京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は7月28日、同社の広告配信サービス「KANADE DSP」が、adjustが提供するスマートフォン向け広告の効果測定・アナリティクスツール「adjust」と、CyberZが提供するスマートフォン広告向けソリューションツール「F.O.X」との連携を同日から開始すると発表した。「KANADE DSP」は、広告主のキャンペーン戦略に応じた広告配信を可能とする広告配信サービスで、ユーザごとの興味・関心に合わせて広告をパーソナライズする「パーソナライズリターゲティング」、潜在顧客を抽出し自社サイトへの訪問を促す「オーディエンス拡張」、狙ったセグメントへのブランド認知を促進する「プロファイルターゲティング」などを行う。今回の連携により、KANADE DSPで広告主のアプリインストール訴求の広告配信を行った際に、KANADE DSPの管理画面上で広告クリック数やインストール数、インストールあたりのコストなどの基本的な効果測定が可能となる。また、KANADE DSPが提供するユーザの性別や年齢などのデモグラフィックやインタレストに合わせて広告を配信する既存配信メニューと組み合わせることで、広告主のターゲット層への効率的なアプリインストール訴求を支援するという。
2015年07月29日ジャストシステムは23日、有料動画配信サービスに関するアンケート調査の結果を公表した。これによると、今秋日本でサービス開始予定の「Netflix」について、知っていると答えた人は30.5%だった。調査は同社のセルフ型アンケートサービス「Fastask」にて実施し、10代から60代までの男女560名(男性283名、女性277名)から回答を得た。なお、調査結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合がある。有料動画配信サービスについて「利用している」「利用を検討している」「興味がある」と回答した人のうち、「Netflixを知っている」人は30.5%。年代別に見ると20代は45.4%、30代は44.4%で、若い世代の認知度が高いことがわかった。有料動画配信サービス利用のきっかけとしては、「視聴したいコンテンツがあった」が最も多く61.6%で、「無料トライアルがあった」(20.2%)、「いつでも好きな動画を視聴できる」(12.1%)が続いた。男女別で見ると、女性は「いつでも好きな動画を視聴できる」が20.5%と2番目に多いのに対し、男性は6.7%だった。女性は有料動画配信サービスについて、自分の生活スタイルに合わせて柔軟に利用できる点を評価しているようだ。利用者が視聴時に主に使用するデバイスは、「パソコン」が57.6%と過半数を占めた。10代に限っては「スマートフォン」と答えた人が38.9%と最も多く、「パソコン」は33.3%にとどまった。また、利用者のだいたい4人に1人(26.3%)は「よいサービスがあれば乗り換えてもいい」と回答。特に30代は37.5%と高い傾向にあり、Netflix参入後の動向が注目される。
2015年07月24日日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョンの在京民放5社は16日、テレビ番組の広告付き無料配信サービス「TVer(ティーバー)」を2015年10月から共同で開始すると発表した。視聴デバイスはPC、スマートフォン、タブレットなど。「TVer」は、ドラマやバラエティなどのテレビ番組を、広告付きで無料配信できるキャッチアップアービス。配信対象番組は各社10番組程度で、テレビ放送終了後から次回放送までの1週間程度、インターネットを介して再配信。各社の自社サービスや「TVer」からのサービスのほか、提携配信会社からのサービスも含めるとする。運営はプレゼントキャスト。公式が無料配信サービスを提供することで、増加している違法動画を撲滅する狙いもあるという。
2015年07月17日日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビの在京民放5社は、パソコンやスマートフォンなどに、無料でテレビ番組を配信するキャッチアップ(見逃し配信)サービス「TVer」を10月より共同で開始する。「TVer」は、在京民放5社で放送されているドラマやバラエティを広告付きで見逃し配信するサービス。各社、1週間に10本程度の番組をラインナップし、テレビ放送終了後、約1週間視聴できる。5社は、公式のサービスを拡大することで、違法動画配信の撲滅にもつながるとしている。サービスの提供開始は10月を予定しているが、ティザーサイトはすでにオープンしており、メールアドレスを登録すると、サービス開始に関する案内がメールで届く。対応デバイスは、PC、スマートフォン、タブレット端末を予定する。
2015年07月16日博報堂DYメディアパートナーズは7月14日、メディア企業等のコンテンツホルダーを対象に、動画事業に必要な機能をワンストップで提供する動画ビジネスマネジメントシステム 「VMS : Video Business Management System (以下、VMS)」を開発・提供することを発表した。VMSは、あらかじめ用意された汎用的なデザインテンプレートを選択し、基本情報を入力することでオリジナルの動画サイトを簡単に構築することが可能。動画サーバー・広告サーバーの提供や物販/Eコマース連携、DMP連携などの機能を通じ、ビジネスを多様な領域に拡張することできる。また、一つの動画サイト内での広告収益創造に留まらず、VMS導入済みのメディアサイトを複数ネットワーク化し、横断的なコンテンツ配信や広告主のオウンドメディアへのコンテンツ提供の推進、地域自治体との連携による地域コンテンツ拡充、観光誘致・インバウンド施策への活用など動画コンテンツの価値を最大化し、継続的に収益をもたらす好循環なビジネスモデル(メディアスパイラル思想)の構築も目指す。同システムにより、メディア企業やコンテンツホルダーは、初期コストをかけずに動画配信を開始し、動画広告収益の創造に積極的に取り組むことが可能になる。
2015年07月15日メディアフラッグの子会社であり、デジタルサイネージを中心とした店頭販促トータルソリューションの提供を行なっているimpactTVは7月13日、動画制作・配信アプリケーションを提供するスプラシアと共同で、インターネット上で簡単に動画・静止画を販促用コンテンツに編集できるサービス「impactTV×sprasiaSTUDIO:CocoMovie(ココムービー)」の提供を開始した。動画による店頭プロモーションは、大きなアイキャッチ効果を発揮する販促ツールとして注目されている。購買決定率は、季節に合った利用シーンのリコメンドを行うことで向上されるため、季節・販促計画に合わせて複数の動画を制作するのが重要だという。しかし、そのためには外注費、コンテンツ更新作業等の負担が課題となる。今回impactTVが提供する「impactTV×sprasiaSTUDIO:CocoMovie(ココムービー)」は、インターネット上で簡単に動画・静止画を販促用コンテンツに編集することができるサービスだ。これにより、プロモーションをより効率的・効果的に実施できるという。「CocoMovie」は、2011年から提供されている動画編集アプリケーションだ。サービス開始以来、これまでに100万件以上のプロモーション動画の制作で使われているという。販促に特化したテンプレートを豊富に備えており、プロ並みの動画が簡単に作成できるのが特徴。選択したテンプレートの演出に沿って写真・動画、音楽やキャッチコピーを挿入するだけで、誰でも簡単に短時間で動画を作成できる。テンプレートはスプラシア社の店頭販促動画ノウハウを凝縮しており、販促の目的別切り口で整理されている。たとえば、「飲食店のメニュー紹介」「店内設備紹介」「スタッフ紹介」「流通店舗での売れ筋ランキング」など、作成者のアイデアを自然に湧出させる構成となっているため、ゼロベースで知恵を絞る必要がなく効率的な作成が可能となる。
2015年07月13日タクスタは9日、フィルター加工機能を搭載した個人ライブ配信アプリ「宅スタ」を公開した。App Store、Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。「宅スタ」は、ユーザーがスマートフォンで撮影する動画を24時間、リアルタイム配信できるアプリ。リアルタイム配信サービスとしては、国内初だというフィルター加工機能を搭載している。サービス開始時点では、美肌効果のあるものなど、4種類のフィルターが利用できる。ログインは、Twitterアカウントからも可能で、ライブ配信や動画へのコメント、スタンプ投稿など、動画を通したコミュニケーションを行える。Twitterアカウントは、最大3つまで切替えて利用することができ、アカウントごとに配信内容やテーマを使い分けられる。Twitter上で配信告知ができる機能、朝・昼・夜の時間帯別視聴ランキング機能も搭載している。そのほか、24時間の有人監視体制による不適切なコメントの削除や、禁止ワードの自動フィルタリング機能、ユーザーからの通報機能、迷惑ユーザーのブロック機能など、ユーザーをサポートする機能も用意されている。
2015年07月09日米Microsoftは6日(米国時間)、29日発売予定の「Windows 10」で提供する音楽と動画サービス/アプリを発表した。ともにXboxブランドで展開してきた音楽と動画サービス/アプリのリニューアルとなり、「Groove」および「Movies & TV」としてローンチする。音楽では「Xbox Music」をリニューアルし、Grooveとして提供する。Xbox Musicの機能に加え、メニュー、ナビゲーションを新たにし、マウスやキーボードを使った操作とタッチの両方で、Windows 10で音楽を聴いたり音楽ファイルの管理を改善するという。操作の例として、ピンチでのズームインとズームアウト、楽曲ドラッグによるプレイリスト作成、タスクバーアイコン上のホバリングによる制御、右クリックでのスタートメニューへのピン留めなどを挙げている。カスタマイズでは、気分に合わせてテーマを明るくしたり暗くする、Windowsの設定からアクセントカラーを選択する、などの機能を用意するという。オンラインクラウド「OneDrive」も統合した。これにより、クラウドにある音楽ファイルにアクセスしたり、Appleの「iTunes」で購入した楽曲を含むMP3ファイルのアップデートなどが容易に行えるという。AndroidとiPhone向けのGrooveアプリも用意し、対応デバイスからアプリを介して音楽にアクセスできる。これらアプリはまもなく公開予定としている。音楽ストアも「Groove Store」として展開する。これに伴い、「Xbox Music Pass」として提供していた音楽ファイルのダウンロードとストリーミングのサブスクリプションサービスは「Groove Music Pass」に改名、月額9.99ドル(年額99ドル)で提供する。Xbox Music Passユーザーは変更手続きなしに自動的にGroove Music Passに移行できるという。映画とTVでは「Xbox Video」をリニューアルしたMovies & TVを用意する。Groove同様、マウス・キーボードとタッチの両方で使い勝手がよく高速な操作を実現するという。TV、映画の再生や管理だけでなく、個人で作成した動画もインポートして利用できる。新たに、.mkv拡張子にも対応した。「Windows Store」と統合することで、Windows Storeで購入やレンタルしたTVや動画にアプリからアクセスできる。Windows 10、Xbox、Web上でアプリを起動して動画を途中まで閲覧し、ほかの端末で途中から再生できるという。Groove、Movies & TVともに29日のWindows 10ローンチに合わせて提供する。「Windows Insider Build」登録ユーザーは、次にリリースするビルドで両サービスをテストできるとのことだ。
2015年07月07日ソフトバンク、ヤフーは1日、Y!mobileのスマートフォン・タブレットユーザー向けに、動画コンテンツや電子書籍が見放題になるオプションサービス「エンタメパック」を提供開始した。利用料金は月額税別500円。「エンタメパック」は、GYAO!の動画配信サービス「PLUS会員」と、Yahoo!ブックストアの「読み放題」がセットになったオプションサービス。動画は、映画、アニメ、ドラマ、お笑いなどGYAO!の約5万本の動画コンテンツが見放題になるほか、PLUS会員向けの特選映像が一部を除きCMなしで閲覧できる。電子書籍は、コミック、書籍、雑誌など約2万5,000冊が読み放題となる。対象となるのは、「スマホプランS/M/L」に加入しているY!mobileのスマートフォン・タブレットユーザー。全国のワイモバイルショップおよびワイモバイル取扱店、ワイモバイルカスタマーセンターで申し込みできる。
2015年07月01日農業ベンチャーのアグリメディアは6月30日、キューズが提供する、ミエファーム(農園利用者向け画像配信サービス)の導入に向け、農園利用者を対象にトライアルを開始すると発表した。農園に設置する通信機器は、ソフトバンクモバイルが提供し、ワイモバイルブランドの通信回線を経由して配信される。サービスは、農園の区画内に画像配信端末を設置し、毎日定期的に撮影した画像を利用者のスマートフォンやパソコンへEメールで送信するもの。また、人感センサーで不審者が敷地内に侵入した際にもEメールで通知する。画像配信端末は、風雨に強いステンレス製で、スタイリッシュなデザインの筐体。乾電池駆動なので、屋外など電源が引き込めない場所への設置が可能であり、PHSを使用した省電力設計となっている。トライアル期間は7月11日(予定)~10月31日で、費用は無料。実施場所は川崎多摩のシェア畑で、台数は5台(希望者先着順)となる。
2015年07月01日企業向け動画配信の米クムは6月25日、富士通と販売パートナーシップを締結したことを発表した。富士通は、2014年に16万人以上の自社の従業員向けにクム社のエンタープライズビデオソリューションを導入し、富士通社内情報コミュニケーションシステムの一つに、クムのエンタープライズ ビデオ ソリューションが採用されている。そのソリューションを販売するため販売パートナーシップを締結した。富士通によるクム社のソリューションの販売については、クム エンタープライズ ビデオ プラットフォームの全機能が含まれ、保存されたすべての動画の音声から、話した言葉を文字で検索することができるスピーチ サーチ機能や、社内外のあらゆるネットワークで、ビデオ配信を最適化するQumu VideoNet Edgeソフトウェアなど、エンタープライズ ビデオ プラットフォームをリードする先進的なソリューションを活用できる。
2015年06月25日米Googleは6月23日(現地時間)、音楽配信サービス「Google Play Music」米国版に、広告付きの無料ストリーミング音楽配信サービスを提供した。「Google Play Music」は、3,000万以上の楽曲を広告なしでストリーミング再生したり、自分が持つ楽曲をオンライン上に保存したりできるサービス。料金は月額9.99ドル。今回新たに、広告付き無料版の配信を開始し、無料のラジオステーションをストリーミング再生できるようになった。音楽のキュレーション機能は、2014年7月に買収した音楽ストリーミングサービス「Songza」をベースとし、ジャンル、年代、ムード(気分)、アクティビティといった分類による検索や、プレイリストの作成などが可能。有料版では曲のスキップやオフライン利用も可能だが、無料版では曲のスキップは1時間あたり6回まで可能で、ストリーミングのみの提供となる。リリース時点ではWeb版のみ対応するが、今週中にAndroidアプリとiOSアプリにも展開される。日本での展開は未定。
2015年06月24日モイは24日、同社が運営するライブ配信サービス「ツイキャス(TwitCasting)」配信用アプリ「ツイキャス・ライブ」iOS版にて、新機能「まわし撮り機能」「なめらかモード」を追加した。対応OSはiOS 7.1以降。「まわし撮り機能」は、スマートフォンを横に倒し、画角の広い横画面での配信が行える機能。従来、配信中にカメラを傾け横画面で配信した場合、視聴側では映像自体が横向きになっていたが、今回追加された「まわし撮り機能」では、横画面で配信しても視聴側は縦画面で固定される。これにより、広い画角でのライブ配信が行えるため、カップルや友人同士など、複数人での配信が行いやすくなった。「なめらかモード」は、新コーデックの採用により、通常時(150~300kbps程度)の半分の帯域(88kbps~240kbps程度)でも、画像・音声をなめらかに配信できる機能。これにより、通信速度が制限された状態や、旅行先、地下鉄など、電波環境が悪い場所でも、従来よりスムーズに高品質の配信ができるようになった。このほか、海外ユーザーの拡大を狙い、iOS版「ツイキャス・ライブ」のインタフェースを新デザインに変更した。5月にアップデートした視聴用アプリ「ツイキャス・ビューワー」で採用した新UIと同じく、フラットデザインとなっている。同社は"誰でも簡単に配信できる"ことがツイキャスの特徴であり、「ツイキャスらしさ」と位置づけている。今回の「まわし撮り機能」や「なめらかモード」の実装により、「通信環境や画角などの問題をユーザーが気にすることなく配信できるようになった。(誰もが簡単に配信できるという)理想に近づくアップデート」としている。
2015年06月24日JMSは6月23日、動画広告の長さ1秒に付き料金が2円の従量課金型でスポーツを支援するサービス「スポクリ動画広告」をリリースした。「スポクリ」とは、クリック課金型の広告を利用したスポーツ支援の仕組みで、スポクリ上で1クリックされるごとに1円がスポーツチームの支援金となる。競技人口が少なく、観客動員も少ないマイナースポーツはこれまで、スポンサーを見つけるのが非常に難しかったが、同サービスによりスポンサー(広告主)は、インターネットユーザーに自社サイトを見てもらう機会を得ることができ、スポーツチーム側は同広告費用の一部を支援金として使用することが可能となる。このたび提供を開始する「スポクリ動画広告」では、単にスポンサー(広告主)のWebサイトを表示するのではなく、動画コンテンツを見てもらうことで、サービスや商品の訴求力を高めることが可能。加えて、動画閲覧後、インターネットユーザーがWebサイトに訪問しない場合は費用が発生しないという。同広告の費用は、(動画秒数×2円)×クリック数で算出。最低5,000クリックからで、費用の上限も設定できる。例えば、10秒の動画広告が5,000回クリックされた場合は、(10秒×2円)×5,000で10万円(税別)となり、そのうち5万円をスポーツ支援費用に回す仕組みだ。
2015年06月24日●作業時間やスキルにあわせて選べる、3つの編集モード最近は個人だけでなく、企業などでもブランディングやマーケティングの一環として積極的に動画のネット配信を行うようになってきた。スマートフォンなどでも簡単に動画撮影ができる一方で、ビジネスで扱うような品質の動画制作となると、途端にプロに外注する領域の話になってしまう。ならば、小さな企業や事業主が予算のない中で動画を使った展開はできないものか?そこで選択肢となってくるのが、動画制作が未経験でも誰でも簡単に動画の表現力を手に入れられるソフトウェア、デジタルステージ「PhotoCinema」だ。「PhotoCinema」は、デジタルカメラやスマートフォンで撮影した動画や写真を使って、簡単操作で本格的なムービーを作ることのできる動画作成ソフトだ。同社には、「映画のように、写真を観よう。」をコンセプトに、2002年から3代にわたってリリースされてきたフォトムービー編集ソフト「LiFE with PhotoCinema」シリーズがあるが、この「PhotoCinema」は、動画編集の機能をより充実させた、新たなコンセプトの製品として開発されている。○初心者に易しく、作品づくりを楽しめる新機能一見難しそうに思われる動画編集だが、「PhotoCinema」には、専門的な知識や経験がなくても、動画制作を気軽に楽しみながら作品づくりができる機能や仕掛けが盛り込まれている。そのなかで最もユニークなのが、インターネット経由で仲間や関係者から動画素材の投稿を募る「コラボ機能」だ。欲しい素材や締め切りなどの依頼内容をまとめたWebページを自動生成し、発行されたURLを共有することで利用できる。友人たちのお祝いメッセージを集めたり、離れた場所の風景素材を一斉に集めたり……といったさまざまな使い方ができるし、企業であれば、ユーザーに向けて製品レビュー動画を募集したり、ファンの声を動画で投稿してもらったりといったキャンペーンにも利用できるだろう。その他にも、PhotoCinemaならではの便利でユニークな機能がある。リズムに連動したダイナミックな動画を簡単に作成できる「タップ機能」だ。選択した音楽のリズムに合わせてタップすることでテンポの値(BPM)を取得し、テンポに連動した形で動画や写真などが入る時間枠「フレーズ」を自動生成してくれる。ミュージックビデオはもちろん、それ以外のジャンルの動画でも、映像と音楽がリンクした動画は観る者に与えるインパクトが大きい。細かなクリップの時間調整をしなくても、そうした動画を作成できるのは画期的だ。○作業時間やスキルにあわせて選べる、3つの編集モード「PhotoCinema」には、3つの編集モードが用意されている。あらかじめ演出やストーリー展開が設計されたテンプレートを選び、自分の動画や写真を入れるだけで完成する「シナリオモード」、素材を入れるだけで動画が自動生成され、そのあとに写真の順番やエフェクトなどをカスタマイズできる「おまかせモード」、構成からエフェクトなどの細部まで最初から自分で設定する「じぶんでモード」。自分のスキルや作業時間などにあわせて選択すると良いだろう。試しに、「おまかせモード」を選んで動画を作ってみた。 まず最初にフレーズセット(動画の動きや効果を決めるセット)を選び、音楽ファイルを選択。あらかじめサンプル曲が用意されているほか、自分のPCの内の音楽データも読み込むことができる。想定している上映時間に合わせて、1曲のうち使用する部分をトリミングし、「タップ機能」でBPMを取得。続いて、写真や動画の入ったフォルダを選ぶと、「おまかせ編集」の自動処理ウインドウが開き、動画や写真をテンポにあわせて並べてくれる。あとは、それぞれのフレーズを入れ替えたり、テキストやエフェクトを加えたりするだけで、動画作品を仕上げていくことができる。●インターネットへの配信もソフト上から簡単に○操作は簡単だが、アレンジは多彩で本格的もっと自分好みの演出をしたい場合には、さまざまな編集機能を使うことができる。 フレーズごとに、写真や動画のレイアウトを決める「シーン」、タイトルや字幕を入れる「テキスト」、特殊効果を加える「エフェクト」を設定できる。例えば、複数の動画を分割された画面内で同時再生させたり、動画をスライドさせたり、フレームのなかで動画が再生されているように見せたり、動画のうえに別の画像や動画を重ねたりと、さまざまな表現が可能だ。特に、レイアウトやエフェクトのバリエーションはかなり豊富なので、色々な機能を試して凝った動画を作ってみたくなるだろう。また、「ちょっとこの写真を加工したいな…」といった時は、設定画面から「SiGNで編集」をクリックすると、付属の画像編集ソフト「SiGN Pro」が立ち上がる。写真の色や明るさの補正、テキストや図形の追加、複数の写真の合成といった処理を行い、フレーズに反映させることができる。別途グラフィックソフトを導入しなくても、画像の加工をシームレスに行うことができるのはありがたい機能だ。○インターネットへの配信もソフト上から簡単に作成した動画は、最大でフルHD(1080p)画質の書き出しが可能なほか、ソフト上からYouTube、Vimeo、Facebookなどへも直接アップロードできる。6月11日からは無償アップデータが提供され、同社のWeb制作ソフト「BiND クラウド」または「BiND for WebLiFE 7」と連携することで、作成した動画をWebページの背景として貼り付けることもできる。最近のWebデザインのトレンドである、大型の動画バナーやフルスクリーンの背景動画なども、簡単に実現できる。「PhotoCinema」は、「ペット」「トラベル」「子供の成長」「送別会」「ミュージックビデオ」「カフェ」と、幅広い6種類のテンプレートを標準で収録している。この「PhotoCinema」に加え、結婚式向けの用途に特化したテンプレートや素材を収録した姉妹モデル、「PhotoCinema Wedding」もラインアップ。さらに、レポートやプロモーションビデオなどのビジネス用途での動画に特化した追加テンプレート集「CiNEMA BOX」が発売されたばかり。動画に不慣れな人でもテンプレートの力でさまざまな表現に挑戦できるのではないだろうか。SNSなどでの拡散を狙って動画コンテンツを発信するのが当たり前になっている現在、動画制作を専門の業者に発注するほどの予算はないが、個人や担当者レベルで「何とかして、見栄えのいいプロモーション動画を作りたい」というニーズは確実に高まっている。「PhotoCinema」は、動画制作の初心者にもやさしい設計で、価格も14,800円(税別)と、動画編集ソフトとしては比較的気軽に導入しやすい。「動画時代」のニーズにマッチした新製品といえるだろう。実際にソフトを使ってみると、初心者でも本格的な動画を簡単に作成できるような工夫が随所に感じられるし、1本の動画作品を自分で作り上げる楽しさや充実感も味わえる。もし、使い始めるきっかけが仕事のためだったとしても、送別会や同僚・友人の結婚式などのシーンでも充分活用できるはずだ。
2015年06月22日Googleは18日(米国時間)、ニュース動画のキュレーションサービス「YouTube Newswire」を公開した。主に報道関係者に向けたサービスで、ユーザーに情報の信憑性が高い動画を提供することを目的としている。YouTube Newswireは、YouTubeに投稿された動画の中からニュース動画として価値のあるものをピックアップし、テーマ別に集約して提供するサービス。動画の検証は米Storyfulが行い、情報の信憑性が認められたものだけを掲載する。YouTubeの公式ブログでは、Twitterやメールマガジンで新着動画の情報を配信予定だとしている。また、今秋には情報検証力を高めたり、著作権や倫理責任などを学べるコンテンツを提供するWebサイト「The First Draft Coalition」を発足する予定だ。同サイトは「First Draft」と呼ばれるジャーナリズムの専門家集団により運営される。このほか、Googleは人権問題などセンシティブなニュースの動画を扱うWebサイト「WITTNES Media Lab」を発表している。
2015年06月19日C Channelは6月18日、ファッションやヘアメイク、フード、トラベルなどの情報を動画で紹介する動画ファッション雑誌「C CHANNEL」にて、ニューヨーク・ソウル・台北・バンコク・シンガポールといった海外5拠点からの動画の配信を開始した。同サービスはこれまで、国内の都内を中心にクリッパーと呼ばれるタレントやモデルなど約100名と契約し、動画配信を行ってきた。昨今、日本語版の動画に対する海外アクセスが増加していることから、今回の海外拠点拡大を実施。海外在住の外国人および日本人が各現地語もしくは日本語での配信を開始する。同社は今後、日本在住の外国人による英語配信も強化し、インバウンド・アウトバウンドの市場拡大に向けた展開も視野に入れ、ビジネスを展開していく考えだ。
2015年06月18日アメリカ発の世界最大の動画配信サービスで、この秋より日本上陸を発表している「Netflix(ネットフリックス)」の日本戦略に関するプレゼンテーションが6月18日(木)に新設された青山のオフィスで開催された。会見には同社の日本法人代表のグレッグ・ピーターズ、大崎貴之氏(日本副社長)らが出席し、多くの報道陣が詰めかけた。Netflixは前日にフジテレビで行われた記者会見にて、フジテレビとのコラボレーションにより、同局の人気番組「テラスハウス」の新作、およびオリジナルドラマ「アンダーウェア(英題:Atlier)」をいち早く「Netflix」においてプレミア配信することを発表したばかり。この日は、システム面での日本のTV対応や今後のマーケット戦略について語られ、記者からの質問にも答えた。有料オンライン配信サービスの“黒船”とも言われ、今後、日本のコンテンツ業界や民放各局も対応を迫られると言われる「Netflix」。現時点では秋のサービス開始ということが発表されているが、この日も具体的な日程に関しては明言されず、視聴のための金額(米では画質によって7.99ドル、8.99ドル、11.99ドルの3段階)に関しても、あくまで「日本のマーケットに合わせた金額で検討する」とだけ発表された。一方で、システム面に関しては6年前より家電業界などと話を進めてきており、すでに今年2月に発売のTVのリモコンには「Netflix」のボタンが搭載されているなど、サービス開始に向け準備は万端のよう。「Netflix」の特徴、強味ともいえる、個人の視聴記録に合わせて好みの作品やジャンルをリコメンドする「おすすめ機能」は日本版でも装備されているという。ピーターズ社長は日本のマーケットについて「日本独自のローカルコンテンツが強い興味を持たれている市場」と分析する一方で「日本の多くの視聴者に、海外の素晴らしいコンテンツに触れていただくチャンスともとらえている」と語る。すでに日本では日本テレビ傘下の「Hulu」やドコモの「dTV」などが先行してサービスを開始しているが、この点に関しては「日本でのビデオ・オンデマンドはまだまだこれから。存在を知っていても使用してない人も多く、まだスタート地点にあると思っています」とこれから先行サービスに追いつくことは十分に可能だとの認識を示した。昨日、発表されたフジテレビとのコラボレーションのみならず、日本オリジナルコンテンツをどのように展開していくかも気になるが、大崎副社長は「粛々と進めている」と明かし「5年、10年、50年という長期間で考えているので、秋のローンチ時に合わせてではなく、長いスパンでグレートストーリーをパートナーと作って届けていくようにしたい」と長期的視野に立ったコンテンツ制作を掲げた。(text:cinemacafe.net)
2015年06月18日フジテレビは6月17日(水)に行われた会見で、この秋より日本の市場に参入する米の世界最大のインターネット動画配信サービス「Netflix」向けに人気番組「テラスハウス」の新作とドラマ「アンダーウエア」(英題:Atelier)を制作/供給することを発表した。この日、フジテレビにて記者会見が行われ、フジテレビの大多亮常務取締役とNetflixのグレッグ・ピーターズ代表取締役社長が出席した。Netflixは50か国で展開し、6,200万人もの利用者数を誇る有料の動画配信ネットワーク。低額の月額定額制を導入し米を中心に爆発的に利用者数を増やしてきた。すでに、この秋より日本でのサービスを開始することが発表されているが、日本での開始に合わせてフジテレビとの共同制作による2作品が独占プレミア配信(先行)されることになる。「テラスハウス」は海辺のシェアハウスで男女が共同生活を送るさまを記録した、台本なしのリアリティショートして2012年から2014年にかけて放送され、10代、20代を中心に高い人気を誇った。今年2月には劇場版『テラスハウス クロージング・ドア』が公開され、観客動員数100万人超、興行収入12億円という、この種の映画としては異例の大ヒットを記録し、ファンからは続編を望む声が上がっていた。新作は「TERRACE HOUSE NEW SEASON COMING」(仮)として、新たなメンバーを募集し、新たなシェアハウスで展開される予定。なお本日より世界中を対象に、新たな入居者の募集も開始された。大多常務は「Netflix」とのコラボレーションについて「オリジナルコンテンツを作れないか?という申し出をいただいて、フジテレビからも提案させていただいた」と説明。そして「コンテンツに対する愛情が深いこと。ターゲットが10打、20代の若い層であり、フジが得意とするターゲットを重なること」をコラボを受け入れた理由として語った。ピーターズ社長はフジテレビについて「素晴らしいコンテンツクリエイターであり、多くの視聴者を抱えており、加えてTVの未来へのビジョンを持ち、革新的なことをやろうとするチャレンジ精神を持っている」とパートナーとして選んだ理由を明かした。その上で「テラスハウス」の新作を共同で制作・配信することについて「我々にとって新しいジャンル。非常に熱いファンがいるということが魅力であり、世界に配信する大きなチャンスであり可能性を秘めている」と日本のみならず、世界配信を念頭に置いていることも明かした。大多常務も同番組がYouTubeで2億回を超える再生回数を誇り、Yahoo!の2013年の検索ワードとしても「あまちゃん」「半沢直樹」に次ぐ3位だった点に触れ「ネットとの親和性が高い」と強調。番組は「Netflix」で先行プレミア配信されたのち、フジテレビの地上波、BS、CSで放送されるほか、同局の有料ネット配信サービスで番組ごとに課金される「フジテレビオンデマンド」でも配信される予定だという。また、もう一つのオリジナル連続ドラマ「アンダーウェア」は下着業界に就職したヒロインが成長していくさまを描く作品で、こちらも今秋の配信開始が予定されている。ピーターズ社長は、有料チャンネルが当たり前の欧米と比べ、無料放送が圧倒的な割合を占める日本でのビジネスの勝算について尋ねられ「(無料の)TVと同じ充実したコンテンツを送り届けることが重要。素晴らしいコンテンツを見たい人は、そこにお金を払うという確信を持っている」と自信をのぞかせる。大多常務によると、製作費は従来の地上波ドラマと同等とのことで、作品の著作権はフジテレビに帰属する。今回のコラボレーションによるネット配信がTV離れを加速させるのでは?という声には「社内にも懸念の声はある」と認めつつ「柔軟性を持ったコンテンツを作っていかなくては廃れる一方。こういうことをやっていかないと(TV離れは)さらに加速すると思います」と語った。(text:cinemacafe.net)
2015年06月17日動画配信サービス「Netflix」を提供する米Netflixは17日、今秋から日本でサービスを開始するにあたり、フジテレビジョンが制作するオリジナルコンテンツ「TERRACE HOUSE NEW SEASON COMING」(仮)と、連続ドラマ「アンダーウェア」を配信すると発表した。「Netflix」は、米Netflixが運営する動画配信サービス。世界50カ国で展開しており、会員数は約6,200万人に上る。PCやスマートフォン・タブレット端末などで視聴できる。日本では、今秋よりサービスが開始する。「TERRACE HOUSE NEW SEASON COMING」(仮)は、2012年10月から2014年9月にかけてフジテレビ系列で放送されていた、シェアハウスで同居する男女6人の様子を追った「テラスハウス」の新作となるもの。17日からは、新メンバーとなる住人の募集を開始している。「アンダーウェア」は、銀座の下着メーカーに就職した女性が主人公のオリジナルドラマ。主人公が戸惑いながらも奮闘、成長していく「お仕事系青春小説」ドラマに仕上がっているという。いずれの作品も「Netflix」で独占先行配信した後、地上波での放送に加え、動画・コミック配信サービス「FOD・フジテレビオンデマンド」で配信していく予定。米Netflixの代表取締役社長であるGreg Peters氏は、「Netflixは、この秋に日本でのサービスを開始する。日本の皆様に私たちのサービスを楽しんで頂くために日本のコンテンツはとても重要だと考えており、今回、特に若者から支持のあるコンテンツ制作に定評のあるフジテレビと日本での第一弾の取り組みが出来たことを大変に嬉しく思っている」とコメントを寄せている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月17日定額制音楽配信サービス「AWA」のiOSアプリの最新版がリリースされた。Apple TVでのAirPlayに対応するなどの改良を図った。最新版はバージョンは1.0.2となる。最新版では、AirPlayへの対応のほか、音源の音量調整機能、スリープタイマー機能の追加、その他操作性の改善、軽微な不具合の修正が行われている。
2015年06月17日LINEは15日、定額制の音楽配信サービス「LINE MUSIC」のダウンロード数が、公開2日目となる12日時点で100万件を突破したと発表した。「LINE MUSIC」は、11日より公開された150万曲以上をラインナップする定額制オンデマンド型音楽配信サービス。好きな楽曲を検索して再生できるほか、複数の楽曲を選択して、任意のプレイリストを作成できる。「LINE」アプリとの連携にも対応しており、楽曲やプレイリストを「LINE」の友だちと送り合うことも可能となっている。公開2日目となる12日時点で、ダウンロード数が100万件を突破したほか、累計楽曲再生数は1,200万回、「LINE」アプリのトークへのシェアは39万回、プレイリストの累計作成数は60万件を突破したという。料金プランは、有効期間が30日間で、全ての機能と20時間分の楽曲が聴ける月額500円の「ベーシックプラン」、同じく30日間、全ての機能利用と時間無制限で楽曲が聴き放題になる月額1,000円の「プレミアムプラン」が用意されている。非課金でも利用することはできるが、1曲の再生時間が30秒の試聴のみになるなど機能が制限される。また、学生ユーザー向けに「学割」も用意されており、月額300円から利用できる。専用アプリは、Google Play、App Storeよりダウンロードでき、8月9日までは無料で全機能が利用可能。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月15日ソフトバンクモバイルが提供する無料ニュース動画アプリ「スマトピ」で配信中の動画「すれちがい美女」に、女性6人組アイドル・ユニット「ゆるめるモ!」の「あの」さんバージョンが追加され公開されている。「すれちがい美女」は、女性とすれ違う瞬間を再現したスマートフォン向けの動画コンテンツ。ソフトバンクモバイルの「スマトピ」にて配信されている。12日からは、「すれちがい美女×スマトピ×アイドル」と題したオリジナル企画がスタートし、女性6人組アイドル・ユニット「ゆるめるモ!」の「あの」さん、「けちょん」さん、「ようなぴ」さんバージョンが公開されている。8月下旬までの間、ゆるめるモ! 以外のアイドルも登場するという。「スマトピ」は、ソフトバンクユーザー向けの無料ニュースアプリ。登録不要、月額無料で利用できる。対応端末は、iPhone、iPad、Android スマートフォン・タブレット。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月15日吉積情報とユニゾンシステムズ、KDDIの3社は6月11日、映像制作の制作会社向けクラウド型動画共有サービス「Cmosy(クモシィ)」 の提供を7月1日より開始すると発表した。サービスは、コンテンツファイル毎の共有権限を細かく管理することができ、プロジェクトチーム毎のグループを設定できるためセキュリティの確保に対する利用者の操作負担を低減できる。また、吉積情報が「Google Cloud Platform」を用いて開発した「アップローダ」「共有便」「ファイル便」と、大容量の動画ファイルを容量無制限で保存できる「Google Drive for Work」を活用することで、簡単にファイルのアップロード・共有・配布が行える。ユニゾンシステムズが手がけている「STORM」を活用して、大容量ファイルを高速でGoogle Drive上にアップロードすることも可能だ。PC・スマートフォンなど多種のデバイスに対応しており、クラウド上で映像をプレビューする際に、mp4などのスマートフォンに対応したフォーマットに変換したり、動画サイズを変更するといった機能を実装した。Cmosyを利用するためには、KDDIが提供する「Google Drive for Work」の申し込みが必要。料金は、初期費用が5万円/契約、月額利用料2万9800円/5ユーザから。なお、高速ファイル転送ソフトウェア「STORM」は別途申込み(有料)が必要となる。
2015年06月12日●楽曲数をチェックLINEは11日、定額制の音楽配信サービス「LINE MUSIC」を公開した。5月にはサイバーエージェントとエイベックス・デジタルが同様のサービス「AWA」を公開している。それぞれのサービスはどこが違うのだろうか。楽曲数や料金プラン、独自機能などを比較していきたい。○楽曲数が多いのはどっち?まずは、楽曲数について。AWAは、サービス開始時点での具体的な楽曲数を公表していないが、2015年末までに500万曲としている点で、両サービスとも同じ。ただ2016年には、AWAは1,000万曲、LINE MUSICは3,000万曲以上としており、長い目でみると「LINE MUSIC」の方が充実していきそうだ。提供するレーベルやプロダクションの数は、「LINE MUSIC」の方が多くより幅広いアーティストに対応している。●料金プランをチェック○料金プランの違いを探る続いて用意されている料金プランについて。AWAでは、月額360円(予定)の「Lite Plan」、月額1,080円(予定)の「Premium Plan」、LINE MUSICは月額500円の「ベーシックプラン」、月額1,080円の「プレミアムプラン」と、どちらのサービスも2種類の有料プランを用意している。LINE MUSICには、学割が存在し、学生であればよりおトクに利用できる。サービス内容では、月額1,080円のプランが、どちらもフル機能を利用できる点は同じ。安価なプランは、若干仕様が異なり、AWAではプレイリストの作成ができないなど、機能を一部制限する代わりに時間制限などはない。一方LINE MUSICではフル機能が利用できるが、楽曲は30日間で20時間までという時間制限が設けてある。AWAの「Lite Plan」では、オンデマンド視聴(楽曲を検索して再生)に対応しておらず、任意のプレイリストが作成できない。既存のプレイリストの視聴に限られる点は注意した方がいいだろう。ただ、6,000以上のプレイリストが既に用意されており、お気に入りのものを見つけられれば、あまり気にする点ではないかもしれない。LINE MUSICの「ベーシックプラン」は、「Lite Plan」と比べ割高だが、フル機能が利用できる。20時間という制限があるが、単純計算で1日40分まで音楽が楽しめる。40分という時間は人によって評価が分かれるところだろう。また、両サービスとも有料プランを契約しなくても一応サービスの利用は可能だ。AWAの場合「制限時間付き」で利用できるとしているが、実際何分まで利用できるかなど詳細はアナウンスされていない。LINE MUSICは、1曲の再生時間が30秒まで、機能も一部制限と、あくまで“定額制”サービスとして打ち出したいという思惑が伺える。ちなみに、どちらも現在は無料でフルサービスを利用できるが、LINE MUSICはいつ始めても8月9日までなのに対し、AWAはサービスの利用開始時点から3カ月間お試しできる。●毛色の違う独自機能○プレイリストが強みのAWA次に、それぞれのサービスの特徴的な機能を見ていこう。まずAWAだが、「プレイリスト」が目玉機能となっている。ユーザーが自分で複数の曲からなるプレイリストを作成し公開できる。プレイリストには、タイトルや、説明文のほか、「Happy」、「Relax」、「Love」などのジャンルを設定可能で、プレイリストを検索する際にユーザーは自分の聴きたいジャンルを簡単に探せる。また、こうしたプレイリストは、一般ユーザーが作成したものだけでなく、アーティストや音楽プロデューサーによるものも多数公開されており、プロが選ぶ楽曲を手軽に楽しめるのも大きな売りになっている。そのほか、独自開発したというリコメンド機能により、ユーザーの再生履歴や行動から楽曲を提案してくれる。○音楽を“LINE”できるLINE MUSICLINE MUSICの特徴的な機能といえば、やはり「LINE」との連携だろう。お気に入りの楽曲を1曲単位でスタンプのようにLINEの友人にシェアできるほか、作成したプレイリストのシェアも可能となっている。「ちょっとこれ聴いてみて」と、気軽に友人に楽曲をおすすめできるのは、LINEならではの機能だ。そのほか、LINEの友人が聴いている曲をリスト表示する、「フレンズチョイス」機能も実装。友人の音楽嗜好がわかるのも、単に「音楽サービス」ではなく、「コミュニケーション」として利用してほしいというのがLINEの意向なのだろう。***ここまで、楽曲数や料金プラン、独自機能を紹介してきたが、どちらが優れているというわけではない。使い勝手についても、AWAのUIは、非常に洗練されていてオシャレだし、LINE MUSICのUIは、LINEに近く親しみやすい。さらに今後、AWAでは、今後FacebookやTwitterなどでプレイリストをシェアできる「シェア機能」やオフライン環境でも楽曲が聴ける「オフライン再生モード」などの実装を予定している。LINE MUSICもアップデートによる機能追加をしていくはずだ。せっかくどちらも無料でフル機能を試せるのだから、たくさん使ってどちらを利用するか見極めていくのがよさそうだ。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月12日LINE MUSICは11日、定額制のオンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」の提供を開始した。料金プランは月額500円で20時間、1,000円で時間無制限の2種類を用意する。8月9日まで利用料無料。LINE MUSICは、月額固定の利用料を支払うと、登録楽曲を聴き放題でストリーミング再生できる定額制の音楽配信サービス。ユーザーは各自でプレイリストを作成できるほか、利用シーンや音楽ジャンル別に提供される公式プレイリストを利用できる。6月11日現在、150万曲以上の楽曲ラインナップを用意している。また、メッセージアプリ「LINE」のトーク/タイムラインに楽曲やプレイリストを送信する「シェア機能」を持つ。送られた楽曲は、LINEのトーク/タイムライン上で直接再生できる(未契約ユーザーは再生30秒まで)。料金プランは、月額500円で20時間の楽曲聴き放題サービスが提供される「ベーシックプラン」と、月額1,000円で時間無制限の楽曲聴き放題サービスが提供される「プレミアムプラン」を用意する。また、学生ユーザーには「学割」が適用され、ベーシックプランを300円、プレミアムプランを600円で利用できる。アプリの対応OSはiOS 6.0以降、Android 2.3以降。ブラウザ版は7月中の提供開始を予定している。
2015年06月11日LINEは11日、150万曲以上をラインナップする定額制オンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」を公開した。月額500円、1,000円のプランが用意されている。同日より8月9日までは、全楽曲・全機能を無料体験できる。専用アプリはGoogle Play、App Storeからダウンロード可能。「LINE MUSIC」は、定額制のオンデマンド型音楽配信サービス。これまで、定額制の音楽配信サービスとして一般的だったラジオ型ではなく、好きな曲・アーティストを選択して再生やプレイリストの作成などを行える。サービス公開時には、国内外の人気アーティストの新譜を含む150万曲以上の楽曲をラインナップする。また、「LINE」アプリの友人やグループにトークルームから楽曲やプレイリストを送り合える「シェア機能」にも対応。送られた楽曲は「LINE MUSIC」アプリを介さずに、トークルーム・タイムライン上で直接再生することができる。そのほか、LINE MUSIC編成チームが厳選した邦楽、R&Bなどの「ジャンル」や、Party、作業用BGMといった「トピック」など、毎週追加される「公式プレイリスト」や、LINEの友人がよく聴いている楽曲が表示される「フレンズチョイス」機能などが実装されている。料金プランは、有効期間が30日間で、全ての機能と20時間分の楽曲が聴ける月額500円の「ベーシックプラン」、同じく30日間、全ての機能利用と時間無制限で楽曲が聴き放題になる月額1,000円の「プレミアムプラン」が用意されている。非課金でも利用することはできるが、1曲の再生時間が30秒の試聴のみになるなど機能が制限される。学生ユーザー向けには「学割」も用意されており、月額300円から利用できる。今後は、7月中を目処にブラウザ版の提供を予定。これにより、スマートフォンだけでなくPCでも楽曲の再生やプレイリストの作成が可能になるという。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月11日世界最大のインターネット映像配信ネットワークを提供する「Netflix」が2015年秋、日本でのサービスを開始することが決定。併せて、ブラッド・ピットが代表を務める制作会社「プランB」と「Netflix」が共同で映画を製作することが判明。主演ブラッド、監督・脚本デヴィッド・ミショッドの映画『ウォー・マシーン』(原題:War Machine)を、2016年に全世界の「Netflix」で独占配信・劇場公開されることが決定した。故マイケル・ヘイスティングスのベストセラー「The Operators: The Wild and Terrifying Inside Story of America’s War in Afghanistan」(原題)を原作とした本作は、容赦ない破壊工作の功績により地位を築き上げ、アフガニスタン駐留米軍を指揮するまでに登りつめた軍事司令部将軍を主人公にしたアクション大作。「不可能」と言われた戦闘への勝利を掲げ、斬新且つ過激な戦法を取る軍事司令部将軍と、寄せ集めの指揮官や報道官たちは世界を相手に戦い続け、多国籍軍による難しい要請やワシントンにおける政治、そしてスクープを求めるマスコミたちと対峙しながら、戦場という過酷な場所でも人との結びつきを求め苦闘する姿がリアルに描かれている作品だ。「Netflix」の最高コンテンツ責任者テッド・サランドスは「『ウォー・マシーン』は、アメリカの政治権力の中枢から、野望の赴くままに侵略した世界の至る場所で起きている、“戦争は誰によって決定されているのか?”という内幕を暴く、刺激にあふれた物語です。ブラッドとデヴィッドは完璧な制作チームとして、エンターテインメント性に溢れ、いまの時代だからこそ描けた、観るものを引き込む注目の映画を作り上げてくれるでしょう」と語った。2014年にも『フューリー』でも戦争を扱ってきたブラッドは「『Netflix』とこのようなエキサイティングな企画に関わることが出来、また最先端のコンテンツ制作とそれを世界中の視聴者にお届けする機会に参加できることを非常に嬉しく思います」。ガイ・スピアース主演の『奪還者』や『アニマル・キングダム』を手掛けてきたミショッド監督は「これほど壮大で、複雑かつ常軌を逸した戦争兵器とそれにまつわる人間たちを描いた大胆な大作映画の制作に携われたことに、私としても身の引き締まる思いです」と制作への意欲を語った。50か国以上で6,200万人を超える会員を抱え、オリジナルシリーズ、ドキュメンタリー、長編映画などを含め、1日1億時間を超えるTVドラマや映画を配信できる「Netflix」。数々の賞を受賞し、高い興行成績を記録した映画を数多く世に送り出している「プランB」とのコラボレーションに期待が高まる。『ウォー・マシーン』は2016年より「Netflix」で独占配信・劇場公開予定(※日本での劇場公開は未定)。(text:cinemacafe.net)
2015年06月09日米Appleは音楽ストリーミング市場へと参入し、同分野で圧倒的シェアを獲得しているSpotifyに対抗する。サービスは月額10ドルのサブスクリプション形式で、将来的にAppleが現在提供しているダウンロード型の音楽配信サービスの利益を削ってもなお新サービスのテコ入れを行うつもりのようだ。米Wall Street Journalが6月1日(米国時間)に関係者の話として報じている。WSJによれば、2003年にスタートしたAppleのiTunes Musicサービスは同社躍進の原動力の1つとなり、ダウンロード型音楽配信サービスにおける世界シェアは80~85%に達するという。一方で、現在急速に拡大しつつあるSpotifyは、オンデマンドで楽曲がインターネット配信されてくる、いわゆるストリーミング型音楽配信サービス市場で86%の米国内シェアを獲得しているという。これは(現在サービスインしていない日本などを除いて)世界シェアにおいても同様の傾向にあるといわれ、今後ストリーミング型音楽配信サービスの市場が拡大して従来のダウンロード型の市場を大きく侵食していく可能性を考えれば、Appleにとって憂慮すべき事態がやってくることは想像に難くない。そのため、Appleはストリーミング型音楽配信サービスの提供で自身のiTunes Musicサービスの売上が削られることになっても、新サービスのローンチを推進する意向だと関係者らは語っているという。新サービスの発表は来週米サンフランシスコで行われるAppleの開発者会議「WWDC」で行われると同紙は報じているが、詳細は不明だ。一方でiTunesやiOSデバイスの音楽アプリの更新が必要なこともあり、発表のみ6月で、実際のサービスインは9月以降となる可能性がある。また、ソフトウェアはiOS関連だけでなく、Androidアプリの形態でも提供する計画があるという。その意味で、新サービスはユーザーのMacやiOSデバイスへの囲い込みだけでなく、音楽配信サービスそのもので収益を上げることを念頭に入れている可能性がある。Appleのストリーミング型音楽配信サービス参入はすでに2~3年前から噂が囁かれており、前段のAndroidアプリ提供も昨年2014年春の時点で具体的な話が出てくるなど、計画の概要が比較的広範囲にわたって業界に流れるようになってから、少なくとも1年以上が経過していることがわかる。その後、Beats Electronics買収の話題が出たのが同年5月で、当時は「Beatsのヘッドフォンで30億と高い買い物をした」という意見の反面、「実はストリーミング型音楽配信サービス参入の足掛かりとして(子会社の) Beats Musicを獲得していた」という評価もあり、その動向に注目が集まっていた。とはいえ、Beats Music自身は30万ユーザーを抱えるのみの、音楽市場の規模に対しては依然として弱小サービスに留まっており、早急なテコ入れが必要なことは明白だった。後に英国の音楽トレンド解析の企業を購入しているが、これはBeats Musicテコ入れのための施策の1つだともみられていた。だがWSJでの関係者の話によれば、Appleの新サービスはBeatsとは併存する形で存在し、その後少しずつBeatsの顧客を新サービスへと誘導する方針を採るようだ。これではBeats Music獲得の意味は薄いように思われるが、同社買収によって創業者のJimmy Iovine氏をはじめとする音楽業界のコネクションが拡充され、後述のようなサービスの量から質への転換を図るきっかけにつながっているという話もある。新サービスでは月額10ドルのサブスクリプションに加え、一部楽曲をプロモーション的に期間限定で無償提供したり、著名DJとの契約による一種の音楽ラジオチャンネルのような仕組みを用意したりと、iTunes Radioに近い仕掛けも用意するという。一方でSpotifyやPandoraが提供しているような広告配信を組み合わせた無料サービスは提供しない可能性が高く、このあたりで音楽業界とうまくコラボレーションを推進していく方針なのかもしれない。
2015年06月04日フジテレビジョン(フジテレビ)と、オンライン動画サービス「Hulu」を運営する HJ ホールディングス合同会社はこのほど、それぞれの動画配信サービスにおいて、相互にコンテンツを調達・提供することに合意した。各サービスで配信を順次開始している。今回、Huluで配信が予定されているフジテレビのコンテンツは、「PSYCHO-PASS サイコパス」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「図書館戦争」「のだめカンタービレ」など、過去に同局の“ノイタミナ”枠で放送されたアニメ20作品。一方、フジテレビオンデマンドは、Huluで配信されている海外ドラマの一部の視聴が可能になる。具体的に配信が予定されているのは、「ウォーキング・デッド」「ダ・ヴィンチと禁断の謎」「ザ・ブリッジ~国境に潜む闇」「マスケティアーズ/三銃士」の4作品となる。フジテレビとの相互配信にあたって、Hulu・チーフ・コンテンツ・オフィサーの長澤一史氏は「Hulu に、在京6テレビ局のテレビコンテンツがいよいよ揃います。昨年より強化を図っている海外ドラマの国内最速配信や、今年4月より配信が始まったHuluのオリジナルコンテンツに加え、テレビ局コンテンツもさらに強化され、さらに充実することを大変嬉しく思います」と期待を語っている。なお、「Hulu」は月額933円(税抜)で約2万本の映画・ドラマ・アニメが見放題となるオンライン動画配信サービス。「フジテレビオンデマンド」は、フジテレビの放送番組に加え、映画、アニメ、フジテレビアナウンサーのオリジナル動画、コミックなど幅広いジャンルの作品を提供する総合エンターテイメントサービス。月額300円、500円、1,000円、2,000円(すべて税抜)のコースを用意している。
2015年06月03日