してあげてください。あなたはもう、それ以上、頑張る必要がないのです。ご主人やお友達が食べたいものではなく、自分が食べたいものを食べ、まわりの人が眉をひそめないファッションではなく、自分が着たいと思うお洋服を着て、ご主人が喜ぶところではなく、ご自分が行きたいところへ出かけるデートをする。まずは、そんな毎日を送ってみてください。子供を授かっても授からなくても、もう十分にご家族を愛し、ご家族に愛されている幸せな自分。それをたくさんたくさん味わってみてください。それが自分の人生を楽しむということ。きーとんさんご自身の心が満たされていることが、まわりの人を幸せにしていくことにつながるのです。もしかしたら、お空の上の赤ちゃんも、そんな受け取り上手なお母さんに会いたがっているかもしれませんね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「義両親と別居したい」という、ポポさん(36歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ポポさんのお悩み義両親と同居して3年。すぐにでも別居したいです。最初の2年は義両親が住んでいるところに居候させてもらっていたということもあり、なにか不満があってもやり過ごしていました。結構いい嫁を演じていたと思います。義両親は本当に良い人達です。わたしたち夫婦のためにありとあらゆる事をしてくれます。でもプライベートがないし、余計なお世話が多いです。 主人は長男ですし、義両親との同居もうまくいっていたので戸建てを買うことにしました。当初は二世帯の予定でしたが、金銭面で完全同居になりました。今までもやってこれたし、私も適当な性格なため、なんとかやっていけるだろうと思っていました。でも、念願だった私達の家ができてからは、義両親と同居してるのが嫌で嫌でたまりません。せっかく私達で購入した家なのに、家に長くいるのは義両親…。少しは援助してもらったけれど、ほとんど主人のお金です。今までとはスタンスが違うせいか、なんだかプライベートを占領された気分になり、何をしてもらっても感謝できずにいます。喧嘩も1度しました。住んで1ヶ月なのに別居もどうなのか、根性が足りないのではないか、と考え別居はやめました。だって悪いのは私なのです。義両親はいろいろ世話を焼いてくれているのですが、本当は主人と2人で暮らしたい。いちいち義両親を気にする暮らしはもうやめたい。別居をすればストレスもなくなり子供を授かることができるかもしれない。もう高齢出産の年齢のため、早く子どもが欲しいのですが、毎月生理が来るたびに義両親のせいにしたくなります。主人は優しい人なので、親に強く言えません。しかも悪い人たちじゃないし、もうすぐ義理父は70歳。まだ働いてるけど、追い出すにはかわいそうで…。私が我慢すればいいのもわかってますが、ホルモンのバランスが悪く我慢できない時も多いです。 好き嫌いの多い義母の料理も嫌です。同じことを何十回も話す義父の相手も疲れました…。ちょっとした言い回しにも腹が立ちます。妊娠したいんです。親に孫を見せたいです。親にも心置きなく家に遊びに来てほしいです。なんとか、なんとか早く別居したいです。 ■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりポポさんこんにちは心屋塾認定講師の坂崎ひでこです。相手が悪人や意地悪な人なら、ののしることも悪口を言うこともさほど罪悪感なくできるけれど、なまじいい人だと、やっかいですよね。ところで、義両親が「本当にいい人たち」と書いてありますが、ほんとにいい人たちですか?・息子である、ご主人のお金で建てた家に、図々しく遠慮なくいる。・余計なお世話が多くて(つまり、口出しも多いのだろうなあと想像できる)・好き嫌いが多くてめんどくさい義理母・同じ話を何十回も繰り返すわずらわしい義理父おそらく、これらはほんの一例。もっとイライラすることはあるのでしょう。ポポさんがおっしゃるほどの「いい人」には思えません。不満を抱くのは当たり前だと思います。ほかにも、バシっと言ってくれない、親に優しいご主人。味方は一人もいない、しかも、プライベートは義両親に占領されている…という状況。それに加えて、「だって悪いのは私なのです」と、ポポさんまでが義両親の味方をして、自分を責めていらっしゃる。どうでしょうか?ご自身もおっしゃっています、「いい嫁を演じてきた」と。このまま演じ続けますか?いい嫁を演じ続けて、嫌われないように我慢して、我慢のしすぎで体調を崩し、妊活もうまくいかず、気がついたときは妊娠可能年齢をとっくに超えてしまう…。親も友達も家に呼べず、家に自分の居場所はない。それにひきかえ、義両親は、老いて、もっと、わがまま放題、お金もほとんど出さず。もしもそうなったら、さらに恨みが増すでしょう。そして、ますます義両親を嫌いになり、「いい人たち」を嫌う自分を許せなくなりそうです。そのうち、夫ともギクシャク。そうなるまで、いい嫁を演じ続けますか? それとも、今、嫌われる覚悟で悪い嫁になりますか? 「言いたいことを言う」に挑戦しますか? 私は、元夫を大事にしていたつもりでした。でも、それは、「自分がどう思われるか」を気にして「いい嫁」を演じていた状態でした。我慢しているという自覚さえなく、言いたいことを我慢して、相手を優先して「嫌」を言わずに…。そして、うつになって15年間ほぼ寝たきり、結婚は破たんしました。だから、「言いたいことを言う」のが、恐怖なのもわかります。「嫌われる覚悟」が、難しいのもよくわかります。でも、せめて、「自分が悪い」と言うのはやめましょう。言いたいことが言えない、いい嫁を演じる自分を、せめて「ああ、私よくがんばってきたなあ」とねぎらってください。そして、独り言でいいから「うるさーーーーい。いちいち口出しするなーー」「出てけーー。ここは、私の家だーー」「私のなわばりに入ってくるなーーー」そうやって怒ってみてください。ポポさんは、きっと小さいころから、文句を言わずにがんばってきたのでしょう。そんな人は、怒る練習、文句を言う練習だと思ってやってみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月09日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「職場の人に嫌われているかも」という、まゆみさん(38歳・営業)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■まゆみさんのお悩み職場で他部門の少し年上の方から2年近くいじめと言うか、無視されたり睨まれたりしています。 上司には相談しているので、目をかけてもらっているのですが、それが贔屓されているように映っているかと思います。最近は上司とできているのではないか、といううわさを立てられています。本人が私を嫌いなため、数名の周りの方からの悪口も集まっている様子です。他の人を通して、またはメモ書きで注意を受けたり…など、粗探しされているのを感じます。そろそろ限界のようで、頭痛や不眠などの症状がでてきて、体調もおかしくなりつつあります。 過去にも辞めさせた人を何人か見ているので、そうやって辞めさせてきたのだろうと思います。私も考えないよう意識したいのですが、今はどうすればいいのか、良い考えが浮かびません。基本ポジティブなのですが、非常に消えたい気持ちになります。なぜこんなにも嫌われているのか、とても落ち込みます。 アドバイスをお願い致します。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりまゆみさんこんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。職場の人間関係で悩まれていて、体調にも影響しているのですね。定時に帰宅できていますか? ランチや休憩時間はちゃんと確保できていますか? 調子が出ないときは無理をせず、できるところから休息を取ってみてくださいね。調子がいい時はちょっとぐらいの無理もききますので、誰かの仕事までカバーできるくらいの余裕がありますが、調子が出ないときは社内懇親会の返信メールですら億劫になってしまいます。仕事ができる人は特にですが、自分の普段のペースを調子がいい自分に合わせがちになってしまいます。調子がいい時なんて1カ月も続きません。あとは「あれ?あれ?」と思いながら残業して時間をかけることでカバーしたり、必要以上に自分を追い立てて頑張りすぎたりして辻褄合わせをしているだけです。それを続けていればエネルギー切れを起こしてしまうのも無理はありません。ただでさえ大変な仕事を抱えながら、社内の人間関係の問題もあれば、なおさらです。できるだけ休息を取ってみてくださいね。休息を十分に取った後、ではどうやってこの問題を対処すればいいか、それを次のページでお伝えします。 他部署の年上の先輩についてですが、おそらく今は顔を見るのも嫌だと思います。まゆみさんはポジティブな性格なので、もしかしたらその先輩のことを「嫌ってはいけない」とか「恨んではいけない」などネガティブな感情を抑え込んでいませんか?もしそんなネガティブな感情を抑え込んでいるのであれば、まずは先輩のことを「嫌ってもいい」「恨んでもいい」と自分に許可してみてください。ネガティブな感情は抑え込めば抑え込むほど、心のなかで暴れだします。どういうことかといいますと、「いい人、役に立つ人、認められる人」になろうと自分自身を取り繕うとすればするほど、どんどん自分が自分のことを嫌いになります。なぜなら自分に嘘をついているからです。自分に嘘をついていると自分が自分のことを信じられなくなっていきます。そして自分が信じられないと周りの人のことも信じられなくなってきます。まさに今のまゆみさんの状態です。周りの人が自分の悪口を言っているという状態は、実はまゆみさんがまゆみさん自身に悪口を言っているのです。まゆみさんは今どんな言葉を自分にかけていますか?「もっとがんばれ」と叱咤激励していませんか? それよりも「よくがんばったね」「えらいね」「きれいだね」など自分がかけて欲しい言葉をまずは自分にかけてあげてみてください。そうするといつの間にか周りの人も同じ言葉を言ってくるようになります。あせらず自分のペースでやってみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月02日俳優・山崎賢人が、人気漫画の実写映画『斉木楠雄のΨ難(さいなん)』(2017年公開)で主演を務めることが1日、発表された。福田雄一監督がメガホンを取る。原作は、麻生周一氏が漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載している同名のギャグコメディコミック。7月からは、TVアニメ化もされている。主人公は、生まれながらにして超能力が使える16歳の高校生・斉木楠雄。彼は、自身の周囲に集まった個性的な面々が巻き起こすトラブルを、超能力によって回避する学園生活を送っている。しかし、楠雄の超能力をもってしても回避不可能な日常を脅かす災難が訪れる。山崎が演じるのが、この超能力を持ってしまったがゆえに、日々悩みを抱えながら過ごす楠雄。福田監督は、『HK 変態仮面』シリーズやTVドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで知られ、現在は本作原作と同誌で連載されている人気漫画『銀魂』(17年公開)の実写映画も手掛けている。原作の麻生氏から「映画化するなら、ぜひとも福田監督で!」と熱望された福田監督は、もともと原作の大ファン。そんな福田監督から「自分が監督するなら、どうしても山崎賢人で!」と熱望された山崎は、かねてより福田作品の大ファンだったことから、オファーを受けることを決めたという。福田監督は、「1年半前の(実写化)発表のときに、監督をやらせていただくことは決まっていました」と振り返りつつ「大人の事情で、黙っていましたが、その間に『銀魂』の発表があるなんて『斉木楠雄! ジャンプ内での権力がないのかっっ!?』と。『集英社っ! 明らかに発表のタイミング、間違ったよね!?』と。そんなことを思ったりも」と苦笑。それでも「僕には関係ありません!」とし、「『ジャンプ』原作の漫画を立て続けに2つやらせていただくことにプレッシャーを感じていますが(あ、変態仮面を含めると3つ。含めていいんですよね?)この作品も、いろんな大人に力を貸してもらえるようなのでっ!」と製作の裏側を話す。また、「なんつってもこれの脚本、『銀魂』よりはるかに前に上がってましたからっ!」「決して二股とかじゃないんでっっ!」と強調。山崎について「本来、ツンデレとかじゃないのです! めっちゃおもろい男なのです!」と評しながら、「とにかく笑えるギャグ映画に仕上げたいと思います! 銀もピンクも頑張りますよ!」と呼びかけている。一方の麻生氏は、「実写映画化が発表された時、家族や親戚、友達などからたくさんのお祝いの言葉をいただきました」としながら、「しかし今では誰もその事に触れません」と自嘲気味にコメント。「主演も監督も決まってたはずなのに全く発表しないもんだから正直僕も『あっ消えたな』って思いました」とも口にするが、「映画化はとてもうれしく思っております!!」とあらためて感激する。「ただできる事なら僕も『銀魂』くらいサクサク発表したかった…」とポツリ。それを踏まえて「監督一緒じゃん!! 誌面で見て思わず『これのせいかァァァァァァ!!』ってツッコミましたけど違いますよね? 『銀魂』の片手間でやったりしませんよね? 今をときめく山崎賢人さんを起用してまさかそんな訳ないとは思いますが…」と矢継ぎ早にツッコミを入れつつ、「信じてますよ! 福田雄一監督…!」と期待を寄せた。
2016年08月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「不登校の息子を心配しすぎてしまう」という、ともまむさん(40歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。■ともまむさんのお悩みいま私の中学1年の息子が不登校です。不登校は小学6年生の10月から始まりました。精神科では、統合失調症の周辺症状ではないかと言われ、スクールカウンセラーの臨床心理士の先生には「病気じゃないと思う」と言われました。しかしもし統合失調症だったら、と思うと怖くて病院を4回も変え、いまに至っています。息子はここ1ヶ月、別室登校をしています。私は心配のあまり、2月に仕事を辞め、一緒に登校し一緒の部屋で1時間あまりを過ごして帰ってくる毎日です。実は私の叔母が統合失調症を患っております。そのことも関係があるのかもしれません。病院で言われることはいろいろだし、毎日ゴロゴロしてゲームばかりしている息子を見ていると将来を悲観してばかりいます。病気でないとしたら、家相かな、いい開運方法はないかな、心理療法をしてくれるところを探し回ったりもしています。毎日息子に、「学校いくよ~」と声をかけても「行きたくない」と言われると、とても気分が落ち込んでしまいます。私自身も軽度うつのようになり、早朝覚醒が続いたり、ちょっとしたことでも泣いてしまう毎日です。このままでは下の子もかわいそうだし、もし本当に統合失調症だったとしたら、主人と向こうの両親に申し訳ないと頭の中がグチャグチャしていておかしくなりそうです。因みに私の両親は長男を矯正できるような全寮制の学校に入れろと言っており、それを息子に話したら、ママは僕のこといらないって思ってるんでしょ、と言われ2人で泣いてしまいました。誰か助けて…! という状態です。■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんよりこんにちは。うつ・心の病をテーマに活動しています サトーマサトです。最近不登校などに対して、教育現場と医療現場が連携して早期に介入、支援する傾向にあります。しかし、かえって自分の子どもが発達障害、学習障害、精神疾患の疑いがあると専門家から告げられ悩んでしまう…そんな親御さんが増えています。精神医学の専門家に診察を受ければ、何かしら精神疾患であると診断名がついたり、疑いがあると告げられます。しかし、その診断は「その専門家の、その時の見解」にすぎません。あまり重く受け止めない方が良いでしょう。この場合、単に思春期の男の子によくある「反抗期」だけなのかもしれません。そもそも息子さんは なぜ不登校になったのでしょう? 息子さんが病気だからでしょうか? いいえ、きっかけとなった出来事があるはずです。息子さんも何か事情があって不登校になったのではないでしょうか? 学校に行けなくなった「息子さんの気持ち」をまず理解してあげるのが良いでしょう。年頃の息子さんですから、父親の方が本音を喋りやすいかもしれませんね。 以前 母親がうつで悩んでいる方の相談にお答えさせていただきました。▼母親のうつ病に心を痛める女性へ贈る言葉【心屋仁之助塾】 解決のための考え方は基本的には一緒で、ともまむさんがいかに息子さんを信頼し見守ることができるか… だけです。心配し、精神科に連れて行ったところから問題が大きくなってませんでしょうか?ともまむさんが息子さんを心配し、更生させようとすればするほど、息子さんは「僕は異常なんだ」「親からも変と思われている」「ダメな息子なのだ」と思うようになるのです。親の心配を、子どもは「愛情」としては受け取りません。単に「親からの監視」と受け取ります。ともまむさんは息子さんをみていると、ご自身の劣等感・コンプレックスが刺激されるのです。だからつい「心配」してしまう。しかし、この「心配」が問題を大きくしています。ともまむさんの「人の目が気になる」「他人の意見に左右されてしまう」「自分のやっている事に自信がない」… が問題の根本だったりします。ともまむさんへの魔法の言葉は、「誰がなんと言おうが、私の息子だから大丈夫」です。息子さんの行動を見て、気持ちがザワザワした時につぶやいてみて下さい。この言葉がしっくりした時に、ともまむさんの心配も消え、息子さんの行動もずいぶんと変わってくるはずです。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年07月26日俳優・古川雄輝や女優・高橋メアリージュンらが、広瀬アリスが主演し下山天監督がメガホンを取る映画『L-エル-』(今秋公開)に出演することが13日、発表された。原作は、ビジュアル系ロックバンド・Janne Da Arcのボーカル・yasuのソロプロジェクト・Acid Black Cherryが、2015年にリリースした4枚目の同名アルバム。これは、愛を探し求め続けた1人の女性"エル"の孤独で壮絶な人生をつづった物語と音楽が絡み合うコンセプト盤で、昨年秋には物語部分が書籍化されるなど多様な展開をみせてきた。古川が演じるのは、エルを生涯かけて愛し続けるオヴェス。悲哀と波乱に満ちた人生を歩む、エルという1人の女性を支え続ける男という役どころだ。古川は、今回の映画化企画を「とても斬新なアイデア」と称賛。書籍を読んで曲を聴くと、「すんなり自分のイメージした『L-エル-』の世界に引き込まれ、役作りする過程で何度も聴きました」と振り返る。また、「幼少期から老人まで演じる役柄をファンタジーの世界観でどう生きるか、主人公エルに対してのオヴェスの思いをどう表現するのかなどを考え、監督と現場で相談しながらじっくり時間をかけることができたので、とても楽しい撮影となりました」と報告。「僕自身、CGが加わった映像を楽しみにしています」と期待を話した。一方、高橋メアリージュンが演じるのは、エルと同じキャバレーで働く親友・アンナ。その「アンナという、人間味と幅があって、情熱的で魅力的な女性を演じられた事、そして昔から大好きだったダンスを踊れた事がすごく幸せでした」と感激してみせる高橋メアリージュンが、下山監督と仕事を共にするのは3度目となるが、「アンナのような芝居力が求められる役を任せてくださったことが本当にうれしい」と歓喜している。そんな2人のほか、発表された新たなキャストは、劇団青年役の平岡祐太、キャバレーオーナー役の前川泰之、パン屋の主人役の高畑裕太。加えて、弥尋、FAKY・Mikako、古畑星夏、田中要次、高橋ひとみといった面々も登場する。(C)2016映画「L-エル-」製作委員会
2016年07月13日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「被害妄想から解放されたい」という、ゆりさん(25歳・社会人)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ゆりさんのお悩み会社の人間関係は良好で、コミュニケーションも苦手な方ではありません。ですが、被害妄想のように、誰もわかってくれない、理解してくれない、という考えが自分に染みついています。小さいころから家族が喧嘩をしていたためか、常に人に気を遣い、家族の雰囲気を守るために自分の気持ちは言わず「いい子」を演じてきました。そのため、私にとっては、家族というものが幸せなものであるとは思えません。そんなふうに考えているのに、家族と幸せそうにしている人たちを見ると、母親のようにはなりたくないと軽蔑してしまったり…。そうかと思えば羨ましい、どうしようもなく寂しいという気持ちになったりもします。どうしたら被害妄想やこの複雑な気持ちから解放されるのでしょうか。人間関係は良好なため、そのギャップにも悩み、どうしたらいいのかわかりません。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりゆりさん、こんにちは。心屋塾認定講師 坂崎ひでこです。私も、小さいころ、酒乱の父と、冷たい空気の漂う両親を見て、他人の顔色をうかがい、おびえて暮らしていました。外でも気を遣い、人並みのコミュニケーションは取れず、会社の人間関係も緊張状態でした。ゆりさんは、ご自身でも書いていらっしゃいますね、「被害妄想」だと。誰も自分をわかってくれない、理解してくれない…、それが被害妄想だとわかっていても、やめられない。そんな状態にもかかわらず良好な人間関係を築いていて、すばらしいと思います。いい関係を築こうと、ものすごくがんばってきたのだと思います。だから、「ギャップに悩む」なんですよね。 そんなゆりさんへのアドバイス。とても残念なお知らせですが、今まで努力してきた「良い人間関係を築く」を、一度、お休みする時期がきたようです。喧嘩を見て育って、あんな関係はいやだと、争いごと、もめごとを避けるようにがんばってきたのでしょう。そうやって築いた今の人間関係は、「良好」ではあるけれどとても寂しいと感じる。お母さんのような人を軽蔑しながらも、羨ましいと感じる。ということは、今までの努力を続けたら、「寂しい」「羨ましい」が続いてしまうということなのです。心屋の考え方で、「今までの逆をやる」「パターン崩し」そんなやり方があります。今まで良いと信じてきたことの「逆」の中に、求める答えを探してみるのです。・争わないように・喧嘩にならないように・もめないように言いたいことを我慢して(我慢しているという自覚さえ無いこともあったでしょう)、親切に、にこやかに、おだやかに、そういう人でいようと努力してきたと思います。その逆ということは、・わがままを言う・文句を言う・不機嫌な態度でいる・笑顔を封印する・他人に不親切にするこんなことに挑戦する時期がきたようです。とはいえ、実行するのはとても恐ろしいでしょう。私は、小さな小さなパターン崩しを少しずつやりました。・優先席にひと駅だけ座る・コンビニでブスっとしたお客さんをする・おやつの袋をあけたときの小さいゴミをポイ捨てするそんな、人としてダメだと思っていること、とんでもないこと、ありえないと思うことを、優しいゆりさんがやったとしても、さほどひどいことはできないと思います。いままでの「逆」を試したら、おもしろいことが起こる。そんな例をたくさん見てきました。ぜひ、ゆりさんも今までの自分とは違った行動をしてみて、自分が求めている答えを探してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年06月21日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いつか見放されてしまうかもしれない」という不安がある、ゆんさん(28歳・契約社員)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■ゆんさんのお悩み28歳、既婚の女です。旦那を独り占めしたくなってしまいます。わたしは物心ついたころから、どんな場面でも「いつ見放されるんだろう」という不安でいっぱいです。 子供のころは、親に喜んでもらいたくて必死で勉強をしました。そうしないと、「見放されてしまう、がっかりされてしまう」と思ってきました。 今は、旦那にいつ見放されてしまうのかと不安で仕方ありません。2年の交際を経て昨年夏に結婚した旦那は、わたしが不安定なときもわがままなときも、なんだかんだと受け止めてくれます。情に厚く、優しく、信頼できる人です。 それにも関わらず、わたしはいつも旦那を信じきれません。 私より魅力的な女性ばかりの世界で、すぐに違う人を好きになってそっちへいってしまうんだ、とばかり思ってしまいます。 だから、仕事だろうが生活だろうが、どんなときも旦那の目線や行動が気になって気になって仕方ありません。 私といるとき以外の場所で楽しいことを経験したら、私から離れていってしまうのではないか…とも思ってしまい、ついには独り占めしたいような気持になってしまいます。 本当はもっと楽な気持ちで、力をぬいて楽しく過ごしたいです。今も楽しく過ごしてはいるけれど、旦那のことを信じきれていないような気がします。またまわりの人に対しても「いつもわたしは監視されていて、悪く評価されている」と思ってしまいます。自分のことも旦那のことも大事にできていないようでつらいです。 どうしたら、旦那のことも自分のこともまるごと受け入れられるのでしょうか。どんな考えを持てばいいでしょうか。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりゆんさん、こんにちは心屋流カウンセラーの小林威之です。周りの人から見放されたくない、特に大切な旦那さんにはどうしてもずっとそばにいてほしい。そう思えば思うほどどんどん自分が苦しくなってしまいますよね。旦那さんがゆんさんを大切にしてくれるだけに、他人から見たら何の問題もないような状況なだけに、余計につらいと思います。つい自分を責めてしまいますから。「どうしたら、旦那のことも自分のこともまるごと受け入れられるのでしょうか。どんな考えを持てばいいでしょうか」とありますが、自分を受け入れるためには、まず自分が今「つらい」と思っていることを受け入れましょう。つらい、悲しい、寂しい、そんなネガティブな感情が自分の中にいる。そのネガティブな感情とちゃんと向き合うことが大事です。 ネガティブな感情と向き合うとはどういうことかといいますと、まずは「口に出してみる」のです。「寂しい」「つらい」「苦しい」「悲しい」など、誰もいないところで口に出してみてください。そして次は旦那さんに言ってみてください。例えば旦那さんが飲み会などで帰りが遅くなった時などに、「私寂しかったよ」「私つらかったよ」「私悲しかったよ」など、ゆんさんがその時感じた感情を素直に伝えてみてください。このとき怒りや嫉妬の感情が湧いてくるかもしれません。「私をほったらかしにして自分だけ楽しんでムカつく」「どうせ可愛い子にデレデレしてたのでしょ」そういったことが浮かぶこともあります。そんなときは旦那さんにぶつける前に、まずゆんさんが先に、怒りや嫉妬の気持ちと向き合ってください。「ムカつくんじゃオラーー」とか「デレデレすんなーー」とか一人の時に枕を投げて発散してもいいです。その怒りや嫉妬の奥にあるゆんさんの感情を探してみてください。「ほったらかしにされて寂しかった」のか「なんか私大切にされてない気がして辛かった」のか、そのとき“私”が何を感じているのか、ちゃんと向き合ってみてください。そして、向き合ってみて感じた感情を旦那さんに伝えてみてください。旦那さんとしては、まさかゆんさんが「寂しい」「つらい」「悲しい」なんて感じているとは全く思ってないかもしれません。でもちゃんとゆんさんが旦那さんに伝えることで、旦那さんもそれに答えてくれます。きっと今まで以上に旦那さんからの愛情を感じることができるでしょう。現状「見放されてしまう」という不安をゆんさんは抱えていても大丈夫です。その不安を旦那さんと一緒に癒すことで、今まで以上に愛情に溢れた毎日を送ることができるでしょう。その不安は、ゆんさんがより幸せになるためにそこにいてくれているのです。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年06月14日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「義両親を許す気になれない」という、ももんがさん(37歳・パート)へ心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■ももんがさんのお悩み私には3歳の娘がおり、主人の両親と同居しています。悩みは義両親との関係についてです。色々なことが積もり積もって、今では顔もみたくないほど嫌いな存在になってしまいました。 でも、主人は自営業の長男ということもあり、別居はできない、と言います。それならと、私は娘をつれて実家に帰ったこともあります。でも、主人の考えは変わらず、結局私がまた戻ってきました。 毎日、義両親の足音、声に敏感に反応し、なるべく会わないように避ける生活です。精神的にも疲れてしまいます。 なんとか義両親と仲良くできないかと、心理学の本や心屋さんの本も読みましたが、どうしても、ピンとこないし、義両親を許す気になれないのです。「私は悪くない!」という気持ちが、押さえきれません。 でも、私はなんとかこの家で、穏やかに暮らしていきたいのです。どうすれば、義両親を許すことができるでしょうか?■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりこんにちは。早く許さないと自分がこの家に住めなくなる等、損得勘定を横に置いて考えた場合、義両親のことを許したいですか? もし純粋に仲良くしたい、許したいと思っておられるなら、その気持ちに素直になるだけであとは時間が何とかしてくれると思います。ところがご相談から、ももんがさんにとっては許すよりも大切なことが他にあるのでは?と感じましたのでその方向でお話させていただきますね。まず結論から言うと、義両親のことは今すぐ努力して許さなくてもよいでしょう。許せない状態は心が苦しいですよね。ですが今は「許す」「許さない」ということから少し離れてみましょう。いま目の前で起こっている問題について、義両親は全く関係ないとしたら? 少し視点を広げて、あなたの心のカラクリを見つめてみると本当にあなたが必要としていることが見えてきます。ももんがさんは過去に義両親に何かいやな気持ちになるようなことをされたと感じ、今でも腹を立てているし、許せないと思っています。またそんな自分を責める気持ちもあるのかもしれません。ですが、まずその腹が立っていたり許せない気持ちを思いきり認めてあげてください。それを何とかしようとするのではなく、ただそう感じている自分がいる。それだけです。また、頭では『感謝しなければいけない』と分かっているのに心がついて行かないですよね。そこは無理に感謝しなくていいのです。感謝「したい」ではなく、しなければという「べき」はあなたの心を苦しめ、ますます頭と心がバラバラになってしまいます。本音はいつも「心」が教えてくれます。そちらに耳を傾けてみてください。さて、許してしまうと、どんな嫌なことが待っているでしょうか。 たとえば、まだ傷ついている心が収まらないまま相手を受け入れなければならなかったり、負担が増えそうな気がしますね。つまり、今のあなたにとって「許す」=ガマンが増える。になっているかもしれません。 ガマンするということは相手に粗末に扱われるのを受け入れる行為で、ますます自分を犠牲にしてしまいそうです。いかがでしょうか。ここで視点を広げてみます。今は義両親のことが許せないのだけれど、もともとあなたは被害者意識を感じやすかったかもしれません。それがいま目の前にいる義理のご両親など目の前の人たちを通して「私は大切にされないみじめなヤツ」「どうせ誰も私の気持ちを分かってくれない」「やっぱりガマンしないといけない」と思いたい自分がいるかもしれないということです。なぜなら自分はこういう人だ(セルフイメージ)と思い込んでいるからです。一度その視点でご家族をぐるりと見まわしてみてください。自分のセルフイメージや心の前提がいまの現実を創っているとはこういうことで、実は知らないうちに他人に粗末に扱われるよう自分で仕組んでいるかもしれないということです。それは自分が自分を粗末に扱ってきたから。何か嫌なことをされて言い返せなかったり、相手の立場を優先しすぎて自分がガマンを重ねたり。また、傷ついているのに「今のままでは自分はダメだ、もっとしっかりしなきゃ。頑張らなきゃ」など、できない自分、弱い自分にまだまだむち打って嫌ってしまったり。心当たりはありませんか?これからは弱い自分のことも、誰かを許せない心の狭い自分のことも、あなた自身がまず優しく受け止めてあげる練習をしてみてください。そして嫌なことを伝えたり、言い返したりしてもいいのです。もしかしたら義両親はあなたが嫌な気持ちになったことすら知らないだけかもしれません。嫌な気持ちをガマンして飲み込むことは、あなたがあなたを傷つけてしまいます。いま起こっている現実を使って、あなたが自分と仲直りするチャンスです。子育てに、嫁業、妻業もがんばっているあなた自身をねぎらいつつ、たくさんわがままを言わせてあげてください。最後に、この魔法の言葉をプレゼントします。「心が狭くてダメな私だけど、どうせ愛されてるし」「本音を言ってもいい」「もうガマンをやめてもいい」「愛されている」のは義両親やご家族を超えたもっともっともっと広い大きな範囲だと想像しながらこの言葉を口にしてみてくださいね。どうか心穏やかな日々が訪れますように。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年05月17日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「過去のことでどうしても自分を許せない」という、うさきちさん(26歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。■うさきちさんのお悩み初めまして。私は26歳の女性です。今まですぐに落ち込んだり、自分を責めたり、嫌われてると思ったり、そうやって生きづらい自分を歩んできました。最近ではマイナスに考えないようになり、大好きで大切な友人、先輩、後輩、仲間たち、彼氏…、気づいたら周りに集まっていて、私にはもったいないくらい幸せだな…と、実感する日々です。ですが、私は過去のことでどうしても自分を許せないことがあります。犯罪ではありませんが、人として、決してしてはいけないことをしてしまったのです。そのことで、傷つけてしまった方もいるはずです。そのことを思い出すたびに、後悔の念と、ネガティブな気持ちがフツフツと沸き上がってきます。誰かを傷つけるこんな私は、幸せになってはいけないのでは、と思います。私自身にもとても非があることで、自分自身を許そうと思っても、こればかりは許せません。当時誰かに何かを言われたわけではないですが、自分では許されないことをしたと思っています。このままこの気持ちとどういう風に向き合っていけばいいのか、わからないのです。変えられない過去。取り返しのつかない過去。最低な自分。私は私を許してもいいのでしょうか? どうかアドバイスをいただきたいです。■心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんより人として、決してしてはいけないことをしてしまった、と罪悪感を感じていらしゃるのですね。人を傷つけてしまったそのご経験によって、うさきちさんご自身もたくさん心を痛めてこられたのではないでしょうか。今までよくがんばってこられましたね。きっとうさきちさんは「人を大切にしたい」という思いが強い方なのでしょうね。だからこそ、今「勿体ないくらい幸せだな…」と実感するほど、“大好きで大切な友人、先輩、後輩、仲間たち、彼氏”に囲まれていらっしゃるのでしょう。そしてまた「人を大切にしたい」という思いが強いからこそ、「人を傷つけてしまった自分」をずっと後悔していらっしゃるのではないでしょうか。うさきちさんは、ご質問文の中で「私は私を、許してもいいのでしょうか?」と書かれていらっしゃいますが、答えは「イエス」です。 ■幸せになってはいけない人はいない自分を許すために「最低な私のままで幸せになってもいい」という言葉を、口に出して言ってみてください。何度も何度も、ご自身に言ってあげてください。ステキな友人や恋人に囲まれたあなたも、過去に誰かを傷つけてしまった“最低”と思うあなたも、どちらも大切で大好きなあなた自身です。過去に誰かを傷つけてしまった、あの頃のあなたも、きっとその瞬間を必死に生きていらっしゃったのではないでしょうか。そして、その後から今日までも、きっと精一杯生きていらっしゃった結果、今のあなたがいるのだと思うのです。まわりの人を大切に思うように、どんな過去のあなたも、大切な愛おしい存在として、いたわってあげてほしいなと思います。幸せになってはいけない人はいません。過去にどんなことがあったとしても。実は、私も過去に「自分で自分を許せないくらいにひどいことをした」と思った経験があります。後悔もたくさんしました。だけど、人を傷つけてしまったあのできごとを経験した結果、今の私がいるのも事実です。それでも、生かされているし、あのできごとがあったからこそ、今の私ができることもあるのです。だからこそ、私は、幸せに遠慮しないでいようと決めています。ニックネームが私のカウンセラー名と似ていたこともあり、他人ごととは思えず、思わずお返事をさせていただきました。ぜひうさきちさんも堂々と幸せでいてくださいね。心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年05月10日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「動くのが面倒くさい。ずっと寝ていたい」という、ちぃさんさん(34歳・無職)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ちぃさんのお悩み私は、現在無職です。20代のころからアルバイトと無職を繰りかえしてきました(1年以上働いたことがありません)。現在は、父に養ってもらっています。正直、動くのが面倒くさいし、時間を拘束されるのもいやで…。結婚って道もいや。やりたいこともないし、ずっと寝ていたい。ずっとこの状態が続けられたらうれしいですが、無理なので、こんなどうしようもない私にアドバイスいただけないでしょうか?「お父さんが働けなくなってから考えてみたらどうですか?」は、勝手ながら勘弁してください。誰かに相談することも考えましたが、本音を隠してきれいごとを言ってしまいそうなので、こちらにお願いしました。よろしくお願いいたします。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりちぃさんこんにちは。15年寝たきりから心屋の認定講師になった、坂崎ひでこです。「やりたいことないし、ずっと寝ていたい」そう書いていますが、やりたいこと、書いてありますよ。「ずっと寝ていたい」ちぃさんが、いま一番やりたいことは、寝ていることですね。動くのが面倒くさい、時間にしばられたくない…。それほど寝ていたいということだと推察します。私は15年以上うつで、ほぼ寝たきりでひきこもりでした。小さな子どもが二人いたのに。あるとき、「もうなにもしたくない。一生寝てやる」と決めたと言うとかっこいいけど、キレて、こんこんと寝つづけました。レトルト食品と紙皿、割りばしを大量に買いこんで、トイレと寝ることと食べること以外は何もしませんでした。でも、一週間ほどしたら、自然と動きたくなりました。レトルトよりも炊きたてのごはんを食べたくなり、子どもにおいしいふりかけを買ってきてもらって無洗米を炊きました。15年間寝ていたときは、炊飯器のスイッチを入れることさえできないことが多かったのに。「これじゃダメだ、これじゃダメだ」と寝ていた15年間は、寝ていてもちっとも休まらなかった。自分を責めつづけた15年でした。これは、「寝てばかりじゃダメ」を「寝てばかりでもいい」ということにすると、起きられるようになる。という私の体験です。ちぃさんは、本音を隠してきれいごとを言ってしまいそうなのでと書いてある。つまり、「言いたいことをがまんしている」自覚があるんですね。本音を言ったら、おそろしいことが起こる。そう思っているのでしょう。世のなかが安全だと思えないんでしょうね。そんな、安全じゃない世のなかに出て行きたくないのは無理もないことです。そんな人が、バイトをしてきた。それは、すごいことだと思いますよ。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年05月03日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「職場でも家庭でも孤独を抱えている」という、もくれんさん(40歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師の小林威之からアドバイスをいただきました。■もくれんさんのお悩み職場で、どの部署に異動になっても、誰からも声をかけてもらえません。ほかの人たちは話の輪のなかで盛りあがっており、ひとりひとり話を振られるのに(○○さんはどう? というような感じ)、私だけがいつも振ってもらえずにいます。また、今年4月に異動してきた現在の部長が、ほかの人たちには声をかけるのに、私には仕事以外の話は一切しません(さすがにあいさつは返してくれますが)。存在感がないのか、嫌われているもしくは無視されているのか…。しかし、いまとなってはもはやどうでもよくなってしまい、諦めの境地にいます。家庭内でも、育児のことや家のことでさまざまな悩みがつのり、主人をあてにすることや信頼することもできません。疲れはてて、来年の3月末で退職をしようと思っています。3月末までに、どう気持ちを持ちこたえるか、孤独に耐えられるか。職場でも家庭でも孤独で居場所のない私に、ぜひアドバイスがほしいです。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりもくれんさんこんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。職場でも家庭でもどこにいても孤独感を感じていらっしゃるとのことで、とてもつらい状況だと思います。よくがんばりましたね。よく我慢しましたね。本当に大変だったと思います。おそらく、もくれんさんは、この孤独感を感じる状況から抜けだそうと、さまざまな努力をされたはずです。職場だけでも大変なのに、家に帰っても落ちつける場所がない。そしてこの状況がずっと続くかと思うと、どうしていいのかわからなくなります。こういった状況に追いこまれると、どこか自分に原因があるのではないかと「原因探し」をはじめる人もいます。ですが、原因は自分にはありません。コミュニケーション能力が必要だとか、ポジティブに物ごとを考られるとか、ハキハキ意見を言うとか、自分に自信を持つとか、とりわけビジネスの場では用いられる言葉ですが、これらは、物ごとがうまくいくいかない原因にはなりません。あるに越したことはありませんが、自分の人生を楽しむという観点からは、ほとんど関係のないことです。ですので、もくれんさん自身が何かが足りない、「ない」から、いまの状況が起きているわけではありません。一見すると、ネガティブに感じられる状況は、じつは自分の人生を変える上で大きなターニングポイントになります。言いかえますと、より自分らしく生きるために、より自分を好きになるために、より自分が幸せになるために、ネガティブに見える状況を自分でつくって、それを乗りこえることでポジティブな状況にひっくり返そうとするのです。もくれんさんは、とてもすてきな女性です。育児や家事、仕事をやりつつ、友人関係、近所付きあい、親戚付きあいなどを含めたら、気の休まるときなんてほとんどないと思います。男性なんて「仕事」の1項目もままならない人が多いですが、もくれんさんは、その何倍もやっています。まずは、がんばってきた自分をたくさんほめてあげてくださいね。もちろん、休息もたくさん取ってほしいのですが、それに合わせてやってみてほしいことがあります。それは、「わがままを言う」です。わがままは人に嫌われてしまう大きな原因と思われてしまいがちですが、じつは、わがままには自分の本音が隠れています。そして、わがままは隠しても表情や雰囲気から周りの人になんとなく気づかれてもいます。周りの人は「言ってくれたらいいのに」と思っているのに、本人が言ってくれないと「信頼してもらえない」「距離を置かれている」と感じてしまうものです。なにより、わがままを我慢することは、自分にウソをついていることになります。自分にウソをついていると自分を信用できなくなります。すると、今度は周りの人も信用できなくなります。ですので、ぜひ「わがままを言う」を試してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年04月26日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「母親のうつ病にどう向きあったらいいのかわからない」というこゆきさん(31歳・会社員)に心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。■こゆきさんのお悩みこんにちは。私の母は、現在うつ病を患っています。母の病とどう向きあえば良いのか教えてほしいです。よろしくお願いいたします。■心屋塾上級認定講師・サトーマサトさんよりこゆきさん、こんにちは。うつ・心の病をテーマに活動しています サトーマサトです。お母さまがうつ病ということで、心配で相談いただいたかと思いますが…。じつは、お母さまのことを「心配しないこと」が一番いいのです。お母さまのことを「放置する」ぐらいが、ちょうど良かったりします。「えっ!? どういうこと!?」と思われたかもしれません。説明いたしますね。うつ病になる人は、もともと真面目で勤勉、我慢強い、がんばり屋、負けず嫌い、完璧主義、他人を気遣える人です。それが限界を超え、心と体の安全装置・ブレーカーが落ちている状態です。「ちゃんとしたいのにできない」で悩んでいます。うつ病になって「できなくなった自分」を「周囲の人に迷惑をかけてる」と責めているのです。周囲の人が心配し、悩んで暗い表情を浮かべていると、自分のせいで周りを不幸にしているんだ…と、さらに自分を責めます。たとえるならば、お母さまはいま、荒波に飲まれ、海で溺れている状態です。こゆきさんは 海に飛びこんでお母さまを助けようとします。 しかしながら、お母さまの側からすると、自分を助けようと愛娘が荒波に飛びこむ姿に「娘に申し訳ない、迷惑かけている」「自分がこんな病気になったばかりに」とまた自分を責めてしまいがちです。こゆきさんは「助けようとする」する一方で、お母さまは「これ以上迷惑をかけまいと無理をする」。この状態を続けていると…。溺れている人を助けようとして、自分も溺れてしまった。そんなケースになりかねません。陸の上から、お母さまが岸へたどりつけるよう見守るのが良いのです。こゆきさんへの魔法の言葉は、「お母さんを 放っておいてもいい」です。まずは、こゆきさん自身が幸せに暮らすことです。気持ちが明るくなるように好きなことをして、生き生きと人生を楽しみ、輝いた笑顔を見せること。その姿こそが お母さまにとってなによりの良薬です。お母さまが自分を責めずにすみ、安心できます。こゆきさんのような「自分の大切な人が、うつで苦しんでいます」という相談、じつは結構多いのです。上記のことを伝えると、多くの方は「そういわれても…」なんておっしゃいます。その場合は、うつ病で苦しんでいる人が問題でなく、相談者の問題として扱います。こゆきさんに質問です。「うつ病に苦しんでいる母親をみてると どんな気持ちになりますか?」罪悪感や不安感を抱えてるとしたら、その気持ちを解消できるように、こゆきさんが「自分自身の問題と向きあってみる」必要があります。自分自身と問題と向きあい解消できたとき、不思議とお母さまのうつ病も快方へ向かうでしょう(そのようなケースを多くの相談者で見てきました)。最後にオススメの映画があります。宮﨑あおいさん&堺雅人さん主演の『ツレがうつになりまして。』です。夫(ツレ)のうつ体験を通じて夫婦の絆を深めていく物語です(ご覧になったことあるでしょうか?)お母さまのうつ…たいへんな状況かもしれません。しかし、この経験を通じて、こゆきさん自身が自分の生き方を見直し、母娘の関係がより深まる転機になること願っております。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年04月19日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いまの立場を失うのがこわくて、休職できずにいる」というまるさん(38歳・会社員)に心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■まるさんのお悩み年始に円形脱毛症になってから日々悪化しており、全頭脱毛症になりかけています。頭頂部の薄毛が気になるため、部分ウィッグをしている状態です。まわりの目が気になってしまい、仕事に身が入りません。本当は1、2ヶ月休養したい気持ちがあります。前に上司に病気の話をしたことがあります。課長は一週間休んでみるかと言ってくれましたが、部長は部署異動してみるかと言ってきました。そのことがあり、長期休みの相談をできずにいます。私は独身なので、ひとりで生きていくためにも、一生懸命仕事に取りくんできました。おかげで、上司から高い評価をいただいております。忙しい部署ではありますが、異動はしたくないのです。一度異動になったら、その部署に戻るのはむずかしい会社です。そのせいか、最近、上司からいらないと言われる夢をよく見るようになりました。朝から憂うつです。本当は休んだ方が良いのはわかっていますが、いまのポジションを失うのが怖いのです。どう心を導けば、失う怖さを克服できるのでしょうか?■心屋塾上級認定講師・いかり屋圭子さんよりまるさん、つらいですね。きっと良くなると思ってお答えしますね。「安心して休んでください! それで良くなります」それだけです。安心していると安心が来ますし、不安でいると不安がきます。ただそれだけです。「休んで復帰した後のことは、そのとき考える」くらいでいてください。まるさんが書いていらっしゃる「本当は休んだほうが良いのはわかっている」という自分の心の声に正直になり、長期休暇のお願いを上司の方にしてみましょう。いまのままですと、悪循環で心も体も休まりませんよね。脱毛症はストレスが大きな要因だと思われますから。そして、上司の方もその言葉を待っていると思います。休まないまるさんを心配していると思います。まるさんは「休んだらポジションがなくなる」「異動したら戻れない」という思いにさいなまれています。それが不安の素ですよね。それ、本当でしょうか。それがたとえ本当のことだとして、髪の毛とどちらが大切でしょうか。お悩みを読ませていただくと、まるさんが現在の部署やポジションに執着すればするほど、脱毛していくようなイメージが浮かんでしまいました。その強い念の力で髪の毛を自ら抜いているイメージがします(あくまで私の勝手なイメージです)。「休みたい」と「休めない」のせめぎあいですね。ですから、その執着を手放せば、快方に向かうと思います。安心するためにはどうしたらいいかと申しますと、一度その不安を「そうなってもいい」と覚悟することです。「異動してもいい」「仕事が変わってもいい」この言葉を言えますか。そして、言うとどんな気持ちがしますか。感じてみてください。そして、「ダメなやつだと思われてもいい」「上司にガッカリされてもいい」「上司の期待にこたえられなくてもいい」「お母さんの期待にこたえられなくてもいい」「お父さんの期待にこたえられなくてもいい」言うとどんな気持ちがしますか。まるさんは独身で、ひとりで生きていくためにお仕事をがんばられてこられたのですよね。私も30歳で離婚してからは、ひとりで働いて生きてきたので、お気持ちはなんとなくわかります。以前の私は、「ひとりだから生きていくためにがんばらなければ」と無意識に思っていたようです。会社員なのだから、ルールは守るべき、少しくらいの体調不良で休んだりすることは罪悪感がありました。そのくせ矛盾していますが、疲れをためて突然休むことが多かったです。有給休暇は計画的に取得するよりも、疲労がたまったときの突然の休みにあてることが多く、そんな自分を情けなく感じていました。そして、また自分を責める。そんな嫌なループにはまっていたように思います。持病のせき喘息も、発症時に休んで早めに完治させれば良かったと思います。しかし、忙しいときに周りの方に迷惑をかけたくないという思いと、休んだ後にさらに自分が大変になるのがわかるため、休めませんでした。そして、悪化させてしまいすっかり持病になってしまいました。振りかえって思うことは「あのとき休めば良かった」ただそれだけです。会社というものは、私たち一人がいなくてもまわるようにできています。それはまるさんにとって「自分のポジションが無くなる」という悪い意味に解釈すればそうだし、「休ませてもらえるシステムがある」「会社は自分がいなくても大丈夫」といういい意味に解釈すればその通りになるものです。いま、まるさんには「休みなさい」という強いサインが送られてきていますよね。それはご自身が一番わかっていることだと思います。でも、休むのは怖い。何が怖いかというと、自分のポジションが無くなること。上司にがっかりされることなのではないでしょうか。上司、ひいては親かもしれませんね。だから、怖いけれども一度それを諦めてみてください。手放してみてください。「自分のポジションがなくなってもいい」「上司にがっかりされてもいい」口に出してみてください。きっと言いにくいのではないかと思います。けれど、何度も何度もつぶやいている間に、たぶん少しずつ気持ちが変わっていくと思いますよ。「ま、いっか」「それでもなんとかなるか」「そうなっても命までとられるわけではないし」「会社を辞めさせられるわけではないし」「いままでもなんとかしてきたし」と。物事はなんとかなるようにできていますし、流れに任せているとどこかにたどり着きます。それは自分が勝手に想像している範疇をあっけなくこえる場所にです。いい意味でね。「休みたくない」「異動したくない」とがんばるのではなくて、「休むこと」「何もしないこと」をがんばってみるのです。これまでのまるさんの常識とは逆ですね。目の前に来た流れに乗ってみるのです。それはどこに行くかはわからなくても。髪の毛さんが「休みなさい」と必死に教えてくれています。「私を大切にして」と叫んでいるようにも感じます。イメージのなかで「髪の毛さん」を両手に乗せて「どうしてそういうことするの?」とたずねてみてください。きっと何か優しい言葉を伝えてくれると思います。がんばらなくてもいい。自分を大切にしていい。安心していていい。会社も上司もまるさんの味方だと思ってみてください。まるさんを心から心配してくれていると思ってみてください。社会も人もまるさんが思っているより優しいし親切ですよ。執着しているものを手放して「安心して休む」ことで、きっと回復に向かわれると思います。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年04月12日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「夫の仕事がうまくいかず、金銭的な不安を抱えている」という、まちゃみさん(35歳・専業主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■まちゃみさんのお悩み夫が今年の3月に起業したのですが、うまくいかず、最近アルバイトをはじめました。アルバイトで得られる収入も限られているため、退職金を含めた貯金が、あと数ヶ月でなくなくなりそうで怖いです。私は5人目の子どもが生まれたばかりで、できればあと一年は働きたくありません。 自分のなかの恐怖とどう向きあっていったらいいのか、教えてください。よろしくお願いします。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりまちゃみさん、ご相談ありがとうございます。5人の子育てをされているとのこと。本当に頭が下がります。そして「ありがとうございます」と言いたくなっちゃいます。生まれたばかりの赤ちゃんもいるとなれば、不安になりますよね。そんななか「自分のなかの恐怖とどう向きあっていったらいいのか」と質問する心の姿勢が、すてきだと思いました。では、まず、まちゃみさんの不安や恐怖は、「自分でつくっている」という立ち位置で考えることからはじめましょう。旦那さんがつくっているのではありませんよ。なぜなら、同じ状況になっても不安にならない人もいるからです。そんな人はどんな考え方をしている(何を信じている)と思いますか? その答えがでたら(想像でもOK)、それをあなたも信じてみることです。それが、今日お伝えするひとつめの方法です。ふたつめの方法は、思いきって、その恐怖の中身をちゃんと見ること。私たちは、怖いとすぐに目をそらし、考えないようにしてしまうところがあります。だから、中途半端に何度も「怖い→振りはらう」をくりかえしてしまうのです。じつは、いったん「自分が本当に恐れていること」を、とことん見てみると安心するものなんです。自分が自分を一番わかってあげることって、すごく大事です。まちゃみさんの場合は、まず「このまま、旦那さんの仕事がうまくいかず、お金がなくなること」でしょうか。では、未知のその先も考えてみましょう。もし、「お金がなくなったら」どうなりますか? たとえば、「子どもたちの食べるものがなくなる」「住む家も追われる」「○○(誰か)に頭を下げてお金を借りる」など、そうなったら次はどうなるかを、どんどん時系列で想像していきましょう。最悪の妄想をしてください。何に行きつきましたか? そのなかで、あなたが一番怖がっていることは、何だったでしょうか。それがわかったら、次は、酷かもしれませんが、いったん「そうなってもいい」と言葉に出してみましょう。「口に出したら、現実になるかも」と、不安になるかもしれませんが、逆です。いままでのように、中途半端に想像して何度も怖さを感じている方が、「つねにそうなる」ことをイメージしているので、無意識にそちらに向かう行動をしてしまうことになるのです。これは、その思考を終わらせるためにやると思ってくださいね。でも、腹をくくるつもりで言ってください。いい意味で開きなおれたり、対策や対処方法が考えられるようになったりする効果もありますよ。もしかしたら、妄想中に、「そんなことにはならないな」と思うことがあるかもしれません。そうなる前に、自分や旦那さんなら何とかするだろうと。そんな自分たちを信じる気持ちが出てきたなら、もう、それでオッケーです。まぁ、いろいろ書きましたが、まずは旦那さんを信じてみませんか。きっとうまくいく、何とかしてくれると。アルバイトも、いろいろと考えてくれている証拠です。起業当初は、すぐには収入につながらないのが普通です。まちゃみさんがうまくいかないことを信じて、旦那さんへの不安が言動に漏れる→その様子に旦那さんがしんどくなって黙る→ますます、不安になる…そんな悪循環もあったかもしれません。まちゃみさんが彼を信じて、お子さんとの「いま」を楽しんでいる姿が一番の応援になるのではないでしょうか。もし、貯金の額を彼が知らないようなら、彼も考えられるように、伝える機会をつくるといいですね。「1年は子育てに専念したい」という“希望”も合わせて。ただ、自分の不安から、「大丈夫なの?」と不信をあらわにしたり、「なんとかしてよ!!」と責めたてたりしないよう、しっかり自分の不安と向きあってからにしましょうね。お金についても、きちんと話せる仲って、すてきだと思います。旦那さんのお仕事がうまくいきますように。どんな状況でも、まちゃみさんが心健やかに過ごせますように。そして、ふたりで乗りこえていけますように。応援しています! ・このカウンセラーのブログを読む
2016年04月05日人気の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。「何も信じられない」という、なごママさん(46歳・専業主婦)。心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんがアドバイスします。■なごママさんのお悩みはじめまして。私は再婚3年目の主婦です。再婚前、夫から裏切られていたことや、そのときに夫の口から出た言葉が忘れられずに苦しんでいます。私は、幼いころからいつも裏切られてきました。親や学校の先生、さまざまなDV体験。施設へも入れられ本当につらい日々も経験しました。男性はいつも色目を使い女をだまし、自分に都合の良い言葉をはく。今回、夫と出会い「信じても良いのか?」と思いはじめたころに裏切りを知り、絶望のどん底へ…。夫がすることすべて信じられません。何も信じられなくなって、すべてが怖いです。外に出ることもおっくうです。なんのために生まれて、いまはなんのために生きている? 何もわからなくなってしまいました。「どうか助けて」の声は誰にも届きません。最後の望みと思い相談させていただきました。どうかよろしくお願いします。■心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんより…いやいやいや~。「昔の私が書いたのかしら?」と思うほど過去の私が見ていたような状況が書かれてあるので、とてもびっくりしました。なごママさん、はじめまして。心理カウンセラー心屋ジェニーです。ご相談を読ませていただいて、「あああーそういえば、私もそういう風に思って歯を食いしばって生きていたなぁ…」と過去の自分をふりかえってみたりしました。いまのなごママさんと同じような気持ちで生きていたこの私が、いまでは笑い楽しみ怒り泣きじゃくり、落ちこんだりドジったり、また笑ったりしながら、大好きなひとたちとおしゃべり三昧したり、オシャレして喜んだり、ひとりでのんびりを楽しんだりして毎日を過ごせるようになりました。なので、なごママさんもきっと私のようになられるのだなぁ〜とうれしく思いましたので、ご相談に答えたくなりましたので担当させていただきますね。なごママさんのご相談のなかに、「どうか助けての声は誰にも届きません」。とありますが、それでは実際に「助けてほしい」と誰かに言ってみたことはありますか? 自分から自分の弱みや情けなさを見せて、誰かに手伝ってほしい、頼らせてほしいと言ってみたことはありますか?問題が次々と起こっていたにもかかわらず、私にはずっとそれが言えなかったのです。なぜなら、私は自分の心の奥底で「私なんて どうせ助けてもらえない人だ」と、自分で気づかないうちに固く信じていたからです。自分が自分のことを「私なんて どうせ助けてもらえない人だ」と信じていれば、言葉も態度もそういうようにふるまいますので、心のなかでの助けての叫び声は 誰にも届きませんよね?なごママさんはどうですか?「私なんて どうせ助けてもらえない人だ」と信じていますか?それとも、「私だから どうせ助けてもらえる人だ」と信じていますか?環境を変えても 目の前の人が変わっても、問題が次々起こるときは、こんな風に「自分がどんなことを信じているのか?」に気づくチャンスなのです。そうして、なごママさんのご相談に「幼いころからいつも裏切られてきました」と書いてあるので、「どうせ、私は裏切られる人」と自分が固く信じてあるように感じました。「どうせ私は裏切られる人」を信じていれば、それに見合う「ほらっ、やっぱり私は裏切られる」という証拠が集まってきます。そうやって自分が信じているものの証明をくりかえしながら強化して苦しみながら生きてしまうのです。ですが、そこから脱けだすのはとってもカンタンなのです。この気づかないうちに何度もくりかえしてしまってる「自分を苦しめている考え方」や「自分が幼いころから信じているうまくいかない考え方」を捨てて、“自分がしあわせになれる考え方”に変えていくだけで、なごママさんはしあわせに気づけるようになれるのです。そこで、つぶやき続けると考え方がするりと入れかわる魔法の言葉をお伝えしますね。『どうせ私は愛されている』『もうしあわせになってもいい』『どうせ私は助けてもらえる人』『私だから 助けてもらえる』『私だから やさしくしてもらえる』『私は もうしあわせになってもいい』『私は もう誰よりもしあわせになってもいい』です。この魔法の言葉を毎日毎日たくさん浴びるように自分でつぶやきながら、実際に自分の弱みと情けなさを見せて、助けてほしいと伝えて旦那さんや身のまわりの方に頼ってみるという宿題をお出ししますね。実際にやってみた人だけが体感できることがありますので、ぜひやってみてくださいね。なごママさんが、しあわせを感じて和やかに笑える日を楽しみにしていますね。ご相談ありがとうございました。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年03月29日古川雄輝さんの2年ぶりの主演舞台『イニシュマン島のビリー』は、アイルランドの島に暮らす手足の不自由な少年を描くブラックコメディ。「舞台自体がハードルが高いうえ、日本とは笑いの質が違う海外のコメディだけにどうなるか…。ただ、いまはビリーのことを考えたいんです。どうしてもハンディキャップの部分がクローズアップされる役ですけれど、閉鎖的な田舎の島で映画俳優になる夢を見ている心優しい17歳の少年という、内面の部分に真摯に向き合えたら、と思っています」ビリーとして「どう動いたらいいかを大事に」。彼の優しさを「行動で表現していけたら、自然とそう見えるのかもしれない」。取材が行われたのが稽古初日を目前にしたタイミングだったこともあり、役についてあれこれ考えを巡らせていた。ただ、稽古しながら変わってくることも多いだけに、「いまはとにかく早く森(新太郎)さんの演出を受けて、自分の考えていることが正しいか、一回答え合わせをしたい」とも。「演技ってどれが正解かわからないんで、わりとテクニカルなことから考えちゃうんです。自分なりに準備して、現場で急に方向性が変わったときに対応できるようにしておくと、戸惑わずに済みますから」発言の端々に理系男子の片鱗が。「理系脳だとよく言われます。物事を組み立てて考えたいんですよね」客観性のある人かと思えば、「客観性はある方だと…いや、ないな(笑)」。在学中にミスター慶應に選出。その後、合格していた大学院への進学をやめ、芸能界入りした経緯からしても、意外と直感型の人?「ミスター慶應に選ばれた後、オーディションを受けたのですが、必死ながらもやっていて楽しかったんです。ただ、やればやるほど俳優という仕事は難しい。舞台は、稽古期間が長いぶん挑戦ができる場なので、怯んでしまう自分を奮い立たせて臨みたいです。少しでも自分の引き出しを増やしていけたらいいですね」◇ふるかわ・ゆうき1987年生まれ。2010年芸能界デビュー。出演作にドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』、映画『脳内ポイズンベリー』など。出演映画『太陽』が4月23日公開。◇心優しく理知的ながら、ハンディキャップゆえに周囲からは馬鹿にされている少年・ビリー(古川)。ある日、彼の住む小さな町のすぐそばに、ハリウッドの撮影隊がやって来る。3月25日(金)~4月10日(日)三軒茶屋・世田谷パブリックシアター作/マーティン・マクドナー翻訳/目黒条演出/森新太郎出演/古川雄輝、鈴木杏、柄本時生、山西惇、峯村リエ、平田敦子、小林正寛、藤木孝、江波杏子S席8500円A席6500円(共に税込み)ホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949※『anan』2016年3月30日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・望月リサ
2016年03月25日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「うそをつくことをやめたい」という、ぱぴさん(46歳・主婦)へ心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■ぱぴさんのお悩み私はうそつきです。自分を大きく見せたい、“ええカッコ”したくて、ついうそをついてしまいます。うそを言った後で延々後悔するので、もう人前で口を開くのはやめようと思います。でも、大勢でしゃべっていると、黙っていることができません。つい偉そうなことや良いことを言ってみんなに感心され、ひとりになってすごい自己嫌悪におちいります。がんばって我慢してしゃべらなかったら、心は平安ですが自分の存在が必要でないような気分になり寂しくなります。ふだんはついたうそに追いつけるように努力しますが、結局自分は薄っぺらい人間だと思うと、ある日突然、何もかも嫌になり、家から出られなくなります。しばらくすると復活するので、延々これをくりかえしています。嫌なこともいつまでも忘れられず、何年も前のつらいことをふと思いだして、ひとりのときに目の前にいない人をののしったりしてしまいます。こんなに後悔するのに、なぜ私はうそをついてしまうのでしょうか。また、どうしたらうそをつかずにいられるのでしょうか。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりこんにちは、心屋塾の志緒村です。本来の自分を隠すためについうそを口にしたり、見えを張ってしまったりするということですね。うそを一度もついたことがない人はいないと思いますが、一回やってしまうと、場合によってはその後ずっとうそを正当化しなければならないので、長期化すると罪悪感で自分が苦しくなってしまいますね。うしろめたい気持ちを抱えたまま他人と仲良くすることは本人にとって難しく、どんどん孤立せざるを得なくなる。やめたくても引きさがれず、環境を変えることでしかリセットできないパターンをくりかえす方もなかにはいるようです。ぱぴさんもきっとご存じの通り、うそをやめることはそこまで難しいことではないのかもしれません。おっしゃるとおり、黙っていることだってできるのですから。それよりも“素の自分”を他人に見せられないことの方が本当の問題なのでしょう。そこで、ご相談文をこんな風に読みかえてみました。「本来の自分のまま生きていきたい。薄っぺらい自分を受けいれる勇気と、ありのままの私で他人とつながる勇気がほしい」いかがでしょうか? 少し怖いかもしれませんね。うそをつくのをやめて、ありのままの自分が感じることを表現すると、薄っぺらい自分や嫌いな自分、理想とはかけ離れているダメな自分、卑屈で器が小さい自分など、あらゆる現実をとことん見なくてはなりません。これがしんどい。自分ひとりが見るぶんにはまだがんばれるかもしれませんが、他人にどう反応されるかと思うと怖いですよね。ただ、ご相談文から、あなたの本心は「ちゃんと自分に自分を見てもらいたい。認めてもらいたい」と切に願っているように感じました。ダメなところもいいところもすべて、あなたが一番認めてほしいのはあなた自身ではありませんか?自分のダメさやできなさを受けとめている人は、他人からあまりダメ出しされません。それが見えても温かく見守ってもらえるようです。ところが、自分を責めてジャッジしていると、他人からも同じように粗末に扱われてしまいます。隠そうとすればするほど、です。ですから、まずは、あなた自身があなたを大切な人として扱ってあげてください。ダメで薄っぺらいところもたくさんあるけれど、不器用に一生懸命生きてきた。うそをついてまで他人と関わろうとがんばっている。そこを認めてあげませんか? 薄っぺらくてもいいじゃないですか。あなたが嫌っている自分のこと、押しいれから引っぱりだして、ゆっくりじっくり見つめてあげてください。そして少しずつ外の空気にさらす勇気を出してみてください。「エイヤ!」です。そして、たくさん失敗もしていきましょう。勇気を出したところで受けいれられないことも多々ありますが、それでいいのです。他人に受けいれられないからといってあなた自身はもう嫌わない。自分の味方になった状態で心は開いてみる。正直ここが一番イタイので何度もめげそうになるかもしれません。めげてもいいんです。でも何度もやってみてくださいね。そうするうちに本心で生きる心地良さを実感していくでしょうし、信頼できる人間関係に囲まれる未来だってそう遠くはないかもしれません。経験者(私)は語ります。うそつきな自分のことも今日から大切にねぎらってあげてください。「いままで私を守ってくれてありがとう」「薄っぺらだって悪口を言ってごめんね」って、ぜひ口にだして自分に言ってあげてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年03月22日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「恋愛が長続きしない」という、ふわりさん(27歳・接客業)に、心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。■ふわりさんのお悩み私はとてもめんどくさい女です。昔から結婚願望が強いものの、なかなか恋愛が続きません。彼氏ができても、楽しいのは最初だけ。会えないさみしさと不安からいろいろと悩み、こんなにつらいなら別れた方がよいのではという結論に至り、別れを切りだしてしまいます。最初は相手が引きとめてくれるのですが、2回目3回目ともなると、本当に別れることになります。そうなると余計につらくなり、後悔して泣きつくというパターンを何度もしてきました。何度もくりかえすたび、自分にあきれ、落ちこみ、生きていることさえ嫌になります。恋愛が失敗するたびに、仕事も手がつかなくなり、ひどく落ちこんでしまいます。こんな私でも、きちんと結婚して幸せな生活を送ることができるのでしょうか? 教えてください。■心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんよりああ。確かに、“めんどくさい女”…ですね。じつは私にも、一度ならず心当たりがありまして、心をチクッとさせながらご相談を読ませていただきました。もしかしたらふわりさんは、とっても“さみしがりやさん”ではありませんか?恋愛って、最初のうちは愛情表現が多いですよね。言葉はもちろん、会う回数や、会話、表情…すべてにおいて「好き」が表れやすいもの。だけど、お付きあいが長くなると、どんどん“日常”になっていくので、連絡のない時間が増えたり、彼の態度が冷たく感じたり…。そんなことをきっかけに、彼はもう自分のことを好きではないのではないか、ほかの女性といるほうが楽しいのではないか。そんな妄想が膨らんで「こんな苦しい思いをするなら、ひとりでいるほうがましだ!」と、つい別れ話を切りだす。で、引きとめてくれると、彼の愛情がまだ自分にあることが確認できてホッとするのだけど、そうでなくなった途端、本当にひとりになってしまうさみしさに耐えられなくなって…。こんな感じかな? と想像しました。これってね、ひとことで言うと、“さみしさ”に振りまわされている状態だと思うのです。もしかしたらふわりさんは、幼いころから、たくさんの“さみしい気持ち”を感じながらも、家族やお友だちにあまり表現せずにこられたのではありませんか?そんなふうにためこんだ“さみしい気持ち”は、じつはずっと外に出るチャンスをうかがっています。“めんどくさい女”になるのは、恋愛をきっかけに、自分のなかにひそんでいた“さみしい気持ち”が「気づいてよー!」って暴れだしているときなんです。だから、そんなときには「ああ。さみしいなぁ。いままで気づかなくてごめんね」って、ひとりごとみたいに自分で自分に言ってあげてほしいのです(ちょっと恥ずかしいので、ひとりっきりのときにね)。そうやって口に出しながら、自分の気持ちを受けとめてあげてほしいのです。“さみしさ”は、誰かに愛してもらうことで満たされるものではありません。誰かに満たしてもらうものとかんちがいして、その“誰か”のほうばかり見て、じつは自分を無視していることこそが“さみしさ”の正体なのです。ですから、誰かに愛してもらうためではなく、自分を喜ばすためだけに、あなたが心から楽しめることをたくさんしてあげる。自分を無視しないこと。自分の心の声を聞こうとすること。それが、さみしさでぽっかりと穴があいた心を満たす方法です。そして、もうひとつ大切なこと。恋人とのお付きあいが長くなると、特別な愛情表現は少なくなってくるかもしれません。でもね、それってじつは、とっても幸せなことなんです。なぜならそれは、特別なことをしなくても、あなたと心がつながっているんだと、彼が信じている証拠だから。ふたりで一緒に生きていることを、彼が当たり前に感じている証拠なのです。もちろん、さみしいときは、さみしいって言っていいんですよ。ただし「さみしいから、別れる!」じゃなくて「さみしいから、一緒にいてほしいな」って言いましょうね。“彼は私といることを当たり前に感じるくらい、私を大切に思っている”。次に大切な人ができたときには、そう信じてみましょう。特別な愛情表現だけが幸せなのではなくて、日常のなかにひそんでいる薄味の愛情表現もたくさんあります。それに気づいて味わっていくことが、“めんどくさい女”を卒業して、楽しく幸せな恋愛をするヒケツです。心の声を大切にしていると、そんな“薄味の愛情”にもちゃんと気づけるようになりますから、絶対に大丈夫。大好きな人との結婚もきっとかなうはずです。そのときまで、自分に愛を注ぐこと、ぜひチャレンジしてみてくださいね。(福原由佳 うさこ) 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年03月15日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分に自信が持てない」という、ニャンちゅうさん(33歳・事務員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ニャンちゅうさんのお悩み私は最近転職したのですが、前の職場で「気配りが足りない。空気が読めない。仕事が雑」と怒られつづけたため、自分に自信がもてません。 いまの職場では怒られてはいなくて、むしろ褒められているのですが、じつは影でいろいろ言われているのではないかと被害妄想になってしまい、毎日悩んでおります。 私はダメな人間だというのが染みついていて、褒められても信じることができません。どうしたら被害妄想が消えるでしょうか?■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりニャンちゅうさん、こんにちは。心屋塾の坂崎ひでこです。転職したばかりなんですね。そんな慣れないなかで、しかも自信を無くしたところからのスタート。それなのに、現職場では褒められている。きっと、とってもがんばっているんだろうなあ。人柄も、親しみやすい方なんだろうなあと想像できます。かつての私は、自信がないし、被害妄想はひどいし、人との間に壁がある感じが、しょっちゅうしていました。そんな自分のことを、どうにか変えたいと思っていました。でも、気にしないようにしたくても、気になっちゃう。被害妄想をやめたいのに、妄想は瞬時に浮かんでいました。それで、被害妄想を無くそうとするのをやめました。というか、あきらめたんです。被害妄想が私の標準装備。だから、「どうしたら被害妄想が消えるか?」という答えは、私には書けません。ニャンちゅうさんの文章を読んで、思ったことを書きますね。ニャンちゅうさんは、前職で怒られつづけて、自信をなくしたと書いています。現在は、ほめられてるのに、信じられないとも。裏では…と、かんぐってしまうということですね。つまり、怒られてもほめられても、自信がない。自分はダメだと思っているのですね。ご本人が書いている通り、「私はダメな人間だというのが染みついて」いる。染みついたもの、つまり、そういう“習慣”になっているのだと思います。では、新しい習慣を試してみたらどうでしょうか。「私は、ダメ“じゃない”かもしれない」と、試しに思ってみてください。染みついた習慣だから、「私、ダメだ」は根強いと思います。ですから、気楽に、気が向いたら、「ダメかもしれないし、思ってるほどダメじゃないかも」と思ってみてくださいね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年03月08日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼への嫉妬に悩んでいる」という、かおさん(34歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師の小林威之からアドバイスをいただきました。■かおさんのお悩み私には付きあって2年になる彼氏がいるのですが、異常なほど嫉妬してしまうことに悩んでいます。彼氏が自分以外の人と仲良くしていると、私といるより楽しいんでしょ? 私なんかいらないんでしょ? どうせ私より優先することが増えていくんでしょ?などと考えてしまい落ちこんでしまいます。彼のことは大好きだし優しくしてくれるし、不満なんてありません。私の異常すぎる嫉妬で彼がほかの人と楽しく過ごすことを嫌に思ってしまうことが止められずつらいです。どうしたらいいでしょうか?■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりかおさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。彼がほかの人と仲良くしていると、つい嫉妬してしまうのですね。彼の態度が冷たいなら、まだけんかしたり文句のひとつも言えると思います。ですが、優しくしてくれるだけにどのような態度をとったらいいかもわからず、「ほかの人より私を優先して」と言いたいけれどただ自分だけがわがままを通しているような気分になります。何より、彼は何も感じないのに私だけ嫉妬するのもちょっと悔しかったりしませんか?でもそれでも、ぜひ彼に「ほかの人より私を大切にして」「もっと私のことを愛して」と要求してみてほしいのです。なぜなら、彼はかおさんが欲しいと思っている愛情の形を理解していないかもしれないからです。いま、彼がかおさんに届けている愛情は、彼が「これが正しい」と思っている愛情だったりします。彼には彼の価値観があります。育ってきた環境や読んだ本、テレビやインターネットからの情報などから、これが女性を愛する形と自分なりに形づくっています。相手に的確なアドバイスをするのが愛情いつも一緒にいるのが愛情お互い笑顔でいるのが愛情いろんな愛情の形があります。ですが、どんな愛情にもポジティブな面ばかりではなく、その裏にはネガティブな面も隠れています。たとえば、・相手に的確なアドバイスをするのが愛情→黙って話を聞いて欲しい人には余計なお節介に感じられる・いつも一緒にいるのが愛情→自分だけの趣味ややりたいことの時間を確保したい人には鬱陶しく感じられる・お互い笑顔でいるのが愛情→相手が笑顔じゃないと自分を責めたり、相手の機嫌ばかりうかがってなんだか楽しくないなどなど、どんな愛情であれ完璧なものはないのです。ですから、ここで一番大切なのはかおさんが彼からどんな愛情をもらえるとうれしいか、それをかおさん自身が知っておくことなのです。かおさんが彼にどうされたらうれしいのか、それを素直に彼に伝えてみてください。疲れたときに優しい言葉をかけてもらうとか、すてきなレストランに連れてってもらうとか、ぎゅっと抱きしめてもらうとかなんでもいいのです。かおさんが、愛情を感じることを彼にちゃんと伝えてほしいのです。恋愛で禁物なのは我慢です。我慢して相手に合わせるのは一見正しいようですが、我慢すればするほど自分のことが嫌いになり、なんだか毎日が楽しくなくなってきます。大好きな彼との恋愛を楽しむためには、何より自分が自分のことを好きでいることが大切です。自分のことが好きであれば、おしゃれも楽しめますし、彼と一緒に旅行もできる。また、お金をかけなくてもただ一緒にいるだけで心が満たされます。ぜひ勇気を持って、彼にかおさん自身の気持ちを伝えてみてくださいね。応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年03月01日3月25日(金)から東京・世田谷パブリックシアターで上演される森新太郎演出の舞台『イニシュマン島のビリー』。その製作発表会が都内で行われ、演出の森、主演の古川雄輝、鈴木杏、柄本時生、山西惇、江波杏子が出席した。舞台『イニシュマン島のビリー』チケット情報原作は、アイルランドの鬼才と言われるマーティン・マクドナー作のブラック・コメディ『THE CRIPPLE OF INISHMAAN』。2013年にはダニエル・ラドクリフ主演でロンドンにて上演、翌年ブロードウェイに進出し、絶賛を浴びた作品だ。演出の森は「今回の芝居はダークコメディ。単純なハッピーエンドで終わるのではなく、観に来てくださった皆さんにほろ苦い、ビターなものを残すであろう作品です。マクドナーの作品ですので全編暴力に満ち溢れていますが、同時にマクドナーらしいとんでもなくピュアな愛の物語も描かれています。登場人物は感情むき出しのとんでもない連中ばかりですが、今作ではとてもアニマルなキャスティングが実現しました」と紹介。赤ん坊の頃に両親を亡くしたビリー(古川)はふたりの中年女性を親代わりに暮らす17歳の青年。ハンディキャップのせいでバカにされながら毎日を送るビリー。そこに、隣の島でハリウッド映画の撮影が行われるというニュースが届く。船で隣の島まで行こうとするヘレン(鈴木)とその弟(柄本)に、ビリーは一緒に連れて行ってくれと言うが――。主演の古川は「舞台が2年ぶりで、かつ主演ということで非常にプレッシャーを感じているんですけど、本当に素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと舞台ができるということでうれしく思っています」、ビリーの幼馴染で恋の相手でもあるヘレン役の鈴木は「もともと好きで憧れだったマーティン・マクドナー作品に森新太郎さん演出で挑戦できるのはなんて幸運なことなんだろうと思っています。俳優のみなさんが特別な才能の塊みたいな人たちが集まっていて、埋もれないようにひるまずぶつかっていきたい」と語った。個性派俳優が揃った会見はMCからの質問にも独特の回答が続出。さらに、古川、鈴木、柄本が作品の1シーンを朗読劇で披露する時間も。森から「敢えて言うならジャイアン」と言われたという乱暴な役を演じる鈴木は、朗読マイクから離れ柄本を殴る仕草をするなど臨場感たっぷりに演じ、約100名の観客を圧倒した。舞台『イニシュマン島のビリー』は、3月25日(金)から4月10日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて。取材・文:中川實穗
2016年02月23日