今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪実はバナナの皮は捨てる前に再利用することができるんです。この記事では、バナナの皮の再利用方法を詳しく解説していきます。再利用する際の注意点もお伝えするので、ぜひ参考にしてください!バナナの皮の再利用方法 | 掃除編バナナの皮を掃除に再利用する方法を紹介します。ぜひ試してみてください。革製品を磨くバナナの皮の内側(白い部分)で革製品を磨く方法です。革に含まれるポリフェノールの一種である「タンニン」が、革をツヤ出しするのに効果的。バナナの皮で優しく磨いたあとは、乾いた柔らかい布で拭き取るだけで、革製品がピカピカになりますよ。アクセサリーを磨くバナナの皮を使ってシルバーアクセサリーや銀食器を磨く方法もあります。内側の白い部分で擦るだけで、くすみや黒ずみがキレイに落ちやすくなります。少量の水とバナナの皮をミキサーにかけることで、細かい部分も磨きやすくなります。柔らかい布に塗布して擦れば、アクセサリーや銀食器が輝きますよ。バナナの皮の再利用方法 | 料理編バナナの皮は料理にも再利用できます。簡単なアイデアを紹介します。スムージーにする栄養豊富なバナナの皮を使ってスムージーを作る方法です。洗った後、ヘタと下の部分をカットし、ミキサーでなめらかになるまでかければ完成です。バナナの皮の栄養を手軽に摂ることができます。肉を柔らかくするバナナの皮に含まれる「フィシン」という酵素は、肉を柔らかくする効果があります。とくにパサつきやすい鶏肉の調理に効果的です。バナナの皮を丸ごと鶏肉と一緒に焼いたり、下に敷いて焼くことで、肉が柔らかく仕上がります。バナナの皮を再利用する際の注意点バナナの皮を再利用する際には、以下の注意点を守ってください。・ 劣化に注意する: バナナの皮は時間の経過で劣化しますので、早めに再利用することを心掛けましょう。カビなど異常が見られた場合は再利用せず、捨ててください。・ 農薬に注意する: 農薬を使用しているバナナの皮は料理に使用しないようにしましょう。無農薬のバナナを選ぶことをおすすめします。明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年01月31日食品についている乾燥剤。皆さん捨ててしまっていないですか?今回は乾燥剤の再利用方法を紹介します!乾燥剤の再利用方法食品パッケージに入っている乾燥剤、実は再利用できるって知っていましたか?今回は、乾燥材の再利用の仕方や注意点について紹介します!乾燥剤の再活用方法4選【湿気対策に】衣類や靴は湿気がたまりやすいですよね。乾燥剤を使えば、履いた後の靴や収納している衣類の湿気を除湿できます。【スーツケースのニオイ予防】スーツケースに着用済みの衣類を入れると、ニオイがこもりがちです。乾燥剤をスーツケースに入れれば、ニオイを吸収して悪臭を防ぐことができます。【フロントガラスの霧止めに】車のフロントガラスが曇るのを防ぎたい時にも、乾燥剤は役立ちます。乾燥剤をダッシュボードに置くことで、湿気を吸収して曇りを防ぎます。【ドライフラワー作りに】乾燥剤を使ってドライフラワーを作ることもできます。花と乾燥剤を包んでおくだけで、乾燥剤が水分を吸収し、短期間でドライフラワーが完成します。ただし、乾燥剤を使う際には注意が必要です。乾燥剤の注意点【飲まないように注意】乾燥剤は小さくて誤って飲み込んでしまうことがありますので、注意が必要です。子どもやペットの手の届かない場所に置いてください。【ゴミ出しにも要注意】乾燥剤の処理には地域のゴミ処理ルールを守りましょう。石灰の乾燥剤は水に触れると発熱する性質がありますので、生ごみと一緒に捨てないようにしましょう。明日の私をちょっと素敵に♪乾燥剤は、さまざまな場面で活躍することができます。ぜひ、捨てずに再利用して、環境にもやさしい生活を送ってみてくださいね!(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年01月20日創業1930年、家具から豊かな暮らしを提案する株式会社マルキン(本社:大阪市浪速区、代表取締役:金谷 光憲)は、「家具から始めるリノベーション」を体感する場として、ショールーム2階に水栓を使ったリノベーションコーナーを新設。インテリアショップで培ったトータルコーディネートの経験を活かして、リノベーションの提案をいたします。大阪マルキン家具ショールーム2F 家具の力でホテルライクな素敵な暮らしを■インテリアショップだからこそできるリノベーション相談家具インテリア全般を扱う総合ショップとして、インテリアでのトータルコーディネートを中心に様々なお客様の暮らしのお手伝いをさせていただいたところ、お客様から家具の素材選び・間取り相談を受けリノベーションに携わる機会が度々ありました。リノベーションを家具から考えることでお客様もイメージがしやすく、生活動線や使い勝手、建具や床の素材、壁のカラーや家具とのマッチングなどがスムーズに行え、全てにおいて理想の空間づくりが可能となります。家具の力でホテルライクな素敵な暮らしを手に入れませんか。フルオーダーなので理想の暮らしを叶える家具が手に入る■オリジナルアウトドア家具やフルオーダー家具でこだわりの空間を今回の寝室まわりのショールームは、壁面を有効に使ったフルオーダーのベッドやミニバーとワインセラー・水栓付きのデスクキャビネットと洗面台を設置。さらに、オリジナルのアウトドア家具やプリミティブな家具と照明も配置して、まるでリゾートホテルのような空間を演出しました。このように、住む人のこだわりや心地よい暮らしをカタチにするように努めています。協賛企業:SANEI株式会社(1)協賛企業:SANEI株式会社(2)■リノベーション相談サービス概要相談方法: 店舗対応者 : 金谷・山端営業時間: 店舗営業時間に準ずる相談内容: 暮らし方やリノベーションに関すること料金 : 無料申込方法: WEB(来店予約フォーム) 電話: 06-6641-0467URL : ■株式会社マルキン概要 ( )社名 : 株式会社マルキン代表 : 代表取締役 金谷 光憲所在地 : 大阪市浪速区日本橋5-11-3設立 : 1930年 創業(昭和5年) 1952年 設立(昭和27年)資本金 : 1,000万円事業内容: 家庭用家具及び業務用家具販売卸オーダー家具・アウトドア対応家具販売卸インテリア全般の販売卸従業員 : 9名■大阪マルキン家具ショールーム所在地 : 大阪市浪速区日本橋5-11-3(地下鉄堺筋線恵美須町 1-B 出口・徒歩1分)面積 : 5フロア、500坪営業時間: 11:00~19:00定休日 : 火・水曜日駐車場 : 1台あり 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月18日~7月3日より入居申込の受付を開始します~■ゆったり快適に暮らせる2LDKのリノベーション住戸福島県川俣町では、移住者を対象に公営住宅(壁沢住宅)の4戸をリノベーションし、移住・定住促進住宅として、7月3日から入居申込みの受付を開始します。川俣町への移住をお考えの方は、この機会に是非、ご検討ください!室内写真(LDK)◎WEB内見特設ページ(住戸写真・360度全天級写真)はこちら[ ]{ }◎入居者募集の詳細は以下からご確認ください(申込に当たっては諸条件があります)[ ]{ }■募集住戸の嬉しいポイント!・間取りと内装・設備が一新されたリノベーション住戸・子育てがしやすい間取りのファミリータイプ:2LDK(53.08㎡)・低廉な家賃(月額家賃3万円/戸、さらにお子様のいる家庭には減額制度もあります)・明るい南向き住戸です・団地敷地内にはお子様が遊べる公園があります■リノベーションの特徴・概要間取り変更により広々LDK(リビング・ダイニング・キッチン:約12.5畳)を実現/LDK・洋室のフローリング化/収納付きテレビボード家具設置(LDK)/壁面クローゼット設置(洋室)/エアコン設置(1台)/暖房便座(ウォシュレット付き)/ユニットバス/ガス給湯器(キッチン・風呂)/クロス張替室内写真(洋室)室内写真(和室)室内写真(テレビポート)室内写真(キッチン)眺望外観「ちょうどいい 田舎暮らし」を実現する 「かわまた暮らし」はこちら[ ]{ }◆お問い合わせ先川俣町政策推進課 TEL 024-566-2111 内線2406(担当:藤原)Email : seisaku@town.kawamata.lg.jp 川俣町移住・定住相談支援センター運営:株式会社URリンケージ 地域活力共創部 TEL 080-1379-8825(担当:横山、室伏)Email : iju@kawamata-gurashi.jp 株式会社URリンケージは、街づくり・住まいづくりの総合支援会社。地域活力共創部では、地域の方々との共創のもと、持続可能な地域の活性化・賑わいづくり・生業づくりに取り組んでいます。令和5年度より、福島県川俣町から「移住・定住支援事業」の受託を受け、交流人口の拡大、移住者の受け入れ体制づくりに注力した事業を実践しています。株式会社URリンケージ HP:[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月04日マカロニえんぴつの楽曲「あこがれ」を再録した新曲「あこがれ(2022 再録)」が配信リリースされる。マカロニえんぴつの新曲「あこがれ(2022 再録)」2022年は、最新EP『たましいの居場所』をリリースし、バンド結成10周年を記念した展覧会「マカロニの穴展」を東京・名古屋・大阪・福岡で開催するなど、話題が尽きないマカロニえんぴつ。そんなマカロニえんぴつが、新曲「あこがれ(2022 再録)」をリリースする。「あこがれ」は、ヴォーカル兼ギターのはっとりの原動力でもある“あこがれ”をテーマに書き下ろされたもので、マカロニえんぴつのインディーズ時代からのライブ定番曲。今回は、そんな「あこがれ」を再レコーディング&再マスタリングし、アレンジを加えた“2022年度版”としてリリースする。なお、新曲「あこがれ(2022 再録)」は、「マカロニの穴展」で先行上映されているショートムービー「あこがれ」の主題歌に。映画は、あこがれの存在を追いかけて音楽を始めたはっとりの、学生時代から上京するまでの不安と葛藤、挫折、そして希望を描いた作品に仕上がっている。【詳細】マカロニえんぴつ 新曲「あこがれ(2022 再録)」配信日:2022年10月9日(日)
2022年10月14日株式会社マルニ木工(本社:広島県広島市)は、2022年10月12日~18日まで『RE-INNOVATION ー家具再生の新しいかたち ー』と題し、リノベーション家具を中心としたポップアップイベントを開催いたします。 長年ご利用いただいた家具の修理を中心に家具再生の実績を積み重ねてきたノウハウを活かし、ただ修理するだけではなく、現代の感性に合うアレンジやカスタマイズを加え、新たな価値をもつ家具として オンラインストア にて限定販売しています。今回それらの家具を実際に展示し、家具がもつ普遍的な美しさに触れていただけます。 またファッションブランド「nonnative/ノンネイティブ」のデザイナー 藤井 隆行氏が、独自の感覚でリノベ―ションした限定モデルを特別に展示、販売。さらにお客様のお好きな仕様にカスタマイズできる家具のご用意や、修理やリノベーション家具のコンシェルジュサービス「FOR GOOD COUNTER」も開設。古き良き時代の家具を、現代の暮らしと感覚に沿うかたちへと変化させる、リノベーション家具ならではの魅力をぜひご体感ください。藤井隆行氏(nonnative・デザイナー)監修によるスペシャルエディション深澤直人、ジャスパー・モリソンとの協働による「MARUNI COLLECTION」で、世界から注目を集めるマルニ木工は、創業は1928 年とすでに一世紀近い歴史を誇り、これまでにも時代ごとに数々の名コレクションを発表してきました。マルニ木工が一世紀近い歴史の中で、これまで世に送り出してきた数々の家具。半世紀以前の製造のクラシック家具でも、その確かなものづくりと機能性、普遍的なデザインで中古市場でも人気を集めるプロダクトがあります。中でも、1950 年代~1970 年代に製造されたプロダクトは、中古やヴィンテージ家具好きの間で「オールドマルニ」の愛称で親しまれています。今回のポップアップイベントでは、この1950 年代~1970 年代に製造されたプロダクトを中心に、生地の張替えや塗装、修理などリノベーションした家具を展開。そのスペシャルエディションとして、藤井隆行氏が監修した限定モデルを発売します。「オールドマルニ」の愛称とともに、以前からそのプロダクトの魅力を感じてくれていた藤井氏は、本企画にあわせて、マルニ木工の家具のリノベーションを担う坂東工場に足を運び、1点1点細部にわたり、職人たちと話し合い仕様を決めてきました。希少なカリン材が使われている<ショパン>のアームチェアやロッキングチェアでは、張地のセレクトのみならず、シートクッションの形状や真鍮のリングを加えるなど細部の仕上げ方を提案、また人気の<デルタチェア>では座面をペーパーコード仕様にしたいといったアイデアなど、独自の感性でプロダクトを監修いただきました。奇を衒うようなリノベーションではなく、プロダクトが製造されていた当時の時代感を残しながらも現代に通用するプロダクトの完成度を目指し、その魅力を最大限に引き出していただきました。藤井氏が監修したプロダクトは、全6モデルの10 アイテム。藤井隆行監修モデルとして、当時の孔雀のロゴを復刻したプレートがつきます。デルタチェア(ペーパーコード) 12万1,000円(本体 11万円) W375×D450×H710×SH440mmマガジンラック 7万7,000円(本体 7万円) W480×D440×H260mmSPECIAL EDITION 藤井隆行監修モデル【デルタチェア】1960 ~ 70 年代に製造していたデルタチェアの座面をペーパーコード仕様に。【ショパンアームチェア/ロッキングチェア】クッションの形状や張地の選定、背凭れに真鍮リング追加、脚先の形状変更。【ロープチェア】ロープや金属をマットブラックへ変更、木部をショパンに近い色へ塗装変更。【マガジンラック】塗装を剥してマットクリア塗装、ネジを埋め込みタイプへ変更。藤井隆行/nonnative デザイナー大手セレクトショップのスタッフなどを経て、2001 年より「nonnative」のデザイナーに就任。ワークやミリタリーウエアのデザインを基軸に、素材や縫製などの細部までこだわって再構築するアイテムは、大人のスタンダードとして多くのファンに支持されている。近年はファッションにとどまらず、そのライフスタイルや審美眼に注目が集まっている。FOR GOOD COUNTERきちんとつくられた家具は、長年の使用に耐えうるもの。それでも長い間使っていくと汚れやキズ、クッションのへたり、張地のほつれ、脚のがたつきなど、さまざまな不具合が出てきます。さらに、お引越しや家族構成の変化といったライフステージの変化、模様替えや家のリフォームに合わせて家具をアレンジしたい方も増えています。マルニ木工のグループ会社であるマルニファニシングでは、マルニグループの持つ卓越した木工修理技術により、これまでもさまざまなご要望にお応えしてきました。より広く多くの方とともに、中古家具の次なる可能性、新しい価値を共有するため、「つくる、つかう」だけじゃなく「なおす、蘇らせる、またつかう」家具の価値を、リノベーション技術で伝えていきたいと考えています。日本を代表する家具メーカーとして、蓄えてきた正しい家具づくりを新しいかたちで伝え、より確かにずっと、そしてもっと自由に使い続けられる暮らしの道具としての家具を提供してまいります。本イベントの会場には、マルニ木工の家具を中心とした修理やリノベーションの相談窓口を設置します。ぜひこの機会に、暮らしの一部として愛着もって共に時を重ねてきた家具を整えてみませんか。メーカーならではの高品質で高い技術を持った職人がお客様一人ひとりの家具に実直に向き合い、張替え・塗装修理・座り心地の改善を丁寧に行います。RE-INNOVATION -家具再生の新しいかたち-会期:2022 年10 月12 日(水)~18 日(火)会場:伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク / ザ・ステージ# 5URL:<株式会社マルニ木工>1928 年に広島で創業した木工家具メーカー。創業以来「工芸の工業化」をモットーに、職人の手作業と緻密な機械加工を融合し、工芸的な美しさ、安定した高い品質、適正な価格を実現し、90 年以上木工家具をつくり続けてきました。2008 年にはプロダクトデザイナーの深澤直人氏とともに、工場の特性を活かした世界の定番となる家具を目指し、HIROSHIMA をはじめとするMARUNI COLLECTION を発表。2011 年にはジャスパー・モリソン氏が、2021 年にはセシリエ・マンツ氏が加わり、年々その世界観を広げています。デザイナーと技術者が真摯に向き合い、100 年経っても世界の定番として愛される、精緻で優れたデザインの木工家具をつくり続けることで、何気ない日常を美しく心豊かにします。<株式会社マルニファニシング>株式会社マルニ木工の子会社ある株式会社マルニファニシングは、昭和 50 年(1975 年)日本で初めての業務用家具専門メーカーとして設立。マルニ木工の卓越した製造技術を元に、高品質な業務用家具を供給し、国内著名ホテルやゴルフ場などへトップクラスの納入実績をつくってきました。近年は過去の納品先や一般のお客様から修理のご依頼が急増し、海外メーカーとの差別化を図る上でも家具の修理事業にシフトチェンジし、90年以上の歴史を誇るマルニ木工には長い時間をかけて積み重ねてきたノウハウと、卓越した木工技術により「なおすマルニ」として修理事業を展開。
2022年10月06日一般社団法人アコウプロジェクト(所在地:熊本県天草市、代表理事:鍬崎 智広)は、ワーケーションができる空き家リノベーション施設を作ろうとするプロジェクトをクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて2022年7月31日(日)まで実施中です。サムネイル「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト ■開発背景(1)需要はあるのに供給が追い付いていないのでもったいない(空き家は沢山あるのに借りられる物件が少ない、求人募集しているのに情報が表に出ない、恐竜の島博物館ができるのに宿や飲食店が少ない)(2)島外の人に、本プロジェクトの代表が経験した「なんて素敵な場所だ」と感じたことを共有したい(静かで透明な海が美しい、魚がおいしい、地域が温かい等)(3)全国共通の「空き家問題」をどうにかしたい。(4)日本一移住しやすい離島を目指す!(5)最終目標=100年後も持続可能な地域にしたい。上記の項目が理由となりこのプロジェクトを始めました。■特徴天草の有人離島「御所浦」はとても魅力のある島です。御所浦の魅力を最大限に感じられるように、島内での活動拠点にできる「場所」を作りたいと思っています。具体的には、12年間空き家(元店舗付き住宅)だった建物を改修して、1Fをコワーキングスペースに、2Fを宿泊スペースにする計画となっています。■リターンについて・5,000円 …化石発掘ガイドをします(1時間、3人まで料金内)→20組限定・5,000円 …伝馬舟櫓漕ぎ体験ガイドをします(1時間、3人まで料金内)→20組限定・10,000円…1泊素泊まり宿泊券(5人まで料金内)→30組限定・10,000円…コワーキングスペース 貸切券(4時間)→20組限定・10,000円…島あじ便「島の恵みプラン」(物産物詰め合わせ)→30セット限定・40,000円…夕日釣りーリング(夕日クルージング+遊漁船釣り体験の豪華2h+1泊宿泊)→10組限定・50,000円…化石発掘クルージング(2時間程度)→10組限定※他にも何点かあります。■プロジェクト概要プロジェクト名: 天草の離島「御所浦」にワーケーションのできる空き家リノベーション施設を作りたい!期間 : 2022年6月17日(金)~7月31日(日)URL : <施設概要>施設名 :ごしょんなべーす内容 :1Fコワーキングスペース、2F宿泊施設(原則素泊まり1日1組限定の民泊施設)場所 :〒866-0334 熊本県天草市御所浦町牧島428オープン:2022年10月1日予定休み :不定休既存建物:築40年程度 木造一部鉄筋コンクリート造2F建て用途 :店舗付き住宅…小さい地域の商店で生活雑貨などを販売していた。昔は「牧島の銀座」とも呼ばれていたほど賑わっていたとのこと。■会社概要商号 :一般社団法人アコウプロジェクト代表者 :代表理事 鍬崎 智広所在地 :〒866-0334 熊本県天草市御所浦町牧島219-2設立 :2022年3月事業内容:御所浦地域の移住定住サポート 等 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月08日おしゃれな部屋というイメージのリノベーション物件。「いいかも!」とピンとくれば、それで判断していい?一級建築士のリクドウさんが、本当に良いリノベ物件の見極め方を教えてくれます。一級建築士が教える! 意外と知らない「良いリノベーション物件の特徴」リノベーション物件とは、古い集合住宅や戸建てを修復して整えたものを言います。イヤな言い方をすると、そのままでは売る、貸すことができない、もしくは販売や賃貸をしたとしても買い手、借り手がつかないから施したとも考えられます。また、修復の範囲や内容には決まりがありません。どの部分をどの程度まで行ったのかを知ることは、不動産や仲介業者からの情報と、ご自身のリサーチやチェックにかかっています。見た目のきれいさに惑わされず、安心して住めるものを納得したうえで決めましょう。では、どういったものが良いリノベ物件なのかご紹介します。良いリノベ物件1. 築年数が浅いこれは耐震基準に関わってきます。リノベ物件っていわゆる中古物件なんですけど、いくら見た目がきれいに施工されていても1981年以前に建てられたものは、正直おすすめできません。最低でもこれ以降、できれば2000年以降に建てられたものがおすすめです。理由は、1981年を境に旧耐震基準から新耐震基準に改正されたからです。これにより、1981年以降に建てられたものは下記の基準が採用されていますが、1981年以前のものはクリアされていない物件がある、と言えます。「震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強から7に達する程度の大規模地震でも倒壊は免れる」(1981年に改正された建築基準法の新耐震基準より)また、2000年というのは、この年に2000年基準と呼ばれる建築基準法が改正されたので、より安心な建物構造になっているんですね。ですから、築22年以内の物件が良いのでは、と思います。良いリノベ物件2. 将来の長期修繕計画の内容が整っているどの建物も経年劣化しますから、メンテは絶対的に必要です。では、その費用はどうするのか。分譲の集合住宅であれば、修繕積立金(賃貸物件は賃料の一部に含まれることが多い。または敷金とも言える)というものがそれに該当します。修繕に充てる費用を入居者は毎月積立てる形で徴収されるんですね。入居期間中一定の金額とは限らず、建物が古くなるほどに上昇傾向です。また、最初は安めに設定されていて、年月を経ていきなり高くなるというリノベ物件も多くあるようです。正直なところ、分譲の集合住宅と修繕積立金は切っても切れない関係であり、そのなかでもリノベ物件は中古であるぶん、それなりの額は発生するもの、と割り切りましょう。ですが、狙い目といえる時期もあります。ポイントとなるのは、大規模修繕です。修繕積立金はそれが近くなると値上がりするケースが多いようです。また、一般的には大規模修繕は10年から15年ごとに1回行うものであり、回数を重ねるほど積立金は高くなる傾向がある、と心得てください。集合住宅には、長期修繕計画(※)というものがあるはずなので、将来の大規模修繕計画、積立金の増額見通しなどが整っているかどうか、不動産屋や仲介業者を通して事前に確認しましょう。そのうえで、修繕積立金額が納得できれば良い物件と言えるのではないでしょうか。つまりは大規模修繕がなされる前の築浅物件が理想ですが、リノベ物件ですとそんなものは少ないでしょうから、大規模修繕2回目、3回目よりも1回目、さらに居住環境等を考えると1回目のあと、が良いと思います。そして、また大規模修繕が近くなったら積立金額が上がる前に売却して、また狙い目の物件に引っ越しするというのも手です。但し、引っ越しに関わる新たな費用が発生することも忘れずに。良いリノベ物件3. 壁や床が高気密気密性の高い壁や床であれば防音対策がしっかりしている、と言えます。これは見た目ではわからず、建物構造では、賃貸の集合住宅ならRC造が比較的音漏れしにくい、と言えそうです。自分でできるチェックポイントは、内見時に部屋や床を何か所も叩くこと。響かず音が詰まったように短く終われば、気密性が高い証拠です。軽くて音が少し響いたりすると、壁や床に空洞があり防音効果が低いと考えられます。また、入居者が多く在宅している時間帯に内見するのもおすすめです。部屋に入って生活音が聞こえるかどうかチェックしましょう。平日と土日で差があることもあるので複数回足を運ぶべきです。良いリノベ物件4.水道管、排水管などの水回りがリノベ済みキッチン、バス、トイレ。すべてきれいだからここに決めた!ではありません。目視できない排水管や給水管が古いままでしたら、水質汚濁だけでなく、水漏れによる水道代の高額請求や、あげくの果てに管の破裂という可能性も出てきます。排水管や給水管の交換の有無や修繕履歴(直近の交換時期等)、現在の状態などを、不動産や仲介業者に事前リサーチしておきましょう。良いリノベ物件5.現在人気、または将来人気の出る立地将来人気の出る立地について。これはリノベ物件に関わらず、賃貸以外のすべての物件に言えることですが、長期定住を望まずお得に売りたいのであれば、将来人気になるであろうエリアの物件が良いでしょう。将来人気が出そうというのは、アクセス便利になるとか開発計画があるとか、そういったことですね。また、リノベ賃貸物件について言えば、新築や築浅物件の相場より安い場合が多いので、手が届かない人気エリアに住めるチャンスです。憧れの街の住民になれる可能性大ですから、初めから妥協せず、まず住みたいエリアでの物件探しをおすすめしますね。以上、良いリノベ物件の特徴をお話ししました。あくまでも中古物件ということをお忘れなく、おしゃれで居心地のいい空間を見つけてくださいね。教えてくれた人リクドウさん一級建築士。設計事務所の管理建築士。普段の仕事は、公共、商業施設の設計がメイン。住まいに対するモットーは「自分らしくいられる、憩いの空間であるべき」。©Pratya Vuttapanit/Getty Images取材、文・伊藤順子
2022年06月26日リノベーション物件というと、内装がおしゃれ、きれい、その割に家賃や価格が比較的お手頃という印象を持つ人が多いかもしれません。それらが気に入れば住むことを決めていいものなのでしょうか。一級建築士のリクドウさんが、リノベ物件を選ぶ時のチェックポイントを教えてくれます。きれいな空間に潜む落とし穴に気をつけましょう。一級建築士が教える!リノベーション物件で後悔しがちなコト基本中の基本ですが、リノベーションとは「修復」を意味します。重要なのはどこからどこまでが修復されているのかという点。そして、リノベ物件というと響きが良いイメージを抱きがちですが、本来は中古物件であるということを踏まえておかなければいけません。ですから、簡単に言ってしまえば、リノベ物件のチェックポイントは、中古物件のそれと同様なんです。賃貸でも分譲でもマンションでも戸建てでも同じですよ。見た目に惑わされず、本質を見抜く目を持ちましょう。化けの皮を剥がす意気込みで確認をしないと後悔することになります。チェックポイント1. 築年数これは命に関わってきますので真っ先に確認しましょう。ポイントは1981年以降に建てられたかどうかです。これ以前であれば、旧耐震基準で建築されたものなので、大地震が起きた際はざっくり言ってちょっと不安です。これ以降であれば新耐震基準を満たしているので、ひとまず安心と言えますね。より安心なのは、2000年以降に建てられた物件。阪神淡路大震災を教訓に2000年に改正された、2000年基準と呼ばれる建築基準法に則って建てられています。これは新耐震基準に、地盤に合った基礎工事の徹底、接合部や耐震壁の配置バランスの強化などを追加した内容となっています。1981年以降の建築物は、次の基準を満たしています。言い換えれば、1981年以前のものはこれが保証されていないんですね。「震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強から7に達する程度の大規模地震でも倒壊は免れる」(1981年に改正された建築基準法の新耐震基準より)但し、1981年以前に建てられた物件でも耐震補強を施してあればOKですので、忘れずに確認をしてください。チェックポイント2.水回りシンクやバス、トイレをひと目見て、キレイだから良し、ではありません。排水管や給水管の交換の有無や修繕履歴(直近の交換時期等)、現在の状態などを確認しましょう。方法は、埋もれている管は目視できないので、不動産屋さんにリサーチをするのが賢明です。この管がボロボロであれば、水質に影響が出るだけでなく、どこかで水漏れして異常に高い水道代を請求されたり、果てには管が破裂なんていう最悪の事態にもなりかねません。賃貸であれば大家や管理会社と相談になると思いますが管の改修費を考えるとゾッとします。チェックポイント3.防音性例え好みのクロスが貼られて、素敵なタイルが敷かれてあっても、下地がスカスカだったら音がダダ漏れですから居心地のいい空間にはなりません。気密性の高い壁や床を見抜きましょう。建物構造としては、いろいろな見方があり、断定はできませんが、賃貸マンションであればRC造を選べば音漏れしにくい可能性が高い、と思います。誰でもできる見抜き方としては、壁と床を何か所も叩くこと。密度の高い壁や床ですと、叩くと音が詰まった感じで短く終わります。逆に中が空洞でスカスカだったりすると、軽くて音が少し響くんですね。内見時に必ず行ってください。チェックポイント4.賃料(管理費も)・販売価格相場より安い!と思えるリノベ物件があったとします。だからといって、それが適正なのかどうかは冷静に判断する必要があります。戸建てで考えると、まずは一般的に、戸建ての土地自体の価値はわりと安定していますが、建物部分は築年数とともに価値が下がっていく、ということを頭に入れておきましょう(但し、立地により一概には言えません)。加えてエリアの坪単価も事前チェックを。そして、それらにリノベーションの詳細が関わってきます。売り手や貸し手はなるべくコストをかけたくありません。そりゃそうですよね。最小限のリノベというと、クロスや床の貼り替えです。リノベ物件でこれぐらいしか手を加えていないのであれば、上物の価格にプラスαなのはわずかなはず。諸々を考慮して改めてみると、あれ、相場より安いけれど実は建物に見合った価格ではなくむしろ高いかも、なんてケースが出てくるかもしれません。ほかに、事故物件や共有部分のリノベ状況、電気容量などのチェックも他サイトで挙げられていますが、最低限必要なのはこの4つだと考えます。これらがちゃんとクリアされていれば、カフェのような内装であったり、間仕切りをなくした広いリビングがあったりと、リノベならではの良さを満喫できるはずです。ちなみに、リノベ物件の購入を考えている方向けに、コスパがいいおすすめは「古家付きの土地」として販売されているものですね。古家は解体前提なので土地代のみで売られていることもあります。1981年以降に建てられた居住可能な状態のものであればめっけもん。これに多少の耐震補強やクロスの貼り替えなどのリノベ―ションを施せば、土地代とリノベ代だけで上物まで手に入れられることになりますよ。教えてくれた人リクドウさん一級建築士。設計事務所の管理建築士。普段の仕事は、公共、商業施設の設計がメイン。住まいに対するモットーは「自分らしくいられる、憩いの空間であるべき」。©AM2VECTORS/Getty Images取材、文・伊藤順子
2022年05月28日「スタイルのある家と暮らし」をテーマに情報発信する『100%LiFE』。クリエイティブな感性で暮らしと空間を楽しむ人たちのライフスタイルメディアとして2012年にスタート、10年めを迎えています。毎週、個性的な戸建て住宅を紹介。人気建築家の最先端の設計から、人気のアウトドアリビングを取り入れた家、築数十年の日本家屋のリノベーション物件まで、ほんとにいろいろ。そんな中で『100%LiFE』に集う読者の方々は、どんな家、どんな暮らしに興味を持っているのでしょうか。2021年中に読まれた記事の中から、リノベーション事例のアクセス数ランキングを公開します。第10位築11年の建売りをリノベ暗くて住みづらい家から住みやすく愛すべき家に2009年に購入した建売住宅をリノベーションしようと思い立ったMさん夫妻。まずは動線の悪さや1階の暗さなどぜひとも改善したい点を伝えたうえで建築家とのやり取りが始まった。第9位インテリアスタイリストの自邸時を超えて再会したヴィンテージハウス昭和31年竣工、築65年という古民家に住むインテリアスタイリストの窪川勝哉さんと編集者の寿子さん。古いものには月日が育んだ物語がある。お二人がこの家の65年のストーリーを引き続き、さらに豊かな歴史を刻んでいる。第8位海を愛する建築家の自邸海まで3分。カリフォルニアスタイルのヴィンテージハウス数々のカリフォルニアスタイルの家を手がけてきた建築家・岩切剣一郎さん。満を持しての自邸は、茅ヶ崎の築約40年の平屋のヴィンテージハウス。第7位2世帯住宅に暮らす距離感がちょうどいい思い思いのリノベーション築20年程の3階建て鉄筋コンクリートの建物。それぞれ人気のショップを営む2世帯のご夫婦が、個性の違うリノベーションを実現した。第6位’57年築の前川國男建築を発掘ミッドセンチュリーの良さを引き出し、現代の感覚をミックスインテリアスタイリストの窪川勝哉さんが趣味の不動産探しで見つけたのが、モダニズム建築の旗手として日本の近代建築界をリードした建築家・前川國男が設計した家。昭和30年代に設計したテラスハウスのうち、唯一現存する住宅だ。第5位祖父母の家を孫がリノベーション愛着のある家を次の世代に引き継ぐ祖父母が住んでいた築58年の古民家をリノベーションに踏み切った大越さん夫妻。家のあたたかな思い出とともに、4代目へとバトンタッチ。第4位庭と縁側と照明現代になじむ日本家屋の静謐庭と縁側に惚れ込んで築36年の日本家屋を購入したのは2年半前。クリエイター夫妻が娘とともに暮らす家はグリーンと木の質感に心和まされる。第3位築浅戸建てのリノベーション自然豊かな鎌倉で自分らしい暮らしを『toolbox』で営業企画を担当する小尾絵里奈さんは、川崎市の宮前平の集合住宅をリノベーションしてわずか1年後、自然豊かな鎌倉の築浅物件をリノベーションし転居した。第2位築54年の家をリノベーションミッドセンチュリーの家具が似合う同世代の日本家屋古民家の佇まいに、フランスを中心としたミッドセンチュリーのモダンな家具。建築家の宮田一彦さんが、自宅兼アトリエとしてリノベーションした。第1位鎌倉の平屋をリノベ築60年の味わいを楽しみながら暮らす「すべてが見渡せるのが平屋の魅力」と語る濱さんの住まいは、なんとここが3軒目の平屋だそう。緑豊かな敷地に建つ築60年の家をリノベした。
2022年01月17日京阪ホールディングス株式会社(本社:大阪市中央区、社長:石丸昌宏)は、守口市が主催する守口市駅北側エリアリノベーション社会実験実行委員会に委員として参画し、守口市駅北側のエリア価値向上に向け、公民が連携するまちづくりに取り組んでいます。今般、その取り組みの一環として、守口の魅力を再発見する社会実験「守口さんぽ」を11月18日(木)から23日(火・祝)まで実施します。この社会実験では、当該エリアの道路・公共空間に青空カフェや子供向けの遊具、芝生広場を開設するほか、地元飲食店・物販店による移動販売などを行います。賑わいを創出するだけでなく、守口のエリア資源や魅力を可視化し、守口への期待値やイメージの向上につなげるとともに、道路・公共空間を活用したまちの魅力づくりや回遊性向上を図ります。京阪グループでは、長期経営戦略のひとつとして「沿線再耕」を掲げております。守口エリアにおいても、地域企業や地域社会と協働して、地域の特色を活かしたまちづくりに取り組むことで、エリア活性化に貢献するとともに、魅力あふれる京阪沿線の実現をめざしてまいります。「守口さんぽ」パンフレット■ ■「守口さんぽ」概要守口の魅力を再発見する社会実験「守口さんぽ」。豊秀松月線拡幅予定地や公共空間を舞台に、魅力的な「食」「カルチャー」「クラフト」「親子で楽しめる遊び場」が出現します。少し未来の守口をイメージさせる、歩いて楽しむ「守口暮らし」の魅力がまちじゅうに溢れる回遊型イベントです。>>カフェゾーン(守口郵便局前)11月18日(木)〜11月23日(火・祝)11:00〜16:00・BOOK DOG CAFE(ペットOKのオープンカフェ+青空ライブラリー)>>マーケットゾーン(金下町2丁目3付近)11月18日(木)〜11月23日(火・祝)11:00〜16:00・地元飲食店・物販店等による移動販売やキッチンカー出店>>おとなとこどもの広場(桜町団地広場部分)11月20日(土)・21日(日)11:00〜16:00・こどもの遊び場(ブランコ等の遊具や芝生広場、工作・アートワークショップ等)・キッチンカー等による飲食提供・クラフトマーケット(桜通商店街)>>シンポジウム「エリア価値を上げる秘訣と公共空間の活かし方」(守口市役所1階ロビー)11月23日(火・祝)17:00〜18:30主催:守口市共催:守口市駅北側エリアリノベーション社会実験実行委員会協賛:京阪ホールディングス株式会社大阪市高速電気軌道株式会社枚方信用金庫近藤建設工業株式会社NTT都市開発株式会社独立行政法人都市再生機構西日本支社株式会社朝陽守口郵便局守口造園株式会社以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月04日解体しながら設計を進める多くの文豪を輩出し、大小の出版社が軒を連ねる東京・文京区。建築家の間田真矢さんが夫の央(あきら)さんとともに2度目の家づくりに選んだのは、古くから印刷・製本業が盛んなこの地に建つ、築33年、地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造の元印刷工場。今回は、既存の造りを活かしたリノベーションに挑戦した。「10年ほど前に新築した最初の家は、子育てをするには居住スペースが狭かったため、子どもが生まれたことを機に転居を考えました。自然豊かで子どもの教育にも適した場所を探し、出会ったのがこの物件です。最初は暗くて住みづらそうかなと思いましたが、アレンジ次第で面白いものになるのではないかと思ったのです」。仕事でリノベーションを手掛けていた経験から、解体してみなければわからない点が多いことを知っていた真矢さん。「まずは壊してから考えようと思いました」と。ラーメン構造だったため、間仕切り壁を取りはらい、天井板や壁紙などをはがし、解体を進めながら、設計を行っていったという。3階のLDKは、壁を撤去してワンルームにした明るい空間。大きな開口部(正面)の下には鏡を設置し、より広く見える仕掛けも。出窓を活かした造作のソファに合わせて、ダイニングテーブルをオーダー。天井のコンクリートを一部カットし、トップライトを設置。アンティークのハシゴを上って屋上へ。キッチンには、パーテイションの役割も兼ねたオープンな食器棚を造作。外壁のシルバーのタイルとグリーンのコントラストが美しい。「既存の左官仕上げを取ってみると、新築当初の光沢のあるタイルが現れて、これは使えると思い、磨いて使用しています」と真矢さん。主に模型づくりなど作業場として使用する1階のアトリエ。躯体現しの天井は、配管を整理した“見せる配管”がアクセント。RC階段の鉄筋を活かした“緑の階段”間田邸は、地階と1階が真矢さんと央さんが主宰する設計事務所のアトリエ、2階、3階が住居スペースとなっている。住宅密集地に建つため、向かい側の住人と視線が合わないよう、家族が集まるLDKは3階に配置。現在は、光に包まれた明るい空間に仕上がっているが、当初は、隣家が迫っているため、どこから光を取り入れるかが大きなテーマだったという。「採光のために、階段室を解体して吹き抜けを造ることが効率的と考えました。はじめは、RCの階段をすべて撤去する予定でしたが、解体している途中で階段内部の鉄筋だけが残っている状態を偶然に見たのです。こんなにきれいに残っているなら、これを活かさない手はないと思いました。緑を取り入れたかったので、もともと興味のあった遺跡をイメージして鉄筋に植物を絡ませていき、“緑の階段”を作り上げました」。偶然の遭遇と斬新な発想から生まれた“緑の階段”。光をもたらすだけでなく、オブジェのような存在感も放っている。地階から塔屋までの5層を貫く吹き抜けの上部に、新たにトップライトを設置。たっぷりの陽光が入り、空気も循環するため、植物もよく育つという。「どんどん伸びる植物を見るのは楽しいですね。家の中で季節を感じられるのがよいです」。3階のキッチン。“緑の階段”を間近で見られる特等席。塔屋の上部につけたトップライトからたっぷりの日差しが入り、とても明るい。コンクリートの躯体を現しにしたLDK。木製の窓枠や家具、グリーンが程よく温かみをプラスしている。元は階段室だった場所を取り壊し、鉄筋のみ残した。「昔の建物の痕跡を残したかったこともあります」と真矢さん。塔屋までの吹き抜けを地下1階から見上げる。上部にトップライトを設置。キッチンに置かれたアイランドカウンターは、使い勝手を考えて真矢さんが設計したもの。キャスターを付けて移動自在にしたため重宝。コンパクトですっきりとしたキッチンは『SieMatic』。洗濯機(右奥)も一緒に設置し、水回りを集中させた。2階は寝室とサニタリールーム。『DURAVIT』の洗面の奥にトイレ、バスルームを配置。上部はロフトになっていて、娘さん(6歳)の遊び場としても活用。子ども部屋から“緑の階段”を見る。窓の奥に外が広がっているような錯覚も。新設した階段を3階から見下ろす。間田邸には、ケニアや北欧などを旅した際に購入した動物のオブジェがアクセントに使われている。木製のキリンは望月勤氏の作品。ワンルームを素材でゾーニングコンクリートの躯体を現しにした天井や壁、開口が印象的な間田邸。「あえてコンクリートのギザギザしたところを残し、きれいにしすぎないようにしました」と真矢さん。現場に通いつめ、職人さんに細かく指示を出して削っていったと話す。“緑の階段”に加え、コンクリートの天井をカットして造ったトップライトからもたっぷりの光が降り注ぐ。下に置かれたエバーフレッシュの葉が青々と育ち、まるで屋外のよう。新設した階段側の壁には漆喰を塗り、床にはレンガタイルを採用して屋外の雰囲気を盛り上げている。一方、LDKや寝室が配置された側は、フローリングの床に、ヒノキ合板を使用した壁など木をふんだんに使い、ゆったりとくつろげることを意識した。床材と同素材の大きなプランターに植えたグリーンもゾーニングに一役買っている。住まいながら、光の加減を見て、隅々まで光が入るよう床を削ったり、最近では、地下のアトリエから1階に上がる階段を作製したりと、今もなお続くリノベーション。「必要なものをその都度手を加えられる自由さが楽しいですね」とリノベーションの魅力を語る真矢さん。荒々しさと繊細さが同居した家は、真矢さんの自由な発想でまだまだ進化しそうだ。階段側はレンガタイルの床、リビング側はフローリングにし、ゆるやかにゾーニング。現在は、屋上に続く階段を考え中とのこと。2階の床も素材を替えることで、室内と半屋外空間との異なる雰囲気を演出。ヒノキ合板の壁でぬくもり感を演出。各階のベランダにもグリーンを添えて。設計を中心に行う地下のアトリエ。印刷物の搬出入用の穴を利用して設置した階段は、真矢さんが研究中の“デジタルファブリケーション”技術を用いて作製した。右奥にも階段があり、1階と地階の行き来には回遊性ができ、便利になったとのこと。地階から3階まで吹き抜けでつながっているため、声がよく通り、安心感もある。1階と2階をつなぐ既設の階段は、黒いモルタルを流し込んだ。ここで靴を脱ぎ、2階、3階の住居スペースへ。間田邸設計MAMM DESIGN一級建築士事務所所在地東京都文京区構造RC造規模地上3階、地下1階延床面積143.15㎡
2021年10月18日海外インテリアのセルフリノベ&DIY特集海外インテリアで目にするオリジナリティ溢れる空間づくり。セルフリノベーションやDIYでオンリーワンなインテリアを楽しむお宅も多く、その発想豊かでおしゃれなアイデアはどれも参考になるものばかりです。今回は、そんなおしゃれで個性的なセルフリノベーション&DIYを楽しむ海外のお宅をご紹介。自宅でも実践したくなる素敵なアイデアを是非チェックしていきましょう♪壁や床のセルフリノベ&DIYアイデアグリーン×ピンクの配色がおしゃれな玄関instagram(@houseonasugarhill)白い腰壁で仕上げた玄関の壁は、グリーンに白い星柄を合わせたロマンティックなデザインが魅力。優しいピンク色にペイントした玄関ドアが優しいアクセントになり、とってもおしゃれな空間が広がります。リビングのアクセントクロスで個性的にinstagram(@houseonasugarhill)鳥と植物のデザインが個性的でインパクトのある、海外のリビングルームインテリア。三角屋根のデザインを生かした壁紙使いが、とってもおしゃれです。窓側の壁だけを柄で仕上げることで奥行き感が生まれますね。壁や床のペイントでお部屋を個性的にinstagram(@houseonasugarhill)斜めにペイントしたドームモチーフの床やツートーンの壁が個性的で、おしゃれな海外のリビングルーム。ひとつひとつ丁寧にセルフリノベーションすることで、お家により愛着が沸きますね。セルフリノベーションの壁がおしゃれinstagram(@houseonasugarhill)白いタイルをおしゃれに貼り合わせた明るく清潔感のある海外バスルーム。長方形のタイルを組み合わせてアレンジすることで、さまざまなデザインが楽しめそうです。ウッドデッキをDIYペイントで個性的にinstagram(@houseonasugarhill)お庭のウッドデッキもペイントで模様をつけることで、より個性的でおしゃれな空間づくりが叶いますよ。養生テープを上手く使ってペイントすれば、ポップで可愛らしいウッドデッキが完成です。ウォールディスプレイのセルフリノベ&DIY使いやすくおしゃれなキッチンのオープン棚instagram(@houseonasugarhill)サブウェイタイルに無垢材のオープン棚を取り付けた、おしゃれで使い勝手の良い海外のキッチンインテリア。黒い金具が空間を引き締めるアクセントになり、メリハリの効いたインテリアに仕上がります。グリーンディスプレイのDIYアイデアinstagram(@houseonasugarhill)素焼きのポットを使ったセンス溢れるグリーンディスプレイはお見事。グラデーションカラーで仕上げた壁のペイントにもバランスよくマッチしていて、見ているだけで癒されますね。ペイント×棚の組み合わせがおしゃれinstagram(@houseonasugarhill)シックなグリーンでペイントしたアクセントウォールに、オープン棚を組み合わせたおしゃれなスペース。シックな色使いと壁に沿ったデザインがセンス抜群です。コーナー棚のおしゃれなディスプレイinstagram(@houseonasugarhill)棚受け部分のデザインが上品で可愛らしいコーナー棚。デッドスペースを上手く活用したディスプレイで、お部屋を印象的に。下の部分にはかごに入れたグリーンを飾ってナチュラル感を演出。玄関に便利なウォールフックと鏡instagram(@houseonasugarhill)バッグや帽子掛けにも便利なウォールフックは、玄関の壁に取り付けておくと重宝しますよ。鏡を組み合わせれば、お出かけ前の身だしなみチェックも万全です。グリーンにペイントしたドアが爽やかな差し色になり居心地の良い空間に。ポップでおしゃれなセルフリノベ&DIYお部屋の気分に合わせて家具をペイントinstagram(@mariadesignstudio)海外では壁や家具をペイントしたり、お部屋のインテリアに合わせて気軽に色を塗り替えるお宅も多く、色使いがとってもおしゃれ。グレーのテーブルやミントカラーのベンチに、カラフルな花柄壁のバランスも◎。ミント色が可愛らしいキッチンインテリアinstagram(@mariadesignstudio)爽やかで可愛らしいミントカラーにペイントしたキッチン。キッチンに吊るしたカラフルなエプロンやリネンも、おしゃれなインテリアのアクセントとして一役買っています。ポップな色使いが楽しいダイニングルームinstagram(@mariadesignstudio)インダストリアル感のあるペンダントライトとポップなカラーにペイントした椅子の組み合わせが、おしゃれで楽しいダイニングルーム。壁や床をホワイトで仕上げることで鮮やかなカラーが引き立ちますね。アンティーク×ポップなリビングルームinstagram(@mariadesignstudio)色鮮やかなイエローでペイントしたソファベンチや淡いブルーのテーブルなど、ポップな色使いが楽しい海外リビングルーム。アンティークランプの照明やウォールディスプレイを組み合わせた、テイストミックスな空間づくりが個性的です。眺めて楽しいウォールシェルフinstagram(@mariadesignstudio)壁いっぱいに取り付けられたウォールシェルフは高さ調節ができて沢山収納できるところが、とっても便利。お部屋の壁に合わせて手軽にDIYできるところも嬉しいポイント。カラフルなおもちゃや書籍を並べるのにも最適です。遊び心満点なセルフリノベ&DIYアイデア子ども心をくすぐる壁紙アイデアinstagram(@mariadesignstudio)火山や山脈をモチーフにした壁紙デザインは、遊び心たっぷりで子どもが大喜びすること間違いなしです。ホワイト×ベージュのシンプルなカラーで仕上げることで、お部屋にまとまり感が生まれますね。ポップな色のおもちゃが引き立つ子ども部屋instagram(@mariadesignstudio)ポップでカラフルな色使いの子どものおもちゃは、インテリアを楽しい雰囲気に仕上げてくれますよ。ツートーンにペイントした壁にはドールハウスを取り付け見せる収納スペースに。おしゃれで使い勝手の良いワークスペースinstagram(@mariadesignstudio)インテリアショップを思わせる、おしゃれなディスプレイ収納と広々とした作業スペースが魅力的なデスク。壁いっぱいにオープン棚を取り付けることで、スペースを有効活用できますよ。ピンクの腰壁が可愛くておしゃれな寝室instagram(@mariadesignstudio)クラシカルなデザインの腰壁とピンク×グリーンのツートーンが、おしゃれな寝室インテリア。壁の一面をセルフリノベーションでアレンジすることで、お部屋の雰囲気がガラリと変わります。手軽に取り付けられる棚が便利instagram(@mariadesignstudio)DIY初心者でも手軽に取り付けできるステンレス製の棚。玄関スペースに取り付ければ、コートやバッグの一時置きにも便利ですよ。海外インテリアのセルフリノベ&DIYを参考に♪海外インテリアのおしゃれで個性的なセルフリノベーション&DIYアイデアをご紹介しました。カラフルな色使いやオリジナリティ溢れるデザインなど、発想豊かで楽しいアイデアが満載でしたね。ご紹介した海外のセルフリノベーション&DIYのアイデアをヒントに、オンリーワンな空間づくりを楽しみましょう♪
2021年09月01日リノベライフを楽しみませんか?ピカピカの新築も良いけれど、もっと自分らしい家に住みたい!という方達から今人気なのがリノベーションをすること。中古住宅を購入して、リノベーションをするというマイホームの購入が注目を集めているんです。今回は、そんなリノベーションをしている実例をご紹介。すでにマイホームをお持ちでリフォーム・リノベーションをお考えの方も、ぜひご覧下さい。リビングのリノベ実例和洋折衷なリビングinstagram(@naraya_kensetsu)フローリングと障子のとりあわせが和モダンなリビングです。上品なリビングは居心地も良さそうですね。オリジナリティの高いリビングを作りたいなら、リノベーションがおすすめです。むき出しコンクリートがおしゃれなリビングinstagram(@wagonworks)むき出しのコンクリートがかっこいい、男前テイストのリビングです。無垢のフローリング等で大人っぽく仕上げたリビングは居心地も良さそうですね。奥のダイニング部分までテイストが統一されているので、まとまった雰囲気です。キャットウォーク付きのリビングinstagram(@standard_coltd)猫を飼っている方にはぜひ注目していただきたい、キャットウォーク付きのリビングです。楽しさ満点のリビングは、猫ちゃんも居心地良く過ごしてくれそうですね。綺麗な色味の扉も、おしゃれです。アーチ天井のあるリビングinstagram(@standard_coltd)アーチ型の天井が印象的なリビングです。窓枠のような間仕切りもハイセンスで、ギャラリーのような雰囲気になっていますね。テレビは壁付けにすると見た目がスッキリする上、お掃除もしやすく便利です。キッチン&ダイニングのリノベ実例収納力抜群のカウンターinstagram(@g.flat)食器からゴミ箱、調理器具など細かな物が全て収められるキッチンカウンターです。入れたい物にぴったりの棚が作れるのは、リノベーションならではですよね。キッチン外からは見えないスペースなので、お部屋をスッキリさせられます。鮮やかなタイル壁のキッチンinstagram(@standard_coltd)綺麗な色のタイルが印象的なキッチンです。汚れも拭き取りやすいタイルはキッチンまわりに、ぜひ使いたいもの。パントリーに続く壁もアーチ状にくりぬかれており、おしゃれなアクセントになっています。段差を付けたキッチンinstagram(@standard_coltd)ダイニングやリビングから1段高く作ったキッチンです。空間にメリハリが出るのがうれしいですね。また、高い位置からなのでリビングの様子がよく見えるのも特徴です。むきだしの天井も、おしゃれです。ベンチ付きで使いやすいダイニングinstagram(@naraya_kensetsu)段差を活用したベンチ付きのおしゃれなダイニングです。キッチン床は土間になっているとのことで使い勝手も抜群。ぬくもりたっぷりの木とシャープなステンレスが、好相性です。水回りのリノベ実例大きな窓が魅力のバスルームinstagram(@g.flat)大きな窓が開放感たっぷりのバスルームです。外の風景も美しく、露天風呂につかっているような気分になれそうですね。ホワイトカラーの浴室は清潔感もたっぷりです。丸いボウルが可愛い洗面台instagram(@g.flat)ぽってりとした形のボウルが愛らしい洗面台です。水栓もアンティーク風で、こだわりを感じる空間になっていますね。鏡の前には棚がつけられているので衛生用品などを置いておけて便利です。メイクコーナー付きの洗面台instagram(@g.flat)メイクコーナーが便利な洗面台です。収納スペースもあるので、コスメやスキンケア用品などもスッキリ収めておけますね。綺麗な色使いの扉も相まって、明るく居心地の良い空間になっています。モノトーンでまとめたお手洗いinstagram(@standard_coltd)モノトーンでまとめた、清潔感のあるお手洗いです。洗面台とお手洗いの間の仕切りにはコンセントがあるので、身支度も簡単にできそうですね。全体的にシャープなシルエットのアイテムを使っており、大人っぽい雰囲気です。テレワークにぴったりのリノベ実例部屋の一角に作るテレワークスペースinstagram(@g.flat)寝室の一角に、テレワークスペースを作っている実例です。壁紙の色を変えることで、メリハリのある空間に仕上げていますね。自分好みの指定ができるリノベーションなら身長や体格に、ぴったりのテレワークスペースも手に入ります。キッチン横のテレワークスペースinstagram(@g.flat)こちらのテレワークスペースはキッチンの横に作られています。ちょうど窓もあるので、明るく居心地の良い空間になっていますね。ご飯支度をしながらちょっとだけ作業……というときにも重宝しそうです。押入れを改造したテレワークスペースinstagram(@wagonworks)元々は和室だったというお部屋を洋室にリノベーションしている実例です。こちらのテレワークスペースは、元々押入れだったのだそう。ほどよく奥まっているので居心地も良さそうです。個室感のあるテレワークスペースinstagram(@naraya_kensetsu)集中力もアップしそうな個室のテレワークスペースです。こちらはオフィスのリノベーション実例とのことですが、自宅でも真似っこできそうですね。子どもの個室確保にお悩みの方にもおすすめです。おしゃれなリノベーション実例をご紹介しました!水回りやリビングなど、さまざまなリノベーションの実例をご紹介しました。自由度も高く、個性豊かなインテリアが望めるのがリノベーションのメリット。ぜひ自分たちにとって居心地の良い空間を、リノベーションで実現させてみてください!
2021年08月24日1回目のリノベーションは8年ほど前のこと。当時はご夫妻と猫の家族で、お子さんはいませんでした。そのときは、LDKをメインにした、広々として個室のない間取り。寝室はLDKに隣接させ、160cmほどの低い壁で緩く仕切り、LDK全体を一体感のある居心地の良い空間にしました。「子ども部屋を作る」という目的でSさんご夫妻は2回目のリノベーションを行いました。まだ個室が必要のない年齢の下のお子さんの部屋は、Sさんのワークスペースに。また、病気のときの療養のスペースとしても使用できます。1回目のリノベーションのとき、玄関スペースを子ども部屋にするプランを予定していましたが、そのまま残すことにし、代わりに寝室を子ども部屋にすることにしました。予定は変更しましたが、子ども部屋という目的は達成。ご夫妻の寝室は、LDKの中にある畳の小上がりに移動し、昼間はリビング、夜は寝室にするという時間差活用。布団がしまえる収納を、小上がりに造作しました。必要な所だけをリノベすることで、それぞれの居場所が増え、理想のお住まいが実現しました。
2021年08月03日京町家をリノベーションした宿泊施設「ANJIN GION SHIRAKAWA(あんじん ぎおん しらかわ)」が2020年11月1日(日)、京都市東山区にオープンします。築115年の京町家をリノベーションした1棟貸しの宿泊施設比叡山と如意ヶ嶽の間を源に、京都市東山区を流れる白川沿いに位置する「ANJIN GION SHIRAKAWA」は、築115年を超える伝統的な京町家をリノベーションした1棟貸しの宿泊施設。「空き家問題」が日本全国で深刻な課題となっている昨今だが、京都市の空き家率は全国の政令指定都市の中でも高い12.9%。また、都市部を中心に約4万8,000軒あった京町家が約4万軒まで減っているなど、空き家の数の増加傾向と共に、伝統的な街並み景観を形作る京町家が年々失われつつあります。伝統を継承しつつモダンな空間にこの問題の解決に寄与すべく、地域の「空き家対策」と京町家の「保存・再生」の2つの観点から企画されたのが、京町家の伝統やこだわりを継承したまま、1日1組限定(最大5名)のモダンな宿泊施設へと生まれ変わった「ANJIN GION SHIRAKAWA」。たとえば、2階の座敷は、さながら京都の伝統的な「床(ゆか)」のような作りとなっており、白川に面して窓側を全面オープンにすることが可能。川の流れる音を聞きながらくつろげる開放的なこの空間とは対照的に、隣の和室は障子の光のみが入る空間になっているため、静かに読書などを嗜むのもよいです。エントランスのある1階には、ミニキッチンやシャワー/バスルーム、奥庭などがあります。土地の歴史と文化を感じる備品また、施設内には京都にゆかりのある様々な企業の製品や作家の作品を備品として設置。谷崎潤一郎の著書「陰翳礼讃」にインスピレーションを得て、元禄元年(1688年)創業の「細尾」が製作した西陣織のアートパネルなど、土地の歴史と文化を感じられるような工夫が随所に施されています。柳の並木道となっている白川沿いは、昔ながらの京都らしい風情ある街並みが楽しめるスポット。知恩院や八坂神社、高台寺といった数多くの歴史文化施設も徒歩圏内。施設名に掲げる「ANJIN」の名の由来は、仏教語における「安心」。日々の忙しさから一旦距離を置いて、心と体がリセット出来るような特別な時間を過ごせます。スポット情報スポット名:ANJIN GION SHIRAKAWA(あんじん ぎおん しらかわ)住所:京都府京都市東山区唐戸鼻町559-4電話番号:03-4510-8671
2020年11月25日印象を決める木製窓やアンティークのドア代々木公園に隣接するハンバーガーショップ『ARMS』のオーナー、岩田卓之さん、朋代さんご夫妻。「公園近くのペット可の賃貸マンションに住んでいたのですが、そろそろ家が欲しくなり物件を探し始めました。鎌倉なども探したのですがなかなか思い描くような家は見つからず、『エンジョイワークス』に相談することにしました」そして見つかったのが、三浦半島は南葉山の約1400㎡もの広大な敷地に建つ平屋の家。「築18年の普通の家が建っていたのですが、この家を生かしてリノベーションすることにしました」印象的な木製扉はアンダーセン社のもの。「『エンジョイワークス』の設計の方とリノベーションの相談をしながら必要な個数を出していただいて、価格を抑えるために個人で安く買いました」玄関扉や室内のブルーのアンティークのドアも岩田さんが見立てて施主支給したもの。フローリングはエイジング加工されたオーク材を選んだ。他にも、タイル、照明、把手、蝶番や鋲に至るまで素材にこだわって空間を作り上げた。「現場の職人さんも含めて、チームプレーでとてもよい家を作ることができました」そして外装は杉板の鎧張りに。これからシルバーに経年変化していくのが楽しみだ。リビングを含む全ての部屋と庭をつなぐ大きなウッドデッキを設置。母屋の横にはキャンピングカーも。奥行きのある広々とした小高い斜面が岩田さんの敷地になっている。この庭が格好の犬たちの遊び場だ。かつては日本風の庭園だったが、樹木を整理し、芝生を張った。広い庭の管理用に新たに軽トラックを購入したのだそう。「今後は好みの植物を入れて、自分らしい庭を作りたいと思ってます」天井を抜いて古い梁を見せた。切妻屋根を生かした三角の天井は白に。「ソファは実家にあった母の嫁入り道具を引き継いで大事に使っています」木製の窓はすべてアンダーセン社の二重サッシ。「壁に煉瓦を貼った場所には、薪ストーブを置く予定です」2頭の愛犬も都内から一緒に越してきた。卓之さんを遊びに誘う8歳のビッケちゃん。14歳のヒニーちゃんは、この場所から外を眺めるのが大好きなのだとか。新しい可能性を秘めた三浦半島の暮らし鎌倉や葉山だけではないポテンシャルが、三浦半島にはまだまだあることを岩田邸は教えてくれる。クルマで片道約1時間半で、都内へとアクセスが可能だ。「以前は店のすぐそばに住んでいたので大変といえば大変ですが、その分、ここには都内では得られない豊かな暮らしがあります。完全にスイッチを切り替えるため、たとえば家にTVは置いていません」広い庭では犬たちが駆け回る。「実はひとつ気づいたことがあります。犬は自分ひとりで庭で遊ぶより、飼い主と一緒に散歩に行くのが大好きなんです(笑)」跳ね上げ式の木製窓もアンダーセン社のもの。窓が部屋の印象を大きく変える。下駄箱にしている棚は内側の黄色のペイントがキュート。小物はアメリカで買ったものが多いそう。玄関扉は『GALLUP』でオーダーしたハンドメイドのヴィンテージ。下駄箱にしたヴィンテージの棚も『GALUP』で。「窓の高さとピッタリのサイズだったので、購入を即決しました」玄関の横のスチールのラックのサイドが鍵の指定席。ラックの塗装の剥げ感がとてもよい味わい。ポッテリとしたアメリカ製の食器を愛用している。約150年前のアンティークのホーローのダブルシンクは、家を建てる前に福生の『DECO DEMODE』で見つけて確保。このシンクに合わせてキッチンを作っていった。窓辺のキッチン。庭を見ながら気持ちよく料理ができる。冷蔵庫(写真右下)は業務用を選択。友人が泊まれるガレージを作る母屋の横のキャンピングカーはクレーンで吊り上げて設置。「友人が遊びに来た時にここに泊まってもらっていたのですが、雨漏りし始めたので修理が必要な状態です」クルマが大好きな岩田さん。敷地内に数台のクルマを停めている。「ゆくゆくはガレージを作りたいと思っています。ガレージの上には友人が泊まれる部屋を作りたいです。家の中も、これから薪ストーブを入れたいですし、ウッドの腰壁も作りたいし、天井に木を貼りたいとも思っています。庭にも手を入れたい。やりたいことが山ほどあるので、これからの変化が楽しみです」奥がベッドルーム。いつのまにかヒニーちゃんがベッドで爆睡。寝室のクローゼットは、通気性の高い木製扉。2面採光の明るいベッドルーム。ベッドルームからも、木製の観音開きのドアから外のデッキに出ることができる。洗面所はアンティークの黒白のタイルを貼り、NYスタイルに。洗面台はアメリカンスタンダード社のもの。鏡はヴィンテージ。トイレはテラコッタタイルのカントリースタイル。グローエ社のシャワーヘッドに、クラシックなデザインの蛇口を組み合わせた。
2020年11月09日京町家をリノベーションした宿泊施設「ANJIN GION SHIRAKAWA(あんじん ぎおん しらかわ)」が2020年11月1日(日)、京都市東山区にオープンする。築115年の京町家をリノベーションした1棟貸しの宿泊施設比叡山と如意ヶ嶽の間を源に、京都市東山区を流れる白川沿いに位置する「ANJIN GION SHIRAKAWA」は、築115年を超える伝統的な京町家をリノベーションした1棟貸しの宿泊施設。「空き家問題」が日本全国で深刻な課題となっている昨今だが、京都市の空き家率は全国の政令指定都市の中でも高い12.9%。また、都市部を中心に約4万8,000軒あった京町家が約4万軒まで減っているなど、空き家の数の増加傾向と共に、伝統的な街並み景観を形作る京町家が年々失われつつある。伝統を継承しつつモダンな空間にこの問題の解決に寄与すべく、地域の「空き家対策」と京町家の「保存・再生」の2つの観点から企画されたのが、京町家の伝統やこだわりを継承したまま、1日1組限定(最大5名)のモダンな宿泊施設へと生まれ変わった「ANJIN GION SHIRAKAWA」。たとえば、2階の座敷は、さながら京都の伝統的な「床(ゆか)」のような作りとなっており、白川に面して窓側を全面オープンにすることが可能。川の流れる音を聞きながらくつろげる開放的なこの空間とは対照的に、隣の和室は障子の光のみが入る空間になっているため、静かに読書などを嗜むのもいいだろう。エントランスのある1階には、ミニキッチンやシャワー/バスルーム、奥庭などがある。土地の歴史と文化を感じる備品また、施設内には京都にゆかりのある様々な企業の製品や作家の作品を備品として設置。谷崎潤一郎の著書「陰翳礼讃」にインスピレーションを得て、元禄元年(1688年)創業の「細尾」が製作した西陣織のアートパネルなど、土地の歴史と文化を感じられるような工夫が随所に施されている。柳の並木道となっている白川沿いは、昔ながらの京都らしい風情ある街並みが楽しめるスポット。知恩院や八坂神社、高台寺といった数多くの歴史文化施設も徒歩圏内だ。施設名に掲げる「ANJIN」の名の由来は、仏教語における「安心」。日々の忙しさから一旦距離を置いて、心と体がリセット出来るような特別な時間を体験してみてはいかがだろう。施設情報「ANJIN GION SHIRAKAWA(あんじん ぎおん しらかわ)」オープン日:2020年11月1日(日)所在地:京都府京都市東山区唐戸鼻町559-4交通:京都市営地下鉄東西線「東山」駅より、徒歩3分TEL:03-4510-8671客室:2階建ての1棟貸し(面積:1階・2階合わせて約53m²、収容人数:最大5名)料金:1泊30,000円〜(人数と時期により変動)予約方法:Booking.com、Airbnbにて予約受付中※10月27日(火)現在。※今後も各種ホテル予約サイトにて順次公開予定。
2020年10月30日京都の京町家をリノベーションした宿泊施設「京の温所 竹屋町」が、2020年9月4日(金)より京都・丸太町エリアにオープンします。一棟貸しの宿「京の温所」が京都・丸太町に「京の温所」は、京町家をベースに、ワコール(WACOAL)がプロデュースする一棟貸しの宿泊施設です。ミナ ペルホネン(minä perhonen) デザイナーの皆川明が手がけた「京の温所 西陣別邸」や「京の温所釜座二条」など、これまで京都府内に7軒の宿を展開しています。「パンとエスプレッソと」を手掛ける「日と々と」のベーカリー&カフェ併設今回オープンする「京の温所 竹屋町」最大の特徴は、宿に併設されるベーカリー&カフェ「本日の」。「パンとエスプレッソと」を展開する「日と々と」の新ブランドで、旬の食材を使ったサラダや、揚げたてで提供する牛カツサンドなど、季節ごとの旬の食材を使用したメニューを月替わりで提供されます。「京の温所 竹屋町」では、宿泊者限定メニュー「本日のmorningプレート」付きのプランなどを用意。季節ごとに作品を展示、“泊まれるギャラリー”としての機能もまた、「本日の」のカフェスペースと「京の温所 竹屋町」に、京都ゆかりのアーティストの作品を季節ごとに展示。作品はその場でオンライン購入できるなど、“泊まれるギャラリー”として宿泊を楽しめるのもポイントです。開業時には、京都を拠点に活躍する若手作家川上幸子の作品が、約8点展示。その後、約3か月ごとに作品は入れ替わります。“職住一体型”の町屋をイメージした内装築130年以上の2階建て京町家をリノベーションした内装は、“職住一体型”の町家をイメージ。1階は、京町家特有の坪庭を囲むようにベッドルーム、ライブラリー、お風呂を配置。ダイニングのある2階からは、大きな蔵の白い壁が見えるなど、町家の風情を感じることができます。シャンプーやボディウォッシュなどのアメニティは、日本生まれのブランド・THREE(スリー)のものを用意。さらに、京都の書店「誠光社」がセレクトした約40冊の書籍が並ぶライブラリーも設置。【詳細】京の温所 竹屋町オープン日:2020年9月4日(金)予約開始日:8月14日(金) ※「京の温所」公式サイトより受付。住所:京都市中京区竹屋町通西洞院東入指物屋町371延床面積:88平米定員:最大4名チェックイン:16:00~(ワコール新京都ビルでのフロント受付は10:00~17:00)チェックアウト:11:00まで・間取り:1階 ライブラリー、 ベッドルーム、 坪庭、 お風呂、 洗面、 トイレ2階 ダイニング、 キッチン、 和室、 トイレ料金:1泊30,000円(税込)~ ※人数と時期により変動。■ベーカリー&カフェ「本日の」営業時間:9:00~19:00(ラストオーダー18:00)定休日:なし【問い合わせ先】ワコール お客様センターTEL:0120-307-056(平日9:30~17:00)
2020年08月22日買い替えを考えていたMさん一家が11年前に購入した建売住宅をリノベーションして住み直してから1年ほど。Mさんは全面的に刷新された室内空間にとても満足しており「言うことなし」というが、当初は買い替えて別の場所に引っ越しをすることも考えていたという。しかし、映像系の仕事をされているMさんの友人たちがそれぞれ好みに合った家を建て始めたのを見て、自分たちにも同じことができるのではと考え直すことに。さらに、都心で生活がしやすいことに加え、ゆくゆくは夫婦2人だけで住むことを考えたら現状のサイズ感がちょうどいいと判断。また、奥さんが素敵にリノベーションされている家をネットで見つけたこともあり、買い替えでも建て替えでもなくリノベーションすることを決めたという。Mさんは「リノベーションでわれわれの気に入るようなものにできるとは思っていなかったんですが、妻が見つけた家がとても良い感じで仕上がっていたのでこれは可能性があるかも」と思ったという。設計は奥さんがネットで見つけた家を手がけた建築家の比護さんに依頼。そして、まず最初に現状でぜひとも改善したい点を伝えた―――「生活動線が良くない」「1階が暗くて洗面所とお風呂が必要のあるとき以外は行きたくない場所になっている」「バルコニーの床が腐ってきている」等々。壁は時間が経って味わいが出るよう漆喰仕上げに。天井も同じ意図から濃いめの色に塗った。3つのハイサイドライトデザインのテイストに関しては他の作品も含めて気に入っていたので比護さんに多くをお任せするかたちになったが、上述の改善点のほかに「居心地が良くて生活がしやすい」、さらに「時間が経って“くたびれ感ではなく味わいが出るような家”にしたい」(Mさん)と伝えた。どのように変えたのか2階部分を順に見ていこう。「もっとダイナミックに開く予定だった」と比護さんが話すのは南側につくられたハイサイドライトだ。予算の関係と暑さを心配して大きめの窓を3つつくることに落ち着いた。以前は同じ南側上部にロフトが設けられていて部屋に圧迫感を与えていたが、今はその部分に木の骨組みだけが残り、新たに開けられた窓から差し込む光が室内に十分な光を供給している。ロフトのあった部分に木の骨組みが残る。南側の上部には3つのハイサイドライトがつくられた。キッチンの奥に立つ壁の家型がとても印象的。キッチンのカウンターは映像系の仕事をされている奥さんの仕事机、子どもたちの勉強机としても使用される。右奥の洗濯スペースと浴室とキッチンがこのカウンターを中心に回遊できる。2階を特徴づける2つの壁と浴室2階で特に目を引くのが家型の壁だ。開口の上部がアール状になっていて柔らかな印象を与える。構造上必要なこの壁が家型のデザインに落ち着いたのは設計の途中段階だったという。「思っていた以上に家型のイメージが強くなりましたが、ハイサイドライトを設けた南側を空が見えるエリアにしてそれを隅のほうにまで通したかった。それで北側の天井と同じ勾配にして東側まで抜けるようにしたら結果的に家型になったということで、アイコンとして強く見せるという意図はありませんでした」(比護さん)この家型の壁の背後に鮮やかな青色の壁が見えてこれもまた2階の空間を大きく特徴づけている。この東端の壁は1階でも青色に塗られているが、これには同じ色に塗ることで1・2階の壁がつながっているかのように感じさせたいという意図があった。さらに2階に比べ1階が暗めだったので奥に鮮やかな色を見せることで楽しい雰囲気に変えることも狙ったという。1階にあった浴室は2階の東端にすえた。以前は浴室が使用時以外は誰も行かない無駄な場所のようになっていたため、使っていないときは空間の一部として中庭のような存在にできたらと、ガラス張りの部分をつくって南側のハイサイドライトから入る光によって光庭のようにも感じられるものとした。洗い場部分が広くとられた浴室。昼間はハイサイドライトから入る光で光庭的な役割も果たす。南側のハイサイドライトから浴室へと光が差し込む。浴室前から奥にリビングを見る。キッチンから見る。奥の右側に洗濯機が置かれている。キッチンと本棚家型の壁の手前にあるのがキッチンスペースだ。最初につくられた家の模型を見て「お母さん、これなら大丈夫だよ」と娘さんが家事動線に太鼓判を押したというが、浴室、洗濯スペースとキッチンが回遊できるつくりにしたのは奥さんが仕事をしながらこなす家事の大変さを考えてのことだった。子どもたちの様子を見ながら仕事ができるように、キッチン周りのプランも検討が重ねられたという。そのキッチン近くから反対の端にかけて北側の壁に棚がつくられているほかこの家の各所に棚がつくられている。これらの棚は「おしゃれなモノをたくさんお持ちだったので、モノを楽しめるベースをつくる目的で考えられたもの」という。本棚に関しては「本もたくさんお持ちだったので本が楽しめてかつそれが生活とちゃんと重ねていけるように家の中のいろんなところにたくさんつくりました」(比護さん)。北側の壁の横幅いっぱいにつくられた棚。既存の窓と同じ高さに揃えるなどの工夫がなされている。奥さんの友だちに大好評というキッチン。作業をしながらお喋りと飲食を楽しむことができる。以前よりも生活のクオリティが上がったというMさん。「住みやすくて愛すべき家にしていただいた」とも。奥さんは「寝室も気持ちいいし1階にいる時間が増えて以前のように下に降りるのがいやではなくなった」という。ともに映像関係の仕事に携わるMさん夫妻。家から生じるストレスが解消され、「言うことなし」の状態になった現在、クリエイティブな仕事には「心を良い状態にしておくことが大事」というMさんは、奥さんとともに日々の生活の充実にとどまらず仕事への好影響を感じ取っているようにうかがえた。2階の床に開けられたネコ用の穴。青い壁が1・2階とつながっているのがわかる。グリーンの架けられたバルコニーの壁は外からの視線の遮りと内部からの抜けの両方を考慮してこの形になった。東側奥の青い壁にネコ用の階段がつくられている。玄関近くから奥(東側)を見る。床にはコルクが貼られている。映像系の仕事をされている奥さんのワークペース。壁のコーナー部のアールが左右の空間を柔らかにつなげて広がり感を出している。手前が子ども部屋で奥が主寝室。ガラス戸にしたため暗かった玄関が明るくなりまた街とのつながりも感じられるようになった。以前は階段を上がってすぐ玄関だったが、階段を道路側に少し延ばしてつくり直した。階段室が壁で囲われて扉がありまたキッチンスペースが囲われていた以前の状態と比べると、見違えるほど開放的で明るくなった。奥さんはソファに座ってハイサイドライトから見える雲の動きなどを眺めてぼーっとして過ごすのが好きだという。M邸設計一級建築士事務所ikmo所在地東京都目黒区構造木造規模地上2階延床面積86.21㎡
2020年07月15日真ん中に土間が作られた、ラフで素材感の良いリノベーション団地。一目見て、ここで暮らすイメージが湧いてきたという運命のお部屋で、楽しく居心地の良い空間を作っていらっしゃる一人暮らしのインテリアを拝見します。 ラフな素材感が気に入った、リノベーション団地築48年の団地で、一人暮らしをされているjamさん。デザインのお仕事をされており、43㎡の1LDKを自宅兼仕事場として使っています。古い団地といっても、室内の真ん中に大きく土間がつくられた、一風変わった間取りにリノベーションされたお部屋です。 玄関を開けると、そのまままっすぐベランダまで土間が続いている、珍しい間取りです。 全体はこんな感じ。 土間以外の部分は、コルクタイルになっていて、キッチンやクローゼット、水回りなども扉のないオープンなタイプ。開放的でより広く見えます。 リビングの元押入れだった場所は、扉がないことを利用してjamさんはこんな風にくつろぎスペースに変えています。素敵ですね。 ご実家に暮らしていて、そこまで引越しはお急ぎではなかったというjamさん。goodroom の Instagram でたまたま見かけて「このお部屋なら住みたい!」と住んでいるイメージが湧き、すぐに内覧。一人暮らしをスタートさせました。「新築とか築浅の綺麗なお部屋だと、逆にどんな風に住んでいいのかわからなくて。ここは古い団地をリノベーションしているので、合板や塗装の壁、土間など、素材感がいいなと思ったんです。ピカピカしてなくて、ラフな感じが、気に入りました」 駅から坂道なのだけ、ちょっと大変だそうですが、その分見晴らしがとてもいいのだとか。お仕事用の机は、窓際に配置しています。 とても気に入っているというラフな洗面台。「このくらいラフな方が、自分が使いやすいように合わせられるので、いいですね」 同じく、作りこまれていないところがお気に入りのキッチン。「最小限のものでスタートしてみよう」とガスコンロをおかず、卓上の小さなIHコンロのみ。生活感が出ないように、手前に置いた無印良品のラックの奥に家電類は隠しています。冷蔵庫もこのラックの高さを超えないように、こだわりました。 土間の床も、とても便利に使っているそう。「植物の世話をしたり、工作をしたいときに、気にせずに使えるところがあるのは嬉しいですね」 植物に囲まれた、くつろぎの場所を作る決めていることは、「物の定位置を明確にする」ことと、「素材感を大事にしたアイテムを使うこと」。プラスチックをなるべく使わず、木や、もしくは金属など、このお部屋に馴染むものを選んでいます。こちらは寝室。シンプルに整えられていて、居心地が良さそうですね。 この使い方、いいなと思ったのは、こちらのくつろぎコーナー。普段はマットレスを畳んでソファがわりに。 お客さんが泊まるときや、気分転換にしたいときはマットを伸ばしてここで寝られるようになっています。 柱でいい具合に区切られたこの場所を、とても上手に使っていらっしゃいます。IKEAで購入したリラックスチェアとオットマンの組み合わせも素敵。 いろいろな場所に、上手にグリーンを配置しているのも、居心地良さの秘訣ですね。 「できればここからあまり引越したくない」というほど、このお部屋を気に入っていらっしゃるjamさん。まさに、運命の出会いだったんですね。一目でピンときた、自分の感性に合うお部屋だからこそ、こんな風に工夫しながら素敵に暮らしていけるのかもしれません。 jamさんのInstgramアカウントはこちら出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2020年05月11日関西エリア初となる「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」が、複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」内に、7月21日オープン。宿泊予約が、4月22日12時より公式HP()にてスタートする。旧校舎の意匠を感じる「Schoolhouse棟」客室の一つ、「Grace」京都一の繁華街・四条河原町をはじめ、観光地や史跡、ナイトスポットが徒歩圏にある利便性に優れたエリアに位置する「ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC」は、貴重な近代建築の校舎をリノベーションした「Schoolhouse棟」と、それにデザインを調和させた「新築棟」の個性豊かな客室全184室で展開。伝統文化・地域文化を積極的に取り入れた、まちと共に歩む新しいホテルとして誕生する。「ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC」外観正面イメージ今回、本記事では、築93年の校舎を再生した「Schoolhouse棟」をフォーカスしたいと思う。西洋のデザインと日本の美意識の融合大正時代後期開校の小学校校舎を生かして 大正時代後期に開校した立誠小学校の校舎をリノベーションした、ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULICの「Schoolhouse棟」は、近代建築文化の芽生えと小学校の開校当時の意匠が現代に引き継がれた、新旧の香りが交差する空間が特徴の客室棟。高瀬川の四季と風情を感じる特別な空間「スイート(Suite)」、高い天井や大きな窓など、かつての教室の面影が残る「グレース(Grace)」、アート作品の世界観の中で眠ることのできる「ラボ(Lab)」など、オリジナリティ溢れる客室を、5タイプ20室ラインアップする。高瀬川の四季を感じる「Suite」モダンで温かみのある空間デザインがいい。旧校舎の意匠を感じる「Grace」高い天井や開放感のある大きな窓など、かつての教室の面影を残す客室で、悠久の時間を過ごせる。京都を代表するアーティスト、彫刻家・樂雅臣と植栽家・村瀬貴昭の作品をインスタレーションした客室「Lab」(※画像は作品イメージ)さらに、立誠小学校時代、道徳や礼儀作法を教育する場であった「自彊室(じきょうしつ)」を重要なシンボルとして再生。畳60畳が敷き詰められたその大広間は長年、“立誠=人に対して親切にして欺かないこと”の精神を育んできた空間だ。宿泊するお客様にも日常から離れ、自らを見つめ直すことで新しい自分を発見する(=リトリートする)場として、本ホテルでは「リトリートルーム(Retreat Room)」という名称で展開する。時空をこえて当時の息吹を感じられる、他にはない空間として、本当の意味での“大人”の体験ができるスペースとして、体験参加型イベントや、まちとお客様との交流場所としても利用されていく予定。【施設情報】ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC住所:京都府京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2客室:客室184室(「新築棟」164室、「Schoolhouse棟」20室)オープン日:7月21日宿泊予約: 4月22日12時より公式HPで全客室の宿泊予約をスタートURL: :075-256-8955(開業準備室、受付10~17時/土日祝を除く)
2020年04月21日“感覚が似ている”中古物件との出会い中央線の荻窪駅から歩いて10数分ほどのところに、小林大介さんと菜穂子さんご夫妻が暮らす住まいがある。元々、高円寺の戸建ての賃貸物件に暮らしていた二人。その頃から中央線沿線に絞って物件を探していたという。「中央線の気どっていない雰囲気が好きなんです。夫婦そろって戸建で育ってきたので、マンションという選択肢はありませんでした」と大介さん。しかし、なかなか理想の物件と出会うことがなく、探しはじめて3年後、ようやく出会った物件は築約40年のリノベーション済みの住宅だった。元々の住人であるイギリス人のご夫妻とレトロな趣きが好きという感覚が似ていると感じたご夫妻。「それまでに10軒以上を見ていましたが、内見したときに、実家に帰ったような落ち着きをおぼえました」と振り返る。そして内見当日に、購入を決めたという。「旗竿地は住んでみたら、周りの目線が気にならないし、明るすぎないので、かえって良かった」と菜穂子さん。その言葉通り、カーテンをつけずに風通しの良い開放的なリビング。菜穂子さんが目指すリビングのイメージは「昭和の応接間」。ベロア生地のソファーがアクセント。前の住人による手作りの照明。ホームセンターで部品を集めて作ったという。庭には梅や金木犀、椿が植えられている。生活に庭仕事が加わったことで、以前より季節の移ろいを感じられるようになった。お気に入りの家具とともにこの家の築年数は40年以上だが、前の住人によって床は張り替えられており、ほとんどの窓が二重サッシになっている。照明や冷蔵庫、エアコン等も残していってくれたため、住むにあたって、改修をしたのはトイレのみ。「元々、住みやすくリノベーションされていたから、ほとんど自分たちはいじっていないんです。手を入れたのは、階段や2階廊下の壁をDIYで漆喰にしたくらい」と大介さん。すでに自分たちの好みに近く、ベースがある程度出来上がっていたことも購入の決めてのひとつだった。「持っていたアンティークの家具や民芸品の雰囲気がこの家にしっくりきた」と話すのは菜穂子さん。「家具を、これはここかな?と配置するのが楽しかったです」と笑う。お気に入りの家具や民芸品が飾られるダイニングルームは、小林ご夫妻にとって特にお気に入りの場所となっている。和室の名残を残してリノベーションされたダイニング。ちょうど良いほの暗さと、窓越しに見える庭の緑がお気に入り。骨董屋で見つけたというアンティークのテーブルの脚に、後日福生の古道具屋で購入した天板を載せた。椅子はあえて揃えずにそれぞれ形の違うものを選んだ。この部屋で金魚を眺めながら作業をするのがお気に入りという大介さん。特に夜は、かすかな水音がとても落ち着くそうだ。カメラマンという仕事柄、地方や海外へ行くことの多い大介さんが各地で買ってきた民芸品、菜穂子さんが趣味で集めた鉱物などが飾られている。たっぷりとした作業スペースが特徴的なキッチン。冷蔵庫にも、大介さんが各地から買ってきたご当地マグネットがぎっしり。心地良い風と光が入る家小林さん邸は、玄関からリビング、ダイニング、キッチン、洗面所まで、どの部屋も窓から入る光で自然な明るさに満ちている。また、窓を開けはなつと、心地良い風が家中をかけめぐる。「緑が見えて、風が入ってくる感じが前の家にはなかったですね。一日のうちに光の入り方がどんどん変わって家のあちこちに陰影ができるのも、風情があって気に入っています」。風や緑、光のある暮らしがこれまでの生活との大きな違いと大介さんは語る。内見の際、実家の玄関を連想し好印象を持ったというゆとりのあるエントランス。玄関からリビングを見る。すりガラスに差し込む光が玄関スペースを自然な明るさに。右手に見える階段の木の格子が和モダンな雰囲気を作る。夫妻が洗面所に取り付けたのは、益子の骨董屋で見つけたという大きな鏡。鏡面に印刷された三桁の電話番号が歴史を感じさせる。心からくつろげる家この家に暮らし始めて約5カ月。落ち着きを感じるレトロな佇まいは二人の生活にぴったりと寄り添い、菜穂子さんは「仕事で忙しい日々が続いても家に帰ってくると心からくつろげます」と頷く。「以前住まれていたイギリス人のご夫妻も、この家を気に入り、愛情を持って手をかけていたからこそ、この味わいが生まれたのだと思います」と話す大介さん。今後は、庭に縁側をつくったり、リビングの扉をオーダーしたりしてさらに手をかけ、大切に住みついでいくつもりだと、楽しみな計画を教えてくれた。2階の廊下は屋根の形状を活かした勾配天井となっている。元々は砂壁だったが、大介さんが漆喰で白く塗り替えたことで雰囲気が大きく変わったという。奥に見えるのは、シンバルを加工したというユニークな照明。前の住人によりリノベーションされた2階の洗面台スペース。柱を現しにした真壁づくりの寝室。「かわいらしいシャンデリアと天井の杉板がお気に入り」と菜穂子さん。ご夫妻共通の趣味である麻雀の卓を中心に据えたプレイルーム。周りを大介さんの趣味の漫画がずらりと囲む。
2019年10月14日数十年後にかっこよく国産スギの外壁に包まれた、清々しい佇まい。たまプラーザで眼鏡店を営む矢田大輔さんは、それまで住んでいた築50年の家を、昨年秋にリノベーションした。「妻の祖母の家だったんです。かつてここで営んでいた町工場の名残りのある昭和の家が、全く違う雰囲気に生まれ変わりました」。経営する眼鏡店「Local」の店舗デザインを担当した「MOBLEY WORKS」の鰤岡力也さんに、この自宅も依頼。「学生時代からの付き合いでもあり、完全に信頼しているのでほとんどお任せでしたね。リノベーションするからには、鰤岡さん以外には頼みたくない、と思っていました」。矢田さんが唯一希望したのは、「10年、20年経ってもかっこいい家がいい」というもの。「“お前が死んだとき、オヤジいい家造ったな、と子どもが言ってくれるような家を造ってやる”。なんて、鰤岡さんは言っていましたね(笑)」。多摩のスギと張り方の構造にこだわった外壁は、湿度の高い日本の風土に適応。次第に色が変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。施工はすわ製作所。リビングからダイニングを見る。ルーバーの衝立の左端は、リノベーションにあたって唯一残した柱。リビングからダイニング方向に向けて、床を斜め張りにしたことで、空間に奥行きが生まれた。床にはDIYでオイルを塗布。ソファーはジェルデのライトに合わせてデザインしてもらったもの。見通しのいいLDK無垢の床に漆喰の壁。シンプルだが細部の意匠にこだわった、広々とした1階のリビングダイニングを、心地よい風が吹き抜ける。「日本の風土にあう、理にかなった家だと思います」。例えば外壁は、防水シートを施した上にルーバーを縦横に張り巡らせ、すのこ状にしたもの。中に空間があくことで、風が通り抜け湿気を防いでくれる。「細かなところに何かと手間がかかり、大工さん泣かせだったと思います。玄関の籐を使った靴箱など、職人が減って行く今、あえて挑戦しているところもありますね」。1階は緩やかにつながったワンルーム。仕切りのない空間は、床の張り方で変化がつけられている。「玄関から入ってきたときに広がりを感じさせるように、リビングは斜めに張っています。ダイニングはまた雰囲気を変えて寄せ木張りに。すべて鰤岡さんのアイデアです」。そのリビングとダイニングの間には、あえて階段を設けている。「子どもが大きくなっても、必ず家族と顔を合わせて出入りしてほしい。そんな気持ちで階段の位置にはこだわりました」。リビングにいてもダイニングにいても、階段を通る家族と必ず目を合わせる。そのような意図で設けられた階段は、メモリーとして唯一残した柱とともに、家族の成長とつながりを見守り続けている。扉の枠の縁の加工や幅木の処理など、細かいところにこだわりが。照明は鰤岡さんからの結婚祝い。籐を用いた通気性のよいシューズボックス。奥にはアウトドアグッズなどを収めるクローゼットを設置。風と光が通り抜けるリビング。L字型のソファーは家族みんなで寛げる。キャビネットは米軍払い下げのもの。階段の上は吹き抜けになり、ここから家全体の気配がわかる。あえて設けた垂れ壁は、床の変化とともに空間を緩やかに分けるためのもの。アイアンの手すりは、グリップ感にこだわって加工した。キッチンをアクセントにキッチンは妻・康恵さんの希望でコの字型に。「眼鏡店の内装に合わせてモスグリーンを選びました。私の身長に合わせてオーダーしたので、使いやすいです」と康恵さん。大きなシンクや、火力の強いハーマンのコンロを使用することなどをリクエストして、鰤岡さんがデザインした。キッチンの奥にはパントリーが併設され、2方向から出入りできて動線もよい。「長い時間を過ごす1階にはお金をかけて、2階の寝室は素材だけにこだわりました」。蝋をつけて焼いたアイアンの手すりがついた階段をあがると、3部屋のベッドルーム。2階はもとの家の間取りを活かし、シンプルに設定した。「階段の上が吹き抜けなので、冬も1階でストーブをつけるだけで上まで暖かいんです。夏は夏で、風通しがよいので涼しいんです。真夏までエアコンはいらないくらいです」。モスグリーンのキッチンが、シンプルな内装のアクセントに。ダイニングの床は市松模様の寄せ木張りで変化をつけた。人造大理石の天板のキッチンには、収納もたっぷり設けた。白いサブウェイタイルに、目地はグレー系を選択。テラスとつながった明るいダイニング。テーブルは6〜7人でも囲めるサイズのものを鰤岡さんにオーダー。キッチン裏のパントリーは、洗面側からも入ることができる。子ども用に使っていたキャビネットを収納に。洗面にはクラシカルなシンクをセレクト。蛇口の経年変化も味を出す。バスルームはシンプルなグレーに統一。サブウェイタイルが雰囲気を出す。オクタゴン(八角形)がかっこいい取っ手。ドアの端にもベニヤを張りすっきりと見せている。細かなパーツも選び抜いたもの。カーキっぽいグレーは、お店のカラーとシンクロさせている。大切な思い出とともに「生活感のない感じにはしたくなかったですね。思い出のある大事なものが、さり気なく置かれている、そんな空間に味が出ると思うんです」。ともに50〜80年代のアメリカの、オーセンティックなものに惹かれるというご夫妻。ガラスのキャビネットには、子どもたちの思い出の品を大切に飾っている。「イームズのロッキングチェアは、長男がお腹にいるとき、妻のために買ってきたんです。1個1個のものに思い出がありますね」。家族で寛ぐ青いソファーは、バスケットボールをやっていたという、大輔さんの体格に合わせて、家族全員が腰かけられるよう造作した。「座り心地がいいので、夜、みんなでゆっくりTVを観る時間が増えました。昼間は部屋から素足でテラスに出ておやつを食べたり、ビニールプールで体を冷やしてはまた家に入ったり。子どもたちも家での思い出を増やしていってくれるといいですね」。メンテナンスしながら長く使い続けてほしいというメガネへの思いのように、この家も長く受け継がれいきそうだ。お子さんが初めてはいた靴や、生まれたときの時間でとめた時計など、思い出を大切に飾る。右の額は、康恵さんのお祖父さんが制作したシルクスクリーン。大輔さんの思いの詰まったシェルチェアで。ご夫婦のメガネがずらり。「Local」では、矢田さんがセレクトした輸入もののメガネを扱う。広々としたテラスで読書をする長男・夏奏君と長女・かのんちゃん。アウトドアでの読書タイムも楽しい。
2019年06月17日世界各国をイメージしたリノベーション物件が話題の、リノベーション賃貸ブランド〔REISM(リズム)〕から、新しいシリーズが登場しました!その名も《Boho(ボーホー)》。自由奔放でいて都会的、感性が磨かれるアーティスティックなワンルームの魅力をたっぷりご紹介していきます!《Boho》って?世界各国のライフスタイルをモチーフにしたリノベーションシリーズが人気の、リノベーション賃貸ブランド〔REISM〕。今回はその中でも、ニューヨークの都市をイメージしたカテゴリー「WittyMetropolitan」に、新しく仲間入りした《Boho》スタイルの物件をご紹介します♪とは言いつつも、なんだか聞きなれない言葉《Boho》。実は、「ボヘミアン」と「ニューヨーク」スタイルが掛け合わさってできた、インテリアスタイルなんです!ボヘミアンの自由奔放さに、ニューヨークの都会的なスタイルが合わさることで、洗練されつつもどこか素朴感のある魅力的なシリーズになっています♡さっそくお部屋を見ていきましょう♪お部屋の床は、むら感のあるテラコッタタイルが特徴的で、飾り棚やキッチンへと続く開口部が丸みを帯びていて、ほどよくスタイリッシュさをやわらげてくれています。お部屋には、大きさの違うディスプレイシェルフが2箇所に設けられていて、お気に入りの物やアートを飾るのにもぴったりです♪作り付けで見せながら収納ができるので、お部屋をより自分好みの空間にできるのはもちろん、お部屋も広く見せてくれます。お部屋にはカーテンのつけられるオープンラック、キッチンにはキッチンラックも取り付けられていて、収納場所もきちんと確保されています♪ラック部分のアイアンの棚受けが、キッチンにスタイリッシュさを演出してくれています☆こちらは、玄関からお部屋をみた写真。玄関にはシューズラックも設けられていて、一人暮らしには十分な量の靴がしまえそうです!洗面所も壁は白を基調にしつつ、床にはテラコッタタイルが敷かれていて、所々に使われているアイアンの素材や縁取りのある丸い鏡がかわいいアクセントになっています。物件情報今回ご紹介した新シリーズ《Boho》の初物件は、都会のオアシスともいえる新宿御苑に近く、お買い物も便利な場所に位置しています♪交通の便もよく、東京メトロ丸の内線「新宿御苑」駅までは徒歩5分の好立地です!●物件名:Boho001新宿御苑●賃料:106,000円●管理費:10,000円●敷金・礼金:1ヶ月・1ヶ月●専有面積:29.45㎡、バルコニー面積:3.72㎡●所在地:東京都新宿区新宿1丁目●交通:東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅徒歩5分、東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅徒歩9分、JR山手線「新宿」駅徒歩13分●構造:鉄筋コンクリート造11階、4階部分●竣工年:1984年7月、新耐震基準物件●リノベーション完成:2019年2月工事完了他にも魅力的なシリーズがたくさん!今回は〔REISM〕から新しく登場したリノベーションシリーズ《Boho》の初物件をご紹介しました。ナチュラルさの中にスタイリッシュさが漂うステキなリノベーションシリーズでした。〔REISM〕には今回ご紹介したシリーズ以外にも、モロッコの街並みをイメージしたブルーの壁が色鮮やかな《Chaouen(シャウエン)》や、畳スペースが落ち着く和の雰囲気満点の《Doma(ドマ)》シリーズなど、こだわりを持ちながら自分らしい感性を磨くのにぴったりなリノベーションシリーズがたくさんあるので、ぜひ一度チェックしてみてください♪〔REISM〕の他のシリーズをみてみたい♪
2019年05月15日リノベーションの設計デザインのお仕事をされているrakimegさん。お住まいなのは、ちょっと広めのワンルーム。リノベーション賃貸でこういうコンクリのかっこいいお部屋ってよく見るのですが、「こんな風に住みこなせるんだ!」とお手本にしたくなるお部屋でした。 ディテールが可愛い、リノベーション賃貸 rakimegさんがお住まいなのは、コンクリート打ちっ放しの天井や壁がかっこいい、リノベーション賃貸。少し広めのワンルームです。 広さがあり、天井が高いこともあって、かなり開放的な空間。コンクリの空間に、IKEAのスツールや、無垢材ののテーブル、ベッドなどを組み合わせて、うまくナチュラルな雰囲気を作ってらっしゃいます。ベッドは「3244」というネットショップで手に入れたもの。キッチンは、無印良品のステンレスユニットシェルフキッチン。かっこいいですよね。 細部までかなり計算して、こだわってデザインされているリノベーション賃貸。「あ、これいいな」と羨ましくなってしまうポイントがたくさんありました。 質感が気に入っているというコンクリの壁。配線のパイプを利用して、軽いドライフラワーなどで彩っていらっしゃいます。「コンクリにドライフラワーって、似合うんですよね」とrakimegさん。スイッチプレートは、憧れのトグルスイッチです。キッチンのライトも、かっこいい。 「ミニマムライフ」を心がける それにしてもこちらのお部屋。バスルームをのぞいた場所が全てオープンな状態なのに、とてもすっきりと住みこなしていらっしゃることに、感嘆します。 大きな家具は、ベッドと組み立て式のテーブルのみ。クローゼットは、なんとキッチンの横のこちら部分だけ。うまくボックスも活用しながら収納しています。 このお部屋に住むまでは、仙台に暮らしていたrakimegさん。フレキシブルに移動ができるように、なるべく、ものを増やさないように心がけているそう。 キッチンの収納も、すべてオープン。無印良品の紙袋を活用されていました。同じ色味、質感で揃っているから、すっきり。無料で手に入るものをうまく使った、素敵なアイディアです。トイレにも、ちょっと飾るスペースがあるのが素敵ですね。キャスター付きワゴンは、洗面スペースで大活躍。 ほかにも、カーテンは、生地屋さんで帆布を購入しカーテンクリップで止めただけだったり、Salyu! や、3 Coinsなどで、デザインの良いものを探してきたり。お金をかけずに、ミニマムに、でもきちんと生活を彩るアイディアがたくさん詰まったお部屋でした。 rakimegさんのinstagramアカウントはこちら出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年05月06日「素材感」が絶妙なリノベーション賃貸 Yasumaさんが暮らしているのは、56㎡ほどの2LDK。お仕事の関係で愛知から東京へ引越し、暮らし始めてからは1年半ほど。天井が高く、コンクリート打ちっ放しの壁がむき出しの、リノベーション賃貸です。 窓側には小上がりのようになったリビングスペース。キッチンとの間には、土間のようなスペースが。もともと持っていたダイニングテーブルがぴったりだったことが、この部屋に決めた理由のひとつ。印象的な革のソファはクラッシュゲートのもの。カーテンは窓の大きさに合わせず、あえて天井から布を吊るし、空間に広がりを持たせています。家で料理をするのが好きな安間さん。Instagramには盛り付けまでとことんこだわった料理の写真がたくさんアップされています。 「素材感」にこだわりたかったという安間さん。コンクリートのインダストリアルで無骨な雰囲気に、あえてクラシックなモチーフを混ぜたり、シープスキンや花など、甘いものをミックスすることで、より印象的な空間を作っているのが、もうさすがの一言。見せたいものと見せたくないものをはっきりさせ、「余白」を大事にする、色数を少なくするなどのルールを課すことで、花やグリーン、ドライフラワーなど、華やかなアイテムが一層映えます。 少し雰囲気の違うベッドルーム。壁に貼ってあるのは、これも「素材感」を意識した、和紙。花屋さんの店頭什器として売られていたものというワイヤーボックスに無造作にしまわれているジーンズ。「同じ素材」のものを、たくさん集めて魅せています。もうひとつある部屋は、アウトドア用品の収納スペースに。 リノベーションをベースに、自分らしくカスタマイズする もともと既に工事済みで、完成された状態だったというこの部屋。自分で工事費を負担することでリクエストし、自分らしくカスタマイズした箇所があります。 こちらのダイニングテーブル横の壁。キッチンと同じOSB合板だったのを、リビングと合わせた黒の壁紙にしてもらいました。かけられているのは、絵画を布にプリントし、さらにロウを塗りわざとシワをつけて仕上げた、オリジナルのアート。 また、原状回復が可能な範囲で、自分で手をくわえている箇所も。 玄関を入ったところで度肝を抜かれる大きな馬の写真。 この馬の写真は、実はタイル。Yasumaさんがクリエイティブディレクションを務める「オンデマンドエコカラット」という商品で、自分で選んだ写真をタイルにできるというもの。施工も、マグネットシートを貼った上に取り付けるだけということなので、簡単です。タイルには調湿・消臭などの効果があり玄関にぴったり。 キッチンのステンレスの扉はギラギラしすぎていたので、布に変えました。 賃貸の部屋であっても、アイディア次第でいくらでも、自分らしい暮らしはつくれるんだなということに気づかされます。 この印象的なダイニングテーブルも、自分でデザイン・設計して作ったもの。鉄工所にオーダーしたフレームに、天板、棚板にはフローリング材をはめ込みました。好きな食器も魅せながら収納できるようにしてあります。 ローテーブル、テレビボードとして使っているのは、ホームセンターに売っていた盆栽用の板とブロック。ひとつ1,000円ほどで手に入れたそう。 作家さんを追いかける 学生時代からずっと料理が好きで、お父様の趣味が陶芸だったこともあり、器にはこだわりのあるYasumaさん。気に入った作家さんを追いかけて展示会へ行き、新作を手に入れてくることが多いそう。 キッチンの食器棚はオープン。最近はまっている日本酒や、スパイス、たくさんの器などが整頓されて並びます。 印象的な器をいくつも組み合わせて、美しい食卓を作ります。部屋のひとつひとつの照明もとても印象的で、お聞きしてみたら、こちらも作家さんのものが多いとのこと。 インダストリアル風、ナチュラル風、などあらかじめつくりこまれている賃貸のお部屋も、それを「ベース」と捉えて、カスタマイズしたり、いろいろなテイストをミックスしたりして、自分らしい空間に作り変えていく。アイディアとセンス次第で、部屋って、本当にいろんな可能性があるんだな、と、脱帽しきりのお部屋でした。 Kosuke YasumaさんのInstagramアカウントはこちら出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年04月19日1階は居心地のいいカフェに改装町田の住宅地に建つ築約50年の古民家は、見附春佳さんの祖母の持家だったのだそう。「もともと美容院として建てられた家だったそうです。その家を祖母が購入したのですが、祖母が亡くなった後は父が管理を任されていました。彫刻家の親戚が作品の保管場所として使っていたのですが、やはり人が住まないともったいないということになり、私が住むことになりました」見附さんがこの家に住むに当たり、『無相創』 にリノベーションを依頼した。「世界観が大好きで、『無相創』にはずっと通っていました。今回、自分の家をまるごとお願いすることができてとても幸せです」1階を念願のブックカフェ『403.notfound』に、2階を住居にリノベーションした。リノベーションにあたり、1階は見附さんが作りたかったブックカフェにした。カフェスペースと調理場は、古い電車の窓のような、持ち上げて開くスタイルに。金色の金物も美しい。2階をプライベートな空間に2階がプライベートな空間。階段を上がり、手前にリビングとベッドの空間、奥がダイニングキッチン、窓の外には広いテラスが続く。「親戚が使っていた家具は手放すことも考えたのですが、いい感じに収まったので有り難く使わせていただいています。『無相創』さんがラックを作ってくださり、また照明器具もつけてくださいました」リノベーションにあたり、外断熱にしてペアガラスも導入。「驚くほど暖かく、快適な住まいになりました!」2階がプライベートスペース。左官の下地材で仕上げにした壁がいい雰囲気を作っている。「ガラスの見本を見せていただいて、その中からこのストライプのものを選びました」チェストの後ろをベッドスペースとしている。「光が天井に当たるハーフミラー電球は、明るすぎないのでベッドの上の照明としては最適でした」窓には遮光のロールスクリーンを採用。奥の部屋がダイニング。「その先のベランダは父母がDIYで板を張りベンチを作って、居心地よくしてくれました」トレイにまとめたお茶のセット。「このランプシェードは母のハンドメイドです」隅々まで丁寧に作り込んだ家1階のお店部分は、古材やアンティークを使用。照明器具はすべて『無相創』のオリジナル。壁は珪藻土、電気の配線には銅管を使っている。隅々まで心を配り丁寧に仕上げることで、居心地のいいセンス溢れる空間に仕上がっている。ブックカフェをオープンさせる前は、ソムリエの仕事をしていたという見附さん。『403.notfound』では、美味しい焼菓子とコーヒー、そして自然派のワインをいただける。「ワインバーは敷居の高いお店が多いので、ひとりでふらりとワインを飲める場所を作りました。ぜひ気軽に遊びにいらしてください」ひとつひとつ違う椅子。ひとりになれるスペースがお店のそこここに用意されている。いろんな場所に座ってみたくなる。「アンティークスイッチを使いたいとお願いしたら、まさかの1箇所に10個!ひとつひとつ違う表情のスイッチがとても気に入っています」デザインの違う照明はすべて『無相創』のオリジナル。地球儀のモビールが素敵。リノベ前の家の窓の形をそのまま残している。「私もこの家の前を通って通学していました」「親戚が使っていた畳敷きの小上がりにカーペットを敷きました。靴を脱いでリラックスしていただけます」お店の入口のドアは、フランスのアンティーク。見附邸米原政一( 無相創 )所在地東京都町田市構造木造規模地上2階延床面積85.8㎡読みたくなる本がお店のそこここにある。外断熱+ペアガラスに変えてとても暖かく快適な家になったそう。
2019年03月27日最近は古民家を購入しリノベーションをすることで住宅として利用するというケースも多くなってきています。自然が豊かな環境でゆったりと暮らすといったスローライフを求めている人が増えたからかもしれません。とはいっても、古民家で住むにはどのようなメリットがあり、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?新築購入との違いも含めてご紹介します。古民家リノベーションが流行している!30年前にも古民家をリノベーションして使うということはありました。私も実際にそのリノベーション現場に立ち合ったことがあり、その時の施主はお蕎麦屋さんでした。このケースでは、新規開業のために古民家を購入してリノベーションしたということだったのです。白川郷にある合掌造りのような外観で地域でも目を引くような建物でしたが、これはあくまでも特殊な建物であって個人が住むようなケースではありませんでした。ところが、ここ数年はこのような状況が一変し、個人住宅としての古民家再生が脚光を浴びてきました。つい先日ですが山口県のあるお宅を取材しました。代々住み続けてきた古民家をリノベーションした方だったのですが、太い梁や黒光りした木材の雰囲気を活かしたすばらしいリノベーションが施されていて感動を覚えるほどの出来栄えだったのです。このように、蕎麦店や土産物店が店舗として古民家を活用するケースがほとんどだった時代と比べると、普通に住むために古民家を購入してリノベーションするケースが急増しています。あなたも古民家の魅力にふれ、古民家を購入してリノベーションをするという選択も検討してみてはどうでしょうか?古民家リノベーションとは?そもそも古民家とはどんな定義なのでしょうか。明確な基準はないのですが、少なくとも戦前さらには大正時代以前の住宅と考えればほぼ間違いありません。そして、この古さを感じさせる雰囲気をそのまま、または残しつつ、機能性や快適性は現代基準に引き上げることを古民家リノベーションといいます。ですから、外観や室内の太い梁などは残し効果的に見せながらも、快適な温度や湿度を保たせるような施工をするのです。古民家リノベーションのいいところ物件によって程度の差こそあれ、天井が高く非常に広い空間を確保できます。一般的な在来工法ではある程度の間隔で柱が必要になりますし、空間を確保するための強い梁材を確保するのも大変なことです。この梁というのは建物にとって強度を確保する主役。広い空間を確保するには、強靭な耐久力を持った梁材が不可欠です。しかし、現代風の住宅でこれを再現しようと思うと、この梁材を見つけるのが一苦労ですし、もし見つかってもその値段はかなりの高額になるでしょう。古民家風の宿や和食レストランへ足を運んだことはありますか?宿名は忘れましたが、青森県の古民家に宿泊したことがあります。この宿は外観もさることながら食事をする場所が、何とも言えない雰囲気をかもしだておしゃれでした。全体的な雰囲気として「おしゃれだな〜」思ったのですが、特に気になったのが古い木材です。ここでいう木材とは柱や梁のこと。とくに梁は見事なもので、思わず下からまじまじと見上げてしまうほどでした。この梁は長い年月を経て黒光りしていました。床に炉が4か所切ってあったのですが、ここから上へ立ち上る煙に燻されたのです。そしてもう一つのおしゃれデザインポイントが梁の反り。横に渡された梁がひらがなの「へ」の字型をしているのです。厚みがあり、への字型にカーブし、そして煙に燻され黒くなっている長い一本の木が頭の上を横に渡されているのですが、不思議なことにいくら眺めていても飽きませんでした。デザイン性がいくら高くておしゃれであっても、冬は寒くていられなく、動線も最悪でなおかつ段差だらけではいただけませんね。しかし、古民家リノベーションのよいところは、この問題を見事に解決できることにあるのです。非日常性はいいでしょう。今では探すことすら難しい立派な木材を頭上に渡した設計などは非日常の極みです。そのうえ冷暖房の設備は最新式のものを入れられますので快適性はしっかりと約束されるのです。古民家の主要構造部分だけを残してリノベーションするので、最新式のシステムを入れ込むのはさほど難しいことではなく、これにより非日常性と機能性が見事に同居できるのです。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!新築購入VS古民家リノベーションでは、新築を購入するのと古民家を購入してリノベーションするのではどちらがいいのでしょうか?違いをみていきましょう。新築にしろ古民家を探すにしろ、いずれも今の居住地を離れて暮らすことになります。つまり建築場所を探さなくてはならないのですが、ここに両者の違いが表れてきます。新築住宅購入の場合は街中にある売地を探すか分譲業者などが開発する団地などを探すことになるでしょう。それに対して古民家住宅は既に建っている建物を探すわけですから、どうしてもその立地条件に差異が出ます。古民家の特性はそもそも建っている場所が街中にはあまりないので、どうしても郊外や田舎になるでしょう。街中で古民家に住みたいという方には少し難しいかもしれません。しかし、周りに自然があり周囲に家がないような場所に住みたいという希望がある方にとっては、更地で家を探そうと思ってもこのような場所ではなかなか土地が出にくいとも言えます。それぞれに長所短所があるわけですが、新築購入と古民家を購入してリノベーションをするのでは、その場所を探すことにこのような違いが生じることを覚えておきましょう。一概によいとはいえませんが、新築購入ではその外観をどうしようと個人の自由です。場所によっては分譲地の景観規約などがあると自由にはできませんが、それでもほぼ自由といってよいでしょう。それに対して古民家の場合はそもそも建っている場所の生活スタイルとしてはゆったりとした地域が多いことに加えて、周囲ものどかな日本の景色が広がっている場合が多いと思います。古民家住宅は中をどうリノベーションしようと構いませんが、こう考えると外観を大きく変えるのは周囲の環境とかけ離れてしまうため、あまりよい選択とは言い難いかもしれません。しかし、多くのヨーロッパ諸国と同じように、自分に制約や自由があるということはご近所さんも同じような状況であることを意味します。したがって、落ち着いた外観の新築住宅をせっかく建てたのに、お隣さんが突如ショッキングピンクの外壁に塗り替えた、という悲劇が起こることもあるのですが、古民家を購入する場所に置いてお隣がいきなりこんなことをするという可能性は低いと思います。古民家リノベーションにかかる費用の相場一般の住宅をリフォームするのと比べて、古民家リノベーションは全面的なリフォームを意味しますので費用はどうしても高くなります。これは、構造の主要部分を残したスケルトンリフォームを基本とするからですが、もちろん一部分だけをリフォームする手もあります。ただ、基本は全面的なリノベーションをおすすめします。その費用ですが、一般的な広さである30坪程度の古民家リノベーションで2,000万円前後は見てほしいです。古民家再生においては断熱材などをほぼ新地住宅同様に設置しなくてはならないことに加えて、水道の配管を新たに引き直すなどの工事が発生するからです。もう一つは家の劣化具合です。これだけは個々の案件によるのですが、仮にかなり傷んでいるとすれば相応の修理費用が掛かってきます。古民家リノベーションですてきな住まいを実現!古民家リノベーションは費用の面ではそこそこしてしまうのですが、もともとの古民家を安く購入できれば新築購入とさほどの差は生じません。一般的な新築住宅も魅力的ですが、古民家をリノベーションした非日常的な家に住むことはそれを上回るメリットや満足感を得られます。ただ、家を買う前に強くおすすめしたいのは、古民家をリノベーションした住宅の見学です。機会は少ないですが、マメに情報を探していればそのような現場見学会も開催しています。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月27日持て余している和室はありませんか?和室をリノベーションするなら、洋間にかえるか、和モダンの部屋にかえるかの選択肢があります。それぞれどういった工事が必要なのか、費用や工期についてもご紹介します。和室をリノベーション。どんな間取りにしますか?和室を洋室にリノベーションするケースは大変ポピュラーな工事ですね。とくに高齢の祖父母が亡くなったために、普段暮らしていた和室、もしくは寝室にしていた和室が空いてしまうケースです。今回は、和室をリノベーションする場合の2つの事例をご紹介します。パターン1. 和室→洋室にリノベーション和室を洋室にリノベーションする際に必ずする工事は、畳からフローリングの変更です。材質や色目をイメージに合わせて選択します。次に来るのはクロスの張替えでしょう。祖父母が居室にしていた和室ということを想定すると、一般的なビニールクロスだった可能性は低いと思います。つまり、爪で軽く引っ掻くと土がボロボロと剥がれてくるような壁かもしれませんし、ひょっとしたら板張りかもしれませんので洋室のイメージに合わせてクロスを替える必要がでてきます。あとは照明とカーテン。照明だけ和風ではおかしなことになりますので、洋風の照明を選ぶことになるでしょうし、カーテンに関してもカーテンボックスも考慮しながらまったく新しいものに変えることがメインとなります。また、押入れがあると思うので、これを洋風のクローゼットに変える工事が必要になります。畳をフローリングに変える工事だけなら15〜20万円程度で済むはずですが、ここでは完全な模様替えを念頭に置いていますので、60万円~90万円ほどかかるとみてください。あとはフローリングの素材選択が比重を占めます。特殊な素材などを使ったり、場合によっては思い切って床暖房にしてしまおうとなると費用は当然変わってきます。とくに床暖房を設置する場合は、それに適した床材の選択が必要となってしまいます。工期はずばり1週間以上。どんなに小さな工事でも、和室から洋室へのリノベーションでは1週間をみてください。そのうえで凝ったカーテンボックスを付けたり、間接照明を駆使したようなリノベーションでは、配線工事などが複雑になるので2週間程度を要することもあるでしょう。和室から洋室へリフォームするのですから、雰囲気はもちろん一新されますし、クロスなども新品ですから気分もいいでしょう。また、多くのお宅がそうなのですが、使い手のいなくなった和室はそのまま放置されるケースがほとんどです。同じ家なのに和室の中にここ2〜3日入っていないなどということさえ起こります。洋室にして変わるのは、その部屋の中に入る頻度が圧倒的に変化すること。もちろん、リフォームした後の洋室をどんな目的で使用するかにもよりますが、和室だったときよりは間違いなく出入りする頻度が増えます。和室は座って使うことを前提にした居室になります。たとえば和室で庭を見るときは座って見ていたはず。ところが洋室にリフォームすると、その視点の高さも変わるので、これまでとは異なった景色が広がることとなり、気分一新にはもってこいですね。パターン2. 和室→モダン和室にリノベーション和モダンは私も大好きなデザイン。インバウンド需要を見越した外国人富裕層向けホテルでも、この和モダンを取り入れる傾向が顕著です。これを一般家庭の和室に取り入れるとどうなるのか?まずは畳。モダンと言っても和室ですから畳は必須。でも、よく見かける一般的な縁がある畳ではなく、縁がない野郎畳や琉球畳などを使うことが多いようです。縁がないだけでも随分と斬新な感じがしますからね。そして次は壁紙。一般的な和室は茶系統か白色のクロスなどを使用しています。ところが、和モダンテイストの高級ホテルの部屋に見られるような、鮮やかかつ艶やかな朱色を大胆に使ってもよいでしょう。また、照明も必須アイテム。費用は掛かりますが、天井に完全埋め込み式の照明はとてもおしゃれでおすすめです。また、私の個人的な感想では、障子は絶対に欲しいところ。ヒルトンホテルに泊まった経験のある方は思い出してほしいのですが、あのホテルは室内窓の内枠に障子が使ってあります。部屋自体は洋室設定なのですが、障子の存在感が独特でまさに和モダンの雰囲気をかもしだしています。大まかな費用目安ですが、50万円~150万円としておきます、少し幅を持たせて書きましたが、照明一つとってもあまりに金額の幅があるので、このようにさせていただきました。ただ、大掛かりな工事をしなくても、畳を半畳の琉球畳に変え、壁紙を紫、朱、藍などでまとめればそれなりに和モダン感は出ますし、旧来からある床の間をモダンな造りにすれば、大きな金額を出さずにリフォームができるのではないでしょうか。洋室へのリフォームと同じですが、和室から和モダンへのリフォームも最低1週間はみた方が無難です。とくに、複雑で凝った和モダンにする場合は2週間程度を見るべきです。従前の和室が物凄く本格的な和室であれば話は違いますが、和室をリノベーションして和モダンに変える計画をされている方がいうところの和室は、おそらくそんな本格的なものではないはずです。それどころか和室ではなく、ただ単に畳が敷いてある部屋ということで和室と称しているケースも多いようです。建築当初は新しいのでそれなりに機能していたかもしれませんが、その部屋を愛着を持って使っていたご両親が亡くなった後は、下手をすると開かずの間になりかねません。そのうえ自然光も入らないような部屋だと、そこでくつろごうという気さえ起こりませんよね。そんな和室を和モダンにすればイメージは一新。ほとんどの人が人生の中で和モダンという部屋がある住宅に住んだことがないはずです。ホテルでの経験はあるかもしれませんが実際の暮らしとなるとそうなるでしょう。つまり、和モダンの和室を作っての生活は、他の部屋をリフォームするのと比べてはるかに新鮮な気持ちになれるでしょう。この効用が和モダン和室にすることで得られる最大の効果ではないでしょうか。持て余している和室をそのままにするのはもったいない両親の他界によって和室が余り、うまく使いこなせずに困っているケースは非常に多く、私が現場で見聞きすることが多い事象の一つです。しかし、余った和室を放置しておいても、実生活ですぐに困ることはありません。それが仇となって、何時までも手つかずの部屋として放置されてしまうのです。もし、皆さんの中で同じ境遇の方がいれば、是非とも和室のリフォームをご検討ください。和室のリフォームはここまで書いてきたように、【和室⇒洋室】にするか【和室⇒モダン和室】にする選択肢がほとんどになります。一般的には洋室に変えてしまい、家族の居室にするか納戸として収納スペースを増やす場合が多いようです。しかし、そこに和モダンという選択肢もあることを思い出してください。和室でもなく洋室でもない異次元の空間。こういった空間が自宅にあるのは素晴らしいことです。プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月26日