ただ今、大ブレイク中のずん・飯尾和樹さんがソロ初登場!お笑いに対する思いをお聞きしました。地獄のようなことも全部笑いで浄化できる。――『アンナチュラル』をはじめ、映像作品への出演作も増えていますが、芸人と俳優のスイッチの切り替えはあるんですか?飯尾:作業として、リハがあるかないかの違いくらいですね。役者のみなさんはすごい!さっきまで何パンが好きかという話題で盛り上がってたのに、本番になった瞬間、石原さとみちゃんとか「この紫色の血は殺人の…」って、ちゃんとお芝居できるんですけど、僕だけパンの話の余韻を引きずって「飯尾さん、ニヤついてます!」って指摘されちゃいました(笑)。――綾野剛さん&星野源さんW主演の『MIU404』の取材で、星野さんが「飯尾さんが台詞にないことを延々と喋ってくれて、アドリブで返すのが楽しくて。いつまでもやっていたかった」と仰ってました。飯尾:本当に!?嬉しいなあ。『MIU』の時は、綾野剛くんがまず「会えてよかったです」なんて、こちらをのせるようなことを言ってくれたんですよ。「綾野くんちの剛くんが、この俺に会いたかったのかあ」とニヤけてメイクして、本番では、僕が興奮しちゃってリハとまったく違うことを好き勝手やったことに対して、源くんが全部返してくれましたね。――多方面でご活躍してますが、この先に目指すことは?飯尾:バカバカしいお笑い番組をやりたいですね。出川(哲朗)さんとザ・バラエティの収録で泥まみれになって、風呂に入りながら「楽しかったね。どう編集されるんだろうな」って話したりすると、そんなふうにワクワクできる番組を、テレビでやりたいなあって。古いと言われるかもしれないですけど。――配信番組ではないんですね。飯尾:東野(幸治)さんにやりたいことを話すと「そういう時代じゃないよ」と笑いながら言われます。東野さんは、すでにすごい経験を積み、結果を残していますけど、僕はキャイ~ンが30歳前後でやっていた仕事をようやくやれている感じなんですよ。まだ消化しきれていないから、テレビに夢中なのかもしれないですね。――外出自粛期間中はメディアを問わず、お笑いで気持ちを和らげた人は少なくないはずです。飯尾:お笑いは免疫力を上げるらしくて、相方のやすと「これはスベるわけにはいかないな」って決意したんですよ。翌日にスベりましたけどね!ただ、お笑いは、失敗もうまく発酵させれば、醤油にも味噌にも、日本酒にもワインにもできるんですよね。地獄のようにスベったことも、子供時代のトラウマも、笑いとしてすべて浄化されるんです。いいお・かずき1968年12月22日生まれ、東京都出身。‘90年、浅井企画に所属。2000年、お笑いコンビ「ずん」を結成。現在、『これって私だけ?』『パパジャニWEST』『さんまのお笑い向上委員会』など、レギュラー多数。声優に挑戦した『映画 えんとつ町のプペル』が12/25公開。エッセイ『どのみちぺっこり』、カレンダー「まいにち、飯尾さん」が発売中。※『anan』2020年11月25日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年11月18日綾野剛&星野源のW主演で現在放送中のドラマ「MIU404」の第8話(8月14日放送)に、飯尾和樹(ずん)が出演することが分かった。第8話では、未解決の連続猟奇殺人事件として伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)が捜査一課の刈谷(酒向芳)らと共に捜査。そんな中、刈谷に連れられて向かった不自然死究明研究所(UDIラボ)で2人が出会うのが、飯尾さんが演じるラボの臨床検査技師・坂本誠。2018年放送のドラマ「アンナチュラル」と同役での出演となり、第3話の毛利刑事(大倉孝二)&向島刑事(吉田ウーロン太)に続いての「MIU404」×「アンナチュラル」コラボだ。飯尾さんは「綾野剛君、星野源君、監督・スタッフ、野木さんに丸投げの甘えた夏。良かったら観て下さい」とアピールし、「PS 現場入りした時は綾野君、星野君が伊豆の老舗旅館の様に優しくて心地よい出迎えをしてくれました。あ~延泊したい」と共演をふり返っている。さらに、伊吹の恩人・蒲郡慈生(小日向文世)も再び登場。今回の被害者に前科があり、当時その事件を担当していたのが蒲郡だったことから、伊吹と志摩が捜査協力を依頼する。第8話あらすじ山中で男性の変死体が見つかり、伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)は現場へ急行。遺体の特徴的な創傷と残された文字から、未解決の連続猟奇殺人の可能性が浮上し、事件の捜査は一課の管轄となる。捜査会議に参加した伊吹と志摩は、そのまま一課の刑事・刈谷(酒向芳)の手伝いに駆り出される。刈谷と同行し訪れた不自然死究明研究所、通称「UDIラボ」で、伊吹と志摩は臨床検査技師の坂本(飯尾和樹)と出会う。その後、今回の事件の捜査資料を盗み見た伊吹は、複数の前科があった被害男性の最初の事件を担当した刑事が恩師の蒲郡(小日向文世)だったことを知る。伊吹と志摩は、蒲郡から得た情報を頼りに犯人を追うが――。「MIU404」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2020年08月07日ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3にリフ役で出演する加藤和樹&木村達成がぴあに登場!共にミュージカル『テニスの王子様』のOBであり、今やミュージカル界に欠かせない存在に成長したふたり。互いへの友情と信頼がにじみ出る先輩後輩トークを楽しんでほしい。※このインタビューは2月に行われました。ダンスでどれだけリーダー感を見せられるかお申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=122e0970-5917-47d3-aabd-e33bde859cec)(撮影/岩田えり、取材・文/横川良明、ヘアメイク/(加藤さん)江夏智也(raftel)(木村さん)馬場麻子、スタイリング/(加藤さん)立山功 (木村さん)部坂尚吾(江東衣裳)衣装協力/(加藤さん)ジャケット、パンツ/The Viridi-anne(The Viridi-annetel 03-5447-2100)、カットソー、靴/CHORD NUMBER EIGHT(GARDEN TOKYO & THE OPEN ATELIER tel 03-3405-5075 )(木村さん)ニット¥20,000(BATONER / BATONER 03-6434-7007)、パンツ¥36,000(T-MICHAEL / UNIT&GUEST 03-5725-1160)※価格はすべて税抜き表示)
2020年03月25日日本フィルの東京定期演奏会の新シーズンは、今年も世界を翔ける山田和樹のこだわりのプログラムからスタートする。フランス音楽と、日本フィルの創立指揮者、渡邉曉雄がはじめた「日本フィル・シリーズ」の新作初演と再演という意欲的なプログラムだ。【チケット情報はこちら】9月6日(金)・7日(木)にサントリーホールで行われる第713回東京定期演奏会<秋季>でフォーカスされているのは、酒の神バッカス。ローマ神話に登場する神でありながら、どこか人間味をも感じさせるバッカスの豪快さをフランス近現代音楽の魔法を使って導き出す。邦人作品では日本の民謡を芸術作品にまで昇華させた、当時30歳の間宮芳生のヴァイオリン協奏曲を現在90歳になった同氏の立会いのもと再演する。ソリストには、9月より日本フィルの新・コンサートマスターに就任する田野倉雅秋を迎え、新シーズンを彩る。そして世界初演となる大島ミチルの新作。映画音楽の分野で世界的に有名な大島が、あえて純粋なコンサートと向き合った作品だ。もう引き戻せないところまで来た人や自然環境・・・そしてそれを越えた先に何が待っているのか?その思いを作品にしたという、管弦楽曲『Beyond the point of no return』。大島は「後戻りできない地点を越えた先が悲観的なものではなく、人間の力によってきっと素晴らしいものであって欲しいとの願いも含めて作曲しました。私にとって純音楽は人そのものなのだと・・・音符ひとつひとつが細胞であり、全てが綿密に絡み合い・・・それらが指揮者やオーケストラによって命を吹きこまれる瞬間を楽しみにしています」と語る。日本フィルからは、「多くの人々に愛され、これからも何度も再演される作品を!」と依頼をした作品。新しい音楽が生まれる瞬間を、見逃せない。そして続く10月の第228回サンデーコンサートでのプログラムにはベートーヴェンをはじめとする超名曲がラインナップ。山田×日本フィルのベートーヴェンといえば、2倍にした管楽器、自由なボウイングなど、遊び心あふれ、躍動感に満ちた演奏の交響曲第1番が記憶に新しいが、今回は交響曲第5番「運命」に挑む。そして2020年のオリンピック・パラリンピックイヤーに向けて山田が東京混声合唱団、日本フィルとともに取り組んでいる「山田和樹アンセム・プロジェクト」にちなみ、日本フィルのテーマソングともいえるシベリウスのフィンランディアも取り上げる。日本フィルとは挑戦的なプログラムが多い山田マエストロとの古今東西で愛される名曲プログラムも、お聴き逃しなく。全公演、マエストロ・プレトークが行われるところも見逃せないポイントだ。文:山本円
2019年08月28日世界3大スポーツ大会のひとつ、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕まで残り約2か月。姫野和樹選手に大会への意気込みやファンへの思いを語っていただきました。サポーターあっての僕ら。感謝の気持ちは常に忘れずにいたい。外国人選手にも負けない堂々とした体格と、代表きってのイケメンぶり。完全無欠に見える姫野和樹選手だが、壁に当たったことも。「入社1か月で所属チームのキャプテンをやれと言われたときは、チームをどうしていくのか、考えすぎて悩みました。悩んだ末に、まず自分を理解する、と決めて自分を徹底的に見つめ直したら、徐々にチームや他の選手のことも見えてくるように。その経験があるから、代表チームでも、ワールドカップを楽しみに思えます」そんな彼を試合中に支えているのが、大切なサポーターの存在。「姫野コールや応援看板を見つけたりすると、絶対に活躍しようって思える。プレーの合間、会場を眺めて元気をもらっています」日本代表の試合では、総合的なスキルが必要なNo.8を担当。「真っ先に体を張っていくプレーを見てほしいですね。’15年大会の南アフリカ戦の勝利を見て、日本でラグビーをやっててよかった、と感じました。だから、次は自分がグラウンドで代表のプライドを示したい。そのためには、自分たちらしいラグビーをいかに遂行できるかにかかっていると思う。結果を出して、ラグビーをもっと知ってもらいたいですね」ひめの・かずき1994年7月27日生まれ。愛知県出身。187cm、108kg。トヨタ自動車ヴェルブリッツではキャプテンを務める。代表キャップ数は9。マイブームは料理。「昨日もハヤシライスを。なかなかうまいんですよ」※『anan』2019年7月31日号より。写真・小笠原真紀取材、文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2019年07月29日中川晃教、加藤和樹、大原櫻子、そして海宝直人が、WOWOWで生中継される「第73回トニー賞授賞式」でスタジオ生パフォーマンスを披露することが分かった。今年もWOWOWでは、アメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される演劇・ミュージカルにおける世界最高峰のトニー賞授賞式の模様を生中継。1年のブロードウェイを総括するアワードだが、授賞式の見どころは、賞レースの行方だけではない。舞台上で展開される、豪華スターの競演による圧巻のパフォーマンスも大きな注目シーン。そこでWOWOWが放送する日本のスタジオからも、注目俳優たちによる生歌唱パフォーマンスが決定!今秋よりスタートする新作ミュージカル、大怪盗・怪人二十面相と名探偵・明智小五郎が華麗に対決する「怪人と探偵」から、メインキャストの中川晃教、加藤和樹、大原櫻子が「微笑みの影」(杉本雄治作曲、森雪之丞作詞、島健編曲)を初披露する。また、「レ・ミゼラブル」でマリウスを演じるほか、「アラジン」「ライオンキング」など数々のミュージカルで主演を務めるミュージカル俳優・海宝直人も、主演ミュージカル「ノートルダムの鐘」より、「陽ざしの中へ」を披露する。「生中継!第73回トニー賞授賞式」は6月10日(月)8時~WOWOWプライム(二/同時通訳)にて放送。ミュージカル「怪人と探偵」は9月14日(土)~KAAT神奈川芸術劇場<ホール>、10月3日(木)~兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。「海宝直人 CONCERT 2019 『I hope.』 in TOKYO」は8月10日(土)、11日(日)Bunkamuraオーチャードホールにて上演。(cinemacafe.net)
2019年05月31日舞台『BACK BEAT』のフォトコールが東京芸術劇場 プレイハウスで25日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が取材に応じた。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。初日を前に戸塚は「準備万端です。バッチリです」と自信を見せ、「僕たち、スタッフさんから『ビートルズのみなさん』って呼ばれるんですよ。すごい気分が良くてなりきらせていただいています」と語る。辰巳も「令和のビートルズです」と新たなキャッチコピーを作っていた。「最初は絶望からスタートしていたといっても過言ではない」(戸塚)、「学生バンドかなみたいな」(加藤)というバンド演奏だが、今は戸塚も「不思議な感覚があったかもしれないですけど、今はこのスタイルに完全にフィットしている」という。上口が「初めての会話が音だった」と振り返ると、戸塚も「詩人だわ」と感心していた。「全国を回ってみなさんにみていただきたい」とライブツアーも希望した辰巳だが、「ほぼ弾けない状態から始まって。本当に最初に石丸さんの前で披露した時に『お前、まじか』という。目の奥が『本当に、ジョージ・ハリスンをやるのか』って」と苦笑。全員不安を抱えていたものの、できなさで言えば「トップ」と石丸に言われた辰巳は、「トップです!!」と訴える。しかし努力を重ねバンドとして成長したメンバーに、石丸は「すっごい努力でした。バンド同士でグルーヴを産んでからが、早かったですね。観客にビートルズを伝える架け橋なので、架け橋は立派に務めている」と太鼓判を押した。加藤は「毎回がライブで、20曲くらい生演奏なので、何が起こるかわからない。弦が切れたり演奏を間違ったり、ご愛嬌で許してもらって、このステージでしか味わえないので、体感してもらいたい」とメッセージ。戸塚も「とにかくロックに始まり、一時も速度を落とさずに最後の最後まで駆け抜けていきたいと思います」と意気込んだ。
2019年05月25日舞台『BACK BEAT』の製作発表が東京・新宿LOFTで15日に行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、JUON(FUZZY CONTROL)、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオ、石丸さち子(翻訳・演出)が登場した。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノン、JUONはポール・マッカートニー、辰巳はジョージ・ハリスン、上口はピート・ベストを演じる。暗転したステージに現れた5人は、まずジョン・レノン役の加藤がボーカルをとった「ロックン・ロール・ミュージック」、そして戸塚がボーカルを務め「ラブミー・テンダー」を披露。この演奏に、ビートルズの初来日武道館公演に出演した尾藤も「武道館でビートルズが一番最初にやった曲」と喜び、「これがかっこいいんですよ、グーです!」と絶賛した。戸塚も「バンドのマジックを初体験してしまった。自分の中に新しい命が生まれたみたいな。すっごい楽しかったです」と振り返り、加藤は「出る前もずっと一緒にバンドをやってきたかのような空気感で、みんなで気合い入れして歌って、俺たちバンドなんだなと思いました。稽古も重ねてきているにも関わらず、初めて一つになった瞬間だなと思いました。ここからさらにバンドのグルーヴを高めていきたいと思いました」と充実した気持ちを表した。劇中では20曲を披露するため、初心者の辰巳は現在1日8時間練習しているという。同じくドラムを始めたばかりの上口に加え、ふだんギターを弾いている戸塚がベースに、右利きのJUONが左手でピックを持ってギターに、など挑戦することばかり。今回の演奏では弦が切れるハプニングもあったJUONは「家でやったりして不安だなと思ってても、一緒に練習してると、さっきまで弾けてなかったのに弾けるようになっちゃう」と仲間と一緒に演奏することの喜びを表した。また上口は「ドラムの席って最高の特等席だなって改めて思いました。お客さんの反応も見れて、メンバーのテンションも見れて。いつもより走ってんぞ、とかわかりつつ」と笑顔に。グループでの仕事にベースを持ち込んでいいのか迷っているという戸塚は、A.B.C-Zでもバンドをやっては……という提案に、「塚ちゃん、楽器弾けるかなあ? 新しい一面をグループでも見せられたらいいですね」と新たな可能性を示した。このメンバーでのライブの可能性について聞かれると、辰巳は「やりたいですね」と意欲十分。加藤のライブに乱入したい、という希望には加藤が「そんなサプライズはウェルカムですけど、いいんですか? 逆に」と戸惑う。さらにCD化もどうか、というレポーターの提案に、辰巳は「僕、まだ個人的にCDも出してない。ふぉ〜ゆ〜っていうんですけど。ここが先か! メンバーごめんね!」と謝っていた。
2019年04月15日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太と、俳優の加藤和樹が出演する、舞台『BACKBEAT』のメインビジュアルが7日、公開された。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。戸塚はビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフを演じ、加藤はジョン・レノンを演じる。ビジュアルでは、戸塚、加藤、辰巳雄大、JUON、上口耕平による“5人のビートルズ”の姿が初公開。5人の姿を、ハンブルクでスチュアートと出会い恋人となる写真家・アストリッド(夏子)が撮影するビジュアルとなっている。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて5月25日~6月9日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて6月12日~6月16日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月19日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月22日。
2019年03月07日注目の若手アスリートが魅せるカラダに注目!「情熱と愛情を持った選手になりたい」と力強く語ってくれたのは姫野和樹選手。その表情には、ラグビー界を牽引していくという決意が表れていました。フィジカルの強さでは、誰にも負けない自信がある社会人1年目という異例の若さで名門・トヨタ自動車ヴェルブリッツの主将を務め、日本代表に定着。名実ともにトッププレーヤーに君臨する姫野和樹選手の持ち味は、108kgの強靭な肉体を生かした圧倒的な突破力!「中学1年時の身長は170cmぐらいで、高校の頃には今(187cm)ぐらいありました。ウェイトトレーニングを開始したのも高校から。競輪選手だった父親譲りなのか筋肉がつきやすく、自然とサイズアップしていきました。今ではフィジカルの強さが一番の武器。特に脚は自慢です。試合中に見てほしいプレーは、ボールを持った時のランですかね。どんなにデカい相手にも当たり負けしない強さを間近で見てほしい!」パワーの源は、やっぱり美味しいごはんだそう。「栄養士さんのアドバイスも受けますが、基本的には好きなものを食べるスタイル。大好物のうなぎと焼き肉は、週に1度必ず食べます!てんこ盛りで!」と、くしゃっと笑う姿は少年のよう。その太陽のような性格でチームを引っ張ってきたのかと思いきや、「初めてキャプテンに任命された時はあまりのプレッシャーにラグビーをやめたいと思うこともあったんですよ」と本音が。「ツラい時期は、中学時代の恩師から言われた“常に一流であれ”という言葉を思い出して乗り越えました。当時は一流の定義なんてわからなかったけど、大学時代に“失敗してもすぐに起き上がれる人間が一流”と教えてもらい、そこからはその言葉が支えになっています。今一番心がけているのは、気持ちに余裕を持つこと。そのほうが大好きなラグビーを心から楽しめるとわかったから」そんな芯の強さが垣間見える姫野選手が惹かれる女性像とは?「品がある女性ですね。周りへの思いやりがあって、電車で席を譲るとか当たり前のことを当たり前にできる人。僕のことを立てて一歩下がってついてきてくれるけど、一緒にふざけ合えるような。好きだなぁ、そういう女性(笑)」ひめの・かずき1994年7月27日生まれ。愛知県出身。帝京大学卒業後、’17年トヨタ自動車へ。FWのNo.8。昨年トップリーグの新人賞を獲得。日本代表。趣味はサーフィン。※『anan』2019年2月20日号より。写真・SASU TEI(W)ヘア&メイク・亀田 雅(The VOICE)取材、文・黒澤祐美(by anan編集部)
2019年02月18日アイドルグループ・A.B.C-Zの戸塚祥太と、俳優の加藤和樹が、舞台『BACKBEAT』に出演することが30日、明らかになった。同作は20世紀を代表する伝説のロックバンド・ビートルズが、もともと5人編成のバンドだったという、同バンド創成期のハンブルク時代を描いた、1994年公開の伝記映画『BACKBEAT』をイアン・ソフトリー監督自身が舞台化した作品。ビートルズ結成時のベーシストで、画家としても才能を発揮しながらメジャーデビュー目前の1962年に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフ(戸塚)にスポットを当て、学生時代からの親友であり彼を敬愛していたジョン・レノン(加藤)、ポール・マッカートニー(JUON)、ジョージ・ハリスン(辰巳雄大)、ピート・ベスト(上口耕平)、そしてハンブルクでの運命的な出会いにより恋人となる写真家のアストリッド・キルヒヘル(夏子)ら、若者たちの揺れ動く心をストレートプレイで、初期ビートルズのサウンドに乗せて描き出す。翻訳・演出はオリジナルミュージカルの作・演出などにも高い評価を得ている石丸さち子が手掛ける。音楽は、自身のアーティスト活動と並行して様々なアーティストへの楽曲提供を行い、また石丸によるオリジナルミュージカル『ボクが死んだ日はハレ』の音楽を担い好評を博した森大輔が手掛ける。さらに鍛治直人、田村良太、西川大貴、工藤広夢、鈴木壮麻、そして1966年にビートルズが初来日公演を行った際に前座を務め、彼らの生の演奏を体感している尾藤イサオと、確かな実力と個性豊かなキャストが集結。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて5月25日~6月9日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて6月12日~6月16日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月19日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月22日。○戸塚祥太 コメントジョン・レノンの親友であり、ジョンが認めた男、サトクリフを演じることができると知った時は嬉しすぎて、「やった! やったぞ!」と何度も心の中で叫びました。The Beatles関連の作品ということで、沢山の方の大切な記憶や体験、愛おしい楽曲群を汚すことなく、自分に与えられた役割を全うしたいと思います。改めてThe Beatlesの音楽に触れると、中学1年生の時に兄が持っていたベストアルバム「1」を、CDがボロボロになるまで聴いたことをふと思い出しました。訳もなく眠れない夜に寄り添ってくれた音楽を、今度は自分が演奏する番になり、不思議な縁を感じていますが、彼らの音楽をしっかり学んで演奏したいです。僕が演じるサトクリフは、みなさんが知っている世界最高のバンド、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴのゴールデンメンバーに、「もともと居た」人間です。訳あってThe Beatlesからは離脱しますが、芸術の才能がズバ抜けていて、バンドではベースを担当。演じるにあたり、かなりハードルは高いですが、ROCK and ROLLで今までの自分を壊して、新しい自分、仲間、作品に出会い、それを1人でも多くの方と共有したいです。最高のBACKBEATを奏でるので是非劇場に遊びに来てください。もしよろしければ、Twist and Shoutしちゃってください!○加藤和樹 コメント世界的なバンドで、存在を知らない人はいないThe Beatles。彼らの結成初期の物語である今作に出演するということは音楽に携わる身として、役者として大変光栄なことでもあり、プレッシャーでもあります。しかし、信頼する石丸さち子さん演出の元、個性的で素敵なメンバーたちと唯一無二の作品にできるよう、持てる全てをかけて臨みたいと思います。今のこの時代に、彼らの音楽が、生き様が我々に伝えてくれるものを皆さまに届けられるよう頑張ります。○石丸さち子(翻訳・演出) コメント自分に似た者など、理解できる者など、どこにもいない! と感じる青春の孤独。だからこそ、選ばれた者たちがひとたび出会うと、友情はほとばしるように生まれます。スチュアートは魂の叫びを絵筆に託し、複雑な生い立ちのジョンはロックに夢中になっていました。この二人が運命的に出会い、芸術とロックと愛と友情に揺れて荒ぶる時代を、ライブ演奏とともに描きます。本作は、未来を渇望する若者の繊細な心理を炙り出すストレートプレイですが、音楽は止まることがありません、だってBeatlesの物語ですから。
2019年01月30日加藤和樹と凰稀かなめがW主演を務める『暗くなるまで待って』が現在上演中。その開幕に先駆けゲネプロと囲み取材が行われ、出演者の加藤、凰稀、高橋光臣、猪塚健太、松田悟志と、演出の深作健太が登壇した。【チケット情報はこちら】日本では約10年ぶりの上演となる本作は、1966年にフレデリック・ノットが書き下ろし、ブロードウェイで初演されたサスペンス。舞台となるのは、盲目の若妻・スージー(凰稀)と夫・サム(松田)が暮らすロンドンのアパートの一室だ。サムは空港で預けられたという、実は麻薬入りの人形を持ち帰る。その人形の行方を探すロート(加藤)に命じられたマイク(高橋)とクローカー(猪塚)は、スージーを騙し人形のありかを聞き出そうとするが、彼らの言動に不審を抱いたスージーは少女グローリア(黒澤美澪奈)の協力を得て、男たちに立ち向かう――。囲み取材で加藤は「果たしてこの舞台がどう見えるのか。プレッシャーもあって、いい緊張感です。タイトルになっている暗闇のシーンはもちろん、それぞれの人間性、生きてきた過程のようなものも見どころになっています」、凰稀は「人と人との関わりあいも見どころです。序盤でサムがスージーに“そういうときは「いい子ね、ありがとう」って言うんだ”と話すのですが、その言葉から伝染していくものがある。その流れも見ていただけると面白いと思います」とコメント。深作は「この作品は一昨年亡くなられた演出家の青井陽治先生や、美術の朝倉摂さんをはじめとする多くの先輩たちがつくってきた作品で。それを今自分がこうして演出させていただくことは喜びと同時にプレッシャーを感じています。ですが信頼すべきは素晴らしい役者さん達。みなさんで一緒につくってきました」と振り返った。約2時間5分、ノンストップで繰り広げられる心理戦そして頭脳戦。深作が「ラスト20分の暗闇でのクライマックスは素敵な仕上がりになろうとしています」と話したように、最後の攻防戦は本作の大きな見どころ。しかしそこに辿り着くまでの、彼女の盲目を利用したたくらみをスージーが次々と見破る爽快感や、追い詰められ理性を失っていくロートの姿、スージーとの関わりから生まれるマイクの揺れ、スージーとグローリアの想いの変化なども丁寧に描かれている。ぜひこの生々しいサスペンスを劇場で体感してほしい。公演は2月3日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演後、2月8日(金)から10日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、2月16日(土)17日(日)に愛知・愛知県産業労働センター ウインクあいち、2月23日(土)に福岡・福岡市民会館 大ホールを巡演。取材・文・撮影:中川實穗
2019年01月28日project K『僕らの未来』が12月6日、品川プリンスホテル クラブeXで開幕した。本作は2007年に加藤和樹が発表し、作詞も手掛けた楽曲『僕らの未来~3月4日~』を原案にした舞台作品。出演は加藤のほか鎌苅健太、河合龍之介、なだぎ武、吉高志音。チケット情報はこちら学生時代の仲間である樹(加藤)、健(鎌苅)、陽介(河合)も卒業から15年たち、33歳になっている。途上国を旅し日本語を教えている樹が帰国したことで、久しぶりに3人が馴染みのバーに集まった。いまだ自分の夢を信じ強く生きている樹に対し、家族を持ちハウスメーカーの営業として働いている陽介と、夢を叶え映像ディレクターになっているも親の介護の問題を抱えている健は、自分のことばかりを考えて生きていけない現実がある。さらに彼らよりひと世代上のバーのマスター(なだぎ)、バーのバイト店員で高校生のレオン(吉高)らの事情も絡み、それぞれがそれぞれの“夢”と“人生”に向き合うのだが……。夢を追いかけたい10代、夢と現実の間で葛藤する30代、その葛藤を通ってきた40代。どの登場人物も、悩み、人生と向き合っている。とかく、夢を追うことこそが美しく正義であると思われがちだ。だがたとえ、夢を掴む道を進まなかったとしても、それもまたその人の選択であり、どの選択をしたとしても、真剣に向き合った結果なら自信を持っていいんだよ――そう、肯定をしてくれるような作品だ。ある登場人物が言った「夢より大事にしたいもの、大事にしたい人」という言葉はことに胸に響いた。5人の俳優も熱演で、特におせっかいな熱血漢を演じる加藤の姿はまぶしく、チャラさと冷静さを併せ持つ鎌苅、生真面目さと屈折を抱える河合という30代3人のバランスも良い。初日前にはキャストと脚本・演出のほさかようによる会見も。「今の時代だからこそ伝えられる作品。生きることに疲れてしまったり、目標や夢を見失ってしまう若者が増えているこの時代に、とても大事なメッセージを込められたと思っています。生き方を自分で決める、選択をしながら自分らしく生きていくというのがこの作品で一番伝えたいこと」と加藤。なお、加藤、鎌苅、河合は13年前、同じ時期にミュージカル『テニスの王子様』でデビューした仲間でもある。「加藤和樹は人に影響を与えるところも真面目なところも、10年以上前から変わっていない。河合龍之介は僕より4個くらい先を常に見ている。そんなふたりから僕はとても影響を受けています」(鎌苅)、「自分がこの世界に入ってきた時からの仲間だったメンバーと、特別な時間を過ごせています」(河合)と感慨深げに話してもいた。東京公演は12月16日(日)まで同劇場にて。その後12月20日(木)から23日(日・祝)まで大阪ビジネスパーク円形ホールでも上演される。チケットは発売中。
2018年12月07日今度は、何を、どうやって?----9月は、今年にかぎったことではないが、これが気になる。山田和樹のふる日本フィルである。この列島で、西洋芸術音楽が生まれ育ったヨーロッパからはなれた極東の島国で、どんな「芸術音楽」が、「オーケストラ音楽」が生まれたのかを、山田和樹は掘りおこそうとする。【チケット情報はコチラ】まず三善晃《ピアノ協奏曲》。第二次世界大戦が終結し、まだ海外渡航者がわずかしかいなかった時期にフランスに留学、かの地の音楽を吸収し、書き下ろされた作品だ。いま聴いてもフレッシュで、デリケートでありながらもアグレッシヴな、簡潔な音楽。音色の美しい萩原麻未がソリストなのもうれしい。三善晃とつながりが深いフランスの作品がつづく。プーランクとデュティユー、ともに作品は「交響曲」の体裁をとりつつ、前者は軽妙さをうちだす「シンフォニエッタ=小交響曲」、後者は、「ル・ドゥーブル」、英語でいうなら「ザ・ダブル」を副題に持つ。分身・もうひとつの自分、であり、鏡やエコーといったニュアンスも。これ、指揮者の前に12人からなる小オーケストラが、その背後に通常の三管編成のオーケストラが位置する、文字どおりの「ダブル」。ふたつのオーケストラがモティーフを、音色を、リズムを投げ、投げかえし、いわば共鳴箱のよう。ひびきの点でも、視覚的にも、おもしろい。プーランクとデュティユー、作曲・初演、ともに第二次世界大戦後。いわば19世紀的な「交響曲」の解体と変容がみてとれる。ドイツ・オーストリア流の肩肘張った「交響曲」への批評になってもいよう。唯一、有名曲といえるデュカス《魔法使いの弟子》はどうか。こちらは19世紀の終わり、20世紀にもう片足いれているくらいの1897年の初演、これだけ時代的に「前」である。もしかすると、あまり馴染みのないプログラムに有名な、それも諧謔味のある楽曲をいれようという指揮者のサーヴィスだろうか?いやいや、そうではないらしい。だって、ここには「ストコフスキー編」とあるではないか。山田和樹はわざとディズニー映画『ファンタジア』の、ミッキー・マウスが箒に魔法をかけ、水を運ばせたアニメーションのヴァージョンをひびかせようとしているのだ、きっと。だとすると?そう、だとすると、『ファンタジア』は1940年だから、コンサートにならぶ楽曲たちは1940年代から1960年代にかけてのオーケストラの諸相を提示することになる。それもフランスとかかわりのある作品ばかり。ひとつはハリウッド的なメディアとのかかわりを持ち、もうひとつは留学帰りの極東の作曲家の手によって。どの楽曲も躍動感がある。端的に、ノリがいい。靴のなかであしゆびにリズムをきざませてほしい。テンポのゆっくりした部分でも、そこには緊張感が満ち、ちょっとしたアクセントが加えられるだろう。そのコントラストが、この指揮者、ピアニストの、「いま」の感覚で体感できる。ほかのプログラムでは味わえないテンションを心身に得られるコンサートになるだろう。文:小沼純一
2018年08月09日●アルバム『Ultra Worker』はコンセプトから映像や舞台など、様々なシーンで活躍する俳優・加藤和樹。ミュージカル界では『1789~バスティーユの恋人たち』『レディ・ベス』などの大作で美声を聴かせることが多いが、2006年のCDデビュー以来、アーティストとしても精力的に活動している。そんな加藤が自身名義では9年ぶりのフルアルバム『Ultra Worker』を7月18日に発売する。アーティスト活動10周年を経て、ますます波に乗る加藤がテーマとして選んだのは「働くこと」。自ら作詞した3曲も含め、すべてが思い入れのある曲になったという。今回は加藤に、アルバムに込めた思いや働くことについてインタビューした。○「初心を忘れない」ことを大切に――シングル、ミニアルバムは発売されていましたが、自身名義ではフルアルバムは9年ぶりなんですね。ちょっと時間が空いてしまいました。自分が自信をもって出せるアルバムを作れるタイミングが合わず……今回はがっつり長い時間をかけて、レコーディングもできましたし、「Ultra Worker」というコンセプトにいろいろな楽曲が集まり、非常にバラエティに富んだ内容になりました。――アルバムタイトルの「Ultra Worker」には、どのように決まったのですか?以前から働いている人たちに向けて、何かメッセージを歌で届けられないかなと考えていた。コンセプトありきで楽曲も集めていきましたし、どういうことを歌いたいかとかというビジョンは明確にあったので、非常に充実したレコーディングになりました。――働く人に対しての寄り添う空気をすごく感じるアルバムでした。自分自身こうやって働いている中で、楽しいこともあれば、立ち止まったりすることもあります。全ての人たちの支えになり、自分を見つめ直すきっかけになるような楽曲があったらいいな思いながら選びました。――うちもマイナビという働く人を応援する会社なんですが、加藤さんご自身が働いてる時に心がけているのことをぜひ教えてください。「初心を忘れない」ということと、「楽しむ」ことは常に考えています。忙しくて、時間に追われることってすごく沢山あるじゃないですか。その中でもやっぱり、自分の意志や想いを込めないと、仕事をこなすだけになってしまう。僕自身、見失いそうになった時期もあります。そんな自分に対して、「良くないな」と見つめ直すこともできた、今の自分だからこそ作れたアルバムだと思います。●前回のアルバムから9年の間に「人が好きになった」○自分にとってはなくてはならない場所――今回はアルバムツアーも行われる予定で、ミュージカルなどステージで歌う機会も多いと思うのですが、やはりライブで歌う時とは感覚が違いますか?舞台やミュージカルは役を表現するものですから、どうしても立っているのが自分自身ではないんですよね。だからこそ、音楽で自分の思いを表現してお客さんとつながれるライブは、自分にとってはなくてはならない場所です。――歌い方や意識も変わったりするのでしょうか?ミュージカルでは、自分の得意な歌い回しや癖を抜いていかなけれないけないので、最初は難しいと思っていましたけど、役に入ることで、自然とできてくるようにはなりました。逆にミュージカルを始めてからは、発声の仕方や声帯のコントロールも出来るようになって、自分の楽曲を歌う時に活かされることも多くなってきました。「こういう風に声を出したい」という自分の中のイメージを、技術的な面で支えられようになったことは非常に大きいです。――今回のアルバムも、制作は『1789』公演と被っているんですか?そうですね、合間でレコーディングを行っています。でも歌い続けているという意味では、そんなに大変なことではなかったです。昔はやっぱり、公演中にレコーディングなんて、考えられなかったですよ。歌い方が戻らなかったですし、バラードを歌っていた時に「ミュージカルの歌い方になってるよ」と言われて、自分では全然気づかなくて(笑)。でも、声帯のコントロールができるようになった、今のタイミングだからこそ出すことのできたアルバムだと思います。――アルバムの中では、どの曲に思い入れがありますか?全部です(笑)。強いてあげるなら、今回のリード曲になっている「HERO」、そしてタイトル曲の「Ultra Worker」は自分の素直な想いを書いていますし、思い入れがあります。「Ultra Worker」の「Ultra」には、「超越する・越えていく」と意味があるので、今ある自分を越えていくということや、自分の仕事に誇りをもって充実して働いてる人たち、目標に向かって頑張ってる人たち、というイメージを託しています。「HERO」には、誰もが自分の人生の主人公であるという意味を込めました。歌詞の中にもあるように「想い描いたヒーローじゃなくても、自分の道を歩んでいく」ということに気付けると、いいなと思います。つい人のせいにしたり、自分は悪くないと擁護してしまうことも多い時代かもしれないですけど、自分の人生は自分しか歩んでいけないということを忘れたくない、という思いを込めて書きました。――加藤さん作詞曲でいうと、「Butterfly」は夜のイメージもあるようで気になりました。まさに、夜のイメージです。この曲を選んだ当初は働く人たちの大人な恋愛を描こうと思ってたのですが、アレンジがあがってきた段階で、自分の中でガラリとイメージが変わってしまいました。職種にも色々あるので、夜の街で働く人たちにスポットを当てて描いてみようと思い、蝶というイメージになりました。――「お、色っぽい!」と思ったんですけど、夜の街で“働く”というのは、アルバム全体のテーマにもかかっているんですね。そうですね、そのテーマは一貫しています。○ステージの前にいる人はみんな味方――前回のアルバムから今回のアルバムまでの9年間で、自分の内面や生活が変わったな、と思ったところはありますか?昔は喋るのも苦手でライブでもMCが苦手でしたが、年を重ねるごとに、人がすごく好きになりました。握手会も何を喋ったらいいのか、と思ってましたけど、今は自分にとって必要な時間で、直接ファンの方の顔が見えて声を聞けることが、自分にとってどれだけ力になっているか、よくわかるんです。自分が相手から力をもらうようになったと思います。ただ、今度は自分がやっぱりもっと強く引っ張っていかなきゃとも、思うようにはなりました。共に成長していきたいと思いますが、自分がアーティストとして導いていく存在、一歩先へ行かなければいけないという意識は持つようにはなりました。――ファンの方の反応で、印象的なことはありますか?やっぱり楽しそうに笑ってくれていることが一番です。それが自分の笑顔の源だと思います。――すごく通じ合っているようで素敵ですね。もう、ライブっていつもすごく緊張するんですよ。「怖い」とか「逃げ出したい」とか思うんですが、ステージの前にいるお客さんたちはみんな味方で、笑顔で待っているから、その姿を見た瞬間に、怖いという気持ちは全部なくなっちゃうんです。不思議な感覚だなあと思います。それだけ、自分の場所が出来たということなんだと思います。●ミュージカル『テニスの王子様』への思い○後輩の道しるべになりたい――ライブには普段俳優として接している共演者の方も来られると思うんですが、どういう感想が多いんですか?「楽しかった」という感想が多いです。かっこいい、とかではなく「楽しかった」と言ってくれることがなんか……嬉しいですね。Tシャツを買って、一緒になって騒いでくれたとか、お芝居の現場だけだとなかなか見えない部分だし、わざわざ足を運んでくれて非常に嬉しいことですし、もし自分が刺激をあたえられる存在になっていたら良いなと思いました。僕も共演者の作品を見に行くことも多いので、刺激を受けています。先日はミュージカル『モーツァルト!』を観に行きまして、『1789』でも共演してた古川雄大が帝劇の主演。テニス時代(ミュージカル『テニスの王子様』)から一緒に戦ってきた仲間でもあるし、そんな彼が、『モーツァルト!』という大きな作品で主演をしていたのは、非常に感慨深いものもあったし、すごく刺激になりました。そうやって競い合える仲間が身近に沢山いるので、嬉しいですし、「負けらんないな」とも思います。――最近は、『ミュージカル「テニスの王子様」15周年記念コンサート Dream Live 2018』や、『許斐 剛✮パーフェクトLIVE~一人オールテニプリフェスタ2018~』にもゲストで出られたんですよね。ちょうど、ミュージカル『テニスの王子様』が15周年で、『テニスの王子様』自体は来年20周年。元々作品のファンなので、感慨深いですし、やっぱり「ここが自分の原点なんだ」ということをすごく感じました。音楽やりたいと言って初めて立った舞台でしたし、初めて人前で歌った作品でした。10年以上経っても、握手会に来た若い子が「『テニスの王子様』で知りました」と言ってくれて、「何歳の時だったんだ」と思うんですけど、DVDで観てくれているみたいです。こうやって受け継がれているからこそ、初代の時に戻ってくれるんだなと、すごくありがたくて。自分たちがやってきたことが礎になり、積み上げてきたのだと感じます。やっぱり僕らがそれぞれの活動をしていく中で、後輩たちが歩く道しるべになればいいなと思うんです。先輩たちに言われたことを、今度は伝えていく側にならなければならない年齢にもなってきている。一番難しい年齢でもあると思うんですが、残せるものを残していきたいです。――本当に、学校みたいですね。それだけの人数もいますしね。僕は、もともとミュージカルは少し苦手だなと思っていたんですが、『テニスの王子様』をやってから、ミュージカルをやるようになったし、音楽活動にもつながっています。本当にきっかけはどこに落ちているか分からないので、それぞれの道を見つけて欲しいと思います。■加藤和樹1984年10月7日生まれ、愛知県出身。2005年、ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。日本や韓国・台湾・中国でのCDリリースの他、自身のアルバムなどのTOURである「LIVE "GIG" TOUR」とラジオ公開放送のように投稿メールとリクエストを中心に構成されている「"KK−STATION" TOUR」や、日本武道館や日比谷野外音楽堂、アジア圏でも単独ライブを開催するなど精力的に活動。俳優としても活動しており、ドラマ『仮面ライダーカブト』『ホタルノヒカリ』『乾杯戦士アフターV』、映画『真田十勇士』などに出演するほか、アニメ『家庭教師ヒットマンREBORN』『義風堂々』、ゲーム『戦場の円舞曲』『イケメン戦国」などで声優としても活躍。近年はミュージカル『ロミオ & ジュリエット』『レディ・ベス』や『タイタニック』など大型ミュージカルにも出演。○アルバム「Ultra Worker」(7月18日発売)初回限定盤(CD+DVD) TECI-1591 ¥3,704+税通常盤(CD) TECI-1592 ¥2,778+税・CD収録曲(初回・通常 共通全10曲)1.HERO2.Ultra Worker3.knock knock knock!4.L∞P5.魂6.Calling Me7DIAMOND8.stay by your side9.Butterfly10.BLUE MONDAY・初回限定盤DVD収録内容「HERO」ミュージックビデオ+メイキング映像
2018年07月20日ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』の初日前会見が8日、東京・帝国劇場で行われ、小池徹平、加藤和樹、神田沙也加、夢咲ねね、龍真咲、凰稀かなめが登場した。同作は2012年にフランスで製作され、2016年に東宝版初演が行われヒットしたフレンチ・ロック・ミュージカル。18世紀末のフランスを舞台に、革命に身を投じる農夫・ロナンと宮廷に仕える侍女・オランプの恋愛や宮廷劇が描かれる。2年ぶりの再演に、「各々2年前にやったものよりもブラッシュアップしている」(小池)、「熱をすごく感じています」(加藤)と、期待をあおる2人。一方で小池は「2年前よりは、体の節々はちょっと痛いかな」と苦笑する。「本当にあるんです。より体のケアを意識して、終わったら冷やしたり、いろいろしないとダメ」と明かし、「肺がね、重いです」と語った。加藤も「初めてダンスナンバーを稽古であたった時に、以外と体が覚えてると思ったけど、結構翌日に来まして……」と稽古を振り返る。「2年という時間を自分の中でしっかり感じながら、徹平ちゃんも言いましたけど、体のケアを気をつけないといけないなと思います」と意気込んだ。女性陣の豪華な衣装も魅力で、夢咲は「こんなに豪華な衣装たちが並んでいるものを見るだけでもテンションが上がります」と喜ぶ。凰稀が「一番豪華なのがマリー・アントワネット。最初にゴンドラで登場する時の衣装が一番重くて、2年ぶりに来ても腰にくる」という一方で、初出演となる龍は「いつも着ておりますので、苦労点などはございません」と澄まして答え、周囲を笑わせていた。帝国劇場と同じく日比谷エリアにある日生劇場では、ウエンツ瑛士が出演するミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』が初日を迎えるが、小池は「僕らも明日初日なんで、構ってられる余裕があまりないんですけど……」と笑顔を見せる。「近いですし、(Wキャストの)和樹が頑張ってる間に観に行こうかと思っています。頑張ってほしいな」とエールを送った。また、4日に第43回菊田一夫演劇賞の受賞が発表された神田は、「本当に恐縮です。個人的に長年一つの目標としていた賞だったので、知らせを聞いた時は泣きましたし嬉しかったです」と心境を吐露。しかし「舞い上がらずに地に足をつけて、自信や誇り、みんなと調和していくパワーに変えて、『1789』に貢献していけたらと思います」と真摯に語った。公演は東京・帝国劇場にて4月9日〜5月12日。
2018年04月08日小池徹平と加藤和樹がWキャストで主演をつとめるミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』の製作発表会見が2月7日、都内ライブハウスで開催された。18世紀のパリを舞台に、フランス革命が勃発する時代を描く作品。演出はヒットメイカー小池修一郎が手がける。ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』チケット情報2012年にフランスで初演された作品で、打ち込みなども多用した現代的なロックサウンドと激しいダンス、ファッションショーのような華やかなコスチューム等で世界的な大ヒットとなったフレンチ・ロック・ミュージカル。日本では2015年に宝塚歌劇団月組が初演し、翌2016年には男女混合出演の新たな演出で帝国劇場で上演された。今回はその帝国劇場版の再演だ。会見は、劇中ナンバーの披露からスタート。マリー・アントワネット役の凰稀かなめと龍真咲が『全てを賭けて』をコケティッシュに歌い、主人公のロナンに扮する小池徹平と加藤和樹、その恋人オランプをWキャストで演じる神田沙也加と夢咲ねねがバラードナンバー『この愛の先に』をドラマチックに熱唱。さらに小池、加藤に加え実在した革命家たちを演じる三浦涼介、上原理生、渡辺大輔が人気ナンバー『自由と平等』『サ・イラ・モナムール』をエネルギッシュかつカッコ良く歌い上げた。事前応募総数4000通の中から抽選で選ばれた200名の一般オーディエンスも熱い眼差しをステージに注ぎ、手拍子で会場を盛り上げた。キャストはほぼ前回からの続投になる。小池徹平は「2年ぶりに歌いましたが、改めてパワーのある楽曲だなと感じました。とても仲の良いカンパニーなんです。仲が良いということはみんなが同じ方向を見て作品を作れるということ。この空気感をより一層深め、最高の革命を起こしたい」と意気込みを。加藤も「初演のときに凄まじいエネルギーを持ってみなで作り上げた作品です。再演ではさらにそのエネルギー量を超えていかなければいけないという覚悟が必要。さらにパワーアップした『1789』を劇場で体感していただきたい」と熱く語った。マリー・アントワネット役の龍とロベスピエール役の三浦は初参加となるが、龍は2015年の宝塚版で主人公のロナンを演じており、作品自体には縁が深い。「先ほども皆さんが歌う『自由と平等』を聴いていて(ロナンとして)ノってしまいそうになりました(笑)。でも今回はマリー・アントワネットにちゃんと集中して頑張りたい」と笑顔で話す。三浦は「子どもの頃から母に『帝国劇場に立ってほしい』とずっと言われていた」とあかし、「(初めてその舞台に立つが)しっかり立って、しっかり芝居と歌とダンスを頑張りたい」と気を引き締めていた。公演は4月9日(月)から5月12日(土)まで東京・帝国劇場にて。チケットは発売中。その後6月に大阪・新歌舞伎座、7月に福岡・博多座でも上演。
2018年02月08日女優の立石晴香が映画『40万分の1』(2018年夏公開)のヒロインを務めることが15日、わかった。副島和樹が主演を務める。同作は大卒の就職活動をテーマにしたオリジナル作。何事にも本気になれなかった大学生・中西徹(副島)は、初めて付き合った美人な彼女・真美(立石)に振られてしまったことから、業界No.1広告代理店の内定獲得を狙っていると嘘をついてしまい、「働くこと」と向き合うようになる。副島は2014年にミスター九州大学 グランプリ受賞、2015年に全国ミスターキャンパスコンテスト審査員特別賞受賞、2016年に第29回ジュノンスーパーボーイコンテスト 審査員特別賞受賞と数々の受賞を経て今回が映画初出演にして主演となる。ヒロインの立石は『動物戦隊ジュウオウジャー』でアム役を好演し、15日から放送開始されるAbemaTVオリジナルドラマ進出記念作品 『#声だけ天使』にもレギュラー出演中と、フレッシュな2人が揃った。また、"伝説のOB”として徹を指導する先輩・荻野晴彦役佐藤輝、「就活」のトレーニングで通う演劇ワークショップで徹に大きな刺激を与える元女優・大川美海役に久保陽香が出演する他、菊池修司、朝見心、鈴木祐真、津村和幸、元田牧子、米山穂香、結城貴史が脇を固める。○副島和樹主演をさせていただく徹と共に、自分とは何なのか、苦しみながら捻り出し演じました。遅足ながら自分のやりたいことを本気で考え、俳優として生きていく決意を与えてくれた作品です。小さな一歩ですが、僕一人では決して踏み出すことができなかったこの大きな一歩を、僕を育ててくれた両親や応援してくれた方々にこそ観てほしいと思います。中西徹の自信のなさや優柔不断な対応など彼のネガティブな性質を演じるときは、ありのままの副島を出せば難しくありませんでした。しかし、そんな彼も就活を通して一歩一歩成長していきます。苦難に直面しても逃げず、困った人に手を差し伸べられる男になっていきます。僕自身の演技力と人間力も彼と共にもっと成長していく必要性を感じ、頑張りました。○立石晴香コメント今回わたしは主人公 徹の元彼女 真美を演じさせてもらいました。真美は負けず嫌いで不器用なところをうまく消化できずダイレクトに表に出してしまうので、共感できる気持ちを自分の中で存分に引き上げて演じました!物語の中で徹が変化したいと思うきっかけを作る人物なので見てる人にもその出来事や様子が伝わるように、徹にもいいパスが送れるように考えて撮影に臨みました。今回は就活がテーマですが、わたし自身一般企業への就職経験もあり同じような想いをしたことがありますし、今の役者の仕事もうまくいかない事があれば努力して挑戦しての繰り返しです。落ち込む気持ちや人と比べて余裕がなくなる気持ち、きっと誰もが経験あるんじゃないかなと思います。なので就活生の方はもちろん社会人の方だったり、学生さん、いろんな方に見ていただきたいです。登場人物の誰かに共感できるほっとする作品だと思います。私も作品見るのが楽しみです。お楽しみに。
2018年01月15日加藤和樹が主演を務める『罠』が、7月13日に東京・かめあリリオホールにて開幕した。【チケット情報はこちら】本作は、フランスの劇作家ロベール・トマによるサスペンス劇。新婚3ヶ月の夫ダニエル(加藤)は行方不明になった妻エリザベートを待っていたが、戻ってきた妻(白石美帆)は全くの“別人”で――。2009年版では加藤が舞台初主演を務め、翌2010年には深作健太の舞台初演出作品として再演された本作。今回も深作が演出を手がけ、加藤は7年ぶり3度目のダニエル役挑戦となる。7年ぶりに同役を演じる心境を問われた加藤は、6人の男女による騙し合いが連続する内容に、当時を「人間不信に陥った」と振り返った。だが今回、深作と改めて作品について語ったエピソードを披露。「より深めていく部分と、新たに参加されるキャストの方々と新しいものを作るという気持ちで稽古に臨むことができました」と胸を張る。深作は見どころを聞かれ、「会話劇はキャラクターの作り込み方がカギになる」と前提した上で「今回はひとりひとりが裏の裏、表にまで何層も厚みのある人物像を作り上げました。6人が織りなすドライブ感を楽しんでください」とアピール。8年ぶりに同役に臨む白石も「深作さんが核となる部分の解釈を掘り下げてくださいました。ダニエルに対するエリザベートの愛も、五感を通じてより広がった気がします」と自信を覗かせた。ステージ上には、夫婦がバカンスで訪問している山荘が。その一室を舞台に、偽妻の登場に苛立ちを隠せないダニエルをはじめ、真実を求めるカンタン警部(筒井道隆)、エリザベートと付き添いのマクマシン神父(渡部秀)、絵描きのメルルーシュ(山口馬木也)、看護師のベルトン(初風緑)が代わる代わる登場し、緊迫感に満ちた心理戦を展開した。加藤は、圧倒的な現実に憔悴しきったダニエルを好演。次第に服装が乱れていき、シャツは胸元がはだけるほど。頭からストールをかぶり、虚ろな表情で夢遊病のように室内をさまようかと思えば、突然狂ったように叫び出すひと幕も。ダニエルを翻弄するエリザベート役の白石は、時に悠然と、時に朗らかな笑みを浮かべ、周囲に自身を“妻”と認めさせる工作を行う。一方でピストルや毒薬に向き合う、凍りついた表情にも注目だ。本作は今後、7月15日(土)・16日(日)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、8月8日(火)から15日(火)まで東京・サンシャイン劇場に巡演する。取材・文:岡山朋代
2017年07月18日加藤和樹が6月2日から10日にかけ、ツアー「Kazuki Kato Live“GIG”TOUR 2017~pop’n splash!~」を全国6か所で開催した。全席指定の“ZEPP公演”、スタンディングの“ライブハウス公演”のふたつのスタイルで構成されたこのツアーのうち、6月6日のZepp DiverCity TOKYO公演を見た。加藤和樹のチケット情報はこちら歌手としてのみならず、俳優、声優としても活躍する加藤。デビュー10周年のアニバーサリーイヤーだった2016年の充実の活動をを経て「新たな気持ち」で臨んだという今回のライブツアーだが、プロレスの入場風なバンドメンバーの登場からして、遊び心に満ちている。ライブは1stシングル「Vampire」からスタート。ノリのいいロックチューンが続き、座席アリの客席も、冒頭から総立ちだ。加藤も最初のMCから「もう楽しい! もう汗だく!」と破顔する。一方で『そばにいて』などのバラードナンバーはしっとりと、情感豊かに聴かせていく。そして事前に公言していたZEPP公演の目玉コーナーへ。「人それぞれ、僕を知ってくれたきっかけがあると思う」と、彼のキャリアを語る上で外せない、別ジャンルの音楽も披露。まずはキャラクターソング。『B-project』の「LOVE IN SECRET×SEXY NIGHT」のイントロが流れると客席からは悲鳴のような歓声が。続けて『家庭教師ヒットマンREBORN!』の「狂気の花」、さらには加藤が世に出るきっかけとなったミュージカル『テニスの王子様』の「Flaming Ice」までも飛び出し、会場のボルテージは上がっていく。7月開始のアニメ『カイトアンサ』のメインキャラクター阿園魁斗役も発表されているが、「こういう仕事からも学ぶことがたくさんある」と、今後の仕事にも意欲をみせた。続けて、こちらも近年の加藤の仕事の太い軸になりつつあるミュージカルジャンルのコーナーへ。今までライブでミュージカルナンバーを披露したことがなかったこともあり「いつもは芝居の中で歌う曲たちなので、不慣れなこともあるかと思うけれど」と律儀に断りを入れた後、『1789』の「サ・イラ・モナムール」、『フランケンシュタイン』の「君の夢の中で」を続けて披露。MCでは「どういうテンションで歌ったらいいのか…」と話していたが、それまでとは一転、作品世界にぐっと入り込む集中力で加藤和樹の俳優魂までも伝わる熱唱だった。後半は本人が作詞作曲をした新曲「I’ll be there」や、加藤やバンドメンバーが水鉄砲を打ちまくる「BEACH」、「灼熱フィンガーでFIVER」などライブの定番曲が畳み掛けるように続き、会場の熱気はさらに上昇。最後はこれまたライブの恒例、生声で「本日はありがとうございました!」と観客に直接お礼の言葉を届けて全22曲のライブは終了した。加藤はこのあと、7月13日(木)に開幕する主演舞台『罠』、10月にはミュージカル『レディ・ベス』と舞台出演が続く。歌手として、俳優として、さらなる進化を続ける加藤和樹のこれからにも注目だ。
2017年06月12日お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹が、フジテレビ系ドラマ『Chef~三ツ星の給食~』(毎週木曜22:00~22:54)の11月3日放送の第4話にゲスト出演する。このドラマは、主演の天海祐希演じる天才女性シェフ・星野光子が、三つ星レストランをクビになってしまったことから、多くの壁にぶつかりながら学校給食作りに挑む姿を描くもの。飯尾は、光子がある日、自分の店を持ちたい思いからフランス料理の屋台を出し、そこに初めてやってきたサラリーマン客を演じる。役柄は、"真夜中の酔っぱらい"で、早朝の撮影でも現場を大いに盛り上げた飯尾。現場での天海の様子を「休憩中は、気さくに話してくださいましたが、本番になると"役に急に切り替わる瞬間"を目の当たりにして、ものすごい集中力なんだなと痛感しました」と感心していた。セリフの中に、少しアドリブも入れたそうで、「僕は天海さんの存在にたっぷり甘えて、自由に演じさせていただいています」と充実の撮影だったことを話している。
2016年10月28日ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴びて以降、舞台に映像にと幅広く活躍する加藤和樹。昨年には『タイタニック』でミュージカルに初主演した彼が、ついに今春上演される『1789 -バスティーユの恋人たち-』で帝国劇場初主演を果たす。加藤に現在の心境を聞いた。チケット情報はこちら着実にミュージカル界でもキャリアを重ねている加藤だが、ミュージカルの殿堂・帝国劇場への出演2作目で主演というのは、大抜擢と言っても過言ではない。その、初・帝国劇場出演となった2014年の『レディ・ベス』の経験を彼は「稽古場では、周りと自分とのレベルの差にすごく打ちのめされました。すごい“アウェー感”だった。それを乗り越えられたのは、やっぱり同じ作品を作る仲間たちのおかげです。自分の中の扉が開けた瞬間からは、演じることがすごく楽しくなりました」と振り返る。そしてこのたびの『1789』では主演。「ついに、と言っていいのかすらまだわかりません(笑)。気負う気持ちもゼロではない。でも、ひとりじゃないので、みんなで力を合わせて、なるべく気負わずにやりたいですね。もちろん、主演という責任感はきちんと持ちたいと思っていますが」。作品は、フランス革命期の動乱のパリを、革命を起こす庶民側の視点で描いていくもの。加藤が演じる主人公・ロナンは、貴族に父親を殺されたことから革命運動に身を投じていく青年だ。もとは2012年にフランスで初演された作品で、日本では2015年4月に宝塚歌劇団が初演した。「お話を頂いて、すぐにフランス版の映像を見て、ぜひやりたいと思いました。とにかく作品が面白いし、“普通のミュージカルじゃない”って思ったんです。映画を見ている感覚で、ワクワクした。これが日本で出来たら、相当カッコいいだろうなって!」。加藤が感じた“普通のミュージカルじゃない”という側面のひとつは、音楽のインパクトの強さにもありそうだ。楽曲は、デジタルサウンドなども多用した現代的なフレンチ・ポップ。加藤は昨年11月に行われた製作発表の場で、作品きってのキラー・チューン『サ・イラ・モナムール』を披露したが、その際「音楽監督の先生から「コンサートだと思ってやって」と言われた」という。「本番では、もちろん役の心情とのバランスがあると思いますが、少なからずライブの気持ちは持ってやりたいですね。ある意味、帝国劇場をライブハウスにしたい。お客さんが思わず身体を動かしてしまうような、そんな刺激があっていい作品だと思います。帝劇の常識をぶち壊す作品になれば」と意気込みを語った。なお、ロナン役は小池徹平とのWキャスト。「ふたりの個性がぜんぜん違いますし、お互い協力して頑張ろうと話しています。ほかの革命家の皆さんもまだ20代後半、30代前半。若い力をどれだけ爆発力に変えていけるか、ですね。みんなで戦っていきたいです」。公演は4月9日(土)・10日(日)のプレビュー公演を経て、4月11日(月)から5月15日(日)まで、東京・帝国劇場にて。その後大阪公演もあり。チケットは発売中。
2016年03月02日ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴びて以降、舞台に映像にと幅広く活躍する加藤和樹。昨年には『タイタニック』でミュージカルに初主演した彼が、ついに今春上演される『1789 -バスティーユの恋人たち-』で帝国劇場初主演を果たす。加藤に現在の心境を聞いた。チケット情報はこちら着実にミュージカル界でもキャリアを重ねている加藤だが、ミュージカルの殿堂・帝国劇場への出演2作目で主演というのは、大抜擢と言っても過言ではない。その、初・帝国劇場出演となった2014年の『レディ・ベス』の経験を彼は「稽古場では、周りと自分とのレベルの差にすごく打ちのめされました。すごい“アウェー感”だった。それを乗り越えられたのは、やっぱり同じ作品を作る仲間たちのおかげです。自分の中の扉が開けた瞬間からは、演じることがすごく楽しくなりました」と振り返る。そしてこのたびの『1789』では主演。「ついに、と言っていいのかすらまだわかりません(笑)。気負う気持ちもゼロではない。でも、ひとりじゃないので、みんなで力を合わせて、なるべく気負わずにやりたいですね。もちろん、主演という責任感はきちんと持ちたいと思っていますが」。作品は、フランス革命期の動乱のパリを、革命を起こす庶民側の視点で描いていくもの。加藤が演じる主人公・ロナンは、貴族に父親を殺されたことから革命運動に身を投じていく青年だ。もとは2012年にフランスで初演された作品で、日本では2015年4月に宝塚歌劇団が初演した。「お話を頂いて、すぐにフランス版の映像を見て、ぜひやりたいと思いました。とにかく作品が面白いし、“普通のミュージカルじゃない”って思ったんです。映画を見ている感覚で、ワクワクした。これが日本で出来たら、相当カッコいいだろうなって!」。加藤が感じた“普通のミュージカルじゃない”という側面のひとつは、音楽のインパクトの強さにもありそうだ。楽曲は、デジタルサウンドなども多用した現代的なフレンチ・ポップ。加藤は昨年11月に行われた製作発表の場で、作品きってのキラー・チューン『サ・イラ・モナムール』を披露したが、その際「音楽監督の先生から「コンサートだと思ってやって」と言われた」という。「本番では、もちろん役の心情とのバランスがあると思いますが、少なからずライブの気持ちは持ってやりたいですね。ある意味、帝国劇場をライブハウスにしたい。お客さんが思わず身体を動かしてしまうような、そんな刺激があっていい作品だと思います。帝劇の常識をぶち壊す作品になれば」と意気込みを語った。なお、ロナン役は小池徹平とのWキャスト。「ふたりの個性がぜんぜん違いますし、お互い協力して頑張ろうと話しています。ほかの革命家の皆さんもまだ20代後半、30代前半。若い力をどれだけ爆発力に変えていけるか、ですね。みんなで戦っていきたいです」。公演は4月9日(土)・10日(日)のプレビュー公演を経て、4月11日(月)から5月15日(日)まで、東京・帝国劇場にて。その後大阪公演もあり。チケットは発売中。
2016年03月02日ミュージカルへの挑戦が続く加藤和樹。2013年に『ロミオ&ジュリエット』で本格ミュージカルに初挑戦した後、『レディ・ベス』『ボンベイドリームス』と大型ミュージカルへ次々と出演。そして来春上演される『タイタニック』では、オーディションを経て、ついに主役を掴んだ。『タイタニック』チケット情報はこちら“夢の豪華客船”“沈まぬ船”と讃えられながら、処女航海で海に沈んだタイタニック号の悲劇。この史実をもとにした作品としてはレオナルド・ディカプリオ主演映画が良く知られているが、このミュージカルはその映画公開に先駆け1997年にブロードウェイにて初演されたものだ。今回日本に上陸するのは、2013年にロンドンで開幕した新バージョンで、ロンドン同様、トム・サザーランドが演出を手掛ける。加藤は「映画のようにラブストーリーではなく、タイタニック号に夢と希望を乗せて乗船した人たちの、人間臭い物語です。サザーランド版は登場人物が代わる代わる出てくる。“超・群像劇”だと思いました。場面が変わっても音楽が繋がっていって、この波はいつ途切れるんだろう、と思うくらいぐいぐい物語の中に入り込んでいってしまうんです。すごく面白いと思いました。お客さんも見入ってしまうと思いますよ」と、その魅力を語る。演じるのは、設計士アンドリュース。まだ稽古が始まっていない段階ですが、と前置きした上で「彼の気持ちにはとても共感できます」と話す。「男の子なら誰でも“モノを組み立てること”が好きなんです。僕の時代はミニ四駆でした。彼はそんな子どもの心を持ったまま大人になった純真な人だと思います。それが大人になって、これだけ大きな船を作り上げ、旅に出る。とてつもなくワクワクすること。そんな中で船が氷山にぶつかるというアクシデントが起こる。自分の設計は間違えてない、この船は沈むはずはないと言っていたのを、自ら否定する。その時の彼の心情はどのくらいの苦しみなんだろうと想像します。最後までもがく姿を見てほしい」。演出家本人によるオーディションは「とにかく緊張した!」と言うものの、その場でトムから「いいね」という言葉をかけられた、と少し照れたように話してくれた加藤。主役の重責は「もちろん座長らしくしなきゃいけないこともあると思いますが、役者としては、一番下っ端のつもりで頑張ります」とあくまでも謙虚。「課題はとにかく“歌”です。綺麗に歌い上げるというよりは、お芝居の中で、魂の叫びとして歌いたい。観る方の心に届くように」。加藤が魂をこめて演じるアンドリュース、その生き様を見届けたい。公演は3月14日(土)から29日(日)まで東京・シアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットはともに1月17日(土)に一般発売開始。チケットぴあではインターネット先行抽選「プレリザーブ」を11月30日(日)11:00まで受付中。
2014年11月25日来年3月に上演されるミュージカル『タイタニック』の全キャストが発表になり、主役の設計士アンドリュース役に加藤和樹の出演が決まった。同作は、『NINE』『グランド・ホテル』『ファントム』などで知られるモーリー・イェストンの音楽・作詞によって1997年に米ブロードウェイで初演。その年のトニー賞で作品賞など5冠に輝いたヒット作だ。日本では2007年、2009年に松岡充主演で上演されたが、今回は昨年英ロンドンで好評を博したトム・サザーランドの新演出で上演する。サザーランドは東京で行われたオーディションのために来日。加藤の抜擢について「彼のカリスマ性に非常に感銘を受けました。その人間性が葛藤や苦悩など人間という存在に対しての深い洞察力を持つアンドリュースに相応しいと思います」と話している。一方、加藤は「ウエストエンドのミュージカルは心に響くものがあり、とても難しい演目だと思いますが、精一杯設計士・アンドリュースとして生きぬきたいと思います」とコメント。出演は他に、日本ミュージカル界の実力派 鈴木綜馬、藤岡正明、戸井勝海、津田英佑、栗原英雄、シルビア・グラブ、未来優希、安寿ミラ、佐山陽規、光枝明彦。さらに、ミュージカル界の次代を担う若手、古川雄大、入野自由、矢崎広、上口耕平、小野田龍之介、則松亜海、菊地美香、関谷春子らの顔ぶれが揃う。公演は2015年3月14日(土)から29日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットは2015年1月17日(土)より一般発売を予定。
2014年10月27日俳優の加藤和樹とシンガーソングライターの伊達幸志によるユニットJOKERが、10月10日(水)にシングルをリリースする事が決定した。【公演情報はこちら】JOKERは2011年にデビュー。ミュージカル「テニスの王子様」出演がきっかけで知り合ったふたりはそれぞれソロで音楽活動をしていたが、加藤の誘いがきっかけでユニットを結成。セカンドシングルとなる今作のタイトルは『Rolling Life』。小室哲哉が作詞・作曲そしてコーラスやピアノ演奏まで参加する楽曲で、何度も繰り返されるサビメロが印象的でメロディアスなロックナンバーだ。9月26日(水)には今年の5月に行われたファーストライブを収録したDVD『ALIVE I』をリリース。12月14日(金)からはライブツアー、JOKER Live “GAME” Tour 2012-2013~OVER~が仙台を皮切りに全国12都市13会場で行われる。本人たちも「ライブという緊張感ある生の現場で新たなJOKERが誕生する」と語っているだけに、気になる方は是非ご確認を。なお、チケットぴあでは9月24日(月)午前11時まで、先行抽選プレリザーブを実施中。■JOKER Live “GAME” Tour 2012-2013~OVER~12月14日(金) 仙台 darwin12月16日(日) 札幌 ペニーレーン2412月22日(土) 広島 ナミキジャンクション12月23日(日) 広島 ナミキジャンクション12月24日(月) 福岡 BEAT STATION1月5日(土) 浜松 窓枠1月6日(日) 柏 PALOOZA1月12日(土) 名古屋 ダイアモンドホール1月14日(月) 松山 サロンキティ1月19日(土) 大阪 BIGCAT1月20日(日) 金沢 AZ1月26日(土) さいたま新都心 HEAVEN’S ROCK VJ-31月27日(日) 東京 SHIBUYA-AX※チケット一般発売11月10日(土)
2012年09月17日2009年のブザンソン国際指揮者コンクール優勝以来、世界から注目を集めている指揮者・山田和樹が、日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者に就任することが決定した。任期は2012年9月から2015年8月までの3年間の予定。「日本フィルハーモニー交響楽団」のチケット情報1979年神奈川県生まれの山田和樹は、2009年に小澤征爾や佐渡裕が歴代優勝者に名を連ねる「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2010年に小澤征爾が総監督を務める音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」に初出演。現在は、NHK交響楽団の副指揮者を務めるなど、活躍の場を広げている。日本フィル正指揮者就任と同じ今年9月にはスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者にも就任、2013年12月にはウィーン・デビュー(ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団)を予定するなど、世界のオーケストラからも熱い視線を注がれる、まさに日本指揮界のホープだ。日本フィルハーモニー交響楽団とは、2010年11月の横浜定期演奏会で共演。その後、2011年4月と12月の東京定期演奏会にも客演し、オーケストラから理想的な響きを導き出すその人間性と、緻密に構築された音楽作りには、すでに楽団内から賞賛の声が上がっている。山田和樹の日本フィル・正指揮者就任披露演奏会は、2012年11月9日(金)・10日(土)にサントリーホールにて開催。チケットの一般発売は6月6日(月)より。◆日本フィルハーモニー交響楽団 山田和樹 正指揮者就任披露演奏会第645回東京定期演奏会【日時】11月9日(金) 19時開演11月10日(土) 14時開演【会場】サントリーホール指揮:山田和樹ピアノ:パスカル・ロジェ<プログラム>野平一郎:グリーティング・プレリュードガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヴァレーズ:チューニング・アップムソルグスキー(ストコフスキー編曲):組曲《展覧会の絵》
2012年01月20日昼の連続ドラマ『毒姫とわたし』にレギュラー出演、先日リリースしたベスト・アルバム『K.Kベストセラーズ』も好調な歌手加藤和樹。先日、そのアルバムのリリース・イベントで発表された次回作への展望はファンにとって衝撃的なものだった。「ユニットとして活動していきます」「そのユニット名を皆さんから募集していきます」。当初発表されたこれらの事実は、それ以外詳細情報が語られることはなく、このユニットに関してはベールに包まれた状態だった。その全貌がついに明かされ、シンガー・ソングライターの伊達幸志と新ユニット「JOKER」(ジョーカー)を結成することを発表。12月7日(水)にシングル『No.1』でデビューすることが明らかになった。加藤和樹チケット情報かつて加藤とともに舞台『テニスの王子様』で競演したことのある伊達幸志(だてこうじ)は、加藤と同じく180cmを超える長身と甘いマスクを兼ね備えたギタリスト。ふたりが並んだ姿はさながら“イケメンツインタワー”とでも称されるだろうか。ユニット名の「JOKER」は応募の中より、本人、スタッフを交え決定。そこには「混迷する日本の音楽業界に対する切り札的な存在を目指したい」という思いが込められているという。彼らの奏でるサウンドは今までの加藤和樹ワールドを踏まえつつ、よりソリッドに、アグレッシブに、それでいてPOPさを兼ね備え久しぶりに、古きよきジャパニーズ・ロックをイメージさせるような“男臭さ”を感じるものになるという。近い将来このふたりがステージ上で縦横無尽に暴れまくり、世の多くの“美女(イケジョ)”たちを虜にしていくことは間違いないだろう。彼らの次の動向に注目したい。
2011年10月11日加藤和樹、佐津川愛美らが8月7日(土)、東京・渋谷区の東郷神社で浴衣姿の女性ファン100人を招いて、同日初日を迎えた映画『神様ヘルプ!』のヒット祈願イベントを行った。約15分間の祈祷中、日本酒約0.5合をグイッと飲み干した(関係者)という加藤さんは、本殿から出てきて「お清めの酒を飲んで酔っ払い気味です」とほろ酔い気味。ズラリ並んだ浴衣女性の集団をマジマジと見つめながら、「いやー、圧巻で笑いが止まらない。僕、うなじが大好きで、うなじフェチなんです。ちょっと汗ばんでいるのがいいですねぇ。いま、みなさんがパタパタしている、その雰囲気もいいです」と浴衣女性の色気にも酔った様子で、口調もなめらか。蒸し暑い中、ハンカチなどを振って涼をとろうとする女性たちに見とれっぱなしだった。一方、神社にちなみ、ヒット以外で神頼みしたいことをキャスト陣へ司会者から質問。加藤さんは「ビールの美味しい季節ですぐ酔っ払っちゃうので、神様、お酒を強くしてください!酔い?早いですね、すぐ真っ赤、ゆでだこになります」と切実な願いを口にした。同じ質問に佐津川さんは「大人に見られるようになりたい。でも、もうすぐ(8月22日で)22になるんですけど、なりたくないような…」とフクザツな乙女心を吐露。共演の佐藤二朗は「ヨメにすぐ怒られるので、怒られないようになりたい。これは切実ですが、もう神頼みしかない」と声を荒げ、共演陣と女性ファンの笑いを誘っていた。本作は、25年前に大量殺人事件が起こった廃校をお化け屋敷にするために集まった12人の群像劇で、主演の加藤さんは、ホラープランナーと25年前の大量殺人犯の一人二役を務める。映画『神様ヘルプ!』は渋谷シネクイントにて先行公開中。2010年秋より全国にて順次公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:神様ヘルプ! 2010年8月7日より渋谷シネクイントにてレイトショー公開、 秋、全国にて順次公開© 「神様ヘルプ!」製作委員会■関連記事:加藤和樹、ゴキブリに「神様ヘルプ!」秋山莉奈と主演作合同会見出席驚愕の大どんでん返し!『神様ヘルプ!』試写会に5組10名様ご招待
2010年08月08日『神様ヘルプ!』と『ゴスロリ処刑人』という全く別の2作品の合同記者会見が7月26日(月)、都内のキリストンカフェ東京にて行われ、それぞれの主演を務める加藤和樹、秋山莉奈が出席した。実は、この2作品ともキリストンカフェ東京とのタイアップが決定しており、それをきっかけに今回のきわめて珍しい2作品合同記者会見が実現することに。教会をイメージした独特の雰囲気の店内に、加藤さんはシックな黒スーツで、秋山さんは、準備に通常の倍の時間がかかるという、劇中衣裳のレザー風の黒のゴスロリスーツに身を包んで登場し、カメラマンの激しいフラッシュを浴びた。『神様ヘルプ!』は、25年前に大量殺人事件が起きた廃校に集まった12人の運命を描いた作品で、加藤さんは殺人鬼役。見どころについて「2役・3人格を演じました。笑いながら人を殺すときの狂った表情にぜひ注目してほしいです。この作品は本物の学校で撮影したのですが、ホラーが好きなので楽しかったです」と笑顔で語った。一方、母の仇を討つためにゴスロリスーツに身を固め、復讐に全てを捧げる少女の姿を描いた『ゴスロリ処刑人』で、主演を務めた秋山さんは「血糊の量がものすごくて、内臓が飛び出したりもするんですけど、爽やかさもあるホラーです」と内容に似つかわしくない愛らしい笑顔で語った。内容・タイトルにちなんで、「神様ヘルプ!」と最近思ったことは?と質問された加藤さんが「家の扉を開けたらゴキブリがいて…どうしても苦手なものってあるんですよね」と語ると会場は笑いがわき起こった。また、処刑したいと思った出来事を聞かれた秋山さんは「処刑したいのは自分ですね。ミスしてしまうときとか、そう思います」と苦笑交じりに答えた。2人は最後に揃って、両作品ともホラーながら、一筋縄ではいかない魅力のある作品とアピールし、会見は幕を閉じた。『神様ヘルプ!』は8月7日(土)より渋谷シネクイントにてレイトショー公開、 秋、全国にて順次公開。『ゴスロリ処刑人』は9月4日(土)よりシアターN渋谷にてレイトショー公開。■関連作品:ゴスロリ処刑人 2010年9月4日よりシアターN渋谷にてレイトショー公開© 2010「ゴスロリ処刑人」製作委員会神様ヘルプ! 2010年8月7日より渋谷シネクイントにてレイトショー公開、 秋、全国にて順次公開© 「神様ヘルプ!」製作委員会■関連記事:驚愕の大どんでん返し!『神様ヘルプ!』試写会に5組10名様ご招待
2010年07月27日