妊娠初期には上がっていた体温ですが、妊娠13~14週ごろから次第に下降してきて、妊娠6~7ヶ月ごろになると低温相(36~36.5度)に戻ります。この低温相が出産の時期まで続きます。 このメカニズムは、中期に近づくにつれ胎盤が完成していき、プロゲステロンを作る場所が胎盤に移行するため、hCG(ヒト絨毛ゴナドトロピン)というホルモンの働きが弱まるためです。そのころになると、初期に感じていた熱っぽさやつわりもおさまり、身体は楽になってきます。みんなどうだった? 妊娠中期の「体温」の体験談冷え症ではないですが、冬には特に根菜などの野菜を多く摂取し、体温が下がらないように気を付けました。(27歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日こんにちは。健康管理士のSAYURIです。前回は低体温と低体温症の違いなどをお伝えしましたが、今回はその原因について言及していきたいと思います。●冷えを起こす原因低体温を引き起こす原因とされているのは体の冷えですが、冷えは体温調節機能がざまざまな原因 によってバランスが崩れた場合に起きます。例えば、・性ホルモンのバランスが崩れて起こる更年期障害・冷暖房の普及による体温調節機能の低下・寒い時期でもファッション性を重視するあまりに薄着になってしまう寒さ対策の不備・間違ったダイエットによる基礎代謝の低下・ストレスや緊張による自律神経のバランスの崩れこれらの場合にも冷えが起こります。●冷えと体調不良の相互関係冷えから起こる症状はさまざま。体はたいして寒くないのに手足だけが異常に冷たく感じる、いわゆる“末端冷え性” と呼ばれるもの。これは末梢血管の血行不良が原因だとされていますが、冷えることで末梢血管の血行不良が起こるともいわれています。また下半身は冷たく感じるのに上半身は汗をかくほど暑く感じる“冷えのぼせ”。“冷えのぼせ” は性ホルモンのバランスの崩れによって起こるとされている一方、冷えによって性ホルモンのバランスが崩れやすいともいわれているのです。このように冷えと体調不良はどちらも影響しあい、放置するとどんどん悪化していきます。●体の冷えをチェックしてみましょう・なかなか寝付けない・いつも疲れている・肩こり、腰痛がある・頭痛を頻繁に感じる・めまいをよく感じる・腹痛を伴う下痢・便秘・生理不順・肌荒れ・むくみ・手足が冷たい・イライラする・食欲不振・関節痛、神経痛があるいずれも、冷えが一因だとされる症状です。寝つきが悪い、むくみ、イライラするなどは自律神経の乱れによる冷え 。便秘や下痢、生理不順、肌荒れ、食欲不振は冷たい食べ物・飲み物などによるお腹の冷え が原因とされています。また十分体を休めていても、いつも疲れを感じるような場合もお腹の冷えが原因だと言われています。なぜなら、胃腸などの内臓が冷えると消化吸収、代謝などの生命活動が正常に行われなくなるため、自己防衛機能として内臓の温度を高くするためにエネルギーが費やされ、それが疲労感となってしまうからです。----------このように一見、冷えとは関係ない症状も実は冷えが原因である場合も多いので、冷たい飲み物食べ物をできるだけ避ける、筋肉での熱生産を高めるために適度な運動をするなど日常生活に気を付けたいものですね。【参考文献】・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
2016年03月17日こんにちは。健康管理士のSAYURIです。前回まで体温が維持されるメカニズムや発熱についてご紹介してきましたが、今回は2000年以降、増加し続けている低体温について、そのリスクを中心にご紹介したいと思います。●低体温と低体温症の違い2000年前後くらいから増加し続けている低体温。一般的に低体温とは腋窩体温が35.5度前後の状態 を指しています。通常、体温が低下し始めると、脳の視床下部は体温調節中枢から血管を収縮させる指令を出します。そして熱の損失を減らし、体の震えを起こしたり筋肉を硬直させたりして、熱の産生を高め、体温を通常の状態に戻し一定に保つように働きかけます。しかし、その働きがうまく機能しない場合や、熱の損失に対して熱産生が追い付かないような状況になると低体温の状態になります。一方、低体温症は直腸温度が35度以下になる状態で、死亡に至ることもある重篤な疾患 です。主に海や山での遭難で急激に体が冷やされた場合や、急性アルコール中毒や脳疾患などで意識障害を起こし、そのまま寒い場所にさらされた場合などに起こる危険性があります。●低体温で高まるリスク5つ●(1)免疫力の低下体は熱を産生することで外部からの細菌やウイルスの侵入を防いだり、体内の細菌のバランスを保ったりしています。しかし、体温が低下することでリンパ球などの免疫組織が活性化されず、細菌やウイルスと闘えないため、風邪や感染症にかかりやすくなったり、アレルギーを発症しやすくなったりします 。●(2)がん細胞が増殖しやすくなるがん細胞は体温35度で増殖が活発になるといわれています。低体温によって免疫細胞の力が弱くなる上に、がん細胞が活性化されるため、毎日、誰の体でも3,000~5,000ものがん細胞が作られている ともいわれているので、よりガンにかかりやすくなってしまいます。●(3)基礎代謝の低下基礎代謝が低下するとエネルギー産生が減少し脂肪の燃焼率が悪くなるため、太りやすく痩せにくい体質になってしまいます 。そして作り出すエネルギーが少ないために、エネルギーを多く消費する消化器官の働きが悪くなり胃腸の不調、肌荒れ、便秘、疲れやすいなどの不定愁訴が起こりやすくなります。●(4)体内酵素活性の低下細胞が代謝するためには37度前後が最適である とされています。しかし、体温が低いことで酵素活性がうまくいかず、栄養素が十分に吸収されないため、エネルギーの産生量が減少して疲れやすくなります。また、神経やホルモン系のバランスが崩れるため、免疫や自己治癒力が弱まるなど生命維持活用に支障をきたしてしまいます。●(5)不妊症の確率が上がる産卵をする生物はその生物によって決まった温度で卵を温めてふ化させます。哺乳類はその卵を体内で温めて、いわゆるふ化をさせているようなものですから、体温が低い状態では、卵巣機能を低下させ、卵を育てるための子宮の環境が整いません。つまり卵がちゃんと育たないことでの不妊や流産のリスクを高めることになる のです。----------低体温を安易に考え、放置してしまうとさまざまな弊害が起こってしまいます。できるだけ体を冷やさずに、温めるような日常生活を送りたいものですね。【参考文献】・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
2016年03月04日東京都市大学と日本健康開発財団は2月23日、血圧160/100mmHg、体温37.5℃を超えると入浴事故のリスクとなることが疫学調査で明らかになったと発表した。同成果は、同大学 人間科学部 早坂信哉 教授らの研究グループによるもので、2月22日発刊の「日本温泉気候物理医学会雑誌」に掲載された。同調査では、2012年6月~2013年5月に、訪問入浴事業所として登録される全2330カ所の事業所に対して、訪問入浴に関連する事故・体調不良(入浴事故)の発生を調査し、596例の入浴事故を解析した。事故事例の平均は82.3歳。この結果、入浴事故の発生に対して、入浴前の収縮期血圧が160mmHg以上であることは3.63倍、入浴前の拡張期血圧が100mmHg 以上であることは14.71倍の関連があることがわかった。また、入浴前に体温が37.5℃以上であることは入浴事故の発生と16.47倍の関連があった。入浴事故として報告された主な症状は、発熱が100例(16.8%)、呼吸困難・喀痰喀出困難が93例(15.6%)、意識障害が64例(10.7%)、嘔吐・吐き気が63例(10.6%)となっている。なお、研究グループは同結果について、入浴可否判断の絶対的な基準ではなく、最終的には個別に判断されるべきものであるとしている。
2016年02月26日低体温の人にとって冬はつらい季節です。自分の体が冷え過ぎて夜もなかなか眠れないという人にお試しいただきたいのがこのストレッチ。低体温は痩せにくいだけではなく、様々な病の元になるとも言われています。ぜひ、この簡単ストレッチで、ポカポカと内側から燃焼するからだづくりを目指してください! 教えてくれたのは、宝塚歌劇で男役として活躍されたフィットネスインストラクター 大真みらんさんです。○起床時の体温が36℃未満の人は特に要チェック!体温と代謝には密接な関係があることをご存じですか?人のからだは、食事で取り込んだ炭水化物や脂肪を、呼吸で取り込んだ酸素と反応させてエネルギーや熱を生み出しています。このエネルギーや熱を生み出す過程のことを「代謝」といいます。ですから、代謝が高い人は体温が上がり、代謝の悪い人は体温が下がるのです。また、運動不足は低体温の原因にもなります。筋肉の中というのは、体の中で一番熱を発しているところなので、そこを動かすだけで体の中から熱を発することになります。運動不足になると、体中に張り巡らされている毛細血管の量も減っていきます。そうすると、血液が手先足先十分に行きわたらなくなり、「冷え」の原因をつくります。代謝をアップさせて、より元気なからだづくりを目指しましょう。○体温を上げる胸とからだのストレッチ正しいリズムで生活をしていますか?もし体内時計が正しく働いていれば、体温は朝の最も低い状態から、昼の活動的な時間に向けて順調に上がっていきます。しかし、体内時計が狂ってしまうと、体温が上がらないまま低体温が続くといった状態になります。ここで紹介する簡単なストレッチで、体温が本当に上がるの? と思うかもしれませんが、ぜひトライしてみてください!最初のストレッチは胸のストレッチ。そして2つ目は体側のストレッチになります。代謝を上げて体温を上げるためには、しっかり呼吸をして体内に十分な酸素を取り込めるようにすることが重要です。運動不足だと、呼吸に重要となる肋骨周辺の筋肉が硬くなりがちなので、それらの筋肉をほぐしていきます。胸のストレッチまずは胸のストレッチを行います。脚を腰幅に開いて立ちます (この時、背筋もピンと伸ばします)。手をお尻の後ろで組みます。そのまま腕をグッと引き上げていき、胸を張ります。この状態で、ゆっくり呼吸を繰り返します (これを30秒~1分ほどキープします)。からだのストレッチ続いて、からだ側のストレッチを行います。このストレッチも、脚を腰幅に開いて背筋を伸ばします。頭の上に手を置きます。そのまま骨盤の位置を動かさないように、上体を右側に倒していきます。左の脇の下からウエストにかけて心地よい伸びを感じたところでストップ。この状態でゆっくりと呼吸を繰り返しながら30秒~1分ほどキープします。いかがでしょう。体は温まってきましたか?このストレッチを毎日続けると、代謝もアップしてくるはずなので、ぜひ続けてみてくださいね!○教えてくれたのは……大真 (おおま) みらん さん1998年、宝塚歌劇団入団。星組に配属。若手男役として活躍。主な出演作【王家に捧ぐ歌】【ヴィンダーガルデン -春を待ち侘ぶ冬の庭園-】【Across】【コパカバーナ】 退団後は様々なジャンルのダンスを勉強。現在は【ICHIBANGAI -dancestudio-】【デサントフィットネスラウンジ 目白 椿の坂】 にてジャズダンス、フィットネス講師を務める傍ら、舞台・ダンスパフォーマンス、ディナーショー等に出演・振付も手掛ける。・撮影協力:NESTA JAPAN (全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会) は、アメリカ・カリフォルニアに本拠地を置く、パーソナルトレーナーの資格認定団体です。現在世界20カ国でNESTAの資格を持ったトレーナーが活躍しています。モデル:東 奈々さん (NESTA JAPAN)執筆:Honuフリーランスのライターです。サッカーをする息子を応援しながら音楽と踊りをこよなく愛し趣味に生きる母。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2016年01月17日オムロン ヘルスケアが開設したプロジェクト「オムロン式美人」はこのほど、自分自身の体のリズムを知るための新習慣として「毎朝、基礎体温を測ること」を提案した。基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のこと。女性は、女性ホルモンの影響で心や体が変化するが、その変化を知る方法として基礎体温を測ることは有効であるという。基礎体温は寝ている間の体温となるが、自分で測ることはできないため、朝目覚めて活動する前に測るのが一般的となっている。同プロジェクトは、基礎体温をつけることにより生まれるメリットとして、次の3つの例を挙げている。1つ目は、妊娠しやすい時期のほかに、生理前の憂うつな時期や、仕事を頑張ることができる好調期などを予測できること。2つ目は、つらい月経前症候群(PMS)ともうまくつきあえるようになり、自分の低調期に頑張りすぎないセルフ・コントロールなども可能になることだという。3つ目は、基礎体温から自分の体のリズムを知ることができること。それによりダイエットにふさわしいタイミングがわかり、効果的なダイエットにつながるとしている。
2016年01月08日36度以下の平熱が続いている状態を「低体温」といいますが、そのままにしておくと心身のトラブルも!そこで自分が低体温かどうかをチェックするには、なにはともあれ体温を測ってみること。といっても、体温は一日のうちで結構大きく変動する。一般的には深夜に最も低くなって夕方から夜にかけて最も高くなる。その差はおよそ1度。つまり、いつどんなタイミングで測るかによって数値にバラつきがあるので、たまに体温を測ってもその数値が必ずしも自分の平熱とはいいきれない。「クリニック真健庵」院長の吉村尚美先生に直撃!「正確な体温を計測するには、昔ながらの水銀柱の体温計がおすすめです。皮膚の中でも温度が高い腋の中心に正しく体温計を挟んで、10分間測ります。朝、昼、晩と3回測り、平均値を出しましょう。その数値が平熱となります」現在では数十秒で測れる予測式体温計が主流。予測式による数値は10分後の実測値を予測したもの。このタイプの体温計には10分間の実測検温ができるものもあるので、一度は時間をかけてしっかり実測してみましょう。※『anan』2016年1月13日号より。写真・中島慶子取材、文・石飛カノ
2016年01月07日あなたは自分の平均体温を知っていますか?健康な人の平熱は36.5~37.1℃といわれていますが、貧血気味や筋肉がない、ひどい冷え症がある人は35℃台ということも珍しくないようです。体温は1℃下がると免疫力が30%低下し、風邪を引きやすかったり、体が疲れやすくなったりするだけでなく、将来の不妊に繋がることも……。秋冬は夏に比べてしっかり防寒ができ、体温を上げやすい季節。平均体温を上げる習慣をこの機会にしっかり身につけましょう。■美人に平均体温が高い人が多い理由体温が1℃上がると基礎代謝は12%UPします。身長や体重、年齢で基礎代謝は違いますが、20代女性の平均基礎代謝量は約1,200kcal。その12%といったら約150kcalで、体温が1℃違うだけで、ご飯1杯分もの消費カロリーの差が出ます。つまり、体温が高い人は太りにくい体質だといえます。また、全身の血行が良いため、むくみづらく、免疫力が高いので肌のターンオーバーも正常、紫外線などの外的要因によるトラブルにも強いといえます。平均体温は高いほうが美容にも健康にも大きなプラス。そのために、秋冬はこんなことをしてみてはいかがでしょうか。■平均体温を上げる習慣4つ●筋肉を使うことを意識する低体温の原因の9割は筋肉量の低下だそう。筋肉がない人は体温も低いといえます。一駅歩く、なるべく階段を使うなどのほか、入浴後や歯磨き中にスクワットをするのもおススメです。人間の筋肉の7割は下半身にあるので、足の筋肉を使うのが体温UPの近道です。●朝と夜の寝る前後は白湯を夏の間お休みしてしまった人も、秋冬は白湯習慣をつけましょう。1日の中で一番体温が低い朝は、体温を上げるだけでなく、内臓を活性化させるためにも白湯をゆっくり飲みましょう。就寝前の白湯も体を温め、質の良い睡眠がとれておススメです。●日中の飲み物は温めるもの日中も、冷たい物より温かい物を選びましょう。体を温める効果があるものは紅茶、ジャスミン茶。体を冷やすのは烏龍茶、緑茶、プーアル茶、どちらにも属さないのがココア、コーヒーです。どうしても緑茶や烏龍茶が飲みたいときは、温かい物にすると冷やす効果が中和されます。●入浴はできれば毎日朝でも夜でもいいので、湯船に浸かる習慣をつけましょう。10分浸かれば体温はだいたい1℃上がるといわれています。毎日続けることで体が温まりやすくなりますよ。平均体温は、3~4日ほど朝・昼・晩の体温を測ることで平均値が出せます。まずは自分の平均体温を調べて、低体温になっていないか確認してみてくださいね。
2015年10月30日みなさんは普段の自分の体温がどのくらいか知っていますか?体温は36.5℃程度が理想と言われていますが、実はそれ以下の低体温になると、さまざまなトラブルが発生する可能性があるのです。低体温による体のトラブルに大きく関係しているのが「体内酵素」。体温が下がることで体内酵素の働きが悪くなり、女性の健康や美容にも悪影響を与えてしまいます。そこで今回は、低体温のデメリットと改善方法をご紹介します!体温と体内酵素の関係って?私たちの体内にある酵素は、食べ物を分解したり、体の栄養素を生成するなど、体のさまざまな化学反応を促進してくれる重要な存在です。体内酵素の働きが低下すると、・新陳代謝が悪くなる・免疫力が低下する・病気にかかりやすくなるなどの問題が発生します。酵素は体温によって大きく左右され、36.5度で最も効率よく働くという性質を持っているそうです。体が冷えていると酵素はきちんと働いてくれません。美容や健康のためにサプリメントなどで毎日酵素を摂取しても、低体温を改善しなければ無意味になってしまうかも!酵素の働きが低下するとこんなことも・・・酵素の機能が低下して新陳代謝が悪くなると、こんな怖い状態に陥ることも。・肌のターンオーバーが乱れ、肌のコンディションが悪くなる・自律神経失調症や生理不順などを招く・基礎代謝が低下して太りやすくなる・血行が悪くなるさらに免疫力が低下すると、・疲労やアレルギーが悪化する・生活習慣病などの病気にかかりやすくなる・不妊や子宮内膜症など婦人科疾患の発症率が高まるとも言われています。入浴で低体温を改善しよう!低体温を改善する方法の一つは入浴です。湯船にじっくり浸かって体全体を温め、血流を促進して代謝をアップさせましょう。入浴は朝でも夜でも、10分程度でもいいので、できるだけ毎日湯船に浸かるようにしてくださいね。筋肉があると体温が上がる!筋肉量が少ないと低体温になりがち。筋肉量と基礎代謝量は正比例の関係にあり、基礎代謝が高い人は体温も高い傾向にあるのです。毎日無理のない程度にトレーニングをして筋肉量を増やしましょう。必要な筋肉をつけながら脂肪も落として、引き締まったボディを目指すこともできます。「私って低体温かも?」と心配になった人は、入浴やトレーニングを習慣化させて低体温を改善してみましょう!
2015年08月06日日本人とアメリカ人では、いろいろなことが違いますよね。外見はもちろん、言語や食文化など、あげたらきりがありません。でも、実は体温まで違うというのですから驚きです。『爆笑ニューヨークPOWERFUL』の著者で、ニューヨーク在住の竹内玲子さんによると、アメリカ人の体温のほうが高いというのです。いわれてみれば、アメリカ人って冬でも半そでに短パン、なんだか薄着のイメージがあります。では、なぜ日本人よりアメリカ人のほうが体温が高いのでしょうか?竹内さんが、医師に聞いて得た回答をご紹介いたします。■アメリカ人が体温高い理由は血液が関係まず、体温はなににいちばん依存するかというと、血液。なんと、この血液の比重が日本人とアメリカ人では違うというのです。アメリカ人のほうが比重が高く、つまり濃度が高いので、蓄熱量が高いと考えられます。血液の比重というのは、液体と赤血球、その他の血液からなります。[日本人の正常値]400~500万個/μl[アメリカ人の正常値]470~510万個/μlつまり同じ血液量では、アメリカ人のほうが赤血球が多いのです。血液の重さは赤血球がほとんどなので、その分重たいのですね。整理してみると、アメリカ人の体温は、赤血球が多い=比重が高い=濃度が濃い=蓄熱量が高い=体温が高い、となるわけです。アメリカ人は、ポカポカと熱を蓄えているわけですから、日本人より薄着なのも理解できますね。■日本とアメリカで大きく違う“熱の基準”アメリカ人のほうが体温が高いとわかったところで、アメリカ人と日本人の、熱の基準もくらべてみましょう。アメリカ人の平熱は、37±1℃。つまり38℃を超えないと発熱はいえません。平熱が日本人より高いならそうなりますよね。日本人は、もっと細かく分かれています。[37.1~38℃]微熱[38.1~38.5℃]軽度発熱[38.6~39℃]中度症発熱[39.1℃~]高熱38℃までが微熱というのもびっくりですよね。筆者の中では38℃ってかなり高熱のうちに入るのですが……。実際、竹内さんのお父さまも36.8℃ぐらいの熱で大騒ぎされているそうです。日本人は体温に対して実際より低めに認識しているのかもしれないですね。もし今後アメリカで何かしら治療を受けることになったとき、こういった違いを知っておくと便利です。ぜひ頭に入れておきましょう。(文/猫野うた)【参考】※『欧米人と日本人の体温の違い』記事-竹内玲子オフィシャルブログ
2015年07月26日オムロン ヘルスケアは4月1日、「婦人用電子体温計 MC-683L」を発売する。同商品は平均10秒で検温でき、暗い部屋でも検温結果を確認しやすいライトを表示部分に搭載した婦人用電子体温計。感温部(先端部)が検知した舌下での体温の変化データを、同社独自の分析・演算技術で高速演算処理することで、約5分後の体温(平衡温)をすばやく予測して表示する。10秒での予測検温は、婦人用電子体温計としては最速とのこと(同社調べ)。同社によると、女性の体にはリズムがあり、体と心はホルモンバランスによって大きく左右されるという。そんな女性特有のリズムを作り出しているのが、卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)。2種類の女性ホルモンの分泌量は約1カ月で変動し、排卵や月経を起こしたり、基礎体温を上下させたりしている。基礎体温の計測は、自分自身の体のリズムを知るために取り入れたい方法のひとつ。ホルモンバランスによって変わる自分の体のリズムにあった生活を送ることで、心と体の両面で余裕を持つことができる。日々基礎体温は変わるため、継続することが大切となってくるが、同商品はわずか10秒で測定できるため、続けやすい。同商品の価格はオープン(税別2,280円/編集部調べ)。また、「婦人用電子体温計 MC-652LC」も販売している。iPhone/Androidスマートフォン対応の無料アプリ・リズムノートで測定データを送信すると、基礎体温を自動でグラフ化。次回生理予定日や排卵予定日も知ることができる。アラーム機能・バックライト付き。価格はオープン(税別3,780円/編集部調べ)。
2015年03月25日簡単に基礎体温を管理できるサービス2015年2月6日、楽天キレイドナビから「体温タイプの判定」と「ホルモンバランスチェック」機能のデータを調べて分析し、その結果が発表された。楽天キレイドナビは楽天株式会社と株式会社東芝が共同で提供している基礎体温管理サービス。同サービスを申し込むと自宅に体温計が届き、その体温計で検温した後はスマートフォンにかざすとデータを転送することができる。25歳から44歳の女性を対象に調査2014年10月1日から12月31日までの間、一定期間以上体温を入力した全国の25歳から44歳までの同サービスの会員を対象に調査を行った。調査に使用したデータは個人が特定できないよう加工されたものを使用。体温タイプは6種類に分類される。キレイ2層タイプ・高温期じわじわタイプ・高温期ギザギザタイプ・低温期長めタイプ・高温期短めタイプ・高温期不明タイプに基礎体温をグラフ化したものから判定する。女性ホルモンの状態は体温タイプをもとにして3段階で評価。要注意状態は赤信号、乱れがちな状態は黄信号、心配がない状態は青信号で表す。冷えは万病の元女性は冷えやすい。冬は特に体が冷えているとホルモンバランスが崩れやすくなる。同調査においては、ホルモンバランスが崩れがちな黄信号判定の女性が多かった。体温タイプは「キレイ2層タイプ」が28.8%、「高温期ギザギザタイプ」が過半数を占めた。高温期ギザギザタイプは高温期が安定せず、途中で体温が低くなる日がある。それは黄体ホルモンの働きが十分でないことが原因であり、妊娠しにくい傾向にあると考えられる。ストレスを減らし、生活習慣を見直すことで血液循環がよくなり健全なホルモン状態に戻すことが可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・楽天キレイドナビプレスリリース
2015年02月13日健康美人への近道は基礎体温だった!オムロンが運営する「オムロン式美人プロジェクト」は、毎朝の基礎体温を測る習慣を提案している。毎朝たった10秒の基礎体温計測という新習慣を身につけることで、周期に合わせた食事や運動を取り入れたダイエットや、PMS(月経前症候群)特有の不調時期を把握することができるという。オムロンの婦人用電子体温計「MC-652LC」は、スマートフォン専用アプリ「リズムノート」にて基礎体温をグラフ化。月経予定日や排卵予定日も通知してくれるので、手軽に体調を管理できる。測定結果が見やすいバックライト付きなので、まだ薄暗い時間帯でも使いやすい。ほんの少しの早起きに挑戦してみようオムロン式美人のホームページは、1月末より「朝の新習慣応援メニュー」と題したコンテンツを公開予定。手軽に楽しくちょうどよく取り組める食事メニューやエクササイズを紹介し、自分のカラダを知って健やか美人への近道を歩んでほしいとしている。朝起きるのが苦手な女性へのお助けアイテムとしては、起きやすいタイミングでアラームを鳴らす「スッキリアラーム」搭載のねむり時間計「HSL-002C」がオススメだという。タイプ別の睡眠改善アドバイスなどもお知らせしてくれる。基礎体温と便利なアイテムを味方につけて、美と健康を目指そう。(画像はプレスリリースより)【参考】・オムロン式美人・プレスリリース(@press)
2015年01月11日「マイクロダイエット」を展開するサニーヘルスは、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート「低体温は肥満の元! 現代人に多い低体温の改善方法」を公開した。現代は低体温の人が昔に比べて増えているという。1日の中で体温は1度ほど前後するが、日本人の平均体温は36.6度と言われており、この程度~37度が、体内酵素が最も活発に働くと考えられているという。一方、低体温とは平熱が35度台のことを指す。これには自覚症状がない人もいるが、風邪をひきやすい、手の指先や足のつま先が冷える、疲れやすい、生理痛が重いなど体に不調が出る人も多いそう。また、体温は体の免疫力に関わる重要な要素で、わずか1度下がるだけで免疫力は30~40%程度低下すると言われている。さらに低体温の悪影響は、太りやすい、むくみやすい、しみ・シワができやすい、くすみが気になるなど美容面での影響も大きいという。低体温の原因として、まず運動・筋力不足があげられる。運動で筋肉を動かすことで代謝が良くなり、熱が産生されやすくなるという。そして体の末端まで血液が循環するため、末端冷え性の人は日常的に体を動かすようにすると良いそう。運動は、大またで早歩きする、エレベーターやエスカレーターをなるべく使わず階段を上る、ストレッチをしながらテレビを見るなど、まずは生活の中でできることからで良いという。次に、栄養の偏りや食生活の乱れも原因に。食事量が少なかったり、不規則な生活で食生活が乱れたりすると、低体温の原因になるばかりか肥満の原因にも。食後に体が温まることは知られているが、これは食べた物を消化する際に熱が発生する「食事誘発性熱産生/DIT」という働きだそう。そして、体を温める作用のある食品や血行を良くする食品を選ぶことを心がけ、特に熱を産生する筋肉を作る元となるタンパク質(魚・肉・卵)や、血液を作る鉄(レバー、赤身肉、貝類、小松菜など)は、毎日適量をとると良いとのこと。また、体温調整には自律神経とホルモンが大きく関わっており、ストレスを抱えているとこのバランスが崩れるという。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、前者は日中など活発に活動している時に優位になり、後者は夜やリラックスしている時に働く。強いストレスを受けるとこれらのバランスが崩れ、血流が悪くなったり体内酵素が活発に働かなくなったりし低体温化に。また、睡眠不足や不規則な生活も、自律神経のバランスを崩す原因になるという。最後に、体を冷やさないことも大切とのこと。シャワーだけで済ませずに、温かいお風呂にゆっくりつかり体を芯から温めると、リラックスして副交感神経が高まり体を温めるという。なお、体の内側からも温めることも効果的。食品自体にも体を温めるものと冷やすものがあり、体を冷やすものには、白砂糖、コーヒー、砂糖の入ったジュース、暑い地域が原産の果物や夏野菜などがある。体を温めるためには、白砂糖よりも黒糖やはちみつ、野菜や果物なら秋から冬が旬の物を積極的に取り入れてみると良いとのこと。
2014年12月10日microdiet.net調査レポート12月5日、サニーヘルス株式会社は同社のダイエット情報発信サイトmicrodiet.netにおいて「低体温は肥満の元!現代人に多い低体温の改善方法」を公開した。年末年始のイベントシーズンを迎える前に読んでおきたい調査レポートだ。低体温とは日本人の平均体温は36.6度。36度から37度程度の体温で体内の酵素が最も活発に働くといわれている。しかし、現代では低体温の人が増えてきているらしい。低体温とは平熱が35度台で、疲れやすい、手足が冷える、風邪をひきやすいなどの不調を感じることが多い。女性の敵、低体温低体温で不調を感じるだけならば、気合いで乗り越えることも可能かもしれない。しかし低体温が本当に怖いのは、肥満の原因になることだ。体内の酵素が最も活性化するのは36度から37度程度であるということは、その体温のときに基礎代謝も活発になるということだ。基礎代謝量が少ないと太りやすいということは既によく知られている。低体温の恐怖はそれだけではない。血行や水分代謝も悪くなるためむくみやすくなる。また、肌色がくすんだり、しみやシワができやすいなど美容面へ様々な悪影響を及ぼす。さあ、体温を上げよう体温を生み出す元は筋肉。しかし、現代人は運動量の低下に伴い筋肉量が低下してきている。筋肉は熱を生産するだけでなくポンプの役割もするので、筋肉を動かすことで血液を末端まで運び、むくみなどの老廃物をリンパ管まで運ぶ。特別な運動を始めるよりも、生活の中で実行できそうなことを続けたい。また、食生活も大切だ。実は食べることでも熱は産生される。食べたものが消化される際に熱エネルギーが発生するからだ。食べないでいることや食生活の偏りは低体温を招く原因になりかねない。バランスよく、体を温める作用のあるものを食べることが大切だ。(画像はプレスリリースより)
2014年12月09日寝る前にお風呂に入ったり、マッサージをしてみたり、心地よい眠りを手に入れるために様々な方法を試している方も多いのではないでしょうか。睡眠と体温の間に潜む重要性は、ネムジムでも何度も扱ってきました。しかし、忙しい現代人にとって、夜のマッサージやストレッチは、ハードルが高い!とお考えの方もいらっしゃるようです。そんな悩みをお持ちの方必見の、快眠を手に入れるために誰もが簡単にできるエクササイズが「ねむりラボ」で紹介されています。数秒で終わるエクササイズでありながら、体温だけでなく、リラックスにも効果があるとのこと。実際に試して、快適な眠りを体感してみてはいかがでしょうか?▼ねむりラボの記事はこちら▼ねむりラボFacebookページはこちら
2014年09月09日低体温は身体にも美容にも悪いことばかり!ということは 「体温36.5度が美肌の秘訣【前編:とてもこわい低体温の弊害】」 で、ご理解いただけたかと思います。平熱を36度台に上げるためにはこの前編でお知らせした事の反対を行えば良いという事になります。バランスの良い食事を1日3回きちんと食べ、適度な運動習慣をつけ、ストレスを溜め込まないようにする。これが基本となりますが、今回はもう一歩踏み込んで、「体温36.5度でツヤツヤ美人になれる4つの習慣」についてご紹介したいと思います! ■1. 根菜を食べる基本的に南国など温かい地域の食べものは身体を冷やす作用があり、反対に寒い地域や冬に食べられる食品は身体を暖める作用があります。特に根菜は身体の芯から暖めてくれるのでオススメです。胃腸にも優しいレンコンや、身体を温める効果抜群の生姜などを意識して食べると良いでしょう。■2. 入浴する10分以上湯船に浸かる事で体温は約1度上がると言われています。と言っても、“今日はシャワーだけ”“今日は時間があるから半身浴もたっぷりと”といった偏った入浴では意味がありません。大切なのは毎日湯船につかる事です。継続は、力なりですね。■3. ノンカフェインでストレスフリー人はリラックス状態の時は血流がよく、反対に緊張状態の時には血液の流れが滞りがち。交感神経を刺激するカフェインは控えて、ストレスフリーな生活を心掛けましょう。■4. 寝るときは靴下を脱ぐ冷えてしまわないように靴下を履いて寝るという人もいますが、実は靴下を履いて寝ると体温がうまくコントロールされません。寝る直前までは冷えないように靴下を履くことは好ましいですが、寝る時は靴下を脱ぐことをオススメします。■体温と肌の関係日本人の平均体温であり、身体にとって正常とされている体温は36度台。体温が36度台であれば、風邪などのウイルスと戦える免疫力もきちんと機能しています。同時に体温が36度台以上であれば内臓の温度も正常に保たれ、本来の働きをしてくれるので肌のトラブルはもちろん、顔や身体のむくみも遠ざけてくれます。 また、代謝を活発にすることでターンオーバーも正しく行われるため、乾燥や肌の老化も防ぐ事ができます。■体温が1度上がると血流がぐっと良くなる血流が悪いと顔がむくんだり、くすんだりしがちですが、体温が上がることで血の流れはぐんとよくなります。血液の働きのひとつに、細胞に栄養と酸素を届け、老廃物を取り除く役割があげられます。体温を上げる事によって血液の働きは活発になり、血流はぐっと良くなるのです。以上、ご紹介した方法はすぐに実践できることばかりです。意外と簡単なこれらのテクニックを習慣化し、脱低体温を目指しましょう!
2013年11月22日人間の身体は36度台で正常に働くようにできています。ですが、最近女性、男性を問わず平熱が35度台という低体温の人が増えています。35度台も36度台もそれほど変わらないと思っていたり、低体温でも特に問題ないと考えている人もいるかもしれませんが、低体温が原因で身体には様々な問題が起こってくるのです。そこで今回は「低体温」について、前編・後編に分けて詳しくご紹介したいと思います。■冷えと低体温の違い冷え性と低体温は似ているようで、違います。・冷え性とは体温の高い低いに関係なく冷えを感じてしまう状態・低体温は身体を冷やした状態・体温自体が下がっていく状態内蔵の温度が下がって、身体の芯から冷やしてしまうので健康状態に悪影響を与えてしまうのが低体温です。■低体温の原因低体温の人が増えている原因は、食習慣や生活習慣の乱れと言われています。何気なく送っている日常生活の中に低体温を招く要因が数多く潜んでいます。無理なダイエット、偏食、ジャンクフードの食べ過ぎによる栄養素の欠如や、運動不足による筋力低下。また、過度のストレスによる自律神経の乱れが挙げられます。思い当たるコトがあれば、少し意識することで低体温を改善できるかもしれません。■低体温の弊害・基礎代謝量が落ち太りやすくなる人間の体温を維持するためにはエネルギーが必要です。そのため、平熱が高い人は体温を維持するために、より多くのエネルギーが必要になります。エネルギーとは基礎代謝のこと。平熱が高ければ基礎代謝が高く、平熱が低ければ基礎代謝は低いということになります。平熱が1度違うと、基礎代謝は12%違うと言われているので、かなりの差が出てくることになりますね。・免疫機能が低下し病気にかかりやすくなる人間の免疫機能は36度台で活発に働きますが、35度台だとその働きが低下します。35度台:ガン細胞が活発に動く体温34度台:体の機能が狂い始め、なんとか生きてはいけますが神経の失調症やアレルギー症などを引き起こす体温33度台:いつ凍死してもおかしくない、突然死も起こりかねない体温新陳代謝が悪くなり老化が早く進む低体温は内蔵の温度が下がってしまうため、必然的に内蔵の動きが鈍くなります。すると顔や身体が浮腫んでしまうのはもちろん、肌細胞のターンオーバー(生まれ変わり)も上手くいかず、肌が乾燥し老化肌へつながります。たかが低体温、とは言えない現代病の1つ。低体温であることにもっと問題意識を持ち、健康のためにも美肌のためにも、36.5度を目指しましょう。
2013年11月15日平熱が36℃に満たない、いわゆる低体温の女性が増えているといわれています。体の末端が冷える冷え症とちがい、低体温は、体の内部が冷えている状態。放置すると、代謝が落ちて太りやすくなる、疲れやすくなる、などの不調のほか、婦人科系の疾患の原因になり、将来妊娠しにくくなるリスクも。将来の自分の体のためにも、普段の生活の中で無理なく改善していきたいですね。■低体温になる原因とは!?一般的に、日本人の平熱は36℃~37℃。平熱が36℃未満の状態を「低体温」とよびます。手足の先が冷たくなる「冷え性」とは異なり、意外と自覚症状がないのがこの低体温。若い女性をはじめ、最近増えている症状です。低体温は、病気などの明らかな原因がある場合以外は、生活習慣によって引き起こされることがほとんどです。冷暖房の効いた室内で長時間過ごす、露出の多い服装、運動不足やストレスなど、日常生活の中で誰もが思い当たることばかり。普段の生活の中で体を冷やしすぎていないか、一度振り返ってみましょう。■低体温が招くさまざまなデメリット低体温とは、体の内部が冷えているということ。体全体の機能が低下するので、疲れやすい、肩や首のコリがひどくなる、といったデメリットが。免疫力がダウンし、風邪などの感染症にかかりやすくなったり、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなったりすることも。また、美容面にも大きな影響が。基礎代謝力が落ちるため、脂肪を燃焼しにくくなり、太りやすくなってしまいます。さらに、細胞の働きが悪くなるため肌のツヤやハリが失われ、早く老ける、という恐ろしい結果に。低体温はホルモンバランスの崩れも引き起こすといわれています。生殖機能のある下半身はとくに冷えやすく、低体温のままでは将来妊娠しにくくなるかもしれない、という大きなリスクも。■低体温を改善するためには低体温になってしまう原因の多くは生活習慣。改善するには、普段の生活の見直しが大切です。日ごろ運動をする機会のない人は、歩く時間を増やすだけでも効果があるといいます。通勤時に一駅手前から歩いてみる、出勤前にウォーキングをするなど、手軽にできる運動を続けてみて。食事は、体を冷やすものをとりすぎないよう注意しましょう。インスタント食品や嗜好品はできるだけ避け、1日3回、規則正しく食事をすることが大切です。体を温める作用のある、かぼちゃやショウガ、発酵食品などを上手にとり入れるようにしてください。また、意外と気づかない原因が下着。きつい下着で体をしめつけると、血流を滞らせ、内臓の働きを低下させてしまいます。下着をはじめ、体型に合わない洋服や靴を身につけるのも避けた方がよいでしょう。
2013年10月16日女性のみなさん、基礎体温、つけていますか?毎日体温を計るのは面倒くさい、と思っている人も多いかもしれません。でも、自分の体のリズムを知る上で、基礎体温はとても大切です。体調管理はもちろん、ダイエットや肌コンディションにも大きく関わる基礎体温。改めてしっかり知っておきたいですね。■基礎体温とは?朝目が覚めた時、体を動かす前に測る体温が基礎体温です。目覚めたらすぐ、体を起こす前に専用の体温計を使って舌下で測ります。体のリズムを知るために、できるだけ同じ時間帯に測るようにし、数値を基礎体温表に記録していきます。基礎体温表はドラッグストアなどで販売されているほか、無料ダウンロードできるサイトもあります。朝起きてすぐに測れるように、眠るときは枕元に体温計を置いておきましょう。毎日測るのがベストではあるものの、忘れてしまった日があっても次の日に測ればOK。あまり負担に思わず、まずは検温を習慣づけられるようにしていきましょう。■基礎体温で分かるコト基礎体温をグラフにすると、低温期と高温期の2層に分かれます。個人差はありますが、一般的には低温期が約2週間、排卵を挟み高温期が約2週間、そして月経開始とともに再び低温期へ、というリズムになります。基礎体温を測ると自分の月経周期が分かるので、次の生理が来る時期や、生理前の体調が悪くなりがちな時期を予測することができ、旅行の予定などを立てるのにも役立ちます。また、きちんと排卵できているかどうかや、排卵前後の妊娠しやすい時期の目安を知ることもできます。基礎体温は、万が一婦人科系のトラブルがあった場合の早期発見にもつながります。体温の変化が2層になっていない場合は無排卵月経、生理中にもかかわらず高温期が続く場合は子宮内膜症の可能性があります。体温のリズムに疑問を感じたら、できるだけ早く婦人科を受診するようにしましょう。■体のリズムを知って効果的な美容法を基礎体温は、ダイエットや美肌にも大きな関わりがあります。生理が終わってから排卵までの約1週間は、ダイエットにおすすめの「ヤセ期」。女性ホルモンの1つであるエストロゲンの影響で代謝が上がり、体が自然に余分なものを排出しようとする時期です。逆に、生理前から生理中は、むくみやすく体重が増えやすい時期。気持ちも不安定になりがちなので、ダイエットにはあまり向きません。美肌ケアも、体のリズムに合わせることでより効果がアップします。生理後から排卵までのエストロゲンの分泌が多い時期は、1ヵ月の中でもっとも肌コンディションが良くなります。髪のカラーリングなどの刺激のあるケアや新しい化粧品を試すのはこの時期がおすすめ。一方、排卵期から1週間は、プロゲステロンという女性ホルモンの影響でニキビや皮脂の過剰分泌などの肌トラブルを起こしやすい時期。肌が敏感になっているので、なるべく刺激を与えないケアをするようにしましょう。
2013年08月21日キリンMCダノンウォーターズはこのほど、小児科医107人に聞いた「子どもの低体温傾向とその対策に関する調査」の調査結果を発表した。同調査は、全国の小児科医を対象に10月30日~31日にかけて行われたインターネット調査。「近年、平常時の体温が低い子どもが増えていると感じるか」との問いには、2.8%の医師が「増えている」、75.7%の医師が「やや増えている」と答えた。増えていると答えた医師を対象に「いつ頃から低体温の子どもが増えてきていると感じているか」を尋ねたところ、4割の医師が「2~3年前ごろより」と答えた。「5年前ごろから」増えたという医師も36.9%おり、ここ5年内に子どもの低体温化が目立っていることが分かった「低体温の子どもに共通する特徴」について聞いたところ、「やせ気味」が49.5%、「疲れやすい」が38.3%、「集中力がない、落ち着きがない」が18.7%、「動きが緩慢、反応が遅い」が17.8%、「食欲にムラがある」が16.8%などとなった。「子どもの低体温の原因」についての問いには、「代謝の低下」が58.9%、「睡眠不足」と「就寝時刻が遅い」がともに45.8%、「食生活の乱れ」が42.1%、「冷暖房使用による体温調節機能の低下」が41.1%などとなった。「低体温対策として有効なこと」を聞いたところ、は「適度な運動」が72.9%、「十分な睡眠」が65.4%、「食生活の改善」が57.9%などとなった。「適度な運動」の強度については、ジョギングや鬼ごっこなど軽く汗をかく程度の運動を指すとする意見が71.8%、ウオーキングや体操、お遊戯などが52.6%だった。また、必要とされる睡眠時間については、9割の医師が「8時間以上は必要」と答えた。「子どもの低体温傾向改善と水分補給」についての問いには、72.9%の医師が「水分補給は有効」と答えた。また、水分補給の方法は「少量をこまめに」が88.5%となり、温めて飲むよりも「常温を飲む」をあげた医師のほうが2倍以上多かった。「1日に子どもが必要な水分量」は「1.5リットル」という回答が40.2%で最多。「1リットル程度」が32.7%、「2リットル程度」が21.5%で、94.4%の医師が「1~2リットルの水分補給」を推奨した。詳細は「キリンアルカリイオンの水トピックス」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日体のだるさが取れない、太りやすい、風邪をひきやすい……。そんなとき、「低体温症では?」という言葉をよく耳にします。内科医で大阪府内科医会副会長・泉岡医院院長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、その真相と要因や改善法について伺いました。■筋肉がついてなくて、ぽっこりお腹体型は要注意――低体温症の定義はあるのでしょうか。泉岡先生○○℃以下は低体温だという明確な定義はありません。20~30代の成人男女の正常な体温の目安は、36℃前後です。体温は、生まれたばかりの赤ちゃんは37℃程度あり、年齢とともに下がります。ですから、例えば35℃台なら低体温だとは、一概には言えません。ただし、若い世代を中心に、低体温による弊害が叫ばれているという事実はあります。また、家庭用の体温計は汗や室温の影響で低く表示されやすいので、気になったときは環境を整えてもう一度計り直しましょう。このとき、高く表示された方がより実際の体温に近いと考えてください。――どうして低体温になるのでしょうか。泉岡先生原因には運動不足、食事のバランスが悪い、無理なダイエットなどが挙げられます。低体温の場合、正常な体質の人より基礎代謝が低い傾向にあります。基礎代謝とは、人が動かずにじっとしていても、呼吸や内臓の動き、体温を保つことなどに消費するエネルギーのことです。エネルギーの大部分は、筋肉によって消費されます。そのため、同じ体重でも脂肪が少なく、筋肉量が多い人の方が基礎代謝は高くなり、消費するエネルギー量も多くなります。ですので、運動不足による筋肉量の低下、偏食やダイエットで筋肉のもととなるタンパク質の摂取不足の場合、基礎代謝が低下し、低体温となりやすいでしょう。特に、筋肉の中で大きな割合を占める、太ももの前と後ろの両側、胸、背中の4カ所の筋肉があまりついていない、でもお腹はぽっこりという方は、基礎代謝の低下が考えられます。■体がだるい、しんどい、風邪をひきやすい――低体温が原因で起こりうる症状について教えてください。泉岡先生基礎代謝の低下は、自己免疫機能の低下や循環の悪化につながります。ですので、体がだるい、しんどい、寒い、風邪をひきやすい、太りやすくやせにくいなど、さまざまな症状につながります。――低体温かもしれないと思ったときは、どのようにすればいいですか。泉岡先生基礎代謝を高めると、体温も上がりやすくなります。まずは、筋肉量を増やすことを考えてください。適度な運動をする、筋肉のもととなる肉や魚介類、卵、大豆製品、乳製品などのタンパク質をバランスよく摂取しましょう。また、基礎代謝が高くなると消費するエネルギー量が増え、脂肪の燃焼につながります。健康的なダイエットとなるでしょう。「低体温かも」と思い当たるようであれば、まずは生活の状況を見直してください。運動不足、朝食抜き、スナック菓子ばかり食べる偏った食生活、極端なダイエットなど、不規則な習慣に心当たりはありませんか。低体温は乱れた生活習慣が引き起こします。低体温に気付いたら、それは生活を見直すよいきっかけだととらえて、改善しましょう。――ありがとうございました。低体温の原因は、自らの日常生活にあることが分かりました。低体温だけではなく、鏡で自分の姿を見て、「基礎代謝の低下!?」と不安がよぎったときは、日々の習慣を見つめ、改めたいものです。監修:泉岡利於氏。医学博士。内科医、大阪府内科医会副会長。医療法人宏久会泉岡医院院長。泉岡医院大阪市都島区東野田町5-5-8JR/京阪電鉄京橋駅中央出口から徒歩7分 TEL:06-6922-0890岩田なつき/ユンブル)
2012年06月03日キリンMCダノンウォーターズは、4~10歳の子どもと母親400組に対し、「子どもの体温異常に関する調査」を実施した。調査の結果、約4割の子どもが体温異常を抱えており、睡眠や便通などの生活習慣が乱れている子が半数近くいることが明らかとなった。調査は、4月14日~16日・18日・19日・21日に、イオン大宮店 ファンタジーキッズーナに来店した親子(4歳~10歳の子ども、ならびにその保護者400組)を対象に直接回答方式で実施した。アンケート実施時の子どもの体温は、36℃未満の子どもが18%、37℃以上の子どもが19%。調査を行った時間帯(昼過ぎから夕方まで)の子どもの適性体温は36~37℃であるため、実に4割近くが何らかの体温異常を抱えていることがわかった。また、子どもの運動頻度・運動時間と体温との相関関係についても調査。その結果、運動している子どもほど高体温になりにくい傾向があることもわかった。特に1回の運動時間が1時間以上・3時間未満の子どもは標準体温である割合が高く、体温異常を防ぐには適度な運動が有効と考えられる。さらに、水分摂取させる頻度が多い(1日に9回以上)子どもほど体温異常になる割合が低い傾向にあることもわかった。特に、1日11回以上水分を摂取している子どもは、体温異常を抱えている割合が27.3%と、全体平均よりも10ポイント程度低い。水分補給の回数は子どもの健康を守る上で大切であると考えられる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日育児用品総合メーカーのピジョン株式会社は、赤ちゃんと体温の研究から生まれた“おでこ”で測る、新しいタイプのベビー用体温計「チビオンTouch(タッチ)」を、2011年8月22日(月)より全国で新発売。「チビオンTouch」は、電源を入れて赤ちゃんのおでこに1秒タッチするだけで、瞬時に体温を測ることができる。ピジョン独自の赤ちゃん専用の体温計測プログラムにより、赤ちゃんの体温(わきの下の温度)を推測演算し表示。寝ている赤ちゃんを起こすことがなく、服を脱がす手間もないので、赤ちゃんにもママにも負担をかけず、毎日の検温習慣に最適だ。赤ちゃんの平熱は36.3度から37.4度と幅があり、大人よりも高め。さらに体温調節機能が未熟なため、周りの環境温度にも影響を受けやすい特長がある。「チビオンTouch」なら誰でもカンタンに短時間で正確な検温ができるため、日々の検温で子どもの平熱を把握して、発熱や体調の変化に早く気づくことができる。お問い合わせ先:ピジョン(株)お客様相談室TEL:03-5645-1188 プレスリリース提供元: 日経プレスリリース
2011年08月10日