「山田洋次」について知りたいことや今話題の「山田洋次」についての記事をチェック! (1/11)
俳優の山田裕貴が4日、自身のXを更新。印象がガラリと変わった“短髪”姿を公開した。山田は「山田裕貴のオールナイトニッポン#山田裕貴ANN今夜も25時から日本某所からよろしくお願いします!」と自身の写真を添えて告知。この投稿に、ファンからは「新しい役作りを始めたのですね」「髪型がすっきりと」「似合ってますね」などといった感想が相次いで寄せられている。
2024年11月05日俳優の西田敏行さんが死去したことが17日、関係者への取材で分かった。76歳。訃報を受け、同日、映画『釣りバカ日誌』 シリーズで脚本を務めた山田洋次氏と、西田さん演じたハマちゃんの妻・みち子役の浅田美代子が、松竹を通じて追悼コメントを発表した。山田氏は「訃報を聞いて、喜劇のヒーローを演じる役者をぼくたちは失った、という喪失感の中にいます。『学校』シリーズは企画の最初の段階から西田さんをイメージにおいていたし、彼なしにはつくれなかった。『釣りバカ日誌』 シリーズもこの人がいなかったら、成り立たなかったはず」と伝え「偉大な日本のクラウンが去ってしまったことを私は心から悲しく思っています」としのんだ。浅田は「突然の訃報にただただビックリしています。あの 元気ないつも笑顔の浜ちゃんが亡くなってしまうなんて 、どう 信じたらいいのでしょう。三國さんが亡くなった日に、二人で献杯したね」と回顧し「今日は私一人 献杯します。浜ちゃん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。天国で大好きなお酒を思う存分飲んで、そちら にいる仲間と宴会を楽しんでください」と、天国の西田さんに呼びかけた。■山田洋次監督コメント訃報を聞いて、喜劇のヒーローを演じる役者をぼくたちは失った、という喪失感の中にいます。『学校 』シリーズは企画の最初の段階から西田さんをイメージにおいていたし、彼なしにはつくれなかった。『釣りバカ日誌』 シリーズもこの人がいなかったら、成り立たなかったはず。いくつになっても福島弁の抜けない、懐かしい人柄。小太りの肉体・響きの豊かなバリトンの声、愛嬌のある目元、ヨーロッパではこういう役者をクラウンというそうだが、あの姿がもう見られない。偉大な日本のクラウンが去ってしまったことを私は心から悲しく思っています。山田洋次■浅田美代子さんコメント突然の訃報にただただビックリしています。あの元気ないつも笑顔の浜ちゃんが亡くなってしまうなんて 、どう信じたらいいのでしょう。三國さんが亡くなった日に、二人で献杯したね。今日は私一人献杯します。浜ちゃん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。天国で大好きなお酒を思う存分飲んで、そちらにいる仲間と宴会を楽しんでください。合掌浅田美代子
2024年10月17日モデルの山田優(40)が15日、自身のインスタグラムを更新。同じくモデルとして活動する実母・山田美加子の近影を公開し、SNS上では「さすが!!めっちゃ美人ですね!」などと反響を呼んでいる。優は「ままちゃん Happy Birthday いつも本当に本当にありがとう」とメッセージを添えて、写真をアップ。外食時の一コマで、まぶしい笑顔が印象的な1枚となっている。この姿にモデルのヨンアが「うつくしい ママ」と反応したほか、コメント欄には「相変わらずお美ちぃ」「お母様も素敵です」と絶賛の声が多く寄せられている。
2024年10月15日俳優の山田裕貴が8日、自身のインスタグラムを更新。【画像】山田裕貴、エビス”燻”新CM公開!注目すべきは「飲んだ後の顔」「#山田裕貴ANN 」「今夜もよろしくお願いします!」と綴り、1枚の写真をアップ。写真には、収録前と思われる山田本人の姿が写し出されている。 この投稿をInstagramで見る 山田裕貴 YUKI YAMADA 야마다 유키(@00_yuki_y)がシェアした投稿 この投稿にファンからは、たくさんの反響が寄せられている。
2024年10月08日山田優が18日自身のインスタグラムを投稿した。【画像】「教えて」山田優公開の写真にちょっとした違和感⁉「まだまだ暑いからということで夏っぽいグリーンのキラキラネイル♡」と綴り、最新ショットを投稿。グリーンの爽やかさとキラキラの輝きで、夏の気分を存分に楽しんでいる投稿である。 この投稿をInstagramで見る 山田優(@yu_yamada_)がシェアした投稿 ファンからは「キラキラネイルにするとおチビ女子喜びますよね」や「優しい指先」とコメントが寄せられた。
2024年09月18日山田涼介が9月12日に自身のインスタグラムを更新した。【画像】山田涼介「ビリスク」クランクアップで“初めての先生役”への想いを綴る「学ぶ事も沢山ありました」「ONOFF」と綴り、最新ショットを公開した。自身のショットを披露。 この投稿をInstagramで見る Ryosuke Yamada(@ryosuke_yamada059)がシェアした投稿 ファンからは多くのいいねが寄せられた。
2024年09月12日藤井道人監督最新作『正体』の公開が決定。吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈、山田孝之の出演が明らかになった。殺人事件の容疑者として逮捕された鏑木が脱走。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)、そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す488日間。彼の正体とは?鏑木の計画とは――。本作は、染井為人による傑作小説「正体」を、『余命10年』の藤井監督が映画化する、極上の逃亡サスペンス・エンターテインメント。染井為人『正体』(光文社文庫)日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けたが脱走、潜伏を続ける鏑木が本作の主人公だが、今回主演の“正体”は不明のまま、ほかメインキャストが発表。吉岡さんが演じる沙耶香は、東京でフリーライターをしている鏑木を助け、一緒に暮らし、指名手配犯だと気づくも無実を信じる人物。森本さんが演じる和也は、大阪の日雇い労働者として共に工事現場で働く鏑木と親しい友人となるが、犯人ではないかと疑う。山田杏奈さんが演じる舞は、長野の介護施設で働く鏑木と出会い、恋心を抱く。山田孝之さんが演じる刑事・又貫は、潜伏しながら各地に出没し、日本を縦断していく鏑木を追う。撮影は、昨年の夏と2024年初頭の冬に全国各地で行われた。吉岡さんは「藤井道人監督の丁寧な導きや、柔らかな感性と思考回路に背中を押されて私自身も踏ん張りながら目を逸らさず本と向き合うことが出来ました。スタッフの皆様もあの過酷な現場をプロフェッショナルな技術と精神力で走られていてとてもカッコ良い精鋭部隊だなと思いました」とふり返る。森本さんも「初めての藤井組への参加でとても緊張していましたが、皆さんの作品に対する向き合い方や監督への信頼度など、何もかもがとても刺激的に感じられ、ずっと勉強していたいと思える現場でした」とコメント。山田杏奈さんは「日々目の前で起こることの一つ一つを新鮮に受け止めながらすごく楽しく演じさせていただきました」と話し、山田孝之さんは「信じる事の大切さ。信じる事の危うさ。疑う事の大切さ。疑う事の恐ろしさ。信じる事とは、疑う事とはなんなのかを己に問いかけてほしい。常に」と訴えかけた。そして、主人公の“正体”が不明の超ティザービジュアルと超特報映像も公開。逃げる鏑木のバックショットを中心に、4人との関係性を表現。そんな鏑木や演じる主演について「今作で正体を暴かれる青年は優しくて純粋で脆くて悲しい。どこか放っておけないような存在」(吉岡さん)、「現場での見た目は本当に誰なんだろうというくらい別人で、その街の雰囲気に溶けこんでいて、ここまで役が入るとなにもかも変わってしまうのかと、尊敬しました 」(森本さん)、「鏑木に出会ったひとりとして、役としても影響を受けました。そしてなによりご本人の直向きさとそのまなざしにすごく救われていました」(山田杏奈さん)とそれぞれ語っている。『正体』は11月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年07月11日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:降籏邦義)では、山田洋次監督映画を3月6日より4週連続で放送します。3月6日(水)は「息子」、3月13日(水)は「学校」、20日(水)は「たそがれ清兵衛」、27日(水)は「おとうと」をお届けします。1.作品ラインアップ23年9月に91歳にして90本目の監督作品が公開され、今もなお日本映画界をけん引し続ける山田洋次監督。国内の数々の賞を独占し最高傑作となった「たそがれ清兵衛」や、吉永小百合、笑福亭鶴瓶ほか豪華キャストが集結した感動作「おとうと」など作品を厳選してお届けする。山田洋次監督作品特集 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : ©1991松竹株式会社■3月6日(水)よる7時30分~映画「息子」(1991年制作)椎名誠原作「倉庫作業員」を基に映画化。三國連太郎主演、本当の愛とは何かを問い、優しく深い愛を描いたドラマ。第15回日本アカデミー賞主要4部門受賞。【出演者】三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見、原田美枝子、いかりや長介、中村メイコほか【スタッフ】原作:椎名誠監督:山田洋次脚本:山田洋次、朝間義隆【クレジット】©1991松竹株式会社©1993松竹株式会社/日本テレビ放送網株式会社/住友商事株式会社■3月13日(水)よる7時30分~映画「学校」(1993年制作)西田敏行主演、下町の夜間中学校を舞台に様々な境遇の生徒に情熱を注ぐ教師との心の交流を描く人間ドラマ。山田洋次監督が15年来温めていた企画を映画化。第17回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか計6部門受賞。【出演者】西田敏行、竹下景子、萩原聖人、渥美清、田中邦衛ほか【スタッフ】監督:山田洋次脚本:山田洋次、朝間義隆【クレジット】©1993松竹株式会社/日本テレビ放送網株式会社/住友商事株式会社©2002 松竹/日本テレビ/住友商事/博報堂/日販/衛星劇場■3月20日(水)よる7時30分~映画「たそがれ清兵衛」(2002年制作)巨匠・山田洋次監督が、藤沢周平の原作を初映画化した時代劇三部作の第1弾。国内の数々の賞を独占し、米アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた日本映画史に残る時代劇の最高傑作。主演は演技派俳優・真田広之。幼馴染のヒロインに映画賞総なめの宮沢りえ。【出演者】真田広之、宮沢りえ、田中泯、丹波哲郎ほか【スタッフ】原作:藤沢周平監督:山田洋次脚本:山田洋次、朝間義隆【クレジット】©2002 松竹/日本テレビ/住友商事/博報堂/日販/衛星劇場©2010「おとうと」製作委員会■3月27日(水)よる7時30分~映画「おとうと」(2010年制作)吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優、加瀬亮ら日本映画界・豪華キャストが集結。東京でつましく暮らす姉の前に現れたのは、どうしようもない厄介者だけれど笑顔をくれる弟。家族の絆と人間模様が、笑いと涙を織り交ぜながら描かれる感動作。市川昆監督の作品「おとうと」(1960年)に捧げるオマージュ作品でもある。【出演者】吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優、加瀬亮ほか【スタッフ】監督:山田洋次脚本:山田洋次、平松恵美子【クレジット】©2010「おとうと」製作委員会2.掲載時のお願い作品紹介画像のトリミングは不可とします。■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月01日映画『男はつらいよ』公開55周年を記念した「Go! Go! 寅さん」プロジェクトが始動。併せて、山田洋次監督と黒柳徹子による対談番組の放送など、現時点で決定している企画の詳細が発表された。1969年8月27日に第1作が公開された『男はつらいよ』は、のちにギネスブックに認定されるなど、総観客動員数8,000万人を超える国民的映画シリーズ。2019年には50周年を迎え、それまでの全49作が4Kデジタル修復技術によって蘇ったほか、22年ぶりの新作となる第50作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が公開となった。「Go! Go! 寅さん」プロジェクトは、何かと窮屈な現代だからこそ寅さんの言葉の数々を伝えたい、まだ作品を観たことがないミレニアム世代・Z世代にも観てほしいという想いがコンセプトとなっている。公開されたキービジュアルは、プロジェクトのコンセプトに沿って、「明るく、前向きな寅さんの笑顔」を前面に押し出し、軽やかな跳躍で勢いを表現。また、「そうよ、人生は賭けよ。」というコピーは、『男はつらいよ 純情篇』(第6作/1971年)より、挑戦する人々の背中を押し、励ましてくれる寅さんのセリフを大きく打ち出したものとなっている。また、山田監督と黒柳の対談番組『渥美清にあいたい 山田洋次と黒柳徹子が語る』(仮)は、3月17日(日) にNHK-BSで放送される。番組では、『男はつらいよ』シリーズの主演を務めた渥美清とのエピソードが語られる。併せて同局では、映画『男はつらいよ』シリーズから厳選された4本『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』『男はつらいよ 噂の寅次郎』『男はつらいよ 柴又慕情』『男はつらいよ 奮闘篇』が放送される予定だ。『渥美清にあいたい 山田洋次と黒柳徹子が語る』(仮)よりさらに、第1作の4K UHD化や、「辰年の寅さん」グッズが「Amazon Merch on Demand」で発売されることが決定。また、シリーズ55周年に寄せて、山田監督からメッセージが到着した。■山田洋次監督 コメント第2作『続・男はつらいよ』(1969年)撮影風景『男はつらいよ』55周年に寄せて「寅さん」こと車寅次郎という人物の魅力とはなんだろうか。誕生から半世紀を超えてもなお、人々がいまでも彼のことを忘れないのは、なぜだろうか。寅さんは人一倍の深い「情」を持っていて、困っている人々をみると放っておけない。親との関係に悩む娘、恋心を抱きながらも行動に移せない者、大金を騙し取られた芸者、不治の病に侵された貴婦人、大切な家族を亡くした人 。 寅さんは彼ら彼女らに寄り添い、共に心を痛め、叱咤激励し、時に自らの空回りが思いがけず功を奏するなどして、周囲の人たちの心を癒し、背中を押して次の一歩を踏み出すきっかけを与える。しかし、寅さんが持っている価値基準は「情」だけであり、統一した基準を持たない。要するに無茶苦茶なのであり、そこが寅さんの魅力なのだが、私たちは誰もが「寅さんのようには生きていけない」ということを知っている。困っているときには頼りになり必要とされるが、問題が解決すると途端に厄介者になる人物だ。寅さんは困難な時代でこそ光り輝き、人々を救ってくれるスーパーヒーローだとすれば、暗く、重苦しい今の世の中にこそ逢いたい人物ではないだろうか。弱った人間を励ます時に、寅さんは的確にその人を慰める言葉を持っている。「おい青年!」「労働者諸君!」と呼びかける時、<日本の未来は君たちにかかっている>という期待を込めて励ましている。その言葉の根底には、<自分はだめな人間だ>という想いがある。「お前は俺と違うんだぞ、立派なんだぞ」と、低い位置から応援している。そんなだめな男の破天荒な言動に、周囲の人々は「馬鹿だねえ」と笑い、呆れながらも、寅さんを愛していく。「笑い」は人の内側で、心が自由になる感動だ。めちゃくちゃな価値観を許している自分にホッとして、そのひと時解放される。大人だけではない。寅さんに憧れる子供たちに何人も出会ってきた。きっと彼らも大人と同じように、生きる苦しさを味わっているのだろう。遠い他国を旅している寅さんよ、帰って来てくれ。そして魂が自由であることの喜びを、もう一度味わせてくれ。<番組情報>『渥美清にあいたい 山田洋次と黒柳徹子が語る』(仮)3月17日(日) 14:49~15:48 NHK-BSで放送※「辰年の寅さん」グッズの詳細はこちら:
2024年02月28日山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』のBlu-ray&DVDが、2024年2月21日(水) にリリースされることが決定した。現代を生きる家族・親子の形や想いを心情豊かに描いた本作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪れる。しかし迎えてくれた母の様子がどうもおかしい。割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく――。豪華版Blu-rayには、出演者インタビュー(吉永・大泉・永野)のほか、舞台挨拶などを含むイベント映像集などを収録。また封入特典として、プレスシート(再編集縮刷版)も付属する。<リリース情報>『こんにちは、母さん』2024年2月21日(水) リリース●豪華版Blu-ray(本編BD+特典DVD):7,370円(税込)『こんにちは、母さん』豪華版Blu-ray 展開図【映像特典】■本編ディスク・予告、特報■特典ディスク・出演者インタビュー(吉永小百合、大泉洋、永野芽郁)・イベント映像集(完成報告会見、完成披露試写会、初日舞台挨拶、公開中舞台挨拶)【封入特典】・プレスシート(再編集縮刷版)●通常版Blu-ray:5,720円(税込)●通常版DVD:4,620円(税込)【映像特典】・予告、特報特設サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年12月06日歌舞伎座で上演中の「錦秋十月大歌舞伎」は、昼の部・夜の部共に古典の名作から新演出の演目まで、ゆっくりと文化芸術を楽しむ秋にふさわしい作品が並んだ。昼の部(11時開演)は、鶴屋南北らしいケレン味が味わえる『天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし)』と、山田洋次監督の新演出による『文七元結物語(ぶんしちもっといものがたり)』。夜の部(16時30分開演)は、ふたりの力士のやりとりを描いた『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)角力場』と、菊の精たちの華やかな舞踊『菊』、ご存じ黄門様が活躍する『水戸黄門 讃岐漫遊篇』だ。今回は、日本を代表する名監督・山田洋次が、落語家・三遊亭圓朝の人情噺『文七元結』をもとに脚本と演出を一新して贈る『文七元結物語』をピックアップ。腕の立つ左官の職人だが博打好きの長兵衛には中村獅童、その女房・お兼には寺島しのぶという絶妙な配役にも注目だ。物語は、吉原「角海老」の前にみすぼらしいなりをした少女・お久(中村玉太郎)が現れるところから始まる。女将のお駒(片岡孝太郎)がなぜ来たか問うと、実の父・長兵衛が酒と博打で身を崩し、借金を重ねた挙句、優しい義理の母・お兼に手を上げるのを見かねて身売りをしにきたのだと答える。あかぎれの手を震わせながら話すお久と、吉原の女将らしく貫禄を漂わせながらも、少女の訴えに真剣に耳を傾けるお駒の表情が胸を打つ。場面が変わって長兵衛の家では、今日も博打で負けて着物まで取られた長兵衛が。そこへ、お久が帰らないのを心配して探しに出ていたお兼が戻ってくる。長屋の女房たちとしゃべりながら登場した寺島は、いかにも貧乏長屋の女房らしいこしらえ。お久のことを心から想いつつ長兵衛をなじる姿は、歌舞伎の舞台に溶け込みながらも、芯の強さを感じさせる佇まい。人はいいのだが甲斐性なしの長兵衛に扮した獅童も絶品で、寺島とのあうんの呼吸が楽しい。演出に加え舞台セットや照明にも山田監督の手腕が光り、人情の機微を描く名作『文七元結』の魅力を改めて感じた。その他、尾上松緑が躍動する『天竺徳兵衛韓噺』や、人気力士に扮する獅童と坂東巳之助の対比が面白い『角力場』、秋にピッタリなモチーフの舞踊『菊』など、多彩なラインナップ。坂東彌十郎が水戸光圀公に、中村福之助と中村歌之助が“助さん格さん”に扮する『水戸黄門』は、48年ぶりの上演。どれも見逃せない十月となった。取材・文:藤野さくら
2023年10月16日9月13日、都内で行われた映画『こんにちは、母さん』の公開中舞台あいさつに登壇した山田洋次監督(92)。本作は『母べえ』(’08年)、『母と暮らせば』(’15年)に続く「母三部作」の集大成で、山田監督にとって記念すべき90本目の作品となった。主演の吉永小百合(78)や大泉洋(50)、永野芽郁(23)ら出演者も舞台あいさつに駆け付け、この日誕生日を迎えた山田監督を祝福した。だがいっぽうで、山田監督が語った映画鑑賞マナーに関する“ある持論”が波紋を呼んでいる。冒頭、山田監督はコロナ禍によって映画館へ足を運ぶ人が減ってしまったことに言及。その上で、「一度映画館に行く習慣を失った人たちが、この映画をきっかけにまた『映画を観るのはやっぱり楽しいな』という風に思い直してほしいという願いを抱きながら、この映画を作りました」とあいさつした。そして波紋を呼んでいるのは、トークショーでのコメント。司会者から「(観客は)映画館に1人で行っているんだけども、みんなで笑ってみんなで一緒に観ているような気がする。これ、素晴らしい映画体験だと思うんですけども」と向けられると、次のように語ったのだった。「いま映画館に行くと、“大声で笑ったりしちゃいけない”って(スクリーン)に出てきたりしますよね。やたらに“ものを食べるな”とか、“前のシートを蹴飛ばすな”とかね。僕は本当に、あれがあまり好きじゃない。お金払って楽しみに来てるのに、『ああしちゃいけない、こうしちゃいけない』となぜ言われなきゃいけないんだっていう。僕は大いに笑ってほしいと思う。座席ぐらい蹴飛ばしてほしいと思う。ビール飲んだり、タバコ吸ったりしたっていいじゃないかと思う。そういう風に映画を楽しんでほしい、そんな思いでこの映画を作りました。だから、みなさんがワイワイ笑って映画を観てくださるのが、本当に僕にとっては嬉しいことです」山田監督が熱く語った持論に、ネット上では《分かる》《監督に賛成!!》と理解を示す声が。だがいっぽうで、大手シネコンをはじめとした多くの映画館では「上映中のおしゃべり」「喫煙」「前の座席を蹴る」「他店からの飲食物の持ち込み」といった行為はマナー違反として控えるよう観客に呼びかけている。最近ではスマホが普及したことによって、スマホの光や音が迷惑になることも問題視されている。また、映画鑑賞料金も年々値上げの傾向にあり、今年6月1日にはシネコン大手TOHOシネマズが全国71拠点で一般料金を1,900円から2,000円に改定。シニアやレイトショーなどの一部券種も同様に、100円の値上げがなされた。そうした背景もあり、“鑑賞料金を支払っているのだからマナーは守るべき”と、山田監督の意見に反対する声が相次いでいる。《勘弁してください。冗談じゃない》《時代遅れ? いやいや、昭和だってんなの迷惑でしかないよ》《お金払って観るからこそ、マナーは守ってほしい!監督余計なこと言わないで。。》《映画で大いに笑うのはいいですが、やはりマナーを守らないと楽しさが半減してしまいます。 無料の娯楽施設ならまだしも決して安くない料金を払って観ているので、携帯の音や光、食べる音、後ろを蹴られるのはやはり不快です。 今はいちいち注意喚起しないと気付かない人がいるので、初めに言ってもらえるのは有り難いと思います》「お金を払っている」の価値観は山田監督と観客側では、乖離があったようだ。
2023年09月14日映画『こんにちは、母さん』(公開中)の公開中舞台挨拶が13日に都内で行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、宮藤官九郎、寺尾聰、山田洋次監督が登壇した。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○永野芽郁の挑んだシーンに、大泉洋「すごいシーンだった」永野は「山田監督が現場でいつも『(演じた)舞ちゃんのおへそをもうちょっと見せてくれよ!』とおっしゃるので、そのために人生で1番腹筋を鍛えました」と暴露する。この指示について、山田監督は「言ってはいないと思いますけど、1回くらいは言ったかもしれない。大変申し訳ないと思います」と謝罪した。また永野は作中で涙を流すシーンについて「舞が思っていることを初めて告白するシーンだったので、緊張感もありながら撮影していたんですけど、1回目を撮った時に『思ったよりも涙を流してしまったな』なんて思いながらいたら、監督が『舞ちゃんはきれいに泣く必要ないです。顔を崩していいから、もう1度やってみようか』と言ってくださって。そのカットが使われていると思います」と明かす。「きれいに泣かなくていいってのも分かってはいたけど、どこかでセーブしながらやっているところがあったのは、きっと監督が気づいて声をかけて下さったので、自分の中でも思い入れの深いシーンになったなと思います」と語った。そのシーンは大泉も横で見ていたそうで「ウルトラD、Eの難度を見ているようなすごいシーンだったと思います。監督がいろいろ説明して『期待してます、スタート!』という掛け声だったんですよ。それがすごい技だなとおもって。なんでしょうね、本当にワールドカップの選手にテレビを見ている人の感想が届いているような『期待してます!』という言葉と共に『スタート!』と入ったから」と状況を説明。永野も「ちょっとパニックになりますけどね。『期待してます!』と言われると。よかったですけど、無事にできて」と苦笑すると、山田監督は「あんまり覚えてない、僕もちょっとパニック状態になってた」と明かし、会場には笑いが起こっていた。
2023年09月13日映画『こんにちは、母さん』(公開中)の公開中舞台挨拶が13日に都内で行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、宮藤官九郎、寺尾聰、山田洋次監督が登壇した。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○吉永小百合がお祝いきょう13日に92歳の誕生日を迎えた山田監督は、元気な様子で登場。作中では大泉と宮藤の取っ組み合いの喧嘩シーンがあるが、宮藤は「やってると監督がツラツラって入って来たんですね。『もっと速く速く』とかって言って入ってきて、そうすると助監督さんが『危ない危ない』と引き下げる。で、やってるとまた『違う違う』と入っちゃうんで、『危ない危ない危ない』と言って、3人で喧嘩してるみたいな。すごい楽しかったです」と明かし、大泉も「熱の入った演出だったと記憶してます」と爆笑していた。イベントではこの日の観客とキャストからの寄せ書きメッセージボードも登場し、監督も「わあ、すごいなこれ」と喜ぶ。吉永が「お誕生日おめでとうございます。百寿、そして(監督作)100本を目指して、また歩いていただきたいと思います。私たちもついてまいります。おめでとうございます」とメッセージ。監督は「小百合さんにお祝いを言っていただくのは最高ですね」と喜んでいた。
2023年09月13日女優の吉永小百合が主演を務める、映画『こんにちは、母さん』(9月1日公開)のプロデューサーコメントが6日、公開された。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。吉永を主演に迎えた本作を含む『母』3部作を始め、『男はつらいよ』『家族はつらいよ』シリーズなど、時代とともに家族の姿を描き続けてきた山田洋次監督。世代を超えて支持を受ける山田映画の魅力について、本作でプロデューサーを務めた房俊介と阿部雅人がコメントを寄せた。房プロデューサーは「常に多くの方と接し、そこで出会う人や、直面する出来事に対して深く興味を持ち続けています」と山田監督の素顔を明かす。「“家族”という山田映画におけるストーリーの大黒柱に、山田監督が生活する中で感じ取った“時代”や“地域”を張り巡らせて描くからこそ、懐かしくも新しい映画であり続けることができるのだと思います」とも分析。また阿部プロデューサーも「最も身近にある社会の単位といえるものでありながら、その関係を安定して維持することがいかに難しいか、“家族”というものを決して安易に美化せず、多面的に捉えているがゆえに、山田監督の作品で描かれる“家族”は支持されているのだと思います」と自身の考えを述べる。「“家族”というものは何気ない小さなきっかけで壊れてしまう脆く、弱いもの。しかし“家族”ほどに強いものはないという希望を示してくれる、だからこそ山田監督の描く“家族”の物語には人々の心を惹きつける魅力があるのだと考えます」と語っている。監督にとって90本目となる最新作で描かれるのは、変わりゆくこの令和の時代に、いつまでも変わらない親子、そして家族の姿。いつまでも自分らしさを忘れずに誇り高く生きる福江の姿はもちろん、そんな母の姿から自身を見つめ直していく昭夫や、祖母を思いやる孫・舞の姿など、3世代それぞれが展開する物語も印象的となっている。房プロデューサーは本作の魅力を「年齢や立場、性別は関係なく、悩みを抱えた登場人物たちが、自分のことばかり考えている時は、物事がうまくいかない。でも、自分以外の他人を想った時に、パァーッと力が湧いてきて、とてもいい表情になる、素敵な笑顔も生まれる。誰かを想った気持ちが、回り回って、自分の心に返ってくる。そんな映画になったと思っています」と説明する。阿部プロデューサーも“家族”という存在について 「下町で暮らすこの親子三世代の生活に寄り添う隅田川の流れのように、穏やかな時もあれば、激しい急流のように感じられる瞬間も訪れる」と表現し、 「一つに流れていたはずの“家族”(=川)が、突然訪れる分かれ目によって別々の道を歩むことがある、ただしそれもいつかまた合流するときがあるかもしれない、だからただ、その流れに身を任せてさえいればいい。隅田川の流れになぞらえて、“家族”というものはこういうものでいいんだよ、と教えてくれるような本作を、ぜひ皆さまお一人お一人の視点で楽しんで頂けますと幸いです」と本作への想いを込めた。(C)2023『こんにちは、母さん』製作委員会
2023年09月06日山田洋次監督の、なんと90作目。『こんにちは、母さん』が9月1日(金) より公開される。主演の吉永小百合とは『母べえ』『母と暮せば』に続く、いわば、“母3部作”の3作目だ。息子役は、いまや国民的人気俳優の大泉洋。『男はつらいよ』シリーズのテイストを引き継ぐ、まさに下町の母と子の人情ドラマ。やっぱりこういうの、いいですよね。『こんにちは、母さん』永井愛の同名戯曲が原作。2001年に新国立劇場で幕を開けたときは、加藤治子が母を、平田満が息子を演じ、同じふたりでNHKドラマにもなっている。山田監督は、初演を観て一度映画化を考えたそうだが、当時は成立せず、20年も温め、吉永小百合主演で今回結実した。6月に開催された上海国際映画祭のコンペ部門に出品されているが、映画祭に参加した山田監督は次のように語ったという。「かつて小津安二郎という監督が『僕は豆腐屋だから、豆腐に近いものは扱えるけれども、豆腐に縁のないハンバーグステーキを作れと言われたって僕は出来ないんだ』、そうおっしゃったことがあります。僕は豆腐屋と同じだと言ったのはつまり、映画を作るのは僕の職業だという意味だと思うんだけれども、そういう意味では僕も豆腐屋さんが豆腐を作るように、僕は映画を作ってきたという気持ちがします。僕の生活なんです、映画は」。「キネマ旬報」誌のインタビューでも、若い頃は反発した小津映画も「(いまは)心地いいんだね。年を取るとだんだん小津さんの映画がわかってきた」と話している。舞台は向島。浅草や東京スカイツリーにほど近い、隅田川に臨む、花街もあるこの町で足袋屋を営む家族の物語だ。足袋職人だった夫はすでに他界し、息子・昭夫(大泉洋)は家を出てしまって、母・福江(吉永小百合)はひとり暮らし。足袋を売ってはいるがお客もなじみだけ。ほぼ年金生活といっていい。大会社の人事部長である息子は、会社ではリストラの旗振り役で神経をすりへらし、家では妻との別居、大学生の娘との関係にも頭を痛めている。そんな息子が、ちょっとした用事ができ、2年ぶりに、母の住む家に帰って来た……。導入部は、オフィス街や、隅田川沿いの風景がインサートされ、バックにかかる音楽も、小津映画のイメージ。話の運びも実に自然で、なんとなくウキウキとしてくる。久しぶりに会った母は、印象が一変していた。髪もショートにして、近所の友達と、ボランティアの仕事をしているというし、どうやら、恋もしているみたいだ……。恋に夢中の兄、気をもむ妹、とくれば寅さんだけれど、この映画ではそれが母と息子。気をもむのは息子の方だ。さあ、ここからは、お豆腐屋さんの職人芸に近い展開だ。軽やかで、まことに心地よい。気持ちをよくさせてくれる大きな要因は、吉永小百合の演技にあるように思える。吉永小百合さんというと、10代の頃からずっと続く真面目でひたむきな姿や、『夢千代日記』などにみる不幸をけなげに背負うイメージが、近寄りがたい高貴さを醸し出していて、つい距離をおいて見てしまう感じがあった。でも、この作品は、そうではない。何が違うって、言葉使い、なんだろうな。体を動かす時に、「よっこらしょ」といったり、ついひとり言をいったり、時には酔っぱらったり、そのセリフがとても自然だ。髪の色の変化に気づいた息子が「あ、髪染めた?」と声をかける。母は「悪いねえ〜」と鼻歌でも歌っているように、言葉を返す。ぜんぜん悪いと思っていない。わたしゃ好きでこうしているんだ、もう好き勝手にやらせてもらうんだ、そんな時にいう「悪いねえ〜」。この自由に生きるんだ、と決めた母の姿が、映画全体の雰囲気を作っている。吉永は、役作りのために、大泉の子どもの頃の写真をかき集めてもらい、じっくり見たという。「ホントによくしゃべる子でねえ」というセリフもおかしい。昭夫の娘・舞役に永野芽郁。母が思いをよせる牧師に寺尾聰、ボランティアで関わるホームレスの老人を田中泯が、昭夫の会社の同僚で昔からの友人を宮藤官九郎が演じている。なるほどそういう結末できたか、と思うけれど。何かこの先、希望が持てそうな、「私もうかうかしてられないね。がんばんなきゃね」。お母さんの元気な声ではげまされる、そんな映画です。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】笠井信輔さん(フリーアナウンサー)「……母が年甲斐もなく恋愛をしていることがいやで仕方がない息子。それでも牧師さん(寺尾聡)のことが好きでしょうがない吉永さんが、もう実にかわいらしい。……」笠井信輔さんの水先案内をもっと見る()平辻哲也さん(映画ジャーナリスト)「……こういう人情話にほっとし、心が温かくなる。……」平辻哲也さんの水先案内をもっと見る()(C)2023「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年08月28日山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』の本編映像が公開された。山田監督にとって90本目の映画となる本作で描かれるのは、東京の下町で令和の時代を生きる、“等身大の家族”の姿。大企業の人事部長として神経をすり減らす毎日を送る神崎昭夫(大泉洋)は、職場でのトラブルに加え家庭での問題にも頭を悩ませる中、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪ねる。そこには艶やかなファッションに身を包み、イキイキと暮らす母の姿が。おまけに母の恋愛事情まで耳にし、久々の実家にも居場所がなく戸惑う昭夫だったが、お節介が過ぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく――。このたび公開されたのは、福江と牧師・荻生(寺尾聰)の“切ない恋の行方”を収めた本編映像。リサイタルと遊覧船デートを楽しんだ福江と荻生。デートを終えた帰り道、荻生が福江の自宅に立ち寄ると、荻生は福江にある大事な話を切り出す。荻生は教団から北海道の教会へ移るよう異動命令があったことを明かすが、予期せぬ突然の告白に驚いた表情を浮かべる福江。揺るがない覚悟と決意を打ち明ける荻生の言葉に、福江は静かに耳を傾ける。そして「あなたには最初にお伝えしたいと思っていました」と力強く語りかける荻生と、「今日(デートに)誘ってくださったのは、それをおっしゃるためだったのね。今の今まで今日はとっても楽しい日だと思っていたのに」と寂しそうに微笑む福江の姿も。ショックを隠しきれない恋する母・福江の切ない表情や、相思相愛ながらもうまくいかない大人の恋模様がうかがえる映像に仕上がっている。“恋仲”という役どころを演じた吉永と寺尾だが、ふたりの共演はきょうだい役を演じた1969年放送のTVドラマ『愛ある限り』以来、今回が54年ぶり。牧師・荻生役を演じた寺尾は、本作のオファーを受けた際、二つ返事で承諾するつもりが、牧師役での出演ということで当初は二の足を踏んでしまったとのことで「役を作るとき、演じる役の職業はその人の骨格になるもの。僕の人生で全く縁のなかった牧師という役だったので思わず悩んでしまったのですが、山田監督が何度も僕を訪ねてくださって、いろいろとお話しする中でお引き受けすることになりました」と語っている。そんな荻生に恋をする福江役を演じた吉永は「こういう牧師さんいるんじゃないかなって。宗教を押し付けるんじゃなくて、人柄で信者の方々を魅了するような、素敵な牧師さんでした。私だけではなくて、話を聞きに来た人はみんな恋をしちゃうんじゃないかなと思いました(笑)」と絶賛。さらに「恋をすることは、とても大事だと思います。どんなに歳を重ねても、ときめく心は持っていないといけない」と福江に共感しつつ、撮影についても「寺尾さんに恋する役というのは、なんだかウキウキして楽しかったです」と振り返った。映画『こんにちは、母さん』本編映像<作品情報>映画『こんにちは、母さん』9月1日(金) 公開公式サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年08月27日女優の吉永小百合が主演を務める、映画『こんにちは、母さん』(9月1日公開)の場面写真が24日、公開された。同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。○■映画『こんにちは、母さん』新カット4点公開今回公開されたのは、昭夫(大泉)がうろたえたような表情で天を仰ぐ姿や、苦悶の表情を浮かべながらソファーに倒れ込む姿など、山積みだらけの問題にボヤキが止まらない様子がうかがえる新カット4点。中には、ただならぬ剣幕で詰め寄る同僚・木部(宮藤官九郎)を前に、昭夫が戸惑いの表情を浮かべながら母・福江(吉永)を盾にする情けない姿も切り取られている。仕事では木部をはじめとする社員のリストラ問題、家庭では妻との離婚問題や上手くいかない娘との関係に加え、母親の“恋愛問題”も重なり、翻弄されっぱなしの昭夫の苦悩が伝わってくるカットとなっている。昭夫のキャラクターについて、大泉は「末っ子っぽいような、母親に対して甘えているところもある男」と表現。「母親には多少理不尽な態度を取ってもいいと思っているところがあるんだと思います。いろんな辛い目に遭っているんだけれども、母親には愚痴を話したりして楽になりたいんでしょうね」と語り、演じていて同世代の男性としても重なる部分もあったという。「それが突然、母親ですら自分が見たことのない姿を見せてくる。突然好きな人がいて、という話になって、さらに昭夫が追い込まれていくというか。監督もおっしゃっていましたが、昭夫という人物がどんどん色々なことで追い込まれていく物語でもあるんだなと思いながら演じていました」と撮影を振り返った。また、撮影現場では山田監督と話をする機会も多かったそうで、大泉が役を膨らませていけたのは、山田監督との対話の時間が大いに影響しているという。「たとえば、僕が演じる昭夫は人事部長という立場なので、仕方なく“肩たたき”をしなきゃいけないだとか。いかに会社勤めが厳しいのか、リストラをさせる時の会社員の心情みたいなものまで、丁寧に伝えてくださいました」と回顧する。山田監督の丁寧な演出についても「やっぱり監督が語ると非常に高尚で大変アカデミックな説明なんですよね。ここまで雄弁に、シーンや役の心情・背景というものを語ってくれた監督を僕は知らないです」と感銘を受けたそう。一方の山田監督も「大泉さんは、相手の役者が発散するものをちゃんと受け止めて引き立てることができる、天性の才能を持った人だと思う」と大泉を絶賛した。
2023年08月24日山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』の新たな場面写真が公開された。山田監督にとって90本目の映画となる本作で描かれるのは、東京の下町で令和の時代を生きる、“等身大の家族”の姿。大企業の人事部長として神経をすり減らす毎日を送る神崎昭夫(大泉洋)は、職場でのトラブルに加え家庭での問題にも頭を悩ませる中、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪ねる。そこには艶やかなファッションに身を包み、イキイキと暮らす母の姿が。おまけに母の恋愛事情まで耳にし、久々の実家にも居場所がなく戸惑う昭夫だったが、お節介が過ぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく――。このたび公開されたのは、うろたえているような表情で天を仰ぐ姿や、苦悶の表情を浮かべながらソファーに倒れ込む姿など、山積みだらけの問題に動揺しきりの昭夫の様子がうかがえる新カット。中には、ただならぬ剣幕で昭夫に詰め寄る同僚・木部(宮藤官九郎)に、戸惑いの表情を浮かべながら母・福江を盾にする昭夫のどこか情けない姿も。そんな昭夫の“タジタジ顔”が詰め込まれた新カットからは、仕事では木部をはじめとする社員のリストラ問題、家庭では妻との離婚問題や上手くいかない娘との関係に加え、母親の“恋愛問題”も重なり、翻弄されっぱなしの昭夫の苦悩が映し出されている。そんな昭夫のキャラクターについて大泉は「末っ子っぽいような、母親に対して甘えているところもある男」と表現。「母親には多少理不尽な態度を取ってもいいと思っているところがあるんだと思います。いろんな辛い目に遭っているんだけれども、母親には愚痴を話したりして楽になりたいんでしょうね」と語り、演じていて同世代の男性としても重なる部分もあった様子。「それが突然、母親ですら自分が見たことのない姿を見せてくる。突然好きな人がいて、という話になって、さらに昭夫が追い込まれていくというか。監督もおっしゃっていましたが、昭夫という人物がどんどん色々なことで追い込まれていく物語でもあるんだなと思いながら演じていました」と撮影を振り返っている。また、大泉が役を膨らませていけたのは、山田監督との対話の時間が大いに影響しているという。撮影現場では監督といろいろな話をする機会も多かったそうで、「たとえば、僕が演じる昭夫は人事部長という立場なので、仕方なく“肩たたき”をしなきゃいけないだとか。いかに会社勤めが厳しいのか、リストラをさせる時の会社員の心情みたいなものまで、丁寧に伝えてくださいました」とコメント。さらに、監督の丁寧な演出に大泉は「やっぱり監督が語ると非常に高尚で大変アカデミックな説明なんですよね。ここまで雄弁に、シーンや役の心情・背景というものを語ってくれた監督を僕は知らないです」と感銘を受けた様子で振り返った。そんな大泉を監督は「大泉さんは、相手の役者が発散するものをちゃんと受け止めて引き立てることができる、天性の才能を持った人だと思う」と手放しで賞賛している。<作品情報>映画『こんにちは、母さん』9月1日(金) 公開公式サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年08月24日山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』が、9月1日(金) に公開される。このたび、山田監督が主演・吉永小百合にオファーした理由や撮影秘話を明かした。山田監督にとって90本目の映画となる『こんにちは、母さん』は、監督が20年もの間構成を温め続け、脚本作りにも約1年半の歳月を費やすほど、並々ならぬ想いで挑んだ渾身作。描かれるのは、東京の下町で令和の時代を生きる、“等身大の家族”の姿。大企業の人事部長として神経をすり減らす毎日を送る神崎昭夫(大泉洋)。職場でのトラブルに加え家庭での問題にも頭を悩ませる中、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪ねると、そこには艶やかなファッションに身を包み、イキイキと暮らす母の姿が。おまけに母の恋愛事情まで耳にし、久々の実家にも居場所がなく戸惑う昭夫だったが、お節介が過ぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく――。今回が123本目の映画出演となる吉永は、本作では『母べえ』『母と暮せば』などの過去に山田監督作品で演じてきた母親像とは一味違う役どころに挑戦。監督も「今作は“恋をするお母さん”という役どころですから、これまで小百合さんに僕の映画で演じてもらったお母さんとは違うと思います」と証言している。映画化が検討されていた当時、舞台で福江役を演じた加藤治子を主演に迎える話もあがっていたというが、スケジュールの問題もあり叶わず、そこで白羽の矢が立ったのが吉永だったという。監督は自身の世代にとって“ミューズ”のような存在の吉永に、当初はおばあちゃん役を頼んでもいいものか迷いがあったと明かす。次第に「小百合さんは美人だし、可愛らしい方ですが、そういうおばあちゃんがいてもちっともおかしくないなと。美人で可愛いおばあちゃんが恋に悩む。そんなところも小百合さんにピッタリな役」と感じ、決め手となったという。しかし今までそのような役を彼女が演じていたことがなかったため、オファーを受けてくれるか不安もあったというが、吉永は監督からのラブコールに快く承諾し、本作への出演を果たした。監督の期待に応えるように、劇中では悩みが尽きない息子・昭夫や、将来への不安を抱く孫娘・舞(永野芽郁)を時には力強く、時には優しく温かく見守る一方、息子が知らない“恋する母”の一面を巧みに演じ分けている。そんな吉永へ監督は、撮影中次のようなことを伝えたと明かす。「女性の多くは“自分を若く見せたい”という気持ちがあると思いますが、小百合さんはそういう努力をしなくても十分お綺麗なので、“若く見せたい”という部分は外して考えましょうと言いました」。さらにもう一つお願いしたというのが、仕草や動作の芝居だったという。「小百合さんは日頃から体を鍛えられていることもあり、つい動きが速くなってしまうことがありました。例えば立ち上がる場面でも“机に手をついて上がってみましょう”と。細かい動作を取り入れることで女性の年齢が表現できる。小百合さんの場合は、年を取っているように見せるのが大変でした」と撮影秘話を明かしている。<作品情報>映画『こんにちは、母さん』9月1日(金) 公開公式サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年08月13日最新作『こんにちは、母さん』が、9月1日(金) より公開される山田洋次監督初のオフィシャルWEBサイト「山田洋次 Official Site」がオープンした。91歳となった現在も精力的に創作活動に取り組み、新しい映画を世に送り出し続ける山田監督。トップページには今に続く監督人生の軌跡を辿るように、若かりし頃の姿や『男はつらいよ』シリーズで主演を務めた渥美清さんとの貴重な2ショット写真など、様々な時代の写真をローテーションで掲載。また、監督作90作品を網羅した「FILMS:作品一覧」ページには、各作品に向けた監督自身の「演出のことば」も掲載されている。山田洋次 Official Site:
2023年08月01日山田洋次監督の最新作『こんにちは、母さん』より、本編映像が公開された。山田監督にとって90作目の監督作となる本作の主演は、共に映画界を牽引し続けてきた吉永小百合。共演には、数々の映画・ドラマに出演する大泉洋や『キネマの神様』に続き二度目の山田組参加となる永野芽郁をはじめ、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌ら豪華俳優陣が集結。東京の下町で令和を生きる等身大の家族を描く。大企業の人事部長として神経をすり減らす毎日を送る神崎昭夫(大泉洋)。妻との離婚問題や家出した娘・舞(永野芽郁)との関係にも頭を悩ませる中、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪ねると、そこには艶やかなファッションに身を包み、イキイキと暮らす母の姿が……。おまけに母の恋愛事情まで耳にし、久々の実家にも居場所がなく戸惑う昭夫だったが、お節介が過ぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく。映像の冒頭では、 福江にデリカシーのない態度を取る昭夫に対し、「おばあちゃんの前で牧師さんの悪口を言わないで」と真剣な様子で釘を刺す舞の姿が。「何が言いたいんだよ」ととぼける昭夫に対し、舞は呆れながらも福江が牧師・荻生に想いを寄せていることを伝えるが、昭夫は聞く耳を持たない。畳み掛けるように舞は福江の荻生に対する“本気の想い”を告げると、昭夫は目を丸くし思わず言葉を失う。「もしかして結婚するかもしれない!素敵!」と無邪気にはしゃぐ舞に対し、思わず顔を歪め「やめてくれよぉもう……」とぼやく昭夫の、福江の恋に対照的なリアクションを見せる父と娘の姿が収められている。幸せいっぱいの福江に対し、仕事にプライベートに悩みが尽きず余裕のない昭夫。「いい加減にしろ!」と布団に八つ当たりをするしかない昭夫のどこか情けない姿が映し出されるところで、映像は締めくくられる。併せて、福江と荻生のデートシーンや神崎家を取り巻く下町の人々の姿を捉えた場面写真も公開。食卓を囲む神崎家の姿をはじめ、昭夫の同僚・木部(宮藤官九郎)や下町の住民たちがただならぬ剣幕で昭夫を見つめる様子を切り取った写真、可憐な着物に身を包む福江と牧師・荻生(寺尾聰)が隅田川を散歩する“デートシーン”や、荻生に優しく微笑む福江の姿も。そして、散らかった部屋で一人カップ麺をすする昭夫の切ない生活ぶりが感じられるカットも公開された。山田監督の真骨頂である“家族” “地域” “時代”を、個性豊かな俳優陣が克明に捉えた本作 。監督が約20年構想を温め続け、主演の吉永も「今までにない監督の気合いを感じた」と証言するほど、並々ならぬ想いが込められた映画『こんにちは、母さん』は、9月1日(金) より全国公開。『こんにちは、母さん』本編映像<作品情報>『こんにちは、母さん』9月1日(金) 全国公開監督:山田洋次脚本:山田洋次、朝原雄三原作:永井愛【出演】吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌、加藤ローサ、田口浩正、北山雅康、松野太紀、広岡由里子、シルクロード(フィッシャーズ)、明生(立浪部屋)、名塚佳織、神戸浩公式サイト:
2023年07月26日歌舞伎座新開場十周年「錦秋十月大歌舞伎」にて、山田洋次演出による『文七元結物語(ぶんしちもっといものがたり)』が上演されることが発表された。『文七元結』は、幕末から明治にかけて活躍した落語家の三遊亭圓朝が口演した人情噺で、歌舞伎としても、明治35(1902) 年の歌舞伎座で五世尾上菊五郎により初演され、数々の名優が演じてきた人気作だ。腕のよい左官の長兵衛は博打に溺れ、女房のお兼と夫婦喧嘩が絶えない貧乏暮らし。それを見兼ねた孝行娘のお久は、吉原の廓・角海老に奉公を決意。娘が身売りしてつくった五十両の金を大事に懐にしまうその帰り道、若い男が吾妻橋から身投げしようとするのを見た長兵衛は、懐の五十両をその文七という若者にくれてしまい……。「『文七元結』は落語として屈指」と話す山田は、十八世中村勘三郎からのリクエストを受けて、平成19(2007) 年10月新橋演舞場『人情噺文七元結』の補綴を手掛け、シネマ歌舞伎版の監督を務めた。その後、勘三郎とタッグを組んだ『人情噺文七元結』は、平成22(2010) 年に赤坂ACTシアター、平成23(2011) 年に大阪新歌舞伎座でも上演された。今回の上演では、山田の新たな構想により脚本・演出を一新。「女房も呆れてしまうくらいダメな男と、ダメな男に惚れてしまった女。笑いのある舞台で、歌舞伎座に芝居を観に来た人を楽しませたい」と歌舞伎座初演出への意気込みをみせる。左官の長兵衛には中村獅童、長兵衛の女房・お兼には寺島しのぶという同級生タッグを指名。さらに、小間物屋の近江屋卯兵衛に坂東彌十郎、角海老女将・お駒に片岡孝太郎と、山田たっての希望によるキャストが揃った。中村獅童寺島しのぶ(C)資人導<公演情報>歌舞伎座新開場十周年「錦秋十月大歌舞伎」公演日程:2023(令和5) 年10月会場:歌舞伎座上演演目:『文七元結物語』ほか前売発売:9月14日(木) 10:00より電話予約・WEB受付開始■出演左官長兵衛:中村獅童長兵衛女房お兼:寺島しのぶ近江屋手代文七:坂東新悟長兵衛娘お久:中村玉太郎角海老女将お駒:片岡孝太郎近江屋卯兵衛:坂東彌十郎
2023年07月18日1年を通して老若男女問わず人気のカレー。暑くなってくるこれからの季節、食欲をアップさせるために、食べる機会が増えてくるのではないでしょうか。大手のカレーチェーン店である『カレーハウスCoCo壱番屋(以下、ココイチ)』は、アンバサダーに俳優の山田裕貴さんを起用。就任発表会があるというので、『ココイチ』のトッピングでは、昔からチキンカツを愛してやまない筆者も参加してきました。母親とのエピソードを話す山田裕貴さん登場早々「家族でココイチを頼むようになってから自身の母親がカレーを作るのをやめた」という話で、会場を笑いの渦に包み込んだ山田裕貴さん。サービス精神に溢れる彼の魅力があらわれた瞬間でした。山田裕貴「アンバサダーは俺だろ!?」初の『ココイチ』アンバサダーとなった山田裕貴さん。就任が決まった際の感想を求められると…。本当に、こんなこというと恐れ多いのですが「俺だろ!?」と思っていたんですよ。「こんなに好きってないぞ」って、ずっと思っていました。本当にありがとうございます。強い『ココイチ』愛と、感謝の意を伝えていました。葛原社長と山田裕貴さんそんな山田裕貴さんにはアンバサダー就任を記念して、『ココイチ』の運営会社である株式会社壱番屋の葛原社長から、お食事券とマイネーム入りスプーンが贈呈されました。発表会ではコンテンツが盛りだくさんクイズ全問正解で笑顔になる2人発表会の現場では、山田裕貴さんによる『ココイチ』あいうえお作文や、クイズコーナーなど、『ココイチ』の魅力に迫る企画が盛りだくさんでした。クイズコーナーでは互いに全問正解する葛原社長と山田裕貴さんが思わず笑顔になるシーンも。新ユニフォームと葛山咲貴さん全世界で使用される店舗スタッフ用の新ユニフォームがお披露目される一幕も。名古屋モード学園の葛山咲貴さんがデザインしたユニフォームは、2024年1月から、世界中の『ココイチ』の店舗で使用されるとのことです。現場には、優しく会場を見守る『ココイチ』社員の姿も。筆者が今回のアンバサダーの件についてお話をおうかがいしたところ、快く答えてくださいました。経営企画室広報課の河村課長会社としてホスピタリティをとても大事にしているので、今日の山田裕貴さんの壇上でのサービス精神あふれる魅力的なお姿を見て、やっぱり(アンバサダーに選んで)間違いなかったなと感じました。山田裕貴が出演する新ブランド映像は公式HPから!アンバサダー就任に伴い公開される新ブランドムービー「人生のスパイス」編は、『ココイチ』愛溢れる山田裕貴さんの表情に注目です。動画は、『ココイチ』公式ホームページ及び、公式YouTubeチャンネルからも確認ができます。新ブランドスローガンに「毎日にカレーを!」を掲げパワーアップしていく『ココイチ』のこれからに期待です。[文・構成/grape編集部]
2023年06月29日初春新派公演『東京物語』が、2024年1月に三越劇場で上演されることが決定した。本作は、小津安二郎の代表的な映画『東京物語』をもとに、映画監督・山田洋次が脚本・演出を手がけ、劇団新派によって舞台化。2020年6月に再演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、開幕を目前にして全公演が中止となっていた。出演キャストや公演の詳細は今後順次公開される予定だ。<公演情報>初春新派公演『東京物語』2024年1月 三越劇場原作:小津安二郎、野田高梧『東京物語』より脚本・演出:山田洋次出演:劇団新派詳細はこちら:
2023年06月15日6月9日から18日まで開催される第25回上海国際映画祭が、長編コンペティション部門などの作品ラインアップを発表した。日本からは長編コンペティション部門に山田洋次監督作『こんにちは、母さん』と熊切和嘉監督作『658km、陽子の旅』がノミネート。同部門には日本の2作品のほか、中国、インド、イギリス、スペイン、ロシアー/ジョージア、イラン、ベルギー、イタリアからの作品が候補に挙がっている。Asian New Talent部門には金子由里奈監督作『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』、アニメーション部門には西澤昭男監督作『とんがり頭のごん太-2つの名前を生きた福島被災犬の物語-』が選出された。これらの作品は、同映画祭のゴールデンゴブレット賞の受賞対象となり、受賞作品は6月17日に発表される。また、日本の選りすぐりの作品を上映するNippon Express部門第2弾も発表。藤井道人監督作『ヴィレッジ』、松本優作監督作『Winny』、森井勇佑監督作『こちらあみ子』、成島出監督作『銀河鉄道の父』、高橋正弥監督作『渇水』が選出された。同映画祭の公式サイトによると、毎年Nippon Expressで上映される作品は大人気で、チケットはほぼ完売になるという。上海国際映画祭は中国本土で開催される映画祭として唯一、国際映画製作者連盟(FIAPF)の認定を受けている映画祭。(賀来比呂美)■関連作品:こんにちは、母さん 2023年9月1日より全国にて公開©2023「こんにちは、母さん」製作委員会658km、陽子の旅 2023年7月28日よりユーロスペース、テアトル新宿ほか全国にて順次公開©2023「658km、陽子の旅」製作委員会
2023年05月30日山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』の特報映像が公開された。山田監督にとって90本目の監督作となる『こんにちは、母さん』では、東京の下町を舞台に“いまを生きる等身大の親子”の物語が描かれる。吉永小百合が主演を務めるほか、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌らがキャストとして名を連ねている。このたび公開されたのは、母・福江(吉永)と息子・昭夫(大泉)が織りなす“親子の絆”にじんわりと心が温まる特報映像。夜空に打ち上がる大きな花火とともに映し出されるのは、昭夫に「お前はここの2階で生まれたんだよ。お前はその花火と一緒に生まれたの」とイキイキとした様子で話す福江の姿。昭夫を産んだ日のことをまるで昨日のことのように思い出しながら、キラキラとした表情で昭夫に語りかける福江の微笑ましい姿が印象的だ。「頼むよ、母さん」(昭夫)、「しょうがない、母さんの出番だね」(福江)という親子の掛け合いも収められており、そんな温かな光景からは“親子の絆”を感じさせる。最後には夕陽を照らす隅田川の美しい風景が映し出され、映像は締めくくられている。親子役を演じる吉永と大泉は、本作が初共演。完成報告会見では、吉永は役作りのために大泉から幼少期の写真を借りたというエピソードを披露。そんな吉永について大泉は「僕との役を作ろうとしてくださっていることを知れたので、より母親のように感じられました」と振り返る。また撮影について「“こんなに楽しい現場でいいのか?”と思うほど楽しくて、小百合さんと過ごした時間は素敵でした」と回顧し、思い入れ深い共演となった様子を明かした。『こんにちは、母さん』は、9月1日(金) より公開される。映画『こんにちは、母さん』特報映像<作品情報>映画『こんにちは、母さん』9月1日(金) 公開公式サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年04月27日2児の母親であり、お笑いタレントの山田花子さんが2023年4月10日にブログを更新。小学校入学をむかえた次男が、長男とそろって初登校する様子を報告しました。山田花子の次男、お兄ちゃんと初登校の日この日は、次男が初めてランドセルを背負って登校する日とのこと。朝から念入りに、ランドセルを背負う練習をしていたそうで、気合十分の様子がうかがえますね。登校が待ちきれないのか、「早く行こうよ~」と長男を急かす次男に、山田さんも「まだ早いよ」とコメントしました。一方、着替えずにくつろぐ長男には、「お兄ちゃんは、余裕やね」と頼もしく感じた様子の山田さん。2人そろって仲よく登校する姿に「まぶしい光景だわ」と感激しつつ、送り出しました。山田さんは、これから毎日2人同時に登校することに対して「なんて楽なんやろ~」と荷が下りた様子。最後にこうつづり、明るく締めくくっています。母は、子供の成長が寂しい時もあるけど…楽になることも増えてくる!でも、家事は減らないわ〜山田花子オフィシャルブログーより引用子供が小学校に入学するまでは、自分の時間がなかなかとれないという人も多いでしょう。成長につれて手がかからなくなることは、嬉しくもありますが、どこかさびしい気持ちもありますよね。子供の成長への山田さんのリアルな心境に、共感の声が集まりました!・子供の成長は嬉しい反面、さびしさもありますね。・子供が大きくなれば、嫌でもゆっくりと朝ご飯を食べる日が来ますよー。でも、確かに家事は全く減らない…。・2人で登校する姿は、感慨深いことでしょう。お笑いタレントと両立しながら家事と子育てをしてきた山田さん。毎日忙しく大変な日々を過ごしてきた分、次男の小学校入学は感慨深かったようです。時にはさびしさを感じながらも、山田さんらしく明るく朗らかに2人の成長を見守っていくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年04月13日映画『こんにちは、母さん』(9月1日公開)の完成報告会見が15日、都内で行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、YOU、枝元萌、山田洋次監督が登壇した。山田監督90作目の作品となる同作。吉永をはじめ大泉、永野を中心に寺尾、宮藤、YOUら豪華キャストが顔を揃え、東京の下町で、いまこの時代を生きる等身大の家族の姿を描いている。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れる。しかし、迎えてくれた母の様子がおかしく、割烹着を着ていたはずが艶やかなファッションに身を包み、恋愛までしている様子。久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う母と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。山田監督作品に初参加で、吉永とも初共演となる大泉。「吉永小百合から大泉洋は生まれないだろうと思っていましたが、現場に入ると“なにか間違って俺は生まれたんだ!” と感じた」と独特な切り口で撮影を回顧。山田組の撮影スタイルにも驚いたそうで「(撮影が)朝の9時に始まって、17時に終わるんです。普通のサラリーマンのような生活で素晴らしかった」と明かし、「(別作品にクランクインしたときに)娘が『山田組はよかったね~』と言ったぐらいですよ」と笑いを誘った。また、大泉は吉永から「役作りのために幼少期の写真が欲しい」と頼まれ、渡したところ、実際に劇中での使用が決定。これを映画完成まで知らなかった大泉は「試写を見てびっくりしました! 最終的に映画に出ちゃったんですよ! 僕の親もびっくりしますよ!」と訴える。実際に役立ったようで、吉永は「大泉さんのお風呂上りの写真がかわいらしくて……これを見て“あ、私の息子!”と思いました」と話した。大泉は報道陣から「お馴染みの“ボヤキ”は山田組の現場でもあったか」と聞かれると、食い気味に「一切ボヤいてません! 恐ろしいことを言いますね! ボヤくなんてとんでもない!」と一蹴。しかし、共演シーンが多かったという宮藤は「ずっとボヤいてましたよ……」とチクリ。さらに司会の笠井信輔アナウンサーが吉永に「ボヤキは聞きましたか?」と問いかけると、大泉は「ボヤくわけないだろう! キミ、何を言ってるんだ! 日本で吉永さんにボヤくやつなんていないよ!」と焦ったようにツッコミをいれ、会場を笑いで包んだ。そんな大泉の様子を見た吉永は「一度も聞きませんでした」と大泉をフォローし、親子役らしい息の合った姿を見せた。
2023年03月15日永野芽郁が、山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』に出演することが発表された。時代とともに家族の姿を描き続けてきた山田監督。91歳にして90本目の監督作となる『こんにちは、母さん』では、現代を生きる家族・親子の形や想いを心情豊かに描く。今回永野は、福江(吉永小百合)・昭夫(大泉洋)のふたりの生き様を間近に感じ、寄り添い、ぶつかりながら、自らの将来を思案する多感な学生・神崎舞を演じる。2021年公開の『キネマの神様』に続き、2度目の山田組参加、また吉永、大泉との初共演に永野は「山田組に再び参加できること、吉永小百合さん、大泉洋さんと家族になれること、とても光栄に思います」とコメント。また「キャストの皆さん揃っての顔合わせの日は緊張しすぎて震えが止まりませんでした……(笑)」と、錚々たるメンバーが集まる山田組の緊張感あふれる現場を振り返った。『こんにちは、母さん』は、9月1日(金) に全国公開される。■永野芽郁 コメント全文山田組に再び参加できること、吉永小百合さん、大泉洋さんと家族になれること、とても光栄に思います。キャストの皆さん揃っての顔合わせの日は緊張しすぎて震えが止まりませんでした……(笑)。監督のご指導に応えられるよう、先輩方についていけるよう必死に日々を過ごしました。私自身も完成が楽しみです。お楽しみに!<作品情報>『こんにちは、母さん』9月1日(金) 全国公開監督:山田洋次脚本:山田洋次 朝原雄三原作:永井愛『こんにちは、母さん』出演:吉永小百合 大泉洋 永野芽郁公式サイト:「こんにちは、母さん」製作委員会
2023年02月10日