●「プライム・ビデオ」がついに提供開始アマゾンジャパン24日、Amazonプライム会員向けの新サービス「プライム・ビデオ」の開始に加え、プライム・ビデオを含む、コンテンツ視聴用のストリーミング端末「Amazon Fire TV」シリーズの国内販売を発表した。「Amazon Fire TV」シリーズは本日より予約の受付を開始し、10月28日の出荷を予定する。これに合わせて都内で記者説明会を開催し、製品の概要を紹介した。○日本のプライム会員は高い成長率まず、アマゾンジャパン 代表取締役社長のジェスパー・チェン氏があいさつ。Amazon.co.jpは日本で15年間にわたり、製品とサービスを提供してきた。8年前から有料会員制度であるAmazonプライムを投入したが、ここ数年で会員数が大きく伸びているという。その理由として、お急ぎ便や日時指定便を無制限に利用できるといった「付加価値の提供」を挙げる。また、常にサービスの内容を拡充してきたとして、最近では「当日お急ぎ便」や「Amazonパントリー」「先行タイムセール」といったサービスに加え、プライム会員限定で新型Kidle Fireを割引価格で提供していることも紹介した。そして今回、プライム会員向けのサービスに「プライム・ビデオ」が新たに追加される。○プライム会員向け動画配信サービス「プライム・ビデオ」がついに開始続いてプライム・ビデオの詳細に関してAmazonビデオ国際部のTim Leslie氏が紹介した。Amazon.co.jpでは、日本で15年間にわたりコンテンツの販売を行ってきたが「ユーザーは新作映画を見たいという欲求がある」とLeslie氏は話す。従来はこうした欲求に対し、有料の動画レンタル・販売サービス「Amazonビデオ」というサービスを提供してきたが、プライム・ビデオによって日米の人気映画やTVドラマをプライムユーザーに提供する。また、プライム・ビデオの利用に当たっては、プライム会員の年会費(3,900円)以外の追加の費用は発生しないことも大きなポイントだ。Leslie氏は、目玉となるコンテンツとして、日本のAKB48のライブやしまじろう、あるいはアニメ版「シンドバッド」を紹介。これらはDVDなどのパッケージになる前にプライム・ビデオで先行配信される。このほか、テレビで放送された番組の見逃し視聴や、プライム・ビデオ独占のコンテンツ、Amazonオリジナルのドラマも配信するとしている。こうしたコンテンツは、PCはもちろん、スマートフォンやタブレット、コンソールゲーム機などで見ることができる。ストリーミングに加え、ダウンロードでの視聴も可能だ。ちなみに権利者の関係上、アメリカで視聴できても日本では視聴できないコンテンツもあるという。制限はIPアドレスでもかかるとのことで、つまり、日本のプライム会員がアメリカに旅行した際にコンテンツが視聴できないケースが発生する。ただ、この場合はストリーミングではなく、スマートフォンやタブレットにコンテンツをダウンロードして視聴すればよいとの説明があった。●Amazon Fire TVとAmazon Fire TV Stickを国内販売○ストリーミング配信をテレビで見るためのAmazon Fire TV/Amazon Fire TV Stick続いては、Amazon.com 製品管理 事業開発のPeter Larsen氏が登壇し、ストリーミング端末「Amazon Fire TV」シリーズを紹介した。Larsen氏は「ストリーミング動画を視聴するには、さまざまなデバイスがあるが、最も良いのはリビングのテレビで見ることだ」という。そしてそういった用途に最適なのが「Amazon Fire TV」だとアピールする。「Amazon Fire TV」は、HDMI端子を備えたテレビやディスプレイに接続することで、映画やテレビドラマといった動画をはじめとしたコンテンツを視聴可能なセットトップボックスで、アメリカではすでに販売中で、Amazon.comでは4.7の高い評価を得ている。これを日本市場に投入する。今回発売するのは、第2世代の「Amazon Fire TV」で、小型のボックス内に4コアCPUと専用のGPU、2GB RAMなどを搭載する。4K解像度での画面出力に対応し、4K TVでも利用できるほか、次世代映像コーデック「HEVC(High Efficiency Video Coding)」をサポートする。また、ネットワーク機能としてIEEE802.11ac対応無線LANを備える。ストリーミング動画を視聴する際に、表示されるまでのタイムラグが発生することが多いが、「Amazon Fire TV」では独自のASAP(Advanced Streeming And Prediction)機能を搭載し、ユーザーの好みに合わせて次に視聴しそうな動画をあらかじめ読み込むことで、タイムラグを軽減する。さらに、複数の端末で視聴しても最後に見た部分を覚えているウィスパーシンクにも対応している。付属品として音声検索対応のリモコンを同梱。マイクボタンを押しながら音声で動画のタイトルやジャンル、出演者などを言うことで検索が可能だ。Amazon Fire TVの価格は12,800円だが、2015年9月24日から26日までの3日間、プライム会員向けに3,000円引きの9,800円で提供するキャンペーンを行うという。また、小型なスティックタイプの端末「Amazon Fire TV Stick」も合わせて投入する。こちらはテレビやディスプレイのHDMI端子に直接差し込むタイプで、4K再生とゲームには対応しない。さらに音声検索に対応しないシンプルな「スタンダードリモコン」が付属するモデルと、音声検索対応リモコンが付属するモデルの2製品をそろえる。価格は前者が4,980円、後者は6,480円。こちらもプライム会員向けのキャンペーンを実施し、2015年9月24日から26日までの3日間は1,980円、3,480円で購入できる。発表会では特に明言していなかったものの、旅行先でもストリーミング配信を見るためのデバイスとしてとらえているようだ。
2015年09月24日Amazon.co.jpは24日、Amazonプライム会員向けの動画配信サービス「プライム・ビデオ」の提供を開始した。会員であれば、年会費(税込み3,900円)以外の追加料金なしで映像コンテンツが見放題となる。30日間の無料体験も用意されている。「プライム・ビデオ」は、Amazonのオリジナル作品を含め、テレビ朝日やTBS、テレビ東京といったテレビ局、映画制作会社が提供する何千という日米の映画、TV番組、アニメ、音楽ライブなどを視聴できる動画配信サービス。同社が販売するFireタブレット、Amazon Fire TV、Fire TV StickなどのAndroid端末や、iOS端末、PlayStation 4などに対応している。Android、iOS端末向けの専用アプリでは、コンテンツのダウンロードが可能で、インターネット環境のない場所でも視聴できる。今後は、ドラマ、アニメ、バラエティ番組などを含めた同社初の日本オリジナル作品も公開する予定だとしている。
2015年09月24日Amazon.co.jpの有料会員向け動画配信サービス「プライム・ビデオ」が、同社が展開する動画レンタル・販売サービス「Amazonビデオ」に登場した。「プライム・ビデオ」は、税込3,900円/年のAmazonプライムユーザー向けに提供される映像配信サービスで、年会費以外の追加料金は必要ない。Amazonでは、8月27日に「プライム・ビデオ」の9月下旬のローンチを案内していたが、具体的な提供開始日は不明だった。24日12時時点で正式な発表はなされていないが、今回、「Amazonビデオ」に"プライム対象"カテゴリが追加されていることが確認された。プライム対象作品は「プライム・ビデオ」として、プライム会員が追加料金なく視聴できるようになっており、「Amazonビデオ」のメニューから、「プライム対象」を検索条件として絞り込むことで、「プライム・ビデオ」のラインナップを確認できる。対応デバイスは「Amazonビデオ」に準じる。コンテンツの解像度はユーザー側の帯域幅により変化するが、HD画質の再生は視聴機材がコンテンツ保護技術HDCPに対応している必要があるとする。
2015年09月24日○Twitch実況ライブを含めたステージプログラム東京ゲームショウに初出展となるアマゾンジャパンブースでは、同社傘下のゲーム動画配信サービス「Twitch」による実況デモを皮切りに、さまざまなステージイベントを行っていた。ビジネスデイ初日の17日は、Twitchデモ実況ということでウルトラストリートファイターIVをプロゲーマーがプレイ。実況にはアール氏を起用しており、MCとのやり取りではe-sportsとその実況に関して「ゲームを競技に見立てて、その競技実況に近いイメージで行っている」と説明する。日本ではまだe-sportsの盛り上がりは少ないものの、格闘ゲームに関してはプロゲーマーが10名ぐらいいることや、アスリートのように体調管理を行ったり、一日10時間を超える練習を行い、「世間一般のゲーマー」よりも多くのことを犠牲にして戦っていると紹介した。最後にはTwitchのJon Carnage氏も登壇。Twitchに関してこれからもいろいろなものを見せたいと語っていた。このほか、ブースではAmazonで販売するアプリの購入、アプリ内課金に利用できるAmazonコインのプロモーションとして、コイントスゲームに加えて、ストアの紹介なども行っていた。○基調講演ではゲームファンを増やす重要性とそのためのTwitch活用をアピール別会場で行われた基調講演第二部(第一部はレベルファイブの日野晃博社長の講演[])では「ゲームマーケティング新時代~動画配信プラットフォーム活用の新たな可能性~」と題し、TwitchのVictor Denchartphan氏とアマゾンジャパンのJonathan Nagao氏が講演した。まず「元プロゲーマー」のVictor氏がTwitchについて解説。Twitchがほかのサービスと大きく異なるのはゲームに特化しているということ。毎月150万のユーザーがゲーム動画を配信し、全体で1億回以上再生されている。また、1人あたりの視聴時間は106分/日と長く、ユーザーは多くの時間をTwitchで費やしているという。Twitchの誕生以前は、ゲームの内容を知るのにさまざまなメディアの記事やトレーラービデオを見ていたが、現在はTwitchに置き換わっているとする。この成功をアジア地域に広げ、東京ゲームショウに参加するゲームデベロッパーと共有したいとアピールする。次にNagao氏がファンを作る効果について説明。氏は空手をやっているということだが、アメリカでは空手はマイナースポーツであり、バスケットボールのような誰もが知る存在にはなっていないという。バスケットボールは多くのファンがいるため、バスケットチームの試合を見るだけでなく、Tシャツやレプリカコスチュームのようなグッズ販売によっても大きな収益を上げている。ゲーム業界でもプロスポーツのような「ファン」を増やすべきだとNagao氏は主張する。ゲームを楽しむだけの普通のプレイヤーを、まわりにゲームを勧めたり、グッズを購入するような「ファン」に変えるにはどうすればいいのか。Nagao氏によると、「ゲームに費やす時間を増やすのが第一歩」だという。そこで毎日106分も利用されているTwitchが、FackbookのようなSNSよりも効果的だというわけだ。また、プレイヤーをファンにするためのアプローチとして、コンテンツに参加しやすくすることの重要性を説いた。例えばLoL(League of Legends)では、ゲームプレイだけでなく、ファンアートの投稿なども行われている。調査会社によるとこのような取り組みを行うことで、ゲームに費やす時間が長くなるという。別の事例として、Trivia CrackとMinecraftの取り組みも紹介された。前者はクイズをプレイヤーに作らせ、配信可能にした。デベロッパーが問題を増やすためにはコストがかかるが、ファンが作った問題ならばコストをかけずに常に新しい問題を提供できる。加えて、プレイヤーのゲームに対する親しみを増すことにも成功した。Minecraftはプログラム教育にも貢献しているという。Nagao氏のお子さんはMinecraftが行う「JAVA for Minecraft」という体験プログラムに参加。JAVAの基本を一週間学び、武器やアーマーといったアイテムや、マップの作成ができるようになり、それを仲間と共有したという。以前は単なるプレイヤーだったお子さんがプログラムキャンプに参加することで、ファンへと進化し、ゲームに対してより情熱を持つようになったという。○ゲームプレイだけでなく、開発現場のストリーミング配信も人気また、開発の様子を見せることでファンを増やす取り組みも紹介。Vlambeerというゲーム開発会社が開発現場の様子をストリーミングで配信することで、発売前のゲームなのに多くのフォロワーを生まれる。また、フォロワーがフィードバックを行うことも可能で、ファンとの交流もうながしている。別の会社では、開発現場のストリーミング配信で、そのゲームのTシャツを販売し、ゲーム公開の際にはタダでゲームがもらえるといった取り組みも行っている。ゲームの発売前からグッズによる露出が増え、ファンが増える例だという。また、Twitchにはファンの拡大に大きな影響力を持ったユーザーも多く、トップデベロッパーは彼らを活用したプロモーションを展開している。その一例としてTwitchとAmazon storeを使ってコインを30%分キックバックするというキャンペーンを紹介していた。そしてゲーム以外の収益源として「実体のあるもの(グッズ)」を挙げた。グッズをゲームの外で販売するだけでなく、ゲームの中でアイテムを売る例も紹介。そして、何百万人というユーザーにアプローチできるAmazonというプラットフォームは強力な存在だ。最後にNagao氏は、Amazonは販売だけでなく、ゲームに対する投資も行っており、PCゲーム、モバイルゲーム、コンソールと幅広く提供できる環境を整えているので、われわれをより活用してほしいと結んだ。
2015年09月19日米YouTubeと日本のニコニコ動画、そのどちらも知らないネットユーザーはいないだろう。運営母体の米Googleと日本のドワンゴは、その動画プラットフォームを、現状維持に甘んずることなく、さらに進化させようとしている。そのキーワードは"東京ゲームショウ"だ。○ゲーム実況の明るい未来Googleは今年6月に「YouTube Gaming」の提供を発表、8月には米国と英国でサービスを正式にスタートさせた。この動きには前哨戦がある。2014年8月にAmazonが発表したゲーム動画配信サービスの「Twitch」の買収だが、Googleも興味を持っていたとされている。つまり、買収レースに敗れてしまったがゆえの、独自サービスロンチというわけだ。そのYouTube Gamingが、非英語圏では初めて、日本での展開が決まった(Twitchも日本展開を発表)。9月19日・20日に千葉・幕張で行われる東京ゲームショウに合わせて発表されたが、YouTube ゲームコンテンツ グローバル代表のライアン・ワイアット氏は「日本でいかにゲームが愛されているのか、よく理解している」と、日本を3カ国目として選んだ理由を語る。「日本のYouTubeの人気チャンネル登録者数(個人)のトップ10のうち、6名がゲームに関連する動画を上げている。ヒカキンやマックスむらいなどはメジャーなクリエイターとのコラボレーションも行うなど、影響力も大きい」(ワイアット氏)同社がYouTube Gamingで目指すのは、「ゲームのためのプラットフォーム化」だ。もちろん、これまでのYouTubeでもゲームに関する動画を上げることはできたが、タイトルごとに検索する必要があり、情報の一覧性に難があった。YouTube Gamingでは、コンソールゲームからモバイルゲームまで、約2万5000タイトルの個別ページがアルゴリズムによって自動生成される。パブリッシャーとタイトル別でYouTube側が許諾を受けているタイトルのため、ユーザーが安心してゲーム動画を見ることができるし、配信することもできる、というメリットがあるわけだ。YouTubeはニコニコ動画の「ニコ生」に比べ、動画コンテンツの傾向がアーカイブ寄りであることが多かったが、Gamingは生でゲームを配信するプラットフォームであるため、より競合性が増す。「ゲーム業界は、ジャンルやプラットフォームなど、細分化が進んでいる。YouTubeならではのワンストップ・ショッピングなどを提供することで、他の動画配信サービスとは差別化していきたい」(ワイアット氏)マネタイズについても、ノーマルのYouTubeと変わらないものの、今後は噂に上がっているサブスクライブモデルやファンファンディングなど、ユーザー自体が"YouTuber"として独り立ちできるような支援を図っていくという。「YouTube Gamingは、ミッションとして、より幅広い人たちにキャスト(配信)、シェア(共有)できるようにする。ゲーミングコミュニティは日本だけでなく、世界に広がっていく。日本のゲーム会社が世界へ飛び出すお手伝いもしているが、YouTuberについても支援できると思う。次のYouTuberになるための情熱、そしてYouTubeというグローバルプラットフォームの力で、次のPewDiePieが日本で生まれる可能性があると思う」(ワイアット氏)なお、今回の発表に合わせ、YouTubeアプリに画面の動画キャプチャ機能を組み込むことも明らかにした。提供時期は近い将来と明言は避けたが、インカメラで自撮り動画をしつつ、スマートフォンの操作画面をYouTubeに生配信できるようになるため、ゲームに限らず、さまざまな応用が効きそうだ。また、すでに発表済みではあるが、ソニーのPlayStation 4でも次期アップデートでYouTube配信に対応する。同じく東京ゲームショウで日本展開を発表したTwitchとYouTube Gaming、これにニコニコ動画を加えた3社の動きによって、日本のゲーム市場がさらに活性化することだろう。○ニコニコ動画はVRも最後に挙げたニコニコ動画(ドワンゴ)だが、こちらは別のアプローチを東京ゲームショウで明らかにした。それが「niconicoVR」だ。VRはバーチャルリアリティのことで、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)で視野を覆い、三次元の没入感のある映像体験ができる。niconicoVRはサムスン製の「Gear VR」向けに作られたアプリ。Gear VRは、一般的な専用のヘッドマウント・ディスプレイとは異なり、映像表示部分にスマートフォン(Galaxy S6/S6 Edge)を使用している。スマートフォンがアプリ再生や映像表示を担うため、ほかのHMDに比べてやや価格は抑えられている。ドワンゴ プラットフォーム事業本部 マルチデバイス企画開発部 先端演出技術開発セクションでセクションマネージャを務める岩城 進之介氏らが開発したniconicoVRだが、「Gear VR」だからこその機能も用意した。それが「手元カメラ機能」だ。「そもそもGear VRを選んだ理由が、派手なデモンストレーションをやる目的ではなく、日常で使える実用的なアプリを作りたいという思いからでした。ゲームショウで言えば、演出が派手なゲームなどがあると思いますが、動画アプリとはまた話が違う。動画アプリでVRに向いたもの、そしてVRコンテンツでHMDを使う時に必要な物を考えた時、『何があれば嬉しいかな』と思った時に『手元カメラ』が頭に浮かんだのです」(岩城氏)そもそも岩城氏は大のVR好きで、Oculus Riftの第一弾のプロトタイプ「DK1」にキックスターターで出資、最初の出荷でデバイスをゲットしている人物だ。「会社で、みんなで『すげぇ』『面白い』と言いながら楽しんでました(笑)」と話す岩城氏は、VRのHMDの草分け的存在を当初から体験しているからこそ、「ユーザーがVRに触れて、楽しめるものを作りたい」という点を突き詰めたいとniconicoVRの開発に取り組んだという。筆者もゲームショウの会場でniconicoVRを体験したが、ジャンルごとにトップ100のタイトルが周囲360度に並べられ、中央のポインタを見たい動画に合わせて再生する。ドワンゴはNTTと協力し「リアルタイム全天球映像配信システム」、つまり360度動画の配信システム制作も行っているが、東京ゲームショウのブースではこの動画も体感できる。パノラマ画像や仮想空間で360度の映像を体験した経験はあるが、リアル環境で撮影された映像を360度で再生してみると、仮想空間などとはまた違った感覚を得られる。ぜひ、会場でniconicoVRを体験してほしい。niconicoVRを体験できるGear VRはOculusブースに展示されており、Oculus Rift(2016年Q1発売予定)も同じ場所で体感できる。ソニー・コンピュータエンタテインメントもPlayStationブースで、2016年発売予定のPlayStation VRを展示するなど、にわかに活気づく「VR」の世界。コンテンツ拡充が、その普及のキーワードになるだろうが、岩城氏が「360度コンテンツを作って、それが簡単に見られるプラットフォームが存在することが重要。普通のニコニコ動画も見やすくしつつ、360度コンテンツも用意した」とniconicoVRアプリが専用コンテンツだけではないアプリに仕立て上げたと語るように、下位互換のようなイメージで、開発者、コンテンツ利用者が手に触れやすいような仕組み作りが大切となるだろう。
2015年09月18日モイは16日、同社が運営するライブ配信サービス「ツイキャス(TwitCasting)」の累計配信回数が2億回を突破したと発表した。ツイキャスは2010年2月にサービスを開始。約4年半後となる2014年9月に1億回を達成し、今回、1億回突破から約1年後となる2015年9月12日に2億回を突破した。配信回数が急増した要因として、2015年4月にユーザー数が1,000万人を超え、配信・視聴アプリをユニバーサルデザインにリニューアルしたことや、画面の回転に合わせ視聴インタフェースが見やすく回転する「まわし撮り」機能の追加などが紹介されている。ツイキャスでは、あわせて、2015年10月をめどにゲーム実況ジャンルの機能強化を行なうと告知。ゲーム専用のチャンネルも新たに設置する。ゲーム配信用の外部ツールと連携し、ツイキャスにアクセスせずとも配信や通知が可能となる予定で、配信者・視聴者ともに利用しやすい機能を目指す。ゲーム実況配信の強化は、ユーザーからも要望が多かったという。ゲーム実況は、上位配信者の同時閲覧数が平均1,000人を超えるなど、ツイキャス内でも注目のジャンルとなっており、同社は今後ゲーム実況ジャンルの強化・拡大を見込んでいる。
2015年09月16日ゲオホールディングスは15日、月額590円(税別)で、映画などの配信コンテンツが見放題になる定額制動画配信サービス「ゲオチャンネル」を発表した。サービス開始は2016年2月を予定。「ゲオチャンネル」は、エイベックス・デジタルとの提携により実現したもの。手軽にVODサービスを利用できる状況で、本当に必要なサービスや利便性、新しい映像環境の価値を考えた結果、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスの提供に至ったとする。サービス開始時は、映画やドラマ、アニメ、音楽などの配信コンテンツが月額590円(税別)で見放題になるベーシックプランを提供する。配信コンテンツは、映画、海外ドラマ、キッズ向け、アニメ、ミュージックビデオ、ライブ映像、成人向けなど13ジャンル、8万タイトル以上。画質はSDとHDで、視聴デバイスはテレビ、スマートフォン、タブレット、PCなど。1アカウントにつき最大5台までのデバイスを登録できる。エイベックスが所有する独自のレコメンドシステムを活用し、これまで実店舗を利用したユーザー一人ひとりの10年分のレンタル視聴履歴と、「ゲオチャンネル」を使って視聴した作品の視聴履歴を連携させ、よりユーザーに最適化したパーソナルレコメンデーションを実装する。今後、趣味の専門チャンネルを充実させるほか、実店舗の旧作タイトルを月20本までレンタル可能な月額590円のオプションプランや、宅配レンタルで旧作タイトルを月に8枚レンタルできる月額590円のオプションプランも用意(税別、いずれも「ゲオチャンネル」月額料に加算)。これらを合わせて「ハイブリッドVOD」と銘打って展開していく。
2015年09月16日チカクは9月14日、同社初めてのサービスとして「まごチャンネル」を発表した。同サービスは、スマートフォンに苦手意識があるシニア世代向けの簡単な動画・写真共有サービス。専用アプリで撮影した写真や動画をその場で遠隔のテレビに配信し、テレビに孫専用のチャンネルが加わったような体験を提供する。PCの操作が苦手で、スマートフォンも持たない(使いこなせない)祖父母世代に、子ども夫婦や孫の毎日の生活をストレスなく共有することを目指して、同サービスは開発されたという。動画や写真の受信は、通信回線を搭載したセットトップボックス(以下、まごチャン受信ボックス)を通じて行い、操作は普段使っているテレビリモコンをそのまま使用する。新しい動画や写真がテレビ側に届くと、「まごチャン受信ボックス」の窓に明かりが優しく点灯する。一方、「まごチャンネル」を見始めると、それを知らせる通知がリアルタイムでスマートフォンに届く。そのため、配信した写真や動画を楽しんでもらえていることが実感できるうえ、元気で暮らしていることを知る手立てにもなる。同日より、サイバーエージェント・クラウドファンディングのプラットフォーム「Makuake」で先行受付を開始し、まごチャンネルを受信するための端末の来春からの出荷とサービス開始を目指す。当初は「Makuake」を通じて申し込みを受け付け、需要予測やサービスへのニーズの実証を行いながら、並行してまごチャン受信ボックスの量産化を進め、量産化の準備が整い次第、一般販売を開始する。一般販売予定価格は、初期費用(まごチャン受信ボックス)が1万9800円 、月額使用料が980円。
2015年09月14日Jストリームは9月10日、オンラインセミナーなどの動画ライブ配信サービスにおいて、視聴者の反応をリアルタイムに確認できる「Goodボタン機能」をオプションとして提供開始した。同機能は、ライブ視聴者が興味・関心を持ったシーンでPCやスマートフォンに表示されている「Goodボタン」を押すことにより、どのシーンに視聴者の興味・関心が集中したのかなどの反応をリアルタイムに可視化できるというもの。これによりライブ主催者は、コンテンツの時間軸に沿って視聴者の興味・関心・理解などを確認できるほか、管理コンソールで取得したログデータなどを活用し、動画再生回数や完視聴率等とは違う視点で動画の評価・分析を行い、コンテンツの改善に役立てることができる。一方、ライブ視聴者は、他の視聴者の反応をリアルタイムで確認できるため、一体感を高めつつコンテンツを閲覧することが可能だ。同社は今後、ライブ配信だけではなく、オンデマンド配信にも同機能の搭載を予定しており、開発を進めていく。
2015年09月11日Web動画制作を行うモバーシャルと、スマートフォンアプリとWebサービスを展開するlivepass、Web特化型動画マーケティングを支援するMOVAAAの3社は9月9日、パーソナライズド動画制作サービスの提供を開始した。パーソナライズド動画とは、個人属性や購買履歴などの情報を元に個別に生成された動画を指し、本来の画一的な動画と比較すると、最後まで再生される割合(完視聴率)が高い特徴があるという。3社によるとこれまで、企業が既存の顧客情報を活用し、一人ひとりに合う動画配信を検討していたものの、個人ごとに最適化した動画を制作するノウハウがなく、実現には至らないことが多かった。こうした現状を踏まえ、3社は、今回のパーソナライズド動画制作サービスの提供を開始するに至った。同サービスでは、パーソナライズド動画を用いたキャンペーンの企画立案から、企画に適した動画制作・編集、その後の配信システムの整備や中間・最終報告レポートまでをワンストップで実施する。
2015年09月11日博報堂アイ・スタジオは9月8日、ネット動画マーケティングソリューション「再生商店」と、livepassが提供するパーソナライズド動画制作サービス「livepass Catch」が連携し、動画を活用して顧客一人ひとりのコンバージョンを最大化する「One to One 動画マーケティングソリューション」として新たにサービスの提供を開始した。同サービスは、顧客一人ひとりに最適化されたネット動画を配信することで、コンバージョンの最大化を目指すもの。ネット動画とCRMデータなどのパーソナルデータを組み合わせることで、個人のステータスにあった動画を生成する。また、マルチプラットフォームへの対応も可能なOne to One 動画マーケティングソリューションとして、戦略立案・KPI設計からコンテンツの企画制作、効果測定、改善提案までをワンストップで提供する。活用例としては、航空会社が飛行機のフライト予約状況を知らせる音声付き動画を予約者一人ひとりに配信し、ビジネスクラスへのアップグレードや提携クレジットカードの利用を勧めるなどが考えられるという。
2015年09月09日現在配信中のニコニコ動画の第1話再生数が170万を突破するなど世界規模で話題を呼び、来年2016年には地上波での放送も決定している『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』だが、そのニコニコ動画での合計再生数が1,000万視聴を突破した。そこで、1,000万再生という記録的数字達成を記念し、2015年9月19日(土)~9月23日(水)までのシルバーウィーク期間中、ニコニコ動画にて第1話~第23話までの配信済み話数全話を特別無料配信することが決定した。■ニコニコ動画合計再生数・累計1,000万視聴突破現在配信中のニコニコ動画にて、合計再生数(本編配信後の後番組・PV・限定配信済み英語字幕版など本作関連動画再生数含む)が驚異の1,000万再生を突破。■ニコニコ動画にてシルバーウィーク限定特別無料配信決定2015年9月19日(土)0時~9月23日(水)23時59分の期間、『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』の第1話~第23話を特別無料配信。(C)Ninj@ Entertainment/Ninj@ Conspiracy
2015年09月07日京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は9月7日、広告配信サービス「KANADE DSP」が、サイバー・コミュニケーションズ(CCI)が提供するデータセリングネットワーク「PrediX」との連携を開始することを発表した。PrediXは、大手ポータル・ニュース・専門・比較サイトなど、CCIが厳選した専門メディアが参画しているデータエクスチェンジサービスで、月間1億ユニークブラウザのオーディエンスデータを保有し、デバイス・企業属性・興味関心・ライフステージなど約500種類にわたる属性情報を持つオーディエンスセグメントを提供している。今回の連携により、KANADE DSPの配信メニュー「プロファイルターゲティング」で利用できるオーディエンスセグメントは、5,500種類を超える。広告主のブランド、取り扱い商材と関連性の高いオーディエンスセグメントへピンポイントにリーチすることで、効果的なブランド認知、サイト集客を支援していく考えだ。
2015年09月07日メタップスは9月3日、スマートフォン向け動画広告とテレビCMの効果を統合的に分析できる「Metaps VideoAnalytics」の提供を開始した。Metaps Video Analyticsの主な機能は4点。1点目は「動画広告の効果分析」機能で、これによって主要な動画メディアへの配信データをひとつの管理画面で統合的に管理し、日々の視聴データを分析する。2点目は「TVCMとの統合分析」機能で、動画広告とテレビCMの効果をひとつの管理画面で統合的に分析し、ネットとテレビの比較や、相乗効果などさまざまな指標から広告の効果の分析を可能とする。3点目は「人気動画の統計情報」機能。これは主要な動画メディアにおける、日々の人気動画の統計情報を可視化して提供するものとなる。人気動画のトレンドや統計を動画の企画や配信などに役立てることが可能だという。4点目は「ネット上の口コミ分析」機能で、これによって、動画広告の配信後のソーシャルメディア上でのクチコミデータを可視化し、視聴者の反応や感想を分析することができる。
2015年09月04日Amazon.co.jpがAmazonプライム会員向けに提供する動画サービス「プライム・ビデオ」が9月下旬からスタートする。当初はサービス開始時期が9月であることだけが発表されたが、その時期がわずかながらも明らかになった。「プライム・ビデオ」は、日本や米国の映画、テレビ番組、人気アニメ、ミュージック、ライブ、バラエティ番組、アワードを受賞したAmazonオリジナル作品などの映像作品を鑑賞できるサービス。対応機器は、Android、iOSデバイス、Fireタブレット、ゲーム機、smartTVなど。Aamzonプライム会員であれば、追加料金を払う必要なく、利用することができる。同サービスの開始時期は当初、9月中のスタートとのみ公表されたが、このほどAmazon.co.jpサイト上に9月下旬の開始であることが明記された。
2015年09月03日PayPalは9月2日、9月1日より日本国内にて提供開始となった定額制動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」において、ペイパルを決済手段として導入したことを発表した。ペイパルは、デジタルウォレットと呼ばれるネット決済・モバイル決済に最適な支払い方法として、IDとパスワードを入力するだけでカード番号を都度入力することなく購入ができるほか、場合によっては名前や住所なども再入力が不要となる。このたび導入したNetflixにおいても、カードをお財布から抜き出して入力せずとも決済を完了することができる。また、カード情報などをショップやサービス側に提供することなくカード決済を実現。不正検知システムが全取引を24時間365日監視することで不正取引を未然に防ぎ、不正取引の被害額をペイパルが保護する「買い手保護制度」などを設けることから、安心安全に利用することが可能だ。
2015年09月03日ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は9月2日、映像配信サービス「Netflix」を視聴できる「PlayStation 3」(PS3)および「PlayStation 4」(PS4)向けアプリケーションの配信を開始した。「PlayStation Store」にて無料でダウンロードできる。Netflixとは、世界50カ国以上で6,500万人を超える会員を抱える映像配信サービス。映画やTVドラマ、子供向け番組、独自製作のオリジナルシリーズなどを月額定額制でストリーミング配信する。視聴プランは650円(税別)から。加入後1カ月間は無料でサービスを体験できる。「PlayStation Store」にて専用アプリケーション「Netflix」をダウンロードすることで、Netflixが配信する映像をPS3やPS4から視聴できるようになる。
2015年09月02日アップシーエムは9月1日、スマートフォン向け(以下、スマホ向け)動画広告を視聴したユーザーの好感度や認知度、購買意欲等をテレビCMと比較・分析してレポートするクロスメディア・ブランドリフト測定サービスを含む動画広告パッケージの提供を開始した。テレビCMとスマホ向け動画広告を掛け合わせたブランドリフト計測サービスの展開は、国内初の試みとなる。同サービスは、複数のメディアを組み合わせて広告展開を行った場合の広告効果をデータとして広告主にフィードバックし、より効果的な広告出稿を支援するもの。マクロミルの分析サービス「AccessMill (アクセスミル)」を活用することで、例えば、スマホ向け動画広告やテレビCMのみを視聴した消費者と、テレビCMに加えスマホ向け動画広告も視聴した消費者を比較し、商品に対する認知度や好感度、購買意欲等がどれだけ異なるかなどを広告主にフィードバックする。
2015年09月02日9月2日に提供開始を予定していた定額制動画配信サービス「Netflix」が1日夜、ひと足早くサービスを開始した。トップページに設けられた「1カ月無料体験を始めよう」というボタンからユーザー登録可能。事前登録者にはサービス開始を告知するメールも届けられている。同サービスに登録する場合、自動的に1カ月の無料体験が適用される。登録には、クレジットカードもしくはPayPalの登録が必要。無料体験が終了する3日前に、確認のメールが送付される。引き続き利用したい場合は、登録した支払い方法で月額料金が支払われる仕組みだ。登録を進めると、映画やドラマ、アニメなどの中から3作品を選択するページが現れ、ユーザーの好みに応じた作品をレコメンドするパーソナライズが行われる。ここで選んだ作品および、その関連作品が、実際に登録した後トップページに表示される「イチオシ」作品や、ソート項目の「あなたにオススメ」を選択した場合に表示される作品となる様子だ。作品カテゴリは、「国内映画」「海外映画」「国内TV番組・ドラマ」「海外TV番組・ドラマ」「キッズ・ファミリー」「アニメ」「受賞歴のある映画」「ドキュメンタリー」「ヒューマンドラマ」「コメディ」「ロマンス」「アクション」「SF」「サスペンス」「ホラー」「インディーズ映画」の16カテゴリとなっている。また、アニメを中心とした作品が表示される、12歳以下の子供を対象とした「キッズ」モードも用意されている。
2015年09月01日世界最大のインターネット映像配信サービス「Netflix」が9月1日(火)、都内で会見を実施。翌9月2日(水)の国内サービス開始を前に、リード・ヘイスティングスCEO は「日本の皆さんにも受け入れてもらえるはず」と自信を示した。Netflixは50か国以上で6,500万人を超える会員を抱える、世界最大級のオンラインストリーミング。テレビ、パソコン、スマートフォン、タブレット端末、 ゲーム機、セットトップボックスなど、インターネットに接続したあらゆるデバイスに対応したオンライン視聴が可能になっている。コマーシャルや契約期間の拘束がなく、思いのままに再生、一時停止、再開することができるほか、HDや4K:フルHDなどハイクオリティな映像を提供する。ヘイスティングス氏は「わが社にとって、とても大きなマーケット」と日本の重要性を強調し、「比較的安い価格設定ですし、とにかくコンテンツのクオリティには自信があります。特にドラマは質の高さはもちろん、全エピソードを一気配信するので、『すぐに次が見たい』という声にも応えられる。まずは視聴してもらい、利便性も含めて体験してもらえれば」とNetflixの特長をアピールした。すでに「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」「アンダーウェア」、さらに第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の「火花」初映像化など、日本独自のオリジナルコンテンツの製作にも意欲的で、「テラスハウスに関しては、日本での配信後、全世界でも配信を行います」と話していた。会見にはリード・ヘイスティングス氏(ファウンダーおよびCEO最高経営責任者)をはじめ、グレッグ・ピーターズ氏(Netflix.K.K. 代表取締役社長)、大崎貴之氏(同副社長)Netflix製作のオリジナルドラマに出演するペ・ドゥナ (「センス8」)、ラヴァーン・コックス (「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、ウゾ・アドゥバ (「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)が出席した。「センス8」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」9月2日(水)よりNetflixにて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2015年09月01日T-MEDIA ホールディングスは8月31日、同社の提供する映像配信サービス「TSUTAYA TV」の新プランとして、新作毎月2本を含む月額定額の配信見放題プラン(933円 / 税別)と、ネット宅配レンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」をセットにした配信見放題 + DVD・BD・CD借り放題プラン(2,417円 / 税別)の提供を開始した。これにより、月20作品までとされていた閲覧制限が撤廃されたほか、スマートフォン向けの視聴機能として、ユーザーが高画質(HD)から標準画質(SD)まで選択できる機能や、通信状況の悪い外出先でも、通信費を気にせず快適に視聴できるダウンロード視聴機能、ユーザーの好みに合わせ0.5倍速~2倍速まで視聴スピードを設定できる視聴機能を搭載した。
2015年09月01日T-MEDIA ホールディングスは8月31日、映像配信サービス「TSUTAYA TV」をリニューアルし、新作も毎月2本まで視聴できる動画見放題プランを開始した。料金は月額933円(税別)。また、宅配レンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」をセットにしたプランも、月額2,417円(税別)で提供する。TSUTAYA TVは、約5万本の動画配信タイトルが見放題になる定額制サービス。同社は毎月20作品まで視聴できる動画配信プランを提供していたが、今回のリニューアルで視聴本数の上限を撤廃した。新プランの追加に合わせて、スマートフォンからの視聴機能を強化。動画視聴時の解像度をHDからSDまで選択できるほか、通信環境の良くない場所でも動画を再生できるダウンロード視聴に対応する。視聴スピードは、0.5倍速から2倍速の間で設定可能。PC版では、新たにブラウザ視聴に対応している。PCの対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS。スマートフォンの対応OSはiOS 7.0以降、Android 2.3以降。PCでの対応ブラウザはInternet Explorer 9.0以降、Microsot Edge、Firefox最新版、Google Chrome最新版。MacではSafari、Firefox、Google Chromeに対応する。ただし、Google ChromeおよびMicrosoft Edgeはページの閲覧、購入のみ可能で、リリース時点では動画再生には対応しない。
2015年08月31日T-MEDIA ホールディングスは31日、映像配信サービス「TSUTAYA TV」において、動画の見放題プランを開始した。利用料金は月額933円(税別)。また、宅配レンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」をセットにしたプランも、月額2,417円(税別)で提供する。TSUTAYA TVは全動画配信タイトル(約5万本)のうち、毎月20作品を視聴できる定額配信プランを提供していたが、今回本数の上限を撤廃。全タイトルを見放題とした。新プランでは、新作を毎月2本まで視聴できる。PCではブラウザ視聴に対応したほか、スマートフォンでの視聴機能を拡充。動画視聴時の解像度をHDからSDまで選択できる機能、視聴スピードを0.5倍速から2倍速まで設定できる機能、通信環境の良くない場所でも動画を再生できるダウンロード視聴機能を追加している。PCの対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS。スマートフォンの対応OSはiOS 7.0以降、Android 2.3以降。PCでの対応ブラウザはInternet Explorer 9.0以降、Microsot Edge、Firefox最新版、Google Chrome最新版。MacではSafari、Firefox、Google Chromeに対応する。ただし、Google ChromeおよびMicrosoft Edgeはページの閲覧、購入のみ可能で、リリース時点では動画再生には対応しない。
2015年08月31日ソフトバンクとベネッセホールディングスの合弁会社であるClassi(クラッシー)は8月27日、同社が提供する学習支援クラウドサービスに1万本以上の動画コンテンツを提供すると発表した。この新しい「教材動画」コンテンツは9月上旬より提供を開始する。授業の冒頭に動画を使用することで、生徒の興味を引き出したり、内容の理解を深めたりすることができる。コンテンツは5分前後の動画を中心に構成されており、生徒にとって見やすい長さで、授業の中でも自宅学習でも、さまざまな場面で活用できる内容となっている。Classiは、今夏よりすでに教育系大手出版社とのパートナーシップにより多数の優良な問題集の配信を開始。今回も、優良な教育用動画を持つパートナーとの協業により、中学・高校向けに幅広い単元と難易度をカバーすると同時に、生徒の興味を引けるような多様な動画コンテンツを用意している。「教材動画」のコンテンツは、ベネッセコーポレーションとeboard、科学技術振興機構、学びエイドなどから提供を受ける。
2015年08月28日Netflixは28日、第153回芥川賞受賞作「火花」を映像化し、映像配信サービス「Netflix」で独占配信すると発表した。配信時期は2016年。国内外へ向け配信される。「火花」は、吉本興業所属のお笑いタレント、又吉直樹氏が執筆した青春小説。売れない芸人を主人公に、笑いを通じて人間の根本を描いた中編小説となる。Netflixは、独自に制作したオリジナルドラマシリーズやドキュメンタリー、長編映画などを視聴できる、米最大手の定額制映像配信サービス。9月2日に日本でもサービスを開始する。Netflix日本法人 代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏は、以前から「火花」の映像化を希望していたとし、「日本と世界で配信できることになったのを心より嬉しく思っています」とコメント。また、作者の又吉直樹は、「どうなるのか僕も楽しみです。早く見てみたいです!」とコメントを寄せている。
2015年08月28日9月2日(水)より日本でのサービスが開始される、世界最大のインターネット映像配信ネットワーク「Netflix」。このほど、本サービスとダンスユニット「エグスプロージョン」のコラボ動画が公開となった。50か国以上で6,500万人の会員を抱える「Netflix」は、1日1億時間を超えるTVドラマや映画を低料金の月額定額制で配信。独自製作のオリジナルシリーズや、ドキュメンタリー、長編映画なども多くラインナップされ、9月2日(水)の日本でのサービス開始からは、マーベルの本格アクション「デアデビル」、ラナ&アンデイ・ウォシャウスキー姉弟監督によるSFサスペンス「センス8」、本年度エミー賞作品賞ノミネートの「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」などのオリジナルドラマに加え、「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」「アンダーウェア」など、日本独自のNetflixオリジナルのコンテンツも配信。今後も、邦画や日本のテレビドラマの製作が予定されている。今回「Netflix」とのコラボ動画が公開された「エグスプロージョン」は、軽快なリズムとキレッキレのダンスで、歴史について解説するYouTube動画“踊る授業シリーズ”で大ブレイク中のダンスユニット。彼らの公開した動画「本能寺の変」は、YouTube再生回数2,400万回を超え、続く「ペリー来航」は、再生回数1,100万回を突破。中高生を中心に、圧倒的な人気を誇っている。そんな彼らは、実は結成13年目でのベテランであり、ストリートダンサーとして異色の存在でありながら、森山直太朗などのアーティストや芸人たちへの振り付け・ダンス講師をはじめ、役者としての芝居出演、イベントMC、小中学校でのダンス講師もこなす実力派でもある。そしてこのほど、Youtube「エグスプロージョン チャンネル」で公開されたコラボ映像は、大ヒット動画「ペリー来航」になぞらえ、「Netflix」を“テレビ業界の黒船”として解説するもの。同じみの軽快なダンスも披露し、絶妙なテンポ感で笑わせてくれる動画に仕上がっている。「Netflix」は、9月2日(水)よりサービス開始。(text:cinemacafe.net)
2015年08月27日『シドニアの騎士』×Netflixのスペシャル動画第3弾「補助脳アクセス編」が、2015年8月27日より、Netflix公式Youtubeチャンネルほかにて配信開始となる。第1弾配信時には3日間で約30,000再生数を記録。第2弾の配信でも大きな反響を呼んだ、ポリゴン・ピクチュアズとNetflixによるコラボレーションの集大成となる。『シドニアの騎士』ファンには印象深い落合の"あのシーン"にNetflixオリジナルコンテンツ日本上陸の衝撃が濃縮されている。最後に落合がつぶやいた言葉とは……? 思わず最後まで見てしまうような映像をぜひチェックしてみよう。○『シドニアの騎士』×Netflix スペシャル動画 第3弾「補助脳アクセス編」Netflixは、2015年9月2日(火)より配信スタート。『シドニアの騎士 第九惑星戦役』Blu-ray&DVD第一巻~第四巻、発売中(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局(C)Netflix. All Rights Reserved.
2015年08月27日Amazonは9月から、プライム会員向けの映像配信サービス「プライム・ビデオ」を提供開始する。Amazonプライムの年会費(税込3,900円)で利用でき、プライム・ビデオのために追加料金は必要ない。プライム・ビデオは、日本やアメリカの映画、テレビ番組、アニメ、音楽ライブ映像、Amazonオリジナルの映像作品などが見放題となるサービス。対応するデバイスはスマートフォン、タブレット、スマートテレビ、PCなどで、4K Ultra HD(3840×2160ドット)のコンテンツも視聴できる。
2015年08月27日8月22日~23日に千葉県・幕張メッセで開催された「C3×HOBBY キャラホビ2015」で、バンプレストのスマートフォン用新サービス「とるキャラマイド」の期間・場所限定絵柄の「とるキャラマイド とるシカ キャラホビ2015に来ました。」と「とるキャラマイド アイドリッシュセブン~DEBUT!~」が配信され、同ブースではマスコットの「とるシカ」がサービスを紹介するパネル展示が行われた。現在バンプレストは、全国のセブン‐イレブン店頭のマルチコピー機でキャラクターブロマイドが購入できる「一番くじシリーズ プリントキャラマイド」を展開中。プリントキャラマイド特設サイトで選んだキャラクターブロマイドの予約番号を入力すると、その絵柄をプリントアウトできるオンデマンドプリントサービスとして人気を博している。ブースでは「プリントキャラマイド」のサービス例として『妖怪ウォッチ』『鬼灯の冷徹』『七つの大罪』が紹介されていたが、『妖怪ウォッチ』は妖怪新聞、『七つの大罪』はコミックス新刊に合わせたブックカバーをダウンロードできる。そんな「プリントキャラマイド」をさらに活用するためのスマートフォン用新サービスが「とるキャラマイド」。「とるキャラマイド」のアプリは、App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードが可能。絵柄は1枚200円で購入することができ、写真撮影のフレームに使用したり手持ちの写真データと合成、スタンプや文字でデコレーションすることができる。「とるキャラマイド」ならではと言えるのが、キャラホビ当日の8月22日にスタートした「場所・時間」限定絵柄配信。今回のキャラホビでは「とるキャラマイド とるシカ キャラホビ2015に来ました。」と「とるキャラマイド アイドリッシュセブン~DEBUT!~」を限定配信。幕張メッセ国際展示場周辺に8月29日~30日にチェックインし、それぞれの絵柄を購入すれば、セブン‐イレブン店頭のマルチコピー機からプリントアウトすることができる。さらに「とるキャラマイド」の購入ごとにもらえるバンプレIDを入力すると、「モバイルチャンス」で「プリントキャラマイドコレクションブック」などがプレゼントされることが紹介されていた。今後の場所・時間限定配信としては、8月29日~30日に北海道・登別温泉で開催される"「鬼灯の冷徹」×登別温泉 地獄コラボ"で「とるキャラマイド 登別×鬼灯の冷徹2015」を配信、8月30日にパシフィコ横浜で開催される「ハイキュー!!祭り!」で「とるキャラマイド 一番くじ ハイキュー!!祭り!~forプリントキャラマイド~」の配信を予定している。イベントの思い出や、聖地巡礼の一貫としての今後の展開にも注目が集まる。
2015年08月24日電算システムは8月24日、視聴者を限定して、録画した動画やライブ中継を安全に配信可能なクラウド型サービス「Bizclasstreamの提供を開始した。同サービスは、限られた利用者に映像を配信することを前提に設定された高い安全性と拡張性を備えており、モバイルデバイスを活用してセキュアにいつでもどこでも映像の配信や視聴が行える。視聴の制限は、所属部署・履修科目・会員種別などの分類に基づき、視聴者および動画ごとに行える。セキュリティ対策として、動画はストリーミング方式が採用されており、ダウンロードやデータの抜き取りは不可となっているほか、SSL対応/暗号化/透かし表示といった外部に対する漏洩対策もなされている。録画した動画に加え、ライブ中継によるリアルタイムな動画配信にも対応している。同サービスは「スタンダードプラン」と「スモールプラン」が用意されている。「スタンダードプラン」は、基本料金に転送量300GB(推奨画質800kbpsで約870時間分)を含み、超過した場合の料金は100GB当たり1万円(税別)となっている。月額料金は、視聴可能なユーザー数が1000の「スタンダードプラン1000」が10万円、視聴可能なユーザー数が3000の「スタンダードプラン1000」が12万円(いずれも税別)「スモールプラン」は、視聴可能なユーザー数が30の「スモールプラン30」が3万円から(税別)。
2015年08月24日